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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-20
(45)【発行日】2024-10-01
(54)【発明の名称】測位情報送信方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/22 20090101AFI20240924BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20240924BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20240924BHJP
   H04W 72/21 20230101ALI20240924BHJP
   H04W 88/18 20090101ALI20240924BHJP
【FI】
H04W8/22
H04W64/00
H04W72/0457
H04W72/21
H04W88/18
【請求項の数】 47
(21)【出願番号】P 2023541814
(86)(22)【出願日】2021-01-08
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-24
(86)【国際出願番号】 CN2021070976
(87)【国際公開番号】W WO2022147800
(87)【国際公開日】2022-07-14
【審査請求日】2023-09-11
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】李 成
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲藝▼
【審査官】田畑 利幸
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2020/0366450(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0351814(US,A1)
【文献】特表2023-537672(JP,A)
【文献】Huawei, HiSilicon,"[CHANGE REQUEST] Signalling introduction of SRS switching capability",3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #104 R2-1818962,[online],2018年11月28日,pages 1-10,[retrieved on 2024-08-22], Retrieved from <https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1818962.zip>
【文献】Lenovo, Motorola Mobility,"Narrowband operation and identification of RedCap UE",3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #103-e R1-2008337,[online],2020年11月01日,pages 1-3,[retrieved on 2024-08-22], Retrieved from <https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_103-e/Docs/R1-2008337.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスによって、ネットワークデバイスから第1の情報を受信するステップであって、前記第1の情報が、前記端末デバイスの能力情報を要求するために使用される、ステップと、
前記端末デバイスによって、前記ネットワークデバイスに第1の能力情報を送信するステップとを含み、
前記第1の能力情報が、第1の帯域幅に基づいて前記端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含み、前記第1の帯域幅が、第2の帯域幅よりも大きく、前記第1の帯域幅が、前記参照信号を送信するために前記端末デバイスによって使用され、前記第2の帯域幅が、通信データを受信および/または送信するために前記端末デバイスによって使用される、測位情報送信方法。
【請求項2】
前記端末デバイスによって、前記ネットワークデバイスに切り替え時間を送信するステップであって、前記切り替え時間が、前記端末デバイスによる前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信と前記第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、ステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記切り替え時間が、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、前記第1の切り替え時間が、前記端末デバイスが前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、前記第2の切り替え時間が、前記端末デバイスが前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間である請求項2に記載の方法
【請求項4】
前記端末デバイスによって、位置サーバから第2の情報を受信するステップであって、前記第2の情報が、前記端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用される、ステップと、
前記端末デバイスによって、前記第1の能力情報および前記切り替え時間を前記位置サーバに送信するステップとをさらに含む請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記端末デバイスによって、前記ネットワークデバイスから第1の参照信号構成情報を受信するステップであって、前記第1の参照信号構成情報が、前記第1の帯域幅に基づいて前記参照信号を送信するように前記端末デバイスに示す、ステップと、
前記端末デバイスによって、前記第1の参照信号構成情報に基づいて、前記第1の帯域幅に基づいて前記参照信号を送信するステップとをさらに含む請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の帯域幅が、SRSを送信するために使用され、前記第1の帯域幅が、アップリンクデータの送信にもダウンリンクデータの受信にも使用されない請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
ネットワークデバイスによって、端末デバイスに第1の情報を送信するステップであって、前記第1の情報が、前記端末デバイスの能力情報を要求するために使用される、ステップと、
前記ネットワークデバイスによって、前記端末デバイスから第1の能力情報を受信するステップとを含み、
前記第1の能力情報が、第1の帯域幅に基づいて前記端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含み、前記第1の帯域幅が、第2の帯域幅よりも大きく、前記第1の帯域幅が、前記参照信号を送信するために前記端末デバイスによって使用され、前記第2の帯域幅が、通信データを受信および/または送信するために前記端末デバイスによって使用される、測位情報送信方法。
【請求項8】
前記ネットワークデバイスによって、前記端末デバイスから切り替え時間を受信するステップであって、前記切り替え時間が、前記端末デバイスによる前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信と前記第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、ステップをさらに含む請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記切り替え時間が、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、前記第1の切り替え時間が、前記端末デバイスが前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、前記第2の切り替え時間が、前記端末デバイスが前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間である請求項8に記載の方法
【請求項10】
前記ネットワークデバイスによって、前記端末デバイスに第1の参照信号構成情報を送信するステップであって、前記第1の参照信号構成情報が、前記第1の帯域幅に基づいて前記参照信号を送信するように前記端末デバイスに示す、ステップをさらに含む請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の帯域幅が、SRSを送信するために使用され、前記第1の帯域幅が、アップリンクデータの送信にもダウンリンクデータの受信にも使用されない請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
位置サーバによって、位置要求情報を受信するステップであって、前記位置要求情報が、端末デバイスの位置情報を要求するために使用される、ステップと、
前記位置サーバによって、第2の情報を送信するステップであって、前記第2の情報が、前記端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用される、ステップと、
前記位置サーバによって、前記端末デバイスから第1の能力情報を受信するステップとを含み、
前記第1の能力情報が、第1の帯域幅に基づいて前記端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含み、前記第1の帯域幅が、第2の帯域幅よりも大きく、前記第1の帯域幅が、前記参照信号を送信するために前記端末デバイスによって使用され、前記第2の帯域幅が、通信データを受信および/または送信するために前記端末デバイスによって使用される、測位情報送信方法。
【請求項13】
前記位置サーバによって、前記端末デバイスから切り替え時間を受信するステップであって、前記切り替え時間が、前記端末デバイスによる前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信と前記第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、ステップをさらに含む請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記切り替え時間が、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、前記第1の切り替え時間が、前記端末デバイスが前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、前記第2の切り替え時間が、前記端末デバイスが前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間である請求項13に記載の方法
【請求項15】
前記第1の帯域幅が、SRSを送信するために使用され、前記第1の帯域幅が、アップリンクデータの送信にもダウンリンクデータの受信にも使用されない請求項12から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
端末デバイスによって、位置サーバから第2の情報を受信するステップであって、前記第2の情報が、前記端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用される、ステップ、
前記端末デバイスによって、前記位置サーバに第1の能力情報を送信するステップであって、前記第1の能力情報が、第1の帯域幅に基づいて前記端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含み、前記第1の帯域幅が、第2の帯域幅よりも大きく、前記第1の帯域幅が、前記参照信号を送信するために前記端末デバイスによって使用され、前記第2の帯域幅が、通信データを受信および/または送信するために前記端末デバイスによって使用される、ステップを含む測位情報送信方法。
【請求項17】
前記端末デバイスによって、前記位置サーバに切り替え時間を送信するステップであって、前記切り替え時間が、前記端末デバイスによる前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信と前記第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、ステップをさらに含む請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記切り替え時間が、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、前記第1の切り替え時間が、前記端末デバイスが前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、前記第2の切り替え時間が、前記端末デバイスが前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間である請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記端末デバイスによって、ネットワークデバイスから第1の情報を受信するステップであって、前記第1の情報が、前記端末デバイスの能力情報を要求するために使用される、ステップと、
前記端末デバイスによって、前記ネットワークデバイスに前記第1の能力情報および前記切り替え時間を送信するステップとをさらに含む請求項17に記載の方法
【請求項20】
前記端末デバイスによって、ネットワークデバイスから第1の参照信号構成情報を受信するステップであって、前記第1の参照信号構成情報が、前記第1の帯域幅に基づいて前記参照信号を送信するように前記端末デバイスに示す、ステップと、
前記端末デバイスによって、前記第1の参照信号構成情報に基づいて、前記第1の帯域幅に基づいて前記参照信号を送信するステップとをさらに含む請求項16から19のいずれか一項に記載の方法
【請求項21】
前記第1の帯域幅が、SRSを送信するために使用され、前記第1の帯域幅が、アップリンクデータの送信にもダウンリンクデータの受信にも使用されない請求項16から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
処理ユニットと、通信ユニットとを含む通信装置であって、
前記通信ユニットが、ネットワークデバイスから第1の情報を受信することであって、前記第1の情報が、前記通信装置の能力コンテキスト情報を要求するために使用される、受信することを行うように構成され、
前記処理ユニットが、第1の能力情報を決定することであって、前記第1の能力情報が、第1の帯域幅に基づいて前記通信装置によって参照信号を送信する能力情報を含み、前記第1の帯域幅が、第2の帯域幅よりも大きく、前記第1の帯域幅が、前記参照信号を送信するために前記通信装置によって使用され、前記第2の帯域幅が、通信データを受信および送信するために前記通信装置によって使用される、決定することを行うように構成され、
前記通信ユニットが、前記ネットワークデバイスに前記第1の能力情報を送信するようにさらに構成される、通信装置。
【請求項23】
前記処理ユニットが、切り替え時間を決定することであって、前記切り替え時間が、前記通信装置による前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信と前記第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、決定することを行うようにさらに構成され、
前記通信ユニットが、前記ネットワークデバイスに前記切り替え時間を送信するようにさらに構成される請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記切り替え時間が、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、前記第1の切り替え時間が、前記通信装置が前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、前記第2の切り替え時間が、前記通信装置が前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間である請求項23に記載の装置
【請求項25】
前記通信ユニットが、
位置サーバから第2の情報を受信することであって、前記第2の情報が、前記通信装置の測位能力情報を要求するために使用される、受信することと、
前記位置サーバに前記第1の能力情報および前記切り替え時間を送信することとを行うようにさらに構成される請求項23に記載の装置。
【請求項26】
前記通信ユニットが、
前記ネットワークデバイスから第1の参照信号構成情報を受信することであって、前記第1の参照信号構成情報が、前記第1の帯域幅に基づいて前記参照信号を送信するように前記通信装置に示す、受信することと、
前記第1の参照信号構成情報に基づいて、前記第1の帯域幅に基づいて前記参照信号を送信することとを行うようにさらに構成される請求項22から25のいずれか一項に記載の装置。
【請求項27】
前記第1の帯域幅が、SRSを送信するために使用され、前記第1の帯域幅が、アップリンクデータの送信にもダウンリンクデータの受信にも使用されない請求項22から26のいずれか一項に記載の装置。
【請求項28】
処理ユニットと、通信ユニットとを含む通信装置であって、
前記処理ユニットが、第1の情報を生成することであって、前記第1の情報が、端末デバイスの能力コンテキスト情報を要求するために使用される、生成することを行うように構成され、
前記通信ユニットが、前記端末デバイスに前記第1の情報を送信するように構成され、
前記通信ユニットが、前記端末デバイスから第1の能力情報を受信するようにさらに構成され、
前記第1の能力情報が、第1の帯域幅に基づいて前記端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含み、前記第1の帯域幅が、第2の帯域幅よりも大きく、前記第1の帯域幅が、前記参照信号を送信するために前記端末デバイスによって使用され、前記第2の帯域幅が、通信データを受信および送信するために前記端末デバイスによって使用される、通信装置。
【請求項29】
前記通信ユニットが、
前記端末デバイスから切り替え時間を受信することであって、前記切り替え時間が、前記端末デバイスによる前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信と前記第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、受信することを行うようにさらに構成される請求項28に記載の装置。
【請求項30】
前記切り替え時間が、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、前記第1の切り替え時間が、前記端末デバイスが前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、前記第2の切り替え時間が、前記端末デバイスが前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間である請求項29に記載の装置
【請求項31】
前記通信ユニットが、
前記端末デバイスに第1の参照信号構成情報を送信することであって、前記第1の参照信号構成情報が、前記第1の帯域幅に基づいて前記参照信号を送信するように前記端末デバイスに示す、送信することを行うようにさらに構成される請求項28から30のいずれか一項に記載の装置。
【請求項32】
前記第1の帯域幅が、SRSを送信するために使用され、前記第1の帯域幅が、アップリンクデータの送信にもダウンリンクデータの受信にも使用されない請求項28から31のいずれか一項に記載の装置。
【請求項33】
処理ユニットと、通信ユニットとを含む通信装置であって、
前記通信ユニットが、位置要求情報を受信することであって、前記位置要求情報が、端末デバイスの位置情報を要求するために使用される、受信することを行うように構成され、
前記処理ユニットが、第2の情報を生成することであって、前記第2の情報が、前記端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用される、生成することを行うように構成され、
前記通信ユニットが、前記第2の情報を送信するようにさらに構成され、
前記通信ユニットが、前記端末デバイスから第1の能力情報を受信するようにさらに構成され、
前記第1の能力情報が、第1の帯域幅に基づいて前記端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含み、前記第1の帯域幅が、第2の帯域幅よりも大きく、前記第1の帯域幅が、前記参照信号を送信するために前記端末デバイスによって使用され、前記第2の帯域幅が、通信データを受信および送信するために前記端末デバイスによって使用される、通信装置。
【請求項34】
前記通信ユニットが、
前記端末デバイスから切り替え時間を受信することであって、前記切り替え時間が、前記端末デバイスによる前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信と前記第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、受信することを行うようにさらに構成される請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記切り替え時間が、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、前記第1の切り替え時間が、前記端末デバイスが前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、前記第2の切り替え時間が、前記端末デバイスが前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間である請求項34に記載の装置
【請求項36】
前記第1の帯域幅が、SRSを送信するために使用され、前記第1の帯域幅が、アップリンクデータの送信にもダウンリンクデータの受信にも使用されない請求項33から35のいずれか一項に記載の装置。
【請求項37】
処理ユニットと、通信ユニットとを含む通信装置であって、
前記通信ユニットが、位置サーバから第2の情報を受信することであって、前記第2の情報が、前記通信装置の測位能力情報を要求するために使用される、受信することを行うように構成され、
前記処理ユニットが、第1の能力情報を決定することであって、前記第1の能力情報が、第1の帯域幅に基づいて前記通信装置によって参照信号を送信する能力情報を含み、前記第1の帯域幅が、第2の帯域幅よりも大きく、前記第1の帯域幅が、前記参照信号を送信するために前記通信装置によって使用され、前記第2の帯域幅が、通信データを受信および送信するために前記通信装置によって使用される、決定することを行うように構成され、
前記通信ユニットが、前記位置サーバに前記第1の能力情報および切り替え時間を送信するようにさらに構成される、通信装置。
【請求項38】
前記処理ユニットが、切り替え時間を決定することであって、前記切り替え時間が、前記通信装置による前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信と前記第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、決定することを行うようにさらに構成され、
前記通信ユニットが、前記位置サーバに前記切り替え時間を送信するようにさらに構成される請求項37に記載の装置。
【請求項39】
前記切り替え時間が、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、前記第1の切り替え時間が、前記通信装置が前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、前記第2の切り替え時間が、前記通信装置が前記第2の帯域幅に基づく前記参照信号の送信から前記第1の帯域幅に基づく前記参照信号の送信に切り替える切り替え時間である請求項38に記載の装置。
【請求項40】
前記通信ユニットが、
ネットワークデバイスから第1の情報を受信することであって、前記第1の情報が、前記通信装置の能力情報を要求するために使用される、受信することと、
前記ネットワークデバイスに前記第1の能力情報および前記切り替え時間を送信することとを行うようにさらに構成される請求項38に記載の装置。
【請求項41】
前記通信ユニットが、
ネットワークデバイスから第1の参照信号構成情報を受信することであって、前記第1の参照信号構成情報が、前記第1の帯域幅に基づいて前記参照信号を送信するように前記通信装置に示す、受信することと、
前記第1の参照信号構成情報に基づいて、前記第1の帯域幅に基づいて前記参照信号を送信することとを行うようにさらに構成される請求項37から40のいずれか一項に記載の装置。
【請求項42】
前記第1の帯域幅が、SRSを送信するために使用され、前記第1の帯域幅が、アップリンクデータの送信にもダウンリンクデータの受信にも使用されない請求項37から41のいずれか一項に記載の装置。
【請求項43】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムが電子装置上で実行されるときに、前記電子装置が、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、コンピュータプログラム。
【請求項44】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムが電子装置上で実行されるときに、前記電子装置が、請求項7から11のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、コンピュータプログラム。
【請求項45】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムが電子装置上で実行されるときに、前記電子装置が、請求項12から15のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、コンピュータプログラム。
【請求項46】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムが電子装置上で実行されるときに、前記電子装置が、請求項16から21のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、コンピュータプログラム。
【請求項47】
請求項28から32のいずれか一項に記載の通信装置と、請求項33から36のいずれか一項に記載の通信装置とを含む通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、ワイヤレス通信テクノロジーの分野に関し、詳細には、測位情報送信方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ワイヤレス通信システムにおける測位は、コアネットワークの位置管理機能(Location Management Function、LMF)ネットワーク要素に基づいて実施される場合がある。基地局は、ユーザ機器(user equipment、UE)のサウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)のアップリンク相対到着時間(uplink relative time of arrival、UL RTOA)を測定し、アップリンク相対到着時間をLMFに報告してよい。LMFは、基準基地局(reference base station)を選択し、基地局と基準基地局との間の参照信号間の到着レイテンシの差を計算してよい。LMFは、基地局の複数のグループと基準基地局との間の到着レイテンシの差を使用することによってUEの測位をしてよい。しかし、測位精度は、通常、到着時間(time of arrival、TOA)の測定精度に依存し、TOAの測定精度は、参照信号の送信帯域幅によって制限される。しかし、5G新無線(new radio、NR)システムには、大量の機能縮小(reduced capability、REDCAP)端末デバイス、たとえば、モノのインターネット端末、ウェアラブルデバイス、または家庭用スマート端末が存在する。そのようなREDCAP端末は、通常、データ送信の大きな需要を持たない。エネルギー消費を減らし、バッテリの耐久時間を改善するために、ソフトウェアおよびハードウェアの複雑さが制限され、処理され得るシステム送信帯域幅が小さい。したがって、REDCAP端末の測位精度を保証するのは難しい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本出願は、測位精度を向上させるための測位情報送信方法および装置を提供する。
【0004】
第1の態様によれば、測位情報送信方法が、提供される。方法は、本出願の実施形態において提供される端末デバイスによって実行されてよく、または端末デバイスの機能と同様の機能を有するチップによって実行されてよい。方法においては、端末デバイスが、ネットワークデバイスから第1の情報を受信してよい。第1の情報は、端末デバイスの能力情報を要求するために使用されてよい。端末デバイスは、ネットワークデバイスに第1の能力情報を送信してよい。第1の能力情報は、第1の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含んでよい。本明細書における第1の帯域幅は、第2の帯域幅よりも大きく、第1の帯域幅は、参照信号を送信するために端末デバイスによって使用されてよく、第2の帯域幅は、通信データを受信および/または送信するために端末デバイスによって使用されてよい。
【0005】
解決策に基づいて、端末デバイスは、第1の帯域幅上で参照信号を送信する能力を有する。第1の帯域幅が第2の帯域幅よりも大きいので、端末デバイスは、より大きな帯域幅に基づいて参照信号を送信してよく、その結果、参照信号の帯域幅が通信データの帯域幅によって制限される制約を解消することができ、端末デバイスの測位精度を向上させることができる。さらに、端末デバイスが第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信し、第2の帯域幅に基づいて通信データを送信してよいので、通信データの送信と参照信号の送信とを切り離すことができ、より柔軟なネットワーク構成を実装可能であり、端末デバイスのネットワーク容量およびデータ送信レートを向上させることができる。
【0006】
可能な実装において、端末デバイスは、ネットワークデバイスに第2の能力情報を送信してよい。第2の能力情報は、第2の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含んでよい。
【0007】
解決策に基づいて、端末デバイスは、代替的に、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信してよく、ネットワークデバイスは、ユーザの現在の負荷およびエネルギー消費情報に基づいて適応的な構成を実行してよく、その結果、端末デバイスのエネルギー消費を削減することができ、システムの複雑さを削減させることができ、端末デバイスの耐久時間を延ばすことができる。さらに、端末デバイスが第1の帯域幅および第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信してよいので、端末デバイスは、より大きな帯域幅および/またはより小さな帯域幅に基づいて参照信号を送信するように柔軟に示されてよく、端末デバイスによって参照信号を送信するための帯域幅は、測位サービスの要件に基づいて示されてよい。
【0008】
可能な実装において、端末デバイスは、ネットワークデバイスに切り替え時間を送信してよい。切り替え時間は、端末デバイスによる第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である。切り替え時間は、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含んでよい。第1の切り替え時間は、端末デバイスが第1の帯域幅に基づく参照信号の送信から第2の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、第2の切り替え時間は、端末デバイスが第2の帯域幅に基づく参照信号の送信から第1の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間である。
【0009】
解決策に基づいて、端末デバイスは、第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間をネットワークデバイスに報告してよく、その結果、ネットワークデバイスは、切り替え時間に基づいて端末デバイスのための参照信号の適切な送信周期を決定することができる。たとえば、切り替え時間が長いとき、長い参照信号周期が端末デバイスのために決定されてよく、したがって、第1の帯域幅と第2の帯域幅との間の端末デバイスの頻繁な切り替えが原因によるデータ送信の効率の低下を回避することが可能であり、端末デバイスのエネルギー消費を削減させることができる。
【0010】
可能な実装において、端末デバイスは、位置サーバから第2の情報を受信してよい。第2の情報は、端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用されてよい。端末デバイスは、第1の能力情報、第2の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数を位置サーバに送信してよい。
【0011】
解決策に基づいて、端末デバイスは、端末デバイスの測位能力情報を位置サーバに報告してよく、その結果、位置サーバは、端末デバイスによって報告された測位能力情報に基づいて、後続の測位サービス動作を実行することができる。
【0012】
可能な実装において、端末デバイスは、ネットワークデバイスから第1の参照信号構成情報を受信してよい。第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよい。端末デバイスは、第1の参照信号構成情報に基づいて、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信してよい。
【0013】
解決策に基づいて、端末デバイスは、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信してよく、その結果、参照信号の送信帯域幅が、端末デバイスの測位精度を向上させるために増やされ得る。
【0014】
可能な実装において、端末デバイスは、ネットワークデバイスから第2の参照信号構成情報を受信してよい。第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよい。端末デバイスは、第2の参照信号構成情報に基づいて、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信してよい。
【0015】
解決策に基づいて、端末デバイスは、代替的に、ネットワークデバイスのインジケーションおよび第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信してよい。さらに、ネットワークデバイスが、第1の帯域幅および第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよいので、より柔軟なリソースのスケジューリングを実施することができ、異なる測位サービスの要件を満たすことができ、精度を向上させることができ、サービス品質と、レイテンシと、電力消費と、データ送信能力との間のバランスを実施することができる。
【0016】
第2の態様によれば、本出願の実施形態は、測位情報送信方法を提供する。方法は、ネットワークデバイスによって実行されてよく、またはネットワークデバイスの機能と同様の機能を有するチップによって実行されてよい。方法においては、ネットワークデバイスが、端末デバイスに第1の情報を送信してよい。第1の情報は、端末デバイスの能力情報を要求するために使用されてよい。ネットワークデバイスは、端末デバイスから第1の能力情報を受信してよい。第1の能力情報は、第1の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含んでよい。第1の帯域幅は、第2の帯域幅よりも大きく、本明細書における第1の帯域幅は、参照信号を送信するために端末デバイスによって使用され、第2の帯域幅は、通信データを受信および/または送信するために端末デバイスによって使用される。
【0017】
解決策に基づいて、端末デバイスは、端末デバイスの能力情報をネットワークデバイスに報告してよい。端末デバイスは、第1の帯域幅上で参照信号を送信する能力を有する。ネットワークデバイスは、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよい。したがって、端末デバイスは、より大きな帯域幅に基づいて参照信号を送信してよい。第1の帯域幅が第2の帯域幅よりも大きいので、端末デバイスの測位精度が向上され得る。
【0018】
可能な実装において、ネットワークデバイスは、端末デバイスから第2の能力情報を受信してよい。第2の能力情報は、第2の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含んでよい。
【0019】
解決策に基づいて、端末デバイスは、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信する能力も有する。したがって、ネットワークデバイスは、代替的に、第2の帯域幅上で参照信号を送信するように端末デバイスに示してよい。第2の帯域幅はより小さいので、端末デバイスのエネルギー消費が削減され得る。さらに、ネットワークデバイスは、代替的に、第1の帯域幅および第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよい。したがって、端末デバイスは、より大きな帯域幅および/またはより小さな帯域幅に基づいて参照信号を送信するように柔軟に示されてよく、端末デバイスによって参照信号を送信するための帯域幅は、測位サービスの要件に基づいて示されてよい。
【0020】
可能な実装において、ネットワークデバイスは、端末デバイスから切り替え時間を受信してよい。本明細書における切り替え時間は、端末デバイスによる第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である。切り替え時間は、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含んでよい。第1の切り替え時間は、端末デバイスが第1の帯域幅に基づく参照信号の送信から第2の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、第2の切り替え時間は、端末デバイスが第2の帯域幅に基づく参照信号の送信から第1の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間である。
【0021】
解決策に基づいて、端末デバイスは、第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間を報告してよく、その結果、ネットワークデバイスは、切り替え時間に基づいて端末デバイスのための参照信号の適切な送信帯域幅および適切な送信周期を決定することができる。
【0022】
可能な実装において、ネットワークデバイスは、位置サーバから第3の情報を受信してよい。第3の情報は、端末デバイスのために決定された参照信号構成情報を報告するようにネットワークデバイスに要求するために使用されてよい。
【0023】
解決策に基づいて、ネットワークデバイスは、端末デバイスのために決定された参照信号構成情報を位置サーバに報告してよく、その結果、位置サーバは、後続の測位動作を実行する。
【0024】
可能な実装において、第3の情報は、インジケーション情報をさらに含んでよい。インジケーション情報は、端末デバイスのための第1の参照信号構成情報を決定するようにネットワークデバイスに示してよく、第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよい。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第2の参照信号構成情報を決定するようにネットワークデバイスに示してよく、第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第1の参照信号構成情報および第2の参照信号構成情報を決定するようにネットワークデバイスに示してよい。第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよく、第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよい。
【0025】
解決策に基づいて、位置サーバは、端末デバイスの測位能力情報および測位サービスの要件に基づいてネットワークデバイスに端末デバイスの構成情報を推奨してよい。
【0026】
可能な実装において、ネットワークデバイスは、端末デバイスに第1の参照信号構成情報を送信してよい。第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよい。
【0027】
解決策に基づいて、ネットワークデバイスは、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよく、その結果、参照信号の送信帯域幅を増やすことができ、測位精度を向上させることができる。
【0028】
可能な実装において、ネットワークデバイスは、端末デバイスに第2の参照信号構成情報を送信してよい。第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよい。
【0029】
解決策に基づいて、ネットワークデバイスは、代替的に、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよく、その結果、端末デバイスのエネルギー消費が削減され得る。さらに、ネットワークデバイスは、代替的に、第1の帯域幅および第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示してよく、その結果、端末デバイスの電力消費およびデータ送信の効率に影響を与えることなく、柔軟なネットワーク構成を実装することができ、異なる測位サービスの要件を満すことができ、測位サービスの品質を向上させることができる。
【0030】
第3の態様によれば、測位情報送信方法が、提供される。方法は、位置サーバによって実行されてよく、または位置サーバの機能と同様の機能を有するチップによって実行されてよい。本出願のこの実施形態における位置サーバは、位置管理機能(location management function、LMF)ネットワーク要素であってよい。方法において、位置サーバは、位置要求情報を受信してよく、位置要求情報は、端末デバイスの位置情報を要求するために使用されてよい。位置サーバは、第2の情報を送信してよく、第2の情報は、端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用される。位置サーバは、端末デバイスから第1の能力情報を受信してよい。第1の能力情報は、第1の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含んでよい。第1の帯域幅は、第2の帯域幅よりも大きく、本明細書における第1の帯域幅は、参照信号を送信するために端末デバイスによって使用され、第2の帯域幅は、通信データを受信および/または送信するために端末デバイスによって使用される。
【0031】
解決策に基づいて、位置サーバは、端末の測位能力情報を感知することができ、異なる帯域幅に基づいて参照信号リソースを柔軟に推奨する/示す/構成することができる。さらに、端末デバイスは、第1の帯域幅上で参照信号を送信する能力を有する。第1の帯域幅は、第2の帯域幅よりも大きい。したがって、端末デバイスがより大きな帯域幅に基づいて参照信号を送信するとき、端末デバイスの測位精度が向上され得る。端末デバイスがより小さな帯域幅に基づいて参照信号を送信するとき、システムの複雑さを削減することができ、リソースの使用を削減することができ、ネットワークの効率を向上させることができ、耐久能力を向上させることができる。さらに、端末デバイスが第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信し、第2の帯域幅に基づいて通信データを送信してよいので、測位リソースのオーバーヘッドを削減することができ、ネットワーク容量および端末デバイスのデータスループットレートを向上させることができる。
【0032】
可能な実装において、位置サーバは、端末デバイスから第2の能力情報を受信してよい。第2の能力情報は、第2の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信/送信する能力情報を含む。
【0033】
解決策に基づいて、端末デバイスは、代替的に、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信してよい。第2の帯域幅が第1の帯域幅よりも小さいので、参照信号を送信するための帯域幅がより小さく、その結果、端末デバイスのエネルギー消費を削減することができ、システムの複雑さも削減することができる。さらに、端末デバイスが第1の帯域幅および第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信してよいので、端末デバイスは、より大きな帯域幅および/またはより小さな帯域幅に基づいて参照信号を送信するように柔軟に示されてよく、端末デバイスによって参照信号を送信するための帯域幅は、測位サービスの要件に基づいて示されてよい。
【0034】
可能な実装において、位置サーバは、端末デバイスから切り替え時間を受信する。切り替え時間は、端末デバイスによる第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である。切り替え時間は、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含む。第1の切り替え時間は、端末デバイスが第1の帯域幅に基づく参照信号の送信から第2の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、第2の切り替え時間は、端末デバイスが第2の帯域幅に基づく参照信号の送信から第1の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間である。
【0035】
解決策に基づいて、位置サーバは、端末デバイスによる第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間を決定してよく、ネットワークデバイスが端末デバイスのための参照信号の適切な送信周期を決定することを推奨してよい。
【0036】
可能な実装において、位置サーバは、ネットワークデバイスに第3の情報を送信し、第3の情報は、端末デバイスのために決定された参照信号構成情報を報告するようにネットワークデバイスに要求するために使用される。
【0037】
解決策に基づいて、位置サーバは、後続の測位サービス動作を実行するために、端末デバイスのために決定された参照信号構成情報を報告するようにネットワークデバイスに要求してよい。
【0038】
可能な実装において、第3の情報は、インジケーション情報をさらに含む。インジケーション情報は、端末デバイスのための第1の参照信号構成情報を決定するようにネットワークデバイスに示し、第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第2の参照信号構成情報を決定するようにネットワークデバイスに示し、第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第1の参照信号構成情報および第2の参照信号構成情報を決定するようにネットワークデバイスに示す。第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示し、第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。
【0039】
解決策に基づいて、位置サーバは、端末デバイスの測位能力情報および測位サービスの要件に基づいてネットワークデバイスに端末デバイスの構成情報を推奨してよい。
【0040】
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、測位情報送信方法を提供する。方法は、端末デバイスによって実行されてよく、または端末デバイスの機能と同様の機能を有するチップによって実行されてよい。方法においては、端末デバイスが、ネットワークデバイスから第4の情報を受信してよく、第4の情報は、端末デバイスの能力情報を要求するために使用されてよい。端末デバイスは、ネットワークデバイスに第3の能力情報を送信してよい。第3の能力情報は、第3の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含む。第3の帯域幅は、第4の帯域幅よりも大きく、本明細書における第4の帯域幅は、参照信号を受信するために端末デバイスによって使用され、第4の帯域幅は、通信データを受信および/または送信するために端末デバイスによって使用される。
【0041】
解決策に基づいて、端末デバイスは、第3の帯域幅に基づいて参照信号を受信する能力を有する。第3の帯域幅が第4の帯域幅よりも大きいので、端末デバイスは、より大きな帯域幅に基づいて参照信号を受信してよく、その結果、測位精度が向上され得る。さらに、端末デバイスが第3の帯域幅に基づいて参照信号を受信し、第4の帯域幅に基づいて通信データを送信してよいので、参照信号受信能力とデータ通信能力とを切り離すことができ、より柔軟なネットワークリソース構成を実装することができ、測位リソースのオーバーヘッドを削減することができ、端末デバイスのネットワーク容量およびデータ送信レートを向上させることができる。
【0042】
可能な実装において、端末デバイスは、ネットワークデバイスに第4の能力情報を送信する。第4の能力情報は、第4の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含む。
【0043】
解決策に基づいて、端末デバイスは、代替的に、第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信してよい。第2の帯域幅が第1の帯域幅よりも小さいので、参照信号を受信するための帯域幅がより小さく、その結果、端末デバイスのエネルギー消費を削減することができ、システムの複雑さを削減することができ、端末デバイスの耐久時間を延ばすことができる。さらに、端末デバイスが第3の帯域幅および第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信してよいので、端末デバイスは、より大きな帯域幅および/またはより小さな帯域幅に基づいて参照信号を受信するように柔軟に示されてよく、端末デバイスによって参照信号を受信するための帯域幅は、測位サービスの要件に基づいて示されてよい。
【0044】
可能な実装において、端末デバイスは、ネットワークデバイスに切り替え時間を送信する。本明細書における切り替え時間は、端末デバイスによる第3の帯域幅に基づく参照信号の受信と第4の帯域幅に基づく参照信号の受信との間の切り替え時間である。切り替え時間は、第3の切り替え時間および/または第4の切り替え時間を含む。第3の切り替え時間は、端末デバイスが第3の帯域幅に基づく参照信号の受信から第4の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間であり、第4の切り替え時間は、端末デバイスが第4の帯域幅に基づく参照信号の受信から第3の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間である。
【0045】
解決策に基づいて、端末デバイスは、第3の帯域幅に基づく参照信号の受信と第4の帯域幅に基づく参照信号の受信との間の切り替え時間をネットワークデバイスに報告してよく、その結果、ネットワークデバイスは、切り替え時間に基づいて端末デバイスのための参照信号の適切な受信周期および参照信号の測定情報の適切な報告周期を決定することができる。たとえば、切り替え時間が長いときは、端末デバイスの頻繁な無線周波数リンクの切り替えが原因でデータ通信の効率が低下させられることを回避するために、長い測定情報報告周期が構成されてよい。
【0046】
可能な実装において、端末デバイスは、位置サーバから第5の情報を受信し、第5の情報は、端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用される。端末デバイスは、第3の能力情報、第4の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数を位置サーバに送信する。
【0047】
解決策に基づいて、端末デバイスは、端末デバイスの測位能力情報を位置サーバに報告してよく、その結果、位置サーバは、端末デバイスによって報告された測位能力情報に基づいて、後続の測位サービス動作を実行することができる。
【0048】
可能な実装において、端末デバイスは、位置サーバから第3の参照信号リソース構成情報を受信し、第3の参照信号リソース構成情報は、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信するように端末デバイスに示す。端末デバイスは、第3の参照信号リソース構成情報に基づいて、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信する。
【0049】
解決策に基づいて、端末デバイスは、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信してよく、その結果、測位精度を向上させることができ、レイテンシ、精度、および電力消費などの異なる測位サービスの品質の要件が満たされることも可能である。さらに、第3の帯域幅に基づいて参照信号を受信することは、ネットワークの測位リソースのオーバーヘッドを削減する場合もある。
【0050】
第5の態様によれば、測位情報送信方法が、提供される。方法は、ネットワークデバイスによって実行されてよく、またはネットワークデバイスの機能と同様の機能を有するチップによって実行されてよい。方法においては、ネットワークデバイスが、端末デバイスに第4の情報を送信し、第4の情報は、端末デバイスの能力情報を要求するために使用される。ネットワークデバイスは、端末デバイスから第3の能力情報を受信する。第3の能力情報は、第3の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含む。第3の帯域幅は、第4の帯域幅よりも大きく、第3の帯域幅は、参照信号を受信するために使用され、第4の帯域幅は、通信データを受信および/または送信するために端末デバイスによって使用される。
【0051】
解決策に基づいて、端末デバイスは、第3の帯域幅に基づいて参照信号を受信する能力を有する。第3の帯域幅が第4の帯域幅よりも大きいので、端末デバイスは、より大きな帯域幅に基づいて参照信号を受信してよく、その結果、測位精度が向上され得る。異なる帯域幅の能力は、ネットワークの設計およびリソースのスケジューリングの柔軟性を向上させ、より優れたネットワーク性能を実装することができる。
【0052】
可能な実装において、ネットワークデバイスは、端末デバイスから第4の能力情報を受信する。第4の能力情報は、第4の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含む。
【0053】
解決策に基づいて、端末デバイスは、代替的に、第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信してよい。第2の帯域幅が第1の帯域幅よりも小さいので、参照信号を受信するための帯域幅がより小さく、その結果、端末デバイスのエネルギー消費を削減することができ、システムの複雑さも削減することができる。さらに、端末デバイスが第3の帯域幅および第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信してよいので、端末デバイスは、より大きな帯域幅および/またはより小さな帯域幅に基づいて参照信号を受信するように柔軟に示されてよく、端末デバイスによって参照信号を受信するための帯域幅は、測位サービスの要件に基づいて示されてよい。
【0054】
可能な実装において、ネットワークデバイスは、端末デバイスから切り替え時間を受信する。本明細書における切り替え時間は、端末デバイスによる第3の帯域幅に基づく参照信号の受信と第4の帯域幅に基づく参照信号の受信との間の切り替え時間である。切り替え時間は、第3の切り替え時間および/または第4の切り替え時間を含む。第3の切り替え時間は、端末デバイスが第3の帯域幅に基づく参照信号の受信から第4の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間であり、第4の切り替え時間は、端末デバイスが第4の帯域幅に基づく参照信号の受信から第3の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間である。
【0055】
解決策に基づいて、端末デバイスは、第3の帯域幅に基づく参照信号の受信と第4の帯域幅に基づく参照信号の受信との間の切り替え時間をネットワークデバイスに報告してよい。切り替え時間は、ネットワークデバイスがリソースをスケジューリングするための基礎として使用されてよく、参照信号の適切な受信周期が、切り替え時間に基づいて端末デバイスのために決定されてよい。たとえば、切り替え時間が長いとき、切り替えは、データ送信の効率に影響を与えることを回避するために最小化される必要がある。切り替え時間が短いときは、測位精度を向上させるために第3の帯域幅に基づいて参照信号を受信するために、短い周期が構成されてよい。
【0056】
可能な実装において、ネットワークデバイスは、位置サーバから第6の情報を受信し、第6の情報は、参照信号リソース構成情報を報告するようにネットワークデバイスに要求するために使用される。ネットワークデバイスは、位置サーバに第3の参照信号リソース構成情報を送信し、第3の参照信号リソース構成情報は、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信するように端末デバイスに示す。
【0057】
解決策に基づいて、ネットワークデバイスは、位置サーバに第3の参照信号リソース構成情報を送信してよく、位置サーバは、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信するように端末デバイスに示してよく、その結果、測位精度を向上させることができ、また、異なる測位サービスの要件も満たされ、それによって、測位サービスの品質を向上させることができる。
【0058】
第6の態様によれば、測位情報送信方法が、提供される。方法は、位置サーバ、または位置サーバの機能と同様の機能を有するチップによって実行されてよい。本出願のこの実施形態において提供される位置サーバは、LMFであってよい。方法において、位置サーバは、位置要求情報を受信し、位置要求情報は、端末デバイスの位置情報を要求するために使用される。位置サーバは、第5の情報を送信してよく、第5の情報は、端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用される。位置サーバは、端末デバイスから第3の能力情報を受信する。第3の能力情報は、第3の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含む。第3の帯域幅は、第4の帯域幅よりも大きく、第4の帯域幅は、参照信号を受信するために端末デバイスによって使用されるだけであり、第4の帯域幅は、通信データを受信および送信するために端末デバイスによって使用される。
【0059】
解決策に基づいて、端末デバイスは、第3の帯域幅に基づいて参照信号を受信する能力を有する。第3の帯域幅が第4の帯域幅よりも大きいので、端末デバイスは、より大きな帯域幅に基づいて参照信号を受信してよく、その結果、測位精度が向上され得る。さらに、端末デバイスが第3の帯域幅に基づいて参照信号を受信し、第4の帯域幅に基づいて通信データを送信してよいので、通信機能と測位機能とが切り離され、柔軟なリソースのスケジューリングが実施され、端末デバイスのネットワーク容量およびデータスループットレートが向上される。
【0060】
可能な実装において、位置サーバは、端末デバイスから第4の能力情報を受信する。第4の能力情報は、第4の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含む。
【0061】
解決策に基づいて、端末デバイスは、代替的に、第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信してよい。第4の帯域幅が第3の帯域幅よりも小さいので、参照信号を受信するための帯域幅はより小さい。端末デバイスの電力消費が制限されているとき、端末デバイスは、第4の帯域幅を使用することによって参照信号を受信してよく、その結果、端末デバイスのエネルギー消費を削減することができ、システムの複雑さも削減することができる。さらに、端末デバイスが第3の帯域幅および第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信してよいので、端末デバイスは、より大きな帯域幅および/またはより小さな帯域幅に基づいて参照信号を受信するように柔軟に示されてよく、端末デバイスによって参照信号を受信するための帯域幅は、測位サービスの要件に基づいて示されてよい。
【0062】
可能な実装において、位置サーバは、端末デバイスから切り替え時間を受信する。本明細書における切り替え時間は、端末デバイスによる第3の帯域幅に基づく参照信号の受信と第4の帯域幅に基づく参照信号の受信との間の切り替え時間である。切り替え時間は、第3の切り替え時間および/または第4の切り替え時間を含む。第3の切り替え時間は、端末デバイスが第3の帯域幅に基づく参照信号の受信から第4の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間であり、第4の切り替え時間は、端末デバイスが第4の帯域幅に基づく参照信号の受信から第3の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間である。
【0063】
解決策に基づいて、端末デバイスは、第3の帯域幅に基づく参照信号の受信と第4の帯域幅に基づく参照信号の受信との間の切り替え時間をネットワークデバイスに報告してよい。切り替え時間は、ネットワークデバイスがリソースをスケジューリングするための基礎として使用されてよく、参照信号の適切な受信周期が、切り替え時間に基づいて端末デバイスのために決定されてよい。
【0064】
可能な実装において、位置サーバは、ネットワークデバイスに第6の情報を送信し、第6の情報は、第3の参照信号リソース構成情報を報告するようにネットワークデバイスに要求するために使用される。位置サーバは、ネットワークデバイスから第3の参照信号リソース構成情報を受信し、第3の参照信号リソース構成情報は、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信するように端末デバイスに示す。位置サーバは、端末デバイスに第3の参照信号リソース構成情報を送信する。
【0065】
解決策に基づいて、位置サーバは、ネットワークデバイスによって報告された第3の参照信号リソース構成情報に基づいて、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信するように端末デバイスに示してよく、その結果、測位精度を向上させることができ、また、異なる測位サービスの要件も満たされ、それによって、測位サービスの品質を向上させることができる。
【0066】
第7の態様によれば、通信装置が提供される。装置は、第1の態様および第1の態様の可能な実装を実行するように構成されたモジュール/ユニットを含んでよく、または第2の態様および第2の態様の可能な実装を実行するように構成されたモジュール/ユニットを含んでよく、または第3の態様および第3の態様の可能な実装を実行するように構成されたモジュール/ユニットを含んでよく、または第4の態様および第4の態様の可能な実装を実行するように構成されたモジュール/ユニットを含んでよく、または第5の態様および第5の態様の可能な実装を実行するように構成されたモジュール/ユニットを含んでよく、または第6の態様および第6の態様の可能な実装を実行するように構成されたモジュール/ユニットを含んでよい。たとえば、処理ユニットおよび通信ユニットが含まれる。
【0067】
たとえば、装置が第1の態様および第1の態様の可能な実装を実行するように構成されるとき、通信ユニットは、ネットワークデバイスから第1の情報を受信することであって、第1の情報が、通信装置の能力コンテキスト情報(capability context information)を要求するために使用される、受信することを行うように構成され、処理ユニットは、第1の能力情報を決定することであって、第1の能力情報が、第1の帯域幅に基づいて通信装置によって参照信号を送信する能力情報を含み、第1の帯域幅が、第2の帯域幅よりも大きく、第1の帯域幅が、参照信号を送信するために通信装置によって使用され、第2の帯域幅が、通信データを受信および送信するために通信装置によって使用される、決定することを行うように構成され、通信ユニットは、ネットワークデバイスに第1の能力情報を送信するようにさらに構成される。
【0068】
可能な実装において、処理ユニットは、第2の能力情報を決定することであって、第2の能力情報が、第2の帯域幅に基づいて通信装置によって参照信号を送信する能力情報を含む、決定することを行うようにさらに構成され、通信ユニットは、ネットワークデバイスに第2の能力情報を送信するようにさらに構成される。
【0069】
可能な実装において、処理ユニットは、切り替え時間を決定することであって、切り替え時間が、通信装置による第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、決定することを行うようにさらに構成され、切り替え時間は、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、第1の切り替え時間は、通信装置が第1の帯域幅に基づく参照信号の送信から第2の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、第2の切り替え時間は、通信装置が第2の帯域幅に基づく参照信号の送信から第1の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、通信ユニットは、ネットワークデバイスに切り替え時間を送信するようにさらに構成される。
【0070】
可能な実装において、通信ユニットは、位置サーバから第2の情報を受信することであって、第2の情報が、通信装置の測位能力情報を要求するために使用される、受信することと、第1の能力情報、第2の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数を位置サーバに送信することとを行うようにさらに構成される。
【0071】
可能な実装において、通信ユニットは、ネットワークデバイスから第1の参照信号構成情報を受信することであって、第1の参照信号構成情報が、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように通信装置に示す、受信することと、第1の参照信号構成情報に基づいて、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信することとを行うようにさらに構成される。
【0072】
可能な実装において、通信ユニットは、ネットワークデバイスから第2の参照信号構成情報を受信することであって、第2の参照信号構成情報が、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように通信装置に示す、受信することと、第2の参照信号構成情報に基づいて、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信することとを行うようにさらに構成される。
【0073】
たとえば、装置が第2の態様および第2の態様の可能な実装を実行するように構成されるとき、処理ユニットは、第1の情報を生成することであって、第1の情報が、端末デバイスの能力コンテキスト情報を要求するために使用される、生成することを行うように構成され、通信ユニットは、端末デバイスに第1の情報を送信するように構成され、通信ユニットは、端末デバイスから第1の能力情報を受信するようにさらに構成され、第1の能力情報は、第1の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含み、第1の帯域幅は、第2の帯域幅よりも大きく、第1の帯域幅は、参照信号を送信するために端末デバイスによって使用され、第2の帯域幅は、通信データを受信および送信するために端末デバイスによって使用される。
【0074】
可能な実装において、通信ユニットは、端末デバイスから第2の能力情報を受信することであって、第2の能力情報が、第2の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含む、受信することを行うようにさらに構成される。
【0075】
可能な実装において、通信ユニットは、端末デバイスから切り替え時間を受信することであって、切り替え時間が、端末デバイスによる第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、受信することを行うようにさらに構成される。切り替え時間は、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、第1の切り替え時間は、端末デバイスが第1の帯域幅に基づく参照信号の送信から第2の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、第2の切り替え時間は、端末デバイスが第2の帯域幅に基づく参照信号の送信から第1の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間である。
【0076】
可能な実装において、通信ユニットは、位置サーバから第3の情報を受信することであって、第3の情報が、端末デバイスのために決定された参照信号構成情報を報告するように通信装置に要求するために使用される、受信することを行うようにさらに構成される。
【0077】
可能な実装において、第3の情報は、インジケーション情報をさらに含む。インジケーション情報は、端末デバイスのための第1の参照信号構成情報を決定するように通信装置に示し、第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第2の参照信号構成情報を決定するように通信装置に示し、第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第1の参照信号構成情報および第2の参照信号構成情報を決定するように通信装置に示し、第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示し、第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。
【0078】
可能な実装において、通信ユニットは、端末デバイスに第1の参照信号構成情報を送信することであって、第1の参照信号構成情報が、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す、送信することを行うようにさらに構成される。
【0079】
可能な実装において、通信ユニットは、端末デバイスに第2の参照信号構成情報を送信することであって、第2の参照信号構成情報が、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す、送信することを行うようにさらに構成される。
【0080】
たとえば、装置が第3の態様および第3の態様の可能な実装を実行するように構成されるとき、通信ユニットは、位置要求情報を受信することであって、位置要求情報が、端末デバイスの位置情報を要求するために使用される、受信することを行うように構成され、処理ユニットは、第2の情報を生成することであって、第2の情報が、端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用される、生成することを行うように構成され、通信ユニットは、第2の情報を送信するようにさらに構成され、通信ユニットは、端末デバイスから第1の能力情報を受信するようにさらに構成され、第1の能力情報は、第1の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含み、第1の帯域幅は、第2の帯域幅よりも大きく、第1の帯域幅は、参照信号を送信するために端末デバイスによって使用され、第2の帯域幅は、通信データを受信および送信するために端末デバイスによって使用される。
【0081】
可能な実装において、通信ユニットは、端末デバイスから第2の能力情報を受信することであって、第2の能力情報が、第2の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含む、受信することを行うようにさらに構成される。
【0082】
可能な実装において、通信ユニットは、端末デバイスから切り替え時間を受信することであって、切り替え時間が、端末デバイスによる第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、受信することを行うようにさらに構成される。切り替え時間は、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、第1の切り替え時間は、端末デバイスが第1の帯域幅に基づく参照信号の送信から第2の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、第2の切り替え時間は、端末デバイスが第2の帯域幅に基づく参照信号の送信から第1の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間である。
【0083】
可能な実装において、通信ユニットは、ネットワークデバイスに第3の情報を送信することであって、第3の情報が、端末デバイスのために決定された参照信号構成情報を報告するようにネットワークデバイスに要求するために使用される、送信することを行うようにさらに構成される。
【0084】
可能な実装において、第3の情報は、インジケーション情報をさらに含む。インジケーション情報は、端末デバイスのための第1の参照信号構成情報を決定するようにネットワークデバイスに示し、第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第2の参照信号構成情報を決定するようにネットワークデバイスに示し、第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第1の参照信号構成情報および第2の参照信号構成情報を決定するようにネットワークデバイスに示し、第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示し、第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。
【0085】
たとえば、装置が第4の態様および第4の態様の可能な実装を実行するように構成されるとき、通信ユニットは、ネットワークデバイスから第4の情報を受信することであって、第4の情報が、通信装置の能力コンテキスト情報を要求するために使用される、受信することを行うように構成され、処理ユニットは、第3の能力情報を決定することであって、第3の能力情報が、第3の帯域幅に基づいて通信装置によって参照信号を受信する能力情報を含み、第3の帯域幅が、第4の帯域幅よりも大きく、第4の帯域幅が、参照信号を受信するために通信装置によって使用され、第4の帯域幅が、通信データを受信および送信するために通信装置によって使用される、決定することを行うように構成され、通信ユニットは、ネットワークデバイスに第3の能力情報を送信するようにさらに構成される。
【0086】
可能な実装において、処理ユニットは、第4の能力情報を決定することであって、第4の能力情報が、第4の帯域幅に基づいて通信装置によって参照信号を受信する能力情報を含む、決定することを行うようにさらに構成され、通信ユニットは、ネットワークデバイスに第4の能力情報を送信するようにさらに構成される。
【0087】
可能な実装において、処理ユニットは、切り替え時間を決定することであって、切り替え時間が、通信装置による第3の帯域幅に基づく参照信号の受信と第4の帯域幅に基づく参照信号の受信との間の切り替え時間である、決定することを行うようにさらに構成され、切り替え時間は、第3の切り替え時間および/または第4の切り替え時間を含み、第3の切り替え時間は、通信装置が第3の帯域幅に基づく参照信号の受信から第4の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間であり、第4の切り替え時間は、通信装置が第4の帯域幅に基づく参照信号の受信から第3の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間であり、通信ユニットは、ネットワークデバイスに切り替え時間を送信するようにさらに構成される。
【0088】
可能な実装において、通信ユニットは、位置サーバから第5の情報を受信することであって、第5の情報が、通信装置の測位能力情報を要求するために使用される、受信することと、第3の能力情報、第4の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数を位置サーバに送信することとを行うようにさらに構成される。
【0089】
可能な実装において、通信ユニットは、位置サーバから第3の参照信号リソース構成情報を受信することであって、第3の参照信号リソース構成情報が、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信するように通信装置に示す、受信することと、第3の参照信号リソース構成情報に基づいて、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信することとを行うようにさらに構成される。
【0090】
たとえば、装置が第5の態様および第5の態様の可能な実装を実行するように構成されるとき、処理ユニットは、第4の情報を生成することであって、第4の情報が、端末デバイスの能力コンテキスト情報を要求するために使用される、生成することを行うように構成され、通信ユニットは、端末デバイスに第4の情報を送信するように構成され、通信ユニットは、端末デバイスから第3の能力情報を受信するようにさらに構成され、第3の能力情報は、第3の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含み、第3の帯域幅は、第4の帯域幅よりも大きく、第3の帯域幅は、参照信号を受信するために使用され、第4の帯域幅は、通信データを受信および送信するために端末デバイスによって使用される。
【0091】
可能な実装において、通信ユニットは、端末デバイスから第4の能力情報を受信することであって、第4の能力情報が、第4の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含む、受信することを行うようにさらに構成される。
【0092】
可能な実装において、通信ユニットは、端末デバイスから切り替え時間を受信することであって、切り替え時間が、端末デバイスによる第3の帯域幅に基づく参照信号の受信と第4の帯域幅に基づく参照信号の受信との間の切り替え時間である、受信することを行うようにさらに構成される。切り替え時間は、第3の切り替え時間および/または第4の切り替え時間を含み、第3の切り替え時間は、端末デバイスが第3の帯域幅に基づく参照信号の受信から第4の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間であり、第4の切り替え時間は、端末デバイスが第4の帯域幅に基づく参照信号の受信から第3の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間である。
【0093】
可能な実装において、通信ユニットは、位置サーバから第6の情報を受信することであって、第6の情報が、端末デバイスのために決定された参照信号リソース構成情報を報告するように通信装置に要求するために使用される、受信することと、位置サーバに第3の参照信号リソース構成情報を送信することであって、第3の参照信号リソース構成情報が、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信するように端末デバイスに示す、送信することとを行うようにさらに構成される。
【0094】
たとえば、装置が第6の態様および第6の態様の可能な実装を実行するように構成されるとき、通信ユニットは、位置要求情報を受信することであって、位置要求情報が、端末デバイスの位置情報を要求するために使用される、受信することを行うように構成され、処理ユニットは、第5の情報を生成することであって、第5の情報が、端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用される、生成することを行うように構成され、通信ユニットは、第5の情報を送信するようにさらに構成され、通信ユニットは、端末デバイスから第3の能力情報を受信するようにさらに構成され、第3の能力情報は、第3の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含み、第3の帯域幅は、第4の帯域幅よりも大きく、第4の帯域幅は、参照信号を受信するために端末デバイスによって使用されるだけであり、第4の帯域幅は、通信データを受信および送信するために端末デバイスによって使用される。
【0095】
可能な実装において、通信ユニットは、端末デバイスから第4の能力情報を受信することであって、第4の能力情報が、第4の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含む、受信することを行うようにさらに構成される。
【0096】
可能な実装において、通信ユニットは、端末デバイスから切り替え時間を受信することであって、切り替え時間が、端末デバイスによる第3の帯域幅に基づく参照信号の受信と第4の帯域幅に基づく参照信号の受信との間の切り替え時間である、受信することを行うようにさらに構成される。切り替え時間は、第3の切り替え時間および/または第4の切り替え時間を含み、第3の切り替え時間は、端末デバイスが第3の帯域幅に基づく参照信号の受信から第4の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間であり、第4の切り替え時間は、端末デバイスが第4の帯域幅に基づく参照信号の受信から第3の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間である。
【0097】
可能な実装において、通信ユニットは、ネットワークデバイスに第6の情報を送信することであって、第6の情報が、第3の参照信号リソース構成情報を報告するようにネットワークデバイスに要求するために使用される、送信することと、ネットワークデバイスから第3の参照信号リソース構成情報を受信することであって、第3の参照信号リソース構成情報が、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信するように端末デバイスに示す、受信することと、端末デバイスに第3の参照信号リソース構成情報を送信することとを行うようにさらに構成される。
【0098】
第8の態様によれば、チップが提供される。チップは、論理回路および通信インターフェースを含む。
【0099】
設計において、通信インターフェースは、端末デバイスの第1の情報を入力するように構成されてよい。論理回路は、第1の情報に基づいて第1の能力情報を決定するように構成されてよい。通信インターフェースは、第1の能力情報を出力するようにさらに構成されてよい。
【0100】
設計において、論理回路は、第1の情報を決定するように構成されてよい。通信インターフェースは、第1の情報を出力し、端末デバイスの第1の能力情報を入力するように構成されてよい。
【0101】
設計において、通信インターフェースは、位置要求情報を入力するように構成される。論理回路は、位置要求情報に基づいて第2の情報を決定するように構成されてよい。通信インターフェースは、第2の情報を出力し、端末デバイスの第1の能力情報を入力するようにさらに構成されてよい。
【0102】
設計において、通信インターフェースは、第4の情報を入力するように構成されてよい。論理回路は、第4の情報に基づいて第3の能力情報を決定するように構成されてよい。通信インターフェースは、第3の能力情報を出力するようにさらに構成される。
【0103】
設計において、論理回路は、第4の情報を決定するように構成されてよい。通信インターフェースは、第4の情報を出力し、端末デバイスの第3の能力情報を入力するように構成されてよい。
【0104】
設計において、通信インターフェースは、位置要求情報を入力するように構成される。論理回路は、位置要求情報に基づいて第5の情報を決定するように構成されてよい。通信インターフェースは、第5の情報を出力し、端末デバイスの第3の能力情報を入力するようにさらに構成される。
【0105】
第9の態様によれば、通信装置が提供される。装置は、プロセッサおよびトランシーバを含んでよい。トランシーバは、上述の態様および上述の態様の可能な実装の通信動作を実行するように構成されてよく、プロセッサは、上述の態様および上述の態様の可能な実装において通信動作以外の動作を実行するように構成されてよい。
【0106】
可能な実装において、通信装置は、メモリをさらに含んでよい。メモリは、装置の内部に置かれてよく、または装置の外部に置かれ、装置に接続されてよい。
【0107】
可能な実装において、メモリは、プロセッサと統合されてよい。
【0108】
第10の態様によれば、通信システムが提供される。システムは、上述の少なくとも1つの位置サーバおよび少なくとも1つのネットワークデバイスを含んでよい。
【0109】
第11の態様によれば、コンピュータ可読ストレージ媒体が提供される。コンピュータ可読ストレージ媒体は、命令を記憶する。命令がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、上述の態様および上述の態様の可能な実装を実行することを可能にされる。
【0110】
第12の態様によれば、本出願は、命令を記憶するコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、上述の態様および上述の態様の可能な実装を実行することを可能にされる。
【0111】
さらに、第7の態様から第12の態様までの有益な効果に関しては、第1の態様および第6の態様に示された有益な効果を参照されたい。
【図面の簡単な説明】
【0112】
図1】本出願の実施形態に係る、測位情報送信方法が適用可能な通信システムの図である。
図2】本出願の実施形態に係る第1の帯域幅および第2の帯域幅の概略図である。
図3】本出願の実施形態に係る測位情報送信方法の例示的な流れ図である。
図4A】本出願の実施形態に係る測位情報送信方法の例示的な流れ図である。
図4B】本出願の実施形態に係る測位情報送信方法のシナリオの概略図である。
図5】本出願の実施形態に係る測位情報送信方法の例示的な流れ図である。
図6】本出願の実施形態に係る第1の帯域幅および第2の帯域幅の概略図である。
図7】本出願の実施形態に係る測位情報送信方法の例示的な流れ図である。
図8】本出願の実施形態に係る測位情報送信方法の例示的な流れ図である。
図9A】本出願の実施形態に係る測位情報送信方法の例示的な流れ図である。
図9B】本出願の実施形態に係る測位情報送信方法の例示的な流れ図である。
図10】本出願の実施形態に係る通信装置の概略図である。
図11】本出願の実施形態に係る通信装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0113】
以下で、当業者の理解を容易にするために、本出願の実施形態におけるいくつかの用語を説明する。
【0114】
(1)REDCAP端末デバイスは、低いデータ処理能力、小さい信号受信および送信帯域幅、少ないバッテリ容量、および少ない量の受信および送信アンテナを有する、5G NRネットワークにおける端末の耐久性を向上させるために設計された、機能を縮小された端末デバイスである。
【0115】
(2)切り替え時間とは、無線周波数リンク切り替え時間(RF Switch Time)を指す。無線周波数リンクが異なる帯域幅で信号を受信および送信するとき、中心周波数が再調整される必要がある場合があり、または異なる無線周波数リンクが切り替えられる必要がある場合がある。これは、特定の時間のオーバーヘッドを必要とする。本出願における切り替え時間は、端末デバイスによる第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である場合がある。
【0116】
(3)参照信号は、アップリンクサウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)およびダウンリンク測位参照信号(positioning reference signal、PRS)を含んでよい。SRSは、主にアップリンクの測位のために使用される。5G NRシステムにおいて、ネットワークデバイスは、端末の測位を実施するために、端末デバイスによって送信されたSRSのTOAを測定する。端末デバイスによって送信されるSRSは、サービングセル内のネットワークデバイスによって構成される。SRSリソースは、端末レベルである。言い換えると、異なる端末デバイスは、異なるSRSリソースを用いて構成される。PRSは、主にダウンリンクの測位のために使用される。5G NRシステムにおいて、端末デバイスは、端末デバイスの測位を実施するために、異なるネットワークデバイスのPRSのTOAを測定する。PRSは、セルレベルである。言い換えると、セル内のすべての端末デバイスは、同じPRSを測定する。異なるセルの間のPRSリソースは、各サービングセルのネットワークデバイスによって独立して構成される。任意選択で、本出願の実施形態において言及される参照信号は、代替的に、CRS、CSI-RSなどであってよい。一般性を損なうことなく、本出願の実施形態において、SRSおよびPRSは、説明のための例として別々に使用される。
【0117】
添付の図面を参照して、以下で、本出願の実施形態において提供される技術的解決策を説明する。
【0118】
端末デバイスの測位精度を向上させるために、本出願の実施形態は、測位情報送信方法および装置を提供する。方法においては、REDCAP端末デバイスのデータ処理帯域幅に加えて、測位機能帯域幅を実行するためにのみ使用される無線周波数リンクが、別々に設計される。以下の説明においては、測位機能帯域幅が、第1の帯域幅と呼ばれ、データ処理帯域幅が、第2の帯域幅と呼ばれ、第2の帯域幅は、第1の帯域幅よりも大きい。第1の帯域幅の能力を有する無線周波数リンクが、独立して設計されてよく、またはREDCAP端末デバイスの第2の帯域幅の既存の無線周波数リンクが、再利用されてよい。具体的には、REDCAP端末の第2の帯域幅の既存のデータ処理無線周波数リンクが、第1の帯域幅の無線周波数リンクに拡張される。第1の帯域幅の測位無線周波数リンクは、アップリンク測位参照信号を送信するおよび/またはダウンリンク測位参照信号を受信する能力を有する。任意選択で、第1の帯域幅の測位無線周波数リンクは、複雑さおよび電力消費が削減され得るように、通信データの受信および送信ならびに測定などの機能を実行しない場合がある。
【0119】
用語「システム」および「ネットワーク」は、本出願の実施形態においては交換可能なように使用される場合がある。「複数の]は、2つ以上を意味し、別の数量詞は、これと同様である。「および/または(and/or)」は、関連する対象を説明するための関連付け関係であり、3つの関係が存在する可能性があることを示す。たとえば、Aおよび/またはBは、次の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AとBとの両方が存在する場合、およびBのみが存在する場合を示す可能性がある。さらに、単数形「a」、「an」、および「the」で現れる要素(element)は、文脈で特段明示されない限り、「1つまたは1つだけ(one or only one)」を意味するのではなく、「1つまたは複数」を意味する。たとえば、「デバイス(a device)」とは、1つまたは複数のそのようなデバイスを意味する。さらに、「...のうちの少なくとも1つ(at least one of)」は、後続の関連する対象の1つまたは任意の組合せを意味する。たとえば、「A、B、およびCの少なくとも1つ」は、A、B、C、AB、AC、BC、またはABCを含む。
【0120】
本出願の実施形態の技術的解決策は、様々な通信システム、たとえば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)通信システム、新無線アクセステクノロジー(new radio access technology、NR)などの将来の第5世代(5th Generation、5G)システム、および6Gシステムなどの将来の通信システムに適用されてよい。
【0121】
すべての態様、実施形態、または特徴が、複数のデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含む場合があるシステムを説明することによって、本出願において提示される。各システムが、別のデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含む場合があり、および/または添付図面を参照して検討されるすべてのデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含まなくてもよいことを認識し、理解されたい。さらに、これらの解決策の組合せも、使用されてよい。
【0122】
本出願の実施形態において説明されるネットワークアーキテクチャおよびサービスのシナリオは、本出願の実施形態の技術的解決策をより明瞭に説明するように意図されており、本出願の実施形態において提供される技術的解決策に対する限定を構成しない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの発展および新しいサービスのシナリオの登場にともなって、本出願の実施形態において提供される技術的解決策が同様の技術的な問題にやはり適用可能であることを知るであろう。
【0123】
本出願の実施形態の理解を容易にするために、まず、図1に示される通信システムが、本出願の実施形態に適用可能な通信システムを詳細に説明するための例として使用される。図1は、本出願の実施形態に係る通信方法に適用可能な通信システムの概略図である。図1に示されるように、通信システム100は、端末デバイス101と、ネットワークデバイス102と、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function)ネットワーク要素AMF 103と、位置管理機能ネットワーク要素LMF 104とを含む。
【0124】
以下で、本出願のこの実施形態における通信システムのネットワーク要素またはデバイスの機能を詳細に説明する。
【0125】
端末デバイスは、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、モバイル端末(mobile terminal、MT)などとも呼ばれる場合があり、ユーザに音声および/またはデータ接続を提供するデバイスである。端末デバイスは、REDCAP端末デバイスである場合がある。たとえば、端末デバイスは、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイスまたは車載デバイスを含んでよい。現在、端末デバイスは、モバイル電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile Internet device、MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)デバイス、産業用制御(industrial control)のワイヤレス端末、自動運転(self-driving)のワイヤレス端末、遠隔医療手術(remote medical surgery)のワイヤレス端末、スマートグリッド(smart grid)のワイヤレス端末、運輸の安全(transportation safety)のワイヤレス端末、スマートシティ(smart city)のワイヤレス端末、スマートホーム(smart home)のワイヤレス端末などである場合がある。図1において、端末デバイスは、UEを例として使用することによって示され、端末デバイスは、限定されない。
【0126】
ネットワークデバイス(access network、AN)は、端末デバイスにワイヤレスアクセスサービスを提供する。ネットワークデバイスは、端末デバイスがワイヤレスネットワークにアクセスすることを可能にする、通信システム内のデバイスである。ネットワークデバイスは、無線アクセスネットワークのノードであり、基地局または無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)ノード(もしくはデバイス)とも呼ばれる場合がある。現在、ネットワークデバイスのいくつかの例は、gNB、送受信点(transmission reception point、TRP)、進化型ノードB(evolved NodeB、eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、ノードB(NodeB、NB)、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、ベーストランシーバ基地局(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(たとえば、home evolved NodeBまたはhome NodeB、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)アクセスポイント(access point、AP)などを含む。
【0127】
アクセスおよびモビリティ管理機能ネットワーク要素AMFは、端末デバイスのアクセス制御およびモビリティを管理するように構成されてよい。実際の用途において、アクセスおよびモビリティ管理機能ネットワーク要素は、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)のネットワークフレームワークにおけるモビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)のモビリティ管理機能を含み、さらに、アクセス管理機能を含む。特に、アクセスおよびモビリティ管理機能ネットワーク要素は、端末デバイスの登録、モビリティ管理、トラッキングエリア更新手順、到達可能性検出(reachability detection)、セッション管理機能ネットワーク要素の選択、モビリティ状態遷移管理などを担う場合がある。たとえば、5Gにおいて、アクセスおよびモビリティ管理機能ネットワーク要素は、たとえば、図1に示されるように、AMF(access and mobility management function)ネットワーク要素である場合がある。たとえば、6Gにおける将来の通信では、アクセスおよびモビリティ管理機能ネットワーク要素は、依然としてAMFネットワーク要素であるかまたは別の名前を有する可能性がある。これは、本出願において限定されない。アクセスおよびモビリティ管理機能ネットワーク要素がAMFネットワーク要素であるとき、AMFは、Namfサービスを提供してよい。
【0128】
位置管理機能ネットワーク要素LMFは、UEの位置の決定、UEからのダウンリンク位置測定または位置推定の取得などを行うように構成されてよい。たとえば、5Gにおいて、位置管理機能(location management function、LMF)ネットワーク要素が、図1に示される。たとえば、6Gにおける将来の通信システムでは、位置管理機能ネットワーク要素は、依然としてLMFネットワーク要素であるかまたは別の名前を有する可能性がある。これは、本出願において限定されない。
【0129】
図2は、本出願の実施形態に係る端末デバイスの第1の帯域幅および第2の帯域幅の概略図である。第2の帯域幅は20MHzであると仮定すると、端末デバイスは、第2の帯域幅に基づいてアップリンクデータ、たとえば、ビデオ、画像、およびテキストを送信してよく、または第2の帯域幅に基づいてダウンリンクデータ、たとえば、ビデオ、画像、およびテキストを受信してよい。本出願の実施形態において、測位機能を実行するために使用される第1の帯域幅が、端末デバイスに提供される。第1の帯域幅は、第2の帯域幅よりも大きい。第1の帯域幅は100MHzであると仮定すると、端末デバイスは、100MHzの帯域幅に基づいてSRSを送信し、それによって、測位精度を向上させてよい。第1の帯域幅は、アップリンクデータを送信し、ダウンリンクデータを受信するために使用されてもよい。任意選択で、第1の帯域幅は、代替的に、SRSのみを送信するために使用される場合があり、第1の帯域幅は、アップリンクデータの送信にもダウンリンクデータの受信にも使用され得ない。
【0130】
図3は、本出願の実施形態に係る測位情報送信方法の例示的な流れ図である。方法は、以下のステップを含み得る。
【0131】
ステップ301:ネットワークデバイスが、端末デバイスに第1の情報を送信する。
【0132】
本明細書における端末デバイスは、ランダムアクセス手順を使用することによってネットワークデバイスとのアップリンクの同期を確立し、無線リソース制御(radio resource control、RRC)セットアップ手順を使用することによってネットワークデバイスとのRRC接続を確立してよい。初期アクセスを実行する端末デバイスに関して、ネットワークデバイスは、端末デバイスの能力情報を持っていない。したがって、ネットワークデバイスは、端末デバイスの能力情報を要求するために、端末デバイスに第1の情報を送信してよい。第1の情報は、端末デバイスの能力情報を報告するように端末デバイスに示してよい。第1の情報は、ユーザ機器能力照会(UE Capability Enquiry)メッセージであってよく、または新たに定義されたメッセージであってよい。
【0133】
ステップ302:端末デバイスが、ネットワークデバイスに第1の能力情報を送信する。
【0134】
本明細書における第1の能力情報は、第1の帯域幅に基づいて端末デバイスによってSRSを送信する能力情報を含んでよい。任意選択で、第1の能力情報は、SRSを送信するための周波数帯域、第1の帯域幅などのSRSの無線周波数帯域幅、およびSRSを送信するためのリンクによってサポートされるサブキャリア間隔を含んでよい。
【0135】
可能な実装において、端末デバイスは、第2の能力情報をさらに報告してよい。第2の能力情報は、第2の帯域幅に基づいて端末デバイスによってSRSを送信する能力情報を含む。任意選択で、第2の能力情報は、SRSを送信するための周波数帯域、第2の帯域幅などのSRSの無線周波数帯域幅、およびSRSを送信するためのリンクによってサポートされるサブキャリア間隔を含んでよい。
【0136】
別の可能な実装において、端末デバイスは、切り替え時間をさらに報告してよい。切り替え時間は、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含んでよい。第1の切り替え時間は、端末デバイスが第1の帯域幅に基づくSRSの送信から第2の帯域幅に基づくSRSの送信に切り替える切り替え時間である。第2の切り替え時間は、端末デバイスが第2の帯域幅に基づくSRSの送信から第1の帯域幅に基づくSRSの送信に切り替える切り替え時間である。端末デバイスは、第1の切り替え時間および第2の切り替え時間のうちの1つまたは複数をネットワークデバイスに報告してよい。
【0137】
任意選択で、端末デバイスは、ネットワークデバイスに複数の種類の能力情報を送信してもよい。複数の種類の能力情報に関しては、通常のテクノロジーにおける能力情報を参照されたい。たとえば、端末デバイスは、端末デバイスのデータ送信能力をアップロードしてよく、データ送信中にサポートされる周波数帯域、アップリンク/ダウンリンクデータ送信帯域幅、およびサポートされるサブキャリア間隔などの情報が含まれてよい。本出願のこの実施形態は、測位情報送信方法に関連する能力情報を説明することにのみ焦点を当て、その他の能力情報は、再度説明されない。
【0138】
端末デバイスは、報告される能力情報をユーザ機器能力情報(UE Capability Information)メッセージに追加してよい。たとえば、端末デバイスは、第1の能力情報、第2の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数をUE Capability Informationに追加してよい。
【0139】
この解決策に基づいて、端末デバイスは、大きな帯域幅に基づいて参照信号を送信する能力を有してよい。したがって、SRSの送信帯域幅も、現在のデータ送信帯域幅より大きく、その結果、端末デバイスの測位精度が、向上され得る。図4Aを参照して、以下で、大きな帯域幅に基づいて端末デバイスによってSRSを送信するための方法を説明する。
【0140】
図4Aは、本出願の実施形態に係る測位情報送信方法の例示的な流れ図である。方法は、以下のステップを含み得る。
【0141】
ステップ401:LMFが、位置要求情報を受信する。
【0142】
本明細書における位置要求情報は、端末デバイスの位置情報を要求するために使用されてよい。位置要求情報は、端末デバイスによって送信される場合があり、または端末デバイスの位置情報を取得したいサードパーティサーバによって開始される場合がある。位置要求情報は、位置サービス要求(location service request)メッセージであってよく、または新たに定義されたメッセージであってよい。
【0143】
ステップ402:LMFが、端末デバイスに第2の情報を送信する。
【0144】
本明細書における第2の情報は、端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用されてよい。LMFは、ロングタームエボリューション測位プロトコル(long term evolution positioning protocol、LPP)メッセージを使用することによって、端末デバイスに第2の情報を送信することができる。第2の情報は、LPP能力要求(request capabilities)メッセージであってよく、または新たに定義されたメッセージであってよい。
【0145】
ステップ403:端末デバイスが、第1の能力情報、第2の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数をLMFに送信する。
【0146】
端末デバイスは、LPPメッセージを使用することによって、LMFに端末デバイスの測位能力情報をフィードバックしてよい。たとえば、端末デバイスは、LPP能力提供(provide capabilities)メッセージを使用することによって、LMFに端末デバイスの測位能力情報をフィードバックしてよい。
【0147】
例において、端末デバイスが第1の帯域幅に基づいてSRSを送信する能力のみを有する場合、端末デバイスは、LMFに第1の能力情報を送信してよい。任意選択で、端末デバイスは、LMFに切り替え時間を送信してよい。端末デバイスが第2の帯域幅に基づいてSRSを送信する能力のみを有する場合、端末デバイスは、LMFに第2の能力情報を送信してよい。
【0148】
端末デバイスが、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信する能力と、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信する能力との両方を有する場合、端末デバイスは、LMFに第1の能力情報および第2の能力情報を報告してよい。任意選択で、端末デバイスは、LMFに切り替え時間を報告してよい。
【0149】
別の例において、端末デバイスが、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信する能力と、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信する能力とを有する場合、端末デバイスは、代替的に、LMFに第1の能力情報を送信してよく、第2の能力情報を報告しない。任意選択で、端末デバイスは、LMFに切り替え時間を送信してよい。端末デバイスが第2の帯域幅に基づいてSRSを送信する能力のみを有する場合、端末デバイスは、LMFに第2の能力情報を送信してよい。
【0150】
ステップ404:LMFが、第1のネットワークデバイスに第3の情報を送信する。
【0151】
第1のネットワークデバイスは、端末デバイスにサービスを提供しているネットワークデバイスであってよい。本明細書における第3の情報は、端末デバイスのために決定されたSRS構成情報を報告するように第1のネットワークデバイスに要求するために使用されてよく、または第3の情報は、端末デバイスのためのSRS構成情報を決定するように第1のネットワークデバイスに示してよい。第3の情報は、NR測位プロトコル付属文書(NR positioning protocol annex、NRPPa)測位情報要求(positioning information request)メッセージであってよく、または新たに定義されたメッセージであってよい。
【0152】
任意選択で、第3の情報は、インジケーション情報を含んでよい。本明細書におけるインジケーション情報は、第1のネットワークデバイスのためにLMFによって推奨されるSRS構成情報を示してよい。たとえば、インジケーション情報は、端末デバイスのための第2のSRS構成情報を決定するように第1のネットワークデバイスに示してよい。第2のSRS構成情報は、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信するように端末デバイスに示す。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第1のSRS構成情報を決定するように第1のネットワークデバイスに示してよい。第1のSRS構成情報は、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信するように端末デバイスに示してよい。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第1のSRS構成情報および第2のSRS構成情報を決定するように第1のネットワークデバイスに示してよい。
【0153】
例において、LMFは、ステップ401で受信された位置要求情報に基づいて、位置要求のサービス品質(quality of service、QoS)またはレイテンシの要件を決定してよく、LMFは、位置要求のQoSまたはレイテンシの要件に基づいて、第1のネットワークデバイスのための推奨されるSRS構成情報を決定してよい。たとえば、位置要求のQoSの要件が高い場合、測位精度の要件は高い。この場合、LMFは、第1のネットワークデバイスに、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信するための構成情報を推奨してよい。位置要求のQoSの要件が低い場合、測位精度の要件は低い。この場合、LMFは、第1のネットワークデバイスに、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信するための構成情報を推奨してよい。代替的に、位置要求のレイテンシの要件が高い場合、LMFは、端末デバイスの位置情報を短い周期でフィードバックする必要がある。この場合、LMFは、第1のネットワークデバイスに、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信するための構成情報を推奨してよい。位置要求のレイテンシの要件が低い場合、LMFは、端末デバイスの位置情報を短い周期でフィードバックする必要がなく、LMFは、端末デバイスの位置情報を長い周期でフィードバックしてよい。この場合、LMFは、第1のネットワークデバイスに、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信するための構成情報を推奨してよい。代替的に、位置要求のレイテンシの要件が高く、位置要求のQoSの要件が高い場合、LMFは、第1のネットワークデバイスに、第1の帯域幅および第2の帯域幅に基づいてSRSを送信するための構成情報を推奨してよい。
【0154】
別の例において、LMFは、端末デバイスの測位能力情報に基づいて、第1のネットワークデバイスにSRS構成情報を推奨してよい。たとえば、端末デバイスが第1の帯域幅に基づくSRSの送信をサポートする場合、LMFは、第1のネットワークデバイスに、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信するための構成情報を推奨してよい。別の例として、端末デバイスが第2の帯域幅に基づくSRSの送信をサポートするが、第1の帯域幅に基づくSRSの送信をサポートしない場合、LMFは、第1のネットワークデバイスに、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信するための構成情報を推奨してよい。別の例として、端末デバイスが第1の帯域幅に基づくSRSの送信をサポートし、端末デバイスが第2の帯域幅に基づくSRSの送信もサポートする場合、LMFは、第1のネットワークデバイスに、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信するための構成情報、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信するための構成情報、ならびに第1の帯域幅および第2の帯域幅に基づいてSRSを送信するための構成情報のうちの1つまたは複数を推奨してよい。
【0155】
ステップ405:第1のネットワークデバイスが、端末デバイスにSRS構成情報を送信する。
【0156】
本明細書におけるSRS構成情報は、第1のSRS構成情報および第2のSRS構成情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0157】
例において、第1のネットワークデバイスは、LMFによって推奨されたSRS構成情報に基づいて、端末デバイスのためのSRS構成情報を決定してよい。たとえば、インジケーション情報が端末デバイスのための第1のSRS構成情報を決定するように示す場合、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスのための第1のSRS構成情報を決定し、端末デバイスに第1のSRS構成情報を送信してよい。インジケーション情報が端末デバイスのための第2のSRS構成情報を決定するように示す場合、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスのための第2のSRS構成情報を決定し、端末デバイスに第2のSRS構成情報を送信してよい。インジケーション情報が端末デバイスのための第1のSRS構成情報および第2のSRS構成情報を決定するように示す場合、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスのための第1のSRS構成情報および第2のSRS構成情報を決定してよい。
【0158】
別の例において、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスの能力情報に基づいて、端末デバイスのためのSRS構成情報を決定してよい。たとえば、端末デバイスが第1の帯域幅に基づくSRSの送信をサポートする場合、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスのための第1のSRS構成情報を決定し、端末デバイスに第1のSRS構成情報を送信してよい。端末デバイスが第2の帯域幅にのみ基づくSRSの送信をサポートする場合、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスのための第2のSRS構成情報を決定し、端末デバイスに第2のSRS構成情報を送信してよい。端末デバイスが第1の帯域幅および第2の帯域幅に基づくSRSの送信をサポートする場合、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスのための第1のSRS構成情報および第2のSRS構成情報のうちの1つまたは複数を決定し、端末デバイスに第1のSRS構成情報および第2のSRS構成情報のうちの1つまたは複数を送信してよい。
【0159】
可能な実装において、端末デバイスのために第1のネットワークデバイスによって決定される第1のSRS構成情報は、周期、帯域幅、コムサイズ(combsize)、オフセット、および巡回シフトなどの情報を含んでよい。端末デバイスのために第1のネットワークデバイスによって決定される第2のSRS構成情報は、周期、帯域幅、コムサイズ、オフセット、および巡回シフトなどの情報を含んでよい。任意選択で、端末デバイスによって報告された切り替え時間が長い、たとえば、予め設定された閾値以上である場合、第1のネットワークデバイスによって決定される第1のSRS構成情報の中の周期は、より大きくてよく、過度に小さくなり得ず、たとえば、予め設定された周期以上であってよい。主な理由は、端末デバイスによって第1の帯域幅と第2の帯域幅との間を切り替えるための時間が長く、第1のSRS構成情報の中の周期が小さい値に設定される場合、端末デバイスが第1の帯域幅と第2の帯域幅との間を頻繁に切り替える可能性があり、端末デバイスのエネルギー消費が増やされる可能性があることである。
【0160】
第1のSRS構成情報および/または第2のSRS構成情報に含まれる情報に関しては、通常のテクノロジーを参照されたい。第1のSRS構成情報および/または第2のSRS構成情報に含まれる情報は、本出願のこの実施形態において網羅的に列挙されない。端末デバイスは、第1のSRS構成情報および/または第2のSRS構成情報に基づいて、対応する時間周波数リソースおよび帯域幅上でSRSを送信してよいことを理解されたい。たとえば、本出願のこの実施形態において、端末デバイスは、第1のSRS構成情報に基づいて、第1の帯域幅に基づいて対応する時間周波数リソース上でSRSを送信してよい。
【0161】
第1のネットワークデバイスは、RRCメッセージを使用することによって端末デバイスにSRS構成情報を送信してよい。たとえば、SRS構成情報は、RRC再構成(RRC reconfiguration)メッセージを使用することによって端末デバイスに送信されてよい。代替的に、SRS構成情報は、新たに定義されたメッセージを使用することによって端末デバイスに送信されてよい。
【0162】
ステップ406:第1のネットワークデバイスが、端末デバイスのために決定されたSRS構成情報をLMFに送信する。
【0163】
第1のネットワークデバイスは、測位情報応答(positioning information response)メッセージを使用することによって、SRS構成情報をLMFに送信してよい。第1のネットワークデバイスが端末デバイスのための第1のSRS構成情報を決定する場合、第1のネットワークデバイスは、第1のSRS構成情報をLMFに送信してよい。第1のネットワークデバイスが端末デバイスのための第2のSRS構成情報を決定する場合、第1のネットワークデバイスは、第2のSRS構成情報をLMFに送信してよい。第1のネットワークデバイスが端末デバイスのための第1のSRS構成情報および第2のSRS構成情報を決定する場合、第1のネットワークデバイスは、第1のSRS構成情報および第2のSRS構成情報をLMFに送信してよい。
【0164】
ステップ405およびステップ406は、実行順序を示さないことを理解されたい。ステップ405は、ステップ406の前に実行されてよく、またはステップ406は、ステップ405の前に実行されてよく、またはステップ405およびステップ406は、同時に実行されてよい。これは、本出願において限定されない。
【0165】
ステップ407:LMFが、測定ネットワークデバイスを選択する。
【0166】
本明細書における測定ネットワークデバイスは、ステップ405において端末デバイスのためのSRS構成情報を決定する第1のネットワークデバイスであってもよく、または別のネットワークデバイスであってよい。区別しやすくするために、測定ネットワークデバイスは、以下で第2のネットワークデバイスと呼ばれる。
【0167】
ステップ408:LMFが、測定要求(measurement request)メッセージを第2のネットワークデバイスに送信する。
【0168】
本明細書における測定要求メッセージは、端末デバイスのSRS構成情報を含んでよい。SRS構成情報は、第1のSRS構成情報および第2のSRS構成情報のうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0169】
ステップ409:端末デバイスが、SRSを送信する。
【0170】
ステップ405において端末デバイスが第1のネットワークデバイスから第1のSRS構成情報を受信する場合、端末デバイスは、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信してよい。ステップ405において端末デバイスが第1のネットワークデバイスから第2のSRS構成情報を受信する場合、端末デバイスは、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信してよい。ステップ405において端末デバイスが第1のネットワークデバイスから第1のSRS構成情報および第2のSRS構成情報を受信する場合、端末デバイスは、第1の帯域幅および第2の帯域幅に基づいてSRSを別々に送信してよい。端末デバイスによって送信されたSRSは、1つもしくは複数の第2のネットワークデバイスによって受信されてよく、または端末デバイスにサービスを提供している第1のネットワークデバイスによって受信されてよいことを理解されたい。
【0171】
ステップ410:第2のネットワークデバイスが、測定応答(measurement response)メッセージをLMFに送信する。
【0172】
測定応答メッセージは、端末デバイスによって送信されたSRSに基づく測定を通じて第2のネットワークデバイスによって取得された測定結果を含んでよい。測定結果は、SRSの参照信号受信電力(reference signal received power、RSRP)、参照信号受信品質(reference signal received quality、RSRQ)、信号対干渉雑音比(signal to interference plus noise ratio、SINR)、相対到着時間(relative time of arrival、RTOA)、到着時間(time of arrival、TOA)、および到来角(angle of arrival、AOA)のうちの1つまたは複数であってよい。代替的に、測定結果は、SRSのRSRP、RSRQ、SINR、RTOA、およびAOAのうちの1つまたは複数に基づいて量子化によって取得された値であってよい。
【0173】
可能な実装において、第1のネットワークデバイスが端末デバイスのための第1のSRS構成情報を構成する場合、端末デバイスは、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信し、第2のネットワークデバイスは、やはり、第1の帯域幅に基づいて送信されたSRSを測定して測定結果を取得する。第1のネットワークデバイスが端末デバイスのための第2のSRS構成情報を構成する場合、端末デバイスは、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信し、第2のネットワークデバイスは、やはり、第2の帯域幅に基づいて送信されたSRSを測定して測定結果を取得する。第1のネットワークデバイスが端末デバイスのための第1のSRS構成情報および第2のSRS構成情報を構成する場合、端末デバイスは、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信し、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信し、第2のネットワークデバイスは、やはり、第1の帯域幅に基づいて送信されたSRSを測定し、第2の帯域幅に基づいて送信されたSRSを測定して、第1の帯域幅におけるSRSの測定結果および第2の帯域幅におけるSRSの測定結果を別々に取得する。
【0174】
ステップ411:LMFが、第2のネットワークデバイスによって報告された測定結果に基づく処理を通じて、端末デバイスの位置情報を取得する。
【0175】
LMFは、アップリンク到来角(uplink angle of arrival、UL-AOA)測位テクノロジーまたはアップリンク到着時間差(uplink time difference of arrival、UL-TDOA)測位テクノロジーを使用することによる処理を通じて、端末デバイスの位置情報を取得してよい。LMFは、代替的に、別の測位テクノロジーを使用することによって端末デバイスの位置情報を決定してよいことに留意されたい。これは、本出願において特に限定されない。
【0176】
可能な実装においては、第1の帯域幅におけるSRSの測定情報に基づく解決によって取得される端末デバイスの位置情報が、第2の帯域幅におけるSRSの測定情報に基づく位置解決を実行するための参照情報として使用されてよい。詳細が、下で説明される。
【0177】
たとえば、位置要求のQoSの要件が高く、位置要求のレイテンシの要件が高い。したがって、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信するための第1のSRS構成情報と、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信するための第2のSRS構成情報とが、端末デバイスのために決定されてよい。第1のSRS構成情報の中のSRS送信周期は、200msであり、第2のSRS構成情報の中のSRS送信周期は、20msである場合がある。端末デバイスは、第1のSRS構成情報の中のSRS送信周期に基づいて、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信し、第2のSRS構成情報の中のSRS送信周期に基づいて、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信してよい。LMFは、第2のネットワークデバイスから、第1の帯域幅におけるSRSの測定結果および第2の帯域幅におけるSRSの測定結果を受信してよい。第2のSRS構成情報の中のSRS送信周期はより短く、したがって、LMFが第2のネットワークデバイスから第2の帯域幅におけるSRSの測定結果のみを受信する場合があることがあり得ることを理解されたい。LMFは、SRSの測定結果に基づく処理を通じて、端末デバイスの位置情報を取得してよい。
【0178】
図4Bに示されるように、P1は、第1の帯域幅におけるSRSの測定結果に基づく処理を通じて端末デバイスによって取得された端末デバイスの位置情報であり、P2は、第2の帯域幅におけるSRSの測定結果に基づく処理を通じて端末デバイスによって取得された端末デバイスの位置情報である。P1とP2と間の位置の差が大きいことを図4Bから知ることができ、P2の誤差が大きいと考えられてよい。この場合、LMFは、P1を参照情報として使用することによってP1周辺の端末デバイスを検索し、第2の帯域幅におけるSRSの測定結果を使用することによる処理を通じて、P1周辺の端末デバイスの位置情報を取得してよい。P1周辺で端末デバイスが検索される検索範囲は、予め指定されてよい。図4Bにおいては、説明のための例として円が使用される。実施中、検索範囲は、代替的に、矩形の範囲などであってよい。これは、本出願において特に限定されない。
【0179】
この解決策に基づいて、P1は、第1の帯域幅におけるSRSの測定結果に基づいて取得される。したがって、P1の精度は、より高い。したがって、LMFが第2の帯域幅におけるSRSの測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を解決するとき、より精度の高い端末デバイスの位置情報が、小さな帯域幅におけるSRSの測位精度を向上させるために、検索範囲を制限するための参照として使用されてよい。加えて、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信する周期がより短いので、位置要求のレイテンシの要件も満たされ得る。
【0180】
以下で、特定の実施形態を参照して測位情報送信方法を説明する。図5に示されるように、以下のステップが含まれてよい。
【0181】
ステップ501:端末デバイスが、ランダムアクセス手順(access procedures)を使用することによってネットワークデバイスとのアップリンクの同期を確立し、RRCセットアップ手順(RRC Setup procedures)を使用することによってネットワークデバイスへのRRC接続を確立する。
【0182】
ステップ502:ネットワークデバイスが、端末デバイスにRRC UE Capability Enquiryを送信する。
【0183】
RRC UE Capability Enquiryは、端末デバイスの能力情報を報告するように端末デバイスに示してよい。
【0184】
ステップ503:端末デバイスが、ネットワークデバイスにRRC UE Capability Informationを送信する。
【0185】
RRC UE Capability Informationは、第1の能力情報、第2の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0186】
ステップ504:LMFが、位置サービス要求を受信する。
【0187】
位置サービス要求は、端末デバイスの位置情報を要求するために使用されてよい。
【0188】
ステップ505:LMFが、端末デバイスにLPP Request Capabilitiesを送信する。
【0189】
LPP Request Capabilitiesは、端末デバイスの測位能力情報を報告するように端末デバイスに示してよい。
【0190】
ステップ506:端末デバイスが、LMFにLPP Provide Capabilitiesを送信する。
【0191】
LPP Provide Capabilitiesは、第1の能力情報、第2の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0192】
ステップ507:LMFが、ネットワークデバイスにNRPPa Positioning Information Requestを送信する。
【0193】
NRPPa Positioning Information Requestは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されたSRS構成情報を要求するために使用されてよい。任意選択で、NRPPa Positioning Information Requestは、代替的に、ネットワークデバイスのためにLMFによって推奨されるSRS構成情報を含んでよい。
【0194】
ステップ508:ネットワークデバイスが、端末デバイスにRRC Reconfigurationを送信する。
【0195】
RRC Reconfigurationは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されたSRS構成情報を含んでよい。本明細書におけるSRS構成情報は、第1のSRS構成情報および/または第2のSRS構成情報を含んでよい。
【0196】
ステップ509:ネットワークデバイスが、LMFにNRPPa Positioning Information Responseを送信する。
【0197】
本明細書におけるNRPPa Positioning Information Responseは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されたSRS構成情報を含んでよい。SRS構成情報は、第1のSRS構成情報および/または第2のSRS構成情報を含んでよい。
【0198】
ネットワークデバイスは、最初にステップ508を実行し、次いでステップ509を実行するか、または最初にステップ509を実行し、次いでステップ508を実行するか、またはステップ508およびステップ509を同時に実行する場合がある。これは、本出願において特に限定されない。
【0199】
ステップ510:LMFが、ネットワークデバイスに測定要求を送信する。
【0200】
LMFは、測定のために使用されるネットワークデバイスを選択してよい。図5に示された実施形態においては、ステップ508で端末デバイスのためのSRS構成情報を決定するネットワークデバイスが測定のために使用されるネットワークデバイスである例が、説明のために使用される。測定のためにLMFによって選択されるネットワークデバイスは、代替的に、別のネットワークデバイス(図示せず)であってよいことを理解されたい。
【0201】
ステップ511:端末デバイスが、SRSを送信する。
【0202】
端末デバイスは、SRS構成情報に基づいてSRSを送信してよい。たとえば、端末デバイスは、第1のSRS構成情報に基づいて、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信し、および/または第2のSRS構成情報に基づいて、第2の帯域幅に基づいてSRSを送信してよい。
【0203】
ステップ512:ネットワークデバイスが、LMFに測定応答を送信する。
【0204】
測定応答は、端末デバイスによって送信されたSRSに基づいて取得された測定結果を運んでよい。
【0205】
ステップ513:LMFが、測定結果に基づく処理を通じて、端末デバイスの位置情報を取得する。
【0206】
ステップ501からステップ513に基づいて、端末デバイスは、第1の帯域幅に基づいてSRSを送信してよく、SRSの送信帯域幅が増やされる。したがって、TOAの精度も向上され、それによって、端末デバイスの測位精度を向上させることができる。
【0207】
図6は、本出願の実施形態に係る端末デバイスの第3の帯域幅および第4の帯域幅の概略図である。第4の帯域幅は、20MHzであると仮定する。端末デバイスは、第4の帯域幅に基づいてアップリンクデータを送信してよく、または第4の帯域幅に基づいてダウンリンクデータを受信してよい。本出願のこの実施形態においては、測位機能を実行するために使用される第3の帯域幅が、端末デバイスに提供される。第3の帯域幅は、第4の帯域幅よりも大きい。第3の帯域幅は100MHzであると仮定すると、端末デバイスは、100MHzの帯域幅に基づいてPRSを受信し、それによって、測位精度を向上させてよい。第1の帯域幅は、アップリンクデータを送信し、ダウンリンクデータを受信するために使用されてもよい。任意選択で、第3の帯域幅は、代替的に、PRSのみを受信するために使用される場合があり、第3の帯域幅は、アップリンクデータの送信にもダウンリンクデータの受信にも使用され得ない。第3の帯域幅は、第1の帯域幅と同じであるかまたは異なっていてよく、第4の帯域幅は、第2の帯域幅と同じであるかまたは異なっていてよいことに留意されたい。これは、本出願において特に限定されない。
【0208】
図7は、本出願の実施形態に係る測位情報送信方法の例示的な流れ図である。方法は、以下のステップを含み得る。
【0209】
ステップ701:ネットワークデバイスが、端末デバイスに第4の情報を送信する。
【0210】
本明細書における端末デバイスは、ランダムアクセス手順を使用することによってネットワークデバイスとのアップリンクの同期を確立し、RRCセットアップ手順を使用することによってネットワークデバイスとのRRC接続を確立してよい。初期アクセスを実行する端末デバイスに関して、ネットワークデバイスは、端末デバイスの能力情報を持っていない。したがって、ネットワークデバイスは、端末デバイスの能力情報を要求するために、端末デバイスに第4の情報を送信してよい。第4の情報は、端末デバイスの能力情報を報告するように端末デバイスに示してよい。第4の情報は、ユーザ機器能力照会(UE Capability Enquiry)メッセージであってよく、または新たに定義されたメッセージであってよい。
【0211】
ステップ702:端末デバイスが、ネットワークデバイスに第3の能力情報を送信する。
【0212】
本明細書における第3の能力情報は、第3の帯域幅に基づいて端末デバイスによってPRSを受信する能力情報を含んでよい。任意選択で、第3の能力情報は、PRSを受信するための周波数帯域、第3の帯域幅などのPRSの無線周波数帯域幅、およびPRSを受信するためのリンクによってサポートされるサブキャリア間隔を含んでよい。
【0213】
可能な実装において、端末デバイスは、第4の能力情報をさらに報告してよい。第4の能力情報は、第4の帯域幅に基づいて端末デバイスによってPRSを受信する能力情報を含む。任意選択で、第4の能力情報は、PRSを受信するための周波数帯域、第4の帯域幅などのPRSの無線周波数帯域幅、およびPRSを受信するためのリンクによってサポートされるサブキャリア間隔を含んでよい。
【0214】
別の可能な実装において、端末デバイスは、切り替え時間をさらに報告してよい。切り替え時間は、第3の切り替え時間および/または第4の切り替え時間を含んでよい。第3の切り替え時間は、端末デバイスが第3の帯域幅に基づくPRSの受信から第4の帯域幅に基づくPRSの受信に切り替える切り替え時間である。第4の切り替え時間は、端末デバイスが第4の帯域幅に基づくPRSの受信から第3の帯域幅に基づくPRSの受信に切り替える切り替え時間である。端末デバイスは、第3の切り替え時間および第4の切り替え時間のうちの1つまたは複数をネットワークデバイスに報告してよい。
【0215】
任意選択で、端末デバイスは、ネットワークデバイスに複数の種類の能力情報を送信してもよい。複数の種類の能力情報に関しては、通常のテクノロジーにおける能力情報を参照されたい。たとえば、端末デバイスは、端末デバイスのデータ送信能力をアップロードしてよく、データ送信中にサポートされる周波数帯域、アップリンク/ダウンリンクデータ送信帯域幅、およびサポートされるサブキャリア間隔などの情報が含まれてよい。本出願のこの実施形態は、測位情報送信方法に関連する能力情報を説明することにのみ焦点を当て、その他の能力情報は、再度説明されない。
【0216】
端末デバイスは、報告される能力情報をユーザ機器能力情報(UE Capability Information)メッセージに追加してよい。たとえば、端末デバイスは、第3の能力情報、第4の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数をUE Capability Informationに追加してよい。
【0217】
この解決策に基づいて、端末デバイスは、大きな帯域幅に基づいてPRSを受信する能力を有してよい。したがって、PRSの送信帯域幅も、現在のデータ送信帯域幅より大きく、その結果、端末デバイスの測位精度が、向上され得る。図8を参照して、以下で、大きな帯域幅に基づいて端末デバイスによってPRSを受信するための方法を説明する。
【0218】
図8は、本出願の実施形態に係る測位情報送信方法の例示的な流れ図である。方法は、以下のステップを含み得る。
【0219】
ステップ801:LMFが、位置要求情報を受信する。
【0220】
本明細書における位置要求情報は、端末デバイスの位置情報を要求するために使用されてよい。位置要求情報は、端末デバイスによって送信される場合があり、または端末デバイスの位置情報を取得したいサードパーティサーバによって開始される場合がある。位置要求情報は、位置サービス要求(location service request)メッセージであってよく、または新たに定義されたメッセージであってよい。
【0221】
ステップ802:LMFが、端末デバイスに第5の情報を送信する。
【0222】
本明細書における第5の情報は、端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用されてよい。LMFは、LPPメッセージを使用することによって端末デバイスに第5の情報を送信してよい。第5の情報は、LPP Request Capabilitiesメッセージであってよく、または新たに定義されたメッセージであってよい。
【0223】
ステップ803:端末デバイスが、第3の能力情報、第4の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数をLMFに送信する。
【0224】
端末デバイスは、LPPメッセージを使用することによって、LMFに端末デバイスの測位能力情報をフィードバックしてよい。たとえば、端末デバイスは、LPP Provide Capabilitiesメッセージを使用することによって、LMFに端末デバイスの測位能力情報をフィードバックしてよい。
【0225】
例において、端末デバイスが第3の帯域幅に基づいてPRSを受信する能力のみを有する場合、端末デバイスは、LMFに第3の能力情報を送信してよい。任意選択で、端末デバイスは、LMFに切り替え時間を送信してよい。端末デバイスが第4の帯域幅に基づいてPRSを受信する能力のみを有する場合、端末デバイスは、LMFに第4の能力情報を送信してよい。
【0226】
端末デバイスが、第3の帯域幅に基づいてPRSを受信する能力と、第4の帯域幅に基づいてPRSを受信する能力との両方を有する場合、端末デバイスは、LMFに第3の能力情報および第4の能力情報を報告してよい。任意選択で、端末デバイスは、LMFに切り替え時間を報告してよい。
【0227】
別の例において、端末デバイスが、第3の帯域幅に基づいてPRSを送信する能力と、第4の帯域幅に基づいてPRSを受信する能力とを有する場合、端末デバイスは、代替的に、LMFに第3の能力情報を送信してよく、第4の能力情報を報告しない。任意選択で、端末デバイスは、LMFに切り替え時間を送信してよい。端末デバイスが第4の帯域幅に基づいてPRSを受信する能力のみを有する場合、端末デバイスは、LMFに第4の能力情報を送信してよい。
【0228】
ステップ804:LMFが、ネットワークデバイスに第6の情報を送信する。
【0229】
本明細書における第6の情報は、決定されたPRSリソース構成情報を報告するようにネットワークデバイスに要求するために使用されてよい。第6の情報は、送受信点(transmission and reception point、TRP)情報(information)要求(request)メッセージであってよい。
【0230】
ステップ805:ネットワークデバイスが、第3のPRSリソース構成情報を決定する。
【0231】
第3のPRSリソース構成情報は、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいてPRSを受信するように端末デバイスに示してよい。第3のPRSリソース構成情報は、周期、時間領域シンボルの量、オフセット、繰り返し係数(repetition factor)、および開始リソースブロック(resource block、RB)などの情報を含んでよい。
【0232】
本出願のこの実施形態において提供される第3のPRSリソース構成情報に含まれるその他の情報に関しては、通常のテクノロジーを参照するものとして、第3のPRSリソース構成情報に含まれる情報は、本出願のこの実施形態において網羅的に列挙されないことを理解されたい。
【0233】
任意選択で、ネットワークデバイスは、端末デバイスのための複数の第3のPRSリソース構成情報を決定してよい。1つのセル識別子が、1つの第3のPRSリソース構成情報に対応する場合がある。第3のPRSリソース構成情報は、セルの周波数情報も含んでよい。セルに関して、ネットワークデバイスは、第3の帯域幅に基づいてセルのPRSを受信するように構成する場合があり、または第4の帯域幅に基づいてセルのPRSを受信するように構成する場合があり、または第3の帯域幅および第4の帯域幅に基づいてセルのPRSを受信するように構成する場合がある。
【0234】
例において、端末デバイスが第3の帯域幅に基づくPRSの受信をサポートする場合、ネットワークデバイスは、第3の帯域幅に基づいてPRSを受信するための1つまたは複数の第3のPRSリソース構成情報を決定してよい。端末デバイスが第4の帯域幅に基づくPRSの受信をサポートするが、第3の帯域幅に基づくPRSの受信をサポートしない場合、ネットワークデバイスは、第4の帯域幅に基づいてPRSを受信するための1つまたは複数の第3のPRSリソース構成情報を構成してよい。端末デバイスが第3の帯域幅に基づくPRSの受信をサポートし、第4の帯域幅に基づくPRSの受信をサポートする場合、ネットワークデバイスは、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいてPRSを受信するための1つまたは複数の第3のPRSリソース構成情報を構成してよい。
【0235】
可能な実装においては、本明細書の1つまたは複数のネットワークデバイスが存在する場合がある。LMFは、TRP Information Requestメッセージを複数のネットワークデバイスに送信してよい。TRP Information Requestを受信するネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって管理されるセルの1つまたは複数の第3のPRSリソース構成情報を決定し、1つまたは複数の第3のPRSリソース構成情報をLMFに送信してよい。
【0236】
さらに、ステップ805は、必ずしもステップ804の後に実行されるわけではないことに留意されたい。ステップ805は、ネットワークデバイスが、ネットワークデバイスによって管理されるセル内にREDCAP端末デバイスが存在すると判定するときに決定されてよい。ステップ804の後、ネットワークデバイスが端末デバイスのための第3のPRSリソース構成情報を決定する場合、ステップ806が実行されてよい。
【0237】
ステップ806:ネットワークデバイスが、LMFに第3のPRSリソース構成情報を送信する。
【0238】
ネットワークデバイスは、1つまたは複数の第3のPRSリソース構成情報を決定してよい。ネットワークデバイスは、送受信点情報応答(TRP Information Response)メッセージを使用することによって、第3のPRS構成情報をLMFに送信してよい。
【0239】
ステップ807:端末デバイスが、LMFに測位支援情報要求(LPP Request Assistance Information)を送信する。
【0240】
本明細書における測位支援情報要求は、PRSの構成情報をフィードバックするようにLMFに要求するために使用されてよい。
【0241】
ステップ808:LMFが、端末デバイスに第3のPRSリソース構成情報を送信する。
【0242】
LMFは、1つまたは複数のネットワークデバイスからの1つまたは複数の第3のPRSリソース構成情報の一部またはすべてを端末デバイスに送信してよい。任意選択で、LMFは、複数の受信された第3のPRSリソース構成情報から一部を選択し、その一部を端末デバイスに送信してよい。
【0243】
例において、LMFは、位置要求のQoSまたはレイテンシの要件に基づいて、端末デバイスのための第3のPRSリソース構成情報を決定してよい。たとえば、位置要求のQoSの要件が高い場合、測位精度の要件は高い。この場合、LMFは、第1の帯域幅に基づいてPRSを受信するように端末デバイスに示してよい。位置要求のQoSの要件が低い場合、測位精度の要件は低い。この場合、LMFは、第2の帯域幅に基づいてPRSを受信するように端末デバイスに示してよい。代替的に、位置要求のレイテンシの要件が高い場合、LMFは、端末デバイスの位置情報を短い周期でフィードバックする必要がある。この場合、LMFは、第2の帯域幅に基づいてPRSを受信するように端末デバイスに示してよい。位置要求のレイテンシの要件が低い場合、LMFは、端末デバイスの位置情報を短い周期でフィードバックする必要がなく、LMFは、端末デバイスの位置情報を長い周期でフィードバックしてよい。この場合、LMFは、第1の帯域幅に基づいてPRSを受信するように端末デバイスに示してよい。代替的に、位置要求のレイテンシの要件が高く、位置要求のQoSの要件が高い場合、LMFは、第1の帯域幅および第2の帯域幅に基づいてPRSを受信するように端末デバイスに示してよい。
【0244】
ステップ809:端末デバイスが、ネットワークデバイスからPRSを受信する。
【0245】
ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによってLMFに報告された第3のPRSリソース構成情報に基づいてPRSを送信してよい。たとえば、ネットワークデバイスは、第3の帯域幅および対応する時間周波数リソースに基づいてPRSをブロードキャストしてよく、ならびに/またはネットワークデバイスは、第4の帯域幅および対応する時間周波数リソースに基づいてPRSをブロードキャストしてよい。端末デバイスは、セルの第3のPRSリソース構成情報に基づいて、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいてPRSを受信してよい。
【0246】
たとえば、セル1の第3のPRSリソース構成情報は、第3の帯域幅に基づいてPRSを受信するように端末デバイスに示し、セル2の第3のPRSリソース構成情報は、第4の帯域幅に基づいてPRSを受信するように端末デバイスに示し、セル3の第3のPRSリソース構成情報は、第3の帯域幅および第4の帯域幅に基づいてPRSを受信するように端末デバイスに示す。この場合、端末デバイスは、セル1の第3のPRSリソース構成情報に基づいて、第3の帯域幅に基づいて対応する時間周波数リソース上でセル1のPRSを受信してよく、端末デバイスは、セル2の第3のPRSリソース構成情報に基づいて、第4の帯域幅に基づいて対応する時間周波数リソース上でセル2のPRSを受信してよく、端末デバイスは、セル3の第3の構成情報に基づいて、第3の帯域幅および第4の帯域幅に基づいて対応する時間周波数リソース上のセル3のPRSを受信してよい。
【0247】
端末デバイスは、1つまたは複数のネットワークデバイスからPRSを受信し、PRSを測定して測定結果を取得してよい。本明細書における測定結果は、PRSのRSRP、RSRQ、SINR、RTOA、TOA、およびAOAのうちの1つまたは複数であってよい。代替的に、測定結果は、RSRP、RSRQ、SINR、RTOA、TOA、およびAOAのうちの1つまたは複数に基づいて量子化によって取得された値であってよい。
【0248】
ステップ810:端末デバイスが、LMFに測定結果を報告する。
【0249】
端末デバイスは、測定情報応答(LPP measurement information response)メッセージをLMFに送信する。
【0250】
ステップ811:LMFが、測定結果に基づく処理を通じて、端末デバイスの位置情報を取得する。
【0251】
LMFは、TOA測位テクノロジーおよびAOA測位テクノロジーに基づいて、端末デバイスの位置情報を決定してよい。LMFは、代替的に、別の測位テクノロジーを使用することによって端末デバイスの位置情報を決定してよいことに留意されたい。これは、本出願において特に限定されない。
【0252】
可能な実装においては、第1の帯域幅におけるPRSの測定情報に基づく解決によって取得される端末デバイスの位置情報が、第2の帯域幅におけるPRSの測定情報に基づく位置解決を実行するための参照情報として使用されてよい。
【0253】
以下で、特定の実施形態を参照して、本出願のこの実施形態において提供される測位情報送信方法を説明し、記述する。図9Aおよび図9Bは、本出願の実施形態に係る測位情報送信方法の例示的な流れ図である。方法は、以下のステップを含み得る。
【0254】
ステップ901:端末デバイスが、アクセス手順を使用することによってネットワークデバイスとのアップリンクの同期を確立し、RRC Setup Proceduresを使用することによってネットワークデバイスへのRRC接続を確立する。
【0255】
ステップ902:ネットワークデバイスが、端末デバイスにRRC UE Capability Enquiryを送信する。
【0256】
RRC UE Capability Enquiryは、端末デバイスの能力情報を報告するように端末デバイスに示してよい。
【0257】
ステップ903:端末デバイスが、ネットワークデバイスにRRC UE Capability Informationを送信する。
【0258】
RRC UE Capability Informationは、第3の能力情報、第4の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0259】
ステップ904:LMFが、位置サービス要求を受信する。
【0260】
位置サービス要求は、端末デバイスの位置情報を要求するために使用されてよい。
【0261】
ステップ905:LMFが、端末デバイスにLPP Request Capabilitiesを送信する。
【0262】
LPP Request Capabilitiesは、端末デバイスの測位能力情報を報告するように端末デバイスに示してよい。
【0263】
ステップ906:端末デバイスが、LMFにLPP Provide Capabilitiesを送信する。
【0264】
LPP Provide Capabilitiesは、第3の能力情報、第4の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0265】
ステップ907:LMFが、ネットワークデバイスにNRPPa TRP Information Requestを送信する。
【0266】
NRPPa TRP Information Requestは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されたSRS構成情報を要求するために使用されてよい。
【0267】
ステップ908:ネットワークデバイスが、端末デバイスにNRPPa TRP Information Responseを送信する。
【0268】
NRPPa TRP Information Responseは、端末デバイスのために決定された1つまたは複数の第3のPRSリソース構成情報を含んでよい。
【0269】
ステップ909:端末デバイスが、LMFにLPP Request Assistance Informationを送信する。
【0270】
本明細書におけるLPP Request Assistance Informationは、PRSの構成情報をフィードバックするようにLMFに要求するために使用される。
【0271】
ステップ910:LMFが、端末デバイスにLPP Provide Assistance Informationを送信する。
【0272】
LPP Provide Assistance Informationは、端末デバイスのために1つまたは複数のネットワークデバイスによって決定された1つまたは複数の第3のPRSリソース構成情報を運んでよい。
【0273】
ステップ911:ネットワークデバイスが、PRSを送信する。
【0274】
本明細書におけるネットワークデバイスは、LMFに報告された第3のPRSリソース構成情報に基づいて、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいてPRSを送信してよい。端末デバイスは、第3のPRSリソース構成情報に基づいて、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて1つまたは複数のセルのPRSを受信してよい。
【0275】
また、端末デバイスは、受信されたPRSに基づいて測定を実行して、測定結果を取得してよい。本明細書における測定結果は、RSRP、RSRQ、SINR、TOA、AOA、およびRTOAのうちの1つまたは複数であってよい。
【0276】
ステップ912:端末デバイスが、LMFにPRS測定結果を送信する。
【0277】
端末デバイスは、LPP 測定応答メッセージを使用することによって、LMFに測定結果を送信してよい。
【0278】
ステップ913:LMFが、測定結果に基づく処理を通じて、端末デバイスの位置情報を取得する。
【0279】
ステップ901からステップ913に基づいて、端末デバイスは、大きな帯域幅に基づいてPRSを受信してよく、その結果、測位精度が、向上され得る。さらに、LMFは、複数のPRS構成情報から1つまたは複数のPRS構成情報を選択し、端末デバイスに構成情報をフィードバックし、それによって、シグナリング送信のオーバーヘッドを削減することができる。
【0280】
図10に示されるように、通信方法と同じ技術的概念に基づいて、装置1000が提供される。装置1000は、方法の端末デバイス側、ネットワークデバイス側、および位置サーバ側で実行されるステップを実行することができる。繰り返しを避けるために、詳細は本明細書において再度説明されない。
【0281】
装置1000は、通信ユニット1010および処理ユニット1020を含み、任意選択で、ストレージユニット1030をさらに含む。処理ユニット1020が、ストレージユニット1030および通信ユニット1010に別々に接続されてよく、またはストレージユニット1030が、通信ユニット1010に接続されてよい。処理ユニット1020は、ストレージユニット1030と統合される場合がある。通信ユニット1010は、トランシーバ、トランシーバマシン、トランシーバ装置などとも呼ばれる場合がある。処理ユニット1020は、プロセッサ、処理基板、処理モジュール、処理装置などとも呼ばれる場合がある。任意選択で、通信ユニット1010内にあり、受信機能を実装するように構成されるコンポーネントが、受信ユニットと考えられてよく、通信ユニット1010内にあり、送信機能を実装するように構成されるコンポーネントが、送信ユニットと考えられてよい。言い換えると、通信ユニット1010が、受信ユニットおよび送信ユニットを含む。通信ユニットは、トランシーバマシン、トランシーバ、トランシーバ回路などとも呼ばれる場合がある。受信ユニットは、受信機マシン、受信機、受信回路などとも呼ばれる場合がある。送信ユニットは、送信機マシン、送信機、送信回路などとも呼ばれる可能性がある。
【0282】
通信ユニット1010は、方法の実施形態の端末デバイス側、ネットワークデバイス側、および位置サーバ側の送信動作および受信動作を実行するように構成され、処理ユニット1020は、方法の実施形態の端末デバイス側、ネットワークデバイス側、および位置サーバ側の送信および受信動作以外の動作を実行するように構成されることを理解されたい。たとえば、実装において、通信ユニット1010は、図3から図5および図7から図9Aおよび図9Bにおける端末デバイス側、ネットワークデバイス側、および位置サーバ側の受信動作、もしくは端末デバイス側、ネットワークデバイス側、および位置サーバ側の送信動作を実行するように構成され、ならびに/または通信ユニット1010は、本出願の実施形態の端末デバイス側、ネットワークデバイス側、および位置サーバ側のその他の受信および送信ステップを実行するようにさらに構成される。処理ユニット1020は、図3から図5および図7から図9Aおよび図9Bにおける端末デバイス側、ネットワークデバイス側、および位置サーバ側の処理ステップを実行するように構成され、ならびに/または処理ユニット1020は、本出願の実施形態の端末デバイス側、ネットワークデバイス側、および位置サーバ側のその他の処理ステップを実行するように構成される。
【0283】
ストレージユニット1030は、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。
【0284】
たとえば、装置1000が、端末デバイス側で実行されるステップを実行するように構成されるとき、通信ユニット1010は、ネットワークデバイスから第1の情報を受信することであって、第1の情報が、通信装置の能力コンテキスト情報を要求するために使用される、受信することを行うように構成され、処理ユニット1020は、第1の能力情報を決定することであって、第1の能力情報が、第1の帯域幅に基づいて通信装置によって参照信号を送信する能力情報を含み、第1の帯域幅が、第2の帯域幅よりも大きく、第1の帯域幅が、参照信号を送信するために通信装置によって使用され、第2の帯域幅が、通信データを受信および送信するために通信装置によって使用される、決定することを行うように構成され、通信ユニット1010は、ネットワークデバイスに第1の能力情報を送信するようにさらに構成される。
【0285】
可能な実装において、処理ユニット1020は、第2の能力情報を決定することであって、第2の能力情報が、第2の帯域幅に基づいて通信装置によって参照信号を送信する能力情報を含む、決定することを行うようにさらに構成され、通信ユニット1010は、ネットワークデバイスに第2の能力情報を送信するようにさらに構成される。
【0286】
可能な実装において、処理ユニット1020は、切り替え時間を決定することであって、切り替え時間が、通信装置による第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、決定することを行うようにさらに構成され、切り替え時間は、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、第1の切り替え時間は、通信装置が第1の帯域幅に基づく参照信号の送信から第2の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、第2の切り替え時間は、通信装置が第2の帯域幅に基づく参照信号の送信から第1の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、通信ユニット1010は、ネットワークデバイスに切り替え時間を送信するようにさらに構成される。
【0287】
可能な実装において、通信ユニット1010は、位置サーバから第2の情報を受信することであって、第2の情報が、通信装置の測位能力情報を要求するために使用される、受信することと、第1の能力情報、第2の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数を位置サーバに送信することとを行うようにさらに構成される。
【0288】
可能な実装において、通信ユニット1010は、ネットワークデバイスから第1の参照信号構成情報を受信することであって、第1の参照信号構成情報が、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように通信装置に示す、受信することと、第1の参照信号構成情報に基づいて、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信することとを行うようにさらに構成される。
【0289】
可能な実装において、通信ユニット1010は、ネットワークデバイスから第2の参照信号構成情報を受信することであって、第2の参照信号構成情報が、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように通信装置に示す、受信することと、第2の参照信号構成情報に基づいて、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信することとを行うようにさらに構成される。
【0290】
たとえば、装置1000が、端末デバイスによって実行されるステップを実行するように構成されるとき、通信ユニット1010は、ネットワークデバイスから第4の情報を受信することであって、第4の情報が、通信装置の能力コンテキスト情報を要求するために使用される、受信することを行うように構成され、処理ユニット1020は、第3の能力情報を決定することであって、第3の能力情報が、第3の帯域幅に基づいて通信装置によって参照信号を受信する能力情報を含み、第3の帯域幅が、第4の帯域幅よりも大きく、第4の帯域幅が、参照信号を受信するために通信装置によって使用され、第4の帯域幅が、通信データを受信および送信するために通信装置によって使用される、決定することを行うように構成され、通信ユニット1010は、ネットワークデバイスに第3の能力情報を送信するようにさらに構成される。
【0291】
可能な実装において、処理ユニット1020は、第4の能力情報を決定することであって、第4の能力情報が、第4の帯域幅に基づいて通信装置によって参照信号を受信する能力情報を含む、決定することを行うようにさらに構成され、通信ユニット1010は、ネットワークデバイスに第4の能力情報を送信するようにさらに構成される。
【0292】
可能な実装において、処理ユニット1020は、切り替え時間を決定することであって、切り替え時間が、通信装置による第3の帯域幅に基づく参照信号の受信と第4の帯域幅に基づく参照信号の受信との間の切り替え時間である、決定することを行うようにさらに構成され、切り替え時間は、第3の切り替え時間および/または第4の切り替え時間を含み、第3の切り替え時間は、通信装置が第3の帯域幅に基づく参照信号の受信から第4の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間であり、第4の切り替え時間は、通信装置が第4の帯域幅に基づく参照信号の受信から第3の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間であり、通信ユニット1010は、ネットワークデバイスに切り替え時間を送信するようにさらに構成される。
【0293】
可能な実装において、通信ユニット1010は、位置サーバから第5の情報を受信することであって、第5の情報が、通信装置の測位能力情報を要求するために使用される、受信することと、第3の能力情報、第4の能力情報、および切り替え時間のうちの1つまたは複数を位置サーバに送信することとを行うようにさらに構成される。
【0294】
可能な実装において、通信ユニット1010は、位置サーバから第3の参照信号リソース構成情報を受信することであって、第3の参照信号リソース構成情報が、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信するように通信装置に示す、受信することと、第3の参照信号リソース構成情報に基づいて、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信することとを行うようにさらに構成される。
【0295】
たとえば、装置1000が、ネットワークデバイスによって実行されるステップを実行するように構成されるとき、処理ユニット1020は、第1の情報を生成することであって、第1の情報が、端末デバイスの能力コンテキスト情報を要求するために使用される、生成することを行うように構成され、通信ユニット1010は、端末デバイスに第1の情報を送信するように構成され、通信ユニット1010は、端末デバイスから第1の能力情報を受信するようにさらに構成され、第1の能力情報は、第1の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含み、第1の帯域幅は、第2の帯域幅よりも大きく、第1の帯域幅は、参照信号を送信するために端末デバイスによって使用され、第2の帯域幅は、通信データを受信および送信するために端末デバイスによって使用される。
【0296】
可能な実装において、通信ユニット1010は、端末デバイスから第2の能力情報を受信することであって、第2の能力情報が、第2の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含む、受信することを行うようにさらに構成される。
【0297】
可能な実装において、通信ユニット1010は、端末デバイスから切り替え時間を受信することであって、切り替え時間が、端末デバイスによる第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、受信することを行うようにさらに構成される。切り替え時間は、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、第1の切り替え時間は、端末デバイスが第1の帯域幅に基づく参照信号の送信から第2の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、第2の切り替え時間は、端末デバイスが第2の帯域幅に基づく参照信号の送信から第1の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間である。
【0298】
可能な実装において、通信ユニット1010は、位置サーバから第3の情報を受信することであって、第3の情報が、端末デバイスのために決定された参照信号構成情報を報告するように通信装置に要求するために使用される、受信することを行うようにさらに構成される。
【0299】
可能な実装において、第3の情報は、インジケーション情報をさらに含む。インジケーション情報は、端末デバイスのための第1の参照信号構成情報を決定するように通信装置に示し、第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第2の参照信号構成情報を決定するように通信装置に示し、第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第1の参照信号構成情報および第2の参照信号構成情報を決定するように通信装置に示し、第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示し、第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。
【0300】
可能な実装において、通信ユニット1010は、端末デバイスに第1の参照信号構成情報を送信することであって、第1の参照信号構成情報が、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す、送信することを行うようにさらに構成される。
【0301】
可能な実装において、通信ユニット1010は、端末デバイスに第2の参照信号構成情報を送信することであって、第2の参照信号構成情報が、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す、送信することを行うようにさらに構成される。
【0302】
たとえば、装置1000が、ネットワークデバイスによって実行されるステップを実行するように構成されるとき、処理ユニット1020は、第4の情報を生成することであって、第4の情報が、端末デバイスの能力コンテキスト情報を要求するために使用される、生成することを行うように構成され、通信ユニット1010は、端末デバイスに第4の情報を送信するように構成され、通信ユニット1010は、端末デバイスから第3の能力情報を受信するようにさらに構成され、第3の能力情報は、第3の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含み、第3の帯域幅は、第4の帯域幅よりも大きく、第3の帯域幅は、参照信号を受信するために使用され、第4の帯域幅は、通信データを受信および送信するために端末デバイスによって使用される。
【0303】
可能な実装において、通信ユニット1010は、端末デバイスから第4の能力情報を受信することであって、第4の能力情報が、第4の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含む、受信することを行うようにさらに構成される。
【0304】
可能な実装において、通信ユニット1010は、端末デバイスから切り替え時間を受信することであって、切り替え時間が、端末デバイスによる第3の帯域幅に基づく参照信号の受信と第4の帯域幅に基づく参照信号の受信との間の切り替え時間である、受信することを行うようにさらに構成される。切り替え時間は、第3の切り替え時間および/または第4の切り替え時間を含み、第3の切り替え時間は、端末デバイスが第3の帯域幅に基づく参照信号の受信から第4の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間であり、第4の切り替え時間は、端末デバイスが第4の帯域幅に基づく参照信号の受信から第3の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間である。
【0305】
可能な実装において、通信ユニット1010は、位置サーバから第6の情報を受信することであって、第6の情報が、端末デバイスのために決定された参照信号リソース構成情報を報告するように通信装置に要求するために使用される、受信することと、位置サーバに第3の参照信号リソース構成情報を送信することであって、第3の参照信号リソース構成情報が、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信するように端末デバイスに示す、送信することとを行うようにさらに構成される。
【0306】
たとえば、装置1000が、位置サーバによって実行されるステップを実行するように構成されるとき、通信ユニット1010は、位置要求情報を受信することであって、位置要求情報が、端末デバイスの位置情報を要求するために使用される、受信することを行うように構成され、処理ユニット1020は、第2の情報を生成することであって、第2の情報が、端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用される、生成することを行うように構成され、通信ユニット1010は、第2の情報を送信するようにさらに構成され、通信ユニット1010は、端末デバイスから第1の能力情報を受信するようにさらに構成され、第1の能力情報は、第1の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含み、第1の帯域幅は、第2の帯域幅よりも大きく、第1の帯域幅は、参照信号を送信するために端末デバイスによって使用され、第2の帯域幅は、通信データを受信および送信するために端末デバイスによって使用される。
【0307】
可能な実装において、通信ユニット1010は、端末デバイスから第2の能力情報を受信することであって、第2の能力情報が、第2の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を送信する能力情報を含む、受信することを行うようにさらに構成される。
【0308】
可能な実装において、通信ユニット1010は、端末デバイスから切り替え時間を受信することであって、切り替え時間が、端末デバイスによる第1の帯域幅に基づく参照信号の送信と第2の帯域幅に基づく参照信号の送信との間の切り替え時間である、受信することを行うようにさらに構成される。切り替え時間は、第1の切り替え時間および/または第2の切り替え時間を含み、第1の切り替え時間は、端末デバイスが第1の帯域幅に基づく参照信号の送信から第2の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間であり、第2の切り替え時間は、端末デバイスが第2の帯域幅に基づく参照信号の送信から第1の帯域幅に基づく参照信号の送信に切り替える切り替え時間である。
【0309】
可能な実装において、通信ユニット1010は、ネットワークデバイスに第3の情報を送信することであって、第3の情報が、端末デバイスのために決定された参照信号構成情報を報告するようにネットワークデバイスに要求するために使用される、送信することを行うようにさらに構成される。
【0310】
可能な実装において、第3の情報は、インジケーション情報をさらに含む。インジケーション情報は、端末デバイスのための第1の参照信号構成情報を決定するようにネットワークデバイスに示し、第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第2の参照信号構成情報を決定するようにネットワークデバイスに示し、第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。代替的に、インジケーション情報は、端末デバイスのための第1の参照信号構成情報および第2の参照信号構成情報を決定するようにネットワークデバイスに示し、第1の参照信号構成情報は、第1の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示し、第2の参照信号構成情報は、第2の帯域幅に基づいて参照信号を送信するように端末デバイスに示す。
【0311】
たとえば、装置1000が、位置サーバによって実行されるステップを実行するように構成されるとき、通信ユニット1010は、位置要求情報を受信することであって、位置要求情報が、端末デバイスの位置情報を要求するために使用される、受信することを行うように構成され、処理ユニット1020は、第5の情報を生成することであって、第5の情報が、端末デバイスの測位能力情報を要求するために使用される、生成することを行うように構成され、通信ユニット1010は、第5の情報を送信するようにさらに構成され、通信ユニット1010は、端末デバイスから第3の能力情報を受信するようにさらに構成され、第3の能力情報は、第3の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含み、第3の帯域幅は、第4の帯域幅よりも大きく、第4の帯域幅は、参照信号を受信するために端末デバイスによって使用されるだけであり、第4の帯域幅は、通信データを受信および送信するために端末デバイスによって使用される。
【0312】
可能な実装において、通信ユニット1010は、端末デバイスから第4の能力情報を受信することであって、第4の能力情報が、第4の帯域幅に基づいて端末デバイスによって参照信号を受信する能力情報を含む、受信することを行うようにさらに構成される。
【0313】
可能な実装において、通信ユニット1010は、端末デバイスから切り替え時間を受信することであって、切り替え時間が、端末デバイスによる第3の帯域幅に基づく参照信号の受信と第4の帯域幅に基づく参照信号の受信との間の切り替え時間である、受信することを行うようにさらに構成される。切り替え時間は、第3の切り替え時間および/または第4の切り替え時間を含み、第3の切り替え時間は、端末デバイスが第3の帯域幅に基づく参照信号の受信から第4の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間であり、第4の切り替え時間は、端末デバイスが第4の帯域幅に基づく参照信号の受信から第3の帯域幅に基づく参照信号の受信に切り替える切り替え時間である。
【0314】
可能な実装において、通信ユニット1010は、ネットワークデバイスに第6の情報を送信することであって、第6の情報が、第3の参照信号リソース構成情報を報告するようにネットワークデバイスに要求するために使用される、送信することと、ネットワークデバイスから第3の参照信号リソース構成情報を受信することであって、第3の参照信号リソース構成情報が、第3の帯域幅および/または第4の帯域幅に基づいて参照信号を受信するように端末デバイスに示す、受信することと、端末デバイスに第3の参照信号リソース構成情報を送信することとを行うようにさらに構成される。
【0315】
装置がチップ装置または回路であるとき、装置は、通信ユニットおよび処理ユニットを含む場合がある。通信ユニットは、入力/出力回路および/または通信インターフェースであってよい。処理ユニットは、統合プロセッサ、マイクロプロセッサ、または集積回路である。通信ユニットは、データを入力し、データを出力してよく、処理ユニットは、入力データに基づいて出力データを決定してよい。たとえば、通信ユニットは、第1の情報を入力してよい。処理ユニットは、入力データ、たとえば、第1の情報に基づいて、出力データ、たとえば、第1の能力情報を決定してよい。
【0316】
図11は、方法の端末デバイス側、ネットワークデバイス側、および位置サーバ側の機能を実装するための、本出願の実施形態に係る装置1100を示す。装置が方法における端末デバイスの機能を実装するように構成されるとき、装置は、端末デバイスであってよく、または端末デバイスの機能と同様の機能を有するチップ、もしくは端末デバイスに適合する方法で使用され得る装置であってよい。装置がネットワークデバイスの機能を実装するように構成されるとき、装置は、ネットワークデバイスであってよく、またはネットワークデバイスの機能と同様の機能を有するチップ、もしくはネットワークデバイスに適合する方法で使用され得る装置であってよい。装置が方法における位置サーバの機能を実装するように構成されるとき、装置は、位置サーバであってもよく、または位置サーバの機能と同様の機能を有するチップであってよく、または位置サーバに適合する方法で使用され得る装置であってよい。
【0317】
装置1100は、本出願の実施形態において提供される方法の端末デバイス側、ネットワークデバイス側、および位置サーバ側の機能を実装するように構成された少なくとも1つのプロセッサ1120を含む。装置1100は、通信インターフェース1110をさらに含んでよい。本出願のこの実施形態において、通信インターフェースは、トランシーバ、回路、バス、モジュール、または別の種類の通信インターフェースであってよく、送信媒体を使用することによって別のデバイスと通信するように構成される。たとえば、通信インターフェース1110は、別のデバイスと通信するために装置1100内の装置によって使用される。プロセッサ1120は、図10に示された処理ユニット1020の機能を完遂する可能性があり、通信インターフェース1110は、図10に示された通信ユニット1010の機能を完遂する可能性がある。
【0318】
装置1100は、プログラム命令および/またはデータを記憶するように構成された少なくとも1つのメモリ1130をさらに含んでよい。メモリ1130は、プロセッサ1120に結合される。本出願のこの実施形態における結合は、電気的形態、機械的形態、または別の形態の、装置、ユニット、またはモジュール間の間接的な結合または通信接続である場合があり、装置、ユニット、またはモジュール間の情報交換のために使用される。プロセッサ1120は、メモリ1130と協力して動作してよい。プロセッサ1120は、メモリ1130に記憶されたプログラム命令を実行してよい。少なくとも1つのメモリのうちの少なくとも1つは、プロセッサに含まれる場合がある。
【0319】
通信インターフェース1110と、プロセッサ1120と、メモリ1130との間の特定の接続媒体は、本出願のこの実施形態において限定されない。本出願のこの実施形態において、メモリ1130、プロセッサ1120、および通信インターフェース1110は、図11のバス1140を介して接続され、バスは、図11において太線によって表される。その他のコンポーネント間の接続方法が、概略的に説明されているが、それに限定されない。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類される場合がある。表現を容易にするために、図11においては、バスを表すために1本の太線のみが使用されるが、これは、1つのバスのみまたは1種類のバスのみが存在することを意味しない。
【0320】
この実施形態の別の形態においては、コンピュータ可読ストレージ媒体が提供される。コンピュータ可読ストレージ媒体は、命令を記憶する。命令が実行されるとき、方法の実施形態の端末デバイス側、ネットワークデバイス側、および位置サーバ側の方法が実行される。
【0321】
この実施形態の別の形態においては、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。命令が電子装置(たとえば、コンピュータ、プロセッサ、またはプロセッサとともにインストールされた装置)によって実行されるとき、電子装置は、方法の実施形態の端末デバイス側、ネットワークデバイス側、および位置サーバ側の方法を実行することを可能にされる。
【0322】
この実施形態の別の形態においては、通信システムが提供され、システムは、少なくとも1つのネットワークデバイスおよび少なくとも1つの位置サーバを含んでよい。
【0323】
本発明の実施形態において言及されたプロセッサは、中央演算処理装置(Central Processing Unit、CPU)である場合があり、または別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどである場合があることを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサである場合があり、またはプロセッサは任意の通常のプロセッサなどである場合がある。
【0324】
本発明の実施形態において言及されたメモリが揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであってよく、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含んでよいことは、理解されるであろう。不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってよい。限定的ではなく例示的な説明によって、多くの形態のRAM、たとえば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、エンハンスト同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンク(synchlink)ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)、およびDirect Rambusランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)が、使用される場合がある。
【0325】
プロセッサが汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントであるとき、メモリ(ストレージモジュール)はプロセッサに統合されることに留意されたい。
【0326】
本明細書に記載のメモリは、これらのメモリおよび別の適切な種類の任意のメモリを含むことを目標とするがそれらに限定されないことに留意されたい。
【0327】
上述のプロセスのシーケンス番号は、本出願の様々な実施形態における実行順序を意味しないことを理解されたい。プロセスの実行順序は、プロセスの機能および内部論理に従って決定されるべきであり、本発明の実施形態の実施プロセスに対するいかなる限定とも考えられるべきでない。
【0328】
当業者は、本明細書において開示された実施形態で説明された例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムのステップが、電子的なハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子的なハードウェアとの組合せによって実装されてよいことを知っているであろう。機能がハードウェアによって実行されるかまたはソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の具体的な適用例および設計の制約条件に応じて決まる。当業者は、異なる方法を使用してそれぞれの具体的な適用例のために説明された機能を実装してよいが、実装は、本出願の範囲を逸脱すると考えられるべきでない。
【0329】
都合の良い簡潔な説明を目的として、上述のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスに関しては方法の実施形態の対応するプロセスを参照するものとすることは、当業者によって明確に理解されるであろう。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0330】
本出願において提供されたいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法は、別様に実装されてよいことを理解されたい。たとえば、説明された装置の実施形態は、例であるに過ぎない。たとえば、ユニットへの分割は、論理的な機能の分割であるに過ぎず、実際の実装においてはその他の分割であってよい。たとえば、複数のユニットもしくはコンポーネントが組み合わされるかもしくは別のシステムに統合されてよく、またはいくつかの特徴が無視されるかもしくは実行されなくてよい。加えて、示されたまたは検討された相互の結合または直接的な結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装される場合がある。装置またはユニットの間の間接的な結合または通信接続は、電子的、機械的、またはその他の形態で実装される場合がある。
【0331】
別々の部分として説明されたユニットは、物理的に分かれている場合があり、または物理的に分かれていない場合があり、ユニットとして示された部分は、物理的なユニットである場合があり、または物理的なユニットではない場合があり、1つの位置に置かれる場合があり、または複数のネットワークユニットに分散される場合がある。ユニットの一部またはすべては、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要件に基づいて選択されてよい。
【0332】
加えて、本出願の実施形態の機能ユニットが、1つの処理ユニットに統合される場合があり、またはユニットの各々が、物理的に単独で存在する場合があり、または2つ以上のユニットが、1つのユニットに統合される場合がある。
【0333】
機能は、ソフトウェアの機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売されるかまたは使用されるとき、コンピュータ-可読ストレージ媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は基本的にソフトウェア製品の形態で実装される場合があり、あるいは通常のテクノロジー、または技術的解決策の一部に寄与する部分はソフトウェア製品の形態で実装される場合がある。コンピュータソフトウェア製品は、ストレージ媒体に記憶され、本出願の実施形態において説明された方法のステップのすべてまたは一部を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであってよい)コンピュータデバイスに命じるためのいくつかの命令を含む。ストレージ媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能なハードディスク、読取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶してよい任意の媒体を含む。
【0334】
上述の説明は、本出願の特定の実装であるに過ぎず、本出願の保護範囲を限定するように意図されていない。本出願において開示された技術的範囲内で当業者によって容易に想到されるすべての変更または置き換えは、本出願の保護範囲に入るものとする。したがって、本出願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。
【符号の説明】
【0335】
100 通信システム
101 端末デバイス
102 ネットワークデバイス
103 アクセスおよびモビリティ管理機能ネットワーク要素AMF
104 位置管理機能ネットワーク要素LMF
1000 装置
1010 通信ユニット
1020 処理ユニット
1030 ストレージユニット
1100 装置
1110 通信インターフェース
1120 プロセッサ
1130 メモリ
1140 バス
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
図10
図11