(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-19
(45)【発行日】2024-09-30
(54)【発明の名称】ユーザ作成コンテンツ紹介及び検索
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0482 20130101AFI20240920BHJP
G06Q 50/00 20240101ALI20240920BHJP
G06F 16/903 20190101ALI20240920BHJP
G06F 16/9038 20190101ALI20240920BHJP
G06F 16/907 20190101ALI20240920BHJP
【FI】
G06F3/0482
G06Q50/00 300
G06F16/903
G06F16/9038
G06F16/907
(21)【出願番号】P 2020546076
(86)(22)【出願日】2019-03-06
(86)【国際出願番号】 IB2019051823
(87)【国際公開番号】W WO2019171302
(87)【国際公開日】2019-09-12
【審査請求日】2022-03-03
(32)【優先日】2018-03-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-02-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520335945
【氏名又は名称】タプテン インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ビジャファーネ,ミルドレッド マリア
【審査官】滝谷 亮一
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-228979(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0257184(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0348078(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0482
G06Q 50/00
G06F 16/903
G06F 16/9038
G06F 16/907
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ紹介(102)を作成するためのコンテンツ紹介ユーザインタフェース(101)を提供すること、
前記コンテンツ紹介ユーザインタフェース(101)によってコンテンツ紹介情報(1708~1740)を受け付けることであって、前記コンテンツ紹介情報(1708~1740)は少なくとも主題(204)、カテゴリ(206)、及び評価(210)を含む、受け付けること、
前記主題(204)のスコア(114)を計算し、前記スコア(114)を前記コンテンツ紹介情報(1702)に関連付けること、
前記受け付けたコンテンツ紹介情報(1708~1740)及び関連するスコア(114)をコンテンツレコードデータストア(1700)のコンテンツレコード(1702)内に記憶すること、
前記コンテンツ紹介情報(1708~1740)の前記カテゴリ(1728)と同一の又は関連するカテゴリ(1808)を有するコンテンツレコード(1702~1706)から主題のランク付けされたリスト(1802)を作成することであって、前記主題は前記コンテンツレコード(1702~1706)に関連するスコア(1716)に従ってランク付けされ、前記スコア(1716)は前記受け付けられたコンテンツ紹介情報(1708~1740)に関連する、作成すること、
前記ランク付けされたリスト(1802)をリストストア(1800)内に記憶すること
を含む方法であって、
前記リストストア(1800)は検索操作のためのデータセットとしての役割を果たす複数のリスト(1802~1806)を含み、
前記コンテンツ紹介情報(1708~1740)は、第1のユーザによって以前に作成されたコンテンツ紹介情報
のメディアコンテンツをリサイクルするコンテンツ紹介リサイクルプロセスを通じて第2のユーザによって作成される、方法。
【請求項2】
前記コンテンツ紹介情報(1708~1740)に関連する前記スコア(1716)が、前記コンテンツ紹介情報内に含まれる前記評価に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コンテンツ紹介情報(1708~1740)に関連する前記スコア(1716)が、前記コンテンツ紹介情報(1708~1740)内に含まれる前記主題(204)に関係する外部要因に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記コンテンツ紹介情報(1708~1740)がレビュー(1724)を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記コンテンツ紹介情報(1708~1740)が前記主題(204)に関連する追加カテゴリ(1728)を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記コンテンツ紹介情報(1708~1740)が、前記コンテンツ紹介情報(1708~1740)に関連する少なくとも1つのアクション(1740)を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
プロセッサ(1902)と、
メモリ(1916)と、
コンテンツ紹介(1928)を作成し処理するように構成される、前記メモリ(1916)内に記憶されるコンテンツ紹介システム(1922)であって、
コンテンツ紹介(1928)のためのメディアコンテンツを捕捉するように構成される捕捉コンポーネント(1935)、
前記コンテンツ紹介(1928)のための主題名を識別するように構成される命名コンポーネント(1936)、
前記コンテンツ紹介(1928)のためのカテゴリを識別するように構成されるカテゴリモジュール(1938)、
前記コンテンツ紹介(1928)のための評価を受け付けるように構成される評価コンポーネント(1940)、
前記コンテンツ紹介(1928)に関連するスコア(1716)を操作するように構成される採点モジュール(1932)であって、前記スコア(1716)は前記コンテンツ紹介(1928)とのユーザ対話に基づく、採点モジュール(1932)、及び
前記コンテンツ紹介(1928)について識別された前記カテゴリ(1728)と同じカテゴリ(1728)を有する他のコンテンツ紹介(1702~1706)に対して前記コンテンツ紹介(1928)をランク付けするように構成されるランク付けモジュール(1933)
を含む、コンテンツ紹介システム(1922)と、
を含み、
前記コンテンツ紹介(1928)は、第1のユーザによって以前に作成されたコンテンツ紹介
のメディアコンテンツをリサイクルするコンテンツ紹介リサイクルプロセスを通じて第2のユーザによって作成される、スマートフォン(1900)。
【請求項8】
検索クエリを受け付け、コンテンツ紹介データベース(1956)内のコンテンツ紹介レコード(1702~1706)を検索するように構成される検索コンポーネント(1934)を更に含む、請求項7に記載のスマートフォン(1900)。
【請求項9】
コンテンツ紹介のランク付けされたリスト(1802~1806)を記憶するリストデータベース(1958)であって、それぞれのランク付けされたリスト(1802~1806)は少なくとも1つのコンテンツ紹介(1928)のカテゴリ(1728)に関連する、リストデータベース(1958)を更に含む、請求項7に記載のスマートフォン(1900)。
【請求項10】
ユーザ又は前記ユーザによって識別されるエンティティに関連する1つ又は複数のコンテンツ紹介(1928)を表示するように構成されるコンテンツ紹介フィードコンポーネント(1930)を更に含む、請求項7に記載のスマートフォン(1900)。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
背景
[0001] インターネットの発達及びワールドワイドウェブへのユビキタスアクセスによって実現された多くの兆候のうち、検索アプリケーション及びソーシャルネットワークアプリケーションは世界の人々に最も大きい影響があった2種類のアプリケーションだと言ってよい。Google(登録商標)及びYahoo!(登録商標)等の効率的な検索エンジンが利用可能になると、インターネットユーザは事実上あらゆる種類の情報を素早く検索できるようになった。MySpace(登録商標)及びFacebook(登録商標)等のソーシャルネットワークが数十億人のユーザにわたるサービスに成長すると、かかるサービスのユーザは既に知っている人と、友人を知っている人と、潜在的な顧客等の未知の人等と情報をやり取りする新たな方法を得た。今日ではこれらの革新なしの生活は想像し難い。
【0002】
[0002] 時が経つにつれてこれらの2つの概念は組み合わさり、検索に関係する情報がソーシャルメディアで使用されるようになり、その逆も同様になった。この2つの技術の合流は、ソーシャルメディアアアプリケーションから集められたそれらのユーザの個人情報の過度な営利化と一部の人が見なすことを引き起こした。広告主及びアグリゲータが検索結果の上位リストの多くを占めることにより、及びユーザが知らないうちにユーザのソーシャルネットワークからの情報が検索に暗黙的に又は明示的に含められることにより、かかる技術の合流は、検索している内容をユーザが正確に見つけ出すことをより困難にする汚染された検索結果も引き起こした。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
[0003] この検索結果の汚染並びにプライバシ及び情報の欠如は、製品、場所、人等に関する高信頼の情報をユーザが検索するためのより効率的なやり方の需要を創出した。
【課題を解決するための手段】
【0004】
図面の簡単な説明
[0004] 以下の詳細な説明は添付図面を参照する。図中、異なる図面内の同じ参照番号の参照使用の先頭の数字は同様の又は同一のアイテムを示す。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】[0005]コンテンツ紹介を作成するために使用されるユーザインタフェースの一例を示しているスマートフォンの図である。
【
図2】[0006]本明細書で示す技法で使用するためのコンテンツ紹介を作成するための方法論的な実装形態の一例を示す流れ図である。
【
図3】[0007]本明細書に記載の技法によるベースビューユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンの一例の図である。
【
図4】[0008]コンテンツ紹介作成プロセスの捕捉ビュー状態にあるユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンを示す。
【
図5】[0009]コンテンツ紹介作成プロセスの第1の命名ビュー状態にあるユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンを示す。
【
図6】[00010]コンテンツ紹介プロセスの第2の命名ビュー状態にあるユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンを示す。
【
図7】[00011]コンテンツ紹介プロセスの第1のカテゴリ識別ビュー状態にあるユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンを示す。
【
図8】[00012]コンテンツ紹介プロセスの第2のカテゴリ識別ビュー状態にあるユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンを示す。
【
図9】[00013]コンテンツ紹介プロセスの第3のカテゴリ識別ビュー状態にあるユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンを示す。
【
図10】[00014]コンテンツ紹介プロセスの評価ビュー状態にあるユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンを示す。
【
図11】[00015]コンテンツ紹介プロセスの第1のアクション割り当てビュー状態にあるユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンを示す。
【
図12】[00016]コンテンツ紹介プロセスの第2のアクション割り当てビュー状態にあるユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンを示す。
【
図13】[00017]コンテンツ紹介プロセスのレビュービュー状態にあるユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンを示す。
【
図14】[00018]スマートフォン又はパーソナルコンピュータ等の電子装置上に表示され得るコンテンツ紹介フィードの一例を示す。
【
図15】[00019]リサイクルビュー状態にあるユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンを示す。
【
図16】[00020]コンテンツ紹介コメントビュー状態にあるユーザインタフェースの一例を表示しているスマートフォンを示す。
【
図17】[00021]本明細書に記載の技法と共に利用され得るコンテンツ紹介データベースの一例の図を示す。
【
図18】[00022]本明細書に記載の技法と共に利用され得るリストデータベースの一例の図を示す。
【
図19】[00023]本発明の1つ又は複数の部分を実装することができる電子装置の一例を示すブロック図である。
【
図20】[00024]本明細書に記載の技法によるサーバの動作環境の一例を示すブロック図である。
【
図21】[00025]本明細書で示す技法で使用するためのランク付けのための方法論的な実装形態の一例を示す流れ図である。
【
図22】[00026]本明細書で示す技法で使用するための検索のための方法論的な実装形態の一例を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
詳細な説明
[00027] 本明細書に記載する技法は、検索可能コンテンツをもたらすユーザ作成コンテンツ紹介に関する。かかるユーザ作成コンテンツ紹介に含まれる情報は、高信頼の検索結果、即ち製品、場所、企業、人等、ユーザの検索内容に直接関係する検索結果を素早く且つ容易に見つけ出すためにユーザが使用可能な効率的な検索プラットフォームのための基礎を提供する。関連情報を見つけ出すのにより少ない検索が必要とされるので、及び検索されるデータセットがインターネット上の事実上全てのもので構成されるデータセットよりも小さいので、これらの技法は検索を実行する際のユーザの時間並びにコンピュータ資源及びネットワーク資源を節約する。コンテンツ紹介からの情報及びコンテンツ紹介に関係するデータは情報のデータベースを作成するために使用することができる。検索可能データベースのコンテンツは識別可能なユーザによって与えられるので、検索される情報が既知の情報源及び/又は高信頼のユーザ群に由来することを理由にデータベースの検索は検索を実行するユーザにとってより関連性のある且つより高信頼の結果を提供する。加えて、ユーザは検索されるデータセットを単一人物(友人又は好きなセレブ等)からの入力又は人の集団(特定の地理的領域内の人々、特定の年齢層の人々等、典型的には少なくとも1つの共通の特性を有する人々の集団)からの入力で構成されるものに限定することができる。
【0007】
[00028] 更にユーザは、ランク付けされたリスト(本明細書ではパーソナル若しくはグローバル「リスト」又は「トップテンリスト」と呼ぶが、かかるリストは10個のエントリに限定されず、10個よりも多い又は少ないエントリを含み得る)についてユーザ作成コンテンツ紹介の主題のランク付けを少なくとも部分的に制御することができる。ユーザによって与えられるランク付け及び他のユーザ入力に少なくとも部分的に基づく採点システムを開示し、スコアは検索結果を決定しグローバル「トップテン」リストを作成するために使用される。ユーザが行うアクションを使用して、特定の項目(即ちコンテンツ紹介の主題)のスコアを増加し又は減少させることができる。様々な採点システムの実装形態を使用し得るが、ユーザが実行可能な任意の内部アクション又は外部アクションを使用してコンテンツ紹介の主題に関連するスコアを決定することができる。スコアに影響を及ぼし得る内部アクションの例は、これだけに限定されないが、或る評価スケール上の評価、いいね、リサイクル、肯定的又は否定的なコメント、感謝、共有、アクション、リストへの追加、クリック、リストの要求、リストの作成、リストの更新の要求、リストの更新、プロファイルの訪問、投票、コンテンツファンネル、ランク付け、検索、肯定的属性(例えば面白い、美的、革新的、有能等)、否定的属性(例えば誤解を招く、人をだます、偽りである等)等を含む。スコアに影響を及ぼし得る外部因子の例は、これだけに限定されないが、取引から導出されるユーザ作成コンテンツ紹介の作成、外部プラットフォームの分析、外部プラットフォームの評価/採点/ランク付け、普通株、製品、サービス、不動産の取引、検索結果、コンバージョンレートの結果、投票、コンテンツファンネル等を含む。
【0008】
[00029] 本明細書に記載の技法と共に様々な種類のリストを使用することができる。かかるリストは、これだけに限定されないが、共同リスト、投票リスト、誕生日の欲しい物リスト等を含む。共同リストはパーソナルリストの改変形態であり、リストを作成する際に共同するように作成者は1人又は複数の他のユーザを招待することができる。つまり、他のユーザがコンテンツ紹介を追加及び削除することができる。コンテンツ紹介を追加することによって共同する全てのユーザがスコアの増加を得ることができる。作成される要素も、追加されるときスコアの増加を得ることができ、その位置がスコアの増加に影響を及ぼし得る。投票リストは、リスト内に含めたい要素にユーザが投票することができるリストである。投票リストを作成するには少なくとも2つの要素が必要であり、投票リストは投票を受け付けることができる限られた時間枠を有し得る。各要素によって得られる投票数に従ってランキングが作成される。投票リスト上で列挙される最初の要素は最多票を得た要素であり、その後も同様に続く。各ユーザは投票ごとにスコアの増加を得ることができる。誕生日の欲しい物リストは、ユーザが自分の誕生日又は他の機会に欲しい製品を表す要素を追加するパーソナルリストである。ユーザのフォロワーは誕生日の欲しい物リストにアクセスし、リスト内の製品の1つ又は複数を得ることができ、それらの製品がユーザに送られる。単一の製品を購入するために複数のユーザが共同し得る。製品が購入されると製品及びユーザはスコアの増加を得ることができ、製品を得た人もスコアの増加を得ることができる。
【0009】
[00030] 本明細書では、検索結果内で見つかる項目に対してユーザが直接アクションを行うことができる技法も開示する。例えばユーザが特定の製品又は特定の種類の製品を検索する場合、検索は1つ又は複数の製品を返す可能性が高い。特定の製品を購入するためのサイトに進むアクション等、アクションは製品に関連し得る。又は例えばユーザが特定の近所の又は特定の種類の料理に特化したレストランを検索する場合、ユーザが検索結果内で返されるレストランの予約を取ることができるアクション、レストランの配達を注文することができるアクション等のアクションが利用可能であり得る。他のアクションも含まれ得る。
【0010】
[00031] 概してユーザは、メディアコンテンツ、コンテンツ紹介のタイトル、コンテンツ紹介が関連する1つ又は複数のカテゴリ、及び事柄、人等に関連する1つ又は複数の評価を入力するための(本明細書では「コンテンツ紹介」と呼ぶ)基本コンテンツ入力ユーザインタフェースから開始する。コンテンツ紹介に複数のカテゴリを関連付けることにより、ユーザはそのコンテンツ紹介が検索で識別される確率を高めることができる。上記の項目(メディアコンテンツ、タイトル、カテゴリ、評価)の1つ又は複数がコンテンツ紹介作成プロセスから省かれてもよいことを指摘しておく。異なる実装形態は、これらの及び同様の項目を更に多く又は少なく必要とし得る。
【0011】
[00032] コンテンツ紹介が構成されると、そのコンテンツ紹介はユーザによってユーザフィードに投稿されてもよく、ユーザフィードはユーザの仲間、識別された人々の集団、一般大衆等によって閲覧可能である。他のユーザが作成者のフィード内のコンテンツ紹介についてコメントすることができ、コンテンツ紹介のコンテンツを使用してコンテンツ紹介の少なくとも一部の要素を用いて自分自身の紹介を作成することができる。コンテンツ紹介が作成されると、エントリを保存するためにコンテンツ紹介に対応するレコードが1つ又は複数のデータベース内に作成される。本明細書で予期するように、コンテンツ紹介レコードが検索可能なコンテンツ紹介データベース内に作成される。実装形態に応じて他の種類のレコードが他の種類のデータベース内に作成されてもよい。本明細書に記載の例では、リストのデータベースが維持され、記述名及びカテゴリ等のコンテンツ紹介の特定の要素がその中に記憶される。
【0012】
[00033] 本明細書に記載のシステム内で実行される検索の検索結果は現在の検索アプリケーションよりも信頼できる。まず、検索アグリゲータがシステムを操作するのを防ぐことができ、従って直接関連性のある検索結果が結果リストの一番上にランク付けされることを可能にする。加えて、ユーザは自らの検索内容についてより適切な理解を有すると自身が見なす母集団の部分集合を検索することができ、従ってユーザが高信頼の結果により素早く(即ちより少ない検索操作によって)到達することが可能になる。例えばユーザは、近隣地域の外部に住む人よりも地元のレストランによく訪れる可能性がある、近隣地域に実際に住む人に地元のレストランに関する検索を限定したい場合がある。又はユーザは、自分がフォローする特定のセレブの推薦を入手するためにそのセレブのトップテンリストを見たい場合がある。
【0013】
[00034] 本明細書に記載の別の特徴は、購入者に製品又はサービス(又は製品若しくはサービスの販売者)を紹介した人物等、製品又はサービスを購入する購入者の動機の発生源を製品の販売者が突き止めることを可能にする技法である。ユーザは、製品若しくはサービスを購入し又は製品若しくはサービスへの関心を切り開くために頼りにした推薦を行った人物への感謝を表すために「感謝」機能を使用することができる。感謝機能が活性化されると、感謝に関連するコンテンツ紹介をユーザの(「感謝している」ユーザの)個人的な欲しい物リスト内に記憶することができ、製品又はサービスの購入等、ユーザはその製品又はサービスに容易にアクセスし、その製品又はサービスに対するその後のアクションを容易に実行することができる。感謝機能は、コンテンツ紹介内で使用される元のコンテンツを作成した人物の功績を認めるためにも使用することができる。
【0014】
[00035] 本明細書に記載のシステム及び方法の特徴を使用することにより、仲間の推薦が他者に対して有する効果を測定することができる。推薦の発生源は、「いいね」機能又は「リツイート」等によってユーザ間の「関与」アクションだけを測定する現在のソーシャルメディア分析よりも高精度で可視化することができる。記載の技術を使用し、第1のユーザのコンテンツ紹介(即ち推薦)と第2のユーザの「感謝」との間のスレッドをたどって、第2のユーザの購入に対する第1のユーザの紹介の直接的な効果を明らかにすることができる。更に、第1のユーザの推薦に対する他のユーザの影響を明らかにすることができる。ユーザの推薦と購入との間のかかる結び付きが明らかにされると、特定の個人に関係するものとして任意の所与のエンティティからの販売を識別できるだけでなく、製品がオンラインソーシャル環境内でどのように相互作用するのかに関する具体的な人口統計及び情報を分析することができる。
【0015】
[00036] 前のユーザの識別子へと一連の各販売/体験をたどることができることにより、金銭、割り引き、及び/又は賞を用いてそのような影響力のあるユーザを奨励することができ又はかかるユーザに報酬を与えることができる。ブランドは自らの利益を最も多くもたらす「販売要員」を直接且つ高信頼のやり方で識別することができるので、この形態はユーザとブランドとをより緊密にすることにも役立ち得る。従って、販売者は代わりに主要なインフルエンサと直接関わることにより、自らの製品を市場で売買するために概して支払う中間費用を回避することができ得る。
【0016】
[00037] 現在、販売者はユーザコミュニティ間の効果を「関与」の観点から測定する。但し、「関与」はデジタルメディアの脈絡ではより大まかに定義され、それはこの用語が広告/マーケティング業界で過去に定義されてきた通り、販売者/ブランドと顧客との間の結び付き及びコミットメントに関係しない相互作用しか測定することができないからである。デジタルコンテンツプロバイダが現在「関与」と一般に言う内容は、特定のリンクをクリックするアクション又は何かに「いいね」を与えるアクションに関係する。これらのアクションの何れも販売者に具体的なことを正確に伝えない。
【0017】
[00038] ユーザの推薦と購入との間の直接的な因果関係の測定は、情報を操作することによって金銭的利益を得ることができる立場にある者によって容易に操作することができない具体的情報である。メディアエージェンシの仲介者は現在、統計を操作するためにインフルエンサに関する曖昧なデータを使用して販売者及び広告媒体からより多くの収入を得ることができる。デジタルプラットフォームは、広告、検索結果等を優先的に配置することによってデータを操作することができる。本明細書に記載の技法を使用することによってそのような操作を大幅に減らす又はなくすことができ、それは販売者が正確な情報を市場から直接得ることができるからである。
【0018】
[00039] 購入者が「感謝」機能を使用しなくても、購入者がコンテンツ紹介に含まれる「アクション」機能を使用することによってコンテンツ紹介から製品を直接購入する場合、購入者が製品を購入した動機は何だったのかに関する決定を行うことができる。「アクション」機能(以下でより詳細に説明する)は、販売者へと直接進み製品を注文するためのアクションを含む、コンテンツ紹介から直接行うことができる特定のアクションをコンテンツ紹介の作成者が定めることを可能にする。この機能は、他のシステムで現在認められるよりも直接的に販売動機を帰属させることを可能にする。
【0019】
[00040] 本明細書で開示するシステム及び方法の他の特徴及び技術的進歩が、本明細書の説明及び対応する
図1~
図20から明らかになる。
【0020】
コンテンツ紹介の作成:ユーザインタフェース
[00041]
図1は、コンテンツ紹介を作成するために使用されるユーザインタフェース101の一例を示しているスマートフォン100の図である。スマートフォン100は、現代のスマートフォンで一般に見られるのと同様のディスプレイ102及びホームボタン104を含む。ユーザインタフェース101の一例は、コンテンツ紹介の主題に関係する画像が表示されるディスプレイ102上の画像フィールド106を含む。ユーザインタフェース101の一例は、パーソナルアイコン110、ユーザ名112、及びスコア114等、コンテンツスライドに関係する特定の情報を表示するタイトルバー108も含む。パーソナルアイコン110は、コンテンツスライドに関連するユーザの写真、アバター、ロゴ等で構成され得る。ユーザ名112は、ユーザの実名若しくは別名又は会社名、チーム名等のエンティティ識別子で構成され得る。スコア114(以下でより詳細に説明する)は、ユーザインタフェース101によって行われる特定のアクション又は潜在的アクションが、ユーザインタフェース101の一例の中で示される要素の側面をランク付けするために使用されるメトリクにどのように影響するのかについてのインジケータである。
【0021】
[00042] 少なくとも1つの実装形態では、一定の基準を満たしているユーザを「パワーユーザ」又はユーザの特定の特性を示す何か同様のものとして識別することができる。かかるユーザ識別は複数のレベルを有することができ、ユーザが作成したコンテンツ紹介の数、ユーザが行った検証済みの購入の数、ユーザが他のユーザのコンテンツ紹介に関して行ったいいね、感謝、お気に入り、転送等の数、又はユーザによって作成されたコンテンツ紹介、リスト、相互作用等においてユーザが得たいいね、感謝、お気に入り、転送等の数等、ユーザに関係する情報に基づき得る。ユーザがそのような指定を獲得した場合、その指定はタイトルバー108内で、又はより具体的にはパーソナルアイコン110等の中でユーザに関連して表示され得る。かかる指定は、コンテンツ紹介システムの他の側面にも影響を及ぼし得る。例えば「パワー」ユーザに関連する採点は、そのユーザの意見により多くの信用を与えるように重み付けすることができる。
【0022】
[00043] 少なくとも1つの実装形態では、特定の基準を満たしているユーザを「エキスパートユーザ」として識別することができる。エキスパートユーザとは、1つ又は複数の主題において専門知識を有するユーザである。エキスパートの資格を誰が得るのかに関する判定は自動で又は手動で行われ得る。かかる判定は、ユーザのコンテンツ紹介の主題を分析することによって、作成ユーザのコンテンツ紹介に対する他のユーザの相互作用(例えばリストの要求、リストの更新の要求、ユーザのコンテンツ紹介から購入すること、ユーザのコンテンツ紹介に関して感謝を送ること、ユーザの専門知識に関連するカテゴリとのユーザの相互作用によって、ユーザの専門家としての資格等から、及び/又は他のプラットフォーム、取引、コンテンツファンネル内のユーザの外部的な相互作用、採点、評価(コンテンツ紹介及びリストを作成し、閲覧し、相互作用し、検索するのにユーザが費やす時間)等から行うことができる。エキスパートとしてのユーザの状態の可視指示は、ユーザのプロファイル内に、ユーザによって作成されるコンテンツ紹介及びリスト内に表示することができ、それによりコンテンツ紹介に含まれる情報がかかる指示がない場合よりも信頼できることを閲覧者は知らされる。
【0023】
[00044] 上述の指定に加えて又はその代わりに、ユーザのための他の専用の指定を実装することができる。例えばそのような一部の指定は「ガーディアンユーザ」及び「研究ユーザ」である。「ガーディアンユーザ」とは、曖昧性を除去するテキストを追加すること、誤ったカテゴリ内の誤解されたコンテンツ紹介を識別すること等により、コンテンツ紹介又はその要素の適切な意味を他のユーザが理解するのを助けることに関係する大量のアクションを行うユーザである。「ガーディアンユーザ」は、荒らし行為、いじめ、又はそのような他の許容できないアクションを報告するユーザとすることもできる。「研究ユーザ」の指定は、様々なトピックに関する研究を行い、ユーザのコミュニティを利する研究データ(例えば科学的、百科全書的、文化的、歴史的等)を含むコンテンツ紹介を作成するユーザを識別する。
【0024】
[00045] ユーザインタフェース101の一例の別のコンポーネントは、ユーザインタフェース101の一例の中で示されるコンテンツ紹介の主題に関係する様々な要素を含み得るディスクリプタバー116である。この例では、ディスクリプタバー116は、画像アイコン118、記述フィールド120、及び追加アイコン122を含む。この例では限られた数のコンポーネントを有するものとしてディスクリプタバー116を示すが、1つ又は複数の代替的実装形態は本明細書で図示し説明するよりも多い又は少ないコンポーネントを利用し得る。画像アイコン118は、画像フィールド106内に示される写真の小さいバージョン、ユーザインタフェース101の一例の中で示されるコンテンツに関係するテキスト等、ユーザインタフェース101の一例を使用して作成されているコンテンツ紹介の内容に関係し得る可視表現である。内容が録音であり、画像アイコン118が単純に録音の存在を示す画像であり得る場合等、画像アイコン118はコンテンツ紹介の内容に無関係とすることもできる。記述フィールド120は、ユーザインタフェース101の一例の中で示されるコンテンツの記述を表示するように構成される。かかる記述は実装形態ごとに異なることができ、少なくとも1つの改変形態は「主題@カテゴリ」形式の記述を実装し、「主題」はコンテンツ紹介の主題(製品、場所、人物等)を記述し、「カテゴリ」は主題のユーザ選択カテゴリ(ジーンズ、レストラン、Lady Gaga等)である。この具体例で使用される「@」の文字のように、文字を使用して主題表示とカテゴリ表示とを分けることができる。記述についての更なる詳細は以下の
図15に図示し、
図15に関して説明する。最後に、ディスクリプタバー116の追加アイコン122は、ユーザインタフェース101の一例から作成されるコンテンツ紹介を1つ又は複数のリストに追加するように構成される活性化可能なコントロールである。この特徴並びにリストの概念及び役割を以下でより詳細に説明する。
【0025】
[00046] ユーザインタフェース101の一例は、評価入力メカニズム124、レビューダイアログボックス126、及び複数のウィジェットアイコン128も含む。評価入力メカニズム124は、或るスコアの範囲からのスコアをユーザが入力することを可能にし得る任意の機能とすることができ、前述のスコアはユーザインタフェース101の一例によって作成されるコンテンツ紹介の内容に対するユーザの好感度又は心情を示す。この例では、ユーザは一つ星から五つ星までの評価を割り当てることができる。代替的実装形態は、1から10等の或る範囲内の数値を割り当てること、賛成及び不賛成、感情等、評価入力機能の別の改変形態を含み得る。レビューダイアログボックス126は、ASCII文字を含むテキスト入力等、許容可能な入力の或る特定の範囲に限定されない入力をユーザから受け付けるように構成される。
【0026】
[00047] ウィジェットアイコン128は、事実上あらゆる電子ベースのタスクを実行するように構成される任意の数のアイコンとすることができる。この例では、ウィジェットアイコン128が、属性アイコン130、いいねアイコン132、リサイクルアイコン134、コメントアイコン136、感謝アイコン138、及び転送アイコン140を含む。属性アイコン130は、コンテンツ紹介の肯定的特性及び/又は否定的特性を表す1組の属性を表示する。例えばコンテンツ紹介が美学的に美しいと閲覧しているユーザが考える場合、そのユーザは属性アイコン130を使用してその気持ちを表すことができる。ユーザは、コンテンツ紹介が面白いと思うかどうか、革新的だと思うかどうか、誤解を招くと思うかどうか、人をだますと思うかどうか、フェイクニュースと思うかどうか等、コンテンツ紹介の他の主観的属性を表すことができる。ユーザは、コンテンツ紹介を作成した人が有能であるという自分の気持ち等を表すために属性アイコン130を使用することもできる。属性アイコン130を使用することにより、ユーザは作成者のコンテンツを評価することができる。属性アイコン130によるユーザ入力は、割り当てられる属性が肯定的である場合はコンテンツ紹介の主題に関連するスコアを上げることができ、又は割り当てられる属性が否定的なスコアである場合はかかるスコアを下げることができる。属性アイコン130と区別可能であるのはいいねアイコン132である。いいねアイコン132は、他のプラットフォーム内で見られるいいねアイコンと同様である。ユーザがいいねアイコン132を活性化すると、かかる活性化は、とりわけいいねアイコン132と共に表示されるコンテンツ紹介に関して何かを好きであることをユーザが示すための方法である。但し、コンテンツ紹介の何をユーザが好きなのか(コンテンツ紹介全体、コンテンツ紹介を作成したユーザ、コンテンツ紹介に含まれる画像等)は明らかにすることができないので、いいねアイコン機能は全体としてコンテンツ紹介のより曖昧な好意的評価である。採点に関して、属性アイコン130を使用することによって示される具体的な好意的評価は、いいねアイコン132を使用することによって示される全般的な好意的評価よりも多くの重みを得ることができる。
【0027】
[00048] リサイクルアイコン134は、ユーザが既存のコンテンツ紹介に基づいて新たなコンテンツ紹介を作成したい場合、即ちユーザがコンテンツ紹介の1つ又は複数のコンポーネントを「リサイクル」する場合にユーザによって活性化され得る。コメントアイコン136は、コンテンツ紹介に関連させるコメントをユーザが入力したい場合にユーザによって活性化される。感謝アイコン138は、製品、場所、企業等に関するアクションをもたらす又はもたらした紹介の情報源をユーザが識別したい場合にユーザによって活性化され得る。転送アイコン140は、ユーザによって活性化されるとき、ソーシャルメディアプラットフォーム、メッセージングプラットフォーム、電子メールプラットフォーム等の1つ又は複数の外部プラットフォームへのネイティブプラットフォームのリンク又はコードとしてコンテンツ紹介を別のユーザに転送する。この機能は、人がコンテンツ紹介に関係する製品若しくはサービスを購入すること又はコンテンツ紹介に関係する異なるアクションを実行することを可能にするためにも使用され得る。転送アイコン140の機能は、データの追跡及び生成を続けながら、ネイティブプラットフォームからのコンテンツの共有の資産化を可能にする。コンテンツ紹介を採点しランク付けするために使用される採点システムは、上述のアイコンを用いて行われる任意のアクションにスコアを関連付けることができることを指摘しておく。例えば、主題としてレストランを有するコンテンツ紹介インタフェース内でユーザがいいねアイコン132を活性化するときレストランのスコアが上がり得る。
【0028】
[00049] ウィジェットアイコン128の1つ又は複数はユーザインタフェース101の一例から活性化可能であり得るが、ウィジェットアイコン128の1つ又は複数は少なくともこのユーザインタフェース101の一例では動作不能であり得る。この例では、例えばコメントアイコン136がユーザインタフェース101の一例で動作不能であり得るが、ユーザインタフェース101の一例によって作成されるコンテンツ紹介の完全なビューを示すために存在し得る。このようにして、ユーザインタフェース101の一例を使用してユーザがコンテンツ紹介を作成しているとき、コンテンツ紹介がどのように見えるのかをユーザはより完全に見ることができる。少なくとも1つの代替的実装形態では、特定のユーザインタフェース内で活性化できないアクションアイコンは、その特定のユーザインタフェース内で表示されない。
【0029】
[00050] ユーザインタフェース101の一例は、トップテンアイコン142及びアクションアイコン144も含む。ユーザはトップテンアイコン142を活性化して、コンテンツ紹介の作成者がコンテンツ紹介に割り当てる全てのカテゴリを見ることができる。例えばコンテンツ紹介の主題が「Gannett Peak」である場合、作成者によって追加される追加カテゴリは「Wyoming」、「山」、「ハイキング」等を含み得る。ユーザは表示されたカテゴリの1つを選択して各カテゴリに関連するリストを閲覧することができる。少なくとも1つの実装形態では、ユーザはトップテンアイコン142によって追加のカテゴリ及び/又はリスト(パーソナルトップテン、グローバルトップテン、ランク付けされたリスト、お気に入り等)を追加することができる。アクションアイコン144は、ユーザインタフェース101の一例によって作成されるコンテンツ紹介に関連付けるアクションを選択するためにユーザによって活性化可能である。トップテンアイコン142及びアクションアイコン144の両方の機能を下記の図面に関して以下でより詳細に説明する。
【0030】
コンテンツ紹介の作成:ユーザインタフェース
[00051]
図2は、本明細書で示す技法で使用するためのコンテンツ紹介を作成するための方法論的な実装形態の一例を示す流れ
図200である。流れ
図200の以下の解説では、
図1に示す要素名及び/又は参照番号に引き続き言及する場合がある。コンテンツ紹介を作成することに含まれる基本ステップをこの流れ図に関して説明し、各ステップの更なる詳細を
図2に示すように下記の図面の中で図示し下記の図面に関して説明する。流れ
図200についての以下の解説では特定のステップを記載するが、更に多くのステップ又は少ないステップが代わりの方法論的な実装形態に含まれてもよいことを指摘しておく。更に、本明細書に記載の技法の1つ又は複数の論理的実装形態において、流れ
図200に関して図示し説明する2つ以上の別個のステップを単一のステップへと組み合わせることができる。
【0031】
[00052] ステップ202で、ユーザは自身が作成しているコンテンツ紹介に含めようとするメディアを捕捉する。デジタルカメラによって捕捉され又は電子記憶位置から取得されるデジタル画像(静止画像又は動画像)、マイクロフォンによって捕捉され又は電子記憶位置から取得されるデジタル音声クリップ等、捕捉されるメディアは当技術分野で知られている任意のメディア捕捉方法によって収集される任意の種類のメディアであり得る。メディアの捕捉については
図4に関して以下でより詳細に説明する。
【0032】
[00053] ステップ204で、記述フィールド120内にコンテンツ紹介の記述を入力することにより、作成されているコンテンツ紹介をユーザが命名する。1つ又は複数の実装形態では、かかる記述は単に他の機能を有さないテキスト文字列であり得る。但し本明細書に記載の技法にあるように、ユーザは一定の機能を表す特定の形式で記述を入力するように要求され又は促され得る。コンテンツ紹介を命名することに関する更なる詳細を
図5及び
図6に関して以下で開示する。
【0033】
[00054] ステップ206で、コンテンツ紹介を関連付けるカテゴリを識別するカテゴリ記述をユーザが示す。例えば、ユーザインタフェース101の一例によって作成されているコンテンツ紹介の内容が財布(即ち製品)である場合、カテゴリ記述は「財布」であり得る。コンテンツ紹介には複数のカテゴリを割り当てることができる。第1のカテゴリを入力した後で、ユーザがその後のカテゴリを入力したい場合(ステップ208の「はい」の分岐)。その場合、このプロセスは追加カテゴリを入力するステップ206に戻る。コンテンツ紹介の内容が財布である前の例では、ユーザは財布のデザイナ又は財布の販売者を、新規作成されるコンテンツ紹介を関連付けたいカテゴリ(即ち「デザイナ」又は「販売者」等)に入力することができる。ユーザがカテゴリの入力を終えると(ステップ208の「いいえ」の分岐)、このプロセスはステップ210に続く。コンテンツ紹介にカテゴリを割り当てることに関する更なる内容を
図7~
図9に関して以下で論じる。
【0034】
[00055] ステップ210で、ユーザインタフェース101の一例を使用して作成されているコンテンツ紹介に関連させる評価をユーザが入力する。具体的には、ユーザはユーザインタフェース101の一例の評価入力メカニズム124によって評価を入力する。本明細書で示す例では、作成されているコンテンツ紹介の主題に対する自身の気分の評価の役割を果たす一つ星から五つ星をユーザが選択する。評価入力メカニズムについての更なる詳細を
図10に示し、
図10に関して以下で説明する。
【0035】
[00056] ステップ212で、ユーザインタフェース101の一例によってユーザが作成しているコンテンツ紹介にユーザがアクションを関連付けることができる。本明細書で使用するとき「アクション」という用語は、アクションに関連するアイコンをユーザが選択するときに生じる事象又は一連の事象を指す。アクションの例は、製品を閲覧又は購入すること、予約を行うこと、日付を保存すること、資金カンパに寄付すること、注文を行うこと等を含む。コンテンツ紹介を(即ちその作成後に)閲覧するとき、実装形態に応じて、アクションアイコン144を活性化して単一のアクションを実行することができ、又はアクションアイコン144の活性化時に複数のアクションのドロップダウンメニューが現れ得る。ステップ212に関連し、コンテンツ紹介の作成時に1つ又は複数のアクションを割り当てることについて説明する。
【0036】
[00057] 作成されているコンテンツ紹介にユーザがアクションを関連付けたくない場合(ブロック212の「いいえ」の分岐)、アクションは割り当てられず、このプロセスはステップ216に続く。構築中のコンテンツ紹介にユーザがアクションを関連付けたい場合(ステップ212の「はい」の分岐)、ユーザはアクションアイコン144をクリックし、アクションアイコン144に割り当てることができる1つ又は複数のアクションの選択肢を提供するメニュー又はページが提示される。これを行うための一実装形態の例を
図11~
図12に関して以下に示す。アクションアイコン144又はその派生物に追加のアクションが割り当てられる場合、アクションを割り当てる必要がなくなるまでこのプロセスはステップ212に戻る。その時点において、プロセスはステップ216に続く。
【0037】
[00058] ステップ216で、ユーザインタフェース101の一例のレビューダイアログボックス126内にユーザがレビューを入力する。レビューは、テキスト又は記号等の任意のASCII文字、又はユーザの意見についての絵文字若しくは他の指示とすることができる。1つの考え方として、レビューはユーザが作成しているコンテンツ紹介の内容に関する自分自身のコメントをユーザが入力することを可能にする。ユーザレビューを入力するためのプロセス及びインタフェースの詳細を
図13に関して図示し説明する。
【0038】
[00059] ステップ218で、ユーザインタフェース101の一例に入力された情報をデータベースレコード、オブジェクト、又は当技術分野で知られている他の任意のデータ構造の中に記憶する。かかる情報を記憶するためのデータベースの一例を
図17に関して図示し以下で説明する。この時点において、ユーザインタフェース101の一例によって受け付けられた情報を含む新規作成されたコンテンツ紹介をデジタルエンティティとして記憶し、伝送し、操作等することができる。
【0039】
[00060] ブロック220で、新規作成されたコンテンツ紹介を特定の実装形態に応じてユーザフィード又は別の場所に投稿する。投稿されると、コンテンツ紹介を作成したユーザ以外のユーザがコンテンツフィードに関係する特定のアクション(その多くを以下で説明する)を行うことができる。複数のコンテンツ紹介を含むフィードの例を
図14に関して図示し以下で説明する。
【0040】
コンテンツ紹介の作成-基本ビュー
[00061]
図3は、本明細書に記載の技法によるベースビューユーザインタフェース301の一例を表示しているスマートフォン300の一例の図である。ベースビューユーザインタフェース301の一例は、開示する技法で使用され、
図1に関して前に図示し説明したコンテンツ紹介ユーザインタフェースの初期状態のビューである。以下の解説では、前の図面で示した要素及び参照番号に引き続き言及する。
【0041】
[00062] スマートフォン300の一例は、画像を捕捉するために使用することができるホームボタン302を含む。1つ又は複数の代替的実装形態では、電話がホームボタン302と同様のハードウェアボタンを含まない場合がある。それらの事例では、又は以下に記載する目的で実装者がハードウェアボタンを使用しないことに決める場合、活性化可能な捕捉ボタンをソフトウェアによって実装し、ベースビューユーザインタフェース301の一例上で表示することができる。ベースビューユーザインタフェース301の一例はフォーカスリング304を含む。フォーカスリング304は、人物、山、店、製品等の撮像対象の中心フォーカスを示すためにスマートフォンのカメラ(不図示)と共に使用され得る。少なくとも1つの実装形態では、フォーカスリング304内に現れる画像の部分がディスクリプタバー116の画像アイコン118として使用される。フォーカスリング304内の画像は他の目的でも使用され得る。撮影したい画像がフォーカスリング304内に現れるようにユーザがスマートフォン300を位置決めすると、ユーザはホームボタン302又は他の何らかのハードウェアボタン若しくはソフトウェアアイコンを押すことによってその画像を捕捉する。このベースビューユーザインタフェース301の一例には他のグラフィックスを示していないが、ユーザインタフェース101(
図1)の一例の中で示す要素の1つ又は複数も表示され得ることを指摘しておく。この図面及び解説は、画像を捕捉することに関与する特定の要素に限定される。
【0042】
[00063] コンテンツ紹介に使用するために画像以外のコンテンツも捕捉することができる。例えばホームボタン302又はビデオアイコン(不図示)を押すことは、デジタルビデオをコンテンツ紹介に関連付けるビデオ捕捉プロセスを開始し得る。又はホームボタン302又は音声アイコン(不図示)を押すことは、コンテンツ紹介に関連付けることができる録音を開始し得る。本明細書に記載の技法と共に、コンテンツを捕捉するための当技術分野で知られている任意の方法を使用することができる。
【0043】
コンテンツ紹介の作成-捕捉ビュー
[00064]
図4は、
図3に示すユーザインタフェース301の一例と同様だが、コンテンツ紹介作成プロセスの捕捉ビュー状態にあるユーザインタフェース401の一例を表示しているスマートフォン400を示す。スマートフォン400は、様々な機能を実行するように活性化することができるホームボタン402を含むが、同じ機能の多くがソフトボタン(不図示)を使用して実装され得る。ユーザインタフェース401の一例は、スマートフォンのカメラ(不図示)によって感知される又はスマートフォン400の外部の画像源からダウンロードされる画像404を表示して図示してある。この特定の例では、米国のWyoming州にある山であるGannet Peakの画像。ユーザインタフェース401の一例も、画像404の少なくとも一部を取り囲むフォーカスリング406を含む。フォーカスリング406は、ディスクリプタバー116の画像アイコン118(
図1)を表すために等、他のアプリケーション内で使用される画像404の一部をユーザに知らせる。ユーザが所望のビューを得ると、ユーザはホームボタン402を活性化することによって画像404を捕捉する。画像404はコンテンツ紹介の基礎を形成することができる。
【0044】
コンテンツ紹介の作成-第1の命名ビュー
[00065]
図5は、
図4に示すユーザインタフェース401の一例と同様だが、コンテンツ紹介作成プロセスの第1の命名ビュー状態にあるユーザインタフェース501の一例を表示しているスマートフォンを示す。ユーザインタフェース501の一例は、コンテンツ紹介作成プロセスの前のステップで捕捉した画像502を表示する。図示の第1の命名ビュー状態では、作成中のコンテンツ紹介の名前を入力するようにユーザが指示されるダイアログボックス504をユーザインタフェース501の一例が含む。作成されているコンテンツ紹介の命名をユーザが開始したい場合、ユーザは(例えばダイアログボックス504をタップすることによって)ダイアログボックス504を活性化する。1つ又は複数の代替的実装形態では、ユーザがコンテンツ紹介の名前を直ちに入力できるようにするために、ユーザインタフェース501の一例の中にソフトキーボードを表示することができる。
【0045】
コンテンツ紹介の作成-第2の命名ビュー
[00066]
図6は、
図5に示すユーザインタフェース501の一例と同様だが、コンテンツ紹介プロセスの第2の命名ビュー状態にあるユーザインタフェース601の一例を表示しているスマートフォン600を示す。ユーザインタフェース601の一例は、ユーザがダイアログボックス504(
図5)を活性化した後に表示されるソフトキーボード602を含む。ソフトキーボード602は、ユーザが作成しているコンテンツ紹介の名前をユーザが入力するための方法を提供する。但し、音声インタフェースを含む他の入力方法もこの目的で使用することができる。ユーザインタフェース601の一例は、ユーザがソフトキーボード602上の文字を打つときユーザによって入力される文字を表示するダイアログボックス604も含む。ユーザインタフェース601の一例は、ユーザの入力を完了するための提案(即ちオートコンプリート)を一覧表示する提案ボックス606も含む。ユーザがタイプ入力するにつれて、提案に関してより正確な推論を行うことができる。この例では「Gan」の文字がダイアログボックス604内に入力されており、「Gannet」、「Gander」、「Gandhi」、及び「Ganagol」の提案をもたらしている。この例では、画像内に表示されている山にちなんで、作成されているコンテンツ紹介を命名するためにダイアログボックス604内に「Gannet」と入力することをユーザは意図する。
【0046】
[00067] 提案ボックス606は更に、特定の実装形態に含まれても含まれなくてもよい性別識別アイコン608を含んで示されている。とりわけ衣料品等の一部の製品に関して、その製品が特に男性に適しているのか女性に適しているのかを識別することが重要な場合がある。性別識別アイコン608は、ジーンズが例えば女性用であり男性用ではないことを示す方法を提供する。デフォルトの性別識別は中性であり、男性又は女性の性別識別が選択される場合にのみ変わる。加えて、ユーザインタフェース601の一例は、(
図1に示すタイトルバー108と同様の)タイトルバー610等の他の要素を表示することができる。かかる追加の要素は活性状態にあることができ、又は完成したコンテンツ紹介がどのように表示されるのかの概念をユーザに与えるために単に表示され得る。
【0047】
コンテンツ紹介の作成-第1のカテゴリIDビュー
[00068]
図7は、
図6に示すユーザインタフェース601の一例と同様だが、コンテンツ紹介プロセスの第1のカテゴリ識別ビュー状態にあるユーザインタフェース701の一例を表示しているスマートフォン700を示す。ユーザインタフェース701の一例は、画像702、第1のダイアログボックス704、ソフトキーボード706、及び第2のダイアログボックス708を表示する。ユーザが(
図6にあるように)コンテンツ紹介の名前を入力した後、ユーザのコンテンツ紹介が関連付けられるカテゴリを入力するようにユーザは促される。ユーザはコンテンツ紹介を複数のカテゴリに関連付けることができるが、少なくとも1つのカテゴリが識別される。ユーザインタフェース701の一例では、第1のダイアログボックス704はユーザがカテゴリを入力するための指示を表示する。ソフトキーボード706は、ユーザが自らのコンテンツ紹介を関連付けるカテゴリを入力するための入力方法を提供する。第2のダイアログボックス708は、前にユーザが入力したコンテンツ紹介の名前と、その後に続くリンク記号710とを表示する。本明細書に記載の技法では、コンテンツ紹介はコンテンツ紹介に関する名前及びカテゴリを含むテキスト文字列に関連付けられる。名前及びカテゴリは、リンク記号(図示の特定の実装形態では「アットマーク」記号「@」だが、同じやり方で他の任意の文字を使用することができる)によって結び付けられる。ユーザインタフェース701の一例の中で示すプロンプトにユーザが遭遇すると、以下で更に説明するようにユーザはカテゴリ名を入力し始めることができる。1つ又は複数の実装形態では、コンテンツ紹介の名前がカテゴリとしての役割も果たし得ることも指摘しておく。例えばコンテンツ紹介の主題は「Friends」での役におけるJennifer Anistonに関係することができ、コンテンツ紹介はJenniferAniston@Friendsと命名することができる。この場合、「JenniferAniston」という名前はカテゴリとすることもでき、「Friends」はカテゴリである。
【0048】
コンテンツ紹介の作成-第2のカテゴリIDビュー
[00069]
図8は、
図7に示すユーザインタフェース701の一例と同様だが、コンテンツ紹介プロセスの第2のカテゴリ識別ビュー状態にあるユーザインタフェース801の一例を表示しているスマートフォン800を示す。ユーザインタフェース801の一例は、画像802、第1のダイアログボックス804、ソフトキーボード806、及び第2のダイアログボックス808を含む。ユーザがソフトキーボード806上でカテゴリ名を入力すると、ユーザによってタイプ入力された文字が、ユーザによって既に提供されている名前の後に続くリンク記号810の後に表示される。ユーザが文字を入力すると、ユーザがカテゴリ名を入力するためのショートカットを与えるために、推論された完全な単語及び/又は用語が第1のダイアログボックス804内に表示される。この例ではユーザはカテゴリとして「Wyoming」と入力したいので、ユーザは「Wyoming」とタイプ入力し終えることができ、又は第1のダイアログボックス804内に表示される提案されたカテゴリの一覧表示から「Wyoming」を選択することができる。操作が完了すると、ユーザインタフェース801の一例は
図9に関して以下で示すように表示される。
【0049】
コンテンツ紹介の作成-第3のカテゴリIDビュー
[00070]
図9は、
図8に示すユーザインタフェース801の一例と同様だが、コンテンツ紹介プロセスの第3のカテゴリ識別ビュー状態にあるユーザインタフェース901の一例を表示しているスマートフォン900を示す。ユーザインタフェース901の一例は、画像902、第1のダイアログボックス904、ソフトキーボード906、及び第2のダイアログボックス908を含む。プロセスのこの時点において、ユーザは自らが作成を進めているコンテンツ紹介に関連付ける名前及びカテゴリを入力している。ユーザインタフェース901の一例により、ユーザは作成中のコンテンツ紹介及びコンテンツ紹介の名前(第2のダイアログボックス908に示すようにこの例では「Gannet」)を異なるカテゴリに関連付ける機会を有する。コンテンツ紹介が複数のカテゴリの検索内で見つかり得るように、ユーザはしばしば自分のコンテンツ紹介を複数のカテゴリに関連付けたい場合がある。例えばコンテンツ紹介の内容が財布である場合、ユーザはコンテンツ紹介を「財布」のカテゴリに(「財布」のカテゴリの検索内でコンテンツ紹介が見つかることを可能にする)、及びその財布のデザイナ(例えば「Chanel」)のカテゴリに関連付けたい可能性がある。コンテンツ紹介を「Chanel」のカテゴリに追加することは、「Chanel」のカテゴリの検索内でコンテンツ紹介が見つかることを可能にする。検索可能データセットに追加することに加えてコンテンツ紹介にカテゴリを割り当てることは、Chanelの財布を追加カテゴリ内の他の同様の又は異なる製品と比較できるようにすること等の他の効果も有し得る。
【0050】
[00071] 第1のダイアログボックス904内で追加カテゴリが提案されてもよい。この例では、第1のダイアログボックス904内に表示されている提案は「自然」、「山」、及び「旅行」である。提案されたカテゴリ一覧の中にない新たなカテゴリをユーザが入力できるようにするために、「+カテゴリ追加」ボタン910も含まれている。「+カテゴリ追加」ボタン910を活性化することは、
図8に示すユーザインタフェース801の一例にユーザを戻し、カテゴリを追加するためのプロセスが繰り返される。
【0051】
コンテンツ紹介の作成-評価ビュー
[00072]
図10は、
図9に示すユーザインタフェース901の一例と同様だが、コンテンツ紹介プロセスの評価ビュー状態にあるユーザインタフェース1001の一例を表示しているスマートフォン1000を示す。自らが作成しているコンテンツ紹介に関する名前及びカテゴリをユーザが入力し終えると、ユーザインタフェース1001の一例は、作成されているコンテンツ紹介にユーザが評価を割り当てる機会を提供する。或る特定の実装形態では、ユーザインタフェース1001の一例は、画像1002、ダイアログボックス1004、及び評価メカニズム1006を含む。ダイアログボックス1004は、作成されているコンテンツ紹介に関連する名前及びカテゴリを表示する。コンテンツ紹介及びコンテンツ紹介の名前に複数のカテゴリが関連付けられている場合、名前及びコンテンツ紹介に割り当てられている第1のカテゴリが表示される。他のカテゴリはトップテンアイコン142(
図1)が活性化されるときに表示され、ユーザはランク付けされたコンテンツと相互作用するためにカテゴリのそれぞれを選択し、カテゴリのそれぞれにアクセスすることができる。但し、この機能は1つ又は複数の代替的実装形態において異なり得る。
【0052】
[00073] ユーザインタフェース1001の一例の中で示す評価メカニズム1006は五つ星の評価方式(又は同様の、例えば賛成/不賛成、絵文字、スライダ等の評価方式)に基づき、ユーザは作成されているコンテンツ紹介の内容に対して一つ星から五つ星までの評価を割り当てることができる。典型的にはスマートフォン1000はタッチスクリーンを含み、そのためユーザはコンテンツ紹介に割り当てたい評価と一致するように適切な星を簡単に選択することができる。1から10の数値による評価を割り当てること等、当技術分野で知られている他のメカニズムが使用されてもよい。ユーザインタフェース1001の一例と共に指示ボックス1008も含めて図示してあるが、これは必須ではない。
【0053】
コンテンツ紹介の作成-第1のアクション割り当てビュー
[00074]
図11は、
図10に示すユーザインタフェース1001の一例と同様だが、コンテンツ紹介プロセスの第1のアクション割り当てビュー状態にあるユーザインタフェース1101の一例を表示しているスマートフォン1100を示す。ユーザインタフェース1101の一例は、第1のダイアログボックス1102及び第2のダイアログボックス1104を含む。ユーザが作成しているコンテンツ紹介の評価をユーザが入力した後、ユーザはコンテンツ紹介に1つ又は複数のアクション項目を関連付ける機会を与えられる。アクション項目とはユーザによる選択時に行われるアクションであり、アクションはコンテンツ紹介の内容に関係する。先に論じたように、ユーザがアクションアイコン144(
図1)を選択すると、ユーザが行うことができる1つ又は複数のアクションがユーザに提示される。ユーザインタフェース1101の一例は、他のユーザがアクションアイコン144(
図1)を選択したときその別のユーザがどのアクションを行えるのかを、コンテンツ紹介を作成するユーザが識別する場所である。
【0054】
[00075] ユーザインタフェース1101の一例の第1のダイアログボックス1102は、ユーザが作成を進めている自らのコンテンツ紹介に関連付けるためのアクションを作成するようユーザに求める。第2のダイアログボックス1104は、ユーザのコンテンツ紹介に特定のアクションを追加するためにユーザが選択可能な1つ又は複数のアクションを提示する。この例で示すアクションは、ユーザアクション1106、場所/位置アクション1108、リンクアクション1110、映画/TVアクション1112、製品アクション1114、及びWikipedia(登録商標)アクション1116である。これらのアクションは代表的なものに過ぎず、他の種類のアクションも実装することができる。ユーザは図示のアクションの1つ又は複数を選択することができ、アクションが選択されると、そのアクションがコンテンツ紹介から利用できるようになる。1つ又は複数の代替的実装形態では、アクションがコンテンツ紹介に手動で又は自動で関連付けられ得る。例えばコンテンツ紹介が販売業者のサイト上の製品から自動で作成される場合、コンテンツ紹介を閲覧しているユーザがリンクを活性化して販売業者のサイト上の製品ページに進むことができるようにリンクアクション(即ちライブリンク)がコンテンツ紹介に追加され得る。フィードの閲覧者がリンクを活性化してフィードビューから直接ナビゲートすることができるように、ユーザフィード内で示されるコンテンツ紹介内にリンクが出現し得ることも指摘しておく。
【0055】
[00076] ユーザアクション1106はアクションにユーザプロファイルを追加するアクションであり、ユーザプロファイルに直接行くために使用され、クーポンを取得すること、ユーザプロファイルに関連するユーザに連絡すること等、別のアクションが実行されてもよい。場所/位置アクション1108は、マッピングプラットフォーム、GPSプラットフォーム、又は位置プラットフォーム内でユーザが指定の位置を明かすことを可能にする。場所/位置アクション1108は、指定の場所に関する情報を追加すること、アクション内で指定されている電話番号に電話をかけること等のために使用することもできる。リンクアクション1110は、リンクアクション1110の選択後にコンテンツ紹介の作成者によって入力されているカスタムリンクをたどる。映画/TVアクション1112は、選択時にコンテンツ紹介の内容に関係する1つ又は複数の映画又はテレビ番組にユーザを案内するリンクである。例えばコンテンツ紹介の主題が「Jennifer Aniston」という女優である場合、アクションアイコン144(
図1)を選択することは、Jennifer Anistonの映画作品目録及び/又はJennifer Anistonが主役の映画若しくはテレビ番組をユーザが借りる若しくは購入することができるサイトにユーザを案内し得る。製品アクション1114は、コンテンツ紹介の内容に関連する1つ又は複数の製品を表示する1つ又は複数のサイトへのリンクである。例えばコンテンツ紹介の主題が「Vera Wang」である場合、「Vera Wang」の製品をユーザが閲覧し及び/又は購入することができるサイトに製品リンク1114がユーザを案内することができる。Wikipedia(登録商標)アクション1116は、コンテンツ紹介の主題に関するWikipedia(登録商標)の記事に利用を案内するリンクである。
【0056】
[00077] コンテンツ紹介に関連付けるアクションを設定する場合、適切な宛先へのリンクを完成させるためにその後のステップを行う必要があり得る。以下の例は、一例として製品リンク1114を使用してアクションの関連付けをどのように完了することができるのかを論じる。
【0057】
コンテンツ紹介の作成-第2のアクション割り当てビュー
[00078]
図12は、
図11に示すユーザインタフェース1101の一例と同様だが、コンテンツ紹介プロセスの第2のアクション割り当てビュー状態にあるユーザインタフェース1201の一例を表示しているスマートフォン1200を示す。先に述べたように、ユーザインタフェース1201の一例は、
図11のユーザインタフェース1101の一例の中の製品リンク1114をユーザが選択するとき表示される。ユーザインタフェース1201の一例は、検索ボックス1202及び製品表示ボックス1204を含む。ユーザが検索ボックス1202内に製品及び/又は売主を入力すると、1つ又は複数の製品が製品表示ボックス1204内に表示され、ユーザが製品リンク1114(
図11)を選択した場合にリンクされるようにそれらの製品の何れもユーザは選択することができる。
【0058】
[00079] この例では、(ことによると作成者がジーンズを数本購入したばかりであり、ジーンズ又はジーンズを何処で買うのか等に関する推薦を行っていることを理由に)コンテンツ紹介がLevi’sのジーンズに関係する。「Levi’s」、「ジーンズ」、「Amazon」という検索用語が検索ボックス内に入力される。それらの検索語を使用した検索の結果、幾つかの製品が製品表示ボックス1204内に表示される。
【0059】
[00080] 第1の製品アイコン1206は、Amazon(登録商標)上の「Levi’s 505レギュラーフィットジーンズ」へのリンクを表示する。第2の製品アイコン1208は、Amazon(登録商標)上の「Levi’s 550リラックスフィットジーンズ」へのリンクを表示する。第3の製品アイコン1210は、Amazon(登録商標)上の「Levi’s 501オリジナルフィットジーンズ」へのリンクを表示する。一部の事例では、更に多くの又は少ない製品が表示される。製品アイコン(1206、1208、1210)の1つが選択されると、コンテンツ紹介からアクションを選択することが、製品に関して更に知ることができる及び/又は製品を購入することができる製品サイトにユーザを案内する。
【0060】
[00081] 作成者が満足するようにリンクを完成させるために、他の製品リンクは同様の設計を必要とする。各種のリンクをプログラムすることがどのように機能するのか、及びかかるアクションを完了するのに必要であり得る異なるユーザインタフェースを当業者なら理解されよう。
【0061】
コンテンツ紹介の作成-レビュービュー
[00082]
図13は、
図12に示すユーザインタフェース1201の一例と同様だが、コンテンツ紹介プロセスのレビュービュー状態にあるユーザインタフェース1301の一例を表示しているスマートフォン1300を示す。ユーザインタフェース1301の一例は、画像1302、名前表示ボックス1304、評価メカニズム1306、ダイアログボックス1308、及びソフトキーボード1310を含む。前の例と同様に、画像1302は作成されているコンテンツ紹介の内容に関係する。名前表示ボックス1304は、前の操作でユーザがコンテンツ紹介に割り当てた名前及びカテゴリを表示する。この表示は、コンテンツ紹介の名前及び内容に関連する1つのカテゴリ(即ち「主」カテゴリ)しか表示しないことを指摘しておく。但し、他の実装形態は複数のカテゴリを表示することができる、複数のカテゴリが名前に関連するである。
【0062】
[00083] ユーザインタフェース1301の一例のダイアログボックス1308は、ユーザが作成しているコンテンツ紹介に関連付けるためのレビューをユーザが入力することができるように構成される。ユーザが作成しているコンテンツ紹介の主題に関するコンテンツ紹介の作成者の心情を示すための、本明細書の脈絡で使用される「レビュー」という用語であることを指摘しておく。以下で使用する「コメント」という用語は、既に作成されているコンテンツ紹介に関して閲覧者によって入力される、コンテンツ紹介の閲覧者の心情を示す。ソフトキーボード1310は、ダイアログボックス1308内に文字を入力するためにユーザによって使用され得る。少なくとも1つの実装形態では、ユーザはコンテンツ紹介に関係するレビューを入力することを求められない。ユーザレビューはユーザ評価と機能的に関係せず、実装形態に応じてレビュー機能は評価機能なしに利用することができ、その逆も同様である。
【0063】
[00084] ユーザがダイアログボックス1308内にテキストを入力し終えると、ユーザは電話1300上のホームボタン1312を活性化すること等、コンテンツ紹介をメモリに委ねるアクションを行う。代替形態では他の方法が使用されてもよい。新規作成されたコンテンツ紹介をメモリに保存することに加えて、コンテンツ紹介に関して他のアクションが行われてもよい。以下で論じるように、行われ得る1つのアクションは、コンテンツ紹介をコンテンツ紹介フィード、即ちユーザコンテンツ紹介タイムラインに投稿することである。
【0064】
コンテンツ紹介フィード
[00085]
図14は、スマートフォン又はパーソナルコンピュータ等の電子装置上に表示され得るコンテンツ紹介フィード1400の一例を示す。コンテンツ紹介フィード1400の一例は、汎用コンテンツ紹介テンプレート1402、ユーザ作成コンテンツ紹介1404、及び再作成(即ち再投稿)コンテンツ紹介1406を含む。
図14では3つのコンテンツ紹介しか示さないが、更に多くのコンテンツ紹介がコンテンツ紹介フィード1400の一例の一部を構成してもよいことを指摘しておく。
図14に示すように、コンテンツ紹介フィード1400の一例をスワイプジェスチャ、矢印ボタン等によって上下にスクロールすることで他のコンテンツ紹介(不図示)が現れてもよい。
【0065】
[00086] 本明細書の解説では、ユーザ作成コンテンツ紹介1404が、本明細書の先の図面(即ち
図3~
図13)に関して図示し説明したプロセスによって作成されるコンテンツ紹介だと仮定する。ユーザ作成コンテンツ紹介1404は、先に説明したプロセスを使用して作成されるコンテンツ紹介の見た目を示す。上記で述べたように、ユーザがホームボタンを活性化することによって(又は他の何らかの方法によって)コンテンツ紹介の作成を完成させると、
図14に示すコンテンツ紹介フィード1400の一例と同様のコンテンツ紹介フィード内にコンテンツ紹介を挿入することができる。
【0066】
[00087] ユーザ作成コンテンツ紹介1404は、コンテンツ紹介を作成したユーザをコンテンツ紹介1404のタイトルバー1408内で識別する。この例では、コンテンツ紹介を作成したユーザを識別するためにユーザ名1410が「ユーザ」という言葉(ここではユーザを識別する実際のユーザ名の汎用の代用語として使用する(例えば
図1のユーザ名112参照)として図示されている。対照的に、リサイクルコンテンツ紹介1406の一部であるタイトルバー1412は「ユーザ2 リサイクル」というユーザ名1414を含んで、リサイクルコンテンツ紹介1406がタイトルバー1408内のユーザ名1410に関連する人物によって作成されたのではなく、リサイクルコンテンツ紹介1406を作成したユーザ以外のユーザによって再作成されていることを明瞭にする。操作の際には、「ユーザ2 リサイクル」は典型的なユーザ名で置換される。
【0067】
[00088] リサイクルコンテンツ紹介1406は、異なるユーザ名1414を有すること並びに異なる評価1416及び/又は異なるレビュー1418を有し得ることを除き、リサイクルコンテンツ紹介1406が基づくユーザ作成コンテンツ紹介1404と同様である。その理由は、第2のユーザが第1のユーザのコンテンツ紹介をリサイクルし、第2のユーザに固有の評価及びレビューを入力し得るからである。コンテンツ紹介をリサイクルすることに関する更なる詳細を
図15に関して以下で説明する。
【0068】
リサイクルコンテンツ紹介ビュー
[00089]
図15は、リサイクルコンテンツ紹介を作成するために使用される、リサイクルビュー状態にあるユーザインタフェース1501の一例を表示しているスマートフォン1500を示す。
図15の以下の解説では、1つ又は複数の前の図面内で示した要素及び参照番号に引き続き言及する。コンテンツ紹介リサイクルプロセスは、ユーザがプロセスを開始するために過去に作成されたコンテンツ紹介を利用し、従ってコンテンツ紹介を作成するためにメディアを捕捉する必要がないことを除いてコンテンツ紹介作成プロセスと同様である。ユーザインタフェース1501の一例は、デジタル画像1502、リサイクルビューインジケータ1504、ディスクリプタバー1506、評価メカニズム1508、レビューボックス1510、及びソフトキーボード1512を含む。
【0069】
[00090] 先に述べたように、デジタル画像1502は過去に作成されたコンテンツ紹介で使用されたデジタル画像である。リサイクルビューインジケータ1504は、リサイクルモードにあることをユーザに知らせる画像である。ディスクリプタバー1506は、
図1のディスクリプタバー116に関して図示し説明したのと同様の表示及びコントロールを含む。ユーザインタフェース1501の一例はディスクリプタバー1506なしに実装することができるが、ディスクリプタバー1506と共にユーザインタフェース1501の一例を実装することはユーザインタフェース1506の一例に異なる機能を追加する。この例では、ディスクリプタバー1506は元のコンテンツ紹介に割り当てられた記述(即ち名前及びカテゴリ)を示す。この例における評価メカニズム1508は一つ星から五つ星を使用するシステムであり、それぞれの星は個々に活性化され又は単一の星を1回活性化することはその特定の単一の星とその特定の単一の星の左側にある任意の星(即ちそれよりも低い評価の全ての星)とを活性化する。図示の星による評価メカニズムの代わりに異なる様式の評価メカニズムを使用してもよい。
【0070】
[00091] レビューボックス1510及びソフトキーボード1512は、リサイクルコンテンツ紹介に関連付けるためのユーザに固有のレビューをユーザが入力することを可能にする。このようにして、ユーザは別のユーザによって作成されたコンテンツ紹介又はその内容に対するレビューを入力することができる。投稿されているコンテンツ紹介から任意の数のユーザがリサイクルコンテンツ紹介を作成することができ、例えば友人がコンテンツ紹介の主題であるレストラン又は映画について論じている場合等、新たなレビューが複数のユーザ間で任意の回数繰り返されてもよい。
【0071】
コンテンツ紹介コメントビュー
[00092]
図16は、既存のコンテンツ紹介についてコメントするために使用されるコンテンツ紹介コメントビュー状態にあるユーザインタフェース1601の一例を表示しているスマートフォン1600を示す。ユーザインタフェース1601の一例は、コンテンツ紹介のコメントアイコン136(
図1)をユーザが活性化することに応じて現れる。
図16についての以下の解説では、1つ又は複数の前の図面で示した要素及び参照番号に引き続き言及する。本明細書に記載のシステムでは、親ユーザによって投稿されたコンテンツ紹介にユーザがコメントしたい可能性がある。
図16に示すユーザインタフェース1601の一例はその目的で使用することができる。ユーザインタフェース1601の一例は、デジタル画像1602、コメントビューインジケータ1604、コメントボックス1606、及びソフトキーボード1608を含む。
【0072】
[00093] デジタル画像1602は、コメントが入力されているコンテンツ紹介と共に含まれる画像である。コメントビューインジケータ1604は、ユーザインタフェース1601の一例に示されるコンテンツ紹介に関係するコメントをユーザが入力することができるコメントモードにシステムがあることをユーザに知らせるために表示され得るアイコンである。コメントボックス1606は、コメントを構成する文字として入力コメントを表示する文字入力フィールドである、ソフトキーボード1608上で又は他の何らかの入力方法によって入力される。コメントボックス1606は肯定的コメントアイコン1610、否定的コメントアイコン1612、及び投稿アイコン1614を有して図示されている。少なくとも1つの実装形態では、コメント入力者のコメントが肯定的か否定的かをコメント入力者が示すことを可能にするために肯定的コメントアイコン1610及び否定的コメントアイコン1612を使用することができる。言葉は曖昧な意味を伝える可能性があるので、コメント入力者は自分のコメントが意図した通りに理解されることを確実にすることができる。更に、コメントについて文字が入力されない場合に肯定的コメントアイコン1610又は否定的コメントアイコン1612を活性化することができる。コメント入力者が書かれたコメントを作成することなしにコンテンツ紹介についての自分の気持ち(肯定的又は否定的)を単純に示したい場合、コメント入力者は肯定的な気持ち又は否定的な気持ちをそれぞれ示すために肯定的コメントアイコン1610又は否定的コメントアイコン1612をクリックするだけでよい。ユーザが自分のコメントの入力を終えると、ユーザは投稿アイコン1614を活性化して1つ又は複数のフィードに自分のコメントを投稿することができる。
【0073】
[00094] コメント入力者によって入力されるコメントは、コンテンツ紹介に関連するスコアを上げる又は下げることができる。コメントが肯定的である場合はスコアが上がる。逆に、それにコメントする否定的である場合はスコアが下がる。少なくとも1つの実装形態では、肯定的コメント又は否定的コメントが認められる場合、コンテンツ紹介に関係するカテゴリに関連するスコアも影響を受ける。コンテンツ紹介の主題が「Gannett Peak」である図示の例では、ユーザが「Wyoming」、「山」、「ハイキング」等のカテゴリをコンテンツ紹介に関連付けている可能性がある。そうだとすると、閲覧者がコンテンツ紹介について肯定的コメントを入力した場合、コンテンツ紹介及び上記で示したカテゴリのそれぞれに関連するスコアが上がる。一部の事例では、カテゴリがコンテンツ紹介に明確には関連付けられていないが、1つ又はカテゴリを推論することができる場合、推論されるカテゴリに関連するスコアもコメントによって良い影響又は悪い影響を受け得る。例えばコンテンツ紹介の記述が「511@Levis(登録商標)」である場合、推論されるカテゴリは「メンズスリムフィットストレッチジーンズ」とすることができ、その理由はLevis(登録商標)「511」が指すのは「メンズスリムフィットストレッチジーンズ」だからである。
【0074】
コンテンツ紹介の自動作成
[00095] 上記で開示した技法はコンテンツ紹介を作成するためにユーザによって行われ得る手動ステップに焦点を当てたが、1つ又は複数の実装形態では、コンテンツ紹介は完全に又は部分的に自動生成され得る。コンテンツ紹介に標準的に含まれる特定の情報項目がユーザの手動入力以外の手段によって入手できる場合、かかる情報を使用してコンテンツ紹介の1つ又は複数の部分を自動生成することができる。例えばユーザが販売されている製品のページを閲覧している場合、そのページは典型的には製品の画像を含む。ユーザが製品の画像を何らかの方法で捕捉することを要求する代わりに、ユーザはコントロールを活性化してコンテンツ紹介自動作成プロセスを開始することができる。同様に、他の方法を使用してコンテンツ紹介を自動生成することができる。特定の事柄が検出される場合、その検出が自動生成プロセスを開始し得る。かかるプロセスを発生させるために検出され得る一部の事柄は:(例えば小売商、銀行、暗号通貨システム、証券取引所、不動産システム等との)取引、他の金融取引、現金取引のレシート上のコード、製品上のQRコード(登録商標)又はバーコード、ウェブサイト上に表示される項目、別のプラットフォーム上に表示される項目等を含む。
【0075】
[00096] かかる例では、コンテンツ紹介内の画像として使用するためにサイト上に含まれる製品の画像を捕捉することができ、或いはコンテンツ紹介を画像なしで作成することができる。パーソナルアイコン及びユーザ名等のコンテンツ紹介の他の部分をコンテンツ紹介に挿入してもよい。製品サイトから項目の記述をコピーし、コンテンツ紹介のディスクリプタバー内のエントリとして使用することができる。(コンテンツ紹介の主題である)製品のカテゴリは、製品サイトから推論することができ、又は検索を行い、製品のデータベースから若しくはその製品を内容として有する他のコンテンツ紹介から取得することができる。コンテンツ紹介のカテゴリを自動で決定することは、コンテンツ紹介を自動生成するプロセスと切り離して達成することもできる。例えばユーザがコンテンツ紹介を作成するとき、同じ技法を使用してカテゴリを自動で割り当てることができる。評価及び/又はレビュー等、製品(又はコンテンツ紹介の内容が構成する任意のこと)に関するユーザ固有の心情を反映するコンテンツ紹介の要素はユーザによって引き続き入力され得る。ユーザアクションを節約することに関して1つ又は最も単純な例は、ユーザが購入し又は考察した製品のコンテンツ紹介を単純に自動作成プロセスを開始することによって自動で作成し、その製品の評価を入力することである。その結果生じるコンテンツ紹介はユーザレビューを反映しないが、コンテンツ紹介の他の全ての要素を自動生成することができる。
【0076】
[00097] コンテンツ紹介に関連するアクションも自動生成することができる。コンテンツ紹介作成アプリケーションは、コンテンツ紹介に関連するアクションを作成するためにコンテンツ紹介の主題に関する幾つかの推論を行うことができる。ユーザが考察した製品のコンテンツ紹介をユーザが自動生成する上記で論じた例では、自動生成コンテンツの閲覧者が製品購入サイトに進むことを可能にするアクションをコンテンツ紹介に関連付けることができる。別のアクションは、コンテンツ紹介の主題である製品のレビューを投稿するレビューサイトに閲覧者を案内することができる。コンテンツ紹介の主題に応じて他の種類のアクションを自動生成することができる。
【0077】
[00098] ユーザは自動生成されたコンテンツ紹介に対して更なるアクションを行うことができる。例えばユーザは、自動作成されたコンテンツ紹介をとり、それにメディアを追加して新たなコンテンツ紹介を作成したい場合がある。ユーザは、自動作成されたコンテンツ紹介にカスタマイズされたアクションを追加すること、自動作成されたコンテンツ紹介に関連するスコアを調節すること等もできる。新たなコンテンツ紹介を作成するときユーザがコンテンツ紹介に追加することができる如何なるものも、コンテンツ紹介が自動生成プロセス内で作成された後でコンテンツ紹介に対して行われ得る。
【0078】
コンテンツ紹介データベース
[00099]
図17は、本明細書に記載の技法と共に利用され得るコンテンツ紹介データベース1700の一例の図を示す。コンテンツ紹介データベース1700の一例についての以下の解説では、前の図面に関して図示し説明した要素に引き続き言及する。コンテンツ紹介データベース1700の一例は、コンテンツ紹介内に入力される情報を記憶するために使用され得るデータベースの或る特定の実装形態に過ぎないことを指摘しておく。コンテンツ紹介データベース1700の一例と共に又はその代わりに、同様のデータベース又は他の記憶域、ルックアップ、及びリコール技法を使用できることを当業者なら理解されよう。
【0079】
[000100] コンテンツ紹介データベース1700の一例は、Record_1 1702、Record_2 1704、及びRecord_3 1706等の複数のレコードを含む。図示のレコードは象徴的であることを意図しているに過ぎず、コンテンツ紹介データベース1700の一例は実際には大量のレコードを含む。各レコードは、
図1に示すコンテンツ紹介100と同様のユーザによって作成されるコンテンツ紹介に対応する。コンテンツ紹介データベース1700の一例は、コンテンツ紹介が作成されたときにユーザによって入力された情報の一部又は全てを記憶する。レコード1702~1706のそれぞれが同様の情報を記憶する。
【0080】
[000101]
図17に示すように、レコード1702~1706は、レコードに対応するコンテンツ紹介に割り当てられる一意識別子であるコンテンツ紹介識別子1708を含む。コンテンツ紹介識別子1708は、コンテンツ紹介内に入力される情報からシステムによって割り当てられ、又はコンテンツ紹介識別サブシステム内のシステムによって作成される。[これらをどのように追跡するのかに関して言及する具体的詳細はあるか?]
【0081】
[000102] レコード1702~1706のそれぞれは、ユーザ名1710(
図1の112)、コンテンツ1712(任意の種類のコンテンツを含み得る、対応するコンテンツ紹介100によって捕捉されるコンテンツ)、パーソナルアイコン1714(
図1の110)、スコア1716(
図1の114)、及び画像アイコン1718(
図1の118)も含む。各レコード1702~1706は、(
図1の記述フィールド120からの)記述1720、(
図1の評価メカニズム124からの)評価1722、(
図1のレビューダイアログボックス126からの)レビュー1724、及び(対応するコンテンツ紹介100に対する他のユーザのコメントから捕捉される)1つ又は複数のコメント1726も記憶する。コンテンツ紹介データベース1700の一例の中のレコード1702~1706は、ユーザによって対応するコンテンツ紹介100に割り当てられている1つ又は複数のカテゴリ1728、(該当する場合は)対応するコンテンツ紹介100の主題の位置1730、コンテンツ紹介100を作成したユーザ以外のユーザから対応するコンテンツ紹介100が得るいいねの数1732、対応するコンテンツ紹介100の1つ又は複数の要素を使用したリサイクルの数1734、及び対応するコンテンツ紹介100の共有の数1736も含む。
【0082】
[000103] レコード1702~1706のそれぞれは、感謝1738及びアクション1740のためのエントリも含む。感謝1738のエントリは、レコード1702~1706に関連するコンテンツ紹介の内容である場所、製品、又は事柄への紹介についてユーザの功績を認めている1人又は複数の人の名前を記憶するために使用される。アクション1740は、コンテンツ紹介を作成したユーザがコンテンツ紹介を閲覧する人に提供した1つ又は複数のアクション(製品の購入等)を列挙する。
【0083】
[000104] ユーザが入力しようとユーザ以外の情報源から捕捉されようと、コンテンツ紹介内に含まれる如何なる情報もコンテンツ紹介データベース1700のレコード内に記憶され得る。検索機能を支援するために、コンテンツ紹介データベース1700は任意の要素又は要素の組み合わせについて検索可能である。以下、コンテンツ紹介データベース1700の一例の更なる特性を特定の機能の脈絡で説明する。
【0084】
リストデータベース
[000105]
図18は、本明細書に記載の技法と共に利用され得るリストデータベース1800の一例の図を示す。リストデータベース1800の一例についての以下の解説では、前の図面に関して図示し説明した要素に引き続き言及する。リストデータベース1800の一例は、コンテンツ紹介に関係するリスト情報を記憶するために使用され得るデータベースの或る特定の実装形態に過ぎないことを指摘しておく。リストデータベース1800の一例と共に又はその代わりに、同様のデータベース又は他の記憶域、ルックアップ、及びリコール技法を使用できることを当業者なら理解されよう。
【0085】
[000106] リストデータベース1800の一例は、Record_1 1802、Record_2 1804、及びRecord_3 1806によって示すように複数のレコードを記憶する。この例では3つのレコード1802~1806しか示さないが、動作中のリストデータベース1800内には更に多くのレコードが記憶される。リストデータベース1800の一例の各レコード1802~1806は、カテゴリ名1808及びカテゴリ名1808に関連するリスト内の1つ又は複数のエントリを含む。カテゴリ名1808は、コンテンツ紹介内の記述フィールド120(
図1)からとられる。先に述べたように、記述フィールド120内の記述は名前@カテゴリの形式にある。従って、カテゴリは特定の実装形態において使用される接続記号(この例では接続記号は「@」である)の後に続く文字列である。
【0086】
[000107] 各レコード1802~1806は、第1のエントリEntry_1 1810及びEntry_n 1812で終わる他のエントリも含む。レコード1802~1806は単一のエントリ(Entry_1 1810)しか含むことができない場合があるが、典型的には複数のエントリを含む。カテゴリごとのエントリの最大数は実装形態によって異なり得る。例えば1つ又は複数の実装形態は「トップテン」リストを利用することができ、従ってカテゴリに関連するエントリの数を十(10)に限定する。1つ又は複数の代替的実装形態では、例えばカテゴリごとに最大で四十(40)のエントリを許可することができる。他の実装形態では、エントリの数が全く限定されなくてもよい。
【0087】
システムの例-電子装置
[000108]
図19は、本発明の1つ又は複数の部分を実装することができる電子装置の一例を示すブロック図である。この特定の例では電子装置の一例がスマートフォン1900だが、同様の技法がタブレット又はコンピュータ等の他の任意の適切な種類の電子装置上で使用される。
【0088】
[000109] 以下の解説では、スマートフォン1900の一例の個々のコンポーネントに特定の名前を割り当てている。要素の名前は例示に過ぎず、名前は関連要素の範囲又は機能を限定することは意図しないことを指摘しておく。更に、特定の相互作用は特定のコンポーネントに帰属し得る。本明細書では具体的に記載していない少なくとも1つの代替的実装形態では、他のコンポーネントの相互作用及び通信が提供され得ることを指摘しておく。以下の
図19の解説はあり得る全ての実装形態の一部を表すに過ぎない。更に、他の実装形態は異なり得るが、スマートフォン1900の一例の1つ又は複数の要素は、プロセッサ実行可能命令のコードセグメントを含む及びそれらを含むコンポーネントを有するソフトウェアアプリケーションとして記載する。そのため、本明細書の説明において特定のコンポーネントに帰属する特定の特性は、代替的実装形態では1つ又は複数の他のコンポーネントによって実行され得る。スマートフォン1900の一例の中の特性又は機能の代替的帰属は、本明細書又は本明細書に添付される特許請求の範囲に記載の技法の範囲を限定することは意図しない。
【0089】
[000110] スマートフォン1900の一例は、1つ又は複数のプロセッサ1902、1つ又は複数の通信インタフェース1904、ディスプレイ1906、カメラ1908、及び他のハードウェア1910を含む。1つ又は複数のプロセッサ1902のそれぞれは、シングルコアプロセッサ又はマルチコアプロセッサであり得る。通信インタフェース1904はスマートフォン1900の一例の外にあるコンポーネントとの通信を助け、スマートフォン1900の一例にネットワーキング機能を与える。例えばスマートフォン1900の一例は、通信インタフェース1904によってインターネット1912又はローカルネットワーク1914等の1つ又は複数のネットワーク経由で他の電子装置(例えばラップトップ、コンピュータ、他のサーバ等)とデータをやり取りすることができる。スマートフォン1900の一例と他の電子装置との間の通信は、データ及び/又は音声通信を送受信するための当技術分野で知られている任意の種類の通信プロトコルを利用することができる。
【0090】
[000111] ディスプレイ1906は、この例では典型的なスマートフォンのディスプレイだが、スマートフォン又は他の種類の電子装置と共に使用される外部ディスプレイでもよい。カメラ1908はスマートフォン1900の一例と一体化して図示してあるが、スマートフォン1900の一例又は異なる種類の電子装置と共に使用される外部カメラでもよい。全地球測位システム1909又は他の何らかの種類の位置決定コンポーネントが含まれる。他のハードウェア1910は、装置の操作を実行するために使用されるハードウェアコンポーネント並びに関連するソフトウェア及び/又はファームウェアを含む。他のハードウェア1910に含まれるのは、スマートフォン1900の一例又は他の種類の電子装置とのユーザ対話を支援する、個別には示していないキーボード、マウス、ディスプレイ、マイクロフォン、カメラ等の1つ又は複数のユーザインタフェースハードウェアコンポーネントである。
【0091】
[000112] スマートフォン1900の一例は、データ、実行可能命令、モジュール、コンポーネント、データ構造等を記憶するメモリ1916も含む。メモリ1916はコンピュータ可読媒体を使用して実装することができる。コンピュータ可読媒体は少なくとも2種類のコンピュータ可読媒体、つまりコンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータ等の情報を記憶するための任意の方法又は技術によって実装される揮発性及び不揮発性の取外し可能媒体及び固定型媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、これだけに限定されないがRAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のメモリテクノロジ、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)、又は他の光学記憶域、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶域、又は他の磁気記憶装置、又は計算装置によるアクセスのために情報を記憶するために使用可能な他の任意の非伝送媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は「非一時的」媒体とも呼ぶことができる。しかし理論上は全ての記憶媒体は一時的であり、「非一時的」という用語は記憶媒体を通信媒体と対比させるために使用し、コンピュータ実行可能プログラム、アプリケーション、及び命令を数秒よりも長く記憶することができるコンポーネントを指す。対照的に通信媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータを搬送波又は他の伝送機構等の変調データ信号内に組み入れることができる。通信媒体は「一時的」媒体とも呼ぶことができ、一時的媒体では電子データは短期間、典型的には1秒未満しか記憶することができない。
【0092】
[000113] スマートフォン1900の一例のメモリ1916内にオペレーティングシステム1918が記憶される。オペレーティングシステム1918は、プロセッサ1902、通信インタフェース1904、ディスプレイ1906、カメラ1908、及び他のハードウェア1910の機能を制御する。更にオペレーティングシステム1918は、スマートフォン1900の一例が、様々な入力(例えばユーザコントロール、ネットワークインタフェース、及び/又はメモリ装置)によってデータを受け付け伝送すること、並びにプロセッサ1902を使用してデータを処理して出力を生成することを可能にするコンポーネントを含む。オペレーティングシステム1918は、出力の提示(例えば電子ディスプレイ上にデータを表示すること、メモリ内にデータを記憶すること、別の電子装置にデータを伝送すること等)を制御する提示コンポーネントを含み得る。加えてオペレーティングシステム1918は、典型的なオペレーティングシステムに一般に関連する様々な追加機能を実行する他のコンポーネントを含み得る。メモリ1916は、スマートフォン1900の一例に関する機能を提供し若しくは支援する、又はスマートフォン1900の一例それ自体に関係してもしなくてもよい汎用若しくは専用装置ユーザ機能を提供する他のソフトウェアアプリケーション1920又はプログラムも記憶する。ソフトウェアアプリケーション1920は、非システム機能を実行するシステムソフトウェアアプリケーション及び実行可能アプリケーションを含む。
【0093】
[000114] メモリ1916は、本明細書に示す技法を実行するための操作を実行し及び/又は制御し、且つ本明細書に記載の改善されたシステム、方法等を提供するために一緒に機能する幾つかのコンポーネントを含むコンテンツ紹介システム1922も記憶する。コンテンツ紹介システム1922は、ユーザインタフェース1924、コンテンツ紹介クリエータ1926、及びコンテンツ紹介1928を含む。ユーザインタフェース1924は、スマートフォン1900の一例とそのユーザとの間の入出力通信を支援する要素を含む。ユーザインタフェース1924は、
図1のウィジェットアイコン128によって表す機能(即ち属性、いいね、リサイクル、コメント、感謝、転送の機能)等の一部のユーザインタフェース要素の機能も提供する。コンテンツ紹介クリエータ1926は、ユーザが本明細書に記載のコンテンツ紹介(
図1の100参照)を作成することを可能にする機能を支援する。コンテンツ紹介1928はコンテンツ紹介クリエータ1926によって作成される。メモリ1916内に常にある訳ではないが、コンテンツ紹介1928はコンテンツ紹介100(
図1)の一例等のコンテンツ紹介を表すために示す。典型的には、コンテンツ紹介1928は、コンテンツ紹介データベース1700(
図17)の一例のレコード内に記憶されるデータを含む。コンテンツ紹介システム1922は、
図14に関して図示し説明したフィード1400と同様のユーザフィードを生成し記憶するフィード1930も含む。コンテンツ紹介システム1922は、採点モジュール1932、ランク付けモジュール1933、及び検索モジュール1934も含む。
【0094】
[000115] コンテンツ紹介クリエータ1926は、コンテンツ紹介1928を作成する機能要素を含む。コンテンツ紹介クリエータ1926は、単一の画像であれ、複数の画像であれ、音声等であれ、コンテンツ紹介内で使用されるメディアコンテンツを捕捉するための機能(例えば
図4参照)を提供する捕捉コンポーネント1935を含む。この例では、捕捉コンポーネント1935は捕捉されるメディアコンテンツに関連する画像アイコン118(
図1)を作成するようにも構成される。コンテンツクリエータ1926は、命名コンポーネント1936、カテゴリモジュール1938、評価コンポーネント1940、アクションコンポーネント1942、及びレビューコンポーネント1944も含む。命名コンポーネント1936は、コンテンツ紹介の名前を受け付けるための機能(例えば
図5及び
図6参照)を支援する。カテゴリモジュール1938は、コンテンツ紹介に関連させるカテゴリを識別するための、
図7~
図9に関して説明した機能を支援するように構成される。評価コンポーネント1940は、評価プロセスを支援するための機能(例えば
図10参照)を提供する。アクションコンポーネント1942は、
図11及び
図12に関して説明のように、コンテンツ紹介に関連させる1つ又は複数のアクションを関連付けるための支援機能を提供するように構成される。レビューコンポーネント1944は、
図13に関して上記で説明したようにユーザからレビューを受け付け、そのレビューを記憶するための機能を提供する。
【0095】
[000116] コンテンツ紹介クリエータ1926は、コンテンツ紹介識別子モジュール1946、ユーザ名1948、パーソナルアイコン1950、及び位置1952も含む。コンテンツ紹介識別子モジュール1946は、関連するコンテンツ紹介を一意に識別するコンテンツ紹介識別子1708(
図17)を作成し記憶する。ユーザ名1948は、コンテンツ紹介を作成するユーザに関連するユーザ名であり、典型的にはスマートフォン1900の一例又は他の電子装置の所有者である。パーソナルアイコン1950は、コンテンツ紹介システム1926内で、コンテンツ紹介内で、他のコンテンツ紹介に対するコメント及び評価等でユーザを表すためにユーザによって選択されるアイコンである。位置1952は、コンテンツ紹介に関連するコンテンツが捕捉されるときにGPS1909から得られる地理座標等、作成されているコンテンツ紹介に関連する位置を識別する値である。
【0096】
[000117] スマートフォン1900の一例は、(
図17に関して図示し説明したコンテンツ紹介データベース1700の一例と同様の)コンテンツ紹介データベース1956及び(
図18に関して図示し説明したリストデータベース1800の一例と同様の)リストデータベース1958を記憶するデータストア1954と通信する。スマートフォン1900の一例の外にあるように図示するが、データストア内に記憶されるデータの少なくとも一部はスマートフォン1900の一例のメモリ1916内にあってもよい。但し、コンテンツ紹介システムに関連するコンテンツ紹介及び支援アプリケーションの完全な機能にアクセスするために、コンテンツ紹介システム1922は典型的には外部のデータストア1954と通信する。
【0097】
[000118] システムの特性を活用し、効率的な動作環境を提供するために、記載した実装形態に対する変化形態を実装できることを当業者なら理解されよう。
【0098】
サーバの例
[000119]
図20は、本明細書に記載の技法によるサーバの動作環境2000の一例を示すブロック図である。以下の解説では、サーバの動作環境2000の一例の個々のコンポーネントに特定の名前を割り当てている。要素の名前は例示に過ぎず、名前は関連要素の範囲又は機能を限定することは意図しないことを指摘しておく。更に、特定の相互作用は特定のコンポーネントに帰属し得る。本明細書では具体的に記載していない少なくとも1つの代替的実装形態では、他のコンポーネントの相互作用及び通信が提供され得ることを指摘しておく。以下の
図20の解説はあり得る全ての実装形態の一部を表すに過ぎない。更に、他の実装形態は異なり得るが、サーバの動作環境2000の一例の1つ又は複数の要素は、プロセッサ実行可能命令のコードセグメントを含む及びそれらを含むコンポーネントを有するソフトウェアアプリケーションとして記載する。そのため、本明細書の説明において特定のコンポーネントに帰属する特定の特性は、代替的実装形態では1つ又は複数の他のコンポーネントによって実行され得る。サーバの動作環境2000の一例の中の特性又は機能の代替的帰属は、本明細書又は本明細書に添付される特許請求の範囲に記載の技法の範囲を限定することは意図しない。
【0099】
[000120] サーバの動作環境2000の一例は、1つ又は複数のプロセッサ2004を含むサーバ2002、1つ又は複数の通信インタフェース2006、及び他のハードウェア2008を含む。1つ又は複数のプロセッサ2004のそれぞれは、シングルコアプロセッサ又はマルチコアプロセッサであり得る。通信インタフェース2006はサーバ2002の外にあるコンポーネントとの通信を助け、サーバ2002にネットワーキング機能を与える。例えばサーバ2002は、通信インタフェース2006によってインターネット2010、広域ネットワーク2012、又はローカルネットワーク2014等の1つ又は複数のネットワーク経由でクライアント電子装置(例えばラップトップ、コンピュータ、他のサーバ等)とデータをやり取りすることができる。サーバ2002の一例と他の電子装置との間の通信は、データ及び/又は音声通信を送受信するための当技術分野で知られている任意の種類の通信プロトコルを利用することができる。
【0100】
[000121] サーバ2002の他のハードウェア2008は、サーバの操作を実行するために使用されるハードウェアコンポーネント並びに関連するソフトウェア及び/又はファームウェアを含む。他のハードウェア2008に含まれるのは、サーバ2002又は他の種類の電子装置とのユーザ対話を支援する、個別には示していないキーボード、マウス、ディスプレイ、マイクロフォン、カメラ等の1つ又は複数のユーザインタフェースハードウェアコンポーネントである。
【0101】
[000122] サーバ2002は、データ、実行可能命令、モジュール、コンポーネント、データ構造等を記憶するメモリ2016も含む。メモリ2016は、先に記載したようにコンピュータ可読媒体を使用して実装することができる(上述の段落[0102]参照。サーバ2002のメモリ2016内にオペレーティングシステム2018が記憶される。オペレーティングシステム2018は、プロセッサ2004、通信インタフェース2006、他のハードウェア2008の機能を制御する。更にオペレーティングシステム2018は、サーバ2002が、様々な入力(例えばユーザコントロール、ネットワークインタフェース、及び/又はメモリ装置)によってデータを受け付け伝送すること、並びにプロセッサ2004を使用してデータを処理して出力を生成することを可能にするコンポーネントを含む。オペレーティングシステム2018は、出力の提示(例えば電子ディスプレイ上にデータを表示すること、メモリ内にデータを記憶すること、別の電子装置にデータを伝送すること等)を制御する提示コンポーネントを含み得る。加えて、オペレーティングシステム2018は、典型的なオペレーティングシステムに一般に関連する様々な追加機能を実行する他のコンポーネントを含み得る。メモリ2016は、サーバ2002に関する機能を提供し若しくは支援する、又はサーバ2002自体に関係してもしなくてもよい汎用若しくは専用装置ユーザ機能を提供する他のソフトウェアアプリケーション2020又はプログラムも記憶する。ソフトウェアアプリケーション2020は、非システム機能を実行するシステムソフトウェアアプリケーション及び実行可能アプリケーションを含む。
【0102】
[000123] メモリ2016は、本明細書に示す技法を実行するための操作を実行し及び/又は制御し、且つ本明細書に記載の改善されたシステム、方法等を提供するために一緒に機能する幾つかのコンポーネントを含むコンテンツ紹介システム2022も記憶する。
図19に示すスマートフォン1900の一例のコンテンツ紹介システム1922によって利用可能なサービスを支援することに加え、サーバ2002のコンテンツ紹介システム2022は、グローバルリストの作成、グローバル採点、グローバルランク付け等、複数のユーザにわたって機能するグローバル操作も実行する。
【0103】
[000124] 本明細書に記載の実装形態は、個々のユーザがパーソナル装置上でコンテンツ紹介システムを実行することを予期するが、サーバ2002はクライアントコンテンツ紹介システム2024の1つ又は複数のインスタンスを含み得ることを指摘しておく。かかるシステムでは、コンテンツ紹介システムのコア機能が主にサーバ2002上で実行され、ユーザによる入力及び出力、コンテンツの捕捉等の周辺機能がクライアントコンテンツ紹介システムのインスタンスに関連するユーザの電子装置上で実行される。
【0104】
[000125] コンテンツ紹介システム2022は、検索コンポーネント2026、採点コンポーネント2028、ランク付けコンポーネント2030、及びグローバルリストコンポーネント2032を含む。検索コンポーネント2026は、クライアント装置から検索語を受信し、関連情報を求めて関連するデータストア2034を検索するように構成される。
図20に示すデータストア2034は、ユーザ情報、ユーザフィード、ユーザリスト、グローバルリスト、製品情報、地理情報、企業情報等の多くのデータ項目を記憶することができる。記憶されるデータは、先に記載したのと同様のコンテンツ紹介データベース2036及びリストデータベース2038を記憶して図示してある。データストア2034はサーバ2002のメモリ2016内に記憶されてもよく、又はサーバ2002によってアクセス可能な外部位置に記憶され得る。採点コンポーネント2028はコンテンツ紹介の主題に関連する活動を追跡し、コンテンツ紹介に関する様々なユーザ入力に基づいて加点又は減点する。
【0105】
[000126] ユーザが高い評価を入力するときスコアを上げ、ユーザが低い評価を入力するときスコアを下げること等、例えば採点コンポーネント2028はユーザがコンテンツ紹介を作成しているときユーザのアクションを追跡することができる。この点に関して、作成者からの肯定的なレビュー等の他の要因を使用してもよい。採点コンポーネント2028は、スコアを導出するために外部要因を追跡することもできる。例えばコンテンツ紹介の主題が会社である場合、採点コンポーネント2028はその会社に関するニュース、会社株式の株価、及びその会社に関係する同様の事柄を追跡してその会社に関連するスコアを上げる又は下げることができる。採点コンポーネント2028は、コンテンツ紹介に関する他のユーザによるアクションを追跡してコンテンツ紹介の主題に関するスコアを導出することもできる。そのような脈絡では、コンテンツ紹介の主題である製品のスコアは、コンテンツ紹介に関連する「いいね」アイコンをユーザが活性化するとき上がることができ、(否定的なコメント、低い評価等による)ユーザからの否定的な反応が検出される場合は下がり得る。コンテンツ紹介の主題に関する人の心情についての事実上あらゆるインジケータを使用して主題に関連するスコアを導出することができる。
【0106】
[000127] ランク付けコンポーネント2030は、採点コンポーネント2028によって計算されるスコアに従って項目を順序付けるためにカテゴリ内の様々な項目にランク付けするように構成される。例えばレストランのカテゴリがある場合、ランク付けコンポーネントはレストランのカテゴリに関連する項目に関係する全てのコンテンツ紹介のランク付けされた順序を決定する。かかるランク付けは、十(10)、四十(40)、又は他の任意の実際的な数字等、項目の最大数に限定され得る。カテゴリ内の項目のランク付けされた順序は、グローバルリスト2032内のリストとして記憶される。リストがグローバルリストなのは、それらがシステム内の複数のユーザによって作成されたコンテンツ紹介を考慮に入れるリストだからであり、他方でパーソナルリストはカテゴリ内の1人のユーザの項目のランク付けである。
【0107】
方法論的な実装形態の例-ランク付け
[000128]
図21は、本明細書で示す技法で使用するためのランク付けのための方法論的な実装形態の一例を示す流れ
図2100である。流れ
図2100についての以下の解説では、前の図面内で示した要素名及び/又は参照番号に引き続き言及する場合がある。流れ
図2100についての以下の解説では特定のステップを記載するが、更に多くのステップ又は少ないステップが代わりの方法論的な実装形態に含まれてもよいことを指摘しておく。更に、本明細書に記載の技法の1つ又は複数の論理的実装形態において、流れ
図2100に関して図示し説明する2つ以上の別個のステップを単一のステップへと組み合わせることができる。
【0108】
[000129] ランク付けされたリストは、様々なやり方の1つ又は複数によって作成することができる。本明細書に記載の少なくとも1つの実装形態では、ランク付けされたリストはカテゴリ内の主題のスコアに従って順序付けられる。先に述べたように、各コンテンツ紹介は対応する主題及び少なくとも1つのカテゴリを有する。リストは、イタリアンレストラン、財布、好きなコメディ俳優等のカテゴリである。各リストは、(例えば記述フィールド120(
図1)内で1つ又は複数のコンテンツ紹介内のリストに対応するカテゴリの名前に関連付けられている主題で構成される。リストは、パーソナル(即ちユーザによって作成されるコンテンツ紹介から全てのリスト項目が作成される)とすることができ又はグローバル(即ちシステム内の任意のユーザによって作成されるコンテンツ紹介から作成されるリスト項目)とすることができる。流れ
図2100についての以下の解説は、ランク付けされたリストを作成し及び/又は維持する1つの方法を説明する。
【0109】
[000130] 主題又は項目のスコアは頻繁に変わり得る。従って、最新のスコアと一致した順序でリストを保つために、特定の事象(キュー)がリストの並べ替えを引き起こすことができる。ステップ2102で、採点更新キューがコンテンツ紹介システム1922のランク付けモジュール1933によって(
図19)、及び/又はコンテンツ紹介システム2022のランク付けモジュール2030(
図20)によって受信される。ユーザが新たなコンテンツ紹介を投稿するとき、ユーザがコンテンツ紹介に関してアクション(いいね、共有、リサイクル、感謝等)を行うとき、ユーザがコンテンツ紹介のスコアを調節するとき等、採点の更新は多くの種類の内部事象をきっかけとすることができる。外部事象(例えば主題に関するニュース、上記で明らかにした任意の外部要因等)もスコアを変えることができ、並べ替えプロセスの合図になり得る。
【0110】
[000131] ステップ2104で、キューを引き起こした事象の主題を識別し、ステップ2106でその主題のカテゴリを識別する。ステップ2018から2116は識別済みのカテゴリごとに行われる。識別済みのカテゴリと一致する既存のリストがない場合(ステップ2108の「はい」の分岐)、ステップ2110でそのカテゴリのための新たなリストを作成し、ステップ2112で新たなリストに主題を追加し、このプロセスは主題に対応するものとして識別される更なるカテゴリのためのステップ2108に戻る。識別済みのカテゴリに既存のリストが一致する場合(ステップ2108の「いいえ」の分岐)、ステップ2114でその主題のスコアをリスト内の他の主題のスコアと比較し、リスト内の主題をその対応するスコアに従ってランク付けする。
【0111】
[000132] 採点及びランク付けプロセスについて多くの実装の改変形態が存在し、本明細書で示す限られた例はそのような各プロセスを例示することは意図しない。以下に記載の効率的な検索プロセスの基礎を与えるために、スコア及びランク付けされたリストをどのように利用できるのかを当業者なら理解されよう。
【0112】
方法論的な実装形態の例-検索
[000133]
図22は、本明細書で示す技法で使用するための検索のための方法論的な実装形態の一例を示す流れ
図2200である。流れ
図2200についての以下の解説では、前の図面内で示した要素名及び/又は参照番号に引き続き言及する場合がある。流れ
図2200についての以下の解説では特定のステップを記載するが、更に多くのステップ又は少ないステップが代わりの方法論的な実装形態に含まれてもよいことを指摘しておく。更に、本明細書に記載の技法の1つ又は複数の論理的実装形態において、流れ
図2200に関して図示し説明する2つ以上の別個のステップを単一のステップへと組み合わせることができる。
【0113】
[000134] データセットを検索するためのアルゴリズム、アプリケーション、プロセス、方法等は多数あり、多様であり、当技術分野でよく知られている。本明細書に記載のデータセット(即ちリスト)内の検索語を検索するための任意の特定の技法が本明細書の説明の他の態様と共に利用され得る。本明細書で開示した革新の1つは、検索されるデータセットが既知のユーザによって作成されるデータ項目からのデータセットだということである。換言すれば、ユーザが検索を行うとき、検索はユーザの知人、既知のユーザ(セレブ又は専門家等)、特定の知識を有するユーザ群(特定のレストランから一定の距離内に住む人々等)等によって作成されているデータに対して行われる。流れ
図2200はリストを検索する特定の方法を示すが、本明細書の説明の範囲から逸脱することなしに記載する方法の改変形態が実装され得る。
【0114】
[000135] ステップ2202で、コンテンツ紹介システム1922の検索コンポーネント1934(
図19)及び/又はコンテンツ紹介システム2022の検索コンポーネント2026(
図20)によって受信される検索語をユーザが入力する。例えばユーザは、特定のレストラン、特定の位置内のレストランのカテゴリ、製品、人物等の名前を入力することができる。ステップ2204で、検索コンポーネント1934又は検索コンポーネント2026は検索クエリを満たすために検索される1つ又は複数のデータベースを決定する。検索可能データベースはスマートフォン1900又はサーバ2002上に位置することができ、スマートフォン1900のデータストア1966内のコンテンツ紹介データベース1969若しくはリストデータベース1970(
図19)、又はサーバ2002のデータストア2034内のコンテンツ紹介データベース2034若しくはリストデータベース2036、又は他の任意の外部の若しくは内部のデータベース等、様々な種類の情報を含むデータベースを検索することができる。関連するデータベース内のレコードを検索して検索語がそのデータベース内で見つかるかどうかを判定し(ステップ2206)、見つかる場合はステップ2208で検索結果を返す。
【0115】
結論
本開示を詳細に説明してきたが、添付の特許請求の範囲によって定める本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなしに様々な変更、置換、及び改変を加えることができることを理解すべきである。更に本願の範囲は、本明細書に記載したプロセス、機械、製造、物質組成、手段、方法、及びステップの特定の実施形態に限定されることは意図しない。当業者なら本開示から容易に理解されるように、本明細書に記載した対応する実施形態とほぼ同じ機能を実行する又はほぼ同じ結果を果たす、現在存在している又は後で開発されるプロセス、機械、製造、物質組成、手段、方法、又はステップが本開示に従って利用され得る。従って添付の特許請求の範囲が、かかるプロセス、機械、製造、物質組成、手段、方法、又はステップをその範囲に含むことを意図する。