(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-18
(45)【発行日】2024-09-27
(54)【発明の名称】バックライト及び表示装置
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20160101AFI20240919BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20240919BHJP
H01L 33/00 20100101ALI20240919BHJP
G02F 1/13357 20060101ALI20240919BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20240919BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20240919BHJP
【FI】
F21S2/00 482
G09F9/00 336G
H01L33/00 L
G02F1/13357
F21V23/00 160
F21V23/00 150
F21Y115:10
(21)【出願番号】P 2021577689
(86)(22)【出願日】2021-12-17
(86)【国際出願番号】 CN2021139356
(87)【国際公開番号】W WO2023103059
(87)【国際公開日】2023-06-15
【審査請求日】2022-01-26
(31)【優先権主張番号】202111505928.1
(32)【優先日】2021-12-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515203228
【氏名又は名称】ティーシーエル チャイナスター オプトエレクトロニクス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TCL China Star Optoelectronics Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.9-2,Tangming Rd,Guangming New District,Shenzhen,Guangdong,China 518132
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】劉 淨
(72)【発明者】
【氏名】▲デン▼ 紅照
(72)【発明者】
【氏名】崔 正波
(72)【発明者】
【氏名】陳 昊
【審査官】當間 庸裕
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第111710312(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
G09F 9/00
H01L 33/00
G02F 1/13357
F21V 23/00
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板上に設けられる回路層と、
前記回路層上にアレイ状に設けられる複数の発光ユニットと、
前記回路層上に設けられて、隣り合う前記発光ユニットの間に位置し、前記発光ユニットを発光させるための駆動チップと、を含み、
前記回路層は、同層に設けられる信号入力配線、信号出力配線、複数の光制御配線及び対応する信号入力パッド、信号出力パッド及び複数の光制御パッドを含み、
前記信号入力配線が前記信号入力パッドに接続され、
前記信号出力配線が前記信号出力パッドに接続され、
前記光制御配線が前記光制御パッドに接続され、
前記信号入力パッド、前記信号出力パッド及び前記光制御パッドが前記駆動チップにそれぞれ接続され、
複数の前記光制御パッドがそれぞれ前記駆動チップの前記発光ユニットに近い複数の端部に位置し、
前記信号入力配線、前記信号出力配線が前記光制御パッドの間に位置し、前記駆動チップに信号を送信するためのものであ
り、
前記信号入力配線と前記信号出力配線とは前記駆動チップ上で互いに交差しない、
バックライト。
【請求項2】
前記回路層は、データ配線と、前記データ配線に接続されるデータパッドとをさらに含み、
前記データパッドが前記複数の光制御パッドの間に設けられて、
前記データ配線と前記複数の光制御配線、前記信号入力配線及び前記信号出力配線とはそれぞれ同一層に設けられ、
前記信号入力配線と前記信号出力配線とは同じ延在線に位置する、
請求項1に記載のバックライト。
【請求項3】
前記データ配線と前記複数の光制御配線、前記信号入力配線及び前記信号出力配線とはそれぞれ互いに交差しない、
請求項2に記載のバックライト。
【請求項4】
前記回路層は、電源配線と、前記電源配線に接続される電源パッドとをさらに含み、
前記電源パッドが前記複数の光制御パッドの間に設けられて、
前記電源配線と前記複数の光制御配線、前記信号入力配線及び前記信号出力配線とはそれぞれ同一層に設けられる、
請求項1に記載のバックライト。
【請求項5】
前記電源配線と前記複数の光制御配線、前記信号入力配線及び前記信号出力配線とはそれぞれ互いに交差していない、
請求項4に記載のバックライト。
【請求項6】
前記回路層は、接地配線と、前記接地配線に接続される接地パッドとをさらに含み、
前記バックライトが複数の領域をさらに含み、
各前記領域は、形状が4辺形であり、前記領域の4隅にそれぞれ分布する4つの発光ユニットを含み、
各前記領域は、4辺形のパッド領域が定義された4つの光制御パッドを含み、
前記接地パッド、前記信号入力パッド及び前記信号出力パッドが、前記パッド領域にそれぞれ設けられる、
請求項1に記載のバックライト。
【請求項7】
前記複数の領域が複数列配列され、
前記回路層は補助接地配線をさらに含み、
各列の前記領域の最後の前記領域の前記接地配線の端部が、前記補助接地配線に接続される、
請求項6に記載のバックライト。
【請求項8】
前記複数の領域が複数列配列され、
第1列目の領域の最後の領域の前記信号出力配線が、第2列目の領域の最後の領域の前記信号入力配線に接続される、
請求項6に記載のバックライト。
【請求項9】
前記複数の領域が複数列配列され、
各列の前記領域において、前の領域の信号出力配線が、次の領域の信号入力配線に接続される、
請求項6に記載のバックライト。
【請求項10】
前記回路層は、隣り合う発光ユニットの間に位置するとともに、前記発光ユニットの他端に接続される複数の高電位配線をさらに含む、
請求項1に記載のバックライト。
【請求項11】
前記発光ユニットは、複数のミニ発光ダイオード(mini Light Emitting Diode,mini-LED)を含む、
請求項1に記載のバックライト。
【請求項12】
バックライトと、前記バックライト上に設けられる液晶表示パネルとを含み、前記バックライトは、
基板と、
前記基板上に設けられる回路層と、
前記回路層上にアレイ状に設けられる複数の発光ユニットと、
前記回路層上に設けられて、隣り合う前記発光ユニットの間に位置し、前記発光ユニットを発光させるための駆動チップと、を含み、
前記回路層は、同層に設けられる信号入力配線、信号出力配線、複数の光制御配線及び対応する信号入力パッド、信号出力パッド及び複数の光制御パッドを含み、
前記信号入力配線が前記信号入力パッドに接続され、
前記信号出力配線が前記信号出力パッドに接続され、
前記光制御配線が前記光制御パッドに接続され、
前記信号入力パッド、前記信号出力パッド及び前記光制御パッドが前記駆動チップにそれぞれ接続され、
複数の前記光制御パッドがそれぞれ前記駆動チップの前記発光ユニットに近い複数の端部に位置し、
前記信号入力配線、前記信号出力配線が前記光制御パッドの間に位置し、前記駆動チップに信号を送信するためのものであ
り、
前記信号入力配線と前記信号出力配線とは前記駆動チップ上で互いに交差しない、
表示装置。
【請求項13】
前記バックライトは、前記駆動チップに接続され、前記駆動チップの輝度データを提供するためのバックライト制御ユニットをさらに含む、
請求項12に記載の表示装置。
【請求項14】
前記液晶表示パネルは、前記液晶表示パネルに接続され、前記液晶表示パネルを表示させるように制御するための液晶制御ユニットをさらに含む、
請求項13に記載の表示装置。
【請求項15】
映像信号源をさらに含み、
前記バックライト制御ユニット及び前記液晶制御ユニットが前記映像信号源にそれぞれ接続され、
前記液晶制御ユニットは、前記映像信号源により提供される映像データを表示させるように前記液晶表示パネルを制御するためのものであり、
前記バックライト制御ユニットは、前記映像信号源により提供される前記映像データに合わせてローカルディミングを行うためのものである、
請求項14に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示パネルの技術分野に関し、特にバックライト及び表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ミニ発光ダイオード(mini-LED、mini Light Emitting Diode)は、「サブミリ発光ダイオード」とも呼ばれ、粒子(チップ)サイズが50ミクロン~200ミクロンのLEDを指す。ミニ発光ダイオードの適用先としては、Mini LEDディスプレイと、Mini LEDバックライトパネルを適用するLCDとを含む。Mini LEDディスプレイは、消費電力、色域、コントラストなどの点で優れた表現を有し、プロセスの難度がMicro LEDほど大きくないため、LCDのアップグレードの主製品として期待されている。
【0003】
現在市販されているバックライト製品は、2層以上の金属配線方式によるものである。2層以上の金属配線方式は、異なる金属層の間に短絡が発生しやすく、コストが高くなるという課題がある。現在市販されているドライバICのチャネルは、単層金属設計に対応していない。
【0004】
そのため、現在、上記バックライト製品の異なる金属層の間に短絡が発生しやすく、コストが高くなるという課題を解決することが急務となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例は、従来技術に係るバックライト製品における、異なる金属層の間に短絡が発生しやすく、コストが高くなるという課題を解決するための、バックライト及び表示装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例は、
基板と、
前記基板上に設けられる回路層と、
前記回路層上にアレイ状に設けられる複数の発光ユニットと、
前記回路層上に設けられて、隣り合う前記発光ユニットの間に位置し、前記発光ユニットを発光させるための駆動チップと、を含み、
前記回路層は、同層に設けられる信号入力配線、信号出力配線、複数の光制御配線及び対応する信号入力パッド、信号出力パッド及び複数の光制御パッドを含み、
前記信号入力配線が前記信号入力パッドに接続され、
前記信号出力配線が前記信号出力パッドに接続され、
前記光制御配線が前記光制御パッドに接続され、
前記信号入力パッド、前記信号出力パッド及び前記光制御パッドが前記駆動チップにそれぞれ接続され、
複数の前記光制御パッドがそれぞれ前記駆動チップの前記発光ユニットに近い複数の端部に位置し、
前記信号入力配線、前記信号出力配線が前記光制御パッドの間に位置し、前記駆動チップに信号を送信するためのものであるバックライトを提供する。
【0007】
本発明のいくつかの実施例のバックライトにおいて、前記回路層は、データ配線と、前記データ配線に接続されるデータパッドとをさらに含み、前記データパッドが前記複数の光制御パッドの間に設けられて、前記データ配線と前記複数の光制御配線、前記信号入力配線及び前記信号出力配線とはそれぞれ同一層に設けられ、前記信号入力配線と前記信号出力配線とは同じ延在線に位置する。
【0008】
本発明のいくつかの実施例のバックライトにおいて、前記データ配線と前記複数の光制御配線、前記信号入力配線及び前記信号出力配線とはそれぞれ互いに交差していない。
【0009】
本発明のいくつかの実施例のバックライトにおいて、前記回路層は、電源配線と、前記電源配線に接続される電源パッドとをさらに含み、前記電源パッドが前記複数の光制御パッドの間に設けられて、前記電源配線と前記複数の光制御配線、前記信号入力配線及び前記信号出力配線とはそれぞれ同一層に設けられる。
【0010】
本発明のいくつかの実施例のバックライトにおいて、前記電源配線と前記複数の光制御配線、前記信号入力配線及び前記信号出力配線とはそれぞれ互いに交差していない。
【0011】
本発明のいくつかの実施例のバックライトにおいて、前記回路層は、接地配線と、前記接地配線に接続される接地パッドとをさらに含み、前記バックライトが複数の領域をさらに含み、各前記領域は、形状が4辺形であり、前記領域の4隅にそれぞれ分布する4つの発光ユニットを含み、各前記領域は、4辺形のパッド領域が定義された4つの光制御パッドを含み、前記接地パッド、前記信号入力パッド及び前記信号出力パッドが前記パッド領域にそれぞれ設けられる。
【0012】
本発明のいくつかの実施例のバックライトにおいて、前記複数の領域が複数列配列され、前記回路層は補助接地配線をさらに含み、各列の前記領域の最後の前記領域の前記接地配線の端部が前記補助接地配線に接続される。
【0013】
本発明のいくつかの実施例のバックライトにおいて、前記複数の領域が複数列配列され、第1列目の領域の最後の領域の前記信号出力配線が第2列目の領域の最後の領域の前記信号入力配線に接続される。
【0014】
本発明のいくつかの実施例のバックライトにおいて、前記複数の領域が複数列配列され、各列の前記領域において、前の領域の信号出力配線が次の領域の信号入力配線に接続される。
【0015】
本発明のいくつかの実施例のバックライトにおいて、前記回路層は、隣り合う発光ユニットの間に位置するとともに、前記発光ユニットの他端に接続される高電位配線を含む。
【0016】
本発明のいくつかの実施例のバックライトにおいて、前記発光ユニットは、複数のミニ発光ダイオード(mini Light Emitting Diode,mini-LED)を含む。
【0017】
他の態様において、本発明は、バックライトと、前記バックライト上に設けられる液晶表示パネルとを含み、前記バックライトは、
基板と、
前記基板上に設けられる回路層と、
前記回路層上にアレイ状に設けられる複数の発光ユニットと、
前記回路層上に設けられて、隣り合う前記発光ユニットの間に位置し、前記発光ユニットを発光させるための駆動チップと、を含み、
前記回路層は、同層に設けられる信号入力配線、信号出力配線、複数の光制御配線及び対応する信号入力パッド、信号出力パッド及び複数の光制御パッドを含み、
前記信号入力配線が前記信号入力パッドに接続され、
前記信号出力配線が前記信号出力パッドに接続され、
前記光制御配線が前記光制御パッドに接続され、
前記信号入力パッド、前記信号出力パッド及び前記光制御パッドが前記駆動チップにそれぞれ接続され、
複数の前記光制御パッドがそれぞれ前記駆動チップの前記発光ユニットに近い複数の端部に位置し、
前記信号入力配線、前記信号出力配線が前記光制御パッドの間に位置し、前記駆動チップに信号を送信するためのものである表示装置を提供する。
【0018】
本発明のいくつかの実施例の表示装置において、前記バックライトは、前記駆動チップに接続されて、前記駆動チップの輝度データを提供するためのバックライト制御ユニットをさらに含む。
【0019】
本発明のいくつかの実施例の表示装置において、前記液晶表示パネルは、前記液晶表示パネルに接続されて、前記液晶表示パネルを表示させるように制御するための液晶制御ユニットをさらに含む。
【0020】
本発明のいくつかの実施例の表示装置は、映像信号源をさらに含み、前記バックライト制御ユニット及び前記液晶制御ユニットが前記映像信号源にそれぞれ接続され、前記液晶制御ユニットは、前記映像信号源により提供される映像データを表示させるように前記液晶表示パネルを制御するためのものであり、前記バックライト制御ユニットは、前記映像信号源により提供される前記映像データに合わせてローカルディミングを行うためのものである。
【発明の効果】
【0021】
本発明の有益な効果は以下の通りである。
本発明に係る前記バックライト及び前記表示装置は、前記回路層が、同層に設けられる信号入力配線、信号出力配線、複数の光制御配線及び対応する信号入力パッド、信号出力パッド及び複数の光制御パッドを含むことにより、複数の前記光制御パッドがそれぞれ前記駆動チップの前記発光ユニットに近い複数の端部に位置し、前記信号入力配線、前記信号出力配線が前記光制御パッドの間に位置し、前記駆動チップに信号を送信するためのものである。駆動チップ自体を再設計する必要がなく、現在市販されている駆動チップのピン位置の設計のみを変更すると、単層金属配線の要求を満たすことができ、コストが低下し、異なる金属層の間の短絡などの歩留まりの課題が解消する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
以下、図面を参照しながら、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明することにより、本発明の技術的手段及び他の有益な効果は明らかになるであろう。
【
図1】
図1は本発明の実施例に係るバックライトの構造概略図である。
【
図2】
図2は本発明の実施例に係る基板及び回路層の構造概略図である。
【
図3】
図3は本発明の実施例に係る領域の構造概略図である。
【
図4】
図4は本発明の実施例に係る領域における回路層の構造概略図である。
【
図5】
図5は
図3の領域のAA線に沿う断面構造概略図である。
【
図6】
図6は本発明の他の実施例に係る領域における回路層の構造概略図である。
【
図7】
図7は本発明の別の実施例に係る領域における回路層の構造概略図である。
【
図8】
図8は本発明の他の実施例に係るバックライトの構造概略図である。
【
図9】
図9は本発明の別の実施例に係るバックライトの構造概略図である。
【
図10】
図10は本発明の実施例に係る表示装置の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本明細書に開示される具体的な構造的詳細および機能的詳細は、単なる代表例に過ぎず、本発明の例示的な実施例を説明するためのものである。しかしながら、本発明は、多くの代替形態で具体化することができ、本明細書に記載される実施例のみに限定されるものとして解釈されるべきではない。
【0024】
本発明の説明において、「中心」、「横方向」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などの用語で示される方向又は位置関係は、図面に示される方位又は位置関係に基づくものである。これらの用語は、本発明の説明を容易にするため、及び説明を簡略化するためのものに過ぎず、言及される装置又は構成要素が特定の方向を有し、特定の方向で構成及び動作しなければならないと指示又は暗示するためのものではない。従って、これらの用語は、本発明を限定するものとして理解されるべきではない。また、「第1」、「第2」という用語は、単に説明するためのものであり、相対的な重要性を指示又は示唆するか、又は示される技術的特徴の数を暗示すると理解されるべきではない。したがって、「第1」、「第2」によって限定されている特徴は、1つ又は複数の当該特徴を含むことを明示又は暗示することができる。本発明の説明において、別途説明がない限り、「複数」とは2つ以上を意味する。また、「含む」という用語及びそれの任意の変形は、非排他的な包含を含むことを意図している。
【0025】
本発明の説明においては、別途明確な規定及び限定がない限り、「取付け」、「接続」、「連結」などの用語は、広義に理解されるべきである。例えば、支持しつつ接続してもよく、取外し可能に接続してもよく、あるいは、一体的に接続してもよい。また、機械的に接続してもよく、電気的に接続してもよい。また、直接的に接続してもよく、中間部材を介して間接的に接続してもよく、二つの構成要素の内部での連通であってもよい。当業者であれば、上記用語の本発明における具体的な意味を、具体的な状況によって理解することができる。
【0026】
本明細書で使用される用語は、単に具体的な実施例を説明するためのものに過ぎず、例示的な実施例を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される単数形「1つの(a)」、「1項の(an)」は、文脈が明らかに別の意味を示さない限り、複数形も含むことを意図している。本明細書で使用される「備える」及び/又は「含む」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、ユニット及び/又は構成要素の存在を特定するが、1つ又は複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、ユニット、構成要素及び/又はそれらの組み合わせの存在又は追加を排除しないことを理解されたい。
【0027】
以下、図面及び実施例を参照しながら、本発明を詳細に説明する。
【0028】
図1、
図2、
図3及び
図4を参照されたい。
図2及び
図4は、駆動チップDUの下方の配線が図面に明確に記載されるように、駆動チップDUを図示していない。
本発明の実施例は、基板SB、回路層CL、複数の発光ユニットLU及び駆動チップDUを含むバックライト100を提供する。
基盤SB上には、回路層CLが設けられ、回路層CL上には、複数の発光ユニットLU及び駆動チップDUが設けられる。
複数の発光ユニットLUは、前記回路層CL上にアレイ状に設けられる。
駆動チップDUは、複数のピンPNを含み、隣り合う前記発光ユニットLUの間に位置し、前記発光ユニットLUを発光させる。
前記回路層CLは、同層に設けられる信号入力配線DIL、信号出力配線DOL、複数の光制御配線OL及び対応する信号入力パッドDIP、信号出力パッドDOP及び複数の光制御パッドOPを含む。
前記信号入力配線DIL、前記信号出力配線DOL、及び前記光制御配線OLは、それぞれ、前記信号入力パッドDIP、前記信号出力配線DOL、及び前記光制御配線OLに接続される。
前記信号入力パッドDIP、前記信号出力配線DOL、及び前記光制御配線OLは、前記駆動チップDUに接続される。
複数の前記光制御パッドOPは、それぞれ、前記駆動チップDUの、前記発光ユニットLUに近い複数の端部に位置する。
前記信号入力配線DILおよび前記信号出力配線DOLは、前記光制御パッドOPの間に位置し、前記駆動チップDUに信号を送信する。
【0029】
具体的には、前記複数の光制御配線OL、前記接地配線GL、前記信号入力配線DIL及び前記信号出力配線DOLは同一層にそれぞれ設けられ、例えば、基板SB上に一層設けられる金属銅膜が露光現像プロセスにより、前記複数の光制御配線OL、前記接地配線GL、前記信号入力配線DIL及び前記信号出力配線DOLのパターンを形成する。このようにすると、単層金属配線の要求を満たすことができ、コストが低下し、異なる金属層の間の短絡などの歩留まりの課題が解消する。
【0030】
本発明のいくつかの実施例のバックライトにおいては、前記回路層CLは、隣り合う発光ユニットLUの間に位置するとともに、前記発光ユニットLUの他端に接続される高電位配線HLを含む。
【0031】
具体的には、
図1、
図2、
図3及び
図4を参照されたい。
前記接地パッドGP、前記信号入力パッドDIP及び前記信号出力パッドDOPは、前記複数の光制御パッドOPの間に設けられ、前記複数の光制御パッドOPは、パッド領域PAの最も外側に位置する。
そのため、例えば、前記接地配線GL、前記信号入力配線DIL及び前記信号出力配線DOL等の、前記複数の発光ユニットLUの間に設けられる、前記駆動チップDUに必要な配線は、隣り合う2列の発光ユニットLUの間に配線する。
さらに、前記駆動チップDUに必要な配線は、ファンアウト領域FAから配線を基板SBの縁部まで直接引き出し、前記発光ユニットLUの必要な光制御配線OL又は高電位配線HLと交差しない。
このような構成によって、単層金属配線の要求を満たすことができ、コストが低下し、異なる金属層の間の短絡などの歩留まりの課題が解消する。
【0032】
具体的には、前記バックライト100は、半導体モジュールを発光ユニットLUとして用いる。本発明のいくつかの実施例のバックライトにおいて、発光ユニットLUは、ミニ発光ダイオード(mini-LED、mini Light Emitting Diode)である。他の実施例において、発光ユニットLUは、発光ダイオード(LED、Light Emitting Diode)、有機発光ダイオード(OLED、Organic Light Emitting Diode)又はマイクロ発光ダイオード(micro-LED、micro Light Emitting Diode)などであり、本発明はこれらに限定されるものではない。発光ユニットLUにおけるmini-LED又はmicro-LEDなどの発光モジュールの数が少なくとも1つのであり、2ライト、4ライト、6ライト、8ライト、10ライト、12ライト、14ライト、16ライト等のいずれか1つであってもよい。複数の発光モジュールが直列接続されてもよいか、又は直列接続されてから並列接続されて複数行の発光モジュールを形成し、本発明はこれらに限定されるものではない。ライト同士の間の距離を限定しない。
【0033】
具体的には、前記基板SBの材料は、ガラス、プリント回路基板(PCB、Printed Circuit Board)又はBT樹脂基板(BT、Bismaleimide Triazine)を含む。
【0034】
具体的には、
図5を参照されたく、回路層CLが前記基板SB上に設けられる。発光ユニットLU及び駆動チップDUが前記回路層CL上に設けられる。駆動チップDUは、ボールグリッドアレイパッケージ(BGA、Ball Grid Array)、リードフレームパッケージ(Lead Frame)、表面実装デバイスパッケージ(SMD package、Surface Mounted Devices package)又は他のパッケージ方法である。本発明の図面はボールグリッドアレイパッケージを例とするが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、前記駆動チップDUの前記複数のピンPNは、リードフレームパッケージにおけるピン(Pin)又はボールグリッドアレイパッケージにおける半田ボールである。具体的には、駆動チップDUのパッケージサイズは、1500μm×1500μm未満である。
【0035】
具体的には、前記信号入力配線DILは、駆動チップDUの各発光ユニットLUに関するのに必要な輝度データ及び対応する発光ユニットLUのアドレスデータを提供するためのものである。カスケード接続されるように、信号を信号出力配線DOLから次の領域MDの駆動チップDUに送信する。
【0036】
図1、
図2、
図3及び
図4を参照されたく、本発明のいくつかの実施例のバックライト100において、前記回路層CLは、データ配線DLと、前記データ配線DLに接続されるデータパッドDPとをさらに含む。
【0037】
具体的には、前記データ配線DLは、駆動チップDUのパルス幅変調(PWM、Pulse-Width Modulation)データ、アドレスデータ又は走査信号等を提供するためのものであるが、駆動チップDUの設計により決まり、本発明はこれに限定されるものではない。前記データパッドDPが前記複数の光制御パッドOPの間に設けられて、前記データ配線DLと前記複数の光制御配線OL、前記信号入力配線DIL及び前記信号出力配線DOLとは同一層に設けられ、前記駆動チップDUの前記複数のピンPNのいずれかが前記データパッドDPに接触する。前記信号入力配線DILと前記信号出力配線DOLとは同じ延在線に位置する。
【0038】
具体的には、前記信号入力配線DIL、前記信号出力配線DOL及び前記データ配線DLの他のデータ構造がデイジーチェーン(Daisy Chain)であり、アドレスが前記信号入力配線DIL、前記信号出力配線DOLを介して送信され、輝度データが前記データ配線DLを介して全ての駆動チップDUに同時に送信されるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0039】
本発明のいくつかの実施例のバックライト100において、前記データ配線DLと前記複数の光制御配線OL、前記信号入力配線DIL及び前記信号出力配線DOLとはそれぞれ互いに交差していない。具体的には、前記データ配線DL、前記複数の光制御配線OL、前記信号入力配線DIL及び前記信号出力配線DOLはそれぞれ異なる信号を送信するので、互いに絶縁されていなければならない。前記データ配線DL、前記複数の光制御配線OL、前記信号入力配線DIL及び前記信号出力配線DOLは同じ金属層にそれぞれ設けられるため、配線同士の間が交差していない。
【0040】
本発明のいくつかの実施例のバックライト100において、前記回路層CLは、電源配線PLと、前記電源配線PLに接続される電源パッドPPとをさらに含む。
【0041】
具体的には、前記電源配線PLは、駆動チップDU自体が動作するのに必要な電源を提供するためのものである。前記電源パッドPPが前記複数の光制御パッドOPの間に設けられて、前記電源配線PLと前記複数の光制御配線OL、前記信号入力配線DIL及び前記信号出力配線DOLとは同一層に設けられ、前記駆動チップDUの前記複数のピンPNのいずれかが前記電源パッドPPに接触する。
【0042】
本発明のいくつかの実施例のバックライト100においては、前記電源配線PLと、前記複数の光制御配線OLと、前記信号入力配線DILと、前記信号出力配線DOLとはそれぞれ互いに交差していない。
【0043】
本発明のいくつかの実施例のバックライト100においては、前記回路層CLは、接地配線GLと、前記接地配線GLに接続される接地パッドGPとをさらに含み、前記バックライトが複数の領域MDをさらに含む。
【0044】
具体的には、本発明は、前記領域MDの形状、及び各領域MDにおける前記複数の発光ユニットLUの数及び分布位置を限定するものではない。
本発明のいくつかの実施例のバックライト100においては、各前記領域MDは、形状が4辺形であり、前記領域MDの4隅にそれぞれ分布する4つの発光ユニットLUを含み、各前記領域MDは、4辺形のパッド領域PAが定義された4つの光制御パッドOPを含み、前記接地パッドGP、前記信号入力パッドDIP及び前記信号出力パッドDOPが前記パッド領域PAにそれぞれ設けられる。
【0045】
具体的には、
図3及び
図4を参照されたい。
本発明の実施例の前記パッド領域PAにおいて、10つのパッドが2行配列され、2行×5列の配列である。
前記パッド領域PAの4隅はそれぞれ前記4つの光制御パッドOPであり、信号入力パッドDIPおよび信号出力パッドDOPが同じ列にあり、他の電源パッドPP、接地パッドGP、空きパッドNP、およびデータパッドDPの位置は相互交換してもよい。
ただし、相互交換時には対応する配線設計を同期して交換する必要がある。
具体的には、本実施例の前記パッド領域PAにおいて、上段が左から右に向けて順次光制御パッドOP、電源パッドPP、信号入力パッドDIP、接地パッドGP及び他の光制御パッドOPである。下段が左から右に向けて順次光制御パッドOP、空きパッドNP、信号出力パッドDOP、データパッドDP及び他の光制御パッドOPである。
電源パッドPP、信号入力パッドDIP、接地パッドGP、空きパッドNP、信号出力パッドDOP、データパッドDPがそれぞれ4つの光制御パッドOPの間に設けられる。
そのため、電源パッドPP、信号入力パッドDIP、接地パッドGP、空きパッドNP、信号出力パッドDOP、およびデータパッドDPに接続される配線が集積化して隣り合う発光ユニットLUの間に配置される。
さらに、これらの配線は、ファンアウト領域FAから基板SBの縁部まで直接引き出され、前記発光ユニットLUに必要な光制御配線OL又は高電位配線HLと交差することがない。
そのため、単層金属配線の要求を満たすことができ、コストが低下し、異なる金属層の間の短絡などの歩留まりの課題が解消する。
【0046】
具体的には、本発明は、駆動チップDUのパッケージのピン位置、ピン位置の命令及びピン位置の機能を限定するものではない。具体的には、本発明は、例えば円形、正方形、長方形等のそれぞれのパッドの形状を限定するものではない。
【0047】
具体的には、
図6を参照されたく、本発明の他の実施例の領域MD’の前記パッド領域PA’においては、複数のパッドが2行配列され、上段が左から右に向けて順次光制御パッドOP、信号入力パッドDIP、電源パッドPP、接地パッドGP及び他の光制御パッドOPである。下段が左から右に向けて順次光制御パッドOP、信号出力パッドDOP、空きパッドNP、データパッドDP及び他の光制御パッドOPである。
対応する複数の光制御配線OL、電源配線PL、接地配線GL、信号入力配線DIL、信号出力配線DOL及びデータ配線DLに合わせて、異なる回路層CL’を形成する。
駆動チップDU’自体の回路は、再設計する必要がなく、対応するパッケージのピン位置のみを変更すればよい。
回路層CL’の電源パッドPP、信号入力パッドDIP、接地パッドGP、空きパッドNP、信号出力パッドDOP、およびデータパッドDPは、それぞれ4つの光制御パッドOPの間に設けられる。
そのため、電源パッドPP、信号入力パッドDIP、接地パッドGP、空きパッドNP、信号出力パッドDOP、およびデータパッドDPに接続される配線が集積化して隣り合う発光ユニットLUの間に設けられる。
さらに、これらの配線は、ファンアウト領域FAから基板SBの縁部まで直接引き出され、前記発光ユニットLUに必要な光制御配線OL又は高電位配線HLと交差することがない。
そのため、単層金属配線の要求を満たすことができ、コストが低下し、異なる金属層の間の短絡などの歩留まりの課題が解消する。
【0048】
具体的には、
図7を参照されたく、本発明の他の実施例の領域MD’’の前記パッド領域PA’’において、複数のパッドが2行配列され、上段が左から右に向けて順次光制御パッドOP、電源パッドPP、接地パッドGP、信号入力パッドDIP及び他の光制御パッドOPである。下段が左から右に向けて順次光制御パッドOP、空きパッドNP、データパッドDP、信号出力パッドDOP及び他の光制御パッドOPである。
対応する複数の光制御配線OL、電源配線PL、接地配線GL、信号入力配線DIL、信号出力配線DOL及びデータ配線DLに合わせて、異なる回路層CL’’を形成する。
駆動チップDU’’自体の回路は再設計する必要がなく、対応するパッケージのピン位置のみを変更すればよい。
回路層CL’’の電源パッドPP、信号入力パッドDIP、接地パッドGP、空きパッドNP、信号出力パッドDOP、データパッドDPがそれぞれ4つの光制御パッドOPの間に設けられる。
そのため、電源パッドPP、信号入力パッドDIP、接地パッドGP、空きパッドNP、信号出力パッドDOP、データパッドDPに接続される配線が集積化して隣り合う発光ユニットLUの間に設けられる。
さらに、これらの配線は、ファンアウト領域FAから基板SBの縁部まで直接引き出され、前記発光ユニットLUに必要な光制御配線OL又は高電位配線HLと交差することがない。
そのため、単層金属配線の要求を満たすことができ、コストが低下し、異なる金属層の間の短絡などの歩留まりの課題が解消する。
【0049】
図8を参照されたく、本発明のいくつかの実施例のバックライト100’においては、前記複数の領域MD
11、MD
12…が複数の列C1、C2…配列され、前記回路層CLは補助接地配線AGLをさらに含み、各列の前記領域(例えばC1)の最後の前記領域(例えばMD
1N)の前記接地配線GLの端部が前記補助接地配線AGLに接続される。
【0050】
具体的には、発光ユニットLU同士が密に配列されることにより、発光ユニットLUの間の配線幅が不足する場合に、接地配線GLの幅を低減して他の配線に寄与するとともに、接地配線GLの幅不足による電圧ドロップや電圧不安定を改善するように、補助接地配線AGLの設計を採用することができる。
補助接地配線AGLは、水平部及び2つの垂直部を含み、垂直部は、電圧安定化及びシールド効果を提供するように、各列の前記領域(例えばC1)の分布方向と平行であって基板SBの最縁部に位置する。
【0051】
図9を参照されたく、本発明のいくつかの実施例のバックライト100’’において、前記複数の領域MD
11、MD
12…が複数の列C1、C2…配列され、第1列目の領域C1の最後の領域MD
1Nの前記信号出力配線DOLが第2列目の領域C2の最後の領域MD
2Nの前記信号入力配線DILに接続される。
本実施例においては、第2列目のエリアC2の最後のエリアMD
2Nの信号入力配線DILが、第1列目のエリアC1の最後のエリアMD
1Nの前記信号出力配線DOLに接続される。
すなわち、第2列目のエリアC2の最後のエリアMD
2Nの駆動チップDUに必要な輝度データが、第1列目のエリアC1の最後のエリアMD
1Nの駆動チップDUの前記信号出力配線DOLに由来する。
そのため、
図8の実施例に対して、本実施例の第2列目のエリアC2は、ファンアウト領域FAに信号入力配線DILを設ける必要がない。
その結果として、ファンアウト領域FAにおける配線数を低減させ、ファンアウト領域FAのスペースを節約し、ファンアウト領域FAの設計を簡素化できる。
【0052】
図9を参照されたく、本発明のいくつかの実施例のバックライト100’’においては、第1列目の領域C1の最後の領域MD
1Nの電源配線PLが第2列目の領域C2の最後の領域MD
2Nの電源配線PLに接続される。
本実施例においては、第2列目のエリアC2の最後のエリアMD
2Nの駆動チップDUに必要な動作電圧が、第1列目のエリアC1の最後のエリアMD
1Nの駆動チップDUの電源配線PLに由来する。
そのため、
図8の実施例に対して、本実施例の第2列目のエリアC2がファンアウト領域FAに電源配線PLを設ける必要がない。
その結果として、ファンアウト領域FAにおける配線数を低減させ、ファンアウト領域FAのスペースを節約し、ファンアウト領域FAの設計を簡素化できる。
【0053】
図9を参照されたい。
本発明のいくつかの実施例のバックライト100’’において、第1列目の領域C1の最後の領域MD
1Nのデータ配線DLが第2列目の領域C2の最後の領域MD
2Nのデータ配線DLに接続される。
本実施例において、第2列目の領域C2の最後の領域MD
2Nの駆動チップDUの必要な信号が第1列目の領域C1の最後の領域MD
1Nの駆動チップDUのデータ配線DLに由来する。
そのため、
図8の実施例に対して、本実施例の第2列目の領域C2がファンアウト領域FAにデータ配線DLを設ける必要がない。
その結果として、ファンアウト領域FAにおける配線数の低減、ファンアウト領域FAのスペースの節約、ファンアウト領域FAの設計の複雑さの低下を可能にする。
【0054】
図8を参照されたい。
本発明のいくつかの実施例のバックライト(例えば100’)において、前記複数の領域MD
11、MD
12…が複数の列C1、C2…配列され、各列の前記領域(例えばC1)において、前の領域(例えばMD
11)の信号出力配線DOLが次の領域(例えばMD
12)の信号入力配線DILに接続される。
【0055】
図10を参照されたい。
他の態様において、本発明は、上記のいずれかに記載のバックライト(例えばバックライト100)と、前記バックライト100上に設けられる液晶表示パネル200とを含む表示装置1000を提供する。
前記バックライト100は、前記液晶表示パネル200に必要なバックライトを提供するためのものであり、具体的には、前記駆動チップに接続されて、駆動チップの必要な輝度データ、アドレスデータ、PWMデータ、又は走査データ等を提供するためのバックライト制御ユニットB-conをさらに含む。
前記液晶表示パネル200は、前記液晶表示パネル200に接続され、前記液晶表示パネル200を表示させるように制御する液晶制御ユニットT-conをさらに含む。
前記バックライト制御ユニットB-con及び前記液晶制御ユニットT-conは、映像信号源ISにそれぞれ接続される。
前記液晶制御ユニットT-conは、映像信号源ISから提供される映像データを表示し、前記バックライト制御ユニットB-conは、映像信号源ISから提供される映像データに合わせてローカルディミングを行う。
【0056】
本発明に係る前記バックライト及び前記表示装置は、前記回路層が、同層に設けられる信号入力配線、信号出力配線、複数の光制御配線及び対応する信号入力パッド、信号出力パッド及び複数の光制御パッドを含む。
そのため、複数の前記光制御パッドは、それぞれ前記駆動チップの前記発光ユニットに近い複数の端部に位置する。
前記信号入力配線および前記信号出力配線は、前記光制御パッドの間に位置し、前記駆動チップに信号を送信するためのものである。
駆動チップ自体は再設計する必要がなく、現在市販されている駆動チップのピンの設計のみを変更することで、単層金属配線の要求を満たすことができ、コストが低下し、異なる金属層の間の短絡などの歩留まりの課題を解消する。
【0057】
以上、本発明の実施例に係るバックライト及び表示装置を詳細に説明した。
【0058】
以上のようにして、本発明を、好ましい実施例を参照して説明したが、前記好ましい実施例は、本発明を限定するためのものではなく、当業者であれば、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り、様々な変更や修飾を加えることができる。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲によって準じる。