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特許7557559管理システム、管理方法、管理装置およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-18
(45)【発行日】2024-09-27
(54)【発明の名称】管理システム、管理方法、管理装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/083 20240101AFI20240919BHJP
   G06Q 50/04 20120101ALI20240919BHJP
【FI】
G06Q10/083
G06Q50/04
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2023011867
(22)【出願日】2023-01-30
(65)【公開番号】P2024107771
(43)【公開日】2024-08-09
【審査請求日】2023-04-17
(73)【特許権者】
【識別番号】500208276
【氏名又は名称】住友セメントシステム開発株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100196058
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 彰雄
(74)【代理人】
【識別番号】100206999
【弁理士】
【氏名又は名称】萩原 綾夏
(72)【発明者】
【氏名】中村 陽一
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 真裕
(72)【発明者】
【氏名】植木 賢治
(72)【発明者】
【氏名】曽我部 崇享
(72)【発明者】
【氏名】中川 健太郎
【審査官】野口 俊明
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-045171(JP,A)
【文献】特開2003-341413(JP,A)
【文献】特開2011-077794(JP,A)
【文献】特開2011-022638(JP,A)
【文献】特開2009-285965(JP,A)
【文献】特開2020-153078(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
工場出荷担当者が第1端末装置を用いて生コンクリートの出荷指示を行い、第2端末装置を有する運転手が車両を運転して前記生コンクリートを現場に運搬して納入する作業を管理装置により管理する管理システムであって、
前記車両とコードとを1対1で対応付ける対応付けを記憶し、
前記工場出荷担当者が前記車両と前記生コンクリートの納入書とを対応付け、
前記運転手は、前記車両に対応付けられた前記コードの印刷物を用いて前記第2端末装置により前記コードに基づく情報を読み取らせ、
前記第2端末装置は、読み取られた情報に基づいてログイン無しで前記管理装置にアクセスし、
前記管理装置は、アクセスしてきた前記第2端末装置に対して所定処理を実行する、
管理システム。
【請求項2】
前記車両は、複数の工場において、同一の前記コードと1対1で対応付けられる、
請求項1に記載の管理システム。
【請求項3】
前記車両は、前記工場が他社から借りて一時的に使用される傭車である、
請求項2に記載の管理システム。
【請求項4】
前記コードに基づく情報は、前記管理装置にアクセスするためのURLの情報を含む、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の管理システム。
【請求項5】
前記第2端末装置は、現場到着時刻を登録する際に、前記第2端末装置の位置の情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記位置の情報が所定の第1条件を満たす場合に、前記現場到着時刻の登録を許可する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の管理システム。
【請求項6】
さらに、現場担当者が第3端末装置を用いて前記生コンクリートの受領サインを行う作業を前記管理装置により管理する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の管理システム。
【請求項7】
前記第3端末装置は、前記受領サインを行う際に、前記管理装置に対してログインを行う、
請求項に記載の管理システム。
【請求項8】
さらに、前記第3端末装置は、前記受領サインを行う際に、前記第3端末装置の位置の情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記位置の情報が所定の第2条件を満たす場合に、前記受領サインを許可する、
請求項に記載の管理システム。
【請求項9】
工場出荷担当者が第1端末装置を用いて生コンクリートの出荷指示を行い、第2端末装置を有する運転手が車両を運転して前記生コンクリートを現場に運搬して納入する作業を管理装置により管理する管理方法であって、
前記管理装置を構成するコンピューターが、
前記車両とコードとを1対1で対応付ける対応付けに対して、前記工場出荷担当者の前記第1端末装置からの情報に基づいて、前記車両と前記生コンクリートの納入書とを対応付け、
前記運転手、前記車両に対応付けられた前記コードの印刷物を用いて前記第2端末装置により前記コードに基づく情報を読み取らせ、前記第2端末装置、読み取られた情報に基づいてログイン無しでアクセスしてきたことに応じて、前記第2端末装置に対して所定処理を実行する、
管理方法。
【請求項10】
工場出荷担当者が第1端末装置を用いて生コンクリートの出荷指示を行い、第2端末装置を有する運転手が車両を運転して前記生コンクリートを現場に運搬して納入する作業を管理する管理装置であって、
前記車両とコードとを1対1で対応付ける対応付けに対して、前記工場出荷担当者の前記第1端末装置からの情報に基づいて、前記車両と前記生コンクリートの納入書とを対応付け、
前記運転手が、前記車両に対応付けられた前記コードの印刷物を用いて前記第2端末装置により前記コードに基づく情報を読み取らせ、前記第2端末装置が、読み取られた情報に基づいてログイン無しでアクセスしてきたことに応じて、前記第2端末装置に対して所定処理を実行する、
管理装置。
【請求項11】
工場出荷担当者が第1端末装置を用いて生コンクリートの出荷指示を行い、第2端末装置を有する運転手が車両を運転して前記生コンクリートを現場に運搬して納入する作業を管理する管理装置を構成するコンピューターに、
前記車両とコードとを1対1で対応付ける対応付けに対して、前記工場出荷担当者の前記第1端末装置からの情報に基づいて、前記車両と前記生コンクリートの納入書とを対応付ける機能と、
前記運転手が、前記車両に対応付けられた前記コードの印刷物を用いて前記第2端末装置により前記コードに基づく情報を読み取らせ、前記第2端末装置が、読み取られた情報に基づいてログイン無しでアクセスしてきたことに応じて、前記第2端末装置に対して所定処理を実行する機能と、
を実現させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、管理システム、管理方法、管理装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
工場で製造した生コンクリートを車両(例えば、アジテータ車)に積載し、当該車両により当該生コンクリートを現場まで運搬することが行われている。
【0003】
例えば、特許文献1では、生コンクリート製造工場にて製造および出荷される生コンクリートの品質管理方法が開示されている(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2011-022638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来では、生コンクリートを運搬する車両の運転手を考慮した管理システムの開発に不十分な点があった。
特に、車両および運転手は、その都度変わり得るため、効率的な管理が望まれていた。
【0006】
本開示は、このような事情を考慮してなされたもので、生コンクリートを運搬する車両の運転手を考慮した効率的な管理を実現することができる管理システム、管理方法、管理装置およびプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、工場出荷担当者が第1端末装置を用いて生コンクリートの出荷指示を行い、第2端末装置を有する運転手が車両を運転して前記生コンクリートを現場に運搬して納入する作業を管理装置により管理する管理システムであって、前記車両とコードとを1対1で対応付ける対応付けを記憶し、前記工場出荷担当者が前記車両と前記生コンクリートの納入書とを対応付け、前記運転手は、前記車両に対応付けられた前記コードの印刷物を用いて前記第2端末装置により前記コードに基づく情報を読み取らせ、前記第2端末装置は、読み取られた情報に基づいてログイン無しで前記管理装置にアクセスし、前記管理装置は、アクセスしてきた前記第2端末装置に対して所定処理を実行する、管理システムである。
【0008】
本開示の一態様は、工場出荷担当者が第1端末装置を用いて生コンクリートの出荷指示を行い、第2端末装置を有する運転手が車両を運転して前記生コンクリートを現場に運搬して納入する作業を管理装置により管理する管理方法であって、前記管理装置を構成するコンピューターが、前記車両とコードとを1対1で対応付ける対応付けに対して、前記工場出荷担当者の前記第1端末装置からの情報に基づいて、前記車両と前記生コンクリートの納入書とを対応付け、前記運転手、前記車両に対応付けられた前記コードの印刷物を用いて前記第2端末装置により前記コードに基づく情報を読み取らせ、前記第2端末装置、読み取られた情報に基づいてログイン無しでアクセスしてきたことに応じて、前記第2端末装置に対して所定処理を実行する、管理方法である。
【0009】
本開示の一態様は、工場出荷担当者が第1端末装置を用いて生コンクリートの出荷指示を行い、第2端末装置を有する運転手が車両を運転して前記生コンクリートを現場に運搬して納入する作業を管理する管理装置であって、前記車両とコードとを1対1で対応付ける対応付けに対して、前記工場出荷担当者の前記第1端末装置からの情報に基づいて、前記車両と前記生コンクリートの納入書とを対応付け、前記運転手が、前記車両に対応付けられた前記コードの印刷物を用いて前記第2端末装置により前記コードに基づく情報を読み取らせ、前記第2端末装置が、読み取られた情報に基づいてログイン無しでアクセスしてきたことに応じて、前記第2端末装置に対して所定処理を実行する、管理装置である。
【0010】
本開示の一態様は、工場出荷担当者が第1端末装置を用いて生コンクリートの出荷指示を行い、第2端末装置を有する運転手が車両を運転して前記生コンクリートを現場に運搬して納入する作業を管理する管理装置を構成するコンピューターに、前記車両とコードとを1対1で対応付ける対応付けに対して、前記工場出荷担当者の前記第1端末装置からの情報に基づいて、前記車両と前記生コンクリートの納入書とを対応付ける機能と、前記運転手が、前記車両に対応付けられた前記コードの印刷物を用いて前記第2端末装置により前記コードに基づく情報を読み取らせ、前記第2端末装置が、読み取られた情報に基づいてログイン無しでアクセスしてきたことに応じて、前記第2端末装置に対して所定処理を実行する機能と、を実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、管理システム、管理方法、管理装置およびプログラムにおいて、生コンクリートを運搬する車両の運転手を考慮した効率的な管理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施形態に係る管理システムの概略的な構成例を示す図である。
図2】実施形態に係る管理装置の概略的な構成例を示す図である。
図3】実施形態に係る管理システムにおいて行われる作業の手順の一例を示す図である。
図4】実施形態に係るクラウド側の車両マスタ登録の画面の一例を示す図である。
図5】実施形態に係るクラウド側の車両マスタ検索の画面の一例を示す図である。
図6】実施形態に係るクライアント側の車両マスタ登録の画面の一例を示す図である。
図7】実施形態に係る二次元コードの印刷物の一例を示す図である。
図8】実施形態に係る出荷指示内容の画面の一例を示す図である。
図9】実施形態に係る工場出発直後の納入書情報確認の画面の一例を示す図である。
図10】実施形態に係る工場出発直後の納入書情報確認における配合表部分展開時の画面の一例を示す図である。
図11】実施形態に係る工場出発直後の納入書情報確認における納入書表示の画面の一例を示す図である。
図12】実施形態に係る現場到着時の納入書情報確認の画面の一例を示す図である。
図13】実施形態に係るスマートフォンにおける受領サイン時の納入書情報確認の画面の一例を示す図である。
図14】実施形態に係るスマートフォンにおける受領サイン時の納入書情報確認における納入書表示の画面の一例を示す図である。
図15】実施形態に係るタブレットにおける受領サイン時の納入書情報確認の画面の一例を示す図である。
図16】実施形態に係るタブレットにおける受領サイン時の納入書情報確認における配合表部分展開時の画面の一例を示す図である。
図17】実施形態に係るタブレットにおける受領サイン時の納入書情報確認における納入書表示の画面の一例を示す図である。
図18】実施形態に係る現場出発時の納入書情報確認の画面の一例を示す図である。
図19】実施形態に係る現場出発時の納入書情報確認における納入書表示の画面の一例を示す図である。
図20】実施形態に係るクラウド側およびクライアント側の納入書一覧の画面の一例を示す図である。
図21】実施形態に係るスマートフォンにおける納入書一覧の画面の一例を示す図である。
図22】実施形態に係るタブレットにおける納入書一覧の画面の一例を示す図である。
図23】実施形態に係る工場到着時の納入書情報確認の画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照し、本開示の実施形態について説明する。
【0014】
[管理システム]
図1は、実施形態に係る管理システム1の概略的な構成例を示す図である。
本実施形態では、管理システム1は、電子化された納入書等を記録し、生コンクリートの出荷および納入などを管理する。
【0015】
管理システム1は、生コンクリートを製造する工場の工場出荷担当者A1により操作される端末装置A11と、製造された生コンクリートを車両B2で運搬する運転手B1により操作される端末装置B11と、生コンクリートが使用される現場の現場担当者C1(例えば、ゼネコンの担当者)により操作される端末装置C11と、クラウドのサーバー装置である管理装置D11と、これらの装置の通信を媒介するネットワーク11と、を備える。
また、図1には、車両B2とともに移動する二次元バーコードの印刷物B3を示してある。
なお、図1の例では、図示の都合上、運転手B1の端末装置B11を車両B2の外部に図示してあるが、車両B2の移動中、端末装置B11は運転手B1と共に車両B2の内部に存在する。
本実施形態では、それぞれの端末装置(端末装置A11、端末装置B11、端末装置C11)は、サーバー装置(管理装置D11)から見てクライアントとみなされてもよい。
【0016】
ここで、本実施形態では、説明を簡易化するために、端末装置A11、端末装置B11および端末装置C11が、共通のネットワーク11を介して管理装置D11と通信を行う場合を示すが、それぞれの通信は異なる回線を用いて行われてもよい。
当該回線としては、特に限定はなく、携帯電話システムの回線、または、インターネットの回線などが用いられてもよい。
また、それぞれの通信は、有線の通信であってもよく、あるいは、無線の通信であってもよい。
なお、ネットワーク11は管理システム1の外部にあると捉えられてもよく、つまり、管理システム1にネットワーク11が含まれないと捉えられてもよい。
また、本実施形態では、管理装置D11がクラウドの装置である場合を説明するが、必ずしもこのような構成が用いられなくてもよい。
【0017】
<工場出荷担当者の端末装置>
工場出荷担当者A1の端末装置A11は、情報を入力する入力部A31と、情報を出力する出力部A32と、情報を通信する通信部A33と、情報を記憶する記憶部A34と、各種の制御を行う制御部A35と、例えばカメラにより被写体を撮像する撮像部A36と、位置の情報を取得する位置取得部A37と、を備える。
位置取得部A37は、例えば、GPS(Global Positioning System)の機能を用いて位置の情報を取得するが、他の手法により位置の情報を取得してもよい。本実施形態では、当該位置の情報は、端末装置A11の位置の情報であり、工場出荷担当者A1の位置の情報であるとみなす。
なお、このような端末装置A11の構成例は説明のための概略であり、他の構成が用いられてもよい。
【0018】
<運転手の端末装置>
運転手B1の端末装置B11は、情報を入力する入力部B31と、情報を出力する出力部B32と、情報を通信する通信部B33と、情報を記憶する記憶部B34と、各種の制御を行う制御部B35と、例えばカメラにより被写体を撮像する撮像部B36と、位置の情報を取得する位置取得部B37と、を備える。
位置取得部B37は、例えば、GPSの機能を用いて位置の情報を取得するが、他の手法により位置の情報を取得してもよい。本実施形態では、当該位置の情報は、端末装置B11の位置の情報であり、運転手B1の位置の情報であるとみなす。
なお、このような端末装置B11の構成例は説明のための概略であり、他の構成が用いられてもよい。
【0019】
<現場担当者の端末装置>
現場担当者C1の端末装置C11は、情報を入力する入力部C31と、情報を出力する出力部C32と、情報を通信する通信部C33と、情報を記憶する記憶部C34と、各種の制御を行う制御部B35と、例えばカメラにより被写体を撮像する撮像部C36と、位置の情報を取得する位置取得部C37と、を備える。
位置取得部C37は、例えば、GPSの機能を用いて位置の情報を取得するが、他の手法により位置の情報を取得してもよい。本実施形態では、当該位置の情報は、端末装置C11の位置の情報であり、現場担当者C1の位置の情報であるとみなす。
なお、このような端末装置C11の構成例は説明のための概略であり、他の構成が用いられてもよい。
【0020】
<それぞれの端末装置におけるログインの有無>
本実施形態では、運転手B1の端末装置B11は、汎用の装置であり、例えば、運転手B1によって所持されるスマートフォンである。端末装置B11は、例えば、運転手B1によって私的に所持されているスマートフォンであってもよく、本実施形態では、ログイン無しで、管理装置D11との間で情報のやり取りを行う。
なお、スマートフォンの代わりに、タブレットまたはノート型のコンピューターなどが用いられてもよい。
【0021】
工場出荷担当者A1の端末装置A11は、汎用の装置であってもよく、あるいは、管理装置D11との間で情報のやり取りを行うための専用の機能を有していてもよい。専用の機能は、専用のアプリケーションによって実現されてもよい。
端末装置A11では、管理装置D11との間で情報のやり取りを行うために、ログインが必要であってもよく、この場合、工場出荷担当者A1にログインのためのアカウントが割り当てられる。
なお、端末装置A11としては、特に限定はなく、例えば、スマートフォン、タブレット、デスクトップ型のコンピューターまたはノート型のコンピューターなどが用いられてもよい。
【0022】
現場担当者C1の端末装置C11は、汎用の装置であってもよく、あるいは、管理装置D11との間で情報のやり取りを行うための専用の機能を有していてもよい。専用の機能は、専用のアプリケーションによって実現されてもよい。
端末装置C11では、管理装置D11との間で情報のやり取りを行うために、ログインが必要であってもよく、この場合、現場担当者C1にログインのためのアカウントが割り当てられる。
なお、端末装置C11としては、特に限定はなく、例えば、スマートフォン、タブレットまたはノート型のコンピューターなどが用いられてもよい。
【0023】
ここで、本実施形態では、工場出荷担当者A1の端末装置A11および現場担当者C1の端末装置C11では、管理装置D11との間で情報のやり取りを行うために、ログインが必要である場合を示す。
【0024】
<管理装置>
図2は、実施形態に係る管理装置D11の概略的な構成例を示す図である。
管理装置D11は、例えば、コンピューターを用いて構成されている。
なお、図2に示される管理装置D11の構成例は説明のための概略であり、他の構成が用いられてもよい。
【0025】
管理装置D11は、情報を入力する入力部D31と、情報を出力する出力部D32と、情報を通信する通信部D33と、情報を記憶する記憶部D34と、各種の制御を行う制御部D35と、を備える。
制御部D35は、提示制御部D111と、記録制御部D112と、対応付け制御部D113と、許可制御部D114と、を備える。
【0026】
提示制御部D111は、端末装置A11、端末装置B11および端末装置C11のそれぞれについて、情報の提示を制御する。
記録制御部D112は、情報の記録を制御する。
対応付け制御部D113は、2以上の情報の対応付けを制御する。
許可制御部D114は、情報の提示、または、情報の記録などについて、許可するか否かを制御する。
【0027】
[管理システムにおける情報処理の例]
本実施形態では、説明を簡易化するために、管理装置D11が、情報の対応付け、情報の記憶(記録)、情報の提示、各種の判定などを総合的に行う場合を示す。
【0028】
工場出荷担当者A1の端末装置A11では、例えば、入力部A31により工場出荷担当者A1からの操作を受け付け、出力部A32により工場出荷担当者A1に情報を提示(例えば、表示)する。
また、端末装置A11では、通信部A33により管理装置D11と通信し、記憶部A34により必要な情報を記憶することが可能である。
また、端末装置A11では、撮像部A36により二次元バーコードなどを撮像して内部に取り込むことが可能である。
また、端末装置A11では、位置取得部A37により位置の情報を取得して、当該位置の情報を管理装置D11に送信することが可能である。
管理装置D11では、通信部D33により端末装置A11と通信する。そして、管理装置D11では、例えば、端末装置A11から受信した情報に基づいて、情報の対応付け、情報の記録、端末装置A11への情報の提示、あるいは、所定の処理を許可するか否かの判定などを行うことが可能である。
【0029】
運転手B1の端末装置B11では、例えば、入力部B31により運転手B1からの操作を受け付け、出力部B32により運転手B1に情報を提示(例えば、表示)する。
また、端末装置B11では、通信部B33により管理装置D11と通信し、記憶部B34により必要な情報を記憶することが可能である。
また、端末装置B11では、撮像部B36により二次元バーコードなどを撮像して内部に取り込むことが可能である。
また、端末装置B11では、位置取得部B37により位置の情報を取得して、当該位置の情報を管理装置D11に送信することが可能である。
管理装置D11では、通信部D33により端末装置B11と通信する。そして、管理装置D11では、例えば、端末装置B11から受信した情報に基づいて、情報の対応付け、情報の記録、端末装置B11への情報の提示、あるいは、所定の処理を許可するか否かの判定などを行うことが可能である。
【0030】
現場担当者C1の端末装置C11では、例えば、入力部C31により現場担当者C1からの操作を受け付け、出力部C32により現場担当者C1に情報を提示(例えば、表示)する。
また、端末装置C11では、通信部C33により管理装置D11と通信し、記憶部C34により必要な情報を記憶することが可能である。
また、端末装置C11では、撮像部C36により二次元バーコードなどを撮像して内部に取り込むことが可能である。
また、端末装置C11では、位置取得部C37により位置の情報を取得して、当該位置の情報を管理装置D11に送信することが可能である。
管理装置D11では、通信部D33により端末装置C11と通信する。そして、管理装置D11では、例えば、端末装置C11から受信した情報に基づいて、情報の対応付け、情報の記録、端末装置C11への情報の提示、あるいは、所定の処理を許可するか否かの判定などを行うことが可能である。
【0031】
なお、本実施形態では、管理システム1において管理装置D11が総合的な制御を行う場合を示すが、他の構成例として、管理装置D11の機能の一部が、端末装置A11、端末装置B11および端末装置C11の1以上に分散して備えられてもよい。
また、本実施形態では、管理装置D11が1個の装置として構成される場合を示すが、管理装置D11は複数の装置を組み合わせて構成されてもよい。
【0032】
[管理システムにおいて行われる作業の例]
図3は、実施形態に係る管理システム1において行われる作業の手順の一例を示す図である。
本例では、(事前準備)および(手順T1)~(手順T7)、(手順T11)が行われる。
ここで、本実施形態では、(手順T11)は(手順T1)の後に任意に行われてもよい。
また、本実施形態では、(手順T4)の後に(手順T5)および(手順T6)が行われる場合を示すが、(手順T5)と(手順T6)とは互いに前後の依存関係はない。
【0033】
(事前準備)
本実施形態では、工場側の車両マスタは、工場ごとに別々に作成されて管理される。また、本実施形態では、1件の車両マスタごとに異なる二次元コードを割り当てる。
【0034】
ここで、生コンクリートを製造する工場から出発する車両B2として、当該工場に固定的に所属している車両と、工場が他社から借りて一時的に使用される車両(傭車)があり得る。
例えば、1つの工場では、20~30台程度の車両を有しており、それとは別に100台程度の傭車を使用する場合がある。なお、これらの数は一例であり、車両の数としては、特に限定はない。
【0035】
本実施形態では、事前に、管理装置D11の記憶部D34では、それぞれの車両B2と二次元コードとが、1対1で対応付けられている。なお、対応付けは、紐付け等と呼ばれてもよい。
本実施形態では、複数の工場が存在する場合、傭車については、すべての工場において同一の二次元コードが対応付けられる構成としてある。
ここで、車両B2は、任意の識別情報を用いて識別されてもよい。当該識別情報は、自動車登録番号(ナンバープレートに記載される番号)の全部または一部などであってもよい。
【0036】
二次元コードとしては、例えば、QRコード(登録商標)が用いられてもよく、あるいは、他の情報が用いられてもよい。
二次元コードには、例えば、管理装置D11にアクセスするためのURL(Uniform Resorce Locator)が含められている。なお、本実施形態では、管理装置D11にアクセスする態様として、管理装置D11によって提供されるサイトにアクセスする態様が用いられてもよい。
【0037】
それぞれの車両B2には、それぞれの車両B2に対応付けられた二次元コードの印刷物B3が載せられる。なお、印刷物B3は、車両B2の運転手B1に渡されてもよい。
ここで、工場に固定的に所属している車両には、例えば、当該車両に対応付けられた二次元コードの印刷物が常時載せられる。
【0038】
また、本実施形態では、工場が他社から借りて一時的に使用される車両(傭車)についても、例えば、当該車両に対応付けられた二次元コードの印刷物が常時載せられる。本実施形態に係る管理システム1では、傭車についても、車両ごとに二次元コードが対応付けられており、すべての工場において同一の二次元コードが使用される。
このような構成により、傭車においても、二次元コードの印刷物B3を積みっぱなしにすることが可能である。例えば、工場に毎日違う傭車が来た場合においても、車両マスタへの二次元コードの再割り当てを無くすことができ、多数ある二次元コードの用紙(印刷物)を探す作業を無くすことができる。
【0039】
なお、他の構成例として、工場が他社から借りて一時的に使用される車両(傭車)には、例えば、使用時に、当該車両に対応付けられた二次元コードの印刷物が載せられてもよい。この場合、当該印刷物は、当該車両による運搬が終了した後に、工場(例えば、工場担当者A1)により回収される。
【0040】
それぞれの車両B2の運転手B1は、固定であってもよく、あるいは、その都度の状況で変わってもよい。
本実施形態では、運転手B1は、生コンクリートの運搬に関して、専用の端末装置または専用のアプリケーションを使用する必要が無く、専用のアカウントを使用する必要が無い。運転手B1は、例えば、私的なスマートフォンなどを端末装置B11として使用することが可能である。
【0041】
ここで、(事前準備)において、管理装置D11では、対応付け制御部D113による情報の対応付けの制御、記録制御部D112による情報の記録の制御などを行う。
(事前準備)は、例えば、工場出荷担当者A1により行われてもよい。この場合、管理装置D11は、工場出荷担当者A1の端末装置A11からのアクセスを受けて、端末装置A11からの情報の受信、提示制御部D111による端末装置A11への情報の提示の制御、対応付け制御部D113による車両B2と二次元コードとの対応付けの制御、記録制御部D112による情報の記録の制御などを行う。
なお、(事前準備)は、例えば、管理装置D11自体が操作されて行われてもよく、あるいは、工場出荷担当者A1以外の者およびその端末装置によって管理装置D11にアクセスすることで行われてもよい。
【0042】
(手順T1)
工場出荷担当者A1が出荷指示を行う。
工場出荷担当者A1は、端末装置A11を操作して管理装置D11にアクセスすることで、車両B2と生コンクリートの納入書とを対応付ける作業を行う。この際、工場出荷担当者A1は、端末装置A11を操作して管理装置D11に納入書のデータを送信(アップロード)する。これにより、管理装置D11の記憶部D34では、車両B2と二次元コードと納入書とが1対1対1で対応付けられる。
【0043】
本実施形態では、車両B2と二次元コードと納入書のうち、納入書については、車両B2が生コンクリートの納入の業務を開始するときに対応付けられ、当該業務が完了した後に対応付けが解除される。
同じ車両B2が連続して異なる納入業務を行う場合には、例えば、車両B2に対応付けられる納入書が上書きされていく。同一の時間帯には、稼働する車両B2には1つの納入書のみが対応付けられている。
【0044】
ここで、(手順T1)において、管理装置D11では、工場出荷担当者A1の端末装置A11からのアクセスを受けて、端末装置A11からの情報の受信、提示制御部D111による端末装置A11への情報の提示の制御、対応付け制御部D113による車両B2と納品書との対応付けの制御、記録制御部D112による情報の記録の制御などを行う。
【0045】
(手順T2)
工場で製造された生コンクリートが車両B2に積載される。
運転手B1が現場に向けて出発する。
運転手B1は、車両B2を運転する。車両B2には、二次元バーコードの印刷物B3が載せられている。運転手B1は、端末装置B11を携帯している。
【0046】
ここで、運転手B1は、端末装置B11の撮像部B36によって印刷物B3の二次元バーコードを撮像することで、端末装置B11により管理装置D11にアクセスすることが可能である。これにより、運転手B1は、管理装置D11によって提示される納品書などの情報を見ることができ、例えば、現場に関する情報(例えば、住所、配合など)を確認することができる。
【0047】
ここで、(手順T2)において、管理装置D11では、運転手B1の端末装置B11からのアクセスを受けて、端末装置B11からの情報の受信、提示制御部D111による端末装置B11への情報の提示の制御などを行う。
【0048】
(手順T3)
運転手B1が現場に到着する。
ここで、運転手B1は、現場への到着時刻(現場到着時刻)を記録することが可能である。
本実施形態では、運転手B1は、端末装置B11の撮像部B36によって印刷物B3の二次元バーコードを撮像することで、端末装置B11により管理装置D11にアクセスする。そして、運転手B1は、現場到着時刻を管理装置D11の記憶部D34に登録(記録)する。
管理装置D11は、運転手B1の端末装置B11から現場到着時刻の情報を受け付けた場合に、その情報を工場出荷担当者A1の端末装置A11に通知してもよい。
【0049】
なお、運転手B1の位置(本実施形態では、端末装置B11の位置)が現場の位置を基準とした所定領域に存在する場合だけ、現場到着時刻の記録が可能である構成とされてもよい。
この場合、運転手B1の端末装置B11は、位置取得部B37によって取得された位置(現在位置)の情報を管理装置D11に送信する。管理装置D11は、端末装置B11から受信した位置の情報により特定される位置が当該所定領域に存在するか否かを判定し、当該位置が当該所定領域に存在する場合だけ、現場到着時刻の記録を受け付ける(許可する)。他の場合には、現場到着時刻の記録は不可となる。
ここで、現場の位置情報、および、当該所定領域の情報は、例えば、あらかじめ、管理装置D11の記憶部D34に記憶されている。
当該所定領域は、例えば、現場の位置を中心として所定の閾値以内の距離の領域であってもよい。一例として、当該閾値が100mである場合、当該所定領域は、現場の位置を中心として半径100m以内の領域となる。当該閾値は、任意に設定可能であってもよい。
【0050】
このように、現場到着時刻の登録時に運転手B1の位置の情報を記録する構成では、現場到着時刻の登録の信憑性を担保することができる。
なお、このような現場到着時刻の登録を行うためのボタンが、管理装置D11の制御によって、運転手B1の端末装置B11の画面(任意の画面でよい。)に表示されてもよい。
ただし、利便性を優先するために、このような位置情報による制限を設けずに、運転手B1の現在位置に関わらず現場到着時刻の登録を可能としてもよい。
【0051】
ここで、(手順T3)において、管理装置D11では、運転手B1の端末装置B11からのアクセスを受けて、端末装置B11からの情報の受信、提示制御部D111による端末装置B11への情報の提示の制御、許可制御部D114による現場到着時刻の記録を許可するか否かの制御、記録制御部D112による情報の記録の制御などを行う。
【0052】
他の例として、運転手B1の位置(本実施形態では、端末装置B11の位置)が現場の位置を基準とした所定領域に存在するようになったときに、端末装置B11が、自動的に、当該位置の情報を管理装置D11に送信する構成としてもよい。この場合、管理装置D11は、受信した位置の情報を、該当する納入書の情報などに追加する。
【0053】
(手順T4)
現場(現場担当者C1)では、車両B2に積載された生コンクリートを受領する。
現場担当者C1が受領サインを行う。
現場担当者C1は、端末装置C11を操作して、管理装置D11にアクセスして、ログインを行う。その後、現場担当者C1は、端末装置C11の撮像部C36によって、運転手B1が持参した印刷物B3の二次元バーコードを撮像することで、受領サインを行うための画面を表示させる。そして、現場担当者C1は、端末装置C11を操作して、受領サインの情報を管理装置D11の記憶部D34に記録(登録)する。
【0054】
なお、現場担当者C1の位置(本実施形態では、端末装置C11の位置)が現場の位置を基準とした所定領域に存在する場合だけ、受領サインの記録が可能である構成とされてもよい。
この場合、現場担当者C1の端末装置C11は、位置取得部C37によって取得された位置(現在位置)の情報を管理装置D11に送信する。管理装置D11は、端末装置C11から受信した位置の情報により特定される位置が当該所定領域に存在するか否かを判定し、当該位置が当該所定領域に存在する場合だけ、受領サインの記録を受け付ける(許可する)。他の場合には、受領サインの記録は不可となる。
ここで、現場の位置情報、および、当該所定領域の情報は、例えば、あらかじめ、管理装置D11の記憶部D34に記憶されている。
当該所定領域は、例えば、現場の位置を中心として所定の閾値以内の距離の領域であってもよい。一例として、当該閾値が100mである場合、当該所定領域は、現場の位置を中心として半径100m以内の領域となる。当該閾値は、任意に設定可能であってもよい。
【0055】
このように、受領サイン時に現場担当者C1の位置の情報を記録する構成では、受領サインの信憑性を担保することができる。
ただし、利便性を優先するために、このような位置情報による制限を設けずに、現場担当者C1の現在位置に関わらず受領サインを可能としてもよい。
【0056】
ここで、(手順T4)において、管理装置D11では、現場担当者C1の端末装置C11からのアクセスを受けて、端末装置C11からの情報の受信、提示制御部D111による端末装置C11への情報の提示の制御、許可制御部D114による受領サインを許可するか否かの制御、記録制御部D112による情報の記録の制御などを行う。
【0057】
(手順T5)
工場出荷担当者A1が受領サインを確認する。
例えば、現場担当者C1が受領サインを行った場合に、管理装置D11が工場担当者A1の端末装置A11にその旨を通知する手法が用いられてもよい。
【0058】
ここで、(手順T5)において、管理装置D11では、工場担当者A1の端末装置A11にアクセスして、提示制御部D111による端末装置A11への情報の提示の制御などを行う。
【0059】
他の例として、工場担当者A1が端末装置A11を操作することで管理装置D11にアクセスしてログインし、管理装置D11により提示される画面により、現場担当者C1が受領サインを行ったことを確認してもよい。
この場合、(手順T5)において、管理装置D11では、工場担当者A1の端末装置A11からのアクセスを受けて、端末装置A11からの情報の受信、提示制御部D111による端末装置A11への情報の提示の制御などを行う。
【0060】
(手順T6)
運転手B1が工場に向けて出発する。
運転手B1は、車両B2を運転する。車両B2には、二次元バーコードの印刷物B3が載せられている。運転手B1は、端末装置B11を携帯している。
【0061】
ここで、運転手B1が端末装置B11を操作することで、現場出発時刻の情報を端末装置B11から管理装置D11に送信する構成とされてもよい。この場合、管理装置D11は、受信した位置の情報を、該当する納入書の情報などに追加する。
管理装置D11は、運転手B1の端末装置B11から現場出発時刻の情報を受け付けた場合に、その情報を工場出荷担当者A1の端末装置A11に通知してもよい。
【0062】
他の例として、運転手B1の位置(本実施形態では、端末装置B11の位置)が現場の位置を基準とした所定領域の外側に存在するようになったときに、端末装置B11が、自動的に、当該位置の情報を管理装置D11に送信する構成としてもよい。この場合、管理装置D11は、受信した位置の情報を、該当する納入書の情報などに追加する。
【0063】
ここで、本実施形態では、(手順T4)および(手順T5)により、現場担当者C1の受領サインを受けたことを工場出荷担当者A1の端末装置A11に通知する構成としたが、他の例として、受領サインを行う手順が省略されてもよい。また、受領サインの代わりに、現場到着時刻の情報または現場出発時刻の情報、あるいは、これら両方の情報が用いられてもよい。
【0064】
例えば、運転手B1が現場に到着したときに、現場担当者C1が不在である場合があり得る。この場合、現場担当者C1による受領サインは行われずに、以降の手順が進められてもよい。
この場合、現場担当者C1は、例えば、任意のタイミングで、端末装置C11から管理装置D11にアクセスして受領サインを行ってもよい。また、現場担当者C1は、例えば、任意のタイミングで、電子メールなどにより、工場出荷担当者A1に受領の旨(受領サインと同様な情報)を通知してもよい。
【0065】
(手順T7)
運転手B1が工場に到着する。
ここで、運転手B1は、工場への到着時刻(工場到着時刻)を記録することが可能である。
本実施形態では、運転手B1は、端末装置B11の撮像部B36によって印刷物B3の二次元バーコードを撮像することで、端末装置B11により管理装置D11にアクセスする。そして、運転手B1は、工場到着時刻を管理装置D11の記憶部D34に登録(記録)する。
【0066】
なお、運転手B1の位置(本実施形態では、端末装置B11の位置)が工場の位置を基準とした所定領域に存在する場合だけ、工場到着時刻の記録が可能である構成とされてもよい。
この場合、運転手B1の端末装置B11は、位置取得部B37によって取得された位置(現在位置)の情報を管理装置D11に送信する。管理装置D11は、端末装置B11から受信した位置の情報により特定される位置が当該所定領域に存在するか否かを判定し、当該位置が当該所定領域に存在する場合だけ、工場到着時刻の記録を受け付ける(許可する)。他の場合には、工場到着時刻の記録は不可となる。
ここで、工場の位置情報、および、当該所定領域の情報は、例えば、あらかじめ、管理装置D11の記憶部D34に記憶されている。
当該所定領域は、例えば、工場の位置を中心として所定の閾値以内の距離の領域であってもよい。一例として、当該閾値が100mである場合、当該所定領域は、工場の位置を中心として半径100m以内の領域となる。当該閾値は、任意に設定可能であってもよい。
【0067】
このように、工場到着時刻の登録時に運転手B1の位置の情報を記録する構成では、工場到着時刻の登録の信憑性を担保することができる。
ただし、利便性を優先するために、このような位置情報による制限を設けずに、運転手B1の現在位置に関わらず工場到着時刻の登録を可能としてもよい。
【0068】
さらに、管理装置D11は、受領サインが行われたか否かを判定し、受領サインが行われた場合だけ、工場到着時刻の記録を受け付けてもよい。他の場合には、工場到着時刻の記録は不可となる。
このような構成では、さらに、工場到着時刻の登録の信憑性を担保することができる。
【0069】
なお、他の構成例として、管理装置D11は、受領サインの有無を判定して、工場到着時刻の記録を受け付けるか否かを判定するが、工場到着時刻の有無については判定しない構成が用いられてもよい。
【0070】
ここで、(手順T7)において、管理装置D11では、運転手B1の端末装置B11からのアクセスを受けて、端末装置B11からの情報の受信、提示制御部D111による端末装置B11への情報の提示の制御、許可制御部D114による工場到着時刻の記録を許可するか否かの制御、記録制御部D112による情報の記録の制御などを行う。
【0071】
他の例として、運転手B1の位置(本実施形態では、端末装置B11の位置)が工場の位置を基準とした所定領域に存在するようになったときに、端末装置B11が、自動的に、当該位置の情報を管理装置D11に送信する構成としてもよい。この場合、管理装置D11は、受信した位置の情報を、該当する納入書の情報などに追加する。
【0072】
管理装置D11では、運転手B1が工場に到着した場合、該当する納品書に係る運搬業務が完了したことを判定する。
ここで、運転手B1が工場に到着したと判定する手法としては、例えば、運転手B1からの報告があった場合に運転手B1が工場に到着したと判定する手法、さらに工場到着時刻の登録がある場合に運転手B1が工場に到着したと判定する手法、または、さらに受領サインがある場合に運転手B1が工場に到着したと判定する手法、などが用いられてもよい。
【0073】
管理装置D11では、運転手B1が工場に到着した場合、運搬業務が完了した納品書について、車両B2との対応付けを解除してもよい。
ここで、管理装置D11では、このような対応付けの解除を許可するか否かを許可制御部D114によって制御してもよい。
【0074】
なお、管理装置D11では、出荷指示の時刻(最終出荷指示時刻)から一定時刻が経過した後は、車両B2と納品書との対応付けに関する情報(例えば、納品書の情報)を運転手B1によって参照することを不可にしてもよい。この理由は、生コンクリートは、所定の時間以内(例えば、90分以内)に現場に配達される必要があるためである。
ここで、管理装置D11では、このような情報の参照(提示)を許可するか否かを許可制御部D114によって制御してもよい。
【0075】
(手順T11)
以上では、現場担当者C1が出荷確認を行わない場合の例を示したが、(手順T1)の後に現場担当者C1が出荷確認を行ってもよい。なお、(手順T2)と(手順T11)とは互いに前後の依存関係はない。
【0076】
(手順T11)では、現場担当者C1が出荷確認を行う。
ここで、(手順T11)において、管理装置D11では、現場担当者C1の端末装置C11にアクセスして、提示制御部D111による端末装置C11への情報の提示の制御などを行う。
【0077】
他の例として、現場担当者C1が端末装置C11を操作することで管理装置D11にアクセスしてログインし、管理装置D11により提示される画面により、工場出荷担当者A1が出荷指示を行ったことを確認してもよい。
この場合、(手順T11)において、管理装置D11では、現場担当者C1の端末装置C11からのアクセスを受けて、端末装置C11からの情報の受信、提示制御部D111による端末装置C11への情報の提示の制御などを行う。
本実施形態では、(手順T5)で後述する図20の画面を見て確認可能であり、(手順T11)で後述する図22の画面を見て確認可能である。
【0078】
[画面等の例]
図4図23を参照して、本実施形態に係る管理システム1で使用され得る画面等の例を示す。
なお、これらの画面等は例示であり、他の画面等が用いられてもよい。
本実施形態では、納入書などの各種の情報が電子化されており、これらが管理装置D11において管理され、画面表示等が行われる。
【0079】
図4は、実施形態に係るクラウド側の車両マスタ登録の画面E1の一例を示す図である。
この画面E1により、車両B2と二次元コードとの対応付けが可能である。
画面E1では、車両マスタ登録の登録内容として、会社名、車両識別タグ、自動車登録番号、車両コードを入力することが可能である。本実施形態では、車両識別タグは、自動車登録番号よりも短い文字列で車両を識別する。なお、例えば、車両識別タグの代わりに運転手名が用いられてもよく、または、車両識別タグとともに運転手名が用いられてもよく、あるいは、車両識別タグの情報として運転手名などのように運転手を識別する情報が用いられてもよい。
画面E1において、ボタンF11が押下されると登録内容が管理装置D11の記憶部D34に記憶され、ボタンF12が押されると登録内容がキャンセルされる。
【0080】
ここで、画面E1は、例えば、(事前準備)で使用されることが可能である。
画面E1は、例えば、管理装置D11において表示されて、管理装置D11の操作により情報入力および各ボタンの押下などが行われてもよい。
他の例として、画面E1は、管理装置D11の制御により、工場担当者A1の端末装置A11において表示されて、端末装置A11の操作により情報入力および各ボタンの押下などが行われてもよい。
【0081】
図5は、実施形態に係るクラウド側の車両マスタ検索の画面E2の一例を示す図である。
この画面E2により、車両B2と二次元コードとの対応付けに関し、検索を行うことが可能である。
画面E2では、会社名、車両識別タグ、自動車登録番号、または、二次元コードをキーとして、車両マスタの検索が可能である。
ボタンG21が押下されると、撮像部によって、二次元コードの読み取りが行われる。
ボタンG22が押下されると、検索が行われて、その下方の領域に検索結果が表示される。なお、検索結果の表示領域は他の位置であってもよい。
ボタンF21が押下されると、検索結果の情報を示す画面に移行する。
ボタンF22が押下されると、検索がキャンセルされる。
ボタンG23が押下されると、新規作成の画面(例えば、図4に示される画面E1)に移行する。
【0082】
ここで、画面E2は、例えば、(事前準備)で使用されることが可能である。
画面E2は、例えば、管理装置D11において表示されて、管理装置D11の操作により情報入力および各ボタンの押下などが行われてもよい。
他の例として、画面E2は、管理装置D11の制御により、工場担当者A1の端末装置A11において表示されて、端末装置A11の操作により情報入力および各ボタンの押下などが行われてもよい。
【0083】
図6は、実施形態に係るクライアント側の車両マスタ登録の画面E3の一例を示す図である。
この画面E3により、クライアント側の車両と車両B2(二次元コード)との対応付けが可能である。
画面E3では、車両マスタ登録の登録内容として、車両番号、運転手名、最大積載量、車両区分、車種、会社名、車両識別タグ、自動車登録番号を入力することが可能である。本実施形態では、会社名、車両識別タグ、自動車登録番号については、クライアント側の車両マスタで手入力する方式ではなく、クラウド側の車両マスタを選択してクライアント側の車両マスタと紐付けることで入力する方式が用いられている。図6の例では、右端の「...」ボタンを押下してクラウド側の車両マスタを選択することで、各種情報(例えば、会社名、車両識別タグ、自動車登録番号)のテキストボックスへの入力(紐付け)が可能である。
画面E3において、ボタンF31が押下されると登録内容が端末装置A11の記憶部A34に記憶され、ボタンF32が押されると登録内容がキャンセルされる。
ボタンG31が押下されると、登録内容に対応する二次元コードの印刷が行われる。
【0084】
ここで、画面E3は、例えば、(事前準備)で使用されることが可能である。
画面E3は、例えば、管理装置D11の制御により、工場担当者A1の端末装置A11において表示されて、端末装置A11の操作により情報入力および各ボタンの押下などが行われてもよい。
工場担当者A1は、ボタンG31を押下することで、二次元コードの印刷物B3を取得することが可能である。
【0085】
図7は、実施形態に係る二次元コードの印刷物E4の一例を示す図である。
印刷物E4は、図1に示される印刷物B3の一例である。
印刷物E4には、二次元コードG41が印刷されている。
また、図7の例では、印刷物E4には、会社名、車両識別タグおよび自動車登録番号が印刷されている。
【0086】
図8は、実施形態に係る出荷指示内容の画面E5の一例を示す図である。
この画面E5により、出荷指示内容を登録することが可能である。
画面E5では、出荷番号(出荷No.)、車両番号、会社名、車両識別タグ、自動車登録番号、出荷量、納入条件、備考が表示されており、出荷番号(出荷No.)、車両番号、出荷量、納入条件、備考を入力することが可能である。本実施形態では、会社名、車両識別タグ、自動車登録番号については、出荷指示画面で手入力する方式ではなく、「...」ボタンの押下によってクライアント側の車両マスタを選択または車両番号を手入力した際に、クライアント側の車両マスタに紐付いたクラウド側の車両マスタの情報を表示する方式が用いられている。
画面E5において、ボタンF51が押下されると出荷指示内容が管理装置D11の記憶部D34に記憶され、ボタンF52が押されると出荷指示内容がキャンセルされる。
【0087】
ここで、画面E5は、例えば、(手順T1)で使用されることが可能である。
画面E5は、例えば、管理装置D11の制御により、工場担当者A1の端末装置A11において表示されて、端末装置A11の操作により情報入力および各ボタンの押下などが行われてもよい。
【0088】
図9は、実施形態に係る工場出発直後の納入書情報確認の画面E6の一例を示す図である。
この画面E6により、納入書の基本情報を確認することが可能である。
画面E6では、製造業者名、製造工場名、プラント識別、規格情報(JIS)、番号(No.)、納入年月日、納入者名、納入場所、運搬車番号、納入時刻(発、着)、納入容積、累計(車両の台数、納入容積の総和)、呼び方、備考、荷受職員認印又はサイン、出荷係認印又はサインの情報が表示されている。
図9の例では、工場出発直後であり、納入時刻の発時刻は記述されているが、着時刻は記述されていない。また、出荷係認印又はサインは記述されているが、荷受職員認印又はサインは記述されていない。
ボタンG61が押下されると、納入書(例えば、図11の画面E8)が表示される。
ボタンG62が押下されると、配合表の詳細(例えば、図10の画面E7)が表示される。
なお、本実施形態では、規格情報を「JIS」という文字で図示するが、例えば、ロゴが使用されてもよい。
【0089】
図10は、実施形態に係る工場出発直後の納入書情報確認における配合表部分展開時の画面E7の一例を示す図である。
この画面E7により、配合表の詳細を確認することが可能である。
画面E7では、配合種別、セメント、混和材(1)~(2)、水、細骨材(1)~(3)、粗骨材(1)~(4)、混和剤(1)~(3)、水セメント比、水結合材比、細骨材率、スラッジ固形分率、回収骨材置換率(細骨材、粗骨材)、安定化スラッジ水の使用といった事項が表示されている。
ボタンG71が押下されると、元の画面(図9の画面E6)の表示に戻る。
【0090】
図11は、実施形態に係る工場出発直後の納入書情報確認における納入書表示の画面E8の一例を示す図である。
この画面E8により、納入書の詳細を確認することが可能である。
画面E8では、納入書タイトル(「レディーミクストコンクリート納入書」)、番号(No.)、年月日、規格情報(JIS)、製造会社名・工場名、納入場所、運搬車番号、納入時刻(発、着)、納入容積、累計(車両の台数、納入容積の総和)、呼び方、配合表、備考(配合の種類)、荷受職員認印又はサイン、出荷係認印又はサインといった事項が表示されている。
ボタンH81が押下されると、元の画面(図9の画面E6)の表示に戻る。
【0091】
ここで、画面E6~E8は、例えば、(手順T2)以降で使用されることが可能である。
画面E6~E8は、例えば、管理装置D11の制御により、工場担当者A1の端末装置A11において表示されて、端末装置A11の操作により各ボタンの押下などが行われてもよい。
また、画面E6~E8は、例えば、管理装置D11の制御により、運転手B1の端末装置B11において表示されて、端末装置B11の操作により各ボタンの押下などが行われてもよい。
なお、画面E6~E8は、例えば、管理装置D11の制御により、現場担当者C1の端末装置C11において表示されて、端末装置C11の操作により各ボタンの押下などが行われてもよい。
【0092】
図12は、実施形態に係る現場到着時の納入書情報確認の画面E9の一例を示す図である。
この画面E9により、納入書の基本情報を確認することが可能である。
画面E9では、図9に示される情報と同様な情報が表示される。図12の例では、現場到着時であり、納入時刻の着時刻(到着時刻)の登録が可能である。
枠I91に、納入時刻の着時刻を登録することが可能である。なお、枠I91は、着時刻の登録を受け付けるためのボタンになっていてもよい。
ボタンG91が押下されると、納入書(例えば、図11の画面E8のような画面)が表示される。
ボタンG92が押下されると、配合表の詳細(例えば、図10の画面E7のような画面)が表示される。
【0093】
ここで、画面E9は、例えば、(手順T3)で使用されることが可能である。
画面E9は、例えば、管理装置D11の制御により、運転手B1の端末装置B11において表示されて、端末装置B11の操作により着時刻の登録および各ボタンの押下などが行われてもよい。
本実施形態では、運転手B1の意思(操作)によって、着時刻の登録が行われる。端末装置B11は、着時刻の登録の操作が行われた場合に、例えば、自動的に、端末装置B11の位置(現在位置)の情報を管理装置D11に送信してもよい。管理装置D11は、受信した位置の情報に基づいて、着時刻の登録を許可するか否かを判定してもよい。
【0094】
図13は、実施形態に係るスマートフォンにおける受領サイン時の納入書情報確認の画面E10の一例を示す図である。
この画面E10により、納入書の基本情報を確認することが可能であり、受領サインを行うことが可能である。
本実施形態では、現場担当者C1により受領サインが行われる。図13の例は、現場担当者C1の端末装置C11がスマートフォンである場合の例である。
画面E10では、図9に示される情報と同様な情報が表示され、さらに、納入時刻の着時刻の登録が完了している。
枠I101に、受領サインを行うことが可能である。なお、枠I101は、受領サインを受け付けるためのボタンになっていてもよい。
ボタンG101が押下されると、納入書(例えば、図14の画面E11)が表示される。
ボタンG102が押下されると、配合表の詳細(例えば、図10の画面E7のような画面)が表示される。
【0095】
図14は、実施形態に係るスマートフォンにおける受領サイン時の納入書情報確認における納入書表示の画面E11の一例を示す図である。
この画面E11により、納入書の詳細を確認することが可能である。
ボタンH111が押下されると、元の画面(図13の画面E10)の表示に戻る。
【0096】
ここで、画面E10~E11は、例えば、(手順T4)で使用されることが可能である。
画面E10~E11は、例えば、管理装置D11の制御により、現場担当者C1の端末装置C11において表示されて、端末装置C11の操作により受領サインおよび各ボタンの押下などが行われてもよい。
本実施形態では、現場担当者C1の意思(操作)によって、受領サインが行われる。端末装置C11は、受領サインの操作が行われた場合に、例えば、自動的に、端末装置C11の位置(現在位置)の情報を管理装置D11に送信してもよい。管理装置D11は、受信した位置の情報に基づいて、受領サインを許可するか否かを判定してもよい。
【0097】
図15は、実施形態に係るタブレットにおける受領サイン時の納入書情報確認の画面E12の一例を示す図である。
本実施形態では、現場担当者C1により受領サインが行われる。図15の例は、現場担当者C1の端末装置C11がタブレットである場合の例である。
この画面E12により、納入書の基本情報を確認することが可能であり、受領サインを行うことが可能である。
画面E12では、図13に示される情報と同様な情報が異なる配置で表示されている。図15の例では、納入時刻の着時刻の登録が完了している。
枠I121に、受領サインを行うことが可能である。なお、枠I121は、受領サインを受け付けるためのボタンになっていてもよい。
ボタンG121が押下されると、納入書(例えば、図17の画面E14)が表示される。
ボタンG122が押下されると、配合表の詳細(例えば、図16の画面E13)が表示される。
【0098】
図16は、実施形態に係るタブレットにおける受領サイン時の納入書情報確認における配合表部分展開時の画面E13の一例を示す図である。
この画面E13により、配合表の詳細を確認することが可能である。
ボタンG131が押下されると、納入書(例えば、図17の画面E14)が表示される。
ボタンG132が押下されると、元の画面(図15の画面E12)の表示に戻る。
【0099】
図17は、実施形態に係るタブレットにおける受領サイン時の納入書情報確認における納入書表示の画面E14の一例を示す図である。
この画面E14により、納入書の詳細を確認することが可能である。
ボタンH141が押下されると、元の画面(図15の画面E12、または、図16の画面E13)の表示に戻る。
【0100】
ここで、画面E12~E14は、例えば、(手順T4)で使用されることが可能である。
画面E12~E14は、例えば、管理装置D11の制御により、現場担当者C1の端末装置C11において表示されて、端末装置C11の操作により受領サインおよび各ボタンの押下などが行われてもよい。
本実施形態では、現場担当者C1の意思(操作)によって、受領サインが行われる。端末装置C11は、受領サインの操作が行われた場合に、例えば、自動的に、端末装置C11の位置(現在位置)の情報を管理装置D11に送信してもよい。管理装置D11は、受信した位置の情報に基づいて、受領サインを許可するか否かを判定してもよい。
【0101】
図18は、実施形態に係る現場出発時の納入書情報確認の画面E15の一例を示す図である。
この画面E15では、受領サイン(本例では、荷受職員認印又はサイン)が記述されている。
この画面E15により、現場発時刻(現場出発時刻)を登録することが可能である。
ボタンI151が押下されると、現場発時刻を登録することが可能である。
ボタンG151が押下されると、納入書(例えば、図19の画面E16)が表示される。
ボタンG152が押下されると、配合表の詳細(例えば、図10の画面E7のような画面)が表示される。
【0102】
図19は、実施形態に係る現場出発時の納入書情報確認における納入書表示の画面E16の一例を示す図である。
この画面E16により、納入書の詳細を確認することが可能である。
ボタンH161が押下されると、元の画面(図18の画面E15)の表示に戻る。
【0103】
ここで、画面E15~E16は、例えば、(手順T6)で使用されることが可能である。
画面E15~E16は、例えば、管理装置D11の制御により、運転手B1の端末装置B11において表示されて、端末装置B11の操作により現場発時刻の登録および各ボタンの押下などが行われてもよい。
本実施形態では、運転手B1の意思(操作)によって、発時刻の登録が行われる。端末装置B11は、発時刻の登録の操作が行われた場合に、例えば、自動的に、端末装置B11の位置(現在位置)の情報を管理装置D11に送信してもよい。管理装置D11は、受信した位置の情報に基づいて、発時刻の登録を許可するか否かを判定してもよい。
【0104】
図20は、実施形態に係るクラウド側およびクライアント側の納入書一覧の画面E17の一例を示す図である。
この画面E17では、所定の事業(図20の例では、所定のビル新築工事)に関して、納入書一覧の情報として、番号(No.)、運搬車番号、工場発時(工場出発時刻)、現場着時(現場到着時刻)、現場発時(現場出発時刻)、工場着時(工場到着時刻)、納入容積、納入累計(容積の累計)、累計台数、状態、受領の有無(受領サインの有無)が表示されている。
ここで、状態としては、例えば、工場発、現場着、現場発、または、工場着がある。
なお、図20の例では、未定の時刻については空欄(情報無し)となっている。
画面E17により、例えば、現場着、受領サイン、現場発などに関する確認が可能である。
【0105】
ここで、画面E17は、例えば、任意のタイミングで使用されることが可能である。
画面E17は、例えば、管理装置D11において表示されてもよい。
他の例として、画面E17は、管理装置D11の制御により、工場担当者A1の端末装置A11において表示されてもよい。
他の例として、画面E17は、管理装置D11の制御により、現場担当者C1の端末装置C11において表示されてもよい。
【0106】
図21は、実施形態に係るスマートフォンにおける納入書一覧の画面E18の一例を示す図である。
図21の例は、納入書一覧を表示する端末装置がスマートフォンである場合の例である。
この画面E18では、所定の事業(図21の例では、所定のビル新築工事)に関して、納入書一覧の情報として、番号(No.)、運搬車番号、工場発時、現場着時、納入容積、累計数量、累計台数、納入条件が表示されている。
なお、図21の例では、未定の時刻については空欄(情報無し)となっている。
ボタンH181が押下されると、元の画面(本例では、例示を省略)の表示に戻る。
【0107】
ここで、画面E18は、例えば、任意のタイミングで使用されることが可能である。
画面E21は、例えば、管理装置D11の制御により、工場担当者A1の端末装置A11において表示されてもよい。
他の例として、画面E18は、管理装置D11の制御により、運転手B1の端末装置B11において表示されてもよい。
他の例として、画面E18は、管理装置D11の制御により、現場担当者C1の端末装置C11において表示されてもよい。
【0108】
図22は、実施形態に係るタブレットにおける納入書一覧の画面E19の一例を示す図である。
図22の例は、納入書一覧を表示する端末装置がタブレットである場合の例である。
この画面E19では、所定の事業(図22の例では、所定のビル新築工事)に関して、納入書一覧の情報として、番号(No.)、運搬車番号、工場発時、現場着時、納入容積、累計数量、累計台数、納入条件が表示されている。
なお、図22の例では、未定の時刻については空欄(情報無し)となっている。
ボタンH191が押下されると、元の画面(本例では、例示を省略)の表示に戻る。
【0109】
ここで、画面E19は、例えば、任意のタイミングで使用されることが可能である。
画面E19は、例えば、管理装置D11の制御により、工場担当者A1の端末装置A11において表示されてもよい。
他の例として、画面E19は、管理装置D11の制御により、運転手B1の端末装置B11において表示されてもよい。
他の例として、画面E19は、管理装置D11の制御により、現場担当者C1の端末装置C11において表示されてもよい。
【0110】
図23は、実施形態に係る工場到着時の納入書情報確認の画面E20の一例を示す図である。
この画面E20により、納入書の基本情報を確認することが可能であり、工場着時刻を登録することが可能である。
ボタンI201が押下されると、工場着時刻を登録することが可能である。
ボタンG201が押下されると、納入書(例えば、図19の画面E16のような画面)が表示される。
ボタンG202が押下されると、配合表の詳細(例えば、図10の画面E7のような画面)が表示される。
【0111】
ここで、画面E20は、例えば、(手順T7)で使用されることが可能である。
画面E20は、例えば、管理装置D11の制御により、運転手B1の端末装置B11において表示されて、端末装置B11の操作により工場着時刻の登録および各ボタンの押下などが行われてもよい。
本実施形態では、運転手B1の意思(操作)によって、着時刻の登録が行われる。端末装置B11は、着時刻の登録の操作が行われた場合に、例えば、自動的に、端末装置B11の位置(現在位置)の情報を管理装置D11に送信してもよい。管理装置D11は、受信した位置の情報に基づいて、着時刻の登録を許可するか否かを判定してもよい。
【0112】
[以上の実施形態について]
以上のように、本実施形態に係る管理システム1では、生コンクリートを運搬する車両B2の運転手B1を考慮した効率的な管理を実現することができる。
本実施形態に係る管理システム1では、例えば、運転手B1にとって、専用の端末装置、専用のアプリケーションあるいはログインを不要とすることができ、例えば、私的なスマートフォンのように汎用の端末装置B11を使用することを可能として、利便性を高めることができる。
【0113】
例えば、従来の課題として、すべての運転手B1の端末装置(例えば、スマートフォン)に所定のアプリケーションをインストールすること、および、運転手B1ごとのアカウントを作成することは、作業負荷が大きく、現実的に困難な場合も多い。特に、傭車が使用される場合には、運転手B1が毎日異なり得る。また、傭車の場合、運転手B1に臨時のアカウントを作成することは困難な場合も多い。
そこで、本実施形態に係る管理システム1では、例えば、生コンクリートの工場において、車両B2に対応付けられた二次元コードを印刷した用紙(印刷物B3)をあらかじめ用意しておき、車両B2の運転手B1はその印刷物B3の二次元コードを端末装置B11により読み取る作業を行うこととした。
したがって、本実施形態に係る管理システム1では、運転手B1の端末装置(例えば、スマートフォン)に所定のアプリケーションをインストールする作業、および、運転手B1ごとのアカウントを作成する作業を不要とすることができる。
【0114】
例えば、従来の課題として、現場到着時刻の記録を運転手B1が行う必要があるが、現場に到着する前に記録してしまうことを避けたいという要求があった。
そこで、本実施形態に係る管理システム1では、例えば、現場の位置情報をあらかじめ登録しておき、運転手B1により現場到着時刻の記録が行われる際に、運転手B1の位置(端末装置B11の位置)が所定の領域に存在する場合だけ当該記録を許可するようにした。
したがって、本実施形態に係る管理システム1では、例えば、車両B2が現場に到着する前に運転手B1によって現場到着時刻が記録されることを防止することができる。
なお、本実施形態に係る管理システム1では、このような現場到着時刻の記録が行われない構成が用いられてもよい。
【0115】
例えば、従来の課題として、現場担当者C1が受領サインを行うが、端末装置C11により所定のボタンを押すだけの操作である場合、信憑性が劣ることがある。
そこで、本実施形態に係る管理システム1では、例えば、現場担当者C1はログインして受領サインを行うこととした。また、本実施形態に係る管理システム1では、例えば、現場担当者C1について受領サイン時の位置情報を記録することとした。
したがって、本実施形態に係る管理システム1では、例えば、ログインにより信憑性を高めることができ、また、位置情報により信憑性を高めることができる。例えば、受領サイン時の信憑性に疑問が生じた場合に、位置情報も含めて信憑性の判断が可能である。
なお、本実施形態に係る管理システム1では、このようなログインあるいは位置情報の記録が行われない構成が用いられてもよい。
【0116】
なお、以上に説明した任意の装置における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、オペレーティングシステムあるいは周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(Compact Disc)-ROM(Read Only Memory)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーあるいはクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。当該揮発性メモリーは、例えば、RAM(Random Access Memory)であってもよい。記録媒体は、例えば、非一時的記録媒体であってもよい。
【0117】
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイルであってもよい。差分ファイルは、差分プログラムと呼ばれてもよい。
【0118】
また、以上に説明した任意の装置における任意の構成部の機能は、プロセッサーにより実現されてもよい。例えば、実施形態における各処理は、プログラム等の情報に基づき動作するプロセッサーと、プログラム等の情報を記憶するコンピューター読み取り可能な記録媒体により実現されてもよい。ここで、プロセッサーは、例えば、各部の機能が個別のハードウェアで実現されてもよく、あるいは、各部の機能が一体のハードウェアで実現されてもよい。例えば、プロセッサーはハードウェアを含み、当該ハードウェアは、デジタル信号を処理する回路およびアナログ信号を処理する回路のうちの少なくとも一方を含んでもよい。例えば、プロセッサーは、回路基板に実装された1または複数の回路装置、あるいは、1または複数の回路素子のうちの一方または両方を用いて、構成されてもよい。回路装置としてはIC(Integrated Circuit)などが用いられてもよく、回路素子としては抵抗あるいはキャパシターなどが用いられてもよい。
【0119】
ここで、プロセッサーは、例えば、CPUであってもよい。ただし、プロセッサーは、CPUに限定されるものではなく、例えば、GPU(Graphics Processing Unit)、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)等のような、各種のプロセッサーが用いられてもよい。また、プロセッサーは、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によるハードウェア回路であってもよい。また、プロセッサーは、例えば、複数のCPUにより構成されていてもよく、あるいは、複数のASICによるハードウェア回路により構成されていてもよい。また、プロセッサーは、例えば、複数のCPUと、複数のASICによるハードウェア回路と、の組み合わせにより構成されていてもよい。また、プロセッサーは、例えば、アナログ信号を処理するアンプ回路あるいはフィルター回路等のうちの1以上を含んでもよい。
【0120】
以上、この開示の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この開示の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0121】
[付記]
(構成例1)~(構成例9)を示す。
【0122】
(構成例1)
工場出荷担当者が第1端末装置を用いて生コンクリートの出荷指示を行い、第2端末装置を有する運転手が車両を運転して前記生コンクリートを現場に運搬して納入する作業を管理装置により管理する管理システムであって、
前記車両とコードとの対応付けを記憶し、
前記工場出荷担当者が前記車両と前記生コンクリートの納入書とを対応付け、
前記運転手は、前記車両に対応付けられた前記コードの印刷物を用いて前記第2端末装置により前記コードに基づく情報を読み取らせ、
前記第2端末装置は、読み取られた情報に基づいてログイン無しで前記管理装置にアクセスし、
前記管理装置は、アクセスしてきた前記第2端末装置に対して所定処理を実行する、
管理システム。
【0123】
ここで、図1等の例では、工場出荷担当者A1の端末装置A11が第1端末装置の一例であり、運転手B1の端末装置B11が第2端末装置の一例である。
また、図1等の例では、二次元コードがコードの一例である。なお、コードとしては、様々なコードが用いられてもよい。
また、納入書の形式および内容などについては、様々な態様が用いられてもよい。
また、管理装置により行われる所定処理としては、例えば、情報の提示、情報の記録(記憶)、情報の対応付け、所定の許可の制御などのように、様々な処理が用いられてもよい。
また、管理装置により行われる作業の管理としても、同様に、例えば、作業に関する情報の提示、作業に関する情報の記録(記憶)、作業に関する情報の対応付け、作業に関する所定の許可の制御などのように、様々な処理が用いられてもよい。
【0124】
(構成例2)
前記コードに基づく情報は、前記管理装置にアクセスするためのURLの情報を含む、
(構成例1)に記載の管理システム。
【0125】
ここで、コードに基づく情報は、必ずしもURLの情報を含まなくてもよく、例えば、管理装置にアクセスするための他の情報を含んでもよい。
【0126】
(構成例3)
前記第2端末装置は、現場到着時刻を登録する際に、位置の情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記位置の情報が所定の第1条件を満たす場合に、前記現場到着時刻の登録を許可する、
(構成例1)または(構成例2)に記載の管理システム。
【0127】
ここで、第1条件としては、様々な条件が用いられてもよく、例えば、「第2端末装置の位置が、現場から所定の距離以内の領域にある」という条件などが用いられてもよい。
【0128】
(構成例4)
さらに、現場担当者が第3端末装置を用いて前記生コンクリートの受領サインを行う作業を前記管理装置により管理する、
(構成例1)から(構成例3)のいずれか1項に記載の管理システム。
【0129】
ここで、図1等の例では、現場担当者C1の端末装置C11が第3端末装置の一例である。
【0130】
(構成例5)
前記第3端末装置は、前記受領サインを行う際に、前記管理装置に対してログインを行う、
(構成例4)に記載の管理システム。
【0131】
ここで、例えば、ログインのために、現場担当者(または、第3端末装置)にアカウントなどが設定されていてもよい。
【0132】
(構成例6)
さらに、前記第3端末装置は、前記受領サインを行う際に、位置の情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記位置の情報が所定の第2条件を満たす場合に、前記受領サインを許可する、
(構成例4)または(構成例5)に記載の管理システム。
【0133】
ここで、第2条件としては、様々な条件が用いられてもよく、例えば、「第3端末装置の位置が、現場から所定の距離以内の領域にある」という条件などが用いられてもよい。
【0134】
管理システムにおいて行われる管理方法を提供することも可能である。
(構成例7)
工場出荷担当者が第1端末装置を用いて生コンクリートの出荷指示を行い、第2端末装置を有する運転手が車両を運転して前記生コンクリートを現場に運搬して納入する作業を管理装置により管理する管理方法であって、
前記車両とコードとの対応付けを記憶し、
前記工場出荷担当者が前記車両と前記生コンクリートの納入書とを対応付け、
前記運転手は、前記車両に対応付けられた前記コードの印刷物を用いて前記第2端末装置により前記コードに基づく情報を読み取らせ、
前記第2端末装置は、読み取られた情報に基づいてログイン無しで前記管理装置にアクセスし、
前記管理装置は、アクセスしてきた前記第2端末装置に対して所定処理を実行する、
管理方法。
【0135】
管理装置を提供することも可能である。
(構成例8)
工場出荷担当者が第1端末装置を用いて生コンクリートの出荷指示を行い、第2端末装置を有する運転手が車両を運転して前記生コンクリートを現場に運搬して納入する作業を管理する管理装置であって、
前記車両とコードとの対応付けに対して、前記工場出荷担当者の前記第1端末装置からの情報に基づいて、前記車両と前記生コンクリートの納入書とを対応付け、
前記運転手が、前記車両に対応付けられた前記コードの印刷物を用いて前記第2端末装置により前記コードに基づく情報を読み取らせ、前記第2端末装置が、読み取られた情報に基づいてログイン無しでアクセスしてきたことに応じて、前記第2端末装置に対して所定処理を実行する、
管理装置。
【0136】
管理装置を構成するコンピューターに実行させるプログラム(コンピュータープログラム)を提供することも可能である。
(構成例9)
工場出荷担当者が第1端末装置を用いて生コンクリートの出荷指示を行い、第2端末装置を有する運転手が車両を運転して前記生コンクリートを現場に運搬して納入する作業を管理する管理装置を構成するコンピューターに、
前記車両とコードとの対応付けに対して、前記工場出荷担当者の前記第1端末装置からの情報に基づいて、前記車両と前記生コンクリートの納入書とを対応付ける機能と、
前記運転手が、前記車両に対応付けられた前記コードの印刷物を用いて前記第2端末装置により前記コードに基づく情報を読み取らせ、前記第2端末装置が、読み取られた情報に基づいてログイン無しでアクセスしてきたことに応じて、前記第2端末装置に対して所定処理を実行する機能と、
を実現させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0137】
1…管理システム、11…ネットワーク、A1‥工場出荷担当者、A11、B11、C11…端末装置、A31、B31、C31、D31…入力部、A32、B32、C32、D32…出力部、A33、B33、C33、D33…通信部、A34、B34、C34、D34…記憶部、A35、B35、C35、D35…制御部、A36、B36、C36…撮像部、A37、B37、C37…位置取得部、B1…運転手、B2…車両、B3…印刷物(二次元コード)、C1‥現場担当者、D11…管理装置、D111…提示制御部、D112…記録制御部、D113…対応付け制御部、D114…許可制御部、E1~E19…画面、F11~F12、F21~F22、F31~F32、F51~F52、G21~G23、G31、G61~G62、G71、G91~G92、G101~G102、G121~G122、G131~G132、G151~G152、G201~G202、H81、H111、H141、H161、H181、H191…ボタン、G41…二次元コード、I91、I101、I121、I151、I201…枠、T1~T7、T11…手順
図1
図2
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