(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-20
(45)【発行日】2024-10-01
(54)【発明の名称】ラベル発行装置
(51)【国際特許分類】
B41J 3/36 20060101AFI20240924BHJP
B41J 29/42 20060101ALI20240924BHJP
B41J 29/38 20060101ALN20240924BHJP
B41J 21/00 20060101ALN20240924BHJP
【FI】
B41J3/36 Z
B41J29/42 F
B41J29/38 202
B41J21/00 Z
(21)【出願番号】P 2020144614
(22)【出願日】2020-08-28
【審査請求日】2023-07-31
(73)【特許権者】
【識別番号】000145068
【氏名又は名称】株式会社寺岡精工
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】弁理士法人英知国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】鶴岡 寿徳
(72)【発明者】
【氏名】内田 英樹
【審査官】長田 守夫
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-162016(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0063734(US,A1)
【文献】特開2016-47606(JP,A)
【文献】特開2003-276252(JP,A)
【文献】米国特許第6056195(US,A)
【文献】特開2014-231166(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 29/00-29/70
B41J 3/01-3/54
B41J 21/00-21/18
B41J 3/62
B41J 5/00-5/52
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
印字部と、指定手段と、表示部とを有し、
前記印字部は、商品に関する情報を示す印字項目をラベルに印字し、
前記指定手段は、少なくとも印字項目のフォントを指定し、
前記表示部は、前記印字部で印字される印字項目の
文字のフォントが、指定されたフォントとは異なる場合
、印字される文字のうち、当該指定されたフォントとは異なるフォントで印字される文字を識別可能に表示する
ことを特徴とするラベル発行装置。
【請求項2】
印字部と、指定手段と、表示部とを有し、
前記印字部は、商品に関する情報を示す印字項目をラベルに印字し、
前記指定手段は、少なくとも印字項目のフォントを指定し、
前記表示部は、前記印字部で印字される印字項目のフォントが、指定されたフォントとは異なる場合にその旨を表示し、
前記印字部は、前記指定手段で指定されるフォントとは異なるフォントで印字項目が印字されるラベルに、所定の標示を印字する
ことを特徴とするラベル発行装置。
【請求項3】
前記表示部は、前記印字部で印字される文字のうち、前記指定手段で指定されるフォントとは異なるフォントで印字される文字に対応する文字コードを表示する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のラベル発行装置。
【請求項4】
前記印字部は、印字される文字のうち、前記指定手段で指定されるフォントとは異なるフォントで印字される文字を強調した態様で印字する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のラベル発行装置。
【請求項5】
印字部と、指定手段と、表示部とを有し、
前記印字部は、商品に関する情報を示す印字項目をラベルに印字し、
前記指定手段は、少なくとも印字項目のフォントを指定し、
前記表示部は、前記印字部で印字される印字項目のフォントが、指定されたフォントとは異なる場合にその旨を表示し、
前記印字部は、印字される印字項目のフォントが前記指定手段で指定されるフォントとは異なる場合に、前記指定手段で指定されるフォントとは異なる当該フォントで印字項目の文字をテスト印字し、テスト用ラベルを発行する
ことを特徴とするラベル発行装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベル発行装置に関する。
【背景技術】
【0002】
商品に関する情報を印字したラベルを発行するラベル発行装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ラベル発行装置には、例えば英語フォント、日本語フォント等が記憶部に記憶されており、文字に所定のフォントを指定し、印字部によりラベル用紙に印字してラベルを発行する。
しかしながら、例えば、指定したフォントに、印字したい文字が含まれていない、詳細には指定したフォントに、印字したい文字が定義されていない場合、ラベル発行装置のOS(オペレーティングシステム)の機能により、その文字が代替フォントで印字される場合がある。
また、指定したフォントが、ラベル発行装置の記憶部に記憶されていない場合、OSの機能により、その文字が代替フォントで印字される場合がある。
ラベル発行装置の操作者は、ラベルに代替フォントで印字された文字に気付き難い場合があり、そのラベルが商品に貼付される虞がある。
また、例えば商品販売データ処理装置(商品登録装置・精算装置等)、POP発行装置、電子棚札制御装置などの商品データ処理装置が、指定したフォント、大きさ、色彩などが何らかの理由で使用できず、自動的に指定したものと異なる出力形態で出力する場合、操作者が、その異なる出力形態に気付き難い虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るラベル発行装置は、印字部と、指定手段と、表示部とを有し、
前記印字部は、商品に関する情報を示す印字項目をラベルに印字し、
前記指定手段は、少なくとも印字項目のフォントを指定し、
前記表示部は、前記印字部で印字される印字項目のフォントが、指定されたフォントとは異なる場合にその旨を表示することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の実施形態に係る商品データ処理装置としてのラベル発行装置の一例を示す外観図である。
【
図2】ラベル発行装置の電気的な機能ブロックの一例を示す図である。
【
図3】フォーマット情報の設定画面の一例を示す図である。
【
図4】ラベル発行装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【
図5】設定画面(指定手段)及びラベルプレビュー画面の一例を示す図である。
【
図6】ラベル及びフォントの一例を説明するための図である。(a)は商品マスターで設定された品名と、文字毎に設定されるフォントの一例を示すための図である。(b)は代替フォントに変換された文字があることを示す印を有するラベルの一例を示す図である。
【
図7】代替フォントが適用された旨を報知する画面の一例を示す図である。
【
図8】代替フォントが適用された旨を印字したラベルの一例を示す図である。
【
図9】代替フォントで印字された文字に関する情報を印字したラベルの例を示す図である。
【
図10】品名が代替のフォントで印字されたラベルの例を示す図である。
【
図11】代替フォントが適用された旨を報知する画面の一例を示す図である。
【
図12】代替フォントを適用した履歴の一覧の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態に係る商品データ処理装置としてのラベル発行装置は、出力手段としての印字部と、指定手段と、報知手段としての表示部を有する。印字部は、商品に関する情報を示す印字項目をラベルに印字する。指定手段は、少なくとも印字項目のフォントを指定する。表示部は、印字部で印字される印字項目のフォントが、指定手段で指定されるフォントとは異なる場合、印字される文字のうち、当該指定されたフォントとは異なるフォントで印字される文字を識別可能に表示する。
ラベル発行装置は、単体としてのラベル発行装置の他、ラベル発行機能を有する商品登録装置(レジスター等)や精算装置などの「商品販売データ処理装置」、「POP発行装置」、「電子棚札制御装置」などを含む。
本実施形態では、商品データ処理装置としてのラベル発行装置を説明する。
【0009】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。尚、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
本実施形態では、商品データ処理装置としてラベル発行装置を説明する。
【0010】
図1,2に示す、本発明の実施形態に係る商品データ処理装置としてのラベル発行装置10は、台紙レスラベル用紙がロール状に巻回されたロール体から台紙レスラベル用紙を繰り出し、枚葉状に切断して媒体(ラベル)を発行する。詳細には、ラベル発行装置10は、本体部10aに印字部15やカッタユニット(切断部104)などを有する。本実施形態では、ラベル発行装置10の印字部15は印字ヘッド151、印字ヘッド151に対向配置されたプラテンローラを駆動する駆動モータ152などを有し、制御部11の制御により、台紙レスラベル用紙をプラテンローラにより搬送しながら印字ヘッド151で印字項目の文字を、台紙レスラベル用紙に印字する。
印字項目は、例えば、商品が食品である場合、品名、価格、添加物、産地、栄養成分、アレルギー情報、店名、内容量、保存温度、広告文などを含む。なお、商品は食品に限らない。
そして、印字項目の印字データの量に応じた長さ(ラベル搬送方向の長さ)に切断部104としてのカッタにより台紙レスラベル用紙を切断することで、いわゆる可変長の台紙レスラベルを発行する。台紙レスラベルは、一方の面に粘着面、他方の面に印字面を有する。本実施形態では、台紙レスラベルの印字面が上面に、粘着面が下面に位置するように、ラベル受け部141がその台紙レスラベルを保持する。
【0011】
なお、印字項目に応じて、代替フォントでの印字を許可するか否かを設定できてもよい。詳細には、制御部11の制御としては、許可しない印字項目の文字が代替フォントでの印字対象となった場合は報知のみ行い印字しない等である。
【0012】
次に、代替フォントでの印字を許可するか否かの条件の例を説明する。
・商品が食品の場合は、代替フォントでの印字を禁止する。
・添加物、栄養成分、アレルギー情報などについては、代替フォントでの印字を禁止する(健康にかかわるので)。
・品名、店名、価格などについては、代替フォントでの印字を許可する。
・数字やアルファベットについては、代替フォントでの印字を許可するが、漢字、ひらがな、カタカナについては代替フォントでの印字を禁止する。
【0013】
図1に示すように、ラベル発行装置10の本体部10aの上部には、表示入力部5が設けられている。表示入力部5は、液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示部52、タッチパネル51b、キーボードなどのキー操作入力部51aなどを有する。タッチパネル51bとキー操作入力部51aを総称して入力部という。ラベル発行装置10の本体部10aには印字部15が設けられている。
【0014】
また、ラベル発行装置10は、本体部10aに制御装置を有する。制御装置は、
図2に示したように、制御部11(CPU)、ホストコンピュータ(上位管理装置)などのコンピュータと通信を行う通信部12、記憶部13(RAM、ROMなど)を有する。制御部11は、表示入力部5(キー操作入力部51a、タッチパネル51b、表示部52)、印字機構部の印字ヘッド151、プラテンローラなどを回転駆動する駆動モータ152、切断部104などの構成要素を統括的に制御する。
制御部11は、通信部12、記憶部13、表示入力部5と電気的に接続されている。また、制御部11は、通信インタフェース14(I/F)を介して、印字ヘッド151、駆動モータ152、切断部104に電気的に接続されている。
【0015】
記憶部13には、例えば英語フォントや日本語フォント等などが記憶されている。また、制御部11により実行される、OSやアプリケーション(印刷制御プログラムなど)などのプログラムを記憶している。また、記憶部13は、商品マスター記憶部、フォーマット記憶部等を有する。
商品マスター記憶部は商品マスターを記憶する。商品マスターには、商品毎に、商品の呼び出し番号である商品番号(商品コード、例えば品番No. 0-999999)、品名、各種設定項目、フォントの種類等が関連付けられて商品情報が記憶されている。
【0016】
詳細には、商品マスターには、商品毎に、商品番号(商品コード)、品名、計量区分、値段、単価、内容量、内容量単位、風袋、上下限重量、風袋設定、加工日、印字区分、賞味・販売・品質保持期限、印字区分、文字列、イメージ、カロリー、産地名称、広告区分、リサイクルマーク、バーコード等が関連付けられて記憶されている。
また、商品マスターには、例えば品名等の項目にそれぞれ、文字毎にフォントの種類等を設定することができる。
【0017】
フォーマット記憶部はラベルに印字する際のフォーマット情報を記憶する。フォーマット情報(フォーマットともいう)には、例えばラベルのサイズ、印字項目のレイアウト(印字位置等)、印字項目のフォント等のフォーマットが関連付けられて記憶されている。
【0018】
ラベル発行装置10の制御部11は、ラベルに印字される印字イメージを生成する場合、例えば、商品コードに基づいて、商品マスター記憶部から、商品コードに関連付けられた商品マスターの商品情報を読み出し、フォーマット記憶部から、その商品情報に関連付けられたフォーマット情報を読み出し、商品マスターの商品情報およびフォーマット情報に基づいて、ラベルに印字される印字イメージを生成し、その印字イメージに基づいて、印字部(印字ヘッド等)がラベル用紙に印字を行い、必要に応じてカッタ等の切断部によりラベル用紙を所定の長さに切断することで、ラベルを発行する。
【0019】
また、本実施形態では、ラベル発行装置10は、商品マスターで品名等の印字項目のフォントを文字毎に設定可能である。フォーマット情報では、印字項目のフォントを行単位で設定することができる。
また、本実施形態では、ラベル発行装置10は、印字イメージを生成する場合、マスター優先、又はフォーマット優先を選択することができる。
【0020】
図3はラベル発行装置のフォーマット情報の設定画面250の一例を示す図である。
フォーマット情報の設定画面250は、フォント指定先設定部251、フォント設定部252、フォントサイズ設定部253、強調設定部254、詳細設定部255、プレビュー表示部256等を有する。
【0021】
フォント指定先設定部251は、フォントマスター優先、フォーマット優先等を選択可能なフォント指定先設定部を有する。
フォーマット優先が設定されている場合、フォーマット情報で設定されているフォントを使用し、商品マスターで指定されたフォントの設定は無効状態となる。
マスター優先が設定されている場合、商品マスターで設定されているフォントを使用し、フォーマット情報の設定で指定されたフォント、フォントサイズ、強調などの設定は無効状態となる。
【0022】
また、フォント設定部252は、英語フォント(例えばCentury)、日本語フォント(例えば標準ゴシック、標準明朝等)などを設定可能である。
【0023】
フォントサイズ設定部253は、フォントサイズを設定可能である。
強調設定部は、例えば太字、斜体、下線、反転、枠などを設定可能である。
【0024】
詳細設定部255は、例えば、印字エリアの左下支点をX座標及びY座標等で設定する設定部、印字エリアの右上支点をX座標及びY座標等で設定する設定部、印字項目の角度を設定する設定部、文字列の横書き又は縦書きを設定する設定部などを有する。
【0025】
プレビュー表示部256には、上記フォーマット設定に基づいて、印字項目の文字又は文字列が表示される(プレビュー表示)。
【0026】
また、制御部11は、印字手段(印字部15)で印字される印字項目のフォントが、前記指定手段で指定されるフォントとは異なる場合にその旨を、表示手段(表示入力部5の表示部52など)に表示する処理を行う。
また、本実施形態では、ラベル発行装置10は、OS(オペレーティング システム)上で、動作するアプリケーション(印刷制御プログラム(各種設定プログラムを含む)など)を実行することで、本発明に係る機能を実現する。
例えば、このアプリケーション(印刷制御プログラム)は、指定したフォントと、OSが実際にビットマップ展開した文字のフォントとを比較することで、比較の結果一致している場合に、指定したフォントが代替されていないと判別し、比較の結果一致していない場合に、指定したフォントが代替されたと判別する。つまり、このアプリケーション(印字制御プログラム)は、指定したフォントが代替されたこと、或いは、代替されることを判別する判別手段を有する。
【0027】
図4はラベル発行装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図5は設定画面(指定手段)及びラベルプレビュー画面の一例を示す図である。
図6はラベル及びフォントの一例を説明するための図である。詳細には
図6(a)は商品マスターで設定された品名と、文字毎に設定されるフォントの一例を示すための図である。
図6(b)は代替フォントに変換された文字があることを示す印を有するラベルの一例を示す図である。
【0028】
代替フォントで印字された文字があることを示す印を有するラベルの一例を示す図である。
図7は代替フォントが適用された旨を報知する画面の一例を示す図である。
次に、
図4~7等を参照しながら、ラベル発行装置10の動作の一例を説明する。
【0029】
ステップST1において、制御部11は、OS、及びOS上で動作するアプリケーション(印刷制御プログラム)を実行する。アプリケーション(印刷制御プログラム)は、例えば表示入力部5から、操作者によりラベル用紙に印字する印字項目の文字の設定、及びその文字のフォントを指定する操作を示す信号をOSに出力する。
【0030】
詳細には、ラベル発行装置10の制御部11は、商品番号(商品コード)に基づいて、商品マスター記憶部から、商品コードに関連付けられた商品マスターの商品情報を読み出し、フォーマット記憶部から、その商品情報に関連付けられたフォーマット情報を読み出す。
操作者は、必要に応じて、商品マスターやフォーマット情報を修正し、所望の商品マスターやフォーマット情報を作成し、制御部11は、それら商品マスターやフォーマット情報を記憶部に記憶させる。また、新規に商品マスターやフォーマット情報が作成された場合、制御部11は、新規に作成された商品マスターやフォーマット情報を、記憶部に記憶する。
【0031】
なお、ホストコンピュータ(上位管理装置)などのコンピュータが商品マスターやフォーマット情報等を記憶しており、ラベル発行装置10が、制御部が通信部12により通信ネットワーク等を介して上記コンピュータから商品マスターやフォーマット情報を読み出してもよい。
【0032】
また、ラベル発行装置10は、ラベルフォーマットにて、ラベルに印字される品名等のフォントを設定することも可能である。
マスター優先が選択されている場合、印字項目の各文字毎のフォントは商品マスターで指定されたフォント設定が優先される。フォーマット優先が選択されている場合、印字項目のフォントは、行単位で、フォーマット情報で指定されたフォントが優先される。
【0033】
図5、
図6(a)、
図6(b)に示す例では、品名に、「PREMIUM 松阪牛」が設定され、「PREMIUM」に英語フォントが設定され、「松阪牛」に日本語フォントAが設定されている(商品マスターに設定)。
アプリケーション(印刷制御プログラム)は、操作者による入力部の操作に応じて、文字「松(文字コードU+5546)」、「阪(文字コードU+962A)」、「牛(文字コードU+725B)」に、フォント「A(例えば日本語フォント等)」を指定する。
なお、文字に指定されるフォントには、例えば日本語フォント、英語フォント、中国語フォントなどのフォントの種類、イタリック体の指定、太文字の指定などがある。
文字コードは、コンピュータ上で文字を扱うために文字や記号に割り当てられた固有の識別番号であり、例えば、Unicode、シフトJIS等の種類がある。本実施形態では、文字コードとしてUnicodeを用いている。
【0034】
操作者により操作・設定される設定画面(表示入力部5の表示部52に表示される設定画面)は、例えば、
図5に示すように、現時刻を表示する時刻表示部501、品名(商品名)を設定可能に表示する品名表示部502、商品コードを設定可能に表示する商品コード表示部503、風袋量を設定可能に表示する風袋量表示部505、商品の重さ(質量)を設定可能に表示する重さ表示部506、単価を設定可能に表示する単価表示部507、値段を設定可能に表示する値段表示部508、内容量/単位を設定可能に表示する内容量表示部509、フォントの種類を設定可能に表示するフォント指定部510、店名を設定可能に表示する店名表示部511、加工日(PACKED DATE)を設定可能に表示する加工日表示部512、販売期限(SELL BY DATE)を設定可能に表示する販売期限表示部513、ラベルのプレビュー画像を表示するプレビュー表示部514などを有する。
なお、
図5に示した設定画面の品名表示部502に表示される文字のフォントは画面表示用のフォントであり、印字やプレビューのフォントとは関係がない。
【0035】
プレビュー表示部514に表示されるラベルのプレビュー画像は、例えば、商品名表示部5141、加工日(PACKED DATE)を表示する加工日表示部5142、販売期限(SELL BY DATE)を表示する販売期限表示部5143、商品コードなどのバーコード又は2次元コード等を表示するコード表示部5144、値段を表示する値段表示部5145などを有する。
【0036】
ステップST2において、表示入力部5から、操作者により印字またはプレビューを指示する操作に応じた信号が制御部に入力される。
【0037】
ステップST3において、印字またはプレビューが指示された場合、制御部11により実行されるOSが、印字項目の文字を、記憶部の作業エリアにビットマップ展開する。
詳細には、ラベル発行装置10の制御部11は、ラベルに印字される印字イメージを生成する場合、例えば、商品コードに基づいて、商品マスター記憶部から、商品コードに関連付けられた商品マスターの商品情報を読み出し、フォーマット記憶部から、その商品情報に関連付けられたフォーマット情報を読み出し、商品マスターの商品情報およびフォーマット情報に基づいて、ラベルに印字される印字イメージを生成する。
【0038】
例えば、フォーマット優先が指定され、フォーマット情報には品名に英語フォントが指定されているとする。
商品マスターでは、印字項目の品名の文字として「PREMIUM 松阪牛」が指定され、「PREMIUM」に英語フォントが指定され、「松阪牛」にはフォントとして「A(日本語フォント)」が指定されている。
アプリケーション(印刷制御プログラム)は、フォーマット優先に設定されているので、品名の1行に英語フォントを指定するが、英語フォントには、文字「松(文字コードU+677E)」が含まれていないので、OSは代替フォントとして、例えば、フォント「B(日本語フォント等)」を記憶部から読み出し、フォントBで、文字「松(文字コードU+677E)」をRAM等の記憶部に、ビットマップ展開する。つまり、OSがフォント・フォールバック機能を有している。OSは、「阪(文字コードU+962A)」、「牛(文字コードU+725B)」にも同様に、代替フォントとして、フォント「B(日本語フォント等)」を設定する。
OSは、その文字コードの存在するフォント(日本語)を代替フォントに設定するが、例えばフォントA(日本語)、フォントB(日本語)、その他のフォント(日本語)のうちどのフォントが代替フォントになるかは、OS自体の設定により決定されるものである。本実施形態では、アプリケーション(印刷制御プログラム)が、OS制御の代替フォントを指定することはできない。
【0039】
ステップST4において、制御部11により実行されるアプリケーション(印刷制御プログラム)は、その対象の文字に関し、ビットマップ展開された文字のフォントと、ステップST1でその文字に指定されたフォントとを比較し、一致しているか否かを判別し、一致している場合にステップST5の処理に進み、一致していない場合、ステップST6の処理に進む。
【0040】
ステップST5において、上記一致している場合には、アプリケーション(印刷制御プログラム)は、プレビュー表示部514にラベルのプレビュー画像を表示する処理を行う。
【0041】
ステップST6において、上記一致しない場合には、アプリケーション(印刷制御プログラム)は、指定と異なるフォントや文字に関する報知を行い、印字やプレビュー表示部514にラベルのプレビュー画像を表示する処理を行う。
詳細には、例えば、
図5に示すように、プレビュー表示部514に、プレビュー画面を表示する。
また、例えば商品名表示部5141に表示される印字項目の文字は、指定のフォント(例えば英語フォント)と異なる代替フォント(日本語フォント等)で表示されており、この代替フォントであることを識別可能に表示する。
指定と異なるフォントで印字される文字を識別可能に表示するとは、具体的には、例えば、網線、斜線、太字、斜体、下線、網掛け表示、カラー表示(印字)、蛍光表示などの強調表示を行うことである。
図5,6に示した例では、印字項目の文字の「PREMIUM 松阪牛」のうち「松阪牛」に強調表示部K1が設けられている。
【0042】
また、プレビュー表示部514に表示されるラベルのプレビュー画像や、ラベルLに、印字項目とは別に所定の文字やマークM2(
図5,6に示す例では三角マーク)を所定の位置、例えば印字項目の表示位置と異なる位置に表示または印字してもよい。
【0043】
また、例えば
図7に示すように、表示入力部5の表示部52にポップアップ画面PAに、代替フォントが適用された旨を表示してもよい。
このポップアップ画面PAは、例えば、代替フォントが適用された文字やフォントに関する情報を表示する代替フォント情報表示部PA1を有する。
図7に示す例では、代替フォント情報表示部PA1は、一枚目のラベルで、代替フォントに置き換えられた文字、例えば品名の文字である松(U+677E)、阪(U+962A)、牛(U+725B)などが表示される。
つまり、制御部11は、指定されるフォントとは異なるフォントで印字される文字に対応する文字コードを表示する処理を行う。
【0044】
なお、指定と異なるフォントで印字される文字を識別可能に表示する例として、ラベル発行装置は、代替フォントが適用された文字を印字したラベルLに、例えば
図8に示すように、「代替フォントが適用されました」などの文言を印字してもよい。
図8に示す例の場合、マークM2はなくともよい。操作者は、ラベルLに印字された「代替フォントが適用されました」の表示部分を見ることで、代替フォントが適用されたことを確実に把握することができる。
【0045】
また、
図9に示すように、台紙レスラベルの場合、本来のラベル範囲に続けて(隣接して)、報知内容を印字した状態でラベルを発行してもよい。
図9に示す例では、報知内容は、指定と異なるフォントで印字したことを報知する内容としては、例えば「代替フォントが適用されました」、「品名」、「松(U+677E)」、「阪(U+962A)」、「牛(U+725B)」などである。
詳細には、
図9に示すラベルLは、ラベルの本体部分L81に隣接して、代替フォントに関する報知内容が印字される報知領域L82(報知部分)を有し、本体部分と報知領域の間には、区切りマークLMが印字される。
【0046】
なお、
図9に示したように、代替フォントが適用された詳細な内容をラベルに印字した場合には、強調表示部K1はなくとも良く、また、マークM2はなくとも良い。
【0047】
図10は品名が代替のフォントで印字されたラベルLの例を示す図である。
図10に示す例では、台紙レスラベルの場合、本来のラベル範囲(ラベルの本体部分L81)に続けて(隣接して)、報知領域L82(報知部分)に、「松」の文字にフォントAが指定されたが、フォントBが適用されたことを明示する報知内容を印字している。詳細には、ラベルLの報知領域L82(報知部分)には、「代替フォントが適用されました」、「品名」、「松(フォントA→フォントB)」、「阪(フォントA→フォントB)」、「牛(フォントA→フォントB)」などと印字される。
【0048】
また、
図11に示すように、表示入力部5の表示部52にポップアップ画面PAに、代替フォントが適用された旨を表示してもよい。このポップアップ画面PAは、例えば、代替フォントが適用された文字やフォントに関する情報を表示する代替フォント情報表示部PA1を有する。
図11に示す例では、代替フォント情報表示部PA1は、一枚目のラベルで、例えば「品名」、「松(フォントA→フォントB)」、「阪(フォントA→フォントB)」、「牛(フォントA→フォントB)」などが表示される。
【0049】
図12は代替フォントを適用した履歴の一覧の表示例を示す図である。
ラベル発行装置は、例えば
図12に示すように、代替フォントが適用されたことが履歴として記憶部に記憶され、その履歴(ログ(LOG))を表示部に一覧表示できるように構成されている。
詳細には、
図12に示す例では、フォントが代替された年、月、日、時刻、アプリケーション名(Console Application)、代替フォントが適用された旨、代替の内容、例えば「品名」、「松(文字コードU+677E)」、「フォントA→フォントB」などが関連付けられて一覧表示可能である。
なお、この履歴(ログ)表示部には、検索機能が設けられていてもよい。
つまり、ラベル発行装置は、履歴から具体的にどの文字が何のフォントに代替されたかという詳細が容易に分かるように構成されている。
【0050】
<実施形態の総括>
[技術分野]
本発明は、商品データ処理装置及びラベル発行装置に関する。
[背景技術]
商品に関する情報を印字したラベルを発行するラベル発行装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2010-184382号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
ところで、ラベル発行装置には、例えば英語フォント、日本語フォント等が記憶部に記憶されており、文字に所定のフォントを指定し、印字部によりラベル用紙に印字してラベルを発行する。
しかしながら、例えば、指定したフォントに、印字したい文字が含まれていない、詳細には指定したフォントに、印字したい文字が定義されていない場合、ラベル発行装置のOS(オペレーティングシステム)の機能により、その文字が代替フォントで印字される場合がある。
また、指定したフォントが、ラベル発行装置の記憶部に記憶されていない場合、OSの機能により、その文字が代替フォントで印字される場合がある。
ラベル発行装置の操作者は、ラベルに代替フォントで印字された文字に気付き難い場合があり、そのラベルが商品に貼付される虞がある。
また、例えば商品販売データ処理装置(商品登録装置・精算装置等)、POP発行装置、電子棚札制御装置などの商品データ処理装置が、指定したフォント、大きさ、色彩などが何らかの理由で使用できず、自動的に指定したものと異なる出力形態で出力する場合、操作者が、その異なる出力形態に気付き難い虞がある。
[課題を解決するための手段]
(1)以上説明したように、本実施形態の一態様は、商品データ処理装置(例えば、「ラベル発行装置10」、「商品販売データ処理装置(商品登録装置・精算装置)」、「POP発行装置」「電子棚札制御装置」等)は、出力手段(例えば印字部15や表示部52等)と、指定手段(表示入力部5のタッチパネル51bやキー操作入力部51a、設定画面など)と、報知手段(表示入力部5の表示部52など)とを有する。出力手段は、商品に関する視覚情報を出力し、前記指定手段は、視覚情報の出力態様を指定し、前記報知手段は、前記出力手段により出力される視覚情報の出力態様が、前記指定手段で指定される出力態様とは異なる場合にその旨を報知する。
なお、報知手段の報知としては、発音部(不図示)がビープ音、メロディー、音声等を発音して報知してもよい。
視覚情報とは、例えば、ラベルに印字される文字や、表示部52に表示される文字などである。
詳細には、制御部による判別手段が、出力手段により出力される視覚情報の出力態様が、指定手段で指定される出力態様とは異なるか否かを判別し、報知手段よりその旨を報知する。
【0051】
上記構成によれば、出力手段により出力される視覚情報の出力態様が、指定手段(表示入力部5のタッチパネル51bやキー操作入力部51a、設定画面など)で指定される出力態様とは異なる場合に、報知手段がその旨を報知することができる商品データ処理装置を提供することができる。
【0052】
(2)本実施形態の一態様は、(1)に記載の商品データ処理装置において前記指定手段(表示入力部5のタッチパネル51bやキー操作入力部51a、設定画面など)は、視覚情報の出力態様として、フォント、大きさ及び色彩のうち少なくとも一つを指定する。
【0053】
すなわち、操作者は、その報知により指定と異なる出力形態(例えばフォントの種類の指定、大きさの指定、色彩(黒色、赤色、青色等)の指定、印字フォーマット等)が出力手段による出力形態と異なることを確実に把握することができる。
印字フォーマットとは、例えば、各印字項目データについてのラベル上での印字位置(X座標,Y座標)、印字のエリア、フォントタイプなどを規定するものである。印字項目の文字は、印字フォーマットに規定されたラベル上での印字位置、印字のエリア、フォントタイプに基づいて、ラベルに印字される。
例えば、商品データ処理装置は、指定した出力形態と異なる出力形態の例として、フォントの指定の他に、以下の例も代替の概念に含まれるものとする。
例えば、幅10cmのラベル用紙がラベル発行装置の本体部にセットされており、幅20cm用の印字フォーマットが指定手段により指定された場合、幅10cmのラベル用紙に収まるように別の代替の印字フォーマットで印字するように自動的に切り替える機能を商品データ処理装置が備えているとき、制御部による判別手段は、出力手段により出力される視覚情報の出力態様の印字フォーマットが、指定手段により指定された印字フォーマットと異なるか否かを判別し、異なる場合に報知手段によりその旨を報知してもよい。つまり、指定の印字フォーマットと異なる印字フォーマットに代替されたときに、その旨を確実に報知可能な商品データ処理装置を提供することができる。
【0054】
また、商品データ処理装置が、印字される文字の色彩が、指定した色彩と異なる色彩となるとき、例えば指定手段が文字を赤色に指定したが、赤色印字機能がなく、代替として黒色印字に自動的に切り替えたとき、制御部による判別手段が、出力される色彩と、指定の色彩とが異なるか否かを判別し、異なる場合に報知手段によりその旨を報知してもよい。つまり、指定の色彩と異なる色彩に代替されたときに、その旨を確実に報知可能な商品データ処理装置を提供することができる。
【0055】
(3)本実施形態の一態様は、(1)または(2)に記載の商品データ処理装置を備えるラベル発行装置10であって、前記出力手段として印字部15を有し、前記報知手段として表示部(表示入力部5の表示部52等)を有する。前記印字部(印字部15)は、商品に関する情報を示す印字項目をラベルに印字する。前記指定手段は、少なくとも印字項目のフォントを指定する。前記表示部(表示入力部5の表示部52等)は、前記印字部15で印字される印字項目のフォントが、前記指定手段で指定されるフォントとは異なる場合にその旨を表示する。
【0056】
上記構成によれば、簡単な構成で、印字手段で印字される印字項目のフォントが、指定されたフォントと異なる場合にその旨を報知するラベル発行装置10を提供することができる。
【0057】
(4)本実施形態の一態様は、(3)に記載のラベル発行装置10であって、前記表示部(表示入力部5の表示部52等)は、前記印字部(印字部15)で印字される文字のうち、前記指定手段(表示入力部5の表示部52等)で指定されるフォントとは異なるフォントで印字される文字を識別可能に表示する。
【0058】
すなわち、簡単な構成で、指定されたフォントとは異なるフォントで印字される文字を識別可能に表示することができる、ラベル発行装置10を提供することができる。
【0059】
(5)本実施形態の一態様は、(3)又は(4)に記載のラベル発行装置において、前記表示部(表示入力部5の表示部52等)は、前記印字部(印字部15)で印字される文字のうち、前記指定手段(表示入力部5の表示部52等)で指定されるフォントとは異なるフォントで印字される文字に対応する文字コードを表示する。
【0060】
上記構成によれば、指定されるフォントとは異なるフォントで印字される文字に対応する文字コードを表示することで、指定されるフォントとは異なるフォントで印字される文字を明確に報知する、ラベル発行装置10を提供することができる。
【0061】
(6)本実施形態の一態様によれば、(3)から(5)のいずれかに記載のラベル発行装置において、前記印字部(印字部15)は、印字される文字のうち、前記指定手段で指定されるフォントとは異なるフォントで印字される文字を強調した態様で印字する。強調した態様とは、網線、斜線、太字、斜体、下線、網掛け表示、カラー表示(印字)、蛍光表示などである。
【0062】
上記構成によれば、操作者に、指定されたフォントとは異なるフォントで印字される文字を明確に確実に報知する、ラベル発行装置10を提供することができる。
【0063】
(7)本実施形態の一態様によれば、(3)から(6)のいずれかに記載のラベル発行装置において、前記印字部(印字部15)は、前記指定手段(表示入力部5のタッチパネル51bやキー操作入力部51a、設定画面など)で指定されるフォントとは異なるフォントで印字項目が印字されるラベルに、所定の標示を印字する。
【0064】
上記構成によれば、ラベルに所定の文字又はマークを印字することで、指定されるフォントとは異なるフォントで印字項目の文字が印字されていることを、操作者等に確実に報知する、ラベル発行装置10を提供することができる。
【0065】
(8)本実施形態の一態様によれば、(3)に記載のラベル発行装置において、前記印字部(印字部15)は、印字される印字項目のフォントが前記指定手段で指定されるフォントとは異なる場合に、前記指定手段で指定されるフォントとは異なる当該フォントで印字項目の文字をテスト印字し、テスト用ラベルを発行する。
【0066】
すなわち、実際に、テスト用ラベルを発行することで、操作者に確実に代替フォントで印字されることを報知することができ、操作者がテスト用ラベルを見ながら、設定画面にて指定のフォントを短時間に確実に修正することができる、ラベル発行装置10を提供することができる。
なお、代替がされるか否かに関係なく、常にテスト発行するように設定できてもよい。
また、テスト用ラベルを誤って商品に貼付しないように、テスト用ラベルはテスト印字である旨が明確に分かる態様で印字することが好ましい。このテスト印字である旨が明確に分かる態様とは、例えば、「テスト用」と印字する、所定のマークを印字する等である。
【0067】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
【0068】
上記実施形態では、ラベル発行装置は可変長の台紙レスラベルを発行するが、台紙付きラベルを発行してもよい。
【0069】
また、ラベル発行装置は、ラベルの代替フォントの報知に関し、表示又は非表示を切り替えるよう設定可能に構成されていてもよい。つまり、ラベル発行装置は、
図7、11に示すポップアップ画面PAが表示されないよう設定可能であってもよい。
【符号の説明】
【0070】
5…表示入力部
10…ラベル発行装置(商品データ処理装置)
11…制御部(CPU又は制御手段ともいう)
12…通信部
13…記憶部
15…印字部(出力手段)
51a…キー操作入力部(指定手段)
51b…タッチパネル(指定手段)
52…表示部(表示手段)
104…切断部
151…印字ヘッド(印字手段)
152…駆動モータ
K1…強調表示部
M2…マーク
PA…ポップアップ画面
PA1…代替フォント情報表示部