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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-19
(45)【発行日】2024-09-30
(54)【発明の名称】冷蔵庫および小型ケース
(51)【国際特許分類】
   F25D 25/00 20060101AFI20240920BHJP
【FI】
F25D25/00 E
F25D25/00 G
F25D25/00 M
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021008489
(22)【出願日】2021-01-22
(65)【公開番号】P2022112628
(43)【公開日】2022-08-03
【審査請求日】2023-09-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100148275
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100136319
【弁理士】
【氏名又は名称】北原 宏修
(74)【代理人】
【識別番号】100142745
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 世子
(74)【代理人】
【識別番号】100143498
【弁理士】
【氏名又は名称】中西 健
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 勇也
【審査官】庭月野 恭
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-118343(JP,A)
【文献】特開2020-193755(JP,A)
【文献】特開平10-176882(JP,A)
【文献】特開2005-106327(JP,A)
【文献】特開2004-340545(JP,A)
【文献】特開平09-026239(JP,A)
【文献】特開2008-309450(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0259036(US,A1)
【文献】実開平01-144788(JP,U)
【文献】特開2018-096629(JP,A)
【文献】特開2015-161486(JP,A)
【文献】特開平11-072284(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25D 25/00
F25D 23/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
引き出し式の収納室を備えている冷蔵庫であって、
前記引き出し式の収納室には、本体ケースが備えられており、
前記本体ケース内の上方に取り出し可能に配置されている小型ケースが設けられており、
前記小型ケースは、
上面視で略四角形状を有しており、
前記本体ケース内を前後方向または左右方向に移動可能に構成されており、
前記小型ケースには、
前記略四角形状の対向する2つの端辺に、前記本体ケース内に設けられているレール上を摺動する摺動部と、
前記摺動部が設けられている前記2つの端辺に配置されている取っ手部と、
が設けられており、
前記取っ手部と前記摺動部とは、前記小型ケースの本体部分から離間するように設けられており、
前記小型ケースの前記本体部分からの距離は、前記取っ手部と前記摺動部とで異なっている、
冷蔵庫。
【請求項2】
引き出し式の収納室を備えている冷蔵庫であって、
前記引き出し式の収納室には、本体ケースが備えられており、
前記本体ケース内の上方に取り出し可能に配置されている小型ケースが設けられており、
前記小型ケースは、
取っ手部を有し、かつ、
前記本体ケース内を前後方向または左右方向に移動可能に構成されており、
前記引き出し式の収納室には、前記小型ケースの上方に大型ケースがさらに設けられており、
前記本体ケースの側面には、前記小型ケースの上端部と合致する位置に目印が設けられている、
冷蔵庫。
【請求項3】
開閉式の扉を有している第2収納室をさらに備えており、
前記小型ケースの前記対向する2つの端辺にそれぞれ設けられている各取っ手部間の距離は、前記第2収納室の奥行きの長さよりも短くなっている、
請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記小型ケースの底面には、4つの角部に突起がそれぞれ設けられている、
請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
収納室内の本体ケース内に配置される小型ケースであって、
前記本体ケース内を前後方向または左右方向に移動可能に構成されており、
上面視で略四角形状を有し、
前記略四角形状の対向する2つの端辺に、前記本体ケース内に設けられているレール上を摺動する摺動部と、
前記摺動部が設けられている前記2つの端辺に配置されている取っ手部と
を有しており、
前記取っ手部と前記摺動部とは、前記小型ケースの本体部分から離間するように設けられており、
前記小型ケースの前記本体部分からの距離は、前記取っ手部と前記摺動部とで異なっている、小型ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、引き出し式の収納室を備えている冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫には、引き出し式の収納室を備えているものがある。この引き出し式の収納室は、例えば、野菜室、冷凍室などとして利用される。このような引き出し式の収納室には、一つまたは複数のケース(貯蔵容器)が備えられているものがある。
【0003】
例えば、特許文献1には、引き出し式の扉15を有する下冷凍室5を備えている冷蔵庫が開示されている。下冷凍室5内には、引き出し式の扉15の裏側に位置している複数段(上、中、下3段)の貯蔵容器16,17,18が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2008-309450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一つまたは複数のケースを有している引き出し式の収納室において、各ケースの構成および配置には、さらなる改善の余地がある。
【0006】
そこで、本発明では、より利便性の高い小型ケースを有している冷蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一局面にかかる冷蔵庫は、引き出し式の収納室を備えている。この冷蔵庫において、前記引き出し式の収納室には、前記収納室の上方に取り出し可能に配置されている小型ケースが設けられている。前記小型ケースは、取っ手部を有し、かつ、前記引き出し式の収納室内を前後方向または左右方向に移動可能に構成されている。
【0008】
本発明のもう一つの局面にかかる小型ケースは、収納室内に配置される。この小型ケースは、前記収納室内を前後方向または左右方向に移動可能に構成されており、上面視で略四角形状を有し、前記略四角形状の対向する2つの端辺に、前記引き出し式の収納室内に設けられているレール上を摺動する摺動部と、前記摺動部が設けられている前記2つの端辺に配置されている取っ手部とを有している。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一局面によれば、より利便性の高い冷蔵庫を提供することができる。また、本発明のもう一つの局面によれば、より利便性の高い小型ケースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態にかかる冷蔵庫の外観を示す正面図である。
図2図1に示す冷蔵庫の冷蔵室および冷凍室の扉を開けた状態を示す斜視図である。
図3図1に示す冷蔵庫において、小型ケースが冷凍室内に配置されている状態を示す斜視図である。
図4図1に示す冷蔵庫において、小型ケースが冷蔵室内に配置されている状態を示す正面図である。
図5図1に示す冷蔵庫の冷凍室内を示す斜視図であって、冷凍室内の小型ケースが第1の位置(本体ケース内の左端)にある状態を示す図である。
図6図1に示す冷蔵庫の冷凍室内を示す斜視図であって、冷凍室内の小型ケースが第2の位置(本体ケース内の右端)にある状態を示す図である。
図7図1に示す冷蔵庫の冷凍室内を示す斜視図であって、冷凍室内の小型ケースが第3の位置(本体ケース内の中央付近)にある状態を示す図である。
図8図1に示す冷蔵庫の冷凍室を示す側面図であって、扉が閉じられた状態を示す図である。
図9図1に示す冷蔵庫の冷凍室を示す側面図であって、扉が開けられた状態を示す図である。
図10図1に示す冷蔵庫において、扉が開けられた状態での冷凍室のA-A線部分の構成を示す断面図である。
図11】本発明の一実施形態にかかる小型ケースの外観を示す斜視図である。
図12図11に示す小型ケースの底面側の構成を示す斜視図である。
図13図11に示す小型ケースの前面側の構成を示す平面図である。
図14図11に示す小型ケースの側面側の構成を示す平面図である。
図15図11に示す小型ケースの底面側の構成を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0012】
<第1の実施形態>
(冷蔵庫の全体構成)
先ず、第1の実施形態にかかる冷蔵庫1の全体構成を説明する。図1には、冷蔵庫1を正面から見た外観を示す。図2には、冷蔵庫1の庫内(具体的には、冷蔵室11および冷凍室13の内部)を示す。なお、図2では、冷蔵室11および冷凍室13の両方に小型ケース60が配置されている状態を示しているが、小型ケース60はいずれか一方のみに配置されていてもよい。また、冷蔵庫1には、少なくとも一つの小型ケース60が備えられていればよい。そして、使用者は、冷凍室13と、他の貯蔵空間(例えば、冷蔵室11)との間で小型ケース60の配置位置を適宜変更することができる。
【0013】
図3および図4では、冷蔵室扉11aおよび11bを取り外した状態の冷蔵庫1を示す。図3では、小型ケース60が冷凍室13内に配置されている状態を示す。図4では、小型ケース60が冷蔵室11内に配置されている状態を示す。
【0014】
冷蔵庫1の外形は、主として断熱箱体50で構成されている。この断熱箱体50によって冷蔵庫1の貯蔵空間が形成される。断熱箱体50によって形成される貯蔵空間は、水平方向に延びる複数の仕切りによって、例えば、上段から順に、冷蔵室(第2収納室)11と、野菜室と、製氷室および第2冷凍室と、冷凍室(引き出し式の収納室)13とに区分けされている。
【0015】
冷蔵室11には、左右に分割された観音開き式の冷蔵室扉11aおよび11bが設けられている。野菜室には、引き出し式の野菜室扉12aが設けられている。冷凍室13には、引き出し式の冷凍室扉13aが設けられている。製氷室には、引き出し式の製氷室扉14aが設けられている。第2冷凍室には、引き出し式の冷凍室扉15aが設けられている。
【0016】
図3および図4などに示すように、冷蔵室11には、複数の棚板40aが配置されている。これにより、冷蔵室11の内部は、複数の収容空間に区分けされる。
【0017】
以上のように、本実施の形態にかかる冷蔵庫1は、複数の貯蔵空間に区分けされて、冷蔵室11および冷凍室13などが設けられている。但し、各貯蔵空間の配置位置については、これに限定はされない。また、各貯蔵空間に設けられている扉の構成も、上記のものに限定はされない。
【0018】
本実施形態では、扉が設けられている面を冷蔵庫の正面または前面と呼ぶ。そして、前面を基準にして、冷蔵庫1を通常の状態で設置した場合に存在する位置に基づいて、冷蔵庫1の各面を、上面、側面、背面、及び底面とする。また、冷蔵庫1を設置面に載置した状態で、冷蔵庫1を正面から見て左右の方向(上下方向と直交する横方向)のことを、冷蔵庫1(または、冷凍室13など)の左右方向という。また、冷蔵庫1を設置面に載置した状態で、冷蔵庫1の上下の方向(左右方向と直交する縦方向)のことを、冷蔵庫1(または、冷凍室13など)の上下方向という。また、冷蔵庫1の前面側から見て左側に位置する側のことを、冷蔵庫1の左側と呼び、冷蔵庫1の前面側から見て右側に位置する側のことを、冷蔵庫1の右側と呼ぶ。
【0019】
(冷凍室の構成)
続いて、冷蔵庫1に設けられている冷凍室13のより詳細な構成について説明する。図5から図7には、冷凍室13の内部の状態を示す。図5から図7では、冷凍室13に設けられている冷凍室扉13aを引き出した状態を示している。図8および図9には、冷凍室13の側面の構成を示す。図10には、冷凍室13の断面構成を示す。図10は、図1のA-A線の位置における冷凍室13の内部構成を示すものであって、冷凍室扉13aなどが手前に引き出された状態の図である。
【0020】
冷凍室13は、主として、引き出し式の冷凍室扉13a、本体ケース30、ケース支持部31、大型ケース70、および小型ケース60などを備えている。
【0021】
冷凍室扉13aは、冷凍室13の前面に配置されており、手前に引き出し可能に構成されている。
【0022】
本体ケース30は、冷凍室扉13aの背面に配置されている。より具体的には、本体ケース30は、冷凍室扉13aの背面に取り付けられているケース支持部31によって支持されている。
【0023】
ケース支持部31は、例えば、金属などの剛性を有する材料で形成される。ケース支持部31は、冷凍室扉13aの背面に取り付けられており、冷蔵庫1の側面に沿って前後方向に延びている。本実施形態では、2つのケース支持部31が設けられており、一方が冷凍室扉13aの背面の右側端部近傍に取り付けられ、他方が冷凍室扉13aの背面の左側端部近傍に取り付けられている。
【0024】
ケース支持部31の後端部には、移動ローラ(摺動部)32が設けられている。冷凍室扉13aが冷蔵庫1内に収容された状態で、移動ローラ32は、断熱箱体50の内側壁に形成されたレール(図示せず)に当接する。そして、冷凍室扉13aを冷蔵庫1から引き出す際には、移動ローラ32は、レールの底面に当接しながら、レール上を摺動する。
【0025】
上記の構成により、冷凍室扉13aを手前に引き出して扉13aを開放すると、図9などに示すように、ケース支持部31に支持されている本体ケース30なども扉13aとともに引き出される。これにより、使用者は、冷凍室13の本体ケース30内に収納された物品を取り出すことができる。このように、主として、引き出し式の扉13aと本体ケース30とで、引き出し式の収納室の一例である冷凍室13が形成される。
【0026】
一方、冷凍室13内に配置されている大型ケース70は、冷凍室扉13aを引き出した際に、扉13aの動きとは連動せず、庫内に留まった状態となっている。
【0027】
大型ケース70は、冷凍室13の上段側に配置されている。大型ケース70は、上面視で略四角形状を有しており、本体ケース30の上方部分の大きさ(平面積)とほぼ同程度の大きさ(平面積)を有している。すなわち、冷凍室扉13aが閉じられた状態では、大型ケース70は、本体ケース30の上方全体を覆った状態となる。
【0028】
大型ケース70の左右両側の側面には、摺動部71が設けられている。大型ケース70が冷蔵庫1内に収容された状態で、摺動部71は、断熱箱体50の内側壁に形成された第2のレール(図示せず)に当接している。このように、大型ケース70は、ケース支持部31の移動ローラ32が摺動するレールとは、別のレール(第2のレール)上を摺動する摺動部71を有している。そのため、大型ケース70は、冷凍室扉13aの引き出し動作と連動して手前に引き出されることはなく、例えば、大型ケース70の前面部に手をかけて手前に引くことで、摺動部71が第2のレール上を摺動して手前に引き出される。
【0029】
小型ケース60は、大型ケース70の下方に配置されている。小型ケース60は、上面視で略四角形状を有しており、大型ケース70よりも小さいサイズとなっている。例えば、本実施形態では、小型ケース60の大きさは、大型ケース70の約1/3程度の大きさとなっている。本実施形態では、冷凍室扉13aが閉じられた状態で、小型ケース60は、大型ケース70の底面70aの真下に位置している。
【0030】
以上のように、本実施形態では、冷凍室13は、下方側から順に、本体ケース30、小型ケース60、および大型ケース70という3つのケースが配置された三段構成となっている。
【0031】
本実施形態では、小型ケース60は、左右方向にスライド移動可能に構成されている。図5から図7には、小型ケース60が、本体ケース30内において、左右方向の位置が変更された状態を示している。小型ケース60は、本体ケース30内の前面壁に設けられている前面レール33a(図10参照)および本体ケース30内の後面壁に設けられている後面レール33b(図10参照)の上を左右方向に摺動する。
【0032】
本実施形態のように、小型ケース60上に大型ケース70が配置されている構成では、小型ケース60が本体ケース30の各レール上に配置された状態で、小型ケース60の上端部60aの位置を示す目印が設けられていることが好ましい。このような目印の一例として、本実施形態にかかる冷蔵庫1には、本体ケース30内の側壁に目印線(目印)37が設けられている(図6など参照)。この目印線37は、小型ケース60が本体ケース30の各レール上に配置された状態で、小型ケース60の上端部60aと合致する位置に形成されている。
【0033】
冷蔵庫1の使用者は、冷凍室13内の本体ケース30および小型ケース60内に物品を収容する際には、この目印線37を超えないように各物品を配置する。これにより、冷凍室扉13aを引き出した状態で本体ケース30および小型ケース60内に載置された各物品が、冷凍室扉13aを庫内に戻した際に大型ケース70の底面70aに当たることを避けることができる。
【0034】
また、小型ケース60は、本体ケース30から取り出し可能に構成されている。そして、冷凍室13から取り出された小型ケース60は、例えば、図4などに示すように、冷蔵室11内の棚板40a上に置いて使用することができる。
【0035】
(小型ケースの構成)
続いて、小型ケース60の詳細な構成について説明する。図11には、小型ケース60の外観を示す。図12には、小型ケース60の底面部60e側の外観を示す。図13には、小型ケース60の前面部60c側の外観を示す。図14には、小型ケース60の側面部60b側の外観を示す。図15には、小型ケース60の底面部60e側の外観を示す。
【0036】
小型ケース60は、上面視で略長方形の箱型の形状を有している。小型ケース60は、例えば、ポリスチレン、ポリプロピレン、およびポリエチレンなどの樹脂材料を所定の形状に成形することによって形成されている。
【0037】
小型ケース60の本体部分は、主として、2つの側面部60b、前面部60c、後面部60d、および底面部60eで構成されている。ここでは、小型ケース60の本体部分を構成する各部の名称は、小型ケース60が冷凍室13内に配置された状態での位置に基づいて規定されている。
【0038】
小型ケース60において、前面部60cの前方側には、取っ手部61、摺動部64、およびリブ65などが設けられている。また、後面部60dの後方側には、取っ手部61、摺動部64、およびリブ65などが設けられている。
【0039】
取っ手部61は、使用者が小型ケース60を冷凍室13から取り出す時などに、小型ケース60の持ち手として使用される。本実施形態では、取っ手部61は、小型ケース60の前面側及び後面側の中央に配置されている。
【0040】
摺動部64は、取っ手部61の左右両側に設けられている。すなわち、小型ケース60の前面側には2つの摺動部64が設けられており、左右両側の端部付近にそれぞれ配置されている。同様に、小型ケース60の後面側には2つの摺動部64が設けられており、左右両側の端部付近にそれぞれ配置されている。
【0041】
各摺動部64の下端には、下方に突出した突起64aが設けられている。小型ケース60が本体ケース30内に配置された状態で、これらの突起64aは、本体ケース30内の前面壁に設けられている前面レール33aまたは本体ケース30内の後面壁に設けられている後面レール33b上に配置される。これらの突起64aが、前面レール33aおよび後面レール33b上を滑るように移動することで、小型ケース60は、本体ケース30内をスライド移動することができる。なお、本体ケース30内の前面壁と後面壁との間に、前面壁や後面壁と平行に仕切り壁が設けられていてもよく、前面レール33aおよび後面レール33bの少なくとも一方が仕切り壁上に配置されていてもよい。
【0042】
以上のように、小型ケース60には、上面視で略四角形状の対向する2つの端辺(具体的には、前方側および後方側の端辺)に、冷凍室13の本体ケース30に設けられているレール(具体的には、前面レール33aおよび後面レール33b)上を摺動する摺動部64が設けられている。そして、小型ケース60の取っ手部61は、摺動部64が設けられている端辺と同じ2つの端辺(具体的には、前方側および後方側の端辺)に配置されている。
【0043】
本実施形態では、取っ手部61および摺動部64は、小型ケース60の前面部60cのさらに前方部分、および、小型ケース60の後面部60dのさらに後方部分を折り曲げることによって形成されている。
【0044】
図12などに示すように、取っ手部61と摺動部64とは、小型ケース60の本体部分(具体的には、前面部60cおよび後面部60d)から離間するように設けられている。そして、取っ手部61と小型ケース60の本体部分(すなわち、前面部60cまたは後面部60d)との距離は、摺動部64と小型ケース60の本体部分(すなわち、前面部60cまたは後面部60d)との距離とは異なっている。例えば、図12に示す例では、取っ手部61と小型ケース60の本体部分との距離の方が、摺動部64と小型ケース60の本体部分との距離よりも近くなっている。
【0045】
このようにすることで、取っ手部61と摺動部64との間に前後方向の段差が形成されるため、取っ手部61と摺動部64とを容易に見分けることができる。摺動部64(特に、突起64aの周辺)には、小型ケース60の摺動性を向上させるためにオイルなどが塗布されている可能性がある。そのため、例えば、冷凍室13から冷蔵室11へと小型ケース60を置き換える場合などに、使用者が誤って摺動部64に触れてしまい、オイルが手に付着することを回避することができる。
【0046】
また、取っ手部61と小型ケース60の本体部分との距離の方が、摺動部64と小型ケース60の本体部分との距離よりも近くなっていることで、取っ手部61の形成領域が、摺動部64の形成領域よりも凹んだ状態となる(図11および図12など参照)。これにより、取っ手部61が摺動部64の摺動位置から外れた状態となるため、摺動部64の摺動性を向上させることができる。
【0047】
なお、小型ケース60の本体部分と、そこから離間するように設けられている取っ手部61および摺動部64との間には、複数のリブ65が設けられている。リブ65は、小型ケース60の本体部分と取っ手部61および摺動部64とを橋渡しするように設けられている。このようなリブ65が設けられていることで、取っ手部61および摺動部64の強度を向上させることができる。本実施形態では、各リブ65は、取っ手部61と摺動部64との境界付近に設けられている。
【0048】
これにより、使用者が取っ手部61を掴む際に、摺動部64が形成されている領域をも掴んでしまうことを防止でき、取っ手部61と摺動部64との間に形成された段差とともに、使用者が摺動部64に触れることを防止できる。なお、図12に示すように、取っ手部61と摺動部64との間に形成された段差は、各リブ65よりも摺動部64に寄った位置に形成されている。これにより、使用者が取っ手部61に人差し指から小指を入れた状態で、段差に自然に親指が掛かるようにでき、小型ケース60を確実に掴むことができる。また、段差よりも外側には手指が掛からないようになるため、使用者が摺動部64に触れることをより防止できる。
【0049】
上述したように、小型ケース60は、本体ケース30から取り出し可能に構成されている。そして、冷凍室13から取り出された小型ケース60は、冷蔵庫1の冷凍室13以外の貯蔵空間に配置して、比較的小さな物品を収容するためのケースとして使用することができる。
【0050】
図4には、小型ケース60が、冷蔵室11内の上から2番目の棚板40a上に置かれた状態を示している。本実施形態では、小型ケース60の前面部60cおよび後面部60dに設けられている各取っ手部61間の距離が、冷蔵室11の奥行きの長さよりも短くなっていることが好ましい。
【0051】
これにより、小型ケース60を冷蔵室11の棚板40aなどの上に配置する場合に、取っ手部61が設けられている部分が手前に位置するように小型ケース60を配置することができる(図4参照)。したがって、使用者は、冷蔵室11内から小型ケース60を容易に取り出すことができる。また、小型ケース60を冷蔵室11内に配置した際に、冷蔵室扉11aおよび11bなどの冷蔵室11内の他の部材と小型ケース60とが干渉することを避けることができる。
【0052】
また、小型ケース60の底面部60eには、4つの角部に凸部66がそれぞれ設けられていることが好ましい。これにより、小型ケース60を冷凍室13以外の場所(例えば、冷蔵室11の棚板40aなどの上)に配置する場合に、小型ケース60を安定した状態に保つことができる。また、凸部66が設けられていることで、小型ケース60の底面部6eが棚板40aなどの表面と擦れて傷がつくことを抑制することができる。
【0053】
(第1の実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかる冷蔵庫1は、冷凍室13などの引き出し式の収納室を備えている。冷凍室13は、本体ケース30を備えている。本体ケース30の上方には、小型ケース60が取り出し可能に配置されている。小型ケース60は、冷凍室13内を左右方向に移動可能に構成されている。
【0054】
このように、小型ケース60が本体ケース30の上方に左右方向にスライド移動することで、使用者は、本体ケース30内の収納物の状態に応じて、小型ケース60を最適な位置に配置することができる。
【0055】
また、小型ケース60は、上面視で略四角形状を有し、この略四角形状の対向する2つの端辺(すなわち、前面部60cおよび後面部60d)に、冷凍室13室内に設けられているレール(すなわち、前面レール33aおよび後面レール33b)上を摺動する摺動部64を有している。さらに、小型ケース60は、摺動部64が設けられている2つの端辺(すなわち、前面部60cおよび後面部60d)に、取っ手部61を有している。
【0056】
このような取っ手部61が設けられていることで、冷凍室13から小型ケース60を取り出して、冷蔵室11などの他の貯蔵空間に配置する場合の動作がより行い易くなる。
【0057】
また、小型ケース60において、前面部60cおよび後面部60dに設けられている各取っ手部61間の距離が、冷蔵室11の奥行きの長さよりも短くなっていることが好ましい。これにより、小型ケース60を冷蔵室11の棚板40aなどの上に配置する場合に、取っ手部61が設けられている部分が手前に位置するように小型ケース60を配置しても、小型ケース60が棚板40aの前端から大きくはみ出すことを回避することができる(図4参照)。また、取っ手部61が手前に位置するように小型ケース60を棚板40a上に配置することで、使用者は、冷蔵室11内から小型ケース60を容易に取り出すことができる。
【0058】
以上のように、本実施形態にかかる冷蔵庫1には、取っ手部61を有し、冷凍室13内を左右方向に移動可能な小型ケース60が設けられている。この小型ケース60は、冷凍室13内から取り出すことができ、冷蔵室11などの冷凍室13以外の貯蔵空間に配置することもできる。このように、本実施形態にかかる冷蔵庫1には、複数の用途に使用可能な小型ケース60が備えられているため、冷蔵庫の利便性を向上させることができる。
【0059】
本実施形態では、引き出し式の収納室の一例として冷凍室13を挙げているが、引き出し式の収納室は、冷凍室に限定されない。本発明の別の実施態様では、引き出し式の収納室は、例えば、野菜室、チルド室などであってもよい。
【0060】
<第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、冷凍室13の構成が第1の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
【0061】
本実施形態にかかる冷蔵庫1の冷凍室13は、主として、引き出し式の冷凍室扉13a、本体ケース30、ケース支持部31、および小型ケース60などを備えている。本実施形態では、冷凍室13内に大型ケース70は備えられていない。すなわち、冷凍室13は、本体ケース30と、小型ケース60との二段構成となっている。冷凍室扉13a、本体ケース30、ケース支持部31、および小型ケース60の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
【0062】
第1の実施形態と同様に、小型ケース60は、左右方向にスライド移動可能に構成されている。また、第1の実施形態と同様に、小型ケース60は、本体ケース30から取り出し可能に構成されている。冷凍室13から取り出された小型ケース60は、冷蔵庫1の冷凍室13以外の貯蔵空間に配置して、比較的小さな物品を収容するためのケースとして使用することができる。
【0063】
以上のように、本実施形態にかかる冷蔵庫1には、冷凍室13内を左右方向にスライド移動可能に構成された小型ケース60が設けられている。この小型ケース60は、冷蔵庫1の冷凍室13以外の貯蔵空間に配置して使用することもできる。このように、本実施形態にかかる冷蔵庫1には、複数の用途に使用可能な小型ケース60が備えられているため、冷蔵庫の利便性を向上させることができる。
【0064】
<第3の実施形態>
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では冷凍室13および小型ケース60の構成が第1の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
【0065】
第1の実施形態と同様に、冷凍室13は、主として、引き出し式の冷凍室扉13a、本体ケース30、ケース支持部31、大型ケース70、および小型ケース60などを備えている。冷凍室扉13a、ケース支持部31、および大型ケース70の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
【0066】
本体ケース30は、冷凍室扉13aの背面に配置されている。より具体的には、本体ケース30は、冷凍室扉13aの背面に取り付けられているケース支持部31によって支持されている。
【0067】
小型ケース60は、大型ケース70の下方に配置されている。小型ケース60は、上面視で略四角形状を有しており、大型ケース70よりも小さいサイズとなっている。本実施形態では、冷凍室扉13aが閉じられた状態で、小型ケース60は、大型ケース70の底面70aの真下に位置している。
【0068】
本実施形態では、小型ケース60は、前後方向にスライド移動可能に構成されている。そのため、本実施形態では、本体ケース30内の左右両側の側面壁に、小型ケース60を摺動可能に支持する側面レールが設けられている。そして、小型ケース60は、本体ケース30内の各側面壁に設けられている側面レールの上を前後方向に摺動する。
【0069】
小型ケース60の本体部分は、主として、2つの側面部60b、前面部60c、後面部60d、および底面部60eで構成されている。ここでは、小型ケース60の本体部分を構成する各部の名称は、小型ケース60が冷凍室13内に配置された状態での位置に基づいて規定されている。
【0070】
本実施形態では、小型ケース60の2つの側面部60bに、取っ手部61、摺動部64、およびリブ65などが設けられている。取っ手部61は、側面部60bの前後方向における略中央に配置されている。また、摺動部64は、取っ手部61の両側の端部に隣接して設けられている。
【0071】
また、第1の実施形態と同様に、小型ケース60は、本体ケース30から取り出し可能に構成されている。冷凍室13から取り出された小型ケース60は、冷蔵庫1の冷凍室13以外の貯蔵空間に配置して、比較的小さな物品を収容するためのケースとして使用することができる。なお、本実施形態では、小型ケース60は、前面部60cおよび後面部60dの左右方向の長さが、本体ケース30の左右方向の寸法に合わせて規定されている。そのため、本実施形態では、本体ケース30の左右方向の寸法が、冷蔵室11内の棚板40aの奥行きの長さよりも小さい、例えば、冷蔵庫1の幅に比べて奥行きが大きい冷蔵庫などに好適である。これにより、小型ケース60を冷蔵室11内の棚板40aなどの上に配置する場合には、取っ手部61が設けられている側面部60bが正面側に位置するように配置することができる。
【0072】
なお、本体ケース30内の各側面壁の間に、側面壁に平行に仕切り壁が設けられていてもよく、側面レールの少なくとも一方が仕切り壁上に配置されていてもよい。
【0073】
以上のように、本実施形態にかかる冷蔵庫1には、冷凍室13内を前後方向にスライド移動可能に構成された小型ケース60が設けられている。この小型ケース60は、冷蔵庫1の冷凍室13以外の貯蔵空間に配置して使用することもできる。このように、本実施形態にかかる冷蔵庫1には、複数の用途に使用可能な小型ケース60が備えられているため、冷蔵庫の利便性を向上させることができる。
【0074】
(まとめ)
本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)は、引き出し式の収納室(例えば、冷凍室13)を備えている。この冷蔵庫において、前記引き出し式の収納室には、前記収納室の上方に取り出し可能に配置されている小型ケース(例えば、小型ケース60)が設けられている。前記小型ケースは、取っ手部(例えば、取っ手部61)を有しており、前記引き出し式の収納室内を前後方向または左右方向に移動可能に構成されている。
【0075】
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記小型ケース(例えば、小型ケース60)は、前記引き出し式の収納室(例えば、冷凍室13)内を左右方向に移動可能に構成されていてもよい。
【0076】
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記小型ケース(例えば、小型ケース60)は、上面視で略四角形状を有しており、前記小型ケースには、前記略四角形状の対向する2つの端辺(例えば、前面部60cおよび後面部60d、または、2つの側面部60b)に、前記引き出し式の収納室(例えば、冷凍室13)内に設けられているレール(例えば、前面レール33aおよび後面レール33bなど)上を摺動する摺動部(例えば、摺動部64)が設けられており、前記取っ手部(例えば、取っ手部61)は、前記摺動部が設けられている前記2つの端辺(例えば、前面部60cおよび後面部60d、または、2つの側面部60b)に配置されていてもよい。
【0077】
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記取っ手部(例えば、取っ手部61)と前記摺動部(例えば、摺動部64)とは、前記小型ケース(例えば、小型ケース60)の本体部分から離間するように設けられており、前記小型ケースの前記本体部分からの距離は、前記取っ手部と前記摺動部とで異なっていてもよい。
【0078】
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)は、開閉式の扉(例えば、冷蔵室扉11a・11b)を有している第2収納室(例えば、冷蔵室11)をさらに備えていてもよい。そして、前記小型ケース(例えば、小型ケース60)の前記対向する2つの端辺(例えば、前面部60cおよび後面部60d)にそれぞれ設けられている各取っ手部(例えば、取っ手部61)間の距離は、前記第2収納室の奥行きの長さよりも短くなっていてもよい。
【0079】
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記小型ケース(例えば、小型ケース60)の底面(例えば、底面部60e)には、4つの角部に突起(例えば、凸部66)がそれぞれ設けられていてもよい。
【0080】
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記引き出し式の収納室(例えば、冷凍室13)には、前記小型ケース(例えば、小型ケース60)の上方に大型ケース(例えば、大型ケース70)がさらに設けられていてもよい。そして、前記引き出し式の収納室の側面には、前記小型ケースの上端部(例えば、上端部60a)と合致する位置に目印(例えば、目印線37)が設けられていてもよい。
【0081】
本発明のもう一つの局面にかかる小型ケース(例えば、小型ケース60)は、収納室(例えば、冷蔵室11、冷凍室13など)内に配置される。この小型ケースは、前記収納室内を前後方向または左右方向に移動可能に構成されている。この小型ケースは、上面視で略四角形状を有し、前記略四角形状の対向する2つの端辺(例えば、前面部60cおよび後面部60d、または、2つの側面部60b)に、前記引き出し式の収納室内に設けられているレール(例えば、前面レール33aおよび後面レール33bなど)上を摺動する摺動部(例えば、摺動部64)と、前記摺動部が設けられている前記2つの端辺(例えば、前面部60cおよび後面部60d、または、2つの側面部60b)に配置されている取っ手部(例えば、取っ手部61)とを有している。
【0082】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
【符号の説明】
【0083】
1 :冷蔵庫
11 :冷蔵室(第2収納室)
11a :冷蔵室扉
11b :冷蔵室扉
13 :冷凍室(引き出し式の収納室)
13a :冷凍室扉
30 :本体ケース
33a :(小型ケース用の)前面レール
33b :(小型ケース用の)後面レール
37 :目印線(目印)
40a :(冷蔵室の)棚板
60 :小型ケース
60a :(小型ケースの)上端部
60b :(小型ケースの)側面部
60c :(小型ケースの)前面部
60d :(小型ケースの)後面部
60e :(小型ケースの)底面部
61 :取っ手部
64 :摺動部
64a :(摺動部の)突起
65 :リブ
66 :凸部(突起)
70 :大型ケース
70a :(大型ケースの)底面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図10
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