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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-20
(45)【発行日】2024-10-01
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20240924BHJP
   G02F 1/1333 20060101ALI20240924BHJP
   G02F 1/13357 20060101ALI20240924BHJP
   G09F 9/40 20060101ALI20240924BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
G02F1/1333
G02F1/13357
G09F9/00 336E
G09F9/40 301
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020141638
(22)【出願日】2020-08-25
(65)【公開番号】P2022037480
(43)【公開日】2022-03-09
【審査請求日】2023-08-16
(73)【特許権者】
【識別番号】502356528
【氏名又は名称】株式会社ジャパンディスプレイ
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西本 拓也
【審査官】村上 遼太
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/113908(WO,A1)
【文献】特開2019-124906(JP,A)
【文献】特開2009-122627(JP,A)
【文献】特開2015-148716(JP,A)
【文献】特表2014-532897(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-1178634(KR,B1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0173036(US,A1)
【文献】国際公開第2016/031981(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K35/00-37/20
B60R9/00-11/06
G02F1/133-1/1334
1/1339-1/1341
1/1347
G09F9/00-9/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面パネルと、
前記前面パネルの裏側であって異なる位置に配置される複数の表示ユニットと、
前記複数の表示ユニットのうち隣接する第1の表示ユニットの側部及び第2の表示ユニットの側部を支持し、前記前面パネルの裏面に固定されるメインフレームと、を備え、
前記メインフレームは、第1サブフレームと、前記第1サブフレームに固定される第2サブフレームとを有し、
前記第1サブフレームは、前記第1の表示ユニットの側部を支持し、
前記第2サブフレームは、前記第2の表示ユニットの側部を支持し、
前記第1サブフレームは、
前記前面パネルの裏面に固定される第1板部と、
前記第1板部から前記第1の表示ユニットの側部に沿って延び当該側部を支持する第1脚部と、を有し、
前記第2サブフレームは、
前記前面パネルの裏面に固定される第2板部と、
前記第2板部から前記第2の表示ユニットの側部に沿って延び当該側部を支持する第2脚部と、前記第2脚部から前記第1板部の裏面に沿って延び当該裏面に固定される第3板部とを有する、
表示装置。
【請求項2】
前記第2サブフレームは、
前記第3板部から前記第1脚部に沿って延びる第3脚部を備える、
請求項に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第2サブフレームは、
前記第3板部に交差して延び、前記第2脚部と前記第3板部と前記第3脚部とを連結する第4板部を備える、
請求項に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第1の表示ユニットは、
前記前面パネルの裏面に固定される表示パネルと、
前記表示パネルの裏側に配置され、当該表示パネルを照明するバックライトと、
前記バックライトを収納する収納ケースと、
前記収納ケースと前記第1サブフレームとを連結する第1連結部材と、を備える、
請求項からのいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第2の表示ユニットは、
前記前面パネルの裏面に固定される表示パネルと、
前記表示パネルの裏側に配置され、当該表示パネルを照明するバックライトと、
前記バックライトを収納する収納ケースと、
前記収納ケースと前記第2サブフレームとを連結する第2連結部材と、を備える、
請求項からのいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第1連結部材は、前記前面パネルに沿って前記バックライトと重なる位置まで延びる第5板部を備え、
前記第5板部と前記収納ケースとで前記バックライトを挟む、
請求項に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第2連結部材は、前記前面パネルに沿って前記バックライトと重なる位置まで延びる第6板部を備え、
前記第6板部と前記収納ケースとで前記バックライトを挟む、
請求項に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
前面パネルの裏側にバックライトを配置し、当該バックライトからの光を利用して、前面パネルの表示領域に画像を表示する透過型の表示装置がある(特許文献1参照)。特許文献1においては、前面パネルの表示領域が1つであり、前面パネルがフレームによって支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-160218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フレームで支持される前面パネルに表示領域が複数設けられる表示装置が望まれている。
【0005】
本開示は、前記に鑑みてなされたものであり、フレームで支持される前面パネルに複数の表示領域が設けられる表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る表示装置は、前面パネルと、前記前面パネルの裏側であって異なる位置に配置される複数の表示ユニットと、前記複数の表示ユニットのうち隣接する第1の表示ユニットの側部及び第2の表示ユニットの側部を支持し、前記前面パネルの裏面に固定されるメインフレームと、を備える。
【0007】
また、本開示の他の態様に係る表示装置は、前面パネルと、前記前面パネルの裏側に配置され、異なる位置に配置される複数の表示ユニットと、前記前面パネルの裏面に固定され、前記複数の表示ユニットのうちの第1の表示ユニットの側部を支持する第1フレームと、前記前面パネルの裏面に固定され、前記第1の表示ユニットに隣接する第2の表示ユニットの側部を支持し、且つ、前記第1フレームと分離して設けられる第2フレームと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、第1実施形態に係る表示装置の正面図である。
図2図2は、図1のII-II線による断面図である。
図3図3は、図2のX1側の端部を拡大した断面図である。
図4図4は、図2のX2側の端部を拡大した断面図である。
図5図5は、図2のX方向の中央部を拡大した断面図である。
図6図6は、図5の断面図を斜めから見た図である。
図7図7は、第2実施形態に係る表示装置の断面図であり、第1実施形態に係る図5に対応する図である。
図8図8は、図7の断面図を斜めから見た図である。
図9図9は、第3実施形態に係る表示装置の断面図であり、第1実施形態に係る図5に対応する図である。
図10図10は、図9の断面図を斜めから見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本開示が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
【0010】
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、開示の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本開示の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0011】
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る表示装置の正面図である。図2は、図1のII-II線による断面図である。
【0012】
図1に示すように、第1実施形態に係る表示装置1は、例えばカーナビゲーションシステム等の車載用表示装置であり、左右方向(X方向)に2つの透光部21、22が並ぶ横長の矩形形状を有する。具体的には、表示装置1の前面には、カバーガラス(前面パネル)2が設けられる。カバーガラス2には、X1側に矩形状の透光部21が設けられ、X2側に矩形状の透光部22が設けられ、透光部21、22の外周には、遮光部23が設けられる。透光部21、22は表示装置1の表示領域であり、遮光部23は表示装置1の額縁領域である。ただし、本開示では、透光部(表示領域)の数が複数あればよく、2つに限定されずに3つ以上であってもよい。
【0013】
図2に示すように、表示装置1は、カバーガラス(前面パネル)2と、第1の表示ユニット(表示ユニット)3と、第2の表示ユニット(表示ユニット)4と、メインフレーム5と、を備える。表示ユニット(第1の表示ユニット3及び第2の表示ユニット4)は、カバーガラス2の裏側(Z2側)に配置され、X方向の異なる位置に間隔をおいて複数設けられる。本実施形態では、第1の表示ユニット3と第2の表示ユニット4とを有する。第1の表示ユニット3と第2の表示ユニット4とは、X方向で隣接する。第1の表示ユニット3は、表示パネルの一例であるLCDパネル(Liquid Crystal Displayパネル、液晶パネル)31と、バックライト32と、収納ケース33と、第1連結部材34(図3参照)と、を備える。第2の表示ユニット4は、表示パネルの一例であるLCDパネル41と、バックライト42と、収納ケース43と、第2連結部材44(図4参照)と、を備える。
【0014】
図2に示すように、カバーガラス(前面パネル)2は、表示装置1において最もZ1側に配置される。カバーガラス2は、裏面2a側(Z2側)に配置されるLCDパネル31、41の表示面を被覆して保護する透明なガラス部材である。また、図1を参照して説明したように、カバーガラス2には遮光部23が設けられる。遮光部23は、LCDパネル31、41からの光を遮断する領域である。遮光部23は、カバーガラス2に遮光部材をスクリーン印刷等によって印刷することにより形成される。遮光部材は、カバーガラス2の表面2b及び裏面2aのいずれに設けてもよい。
【0015】
次に、第1の表示ユニット3について説明する。図2に示すLCDパネル(表示パネル)31においては、2枚の透明基板(図6参照)の間に液晶層が配置される。本実施形態のLCDパネル31は、例えば、FFS(Fringe Field Switching)型の液晶ディスプレイであり、一方の透明基板に駆動電極(共通電極)と、画素に対応して形成されたマトリクス状に配置された画素電極が積層されている。また、2つの透明基板の少なくとも一方には、例えば、R(赤)、G(緑)及びB(青)等のフィルタが画素に対応して配置されたカラーフィルタが設けられている。LCDパネル31は、画素電極と駆動電極(共通)のいずれか一方に開口が形成されており、開口からもれた電界(フリンジ電界)で液晶を駆動させる。LCDパネル31は、画像信号に基づいて、各画素での光の透過と遮断を切り換えることで、画像を表示させる。LCDパネル31は、FFS型に限定されず、IPS(In-Plane Switching)型、TN(Twisted Nematic)型、OCB(Optically Compensated Bend、Optically Compensated Birefringence)型、ECB(Electrically Controlled Birefringence)型の液晶としてもよい。
【0016】
バックライト32は、LCDパネル31の裏面側(Z2側)に配置される。即ち、バックライト32は、Z方向においてLCDパネル31に対向して配置される。バックライト32は、光を出力する図外の光源を含み、LCDパネル31に光を照射する。
【0017】
収納ケース33は、箱型の樹脂製又は金属製のケースである。収納ケース33は、バックライト32を収納し、バックライト32から照射する光を外部に漏れないように遮光する。収納ケース33は、放熱性等の点では、金属製である方が好ましい。なお、第1連結部材34については、詳細に後述する。
【0018】
メインフレーム5は、板部51と、脚部52、53と、を備え、例えば樹脂製である。板部51と脚部52、53とは一体である。板部51は、カバーガラス2の裏面2aに沿って延びる。板部51は、カバーガラス2の裏面2aに両面テープ100を介して固定されている。脚部52は、バックライト32の側方に沿って環状に延びる。脚部52は、第1の表示ユニット3の側部を支持する。脚部53は、後述する第2の表示ユニット4の側部を支持する。
【0019】
次に、第2の表示ユニット4について説明する。図2に示すLCDパネル(表示パネル)41においては、2枚の透明基板(図6参照)の間に液晶層が配置される。本実施形態のLCDパネル41の構造及び材質は、LCDパネル31と同一である。
【0020】
バックライト42は、LCDパネル41の裏面側(Z2側)に配置される。即ち、バックライト42は、Z方向においてLCDパネル41に対向して配置される。バックライト42は、光を出力する図外の光源を含み、LCDパネル41に光を照射する。光源としては、LED(Light Emitting Diode)や蛍光灯を用いることができる。
【0021】
収納ケース43は、箱型の樹脂製又は金属製のケースである。収納ケース43は、バックライト42を収納し、バックライト42から照射する光を外部に漏れないように遮光する。収納ケース43は、放熱性等の点では、金属製である方が好ましい。なお、第2連結部材44については、詳細に後述する。
【0022】
次いで、図3から図6を用いて表示装置1の構成を更に具体的に説明する。図3は、図2のX1側の端部を拡大した断面図である。図4は、図2のX2側の端部を拡大した断面図である。図5は、図2のX方向の中央部を拡大した断面図である。図6は、図5の断面図を斜めから見た図である。
【0023】
図6に示すように、第1の表示ユニット3に含まれるバックライト32は、光学シート321、322と、導光板323と、反射シート324と、放熱板325と、を備える。
【0024】
図6に示すように、光学シート321の裏側(Z2側)には、光学シート322が積層され、光学シート322の裏側(Z2側)には、導光板323が積層される。導光板323の裏側(Z2側)には、反射シート324が積層され、反射シート324の裏側(Z2側)には、放熱板325が積層される。光学シート322は、例えば、プリズムシート等であり、導光板323の表面から放射された光の指向性を高める。光学シート321、322は、バックライトを構成する複数の光学シートであり、例えば、拡散シートや偏光シート等を適用可能である。また、光学シート321、322は、それぞれ単層構造でも良いし、積層構造でも良い。反射シート324は、指向性が高められた光を適度に拡散させる。反射シート324は、導光板323から漏れ出した光を反射して導光板323に入射させる。反射シート324は、例えば、発泡PET(ポリエチレンテレフタレート)である。また、反射シート324は、銀蒸着フィルム、多層膜反射フィルム、白色PETなどでもよい。反射シート324、光学シート321及び322は、必要に応じて設けられるものであり、省略してもよい。放熱板325は、放熱性を高めるため、例えばアルミニウム製又はアルミニウム合金製を適用可能である。放熱板325は、必要に応じて設けられるものであり、省略してもよい。また、放熱板325は、収納ケース33と一体的に形成されていてもよい。なお、LCDパネル31は、カバーガラス2の裏面2aに接着層102を介して固定される。
【0025】
図3及び図5に示すように、収納ケース33は、底板部331と、側板部332とを備える。底板部331は、本実施形態では平坦な板状体である。底板部331は、バックライト32の裏面32aを支持する。底板部331の端333、334から表側(Z1側)に向けて側板部332が延びる。端333は、端334よりもX2側に位置する。
【0026】
図3及び図5に示すように、第1連結部材34は、側板部341と、前面板部(第5板部)342と、を備える。側板部341は、Z方向に延びる。側板部341は、収納ケース33の側板部332に対してX方向の外側に隣接している。即ち、側板部341は、側板部332を内周側に囲むように環状に形成されている。前面板部342は、カバーガラス2に沿ってバックライト32とZ方向で重なる位置まで延びる。前面板部342は、バックライト32の表面32bと接する。なお、前面板部342とバックライト32の表面32bとの間に隙間(空気層)があっても良い。
【0027】
これにより、バックライト32は、前面板部342と底板部331とでZ方向に挟まれる。なお、図3に示す第1連結部材34の側板部341には、図外の突起が設けられ、メインフレーム5の脚部52には図外の貫通孔が設けられる。側板部341の突起が脚部52の貫通孔に嵌合することにより、メインフレーム5の脚部52は、第1の表示ユニット3の側部を支持する。さらに、図3に示す第1連結部材34の側板部341には、更に別の貫通孔が設けられ、収納ケース33の側板部332には図外の突起が設けられる。側板部332の突起が側板部341の貫通孔に嵌合することにより、第1連結部材34は、収納ケース33の側部を支持する。以上のように、メインフレーム5、第1連結部材34及び収納ケース33は、互いに一体に固定される。
【0028】
図5に示すように、図2のX方向の中央部においては、メインフレーム5は、2つのTを連結させた断面形状を有する。メインフレーム5の脚部52と脚部53とは、X方向で隣接している。板部51の裏面からZ2側に向けて脚部52、53が延びる。脚部52は、脚部53よりもX1側に位置する。板部51においてX1側の端部51aは、Z方向にみて第1連結部材34の前面板部342に重なって配置されている。端部51aとバックライト32の表面32bとの間には、弾性を有する緩衝材101が配置される。即ち、前面板部342の表側(Z1側)には緩衝材101が設けられ、緩衝材101の表側(Z1側)には、LCDパネル31及び板部51の端部51aが設けられる。
【0029】
次に第2の表示ユニット4を説明する。図6に示すように、第2の表示ユニット4に含まれるバックライト42は、光学シート421、422と、導光板423と、反射シート424と、放熱板425と、を備える。
【0030】
図6に示すように、光学シート421の裏側(Z2側)には、光学シート422が積層され、光学シート422の裏側(Z2側)には、導光板423が積層される。導光板423の裏側(Z2側)には、反射シート424が積層され、反射シート424の裏側(Z2側)には、放熱板425が積層される。光学シート422は、例えば、プリズムシート等であり、導光板423の表面から放射された光の指向性を高める。光学シート421、422は、バックライトを構成する複数の光学シートであり、例えば、拡散シートや偏光シート等を適用可能である。また、光学シート421、422は、それぞれ単層構造でも良いし、積層構造でも良い。
【0031】
反射シート424は、指向性が高められた光を適度に拡散させる。反射シート424は、導光板423から漏れ出した光を反射して導光板423に入射させる。反射シート424は、例えば、発泡PET(ポリエチレンテレフタレート)である。また、反射シート424は、銀蒸着フィルム、多層膜反射フィルム、白色PETなどでもよい。反射シート424、光学シート421及び422は、必要に応じて設けられるものであり、省略してもよい。放熱板425は、放熱性を高めるため、例えばアルミニウム製又はアルミニウム合金製を適用可能である。放熱板425は、必要に応じて設けられるものであり、省略してもよい。また、放熱板425は、収納ケース43と一体的に形成されていてもよい。なお、LCDパネル41は、カバーガラス2の裏面2aに接着層102を介して固定される。
【0032】
図4及び図5に示すように、収納ケース43は、底板部431と、側板部432とを備える。底板部431は、本実施形態では平坦な板状体である。底板部431は、バックライト42の裏面42aを支持する。底板部431の端433、434から表側(Z1側)に向けて側板部432が延びる。端433は、端434よりもX1側に位置する。
【0033】
図4及び図5に示すように、第2連結部材44は、側板部441と、前面板部(第6板部)442と、を備える。側板部441は、Z方向に延びる。側板部441は、収納ケース43の側板部432に対してX方向の外側に隣接している。即ち、側板部441は、側板部432を内周側に囲むように環状に形成されている。前面板部442は、カバーガラス2に沿ってバックライト42とZ方向で重なる位置まで延びる。前面板部442は、バックライト42の表面42bと接する。なお、前面板部442とバックライト42の表面42bとの間に隙間(空気層)があっても良い。
【0034】
これにより、バックライト42は、前面板部442と底板部431とでZ方向に挟まれる。なお、図4に示す第2連結部材44の側板部441には、図外の突起が設けられ、メインフレーム5の脚部53には図外の貫通孔が設けられる。側板部441の突起が脚部53の貫通孔にすることにより、メインフレーム5の脚部53は、第2の表示ユニット4の側部を支持する。さらに、図4に示す第2連結部材44の側板部441には、更に別の貫通孔が設けられ、収納ケース43の側板部432には図外の突起が設けられる。側板部432の突起が側板部441の貫通孔に嵌合することにより、第2連結部材44は、収納ケース43の側部を支持する。以上のように、メインフレーム5、第2連結部材44及び収納ケース43は、互いに一体に固定される。
【0035】
図5に示すように、板部51においてX2側の端部51bは、Z方向にみて第2連結部材44の前面板部442に重なって配置されている。端部51bとバックライト42の表面42bとの間には、弾性を有する緩衝材101が配置される。即ち、前面板部442の表側(Z1側)には緩衝材101が設けられ、緩衝材101の表側(Z1側)には、LCDパネル31及び板部51の端部51bが設けられる。
【0036】
以上説明した第1実施形態に係る表示装置1は、カバーガラス(前面パネル)2と、カバーガラス2の裏側であって異なる位置に配置される複数の表示ユニットと、第1の表示ユニット3の側部及び第2の表示ユニット4の側部を支持し、カバーガラス2の裏面2aに固定されるメインフレーム5と、を備える。従って、メインフレーム5で支持されるカバーガラス(前面パネル)2の表示領域が複数(本実施形態では2つ)設けられる表示装置1を得ることができる。即ち、前述した特許文献1に係る表示装置においては、カバーガラスがフレームによって支持されるが、カバーガラスの表示領域が1つであった。これに対して、本実施形態では、表示領域を複数有する表示装置1が提供される。
【0037】
また、第1の表示ユニット3は、カバーガラス2の裏面2aに固定されるLCDパネル(表示パネル)31と、LCDパネル31の裏側に配置され、LCDパネル31を照明するバックライト32と、バックライト32を収納する収納ケース33と、収納ケース33とメインフレーム5とを連結する第1連結部材34と、を備える。このように、バックライト32を収納する収納ケース33とメインフレーム5とが、第1連結部材34によって連結される。また、メインフレーム5は、カバーガラス2に固定される。従って、バックライト32、収納ケース33、第1連結部材34及びカバーガラス2が、メインフレーム5を介して一つに纏まる。
【0038】
さらに、第2の表示ユニット4は、カバーガラス2の裏面2aに固定されるLCDパネル(表示パネル)41と、LCDパネル41の裏側に配置され、LCDパネル41を照明するバックライト42と、バックライト42を収納する収納ケース43と、収納ケース43とメインフレーム5とを連結する第2連結部材44と、を備える。このように、バックライト42を収納する収納ケース43とメインフレーム5とが、第2連結部材44によって連結される。また、メインフレーム5は、カバーガラス2に固定される。従って、バックライト42、収納ケース43、第2連結部材44及びカバーガラス2が、メインフレーム5を介して一つに纏まる。
【0039】
なお、前述したバックライト32、収納ケース33、第1連結部材34及びカバーガラス2に加えて、バックライト42、収納ケース43、第2連結部材44及びカバーガラス2が、メインフレーム5を介して一つに纏まる。このように、表示装置1全体の構成部品がメインフレーム5を介して一つに纏まるため、簡単な構成で表示装置1をコンパクトに組み立てることができる。
【0040】
そして、第1連結部材34は、カバーガラス2に沿ってバックライト32と重なる位置まで延びる前面板部(第5板部)342を備え、前面板部342と収納ケース33とでバックライト32を挟む。従って、簡単な構成で、バックライト32を収納ケース33内に収納させることができる。
【0041】
また、第2連結部材44は、カバーガラス2に沿ってバックライト42と重なる位置まで延びる前面板部(第6板部)442を備え、前面板部442と収納ケース43とでバックライト42を挟む。従って、簡単な構成で、バックライト42を収納ケース43内に収納させることができる。
【0042】
[第2実施形態]
次いで、第2実施形態に係る表示装置1Aについて説明する。ただし、前述した第1実施形態に係る表示装置1と同一の構成を有する部位には同一符号を付けて説明を省略する。即ち、第2実施形態の表示装置1Aは、第1実施形態の表示装置1に対して、フレームの部分が相違しているため、当該フレームについて詳細に説明する。
【0043】
図7は、第2実施形態に係る表示装置の断面図であり、第1実施形態に係る図5に対応する図である。図8は、図7の断面図を斜めから見た図である。
【0044】
図7及び図8に示すように、第2実施形態に係る表示装置1Aは、第1フレーム105と、第2フレーム110と、を備える。
【0045】
第1フレーム105は、断面形状がT字形状を有する。具体的には、第1フレーム105は、板部106と、脚部107と、を備える。板部106と脚部107とは、一体であり、例えば樹脂製である。板部106は、カバーガラス2の裏面2aに沿って延びる。板部106は、カバーガラス2の裏面2aに両面テープ100を介して固定されている。
【0046】
板部106においてX1側の端部106aは、第1連結部材34の前面板部342にZ方向において重なって配置されている。端部106aとバックライト32の表面32bとの間には、弾性を有する緩衝材101が配置される。即ち、前面板部342の表側(Z1側)には緩衝材101が設けられ、緩衝材101の表側(Z1側)には、LCDパネル31及び板部106の端部106aが設けられる。
【0047】
また、脚部107は、バックライト32の側方に沿って環状に延びる。脚部107は、板部106の裏面からZ2側に延び、第1の表示ユニット3の側部を支持する。具体的には、図7及び図8に示す第1連結部材34の側板部341には、図外の突起が設けられ、第1フレーム105の脚部107には図外の貫通孔が設けられる。側板部341の突起が脚部107の貫通孔に嵌合することにより、第1フレーム105の脚部107は、第1の表示ユニット3の側部を支持する。さらに、図7及び図8に示す第1連結部材34の側板部341には、更に別の貫通孔が設けられ、収納ケース33の側板部332には図外の突起が設けられる。側板部332の突起が側板部341の貫通孔に嵌合することにより、第1連結部材34は、収納ケース33の側部を支持する。以上のように、第1フレーム105、第1連結部材34及び収納ケース33は、互いに一体に固定される。
【0048】
第2フレーム110は、断面形状がT字形状を有する。具体的には、第2フレーム110は、板部111と、脚部112と、を備える。板部111と脚部112とは、一体であり、例えば樹脂製である。板部111は、カバーガラス2の裏面2aに沿って延びる。板部111は、カバーガラス2の裏面2aに両面テープ100を介して固定されている。
【0049】
板部111においてX2側の端部111aは、第2連結部材44の前面板部442に重なって配置されている。端部111aとバックライト42の表面32bとの間には、弾性を有する緩衝材101が配置される。即ち、前面板部442の表側(Z1側)には緩衝材101が設けられ、緩衝材101の表側(Z1側)には、LCDパネル41及び板部111の端部111aが設けられる。
【0050】
また、脚部112は、バックライト32の側方に沿って環状に延びる。脚部112は、板部111の裏面からZ2側に延び、第2の表示ユニット4の側部を支持する。具体的には、図7及び図8に示す第2連結部材44の側板部441には、図外の突起が設けられ、第2フレーム110の脚部112には図外の貫通孔が設けられる。側板部441の突起が脚部112の貫通孔に嵌合することにより、第2フレーム110の脚部112は、第2の表示ユニット4の側部を支持する。さらに、図7及び図8に示す第2連結部材44の側板部441には、更に別の貫通孔が設けられ、収納ケース43の側板部432には図外の突起が設けられる。側板部432の突起が側板部441の貫通孔に嵌合することにより、第2連結部材44は、収納ケース43の側部を支持する。以上のように、第2フレーム110、第2連結部材44及び収納ケース43は、互いに一体に固定される。なお、第1フレーム105の板部106の端縁106bと、第2フレーム110の板部111の端縁111bとは、X方向に離隔している。即ち、端縁106bと端縁111bとは、X方向で対向し、両者の間には間隙が設けられる。
【0051】
以上説明した第2実施形態によれば、以下の作用効果を有する。表示装置1Aは、カバーガラス(前面パネル)2と、カバーガラス2の裏側に配置され、異なる位置に配置される複数の表示ユニットと、カバーガラス2の裏面2aに固定され、前記複数の表示ユニットのうちの第1の表示ユニット3の側部を支持する第1フレーム105と、カバーガラス2の裏面2aに固定され、第1の表示ユニット3に隣接する第2の表示ユニット4の側部を支持し、且つ、第1フレーム105と分離して設けられる第2フレーム110と、を備える。
【0052】
従って、カバーガラス2に対する第1の表示ユニット3の相対位置、及び、カバーガラス2に対する第2の表示ユニット4の相対位置を適正に保持した状態で表示装置1Aを組み付けることが、第1実施形態よりも容易になるというメリットがある。以下に簡単に説明する。
【0053】
前提として、カバーガラス2に対する第1の表示ユニット3の相対位置、及び、カバーガラス2に対する第2の表示ユニット4の相対位置は、共に適正な位置に設定することが必要である。
【0054】
まず、第1実施形態の場合、カバーガラス2に対して第1の表示ユニット3の相対位置を適正に取り付けた後に、メインフレーム5を第1の表示ユニット3とカバーガラス2に取り付ける。
【0055】
次に、メインフレーム5に第2の表示ユニット4を組み付けるが、メインフレーム5の成形寸法のバラツキ量が所定量よりも大きいと、カバーガラス2に対する第2の表示ユニット4の相対位置が許容量よりも大きくなる場合がある。その際は、再度、第1の表示ユニット3をカバーガラス2から取り外して第1の表示ユニット3の位置を修正した後に、第1の表示ユニット3をカバーガラス2に取り付ける作業が発生する。
【0056】
これに対して、第2実施形態の場合は、まず、カバーガラス2に対して第1の表示ユニット3の相対位置を適正にした状態で、第1の表示ユニット3に第1フレーム105を取り付ける。
【0057】
次に、カバーガラス2に対して第2の表示ユニット4の相対位置を適正にした状態で、第2の表示ユニット4に第2フレーム110を取り付ける。
【0058】
このように、第2実施形態においては、第1の表示ユニット3及び第2の表示ユニット4に対して、それぞれ個別に第1フレーム105と第2フレーム110を組み付ける。従って、カバーガラス2に対する第1の表示ユニット3の相対位置、及び、カバーガラス2に対する第2の表示ユニット4の相対位置を、適正な位置に容易に設定することが可能となる。
【0059】
また、第1の表示ユニット3は、カバーガラス2の裏面2aに固定されるLCDパネル(表示パネル)31と、LCDパネル31の裏側に配置され、LCDパネル31を照明するバックライト32と、バックライト32を収納する収納ケース33と、収納ケース33と第1フレーム105とを連結する第1連結部材34と、を備える。このように、バックライト32を収納する収納ケース33とメインフレーム5とが、第1連結部材34によって連結される。また、第1フレーム105は、カバーガラス2に固定される。従って、バックライト32、収納ケース33、第1連結部材34及びカバーガラス2が、第1フレーム105を介して一つに纏まるため、簡単な構成で表示装置1Aをコンパクトに組み立てることができる。
【0060】
さらに、第2の表示ユニット4は、カバーガラス2の裏面2aに固定されるLCDパネル(表示パネル)41と、LCDパネル41の裏側に配置され、LCDパネル41を照明するバックライト42と、バックライト42を収納する収納ケース43と、収納ケース43と第2フレーム110とを連結する第2連結部材44と、を備える。また、第2フレーム110は、カバーガラス2に固定される。従って、バックライト42、収納ケース43、第2連結部材44及びカバーガラス2が、第2フレーム110を介して一つに纏まるため、簡単な構成で表示装置1Aをコンパクトに組み立てることができる。
【0061】
[第3実施形態]
次いで、第3実施形態に係る表示装置1Bについて説明する。ただし、前述した第1実施形態に係る表示装置1と同一の構成を有する部位には同一符号を付けて説明を省略する。即ち、第3実施形態の表示装置1Bは、第1実施形態の表示装置1に対して、フレームの部分が相違しているため、当該フレームについて詳細に説明する。
【0062】
図9は、第3実施形態に係る表示装置の断面図であり、第1実施形態に係る図5に対応する図である。図10は、図9の断面図を斜めから見た図である。
【0063】
図9及び図10に示すように、第3実施形態に係るメインフレーム205は、第1サブフレーム210と、第2サブフレーム220と、を備える。第1サブフレーム210と第2サブフレーム220とは、両面テープ100を介して固定されて一体になっている。
【0064】
第1サブフレーム210は、断面形状がT字形状を有する。具体的には、第1サブフレーム210は、第1板部230と、第1脚部240と、を備える。第1板部230と第1脚部240とは、一体であり、例えば樹脂製である。第1板部230は、カバーガラス2の裏面2aに沿って延びる。第1板部230は、カバーガラス2の裏面2aに両面テープ100を介して固定されている。
【0065】
第1板部230においてX1側の端部230aは、第1連結部材34の前面板部342にZ方向において重なって配置されている。端部230aとバックライト32の表面32bとの間には、弾性を有する緩衝材101が配置される。即ち、前面板部342の表側(Z1側)には緩衝材101が設けられ、緩衝材101の表側(Z1側)には、LCDパネル31及び第1板部230の端部230aが設けられる。
【0066】
また、第1脚部240は、バックライト32の側方に沿って環状に延びる。第1脚部240は、第1板部230の裏面からZ2側に延び、第1の表示ユニット3の側部を支持する。具体的には、図9及び図10に示す第1連結部材34の側板部341には、図外の突起が設けられ、第1サブフレーム210の第1脚部240には図外の貫通孔が設けられる。側板部341の突起が第1脚部240の貫通孔に嵌合することにより、第1サブフレーム210の第1脚部240は、第1の表示ユニット3の側部を支持する。さらに、図9及び図10に示す第1連結部材34の側板部341には、更に別の貫通孔が設けられ、収納ケース33の側板部332には図外の突起が設けられる。側板部332の突起が側板部341の貫通孔に嵌合することにより、第1連結部材34は、収納ケース33の側部を支持する。以上のように、第1サブフレーム210、第1連結部材34及び収納ケース33は、互いに一体に固定される。
【0067】
第2サブフレーム220の断面形状は、2つのL字を組み合わせた形状を有する。具体的には、第2サブフレーム220は、第2板部250と、第2脚部260と、第3板部270と、第3脚部280と、第4板部290と、を備える。第2板部250と第2脚部260とで断面L字形状を有し、第3板部270と第3脚部280とで断面L字形状を有する。これらの第2板部250、第2脚部260、第3板部270、第3脚部280及び第4板部290は一体である。
【0068】
第2板部250と第2脚部260とを併せた断面形状は、L字形状である。第2板部250は、カバーガラス2の裏面2aに沿って延びる。第2板部250は、カバーガラス2の裏面2aに両面テープ100を介して固定されている。第2板部250においてX2側の端部250bは、第2連結部材44の前面板部442に重なって配置されている。端部250bとバックライト42の表面42bとの間には、弾性を有する緩衝材101が配置される。即ち、前面板部442の表側(Z1側)には緩衝材101が設けられ、緩衝材101の表側(Z1側)には、LCDパネル41及び第2板部250の端部250bが設けられる。
【0069】
第2脚部260は、バックライト42の側方に沿って環状に延びる。第2脚部260は、第2板部250の裏面からZ2側に延び、第2の表示ユニット4の側部を支持する。具体的には、図9及び図10に示す第2連結部材44の側板部441には、図外の突起が設けられ、第2サブフレーム220の第2脚部260には図外の貫通孔が設けられる。側板部441の突起が第2脚部260の貫通孔に嵌合することにより、第2サブフレーム220の第2脚部260は、第2の表示ユニット4の側部を支持する。さらに、図9及び図10に示す第2連結部材44の側板部441には、更に別の貫通孔が設けられ、収納ケース43の側板部432には図外の突起が設けられる。側板部432の突起が側板部441の貫通孔に嵌合することにより、第2連結部材44は、収納ケース43の側部を支持する。以上のように、第2サブフレーム220、第2連結部材44及び収納ケース43は、互いに一体に固定される。
【0070】
第3板部270は、第2脚部260におけるZ方向の中央部からX1側に延びる。換言すると、第3板部270は、第2脚部260から第1板部230の裏面に沿って延びる。第3板部270は、両面テープ100を介して第1板部230の端部230bの裏面に固定される。即ち、第1板部230においてX2側の端部230bは、第3板部270にZ方向において対向しており、端部230bと第3板部270とは両面テープ100によって接合される。
【0071】
第3脚部280は、第3板部270のX1方向の端部270aからZ2側に延びる。換言すると、第3脚部280は、第3板部270から第1サブフレーム210の第1脚部240に沿って延びる。これらの第3板部270と第3脚部280とを併せた断面形状は、L字形状である。
【0072】
第4板部290は、矩形状であり、第3板部270に直交(交差)して延びる。第4板部290は、第2脚部260と第3板部270と第3脚部280とを連結する。また、第4板部290は、第2脚部260及び第3脚部280にも直交(交差)して延びる。なお、図10に示すように、第4板部290は、Y方向に間隔をおいて複数設けられる。
【0073】
以上説明した第3実施形態によれば、以下の作用効果を有する。メインフレーム205は、第1サブフレーム210と、第1サブフレーム210に固定される第2サブフレーム220とを有し、第1サブフレーム210は、第1の表示ユニット3の側部を支持し、第2サブフレーム220は、第2の表示ユニット4の側部を支持する。このように、第1サブフレーム210に対する第2サブフレーム220の位置を適宜変えた状態で、第2サブフレーム220を第1サブフレーム210に固定することができる。従って、カバーガラス2に対する第1の表示ユニット3の相対位置、及び、カバーガラス2に対する第2の表示ユニット4の相対位置を、適正な位置に容易に設定することができる。
【0074】
第1サブフレーム210は、カバーガラス2の裏面に固定される第1板部230と、第1板部230から第1の表示ユニット3の側部に沿って延び当該側部を支持する第1脚部240と、を有し、第2サブフレーム220は、カバーガラス2の裏面2aに固定される第2板部250と、第2板部250から第2の表示ユニット4の側部に沿って延び当該側部を支持する第2脚部260と、第2脚部260から第1板部230の裏面に沿って延び当該裏面に固定される第3板部270とを有する。
【0075】
従って、第1脚部240及び第2脚部260によって、カバーガラス2を裏側から支持することができる。また、第1板部230の裏面に第3板部270を固定するため、第1サブフレーム210と第2サブフレーム220との相対位置を適正に調整した状態で、両者を固定することができる。
【0076】
第2サブフレーム220は、第3板部270から第1脚部240に沿って延びる第3脚部280を備える。従って、第3脚部280によって第1サブフレーム210の第1板部230を支持することができる。
【0077】
第2サブフレーム220は、第3板部270に直交(交差)して延び、第2脚部260と第3板部270と第3脚部280とを連結する第4板部290を備えるため、第2脚部260、第3板部270及び第3脚部280の剛性が向上する。
【0078】
以上、本開示の好適な実施の形態を説明したが、本開示はこのような実施の形態に限定されるものではない。実施の形態で開示された内容はあくまで一例にすぎず、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。本開示の趣旨を逸脱しない範囲で行われた適宜の変更についても、当然に本開示の技術的範囲に属する。前述した各実施形態及び各変形例の要旨を逸脱しない範囲で、構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。例えば、実施形態では、表示領域の数を2つに設定したが、3以上であってもよい。カバーガラス2とメインフレーム5との接合、カバーガラス2と第1フレーム105及び第2フレーム110との接合、カバーガラス2と第1サブフレーム210及び第2サブフレーム220との接合は両面テープ100を用いたが、接着剤でもよい。
【符号の説明】
【0079】
1、1A、1B 表示装置
2 カバーガラス(前面パネル)
2a 裏面
2b 表面
3 第1の表示ユニット(表示ユニット)
4 第2の表示ユニット(表示ユニット)
5、205 メインフレーム
21、22 透光部
23 遮光部
31、41 LCDパネル(表示パネル)
32、42 バックライト
32a 裏面
32b 表面
33、43 収納ケース
34 第1連結部材
42b 表面
44 第2連結部材
51 板部
51a 端部
52、53 脚部
100 両面テープ
101 緩衝材
105 第1フレーム
106 板部
106a 端部
106b 端縁
107 脚部
110 第2フレーム
111 板部
111a 端部
111b 端縁
112 脚部
210 第1サブフレーム
220 第2サブフレーム
230 第1板部
230a 端部
240 第1脚部
250 第2板部
250b 端部
260 第2脚部
270 第3板部
280 第3脚部
290 第4板部
321 光学シート
322 光学シート
323 導光板
324 反射シート
325 放熱板
331 底板部
332 側板部
333、334 端
341 側板部
342 前面板部(第5板部)
421 光学シート
422 光学シート
423 導光板
424 反射シート
425 放熱板
431 底板部
432 側板部
433、434 端
441 側板部
442 前面板部(第6板部)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10