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特許7559963注文支援装置、注文支援方法、及び、注文支援プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-24
(45)【発行日】2024-10-02
(54)【発明の名称】注文支援装置、注文支援方法、及び、注文支援プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20240925BHJP
【FI】
G06Q30/0601 306
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2023544982
(86)(22)【出願日】2021-09-06
(86)【国際出願番号】 JP2021032681
(87)【国際公開番号】W WO2023032207
(87)【国際公開日】2023-03-09
【審査請求日】2023-07-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】冬野 哲也
(72)【発明者】
【氏名】高塚 久美子
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 真由美
(72)【発明者】
【氏名】簑輪 要佑
(72)【発明者】
【氏名】田中 万里
【審査官】上田 威
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-289207(JP,A)
【文献】特開2012-003504(JP,A)
【文献】特開2014-203018(JP,A)
【文献】特開2018-106625(JP,A)
【文献】特開2006-072847(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107886391(CN,A)
【文献】特開2008-257515(JP,A)
【文献】特開2020-160781(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画面に表示された複数の販売情報のうち、選択操作を受け付けた販売情報に当該選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させる表示制御手段と、
前記注文数を付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
前記注文数が上限値未満である場合、1回の選択操作に応じた数を当該注文数に加算した値により、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新し、
前記注文数が上限値以上である場合、当該注文数をクリアする
注文支援装置であって、
所定のユーザによる前記販売情報に対する注文確定操作を受け付けた場合、前記注文数を、当該ユーザ及び当該販売情報に対応付けて注文履歴として登録する履歴登録手段と、
前記注文履歴に応じて、前記ユーザの前記販売情報における注文数の前記上限値を更新する更新手段と、をさらに備える、
注文支援装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、
前記注文数が上限値以上である場合、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を削除することにより、当該注文数をクリアする
請求項1に記載の注文支援装置。
【請求項3】
前記更新手段は、前記注文数が前記上限値である前記注文履歴が所定数に達した場合、前記上限値をより高く更新する
請求項1又は2に記載の注文支援装置。
【請求項4】
前記上限値が更新された場合、前記ユーザ又は当該ユーザの関係者に対して、更新後の上限値を通知する第1の通知手段をさらに備える
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の注文支援装置。
【請求項5】
前記表示制御手段は、
前記注文履歴に応じて、前記ユーザ及び前記販売情報の組における1回の選択操作における注文単位をより大きくした一括注文用の販売情報を生成し、当該一括注文用の販売情報を前記画面に表示させる
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の注文支援装置。
【請求項6】
前記表示制御手段は、
前記注文履歴に応じて、前記画面に表示させる前記販売情報の種類、表示順序又は配置の少なくともいずれかを含む表示制御情報を決定し、当該表示制御情報に基づき前記複数の販売情報を前記画面に表示させる
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の注文支援装置。
【請求項7】
コンピュータが、
画面に表示された複数の販売情報のうち、選択操作を受け付けた販売情報に当該選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させ、
前記注文数が付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定し、
前記注文数が上限値未満である場合、1回の選択操作に応じた数を当該注文数に加算した値により、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新し、
前記注文数が上限値以上である場合、当該注文数をクリアする
注文支援方法であって、
所定のユーザによる前記販売情報に対する注文確定操作を受け付けた場合、前記注文数を、当該ユーザ及び当該販売情報に対応付けて注文履歴として登録し、
前記注文履歴に応じて、前記ユーザの前記販売情報における注文数の前記上限値を更新する、
注文支援方法。
【請求項8】
画面に表示された複数の販売情報のうち、選択操作を受け付けた販売情報に当該選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させる処理と、
前記注文数を付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定する処理と、
前記注文数が上限値未満である場合、1回の選択操作に応じた数を当該注文数に加算した値により、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新する処理と、
前記注文数が上限値以上である場合、当該注文数をクリアする処理と
をコンピュータに実行させる注文支援プログラムであって、
所定のユーザによる前記販売情報に対する注文確定操作を受け付けた場合、前記注文数を、当該ユーザ及び当該販売情報に対応付けて注文履歴として登録する処理と、
前記注文履歴に応じて、前記ユーザの前記販売情報における注文数の前記上限値を更新する処理と、
さらにコンピュータに実行させる注文支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、注文支援装置、システム及び方法、並びに、コンピュータ可読媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、携帯端末を用いた複数画像の情報の一覧表示し、選択を受け付けるための情報処理装置に関する技術が開示されている。特許文献1にかかる情報処理装置は、撮影された映像データから認識された各画像に対応する付加データを抽出し、各画像に付加データを表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】国際公開第2014/017392号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、電子商取引の注文画面において、より簡易な操作が求められている。しかしながら、上述した技術では、タブレット端末等のタッチパネルで注文操作を行う際に、選択済みの販売情報に対するキャンセル操作が煩雑であるという問題点がある。
【0005】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、注文画面における選択済みの販売情報に対するキャンセル操作を容易にするための注文支援装置、システム、方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様にかかる注文支援装置は、
画面に表示された複数の販売情報のうち、選択操作を受け付けた販売情報に当該選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させる表示制御手段と、
前記注文数を付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
前記注文数が上限値未満である場合、1回の選択操作に応じた数を当該注文数に加算した値により、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新し、
前記注文数が上限値以上である場合、当該注文数をクリアする。
【0007】
本開示の第2の態様にかかる注文支援システムは、
複数の販売情報を画面に表示し、前記複数の販売情報のいずれかに対する選択操作をユーザから受け付けるユーザ端末と、
前記ユーザ端末と接続された注文支援装置と、を備え、
前記注文支援装置は、
前記画面に表示された複数の販売情報のうち、選択操作を受け付けた販売情報に当該選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させる表示制御手段と、
前記注文数を付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
前記注文数が上限値未満である場合、1回の選択操作に応じた数を当該注文数に加算した値により、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新し、
前記注文数が上限値以上である場合、当該注文数をクリアする。
【0008】
本開示の第3の態様にかかる注文支援方法は、
コンピュータが、
画面に表示された複数の販売情報のうち、選択操作を受け付けた販売情報に当該選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させ、
前記注文数が付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定し、
前記注文数が上限値未満である場合、1回の選択操作に応じた数を当該注文数に加算した値により、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新し、
前記注文数が上限値以上である場合、当該注文数をクリアする。
【0009】
本開示の第4の態様にかかる注文支援プログラムは、
画面に表示された複数の販売情報のうち、選択操作を受け付けた販売情報に当該選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させる処理と、
前記注文数を付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定する処理と、
前記注文数が上限値未満である場合、1回の選択操作に応じた数を当該注文数に加算した値により、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新する処理と、
前記注文数が上限値以上である場合、当該注文数をクリアする処理と
をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示により、注文画面における選択済みの販売情報に対するキャンセル操作を容易にするための注文支援装置、システム、方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本実施形態1にかかる販売支援装置の構成を示すブロック図である。
図2】本実施形態1にかかる販売支援方法の流れを示すフローチャートである。
図3】本実施形態2にかかる販売支援システムの構成を示すブロック図である。
図4】本実施形態2にかかるユーザ端末の構成を示すブロック図である。
図5】本実施形態2にかかる認証装置の構成を示すブロック図である。
図6】本実施形態2にかかる認証装置による顔情報登録処理の流れを示すフローチャートである。
図7】本実施形態2にかかる認証装置による顔認証処理の流れを示すフローチャートである。
図8】本実施形態2にかかる販売支援装置の構成を示すブロック図である。
図9】本実施形態2にかかる注文画面の例を示す図である。
図10】本実施形態2にかかる注文支援処理の流れを示すフローチャートである。
図11】本実施形態2にかかる商品選択済みの状態の例を示す図である。
図12】本実施形態2にかかる商品を上限値まで選択済みの状態の例を示す図である。
図13】本実施形態2にかかる商品の選択がキャンセルされた状態の例を示す図である。
図14】本実施形態2にかかる上限値更新処理の流れを示すフローチャートである。
図15】本実施形態2にかかる上限値更新通知画面の例を示す図である。
図16】本実施形態2にかかるキーワード検索処理の流れを示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下では、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
【0013】
<実施形態1>
図1は、本実施形態1にかかる注文支援装置1の構成を示すブロック図である。注文支援装置1は、ユーザによるタブレット端末等のタッチパネルを介した販売情報に対する注文操作を支援するための情報処理装置である。ここで、販売情報は、商品又はサービスの販売を支援するための情報であり、商品又はサービスの購入を促す情報ともいえる。そして、販売情報は、ユーザが購入するための注文を受け付けるための情報である。販売情報は、販売対象の商品又はサービスの概要を示す情報、例えば、画像、説明文(名称、産地等)、価格等を含む情報である。また、注文支援装置1は、通信ネットワーク(不図示、以降、通信ネットワークを単にネットワークとも称する)、又は、所定の無線通信により、上述したタッチパネルを備えたユーザ端末と接続されているものとする。尚、ネットワークは、有線か無線であるかを問わないし、通信プロトコルの種別を問わない。また、タッチパネルは、ユーザ端末(情報端末)における画面(表示装置)と操作受付部(入力装置)とを兼ねた入出力装置の一例である。当該ユーザ端末は、1以上の販売情報を画面に表示し、ユーザから画面内の所定領域に対する入力操作を受け付ける。所定領域には、販売情報の選択領域や選択済みの販売情報に対する注文確定領域が含まれる。画面内の所定領域に対する入力操作は、例えば、タッチパネルに対するユーザの指等による接触(タッチ)操作であるか、他の入力装置(例えば、マウスやキーボード)を介した入力操作であってもよい。入力操作は、販売情報の選択操作や、選択済みの販売情報に対する注文確定操作が含まれる。ユーザ端末は、入力操作を受け付けると、入力操作に対応する所定領域に関する情報を、ネットワークを介して注文支援装置1へ送信する。例えば、ユーザ端末は、特定の販売情報に対する選択操作を受け付けると、当該販売情報が選択された旨を、注文支援装置1へ送信する。そのため、選択操作を受け付けた段階では、注文が確定していないものとする。
【0014】
注文支援装置1は、表示制御部11及び判定部12を備える。表示制御部11は、画面に表示された複数の販売情報のうち、選択操作を受け付けた販売情報に当該選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させる。ここで、「画面」は、上述したユーザ端末の画面である。例えば、表示制御部11は、選択操作を受け付けた販売情報と注文数とを、ユーザ端末の画面に表示させる。判定部12は、注文数を付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定する。
【0015】
表示制御部11は、判定部12により判定された注文数が上限値未満である場合、1回の選択操作に応じた数を注文数に加算した値により、選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新する。また、表示制御部11は、判定部12により判定された注文数が上限値以上である場合、当該注文数をクリアする。ここで、「注文数をクリアする」とは、表示制御部11が、選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を画面から削除することであってもよい。または、「注文数をクリアする」とは、表示制御部11が、選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を0に更新することであってもよい。
【0016】
図2は、本実施形態1にかかる注文支援方法の流れを示すフローチャートである。前提として、ユーザ端末の画面に複数の販売情報が表示済みであるものとする。そして、ユーザは、画面に表示された複数の販売情報のうち、特定の販売情報に対して選択操作を行ったものとする。このとき、ユーザ端末は、特定の販売情報に対して選択操作が行われた旨を注文支援装置1へ送信する。これに応じて、注文支援装置1の表示制御部11は、選択操作を受け付けた販売情報に、選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させる(S11)。つまり、ユーザ端末は、選択操作を受け付けた販売情報に注文数の数値を付加して画面に表示する。
【0017】
続いて、ユーザは、注文数が付加されて画面に表示された販売情報に対して選択操作を行ったものとする。このとき、ユーザ端末は、注文数が付加された販売情報に対して選択操作が行われた旨を注文支援装置1へ送信する。そして、注文支援装置1の判定部12は、注文数が付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けたか否かを判定する(S12)。
【0018】
選択操作を受け付けた販売情報に注文数が付加されていない場合(ステップS12でNO)、表示制御部11は、再度、ステップS11を実行する。一方、選択操作を受け付けた販売情報に注文数が付加されている場合(ステップS12でYES)、判定部12は、ステップS13を実行する。つまり、注文支援装置1の判定部12は、注文数が付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定する(S13)。ここで、上限値は、販売情報やユーザによって異なる値であってもよい。
【0019】
注文数が上限値未満である場合(ステップS13でNO)、表示制御部11は、1回の選択操作に応じた数を当該注文数に加算した値により、選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新する(S15)。例えば、表示制御部11は、加算後の注文数をユーザ端末へ通知する。そのため、ユーザ端末は、選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の数値を更新して画面に表示する。
【0020】
一方、注文数が上限値以上である場合(ステップS13でYES)、表示制御部11は、注文数をクリアする(S14)。例えば、表示制御部11は、注文数の削除指示をユーザ端末へ通知する。この場合、ユーザ端末は、選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数を画面から削除する。または、表示制御部11は、注文数を0としてユーザ端末へ通知する。この場合、ユーザ端末は、選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の数値を0に更新して画面に表示する。
【0021】
このように、本実施形態では、ユーザは、注文が確定していない状態において、特定の販売情報に対する選択操作を繰り返すことにより、当該販売情報の注文数(注文希望数、注文予定数)を加算できる。そして、ユーザが特定の販売情報に対する選択操作を行った際に、当該販売情報の注文数が上限値以上である場合、当該販売情報に対する注文数がクリアされる。つまり、選択済みの特定の販売情報における注文がキャンセルされる。言い換えると、ユーザは、特定の販売情報に対して注文数を加算するための選択操作と同一の選択操作によりキャンセル操作を行うことができる。すなわち、本実施形態は、注文数を加算するための操作と注文数をクリアするための操作とを共通化したものといえる。そのため、ユーザは、注文数をクリアするために、注文数を加算するための操作とは異なる操作を行う必要がない。例えば、ユーザは、注文数をクリアするための領域を探すことや、注文数をクリアするための別途の操作を覚える必要はない。そのため、本実施形態により、注文画面における選択済みの販売情報に対するキャンセル操作を容易にすることができる。
【0022】
また、ユーザは、注文数を加算するための選択操作を繰り返し行ったとしても、選択操作回数が所定値を超えると、自動的に注文数がクリアされる。そのため、ユーザが意図せずに過剰な注文を行うことを抑止できる。
【0023】
尚、注文支援装置1は、図示しない構成としてプロセッサ、メモリ及び記憶装置を備えるものである。また、当該記憶装置には、本実施形態にかかる注文支援方法の処理が実装されたコンピュータプログラムが記憶されている。そして、当該プロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラムを前記メモリへ読み込ませ、当該コンピュータプログラムを実行する。これにより、前記プロセッサは、表示制御部11及び判定部12の機能を実現する。
【0024】
または、注文支援装置1の各構成要素は、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、汎用または専用の回路(circuitry)、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されてもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、量子プロセッサ(量子コンピュータ制御チップ)等を用いることができる。
【0025】
また、注文支援装置1の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。また、注文支援装置1の機能がSaaS(Software as a Service)形式で提供されてもよい。
【0026】
<実施形態2>
本実施形態2は、上述した実施形態1の具体例である。図3は、本実施形態2にかかる注文支援システム1000の構成を示すブロック図である。注文支援システム1000は、ユーザU1によるユーザ端末100-1のタッチパネルを介した販売情報に対する注文操作を支援するための情報システムである。
【0027】
注文支援システム1000は、ユーザ端末100-1及び100-2、認証装置200、注文支援装置300及び決済端末400を備える。ユーザ端末100-1及び100-2、認証装置200、注文支援装置300及び決済端末400のそれぞれは、ネットワークNを介して接続される。ここで、ネットワークNは、有線又は無線の通信回線、例えばインターネットである。
【0028】
ユーザ端末100-1は、ユーザU1が利用する情報端末であり、例えば、ユーザU1の住居等に設置されている。ここで、ユーザU1は、単独で決済判断や決済する能力がある者に限定されず、例えば、独居の高齢者等であってもよい。ユーザ端末100-1は、ユーザU1が操作し、無線通信によりネットワークNを介して注文支援装置300とデータの送受信を行う。ユーザ端末100-1は、インストールされたソフトウェアにより動物やロボットを模したキャラクタを表示し、キャラクタをユーザU1の対話相手となるユーザインタフェースとして動作してもよい。その場合、ユーザ端末100-1は、注文支援装置300からのコンテンツ制御情報を解析して、キャラクタを表示し、キャラクタのセリフとして音声出力やテキスト表示を行う。また、ユーザ端末100-1は、ユーザU1の発話を収音し、収音した音声情報又は音声認識結果を注文支援装置300へ送信する。これにより、ユーザU1は、ユーザ端末100-1に表示されたキャラクタと対話(会話)を行うことができる。
【0029】
ユーザ端末100-2は、関係者U2が所持及び利用する情報端末である。ここで、関係者U2は、ユーザU1の親族や後見人等の関係者である。ユーザ端末100-2は、関係者U2が操作し、無線通信によりネットワークNを介して注文支援装置300とデータの送受信を行う。ユーザ端末100-2は、汎用的なSNS(Social Network Service)アプリケーションを介して、注文支援装置300とテキストデータのやり取りを行ってもよい。例えば、SNSアプリケーションがメッセージアプリケーションの場合、上記キャラクタをユーザとし、関係者U2とのメッセージのやり取りを行うことで、キャラクタを介してユーザU1とのメッセージのやり取りを実現してもよい。
【0030】
以降、ユーザ端末100-1及び100-2を特に区別する必要がない場合、単に「ユーザ端末100」と呼ぶ場合がある。ユーザ端末100は、携帯電話端末、スマートフォン、タブレット端末、カメラを搭載又は接続したPC(Personal Computer)等の情報処理装置である。
【0031】
尚、以下の説明で、「本人認証情報」とは、本人確認の認証(本人認証、本人特定処理等)に用いる情報であり、本人を一意に特定(識別)するための情報である。また、本実施形態では、本人認証を生体認証の一例である顔認証とし、本人認証情報(本人特定情報)を生体情報の一例である顔特徴情報として説明する。但し、生体認証及び生体情報は、人物の撮影画像を利用する他の技術を適用可能である。例えば、生体情報には、指紋、声紋、静脈、網膜、瞳の虹彩、手のひらの模様(パターン)といった個人に固有の身体的特徴から計算されるデータ(特徴量)を用いても構わない。また、生体認証の代わりに、他の本人認証を適用してもよく、生体情報も他の本人認証情報であってもよい。例えば、本人認証情報としては、ユーザID、ID及びパスワードの組合せ、マイナンバーや運転免許証等の身分証明書の記載内容(識別番号等やパスワード)、電子証明書、コード情報等が挙げられるが、これらに限定されない。尚、コード情報は、二次元コード例えば、QRコード(登録商標)であってもよい。
【0032】
図4は、本実施形態2にかかるユーザ端末100の構成を示すブロック図である。ユーザ端末100は、カメラ110、マイク120、スピーカ130、タッチパネル140、記憶部150、通信部160、メモリ170及び制御部180を備える。カメラ110は、制御部180の制御に応じて撮影を行う撮影装置である。マイク120は、ユーザU1等が発話した音声を収音する収音装置である。スピーカ130は、制御部180の制御に応じて音を出力する装置である。タッチパネル140は、画面等の表示装置(表示部)と入力装置を含む。記憶部150は、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリを含む記憶装置の一例である。記憶部150は、ユーザ端末100の各機能を実現するためのプログラム151を記憶する。プログラム151は、ユーザ情報の登録処理やユーザインタフェースとして動作するソフトウェアを含む処理が実装されたコンピュータプログラムである。通信部160は、ネットワークNとの通信インタフェースである。メモリ170は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶装置であり、制御部180の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。制御部180は、ユーザ端末100が有するハードウェアの制御を行うプロセッサである。制御部180は、記憶部150からプログラム151をメモリ170へ読み込ませ、実行する。これにより、制御部180は、登録部181及びコンテンツ処理部182の機能を実現する。
【0033】
登録部181は、ユーザ情報の事前登録処理を行う。例えば、ユーザU1のユーザ情報を事前登録する場合、登録部181は、ユーザU1により入力された、ユーザU1の顔画像又は識別情報(本人認証情報)及び個人情報を受け付ける。登録部181は、受け付けた顔画像及び個人情報と、ユーザ端末100-1の端末情報とを含めたユーザ情報の登録要求を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ送信する。尚、登録部181は、顔画像の代わりに、他の本人認証情報を登録用として登録要求に含めても良い。登録部161は、注文支援装置300からネットワークNを介して、ユーザ情報の登録時に発行されたユーザIDを受信し、本人認証情報として記憶部150へ登録してもよい。また、関係者U2のユーザ情報を事前登録する場合、登録部181は、関係者U2により入力された、関係者U2の顔画像又は識別情報(本人認証情報)及び個人情報を受け付ける。登録部181は、受け付けた顔画像及び個人情報と、ユーザ端末100-2の端末情報とを含めたユーザ情報の登録要求を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ送信する。また、登録部181は、関係者U2のユーザ情報登録時に発行されたユーザIDを、ユーザU1の関係者の識別情報としてユーザU1の登録要求に含めても良い。尚、ユーザU1と関係者U2のユーザ情報をまとめて登録してもよい。
【0034】
尚、ユーザU1等の顔画像は、カメラ110により撮影されたものか、外部装置から取得されたものであってもよい。また、個人情報は、ユーザU1等の発話が収音された音声情報又は音声認識結果を含んでも良い。個人情報には、銀行口座情報やクレジットカード情報等の決済情報を含むものとする。端末情報は、ユーザ端末100に対する通知の宛先となる情報である。
【0035】
コンテンツ処理部182は、注文支援装置300からのコンテンツ制御情報を解析して、タッチパネル140にキャラクタを表示し、上述したユーザインタフェースを提供する。また、コンテンツ処理部182は、ユーザU1からの注文画面表示操作又は表示要求の音声に応じて、注文画面表示要求を注文支援装置300へ送信し、1以上の販売情報を含む注文画面情報を受信し、タッチパネル140に注文画面を表示する。この場合、注文画面は、販売情報に対応する選択領域と、注文確定領域とを少なくとも含むものとする。また、注文画面表示要求は、ユーザの本人認証情報又はユーザ端末100の端末情報を含んでも良い。尚、コンテンツ処理部182は、キャラクタを介して販売情報を表示してもよい。
【0036】
また、コンテンツ処理部182は、ユーザU1から注文画面に表示された各領域に対する入力操作を受け付けた場合、入力操作に対応する領域の情報を注文支援装置300へ送信する。そして、コンテンツ処理部182は、注文支援装置300から入力操作に応じた画面の更新情報を受信し、注文画面を更新する。
【0037】
例えば、コンテンツ処理部182は、特定の販売情報の選択領域に対する選択操作を受け付け、特定の販売情報に対して選択操作が行われた旨を注文支援装置300へ送信する。そして、コンテンツ処理部182は、注文支援装置300から、選択済みを示す表示情報及び注文数の表示指示、又は、表示情報及び注文数の削除指示を受信し、指示に応じて注文画面の表示内容を更新する。
【0038】
また、コンテンツ処理部182は、入力操作としてページ切替操作、注文確定操作、買物終了操作等を受け付けて、各操作に応じた情報を注文支援装置300へ送信し、注文支援装置300から各操作に応じた指示を受信し、指示に応じて注文画面の表示内容を更新する。
【0039】
図3に戻り説明を続ける。
認証装置200は、ユーザの顔特徴情報を管理する情報処理装置である。また、認証装置200は、外部から受信した顔認証要求に応じて、当該要求に含まれる顔画像又は顔特徴情報について、各ユーザの顔特徴情報と照合を行い、照合結果(認証結果)を要求元へ返信する。
【0040】
図5は、本実施形態2にかかる認証装置200の構成を示すブロック図である。認証装置200は、顔情報DB(DataBase)210と、顔検出部220と、特徴点抽出部230と、登録部240と、認証部250とを備える。顔情報DB210は、ユーザID211と当該ユーザIDの顔特徴情報212とを対応付けて記憶する。顔特徴情報212は、顔画像から抽出された特徴点の集合である。尚、認証装置200は、顔特徴情報212に対応するユーザ等からの要望に応じて、顔特徴DB210内の顔特徴情報212を削除してもよい。または、認証装置200は、登録から一定期間経過後に顔特徴情報212を削除してもよい。
【0041】
顔検出部220は、顔情報を登録するための登録画像に含まれる顔領域を検出し、特徴点抽出部230に出力する。特徴点抽出部230は、顔検出部220が検出した顔領域から特徴点を抽出し、登録部240に顔特徴情報を出力する。また、特徴点抽出部230は、注文支援装置300等から受信した顔画像に含まれる特徴点を抽出し、認証部250に顔特徴情報を出力する。
【0042】
登録部240は、顔特徴情報の登録に際して、ユーザID211を新規に発行する。登録部240は、発行したユーザID211と、登録画像から抽出した顔特徴情報212とを対応付けて顔情報DB210へ登録する。認証部250は、顔特徴情報212を用いた顔認証を行う。具体的には、認証部250は、顔画像から抽出された顔特徴情報と、顔情報DB210内の顔特徴情報212との照合を行う。認証部250は、照合に成功した場合、照合された顔特徴情報212に対応付けられたユーザID211を特定する。認証部250は、顔特徴情報の一致の有無を顔認証結果として要求元に返信する。顔特徴情報の一致の有無は、認証の成否に対応する。尚、顔特徴情報が一致する(一致有)とは、一致度が閾値以上である場合をいうものとする。また、顔認証結果は、顔認証に成功した場合、特定されたユーザIDを含むものとする。
【0043】
図6は、本実施形態2にかかる認証装置による顔情報登録処理の流れを示すフローチャートである。ここで、情報登録端末(不図示)は、ユーザの顔を含む身体を撮影し、撮影画像(登録画像)を含む顔情報登録要求を、ネットワークNを介して認証装置200へ送信する。情報登録端末は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレット端末等の情報処理装置である。例えば、情報登録端末は、ユーザ端末100等であってもよい。ここでは、情報登録端末は、ユーザ端末100等からユーザ情報の登録要求を受け付けた注文支援装置300であるものとする。
【0044】
まず、認証装置200は、顔情報登録要求を受信する(S201)。例えば、認証装置200は、注文支援装置300からネットワークNを介して顔情報登録要求を受信する。次に、顔検出部220は、顔情報登録要求に含まれる顔画像から顔領域を検出する(S202)。そして、特徴点抽出部230は、ステップS202で検出した顔領域から特徴点(顔特徴情報)を抽出する(S203)。そして、登録部240は、ユーザID211を発行する(S204)。そして、登録部240は、抽出した顔特徴情報212と発行したユーザID211を対応付けて顔情報DB210に登録する(S205)。その後、登録部240は、発行したユーザID211を要求元(情報登録端末、例えば、注文支援装置300)へ返信する(S206)。
【0045】
図7は、本実施形態2にかかる認証装置による顔認証処理の流れを示すフローチャートである。まず、認証装置200は、注文支援装置300からネットワークNを介して、顔認証要求を受信する(S211)。尚、認証装置200は、ユーザ端末100等から顔認証要求を受信してもよい。次に、認証装置200は、顔認証要求に含まれる顔画像に対して、上述したステップS202及びS203と同様に、顔特徴情報を抽出する。そして、認証装置200の認証部250は、顔認証要求に含まれる顔画像から抽出した顔特徴情報を、顔情報DB210の顔特徴情報212と照合し(S212)、一致度を算出する。そして、認証部250は、一致度が閾値以上か否かを判定する(S213)。顔特徴情報が一致した場合、つまり、顔特徴情報の一致度が閾値以上である場合、認証部250は、顔特徴情報212に対応付けられたユーザID211を特定する(S214)。そして、認証部250は、顔認証に成功した旨と特定したユーザID211とを含めた顔認証結果を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ返信する(S215)。ステップS213で一致度が閾値未満である場合、認証部250は、顔認証に失敗した旨を含めた顔認証結果を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ返信する(S216)。
【0046】
図3に戻り説明を続ける。
移動販売車4は、店員U3が乗車し、1以上の地点へ移動して、移動後の場所にて商品41等の販売や受け渡しを行うための車両である。移動販売車4は、少なくとも注文支援装置300が注文を受け付けた販売情報のうち一部である商品41等を搭載しているものとする。また、移動販売車4は、決済端末400を搭載しているものとする。決済端末400は、店員U3が所持及び操作する情報端末であってもよい。決済端末400は、注文支援装置300からネットワークNを介して、ユーザU1から注文を受け付けた商品41の取り置きの指示を受信し、当該指示を表示する。店員U3は、指示に応じて、商品41の取り置きを行い、ユーザU1が移動販売車4へ来店した際に、商品41を受け渡す。尚、店員U3は、移動販売車4の出発前に商品41の取り置きの指示を受けた場合、商品41を移動販売車4に搭載した上で、移動販売車4を出発させてもよい。
【0047】
図3に戻り説明を続ける。
注文支援装置300は、上述した注文支援装置1の一例である。注文支援装置300は、ユーザ登録処理、注文支援処理、上限値更新処理、キーワード検索処理等(本実施形態2にかかる注文支援方法)を行う情報処理装置である。注文支援装置300は、複数台のサーバに冗長化されてもよく、各機能ブロックが複数台のコンピュータで実現されてもよい。
【0048】
図8は、本実施形態2にかかる注文支援装置300の構成を示すブロック図である。注文支援装置300は、記憶部310、メモリ320、通信部330及び制御部340を備える。記憶部310は、ハードディスク、フラッシュメモリ、SSD等の記憶装置の一例である。記憶部310は、プログラム311、ユーザ情報312、販売情報DB313及び注文履歴DB314を記憶する。プログラム311は、本実施形態2にかかる注文支援方法の処理が実装されたコンピュータプログラムであり、注文支援プログラムの一例である。
【0049】
ユーザ情報312は、注文支援システム1000のユーザを管理するための情報である。ユーザ情報312は、レコードごとに、ユーザID3121、個人情報3122、端末情報3123及び関係者ID3124を対応付けた情報である。ユーザID3121は、ユーザの識別情報である。ユーザID3121は、認証装置200の顔情報DB210内で顔特徴情報212に対応付けて管理されるユーザID211と同一又は一意に対応する情報である。そのため、ユーザ情報312は、ユーザID3121を介してユーザの登録用の本人認証情報と対応付けられた情報といえる。
【0050】
個人情報3122は、ユーザの氏名、性別、生年月日、住所、国籍、連絡先、決済情報等を含む。但し、個人情報3122は、これらに限定されない。
【0051】
端末情報3123は、ユーザが所持するユーザ端末100に対する通知の宛先となる情報である。端末情報3123は、例えば、携帯電話番号、電子メールアドレス、アプリケーションのユーザID、ソーシャルネットワークサービスアカウント等である。
【0052】
関係者ID3124は、注文画面の直接の利用者における関係者のユーザIDである。関係者は、利用者の注文に関する情報の通知が行われる者や注文に際して同意を求める必要がある者である。例えば、ユーザID3121がユーザU1の識別情報である場合、関係者ID3124は、、関係者U2の識別情報となる。尚、ユーザ情報312は、関係者ID3124を含まなくても良い。
【0053】
販売情報DB313は、複数の販売情報を管理するためのデータベースである。販売情報DB313は、レコードごとに、販売情報3131と注文単位3132を対応付けた情報である。販売情報3131は、販売情報のID、販売対象の商品又はサービスの名称や内容の説明文等のテキスト情報、価格(単価やセット販売価格)、販売対象の商品又はサービスの画像を含む。そのため、販売情報3131は、少なくとも注文画面内に選択領域として表示するための表示情報を含む。さらに、販売情報3131は、当該販売情報に対応する(販売対象の)商品を受取可能な店舗に関する情報を含んでもよい。店舗に関する情報は、店舗の住所又は移動販売車4の巡回する範囲、並びに、店舗もしくは移動販売車4識別情報、又は、決済端末400の宛先情報を含む。また、販売対象の商品を受取可能な店舗とは、販売対象の商品を取り扱う、入荷予定、又は在庫がある店舗又は移動販売車4を指すものとする。注文単位3132は、販売対象の商品等における「1回の選択操作に応じた数」の一例である。例えば、注文単位3132は、商品が単品で販売される場合、「1」であり、パック商品の場合、「2」以上の数値であるとよい。パック商品とは、一括注文用の商品であり、例えば、ある商品の6個をひとまとめにした商品群である。
【0054】
また、販売情報DB313は、レコードごとに、1つの販売情報3131と1以上のユーザID及び上限値の組とを対応付けた情報である。例えば、特定の販売情報3131に、ユーザID31331及び上限値31341の組、ユーザID31332及び上限値31342の組・・・が対応付けられていても良い。ユーザID31331等は、上述したユーザID3121と対応する情報である。上限値31341等は、一回の注文確定処理(注文確定操作)における販売対象の商品等の注文数の上限を示す数値である。つまり、上限値は、同一の販売情報について、ユーザごとに異なる値を設定できるものとする。また、上限値は、販売情報の種類に応じて異なる値を設定できる。例えば、生鮮食品の上限値は、相対的に低くし、飲料水の上限値は、相対的に高くしてもよい。また、上限値は、販売情報の単価に応じて異なる値を設定してもよい。
【0055】
注文履歴DB314は、ユーザごとの注文履歴を記録するためのデータベースである。注文履歴DB314は、レコードごとに、履歴ID3141、日時3142、ユーザID3143、販売情報3144及び注文数3145を対応付けた情報である。履歴ID3141は、1件あたりの注文履歴の識別情報である。日時3142は、注文確定処理が実行された日時である。ユーザID3143は、注文(注文確定操作)を行ったユーザのユーザIDである。ユーザID3143は、上述したユーザID3121と対応する情報である。販売情報3144は、注文された販売情報のIDを少なくとも含み、上述した販売情報3131を特定可能な情報である。注文数3145は、1件の注文履歴において、販売情報3144について注文された販売対象数である。尚、注文数3145は、販売情報3144と一対一に対応付けられている。尚、1件の注文履歴に、複数種類の販売情報が含まれる場合もある。その場合、1つの履歴ID3141に2以上の販売情報3144及び注文数3145の組が対応付けられる。
【0056】
メモリ320は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶装置であり、制御部340の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。通信部330は、ネットワークNとの通信インタフェースである。
【0057】
制御部340は、注文支援装置300の各構成を制御するプロセッサつまり制御装置である。制御部340は、記憶部310からプログラム311をメモリ320へ読み込ませ、プログラム311を実行する。これにより、制御部340は、受付部341、登録部342、認証制御部343、判定部344、表示制御部345、注文確定部346、通知部347、更新部348及び検索部349の機能を実現する。
【0058】
受付部341は、ユーザ端末100からネットワークNを介して、ユーザによる入力操作を受け付ける。例えば、受付部341は、販売情報に対する選択操作、注文画面のページ切替操作、選択済みの販売情報及び注文数についての注文確定操作、買物終了操作等を受け付ける。また、受付部341は、ユーザ端末100-1からネットワークNを介して、ユーザU1の音声データを受け付ける。また、受付部341は、ユーザ端末100-1からネットワークNを介して、(音声データから)抽出された(検索)キーワードに対するユーザU1の同意又は不同意を受け付ける。また、受付部341は、ユーザ端末100-2からネットワークNを介して、ユーザU1の注文内容(販売情報及び注文数)についての、関係者U2の同意又は不同意を受け付ける。
【0059】
登録部342は、ユーザ登録処理を行う。すなわち、登録部342は、受信されたユーザ情報の登録要求に基づき、ユーザ情報312を生成し、記憶部310に登録する。具体的には、登録部342は、ユーザ端末100から受信したユーザ情報の登録要求から顔画像を取得し、当該顔画像を含めた顔情報登録要求を認証装置200へ送信する。そして、登録部342は、認証装置200から顔情報の登録に応じて発行されたユーザIDを取得する。または、本人認証処理に認証装置200を用いない場合、登録部342は、ユーザIDを新規に発行してもよい。登録部342は、発行されたユーザID3121と、登録要求に含まれる個人情報3122、ユーザ端末100の端末情報3123及び関係者ID3124とを対応付けてユーザ情報312を生成する。上述した通りユーザIDは顔特徴情報と対応付けられているため、登録部342は、ユーザの登録用の本人認証情報と個人情報とを対応付けてユーザ情報として予め登録するものといえる。
【0060】
また、登録部342は、注文確定処理の後、注文が確定した販売情報とその注文数を、注文したユーザと日時に対応付けて注文履歴として記憶部310に登録する。すなわち、登録部342は、所定のユーザによる販売情報に対する注文確定操作を受け付けた場合、当該販売情報における注文数を、当該ユーザ及び当該販売情報に対応付けて注文履歴として登録する。そのため、登録部342は、履歴登録手段と呼んでも良い。
【0061】
認証制御部343は、ユーザ端末100から受信した情報にユーザの本人認証情報が含まれる場合、当該本人認証情報について本人認証処理を制御する。例えば、受信した注文画面表示要求にユーザU1の顔画像が含まれていた場合、認証制御部343は、顔画像について顔認証を制御する。具体的には、認証制御部343は、顔画像を含めた顔認証要求を認証装置200へ送信し、認証装置200から顔認証結果を受信する。そして、認証制御部343は、認証装置200から受信した顔認証結果から認証の成否を判定し、認証に成功した場合、顔認証結果に含まれるユーザIDを特定する。尚、認証制御部343は、顔画像からユーザの顔領域を検出し、顔領域の画像を顔認証要求に含めてもよい。または、認証制御部343は、顔領域から顔特徴情報を抽出し、顔特徴情報を顔認証要求に含めてもよい。
【0062】
但し、上述したように本人認証は顔認証に限定されず、認証制御部343は、登録用及び認証用の本人認証情報を用いた認証を制御するものであればよい。つまり、ユーザ端末100から受信した情報に顔画像以外の本人認証情報が含まれている場合、認証制御部343は、本人認証情報の種別に応じて、適宜、認証装置や内部に登録された登録用の本人認証情報との照合を制御して、認証を行う。そして、認証に成功した場合、認証制御部343は、該当するユーザIDを特定する。
【0063】
また、ユーザU1がユーザ端末100-1の利用開始時に、ユーザ端末100-1は、本人認証情報を含めた本人認証要求を注文支援装置300へ送信してもよい。そして、認証制御部343による本人認証に成功した場合に、ユーザU1がユーザ端末100-1の利用を行えるようにしてもよい。その場合、ユーザU1がユーザ端末100-1を利用する中で、注文を行う際に、ユーザ端末100-1は、本人認証の成功時に返信されたユーザID又は端末情報を注文画面表示要求、選択操作、ページ切替操作、注文確定操作等に含めて、注文支援装置300へ送信してもよい。これに応じて、認証制御部343は、受信したユーザID又は端末情報により本人認証を制御し、ユーザIDを特定してもよい。または、上記の本人認証とは別に、注文確定操作時に、本人認証が行われても良い。
【0064】
判定部344は、上述した判定部12の一例である。判定部344は、受付部341が受け付けた入力操作の種別を判定する。具体的には、判定部344は、入力操作が選択操作、ページ切替操作、注文確定操作又は買物終了操作のいずれであるか、又は、これら以外であるかを判定する。
【0065】
また、判定部344は、入力操作が選択操作である場合、選択操作を受け付けた販売情報に注文数が付加されているか否かを判定する。例えば、注文画面表示要求から注文確定操作又は買物終了操作までの間に、当該ユーザについて各販売情報に加算された注文数が記憶部310又はメモリ320に保持されているものとする。その場合、判定部344は、記憶部310又はメモリ320を参照し、当該ユーザ及び選択操作を受け付けた販売情報の組に対応する注文数が保持されていることにより、注文数が付加されていると判定する。または、判定部344は、選択操作と共に販売情報における現在の注文数が含まれているか否かを判定してもよい。
【0066】
また、判定部344は、注文数を付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が、当該ユーザ及び販売情報における上限値以上であるか否かを判定する。
【0067】
表示制御部345は、上述した表示制御部11の一例である。表示制御部345は、選択操作を受け付けた販売情報における注文数が上限値未満である場合、注文数に注文単位の数値を加算し、当該販売情報に選択済み表示情報と加算後の注文数とを付加する。ここで、注文単位は「1」に限定されないため、1回の選択操作により注文数が2以上加算されることがあり得る。そして、表示制御部345は、選択済み表示情報と注文数を付加後の販売情報の表示指示を、ネットワークNを介してユーザ端末100へ送信する。つまり、表示制御部345は、選択済み表示情報と注文数を付加後の販売情報を、ユーザ端末100の注文画面に表示させる。尚、表示制御部345は、注文数が1以上かつ上限値未満である場合、加算後の注文数の更新指示を、ネットワークNを介してユーザ端末100へ送信してもよい。この場合には、当該販売情報に選択済み表示情報が付加済(表示済)であるため、通信負荷や処理負荷を軽減できる。
【0068】
また、表示制御部345は、選択操作を受け付けた販売情報における注文数が上限値以上である場合、選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を削除することにより、当該注文数をクリアする。具体的には、表示制御部345は、選択操作を受け付けた販売情報における選択済み表示情報と注文数の表示を、ユーザ端末100の注文画面から削除(非表示に)する。尚、この場合、表示制御部345は、選択操作を受け付けた販売情報における注文数を0に更新する。そして、表示制御部345は、注文数を削除する代わりに、注文画面における当該販売情報の注文数の表示を0に更新してもよい。
【0069】
また、表示制御部345は、注文画面表示要求又はページ切替操作を受け付けた場合、販売情報DB313の中から所定のルールに従った種類の1以上の販売情報を取得し、取得した販売情報の表示順序又は配置を含む表示制御情報を決定する。このとき、表示制御部345は、上述した認証制御部343における本人認証により特定されたユーザに対応した表示制御情報を決定してもよい。そして、表示制御部345は、表示制御情報に基づき、取得した販売情報を配置した注文画面を生成し、要求元であるユーザ端末100へ注文画面を返信して、表示させる。つまり、本実施形態にかかるユーザ端末100は、複数人が利用することが可能であり、ユーザ端末100自体の利用開始時、又は、注文画面表示要求時に注文支援装置300及び認証装置200により本人認証が行われるものとする。そして、表示制御部345は、本人認証により特定されたユーザに対応した販売情報及びその上限値を用いて、注文数の更新を行う。つまり、同じ販売情報であってもユーザごとに上限値が異なって良い。
【0070】
また、表示制御部345は、注文履歴に応じて、注文画面に表示させる販売情報の種類、表示順序又は配置の少なくともいずれかを含む表示制御情報を決定してもよい。具体的には、表示制御部345は、注文画面表示要求又はページ切替操作に応じて、注文履歴DB314の中から、本人認証により特定されたユーザの注文履歴を特定し、当該注文履歴から表示制御情報を決定する。そして、表示制御部345は、当該表示制御情報に基づき複数の販売情報を注文画面に表示させてもよい。これにより、ユーザの注文傾向に応じて最適化された販売情報を表示させることができる。つまり、表示制御部345は、注文履歴に基づいて所定のユーザに対するお勧め品やお勧め店舗を優先的に表示させてもよい。
【0071】
また、例えば、特定のユーザが頻繁に注文する販売情報については、最初の注文画面に表示するか、より上位(又は、左側)に表示するとよい。または、表示制御部345は、特定のユーザの注文履歴が多い販売情報をまとめた「お気に入り」のカテゴリを生成し、注文画面の先頭(又は、左側)のカテゴリに表示してもよい。または、表示制御部345は、「お気に入り」のカテゴリを表示するためのボタンを注文画面内に常時、表示させてもよい。これらにより、ユーザは、ページ切替操作をすることなく、頻繁に注文する販売情報の選択操作がし易くなり、利便性が向上する。また、ユーザの注文傾向をリアルタイムに反映した販売情報を推薦できるため、注文数や決済価格の向上に寄与できる。
【0072】
また、表示制御部345は、注文履歴に応じて、ユーザ及び販売情報の組における1回の選択操作における注文単位をより大きくした一括注文用の販売情報を生成し、当該一括注文用の販売情報を注文画面に表示させてもよい。これは、同じ商品を数多く注文するためには、同じ販売情報に対して何度も同じ選択操作を行う必要があり、煩雑であるためである。そこで、一括注文用の販売情報を自動的に生成して表示させることで、ユーザの選択操作回数を減らしつつ、まとめ買いができるため、利便性が向上する。例えば、表示制御部345は、水のペットボトルを1本単位で注文するための商品画像がある場合に、あるユーザの注文履歴に水のペットボトルを6本や12本がまとめて注文された履歴が所定数以上、含まれていたとする。この場合、注文支援装置300は、同じ水のペットボトルを6本注文するための商品画像と12本注文するための商品画像とを自動生成するとよい。これにより、6本の水を1回の選択操作で注文できる。尚、注文支援装置300は、一括注文用の販売情報における注文単位を、元の個別の販売情報の注文単位より大きくしてもよい。例えば、注文支援装置300は、元の水のペットボトルの注文単位が1(本)に対して、6本一括注文用の水のペットボトルにおける注文単位を「6」としてもよい。または、注文支援装置300は、一括注文用の販売情報における注文単位を1とし、販売価格を単価に一括注文数を乗じた価格としてもよい。例えば、元の水のペットボトルの単価が78円である場合、6本一括注文用の水のペットボトルにおける価格を450円(一括注文による割引価格)や468円とし、注文単位を「1」としてもよい。
【0073】
注文確定部346は、注文確定操作を受け付けた場合、この時点で選択済みの販売情報及び注文数に基づき、注文確定処理を行う。すなわち、注文確定部346は、注文対象の販売情報について注文数分の発注処理を行い、指定の配送先へ商品を配送する指示を行う。ここでは、注文確定部346は、選択済みの複数種類の販売情報に対する注文確定処理をまとめて行うものとする。このとき、注文確定部346は、ユーザの個人情報に含まれる決済情報を用いて、決済処理を行う。また、注文確定部346は、注文確定操作に含まれる本人認証情報を用いた認証制御部343による本人認証に成功した場合に、注文確定処理を行うようにしてもよい。これにより、決済情報の不正利用を防止できる。尚、注文確定部346は、販売情報ごとに注文確定操作を受け付けて、都度、商品ごとに注文数を確定し、全ての商品の注文確定操作が完了した後に、決済処理に進む前に注文内容について最終確認を促しても良い。その後、注文確定部346は、上述した発注処理を行う。これらを注文確定処理と呼んでも良い。
【0074】
また、注文確定部346は、注文確定操作を受け付けた場合、当該販売情報に対応する商品を受取可能な店舗へ商品の取り置きを指示してもよい。この場合、注文確定部346は、指示手段と呼ぶこともできる。具体的には、注文確定部346は、注文確定操作に対応する販売情報に含まれる店舗情報を特定し、当該店舗情報に対して商品の取り置きを指示する。これにより、ユーザは、実店舗に赴いた際に短い待ち時間で、取り置きされた商品を受け取ることができる。さらに、店舗情報が移動販売車4である場合、注文確定部346は、決済端末400に対して商品の取り置き指示を送信してもよい。これにより、ユーザの住居等の近くに移動販売車4が来た際に、ユーザは移動販売車4に行くことにより容易に取り置きされた商品を受け取ることができる。
【0075】
通知部347は、第1の通知手段、第2の通知手段及び出力手段の一例である。通知部347は、ユーザU1による販売情報に対する注文確定操作を受け付けた場合、ユーザU1の関係者U2に対して、当該販売情報の注文確認要求を通知するとよい。この場合、注文確定部346は、関係者から同意が得られた場合、注文確定処理を行う。これにより、注文者であるユーザU1が、関係者U2による見守り対象者である場合、誤操作、不必要、又は、過剰な注文を抑止できる。また、関係者U2が、見守り対象者であるユーザU1の注文状況をリアルタイムに把握し易くなる。尚、注文確定部346は、販売情報ごとの注文確定操作の都度、当該販売情報の注文数を確定し、通知部347は、販売情報ごとに当該販売情報の注文確認要求を関係者へ通知してもよい。または、注文確定部346は、全ての販売情報における注文確定操作が完了した後、決済処理に進む前に注文内容について注文確認要求を関係者へ通知してもよい。
【0076】
さらに、通知部347は、注文確定操作における注文金額が所定額以上である場合に、注文確認要求を通知するとよい。これにより、関係者U2がユーザU1の過剰な注文を抑止できると共に、関係者U2に対する確認頻度を減らし、ユーザU1の購買行動に対する適度な見守りを実現できる。
【0077】
また、通知部347は、ユーザかU1から音声データを取得した場合、当該音声データに含まれるキーワードを抽出し、抽出したキーワードに対応する音声データをユーザU1に向けて出力する。この場合、表示制御部345は、ユーザU1からキーワードに対する同意を受け付けた場合、検索部349による当該キーワードを用いた販売情報の検索処理の結果を、ユーザ端末100-1の画面に表示させる。これにより、ユーザU1は、容易に販売情報を検索できるようになり、注文の利便性が向上する。
【0078】
更新部348は、上限値更新処理を行う。更新部348は、特定のユーザの注文履歴に応じて、当該ユーザの販売情報における注文数の上限値を更新する。これにより、ユーザの注文傾向を加味して柔軟に上限値を調整できる。具体的には、更新部348は、注文数が上限値である注文履歴が所定数に達した場合、上限値をより高く更新するとよい。例えば、ユーザU1が特定の商品を上限値「2」まで注文する頻度5回以上である場合、上限値を「5」まで上げてもよい。また、水のペットボトルを1本単位で注文するための商品画像(販売情報)があり、特定のユーザの水のペットボトルの注文数の上限値が6本であり、当該ユーザの注文履歴に、水のペットボトルの注文数が6本である履歴が所定数以上含まれていたものとする。この場合、更新部348は、当該ユーザかつ当該商品の上限値を6より高く更新してもよい。このとき、併せて、上述したように、注文支援装置300は、同じ水のペットボトルを6本注文するための商品画像を生成するとよい。そして、注文支援装置300は、特定のユーザの注文画面において、水のペットボトル1本単位の商品画像と、上記で生成された6本単位の商品画像とを表示するとよい。尚、上記において、「6本」とは別に「12本」の場合も同様に上限値が12以上に更新され、12本単位の商品画像が生成及び表示されても良い。尚、更新部348は、注文履歴に基づいて、商品ごとに上限値を異なる値に更新してもよい。例えば、商品Aの上限値は2個のままとし、商品Bの上限値が2個から6個に増加して更新されてもよい。
【0079】
さらに、通知部347は、上限値が更新された場合、ユーザU1又は関係者U2に対して、更新後の上限値を通知するとよい。これにより、ユーザU1自身が特定の商品をまとめて注文し易くなり、注文回数を減らすことができ、利便性が向上する。また、関係者U2は、ユーザU1の注文傾向を把握し易くなる。尚、通知部347は、更新部348が上限値を更新することについて、更新前にユーザU1又は関係者U2に対して事前通知してもよい。この場合、更新部348は、事前通知に対する了承が得られた後に、上限値を更新する。また、通知部347は、上述したように一括注文用の販売情報が生成された場合、その旨をユーザU1に対して通知してもよい。つまり、通知部347は、生成された一括注文用の販売情報をユーザU1へ推薦してもよい。このとき、通知部347は、表示制御部345が一括注文用の販売情報を生成することについて、ユーザU1又は関係者U2に対して事前通知してもよい。そして、事前通知に対する了承が得られた後に、表示制御部345一括注文用の販売情報を生成する。
【0080】
検索部349は、キーワード検索処理を行う。検索部349は、上記抽出されたキーワードについてユーザU1から同意された場合、当該キーワードを用いて、販売情報DB313を検索し、該当する販売情報のリストを検索結果とする。
【0081】
尚、注文支援装置300は、注文数がクリアされた回数(クリア回数)をカウントし、販売情報におけるユーザのクリア回数を販売情報DB313や注文履歴DB314のユーザIDに対応付けて記録してもよい。そして、注文支援装置300は、当該履歴DBを参照し、クリア回数が所定回数を超えた場合、当該ユーザの関係者へその旨を通知してもよい。つまり、上限値を超えた注文(選択操作)、つまり注文が自動的にキャンセルされたことが、頻繁に発生する場合には、関係者に通知されてもよい。これにより、関係者が上限値を見直す必要性やユーザの操作能力の低下の可能性を認識することができる。
【0082】
続いて、注文支援システム1000の利用例について説明する。まず、前提としてユーザU1及び関係者U2は、上述したようにユーザ情報を事前登録しているものとする。そして、ユーザU1は、ユーザ端末100-1を操作して注文画面を表示させる。例えば、ユーザ端末100-1は、ユーザU1の顔を撮影し、顔画像を含めた本人認証要求を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ送信する。そして、注文支援装置300において本人認証に成功した場合、ユーザ端末100-1は、注文支援装置300からユーザU1のユーザIDを受信し、記憶部150又はメモリ170に保持する。そして、ユーザ端末100-1は、「買物」を含む各種メニューを表示し、ユーザU1から「買物」の選択操作を受け付ける。これに応じて、ユーザ端末100-1は、ユーザID又は端末情報を含めた注文画面表示要求を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ送信する。または、ユーザ端末100-1は、顔画像を含めた注文画面表示要求を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ送信してもよい。これに応じて、注文支援装置300の表示制御部345は、上述したように、ユーザU1に対応した注文画面を生成し、ネットワークNを介してユーザ端末100-1へ注文画面を返信する。そして、ユーザ端末100-1は、受信した注文画面を表示する。
【0083】
図9は、本実施形態2にかかる注文画面5の例を示す図である。注文画面5は、販売情報である商品の選択と注文確定を行うための商品選択画面である。つまり、注文画面5は、複数の種類の販売情報を表示し、商品ごとに個別に注文数を表示しつつ、合計個数や合計金額を表示する。注文画面5は、商品カテゴリ511、販売情報512から518、ページ切替ボタン521及び522、合計個数531、合計金額532、買物終了ボタン541及び注文確定ボタン542を備える。商品カテゴリ511は、販売情報512から518で対象とする商品のカテゴリを示す情報である。商品カテゴリ511は、「野菜・果物」のカテゴリを示す例である。
【0084】
販売情報512から518は、販売対象である商品情報の表示及び選択領域である。販売情報512等は、商品画像、注文単位、(注文単位当たりの)単価を表示した画像である。販売情報512は、ミニトマトが1パックで322円であることを示す例である。販売情報513は、アスパラガスが1束で214円であることを示す例である。販売情報514は、キャベツミックスが1袋で108円であることを示す例である。販売情報515は、きゅうりが1本で63円であることを示す例である。販売情報516は、ブロッコリーが1個で279円であることを示す例である。販売情報517は、千切りキャベツが1袋で108円であることを示す例である。販売情報518は、カットレタスが1袋で108円であることを示す例である。尚、図10の商品カテゴリ及び販売情報は、単なる例示であり、これらに限定されない。販売情報512等に対して選択操作を受け付けると、ユーザ端末100-1は、対応する選択領域の販売情報及びユーザID又は端末情報を含めて、対応する販売情報に対して選択操作が行われた旨を注文支援装置300へ送信する。
【0085】
ページ切替ボタン521は、前のページへ切り替えるための切替操作の受付領域である。ページ切替ボタン522は、次のページへ切り替えるためのページ切替操作の受付領域である。ページ切替ボタン521又は522が押下されると、ユーザ端末100-1は、(ユーザID又は端末情報を含め、)現在のページ内容(又はページID)を含めて前又は次のページ切替操作が行われた旨を注文支援装置300へ送信する。
【0086】
合計個数531は、他のページも含めてその時点で選択済みの商品の個数の合計を表示する欄である。合計個数は、例えば、販売情報ごとの注文数を合計した値となる。合計金額532は、他のページも含めて選択済みの商品の合計金額を表示する欄である。合計金額532は、販売情報ごとの単価(又はセット販売価格)に注文数を乗じた金額を合計した値となる。買物終了ボタン541は、買物終了操作の受付領域である。買物終了ボタン541が押下されると、ユーザ端末100-1は、(ユーザID又は端末情報を含めて)買物終了操作が行われた旨を注文支援装置300へ送信する。注文確定ボタン542は、注文確定操作の受付領域である。注文確定ボタン542が押下されると、ユーザ端末100-1は、(ユーザID又は端末情報を含め、)各ページで選択済みの販売情報と、注文数と、合計金額532とを含めて注文確定操作が行われた旨を注文支援装置300へ送信する。併せて、ユーザ端末100-1は、ユーザU1の本人認証情報又はユーザ端末100-1の端末情報を送信してもよい。尚、図9では、販売情報512の右に販売情報513が配置されているが、上述したように、注文履歴に応じて、注文画面に表示させる販売情報の種類、表示順序又は配置の少なくともいずれかが変更されてもよい。例えば、注文画面5は、注文履歴が多い商品を上位(より左)に表示し、注文履歴が少ない商品を下位(より右)に表示しても良い。
【0087】
一般的な電子商取引の画面では、階層構造化されたカテゴリを辿って具体的な商品情報を表示させることも多いため、高齢者等にとっては利便性が不十分といえる。これに対し、本実施形態にかかる注文画面は、高齢者等のユーザU1が商品を選択する際に迷い難くするため、紙のチラシを模して、選択対象の商品画像と共に現在の画面に表示中の商品に関するカテゴリを表示している。そのため、ユーザは現在の画面に表示中の商品群が野菜なのか、果物なのかといったことを容易に把握できる。よって、本実施形態にかかる注文画面は、高齢者等のユーザの直感的な操作が可能という効果を奏する。
【0088】
図10は、本実施形態2にかかる注文支援処理の流れを示すフローチャートである。まず、受付部341は、ユーザ端末100-1からネットワークNを介して入力操作を受け付ける(S301)。次に、判定部344は、入力操作が選択操作であるか否かを判定する(S302)。
【0089】
入力操作が選択操作でない場合(ステップS302でNO)、判定部344は、入力操作がページ切替操作であるか否かを判定する(S310)。入力操作がページ切替操作である場合(ステップS310でYES)、表示制御部345は、ページ切替操作が前又は次のいずれであるかを特定する。また、表示制御部345は、ページ切替操作が行われた旨に含まれるユーザIDや現在のページ内容等を特定する。そして、表示制御部345は、販売情報DB313から、現在のページ内容に基づいて切替先である前又は次のページ内容として販売情報を取得する(S312)。例えば、表示制御部345は、現在のページ内容と同一の商品カテゴリに属する他の販売情報があれば、該当する販売情報を取得する。または、表示制御部345は、現在のページ内容と異なる商品カテゴリに属する販売情報を取得してもよい。また、表示制御部345は、注文履歴DB314から、特定したユーザIDに対応付けられた注文履歴を特定し、当該注文履歴に基づき販売情報を取得してもよい。そして、表示制御部345は、取得した販売情報のリストを含めた注文画面を生成し、当該注文画面を、ネットワークNを介してユーザ端末100-1へ送信する。つまり、表示制御部345は、取得した販売情報で注文画面を更新させる指示を送信する(S313)。そして、ユーザ端末100-1は、受信した指示に応じて、注文画面の表示内容を更新する。
【0090】
また、表示制御部345は、上述したように注文履歴に基づき表示制御情報を決定してもよい。そして、表示制御部345は、表示制御情報に基づき、取得した販売情報を配置した注文画面を生成してもよい。例えば、表示制御部345は、ユーザU1が注文する頻度の高い販売情報を優先的に取得し、優先度が高い販売情報の配置をより上位に(例えば画面の左上から順に)配置して注文画面を生成してもよい。
ステップS313の後、ステップS301へ戻る。
【0091】
また、入力操作が選択操作である場合(ステップS302でYES)、表示制御部345は、選択操作を受け付けた販売情報における現在の注文数及び上限値を特定する(S303)。具体的には、表示制御部345は、選択操作が行われた旨に含まれる販売情報、注文数及びユーザIDを特定する。尚、注文数が含まれていない場合、表示制御部345は、0を注文数として特定する。または、販売情報及びユーザIDの組ごとに注文数がメモリ320に保持されている場合、表示制御部345は、メモリ320を参照して、現在の注文数を特定してもよい。そして、表示制御部345は、販売情報DB313から、特定した販売情報3131及びユーザID31331に対応付けられた上限値31341を特定する。
【0092】
続いて、判定部344は、特定した注文数が、特定した上限値以上であるか否かを判定する(S304)。注文数が上限値未満である場合(ステップS304でNO)、表示制御部345は、選択操作を受け付けた販売情報に選択済み表示情報を付加して注文画面を更新する(S307)。具体的には、表示制御部345は、選択操作を受け付けた販売情報の画像に選択済み表示情報を付加する指示を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ送信する。尚、選択操作時の注文数が1以上であるために「選択済み表示情報」が表示済みである場合、ステップS307を省略してもよい。
【0093】
そして、表示制御部345は、販売情報DB313から、上記で特定した販売情報3131に対応付けられた注文単位3132を特定する。そして、表示制御部345は、特定した注文数に注文単位を加算する(S308)。そして、表示制御部345は、注文画面上の注文数の表示を更新する(S309)。具体的には、表示制御部345は、選択操作を受け付けた販売情報に加算後の注文数を付加する指示を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ送信する。これに応じて、ユーザ端末100-1は、注文画面上の選択操作を受け付けた販売情報に「選択済み表示情報」と「加算後の注文数」を表示する。尚、ステップS307及びS308はまとめて実行してもよい。
【0094】
併せて、表示制御部345は、現在の選択済みの商品の合計個数及び合計金額を更新し、合計個数及び合計金額の更新指示を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ送信する。例えば、受付部341は、選択操作が行われた旨と共に、合計個数531及び合計金額532を受け付けたものとする。そして、表示制御部345は、受け付けた合計個数に、上記で特定した注文単位を加算する。また、表示制御部345は、特定した販売情報の単価(又はセット販売価格)に注文単位を乗じた金額を算出し、算出した金額を、受け付けた合計金額に加算する。または、表示制御部345は、これまでの選択済みの販売情報の単価及び注文数から、合計金額を算出しなおしても良い。その他、合計個数及び合計金額の算出方法には、一般的な方法を用いることができる。
その後、ステップS301へ戻る。
【0095】
図11は、本実施形態2にかかる商品選択済みの状態の例を示す図である。注文画面5aは、上述した図9の注文画面5において、ユーザU1が販売情報512に対して選択操作を行ったことにより画面が更新された状態を示す。また、販売情報512及びユーザU1の組における上限値は、「2」であるものとする。注文画面5の時点では販売情報512の注文数が「0」(非表示)であるため、上限値「2」未満と判定される(ステップS304でNO)。よって、注文画面5aは、注文画面5との違いとして、販売情報512上に選択済み表示情報551と注文数552aが付加して表示され、合計個数531aと合計金額532aが更新されている。
【0096】
ここで、選択済み表示情報551は、対応する販売情報がユーザにより選択済みであることをユーザが視認し易い表記であればよい。例えば、選択済み表示情報551は赤丸であるが、これに限定されない。また、注文数552aは、販売情報の商品が1個(1パック)選択済みであることを示す。そして、合計個数531aは、図9の合計個数531の「0コ」に対して1が加算され、「1コ」と表示されたことを示す。また、合計金額532aは、図9の合計金額532の「0円」に対して、ミニトマトの1個(1パック)分の価格である322円が加算され、「322円」と表示されたことを示す。
【0097】
図12は、本実施形態2にかかる商品を上限値まで選択済みの状態の例を示す図である。注文画面5bは、上述した図11の注文画面5aにおいて、ユーザU1が再度、販売情報512に対して選択操作を行ったことにより画面が更新された状態を示す。つまり、選択済み表示情報551及び注文数552aが付加して表示された販売情報512に対して選択操作がされたことを示す。注文画面5aの時点では販売情報512の注文数が「1」であるため、上限値「2」未満と判定される(ステップS304でNO)。よって、注文画面5bは、注文画面5aとの違いとして、注文数552b、合計個数531b及び合計金額532bが更新されている。つまり、販売情報512に付加された選択済み表示情報551の表示は維持(又は同じ表示に更新)される。そして、注文数552bは、図11の注文数552aの「1コ」に対して1が加算され、「2コ」と表示されたことを示す。また、合計金額532bは、図11の合計金額532aの「322円」に対して、ミニトマトの1個(1パック)分の価格である322円が加算され、「644円」と表示されたことを示す。
【0098】
このように、注文画面5a及び5bでは、商品画像(販売情報)上に、選択済みを示す赤丸や個数が表示される。そのため、ユーザは注文対象の商品と注文数を容易に把握できる。
【0099】
図10に戻り説明を続ける。
注文数が上限値以上である場合(ステップS304でYES)、表示制御部345は、注文数に0を代入する(S305)。例えば、表示制御部345は、販売情報及びユーザIDの組に注文数を対応付けてメモリ320に登録(更新)する。そして、表示制御部345は、注文数の表示を注文画面から削除する(S306)。具体的には、表示制御部345は、選択操作を受け付けた販売情報における選択済み表示情報と注文数の表示を削除する指示を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ送信する。
【0100】
併せて、表示制御部345は、現在の選択済みの商品の合計個数及び合計金額を「0」に更新し、合計個数及び合計金額の更新指示を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ送信する。つまり、注文数が上限値以上である場合、該当する販売情報について注文がキャンセルされたものとして画面の表示を更新する。
その後、ステップS301へ戻る。
【0101】
図13は、本実施形態2にかかる商品の選択がキャンセルされた状態の例を示す図である。注文画面5cは、上述した図12の注文画面5bにおいて、ユーザU1が再度、販売情報512に対して選択操作を行ったことにより画面が更新された状態を示す。つまり、選択済み表示情報551及び注文数552bが付加して表示された販売情報512に対して選択操作がされたことを示す。注文画面5bの時点では販売情報512の注文数が「2」であるため、上限値「2」以上と判定される(ステップS304でYES)。よって、注文画面5cは、注文画面5bとの違いとして、選択済み表示情報551及び注文数552bの表示が削除され、合計個数531及び合計金額532が「0」に更新されている。さらに、注文画面5cは、キャンセル表示560を表示してもよい。キャンセル表示560は、選択操作に応じて選択済みの商品の注文がキャンセルされたことを示すメッセージである。キャンセル表示560は、「ミニトマトがキャンセルされました」というメッセージの例であるが、これに限定されない。また、キャンセル表示560は、キャンセルされた理由を表示してもよい。例えば、キャンセル表示560は、「ミニトマトの注文数が上限を超えたためキャンセルされました」といったメッセージであってもよい。尚、キャンセル表示560は、必須ではない。
【0102】
このように、商品画像(販売情報の選択領域)を押下する度に注文数が増加するが、同じ商品画像に対して同じ押下操作を行った回数が一定値に達すると注文数がキャンセルされる。このような操作体系とすることで、高齢者が意図せず大量の買い物をしてしまうことやキャンセルの仕方が分からないといった状況を抑止することができる。
【0103】
図10に戻り説明を続ける。
入力操作がページ切替操作でない場合(ステップS310でNO)、判定部344は、入力操作が注文確定操作であるか否かを判定する(S313)。入力操作が注文確定操作である場合(ステップS313でYES)、注文確定部346は、上述した注文確定処理を行う(S314)。例えば、上述した図12の注文画面5bの状態で、ユーザU1が注文確定ボタン542を押下した場合、注文確定部346は、ミニトマトが2パック注文されたとして、注文確定処理を行う。
【0104】
そして、登録部342は、ステップS315の後、新規に履歴IDを発行し、発行した履歴ID3141、ユーザU1のユーザID3143、注文が確定した日時3142、販売情報3144及び注文数3145を対応付けて注文履歴を生成する。そして、登録部342は、生成した注文履歴を注文履歴DB314に登録する(S315)。これにより、今後、ユーザU1の注文履歴を考慮した販売情報の種類、配置、表示順序により、注文画面を生成及び表示できる。
その後、ステップS301へ戻る。
【0105】
入力操作が注文確定操作でない場合(ステップS313でNO)、判定部344は、入力操作が買物終了操作であるか否かを判定する(S316)。入力操作が買物終了操作である場合(ステップS316でYES)、表示制御部345は、注文画面を閉じる指示を、ネットワークNを介してユーザ端末100-1へ送信する(S317)。そして、注文支援装置300は、当該注文支援処理を終了する。例えば、上述した図12の注文画面5bの状態で、ユーザU1が買物終了ボタン541を押下した場合、ユーザ端末100-1は、注文画面5bを閉じる。一方、入力操作が買物終了操作でない場合(ステップS316でNO)、ステップS301へ戻る。
【0106】
図14は、本実施形態2にかかる上限値更新処理の流れを示すフローチャートである。更新部348は、定期的又は注文履歴が更新される度に、上限値更新処理を開始する。まず、更新部348は、処理対象ユーザのユーザID及び販売情報の組を特定する(S321)。例えば、注文履歴DB314に注文履歴が登録(更新)された場合、更新部348は、当該注文履歴に含まれるユーザID3143及び販売情報3144の組を特定する。または、更新部348は、注文履歴DB314内のユーザID及び販売情報の組の全てについて、順次、ステップS321以降を実行してもよい。ここでは、ユーザU1及びミニトマトの組が特定されたものとして説明する。
【0107】
次に、更新部348は、注文履歴DB314から、特定したユーザID3143及び販売情報3144の組を含む注文履歴を取得する(S322)。例えば、更新部348は、ユーザU1が過去にミニトマトを注文した履歴を取得する。このとき、複数の注文履歴のレコードが取得され得る。また、更新部348は、販売情報DB313から、特定した販売情報3131に含まれ、特定したユーザID31331に対応付けられた上限値31341を取得する(S323)。例えば、更新部348は、ミニトマトにおけるユーザU1の上限値「2」を取得する。
【0108】
ステップS322及びS323の後、更新部348は、注文数が上限値である注文履歴の数が所定数以上であるか否かを判定する(S324)。具体的には、更新部348は、ステップS322で取得された注文履歴のレコードのうち、注文数3145が上限値「2」であるレコード数を集計する。そして、更新部348は、集計したレコード数が、所定数、例えば「5」以上であるか否かを判定する。例えば、更新部348は、ユーザU1がミニトマトを「2」パック注文した履歴が、過去に5回以上あるか否かを判定する。
【0109】
ステップS324において、注文履歴の数が所定数以上である場合、更新部348は、上限値をより高く更新する(S325)。例えば、更新部348は、ミニトマトにおけるユーザU1の上限値「2」を「5」として販売情報DB313の上限値31341を更新する。そして、通知部347は、特定したユーザ又は関係者のユーザ端末100へ、更新した上限値を通知する(S326)。具体的には、通知部347は、ユーザ情報312から、特定したユーザID3121に対応付けられた端末情報3123を特定する。例えば、通知部347は、ユーザU1のユーザ端末100-1の端末情報を特定し、ミニトマトにおける上限値が「5」に更新されたことを、ネットワークNを介してユーザ端末100-1へ送信する。または、通知部347は、ユーザ情報312から、特定したユーザID3121に対応付けられた関係者ID3124を特定し、特定した関係者IDであるユーザID3121に対応付けられた端末情報3123を特定する。例えば、通知部347は、ユーザ情報312から、ユーザU1の関係者U2のユーザ端末100-2の端末情報を特定する。そして、通知部347は、ユーザU1のミニトマトにおける上限値が「5」に更新されたことを、ネットワークNを介してユーザ端末100-2へ送信する。例えば、ユーザ端末100は、更新した上限値の通知に応じて、ポップアップ表示を行っても良い。これにより、ユーザ又は関係者は、更新した上限値をより早く把握できる。
【0110】
ステップS324において注文履歴の数が所定数未満である場合、又は、ステップS326の後、上限値更新処理を終了する。尚、これらの後、ステップS321へ戻り、他のユーザ及び販売情報の組を特定して、上限値更新処理を実行してもよい。
【0111】
図15は、本実施形態2にかかる上限値更新通知画面6の例を示す図である。上限値更新通知画面6は、ユーザ端末100がステップS326による通知を受信したことに応じて表示された画面の一例である。上限値更新通知画面6は、対象ユーザ61、対象販売情報62、注文数の上限値63、上限値更新通知メッセージ64、更新理由65を含む。対象ユーザ61は、上限値が更新されたユーザ名の表示欄である。対象販売情報62は、上限値が更新された販売情報の表示欄である。注文数の上限値63は、対象ユーザ61と対象販売情報62の組における注文数の上限値の変更前後を示す欄であり、更新前の上限値631及び更新後の上限値632等を含む。更新前の上限値631は、AAAさん及びミニトマトの組における注文数の上限値が、更新前に2個(パック)であったことを示す。更新後の上限値632は、AAAさん及びミニトマトの組における注文数の上限値が、更新後に5個(パック)となったことを示す。尚、更新前の上限値631及び更新後の上限値632のそれぞれに、上限値における価格、つまり、当該商品についての購入価格の上限値を併記してもよい。例えば、AAAさん及びミニトマトの組については、2パック、644円までであったところ、5パック、1,610円まで購入可能となったことを表示してもよい。上限値更新通知メッセージ64は、注文数の上限値が更新されたことを示すテキスト情報の例である。更新理由65は、当該上限値の更新の理由が、2個(パック)の注文が5回続いたためであることを示すテキスト情報の例である。尚、更新理由65は、必須ではない。
【0112】
ここで、上限値更新通知画面6は、上限値の更新についての事後通知であるが、上限値更新通知画面6を改良して上限値の更新についての事前通知に用いても良い。その場合、上限値更新通知画面6は、「了承」ボタン及び「不承知」ボタンをさらに表示するものとする。尚、この場合、上限値更新通知メッセージ64は、「注文数の上限値を2から5へ更新しますか?」といった内容であってもよい。「了承」ボタンが押下された場合、ユーザ端末100は、事前通知に対する了承の旨を注文支援装置300へ送信する。注文支援装置300は、事前通知に対する了承が得られた場合、上述したように、上限値を更新する。一方、「不承知」ボタンが押下された場合、ユーザ端末100は、事前通知に対する不承知の旨を注文支援装置300へ送信する。注文支援装置300は、事前通知に対する不承知が得られた場合、上限値の更新を行わない。
【0113】
図16は、本実施形態2にかかるキーワード検索処理の流れを示すシーケンス図である。例えば、ユーザ端末100-1は、ユーザU1に対して注文画面5を表示済みとする。そして、ユーザU1は、購入を検討する商品に関する発話を行う。例えば、ユーザU1は、「昆布のおにぎりが買いたい」と発話する。これに応じて、ユーザ端末100-1は、ユーザU1が発話した音声を取得する(S331)。そして、ユーザ端末100-1は、取得した音声データを、ネットワークNを介して注文支援装置300へ送信する(S332)。
【0114】
これに応じて、注文支援装置300の通知部347は、受信した音声データから音声認識してキーワードを抽出する(S333)。上記の例では、通知部347は、「昆布」、「おにぎり」をキーワードとして抽出する。そして、通知部347は、抽出したキーワードを音声データへ変換する(S334)。そして、通知部347は、変換した音声データを含めてキーワード確認要求を、ネットワークNを介してユーザ端末100-1へ送信する(S335)。
【0115】
そして、ユーザ端末100-1は、注文支援装置300から受信したキーワード確認要求に含まれる音声データ(キーワード)を再生する(S336)。例えば、ユーザ端末100-1は、抽出されたキーワードが「昆布」、「おにぎり」であり、これらのキーワードで販売情報を検索することに同意するか否かを問いかける。例えば、ユーザ端末100-1は、上述したキャラクタからの問いかけとしてキーワードへの同意を確認してもよい。つまり、高齢者等のユーザU1が発話した内容に対して、キャラクタがキーワード部分を復唱してもよい。これにより、ユーザとキャラクタとの会話を通じて、より自然にキーワード検索を行うことができる。ユーザU1が同意する操作を行った場合、ユーザ端末100-1は、再生されたキーワードに対する同意を受け付ける(S337)。例えば、ユーザU1は、画面上の同意ボタンを押下するか、「同意」等を発話する。
【0116】
そして、ユーザ端末100-1は、同意の旨を、ネットワークNを介して注文支援装置300へ送信する(S338)。これに応じて、注文支援装置300の検索部349は、同意の旨を受信し、ステップS333で抽出されたキーワードを用いた販売情報の検索処理を行う(S339)。具体的には、検索部349は、販売情報DB313の販売情報3131内のテキスト情報に対して、「昆布」及び「おにぎり」を含むものを検索する。ここでは、検索部349は、「昆布のおにぎり」の販売情報を検索結果として取得したものとする。そして、表示制御部345は、販売情報を含む検索結果を、ネットワークNを介してユーザ端末100-1へ送信する(S340)。
【0117】
これに応じて、ユーザ端末100-1は、受信した検索結果、つまり、販売情報を表示する(S341)。具体的には、ユーザ端末100-1は、「昆布のおにぎり」の販売情報を注文画面に表示する。そして、ユーザU1は、「昆布のおにぎり」の販売情報に対して選択操作を行う。そのため、ユーザ端末100-1は、検索結果である販売情報に対する選択操作を受け付ける(S342)。そして、ユーザ端末100-1は、選択操作を受け付けた販売情報及びユーザU1のユーザID(又は端末情報)を含めて、選択操作が行われた旨をネットワークNを介して注文支援装置300へ送信する(S343)。
【0118】
これに応じて、注文支援装置300は、上述したように、選択操作を受け付けた販売情報に対する注文支援処理を行う。例えば、表示制御部345は、「昆布のおにぎり」の販売情報に選択済み表示情報と注文数を付加して、ユーザ端末100-1の注文画面に表示させる。以降、ユーザU1は、上述したように注文画面に対する操作を行うことができる。そのため、ユーザU1は、ページ切替操作を繰り返して所望の販売情報を探すことや、画面に検索キーワードを入力することを行わずに、容易に検索を行うことができる。特に、画面操作が苦手な高齢者にとっては利便性が高い。
【0119】
尚、上記では移動販売車4の例を挙げたが、販売情報としてタクシーの配車サービスを提供してもよい。その場合、注文確定処理は、ユーザの居場所の近隣のタクシーに対する配車依頼となる。
【0120】
<その他の実施形態>
尚、上述した実施形態2において、注文支援装置300と認証装置200とは別の情報処理装置として説明したが、同一であってもよい。例えば、注文支援装置300は、ユーザ情報312のユーザID3121に顔特徴情報をさらに対応付けて登録してもよい。その場合、制御部340は、図5の顔検出部220、特徴点抽出部230、登録部240及び認証部250を備えていれば良い。
【0121】
上述の例において、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
【0122】
なお、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
【0123】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記A1)
画面に表示された複数の販売情報のうち、選択操作を受け付けた販売情報に当該選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させる表示制御手段と、
前記注文数を付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
前記注文数が上限値未満である場合、1回の選択操作に応じた数を当該注文数に加算した値により、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新し、
前記注文数が上限値以上である場合、当該注文数をクリアする
注文支援装置。
(付記A2)
前記表示制御手段は、
前記注文数が上限値以上である場合、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を削除することにより、当該注文数をクリアする
付記A1に記載の注文支援装置。
(付記A3)
所定のユーザによる前記販売情報に対する注文確定操作を受け付けた場合、前記注文数を、当該ユーザ及び当該販売情報に対応付けて注文履歴として登録する履歴登録手段をさらに備える
付記A1又はA2に記載の注文支援装置。
(付記A4)
前記注文履歴に応じて、前記ユーザの前記販売情報における注文数の前記上限値を更新する更新手段をさらに備える
付記A3に記載の注文支援装置。
(付記A5)
前記更新手段は、前記注文数が前記上限値である前記注文履歴が所定数に達した場合、前記上限値をより高く更新する
付記A4に記載の注文支援装置。
(付記A6)
前記上限値が更新された場合、前記ユーザ又は当該ユーザの関係者に対して、更新後の上限値を通知する第1の通知手段をさらに備える
付記A4又はA5に記載の注文支援装置。
(付記A7)
前記表示制御手段は、
前記注文履歴に応じて、前記ユーザ及び前記販売情報の組における1回の選択操作における注文単位をより大きくした一括注文用の販売情報を生成し、当該一括注文用の販売情報を前記画面に表示させる
付記A3乃至A6のいずれか1項に記載の注文支援装置。
(付記A8)
前記表示制御手段は、
前記注文履歴に応じて、前記画面に表示させる前記販売情報の種類、表示順序又は配置の少なくともいずれかを含む表示制御情報を決定し、当該表示制御情報に基づき前記複数の販売情報を前記画面に表示させる
付記A3乃至A7のいずれか1項に記載の注文支援装置。
(付記A9)
前記販売情報は、当該販売情報に対応する商品を受取可能な店舗に関する情報を含み、
前記販売情報に対する注文確定操作を受け付けた場合、当該販売情報に対応する前記商品を受取可能な店舗へ前記商品の取り置きを指示する指示手段をさらに備える
付記A1乃至A8のいずれか1項に記載の注文支援装置。
(付記A10)
所定のユーザから音声データを取得した場合、当該音声データに含まれるキーワードを抽出し、抽出したキーワードに対応する音声データを当該ユーザに向けて出力する出力手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、
前記ユーザから前記キーワードに対する同意を受け付けた場合、当該キーワードを用いた販売情報の検索処理の結果を前記画面に表示させる
付記A1乃至A9のいずれか1項に記載の注文支援装置。
(付記A11)
所定のユーザによる前記販売情報に対する注文確定操作を受け付けた場合、当該ユーザの関係者に対して、当該販売情報の注文確認要求を通知する第2の通知手段と、
前記関係者から同意が得られた場合、注文確定処理を行う注文確定手段と、
をさらに備える
付記A1乃至A10のいずれか1項に記載の注文支援装置。
(付記A12)
前記第2の通知手段は、前記注文確定操作における注文金額が所定額以上である場合に、前記注文確認要求を通知する
付記A11に記載の注文支援装置。
(付記B1)
複数の販売情報を画面に表示し、前記複数の販売情報のいずれかに対する選択操作をユーザから受け付けるユーザ端末と、
前記ユーザ端末と接続された注文支援装置と、を備え、
前記注文支援装置は、
前記画面に表示された複数の販売情報のうち、選択操作を受け付けた販売情報に当該選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させる表示制御手段と、
前記注文数を付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
前記注文数が上限値未満である場合、1回の選択操作に応じた数を当該注文数に加算した値により、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新し、
前記注文数が上限値以上である場合、当該注文数をクリアする
注文支援システム。
(付記B2)
前記表示制御手段は、
前記注文数が上限値以上である場合、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を削除することにより、当該注文数をクリアする
付記B1に記載の注文支援システム。
(付記C1)
コンピュータが、
画面に表示された複数の販売情報のうち、選択操作を受け付けた販売情報に当該選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させ、
前記注文数が付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定し、
前記注文数が上限値未満である場合、1回の選択操作に応じた数を当該注文数に加算した値により、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新し、
前記注文数が上限値以上である場合、当該注文数をクリアする
注文支援方法。
(付記D1)
画面に表示された複数の販売情報のうち、選択操作を受け付けた販売情報に当該選択操作の回数に応じた注文数を付加して表示させる処理と、
前記注文数を付加して表示された販売情報に対する選択操作を受け付けた場合、当該注文数が上限値以上であるか否かを判定する処理と、
前記注文数が上限値未満である場合、1回の選択操作に応じた数を当該注文数に加算した値により、前記選択操作を受け付けた販売情報に付加された注文数の表示を更新する処理と、
前記注文数が上限値以上である場合、当該注文数をクリアする処理と
をコンピュータに実行させる注文支援プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
【符号の説明】
【0124】
1 注文支援装置
11 表示制御部
12 判定部
1000 注文支援システム
N ネットワーク
U1 ユーザ
U2 関係者
U3 店員
100 ユーザ端末
100-1 ユーザ端末
100-2 ユーザ端末
110 カメラ
120 マイク
130 スピーカ
140 タッチパネル
150 記憶部
151 プログラム
160 通信部
170 メモリ
180 制御部
181 登録部
182 コンテンツ処理部
200 認証装置
210 顔情報DB
211 ユーザID
212 顔特徴情報
220 顔検出部
230 特徴点抽出部
240 登録部
250 認証部
300 注文支援装置
310 記憶部
311 プログラム
312 ユーザ情報
3121 ユーザID
3122 個人情報
3123 端末情報
3124 関係者ID
313 販売情報DB
3131 販売情報
3132 注文単位
31331 ユーザID
31332 ユーザID
31341 上限値
31342 上限値
314 注文履歴DB
3141 履歴ID
3142 日時
3143 ユーザID
3144 販売情報
3145 注文数
320 メモリ
330 通信部
340 制御部
341 受付部
342 登録部
343 認証制御部
344 判定部
345 表示制御部
346 注文確定部
347 通知部
348 更新部
349 検索部
4 移動販売車
41 商品
400 決済端末
5 注文画面
5a 注文画面
5b 注文画面
5c 注文画面
511 商品カテゴリ
512 販売情報
513 販売情報
514 販売情報
515 販売情報
516 販売情報
517 販売情報
518 販売情報
521 ページ切替ボタン
522 ページ切替ボタン
531 合計個数
532 合計金額
531a 合計個数
532a 合計金額
531b 合計個数
532b 合計金額
541 買物終了ボタン
542 注文確定ボタン
551 選択済み表示情報
552a 注文数
552b 注文数
560 キャンセル表示
6 上限値更新通知画面
61 対象ユーザ
62 対象販売情報
63 注文数の上限値
631 更新前の上限値
632 更新後の上限値
64 上限値更新通知メッセージ
65 更新理由
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16