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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-18
(45)【発行日】2024-09-27
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240919BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020071550
(22)【出願日】2020-04-13
(65)【公開番号】P2021168062
(43)【公開日】2021-10-21
【審査請求日】2023-02-21
(73)【特許権者】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】弁理士法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 正道
【審査官】谷川 智秀
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-191625(JP,A)
【文献】特許第6262923(JP,B1)
【文献】特開2002-251518(JP,A)
【文献】特開2005-326972(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザにより購入された各食材の識別情報及び価格を含み、前記各食材の数又は量を含まない領収書データを取得する領収書データ取得部と、
各食材の購入場所ごとに、当該各食材の識別情報及び価格と、当該各食材の数又は量とを対応付けて記憶した記憶部と、
前記各食材が購入された購入場所を特定し、前記記憶部を参照して、取得された前記領収書データに含まれる各食材の識別情報及び価格と、取得された前記購入場所とに対応する、各食材の数又は量を推定する購入数量推定部と、
各料理を作るのに必要な食材の識別情報と該食材の数又は量を含むレシピとが対応付けられた料理情報からなるデータベースにおいて、取得された前記領収書データに含まれる1以上の食材を用いて、当該食材について推定された数又は量の範囲内で作ることが可能な料理の前記料理情報を検索する検索部と、
検索された前記料理情報を出力する出力部と
を備え、
前記領収書データには前記各食材が購入された購入場所の記載が含まれており、
前記購入数量推定部は、前記領収書データに含まれる前記記載から前記購入場所を特定し、
又は、
前記領収書データには前記各食材が購入された購入日時の記載が含まれており、
前記購入数量推定部は、前記各食材を購入したユーザの利用するユーザ端末から定期的に通知される位置を追跡して前記購入場所を特定することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記データベースは、1人分の料理を作るのに必要な食材の識別情報と当該食材の数又は量を含むれたレシピとが対応付けられた料理情報からなり、
日又は時に応じて異なる人の数を設定する設定部を備え、
前記検索部は、前記データベースにおいて、設定された人の数に応じた分量の料理の前記料理情報を検索する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
取得された前記領収書データに含まれる食材のうち、消費されてない食材の数又は量を推定する消費数量推定部であって、ユーザが購入した食材のうち、消費された食材の数又は量を前記ユーザが自身の利用するユーザ端末に入力して通知すること、又は、前記ユーザが提示された料理情報のうちいずれかを指定してその料理を作ったことを自身の利用するユーザ端末に入力して通知することにより、消費されてない食材の数又は量を推定する消費数量推定部と、
前記検索部は、新規の購入時に取得された領収書データに含まれる食材について推定された数又は量、及び、過去の購入時から消費されていないと推定される食材の数又は量の範囲内で作ることが可能な料理の前記料理情報を検索する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記データベースは、1人分の料理を作るのに必要な食材の識別情報と当該食材の数又は量とを含むレシピとが対応付けられた料理情報からなり、
人の数を設定する設定部を備え、
前記検索部は、前記データベースにおいて、
設定された人の数に応じた料理の前記料理情報を検索し、
設定された人の数に応じた料理の前記料理が無い場合には、推定された数又は量の範囲内で作ることが可能な料理の前記料理情報を検索する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータを、
ユーザにより購入された各食材の識別情報及び価格を含み、前記各食材の数又は量を含まない領収書データを取得する領収書データ取得部と、
各食材の購入場所ごとに、当該各食材の識別情報及び価格と、当該各食材の数又は量とを対応付けて記憶した記憶部と、
前記各食材が購入された購入場所を特定し、前記記憶部を参照して、取得された前記領収書データに含まれる各食材の識別情報及び価格と、取得された前記購入場所とに対応する、各食材の数又は量を推定する購入数量推定部と、
各料理を作るのに必要な食材の識別情報と該食材の数又は量を含むレシピとが対応付けられた料理情報からなるデータベースにおいて、取得された前記領収書データに含まれる1以上の食材を用いて、当該食材について推定された数又は量の範囲内で作ることが可能な料理の前記料理情報を検索する検索部と、
検索された前記料理情報を出力する出力部として機能させ、
前記領収書データには前記各食材が購入された購入場所の記載が含まれており、
前記購入数量推定部は、前記領収書データに含まれる前記記載から前記購入場所を特定し、
又は、
前記領収書データには前記各食材が購入された購入日時の記載が含まれており、
前記購入数量推定部は、前記各食材を購入したユーザの利用するユーザ端末から定期的に通知される位置を追跡して前記購入場所を特定するプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、料理に関する情報を提供するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
各種料理のレシピをユーザに提供する仕組みとして、例えば特許文献1には、領収書から読み取った食品を用いたレシピをユーザに提案するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2016-99833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
料理を作るときには、食品の種類のみならず、その食品の数量も重要である。そこで、本発明は、ユーザが購入した食材の数量を指定しなくても、その数量に応じて作ることが可能な料理に関する情報を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、ユーザにより購入された各食材の識別情報及び価格を含み、前記各食材の数又は量を含まない領収書データを取得する領収書データ取得部と、各食材の購入場所ごとに、当該各食材の識別情報及び価格と、当該各食材の数又は量とを対応付けて記憶した記憶部と、前記各食材が購入された購入場所を特定し、前記記憶部を参照して、取得された前記領収書データに含まれる各食材の識別情報及び価格と、取得された前記購入場所とに対応する、各食材の数又は量を推定する購入数量推定部と、各料理を作るのに必要な食材の識別情報と該食材の数又は量を含むレシピとが対応付けられた料理情報からなるデータベースにおいて、取得された前記領収書データに含まれる1以上の食材を用いて、当該食材について推定された数又は量の範囲内で作ることが可能な料理の前記料理情報を検索する検索部と、検索された前記料理情報を出力する出力部とを備え、前記領収書データには前記各食材が購入された購入場所の記載が含まれており、前記購入数量推定部は、前記領収書データに含まれる前記記載から前記購入場所を特定し、又は、前記領収書データには前記各食材が購入された購入日時の記載が含まれており、前記購入数量推定部は、前記各食材を購入したユーザの利用するユーザ端末から定期的に通知される位置を追跡して前記購入場所を特定することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0006】
前記データベースは、1人分の料理を作るのに必要な食材の識別情報と当該食材の数又は量を含むれたレシピとが対応付けられた料理情報からなり、日又は時に応じて異なる人の数を設定する設定部を備え、前記検索部は、前記データベースにおいて、設定された人の数に応じた分量の料理の前記料理情報を検索するようにしてもよい。
【0008】
取得された前記領収書データに含まれる食材のうち、消費されてない食材の数又は量を推定する消費数量推定部であって、ユーザが購入した食材のうち、消費された食材の数又は量を前記ユーザが自身の利用するユーザ端末に入力して通知すること、又は、前記ユーザが提示された料理情報のうちいずれかを指定してその料理を作ったことを自身の利用するユーザ端末に入力して通知することにより、消費されてない食材の数又は量を推定する消費数量推定部と、前記検索部は、新規の購入時に取得された領収書データに含まれる食材について推定された数又は量、及び、過去の購入時から消費されていないと推定される食材の数又は量の範囲内で作ることが可能な料理の前記料理情報を検索するようにしてもよい。
【0009】
前記データベースは、1人分の料理を作るのに必要な食材の識別情報と当該食材の数又は量とを含むレシピとが対応付けられた料理情報からなり、人の数を設定する設定部を備え、前記検索部は、前記データベースにおいて、設定された人の数に応じた料理の前記料理情報を検索し、設定された人の数に応じた料理の前記料理が無い場合には、推定された数又は量の範囲内で作ることが可能な料理の前記料理情報を検索するようにしてもよい。
【0014】
また、本発明は、コンピュータを、ユーザにより購入された各食材の識別情報及び価格を含み、前記各食材の数又は量を含まない領収書データを取得する領収書データ取得部と、各食材の購入場所ごとに、当該各食材の識別情報及び価格と、当該各食材の数又は量とを対応付けて記憶した記憶部と、前記各食材が購入された購入場所を特定し、前記記憶部を参照して、取得された前記領収書データに含まれる各食材の識別情報及び価格と、取得された前記購入場所とに対応する、各食材の数又は量を推定する購入数量推定部と、各料理を作るのに必要な食材の識別情報と該食材の数又は量を含むレシピとが対応付けられた料理情報からなるデータベースにおいて、取得された前記領収書データに含まれる1以上の食材を用いて、当該食材について推定された数又は量の範囲内で作ることが可能な料理の前記料理情報を検索する検索部と、検索された前記料理情報を出力する出力部として機能させ、前記領収書データには前記各食材が購入された購入場所の記載が含まれており、前記購入数量推定部は、前記領収書データに含まれる前記記載から前記購入場所を特定し、又は、前記領収書データには前記各食材が購入された購入日時の記載が含まれており、前記購入数量推定部は、前記各食材を購入したユーザの利用するユーザ端末から定期的に通知される位置を追跡して前記購入場所を特定するプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ユーザが購入した食材の数量を指定しなくても、その数量に応じて作ることが可能な料理に関する情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態に係る情報処理システム1の構成の一例を示すブロック図である。
図2】ユーザ端末10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3】サーバ装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4】サーバ装置20の機能構成の一例を示すブロック図である。
図5】ユーザ端末10によって撮像される領収書を例示する図である。
図6】サーバ装置20に記憶される食材データベースを例示する図である。
図7】サーバ装置20に記憶される料理データベースを例示する図である。
図8】ユーザ端末10において表示される料理情報を例示する図である。
図9】情報処理システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[構成]
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の一例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム1は、ユーザがそれぞれ利用するユーザ端末10と、各種の料理に関する情報をユーザに提供するサーバ装置20と、これらを通信可能に接続する無線通信網又は有線通信網を含むネットワーク2とを備えている。ユーザ端末10は、例えばスマートホン、ウェアラブル端末、タブレット又はパーソナルコンピュータなどの、無線又は有線を介してネットワーク2に接続可能なコンピュータである。サーバ装置20は、単体のコンピュータで実現されてもよいし、複数のコンピュータの集合体によって実現されてもよい。
【0018】
ユーザはコンビニエンスストアやスーパーマーケット或いはオンラインストア等の、小売店舗乃至ネットストアで任意の食材を購入すると、小売店舗乃至ネットストアから受け取った領収書をユーザ端末10によって撮像する。この領収書には、購入された各食材の識別情報(典型的には食材の名称)及びその価格が少なくとも含まれているが、各食材の具体的な数又は量(例えば牛肉がXgとか、ジャガイモがY個など)は含まれていないことがある。
【0019】
撮像された領収書の画像を示すデータ(以下、領収書データという)は、ユーザ端末10からネットワーク2経由でサーバ装置20に送信される。サーバ装置20は、領収書データに含まれる各食材の識別情報及び価格に基づき、或るアルゴリズムを用いて、各食材の数又は量を推定する。そして、サーバ装置20は、各食材について推定した数又は量の範囲内で作ることが可能な料理に関する料理情報を検索し、その検索結果を、ユーザに提案する料理のレシピ等を含む料理情報としてネットワーク2経由でユーザ端末10に送信する。これにより、ユーザが購入した食材の数量を指定するような入力操作を行わなくても、その数量に応じて作ることが可能な料理に関する情報をユーザに提供することが可能となる。なお、領収書データをサーバ装置20に送信するユーザ端末と、サーバ装置から料理情報が送信されるユーザ端末10は、同一のユーザ端末10であってもよいし、異なるユーザ端末10であってもよい。
【0020】
図2は、ユーザ端末10のハードウェア構成を示す図である。ユーザ端末10は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、及びこれらを接続するバスなどを含むコンピュータとして構成されている。これらの各装置は図示せぬ電源から供給される電力によって動作する。なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ端末10のハードウェア構成は、図2に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。また、それぞれ筐体が異なる複数の装置が通信接続されて、ユーザ端末10を構成してもよい。
【0021】
ユーザ端末10における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
【0022】
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。また、例えばベースバンド信号処理部や呼処理部などがプロセッサ1001によって実現されてもよい。
【0023】
プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、後述する動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。ユーザ端末10の機能ブロックは、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよい。各種の処理は、1つのプロセッサ1001によって実行されてもよいが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、ネットワーク2経由でユーザ端末10に送信されてもよい。
【0024】
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本実施形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
【0025】
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。
【0026】
通信装置1004は、ネットワーク2を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、無線通信を実現する場合には、例えばLTE(Long Time Evolution)等の通信規格に従ってネットワーク2を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)である。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。また、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェースなどがこの通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、又は論理的に分離された実装がなされてもよい。
【0027】
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キー、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、カメラ、センサ、2次元コードリーダ、GPSユニット、各種の入力インターフェースなど)である。特に本実施形態において、入力装置1005は、領収書を撮像するための撮像装置であるカメラを含んでいる。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ、各種の出力インターフェースなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
【0028】
プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバスによって接続される。バスは、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
【0029】
ユーザ端末10は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
【0030】
図3は、サーバ装置20のハードウェア構成を示す図である。サーバ装置20は、物理的には、プロセッサ2001、メモリ2002、ストレージ2003、通信装置2004、及びこれらを接続するバスなどを含むコンピュータとして構成されている。これらの各装置は図示せぬ電源から供給される電力によって動作する。サーバ装置20のハードウェア構成は、図3に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。また、それぞれ筐体が異なる複数の装置が通信接続されて、サーバ装置20を構成してもよい。
【0031】
サーバ装置20における各機能は、プロセッサ2001、メモリ2002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ2001が演算を行い、通信装置2004による通信を制御したり、メモリ2002及びストレージ2003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。プロセッサ2001、メモリ2002、ストレージ2003、通信装置2004、及びこれらを接続するバスは、ユーザ端末10について説明したプロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、及びこれらを接続するバスと、ハードウェアとしては同様であるため、その説明を省略する。なお、サーバ装置20は、ユーザ端末10の入力装置1005又は出力装置1006と同等のハードウェアを備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
【0032】
図4は、情報処理システム1の機能構成を示すブロック図である。サーバ装置20において上記ハードウェアが連携することによって、領収書データ取得部21、購入数量推定部22、検索部23、及び出力部24という機能が実現される。
【0033】
領収書データ取得部21は、ユーザによって購入された各食材の識別情報及び価格を含む領収書データを取得する。ここで、図5は、領収書データが示す領収書の画像を例示する図である。図5では、領収書において、購入された各食材の識別情報(名称)と購入時の価格のほか、購入場所(○○ストア)や購入日時(2020/4/10 15:00)等が含まれているが、各食材の具体的な数又は量(例えばキャベツやジャガイモの個数)が含まれていない例を示している。
【0034】
購入数量推定部22は、領収書データ取得部21により取得された領収書データに含まれる各食材の識別情報及び価格に基づいて、各食材の数又は量を推定する。具体的にはまず、購入数量推定部22は、OCR(Optical Character Recognition)等の画像認識技術を用いて、領収書データから各食材の識別情報又は価格を意味する文字及び数字を認識する。
【0035】
購入数量推定部22は、各食材の数又は量を推定するため、図6に例示するような食材データベースを記憶している。この食材データベースにおいては、各食材の識別情報(名称)と、その食材について予め決められた単位数量と、その単位数量あたりの各食材の価格とが対応付けられている。ここで用いられる、各食材の単位数量あたりの価格は、例えば公的機関や業界団体等が世の中に流通している各食材の価格を調査した結果を単位数量あたりに平均化して算出したものであってもよいし、サーバ装置20が小売店舗やネットストア或いは食材メーカから各食材の数量及び価格を収集して単位数量あたりに平均化して算出したものであってもよい。
【0036】
例えば図5に示すように、領収書データに含まれる食材及び価格が「キャベツ 198円」であった場合、購入数量推定部22は、その「198円」を、図6に例示したキャベツの価格「17円」で除算して、単位数量である「100g」を乗算する。これにより、購入数量推定部22は、購入されたキャベツの量が、(198/17)×100=1165g(おおよそ一玉)であると推定する。同様にして、ジャガイモについては、(170/18)×100=945g(おおよそ5個)と推定される。
【0037】
検索部23は、領収書データ取得部21により取得された領収書データに含まれる1以上の食材を用いて、購入数量推定部22により当該食材について推定された数又は量の範囲内で作ることが可能な料理に関する料理情報を検索する。検索部23は、この検索を行うため、図7に例示するような料理データベースを記憶している。この料理データベースにおいては、各料理の名称(料理名)と、その料理の材料や調理手順等を含むレシピとが対応付けられている。料理の材料は、その料理を作るのに必要な食材の識別情報(名称)と、所定人数分(例えば1人分)についてその料理を作るのに必要な食材の数又は量とを含んでいる。
【0038】
検索部23は、領収書データに含まれる少なくとも1の食材について推定された数又は量が、料理データベースにおいて所定人数分(例えば1人分)の料理を作るのに必要な食材の数又は量以上である、という条件を満たす料理情報を全て検索する。例えば、領収書データから推定された結果が、キャベツ1165g(おおよそ一玉)、ジャガイモ945g(おおよそ5個)であった場合、キャベツを材料として使う料理のうち、キャベツ1165g(おおよそ一玉)を超える量が必要な料理を除いた料理群(例えば料理名c01、c02、c03とする)が検索され、且つ、ジャガイモを材料として使う料理のうち、ジャガイモ945g(おおよそ5個)を超える量が必要な料理を除いた料理群(例えば料理名c11、c12、c13とする)が検索される。つまり、キャベツ1165g(おおよそ一玉)の範囲内で作ることが可能な料理群と、ジャガイモ945g(おおよそ5個)の範囲内で作ることが可能な料理群とがそれぞれ検索されることになる。そして、これらの料理名c01、c02、c03、c11、c12、c13といった料理群のうち、キャベツとジャガイモの双方が用いられる料理群の料理情報は、検索結果として優先される度合いが高い。
【0039】
なお、検索部23は、図7に例示した料理データベースを自ら記憶していなくてもよく、図7のような外部データベースを検索するようにしてもよい。例えば、検索部23は、領収書データ取得部21により取得された領収書データに含まれる1以上の食材と、購入数量推定部22により当該食材について推定された数又は量とを検索キーとして、インターネットやサーバ装置20以外の記憶装置を検索するようにもよい。
【0040】
出力部24は、検索部23により検索された料理情報を出力する。具体的には、出力部24は、検索部23により検索された料理情報をネットワーク2経由でユーザ端末10に送信する。ユーザ端末10は、この料理情報を表示等の方法でユーザに提示する。ここで図8は、ユーザ端末10に表示される料理情報を例示する図である。図8では、検索の結果得られた複数の料理の料理名と、そのレシピを表示するためのハイパーリンクとが、料理情報として表示されている例を図示している。ユーザが「レシピ」と表記されたハイパーリンクを選択すると、そのレシピの詳細が表示されるようになっている。図8の例では、前述した検索結果の優先度合いが高い料理情報から順に表示されている。ここでは、1,2,3,4・・・の数字が小さいほど優先度合いが高いことを意味しているので、カレーライスの優先度が最も高い。
【0041】
[動作]
次に、図9を参照して、情報処理システム1の動作について説明する。なお、以下の説明において、サーバ装置20を処理の主体として記載する場合には、具体的にはプロセッサ2001、メモリ2002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ2001が演算を行い、通信装置2004による通信や、メモリ2002及びストレージ2003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することにより、処理が実行されることを意味する。ユーザ端末10についても同様である。
【0042】
まず、ユーザは小売店舗乃至ネットストアで食材を購入すると、領収書をユーザ端末10によって撮像する操作を行う。この操作に応じて、ユーザ端末10は、撮像された領収書の画像を示す領収書データを生成し(ステップS11)、ネットワーク2経由でサーバ装置20に送信する(ステップS12)。
【0043】
サーバ装置20において、領収書データ取得部21は領収書データを取得する。そして、 購入数量推定部22は、領収書データ取得部21により取得された領収書データに含まれる各食材の識別情報及び価格を認識し、その認識結果に基づいて図6に例示した食材データベースを参照して、各食材の数又は量を推定する(ステップS13)。
【0044】
次に、サーバ装置20において、検索部23は、領収書データ取得部21により取得された領収書データに含まれる1以上の食材を用いて、図7に例示した料理データベースを参照し、購入数量推定部22により当該食材について推定された数又は量の範囲内で作ることが可能な料理に関する料理情報を検索する(ステップS14)。
【0045】
そして、サーバ装置20において、出力部24は、検索部23により検索された料理情報をネットワーク2経由でユーザ端末10に送信する(ステップS15)。このとき、出力部24は、検索結果の優先順位も併せてユーザ端末10に送信する。ユーザ端末10は、優先順位を考慮しながら、この料理情報を表示等の方法でユーザに提示する(ステップS16)。
【0046】
以上説明した実施形態によれば、ユーザが購入した食材の数量を指定するような入力操作を行わなくても、その数量に応じて作ることが可能な料理に関する情報をユーザに提供することが可能となる。
【0047】
[変形例]
本発明は、上述した実施形態に限定されない。上述した実施形態を以下のように変形してもよい。また、以下の2つ以上の変形例を組み合わせて実施してもよい。
[変形例1]
上述した実施形態においては、料理データベースに予め決められた所定人数分(例えば1人分)の料理を作るのに必要な食材の数又は量が含まれており、この所定人数分の料理情報を検索するようになっていた。これに対し、ユーザが料理の人数分を任意に指定できるようにしてもよい。例えばユーザが4人分の料理であることをユーザ端末10において指定すると、サーバ装置の検索部23は、領収書データに含まれる少なくとも1の食材について推定された数又は量が、所定人数分(1人分)×4人分の料理を作るのに必要な食材の数又は量以上である、という条件を満たす料理情報を全て検索する。つまり、サーバ装置20は、料理を食べる人の数を設定する設定部を備え、検索部23は、設定された人の数に応じた料理に関する情報を検索するようにしてもよい。
【0048】
また、例えば休日は家族全員の料理を作り平日は1人分の料理を作るとか、昼は1人分の料理を作り夜は2人分の料理を作るといったように、日又は時で料理の人数分を異ならせるようにしてもよい。この場合、サーバ装置20は、ユーザにより指定された日又は時に応じて異なる人の数を設定する設定部を備え、検索部23は、設定された人の数に応じた料理に関する情報を検索するようにしてもよい。この設定部は、例えば日又は時と人の数とを対応付けて記憶しておき、ユーザにより指定された日又は時に応じた人の数を設定するようにすればよい。
【0049】
[変形例2]
購入数量推定部22は、例えば食材データベースに食材の登録が無いとか、食材の価格のみに基づいてその食材の数又は量を推定することができないなど、数又は量を正しく推定することが難しい特定の食材については、その推定を補助するような付属情報をユーザに入力してもらうようにしてもよい。具体的には、この付属情報は、食材の外観をユーザ端末10によって撮像した画像データであるとか、その食材の数又は量そのものを示す数量情報である。このような付属情報はユーザ端末10に入力されてサーバ装置20に送信される。購入数量推定部22は、上記のような画像データを画像認識して食材の数又は量を推定したり、上記のような数量情報に基づいて食材の数又は量を推定したりする。このように、購入数量推定部22は、取得された領収書データに含まれる食材のうち特定の食材については、当該食材の数又は量を推定するための付属情報を入力するようユーザに促し、ユーザにより入力された付属情報と、取得された領収書データに含まれる各食材の価格とを用いて、各食材の数又は量を推定するようにしてもよい。
【0050】
[変形例3]
サーバ装置20において、ユーザによって購入された食材のうち、消費されてない食材の数又は量を推定し、検索部23は、新規の購入時に取得された領収書データに含まれる食材について推定された数又は量と、過去の購入時から消費されていないと推定される食材の数又は量の範囲内で作ることが可能な料理に関する情報を検索するようにしてもよい。消費されてない食材の数又は量の推定は、例えばユーザが購入した食材のうち、消費された食材の数又は量をユーザ自身がユーザ端末10に入力してサーバ装置20に通知するとか、ユーザが提示された料理情報のうちいずれかを指定してその料理を作ったことをユーザ端末10に入力してサーバ装置20に通知する、といった方法で実現可能である。このように、サーバ装置20は、取得された領収書データに含まれる食材のうち、消費されていない食材の数又は量を推定する消費数量推定部を備えるようにして、検索部23は、新規の購入時に取得された領収書データに含まれる食材について推定された数又は量、及び、過去の購入時から消費されていないと推定される食材の数又は量の範囲内で作ることが可能な料理に関する情報を検索するようにしてもよい。
【0051】
[変形例4]
サーバ装置20が料理を食べる人の数を設定する設定部を備えている場合において、検索部23は、その数に応じた料理に関する情報を検索したときに、その人の数に応じた料理に関する情報が無い場合には、推定された数又は量の範囲内で作ることが可能な料理の分量に関する情報を検索するようにしてもよい。例えば4人分の料理を作ることが設定された場合において、推定された食材の数又は量が少ないために4人分の料理情報が検索できなかったとき、例えば2人分の料理情報が検索できたのであれば、その2人分の料理情報を検索結果として出力するようにしてもよい。
【0052】
[変形例5]
ユーザの過去の料理の履歴から料理に関する嗜好を解析し、そのような嗜好に合致する料理情報を検索するようにしてもよい。料理に関する嗜好とは、例えば暖かい料理が好きとか、栄養のバランスがとれた料理が好きとか、カロリーが少ない料理が好きといった具合である。このため、図6に例示した料理データベースには、暖かい/冷たいとか、栄養素に関する情報とか、カロリーが少ない/多いといったような、各々の料理の属性情報が含まれている。このように、サーバ装置20は、ユーザ端末10に対し過去に出力された料理情報のうち、そのユーザ端末10のユーザにより指定された料理情報を例えば機械学習等により解析して、当該ユーザの料理に関する嗜好を推定する嗜好推定部を備えるようにして、検索部23は、推定された嗜好に関する情報を用いて検索を行うようにしてもよい。
【0053】
[変形例6]
サーバ装置20は、過去に出力された料理情報のうちユーザにより指定された料理情報を解析して、当該ユーザの栄養のバランスを解析する解析部を備え、検索部23は、解析部により解析された結果を用いて検索を行うようにしてもよい。具体的には、ユーザが過去にとった料理の栄養のバランスとして、ビタミンが足りないとか、炭水化物が多いといった解析結果であれば、検索部23は、ビタミンが多いとか、炭水化物が少ない料理の料理情報を検索する。このため、このため、図6に例示した料理データベースには、各料理の栄養素に関する情報が含まれている。
【0054】
[変形例7]
食材の価格は、地域や店舗によって異なる。そこで、購入数量推定部22は、図6に例示した食材データベースを地域や店舗等の購入場所ごとに用意して記憶しておき、取得された領収書データに含まれる各食材の識別情報及び価格と、各食材がユーザによって購入された場所とに基づいて、各食材の数又は量を推定するようにしてもよい。各食材がユーザによって購入された場所は、購入数量推定部22が、領収書データに含まれる購入場所の記載から特定してもよい。また、ユーザ端末10からサーバ装置20に定期的に位置を通知するようにして、購入数量推定部22がその位置を追跡して特定してもよい。
【0055】
[変形例8]
ユーザが購入する食材の価格帯の傾向は、同じ食材であっても、そのユーザの属性(年齢、性別、家族構成、年収等)によって異なることがある。そこで、購入数量推定部22は、図6に例示した食材データベースをユーザの属性ごとに用意して記憶しておき、取得された領収書データに含まれる各食材の識別情報及び価格と、ユーザの属性とに基づいて、各食材の数又は量を推定するようにしてもよい。ユーザの属性は、例えばユーザ端末10の識別情報に対応付けてサーバ装置20が予め記憶しておけばよい。そして、購入数量推定部22は、ユーザの属性ごとに用意した複数の食材データベースのうち、領収書データを送信してきたユーザ端末10に対応するユーザの属性に応じた食材データベースを用いて、上記推定を行うようにすればよい。
【0056】
[変形例9]
領収書データは、上記実施形態で説明したように領収書をユーザ端末10によって撮像することで生成されたデータであってもよいし、小売店舗やネットストア等からデータ通信により電子データとしてユーザ端末10に提供されたデータであってもよい。
【0057】
[その他の変形例]
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
【0058】
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信制御部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
【0059】
例えば、本開示の一実施の形態におけるサーバ装置20は、本開示の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。また、本開示の一実施の形態におけるサーバ装置20の機能をユーザ端末10が実装してもよい。つまり、ユーザ端末10が、ユーザによって購入された各食材の識別情報及び価格を含む領収書データを取得する領収書データ取得部と、取得された領収書データに含まれる各食材の識別情報及び価格に基づいて、各食材の数又は量を推定する購入数量推定部と、取得された領収書データに含まれる1以上の食材を用いて、当該食材について推定された数又は量の範囲内で作ることが可能な料理に関する料理情報を検索する検索部と、検索された料理情報を出力する出力部とを備える情報処理装置として機能してもよい。
【0060】
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
【0061】
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0062】
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
【0063】
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
【0064】
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【0065】
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の識別情報で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0066】
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
【0067】
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。
【0068】
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0069】
本開示において使用する「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0070】
上記の各装置の構成における「部」を、「手段」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
【0071】
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0072】
本開示において、例えば、英語でのa,an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
【0073】
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
【符号の説明】
【0074】
1:情報処理システム、2:ネットワーク、10:ユーザ端末、20:サーバ装置、21:領収書データ取得部、22:購入数量推定部、23:検索部、24:出力部、1001:プロセッサ、1002:メモリ、1003:ストレージ、1004:通信装置、1005:入力装置、1006:出力装置、2001:プロセッサ、2002:メモリ、2003:ストレージ、2004:通信装置。
図1
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