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特許7560902開発対象UIの特性に基づいてUIコンポーネントに関するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置およびその動作方法
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  • 特許-開発対象UIの特性に基づいてUIコンポーネントに関するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置およびその動作方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-25
(45)【発行日】2024-10-03
(54)【発明の名称】開発対象UIの特性に基づいてUIコンポーネントに関するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置およびその動作方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/33 20180101AFI20240926BHJP
   G06F 9/451 20180101ALI20240926BHJP
   G06F 8/77 20180101ALI20240926BHJP
   G06F 3/048 20130101ALI20240926BHJP
【FI】
G06F8/33
G06F9/451
G06F8/77
G06F3/048
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2023118983
(22)【出願日】2023-07-21
(65)【公開番号】P2024035094
(43)【公開日】2024-03-13
【審査請求日】2023-07-21
(31)【優先権主張番号】10-2022-0110537
(32)【優先日】2022-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】511155464
【氏名又は名称】株式会社トゥービーソフト
【氏名又は名称原語表記】TOBESOFT CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】パク、ジョン ボム
(72)【発明者】
【氏名】パク、ソン イ
(72)【発明者】
【氏名】イ、ウ チョル
(72)【発明者】
【氏名】キム、ジェ イル
【審査官】円子 英紀
(56)【参考文献】
【文献】特表2022-534214(JP,A)
【文献】特開2018-028877(JP,A)
【文献】特開2017-037587(JP,A)
【文献】特開2006-099566(JP,A)
【文献】特開2021-090114(JP,A)
【文献】特開2012-118933(JP,A)
【文献】特開2003-280976(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2019-0038236(KR,A)
【文献】特開2003-186671(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 8/00-8/38
G06F 8/60-8/77
G06F 9/44-9/445
G06F 9/451
G06F 3/048-3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開発対象UI(User Interface)の特性に基づいて、UIコンポーネントに対するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置であって、
予め指定された複数の産業分類のそれぞれに対応する産業分類コードが記録された第1テーブル、予め指定された複数の職業にそれぞれに対応する職業コードが記録された第2テーブル、およびUI(User Interface)開発の対象となるターゲット製品に関連する予め指定された複数のプラットフォームに対応するプラットフォームコードが記録された第3テーブルが保存されているテーブル保存部;
前記UI開発ツールで支援されるように予め設定された複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセット-前記複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセットは、各UIコンポーネントを表現するための予め作製された複数のデザインテンプレートで構成されたセットを意味するものであって、前記複数のUIコンポーネントの各々に対するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートには、前記複数の産業分類、前記複数の職業および前記複数のプラットフォームのそれぞれから、各デザインテンプレートにマッチングされるように予め指定された、少なくとも1つの産業分類に対する産業分類コード、少なくとも1つの職業に対する職業コード、および少なくとも1つのプラットフォームに対するプラットフォームコードが事前に割り当てられている-が保存されているテンプレート保存部;
前記電子装置において前記UI開発ツールが実行された後、新規UIを開発しようとする使用者により、前記新規UIの開発開始命令が印加されると、前記複数の産業分類、前記複数の職業および前記複数のプラットフォームの中から、前記新規UIにマッチングされる産業分類、前記新規UIにマッチングされるターゲットユーザーの職業、および前記新規UIにマッチングされるターゲット製品のプラットフォームを選択することを問い合わせる質疑メッセージを画面上に表示する質疑メッセージ表示部;
前記使用者から、前記質疑メッセージに対する応答として、前記新規UIにマッチングされる第1産業分類、前記新規UIにマッチングされる第1職業、および前記新規UIにマッチングされる第1プラットフォームに対する選択命令が受信されると、前記テーブル保存部に保存された前記第1テーブル、前記第2テーブルおよび前記第3テーブルを参照して、前記第1産業分類に対応する第1産業分類コード、前記第1職業に対応する第1職業コードおよび前記第1プラットフォームに対応する第1プラットフォームコードを確認するコード確認部;および、
前記第1産業分類コード、前記第1職業コード、および前記第1プラットフォームコードの確認が完了した後に、前記使用者により前記複数のUIコンポーネントのうちいずれか1つのUIコンポーネントに対する生成命令が印加されるたびに、前記テンプレート保存部を参照して、前記いずれか一つのUIコンポーネントに対応するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートのうち、前記第1産業分類コード、前記第1職業コードおよび前記第1プラットフォームコードに基づいて、少なくとも1つのデザインテンプレートを推奨テンプレートとして選択して画面上に一覧として表示した後、前記使用者によっていずれか一つのデザインテンプレートに対する選択命令が印加されると、前記いずれか一つのデザインテンプレートが適用されたUIコンポーネントを生成する生成部;を含む
ことを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記生成部は、
前記使用者によって前記複数のUIコンポーネントのうち第1UIコンポーネントに対する生成命令が印加された場合、前記テンプレート保存部を参照して、前記第1UIコンポーネントに対応する第1テンプレートセットに含まれた複数の第1デザインテンプレートを確認するテンプレート確認部;
前記複数の第1デザインテンプレートのうち、前記第1産業分類コード、前記第1職業コード、および前記第1プラットフォームコードがいずれも割り当てられている少なくとも1つの第2デザインテンプレートを推奨テンプレートとして選択する選択部;
前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージを生成した後、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージが一覧として含まれた選択インターフェースを構成して画面上に表示する目録表示部;および、
前記選択インターフェースを介して、前記使用者から前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージのうち、第3デザインテンプレートに対するプレビューイメージの選択命令が印加されると、前記第3デザインテンプレートによるデザインが適用された前記第1UIコンポーネントを生成する生成処理部;を含む
請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記複数のUIコンポーネントの各々に対するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートには、各デザインテンプレートに対応する予め設定された埋め込み(embedding)ベクトル-前記埋め込みベクトルは、デザインテンプレート間のデザイン類似度に基づいて予め設定されたベクトルであって、デザインテンプレート間のデザインが互いに類似するほど、当該デザインテンプレートに対応する埋め込みベクトル間のベクトル類似度が大きい値に算出されるように設定されている-がさらに割り当てられており、
前記目録表示部は、
前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートが推奨テンプレートとして選択されると、前記新規UIの開発開始命令が印加された時点から前記第1UIコンポーネントの生成命令が印加される前の時点まで、前記新規UIのためのUIコンポーネントが生成された履歴があるかを確認して、前記新規UIのためのUIコンポーネントとして少なくとも1つの第2UIコンポーネントが生成された履歴があると確認されると、前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートを確認する履歴確認部;
前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートの埋め込みベクトルと前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートの埋め込みベクトルとに基づいて、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートのそれぞれに対して、前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートとのベクトル類似度に対する平均を算出する平均計算部;および、
前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージを生成した後、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートのそれぞれに対して算出された平均が大きい順序で、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージが予め設定された方向に並んだ形態の一覧を有する前記選択インターフェースを構成して画面上に表示する目録表示処理部;を含む
請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記使用者により、前記新規UIを構成するUIコンポーネントの生成が進められた結果、少なくとも1つの第3UIコンポーネントの生成が完了した状態で、前記使用者から前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに適用されているデザインテンプレートに対する一括自動変更要請命令が受信されると、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに対して推奨テンプレートとして選択された少なくとも1つのデザインテンプレートを確認した後、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに適用されているデザインテンプレートを、各コンポーネントに対して推奨テンプレートとして選択された少なくとも1つのデザインテンプレートのいずれか1つのデザインテンプレートにランダムに変更することにより、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートに対する一括自動変更処理を完了する一括変更部をさらに含む
請求項2に記載の電子装置。
【請求項5】
前記質疑メッセージ表示部は、
予め設定された使用者認証サーバ-前記使用者認証サーバは、前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であると予め指定された、複数の有料使用者それぞれのパスワードと各有料使用者に対して事前に発行された個人キーに対応する公開キーが保存された使用者データベースを含んでいる-と事前に共有している、p(pは自然数)個の異なるハッシュ関数-前記p個のハッシュ関数のそれぞれには、p以下の自然数で構成された異なる固有番号が割り当てられている-が保存されているハッシュ関数貯蔵部;
前記使用者により前記新規UIの開発開始命令が印加されると、前記質疑メッセージを画面上に表示する前に、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であるか否かを確認するための認証イベントを発生させる認証イベント発生部;
前記認証イベントが発生されると、前記使用者に対して事前に発行されたパスワードを入力するように要請する内容が含まれたメッセージを画面上に表示した後、前記使用者によって第1パスワードが入力されると、前記p個のハッシュ関数のいずれか一つである第1ハッシュ関数をランダムに選択した後、前記第1パスワードを前記第1ハッシュ関数に入力として印加して第1ハッシュ値を生成するハッシュ値生成部;
前記第1ハッシュ関数に割り当てられている第1固有番号を確認し、前記第1固有番号を前記使用者に対して予め発行された第1個人キーで電子署名して第1電子署名値を生成した後、前記使用者認証サーバに、前記第1電子署名値と前記第1ハッシュ値とを送信しながら、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であるか否かを確認することを要請する確認要請命令を送信する確認要請部;および、
前記使用者認証サーバが、前記確認要請命令に対応して、前記使用者データベースに保存されている前記使用者に対する前記第1パスワードと第1公開キーを抽出し、前記第1電子署名値を前記第1公開キーで復号化することによって前記第1固有番号を復元した後、前記p個のハッシュ関数のうち前記第1固有番号が割り当てられた前記第1ハッシュ関数に前記第1パスワードを入力として印加して生成したハッシュ値を、前記第1ハッシュ値と比較した結果、両ハッシュ値が互いに一致することを確認することにより、前記使用者認証サーバから、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であることが確認されたことを指示する応答が受信されると、前記質疑メッセージを画面上に表示する認証処理部;を含む
請求項1に記載の電子装置。
【請求項6】
開発対象UI(User Interface)の特性に基づいて、UIコンポーネントに対するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置の動作方法であって、
予め指定された複数の産業分類のそれぞれに対応する産業分類コードが記録された第1テーブル、予め指定された複数の職業のそれぞれに対応する職業コードが記録された第2テーブル、およびUI(User Interface)開発の対象となるターゲット製品に関連する予め指定された複数のプラットフォームのそれぞれに対応するプラットフォームコードが記録された第3テーブルが保存されているテーブル保存部を維持する段階;
前記UI開発ツールで支援されるように予め設定された複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセット-前記複数のUIコンポーネントの各々に対するテンプレートセットは、各UIコンポーネントを表現するための予め作製された複数のデザインテンプレートで構成されたセットを意味するもので、前記複数のUIコンポーネントの各々に対するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートには、前記複数の産業分類、前記複数の職業および前記複数のプラットフォームのそれぞれから、各デザインテンプレートにマッチングされるように予め指定された、少なくとも1つの産業分類に対する産業分類コード、少なくとも1つの職業に対する職業コード、および少なくとも1つのプラットフォームに対するプラットフォームコードが事前に割り当てられている-が保存されているテンプレート保存部を維持する段階;
前記電子装置で前記UI開発ツールが実行された後、新規UIを開発しようとする使用者によって、前記新規UIの開発開始命令が印加されると、前記複数の産業分類、前記複数の職業、および前記複数のプラットフォームの中から、前記新規UIにマッチングされる産業分類、前記新規UIにマッチングされるターゲットユーザーの職業、および前記新規UIにマッチングされるターゲット製品のプラットフォームを選択するように問い合わせる質疑メッセージを画面上に表示する段階;
前記使用者から、前記質疑メッセージに対する応答として、前記新規UIにマッチングされる第1産業分類、前記新規UIにマッチングされる第1職業、および前記新規UIにマッチングされる第1プラットフォームに対する選択命令が受信されると、前記テーブル保存部に保存された前記第1テーブル、前記第2テーブルおよび前記第3テーブルを参照して、前記第1産業分類に対応する第1産業分類コード、前記第1職業に対応する第1職業コードおよび前記第1プラットフォームに対応する第1プラットフォームコードを確認する段階;および、
前記第1産業分類コード、前記第1職業コード、および前記第1プラットフォームコードの確認が完了した後、前記使用者によって前記複数のUIコンポーネントのうちいずれか1つのUIコンポーネントに対する生成命令が印加されるたびに、前記テンプレート保存部を参照して、前記いずれか一つのUIコンポーネントに対応するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートのうち、前記第1産業分類コード、前記第1職業コードおよび前記第1プラットフォームコードに基づいて、少なくとも1つのデザインテンプレートを推奨テンプレートとして選択して画面上に一覧として表示した後、前記使用者によっていずれか一つのデザインテンプレートに対する選択命令が印加されると、前記いずれか一つのデザインテンプレートが適用されたUIコンポーネントを生成する段階;を含む
ことを特徴とする電子装置の動作方法。
【請求項7】
前記生成する段階は、
前記使用者によって前記複数のUIコンポーネントのうち第1UIコンポーネントに対する生成命令が印加された場合、前記テンプレート保存部を参照して、前記第1UIコンポーネントに対応する第1テンプレートセットに含まれた複数の第1デザインテンプレートを確認する段階;
前記複数の第1デザインテンプレートのうち、前記第1産業分類コード、前記第1職業コード、および前記第1プラットフォームコードがいずれも割り当てられている少なくとも1つの第2デザインテンプレートを推奨テンプレートとして選択する段階;
前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージを生成した後、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージが一覧として含まれた選択インターフェースを構成して画面上に表示する段階;および、
前記選択インターフェースを介して、前記使用者から前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージのうち、第3デザインテンプレートに対するプレビューイメージの選択命令が印加されると、前記第3デザインテンプレートによるデザインが適用された前記UIコンポーネントを生成する段階;を含む
請求項6に記載の電子装置の動作方法。
【請求項8】
前記複数のUIコンポーネントの各々に対するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートには、各デザインテンプレートに対応する予め設定された埋め込み(embedding)ベクトル-前記埋め込みベクトルは、デザインテンプレート間のデザイン類似度に基づいて予め設定されたベクトルであって、デザインテンプレート間のデザインが互いに類似するほど、当該デザインテンプレートに対応する埋め込みベクトル間のベクトル類似度が大きい値に算出されるように設定されている-がさらに割り当てられており、
前記選択インターフェースを構成して画面上に表示する段階は、
前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートが推奨テンプレートとして選択されると、前記新規UIの開発開始命令が印加された時点から前記第1UIコンポーネントの生成命令が印加される前の時点まで、前記新規UIのためのUIコンポーネントが生成された履歴があるかを確認して、前記新規UIのためのUIコンポーネントとして少なくとも1つの第2UIコンポーネントが生成された履歴があることが確認されると、前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートを確認する段階;
前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートの埋め込みベクトルと前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートの埋め込みベクトルとに基づいて、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートのそれぞれに対して、前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートとのベクトル類似度に対する平均を計算する段階;および、
前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージを生成した後、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートのそれぞれに対して算出された平均が大きい順序で、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージが予め設定された方向に並んだ形態の一覧を有する前記選択インターフェースを構成して画面上に表示する段階;を含む
請求項7に記載の電子装置の動作方法。
【請求項9】
前記使用者により、前記新規UIを構成するUIコンポーネントの生成が進められた結果、少なくとも1つの第3UIコンポーネントの生成が完了した状態で、前記使用者から前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに適用されているデザインテンプレートに対する一括自動変更要請命令が受信されると、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに対して推奨テンプレートとして選択された少なくとも1つのデザインテンプレートを確認した後、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに適用されているデザインテンプレートを、各コンポーネントに対して推奨テンプレートとして選択された少なくとも1つのデザインテンプレートのいずれか1つのデザインテンプレートにランダムに変更することにより、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートに対する一括自動変更処理を完了する段階をさらに含む
請求項7に記載の電子装置の動作方法。
【請求項10】
前記質疑メッセージを画面上に表示する段階は、
予め設定された使用者認証サーバ-前記使用者認証サーバは、前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であると予め指定された、複数の有料使用者それぞれのパスワードと各有料使用者に対して事前に発行された個人キーに対応する公開キーが保存された使用者データベースを含んでいる-と事前に共有している、p(pは自然数)個の異なるハッシュ関数-前記p個のハッシュ関数のそれぞれには、p以下の自然数で構成された異なる固有番号が割り当てられている-が保存されているハッシュ関数貯蔵部を維持する段階;
前記使用者によって前記新規UIの開発開始命令が印加されると、前記質疑メッセージを画面上に表示する前に、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であるか否かを確認するための認証イベントを発生させる段階;
前記認証イベントが発生されると、前記使用者に対して事前に発行されたパスワードを入力するように要請する内容が含まれたメッセージを画面上に表示した後、前記使用者によって第1パスワードが入力されると、前記p個のハッシュ関数のいずれか一つの第1ハッシュ関数をランダムに選択した後、前記第1パスワードを前記第1ハッシュ関数に入力として印加して第1ハッシュ値を生成する段階;
前記第1ハッシュ関数に割り当てられている第1固有番号を確認し、前記第1固有番号を前記使用者に対して予め発行された第1個人キーで電子署名して第1電子署名値を生成した後、前記使用者認証サーバに、前記第1電子署名値と前記第1ハッシュ値とを送信しながら、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であるかどうかを確認するように要請する確認要請命令を送信する段階;および、
前記使用者認証サーバが、前記確認要請命令に対応して、前記使用者データベースに保存されている前記使用者に対する前記第1パスワードと第1公開キーを抽出し、前記第1電子署名値を前記第1公開キーで復号化することにより、前記第1固有番号を復元した後、前記p個のハッシュ関数のうち前記第1固有番号が割り当てられた前記第1ハッシュ関数に前記第1パスワードを入力として印加して生成したハッシュ値を、前記第1ハッシュ値と比較した結果、両ハッシュ値が互いに一致することを確認することにより、前記使用者認証サーバから、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であることが確認されたことを指示する応答が受信されると、前記質疑メッセージを画面上に表示する段階;を含む
請求項6に記載の電子装置の動作方法。
【請求項11】
請求項6ないし10のいずれかに記載の方法をコンピュータとの結合によって実行させるためのコンピュータプログラムを記録した
ことを特徴とするコンピュータ読取り可能記録媒体。
【請求項12】
請求項6ないし10のいずれかに記載の方法をコンピュータとの結合によって実行させるための記録媒体に保存された
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、開発対象UI(User Interface)の特性に基づいてUIコンポーネントに対するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置およびその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、UI(User Interface)を開発する使用者は、UI開発ツール(tool)を活用してUIを開発する際に、様々な機能を具現するために、ボタン、テキストインプット(input)ボックス、メニューバーなどのような様々なUIコンポーネント(component)を生成することが多い。
【0003】
これに関して、所定のUIを開発しようとする使用者は、当該UIが適用される産業分類や当該UIを活用するユーザーの職業または当該UIが適用されるターゲット製品に関連するプラットフォームを考慮して、前記UIを構成するUIコンポーネントに関するデザイン作業を行う必要がある。
【0004】
例えば、中小企業の知的財産権担当者のための知的財産権制度に関連するモバイルアプリケーションに対するUIを開発しようとする使用者は、知的財産権という産業分類と中小企業の知的財産権担当者という職業、およびモバイル端末器というプラットフォームに合わせて該当アプリケーションを構成するUIコンポーネントのデザイン作業を行う必要がある。
【0005】
しかし、UIを開発しようとする使用者がUIコンポーネントに関するデザイン作業に慣れていない場合、UIコンポーネントのデザインを進める上で多くの困難が生じる可能性があり得る。
【0006】
したがって、UI開発者が開発しようとするUIの産業分類、該当UIを使用するユーザーの職業、および該当UIが適用されるターゲット製品に関連するプラットフォームを考慮して、UI開発者にUIを構成する各コンポーネントに対する適したデザインテンプレートを推奨することで、UI開発者がより簡単に自分が望む方向のUIを開発できるように支援する技術に関する研究が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、UI開発者が開発しようとするUIの産業分類、当該UIを使用するユーザーの職業、および当該UIが適用されるターゲット製品に関連するプラットフォームを考慮し、UI開発者にUIを構成する各コンポーネントに対する適切なデザインテンプレートを推奨することで、UI開発者がより簡単に自分が望む方向のUIを開発できるように支援する技術を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態による開発対象UI(User Interface)の特性に基づいてUIコンポーネントに対するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置は、予め指定された複数の産業分類のそれぞれに対応する産業分類コードが記録された第1テーブル、予め指定された複数の職業にそれぞれ対応する職業コードが記録された第2テーブル、およびUI(User Interface)開発の対象となるターゲット製品に関する予め指定された複数のプラットフォームそれぞれに対応するプラットフォームコードが記録された第3テーブルが保存されているテーブル保存部、前記UI開発ツールから支援されるように予め設定された複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセット-前記複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセットは、各UIコンポーネントを表現するための予め作製された複数のデザインテンプレートから構成されたセットを意味するもので、前記複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートには、前記複数の産業分類、前記複数の職業、および前記複数のプラットフォームのそれぞれから、各デザインテンプレートにマッチングされるように予め指定された、少なくとも1つの産業分類に対する産業分類コード、少なくとも1つの職業に対する職業コード、および少なくとも1つのプラットフォームに対するプラットフォームコードが事前割り当てられている-が保存されているテンプレート保存部、前記電子装置で前記UI開発ツールが実行された後、新規UIを開発しようとする使用者により、前記新規UIの開発開始命令が印加されると、前記複数の産業分類、前記複数の職業、および前記複数のプラットフォームの中から、前記新規UIにマッチングされる産業分類、前記新規UIにマッチングされるターゲットユーザーの職業、および前記新規UIにマッチングされるターゲット製品のプラットフォームを選択することを問い合わせる質疑メッセージを画面上に表示する質疑メッセージ表示部、前記使用者から、前記質疑メッセージに対する応答として、前記新規UIにマッチングされる第1産業分類、前記新規UIにマッチングされる第1職業および前記新規UIにマッチングされる第1プラットフォームに対する選択命令が受信されると、前記テーブル保存部に保存された前記第1テーブル、前記第2テーブル、および前記第3テーブルを参照して、前記第1産業分類に対応する第1産業分類コード、前記第1職業に対応する第1職業コード、および前記第1プラットフォームに対応する第1プラットフォームコードを確認するコード確認部、および前記第1産業分類コード、前記第1職業コードおよび前記第1プラットフォームコードの確認が完了した後、前記使用者により前記複数のUIコンポーネントのうちいずれか1つのUIコンポーネントに対する生成命令が印加される度に、前記テンプレート保存部を参照して、前記いずれか一つのUIコンポーネントに対応するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートのうち、前記第1産業分類コード、前記第1職業コードおよび前記第1プラットフォームコードに基づいて少なくとも1つのデザインテンプレートを推奨テンプレートと選択して画面上に一覧として表示した後、前記使用者によりいずれか一つのデザインテンプレートに対する選択命令が印加されると、前記いずれか一つのデザインテンプレートが適用されたUIコンポーネントを生成する生成部を含む。
【0009】
また、本発明の一実施形態による開発対象UIの特性に基づいてUIコンポーネントに対するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置の動作方法は、予め指定された複数の産業分類のそれぞれに対応する産業分類コードが記録された第1テーブル、予め指定された複数の職業にそれぞれ対応する職業コードが記録された第2テーブル、およびUI(User Interface)開発の対象となるターゲット製品に関する予め指定された複数のプラットフォームの各々に対応するプラットフォームコードが記録された第3テーブルが保存されているテーブル保存部を維持する段階、前記UI開発ツールから支援されるように予め設定された複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセット-前記複数のUIコンポーネントの各々に対するテンプレートセットは、各UIコンポーネントを表現するための予め作製された複数のデザインテンプレートから構成されたセットを意味するものであり、前記複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートには、前記複数の産業分類、前記複数の職業、および前記複数のプラットフォームのそれぞれから、各デザインテンプレートにマッチングするように予め指定された、少なくとも1つの産業分類に対する産業分類コード、少なくとも1つの職業に対する職業コードおよび少なくとも1つのプラットフォームに対するプラットフォームコードが事前に割り当てられている-が保存されているテンプレート貯蔵部を維持する段階、前記電子装置で前記UI開発ツールが実行された後、新規UIを開発しようとする使用者によって、前記新規UIの開発開始命令が印加されると、前記複数の産業分類、前記複数の職業、および前記複数のプラットフォームの中から、前記新規UIにマッチングされる産業分類、前記新規UIにマッチングされるターゲットユーザーの職業および、前記新規UIにマッチングされるターゲット製品のプラットフォームを選択することを問い合わせる質疑メッセージを画面上に表示する段階、前記使用者から、前記質疑メッセージに対する応答として、前記新規UIにマッチングされる第1産業分類、前記新規UIにマッチングされる第1職業、および前記新規UIにマッチングされる第1プラットフォームに対する選択命令が受信されると、前記テーブル保存部に保存された前記第1テーブル、前記第2テーブルおよび前記第3テーブルを参照して、前記第1産業分類に対応する第1産業分類コード、前記第1職業に対応する第1職業コード、および前記第1プラットフォームに対応する第1プラットフォームコードを確認する段階、および前記第1産業分類コード、前記第1職業コード、および前記第1プラットフォームコードの確認が完了した後、前記使用者によって前記複数のUIコンポーネントのうちいずれか1つのUIコンポーネントに対する生成命令が印加される度に前記テンプレート保存部を参照して、前記いずれか1つのUIコンポーネントに対応するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートのうち、前記第1産業分類コード、前記第1職業コードおよび前記第1プラットフォームコードに基づいて、少なくとも1つのデザインテンプレートを推奨テンプレートとして選択して画面上に一覧として表示した後、前記使用者によっていずれか一つのデザインテンプレートに対する選択命令が印加されると、前記いずれか一つのデザインテンプレートが適用されたUIコンポーネントを生成する段階を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、UI開発者が開発しようとするUIの産業分類、当該UIを使用するユーザーの職業、および当該UIが適用されるターゲット製品に関連するプラットフォームを考慮して、UI開発者にUIを構成する各コンポーネントに対する適切なデザインテンプレートを推奨することで、UI開発者がより簡単に自分が望む方向のUIを開発できるように支援する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施形態による開発対象UI(User Interface)の特性に基づいてUIコンポーネントに対するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置に関する構造を示す図である。
図2】本発明の一実施形態による開発対象UIの特性に基づいてUIコンポーネントに対するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置の動作を説明するための図である。
図3】本発明の一実施形態による開発対象UIの特性に基づいてUIコンポーネントに対するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置の動作方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下では、本発明に係る実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。このような説明は、本発明を特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、本発明の精神および技術の範囲に含まれる全ての変更、均等物ないし代替物を含む。各図面を説明する際に、同様の参照符号を同様の構成要素に対して使用し、他に定義されない限り、技術的または科学的な用語を含めて本明細書上で使用される全ての用語は、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を持っている。
【0013】
本明細書において、ある部分がある構成要素を「含む」という場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。また、本発明の様々な実施形態において、各構成要素、機能ブロック、または手段は、1またはそれ以上の下部構成要素から構成されてもよく、各構成要素が行う電気、電子、機械的機能は、電子回路、集積回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの公知の様々な素子または機械的要素で具現されることができ、それぞれ別個に具現されるか、2以上が1つに統合されて具現されてもよい。
【0014】
一方、添付のブロック図のブロックやフローチャートの段階は、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータ、携帯用ノートパソコン、ネットワークコンピュータなどのデータプロセッシングが可能な装備のプロセッサやメモリに搭載されて指定された機能を行うコンピュータプログラム命令(instructions)を意味するものと解釈されることができる。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ装置に備えられたメモリまたはコンピュータで読み取り可能なメモリに保存されることができるため、ブロック図のブロックまたはフローチャートの段階で説明された機能は、それを行う命令手段を内包する製造物として生産されてもよい。また、各ブロックまたは各段階は、特定の論理的機能を行うための1以上の実行可能な命令を含むモジュール、セグメント、またはコードの一部を表すことができる。また、いくつかの代替可能な実施形態では、ブロックまたは段階で言及された機能が、決められた順序とは異なって実行されることも可能である。例えば、連続して図示されている2つのブロックまたは段階は、実質的に同時に実行されてもよく、逆順で実行されてもよく、場合によっては一部のブロックまたは段階が省略されたままで実行されてもよい。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態による開発対象UI(User Interface)の特性に基づいてUIコンポーネントに対するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置の構造を示す図である。
【0016】
図1を参照すると、本発明に係る電子装置110は、テーブル保存部111、テンプレート保存部112、質疑メッセージ表示部113、コード確認部114および生成部115を含む。
【0017】
テーブル保存部111には、予め指定された複数の産業分類のそれぞれに対応する産業分類コードが記録された第1テーブル、予め指定された複数の職業にそれぞれ対応する職業コードが記録された第2テーブル、およびUI(User Interface)開発の対象となるターゲット製品に関連する予め指定された複数のプラットフォームのそれぞれに対応するプラットフォームコードが記録された第3テーブルが保存されている。
【0018】
例えば、テーブル保存部111には、下記の表1のような第1テーブル、下記の表2のような第2テーブル、および下記の表3のような第3テーブルが保存されていてもよい。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
テンプレート保存部112には、前記UI開発ツールで支援されるように予め設定された複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセットが保存されている。
【0023】
ここで、前記複数のUIコンポーネントは、ボタン、テキストインプット(input)ボックス、メニューバーなどのようなUI開発ツールを介して使用者が作り出せるコンポーネントを意味する。
【0024】
そして、前記複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセットは、各UIコンポーネントを表現するために予め作製された複数のデザインテンプレートから構成されたセットを意味する。
【0025】
たとえば、「ボタン」というUIコンポーネントが存在する場合、「ボタン」に関するテンプレートセットは、UI上で「ボタン」というUIコンポーネントを表現するために事前に作製された複数のデザインテンプレートから構成されたセットを意味することができる。例えば、「ボタン」に関するテンプレートセットは、「丸い形状のテンプレート」、「四角形のテンプレート」、「菱形のテンプレート」などのデザインテンプレートで構成されてもよい。
【0026】
この際、前記複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートには、前記複数の産業分類、前記複数の職業、および前記複数のプラットフォームのそれぞれから、各デザインテンプレートにマッチングされるように予め指定された、少なくとも1つの産業分類に対する産業分類コード、少なくとも1つの職業に対する職業コード、および少なくとも1つのプラットフォームに対するプラットフォームコードが予め割り当てられていてもよい。
【0027】
例えば、「ボタン」というUIコンポーネントに対するテンプレートセットに「丸い形状のテンプレート」というデザインテンプレートが存在するという場合、この「丸い形状のテンプレート」については、前記表1のような複数の産業分類のうち「丸い形状のテンプレート」にマッチングされるものと予め指定された、「法律分野」に対応する「産業分類コード1」が割り当てられていてもよく、前記表2のような複数の職業のうち「丸い形状のテンプレート」にマッチングされるものと予め指定された、「法律/行政専門職」に対応する「職業コード3」が割り当てられていてもよく、前記表3のような複数のプラットフォームのうち「丸い形状のテンプレート」にマッチングされるものとして事前に指定された、「モバイル端末機」に対応する「プラットフォームコード2」が割り当てられていてもよい。
【0028】
このように、テーブル保存部111に前記第1、第2、第3テーブルが保存されており、テンプレート保存部112に複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセットが保存されている状況で、電子装置110で前記UI開発ツールが実行された後、新規UIを開発しようとする使用者により、前記新規UIの開発開始命令が印加されると、質疑メッセージ表示部113は、前記複数の産業分類、前記複数の職業および前記複数のプラットフォームの中から、前記新規UIにマッチングされる産業分類、前記新規UIにマッチングされるターゲットユーザーの職業、および前記新規UIにマッチングされるターゲット製品のプラットフォームを選択することを問い合わせる質疑メッセージを画面上に表示する。
【0029】
このように、前記質疑メッセージが画面上に表示されると、前記使用者は、自分の開発したい新規UIが適用される産業分類、前記新規UIを使用すると予想されるユーザーの職業、および前記新規UIが適用されるターゲット製品に関連するプラットフォームに対する選択命令を電子装置110に印加することができる。
【0030】
これに関して、前記使用者から、前記質疑メッセージに対する応答として、電子装置110上に、前記新規UIにマッチングされる第1産業分類、前記新規UIにマッチングされる第1職業、および前記新規UIにマッチングされる第1プラットフォームに対する選択命令が受信されると、コード確認部114は、テーブル保存部111に保存された前記第1テーブル、前記第2テーブル、および前記第3テーブルを参照して、前記第1産業分類に対応する前記第1産業分類コード、前記第1職業に対応する第1職業コード、および前記第1プラットフォームに対応する第1プラットフォームコードを確認する。
【0031】
生成部115は、前記第1産業分類コード、前記第1職業コード、および前記第1プラットフォームコードの確認が完了した後、前記使用者によって前記複数のUIコンポーネントのうちいずれか1つのUIコンポーネントに対する生成命令が印加される度に、テンプレート保存部112を参照して、前記いずれか一つのUIコンポーネントに対応するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートのうち、前記第1産業分類コード、前記第1職業コード、および前記第1プラットフォームコードに基づいて、少なくとも1つのデザインテンプレートを推奨テンプレートとして選択して画面上に一覧として表示した後、前記使用者によっていずれか一つのデザインテンプレートに対する選択命令が印加されると、前記いずれか一つのデザインテンプレートが適用されたUIコンポーネントを生成する。
【0032】
この際、本発明の一実施形態によれば、生成部115は、テンプレート確認部116、選択部117、目録表示部118、および生成処理部119を含んでもよい。
【0033】
テンプレート確認部116は、前記使用者によって前記複数のUIコンポーネントのうち第1UIコンポーネントに対する生成命令が印加された場合、テンプレート保存部112を参照して、前記第1UIコンポーネントに対応する第1テンプレートセットに含まれた複数の第1デザインテンプレートを確認する。
【0034】
選択部117は、前記複数の第1デザインテンプレートのうち、前記第1産業分類コード、前記第1職業コード、および前記第1プラットフォームコードがいずれも割り当てられている少なくとも1つの第2デザインテンプレートを推奨テンプレートとして選択する。
【0035】
例えば、前記第1UIコンポーネントを「ボタン」に該当するUIコンポーネントとし、前記第1産業分類コードを前記表1における「産業分類コード1」、前記第1職業コードを前記表2における「職業コード3」、前記第1プラットフォームコードを前記表3における「プラットフォームコード2」とする場合、選択部117は、テンプレート保存部112に保存されている「ボタン」という前記第1UIコンポーネントに対する第1テンプレートセットに含まれた複数の第1デザインテンプレートのうち、「産業分類コード1」、「職業コード3」、「プラットフォームコード2」が割り当てられている少なくとも1つの第2デザインテンプレートを推奨テンプレートとして選択することができる。
【0036】
目録表示部118は、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージを生成した後、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージが一覧として含まれた選択インターフェースを構成して画面上に表示する。
【0037】
この際、本発明の一実施形態によれば、前記複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートには、各デザインテンプレートに対応する予め設定された埋め込み(embedding)ベクトルがさらに割り当てられていてもよい。
【0038】
ここで、前記埋め込みベクトルは、デザインテンプレート間のデザイン類似度に基づいて予め設定されたベクトルであり、デザインテンプレート間のデザインが互いに類似するほど、当該デザインテンプレートに対応する埋め込みベクトル間のベクトル類似度が大きい値に算出されるように設定されていてもよい。例えば、デザインテンプレート1、デザインテンプレート2、デザインテンプレート3が存在するとしたとき、デザインテンプレート1とデザインテンプレート2との間のデザイン類似度が高い場合、デザインテンプレート1とデザインテンプレート2との間の埋め込みベクトルのベクトル類似度は大きい値として算出されるように予め設定されていてもよく、デザインテンプレート1とデザインテンプレート3との間のデザイン類似度が低い場合、デザインテンプレート1とデザインテンプレート3との間の埋め込みベクトルのベクトル類似度は低い値に算出されるように予め設定されていてもよい。このようなデザインテンプレートに対する埋め込みベクトルは、各デザインテンプレート間のデザイン類似度に応じて、開発者によって事前に設定されたベクトルであり、CBOW(Continuous Bag-of-Words)アルゴリズムなどのような機械学習モデルに基づいて事前に設定されてもよい。
【0039】
この際、本発明の一実施形態によれば、目録表示部118は、履歴確認部120、平均算出部121、および表示処理部121を含んでもよい。
【0040】
履歴確認部120は、選択部117を介して、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートが推奨テンプレートとして選択されると、前記新規UIの開発開始命令が印加された時点から前記第1UIコンポーネントの生成命令が印加される前の時点まで、前記新規UIのためのUIコンポーネントが生成された履歴があるかを確認して、前記新規UIのためのUIコンポーネントとして少なくとも1つの第2UIコンポーネントが生成された履歴があると確認されると、前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートを確認する。
【0041】
平均算出部121は、前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートの埋め込みベクトルと、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートの埋め込みベクトルとに基づいて、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートのそれぞれに対して、前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートとのベクトル類似度に対する平均を算出する。
【0042】
目録表示処理部122は、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージを生成した後、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートのそれぞれに対して算出された平均が大きい順で、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージが予め設定された方向に並んだ形態の一覧を有する前記選択インターフェースを構成して画面上に表示する。
【0043】
以下では、履歴確認部120、平均算出部121、および目録表示処理部122の動作を例として詳細に説明する。
【0044】
まず、前記使用者により前記第1UIコンポーネントである「ボタン」というUIコンポーネントの生成命令が印加されたとする場合、履歴確認部120は、前記使用者によって前記新規UIの開発開始命令が印加された時点から、前記第1UIコンポーネントである「ボタン」というUIコンポーネントの生成命令が印加される前の時点まで、既に前記新規UIのためのUIコンポーネントが生成された履歴があるかを確認することができる。
【0045】
その結果、前記新規UIのためのUIコンポーネントで、「テキストインプットボックス」、「メニューバー」などの少なくとも1つの第2UIコンポーネントが既に生成された履歴があると確認された場合、履歴確認部120は、前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントである「テキストインプットボックス」、「メニューバー」のそれぞれに適用されたデザインテンプレートを確認することができる。
【0046】
それに関連して、前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントである「テキストインプットボックス」、「メニューバー」のそれぞれに適用されたデザインテンプレートとして、「デザインテンプレートA」、「デザインテンプレートB」が適用されていることが確認されていると仮定する。
【0047】
そうすると、平均算出部121は、前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートである「デザインテンプレートA」、「デザインテンプレートB」の埋め込みベクトルと、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートの埋め込みベクトルとに基づいて、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートのそれぞれについて、「デザインテンプレートA」、「デザインテンプレートB」とのベクトル類似度の平均を算出することができる。
【0048】
それに関連して、前記第1UIコンポーネントに対して推奨された前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートが「デザインテンプレート1」、「デザインテンプレート2」、「デザインテンプレート3」であると仮定した場合、平均算出部121は、「デザインテンプレートA」、「デザインテンプレートB」のそれぞれの埋め込みベクトルと、「デザインテンプレート1」、「デザインテンプレート2」、「デザインテンプレート3」のそれぞれの埋め込みベクトルとに基づいて、「デザインテンプレート1」、「デザインテンプレート2」、「デザインテンプレート3」のそれぞれに対して、「デザインテンプレートA」、「デザインテンプレートB」とのベクトル類似度に対する平均を算出することができる。
【0049】
具体的には、平均算出部121は、「デザインテンプレート1」に対して、「デザインテンプレートA」とのベクトル類似度、「デザインテンプレートB」とのベクトル類似度の和を2で割ることにより、「デザインテンプレート1」に対する平均を算出することができ、「デザインテンプレート2」に対して、「デザインテンプレートA」とのベクトル類似度、「デザインテンプレートB」とのベクトル類似度の和を2で割ることにより、「デザインテンプレート2」に対する平均を算出することができ、「デザインテンプレート3」に対して、「デザインテンプレートA」とのベクトル類似度、「デザインテンプレートB」とのベクトル類似度の和を2で割ることによって「デザインテンプレート3」に対する平均を算出することができる。
【0050】
その後、目録表示処理部122は、「デザインテンプレート1」、「デザインテンプレート2」、「デザインテンプレート3」に対するプレビューイメージを生成した後、「デザインテンプレート1」、「デザインテンプレート2」、「デザインテンプレート3」のそれぞれについて算出された平均が大きい順で、「デザインテンプレート1」、「デザインテンプレート2」、「デザインテンプレート3」に対するプレビューイメージが、予め設定された方向に並んだ形式の一覧を有する選択インターフェースを構成して画面上に表示することができる。
【0051】
関連して、「デザインテンプレート1」、「デザインテンプレート2」、「デザインテンプレート3」の順で平均が大きく算出され、前記予め設定された方向が縦方向である場合、目録表示処理部122は、図2に示すように、「デザインテンプレート1」のプレビュー画面211、「デザインテンプレート2」のプレビュー画面212、「デザインテンプレート3」のプレビュー画面213が縦方向に順次に並んだ形態の一覧を有する選択インターフェース210を構成して画面上に表示することができる。
【0052】
すなわち、本発明に係る電子装置110は、使用者によって所定の第1UIコンポーネントに対する生成命令が印加される場合、開発しようとする新規UIの産業分類、ターゲットユーザーの職業、ターゲットプラットフォームを考慮して、前記第1UIコンポーネントに対するデザインテンプレートを推奨する選択インターフェースを生成して画面上に表示するが、前記新規UIに関して既に生成完了したUIコンポーネントが存在する場合、このUIコンポーネントに適用されたテンプレートデザインを考慮して、類似なデザインを有する推奨テンプレートデザインが優先的に前記選択インターフェース上に並んで表示されるようにすることで、前記使用者が既に生成済みのUIコンポーネントに適用されたデザインと類似なデザインのテンプレートを選択するように導くことができる。
【0053】
このように、目録表示部118を介して、前記選択インターフェースが画面上に表示された後、前記使用者から、前記選択インターフェースを介して、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージのうち第3デザインテンプレートに対するプレビューイメージの選択命令が印加されると、生成処理部119は、前記第3デザインテンプレートによるデザインが適用された前記第1UIコンポーネントを生成する。
【0054】
関連して、前記第1UIコンポーネントが「ボタン」に該当するコンポーネントであり、使用者によって、前記選択インタフェースを介して「デザインテンプレート3」に対するプレビューイメージの選択命令が印加されたとする場合、生成処理部119は、「デザインテンプレート3」が適用された「ボタン」に関連するUIコンポーネントを生成することができる。
【0055】
本発明の一実施形態によれば、電子装置110は一括変更部123をさらに含んでもよい。
【0056】
一括変更部123は、前記使用者により、前記新規UIを構成するUIコンポーネントの生成が進行された結果、少なくとも1つの第3UIコンポーネントの生成が完了した状態で、前記使用者から前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに適用されているデザインテンプレートに対する一括自動変更要請命令が受信されると、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれについて推奨テンプレートとして選択された少なくとも1つのデザインテンプレートを確認した後、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントの各々に適用されているデザインテンプレートを、各コンポーネントについて推奨テンプレートとして選択された少なくとも1つのデザインテンプレートのいずれか1つのデザインテンプレートにランダムに変更することにより、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートに対する一括自動変更処理を完了する。
【0057】
例えば、前記使用者によって前記新規UIを構成するUIコンポーネントに対する生成が進められた結果、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントとして、「テキストインプットボックス」、「メニューバー」、「ボタン」という3つのUIコンポーネントの生成が完了した状態であると仮定する。
【0058】
この際、前記使用者から、「テキストインプットボックス」、「メニューバー」、「ボタン」という3つのUIコンポーネントに対するデザインテンプレートの一括自動命令が受信されると、一括変更部123は、「テキストインプットボックス」、「メニューバー」、「ボタン」という3つのUIコンポーネントのそれぞれに対して推奨テンプレートとして選択された少なくとも1つのデザインテンプレートを確認した後、「テキストインプットボックス」、「メニューバー」、「ボタン」という3つのUIコンポーネントのそれぞれに対して現在適用されているデザインテンプレートを、「テキストインプットボックス」、「メニューバー」、「ボタン」という3つのUIコンポーネントのそれぞれに対して推奨テンプレートとして選択された少なくとも1つのデザインテンプレートのいずれか一つのデザインテンプレートにランダムに変更することができる。
【0059】
関連して、「テキストインプットボックス」については選択部117を介して、「デザインテンプレート1、デザインテンプレート2」が推奨され、「メニューバー」については選択部117を介して、「デザインテンプレート3、デザインテンプレート4」が推奨され、「ボタン」については選択部117を介して、「デザインテンプレート5、デザインテンプレート6」が推奨されたと仮定する。そして、「テキストインプットボックス」については生成処理部119を介して、「デザインテンプレート1」が現在適用されており、「メニューバー」については生成処理部119を介して、「デザインテンプレート3」が現在適用されており、「ボタン」については、生成処理部119を介して、「デザインテンプレート6」が現在適用されている状況であると仮定する。
【0060】
このような状況において、使用者によって、「テキストインプットボックス」、「メニューバー」、「ボタン」に適用されているデザインテンプレートに対する一括自動変更命令が受信されると、一括変更部123は「テキストインプットボックス」に対して適用されている「デザインテンプレート1」を、既に推奨されている「デザインテンプレート1、デザインテンプレート2」のいずれか一つのデザインテンプレートにランダムに変更し、「メニューバー」に対して適用されている「デザインテンプレート3」を、既に推奨されている「デザインテンプレート3、デザインテンプレート4」のいずれか一つのデザインテンプレートにランダムに変更し、「ボタン」に対して適用されている「デザインテンプレート6」を、既に推奨されている「デザインテンプレート5、デザインテンプレート6」のいずれか一つのデザインテンプレートにランダムに変更することができる。
【0061】
本発明の一実施形態によれば、電子装置110は、予め指定された有料使用者のみ本発明に係る前記UI開発ツールを使用できるようにするための構成をさらに含んでもよい。
【0062】
これに関して、質疑メッセージ表示部113は、ハッシュ関数貯蔵部124、認証イベント発生部125、ハッシュ値生成部126、確認要請部127、および認証処理部128を含んでもよい。
【0063】
ハッシュ関数貯蔵部124には、予め設定された使用者認証サーバ10と事前に共有している、p(pは自然数)個の異するハッシュ関数(前記p個のハッシュ関数のそれぞれには、p以下の自然数で構成された異なる固有番号が割り当てられている)が保存されている。
【0064】
ここで、使用者認証サーバ10は、前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であると予め指定された、複数の有料使用者それぞれのパスワードと各有料使用者に対して予め発行された個人キーに対応する公開キーが保存された使用者データベースを含んでいることがあり得る。
【0065】
関連して、使用者認証サーバ10は、下記の表4のような使用者データベースを含んでもよい。
【0066】
【表4】
【0067】
このような状況において、pを「6」とする場合、ハッシュ関数貯蔵部124には、下記の表5のような「6」個の異なるハッシュ関数が保存されていてもよい。
【0068】
【表5】
【0069】
認証イベント発生部125は、前記使用者によって前記新規UIの開発開始命令が印加されると、前記質疑メッセージを画面上に表示する前に、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であるか否かを確認するための認証イベントを発生させる。
【0070】
ハッシュ値生成部126は、前記認証イベントが発生すると、前記使用者に対して事前に発行されたパスワードを入力するように要請する内容が含まれたメッセージを画面上に表示した後、前記使用者により第1パスワードが入力されると、前記p個のハッシュ関数のうちいずれか1つである第1ハッシュ関数をランダムに選択した後、前記第1パスワードを前記第1ハッシュ関数に入力として印加して第1ハッシュ値を生成する。
【0071】
関連して、前記使用者を「使用者2」といい、「使用者2」から、「使用者2」に対して予め発行されたパスワードである「パスワード2」が入力されると、ハッシュ値生成部126は、前記表5のようなハッシュ関数のいずれか一つである第1ハッシュ関数を「ハッシュ関数3」のようにランダムに選択した後、「パスワード2」を「ハッシュ関数3」に入力として印加して、第1ハッシュ値を生成することができる。
【0072】
確認要請部127は、前記第1ハッシュ関数に割り当てられている第1固有番号を確認し、前記第1固有番号を前記使用者に対して予め発行された第1個人キーで電子署名して第1電子署名値を生成した後、前記使用者認証サーバに、前記第1電子署名値と前記第1ハッシュ値を送信しながら、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であるか否かを確認するように要請する確認要請命令を転送する。
【0073】
関連して、上述したように、前記使用者を「使用者2」とし、前記第1ハッシュ関数を「ハッシュ関数3」とした場合、確認要請部127は「ハッシュ関数3」に割り当てられている固有番号である「3」を「使用者2」に対して事前に発行された第1個人キーである「個人キー2」(ここで、「個人キー2」は「使用者2」に対する公開キーである「公開キー2」に対応する個人キーである)で電子署名して第1電子署名値を生成することができる。その後、確認要請部127は、使用者認証サーバ10に、前記第1電子署名値と前記第1ハッシュ値を送信しながら、「使用者2」が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であるかどうかを確認することを要請する確認要請命令を送信することができる。
【0074】
このように、電子装置110から使用者認証サーバ10に、前記第1電子署名値と前記第1ハッシュ値が送信され、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であるか否かを確認することを要請する確認要請命令が送信されると、使用者認証サーバ10は、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であるかに対する確認過程を行うことができる。
【0075】
具体的には、使用者認証サーバ10は、前記使用者データベースに保存されている前記使用者に対する前記第1パスワードと第1公開キーを抽出し、前記第1電子署名値を前記第1公開キーに復号化することにより、前記第1固有番号を復元した後、前記p個のハッシュ関数のうち、前記第1固有番号が割り当てられた前記第1ハッシュ関数に前記第1パスワードを入力として印加して生成したハッシュ値を、前記第1ハッシュ値と比較して、両ハッシュ値が互いに一致することが確認された場合、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であると確認することができる。
【0076】
関連して、前述の例のように、前記使用者を「使用者2」とし、電子装置110から使用者認証サーバ10に前記第1電子署名値と前記第1ハッシュ値が受信されたと仮定する。
【0077】
そうすると、使用者認証サーバ10は、前記表4のような使用者データベースから「使用者2」に対して保存されている「パスワード2」と「公開キー2」を抽出し、前記第1電子署名値を「公開キー2」に復号化することにより、「3」という固有番号を復元することができる。
【0078】
その後、使用者認証サーバ10は、前記表5のようなハッシュ関数から「3」という固有番号が割り当てられた「ハッシュ関数3」を抽出し、「ハッシュ関数3」に「パスワード2」を入力として印加してハッシュ値を生成した後、このハッシュ値と電子装置110から受信した前記第1ハッシュ値とを比較し、両ハッシュ値が互いに一致すると確認される場合、「使用者2」が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であると確認することができ、「使用者2」が有料使用者であると確認されると、電子装置110に「使用者2」が有料使用者であると確認されたことを指示する応答を送信することができる。
【0079】
このように、使用者認証サーバ10から電子装置110に、使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であると確認されたことを指示する応答が受信されると、認証処理部128は、前記使用者に、前記新規UIにマッチングされる産業分類、職業、プラットフォームを選択することを問い合わせる質疑メッセージを画面上に表示することができる。
【0080】
図3は、本発明の一実施形態による開発対象UIの特性に基づいてUIコンポーネントに対するテンプレートを推奨できるUI開発ツールが搭載された電子装置の動作方法を示すフローチャートである。
【0081】
段階S310において、予め指定された複数の産業分類のそれぞれに対応する産業分類コードが記録された第1テーブル、予め指定された複数の職業のそれぞれに対応する職業コードが記録された第2テーブル、およびUI開発の対象となるターゲット製品に関連する予め指定された複数のプラットフォームに対応するプラットフォームコードが記録された第3テーブルが保存されているテーブル保存部を保持する。
【0082】
段階S320において、前記UI開発ツールで支援されるように予め設定された複数のUIコンポーネントの各々に対するテンプレートセット(前記複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセットは、各UIコンポーネントを表現するための予め作製された複数のデザインテンプレートから構成されたセットを意味するもので、前記複数のUIコンポーネントの各々に対するテンプレートセットに含まれたデザインテンプレートには、前記複数の産業分類、前記複数の職業、および前記複数のプラットフォームのそれぞれから、各デザインテンプレートにマッチングされるように予め指定された、少なくとも1つの産業分類に対する産業分類コード、少なくとも1つの職業に対する職業コード、および少なくとも1つのプラットフォームに対するプラットフォームコードが予め割り当てられている)が保存されているテンプレート保存部を維持する。
【0083】
段階S330において、前記電子装置で前記UI開発ツールが実行された後、新規UIを開発しようとする使用者により、前記新規UIの開発開始命令が印加されると、前記複数の産業分類、前記複数の職業、および前記複数のプラットフォームの中から、前記新規UIにマッチングされる産業分類、前記新規UIにマッチングされるターゲットユーザーの職業、および前記新規UIにマッチングされるターゲット製品のプラットフォームを選択するように問い合わせる質疑メッセージを画面上に表示する。
【0084】
段階S340において、前記使用者から、前記質疑メッセージに対する応答として、前記新規UIにマッチングされる第1産業分類、前記新規UIにマッチングされる第1職業、および前記新規UIにマッチングされる第1プラットフォームに対する選択命令が受信されると、前記テーブル保存部に保存された前記第1テーブル、前記第2テーブルおよび前記第3テーブルを参照して、前記第1産業分類に対応する第1産業分類コード、前記第1職業に対応する第1職業コードおよび前記第1プラットフォームに対応する第1プラットフォームコードを確認する。
【0085】
段階S350において、前記第1産業分類コード、前記第1職業コード、および前記第1プラットフォームコードの確認が完了した後、前記使用者によって前記複数のUIコンポーネントのうちいずれか1つのUIコンポーネントに対する生成命令が印加されるたびに、前記テンプレート保存部を参照して、前記いずれか一つのUIコンポーネントに対応するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートのうち、前記第1産業分類コード、前記第1職業コード、および前記第1プラットフォームコードに基づいて少なくとも1つのデザインテンプレートを推奨テンプレートとして選択し、画面上に一覧として表示した後、前記使用者によっていずれか一つのデザインテンプレートに対する選択命令が印加されると、前記いずれか一つのデザインテンプレートが適用されたUIコンポーネントを生成する。
【0086】
この際、本発明の一実施形態によれば、段階S350では、前記使用者によって前記複数のUIコンポーネントのうち第1UIコンポーネントに対する生成命令が印加された場合、前記テンプレート保存部を参照して、前記第1UIコンポーネントに対応する第1テンプレートセットに含まれた複数の第1デザインテンプレートを確認する段階、前記複数の第1デザインテンプレートのうち前記第1産業分類コード、前記第1職業コード、および前記第1プラットフォームコードがいずれも割り当てられている少なくとも1つの第2デザインテンプレートを推奨テンプレートとして選択する段階、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージを生成した後、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージが一覧として含まれた選択インターフェースを構成して画面上に表示する段階、および前記選択インターフェースを介して、前記使用者から前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージのうち第3デザインテンプレートに対するプレビューイメージの選択命令が印加されると、前記第3デザインテンプレートによるデザインが適用された前記第1UIコンポーネントを生成する段階を含んでもよい。
【0087】
この際、本発明の一実施形態によれば、前記電子装置の動作方法は、前記複数のUIコンポーネントのそれぞれに対するテンプレートセットに含まれた複数のデザインテンプレートには、各デザインテンプレートに対応する予め設定された埋め込みベクトル(前記埋め込みベクトルは、デザインテンプレート間のデザイン類似度に基づいて予め設定されたベクトルであり、デザインテンプレート間のデザインが互いに類似するほど、当該デザインテンプレートに対応する埋め込みベクトル間のベクトル類似度が大きい値に算出されるように設定されている)がさらに割り当てられていてもよい。
【0088】
この際、前記選択インターフェースを構成して画面上に表示する段階は、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートが推奨テンプレートと選択されると、前記新規UIの開発開始命令が印加された時点から前記第1UIコンポーネントの生成命令が印加される前の時点まで、前記新規UIのためのUIコンポーネントが生成された履歴があるかを確認して、前記新規UIのためのUIコンポーネントとして少なくとも1つの第2UIコンポーネントが生成された履歴があると確認されると、前記少なくとも少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートを確認する段階、前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートの埋め込みベクトルと前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートの埋め込みベクトルとに基づいて、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートのそれぞれに対して、前記少なくとも1つの第2UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートとのベクトル類似度に対する平均を計算する段階、および前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージを生成した後、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対して算出された平均が大きい順で、前記少なくとも1つの第2デザインテンプレートに対するプレビューイメージが予め設定された方向に並んだ形態の一覧を有する前記選択インターフェースを構成して画面上に表示する段階を含んでもよい。
【0089】
また、本発明の一実施形態によれば、前記電子装置の動作方法は、前記使用者により、前記新規UIを構成するUIコンポーネントの生成が進められた結果、少なくとも1つの第3UIコンポーネントの生成が完了した状態で、前記使用者から前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに適用されているデザインテンプレートに対する一括自動変更要請命令が受信されると、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに対して推奨テンプレートとして選択された少なくとも1つのデザインテンプレートを確認した後、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントの各々に適用されているデザインテンプレートを、各コンポーネントに対して推奨テンプレートとして選択された少なくとも1つのデザインテンプレートのいずれか一つのデザインテンプレートにランダムに変更することにより、前記少なくとも1つの第3UIコンポーネントのそれぞれに適用されたデザインテンプレートに対する一括自動変更処理を完了する段階をさらに含んでもよい。
【0090】
また、本発明の一実施形態によれば、段階S330では、予め設定された使用者認証サーバ(前記使用者認証サーバは、前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であると予め指定された、複数の有料使用者のそれぞれのパスワードと各有料使用者に対して事前に発行された個人キーに対応する公開キーが保存された使用者データベースを含んでいる)と事前に共有している、p(pは自然数)個の異なるハッシュ関数(前記p個のハッシュ関数の各々には、p以下の自然数で構成された異なる固有番号が割り当てられている)が保存されているハッシュ関数貯蔵部を維持する段階、前記使用者によって前記新規UIの開発開始命令が印加されると、前記質疑メッセージを画面上に表示する前に、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であるかどうかを確認するための認証イベントを発生させる段階、前記認証イベントが発生されると、前記使用者に対して事前に発行されたパスワードを入力することを要請する内容が含まれたメッセージを画面上に表示した後、前記使用者によって第1パスワードが入力されると、前記p個のハッシュ関数のいずれか一つである第1ハッシュ関数をランダムに選択した後、前記第1パスワードを前記第1ハッシュ関数に入力として印加して第1ハッシュ値を生成する段階、前記第1ハッシュ値に割り当てられている第1固有番号を確認し、前記第1固有番号を前記使用者に対して予め発行された第1個人キーで電子署名して第1電子署名値を生成した後、前記使用者認証サーバに、前記第1電子署名値と前記第1ハッシュ値を送信しながら、前記使用者が、前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であるか否かを確認することを要請する確認要請命令を送信する段階、および前記使用者認証サーバが、前記確認要請命令に対応して、前記使用者データベースに保存されている前記使用者に対する前記第1パスワードと第1公開キーを抽出し、前記第1電子署名値を前記第1公開キーで復号化することによって前記第1固有番号を復元した後、前記p個のハッシュ関数のうち前記第1固有番号が割り当てられた前記第1ハッシュ関数に前記第1パスワードを入力として印加して生成したハッシュ値を、前記第1ハッシュ値と比較した結果、両ハッシュ値が互いに一致することを確認することにより、前記使用者認証サーバから、前記使用者が前記UI開発ツールを利用できる有料使用者であることが確認されたことを指示する応答が受信されると、前記質疑メッセージを画面上に表示する段階を含んでもよい。
【0091】
以上、図3を参照して、本発明の一実施形態による電子装置の動作方法について説明した。ここで、本発明の一実施形態による電子装置の動作方法は、図1図2を用いて説明した電子装置110の動作に対する構成と対応することができるため、これについてのより詳細な説明は省略する。
【0092】
本発明の一実施形態による電子装置の動作方法は、コンピュータとの結合を介して実行するための記録媒体に保存されたコンピュータプログラムで具現されてもよい。
【0093】
また、本発明の一実施形態による電子装置の動作方法は、様々なコンピュータ手段を介して実行することができるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読取り可能媒体に記録されてもよい。前記コンピュータ読取り可能媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでもよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェアの当業者に公知の使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取り可能記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスク、および磁気テープなどのような磁気媒体(magnetic media)、CD-ROM、DVDなどの光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)などの磁気-光媒体(magneto-optical media)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例には、コンパイラによって作成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行されることができる高級言語コードを含む。
【0094】
以上のように、本発明では具体的な構成要素などの特定の事項と限定された実施形態および図面によって説明されたが、これは本発明のより全体的な理解を助けるために提供されたものであり、本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明が属する分野で通常の知識を有する者であれば、このような記載から様々な修正および変形が可能である。
【0095】
したがって、本発明の精神は、説明された実施形態に限定されてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等または等価的な変形がある全てのものは、本発明の思想の範囲に属すると言える。
【符号の説明】
【0096】
110 ・・・電子装置
111 ・・・テーブル保存部
112 ・・・テンプレート保存部
113 ・・・質疑メッセージ送信部
114 ・・・コード確認部
115 ・・・生成部
116 ・・・テンプレート確認部
117 ・・・選択部
118 ・・・目録表示部
119 ・・・生成処理部
120 ・・・履歴確認部
121 ・・・平均算出部
122 ・・・目録表示処理部
123 ・・・一括変更部
124 ・・・ハッシュ関数貯蔵部
125 ・・・認証イベント発生部
126 ・・・ハッシュ値生成部
127 ・・・確認要請部
128 ・・・認証処理部
10 ・・・使用者認証サーバー
図1
図2
図3