(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-24
(45)【発行日】2024-10-02
(54)【発明の名称】印刷装置
(51)【国際特許分類】
B41J 2/175 20060101AFI20240925BHJP
B41J 2/01 20060101ALI20240925BHJP
【FI】
B41J2/175 305
B41J2/175 101
B41J2/01 301
(21)【出願番号】P 2020134459
(22)【出願日】2020-08-07
【審査請求日】2023-06-26
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】山下 祐介
【審査官】大浜 登世子
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-230880(JP,A)
【文献】特開2016-221761(JP,A)
【文献】特開2018-099831(JP,A)
【文献】特開2019-010797(JP,A)
【文献】特開2019-042962(JP,A)
【文献】特開2012-040822(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 2/01 - 2/215
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の貯蔵部が貯蔵する複数種類の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッド及び前記複数の貯蔵部を収容する筐体と、
前記筐体に対して開閉する読取部と、
前記読取部に設けられた表示部と、を備え、
前記筐体は、前記貯蔵部の各々が有する透過領域を介して前記貯蔵部の各々が貯蔵する前記液体の液面を外部から視認可能にする視認窓を有し、
前記複数の貯蔵部は、それぞれ、前記読取部が前記筐体に対して開位置に位置するときに前記液体を注入可能な注入口を有し、
前記表示部は、前記視認窓の直上に位置し、前記複数の貯蔵部のうち貯蔵する前記液体の量が閾値以下になった前記貯蔵部に貯蔵される前記液体に関する情報として、前記液体の量が閾値以下になった前記貯蔵部の前記透過領域を指し示すマークと、前記液体の量が閾値以下になったことを表す文字情報と、を表示するタッチパネルであり、
前記タッチパネルは、前記視認窓と同じ方向を向いており、かつ前記読取部と共に移動可能である、
印刷装置。
【請求項2】
第1貯蔵部が貯蔵する第1液体及び第2貯蔵部が貯蔵する第2液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッド、前記第1貯蔵部、及び前記第2貯蔵部を収容する筐体と、
前記筐体に対して開閉する読取部と、
前記読取部に設けられた表示部と、を備え、
前記筐体は、
前記第1貯蔵部が有する第1透過領域を介して前記第1貯蔵部が貯蔵する前記第1液体の第1液面を外部から視認可能にする第1視認窓と、
前記第2貯蔵部が有する第2透過領域を介して前記第2貯蔵部が貯蔵する前記第2液体の第2液面を外部から視認可能にする第2視認窓と、
を有し、
前記第1貯蔵部及び前記第2貯蔵部は、それぞれ、前記読取部が前記筐体に対して開位置に位置するときに前記第1液体及び前記第2液体のそれぞれを注入可能な注入口を有し、
前記表示部は、前記第1視認窓及び前記第2視認窓の直上に位置し、前記第1貯蔵部が貯蔵する前記第1液体の量が閾値以下になった場合に、前記第1液体に関する情報として、前記第1視認窓を指し示すマークと、前記第1液体の量が閾値以下になったことを表す文字情報と、を表示するタッチパネルであり、
前記タッチパネルは、前記視認窓と同じ方向を向いており、かつ前記読取部と共に移動可能である、
印刷装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンターなどの印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1のように、液体吐出ヘッドの一例である記録ヘッドから液体の一例であるインクを吐出して印刷する印刷装置の一例であるプリンターがある。プリンターは、情報を表示する表示部の一例である表示パネルを備える。プリンターは、貯蔵部の一例であるタンクを複数備える。複数のタンクは、それぞれ異なる種類のインクを収容する。各タンクは、収容するインクを外部から視認可能にする透過領域の一例である視認面を有する。表示パネルは、複数のタンクが並ぶ方向において、複数のタンクから離れた位置に設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、表示部が液体に関する情報を表示する場合、ユーザーは、表示部と複数の透過領域とを見比べることで、情報が示す液体が何れの貯蔵部に貯蔵されているかを特定することになる。しかし、表示部が複数の透過領域から離れて配置されていると、ユーザーは、表示部から視線を移動させて複数の透過領域を確認しなければならず、貯蔵部を特定し難かった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する印刷装置は、複数の貯蔵部が貯蔵する複数種類の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッド及び前記複数の貯蔵部を収容する筐体と、情報を表示する表示部と、を備え、前記筐体は、前記貯蔵部の各々が有する透過領域を介して前記貯蔵部の各々が貯蔵する前記液体の液面を外部から視認可能にする視認窓を有し、前記表示部は、前記視認窓の直上に位置し、前記複数の貯蔵部のうち貯蔵する前記液体の量が閾値以下になった前記貯蔵部に貯蔵される前記液体に関する情報を表示する。
【0006】
上記課題を解決する印刷装置は、第1貯蔵部が貯蔵する第1液体及び第2貯蔵部が貯蔵する第2液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッド、前記第1貯蔵部、及び前記第2貯蔵部を収容する筐体と、情報を表示する表示部と、を備え、前記筐体は、前記第1貯蔵部が有する第1透過領域を介して前記第1貯蔵部が貯蔵する前記第1液体の第1液面を外部から視認可能にする第1視認窓と、前記第2貯蔵部が有する第2透過領域を介して前記第2貯蔵部が貯蔵する前記第2液体の第2液面を外部から視認可能にする第2視認窓と、を有し、前記表示部は、前記第1視認窓及び前記第2視認窓の直上に位置し、前記第1貯蔵部が貯蔵する前記第1液体の量が閾値以下になった場合に、前記第1液体に関する情報を表示する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】実施形態における印刷装置の内部構成を示す斜視図。
【
図22】第12変更例における報知ユニット正面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、印刷装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。印刷装置は、例えば、用紙などの媒体に液体の一例であるインクを吐出して印刷するインクジェット式のプリンターである。
【0009】
図面では、印刷装置11が水平面上に置かれているものとして重力の方向をZ軸で示し、水平面に沿う方向をX軸とY軸で示す。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する。以下の説明では、Y軸に平行な方向を奥行方向Yともいい、Z軸に平行な方向を鉛直方向Zともいう。
【0010】
図1に示すように、印刷装置11は、液体を吐出する液体吐出ヘッド12を備える。印刷装置11は、液体吐出ヘッド12を移動可能に保持するキャリッジ13を備えてもよい。印刷装置11は、液体を貯蔵する複数の貯蔵部14を備えてもよい。液体吐出ヘッド12は、複数の貯蔵部14が貯蔵する複数種類の液体を吐出して媒体15に印刷する。液体吐出ヘッド12は、キャリッジ13と共に媒体15の幅方向に移動しながら液体を吐出し、媒体15に印刷してもよい。
【0011】
印刷装置11は、液体吐出ヘッド12、キャリッジ13、及び複数の貯蔵部14を収容する筐体17を備える。各貯蔵部14は、印刷装置11に固定されていてもよいし、印刷装置11に対して着脱可能に装着されてもよい。本実施形態の貯蔵部14は、液体を注入可能な図示しない注入口を有するタンクであり、印刷装置11に固定されている。
【0012】
本実施形態の印刷装置11は、6つの貯蔵部14を備える。6つの貯蔵部14は、それぞれ収容する液体の種類が異なるものの、構成は同じである。本実施形態では、各貯蔵部14を区別しない場合は、貯蔵部14といい、各貯蔵部14を区別する場合には第1貯蔵部14a~第6貯蔵部14fという。本実施形態の筐体17は、第1貯蔵部14a~第6貯蔵部14fを収容する。筐体17が収容する貯蔵部14の数は、少なくとも2つであればよい。すなわち、筐体17が2つの貯蔵部14を収容する場合、筐体17は、第1貯蔵部14aと第2貯蔵部14bとを収容する。
【0013】
本実施形態では、第1貯蔵部14a及び第2貯蔵部14bが並ぶ方向を並び方向Xという。第1貯蔵部14a~第6貯蔵部14fは、第1貯蔵部14a、第2貯蔵部14b、第3貯蔵部14c、第4貯蔵部14d、第5貯蔵部14e、及び第6貯蔵部14fの順に並び方向Xに並ぶ。本実施形態の並び方向Xは、X軸に平行な方向でもあり、液体吐出ヘッド12が移動する方向である幅方向とも一致する。換言すると、第1貯蔵部14a~第6貯蔵部14fは、X軸に沿って並ぶ。
【0014】
第1貯蔵部14a~第6貯蔵部14fは、それぞれ第1液体~第6液体を貯蔵する。本実施形態の液体吐出ヘッド12は、第1液体~第6液体を吐出する。液体吐出ヘッド12が吐出する液体の種類は、貯蔵部14の数に応じて変化する。例えば、筐体17が第1貯蔵部14a及び第2貯蔵部14bを収容する場合、液体吐出ヘッド12は、第1貯蔵部14aが貯蔵する第1液体及び第2貯蔵部14bが貯蔵する第2液体を吐出する。
【0015】
第1液体~第6液体は、例えば色の異なるインクである。第1液体~第6液体は、インクの他に保湿液などの印刷装置11のメンテナンスに用いる液体を含んでいてもよい。インクの色は、シアン、マゼンタ、イエロー、黒、フォトブラック、マットブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ、ビビッドマゼンタ、ビビッドライトマゼンタ、グレー、ライトグレー、ダークグレー、オレンジ、グリーン、レッド、バイオレット、ディープブルー、メタリックシルバー、及び白などから任意に選択してもよい。
【0016】
印刷装置11は、複数の貯蔵部14をそれぞれ塞ぐ複数の栓19と、複数の栓19を覆う補給カバー20と、を備えてもよい。複数の栓19は、複数の貯蔵部14が各々有する図示しない注入口をそれぞれ塞ぐ。貯蔵部14に液体を補給する場合、ユーザーは、補給カバー20と、栓19と、を開位置に位置させ、補給用の液体を収容した補給容器21を貯蔵部14に接続する。
【0017】
印刷装置11は、原稿に印刷された画像を読み取る読取機構23と、ヒンジなどを含んで構成される揺動機構24と、を備えてもよい。読取機構23は、読取部25と、上蓋26と、を備えてもよい。揺動機構24は、奥行方向Yにおける読取機構23の後端を支持する。読取機構23は、揺動機構24を中心として揺動する。
【0018】
図1,
図2に示すように、読取部25は、右側面17aに設けられる第1手掛け部28を備えてもよい。
図3,
図4に示すように、読取部25は、左側面17bに設けられる第2手掛け部29を備えてもよい。
【0019】
図5に示す閉位置に位置する読取機構23は、第1手掛け部28及び第2手掛け部29を持ったユーザーにより上方に持ち上げられることで、
図1に示す開位置に移動する。読取機構23が開位置に位置すると、補給カバー20の開閉が可能になる。開位置に位置する読取機構23は、ユーザーに押し下げられることで
図5に示す閉位置に移動する。
【0020】
図5に示すように、上蓋26は、第3手掛け部30を有してよい。上蓋26は、後端を中心として揺動可能に設けられてもよい。
図5に示す閉位置に位置する上蓋26は、ユーザーにより第3手掛け部30が上方に押し上げられることで、図示しない開位置に移動する。このとき読取部25は、閉位置に留まる。
【0021】
筐体17は、電源ボタン32が設けられた前壁33を有してもよい。前壁33は、第3手掛け部30の下方に形成される凹み34を有してもよい。前壁33が凹み34を有することで、ユーザーは、第3手掛け部30に手を掛けやすくなる。凹み34は、並び方向Xにおいて筐体17の中央に位置する。
【0022】
図5,
図6に示すように、印刷装置11は、給送カバー36を備えてもよい。本実施形態の給送カバー36は、上蓋26の後方に位置し、奥行方向Yにおいて上蓋26と並ぶ。給送カバー36は、後端を中心として揺動可能に設けられる。
図5に示す閉位置に位置する給送カバー36は、媒体15が差し込まれる図示しない給送口を覆う。給送口は、給送カバー36が図示しない開位置に位置することで露出する。
【0023】
図5に示すように、印刷装置11は、排出カバー37を備えてもよい。排出カバー37は、下端を中心として揺動可能に設けられている。
図5に示す閉位置に位置する排出カバー37は、媒体15が排出される図示しない排出口を覆う。排出口は、排出カバー37が図示しない開位置に位置することで露出する。
【0024】
排出カバー37は、前壁33の下方に位置する第1カバー部38と、第1カバー部38より前方に位置する第2カバー部39と、を有してもよい。奥行方向Yにおいて、閉位置に位置する第1カバー部38の前面は、前壁33の前面と同じ位置に位置してもよい。
【0025】
印刷装置11は、並び方向Xにおいて、筐体17の端に位置する報知ユニット41を備えてもよい。報知ユニット41は、奥行方向Yにおいて第1手掛け部28と並ぶように、第1手掛け部28の前方に位置してもよい。報知ユニット41は、筐体17を正面から見たとき右端に位置してもよい。報知ユニット41は、並び方向Xにおいて凹み34と右側面17aとの間に位置してもよい。報知ユニット41は、前壁33より前方に位置してもよい。具体的には、奥行方向Yにおいて、報知ユニット41の前面は、前壁33の前面より前方に位置し、第2カバー部39の前面と同じ位置に位置してもよい。
【0026】
報知ユニット41は、表示部42と、視認窓43と、を含む。筐体17は、各貯蔵部14が有する透過領域44を介して各貯蔵部14が貯蔵する液体の液面を外部から視認可能にする視認窓43を有する。ここで、透過領域44は、透光性を有する。
【0027】
図7に示すように、第1貯蔵部14a~第6貯蔵部14fは、それぞれ第1透過領域44a~第6透過領域44fを有する。本実施形態の筐体17は、第1透過領域44a~第6透過領域44fをそれぞれ視認可能にする第1視認窓43a~第6視認窓43fを有する。
【0028】
第1視認窓43aは、第1貯蔵部14aが有する第1透過領域44aを介して第1貯蔵部14aが貯蔵する第1液体の第1液面を外部から視認可能にする。第2視認窓43bは、第2貯蔵部14bが有する第2透過領域44bを介して第2貯蔵部14bが貯蔵する第2液体の第2液面を外部から視認可能にする。同様に、第3視認窓43c~第6視認窓43fは、それぞれ第3液面~第6液面を外部から視認可能にする。各透過領域44には、少なくとも1つの目盛り46を設けてもよい。
【0029】
本実施形態では、各透過領域44を区別しない場合は、透過領域44といい、各透過領域44を区別する場合には第1透過領域44a~第6透過領域44fという。複数の透過領域44は、第1透過領域44a、第2透過領域44b、第3透過領域44c、第4透過領域44d、第5透過領域44e、及び第6透過領域44fの順に並び方向Xに並ぶ。並び方向Xは、第1透過領域44a及び第2透過領域44bが並ぶ方向でもある。
【0030】
本実施形態では、各視認窓43を区別しない場合は、視認窓43といい、各視認窓43を区別する場合には第1視認窓43a~第6視認窓43fという。複数の視認窓43は、第1視認窓43a、第2視認窓43b、第3視認窓43c、第4視認窓43d、第5視認窓43e、及び第6視認窓43fの順に並び方向Xに並ぶ。並び方向Xは、第1視認窓43a及び第2視認窓43bが並ぶ方向でもある。
【0031】
報知ユニット41は、表示部42の周囲に設けられる枠体48を有してもよい。表示部42は、読取機構23の前端に、前方を向いて設けられてもよい。表示部42は、読取機構23と共に移動可能に設けてもよい。表示部42は、図示しない制御部により表示が制御される。表示部42は、印刷装置11の各種の操作を行うためのタッチパネルにより構成してもよい。視認窓43は、前方を向いて設けられ、貯蔵部14に収容される液体を正面から視認可能にしてもよい。
【0032】
表示部42は、視認窓43の直上に位置する。具体的には、表示部42は、第1視認窓43a及び第2視認窓43bの直上に位置する。直上とは、報知ユニット41を正面から見たとき、並び方向Xにおいて視認窓43の少なくとも一部と、表示部42の少なくとも一部と、が重なる状態である。すなわち、表示部42と視認窓43は、奥行方向Yにおいて異なる位置に位置してもよい。並び方向Xにおいて、表示部42は、視認窓43より大きくてもよい。並び方向Xにおいて、表示部42は、第1視認窓43aと第2視認窓43bとを合わせた大きさより大きくてもよい。
【0033】
本実施形態の作用について説明する。
図示しない制御部は、貯蔵部14が貯蔵する液体の量が閾値以下になった場合、閾値以下になった液体に関する情報を表示部42に表示させる。例えば、制御部は、貯蔵部14が貯蔵する液体の量が閾値以下になったことを図示しないセンサーが検知した場合に、この液体に関する情報を表示部42に表示させてもよい。制御部は、貯蔵部14が貯蔵する液体の量を算出し、算出した液体の量が閾値以下になった場合に、この液体に関する情報を表示部42に表示させてもよい。表示部42は、複数の貯蔵部14のうち貯蔵する液体の量が閾値以下になった貯蔵部14に貯蔵される液体に関する情報を表示する。
【0034】
液体に関する情報の一例としては、閾値以下になった液体が黒インクだった場合、「黒インクが少なくなっています」といったような文字情報であったり、黒を示す色情報であったり、それらを合わせたものであってもよい。表示部42は、第1貯蔵部14aが貯蔵する第1液体の量が閾値以下になった場合に、第1液体に関する情報を表示する。表示部42は、第2貯蔵部14bが貯蔵する第2液体の量が閾値以下になった場合に、第2液体に関する情報を表示してもよい。同様に、表示部42は、第1液体~第6液体のうち少なくとも1つの液体の量が閾値以下になった場合に、閾値以下になった液体に関する情報を表示してもよい。
【0035】
複数の貯蔵部14は並び方向Xに並ぶ。本実施形態の並び方向Xは、水平面に沿う。そのため、水平面に垂直な鉛直方向Zに視線を移動させる場合、ユーザーは、複数の貯蔵部14のうち、特定の貯蔵部14を認識しやすい。しかし、ユーザーは、並び方向Xに視線を移動させると特定の貯蔵部14を認識しにくくなる。換言すると、ユーザーは、並び方向Xに沿う仮想平面に垂直な方向に視線を移動する場合には、特定の貯蔵部14を認識しやすいのに対し、並び方向Xの成分を含む方向に視線を移動させると、特定の貯蔵部14の認識が難しくなる。これは、複数の貯蔵部14が並ぶ並び方向Xにおいて、表示部42と貯蔵部14とが離れて配置されていると、ユーザーは、貯蔵部14の並び順を考慮しながら表示部42が表示する情報を確認しなければならないためである。
【0036】
本実施形態の表示部42は、複数の視認窓43の直上に位置する。そのため、ユーザーは、表示部42に表示される液体に関する情報を確認し、視線を鉛直方向Zに移動させて貯蔵部14を容易に特定することができる。ユーザーは、特定した貯蔵部14に、表示された情報に関する液体を補給することができる。
【0037】
本実施形態の効果について説明する。
(1)表示部42は、閾値以下になった液体に関する情報を表示する。そのため、ユーザーは、表示部42に表示された情報に基づいて貯蔵部14の交換もしくは貯蔵部14への液体の補充を行うことができる。表示部42は、視認窓43の直上に位置する。すなわち、表示部42は、視認窓43の近くに配置することができ、表示部42に情報が表示される液体を貯蔵する貯蔵部14を特定しやすくできる。
【0038】
(2)報知ユニット41は、前壁33より前方に位置する。そのため、ユーザーに視認窓43と表示部42とをまとめて認識させやすくできる。
(3)報知ユニット41は、筐体17の端に位置する。そのため、印刷装置11は、他の部材を配置するためのスペースを確保しやすくできる。
【0039】
(4)表示部42は、第1貯蔵部14aが貯蔵する第1液体の量が閾値以下になった場合に、第1液体に関する情報を表示する。そのため、ユーザーは、表示部42に表示された情報に基づいて第1貯蔵部14aの交換もしくは第1貯蔵部14aへの液体の補充を行うことができる。表示部42は、第1視認窓43aの直上に位置する。すなわち、表示部42は、第1視認窓43aの近くに配置することができ、表示部42に情報が表示される第1液体を貯蔵する第1貯蔵部14aを特定しやすくできる。
【0040】
(5)表示部42、第1視認窓43a、及び第2視認窓43bを含む報知ユニット41は、前壁33より前方に位置する。そのため、ユーザーに表示部42、第1視認窓43a、及び第2視認窓43bをまとめて認識させやすくできる。
【0041】
以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・
図8,
図9には、印刷装置11の第1変更例を示す。上蓋26は、前蓋部51と後蓋部52とを有してもよい。
図8に示す閉位置に位置する上蓋26は、ユーザーにより第3手掛け部30が上方に押し上げられることで、まず前蓋部51が後端を中心に揺動してもよい。後蓋部52は、前蓋部51に持ち上げらえるように、後端を中心に揺動してもよい。
【0042】
・
図10,
図11には、印刷装置11の第2変更例を示す。奥行方向Yにおいて、報知ユニット41の前面は、前壁33の前面と同じ位置に位置してもよい。奥行方向Yにおいて、第1カバー部38の前面と第2カバー部39の前面は、同じ位置に位置してもよい。
【0043】
・
図12,
図13には、印刷装置11の第3変更例を示す。排出カバー37は、第1カバー部38により構成してもよい。第2カバー部39は、開閉しない構成としてもよい。第2カバー部39は報知ユニット41の一部を構成してもよい。
【0044】
・
図14には、印刷装置11の第4変更例を示す。排出カバー37は、第2カバー部39を備えない構成としてもよい。並び方向Xにおいて、表示部42の中心は、第1視認窓43a~第6視認窓43fの中心と同じ位置に位置してもよい。
【0045】
・
図15には、印刷装置11の第5変更例を示す。筐体17は、5つ以下の視認窓43を有してもよい。本変更例の筐体17は、第1視認窓43a~第4視認窓43dを有する。筐体17は、第1貯蔵部14a~第4貯蔵部14dを収容してもよい。第1視認窓43a~第4視認窓43dは、第1貯蔵部14a~第4貯蔵部14dがそれぞれ有する第1透過領域44a~第4透過領域44dをそれぞれ露出させてもよい。
【0046】
・
図16には、印刷装置11の第6変更例を示す。表示部42は、複数の視認窓43のうち、一部の視認窓43の直上に位置してもよい。複数の貯蔵部14の並び順は、任意に変更してもよい。例えば、第1貯蔵部14a~第6貯蔵部14fは、第5貯蔵部14e、第6貯蔵部14f、第1貯蔵部14a、第2貯蔵部14b、第3貯蔵部14c、及び第4貯蔵部14dの順に並び方向Xに並んでもよい。この場合、第1透過領域44a~第6透過領域44fは、第5透過領域44e、第6透過領域44f、第1透過領域44a、第2透過領域44b、第3透過領域44c、及び第4透過領域44dの順に並び方向Xに並ぶ。第1視認窓43a~第6視認窓43fは、第5視認窓43e、第6視認窓43f、第1視認窓43a、第2視認窓43b、第3視認窓43c、及び第4視認窓43dの順に並ぶ。表示部42は、第1視認窓43a~第6視認窓43fのうち、少なくとも第1視認窓43a及び第2視認窓43bの直上に位置する。
【0047】
・
図17には、印刷装置11の第7変更例を示す。筐体17は7つ以上の貯蔵部14を収容してもよい。筐体17は、7つ以上の視認窓43を有してもよい。本変更例の筐体17は、10個の視認窓43を有する。第1視認窓43a~第10視認窓43jは、それぞれ第1透過領域44a~第10透過領域44jを露出させる。第1視認窓43a~第10視認窓43jは、第9視認窓43i、第7視認窓43g、第5視認窓43e、第3視認窓43c、第1視認窓43a、第2視認窓43b、第4視認窓43d、第6視認窓43f、第8視認窓43h、及び第10視認窓43jの順に並び方向Xに並んでもよい。第1透過領域44a~第10透過領域44jは、第9透過領域44i、第7透過領域44g、第5透過領域44e、第3透過領域44c、第1透過領域44a、第2透過領域44b、第4透過領域44d、第6透過領域44f、第8透過領域44h、及び第10透過領域44jの順に並び方向Xに並んでもよい。表示部42は、第1視認窓43a~第6視認窓43fのうち、少なくとも第1視認窓43a及び第2視認窓43bの直上に位置する。
【0048】
・
図18には、印刷装置11の第8変更例を示す。読取機構23は、上蓋26の代わりに原稿を読取部25に1枚ずつ送る給送機構54を備えてもよい。奥行方向Yにおいて、給送機構54の前面は、前壁33の前面と同じ位置に位置してもよい。報知ユニット41の前面は、給送機構54の前面より前方に位置してもよい。
【0049】
・
図19には、印刷装置11の第9変更例を示す。報知ユニット41が給送機構54より前方に突出する量は、任意に変更してもよい。
・
図20には、印刷装置11の第10変更例を示す。奥行方向Yにおいて、報知ユニット41の前面は、給送機構54の前面と同じ位置に位置してもよい。
【0050】
・
図21には、印刷装置11の第11変更例を示す。報知ユニット41は、奥行方向Yにおいて第2手掛け部29と並ぶように、第2手掛け部29の前方に設けてもよい。すなわち、報知ユニット41は、筐体17を正面から見たとき左端に位置してもよい。報知ユニット41は、並び方向Xにおいて左側面17bと凹み34との間に位置してもよい。
【0051】
・
図22には、報知ユニット41の第12変更例を示す。第1視認窓43a~第4視認窓43dは、第3視認窓43c、第4視認窓43d、第1視認窓43a、及び第2視認窓43bの順に並び方向Xに並んでもよい。第1透過領域44a~第4透過領域44dは、第3透過領域44c、第4透過領域44d、第1透過領域44a、及び第2透過領域44bの順に並び方向Xに並んでもよい。表示部42が表示する液体に関する情報は、この液体を視認可能にする視認窓43を指し示すマーク56を含んでもよい。例えば、第1貯蔵部14aが貯蔵する第1液体の量が閾値以下になった場合、マーク56は、第1視認窓43aを指し示す。これにより、マーク56が指し示す視認窓43に対応する貯蔵部14を容易に特定できる。すなわち、マーク56は、第1液体を視認可能にする第1視認窓43aを指し示すため、第1視認窓43aに対応する第1貯蔵部14aを容易に特定できる。
【0052】
・
図22に示すように、表示部42には、複数の表示領域を設定してもよい。表示領域の数は、視認窓43もしくは透過領域44の数と同じであってもよい。第12変更例では、第1視認窓43a~第4視認窓43dにそれぞれ対応する第1表示領域Da~第4表示領域Ddを設定する。第1液体の量が閾値以下になった場合、表示部42は、第1視認窓43aに対応する第1表示領域Daにマーク56を表示してもよい。第2液体の量が閾値以下になった場合、表示部42は、第2視認窓43bに対応する第2表示領域Dbにマーク56を表示してもよい。第3液体の量が閾値以下になった場合、表示部42は、第3視認窓43cに対応する第3表示領域Dcにマーク56を表示してもよい。第4液体の量が閾値以下になった場合、表示部42は、第4視認窓43dに対応する第4表示領域Ddにマーク56を表示してもよい。表示部42は、視認窓43より大きい。そのため、例えば表示部42は、透過領域44の数、及びサイズに合わせて複数の表示領域を設定することができ、液体に関する情報を対応する表示領域に表示することで、貯蔵部14の特定をより容易にできる。表示部42は、第1視認窓43aと第2視認窓43bとを合わせた大きさより大きい。そのため、例えば表示部42は、第1透過領域44a及び第2透過領域44bのサイズに合わせて第1表示領域Da及び第2表示領域Dbを設定することができ、第1液体に関する情報を対応する第1表示領域Daに表示することで、第1貯蔵部14aの特定をより容易にできる。
【0053】
・報知ユニット41は、筐体17の右側面17aに設けてもよいし、左側面17bに設けてもよいし、上蓋26に設けてもよい。例えば、報知ユニット41は、右側面17aもしくは左側面17bに設けられる視認窓43と上蓋26に設けられる表示部42とを含んでもよい。
【0054】
・貯蔵部14は、交換可能なカートリッジとしてもよい。貯蔵部14がカートリッジである場合、印刷装置11は、貯蔵部14が着脱可能に装着される装着部を備えてもよい。表示部42は、装着部に装着されない貯蔵部14がある場合、この貯蔵部14が貯蔵する液体の量がゼロ、すなわち、液体の量が閾値以下であると判断し、この液体に関する情報を表示してもよい。
【0055】
・視認窓43は、開口であってもよいし、光を透過する透明部材が嵌められていてもよい。
・透過領域44は、透光性を有してもよいし、透明であってもよい。ここで、「透明」とは、光が通過する物質の性質において、透過率が極めて高く、物質を通してその向こう側が透けて見える状態の性質であり、「透光性を有する」とは、「透明」と同様に光が透過する性質を有しているが、透過する光が拡散されるため、又は透過率が低いために、「透明」と違ってその材質を通して向こう側の形状等を明確に認識できない、又はまったく認識できない状態の性質を示す。
【0056】
・筐体17は、複数の透過領域44を視認可能にする視認窓43を有してもよい。例えば視認窓43は、第1視認窓43a~第6視認窓43fに区画されていなくてもよい。
・液体に関する情報は、貯蔵部14の並びを示す記号と、複数の貯蔵部14のうち貯蔵する液体の量が閾値以下になった貯蔵部14に対応する記号を指し示すマーク56と、を含んでもよい。
【0057】
・液体は、媒体15に付着することで、この媒体15に印刷することができるものであれば任意に選択することができる。なお、液体とは、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属、金属融液、のような流状体を含むものとする。液体は、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては、インクや液晶等が挙げられる。インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。
【0058】
・印刷装置11は、媒体15にインクなどの液体を付着させることにより文字や絵、写真などの画像を印刷する装置であって、シリアルプリンター、ラテラル式プリンター、ラインプリンター、ページプリンターなどとしてもよい。また、印刷装置は、オフセット印刷装置、捺染印刷装置などとしてもよい。
【0059】
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)印刷装置は、複数の貯蔵部が貯蔵する複数種類の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッド及び前記複数の貯蔵部を収容する筐体と、情報を表示する表示部と、を備え、前記筐体は、前記貯蔵部の各々が有する透過領域を介して前記貯蔵部の各々が貯蔵する前記液体の液面を外部から視認可能にする視認窓を有し、前記表示部は、前記視認窓の直上に位置し、前記複数の貯蔵部のうち貯蔵する前記液体の量が閾値以下になった前記貯蔵部に貯蔵される前記液体に関する情報を表示する。
【0060】
この構成によれば、表示部は、閾値以下になった液体に関する情報を表示する。そのため、ユーザーは、表示部に表示された情報に基づいて貯蔵部の交換もしくは貯蔵部への液体の補充を行うことができる。表示部は、視認窓の直上に位置する。すなわち、表示部は、視認窓の近くに配置することができ、表示部に情報が表示される液体を貯蔵する貯蔵部を特定しやすくできる。
【0061】
(B)印刷装置において、前記液体に関する情報は、前記液体を視認可能にする前記視認窓を指し示すマークを含んでもよい。
この構成によれば、表示部は、液体に関する情報として、この液体を視認可能にする視認窓を指し示すマークを表示する。したがって、マークが指し示す視認窓に対応する貯蔵部を容易に特定させることができる。
【0062】
(C)印刷装置は、複数の前記透過領域が並ぶ並び方向において、前記表示部は、前記視認窓より大きくてもよい。
この構成によれば、表示部は、視認窓より大きい。そのため、例えば表示部は、透過領域の数、及びサイズに合わせて複数の表示領域を設定することができ、液体に関する情報を対応する表示領域に表示することで、貯蔵部の特定をより容易にできる。
【0063】
(D)印刷装置において、前記筐体は、電源ボタンが設けられた壁を有し、前記表示部と前記視認窓とを含む報知ユニットは、前記前壁より前方に位置してもよい。
この構成によれば、報知ユニットは、前壁より前方に位置する。そのため、ユーザーに視認窓と表示部とをまとめて認識させやすくできる。
【0064】
(E)印刷装置において、前記報知ユニットは、複数の前記透過領域が並ぶ並び方向において、前記筐体の端に位置してもよい。
この構成によれば、報知ユニットは、筐体の端に位置する。そのため、印刷装置は、他の部材を配置するためのスペースを確保しやすくできる。
【0065】
(F)印刷装置は、第1貯蔵部が貯蔵する第1液体及び第2貯蔵部が貯蔵する第2液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッド、前記第1貯蔵部、及び前記第2貯蔵部を収容する筐体と、情報を表示する表示部と、を備え、前記筐体は、前記第1貯蔵部が有する第1透過領域を介して前記第1貯蔵部が貯蔵する前記第1液体の第1液面を外部から視認可能にする第1視認窓と、前記第2貯蔵部が有する第2透過領域を介して前記第2貯蔵部が貯蔵する前記第2液体の第2液面を外部から視認可能にする第2視認窓と、を有し、前記表示部は、前記第1視認窓及び前記第2視認窓の直上に位置し、前記第1貯蔵部が貯蔵する前記第1液体の量が閾値以下になった場合に、前記第1液体に関する情報を表示する。
【0066】
この構成によれば、表示部は、第1貯蔵部が貯蔵する第1液体の量が閾値以下になった場合に、第1液体に関する情報を表示する。そのため、ユーザーは、表示部に表示された情報に基づいて第1貯蔵部の交換もしくは第1貯蔵部への液体の補充を行うことができる。表示部は、第1視認窓の直上に位置する。すなわち、表示部は、第1視認窓の近くに配置することができ、表示部に情報が表示される第1液体を貯蔵する第1貯蔵部を特定しやすくできる。
【0067】
(G)印刷装置において、前記第1液体に関する情報は、前記第1視認窓を指し示すマークを含んでもよい。
この構成によれば、表示部は、第1液体に関する情報として、第1視認窓を指し示すマークを表示する。したがって、第1視認窓に対応する第1貯蔵部を容易に特定させることができる。
【0068】
(H)印刷装置は、前記第1透過領域及び前記第2透過領域が並ぶ並び方向において、前記表示部は、前記第1視認窓と前記第2視認窓とを合わせた大きさより大きくてもよい。
【0069】
この構成によれば、表示部は、第1視認窓と第2視認窓とを合わせた大きさより大きい。そのため、例えば表示部は、第1透過領域及び第2透過領域のサイズに合わせて第1表示領域及び第2表示領域を設定することができ、第1液体に関する情報を対応する第1表示領域に表示することで、第1貯蔵部の特定をより容易にできる。
【0070】
(I)印刷装置において、前記筐体は、電源ボタンが設けられた前壁を有し、前記表示部、前記第1視認窓、及び前記第2視認窓を含む報知ユニットは、前記前壁より前方に位置してもよい。
【0071】
この構成によれば、表示部、第1視認窓、及び第2視認窓を含む報知ユニットは、前壁より前方に位置する。そのため、ユーザーに表示部、第1視認窓、及び第2視認窓をまとめて認識させやすくできる。
【0072】
(J)印刷装置において、前記報知ユニットは、前記第1透過領域及び前記第2透過領域が並ぶ並び方向において、前記筐体の端に位置してもよい。
この構成によれば、上記印刷装置と同様の効果を奏し得る。
【符号の説明】
【0073】
11…印刷装置、12…液体吐出ヘッド、13…キャリッジ、14…貯蔵部、14a…第1貯蔵部、14b…第2貯蔵部、14c…第3貯蔵部、14d…第4貯蔵部、14e…第5貯蔵部、14f…第6貯蔵部、15…媒体、17…筐体、17a…右側面、17b…左側面、19…栓、20…補給カバー、21…補給容器、23…読取機構、24…揺動機構、25…読取部、26…上蓋、28…第1手掛け部、29…第2手掛け部、30…第3手掛け部、32…電源ボタン、33…前壁、34…凹み、36…給送カバー、37…排出カバー、38…第1カバー部、39…第2カバー部、41…報知ユニット、42…表示部、43…視認窓、43a…第1視認窓、43b…第2視認窓、43c…第3視認窓、43d…第4視認窓、43e…第5視認窓、43f…第6視認窓、43g…第7視認窓、43h…第8視認窓、43i…第9視認窓、43j…第10視認窓、44…透過領域、44a…第1透過領域、44b…第2透過領域、44c…第3透過領域、44d…第4透過領域、44e…第5透過領域、44f…第6透過領域、44g…第7透過領域、44h…第8透過領域、44i…第9透過領域、44j…第10透過領域、46…目盛り、48…枠体、51…前蓋部、52…後蓋部、54…給送機構、56…マーク、Da…第1表示領域、Db…第2表示領域、Dc…第3表示領域、Dd…第4表示領域、X…並び方向、Y…奥行方向、Z…鉛直方向。