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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-18
(45)【発行日】2024-09-27
(54)【発明の名称】浄水器
(51)【国際特許分類】
   C02F 1/28 20230101AFI20240919BHJP
【FI】
C02F1/28 R
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2023521428
(86)(22)【出願日】2021-10-08
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-24
(86)【国際出願番号】 KR2021013945
(87)【国際公開番号】W WO2022075819
(87)【国際公開日】2022-04-14
【審査請求日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】10-2020-0130279
(32)【優先日】2020-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0130280
(32)【優先日】2020-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0130281
(32)【優先日】2020-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】514170813
【氏名又は名称】コーウェイ株式会社
【氏名又は名称原語表記】COWAY CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】チョン,ヒド
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジョンファン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヒョング
(72)【発明者】
【氏名】オ,ユウォン
(72)【発明者】
【氏名】パク,チャンジョン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ウン
【審査官】山崎 直也
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-207322(JP,A)
【文献】登録実用新案第3217941(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2019/0308865(US,A1)
【文献】国際公開第03/086979(WO,A1)
【文献】特開2014-226595(JP,A)
【文献】登録実用新案第3215590(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C02F 1/00
1/28
1/44
B01D 24/00-35/05
35/10-37/04
53/22
61/00-71/82
G01N 33/00-33/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
原水を濾過して浄水を提供するフィルター、
メインフレーム及びカバーフレームを含むフレーム、
前記浄水が外部に排出されるための排出口、
前記浄水が流動するための流動空間を提供する複数のウォーターパイプ及び前記複数のウォーターパイプを支持する本体部を含む流路モジュール
記複数のウォーターパイプと分離可能に接続され、前記複数のウォーターパイプと接続されたときに前記複数のウォーターパイプの少なくとも一部を選択的に開閉するチュービング組立体、及び
前記原水を通して、前記原水を前記フィルターに流入させるノースバルブを含み、
前記チュービング組立体は、一側が前記フィルターに接続され、他側が前記流路モジュールと接続され、前記流路モジュールは前記チュービング組立体を介して前記フィルターで濾過された前記浄水を供給され、
前記流路モジュールは、
前記チュービング組立体の上側に置かれ、上側から見たときに前記フィルターと前記排出口との間に配置され、前記チュービング組立体の少なくとも一部と重なり、前記フィルターと重ならないように配置され、
前記複数のウォーターパイプはそれぞれ、前記浄水が流れる通路部、前記浄水が流入するように、前記通路部の一側に設けられて流入口を含む流入部、及び前記浄水が吐出されるように前記通路部の他方に設けられて吐出口を含む吐出部を含み、
前記複数のウォーターパイプのそれぞれに設けられた前記流入口および前記吐出部は、前記本体部の外側に露出し、下方に向かって開放され
前記カバーフレームは、
前記流路モジュールをカバーするカバー位置に配置されるか、前記流路モジュールが外部に露出するように前記カバー位置から離脱可能に構成される、
浄水器。
【請求項2】
前記複数のウォーターパイプのそれぞれに設けられた前記流入部および前記吐出部は、下方に向かって延びることを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項3】
前記本体部は、前記通路部を支持し、複数の貫通孔が形成され、
前記流入部および前記吐出部は、前記複数の貫通孔を介して前記本体部の外側に突出しており、
前記複数の貫通孔は、前記本体部の同じ一面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項4】
前記複数のウォーターパイプの各通路部のうち少なくとも一部は、互いに異なる方向に延びており、
前記複数のウォーターパイプのそれぞれは、前記本体部内で前記流動空間が互いに非連通するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項5】
前記複数のウォーターパイプのそれぞれに設けられた前記流入口と前記吐出口の少なくとも一方は、他方とは異なる大きさを有し、
前記複数のウォーターパイプのうちの少なくとも1つは、他のものとは異なる形状を有することを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項6】
前記チュービング組立体は、前記複数のウォーターパイプのそれぞれの前記流入部及び前記吐出部と選択的に噛み合う複数の接続具を含み、
前記複数のウォーターパイプのそれぞれの前記流入部及び前記吐出部は、前記接続具に噛み合ったときにその形状が変わらないように所定の剛性を有し、
前記複数のウォーターパイプのそれぞれに設けられる前記流入口及び前記吐出口のうち少なくとも一方は、他方と互いに異なる大きさを有し、
前記複数の接続具の各々は、前記複数のウォーターパイプのそれぞれに設けられた前記流入口及び前記吐出口に対応する大きさを有することを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項7】
前記本体部が非対称な形状を有するように、前記本体部の外面には突起又は溝形状を有する方向決定部が設けられ、
前記方向決定部は、前記本体部の外面から側方に突出又は引き込まれた形状を有することを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項8】
前記浄水を冷却して冷水を提供するための冷却器、及び
前記冷却器によって得られた前記冷水が流れるための冷水流動部をさらに含み、
前記流路モジュールは前記冷却器および前記冷水流動部よりも上側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項9】
前記カバーフレームに支持され、前記浄水器の動作を制御するための回路基板をさらに含み、
前記カバーフレームが前記カバー位置から離脱されるとき、前記回路基板は前記カバーフレームと共に前記カバー位置から離脱されることを特徴とする請求項に記載の浄水器。
【請求項10】
前記流路モジュールが前記チュービング組立体に接続したときに前記本体部が着座する着座部が形成されたブラケットをさらに含み、
記着座部は、前記流路モジュールの下面の少なくとも一部及び側面の少なくとも一部を囲むように前記ブラケットに凹入形成された穴であり、
前記カバーフレームは、前記カバー位置に置かれたときに前記ブラケットの上側に配置され、前記流路モジュールの上面をカバーし、
前記本体部の外面には突起または溝形状を有し、前記流路モジュールが前記着座部に着座する方向を案内するための方向決定部が設けられ、
前記着座部には、前記方向決定部と対応する形状を有する噛み合い部が設けられ、
前記方向決定部は、前記流路モジュールが前記着座部に所定の方向に着座するときに前記噛み合い部に噛み合い、前記流路モジュールが前記着座部に前記所定の方向と異なる方向に着座したときに前記噛み合い部に噛み合わず、前記ブラケットと干渉することを特徴とする請求項に記載の浄水器。
【請求項11】
前記流路モジュールが前記チュービング組立体に接続したときに前記本体部が着座する着座部が形成されたブラケット、及び
記流路モジュールが前記チュービング組立体に接続したときに前記流路モジュールが前記ブラケットから離脱するのを防止する離脱防止部材を含み、
前記離脱防止部材は前記ブラケットに支持され、前記流路モジュールの前記本体部の上側と選択的に干渉して、前記流路モジュールの離脱を防止することを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項12】
前記ブラケットに対する相対的な位置が前記カバー位置であるとき、前記流路モジュールをカバーするカバーフレームをさらに含み、
前記離脱防止部材は、
前記流路モジュールと選択的に干渉して前記流路モジュールの離脱を防止するとき、前記カバーフレームが前記カバー位置に置かれることを可能にし、
前記流路モジュールが前記着座部から離脱することを可能にするとき、前記カバーフレームが前記カバー位置に置かれないように前記カバーフレームと干渉することを特徴とする請求項11に記載の浄水器。
【請求項13】
前記メインフレームは、前記フィルター及び前記チュービング組立体を収容し、
前記カバーフレームは、前記カバー位置での前記カバーフレームに対して傾斜した状態で前記メインフレームに噛み合って固定される開放固定位置または前記カバー位置に置かれることを特徴とする請求項12に記載の浄水器。
【請求項14】
前記本体部には突出形成された係止具が設けられ、
前記離脱防止部材は、
前記係止具と噛み合うと、前記流路モジュールと選択的に干渉して前記流路モジュールの離脱を防止し、前記カバーフレームが前記カバー位置に置かれることを可能にすることを特徴とする請求項12に記載の浄水器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浄水器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、浄水器は、上水道などの水供給源から水を供給してもらい、浄水に濾過させた後に浄水を使用者に提供する装置である。このような浄水は使用者に直ちに提供されてもよいが、所定温度以下に冷却された後、冷水で提供されることがあり、所定温度以上に加熱された温水で提供されることもある。また、浄水器は、浄水、冷水、および温水を使用者に提供するために、浄水、冷水、および温水がそれぞれ流れるための複数の流路を備える。
【0003】
一方、浄水器を長時間使用すると、水あかによって流路を交換する必要がある。従来は、流路を交換するためにカバーを本体から分離し、フィルター等の構成と流路を分離した後、流路を交換した。しかしながら、流路をフィルターから分離して交換するためには、浄水器内部の構造を明確に認識する必要があり、そのため使用者が流路を交換することが困難であった。また、浄水器内の複数の流路を交換するためには、複数の流路それぞれをフィルターから分離して交換しなければならない不便さがあった。そのため、使用者が容易に流路を交換するための浄水器が開発されている。
【0004】
本出願人の韓国公開特許公報10-2019-0020540「浄水フィルター接続モジュール及びそれを含む水処理装置」は、浄水フィルターと分離可能に設けられた浄水フィルター接続モジュール及び水処理装置を開示する。しかしながら、従来の浄水フィルター接続モジュールによれば、浄水フィルター接続モジュールを交換するために、浄水フィルター、水供給源、排水管及び貯蔵タンク等のような複数の周辺構成と浄水フィルター接続モジュールとをそれぞれ分離しなければならない不便さがある。このように、浄水フィルター接続モジュールを交換するためには、接続モジュールと複数の周辺構成との間の接続関係を認識しなければならず、複数の周辺構成を接続モジュールから分離しなければならない不便さが依然として存在する。
【0005】
また、従来の水処理装置は、浄水フィルター接続モジュールが着座する位置を案内する構成が開示されておらず、使用者が浄水フィルター接続モジュールを正確な位置に着座させることに困難がある。また、浄水フィルター接続モジュールが着座する方向が間違うと、浄水フィルター、水供給源、排水管、貯蔵タンクなどの複数の周辺構成と間違って接続する可能性があり、この場合、接続を解除して接続モジュールを再配置しなければならない不便さがある。
したがって、浄水器内部の構造を具体的に認識していない一般使用者も容易に浄水器内部の流路を交換することができるモジュールの必要性がある。さらに、使用者が正しい位置にモジュールを着座させることができるようにモジュールの位置を案内することができる装置の必要性がある。
【0006】
さらに、浄水器は浄水器の動作を制御する回路基板を有し、このような回路基板は動作が不良であるか、長期間使用されている場合はメンテナンスが必要である。しかしながら、従来の浄水器は、回路基板が浄水器の内部に配置されて回路基板を外部に露出させるためには、周辺構成を全て分離しなければならない不都合がある。これにより、作業者が回路基板をメンテナンスし交換するために多くの努力と時間がかかる。
【0007】
したがって、使用者が回路基板を容易にメンテナンスすることができ、メンテナンスにかかる時間を短縮することができる装置の必要性がある。
【0008】
また、従来の水処理装置は、浄水フィルター接続モジュールが着座したときに接続モジュールが着座した部分から離脱することを防止する構成が開示されておらず、接続モジュールが定位置から離脱するおそれがある。また、浄水フィルター接続モジュールが定位置から離脱すると、浄水フィルター、水供給源、排水管及び貯蔵タンクとの接続が一部解除される可能性があり、これにより水が漏水する危険が生じる。
【0009】
したがって、接続モジュールが定位置から離脱することを防ぎ、周辺構成との接続が解除され、水が漏れるのを防ぐことができる装置の必要性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【文献】韓国公開特許第10-2019-0020540号公報
【文献】米国特許出願公開第2018/0078884号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の実施例は、上記のような背景に着目して発明されたものであり、浄水器内部の構造を具体的に認識していない一般使用者も容易に浄水器内部の流路を交換することができる浄水器を提供することを目的とする。
【0012】
また、使用者が1つの流路モジュールを本体から分離することによって複数の流路を一度に交換できる浄水器を提供することを目的とする。
【0013】
また、流路モジュールをブラケットの定位置に取り付けるだけで、複数の流路それぞれを他の構成と接続することができる浄水器を提供することを目的とする。
【0014】
さらに、カバーフレームがブラケット上部を任意に覆うのを防止するために、カバーフレームがブラケットから分離された状態でメインフレームに固定支持され得る浄水器を提供することを目的とする。
【0015】
また、複数の基板及び電線を含む回路基板がカバーフレームに支持された状態でブラケットから一緒に分離されることにより、使用者が流路モジュールを交換する間にカバーフレーム及び回路基板の干渉なく容易に流路モジュールを交換することができる浄水器を提供することを目的とする。
【0016】
また、回路基板がカバーフレームと一緒に分離された状態でメインフレームに固定支持されることにより、回路基板を容易にメンテナンスできる浄水器を提供することを目的とする。
【0017】
流路モジュールがブラケットから取り外し可能な状態であるときにカバーフレームが閉じるのを防ぐことができる浄水器を提供することを目的とする。
【0018】
また、使用者に流路モジュールが離脱可能な状態であることを認知させることができ、これにより、使用者が流路モジュールに離脱防止部材が噛み合っていることをもう一度確認できる浄水器を提供することを目的とする。
【0019】
また、流路モジュールが定位置から離脱するのを防止することにより、流路モジュールとチュービング組立体との間から水が漏れるのを防止することができる浄水器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明の一態様によれば、前記浄水が流動するための流動空間を提供する複数のウォーターパイプ、及び前記複数のウォーターパイプを支持する本体部を含む流路モジュール、及び前記複数のウォーターパイプと分離可能に接続し、前記複数のウォーターパイプと接続したときに前記複数のウォーターパイプの少なくとも一部を選択的に開閉するチュービング組立体を含み、前記チュービング組立体は、一側が前記フィルターに接続され、他側が前記流路モジュールと接続され、前記流路モジュールは前記チュービング組立体を介して前記フィルターで濾過された前記浄水を供給され、前記流路モジュールは、前記チュービング組立体の上側に置かれ、上側から見たときに前記フィルターと前記排出口との間に配置され、前記チュービング組立体の少なくとも一部と重なり、前記フィルターと重ならないように配置され、前記複数のウォーターパイプはそれぞれ、前記浄水が流れる通路部、前記浄水が流入するように、前記通路部の一側に設けられて流入口を含む流入部、及び前記浄水が吐出されるように前記通路部の他方に設けられて吐出口を含む吐出部を含む浄水器が提供される。
【0021】
また、前記複数のウォーターパイプのそれぞれに設けられた前記流入部および前記吐出部は、下方に向かって延びてもよい。
【0022】
また、前記本体部は、前記通路部を支持し、複数の貫通孔が形成され、前記流入部および前記吐出部は、前記複数の貫通孔を介して前記本体部の外側に突出しており、前記複数の貫通孔は、前記本体部の同じ一面に形成されてもよい。
【0023】
また、前記複数のウォーターパイプの各通路部のうち少なくとも一部は、互いに異なる方向に延びており、前記複数のウォーターパイプのそれぞれは、前記本体部内で前記流動空間が互いに非連通するように構成されてもよい。
【0024】
また、前記複数のウォーターパイプのそれぞれに設けられた前記流入口と前記吐出口の少なくとも一方は、他方とは異なる大きさを有してもよい。
【0025】
さらに、前記複数のウォーターパイプのうちの少なくとも1つは、他のものとは異なる形状を有してもよい。
【0026】
また、前記チュービング組立体は、前記複数のウォーターパイプのそれぞれの前記流入部及び前記吐出部と選択的に噛み合う複数の接続具を含み、前記複数のウォーターパイプのそれぞれの前記流入部及び前記吐出部は、前記接続具に噛み合ったときにその形状が変わらないように所定の剛性を有してもよい。
【0027】
また、前記複数のウォーターパイプのそれぞれに設けられる前記流入口及び前記吐出口のうち少なくとも一方は、他方と互いに異なる大きさを有し、前記複数の接続具の各々は、前記複数のウォーターパイプのそれぞれに設けられた前記流入口及び前記吐出口に対応する大きさを有してもよい。
【0028】
また、前記本体部が非対称な形状を有するように、前記本体部の外面には突起又は溝形状を有する方向決定部が設けられ、前記方向決定部は、前記本体部の外面から側方に突出又は引き込まれた形状を有してもよい。
【0029】
さらに、前記浄水を冷却して冷水を提供するための冷却器;及び前記冷却器によって得られた前記冷水が流れるための冷水流動部をさらに含み、前記流路モジュールは前記冷却器および前記冷水流動部よりも上側に配置されてもよい。
【0030】
さらに、メインフレーム及びカバーフレームを含むフレームをさらに含み、前記カバーフレームは、前記流路モジュールをカバーするカバー位置に配置されるか、前記流路モジュールが外部に露出するように前記カバー位置から離脱可能に構成されてもよい。
【0031】
さらに、前記カバーフレームに支持され、前記浄水器の動作を制御するための回路基板をさらに含み、前記カバーフレームが前記カバー位置から離脱されるとき、前記回路基板は前記カバーフレームと共に前記カバー位置から離脱されてもよい。
【0032】
また、前記流路モジュールが前記チュービング組立体に接続したときに前記本体部が着座する着座部が形成されたブラケットをさらに含み、前記着座部は、前記流路モジュールの下面の少なくとも一部及び側面の少なくとも一部を囲むように前記ブラケットに凹入形成された穴であり、前記カバーフレームは、前記カバー位置に置かれたときに前記ブラケットの上側に配置され、前記流路モジュールの上面をカバーし、前記本体部の外面には突起または溝形状を有し、前記流路モジュールが前記着座部に着座する方向を案内するための方向決定部が設けられ、前記着座部には、前記方向決定部と対応する形状を有する噛み合い部が設けられ、前記方向決定部は、前記流路モジュールが前記着座部に前記所定の方向に着座するときに前記噛み合い部に噛み合い、前記流路モジュールが前記着座部に前記所定の方向と異なる方向に着座したときに前記噛み合い部に噛み合わず、前記ブラケットと干渉してもよい。
【0033】
また、前記流路モジュールが前記チュービング組立体に接続したときに前記本体部が着座する着座部が形成されたブラケット;及び前記流路モジュールが前記チュービング組立体に接続したときに前記流路モジュールが前記ブラケットから離脱するのを防止する離脱防止部材を含み、前記離脱防止部材は前記ブラケットに支持され、前記流路モジュールの前記本体部の上側と選択的に干渉して、前記流路モジュールの離脱を防止してもよい。
【0034】
前記ブラケットに対する相対的な位置がカバー位置であるとき、前記流路モジュールをカバーするカバーフレームをさらに含み、前記離脱防止部材は、前記流路モジュールと選択的に干渉して前記流路モジュールの離脱を防止するとき、前記カバーフレームが前記カバー位置に置かれることを可能にし、前記流路モジュールが前記着座部から離脱することを可能にするとき、前記カバーフレームが前記カバー位置に置かれないように前記カバーフレームと干渉してもよい。
【0035】
前記フィルター及び前記チュービング組立体を収容するメインフレームをさらに含み、前記カバーフレームは、前記カバー位置での前記カバーフレームに対して傾斜した状態で前記メインフレームに噛み合って固定される開放固定位置または前記カバー位置に置かれてもよい。
【0036】
前記本体部には突出形成された係止具が設けられ、前記離脱防止部材は、前記係止具と噛み合うと、前記流路モジュールと選択的に干渉して前記流路モジュールの離脱を防止し、前記カバーフレームが前記カバー位置に置かれることを可能にしてもよい。
【発明の効果】
【0037】
本発明の実施例によれば、浄水器内部の構造を具体的に認識していない一般使用者も容易に浄水器内部の流路を交換することができる効果がある。
【0038】
また、使用者が1つの流路モジュールを本体から取り外すことで複数の流路を一度に交換できる効果がある。
【0039】
また、流路モジュールをブラケットの定位置に装着するだけで、複数の流路それぞれを他の構成と接続することができる効果がある。
【0040】
また、カバーフレームが任意にブラケットの上部を覆うことを防止するために、カバーフレームがブラケットから分離された状態でメインフレームに固定支持され得る効果がある。
【0041】
また、複数の基板及び電線を含む回路基板をカバーフレームに支持された状態でブラケットから分離されることにより、使用者が流路モジュールを交換する間にカバーフレーム及び回路基板の干渉なく容易に流路モジュールを交換することができる効果がある。
【0042】
また、回路基板がカバーフレームと一緒に分離された状態でメインフレームに固定支持されることにより、回路基板を容易にメンテナンスできる効果がある。
【0043】
また、流路モジュールがブラケットから取り外し可能な状態であるときにカバーフレームが閉じるのを防止することができる効果がある。
【0044】
また、使用者に流路モジュールが離脱可能な状態であることを認知させることができ、これにより、使用者が流路モジュールに離脱防止部材が噛み合っていることをもう一度確認できる効果がある。
【0045】
また、流路モジュールが定位置から離脱するのを防止することにより、流路モジュールとチュービング組立体との間から水が漏れるのを防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0046】
図1】本発明の一実施例による浄水器を示す斜視図である。
図2図1の浄水器の上部カバーが分離された斜視図である。
図3図2のカバーフレームが開放固定位置に置かれた様子を示す斜視図である。
図4図3の流路モジュールの斜視図である。
図5図4の流路モジュールの分解斜視図である。
図6図4の流路モジュールの底面斜視図である。
図7図3の流路モジュールが分解された様子を示す一部斜視図である。
図8図7において流路モジュールが省略された平面図である。
図9図3のA部分の拡大図である。
図10図3の流路モジュールとチュービング組立体とが接続した様子を示す斜視図である。
図11図10の本体部が分解された様子を示す斜視図である。
図12図10の流路モジュール及びチュービング組立体の一部分解斜視図である。
図13】本発明の一実施例による浄水器内で水が流動する流れを概略的に示す概念図である。
図14図11の第1浄水パイプ及び第1浄水入水コネクタの縦方向の一部断面図である。
図15図2のカバーフレームが開放固定位置に置かれたときの一部断面図及び拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
以下、本発明の技術的思想を具現するための具体的な実施例について添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0048】
なお、本発明の説明において、関連する公知の構成または機能に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にする可能性があると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
【0049】
また、ある構成要素が他の構成要素に「接続」、「支持」、「流入」、「供給」、「流動」、「結合」、「吐出」、「排出」されると言及されている場合は、その他の構成要素に直接接続、支持、流入、供給、流動、結合、吐出、排出されることもできるが、間にまた他の構成要素が存在してもよいことを理解すべきである。
【0050】
本明細書で使用される用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定することを意図するものではない。単数の表現は、文脈上明らかに異なる意味を持たない限り、複数の表現を含む。
【0051】
さらに、第1、第2などの序数を含む用語は、様々な構成要素を説明するために使用することができるが、該当構成要素はそのような用語によって限定されない。これらの用語は、ある構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使用される。
【0052】
本明細書で使用される「含む」の意味は、特定の特性、領域、定数、ステップ、動作、要素および/または成分を具体化し、他の特定の特性、領域、定数、ステップ、動作、要素、成分および/またはグループの存在や付加を除外するものではない。
【0053】
なお、本明細書において、上側、下側などの方向の表現は、図面における図示を参照して説明したものであり、当該対象の方向が変化すれば異なって表現されることは明確である。なお、本明細書において、左右方向は図1~3、7のx軸方向であってもよく、前後方向は図1~3、7のy軸方向であってもよい。なお、上下方向は、図1~3、7のz軸方向であってもよい。
【0054】
以下、図面を参照して本発明の一実施例に係る浄水器1の具体的な構成について説明する。
【0055】
以下、図1、4および図13を参照すると、本発明の一実施例による浄水器1は、外部から供給された水を濾過することにより、清浄な水を使用者に提供することができる。例えば、浄水器1は、水道などの水源(図示せず)から水を供給してもらうことができ、供給された水を清浄な水に濾過することができる。このような浄水器1は、フレーム100、流路モジュール200、ブラケット300、離脱防止部材400、フィルター500、チュービング組立体600、冷却器700、ヒータ800、冷水流動部900、ノースバルブ1000及び回路基板1100を含むことができる。
【0056】
一方、外部から浄水器1の内部に流入した水は、原水、浄水、冷水及び温水に区分することができる。以下では、外部から浄水器1の内部に流入した水のうち、フィルター500を経ていない水は原水と定義し、フィルター500を経て濾過された水は浄水と定義する。また、フィルター500で濾過された水のうち、冷却器700で所定温度以下に冷却された水は冷水と定義し、フィルター500で濾過された水のうちヒータ800で所定温度以上に加熱された水は温水と定義する。
【0057】
図2及び図3を参照すると、フレーム100は、流路モジュール200、ブラケット300、離脱防止部材400、フィルター500、チュービング組立体600、冷却器700、ヒータ800、冷水流動部900、ノースバルブ1000及び回路基板1100が収容される空間を提供することができる。例えば、フレーム100は上下方向に延び、上側の一部が前方側に突出した形状を有することができる。このようなフレーム100は、メインフレーム110およびカバーフレーム120を含むことができる。
【0058】
メインフレーム110は、流路モジュール200、ブラケット300、離脱防止部材400、フィルター500、チュービング組立体600、冷却器700、ヒータ800、冷水流動部900、ノースバルブ1000、および回路基板1100の少なくとも一部を囲むように提供され得る。例えば、メインフレーム110は、複数のカバーがボルトなどによって互いに接合されて形成されてもよい。さらに、メインフレーム110の上部カバーを選択的に取り外すことができる。ただし、これは例示に過ぎず、ボルトに加えて複数のカバーを互いに結合させる公知の手段を使用することができ、側面または底面カバーを選択的に分離することも可能である。
【0059】
一方、メインフレーム110には、カバーフレーム120が後述する開放位置に回転したときに後述する固定具121と噛み合うことができるリブ111が提供され得る。例えば、リブ111は、メインフレーム110の後方側上部に形成されてもよく、固定具121と選択的に噛み合うように固定具121の形状に対応して提供され得る。このように、リブ111が固定具121と噛み合うことにより、カバーフレーム120の開放固定位置を維持することができる。
【0060】
また、メインフレーム110には、浄水を外部に排出するための排出口112が設けられてもよい。このような排出口112は、チュービング組立体600と連通することができ、チュービング組立体600内を流れる浄水、冷水および温水を外部に排出するように構成され得る。例えば、排出口112は、使用者の選択に応じて、浄水、冷水、および温水のうち1つを外部に排出するように構成されてもよい。また、排出口112は、メインフレーム110の前方側に設けられてもよく、下方に向かって開放されてもよい。
【0061】
図2および図3を再度参照すると、カバーフレーム120はブラケット300に支持され、ブラケット300に着座した流路モジュール200を覆うことができる。さらに、カバーフレーム120は、流路モジュール200が外部に露出するようにブラケット300から分離されてもよい。この場合、カバーフレーム120はメインフレーム110に固定支持されてもよい。ただし、これは例示に過ぎず、カバーフレーム120はブラケット300またはメインフレーム110に回転可能に支持されることも可能である。また、カバーフレーム120は、回路基板1100および回路基板1100に接続する電線を支持することができ、回路基板1100と一緒にブラケット300から分離されることができる。
【0062】
このようなカバーフレーム120は、カバー位置および開放固定位置のいずれかの位置に選択的に置かれることができる。例えば、カバーフレーム120は、図2に示すように、カバー位置に置かれることができる。この場合、カバーフレーム120はブラケット300および流路モジュール200の上側に位置することができ、流路モジュール200を外部と遮断することができる。別の例では、カバーフレーム120は、図3および図15に示すように、流路モジュール200が外部に露出するようにカバー位置から離脱可能に構成されてもよい。言い換えれば、カバーフレーム120はブラケット300から分離されてもよく、分離されたカバーフレーム120は開放固定位置に置かれることができる。この場合、ブラケット300および流路モジュール200の上部は外部に対して開放されてもよく、流路モジュール200はブラケット300から分離されて交換されてもよい。また、開放固定位置に置かれたカバーフレーム120は、カバー位置でのカバーフレーム120に対して傾斜した状態でメインフレーム110に噛み合って固定されてもよい。
【0063】
このようなカバーフレーム120は、固定具121、支持台122、およびカバーフレーム本体123を含むことができる。
【0064】
固定具121は、カバーフレーム120が開放固定位置に置かれるとき、カバーフレーム120の位置が維持されるようにメインフレーム110と噛み合うことができる。このような固定具121は、カバーフレーム本体123の一端部に提供されることができ、カバーフレーム120の後方側に形成され得る。例えば、固定具121は、リブ111に噛み合うためのかぎ状を有することができる。ただし、これは例示に過ぎず、固定具121をメインフレーム110に形成することも可能である。また、固定具121は、開放固定位置に置かれたカバーフレーム120をメインフレーム110に固定させることができる。例えば、使用者が流路モジュール200を交換する必要がある場合、固定具121がリブ111と噛み合うことによって、カバーフレーム120は開放固定位置に置かれたまま維持され得る。
【0065】
また、支持台122は、開放固定位置に置かれたカバーフレーム120がフィルター500に支持されるように構成されてもよい。例えば、支持台122は、カバーフレーム120が開放固定位置にあるときにフィルター500またはメインフレーム110に支持される。これにより、カバーフレーム120を開放固定位置に置かれたまま維持され得る。また、支持台122は、一例として、カバーフレーム本体123の底面から下方に突出形成されてもよい。
【0066】
カバーフレーム本体123は、流路モジュール200をカバーすることができ、固定具121および支持台122を支持することができる。
【0067】
このように、任意にカバーフレーム120が任意にカバー位置に置かれることを防止することにより、使用者は、流路モジュール200の交換中にカバーフレーム120の干渉なしに容易に流路モジュール200を交換することができる効果がある。また、複数の基板及び電線を含む回路基板1100がカバーフレーム120と一緒に開放固定位置に置かれることにより、使用者が流路モジュール200を交換する際に回路基板1100と干渉する不都合が解消され得る。
【0068】
また、回路基板1100と接続する電線の長さは制限されているので、カバーフレーム120および回路基板1100は制限的な移動範囲を有する。ただし、カバーフレーム120は、制限的な移動範囲内でもメインフレーム110に固定されることにより、流路モジュール200を外部に露出させても、開放固定位置が維持される効果がある。
【0069】
図4を参照すると、流路モジュール200は、浄水および冷水が流れるための通路を提供することができる。このような流路モジュール200は、チュービング組立体600と連通することができ、チュービング組立体600と分離可能に接続する。例えば、流路モジュール200がチュービング組立体600と接続しているとき、浄水および冷水は流路モジュール200とチュービング組立体600との間を流動することができる。また、流路モジュール200は、チュービング組立体600と接続したときに、チュービング組立体600を介してフィルター500から浄水を供給してもらうことができる。すなわち、流路モジュール200は、フィルター500と直接接続されず、チュービング組立体600を介して間接的に接続されてもよい。このような流路モジュール200は、本体部210およびウォーターパイプ220を含むことができる。
【0070】
図5を参照すると、本体部210は、複数のウォーターパイプ220を支持することができ、複数のウォーターパイプ220の少なくとも一部を囲むように提供され得る。このような本体部210は、ブラケット300の後述する着座部310に着座することができ、本体部210が着座部310に整合するように着座したとき、ウォーターパイプ220はチュービング組立体600と接続することができる。また、本体部210の形状は、着座部310の形状に対応して形成することができる。このような本体部210は、第1本体211、第2本体212、係止具213、および支持段差214を含むことができる。
【0071】
第1本体211は上側でウォーターパイプ220を囲み、第2本体212は下側でウォーターパイプ220を囲むように提供され得る。例えば、第1本体211と第2本体212が互いに結合されたとき、第1本体211と第2本体212との間の内部空間には、ウォーターパイプ220の少なくとも一部が配置され得る。
【0072】
一方、第1本体211には、第1本体211が非対称な形状を有するように方向決定部211aが形成されてもよい。方向決定部211aは、本体部210が着座部310に着座するときに所定の方向に着座するように第1本体211に設けられてもよい。このような方向決定部211aは、着座部310の後述する噛み合い部と噛み合うように設けられてもよい。また、方向決定部211aは、一例として、第1本体211の外面から側方に突出して形成された突起であってもよく、噛み合い部311の溝形状に対応して形成されてもよい。ただし、これは例示に過ぎず、方向決定部211aが第1本体211の外面から引き込まれた溝の形状を有し、噛み合い部311が突起の形状を有することにより方向決定部211aと噛み合い部311が噛み合うことも可能である。
【0073】
例えば、方向決定部211aは、本体部210が所定の方向に着座部310に着座するとき、噛み合い部311と噛み合う。この場合、本体部210は着座部310に整合するように配置される。別の例では、方向決定部211aは、本体部210が予め設定された方向とは異なる方向に着座部310に着座するとき、噛み合い部311と噛み合わずブラケット300に干渉する。この場合、本体部210は着座部310に着座することができず、本体部210の一部が着座部310から離隔された位置に置かれる。
【0074】
このように、第1本体211が非対称な形状を有し、方向決定部211aが噛み合い部311と噛み合うように構成されることにより、本体部210が定位置以外の位置で着座部310に着座するのを防ぐ効果がある。また、使用者が予め設定された方向とは異なる方向に本体部210が着座したことを直ちに認識できる効果がある。
【0075】
また、第2本体212には貫通孔212aを形成することができる。このような貫通孔212aは、第2本体212を貫通して形成することができ、貫通孔212aを介してウォーターパイプ220が第1本体211と第2本体212との間の内部空間から外部に延びることができる。例えば、貫通孔212aは複数個設けられてもよく、複数の貫通孔212aは第2本体212の同じ一面に形成されてもよい。
【0076】
係止具213は、離脱防止部材400が所定範囲以上回転するのを防止することができる。この係止具213は、離脱防止部材400と噛み合うことができ、第1本体211の上面から突出して形成することができる。例えば、係止具213は、離脱防止部材400が挿入されるように側方が一部開放するように形成されてもよい。また、係止具213は、本体部210が着座部310に着座したとき、離脱防止部材400の回転経路上に位置してもよい。
【0077】
支持段差214は複数のウォーターパイプ220を支持することができる。このような支持段差214は、第2本体212から上方に突出形成されてもよい。また、支持段差214には、ウォーターパイプ220が支持される部分である溝を形成することができ、溝は、ウォーターパイプ220の形状に対応して形成することができる。
【0078】
図5および図6を参照すると、ウォーターパイプ220は、水が流れるための流動空間を提供することができる。このようなウォーターパイプ220は複数個提供されてよく、複数のウォーターパイプ220は、浄水または冷水が流れるための流動空間を提供することができる。また、複数のウォーターパイプ220は、第1浄水パイプ221、第2浄水パイプ222、および冷水パイプ223を含むことができ、複数のウォーターパイプ220は、少なくとも一部が本体部210の内部空間に配置され得る。このような第1浄水パイプ221、第2浄水パイプ222、および冷水パイプ223は、本体部210内では互いに非連通するように構成されてもよい。すなわち、本体部210内では、第1浄水パイプ221を流れる浄水と第2浄水パイプ222を流れる浄水と冷水パイプ223を流れる冷水とが混合されず、それぞれの流路に沿って流れることができる。また、第1浄水パイプ221、第2浄水パイプ222、および冷水パイプ223は、それぞれ互いに異なる形状を有することができる。
【0079】
このように、第1浄水パイプ221、第2浄水パイプ222及び冷水パイプ223が互いに異なる形状を有することにより、使用者は第1浄水パイプ221、第2浄水パイプ222及び冷水パイプ223を混乱することなく定位置に組み立てることができる。すなわち、流路モジュール200の組み立て時に第1浄水パイプ221、第2浄水パイプ222、および冷水パイプ223が誤って組み立てられるのを防止する効果がある。
【0080】
一方、本明細書においてウォーターパイプ220は、ウォーターコネクタ630、640、650とは異なる構成であることを理解することができる。言い換えれば、ウォーターパイプ220は、浄水及び冷水が流動するための流動空間を提供するものであって、複数のウォーターパイプ220のうち一部を接続するウォーターコネクタ630、640、650とは区別することができる。また、ウォーターパイプ220は、通路を開閉するバルブとは区別することができる。したがって、流路モジュール200は複数のウォーターパイプ220を含み、複数のウォーターコネクタ630、640、650およびフィードバルブ660は含まない。
【0081】
第1浄水パイプ221は、浄水が流れるための通路を提供することができる。また、第1浄水パイプ221は、フィルター500で濾過された浄水が流入することができ、流入した浄水を後述するフィードバルブ660に案内することができる。このような第1浄水パイプ221は、第1浄水流入部221a、第1浄水吐出部221b、及び第1浄水通路部221cを含むことができる。
【0082】
図6及び図12を参照すると、第1浄水流入部221aは、第1浄水パイプ221のうち浄水が流入する部分であり、第1浄水通路部221cの一側に設けられてもよい。このような第1浄水流入部221aは、後述する第1浄水入水コネクタ631と選択的に接続することができる。例えば、第1浄水流入部221aは、後述する第1浄水入水接続具631aに噛み合ったときに形状が変化しないように所定の剛性を有してもよい。また、第1浄水流入部221aの一端には、浄水が流入するための第1浄水流入口221a-1が形成されてもよい。このような第1浄水流入口221a-1は、第1浄水入水接続具631aと連通することができる。
【0083】
第1浄水吐出部221bは、第1浄水パイプ221のうち浄水が吐出される部分であり、第1浄水通路部221cの他方側に設けられてもよい。このような第1浄水吐出部221bは、後述する第1浄水出水コネクタ632と選択的に接続することができる。例えば、第1浄水吐出部221bは、後述する第1浄水出水接続具632aに噛み合ったときに形状が変化しないように所定の剛性を有してもよい。また、第1浄水吐出部221bの一端には、浄水が吐出されるための第1浄水吐出口221b-1が形成されてもよい。このような第1浄水吐出口221b-1は、第1浄水出水接続具632aと連通することができる。
【0084】
第1浄水通路部221cは、浄水が流れる通路を提供することができる。このような第1浄水通路部221cは、一側が第1浄水流入部221aと連通し、他側が第1浄水吐出部221bと連通可能に提供され得る。また、第1浄水通路部221cは、第2浄水通路部222c及び冷水通路部223cのうち1つ以上と相異なる方向に延びて形成されてもよい。
【0085】
このように、第1浄水流入部221aに流入した浄水は、第1浄水通路部221cに沿って流れ、第1浄水吐出部221bを介して吐出される。また、第1浄水吐出部221bを介して吐出された浄水は、チュービング組立体600で分けられて外部に吐出されてよく、第2浄水パイプ222に流動されてよい。
【0086】
第2浄水パイプ222は、浄水が流れるための通路を提供することができる。例えば、第2浄水パイプ222は、浄水を冷却器700に案内することができる。また、第2浄水パイプ222は、第1浄水パイプ221からチュービング組立体600に吐出された浄水が流動することができ、第2浄水パイプ222から吐出された浄水は冷却器700に流れることができる。このような第2浄水パイプ222は、第2浄水流入部222a、第2浄水吐出部222b、及び第2浄水通路部222cを含むことができる。
【0087】
第2浄水流入部222aは、第2浄水パイプ222のうち浄水が流入する部分であり、第2浄水通路部222cの一側に設けられてもよい。このような第2浄水流入部222aは、後述する第2浄水入水コネクタ641と選択的に接続することができる。例えば、第2浄水流入部222aは、後述する第2浄水入水接続具641aに噛み合ったときに形状が変化しないように所定の剛性を有してもよい。また、第2浄水流入部222aの一端には、浄水が流入するための第2浄水流入口222a-1が形成されてもよい。このような第2浄水流入口222a-1は、第2浄水入水接続具641aと連通してもよい。
【0088】
第2浄水吐出部222bは、第2浄水パイプ222のうち浄水が吐出される部分であり、第2浄水通路部222cの他方に設けられてもよい。このような第2浄水吐出部222bは、後述する第2浄水出水コネクタ642と選択的に接続することができる。例えば、第2浄水吐出部222bは、後述する第2浄水出水接続具642aに噛み合ったときに形状が変化しないように所定の剛性を有してもよい。また、第2浄水吐出部222bの一端には、浄水が吐出されるための第2浄水吐出口222b-1が形成されてもよい。このような第2浄水吐出口222b-1は、第2浄水出水接続具642aと連通することができる。
【0089】
第2浄水通路部222cは、浄水が流れる通路を提供することができる。このような第2浄水通路部222cは、一側が第2浄水流入部222aと連通し、他側が第2浄水吐出部222bと連通可能に提供され得る。また、第2浄水通路部222cは、第1浄水通路部221c及び冷水通路部223cのうち1つ以上と相異なる方向に延びて形成されてもよい。
【0090】
このように、第2浄水流入部222aに流入した浄水は、第2浄水通路部222cに沿って流れ、第2浄水吐出部222bを介して吐出され得る。また、第2浄水吐出部222bを介して吐出された浄水は、冷却器700に向かって流れる。
【0091】
冷水パイプ223は、冷水が流れるための通路を提供することができる。例えば、冷水パイプ223は、冷却器700を経た冷水を後述する吐出部670に案内することができる。このような冷水パイプ223は、冷水流入部223a、冷水吐出部223b、冷水通路部223cを含むことができる。
【0092】
冷水流入部223aは、冷水パイプ223のうち冷水が流入する部分であり、冷水通路部223cの一側に設けられてもよい。このような冷水流入部223aは、後述する冷水入水コネクタ651と選択的に接続することができる。例えば、冷水流入部223aは、後述する冷水入水接続具651aに噛み合ったときに形状が変わらないように所定の剛性を有してもよい。また、冷水流入部223aの一端には、冷水が流入するための冷水流入口223a-1が形成されてもよい。このような冷水流入口223a-1は、冷水入水接続具651aと連通することができる。
【0093】
冷水吐出部223bは、冷水パイプ223のうち冷水が吐出される部分であり、冷水通路部223cの他方側に設けられてもよい。このような冷水吐出部223bは、後述する冷水出水コネクタ652と選択的に接続することができる。例えば、冷水吐出部223bは、後述する冷水出水接続具652aに噛み合ったときに形状が変化しないように所定の剛性を有することができる。また、冷水吐出部223bの一端には、冷水が吐出されるための冷水吐出口223b-1が形成されてもよい。このような冷水吐出口223b-1は、冷水出水接続具652aと連通することができる。
【0094】
冷水通路部223cは、冷水が流れる通路を提供することができる。このような冷水通路部223cは、一側が冷水流入部223aと連通し、他側が冷水吐出部223bと連通可能に提供され得る。また、冷水通路部223cは、第1浄水通路部221c及び第2浄水通路部222cのうち1つ以上と相異なる方向に延びて形成されてもよい。
【0095】
このように、冷水流入部223aに流入した冷水は、冷水通路部223cに沿って流れ、冷水吐出部223bを介して吐出され得る。また、冷水吐出部223bを介して吐出された冷水は、吐出部670及び排出口112を順次通過して外部に吐出され得る。
【0096】
なお、本明細書において、第1浄水流入部221a、第2浄水流入部222a及び冷水流入部223aは、複数の流入部221a、222a、223aといわれてもよく、第1浄水吐出部221b、第2浄水吐出部222b及び冷水吐出部223bは、複数の吐出部221b、222b、223bといわれてもよい。また、第1浄水流入口221a-1、第2浄水流入口222a-1及び冷水流入口223a-1は、複数の流入口221a-1、222a-1、223a-1といわれてよく、第1浄水吐出口221b-1、第2浄水吐出口222b-1及び冷水吐出口223b-1は、複数の吐出口221b-1、222b-1、223b-1といわれてもよい。
【0097】
複数の流入部221a、222a、223a及び複数の吐出部221b、222b、223bは、複数の貫通孔212aを貫通して本体部210の内部空間から本体部210の外部に延長形成され得る。例えば、複数の流入部221a、222a、223aおよび複数の吐出部221b、222b、223bは、一方向、すなわち浄水器1の下方に向かって延びて形成されてもよい。この場合、複数の流入部221a、222a、223a及び複数の吐出部221b、222b、223bは同じ方向に延びるが、1つ以上の方向に延びることも含むことができる。例えば、複数の流入部221a、222a、223a及び複数の吐出部221b、222b、223bは、下方、側方、下方の順に延びて形成されてもよい。また、複数の流入部221a、222a、223a及び複数の吐出部221b、222b、223bは、流路モジュール200が着座部310に着座したとき、ブラケットホール320を貫通してチュービング組立体600の複数の接続具631a、632a、641a、642a、651a、652aと噛み合うことができる。
【0098】
また、複数の流入口221a-1、222a-1、223a-1及び複数の吐出口221b-1、222b-1、223b-1を本体部210の外側に露出されることができる。例えば、複数の流入口221a-1、222a-1、223a-1及び複数の吐出口221b-1、222b-1、223b-1は、同じ一方向、すなわち下方に向かって開放されてもよい。また、複数の流入口221a-1、222a-1、223a-1及び複数の吐出口221b-1、222b-1、223b-1のうち少なくとも一つは、他方とは相異なる大きさを有するように構成され得る。例えば、第1浄水流入口221a-1は、第1浄水吐出口221b-1よりも大きな直径を有することができる。これにより、使用者は、より大きな直径を有する方が第1浄水流入口221a-1と判断することができ、第1浄水流入口221a-1と第1浄水吐出口221b-1の方向を混乱することなく流路モジュール200の設置方向を決定することができる。また、流路モジュール200は、予め設定された方向と異なる方向に設けられるのが防止できる効果がある。
【0099】
図3を再度参照すると、流路モジュール200は、ブラケット300の後述する着座部310に着座することができ、流路モジュール200が定位置に着座したときにチュービング組立体600と接続する。この場合、流路モジュール200のウォーターパイプ220は、後述するブラケットホール320を貫通してチュービング組立体600と接続する。ここで、流路モジュール200の定位置とは、流路モジュール200が予め設定された方向に位置し、着座部310に整合するように着座した位置を意味する。したがって、流路モジュール200が定位置に着座していないとき、すなわち流路モジュール200が予め設定された方向とは異なる方向に置かれるか、着座部310に整合していない場合、流路モジュール200はブラケット300と干渉する。この場合、流路モジュール200はチュービング組立体600と接続しない。
【0100】
このように、流路モジュール200が定位置に着座したときに、流路モジュール200がチュービング組立体600と連通可能に構成されることにより、使用者が容易に流路モジュール200とチュービング組立体600とを接続することができる効果がある。言い換えれば、使用者がブラケット300に対して流路モジュール200を定位置に取り付けると、他の構成を別途接続しなくても、流路モジュール200とチュービング組立体600とが接続する効果がある。
【0101】
また、流路モジュール200が定位置に着座したとき、流路モジュール200はチュービング組立体600の上側に配置されてもよい。言い換えれば、上方から見たとき、流路モジュール200の少なくとも一部は、チュービング組立体600と重なり合うことができる。また、上側から見た場合、流路モジュール200は、フィルター500と排出口112との間に配置され、フィルター500と重ならないように配置されてもよい。ここで、流路モジュール200がフィルター500と排出口112との間に置かれることの意味は、流路モジュール200の一端部と他端部がフィルター500と排出口112との間に置かれることだけでなく、流路モジュール200の中心部がフィルター500と排出口112との間に置かれることを含むものと理解されることができる。また、流路モジュール200が定位置に着座したとき、流路モジュール200は温度調節部よりも上側に位置することができる。本明細書における温度調節部は、冷却器700、ヒータ800、および冷水流動部900を含むことが理解され得る。
【0102】
一方、図7を参照すると、着座部310に着座した流路モジュール200はブラケット300から分離されることができる。また、流路モジュール200がブラケット300から分離されたとき、流路モジュール200のウォーターパイプ220はチュービング組立体600から分離される。
【0103】
このように、使用者は、流路モジュール200をブラケット300から分離することにより、ウォーターパイプ220とチュービング組立体600とを分離することができ、容易にウォーターパイプ220を交換することができる効果がある。また、複数のウォーターパイプ220が本体部210に集約されて流路モジュール200を構成することにより、使用者は、複数のウォーターパイプ220をそれぞれ分離する必要なく、1回の動作で複数のウォーターパイプ220を交換することができる効果がある。言い換えれば、複数のウォーターパイプ220が1つのモジュールとして提供されることで、複数のウォーターパイプ220の交換の容易性を向上させることができる。
【0104】
一方、上述した複数のウォーターパイプ220には、浄水及び冷水が流動することができる。また、浄水器1内の温水が流れるパイプは、流路モジュール200内に設けられず、流路モジュール200と別途設けられてもよい。これは、使用者が流路モジュール200を簡単に交換することができるため、流路モジュール200を交換する過程で温水によって使用者が傷つくのを防止するためである。したがって、温水が流れるパイプは浄水器1の内側に別途配置され、使用者は熱い温水によってけがをすることなく流路モジュール200を交換することができる。
【0105】
図7および図8を参照すると、ブラケット300は流路モジュール200を支持することができ、流路モジュール200が着座する部分を提供することができる。このようなブラケット300は、メインフレーム110に支持されてもよく、チュービング組立体600の上側に配置されてもよい。また、ブラケット300には着座部310とブラケットホール320が形成されてもよい。
【0106】
着座部310は、流路モジュール200の本体部210が着座する部分を提供することができる。例えば、着座部310は、ブラケット300から下側に凹んで形成された穴であってもよい。また、着座部310は、本体部210の形状に対応して形成されてもよい。より詳細な例では、着座部310に本体部210が着座したとき、着座部310は、本体部210の下面および側面の少なくとも一部を囲むように形成されてもよい。このような着座部310は、噛み合い部311を含んでもよい。
【0107】
噛み合い部311は、本体部210が着座部310に着座する際に、予め設定された方向に着座するようにブラケット300に形成されてもよい。このような噛み合い部311は、本体部210の方向決定部211aと噛み合うように設けられてもよく、一例として方向決定部211aの形状に対応して形成されてもよい。
【0108】
ブラケットホール320は、流路モジュール200のウォーターパイプ220が貫通するようにブラケット300に形成されてもよい。このようなブラケットホール320は複数個設けられてもよく、複数のブラケットホール320は、複数のウォーターコネクタ630、640、650の位置に対応して形成されてもよい。また、複数のブラケットホール320は、流路モジュール200が着座部310に着座したときにウォーターパイプ220の位置に対応して形成されてもよい。
【0109】
一方、複数のブラケットホール320には複数のウォーターパイプ220が貫通することができる。例えば、流路モジュール200が定位置で着座部310に着座したとき、複数のウォーターパイプ220は、複数の貫通孔212aを貫通してチュービング組立体600と接続する。別の例では、流路モジュール200が定位置で着座部310に着座しない場合、複数のウォーターパイプ220は貫通孔212aを貫通できず、ブラケット300と干渉する。
【0110】
図9を参照すると、離脱防止部材400は、着座部310に対して定位置に着座した流路モジュール200がブラケット300から離脱するのを防止することができる。例えば、定位置に着座した流路モジュール200は、チュービング組立体600と接続し、流路モジュール200とチュービング組立体600との間に水が流れることができる。このように、水が流路モジュール200とチュービング組立体600との間を流れる途中で流路モジュール200が着座部310から離脱すると、水が流路モジュール200とチュービング組立体600との間から漏れる。したがって、離脱防止部材400は、流路モジュール200とチュービング組立体600との接続が解除されずに維持されるように、流路モジュール200が着座部310から離脱するのを防止することができる。
【0111】
離脱防止部材400は、一端がブラケット300に支持され、他端が定位置に着座した流路モジュール200の上側と選択的に干渉するように構成されてもよい。例えば、離脱防止部材400は、一端がブラケット300に回転可能に支持されてもよく、他端が定位置に着座した本体部210の上側に回転することにより、本体部210が着座部310から離脱するのを防止することができる。より具体的には、離脱防止部材400の他端は、本体部210の係止具213に挿入可能に形成されてもよい。したがって、離脱防止部材400は、係止具213に噛み合い、本体部210が上側に移動するのを防止することができる。
【0112】
一方、離脱防止部材400は、流路モジュール200の上側に位置することにより流路モジュール200が離脱するのを防止する際に、カバーフレーム120がカバー位置に置かれることを許容することができる。例えば、離脱防止部材400が係止具213に噛み合うことができ、流路モジュール200の上側に配置された場合(図9に実線で示す離脱防止部材400参照)、カバーフレーム120はカバー位置に置かれることができる。また、離脱防止部材400は、他端が流路モジュール200の上側に位置しないため、流路モジュール200が着座部310から離脱することを許容するとき(図9に点線で示す離脱防止部材400参照)、カバーフレーム120がカバー位置に配置されないようにカバーフレーム120と干渉する。例えば、離脱防止部材400が回転して流路モジュール200が着座部310から離脱可能である場合、カバーフレーム120はカバー位置に位置することができず、離脱防止部材400にかかる。
【0113】
このように、離脱防止部材400は、流路モジュール200がブラケット300から取り外し可能な状態であるとき、カバーフレーム120がカバー位置に置かれるのを防止することにより、使用者に流路モジュール200が離脱可能な状態であることを認知させることができる。これにより、使用者は、離脱防止部材400が流路モジュール200に噛み合っていないことをもう一度確認することができる効果がある。
【0114】
また、離脱防止部材400が定位置に着座した流路モジュール200が離脱するのを防止することにより、流路モジュール200とチュービング組立体600との間の接続を維持することができる。これにより、相互に接続された流路モジュール200とチュービング組立体600との間から水が漏れるのを防ぐことができる効果がある。
【0115】
一方、浄水器1は、回転アクチュエータ(図示せず)をさらに含んでもよい。このような回転アクチュエータは、離脱防止部材400を一方向に回転させるように動作することができる。例えば、流路モジュール200がブラケット300に対して定位置に着座すると、回転アクチュエータは、流路モジュール200がブラケット300から離脱するのを防止するために、離脱防止部材400を流路モジュール200上側に回転させることができる。さらに、流路モジュール200を交換する必要がある場合、回転アクチュエータは、流路モジュール200がブラケット300から離脱することを可能にするように、離脱防止部材400を回転させることができる。このような回転アクチュエータの動作は回路基板1100によって制御されることができる。
【0116】
フィルター500は、浄水器1内に流入した原水を浄水に濾過することができる。このようなフィルター500には後述するノースバルブ1000を通過した原水が流入することができ、フィルター500で濾過された浄水は流路モジュール200の第1浄水パイプ221に流動することができる。さらに、フィルター500は1つ以上で提供されてもよく、メインフレーム110に交換可能に設けられてもよい。例えば、1つ以上のフィルター500を浄水器1の後方側に配置してもよい。
【0117】
図10図13を参照すると、チュービング組立体600は、排出口112、フィルター500、冷却器700、および冷水流動部900のうち1つ以上と流路モジュール200とを接続することができる。例えば、フィルター500で濾過された浄水は、チュービング組立体600を通って流路モジュール200に流入することができる。別の例では、冷水流動部900で冷却された冷水は、チュービング組立体600を通って流路モジュール200に流入してもよい。また、チュービング組立体600は、流路モジュール200の複数のウォーターパイプ220の一部を接続させることができる。例えば、チュービング組立体600は、第1浄水パイプ221から受け取った浄水を第2浄水パイプ222に流入させることができる。
【0118】
このように、チュービング組立体600は、他の構成(一例として、冷水流動部900)と流路モジュール200とを接続させることができる。また、チュービング組立体600は、流路モジュール200の複数のウォーターパイプ220の一部を接続させることができる。このため、流路モジュール200がチュービング組立体600と選択的に接続するとしても、チュービング組立体600と流路モジュール200との接続だけで流路モジュール200は異なる構成(一例として、排出口112)と接続することができる効果がある。また、流路モジュール200が排出口112、フィルター500、冷却器700及び冷水流動部900と直接接続していなくてもよく、複数のウォーターパイプ220を集約することができ、サイズが小型化される効果がある。
【0119】
さらに、チュービング組立体600は、水が流れるための通路を提供することができる。例えば、チュービング組立体600には、原水、浄水、冷水、および温水のうち1つ以上が流動することができる。このようなチュービング組立体600は、ブラケット300の下側に配置されることができ、ブラケット300に着座した流路モジュール200と選択的に接続することができる。また、チュービング組立体600は、流路モジュール200と接続するとき、複数のウォーターパイプ220と連通することができる。この場合、チュービング組立体600は、流路モジュール200と一緒に水流路を形成することができる。例えば、浄水および冷水は、チュービング組立体600と流路モジュール200との間の水流路に沿って流れ、チュービング組立体600と流路モジュール200との間を交互に流れることができる。
【0120】
また、チュービング組立体600は、流路モジュール200と接続したときに、複数のウォーターパイプ220の少なくとも一部を選択的に開閉することができる。例えば、チュービング組立体600は、第1浄水パイプ221を遮断することができる。この場合、浄水は第1浄水パイプ221から第1浄水出水コネクタ632に流入することができない。
【0121】
このようなチュービング組立体600は、支持体610、温水弁620、第1浄水コネクタ630、第2浄水コネクタ640、冷水コネクタ650、フィード弁660、吐出部670、およびシール部材680を含むことができる。
【0122】
支持体610は、温水部620、第1浄水コネクタ630、第2浄水コネクタ640、および冷水コネクタ650の少なくとも一部を支持することができる。また、支持体610は、隣接して配置されたノースバルブ1000を支持することができる。このような支持体610にはパイプが設けられ、冷却器700で冷却された冷水を冷水入水コネクタ651に案内することができる。
【0123】
温水弁620は、ヒータ800に向かって流れる浄水の流量を制御でき、ヒータ800から吐出される温水の流量を制御するように動作することができる。このような温水弁620は、浄水をヒータ800に案内することができ、ヒータ800で加熱された温水を吐出部670に案内することができる。また、温水弁620は、ヒータ800に流入する浄水の流量を制御する第1温水弁621と、ヒータ800から吐出される温水の流量を制御する第2温水弁622とを含むことができる。このような第1温水弁621および第2温水弁622の動作は、回路基板1100によって制御されることができる。
【0124】
図12を再度参照すると、第1浄水コネクタ630は、浄水が流れるための通路を提供することができる。また、第1浄水コネクタ630は、第1浄水パイプ221と選択的に接続することができる。このような第1浄水コネクタ630は、第1浄水入水コネクタ631と第1浄水出水コネクタ632とを含むことができる。
【0125】
第1浄水入水コネクタ631は、浄水が流動するための通路を提供することができる。また、第1浄水入水コネクタ631は、フィルター500を通過した浄水が流入することができ、流入した浄水を第1浄水パイプ221に案内することができる。このような第1浄水入水コネクタ631は、第1浄水パイプ221の第1浄水流入部221aと選択的に噛み合うことができる。また、第1浄水入水コネクタ631には、第1浄水入水接続具631aが形成されることができる。このような第1浄水入水接続具631aは、第1浄水流入口221a-1と連通することができる。
【0126】
第1浄水出水コネクタ632は、浄水が流れるための通路を提供することができる。また、第1浄水出水コネクタ632は、第1浄水パイプ221を通過した浄水が流入することができ、流入した浄水をフィードバルブ660に案内することができる。このような第1浄水出水コネクタ632は、第1浄水パイプ221の第1浄水吐出部221bと選択的に噛み合うことができる。また、第1浄水出水コネクタ632には、第1浄水出水接続具632aが形成されることができる。このような第1浄水出水接続具632aは、第1浄水吐出口221b-1と連通することができる。
【0127】
第2浄水入水コネクタ641は、浄水が流れるための通路を提供することができる。また、第2浄水入水コネクタ641は、フィードバルブ660を通過した浄水が流入することができ、流入した浄水を第2浄水パイプ222に案内することができる。このような第2浄水入水コネクタ641は、第2浄水パイプ222の第2浄水流入部222aと選択的に噛み合うことができる。また、第2浄水入水コネクタ641には第2浄水入水接続具641aが形成されることができる。このような第2浄水入水接続具641aは、第2浄水流入口222a-1と連通することができる。
【0128】
第2浄水出水コネクタ642は、浄水が流れるための通路を提供することができる。また、第2浄水出水コネクタ642は、第2浄水パイプ222を通過した浄水が流入することができ、流入した浄水を冷却器700に案内することができる。このような第2浄水出水コネクタ642は、第2浄水パイプ222の第2浄水吐出部222bと選択的に噛み合うことができる。また、第2浄水出水コネクタ642には第2浄水出水接続具642aが形成されることができる。このような第2浄水出水接続具642aは、第2浄水吐出口222b-1と連通することができる。
【0129】
冷水入水コネクタ651は、冷水が流れるための通路を提供することができる。また、冷水入水コネクタ651は、冷却器700を通過した冷水が流入することができ、流入した冷水を冷水パイプ223に案内することができる。このような冷水入水コネクタ651は、冷水パイプ223の冷水流入部223aと選択的に噛み合うことができる。また、冷水入水コネクタ651には冷水入水接続具651aが形成されることができる。このような冷水入水接続具651aは、冷水流入口223a-1と連通することができる。
【0130】
冷水出水コネクタ652は、冷水が流れるための通路を提供することができる。また、冷水出水コネクタ652は、冷水パイプ223を通過した冷水が流入することができ、流入した冷水を吐出部670に案内することができる。このような冷水出水コネクタ652は、冷水パイプ223の冷水吐出部223bと選択的に噛み合うことができる。また、冷水出水コネクタ652には、冷水出水接続具652aが形成されることができる。このような冷水出水接続具652aは、冷水吐出口223b-1と連通することができる。
【0131】
一方、本明細書において、第1浄水コネクタ630、第2浄水コネクタ640、および冷水コネクタ650は、複数のウォーターコネクタ630、640、650と命名されることができる。また、第1浄水入水接続具631a、第1浄水出水接続具632a、第2浄水入水接続具641a、第2浄水出水接続具642a、冷水入水接続具651a及び冷水出水接続具652aは、複数の接続具631a、632a、641a、642a、651a、652aと命名されることができる。
【0132】
複数の接続具631a、632a、641a、642a、651a、652aは、複数の流入部221a、222a、223aまたは複数の吐出部221b、222b、223bと噛み合うことができる。また、複数の接続具631a、632a、641a、642a、651a、652aは、複数の流入口221a-1、222a-1、223a-1及び複数の吐出口221b-1、222b-1、223b-1それぞれに対応するサイズを持つことができる。例えば、複数の接続具631a、632a、641a、642a、651a、652aは上方に向かって開放されることができる。また、複数の接続具631a、632a、641a、642a、651a、652aが上方に向かって開放されることにより下方に向かって開放された複数の流入口221a-1、222a-1、223a-1又は複数の吐出口221b-1、222b-1、223b-1と連通することができる。
【0133】
このように、複数の接続具631a、632a、641a、642a、651a、652aが上方に開放されることにより下方に延びる複数の流入部221a、222a、223aまたは複数の吐出部221b、222b、223bが複数の接続具631a、632a、641a、642a、651a、652aに容易に挿入されることができる。言い換えれば、流路モジュール200は、下方に移動することにより容易にチュービング組立体600に接続する効果がある。
【0134】
フィードバルブ660は、第1浄水パイプ221から吐出される浄水の流量を制御するように作動することができる。また、フィードバルブ660は、浄水を吐出部670または第2浄水パイプ222に流動させることができる。例えば、第1浄水パイプ221から吐出される浄水は、フィードバルブ660に流入されて分けられることができる。また、フィードバルブ660で分けられた浄水の一部は吐出部670に流れ、他の一部は第2浄水パイプ222に流れることができる。このようなフィードバルブ660は、第1浄水出水コネクタ632および第2浄水入水コネクタ641と接続することができる。
【0135】
一方、フィードバルブ660は、流路モジュール200がチュービング組立体600と分離されたときに、第2浄水入水コネクタ641の一端部を遮断することができる。これにより、第1浄水パイプ221から吐出される浄水は第2浄水パイプ222に流れることができなくなる。また、フィードバルブ660は、流路モジュール200がチュービング組立体600と接続しても、離脱防止部材400が流路モジュール200の離脱を許容する位置に置かれた場合、第2浄水入水コネクタ641の一端部を遮断することができる。このようなフィードバルブ660の作動は回路基板1100によって制御されることができる。
【0136】
このように、流路モジュール200がチュービング組立体600と接続しても、流路モジュール200がブラケット300から離脱できる場合には、フィードバルブ660が浄水の流れを遮断することにより流路モジュール200とチュービング組立体600との間から浄水が漏れるのを防止することができる効果がある。
【0137】
吐出部670は、浄水、冷水及び温水のいずれかを排出口112に吐出することができる。また、吐出部670は、温水バルブ620、冷水出水コネクタ652及びフィードバルブ660と接続することができる。例えば、吐出部670は温水バルブ620から流入した温水を排出口112に案内することができ、冷水出水コネクタ652から流入した冷水を排出口112に案内することができる。また、吐出部670は、フィードバルブ660から流入した浄水を排出口112に案内することができる。
【0138】
図14を参照すると、シール部材680は、第1浄水流入部221aが第1浄水入水接続具631aに挿入されたとき、第1浄水流入部221aと第1浄水入水接続具631aとの間から水が漏れるのを防ぐことができる。例えば、シール部材680は、第1浄水流入部221aと第1浄水入水接続具631aとの間に挟まれるOリングであってもよい。一方、図14では、シール部材680が第1浄水流入部221aと第1浄水入水接続具631aとの間に設けられるものと説明したが、これは例示に過ぎず、シール部材680は複数個設けられてもよい。したがって、複数のシール部材680は、それぞれ複数の流入部221a、222a、223aまたは複数の吐出部221b、222b、223bと複数の接続具631a、632a、641a、642a、651a、652aとの間を密封することができる。
【0139】
冷却器700は、浄水を所定温度以下に冷却することによって冷水を提供することができる。このような冷却器700は、冷水流動部900の上側に配置されることができ、冷却器700から吐出された冷水は冷水流動部900に流動することができる。
【0140】
ヒータ800は、浄水を所定温度以上に加熱することにより温水を提供することができる。浄水は第1温水バルブ621から流れてヒータ800に流入することができ、ヒータ800から提供された温水は第2温水バルブ622に流れることができる。
【0141】
冷水流動部900は、冷却器700から提供された冷水が流動するための空間を提供することができる。また、冷水流動部900は、冷却器700によって冷却された冷水が貯蔵されるための空間を提供することもできる。このような冷水流動部900は、一例として、水タンクの形態で構成され、冷水が流れる空間と冷水が貯蔵される空間とを提供することができる。また、冷水流動部900は、別の例として、薄いパイプ状に構成されるか、または内部に隔壁が設けられた水タンクの形態で構成され、浄水が冷却されるとすぐに流れる空間を提供してもよい。
【0142】
ノースバルブ1000は、外部から流入する原水の流量を制御するように作動することができる。例えば、ノースバルブ1000は、原水が流れる通路を開閉することができるバルブであってもよく、原水が流れる通路を開閉することにより原水の流量を制御することができる。このようなノースバルブ1000の駆動は、回路基板1100によって制御されることができる。また、ノースバルブ1000は、原水をフィルター500に案内することができる。このようなノースバルブ1000は、チュービング組立体600と隣接する位置に配置することができる。
【0143】
回路基板1100は、チュービング組立体600の動作を制御することができる。例えば、回路基板1100は原水が流れる通路を開放するようにノースバルブ1000を制御することができる。また、回路基板1100は、フィルター500を通過した浄水が流れる通路を開放するように第1温水バルブ621を制御することができ、温水が流れる通路を開放するように第2温水バルブ622を制御することができる。
【0144】
他の例として、回路基板1100は、第1浄水パイプ221から吐出された浄水が吐出部670および第2浄水パイプ222のうち1つ以上に流れるようにフィードバルブ660を制御することができる。また、回路基板1100は、流路モジュール200とチュービング組立体600とが分離されたとき、水が流れないようにノースバルブ1000及びフィードバルブ660のうち1つ以上を制御することができる。より詳細な例として、回路基板1100は、流路モジュール200が定位置に着座していない場合、すなわち、複数のウォーターパイプ221、222、223が複数のウォーターコネクタ630、640、650と接続していない場合、水が流れないようにノースバルブ1000およびフィードバルブ660のうち1つ以上を制御する。ここで、流路モジュール200が定位置に着座していない場合は、複数のウォーターパイプ221、222、223のいずれかでも複数のウォーターコネクタ630、640、650と接続していない場合を含む。
【0145】
また他の例として、回路基板1100は、流路モジュール200が定位置に着座しても、脱離防止部材400が流路モジュール200の離脱を許容する位置に置かれた場合、水が流れないようにノースバルブ1000およびフィードバルブ660のうち1つ以上を制御する。
【0146】
一方、回路基板1100は吐出部670の動作を制御することができる。このような回路基板1100は、使用者の選択が入力されると、使用者の選択に基づいて浄水、冷水、および温水のいずれかを吐出するように吐出部670を制御することができる。例えば、使用者が冷水吐出を入力すると、回路基板1100は冷水が吐出されるように吐出部670を制御する。
【0147】
このような回路基板1100は複数の基板と複数の電線とを含み、カバーフレーム120に固定支持されることができる。したがって、回路基板1100は、カバーフレーム120がブラケット300から分離されると、カバーフレーム120と一緒にブラケット300から分離されることができる。
【0148】
このように、回路基板1100はカバーフレーム120と一緒に分離されることにより容易に外部に露出され得る効果がある。また、回路基板1100は、カバーフレーム120と一緒に分離された状態でメインフレーム110に固定支持されることにより、回路基板1100を容易にメンテナンスできる効果がある。
【0149】
前述の回路基板1100は、マイクロプロセッサを含む演算装置、センサーなどの測定装置およびメモリによって具現されることができ、その具現方法は当業者にとって自明であるため、さらなる詳細な説明は省略する。
【0150】
以下では、図13を参照して、浄水器1の内部で水が流動する流れについて説明する。
【0151】
浄水器1の外部から供給された原水は、ノースバルブ1000を通過してフィルター500に流れる。フィルター500で濾過された浄水の一部は温水バルブ620に流れ、他の一部は流路モジュール200の第1浄水パイプ221に流れる。温水バルブ620に流入した浄水はヒータ800で加熱され、吐出部670及び排出口112を順次通じて使用者に温水として提供される。
【0152】
また、第1浄水パイプ221に流入した浄水はフィードバルブ660に流れる。フィードバルブ660に流入した浄水の一部は、吐出部670及び排出口112を順次通じて使用者に浄水として提供される。
【0153】
また、フィードバルブ660に流入した浄水の他の一部は、第2浄水パイプ222を介して冷却器700に流れる。冷却器700に流入した浄水は冷却され、冷水流動部900、冷水パイプ223、吐出部670及び排出口112を順次通じて使用者に冷水として提供される。
【0154】
以下では、上記のような構成を有する浄水器1の作用について説明する。
【0155】
使用者は、外部から供給された水を濾過するために本発明の一実施例による浄水器1を使用することができる。このような浄水器1は、原水を濾過して浄水を使用者に提供することができる。また、浄水器1は、使用者の選択に応じて浄水を冷却または加熱することにより、冷水または温水を使用者に提供することができる。
【0156】
一方、浄水器1内で水が流れるように設けられた複数のウォーターパイプ220の場合、長時間使用すると水あかのため交換する必要が生じる。この場合、使用者はメインフレーム110の上部カバーを取り外し、カバーフレーム120をブラケット300から取り外すことができる。また、ブラケット300から分離されて開放固定位置に置かれたカバーフレーム120は、固定具121がメインフレーム110のリブ111に係止することによって開放固定位置を維持することができる。その後、使用者は流路モジュール200がブラケット300から取り外されるように、離脱防止部材400を回転させる。このように、流路モジュール200が離脱可能な状態に置かれた場合には、使用者は流路モジュール200をブラケット300から取り外すことができる。
【0157】
また、使用者は流路モジュール200を他の流路モジュール200に交換した後、ブラケット300に取り付けることができる。この場合、使用者は流路モジュール200を着座部310に整合するように取り付けることによって、流路モジュール200とチュービング組立体600とを接続させることができる。また、使用者が離脱防止部材400が係止具213に噛み合うように回転させると、流路モジュール200とチュービング組立体600との接続を維持することができる。その後、カバーフレーム120をカバー位置に移動させることによって流路モジュール200の交換を完了することができる。
【0158】
以上、本発明の各実施形態を具体的な実施例として説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明はこれに限定されず、本明細書に開示された技術的思想に従う最も広い範囲を有するものと解釈されるべきである。当業者は、開示された実施例を組合せ/置換して示されていない形状のパターンを実施することができるが、これも本発明の範囲から逸脱しないであろう。さらに、当業者は、本明細書に基づいて開示された各実施例を容易に変更または変形することができ、そのような変更または変形も本発明の権利範囲に属することは明らかである。
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