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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-25
(45)【発行日】2024-10-03
(54)【発明の名称】多機能訓練装置
(51)【国際特許分類】
   A63B 22/14 20060101AFI20240926BHJP
   A63B 22/16 20060101ALI20240926BHJP
【FI】
A63B22/14
A63B22/16
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2023537293
(86)(22)【出願日】2022-11-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-20
(86)【国際出願番号】 CN2022129696
(87)【国際公開番号】W WO2023142582
(87)【国際公開日】2023-08-03
【審査請求日】2023-06-14
(31)【優先権主張番号】202220210586.4
(32)【優先日】2022-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】523226206
【氏名又は名称】南通豪▲カイ▼体育用品有限公司
【氏名又は名称原語表記】NANTONG HAWK FITNESS&SPORTS CO., LTD
【住所又は居所原語表記】Rooms 1001 to 1014 , Building 3, Wanda Plaza, No.9, Shennan Road, Gangzha District, Nantong, Jiangsu, China
(73)【特許権者】
【識別番号】523226217
【氏名又は名称】江蘇豪▲カイ▼實業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】JIANGSU HAWK INDUSTRY GROUP CO., LTD
【住所又は居所原語表記】Sitong Road, Hongqiao Industry Zone, Taixing City, Taizhou, Jiangsu, China
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】梅 芳峰
【審査官】仲野 一秀
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3109682(JP,U)
【文献】国際公開第2017/010254(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0247278(US,A1)
【文献】韓国登録特許第2224341(KR,B1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0296147(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0178346(US,A1)
【文献】特開2005-160902(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 22/00-22/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペダル底板(1)を含む多機能訓練装置であって、ペダル底板(1)の底面に複数の取付穴ベース(201)が設けられ、各取付穴ベース(201)に下向きに開口した取付穴が設けられ、取付穴は上が狭く下が広く、取付穴の内壁には取付穴を中心として複数の楔形ほぞ(202)が均一に分布され、楔形ほぞ(202)は上が広く下が狭く、楔形ほぞ(202)の外側面は滑らかに平らであり、接続穴は底部サポートアセンブリを取り付けるために使用され
各取付穴ベース(201)の中央位置に下向きに開口した取付穴が設けられ、ペダル底板(1)に緩衝型踏み面(102)が設けられ、緩衝型踏み面(102)はペダル底板の上表面の中心を基準に設けられ、緩衝型踏み面(102)の両側のペダル底板(1)に1つの操作アセンブリがそれぞれ設けられ、
操作アセンブリは、ロープ訓練トラクタープレートアセンブリを含み、トラクタープレートアセンブリはトラクタープレート(103)、結束バンド(104)及びテンションチューブを含み、ペダル底板(1)の両側に上下に貫通するロープ訓練トラクタープレートアセンブリを着脱するための腰型穴がそれぞれ設けられ、腰型穴内に下から上にトラクタープレート(103)を挿着し、且つトラクタープレート(103)に係止口制限エッジがあり、トラクタープレート(103)にテンションチューブを接続するための結束バンド(104)が設けられ、結束バンド(104)にテンションチューブが接続され、
ペダル底板(1)の底面に補助凹溝が設けられ、補助凹溝内に内枠(3)が設けられ、取付穴ベース(201)はいずれも内枠(3)内側の補助凹溝の溝壁に設けられ、内枠(3)と取付穴ベース(201)の外側壁との間に十字に交差する複数の補強リブが設けられることを特徴とする多機能訓練装置。
【請求項2】
前記ペダル底板(1)の上表面は地面に平行であり、前記ペダル底板(1)の底面の中心点、補助凹溝の中心点及び内枠(3)の中心点は同一の直線Aにあり、直線Aは地面に垂直であることを特徴とする請求項に記載の多機能訓練装置。
【請求項3】
ペダル底板(1)の底面に2組の取付穴ベース(201)が設けられ、1組の取付穴ベース(201)はペダル底板の底面の四隅に均一に分布され、もう1組みの取付穴ベース(201)はペダル底板の底面の中心に均一に分布され、同じ底部サポートアセンブリは同じ組の取付穴内に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の多機能訓練装置。
【請求項4】
取付穴ベース(201)内に第1の補強リブ(203)が設けられ、第1の補強リブ(203)は取付穴の中心を基準とする米字型の補強リブ、及び取付穴の中心を円心とする2つの半径が異なる円環状の補強リブを含み、米字型の補強リブが円環状の補強リブに連通され、米字型の補強リブの外端部は楔形ほぞ(202)と取付穴の内壁に接続されることを特徴とする請求項に記載の多機能訓練装置。
【請求項5】
底部サポートアセンブリは可動型サポートアセンブリと非可動型サポートアセンブリのいずれかの1つまたは複数を含み、
可動型サポートアセンブリはユニバーサルホイール(6)を含み、非可動型サポートアセンブリは第1の弾性体(8)と第2の弾性体(7)のいずれか1つまたは2つを含み、可動型サポートアセンブリと非可動型サポートアセンブリはいずれも取付穴ベース(201)に取り外し可能に接続され、第2の弾性体(7)の高さは第1の弾性体(8)の高さとユニバーサルホイール(6)の高さよりも小さいことを特徴とする請求項に記載の多機能訓練装置。
【請求項6】
ユニバーサルホイール(6)、第1の弾性体(8)及び第2の弾性体(7)のうちの1つまたは複数はボスまたは接続ベース(4)によって取付穴ベース(201)に取り外し可能に接続され、
ボスと接続ベース(4)はいずれも取付穴に対応付けて設けられ、ボスの上端部は取付穴の穴壁に貼り合われ、
接続ベース(4)は、マザーボード(401)と、取付穴に対応付けて設けられる係合セグメント(402)とを含み、マザーボード(401)の上表面に係合セグメント(402)と補助接続セグメントが同軸に設けられ、マザーボード(401)に補助接続穴(412)が設けられ、補助接続穴(412)の一端が補助接続セグメント内に延び、補助接続穴(412)の開口はマザーボード(401)の下表面(411)に設けられ、補助接続穴(412)は底部サポートアセンブリを接続するために使用され、係合セグメント(402)に楔形ほぞ(202)に対応付けて係止溝(421)が設けられ、接続ベース(4)は取付穴ベース(201)に接続され、取付穴ベース(201)内の楔形ほぞ(202)は係止溝(421)内に嵌め込まれ、係合セグメント(402)の上端部は取付穴の穴壁に貼り合われることを特徴とする請求項に記載の多機能訓練装置。
【請求項7】
下表面(411)は補助接続穴(412)の開口を中心として外に突起しており、マザーボード(401)の上表面にさらに補助カムリング(403)が設けられ、補助カムリング(403)は係合セグメント(402)と補助接続セグメントとの間に設けられ、補助カムリング(403)と係合セグメント(402)との間に複数の第2の補強リブ(404)と第3の補強リブ(406)が設けられ、第2の補強リブ(404)は係止溝(421)に対応付けて設けられ、補助カムリング(403)と補助接続セグメントとの間に第4の補強リブ(405)が設けられ、第4の補強リブ(405)は第2の補強リブ(404)と第3の補強リブ(406)に対応付けて設けられることを特徴とする請求項に記載の多機能訓練装置。
【請求項8】
第1の弾性体(8)と第2の弾性体(7)は取付穴ベース(201)に取り外し可能に直接接続され、第1の弾性体(8)と第2の弾性体(7)の上端部は取付穴に対応付けて設けられ、第1の弾性体(8)と第2の弾性体(7)の上端部の水平断面の長さ及び幅はいずれも取付穴の水平断面の長さ及び幅よりも大きく、第1の弾性体(8)と第2の弾性体(7)の上端部は取付穴に嵌め込まれ、自分の弾力によって広げて第1の弾性体(8)と第2の弾性体(7)の上端部を取付穴内に係合させ、取付穴ベース(201)との間の取り外し可能な接続を形成することを特徴とする請求項に記載の多機能訓練装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は運動器具分野に関し、特に多機能訓練装置に関する。
【背景技術】
【0002】
バランスプレートは感度、バランスを訓練するための重要な運動器具である。
【0003】
特許「ボール式バランスプレート」(開示番号:CN210612785U)に開示されたボール式バランスプレートは、ペダル底板、及びペダル底板の底部に取り付けられる弾性ボールを備え、弾性体は保護ベースによって取付穴に接続され、弾性ボールは膨張可能な球体であり、球体の表面に円柱状に突出した取付ボスがあり、取付ボスの首部に収縮して収縮部を形成し、保護ベースの中心に固定円穴があり、弾性ボールの未膨張時に弾性ボールの取付ボスを固定円穴に押し込み、弾性ボールの膨張後に、収縮部が固定円穴内に係止して固定され、保護ベースは円環状であり、保護ベースはねじ連結、スナップ連結などの通常の軸及び穴による連結方式でペダル底板の取付穴内に取り付けられ、弾性ボールとペダル底板を固定する。一旦ねじ連結、スナップ連結などの通常の軸及び穴による連結方式の干渉が摩耗されると、弾性ボールとペダル底板との間の連結の締結度が保障されることができない。同時に、該特許に記載されている装置はボール式バランスプレートのみとして使用でき、鍛えるときに人がペダル底板の上に立って、両手で対応するテンションチューブを引き締めて、上下にジャンプして、バランスを鍛えて、使用方式が単一である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の従来の技術的問題の1つまたは複数を解決する多機能訓練装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、多機能訓練装置を提供し、ペダル底板を備え、ペダル底板の底面に複数の取付穴ベースが設けられ、各取付穴ベースに下向きに開口した取付穴が設けられ、取付穴は上が狭く下が広く、取付穴の内壁には取付穴を中心に複数の楔形ほぞが均一に分布され、楔形ほぞは上が広く下が狭く、楔形ほぞの外側面は滑らかに平らで、接続穴は底部サポートアセンブリを取り付けるために使用される。
【0006】
幾つかの実施形態において、各取付穴ベースの中央位置に下向きに開口した取付穴が設けられ、ペダル底板に緩衝型踏み面が設けられ、緩衝型踏み面はペダル底板の上表面の中心を基準に設けられ、緩衝型踏み面の両側のペダル底板にそれぞれ1つの操作アセンブリが設けられる。
【0007】
幾つかの実施形態において、操作アセンブリはロープ訓練トラクタープレートアセンブリを備え、トラクタープレートアセンブリはトラクタープレート、結束バンド及びテンションチューブを含み、ペダル底板の両側にそれぞれ上下に貫通するロープ訓練トラクタープレートアセンブリを着脱するための腰型穴が設けられ、腰型穴内に下から上にトラクタープレートを挿着し、且つトラクタープレートに係止口制限エッジがあり、トラクタープレートにテンションチューブを接続するための結束バンドが設けられ、結束バンドにテンションチューブが接続され、
ペダル底板の底面に補助凹溝が設けられ、補助凹溝内に内枠が設けられ、取付穴ベースはいずれも内枠の内側の補助凹溝の溝壁に設けられ、内枠と取付穴ベースの外側壁との間に複数の十字に交差する補強リブが設けられる。
【0008】
幾つかの実施形態において、前記ペダル底板の上表面は地面に平行であり、前記ペダル底板の底面の中心点、補助凹溝の中心点及び内枠の中心点は同一の直線Aにあり、直線Aが地面に垂直である。
【0009】
幾つかの実施形態において、ペダル底板の底面に2組の取付穴ベースが設けられ、1組の取付穴ベースはペダル底板の底面の四隅に均一に分布され、もう1組の取付穴ベースはペダル底板の底面の中心に均一に分布され、同じ底部サポートアセンブリは同じ組の取付穴内に取り付けられる。
【0010】
幾つかの実施形態において、取付穴ベース内に第1の補強リブが設けられ、第1の補強リブは取付穴の中心を基準とする米字型の補強リブ、及び取付穴の中心を円心とする2つの半径が異なる円環状の補強リブを含み、米字型の補強リブが円環状の補強リブに連通され、米字型の補強リブの外端部は楔形ほぞと取付穴の内壁に接続される。
【0011】
幾つかの実施形態において、底部サポートアセンブリは可動型サポートアセンブリと非可動型サポートアセンブリのいずれか1つまたは複数を含み、
可動型サポートアセンブリはユニバーサルホイールを含み、非可動型サポートアセンブリは第1の弾性体と第2の弾性体のいずれか1つまたは2つを含み、可動型サポートアセンブリと非可動型サポートアセンブリはいずれも取付穴ベースに取り外し可能に接続され、第2の弾性体の高さは第1の弾性体の高さとユニバーサルホイールの高さよりも小さい。
【0012】
幾つかの実施形態において、ユニバーサルホイール、第1の弾性体及び第2の弾性体ののうちの1つまたは複数はボスまたは接続ベースによって取付穴ベースに取り外し可能に接続され、
ボスと接続ベースはいずれも取付穴に対応付けて設けられ、ボスの上端部は取付穴の穴壁に貼り合われ、
接続ベースは、マザーボードと、取付穴に対応付けて設けられる係合セグメントとを含み、マザーボードの上表面に係合セグメントと補助接続セグメントが同軸に設けられ、マザーボードに補助接続穴が設けられ、補助接続穴の一端は補助接続セグメント内に延び、補助接続穴の開口はマザーボードの下表面に設けられ、補助接続穴は底部サポートアセンブリを接続するために使用され、係合セグメントに楔形ほぞに対応付けて係止溝が設けられ、接続ベースは取付穴ベースに接続され、取付穴ベース内の楔形ほぞは係止溝内に嵌め込まれ、係合セグメントの上端部は取付穴の穴壁に貼り合われる。
【0013】
幾つかの実施形態において、下表面は補助接続穴の開口を中心として外に突起しており、マザーボードの上表面にさらに補助カムリングが設けられ、補助カムリングは係合セグメントと補助接続セグメントとの間に設けられ、補助カムリングと係合セグメントとの間に複数の第2の補強リブと第3の補強リブが設けられ、第2の補強リブは係止溝に対応付けて設けられ、補助カムリングと補助接続セグメントとの間に第4の補強リブが設けられ、第4の補強リブは第2の補強リブと第3の補強リブに対応付けて設けられる。
【0014】
幾つかの実施形態において、第1の弾性体と第2の弾性体は取付穴ベースに取り外し可能に直接接続され、第1の弾性体と第2の弾性体の上端部は取付穴に対応付けて設けられ、第1の弾性体と第2の弾性体の上端部の水平断面の長さ及び幅はいずれも取付穴の水平断面の長さ及び幅よりも大きく、第1の弾性体と第2の弾性体の上端部は取付穴内に嵌め込まれ、自分の弾力によって広げて第1の弾性体と第2の弾性体の上端部を取付穴内に係合させ、取付穴ベースとの間の取り外し可能な接続を形成する。
【発明の効果】
【0015】
本発明による多機能訓練装置の利点は以下のとおりである。
1、構造が合理的であり、取り外しや交換が容易であり、多様なバランスの訓練運動に適用でき、ローラースポーツ、ヨガなどにも使用できる。
2、ペダル底板における操作アセンブリの設計により、多機能訓練装置の携帯が容易になる。
3、ペダル底板と底部サポートアセンブリとの間の接続構造は堅固であり、且つ押圧するほど緊密である。
4、緩衝型踏み面は、、滑り止めの役割を果たし、運動過程の安全性と信頼性を高めるだけでなく、制震の効果を発揮することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施例1における多機能訓練装置の断面構造模式図である。
図2】本発明の幾つかの実施形態におけるペダル底板の底面図である。
図3】本発明の実施例1における多機能訓練装置の平面視での構造模式図である。
図4】本発明の実施例1における接続ベースの正面図である。
図5】本発明の実施例1における接続ベースの一側の構造模式図である。
図6】本発明の実施例1における接続ベースの他側の構造模式図である。
図7】本発明の実施例2における多機能訓練装置の平面視での構造模式図である。
図8】本発明の実施例2における多機能訓練装置の底面視での構造模式図である。
図9】本発明の実施例3における多機能訓練装置の平面視での構造模式図である。
図10】本発明の実施例3における多機能訓練装置の底面視での構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1図10に示される内容を参照して、本発明は、多機能訓練装置を開示し、多機能訓練装置はペダル底板1を含み、ペダル底板1の底面に2組の取付穴ベース201が設けられ、1組の取付穴ベースは4つの取付穴ベース201を含み、この組の取付穴ベース内の4つの取付穴ベース201はペダル底板の底面の四隅に均一に分布され、もう1組の取付穴ベースは2つの取付穴ベース201を含み、この組の取付穴ベースにおける2つの取付穴ベースはペダル底板の底面の中心に均一に分布され、各取付穴ベース201の中央位置に下向きに開口した取付穴が設けられ、取付穴は上が狭く下が広く(即ち取付穴におけるいずれかの水平断面の穴径は該平面よりも上方のいずれかの水平断面の穴径よりも大きく、水平断面は平らな地面と平行である)、取付穴の内壁には取付穴を中心に複数の楔形ほぞ202が均一に分布され、楔形ほぞ202は上が広く下が狭く(即ち楔形ほぞ202におけるいずれかの水平断面の面積は該平面よりも上方のいずれかの水平断面の面積よりも小さく、水平断面は平らな地面と平行である)、楔形ほぞ202の外側面は滑らかに平らで、接続穴は底部サポートアセンブリを取り付けるために使用され、同じ底部サポートアセンブリは同じ組みの取付穴内に取り付けられる。
【0018】
ペダル底板の上表面にペダル底板の上表面の中心を基準に緩衝型踏み面102が設けられ、例えば従来の弾性を持つ滑り止めゴムマット(弾性を持つ他の材質で製造される板状物品を採用してもよく、その上表面に模様を設けて滑り止め機能を向上させる)を緩衝型踏み面として採用し、緩衝型踏み面102の両側のペダル底板1にそれぞれ1つの操作アセンブリが設けられ、操作アセンブリは緩衝型踏み面102に対して対称に分布され、操作アセンブリの設計は、運動訓練の進行を補助できるだけでなく、多機能訓練装置を携帯しやすくする役割を果たすことができ、緩衝型踏み面102は滑り止めの役割を果たし、運動過程の安全性と信頼性を高めることができるだけでなく、制振の効果を発揮することもできる。
【0019】
ペダル底板1の底面に補助凹溝が設けられ、補助凹溝内に内枠3が設けられ、取付穴ベース201はいずれも内枠3の内側の補助凹溝の溝壁に設けられ、内枠3と取付穴ベース201の外側壁との間に十字に交差する複数の補強リブが設けられ、補強リブを設置することにより、ペダル底板1の構造強度を補強し、ペダル底板1の耐用年数を確保する。
【0020】
ペダル底板1の上表面は平らな地面と平行であり、ペダル底板1の底面の中心点、補助凹溝の中心点及び内枠3の中心点は同じ直線Aにあり、直線Aは平らな地面に垂直であり、多機能訓練装置の力の分布の均一性を確保し、運動過程における安全性を更に向上させる。
【0021】
取付穴ベース201内に第1の補強リブ203が設けられ、第1の補強リブ203は、取付穴の中心を基準とする米字型の補強リブと、取付穴の中心を円心とする2つの半径が異なる円環状の補強リブとを含み、米字型の補強リブは円環状の補強リブに連通され、米字型の補強リブの外端部は楔形ほぞ202と取付穴の内壁に接続される。米字型の補強リブと円環状の補強リブを設置することにより、取付穴ベースの構造強度を補強し、取付穴ベースの耐用年数を確保する。
【0022】
底部サポートアセンブリはユニバーサルホイール6、第1の弾性体8、第2の弾性体7のいずれかの1つまたは2つを含み、ユニバーサルホイール6、第1の弾性体8及び第2の弾性体7はいずれも取付穴ベース201に取り外し可能に接続され、第2の弾性体7の高さは第1の弾性体8の高さよりも小さく、第2の弾性体7の高さがユニバーサルホイール6の高さよりも小さく、第1の弾性体8と第2の弾性体7はエアバッグやPU発泡などの柔軟な弾性材質である。
【0023】
幾つかの具体的な実現形態において、第1の弾性体8と第2の弾性体7は自体の材質の特性を直接利用して取付穴ベース201に取り外し可能に直接接続されるようにしてもよく、具体的な構造は、第1の弾性体8と第2の弾性体7の上端部は取付穴に対応付けて設けられ、第1の弾性体8と第2の弾性体7の上端部の水平断面的の長さ及び幅の両方は取付穴の水平断面の長さ及び幅よりも大きく、第1の弾性体8と第2の弾性体7の上端部は取付穴に嵌め込まれ、自体の弾力によって広げて第1の弾性体8と第2の弾性体7の上端部を取付穴内に係合させ、取付穴ベース201に取り外し可能に接続されるようにしてもよい。
【0024】
幾つかの具体的な実現形態において、ユニバーサルホイール6はボスまたは接続ベース4によって取付穴ベース201に取り外し可能に接続されることができる。
【0025】
幾つかの具体的な実現形態において、第1の弾性体8と第2の弾性体7はボスまたは接続ベース4によって取付穴ベース201に取り外し可能に接続されてもよい。
【0026】
上記ボスと接続ベース4はいずれも取付穴に対応付けて設けられ、
ボスは取付穴ベース201に接続され、ボスの上端部は取付穴の穴壁に貼り合われ、
接続ベース4は、マザーボード401と、取付穴に対応付けて設けられる係合セグメント402とを含み、マザーボード401の上表面に係合セグメント402と補助接続セグメントが同軸に設けられ、マザーボード401に補助接続穴412が設けられ、補助接続穴412の一端が補助接続セグメント内に延び、補助接続穴412の開口はマザーボード401の下表面411に設けられ、補助接続穴412は底部サポートアセンブリを接続するために使用され、係合セグメント402には楔形ほぞ202に対応付けて係止溝421が設けられ、係止溝421の上端の幅h1は下端の幅h2よりも大きい。
【0027】
下表面411は補助接続穴412の開口を中心として外に突起し、マザーボード401の上表面にさらに補助カムリング403が設けられ、補助カムリング403は係合セグメント402と補助接続セグメントとの間に設けられ、補助カムリング403と係合セグメント402との間に複数の第2の補強リブ404と第3の補強リブ406が設けられ、第2の補強リブ404は係止溝421に対応付けて設けられ、補助カムリング403と補助接続セグメントとの間に第4の補強リブ405が設けられ、第4の補強リブ405は第2の補強リブ404と第3の補強リブ406に対応付けて設けられ、以上の設置により、接続ベース4の構造強度を効果的に確保することができる。ここで、接続ベースが取付穴内に取り付けられると、係合セグメント402の上端部の外表面は取付穴の内壁に貼り合われ、楔形ほぞ202は係止溝421内に係合して嵌め込まれる。
【0028】
実際の生産では、ユニバーサルホイール6はボスまたは接続ベース4によって取付穴ベース201に取り外し可能に接続される場合の具体的な方式は、例えば、ユニバーサルホイール6は接続ベース4によって取付穴ベース201に接続される場合、ユニバーサルホイール6が接続部材5(接続部材5には市販されている従来のものを直接採用することができ、上端部にねじ山が設けられる)によって接続されることができ、接続部材5の上端部が補助接続穴412に挿着して接続ベース4に接続(ねじ山による接続)され、他の従来の接続方式を利用して接続ベース4に接続されてもよく、本発明の重点ではないため、ここで詳細に説明しない方式1、及び、ユニバーサルホイール6はボスによって取付穴ベース201に接続される場合、ユニバーサルホイール6はコロイドまたは接続部材5を利用してボスに接続され、他の従来の接続方式を利用してボスに接続されてもよく、本発明の重点ではないため、ここで詳細に説明しない方式2がある。
【0029】
実際の生産では、第1の弾性体8と第2の弾性体7はボスまたは接続ベース4によって取付穴ベース201に取り外し可能に接続される場合の具体的な方式は、第1の弾性体8と第2の弾性体7は接続ベース4によって取付穴ベース201に接続される場合、第1の弾性体8と第2の弾性体7は、コロイドを利用してその頂部に上端にねじ山が設けられる接続軸を設け、接続軸の上端部は補助接続穴412に挿着して接続ベース4に接続(ねじ山による接続)され、他の従来の接続方式を利用して接続ベース4に接続されてもよく、本発明の重点ではないため、ここで詳細に説明しない方式1、及び、第1の弾性体8と第2の弾性体7はボスによって取付穴ベース201に接続される場合、第1の弾性体8と第2の弾性体7はコロイドを利用してボスに接続され、他の従来の接続方式を利用してボスに接続されてもよく、本発明の重点ではないため、ここで詳細に説明しない方式2がある。
【0030】
幾つかの具体的な実現形態において、係合セグメント402は上下の両端面が等幅等長の本体構造を呈し、接続ベースの取付が完了するときに、係合セグメント402の上表面と補助カムリング403の上表面はいずれも取付穴ベース201内の第1の補強リブ203の底面に当接され、楔形ほぞ202は係止溝421内に完全に嵌め込まれ、且つ楔形ほぞ202の外側壁は係止溝421の溝壁に貼り合われ、係合セグメント402と補助カムリング403の上表面、及びマザーボード401の外側面などが損傷されて変形する場合に接続ベース4が圧力と楔形ほぞ202、係止溝421の作用下で押圧するほど緊密である。
【0031】
幾つかの具体的な実現形態において、取付穴の内壁には取付穴を中心として4つの楔形ほぞ202が均一に分布され、補助カムリング403と係合セグメント402との間に補助接続穴412の開口を中心として周方向に4つの第2の補強リブ404と4つの第3の補強リブ406が均一に設けられ、第3の補強リブ406と第2の補強リブ404は間隔をおいて分布され、第2の補強リブ404の位置は係止溝421の位置に対応し、係止溝421は係合セグメント402の外側面に設けられ、補助カムリング403と補助接続セグメントとの間に8つの第4の補強リブ405が設けられ、第4の補強リブ405の位置はそれぞれ第2の補強リブ404の位置と第3の補強リブ406の位置に対応付けて設けられ、以上の設置により、接続ベース4の構造強度を効果的に確保することができる。
【0032】
幾つかの具体的な実現形態において、ペダル底板1の両側には、操作アセンブリとして上下に貫通する1つの貫通孔溝101がそれぞれ設けられる。
【0033】
幾つかの具体的な実現形態において、ペダル底板1の両側には、上下に貫通するロープ訓練トラクタープレートアセンブリを着脱するための1つの腰型穴がそれぞれ設けられ、腰型穴内に下から上にトラクタープレート103を挿着し、且つトラクタープレート103は、ロープ訓練器トラクタープレートが使用中に暴力的に引き抜かれないように、係止口制限エッジがあり、トラクタープレート103にテンションチューブを接続するための結束バンド104が設けられ、そして、操作アセンブリとして、結束バンド104にテンションチューブを接続し、テンションチューブにより、多機能訓練装置の使用時に適用する訓練の種類を増やすことができ、増やした訓練の種類は、弾力訓練を含む。
【0034】
以下、幾つかの実施例を例示して具体的に説明する。
【実施例1】
【0035】
図1図6に示される内容を参照して、底部サポートアセンブリは4つのユニバーサルホイール6を含み、4つのユニバーサルホイール6はいずれも接続ベース4によってペダル底板の底面の四隅に均一に分布される取付穴ベース201に取り外し可能に接続され、このときに形成された多機能訓練装置の構造の運動訓練原理は、つま先が地面につくように体を下げ、最初は両膝も地面につくようにしてから、両手でそれぞれ2つの貫通孔溝101を通してペダル底板1を握り、多機能訓練装置を前方に押して膝を地面から離し(初心者は地面から離さなくてもよい)、次に、外押し-回引きの操作をし、ローラースポーツの目的を達成することである。
【0036】
残された1組の2つの取付穴ベース201に2つの第2の弾性体7を取り付けることができ、ユニバーサルホイール6の底部は地面に接触され、第2の弾性体7が宙に浮いている。第2の弾性体7を設置することにより、補助保護の役割を果たすことができ、ユニバーサルホイールが破損して折れたときに緩衝作用を発揮する。
【実施例2】
【0037】
図2図7及び図8に示される内容を参照し、底部サポートアセンブリは2つの第1の弾性体8を含み、2つの第1の弾性体8はいずれもバンプによってペダル底板の底面の中心に均一に分布される2つの取付穴ベース201に取り外し可能に接続され、このときに形成された多機能訓練装置の構造の運動訓練原理は、鍛えるときに、使用者は、両足を2つの第1の弾性体8に対してペダル底板に対称的に立たせ、体のバランスを取り、バランス訓練の役割を果たし、使用者は、両足を2つの第1の弾性体8に対してペダル底板に対称的に立たせ、シーソーのような運動をすることができ、使用者は、両足を2つの第1の弾性体8の同じ側に立たせ、つま先を2つの第1の弾性体8の中心点を結ぶ線Aの所在する方向に向けて立たせ、つま先の中心とかかとの中心とを結ぶ線Bは結ぶ線Aに垂直であり、ペダル底板1は同じ側(使用者が立つ一側)に傾斜し、つま先が地面から離し、足裏と腿部の間の角度を90°程度から90°未満に変えることで、腿部と脚部のストレッチの目的を達成する。
【0038】
残された1組の4つの取付穴ベース201に4つの第2の弾性体7を取り付けることができ、第1の弾性体8の底部は地面に接触され、第2の弾性体7が宙に浮いている。第2の弾性体7を設置することにより、補助緩衝保護と位置規制保護の役割を果たし、板の両端が地面に直接接触して板体や床面を損傷することを防止することができる。
【実施例3】
【0039】
図2図9及び図10に示される内容を参照して、底部サポートアセンブリは4つの第1の弾性体8を含み、4つの第1の弾性体8はいずれもバンプによって底板の底面の四隅に均一に分布されペダルる取付穴ベース201に取り外し可能に接続され、このときに形成された多機能訓練装置の構造の運動訓練原理は、鍛えるときに、人がペダル底板に立ってランニングしてジャンプし、バランスを鍛えるとともに、第1の弾性体を利用してランニングしてジャンプするときに地面(または床)にかかる音を低減し、運動時の他人への干渉を低減することができることである。このときの多機能訓練装置は、ヨガ訓練の補助工具として使用でき、ヨガをするときに、バランスプレートを底板として、その上方に立て様々なヨガ動作を行うことができ、これにより、ヨガ訓練の過程でバランス訓練の効果をより一層向上させ、仕事をしながらバランス訓練をするための道具とすることができ、実現時にバランスプレートに直接立て仕事をすればよい。
【0040】
残された1組の2つの取付穴ベース201に2つの第2の弾性体7を取り付けることができ、第1の弾性体8の底部が地面に接触され、第2の弾性体7が宙に浮いている。第2の弾性体7を設置することにより、補助緩衝保護と位置規制保護の役割を果たし、ランニングしてジャンプするときに板体の中央の変形が大きすぎて、板体が破断するのを防止する。
【0041】
上記のいくつかの実施形態以外、6つの第2の弾性体7を取り付ける方式、6つのユニバーサルホイール6を取り付ける方式、4つの第2の弾性体7のみを取り付ける方式を採用してもよい。
【0042】
以上のものは、本発明の好ましい形態だけであり、指摘すべきなのは、当業者にとって、本発明の創造構想から逸脱しないことなく、複数の類似の変形と改善を行うことができ、これらも本発明の保護範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0043】
1、ペダル底板、101、貫通孔溝、102、緩衝型踏み面、103、トラクタープレート、104、結束バンド、201、取付穴ベース、202、楔形ほぞ、203、第1の補強リブ、3、内枠、4、接続ベース、401、マザーボード、411、下表面、412、補助接続穴、402、係合セグメント、421、係止溝、403、補助カムリング、404、第2の補強リブ、405、第4の補強リブ、406、第3の補強リブ、5、接続部材、6、ユニバーサルホイール、7、第2の弾性体、8、第1の弾性体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10