(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-24
(45)【発行日】2024-10-02
(54)【発明の名称】画像送受信システム、画像送受信方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04L 51/04 20220101AFI20240925BHJP
G06F 3/04817 20220101ALI20240925BHJP
H04L 67/00 20220101ALI20240925BHJP
【FI】
H04L51/04
G06F3/04817
H04L67/00
(21)【出願番号】P 2020187321
(22)【出願日】2020-11-10
【審査請求日】2023-09-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000002897
【氏名又は名称】大日本印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086911
【氏名又は名称】重野 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100144967
【氏名又は名称】重野 隆之
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 明日美
【審査官】吉田 歩
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-214909(JP,A)
【文献】特開2012-168630(JP,A)
【文献】特開2012-181748(JP,A)
【文献】ビジネスチャット「WowTalk」が安否確認機能をリリース。災害発生時のBCP対策として活用可能に,2019年06月25日,インターネット <URL https://wowtalk.jp/info/news/safety-confirmation.html>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
G06F 3/04817
H04L 67/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザの各々に対応するアイコンを管理する管理部と、
第1ユーザが操作する第1ユーザ端末と第2ユーザが操作する第2ユーザ端末との間での画像送受信の履歴情報を保存する記憶部と、
前記第1ユーザ端末が前記第2ユーザ端末に対して画像を送信した後、前記第2ユーザ端末において前記第2ユーザに対応するアイコンの変更が行われた場合、前記第1ユーザ端末に対し、アイコン変更を通知する変更通知部と、
を備え
、
前記変更通知部は、前記第1ユーザ端末が前記第2ユーザ端末に対して画像を送信した後、前記第2ユーザ端末において、前記第1ユーザとの画像チャット画面からアイコン設定画面に直接遷移して前記第2ユーザに対応するアイコンの変更が行われた場合、前記第1ユーザ端末に対し、アイコン変更を通知することを特徴とする画像送受信システム。
【請求項2】
複数のユーザの各々に対応するアイコンを管理する管理部と、
第1ユーザが操作する第1ユーザ端末と第2ユーザが操作する第2ユーザ端末との間での画像送受信の履歴情報を保存する記憶部と、
前記第1ユーザ端末が前記第2ユーザ端末に対して画像を送信した後、前記第2ユーザ端末において前記第2ユーザに対応するアイコンの変更が行われた場合、前記第1ユーザ端末に対し、アイコン変更を通知する変更通知部と、
前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザとの間で送受信された画像を用いてコラージュ画像を作成する画像作成部と、
を備える画像送受信システム。
【請求項3】
前記第1ユーザ端末から前記第2ユーザ端末へ画像を送信するに際し、前記第1ユーザ端末から、前記画像に対する文字入力を受け付けることができ、入力文字数又は行数の上限が設定されていることを特徴とする請求項1
又は2に記載の画像送受信システム。
【請求項4】
前記第1ユーザ端末の前記第2ユーザとの画像チャット画面において生存確認ボタンが押されると、前記第2ユーザ端末の前記第1ユーザとの画像チャット画面に生存確認メッセージが表示されることを特徴とする請求項1乃至
3のいずれかに記載の画像送受信システム。
【請求項5】
サーバ装置が、
複数のユーザの各々に対応するアイコンを管理し、
第1ユーザが操作する第1ユーザ端末と第2ユーザが操作する第2ユーザ端末との間での画像送受信の履歴情報を記憶部に保存し、
前記第1ユーザ端末が前記第2ユーザ端末に対して画像を送信した後、前記第2ユーザ端末において
、前記第1ユーザとの画像チャット画面からアイコン設定画面に直接遷移して前記第2ユーザに対応するアイコンの変更が行われた場合、前記第1ユーザ端末に対し、アイコン変更を通知する、画像送受信方法。
【請求項6】
サーバ装置が、
複数のユーザの各々に対応するアイコンを管理し、
第1ユーザが操作する第1ユーザ端末と第2ユーザが操作する第2ユーザ端末との間での画像送受信の履歴情報を記憶部に保存し、
前記第1ユーザ端末が前記第2ユーザ端末に対して画像を送信した後、前記第2ユーザ端末において前記第2ユーザに対応するアイコンの変更が行われた場合、前記第1ユーザ端末に対し、アイコン変更を通知
し、
前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザとの間で送受信された画像を用いてコラージュ画像を作成する、画像送受信方法。
【請求項7】
複数のユーザの各々に対応するアイコンを管理するステップと、
第1ユーザが操作する第1ユーザ端末と第2ユーザが操作する第2ユーザ端末との間での画像送受信の履歴情報を記憶部に保存するステップと、
前記第1ユーザ端末が前記第2ユーザ端末に対して画像を送信した後、前記第2ユーザ端末において
、前記第1ユーザとの画像チャット画面からアイコン設定画面に直接遷移して前記第2ユーザに対応するアイコンの変更が行われた場合、前記第1ユーザ端末に対し、アイコン変更を通知するステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項8】
複数のユーザの各々に対応するアイコンを管理するステップと、
第1ユーザが操作する第1ユーザ端末と第2ユーザが操作する第2ユーザ端末との間での画像送受信の履歴情報を記憶部に保存するステップと、
前記第1ユーザ端末が前記第2ユーザ端末に対して画像を送信した後、前記第2ユーザ端末において前記第2ユーザに対応するアイコンの変更が行われた場合、前記第1ユーザ端末に対し、アイコン変更を通知するステップと、
前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザとの間で送受信された画像を用いてコラージュ画像を作成するステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像送受信システム、画像送受信方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット等のネットワークを介して、スマートフォンやパーソナルコンピュータ等のユーザ端末間でテキストメッセージの交換を行うコミュニケーションツールが普及している。
【0003】
従来のコミュニケーションツールは、主に文章のやりとりをするものであり、文章を考えるのが面倒になることがあった。文章は、感嘆符や疑問符の有無といった小さな差異でも読み手に誤解を生じさせることがあり、言葉の細かいニュアンスに悩むことがあった。
【0004】
特に、自宅に籠る時間が長く、人と会う機会の少ない生活を送っている間は、気分が落ち込みやすく、コミュニケーションツールで友人等にメッセージを送ろうと思っても、文章を考えるのが面倒になり、気軽に連絡をとることができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2002-259317号公報
【文献】特開2003-044418号公報
【文献】特開2008-059305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、画像のやりとりを通じて他ユーザと気軽にコミュニケーションをとり、気分転換できる画像送受信システム、画像送受信方法及びプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像送受信システムは、複数のユーザの各々に対応するアイコンを管理する管理部と、第1ユーザが操作する第1ユーザ端末と第2ユーザが操作する第2ユーザ端末との間での画像送受信の履歴情報を保存する記憶部と、前記第1ユーザ端末が前記第2ユーザ端末に対して画像を送信した後、前記第2ユーザ端末において前記第2ユーザに対応するアイコンの変更が行われた場合、前記第1ユーザ端末に対し、アイコン変更を通知する変更通知部と、を備えるものである。
【0008】
本発明の画像送受信方法は、複数のユーザの各々に対応するアイコンを管理し、第1ユーザが操作する第1ユーザ端末と第2ユーザが操作する第2ユーザ端末との間での画像送受信の履歴情報を記憶部に保存し、前記第1ユーザ端末が前記第2ユーザ端末に対して画像を送信した後、前記第2ユーザ端末において前記第2ユーザに対応するアイコンの変更が行われた場合、前記第1ユーザ端末に対し、アイコン変更を通知するものである。
【0009】
本発明のプログラムは、複数のユーザの各々に対応するアイコンを管理するステップと、第1ユーザが操作する第1ユーザ端末と第2ユーザが操作する第2ユーザ端末との間での画像送受信の履歴情報を記憶部に保存するステップと、前記第1ユーザ端末が前記第2ユーザ端末に対して画像を送信した後、前記第2ユーザ端末において前記第2ユーザに対応するアイコンの変更が行われた場合、前記第1ユーザ端末に対し、アイコン変更を通知するステップと、をコンピュータに実行させるものである。
【0010】
本発明の画像送受信システムは、複数のユーザの各々が操作する複数のユーザ端末の間で画像の送受信を行い、テキストの送受信は行えないように設定されているものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、画像のやりとりを通じて他ユーザと気軽にコミュニケーションをとり、気分転換することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施形態に係る画像送受信システムの概略構成図である。
【
図2】(a)(b)は画像チャット画面の例を示す図である。
【
図4】(a)(b)は画像チャット画面の例を示す図である。
【
図5】(a)は画像チャット画面の例を示す図であり、(b)はアイコン設定画面の例を示す図である。
【
図7】(a)(b)は画像チャット画面の例を示す図である。
【
図8】(a)(b)は画像チャット画面の例を示す図である。
【
図10】(a)(b)は画像チャット画面の例を示す図である。
【
図11】サーバ装置の機能を説明するブロック図である。
【
図12】ユーザ端末の機能を説明するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1に示すように、本発明の実施形態に係る画像送受信システムは、ユーザ端末2(2A,2B)と通信可能に接続されたサーバ装置1を備え、ユーザ端末2Aとユーザ端末2Bとの間で画像のやり取りを行うものである。
【0015】
ユーザ端末2A,2Bは、それぞれユーザA,Bが所有するスマートフォン等であり、画像をやり取りするためのアプリ(アプリケーションプログラム)がインストールされている。このアプリを実行することで、ユーザ端末2A,2Bに画像チャット画面が表示可能となる。
【0016】
例えば、ユーザAのユーザ端末2Aには、
図2(a)に示すような、ユーザBとの画像チャット画面が表示される。ユーザBのユーザ端末2Bには、
図2(b)に示すような、ユーザAとの画像チャット画面が表示される。この例では、ユーザAの登録名称を「たろう」、ユーザBの登録名称を「はなこ」としている。
【0017】
画像チャット画面で、画像選択ボタンb1を押すと、自端末内の画像一覧が表示され、画像一覧から画像を選択すると、選択した画像がチャット相手の端末へ送信される。
図2(a)、(b)に示す例では、まず、ユーザAからユーザBへ画像を送信している。その後、ユーザBからユーザAへ画像を送信している。
【0018】
本実施形態に係る画像送受信システムは、画像のやり取りを行うものであり、従来のコミュニケーションツールのように文章(文字)のやり取りは行われないようになっている。ここで、画像とは、撮影機能を用いて撮影されたものに限定されず、スタンプ、顔文字、イラスト等を含み、画像一覧では、これらも選択可能となっている。画像チャット画面において、文章(テキスト)の入力は行えず、ユーザ端末2Aとユーザ端末2Bとの間でテキストデータの送受信は行われない。
【0019】
また、この画像送受信システムでは、各ユーザは、自分の気分に応じた顔アイコンが設定できるようになっている。設定された顔アイコンは、ユーザ端末2において、
図3に示すような、画像の送受信を行えるメンバ(ともだち登録しているユーザ)の一覧画面に表示される。メンバ一覧画面では、メンバのアイコンC1~C3だけでなく、自分のアイコンC4を表示してもよい。
【0020】
メンバ一覧画面に表示されるアイコンは、基本的には各ユーザが設定したアイコンであるが、アイコンC1のように、一定時間アプリを起動していないなど変化のないメンバのアイコンを、サーバ装置1が自動で変更してもよい。
【0021】
メンバ一覧のアイコンから、元気のないメンバが分かる。例えば、
図3の例では、「はなこ」に元気がないことがわかる。
図4(a)(b)に示すように、ユーザA(たろう)は、元気のないメンバであるユーザB(はなこ)に対し、気持ちが明るくなるような画像を送信する。
【0022】
画像を受信し、気持ちが明るくなったユーザBは、設定ボタンb3を押して、アイコンを変更する。例えば、設定ボタンb3を押すと、
図5(b)に示すようなアイコン設定画面が表示される。ユーザBが、画像受信から一定時間内に自分のアイコンを変更すると、
図5(a)に示すように、ユーザAの画像チャット画面に、ユーザBがアイコン変更したことが表示される。ユーザAは、自分が送った画像がユーザBの気分転換のきっかけになったことを知ることができる。
【0023】
ユーザBのアイコン変更により、
図6に示すように、メンバ一覧画面で表示されるアイコンC2も変更される。
【0024】
元気のないメンバに対し、生存確認メッセージを送信してもよい。例えば、
図7(a)に示すように、ユーザ端末2Aの画像チャット画面の生存確認ボタンb2を押すと、
図7(b)に示すように、チャット相手のユーザ端末2Bに生存確認メッセージが表示される。
【0025】
生存確認メッセージを受け取ったユーザBは、
図8(a)(b)に示すように、ユーザAへ気分や状況に応じた画像を送信する。また、ユーザBは、気分が変わった場合はアイコンを変更してもよい。
【0026】
生存確認メッセージは、生存確認ボタンb2を押すだけで送ることができる既定のメッセージであるため、文面を考える必要がなく、気軽に送ることができる。
【0027】
サーバ装置1は、ユーザAとユーザBとの間でやり取りした画像を用いて、
図9に示すようなコラージュ画像を作成してもよい。一定期間毎にコラージュ画像を作成してもよいし、やり取りした画像が所定数に達するとコラージュ画像を作成してもよい。
【0028】
人間、動物、風景など、カテゴリーに応じて画像を分類してコラージュ画像を作成してもよい。あるいはまた、赤っぽい画像、青っぽい画像など、色味に応じて画像を分類してコラージュ画像を作成してもよい。
【0029】
サーバ装置1は、コラージュ画像を作成すると、
図10(a)、(b)に示すように、ユーザA,Bのそれぞれの画像チャット画面にコラージュ画像を作成したことを通知し、コラージュ画像を確認できるようにする。
【0030】
コラージュ画像の画像データやプリント物を購入できるようにしてもよい。
【0031】
次に、
図11を用いて、サーバ装置1の構成について説明する。サーバ装置1は、CPU、通信部、記憶部M等を備えたコンピュータであり、CPUが記憶部M内の画像送受信プログラムを実行することで、管理部11、転送部12、判定部13、変更通知部14、画像作成部15及び販売処理部16の機能が実現される。
【0032】
管理部11は、ユーザ端末2に画像送受信アプリをインストールしてユーザ登録したユーザの情報を記憶部Mに格納し、ユーザ情報を管理する。ユーザ情報は、ユーザ名や、現在設定しているアイコンの情報、ともだちリスト等を含む。管理部11は、ユーザ間での画像のやり取りの履歴情報を管理する。
【0033】
また、管理部11は、一定時間変化がないユーザのアイコンを、スリープ状態に対応するアイコンに変更してもよい。変化がないとは、例えば、アプリを起動していない、ユーザ端末に搭載されたGPSによる端末位置が所定範囲から出ない等である。
【0034】
転送部12は、ユーザ端末2から送られてきた画像データを、送信先となる1又は複数の他のユーザ端末2へ転送する。また、転送部12は、ユーザ端末2から送られてきた生存確認メッセージを、送信先となる他のユーザ端末2へ転送する。
【0035】
判定部13は、あるユーザ端末2がアイコンを変更した場合、アイコン変更処理が、他のユーザ端末2からの画像受信から所定時間以内に行われたか否かを判定する。所定時間以内である場合、変更通知部14が、画像送信元のユーザ端末2に対し、アイコン変更を通知する。
【0036】
例えば、第1ユーザ端末が第2ユーザ端末に対して画像を送信したタイミング(第2ユーザ端末が第1ユーザ端末から画像を受信したタイミング)から所定時間以内に、第2ユーザ端末でアイコン変更処理が行われたか否かを判定する。あるいはまた、第2ユーザ端末で、第1ユーザ端末から送信された画像が確認されたタイミング、例えば、第1ユーザとの画像チャット画面が開かれたタイミングから所定時間以内に、第2ユーザ端末でアイコン変更処理が行われたか否かを判定してもよい。
【0037】
判定部13は、第2ユーザ端末で、第1ユーザとの画像チャット画面からアイコン設定画面に直接遷移し、アイコン変更処理が行われたか否かを判定してもよい。第1ユーザとの画像チャット画面からアイコン設定画面に直接遷移してアイコン変更処理が行われた場合、変更通知部14が、画像送信元の第1ユーザ端末に対し、アイコン変更を通知する。
【0038】
画像作成部15は、履歴情報を参照し、ユーザ端末2間でやり取りした画像を用いてコラージュ画像を作成する。画像作成部15は、カテゴリーや色味に応じて画像を分類してコラージュ画像を作成してもよい。カテゴリーや色味に応じて画像を分類する処理は、他のサーバ装置で行ってもよい。
【0039】
販売処理部16は、コラージュ画像の販売処理を行う。例えば、クレジット決済後にコラージュ画像の画像データをユーザ端末2がダウンロードできるようにしたり、印刷工場に対し、コラージュ画像のプリント及び配送の指示を行ったりする。
【0040】
ユーザは、スマートフォン等のユーザ端末2を用いて画像送受信アプリをダウンロードし、インストールする。ユーザ端末2が画像送受信アプリを実行することで、
図12に示すように、画面作成部21、送信部22、受信部23、アイコン変更部24及び購入処理部25の機能が実現される。
【0041】
画面作成部21は、サーバ装置1に保存されているともだちリストや履歴情報を用いて、メンバ一覧画面や画像チャット画面を作成し、ユーザ端末2のディスプレイに表示する。また、画面作成部21は、送信する画像を選択する画像選択画面や、アイコン設定画面を作成し、ユーザ端末2のディスプレイに表示する。
【0042】
送信部22は、画像選択画面で選択された画像データを、サーバ装置1を介して、送信先のユーザ端末2へ送信する。送信した画像は、画像チャット画面に反映される。
【0043】
また、送信部22は、画像チャット画面で生存確認ボタンb2が押されると、サーバ装置1を介して、送信先のユーザ端末2へ生存確認メッセージを送信する。
【0044】
受信部23は、サーバ装置1を介して、送信元のユーザ端末2から画像データを受信する。受信した画像は、画像チャット画面に反映される。
【0045】
また、受信部23は、サーバ装置1を介して、送信元のユーザ端末2から生存確認メッセージを受信する。また、受信部23は、画像送信先のユーザ端末において画像送信から所定時間内アイコン変更処理が行われた場合、サーバ装置1からアイコン変更通知を受け取る。
【0046】
アイコン変更部24は、アイコン設定画面を介してユーザからアイコン変更の指示を受け付けると、変更後のアイコンをサーバ装置1に通知する。
【0047】
購入処理部25は、サーバ装置1が作成したコラージュ画像の購入処理を行う。例えば、購入処理部25は、クレジット決済処理を行う。
【0048】
このようなサーバ装置1とユーザ端末2とを有する画像送受信システムを用いることで、設定されているアイコンから他ユーザの状態を知り、気分転換のきっかけとなる画像を送信することができる。文章(文字)でなく画像をやり取りするため、文面を考える必要がなく、他ユーザと気軽にコミュニケーションをとることができる。
【0049】
上記実施形態において、画像チャット画面に、他ユーザから受け取った生存確認メッセージに対し、既定の応答メッセージを返信するためのボタンを設けてもよい。
【0050】
上記実施形態において、他ユーザに自端末内の画像を送信するにあたり、画像にスタンプや絵文字を入れたり、手描き模様を入れたりするなどの編集操作ができるようになっていてもよい。また、画像に文字入力ができてもよい。但し、長い文章とならないように、入力可能な文字数の上限を定めることが好ましい。入力可能な行数を1行や2行に制限してもよい。
【0051】
本発明を特定の態様を用いて詳細に説明したが、本発明の意図と範囲を離れることなく様々な変更が可能であることは当業者に明らかである。
【符号の説明】
【0052】
1 サーバ装置
2 ユーザ端末
11 管理部
12 転送部
13 判定部
14 変更通知部
15 画像作成部
16 販売処理部