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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-24
(45)【発行日】2024-10-02
(54)【発明の名称】フィルタユニット
(51)【国際特許分類】
   B01D 46/42 20060101AFI20240925BHJP
   F24F 11/39 20180101ALI20240925BHJP
   F24F 8/108 20210101ALI20240925BHJP
   B01D 46/52 20060101ALI20240925BHJP
【FI】
B01D46/42 A
F24F11/39
F24F8/108
B01D46/52
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2021151178
(22)【出願日】2021-09-16
(65)【公開番号】P2023043507
(43)【公開日】2023-03-29
【審査請求日】2023-11-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】柴垣 和弘
【審査官】中村 泰三
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2021/019668(WO,A1)
【文献】実開昭58-129061(JP,U)
【文献】特開2006-181150(JP,A)
【文献】特開平11-197428(JP,A)
【文献】特開2004-314008(JP,A)
【文献】特開2002-233800(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D 46/42
F02M 35/024
F04D 29/70
F24F 7/00-10
F24F 8/108
F24F 11/39
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気中の粉塵を捕獲するフィルタユニットであって、
フィルタ本体と、
前記フィルタ本体における、空気の流れの上流側の表面の一部に取り付けられ、前記粉塵が付着する粉塵付着部と、
を備え
前記粉塵付着部は、
フィルム状の第1部と、
前記第1部よりも空気の流れの上流側に位置し、前記第1部に取り付けられた網状の第2部と、
前記第1部の表面及び前記第2部の表面を覆い、前記粉塵が付着する粘着層と、
を備え、
前記第2部は前記第1部から分離可能である、
フィルタユニット。
【請求項2】
請求項1記載のフィルタユニットであって、
前記粉塵付着部は、粘着剤により前記フィルタ本体に取り付けられ、前記フィルタ本体から分離可能である、
フィルタユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はフィルタユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
エアコンユニットはフィルタユニットを備える。フィルタユニットはエアコンユニットの内部に取り付けられる。フィルタユニットは、空気中の粉塵を捕獲する。特許文献1は、フィルタユニットに関する技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平1-199619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フィルタユニットの使用時間が長くなるほど、フィルタユニットは多くの粉塵を捕獲し、フィルタユニット内の粉塵が増加する。フィルタユニット内の粉塵が増加すると、空気がフィルタユニットを通過し難くなり、エアコンユニットの風量が低下する。よって、フィルタユニットを定期的に交換する必要がある。
【0005】
しかしながら、フィルタユニット内の粉塵の量や風量の低下をユーザが直接認識することは困難であるため、ユーザは、フィルタユニットの交換時期を判断することが困難であった。
【0006】
本開示の1つの局面では、ユーザが交換時期を容易に判断できるフィルタユニットを提供することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの局面は、空気中の粉塵を捕獲するフィルタユニットである。フィルタユニットは、フィルタ本体と、前記フィルタ本体における、空気の流れの上流側の表面の一部に取り付けられ、前記粉塵が付着する粉塵付着部とを備える。
【0008】
本開示のフィルタユニットを使用するとき、空気中の粉塵は、主として、フィルタ本体により捕獲され、フィルタ本体内に蓄積する。また、空気中の粉塵の一部は、粉塵付着部に付着する。フィルタ本体内に蓄積した粉塵が多いほど、粉塵付着部に付着した粉塵も多くなる。
【0009】
ユーザは、粉塵付着部に付着した粉塵を視認し、粉塵付着部に付着した粉塵の量を認識することができる。粉塵付着部に付着した粉塵の量と、フィルタ本体内に蓄積した粉塵の量とは相関関係を有するから、ユーザは、粉塵付着部に付着した粉塵の量に基づき、フィルタ本体内に蓄積した粉塵の量を推測し、フィルタユニットの交換時期を判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】エアコンユニットの構成を表す説明図である。
図2】フィルタユニットの構成を表す斜視図である。
図3図1におけるX方向から見たフィルタユニットの構成を表す平面図である。
図4】フィルタ本体と、フィルタ本体に捕獲された粉塵とを表す説明図である。
図5図5Aは、図1におけるX方向から見た粉塵付着部の構成を表す平面図である。図5Bは、図5AにおけるVB-VB断面を表す断面図である。
図6】粉塵付着部の製造装置の構成を表す説明図である。
図7図7Aは、図1におけるX方向から見た粉塵付着部の構成を表す平面図である。図7Bは、図7AにおけるVIIB-VIIB断面を表す断面図である。
図8】網層の構成を表す説明図である。
図9】粉塵付着部の製造装置の構成を表す説明図である。
図10図10Aは、フィルタユニットを使用した後の粉塵付着部の構成を表す断面図である。図10Bは、網層を除去した後の粉塵付着部の構成を表す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
1.エアコンユニット1の構成
エアコンユニット1の構成を、図1に基づき説明する。エアコンユニット1は、ケース3と、フィルタユニット5と、ブロア7と、を備える。ケース3は箱状の部材である。ケース3は、空気の入口9と、空気の出口11とを備える。
【0012】
ブロア7が動作したとき、空気は入口9からケース3の中に入り、ケース3の中を流れ、出口11からケース3の外に出る。空気の流れる方法を方向Fとする。方向Fは特に限定されない。方向Fは、例えば、鉛直方向であってもよいし、水平方向であってもよい。
【0013】
フィルタユニット5はケース3の内部に取り付けられる。方向Fに沿ってケース3の中を流れる空気はフィルタユニット5を通過する。フィルタユニット5は空気中の粉塵を捕獲する機能を奏する。
【0014】
フィルタユニット5をケース3に取り付けること、及び、フィルタユニット5をケース3から取り外すことが可能である。すなわち、フィルタユニット5は交換可能である。フィルタユニット5の基本的な形状は、例えば、板状である。方向Fはフィルタユニット5の主面に直交する。フィルタユニット5の詳しい構成は後述する。
【0015】
エアコンユニット1におけるフィルタユニット5の向きは固定されている。フィルタユニット5の向きは、後述する粉塵付着部19が、空気の流れの上流側に位置する向きである。空気の流れの上流側とは、方向Fとは反対方向の側である。
【0016】
ブロア7はケース3の中に配置されている。ブロア7は上述したように、方向Fに沿った空気の流れを生じさせる。入口9、フィルタユニット5、ブロア7、及び出口11は、例えば、方向Fに沿って並んでいる。
【0017】
2.フィルタユニット5の構成
フィルタユニット5の構成を、図1図6に基づき説明する。図2図3に示すように、フィルタユニット5は、フィルタ本体13と、端板15、17と、粉塵付着部19と、を備える。
【0018】
フィルタ本体13は不織布から成る。不織布は、空気の流れの上流側では粗く、方向Fに進むほど、細かくなる。図2に示すように、フィルタ本体13の形状は蛇腹形状である。蛇腹形状とは、山折りの折目と谷折りの折目とを交互に繰り返した形状である。図4に示すように、フィルタ本体13は空気中の粉塵101を捕獲する。そのため、フィルタユニット5を通過した空気は、フィルタユニット5を未だ通過していない空気よりも浄化されている。捕獲された粉塵101はフィルタ本体13内に蓄積する。
【0019】
図1図3に示すように、端板15、17は、フィルタ本体13の端部に接着されている。端板15、17は不織布から成る。端板15、17は、フィルタ本体13を挟んで対向している。
【0020】
図1図3に示すように、粉塵付着部19は、フィルタ本体13における表面21に取り付けられている。表面21は、フィルタ本体13の表面のうち、空気の流れの上流側にある表面である。粉塵付着部19は、表面21の一部を覆っている。表面21のうち大部分は、粉塵付着部19によって覆われていない。
【0021】
図5Aに示すように、粉塵付着部19の形状はシート形状である。シート形状における厚み方向は方向Fと平行である。図5Bに示すように、粉塵付着部19は、基材層23と、粘着層25とを積層した構造を有する。
【0022】
基材層23はフィルム状の部材である。基材層23の表面は平坦である。基材層23は、例えば、不織布に比べて、空気を透過させ難い材質から成る。基材層23の材質は、例えば、紙、布、ビニール、セロハン、ポリプロピレン、ナイロン等のうちのいずれかである。基材層23の厚みは、例えば、0.03~0.5mmである。
【0023】
基材層23は、粘着剤により、表面21に貼り付けられている。すなわち、粉塵付着部19は、粘着剤によりフィルタ本体13に取り付けられている。粘着剤の粘着力は過度に強くないため、粉塵付着部19はフィルタ本体13から分離可能である。分離可能とは、ユーザが粉塵付着部19を手でつかみ、フィルタ本体13から分離させることが可能であることを意味する。
粘着層25は、基材層23よりも、空気の流れの上流側にある。粘着層25は粘着剤から成る。粘着層25の表面は平坦である。方向Fに沿って流れる空気が粘着層25に接したとき、空気に含まれる粉塵は粘着層25に付着する。粘着層25の表面は平坦であるから、ユーザは、粘着層25に付着した粉塵を容易に視認することができる。
【0024】
粘着層25は、例えば、石油系油とゴムとを混合した粘着剤から成る。粘着層25は、例えば、ハエ取り紙に使われる粘着剤により構成することができる。粘着層25の厚みは、例えば、0.01~0.2mmである。
【0025】
粉塵付着部19は、例えば、図6に示す製造装置27により製造することができる。製造装置27は、長尺の基材層23が巻かれた原料ロール29と、複数の案内ロール31と、粘着剤塗布部33と、カット部35とを備える。長尺の基材層23の幅は、例えば、10~20mmである。
【0026】
原料ロール29から引き出された基材層23は、案内ロール31により案内され、粘着剤塗布部33及びカット部35の方向に進む。粘着剤塗布部33は、粘着剤タンク37と、刷毛39とを備える。粘着剤タンク37から供給された粘着剤を、刷毛39が基材層23に塗布する。その結果、粘着層25が形成され、粉塵付着部19が完成する。カット部35は、粉塵付着部19を指定された長さにカットする。
【0027】
3.フィルタユニット5が奏する効果
(1A)フィルタユニット5は粉塵付着部19を備える。粉塵付着部19はフィルタ本体13に取り付けられている。フィルタユニット5を使用するとき、空気中の粉塵は、主として、フィルタ本体13により捕獲され、フィルタ本体13内に蓄積する。また、空気中の粉塵の一部は、粉塵付着部19に付着する。フィルタ本体13内に蓄積した粉塵が多いほど、粉塵付着部19に付着した粉塵も多くなる。
【0028】
ユーザは、粉塵付着部19に付着した粉塵を視認し、粉塵付着部19に付着した粉塵の量を認識することができる。粉塵付着部19に付着した粉塵の量と、フィルタ本体13内に蓄積した粉塵の量とは相関関係を有するから、ユーザは、粉塵付着部19に付着した粉塵の量に基づき、フィルタ本体13内に蓄積した粉塵の量を推測し、フィルタユニット5の交換時期を判断することができる。
【0029】
(1B)粉塵付着部19は粘着層25を備える。そのため、空気中の粉塵は、粉塵付着部19に一層付着し易い。ユーザは、粉塵付着部19に付着した粉塵の量を一層容易に認識することができる。
【0030】
(1C)粉塵付着部19は、粘着剤によりフィルタ本体13に取り付けられ、フィルタ本体13から分離可能である。ユーザは、例えば、粉塵付着部19に付着した粉塵の量を視認するとき、粉塵付着部19をフィルタ本体13から分離することができる。そのため、ユーザは、粉塵付着部19に付着した粉塵の量を一層容易に認識することができる。
<第2実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
【0031】
前述した第1実施形態では、粉塵付着部19は、基材層23と、粘着層25とを積層した構造を有する。これに対し、第2実施形態では、図7A図7B図8に示すように、粉塵付着部19は、基材層23と、粘着層25と、網層41とを備える点で、第1実施形態と相違する。なお、基材層23は第1部に対応し、網層41は網状の第2部に対応する。
【0032】
図7Bに示すように、網層41は、基材層23よりも、空気の流れの上流側に設けられている。図8に示すように、網層41は、複数の縦糸43と、複数の横糸45とから構成され、網目47を有する。網目47は、周囲を縦糸43及び横糸45で囲まれた空間である。網目47の形状は、例えば、矩形である。縦糸43同士の間隔は、例えば、1.0~1.5mmである。横糸45同士の間隔は、例えば、1.0~1.5mmである。よって、網目47の1辺の長さは、例えば、1.0~1.5mmである。
網目47は、フィルタ本体13を構成する不織布における繊維間の隙間より大きい。網目47より小さく、網目47を通り抜けることができる粉塵を小粉塵とする。網目47より大きく、網目47を通り抜けることができない粉塵を大粉塵とする。小粉塵の一部は、フィルタ本体13を構成する不織布により捕獲され、不織布内に蓄積する。大粉塵は、フィルタ本体13を構成する不織布内に進入し難く、不織布の表面に留まる。網層41の材質は、例えば、ポリエステル、ナイロン等である。
【0033】
図7Bに示すように、粘着層25は、基材層23の表面、並びに、縦糸43及び横糸45の表面を覆っている。網層41は、粘着層25により、基材層23に接着されている。粘着層25の粘着力は過度に強くなく、また、網層41と基材層23との接触面積は小さいため、網層41は基材層23から分離可能である。網目47の少なくとも一部は、粘着層25により塞がれていない。そのため、小粉塵は、網目47を通過し、基材層23に到達することができる。
【0034】
粉塵付着部19は、例えば、図9に示す製造装置127により製造することができる。製造装置127は、長尺の基材層23が巻かれた原料ロール29と、長尺の網層41が巻かれた原料ロール30と、複数の案内ロール31と、粘着剤塗布部33と、カット部35とを備える。長尺の基材層23の幅は、例えば、10~20mmである。長尺の網層41の幅は、例えば、10~20mmである。
【0035】
原料ロール29から引き出された基材層23と、原料ロール30から引き出された網層41とは、案内ロール31により案内されつつ、重ねられ、粘着剤塗布部33及びカット部35の方向に進む。粘着剤塗布部33は、粘着剤タンク37と、刷毛39とを備える。粘着剤タンク37から供給された粘着剤を、刷毛39が基材層23及び網層41に塗布する。その結果、図7Bに示す構造の粉塵付着部19が完成する。カット部35は、粉塵付着部19を指定された長さにカットする。
【0036】
2.フィルタユニット5が奏する効果
第2実施形態のフィルタユニット5は、前記(1A)~(1C)の効果を奏し、さらに以下の効果を奏する。
【0037】
(2A)フィルタユニット5を使用したとき、図10Aに示すように、粉塵付着部19に到達した空気に含まれる大粉塵51は、網層41により捕獲される。粉塵付着部19に到達した空気に含まれる小粉塵53は、網目47を通過し、基材層23の表面に設けられた粘着層25に付着する。
【0038】
大粉塵51は、フィルタ本体13の内部に進入し難く、フィルタ本体13の表面に留まる。そのため、大粉塵51は、フィルタ本体13から容易に除去することができる。その結果、大粉塵51がフィルタ本体13に付着したとしても、フィルタユニット5を交換する必要性は低い。
【0039】
小粉塵53は、フィルタ本体13の内部に進入する。フィルタ本体13の内部に進入した小粉塵53を除去することは困難である。そのため、フィルタ本体13が多数の小粉塵53を捕獲したとき、フィルタユニット5を交換する必要がある。
【0040】
以上のように、大粉塵51は、フィルタユニット5の交換時期に影響し難く、小粉塵53はフィルタユニット5の交換時期に影響する。ユーザは、フィルタユニット5を一定期間使用した後、図10Bに示すように、粉塵付着部19から網層41を取り除くことができる。粉塵付着部19から網層41を取り除いたとき、網層41とともに大粉塵51も取り除かれる。そのため、基材層23の表面に大粉塵51は存在せず、小粉塵53のみが存在する。
【0041】
ユーザは、基材層23の表面に存在する小粉塵53の量を認識することができる。上述したように、小粉塵53はフィルタユニット5の交換時期に影響するので、ユーザは、小粉塵53の量に基づき、フィルタユニット5の交換時期を正しく判断することができる。
<他の実施形態>
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
【0042】
(1)フィルタユニット5は、エアコンユニット1以外の装置に使用してもよい。
(2)粉塵付着部19は、粘着層25以外の構成により粉塵を捕獲してもよい。例えば、粉塵付着部19は、静電気等を利用して粉塵を捕獲してもよい。
【0043】
(3)網層41の構造は特に限定されない。網層41は、例えば、板状部材に複数の貫通孔を形成した部材であってもよい。
(4)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
【0044】
(5)上述したフィルタユニット5の他、当該フィルタユニット5を構成要素とするシステム、フィルタユニットの製造方法等、種々の形態で本開示を実現することもできる。
【符号の説明】
【0045】
1…エアコンユニット、3…ケース、5…フィルタユニット、7…ブロア、9…入口、11…出口、13…フィルタ本体、15、17…端板、19…粉塵付着部、21…表面、23…基材層、25…粘着層、27、127…製造装置、29…原料ロール、30…原料ロール、31…案内ロール、33…粘着剤塗布部、35…カット部、37…粘着剤タンク、39…刷毛、41…網層、43…縦糸、45…横糸、47…網目、51…大粉塵、53…小粉塵、101…粉塵
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10