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特許7558463情報処理装置、情報処理システム、制御方法及び制御プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-19
(45)【発行日】2024-09-30
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、制御方法及び制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/016 20230101AFI20240920BHJP
【FI】
G06Q30/016
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2024537874
(86)(22)【出願日】2024-02-21
(86)【国際出願番号】 JP2024006360
【審査請求日】2024-06-21
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100131152
【弁理士】
【氏名又は名称】八島 耕司
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【弁理士】
【氏名又は名称】美恵 英樹
(74)【代理人】
【識別番号】100148149
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邉 幸男
(74)【代理人】
【識別番号】100181618
【弁理士】
【氏名又は名称】宮脇 良平
(74)【代理人】
【識別番号】100174388
【弁理士】
【氏名又は名称】龍竹 史朗
(72)【発明者】
【氏名】林 英松
(72)【発明者】
【氏名】北村 真紀
【審査官】渡邉 加寿磨
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-288233(JP,A)
【文献】特開2021-114070(JP,A)
【文献】特開2006-252012(JP,A)
【文献】特開2022-013272(JP,A)
【文献】国際公開第2023/079746(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置の保守サービスを受けているユーザによって入力された情報であるユーザ入力情報に基づいて問合せに関する情報である問合せ情報を収集する情報処理装置であって、
前記ユーザが用いる端末であるユーザ用端末から問合せ内容を示す情報である問合せ内容情報を含む前記ユーザ入力情報を受信する情報受信部と、
前記ユーザ入力情報に含まれる前記問合せ内容情報を前記問合せ情報として収集する情報収集部と、
前記ユーザ入力情報に含まれる問合せ内容を示す情報である問合せ内容情報を分析する情報分析部と、
前記問合せ情報を前記保守サービスの提供者が用いる端末である提供者用端末に送信する情報送信部と、
を備え、
前記情報収集部は、前記問合せ内容情報の分析結果に基づいて、前記問合せ内容情報が示す前記問合せ内容に応じた情報である問合せ内容追加情報を前記問合せ情報として収集し、
前記情報送信部は、前記問合せ内容追加情報の一覧情報を前記ユーザ用端末に送信し、
前記情報受信部は、前記問合せ内容追加情報のうちから前記ユーザが選択した前記提供者に送信可能な情報を示すユーザ選択情報を含む前記ユーザ入力情報を前記ユーザ用端末から受信し、
前記情報送信部は、前記ユーザ選択情報に基づいて前記問合せ内容追加情報のうちから選択された情報と前記問合せ内容情報とを含む前記問合せ情報を前記提供者用端末に送信する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記情報分析部は、前記問合せ内容情報が示す前記問合せ内容を予め定められた複数種類の問合せケースのうちの何れかに分類することで前記問合せ内容情報を分析し、
前記情報収集部が収集する情報は、前記問合せケースの種類毎に予め付加されている情報である問合せケース付加情報に基づいて収集可能であり、
前記情報収集部は、前記情報分析部によって前記問合せ内容情報が示す前記問合せ内容が分類された前記問合せケースの前記問合せケース付加情報に基づいて前記問合せ内容に応じた前記問合せ内容追加情報を収集する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記問合せケース付加情報は、前記保守サービスの提供者を含む前記保守サービスの関係者によって入力された情報である関係者入力情報に基づいて前記問合せケースの種類毎に付加されている、
請求項に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記関係者入力情報に基づいて、前記問合せケース付加情報によって収集可能な情報に前記提供者がアクセスできる権限があるか否かを判定するアクセス権限判定部、
を更に備え、
前記情報収集部は、前記情報分析部によって前記問合せ内容情報が示す前記問合せ内容が分類された前記問合せケースの前記問合せケース付加情報によって収集可能な情報のうちから前記アクセス権限判定部によって前記提供者にアクセスできる権限があると判定された情報を前記問合せ内容追加情報として収集する、
請求項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
過去の問合せ内容と問合せから解決までの対応内容とを示す履歴情報である問合せ履歴情報を記憶する情報記憶部、
を更に備え、
前記問合せケース付加情報は、前記情報記憶部が記憶している前記問合せ履歴情報に基づいて前記問合せケースの種類毎に付加されている、
請求項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記装置においてエラーが発生した旨を示す画面であるエラー発生画面に関する情報であるエラー発生画面情報を前記装置から受信する情報受信部、
を更に備え、
前記情報収集部は、前記エラー発生画面情報を収集する可能性がある、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
請求項に記載の前記情報処理装置及び前記提供者用端末、ならびに、前記ユーザが用いる端末であるユーザ用端末を備える情報処理システム。
【請求項8】
装置の保守サービスを受けているユーザによって入力された情報であるユーザ入力情報に基づいて問合せに関する情報である問合せ情報を収集する情報処理装置が、前記ユーザが用いる端末であるユーザ用端末から問合せ内容を示す情報である問合せ内容情報を含む前記ユーザ入力情報を受信する第1の情報受信ステップと、
前記情報処理装置が、前記ユーザ入力情報に含まれる前記問合せ内容情報を分析する情報分析ステップと、
前記情報処理装置が、前記問合せ内容情報の分析結果に基づいて、前記問合せ内容情報が示す前記問合せ内容に応じた情報である問合せ内容追加情報を前記問合せ情報として収集する情報収集ステップと、
前記情報処理装置が、前記問合せ内容追加情報の一覧情報を前記ユーザ用端末に送信する第1の情報送信ステップと、
前記情報処理装置が、前記問合せ内容追加情報のうちから前記ユーザが選択した前記保守サービスの提供者に送信可能な情報を示すユーザ選択情報を含む前記ユーザ入力情報を前記ユーザ用端末から受信する第2の情報受信ステップと、
前記情報処理装置が、前記ユーザ選択情報に基づいて前記問合せ内容追加情報のうちから選択された情報と前記問合せ内容情報とを含む前記問合せ情報を前記提供者が用いる端末である提供者用端末に送信する第2の情報送信ステップと、
を含む制御方法。
【請求項9】
装置の保守サービスを受けているユーザによって入力された情報であるユーザ入力情報に基づいて問合せに関する情報である問合せ情報を収集する情報処理装置を、
前記ユーザが用いる端末であるユーザ用端末から問合せ内容を示す情報である問合せ内容情報を含む前記ユーザ入力情報を受信する情報受信部、
前記ユーザ入力情報に含まれる前記問合せ内容情報を分析する情報分析部、
前記問合せ内容情報の分析結果に基づいて、前記問合せ内容情報が示す前記問合せ内容に応じた情報である問合せ内容追加情報を前記問合せ情報として収集する情報収集部、
前記問合せ情報を前記保守サービスの提供者が用いる端末である提供者用端末に送信する情報送信部、
として機能させ
前記情報送信部は、前記問合せ内容追加情報の一覧情報を前記ユーザ用端末に送信し、
前記情報受信部は、前記問合せ内容追加情報のうちから前記ユーザが選択した前記提供者に送信可能な情報を示すユーザ選択情報を含む前記ユーザ入力情報を前記ユーザ用端末から受信し、
前記情報送信部は、前記ユーザ選択情報に基づいて前記問合せ内容追加情報のうちから選択された情報と前記問合せ内容情報とを含む前記問合せ情報を前記提供者用端末に送信する、
制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理システム、制御方法及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
装置の保守サービスを受けているユーザは、当該ユーザが操作する端末において利用可能な電話、電子メール、チャット、SNS(Social Networking Service)といった通信手段を用いて当該保守サービスを提供する保守業者に対して問合せ行っている。ユーザが適切な保守サービスを受けるためには、問合せをするユーザと問合せ先の保守業者との間で適切な情報共有が必要となる。
【0003】
問合せ時の情報共有を支援する情報処理装置の一例として、特許文献1には、ユーザが入力した入力情報に基づいて問合せ先に問合せデータを送信する問合せ支援装置が開示されている。特許文献1の問合せ支援装置は、ユーザから受信した入力情報に含まれる問合せ内容に基づいて問合せ先を判断するとともに、当該問合せ内容を含む問合せデータを問合せ先に対応するフォーマットに適合するように作成して問合せ先に送信している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2013-161312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された問合せ支援装置は、ユーザが入力した問合せ内容を問合せ先のフォーマットに変換した問合せデータを作成、送信しているだけで、問合せ内容ごとに必要な他の資料を添付したり送信したりしていない。このため、問合せ先は、問合せ内容ごとに必要な資料を取得する必要があり、ユーザと問合せ先との間での情報共有が十分に行われていない問題がある。
【0006】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、問合せ元と問合せ先との間で適切な情報共有が行われ易くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本開示に係る情報処理装置は、装置の保守サービスを受けているユーザによって入力された情報であるユーザ入力情報に基づいて問合せに関する情報である問合せ情報を収集する。本開示に係る情報処理装置は、ユーザが用いる端末であるユーザ用端末から問合せ内容を示す情報である問合せ内容情報を含むユーザ入力情報を受信する情報受信部と、ユーザ入力情報に含まれる問合せ内容情報を問合せ情報として収集する情報収集部と、ユーザ入力情報に含まれる問合せ内容を示す情報である問合せ内容情報を分析する情報分析部と、問合せ情報を保守サービスの提供者が用いる端末である提供者用端末に送信する情報送信部と、を備え、情報収集部は、問合せ内容情報の分析結果に基づいて、問合せ内容情報が示す問合せ内容に応じた情報である問合せ内容追加情報を問合せ情報として収集し、情報送信部は、問合せ内容追加情報の一覧情報をユーザ用端末に送信し、情報受信部は、問合せ内容追加情報のうちからユーザが選択した提供者に送信可能な情報を示すユーザ選択情報を含むユーザ入力情報をユーザ用端末から受信し、情報送信部は、ユーザ選択情報に基づいて問合せ内容追加情報のうちから選択された情報と問合せ内容情報とを含む問合せ情報を提供者用端末に送信する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、情報処理装置は、問合せ情報として問合せ内容情報だけでなく、当該問合せ内容情報が示す問合せ内容に応じた問合せ内容追加情報も収集している。よって、本開示に係る情報処理装置は、問合せ内容追加情報を収集しない情報処理装置よりも問合せ元であるユーザと問合せ先である提供者との間で適切な情報共有が行われ易くなる。この結果、本開示に係る情報処理装置は、問合せ元であるユーザからの問合せに対して問合せ先である提供者による保守サービスの作業効率を向上させることができ、問合せからサービスが完了するまでの期間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施の形態に係る情報処理システムの全体説明図
図2】実施の形態に係る情報処理システムの機能構成を示す図
図3】実施の形態に係る情報処理装置、ユーザ用端末、外部端末及び装置のハードウェア構成を示すブロック図
図4A】実施の形態に係る問合せフォーム画面の第1の表示例を示す図
図4B】実施の形態に係る問合せフォーム画面の第2の表示例を示す図
図4C】実施の形態に係る問合せフォーム画面の第3の表示例を示す図
図5】実施の形態に係る問合せケース付加情報の説明図
図6】実施の形態に係る問合せ情報送信処理のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示を実施するための形態に係る情報処理装置、情報処理システム、制御方法及び制御プログラムについて図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一又は相当する部分には同じ符号を付す。
【0011】
(実施の形態に係る情報処理システム1について)
本開示の実施の形態に係る情報処理システム1は、装置の保守サービスを受けており問合せ元となる保守対象の装置のユーザと問合せ先となる保守業者といった当該保守サービスの提供者との間で共有される情報を処理するシステムである。図1に示すように、情報処理システム1は、ユーザからの問合せに関する情報である問合せ情報を収集する情報処理装置100、ユーザが用いる端末であるユーザ用端末200、装置の保守業者・製造業者・情報処理装置100の管理者といった保守サービスの関係者が用いる外部端末300、保守対象の装置400を備える。情報処理装置100、ユーザ用端末200、外部端末300、装置400は、通信網の一例としてのインターネット500を介して情報の送受信が可能となっている。
【0012】
情報処理システム1では、ユーザは、装置400に関する問合せをする場合、ユーザ用端末200を用いて入力した情報であるユーザ入力情報を情報処理装置100に送信する。また、情報処理装置100は、ユーザからの問合せがあった場合、受信したユーザ入力情報に基づいて問合せ情報を収集し、収集した問合せ情報を保守サービスの提供者が用いる外部端末300に送信する。よって、提供者は、外部端末300が受信した問合せ情報に基づいて保守対象の装置400の保守サービスを行うことができる。
【0013】
(実施の形態に係る情報処理装置100について)
情報処理装置100は、例えば、クラウド上で動作するサーバコンピュータ装置、所謂クラウドサーバである。情報処理装置100は、インターネット500のネットワーク環境に設けられてユーザ用端末200から、例えば、WEB-API(WEB Application Programming Interface)を介して問合せに関する情報の送受信が可能になっている。図2に示すように、情報処理装置100は、情報を生成する情報生成部110、情報を送信する情報送信部120、情報を受信する情報受信部130、情報を記憶する情報記憶部140を含む。また、情報処理装置100は、情報を分析する情報分析部150、情報を収集する情報収集部160、情報にアクセスする権限があるか否かを判定するアクセス権限判定部170を含む。
【0014】
(実施の形態に係るユーザ用端末200について)
ユーザ用端末200は、例えば、ユーザが用いるスマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、デスクトップPCといったコンピュータ装置である。ユーザ用端末200は、情報処理装置100から受信した情報に基づいて、後述する問合せフォーム画面600を表示し、ユーザによって当該問合せフォーム画面600に入力された情報であるユーザ入力情報を情報処理装置100に送信する。
【0015】
(実施の形態に係る外部端末300について)
外部端末300は、例えば、上述した関係者が用いるスマートフォン、タブレットPC、ノートPC、デスクトップPCといったコンピュータ装置である。外部端末300は、保守メーカ保守サービスの提供者が用いる端末である提供者用端末301を含む。提供者用端末301は、情報処理装置100から問合せ情報を受信する。また、外部端末300は、関係者によって入力された情報である関係者入力情報を情報処理装置100に送信する。
【0016】
(実施の形態に係る装置400について)
装置400は、例えば、射出成形機といった所謂FA(Factory Automation)機器、すなわち、工場における生産工程の自動化を実現するためにコンピュータ装置の機能を有する制御装置である。装置400は、問合せ時に確認が必要な情報を情報処理装置100、ユーザ用端末200に送信する。例えば、装置400は、装置400の識別番号を示す装置ID情報、装置400に異常が発生したときに出力するアラームの識別番号であるアラーム番号を示すアラーム番号情報といった情報を情報処理装置100、ユーザ用端末200に送信する。また、例えば、装置400は、装置400に異常が発生したときに表示する後述するエラー発生画面のキャプチャ画像情報であるエラー発生画面情報を情報処理装置100、ユーザ用端末200に送信する。なお、情報処理装置100は、装置400から受信した情報を情報記憶部140に記憶しており、ユーザ用端末200も装置400から受信した情報を情報処理装置100と同様に記憶している。
【0017】
(実施の形態1に係る情報処理装置100のハードウェア構成について)
図3に示すように、情報処理装置100は、例えば、制御プログラム59に従って処理を実行する制御部51を備える。制御部51は、CPU(Central Processing Unit)を備える。制御部51は、制御プログラム59に従って、図2に示す、情報生成部110、情報分析部150、情報収集部160、アクセス権限判定部170として機能する。
【0018】
図3に戻り、情報処理装置100は、制御プログラム59をロードし、制御部51の作業領域として用いられる主記憶部52を備える。主記憶部52は、RAM(Random Access Memory)を備える。
【0019】
また、情報処理装置100は、制御プログラム59を予め記憶する外部記憶部53を備える。外部記憶部53は、制御部51の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを制御部51に供給し、制御部51から供給されたデータを記憶する。外部記憶部53は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)といった記録媒体を備える。外部記憶部53は、図2に示す、情報記憶部140として機能する。
【0020】
また、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者に操作される操作部54を備える。操作部54を介して、入力された情報が制御部51に供給される。操作部54は、キーボード、マウス、タッチパネル等の情報入力部品を備える。
【0021】
また、情報処理装置100は、操作部54を介して入力された情報及び制御部51が出力した情報を表示する表示部55を備える。表示部55は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置を備える。
【0022】
図3に戻り、情報処理装置100は、情報を送受信する送受信部56を備える。送受信部56は、ネットワークに接続する通信網終端装置、無線通信装置等の情報通信部品を備える。送受信部56は、図2に示す、情報送信部120、情報受信部130として機能する。
【0023】
図3に戻り、情報処理装置100では、主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55及び送受信部56はいずれも内部バス50を介して制御部51に接続されている。
【0024】
情報処理装置100は、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55及び送受信部56を資源として用いることによって、図2に示す上記の各部110~170の機能を実現する。例えば、情報処理装置100は、情報生成部110が行う情報生成ステップ、情報送信部120が行う情報送信ステップ、情報受信部130が行う情報受信ステップ、情報記憶部140が行う情報記憶ステップを実行する。また、例えば、情報処理装置100は、情報分析部150が行う情報分析ステップ、情報収集部160が行う情報収集ステップ、アクセス権限判定部170が行うアクセス権限判定ステップを実行する。
【0025】
なお、ユーザ用端末200、外部端末300、装置400も情報処理装置100と同様に、内部バス50を介して接続された制御部51、主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55及び送受信部56を備える。ユーザ用端末200、外部端末300、装置400も情報処理装置100と同様に、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55及び送受信部56を資源として用いることによって、上記の機能を実現する。
【0026】
(実施の形態に係る情報処理装置100の機能構成の詳細について)
情報生成部110は、図4A図4Cに示す問合せフォーム画面600を表示するために必要となる情報である問合せフォーム画面情報を生成する。
【0027】
ここで、問合せフォーム画面600とは、ユーザが保守サービスの提供者に問合せの連絡するための画面である。図4Aに示すように、問合せフォーム画面600は、装置400の識別番号を表示する装置ID表示欄610、問合せのカテゴリを表示する問合せカテゴリ表示欄620、問合せ内容を表示する問合せ内容表示欄630を含む。また、問合せフォーム画面600は、装置400において異常が発生したときに出力するアラームの識別番号であるアラーム番号を表示するアラーム番号表示欄640、問合せ内容に応じて保守サービスの提供者がサービスを提供するために必要な追加情報である問合せ内容追加情報を一覧表示する追加情報表示欄650、各表示欄610~650に表示された情報を情報処理装置100に送信するための送信ボタン660を含む。
【0028】
なお、ユーザ用端末200は、例えば、装置400がアラームを出力した旨を示す情報を取得したタイミングで問合せフォーム画面600を表示させようとした場合、既に装置400から装置ID情報及びアラーム番号情報を受信している。このため、このような場合には、ユーザ用端末200の表示部55は、図4Aに示すように、装置ID情報が示す装置400の識別番号を装置ID表示欄610に表示できる。また、このような場合には、表示部55は、アラーム番号情報が示すアラーム番号をアラーム番号表示欄640に表示できる。例えば、表示部55は、装置ID情報の一例としての「装置ID001」との文字情報を装置ID表示欄610に表示できるとともに、アラーム番号情報の一例としての「アラーム番号001」をアラーム番号表示欄640に表示できる。なお、ユーザ用端末200の表示部55は、問合せフォーム画面600の表示を開始したとき、図4Aに示すように、追加情報表示欄650がブラックアウト表示になっており、ユーザからの入力が受け付け不能となっている。
【0029】
また、ユーザは、ユーザ用端末200の操作部54を用いた入力によって問合せカテゴリ表示欄620に問合せのカテゴリを表示させる。ここで、問合せカテゴリ表示欄620は、例えば、「緊急停止」、「エラーメッセージ表示」、「アラーム出力」、「故障発生」といった予め定められた複数種類の問合せのカテゴリが選択可能なプルダウンメニュー選択方式の表示欄である。このため、ユーザは、ユーザ用端末200の操作部54を用いた入力によってプルダウンメニューで選択可能な何れか一の問合せのカテゴリを選択する。例えば、表示部55は、ユーザによって選択された問合せのカテゴリの一例としての「アラーム出力」との文字情報を問合せカテゴリ表示欄620に表示できる。
【0030】
なお、本実施の形態では、問合せカテゴリ表示欄620をプルダウンメニュー選択方式の表示欄としてユーザに1種類の問合せのカテゴリを選択させているが、これに限定されず、例えば、問合せカテゴリ表示欄620をチェックボックス選択方式の表示欄としてユーザに1種類以上の問合せのカテゴリを選択させるようにしてもよい。また、本実施の形態では、問合せカテゴリ表示欄620に問合せ内容をユーザが直接入力しているが、これに限定されず、例えば、ユーザ用端末200が自動的に入力してもよい。具体的には、ユーザ用端末200は、装置400からアラーム番号情報を受信してアラーム番号をアラーム番号表示欄640に表示している場合、ユーザ用端末200が「アラーム出力」を選択して問合せカテゴリ表示欄620に表示してもよい。
【0031】
また、ユーザは、ユーザ用端末200の操作部54を用いた入力によって問合せ内容表示欄630に問合せ内容を表示させる。例えば、表示部55は、ユーザによって入力された問合せ内容の一例としての「射出成形中に動かなくなりました。対応をお願いします。」との文字情報を問合せ内容表示欄630に表示できる。なお、本実施の形態では、問合せ内容表示欄630に問合せ内容をユーザが直接入力しているが、これに限定されず、例えば、ユーザ用端末200が自動的に入力してもよい。具体的には、ユーザ用端末200は、装置400からアラーム番号情報を受信してアラーム番号をアラーム番号表示欄640に表示している場合、アラーム番号に基づいて特定される問合せ内容の説明文、例えば、「○△の不具合対応をお願いします。」といった定型文の文字情報を問合せ内容表示欄630に表示してもよい。
【0032】
また、ユーザ用端末200は、各表示欄610~640に情報が入力された場合、問合せフォーム画面600に現時点で入力されているユーザ入力情報を情報処理装置100に送信する。具体的には、ユーザ用端末200は、装置ID表示欄610に表示された情報である装置ID情報、問合せカテゴリ表示欄620に表示された情報である問合せカテゴリ情報、問合せ内容表示欄630に表示された情報である問合せ内容情報を情報処理装置100に送信する。このとき、ユーザ用端末200は、アラーム番号表示欄640にアラーム番号情報が表示されていれば、上述した情報に加えてアラーム番号情報を更に含むユーザ入力情報を情報処理装置100に送信する。
【0033】
情報送信部120は、情報受信部130がユーザ用端末200から問合せフォーム画面情報を要求する情報を受信した場合、問合せフォーム画面情報をユーザ用端末200に送信する。また、情報受信部130は、ユーザ用端末200から問合せ内容情報を含むユーザ入力情報を受信し、情報収集部160は、ユーザ入力情報に含まれる問合せ内容情報を問合せ情報として収集する。
【0034】
情報分析部150は、ユーザ入力情報に含まれる問合せ内容情報を分析する。情報分析部150は、問合せ内容情報が示す問合せ内容を予め定められた複数種類の問合せケースのうちの何れかに分類することで問合せ内容情報を分析する。ここで、問合せケースとは、図5に示すように、例えば、「ケース1(射出成形機が動作しない)」、「ケース2(ボイドが発生する)」、「ケース3(フローマークが発生する)」といった装置400の異常について問合せカテゴリよりも詳細に分類された事例である。
【0035】
なお、本実施の形態の問合せケースでは、「+α(バリが発生する)」といった、上記の事例以外に補足する事例としての補足ケースも予め設定されている。なお、「+α(バリが発生する)」を補足ケースとしたのは、バリが発生する原因が装置400の状態だけでなく当該装置400が用いる金型の状態にも依存し、金型の問題については金型の製造業者が対応するためである。すなわち、「+α(バリが発生する)」を補足ケースとして管理するのは、装置400の保守業者による保守サービスの範囲外の可能性があるためである。なお、「+α(バリが発生する)」との補足ケースについては、装置400の保守業者が将来金型の問題についても対応可能となる可能性があるため、今後も徐々に事例を学習していった結果、通常の問合せケースとして管理される可能性もある。
【0036】
情報分析部150は、例えば、公知のパターンマッチングの手法を用いて問合せ内容情報が示す問合せ内容を少なくとも1種類以上の問合せケースに分類する。具体的には、情報分析部150は、問合せ内容情報が「射出成形」、「動かない」といった単語の文字情報を含んでいる場合、問合せ内容を「ケース1(射出成形機が動作しない)」に分類する。また、例えば、情報分析部150は、問合せ内容情報が「フローマーク」、「ボイド」といった単語の文字情報を含んでいる場合、問合せ内容を「ケース2(ボイドが発生する)」及び「ケース3(フローマークが発生する)」に分類する。また、例えば、「ボイド」、「バリ」といった単語の文字情報を含んでいる場合、問合せ内容を「ケース2(ボイドが発生する)」、「+α(バリが発生する)」に分類する。情報分析部150は、問合せ内容情報が示す問合せ内容を問合せケースに分類した結果を示す情報である分類結果情報を生成する。
【0037】
なお、本実施の形態では、情報分析部150がパターンマッチングの手法を用いて問合せ内容を問合せケースに分類したが、これに限定されず、例えば、情報分析部150が図示しない学習装置から取得した学習済モデルに問合せ内容情報を入力することで問合せ内容を問合せケースに分類してもよい。この場合、学習装置は、予め取得した過去の問合せ内容情報を用いた機械学習によって新たな問合せ内容情報が入力されたときに分類結果情報を出力可能な学習済モデルを生成して情報処理装置100に送信する必要がある。なお、学習装置は、教師あり学習、教師なし学習、強化学習といった公知の学習アルゴリズムを用いて機械学習を行うことができる。例えば、学習装置は、結果としてのラベルを含まない学習用データを学習装置に与えることで、それらの学習用データにある特徴を学習する教師なし学習であれば、K平均法(クラスタリング)を適用することができる。
【0038】
ここで、K平均法とは、非階層型クラスタリングのアルゴリズムであり、クラスタの平均を用い、与えられたクラスタ数をk個に分類する手法である。具体的に、K平均法は以下のような流れで処理される。まず、各データxiに対してランダムにクラスタを割り振る。次いで、割り振ったデータをもとに各クラスタの中心Vjを計算する。次いで、各xiと各Vjとの距離を求め、xiを最も近い中心のクラスタに割り当て直す。そして、上記の処理で全てのxiのクラスタの割り当てが変化しなかった場合、あるいは変化量が事前に設定した一定の閾値を下回った場合に、収束したと判断して処理を終了する。よって、学習装置は、取得した過去の問合せ内容情報の組合せに基づいて作成される学習用データに従って、K平均法といった教師なし学習により、問合せケースへの分類手法を学習できる。
【0039】
情報収集部160は、情報分析部150による問合せ内容情報の分析結果に基づいて、問合せ内容情報が示す問合せ内容に応じた問合せ内容追加情報を問合せ情報として収集する。例えば、情報収集部160は、分類結果情報に基づいて分類された問合せケースを特定し、特定した問合せケースに予め付加されている情報である問合せケース付加情報が示す記憶装置及びアドレスを特定し、特定した記憶装置及びアドレスから問合せ内容追加情報を問合せ情報として収集する。なお、問合せ内容追加情報を記憶している記憶装置には、少なくとも情報記憶部140が含まれており、情報処理装置100とは異なる図示しない外部のデータベースサーバといった外部の記憶装置が含まれてもよい。
【0040】
アクセス権限判定部170は、保守サービスの関係者が外部端末300の操作部54を用いて入力した情報である関係者入力情報に基づいて、問合せケース付加情報によって収集可能な情報に保守サービスの提供者がアクセスできる権限があるか否かを判定する。なお、保守サービスの提供者がアクセスできる権限については、関係者入力情報に基づいて収集対象となる情報毎に予め設定されており、提供者となり得る保守業者が複数存在する場合、関係者入力情報に基づいて保守業者毎に予め設定されている。よって、アクセス権限判定部170は、当該権限があるか否かを収集対象となる情報毎、ならびに、保守業者毎に判定する。よって、情報収集部160は、先ず、特定した問合せケースに基づいて問合せ先となる保守業者を特定する。そして、情報収集部160は、特定した問合せケースに付加されている問合せケース付加情報によって収集可能な情報のうち、問合せ先となる保守業者にアクセスできる権限があるとアクセス権限判定部170が判定した情報のみを問合せ内容追加情報として収集する。
【0041】
ここで、例えば、分類結果情報に基づいて特定した問合せケースが「ケース1(射出成形機が動作しない)」であり、且つ、全ての収集可能な情報について問合せ先となる保守業者がアクセスできる権限があると判定される場合について考える。この場合、図5に示すように、情報収集部160は、先ず、問合せケース付加情報として付加情報1A、付加情報1B、付加情報1C、付加情報1D、付加情報1E、付加情報1F、付加情報1G、付加情報1Hを取得する。次に、情報収集部160は、付加情報1Aに基づいて、情報受信部130が装置400から予め受信して情報記憶部140が記憶している問合せ時に確認が必要な情報であるエラー発生画面情報を収集する。すなわち、情報収集部160は、問合せ付加情報としてエラー発生画面情報を収集する可能性がある。
【0042】
また、情報収集部160は、情報受信部130が装置400から予め受信して情報記憶部140が記憶している他の問合せ時に確認が必要な情報も収集する。具体的には、情報収集部160は、付加情報1Bに基づいて、装置400のネットワーク環境の現状を示す情報であるネットワーク状況情報を取得する。また、情報収集部160は、付加情報1Cに基づいて、装置400の電源の現状を示す情報である電源情報を取得する。また、情報収集部160は、付加情報1Dに基づいて、装置400に含まれる図示しないモータの駆動の現状を示す情報であるモータ駆動情報を収集する。また、情報収集部160は、付加情報1Eに基づいて、装置400に含まれる図示しないセンサの出力の現状を示す情報であるセンサ出力情報を収集する。また、情報収集部160は、付加情報1Fに基づいて、装置400の外部記憶部53が記憶しているユーザの操作履歴を示す情報である操作履歴情報を収集する。
【0043】
また、情報収集部160は、情報受信部130が装置400から予め受信して情報記憶部140に記憶している情報とは異なる情報も収集する。具体的には、情報収集部160は、付加情報1Gに基づいて、情報記憶部140に予め記憶されている装置400の操作マニュアルを示す情報である操作マニュアル情報を収集する。なお、操作マニュアル情報といった装置400から受信しない情報は、関係者入力情報に基づいて、問合せケース付加情報によって収集可能な状態で情報記憶部140に記憶されている。
【0044】
また、分類結果情報に基づいて特定した問合せケースが「ケース1(射出成形機が動作しない)」であり、且つ、収集可能な情報のうちのネットワーク状況情報、電源情報、モータ駆動情報、センサ出力情報、操作履歴情報について問合せ先となる保守業者がアクセスできる権限がないと判定される場合について考える。この場合、情報収集部160は、付加情報1A及び付加情報1Gに基づいて、問合せ内容追加情報としてエラー発生画面情報及び操作マニュアル情報を収集し、ネットワーク状況情報、電源情報、モータ駆動情報、センサ出力情報、操作履歴情報を収集しない。
【0045】
なお、本実施の形態では、収集可能な情報が関係者入力情報に基づいて問合せケースの種類毎に問合せケース付加情報として設定されている。しかしながら、問合せケース付加情報の設定についてはこれに限定されない。例えば、情報処理装置100が装置400から受信する情報と対応付けられる問合せケース付加情報は、ユーザ入力情報に基づいて設定されてもよい。また、例えば、情報処理装置100が装置400から受信しない情報と対応付けられる問合せケース付加情報は、情報記憶部140が記憶している過去の問合せ内容と問合せから解決までの対応内容を示す履歴情報である問合せ履歴情報に基づいて設定されてもよい。
【0046】
この場合、情報処理装置100は、例えば、上述した学習装置から取得した学習済モデルに問合せ履歴情報を入力して問合せケース付加情報を問合せケースの種類毎に自動的に設定してもよい。この場合、学習装置は、予め取得した問合せ履歴情報を用いた機械学習によって問合せケースと問合せケース付加情報との関係性を学習して新たな問合せ履歴情報が入力されたときに問合せケースの種類毎に問合せケース付加情報を設定可能な学習済モデルを生成して情報処理装置100に送信する必要がある。なお、学習装置は、例えば、学習装置は、上述したように、K平均法といった教師なし学習により、問合せケース付加情報を問合せケースに分類する手法を学習できる。
【0047】
情報送信部120は、情報受信部130がユーザ入力情報を受信した後に情報収集部160が問合せ内容追加情報を収集した場合、問合せ内容追加情報の一覧情報をユーザ用端末200に送信する。この場合、ユーザ用端末200は、情報処理装置100から問合せ内容追加情報の一覧情報を受信し、ユーザ用端末200の表示部55は、図4Bに示すように、受信した問合せ内容追加情報の一覧情報を追加情報表示欄650に一覧表示する。このとき、ユーザ用端末200は、ブラックアウト表示を解除し、ユーザからの入力を受け付け可能な状態にしている。
【0048】
ここで、追加情報表示欄650は、一覧表示された1種類以上の問合せ内容追加情報を選択可能なチェックボックス選択方式の表示欄である。例えば、追加情報表示欄650は、情報処理装置100によってユーザ入力情報に含まれる問合せ内容情報が示す問合せ内容が「ケース1(射出成形機が動作しない)」に分類されていた場合、エラー発生画面情報を示す「情報1A」、ネットワーク状況情報を示す「情報1B」、電源情報を示す「情報1C」、モータ駆動情報を示す「情報1D」、センサ出力情報を示す「情報1E」、操作履歴情報を示す「情報1F」、操作マニュアル情報を示す「情報1G」といった問合せ付加情報の一覧情報を表示する。
【0049】
このため、ユーザは、ユーザ用端末200の操作部54を用いた入力によってチェックボックスで問合せ先となる保守業者に送信したい問合せ内容追加情報を選択する。例えば、図4Cに示すように、ユーザは、「情報1A」、「情報1B」、「情報1C」、「情報1D」のチェックボックスを選択する。なお、ユーザは、一覧表示されている「情報1A」~「情報1G」だけでは提供者と共有する情報が不足していると認識して新たな情報を選択したい場合、追加情報表示欄650に新たな情報を入力して表示させる。例えば、ユーザは、提供者との過去のメール履歴を示す情報であるメール履歴情報を記憶している記憶装置及びアドレスを示す「情報1H」を入力して表示させた後、「情報1H」のチェックボックスを選択する。
【0050】
その後、ユーザ用端末200は、ユーザがユーザ用端末200の操作部54を用いた入力によって送信ボタン660を操作した場合、問合せ内容追加情報のうちからユーザが選択した情報を示すユーザ選択情報を含むユーザ入力情報を情報処理装置100に送信する。
【0051】
また、情報受信部130は、ユーザ用端末200からユーザ選択情報を含むユーザ入力情報を受信する。なお、情報収集部160は、ユーザ入力情報に含まれるユーザ選択情報にユーザが新たな情報を選択した旨が示されている場合、ユーザ選択情報に基づいて新たな情報を収集する。例えば、情報収集部160は、ユーザ選択情報に「情報1H」が選択された旨が示されている場合、「情報1H」が示す記憶装置及びアドレスを特定してメール履歴情報を収集する。そして、情報送信部120は、問合せ内容情報と問合せ内容追加情報とを含む問合せ情報を提供者、すなわち、問合せ先となる保守業者が用いる提供者用端末301に送信する。このとき、情報送信部120は、ユーザ選択情報に基づいて問合せ内容追加情報のうちからユーザによって選択された情報と問合せ内容情報とを含む問合せ情報を提供者用端末301に送信する。
【0052】
(実施の形態に係る問合せ情報送信処理について)
次に、フローチャートを用いて情報処理装置100が問合せ情報を収集して提供者用端末301に送信する動作について説明する。情報処理装置100は、情報受信部130がユーザ用端末200から問合せフォーム画面情報を要求する情報を受信すると、図6に示す問合せ情報送信処理の実行を開始する。先ず、情報送信部120は、問合せフォーム画面情報をユーザ用端末200に送信し(ステップS101)する。問合せフォーム画面情報の送信後、情報受信部130は、ユーザ用端末200から問合せ内容情報を含むユーザ入力情報を受信し、情報収集部160は、ユーザ入力情報に含まれる問合せ内容情報を問合せ情報として収集する(ステップS102)。
【0053】
ユーザ入力情報の受信後、情報分析部150は、問合せ内容情報が示す問合せ内容を予め定められた複数種類の問合せケースのうちの何れかに分類することで問合せ内容情報を分析する(ステップS103)。例えば、情報分析部150は、公知のパターンマッチングの手法を用いて問合せ内容情報が「射出成形」、「動かない」といった単語の文字情報を含んでいる場合に問合せ内容を「ケース1(射出成形機が動作しない)」に分類した旨を示す分類結果情報を生成する。
【0054】
問合せケースに分類後、情報収集部160は、分類結果情報に基づいて、アクセス権限判定部170によって問合せ先となる保守業者にアクセスできる権限があると判定された問合せ内容追加情報を収集する(ステップS104)。具体的には、先ず、情報収集部160は、分類結果情報に基づいて分類された問合せケースと問合せ先となる保守業者とを特定し、特定した問合せケースの問合せケース付加情報によって収集可能な情報が記憶されている記憶装置及びアドレスを特定する。
【0055】
そして、情報収集部160は、特定した記憶装置及びアドレスからアクセス権限判定部170によって問合せ先となる保守業者がアクセスできる権限があると判定された全ての収集可能な情報を問合せ内容追加情報として収集する。例えば、情報収集部160は、特定した問合せケースが「ケース1(射出成形機が動作しない)」であり、且つ、全ての収集可能な情報について問合せ先となる保守業者がアクセスできる権限がある場合、付加情報1A~付加情報1Gに基づいて、情報収集部160といった記憶装置に記憶されているエラー発生画面情報、ネットワーク状況情報、電源情報、モータ駆動情報、センサ出力情報、操作履歴情報及び操作マニュアル情報を問合せ内容追加情報として収集する。
【0056】
問合せ内容追加情報の収集後、情報送信部120は、問合せ内容追加情報の一覧情報をユーザ用端末200に送信し(ステップS105)、情報受信部130は、ユーザ用端末200からユーザ選択情報を含むユーザ入力情報を受信する(ステップS106)。例えば、情報受信部130は、エラー発生画面情報、ネットワーク状況情報、電源情報、モータ駆動情報が選択された旨を示すユーザ選択情報を含むユーザ入力情報を受信する。ユーザ入力情報の受信後、情報送信部120は、ユーザ選択情報に基づいて問合せ内容追加情報のうちからユーザによって選択された情報と問合せ内容情報とを含む問合せ情報を問合せ先となる保守業者が用いる提供者用端末301に送信し(ステップS107)、処理を終了する。例えば、情報送信部120は、ユーザによって選択された情報としてのエラー発生画面情報、ネットワーク状況情報、電源情報、モータ駆動情報を含む問合せ内容追加情報と問合せ内容情報とを含む問合せ情報を提供者用端末301に送信し、処理を終了する。
【0057】
以上説明したように、本実施の形態に係る情報処理システム1によれば、情報処理装置100は、装置400の保守サービスを受けているユーザによって入力されたユーザ入力情報に基づいて問合せ情報を収集する。情報処理装置100において、情報収集部160は、ユーザ入力情報に含まれる問合せ内容情報を問合せ情報として収集し、情報分析部150は、ユーザ入力情報に含まれる問合せ内容情報を分析する。そして、情報収集部160は、問合せ内容情報の分析結果に基づいて、問合せ内容情報が示す問合せ内容に応じた問合せ内容追加情報を問合せ情報として収集する。
【0058】
このようにすることで、本実施の形態に係る情報処理システム1では、情報処理装置100は、問合せ情報として問合せ内容情報だけでなく、当該問合せ内容情報が示す問合せ内容に応じた問合せ内容追加情報も収集している。よって、本実施の形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置が問合せ内容追加情報を収集しない情報処理システムよりも問合せ元であるユーザと問合せ先である提供者との間で適切な情報共有が行われ易くなる。この結果、本実施の形態に係る情報処理システム1は、問合せ元であるユーザからの問合せに対して問合せ先である提供者による保守サービスの作業効率を向上させることができ、問合せからサービスが完了するまでの期間を短縮することができる。
【0059】
また、本実施の形態に係る情報処理システム1によれば、情報処理装置100において、情報送信部120は、問合せ情報として問合せ内容情報と問合せ内容追加情報とを含む情報を保守サービスの提供者が用いる提供者用端末301に送信する。
このようにすることで、本実施の形態に係る情報処理システム1では、保守サービスの提供者は、提供者用端末301を用いて問合せ内容情報と問合せ内容追加情報を確認した上で、保守サービスを行うことができる。
【0060】
また、本実施の形態に係る情報処理システム1によれば、情報処理装置100において、情報受信部130は、ユーザが用いるユーザ用端末200から問合せ内容情報を含むユーザ入力情報を受信する。また、情報送信部120は、情報収集部160が収集した問合せ内容追加情報の一覧情報をユーザ用端末200に送信する。また、情報受信部130は、問合せ内容追加情報のうちからユーザが選択した提供者に送信可能な情報を示すユーザ選択情報を含むユーザ入力情報をユーザ用端末200から受信する。そして、情報送信部120は、ユーザ選択情報に基づいて問合せ内容追加情報から選択された情報と問合せ内容情報とを含む問合せ情報を提供者用端末301に送信する。
【0061】
このようにすることで、本実施の形態に係る情報処理システム1では、ユーザは、問合せ内容情報が示す問合せ内容だけでなく、問合せ内容追加情報についても、保守サービスの提供者と情報共有しても問題がないか確認した上で問合せを行うことができる。この結果、本実施の形態に係る情報処理システム1は、ユーザ選択情報に基づいて問合せ内容追加情報から選択された情報と問合せ内容情報とを含む問合せ情報を提供者用端末に送信しない情報処理システムよりも問合せ元であるユーザと問合せ先である提供者との間で適切な情報共有が更に行われ易くなる。
【0062】
また、本実施の形態に係る情報処理システム1によれば、情報処理装置100において、情報分析部150は、問合せ内容情報が示す問合せ内容を予め定められた複数種類の問合せケースのうちの何れかに分類することで問合せ内容情報を分析している。また、情報収集部160が収集する情報は、問合せケースの種類毎に予め付加されている問合せケース付加情報に基づいて収集可能であり、情報収集部160は、情報分析部150によって問合せ内容情報が示す問合せ内容が分類された問合せケースの問合せケース付加情報に基づいて問合せ内容に応じた問合せ内容追加情報を収集する。
【0063】
このようにすることで、本実施の形態に係る情報処理システム1は、問合せ内容情報が示す問合せ内容が分類された問合せケースの問合せケース付加情報に基づいて問合せ内容追加情報を情報処理装置が収集しない情報処理システムよりも保守サービスの提供者がサービスを提供するために必要な問合せ内容追加情報が収集し易くなる。
【0064】
特に、本実施の形態に係る情報処理システム1によれば、問合せケース付加情報は、保守サービスの提供者である保守業者を含む保守サービスの関係者によって入力された情報である関係者入力情報に基づいて問合せケースの種類毎に付加されている。
【0065】
このようにすることで、保守サービスの提供者は、問合せ内容追加情報として自らが希望する情報が収集されることを期待できる。例えば、保守サービスの関係者としての保守業者は、装置400が記憶している情報にアクセスでき、装置400に記憶されている情報にどのような内容の情報があるかを認識している。このため、保守業者は、問合せ内容追加情報としてエラー発生画面情報、ネットワーク状況情報、電源情報、モータ駆動情報、センサ出力情報、操作履歴情報といった自らが希望する情報が収集されることを期待できる。よって、本実施の形態に係る情報処理システム1は、問合せケース付加情報が関係者入力情報に基づいて問合せケースの種類毎に付加されていない情報処理システムよりも保守サービスの提供者がサービスを提供するために必要な問合せ内容追加情報が更に収集し易くなる。この結果、本実施の形態に係る情報処理システム1は、問合せ元であるユーザと問合せ先である提供者との間で適切な情報共有が更に行われ易くなる。
【0066】
また、本実施の形態に係る情報処理システム1によれば、情報処理装置100において、アクセス権限判定部170は、関係者入力情報に基づいて、問合せケース付加情報によって収集可能な情報に保守サービスの提供者がアクセスできる権限があるか否かを判定する。そして、情報収集部160は、情報分析部150によって問合せ内容情報が示す問合せ内容が分類された問合せケースの問合せケース付加情報によって収集可能な情報のうちからアクセス権限判定部170によって提供者にアクセスできる権限があると判定された情報を問合せ内容追加情報として収集する。
【0067】
このようにすることで、保守サービスの関係者は、保守サービスの提供者である保守業者に対して問合せケース付加情報によって収集可能な情報にアクセスしてもよいか否かを問合せケース付加情報毎に設定することができる。
【0068】
なお、本実施の形態に係る情報処理システム1によれば、情報処理装置100において、情報記憶部140は、過去の問合せ内容と問合せから解決までの対応内容とを示す問合せ履歴情報を記憶しており、問合せケース付加情報は、情報記憶部140が記憶している問合せ履歴情報に基づいて問合せケースの種類毎に付加されていてもよい。
【0069】
このようにすることで、本実施の形態に係る情報処理システム1は、問合せケース付加情報が問合せ履歴情報に基づいて問合せケースの種類毎に付加されていない情報処理システムよりも保守サービスの提供者がサービスを提供するために必要な問合せ内容追加情報が更に収集し易くなる。この結果、本実施の形態に係る情報処理システム1は、問合せ元であるユーザと問合せ先である提供者との間で適切な情報共有が更に行われ易くなる。
【0070】
また、本実施の形態に係る情報処理システム1によれば、情報処理装置100において、情報受信部130は、装置400からエラー発生画面情報を受信しており、情報収集部160は、問合せ付加情報として当該エラー発生画面情報を収集する可能性がある。
【0071】
このようにすることで、保守サービスの提供者は、問合せ時に装置400に異常が発生したときに表示されていたエラー発生画面を確認できる。よって、本実施の形態に係る情報処理システム1は、問合せ付加情報としてエラー発生画面情報を収集しない情報処理システムよりも保守サービスの提供者がサービスを提供するために必要な問合せ内容追加情報が更に収集し易くなる。この結果、本実施の形態に係る情報処理システム1は、問合せ元であるユーザと問合せ先である提供者との間で適切な情報共有が更に行われ易くなる。
【0072】
(変更例)
なお、上記実施の形態では、情報処理装置100をクラウドサーバとしたが、これに限定されず、例えば、保守サービスの提供者である保守業者が用いるスマートフォン、タブレットPC、ノートPC、デスクトップPCといったコンピュータ装置であってもよい。具体的には、提供者用端末301が情報処理装置100の各部110~170の機能を備えていてもよい。この場合、提供者用端末301が上記実施の形態における情報処理装置100となるため、情報送信部120が自らに問合せ情報を送信する機能を省略できる。
【0073】
なお、上記実施の形態では、情報分析部150は、問合せ内容情報に基づいて問合せ内容を問合せケースに分類したが、これに限定されず、例えば、問合せカテゴリ情報及び問合せ内容情報に基づいて問合せ内容を問合せケースに分類してもよい。また、情報分析部150は、例えば、問合せカテゴリ情報に問合せ内容情報が含まれている場合、または、複数の問合せカテゴリが選択されることで問合せカテゴリ情報のみから問合せ内容を特定できる場合、問合せカテゴリ情報に基づいて問合せ内容を問合せケースに分類してもよい。
【0074】
なお、上記実施の形態のように、情報処理装置100は、ユーザが問合せ内容追加情報のうちから提供者に送信可能な情報を選択できるようにすることが好ましいが、ユーザが問合せ内容追加情報のうちから提供者に送信可能な情報を選択できるようにしなくてもよい。
【0075】
なお、上記実施の形態のように、情報収集部160は、問合せ内容情報が示す問合せ内容が分類された問合せケースの問合せケース付加情報に基づいて問合せ内容追加情報を収集することが好ましいが、これに限定されない。例えば、情報分析部150は、問合せ内容情報が示す問合せ内容を特定の問合せケースに分類しなくてもよい。この場合、情報収集部160は、例えば、問合せ内容情報が示す問合せ内容から特定の単語を抽出し、収集可能な全ての情報のうちから特定した単語を含む情報を問合せ内容追加情報として収集してもよい。
【0076】
なお、上記実施の形態では、情報処理装置100は、ユーザ用端末200に問合せ内容追加情報の一覧情報を送信しているが、これに限定されず、例えば、ユーザ用端末200に収集した全ての問合せ内容追加情報を送信してもよい。この場合、ユーザ用端末200は、問合せ内容追加情報の一覧情報を自ら生成して問合せフォーム画面600の追加情報表示欄650に一覧表示してもよい。
【0077】
なお、上記実施の形態では、問合せケース付加情報は、関係者入力情報に基づいて問合せケースの種類毎に付加されているが、これに限定されない。例えば、問合せケース付加情報は、関係者入力情報と問合せ履歴情報とに基づいて問合せケースの種類毎に付加されたり、ユーザ入力情報と関係者入力情報とに基づいて問合せケースの種類毎に付加されたり、ユーザ入力情報と問合せ履歴情報とに基づいて問合せケースの種類毎に付加されたりしてもよい。また、例えば、問合せケース付加情報は、ユーザ入力情報と関係者入力情報と問合せ履歴情報とに基づいて問合せケースの種類毎に付加されてもよい。
【0078】
なお、上記実施の形態では、アクセス権限判定部170は、関係者入力情報に基づいて問合せケース付加情報によって収集可能な情報に提供者がアクセスできる権限があるか否かを判定しているが、これに限定されない。例えば、アクセス権限判定部170は、関係者入力情報と問合せ履歴情報とに基づいて上述した情報に提供者がアクセスできる権限があるか否かを判定したり、ユーザ入力情報と関係者入力情報とに基づいて上述した情報に提供者がアクセスできる権限があるか否かを判定したり、ユーザ入力情報と問合せ履歴情報とに基づいて上述した情報に提供者がアクセスできる権限があるか否かを判定したりしてもよい。また、例えば、アクセス権限判定部170は、ユーザ入力情報と関係者入力情報と問合せ履歴情報とに基づいて上述した情報に提供者がアクセスできる権限があるか否かを判定してもよい。
【0079】
なお、上記実施の形態のように、問合せ内容追加情報として装置400から受信したエラー発生画面情報が収集可能であることが好ましいが、問合せ内容追加情報としてエラー発生画面情報が収集できなくてもよい。
【0080】
なお、上記実施の形態では、情報収集部160は、装置400から受信したエラー発生画面情報、ネットワーク状況情報、電源情報、モータ駆動情報、センサ出力情報、操作履歴情報といった情報を情報記憶部140に記憶しており、問合せ内容追加情報としてこれらの情報を情報記憶部140から収集しているが、これに限定されない。例えば、情報収集部160は、装置400が記憶している上述したこれらの情報を当該装置400から直接収集してもよい。
【0081】
なお、制御部51、主記憶部52、外部記憶部53、送受信部56、内部バス50を備える情報処理装置100が処理を行う中心となる部分は、例えば、前記の動作を実行するための制御プログラム59を、情報処理装置100が読み取り可能な記録媒体、例えば、フラッシュメモリに格納して配布し、制御プログラム59をインストールすることにより、上記の処理を実行する情報処理装置100を構成してもよい。また、通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に制御プログラム59を格納しておき、情報処理装置100が制御プログラム59をダウンロードすることで情報処理装置100を構成してもよい。
【0082】
また、情報処理装置100の機能は、OS(Operating System)とアプリケーションプログラムの分担、又はOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合には、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体又は記憶装置に格納してもよい。
【0083】
また、搬送波に制御プログラム59を重畳し、通信ネットワークを介して提供することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS、Bulletin Board System)に制御プログラム59を掲示し、通信ネットワークを介して制御プログラム59を提供してもよい。そして、制御プログラム59を起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行してもよい。
【0084】
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
【符号の説明】
【0085】
1…情報処理システム、50…内部バス、51…制御部、52…主記憶部、53…外部記憶部、54…操作部、55…表示部、56…送受信部、59…制御プログラム、100…情報処理装置、110…情報生成部、120…情報送信部、130…情報受信部、140…情報記憶部、150…情報分析部、160…情報収集部、170…アクセス権限判定部、200…ユーザ用端末、300…外部端末、301…提供者用端末、400…装置、500…インターネット、600…問合せフォーム画面、610…装置ID表示欄、620…問合せカテゴリ表示欄、630…問合せ内容表示欄、640…アラーム番号表示欄、650…追加情報表示欄、660…送信ボタン。
【要約】
情報処理装置(100)は、装置(400)の保守サービスを受けているユーザによって入力されたユーザ入力情報に基づいて問合せ情報を収集する。情報収集部(160)は、ユーザ入力情報に含まれる問合せ内容情報を問合せ情報として収集する。情報分析部(150)は、ユーザ入力情報に含まれる問合せ内容情報を分析する。情報収集部(160)は、問合せ内容情報の分析結果に基づいて、問合せ内容情報が示す問合せ内容に応じた情報である問合せ内容追加情報を問合せ情報として収集する。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5
図6