(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-24
(45)【発行日】2024-10-02
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/40 20240101AFI20240925BHJP
【FI】
G06Q50/40
(21)【出願番号】P 2021146110
(22)【出願日】2021-09-08
【審査請求日】2023-05-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 義
(72)【発明者】
【氏名】山田 健一
(72)【発明者】
【氏名】前田 光輝
(72)【発明者】
【氏名】岡田 強志
【審査官】上田 智志
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-039432(JP,A)
【文献】特開2020-160708(JP,A)
【文献】特開2019-096201(JP,A)
【文献】進化したe-Palette、その全貌を公開,新着 最近のトヨタ 特集 連載 コラム トヨタイムズニュース トヨタイムズスポーツ SDGs[online],2021年01月27日,[令和6年3月22日検索], インターネット<URL : https://toyotatimes.jp/toyota_news/115.html>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの荷物が格納された保管装置が搭載された車両の走行予定ルートと、前記ユーザの位置情報と、に基づいて、前記車両と前記ユーザとが再合流することが可能な再合流地点および再合流タイミングを導出することと、
前記再合流地点および前記再合流タイミングを前記ユーザに提案することと、
を実行する制御部を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記車両の走行予定ルートから所定範囲内に前記ユーザが存在するときに、前記再合流地点および前記再合流タイミングを導出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記ユーザが前記保管装置に前記荷物を預け入れた後における前記ユーザの状態に関する状態情報を取得することをさらに実行し、
前記状態情報が示す前記ユーザの状態が所定の条件を満たすときに、前記再合流地点および前記再合流タイミングを前記ユーザに提案する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記状態情報が、前記ユーザの身体の状態を示す生体情報である、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記状態情報が、前記ユーザによる物品の購入に関する情報である、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記所定の条件が、前記ユーザによって予め設定された条件である、
請求項3から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記再合流地点および前記再合流タイミングを前記ユーザに提案した後に、前記提案した再合流地点および再合流タイミングでの再合流の依頼を前記ユーザから受けた場合に、
前記提案した再合流地点および再合流タイミングで前記車両を前記ユーザと再合流させるための前記車両の走行計画を生成することをさらに実行する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記再合流地点および前記再合流タイミングを前記ユーザに提案した後に、前記提案した再合流地点および再合流タイミングとは異なる地点またはタイミングでの再合流の依頼を前記ユーザから受けた場合に、前記ユーザから指定された再合流地点および再合流タイミングで前記車両を前記ユーザと再合流させるための前記車両の走行計画を生成することをさらに実行する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記ユーザが所持するユーザ端末から前記ユーザの位置情報を受信し、
前記再合流地点および前記再合流タイミングを前記ユーザ端末に送信する、
請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記車両が自律走行可能な車両である、
請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
ユーザの荷物が格納された保管装置が搭載された車両の走行予定ルートと、前記ユーザの位置情報と、に基づいて、前記車両と前記ユーザとが再合流することが可能な再合流地点および再合流タイミングを導出することと、
前記再合流地点および前記再合流タイミングを前記ユーザ
によって使用されるユーザ端末に送信することと、
を含む情報処理方法。
【請求項12】
前記コンピュータが、前記車両の走行予定ルートから所定範囲内に前記ユーザが存在するときに、前記再合流地点および前記再合流タイミングを導出する、
請求項11に記載の情報処理方法。
【請求項13】
前記ユーザが前記保管装置に前記荷物を預け入れた後における前記ユーザの状態に関する状態情報を取得することをさらに含み、
前記コンピュータが、前記状態情報が示す前記ユーザの状態が所定の条件を満たすときに、前記再合流地点および前記再合流タイミングを
前記ユーザ端末に送信する、
請求項11または12に記載の情報処理方法。
【請求項14】
前記状態情報が、前記ユーザの身体の状態を示す生体情報である、
請求項13に記載の情報処
理方法。
【請求項15】
前記状態情報が、前記ユーザによる物品の購入に関する情報である、
請求項13に記載の情報処
理方法。
【請求項16】
前記所定の条件が、前記ユーザによって予め設定された条件である、
請求項13から15のいずれか一項に記載の情報処
理方法。
【請求項17】
前記再合流地点および前記再合流タイミングを前記ユーザに提案した後に、前記提案した再合流地点および再合流タイミングでの再合流の依頼を前記ユーザから受けた場合に、前記提案した再合流地点および再合流タイミングで前記車両を前記ユーザと再合流させる
ための前記車両の走行計画を生成することをさらに含む、
請求項11から16のいずれか一項に記載の情報処理方法。
【請求項18】
ユーザが所持するユーザ端末を制御するプログラムであって、
前記ユーザは、車両に搭載された保管装置に荷物を預け入れたユーザであり、
前記プログラムは、前記ユーザ端末に、
前記車両の走行を管理する情報処理装置に前記ユーザの位置情報を送信することと、
前記車両の走行予定ルートと前記ユーザの位置情報とに基づいて導出された、前記車両と前記ユーザとが再合流することが可能な再合流地点および再合流タイミングを前記情報処理装置から受信することと、
を実行させるプログラム。
【請求項19】
前記車両の走行予定ルートから所定範囲内に前記ユーザが存在するときに、前記情報処理装置において前記再合流地点および前記再合流タイミングが導出される、
請求項18に記載のプログラム。
【請求項20】
前記プログラムは、
前記ユーザ端末に、前記ユーザが前記保管装置に前記荷物を預け入れた後における前記ユーザの状態に関する状態情報を前記情報処理装置に送信することをさらに実行させ、
前記状態情報が示す前記ユーザの状態が所定の条件を満たすときに、前記情報処理装置から前記ユーザ端末に前記再合流地点および前記再合流タイミングが送信される、
請求項18または19に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載された保管装置をユーザが利用するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ロッカーを備えた自動運転車両を管理するための管理システムが開示されている。特許文献1に開示の管理システムにおいては、サーバが、自動運転ロッカー(自動運転車両に備えられたロッカー)、および、固定式ロッカーの利用状況を管理する。そして、ユーザからロッカーの利用要求があった場合に、サーバは、利用状況に基づいて、自動運運転ロッカーまたは固定式ロッカーの予約を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、車両に搭載された保管装置にユーザが荷物を預ける際の利便性を向上させることが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る情報処理装置は、
ユーザの荷物が格納された保管装置が搭載された車両の走行予定ルートと、前記ユーザの位置情報と、に基づいて、前記車両と前記ユーザとが再合流することが可能な再合流地点および再合流タイミングを導出することと、
前記再合流地点および前記再合流タイミングを前記ユーザに提案することと、
を実行する制御部を備える。
【0006】
本開示に係る情報処理方法は、
ユーザの荷物が格納された保管装置が搭載された車両の走行予定ルートと、前記ユーザの位置情報と、に基づいて、前記車両と前記ユーザとが再合流することが可能な再合流地点および再合流タイミングを導出することと、
前記再合流地点および前記再合流タイミングを前記ユーザに提案することと、
を含む。
【0007】
本開示に係るプログラムは、
ユーザが所持するユーザ端末を制御するプログラムであって、
前記ユーザは、車両に搭載された保管装置に荷物を預け入れたユーザであり、
前記プログラムは、前記ユーザ端末に、
前記車両の走行を管理する情報処理装置に前記ユーザの位置情報を送信することと、
前記車両の走行予定ルートと前記ユーザの位置情報とに基づいて導出された、前記車両と前記ユーザとが再合流することが可能な再合流地点および再合流タイミングを前記情報処理装置から受信することと、
を実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、車両に搭載された保管装置にユーザが荷物を預ける際の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、第1実施形態に係る車両管理システムの概略構成を示す図である。
【
図2】
図2は、車両管理システムによって管理される車両について説明するための図である。
【
図3】
図3は、管理サーバおよびユーザ端末それぞれの機能構成の一例を概略的に示すブロック図である。
【
図4】
図4は、第1実施形態に係るユーザ情報のテーブル構成の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、第1実施形態に係る車両管理システムにおける情報処理の流れを示すシーケンス図である。
【
図6】
図6は、第2実施形態に係るユーザ情報のテーブル構成の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、第2実施形態に係る車両管理システムにおける情報処理の流れを示すシーケンス図である。
【
図8】
図8は、第3実施形態に係るユーザ情報のテーブル構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示に係る保管装置はユーザが荷物を預けるための装置である。保管装置は車両に搭載されている。そのため、ある場所においてユーザによって保管装置に荷物が預け入れられた後、保管装置を搭載した車両がその場所から移動することが想定される。このとき、保管装置に預けた荷物をユーザが受け取ろうとした場合、または、ユーザが保管装置に追加で他の荷物を預けようとした場合、ユーザと、保管装置を搭載した車両とが再合流する必要がある。
【0011】
そこで、本開示に係る情報処理装置においては、制御部が、ユーザの荷物が格納された保管装置が搭載された車両とユーザとが再合流することが可能な再合流地点および再合流タイミングを導出する。このとき、制御部は、車両の走行予定ルートとユーザの位置情報とに基づいて、再合流地点および再合流タイミングを導出する。
【0012】
例えば、車両の走行予定ルートの比較的近くにユーザが存在する場合、ユーザは車両の走行予定ルート上まで移動し易い。そして、車両の走行予定ルート上のある地点に車両が到達する時に当該地点にユーザが存在していれば、当該地点で車両とユーザとが再合流することができる。また、車両の走行予定ルートの比較的近くにユーザが存在する場合は、車両が走行予定ルートからユーザが存在する地点まで移動することも容易である。そのため、制御部は、車両の走行予定ルート上の地点、または、車両の走行予定ルートから所定範囲内の地点を、車両とユーザとが再合流することが可能な再合流地点として導出してもよい。また、制御部は、導出された再合流地点に車両が到達するタイミングを、車両とユーザとが再合流することが可能な再合流タイミングとして導出してもよい。
【0013】
さらに、制御部は、導出した再合流地点および再合流タイミングをユーザに提案する。これにより、ユーザは、ユーザの荷物が格納された保管装置を搭載した車両と再合流することが可能な再合流地点および再合流タイミングを把握することができる。したがって、本開示によれば、ユーザは、保管装置を搭載した車両とユーザ自身との再合流地点および再合流タイミングを予め自ら設定していなくても、情報処理装置から提案された再合流地点および再合流タイミングで車両と再合流することが可能となる。よって、車両に搭載された保管装置にユーザが荷物を預ける際の利便性を向上させることができる。
【0014】
以下、本開示の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態に記載
されている構成部品の寸法、材質、形状、および、その相対配置等は、特に記載がない限りは本開示の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0015】
<第1実施形態>
(システムの概略)
図1は、本実施形態に係る車両管理システムの概略構成を示す図である。車両管理システム1は、ロッカーを搭載した車両を管理するシステムである。
図2は、車両管理システム1によって管理される車両について説明するための図である。
【0016】
車両管理システム1は、管理サーバ100、ユーザ端末200、および車両400を含んで構成される。車両管理システム1においては、管理サーバ100、ユーザ端末200、および車両400がネットワークN1によって相互に接続される。ネットワークN1としては、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網であるWAN(Wide Area Network)、または携帯電話等の電話通信網が採用されてもよい。
【0017】
車両400は、ユーザが荷物(以下、「ユーザ荷物」と称する。)を預けるためのロッカー300を搭載している。ロッカー300は、ユーザ荷物を格納するための複数の区画30を備えている。ロッカー300の各区画30は施錠および解錠可能に構成されている。なお、本実施形態においては、ロッカー300が、本開示に係る「保管装置」に相当する。
【0018】
また、ロッカー300を搭載した車両400は自律走行可能な車両である。ただし、車両400は、必ずしも無人車両である必要はない。例えば、車両400には、保安要員などが乗車していてもよい。また、車両400は、必ずしも完全なる自律走行が可能な車両でなくてもよい。例えば、車両400は、状況に応じて人が運転または運転の補助を行う車両であってもよい。
【0019】
車両400は、自律走行によって所定の走行ルートを巡回走行する。ただし、ユーザが車両400に搭載されたロッカー300を利用する場合は、ユーザがユーザ荷物の預け入れまたは取り出しを行うことを希望する地点まで、車両400が自律走行することができる。
【0020】
管理サーバ100は、複数の車両400の運行を管理するサーバ装置である。管理サーバ100は、それぞれ異なる走行ルートを走行する複数の車両400の運行を管理している。ただし、
図1においては、便宜上、一台の車両400のみ図示している。
【0021】
管理サーバ100は、プロセッサ101、主記憶部102、補助記憶部103、および通信インターフェース(通信I/F)104を有するコンピュータを含んで構成される。ここで、プロセッサ101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはDS
P(Digital Signal Processor)である。主記憶部102は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。補助記憶部103は、例えば、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、またはフラッシュメモリである。また、補助記憶部103は
、リムーバブルメディア(可搬記録媒体)を含んでもよい。ここで、リムーバブルメディアは、例えば、USBメモリ、SDカード、または、CD-ROM、DVDディスク、若しくはブルーレイディスクのようなディスク記録媒体である。通信I/F104は、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボード、または無線通信のための無線通信回路である。
【0022】
補助記憶部103には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、および各種情報テーブル等が格納されている。そして、プロセッサ101が、補助記憶部103
に記憶されたプログラムを主記憶部102にロードして実行することによって、後述するような、ロッカー300にユーザ荷物を預けたユーザと、該ロッカー300を搭載した車両400とを再合流させるための制御が実現される。ただし、管理サーバ100における一部または全部の機能はASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。なお、管理サーバ100は、必ずしも単一の物理的構成によって実現される必要はなく、互いに連携する複数台のコンピュータによって構成されてもよい。なお、本実施形態においては、管理サーバ100が、本開示に係る「情報処理装置」に相当する。
【0023】
ユーザ端末200は、ロッカー300にユーザ荷物を預けたユーザによって使用される端末である。ユーザ端末200は、プロセッサ201、主記憶部202、補助記憶部203、および通信インターフェース(通信I/F)204を有するコンピュータを含んで構成される。ここで、プロセッサ201、主記憶部202、および補助記憶部203の具体例としては、それぞれ、上述した、管理サーバ100を構成するコンピュータにおけるプロセッサ101、主記憶部102、および補助記憶部103の具体例と同様のものを例示することができる。また、通信I/F204は、例えば、3G(3rd Generation)、またはLTE(Long Term Evolution)等の移動体通信サービスを利用して、ネットワークN1経由で管理サーバ100を含む他の装置と通信を行うためのインターフェースである。ユーザ端末200としては、スマートフォン、タブレットコンピュータ、モバイルコンピュータ、または、ウェアラブルコンピュータを例示することができる。
【0024】
ここで、ある場所においてユーザによってロッカー300にユーザ荷物が預け入れられた後、該ロッカー300を搭載した車両400がその場所から移動することが想定される。そのため、ロッカー300に預けたユーザ荷物をユーザが受け取ろうした場合、ユーザと車両400とが再合流する必要がある。また、ユーザがロッカー300に他の荷物を追加で預けることを希望する場合もある。この場合も、ユーザと車両400とが再合流する必要がある。
【0025】
そこで、本実施形態に係る車両管理システム1においては、管理サーバ100が、ユーザと車両400とが再合流することが可能な再合流地点および再合流タイミングをユーザに提案する。これにより、ユーザは、車両400とユーザ自身との再合流地点および再合流タイミングを予め自ら設定していなくても、管理サーバ100から提案された再合流地点および再合流タイミングで車両400と合流することが可能となる。
【0026】
(機能構成)
次に、車両管理システム1を構成する管理サーバ100およびユーザ端末200それぞれの機能構成について
図3に基づいて説明する。
図3は、管理サーバ100およびユーザ端末200それぞれの機能構成の一例を概略的に示すブロック図である。
【0027】
(管理サーバ)
管理サーバ100は、通信部110、制御部120、および車両情報データベース(車両情報DB)130を有している。通信部110は、管理サーバ100をネットワークN1に接続する機能を有する。通信部110は通信I/F104によって実現することができる。制御部120は、管理サーバ100を制御するための演算処理を行う機能を有する。制御部120は、プロセッサ101によって実現することができる。
【0028】
制御部120は、通信部110を用いてユーザ端末200からユーザ情報を受信する処理を実行する。
図4は、本実施形態に係る、ユーザ端末200から管理サーバ100に送信されるユーザ情報のテーブル構成の一例を示す図である。
図4に示すように、ユーザ情報は、ユーザIDフィールド、位置情報フィールド、および車両IDフィールドを有す
る。ユーザIDフィールドには、ユーザを特定するための識別情報であるユーザIDが入力される。位置情報フィールドには、ユーザ端末200の現在位置を示す位置情報、すなわちユーザの現在位置を示す位置情報が入力される。
【0029】
車両IDフィールドには、ユーザがユーザ荷物を預け入れたロッカー300を搭載した車両400を特定するための識別情報である車両IDが入力される。なお、ユーザ端末200は、ユーザがユーザ荷物をロッカー300に預け入れた時に、該ロッカー300を搭載した車両400の車両IDをロッカー300または車両400から受信してもよい。そして、ユーザ端末200は、ロッカー300または車両400から受信した車両IDをユーザ情報の車両IDフィールドに入力してもよい。また、ユーザ情報は、ユーザがユーザ荷物をロッカー300に預け入れた後、ユーザ端末200から管理サーバ100に所定の間隔で繰り返し送信される。これにより、管理サーバ100は、ユーザ情報に含まれる位置情報に基づいてユーザの現在位置を把握することができる。
【0030】
車両DB130には、ロッカー300を搭載した各車両400の走行予定ルート(すなわち、所定の巡回ルート)が記憶されている。なお、車両DB130は補助記憶部103に形成される。
【0031】
また、制御部120は、導出部1201、提案部1202、および生成部1203を機能部として含んでいる。導出部1201は、ユーザ荷物が格納されたロッカー300が搭載された車両400とユーザとが再合流することが可能な再合流地点および再合流タイミングを導出する機能を有する。具体的には、導出部1201は、ユーザ端末200から受信したユーザ情報に含まれるユーザの位置情報を取得する。また、導出部1201は、ユーザ端末200から受信したユーザ情報に含まれる車両IDに基づいて、ユーザ荷物が格納されたロッカー300が搭載された車両400を特定する。さらに、導出部1201は、特定された車両400の走行予定ルートを車両DB130から抽出する。そして、導出部1201は、ユーザの位置情報と、車両400の走行予定ルートとに基づいて、車両400とユーザとが再合流することが可能な再合流地点および再合流タイミングを導出する処理を実行する。
【0032】
提案部1202は、車両400とユーザとが再合流することが可能な再合流地点および再合流タイミングをユーザに提案する機能を有する。具体的には、提案部1202は、導出部1201によって導出された再合流地点および再合流タイミングを通信部110を用いてユーザ端末200に送信する処理を実行する。
【0033】
生成部1203は、ユーザが希望する再合流地点および再合流タイミングで車両400をユーザと再合流させるための車両400の走行計画を生成する機能を有する。具体的には、ユーザが希望する再合流タイミングで、または該再合流タイミング以前に、ユーザが希望する再合流地点に車両400が到着するような走行計画を生成する。また、制御部120は、生成部1203によって生成された走行計画を通信部110を用いて車両400に送信する処理を実行する。車両400は、管理サーバ100から走行計画を受信すると、受信した走行計画に従って自律走行する。
【0034】
(ユーザ端末)
ユーザ端末200は、通信部210、制御部220、および入出力部230を有している。通信部210は、ユーザ端末200をネットワークN1に接続する機能を有する。通信部210は通信I/F204によって実現することができる。制御部220は、ユーザ端末200を制御するための演算処理を行う機能を有する。制御部220は、プロセッサ201によって実現することができる。
【0035】
入出力部230は、ユーザによって行われる入力操作を受け付ける機能、および、ユーザに対して情報を提示する機能を有する。例えば、入出力部230は、タッチパネルディスプレイを含んで構成されてもよい。この場合、制御部220が所定のアプリケーションを作動させることで、入出力部230のタッチパネルディスプレイに対してユーザが入力操作を行うことが可能となる。
【0036】
(情報処理の流れ)
次に、本実施形態に係る車両管理システム1における情報処理の流れについて
図5に基づいて説明する。
図5は、本実施形態に係る車両管理システム1における情報処理の流れを示すシーケンス図である。
図5では、車両管理システム1において、ユーザと車両400とを再合流させる際の情報処理の流れを示している。
【0037】
本実施形態に係る車両管理システム1においては、ユーザ端末200から管理サーバ100にユーザ情報が所定の間隔で繰り返し送信される(S101)。管理サーバ100は、ユーザ端末200からユーザ情報を受信すると、ユーザ情報に含まれる車両IDに対応する車両400の走行予定ルートを車両DB130から抽出する(S102)。次に、管理サーバ100は、ユーザ情報に含まれるユーザの位置情報と車両400の走行予定ルートとに基づいて、車両400の走行予定ルートから所定範囲内にユーザが存在するか否かを判別する(S103)。
【0038】
ここで、車両400の走行予定ルートの比較的近くにユーザが存在する場合、ユーザは車両400の走行予定ルート上まで移動し易い。そして、車両400の走行予定ルート上のある地点に車両400が到達する時に当該地点にユーザが存在していれば、当該地点で車両400とユーザとが再合流することができる。また、車両400の走行予定ルートの比較的近くにユーザが存在する場合は、車両400が走行予定ルートからユーザが存在する地点まで移動することも容易である。そこで、車両400の走行予定ルートまでユーザが移動することが容易な範囲、または、車両400の走行予定ルートから車両400が移動することが容易な範囲として、所定範囲が設定されている。
【0039】
そして、車両400の走行予定ルートから所定範囲内にはユーザが存在しないと判定した場合(S103:No)、管理サーバ100は、次回のユーザ情報の受信まで待機する。一方、車両400の走行予定ルートから所定範囲内にユーザが存在すると判定した場合(S103:Yes)、管理サーバ100は、車両400とユーザとが再合流することが可能な再合流地点Preおよび再合流タイミングTreを導出する(S104)。
【0040】
このとき、管理サーバ100は、車両400の走行予定ルート上の地点、または、車両400の走行予定ルートから所定範囲内の地点を、車両400とユーザとが再合流することが可能な再合流地点Preとして導出する。例えば、管理サーバ100は、車両400の走行予定ルート上においてユーザの現在位置から最も近い地点を再合流地点Preとして導出してもよい。また、管理サーバ100は、ユーザの現在位置を再合流地点Preとして導出してもよい。また、管理サーバ100は、車両400の走行予定ルートとユーザの現在位置との間に存在する地点(例えば、両者の中間地点)を再合流地点Preとして導出してもよい。さらに、管理サーバ100は、導出された再合流地点に車両400が到達すると予測されるタイミングを、車両400とユーザとが再合流することが可能な再合流タイミングTreとして導出してもよい。なお、S102からS104の処理は、管理サーバ100の制御部120における導出部1201によって実行される。
【0041】
そして、管理サーバ100は、導出された再合流地点Preおよび再合流タイミングTreをユーザ端末200に送信する(S105)。これにより、ユーザ端末200では、入出力部230によって、再合流地点Preおよび再合流タイミングTreがユーザに対
して提示される。なお、S105の処理は、管理サーバ100の制御部120における提案部1202によって実行される。
【0042】
ユーザ端末200において提示された再合流地点Preおよび再合流タイミングTreでの車両400との再合流をユーザが希望する場合、ユーザ端末200から管理サーバ100に依頼情報が送信される(S106)。このときの依頼情報は、再合流地点Preおよび再合流タイミングTreでの車両400との再合流を依頼するための情報である。
【0043】
管理サーバ100は、ユーザ端末200から依頼情報を受信すると、再合流地点Preおよび再合流タイミングTreで車両400をユーザと再合流させるための車両400の走行計画を生成する(S107)。この走行計画は、車両400を再合流タイミングTreで、または再合流タイミングTre以前に、再合流地点Preに到着させるための計画である。なお、S107の処理は、管理サーバ100の制御部120における生成部1203によって実行される。
【0044】
そして、管理サーバ100は、生成された走行計画を車両400に送信する(S108)。車両400は、管理サーバ100から走行計画を受信すると、該走行計画に基づき自律走行する。これにより、ユーザが再合流タイミングTreの時に再合流地点Preに存在していれば、ユーザと車両400とが再合流することが可能となる。したがって、本実施形態に係る車両管理システム1によれば、ユーザは、車両400と自身との再合流地点および再合流タイミングを予め自ら設定していなくても、再合流地点Preおよび再合流タイミングTreで車両400と再合流することができる。よって、車両400に搭載されたロッカー300にユーザが荷物を預ける際の利便性を向上させることができる。
【0045】
(変形例)
なお、管理サーバ100から提案された再合流地点Preおよび再合流タイミングTreで車両400と合流することをユーザが希望しない場合もある。この場合、ユーザ端末200の入出力部230によって再合流地点Preおよび再合流タイミングTreがユーザに対して提示された後、ユーザは、ユーザ自身が車両400との再合流を希望する再合流地点および再合流タイミングをユーザ端末200に入力する。
【0046】
そうすると、ユーザが指定した再合流地点および再合流タイミングでの車両400との再合流を依頼するための依頼情報がユーザ端末200から管理サーバ100に送信される。そして、管理サーバ100は、ユーザ端末200から依頼情報を受信すると、ユーザが指定した再合流地点および再合流タイミングで車両400をユーザと再合流させるための車両400の走行計画を生成する。さらに、管理サーバ100は、生成された走行計画を車両400に送信する。これにより、ユーザは、ユーザ自身が指定した再合流地点および再合流タイミングで車両400と合流することが可能となる。
【0047】
<第2実施形態>
本実施形態においても、車両管理システム1は、管理サーバ100、ユーザ端末200、および車両400を含んで構成される。また、本実施形態においても、ユーザ端末200から管理サーバ100にユーザ情報が所定の間隔で繰り返し送信される。ただし、本実施形態では、ユーザ端末200から送信されるユーザ情報にユーザの生体情報が含まれる点で、上述した第1実施形態とは異なる。
【0048】
図6は、本実施形態に係る、ユーザ端末200から管理サーバ100に送信されるユーザ情報のテーブル構成の一例を示す図である。
図6に示すように、ユーザ情報は、ユーザIDフィールド、位置情報フィールド、および車両IDフィールドに加え、生体情報フィールドを有する。生体情報フィールドには、ユーザの身体の状態を示す生体情報が入力さ
れる。生体情報としては、体温、脈拍、心拍数、血圧、および発汗量等を例示することができる。
【0049】
なお、ユーザ端末200がウェアラブルコンピュータである場合は、ユーザ端末200自体がユーザの身体から生体情報を取得する機能を有してもよい。また、ユーザ端末200がウェアラブルコンピュータ以外の端末であれば、ユーザ端末200は、ユーザが装着しているウェアラブルコンピュータから生体情報を受信する機能を有してもよい。
【0050】
本実施形態におけるユーザとしては、公道でランニングを行うランナーを想定することができる。この場合、ユーザは、ランニングの開始前自身の着替え等をユーザ荷物としてロッカー300に預け入れる。このときは、ユーザは、自身のランニングコースの近辺を走行する予定の車両400に搭載されたロッカー300にユーザ荷物を預ける。そして、ユーザは、ランニングの終了後に車両400と再合流し、ロッカー300からユーザ荷物を受け取る。
【0051】
この場合、ユーザは、ランニングの終了時期が近いことを示す目安となる自身の身体の状態を所定の条件として設定する。ここで、所定の条件は、体温、脈拍、心拍数、血圧、または発汗量等の生体情報の値が所定の閾値に達することとして設定されてもよい。そして、ユーザは、ユーザ端末200を介して管理サーバ100に所定の条件を予め登録する。ただし、所定の条件は必ずしもユーザ自身によって設定される必要はない。ランニングの終了時期が近いことを示す目安となる、一般的なランナーの身体の状態が所定の条件として設定されてもよい。
【0052】
管理サーバ100は、ユーザ端末200から受信するユーザ情報に含まれる生体情報に基づきランニング中のユーザの身体の状態を把握することができる。そこで、管理サーバ100は、ユーザのランニング中にユーザの身体の状態が所定の条件を満たした場合に、再合流地点Preおよび再合流タイミングTreを導出し、ユーザ端末200に送信する。
【0053】
図7は、本実施形態に係る車両管理システム1における情報処理の流れを示すシーケンス図である。以下、
図7に示すシーケンス図において
図5に示すシーケンス図と異なる点について説明する。本実施形態においては、
図7に示す情報処理がユーザのランニング中に実行される。
【0054】
ここで、本実施形態では、上述したように、S101において管理サーバ100がユーザ端末200から受信するユーザ情報にはユーザの生体情報が含まれる。そして、管理サーバ100は、S103において車両400の走行予定ルートから所定範囲内にユーザが存在すると判定した場合、次に、ユーザ情報に含まれる生体情報に基づき、ユーザの身体の状態が所定の条件を満たしたか否かを判別する(S203)。
【0055】
このとき、ユーザの身体の状態が所定の条件を満たしていない場合(S203:No)、ユーザがまだ当分の間ランニングを継続すると予想できる。そのため、この場合、管理サーバ100は、次回のユーザ情報の受信まで待機する。一方、ユーザの身体の状態が所定の条件を満たしている場合(S203:Yes)、管理サーバ100は、再合流地点Preおよび再合流タイミングTreを導出する(S104)。そして、管理サーバ100は、導出された再合流地点Preおよび再合流タイミングTreをユーザ端末200に送信する(S105)。
【0056】
これにより、ユーザは、ランニングのゴール地点を予め定めていなくても、ユーザ自身の身体の状態が所定の条件を満たしたときに、車両400と再合流するための再合流地点
Preおよび再合流タイミングTreの提案を受けることができる。そして、ユーザは、再合流タイミングTreまでに再合流地点Preに到着するようにランニングを行うことで、車両400と再合流することができる。
【0057】
また、本実施形態においても、上述した第1実施形態の変形例を適用することができる。この場合、ユーザは、管理サーバ100から提案された再合流地点Preおよび再合流タイミングTreでランニングを終了することを希望しない場合、これらとは異なる再合流地点および再合流タイミングを指定することができる。
【0058】
<第3実施形態>
本実施形態においても、車両管理システム1は、管理サーバ100、ユーザ端末200、および車両400を含んで構成される。また、本実施形態においても、ユーザ端末200から管理サーバ100にユーザ情報が所定の間隔で繰り返し送信される。ただし、本実施形態では、ユーザ端末200から送信されるユーザ情報に、ユーザがロッカー300にユーザ荷物を預け入れた後における、ユーザによる物品の購入に関する情報である購入情報が含まれる点で、上述した第1実施形態とは異なる。
【0059】
図8は、本実施形態に係る、ユーザ端末200から管理サーバ100に送信されるユーザ情報のテーブル構成の一例を示す図である。
図8に示すように、ユーザ情報は、ユーザIDフィールド、位置情報フィールド、および車両IDフィールドに加え、購入情報フィールドを有する。購入情報フィールドには購入情報が入力される。購入情報としては、ユーザが購入した物品の種別等を例示することができる。
【0060】
なお、ユーザ端末200は、ユーザが物品を購入する際の決済処理をユーザ端末200を用いて行ったときに購入情報を取得してもよい。また、ユーザ端末200は、ユーザが物品を複数回購入した場合、ユーザが物品を購入する毎に、ユーザ情報の購入情報フィールドに購入情報を追加入力する。
【0061】
ユーザがロッカー300にユーザ荷物を預けた後に物品を購入した場合、ユーザが所持する荷物が増加することになる。そのため、ユーザが、購入した物品をロッカー300に追加で預け入れることを希望する場合がある。このとき、ユーザは、ロッカー300に追加で荷物を預け入れることを自身が希望する目安となる条件を所定の条件として設定する。ここで、所定の条件は、ユーザが購入した物品の数量または種別として設定されてもよい。そして、ユーザは、ユーザ端末200を介して管理サーバ100に所定の条件を予め登録する。
【0062】
管理サーバ100は、ユーザ端末200から受信するユーザ情報に含まれる購入情報に基づき、ユーザが購入した物品を把握することができる。そこで、管理サーバ100は、ユーザが、ロッカー300にユーザ荷物を預け入れた後に所定の条件を満たす物品を購入した場合に、再合流地点Preおよび再合流タイミングTreを導出し、ユーザ端末200に送信する。なお、本実施形態に係る車両管理システム1における情報処理の流れは、
図7に示すシーケンス図に示す情報処理の流れと同様となる。
【0063】
これにより、ユーザは、ロッカー300に追加で荷物を預け入れる地点を予め定めていなくても、所定の条件を満たす物品をユーザが購入したときに、車両400と再合流するための再合流地点Preおよび再合流タイミングTreの提案を受けることができる。
【0064】
また、本実施形態においても、上述した第1実施形態の変形例を適用することができる。この場合、ユーザは、管理サーバ100から提案された再合流地点Preおよび再合流タイミングTreでロッカー300に追加で荷物を預け入れることを希望しない場合、こ
れらとは異なる再合流地点および再合流タイミングを指定することができる。
【0065】
<その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。また、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
【0066】
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
【0067】
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、または光学式カードのような、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
【符号の説明】
【0068】
1・・・車両管理システム
30・・区画
31・・カメラ
100・・管理サーバ
110、210・・通信部
120、220・・制御部
130・・車両情報データベース
200・・ユーザ端末
300・・ロッカー
400・・車両