(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-25
(45)【発行日】2024-10-03
(54)【発明の名称】データ管理装置、データ管理プログラム及びデータ管理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/12 20230101AFI20240926BHJP
【FI】
G06Q40/12
(21)【出願番号】P 2020102343
(22)【出願日】2020-06-12
【審査請求日】2023-04-10
(73)【特許権者】
【識別番号】520132458
【氏名又は名称】株式会社アタックス・エッジ・コンサルティング
(74)【代理人】
【識別番号】110004222
【氏名又は名称】弁理士法人創光国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】酒井 悟史
(72)【発明者】
【氏名】新川 真代
【審査官】松田 岳士
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-040016(JP,A)
【文献】特開2008-198012(JP,A)
【文献】特開2018-128798(JP,A)
【文献】特開2018-077813(JP,A)
【文献】特開2018-160287(JP,A)
【文献】特開2018-136822(JP,A)
【文献】特開2003-186987(JP,A)
【文献】特開2013-065090(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
取引の内容を示す会計情報を取得する取得部と、
複数の前記会計情報を一以上のグループに分割するための、前記会計情報の少なくとも一部を示す分割条件
であって、一以上の前記グループそれぞれに対応する分割条件を受け付けて記憶部に記憶させる受付部と、
複数の前記会計情報それぞれが満たす前記分割条件に対応する前記グループに当該会計情報を含めることによって、複数の前記会計情報を一以上の前記グループに分割する分割部と、
前記記憶部に記憶された前記分割条件を用いて所定の期間における複数の前記会計情報を分割することによって生成された一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報
が示す前記取引の内容を表す情報又は当該取引の内容を用いて生成した情報を、前記分割条件と関連付けて出力する出力部と、
を有
し、
前記分割部は、複数の前記会計情報の中から、一以上の前記グループそれぞれに対応する前記分割条件をいずれも満たさない残存会計情報を特定し、
前記出力部は、前記残存会計情報が示す前記取引の内容を表す情報又は当該取引の内容を用いて生成した情報を出力する、
データ管理装置。
【請求項2】
前記取得部は、前記取引の分類を示す科目と、前記取引の内容を説明する摘要情報とを、前記取引ごとに関連付けた前記会計情報を取得し、
前記受付部は、前記科目及び前記摘要情報の少なくとも一方を示す前記分割条件を受け付ける、
請求項1に記載のデータ管理装置。
【請求項3】
前記受付部は、複数の前記グループに対応する複数の前記分割条件と、複数の前記分割条件を適用する順序とを受け付け、
前記分割部は、複数の前記会計情報に対して複数の前記分割条件を前記順序で適用することによって、複数の前記会計情報を複数の前記グループに分割する、
請求項
1又は
2に記載のデータ管理装置。
【請求項4】
前記出力部は、一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報が示す前記取引の金額の合計値と、一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報の件数との少なくとも一方を、前記会計情報に対応する情報として前記分割条件と関連付けて出力する、
請求項1から
3のいずれか一項に記載のデータ管理装置。
【請求項5】
前記出力部は、前記金額の合計値及び前記件数の少なくとも一方と、一以上の前記会計情報それぞれとを、切り替えて出力する、
請求項
4に記載のデータ管理装置。
【請求項6】
前記出力部は、第1期間に対して生成された一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報とともに、前記第1期間の次の第2期間に対して生成された一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報に対応する情報を、前記分割条件と関連付けて出力する、
請求項1から
5のいずれか一項に記載のデータ管理装置。
【請求項7】
プロセッサに、
取引の内容を示す会計情報を取得するステップと、
複数の前記会計情報を一以上のグループに分割するための、前記会計情報の少なくとも一部を示す分割条件
であって、一以上の前記グループそれぞれに対応する分割条件を受け付けるステップと、
複数の前記会計情報それぞれが満たす前記分割条件に対応する前記グループに当該会計情報を含めることによって、複数の前記会計情報を一以上の前記グループに分割するステップと、
前記分割条件を用いて所定の期間における複数の前記会計情報を分割することによって生成された一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報
が示す前記取引の内容を表す情報又は当該取引の内容を用いて生成した情報を、前記分割条件と関連付けて出力するステップと、
複数の前記会計情報の中から、一以上の前記グループそれぞれに対応する前記分割条件をいずれも満たさない残存会計情報を特定するステップと、
前記残存会計情報が示す前記取引の内容を表す情報又は当該取引の内容を用いて生成した情報を出力するステップと、
を実行させる、データ管理プログラム。
【請求項8】
プロセッサが実行する、
取引の内容を示す会計情報を取得するステップと、
複数の前記会計情報を一以上のグループに分割するための、前記会計情報の少なくとも一部を示す分割条件
であって、一以上の前記グループそれぞれに対応する分割条件を受け付けるステップと、
複数の前記会計情報それぞれが満たす前記分割条件に対応する前記グループに当該会計情報を含めることによって、複数の前記会計情報を一以上の前記グループに分割するステップと、
前記分割条件を用いて所定の期間における複数の前記会計情報を分割することによって生成された一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報
が示す前記取引の内容を表す情報又は当該取引の内容を用いて生成した情報を、前記分割条件と関連付けて出力するステップと、
複数の前記会計情報の中から、一以上の前記グループそれぞれに対応する前記分割条件をいずれも満たさない残存会計情報を特定するステップと、
前記残存会計情報が示す前記取引の内容を表す情報又は当該取引の内容を用いて生成した情報を出力するステップと、
を有する、データ管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会計に関するデータを管理するためのデータ管理装置、データ管理プログラム及びデータ管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
会計事務所や監査法人等における会計担当者は、取引に関する会計情報に関する問題を発見するための監査をする業務を行う。特許文献1には、会計担当者によって入力された条件を用いて取引のデータを抽出することによって、会計業務を支援するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
会計担当者は、監査対象の個人又は組織ごとに異なる様々な観点で会計情報に対する監査をする。また、会計担当者は、毎月、毎年等のタイミングで繰り返し監査をする。特許文献1に開示されたシステムでは、会計担当者が監査を行う度に多数の条件を1つずつ入力し、入力した条件ごとにデータを確認する必要があるため、効率が悪いという問題があった。
【0005】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、会計担当者が会計情報の監査をする効率を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様のデータ管理装置は、取引の内容を示す会計情報を取得する取得部と、複数の前記会計情報を一以上のグループに分割するための、前記会計情報の少なくとも一部を示す分割条件を受け付けて記憶部に記憶させる受付部と、前記記憶部に記憶された前記分割条件を用いて所定の期間における複数の前記会計情報を分割することによって生成された一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報に対応する情報を、前記分割条件と関連付けて出力する出力部と、を有する。
【0007】
前記取得部は、前記取引の分類を示す科目と、前記取引の内容を説明する摘要情報とを、前記取引ごとに関連付けた前記会計情報を取得し、前記受付部は、前記科目及び前記摘要情報の少なくとも一方を示す前記分割条件を受け付けてもよい。
【0008】
前記受付部は、一以上の前記グループそれぞれに対応する前記分割条件を受け付け、前記データ管理装置は、複数の前記会計情報それぞれが満たす前記分割条件に対応する前記グループに当該会計情報を含めることによって、複数の前記会計情報を一以上の前記グループに分割する分割部をさらに有してもよい。
【0009】
前記分割部は、複数の前記会計情報の中から、一以上の前記グループそれぞれに対応する前記分割条件をいずれも満たさない残存会計情報を特定し、前記出力部は、前記残存会計情報に対応する情報を出力してもよい。
【0010】
前記受付部は、複数の前記グループに対応する複数の前記分割条件と、複数の前記分割条件を適用する順序とを受け付け、前記分割部は、複数の前記会計情報に対して複数の前記分割条件を前記順序で適用することによって、複数の前記会計情報を複数の前記グループに分割してもよい。
【0011】
前記出力部は、一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報が示す前記取引の金額の合計値と、一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報の件数との少なくとも一方を、前記会計情報に対応する情報として前記分割条件と関連付けて出力してもよい。
【0012】
前記出力部は、前記金額の合計値及び前記件数の少なくとも一方と、一以上の前記会計情報それぞれとを、切り替えて出力してもよい。
【0013】
前記出力部は、第1期間に対して生成された一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報とともに、前記第1期間の次の第2期間に対して生成された一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報に対応する情報を、前記分割条件と関連付けて出力してもよい。
【0014】
本発明の第2の態様のデータ管理プログラムは、プロセッサに、取引の内容を示す会計情報を取得するステップと、複数の前記会計情報を一以上のグループに分割するための、前記会計情報の少なくとも一部を示す分割条件を受け付けるステップと、前記分割条件を用いて所定の期間における複数の前記会計情報を分割することによって生成された一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報に対応する情報を、前記分割条件と関連付けて出力するステップと、を実行させる。
【0015】
本発明の第3の態様のデータ管理方法は、プロセッサが実行する、取引の内容を示す会計情報を取得するステップと、複数の前記会計情報を一以上のグループに分割するための、前記会計情報の少なくとも一部を示す分割条件を受け付けるステップと、前記分割条件を用いて所定の期間における複数の前記会計情報を分割することによって生成された一以上の前記グループそれぞれに含まれている一以上の前記会計情報に対応する情報を、前記分割条件と関連付けて出力するステップと、を有する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、会計担当者が会計情報の監査をする効率を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】実施形態に係るデータ管理システムの模式図である。
【
図2】実施形態に係るデータ管理システムのブロック図である。
【
図3】制御部が実行する処理の全体を説明するための模式図である。
【
図4】例示的な会計情報及び分割条件の模式図である。
【
図5】分割条件設定画面を表示している情報端末の正面図である。
【
図6】分割条件設定画面を表示している情報端末の正面図である。
【
図7】分割条件設定画面を表示している情報端末の正面図である。
【
図8】会計情報一覧画面を表示している情報端末の正面図である。
【
図9】分割結果画面を表示している情報端末の正面図である。
【
図10】分割結果画面を表示している情報端末の正面図である。
【
図11】データ管理装置が行うデータ管理方法のフローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[データ管理システムSの概要]
図1は、本実施形態に係るデータ管理システムSの模式図である。データ管理システムSは、データ管理装置1と、情報端末2とを含む。データ管理システムSが含む情報端末2の数は限定されない。データ管理システムSは、その他のサーバ、端末等の機器を含んでもよい。
【0019】
データ管理装置1は、個人又は組織(企業、団体等)の取引者が行った取引に関する会計情報のデータを管理するコンピュータである。会計情報は、例えば、1つの取引について、取引の分類を示す科目と、取引の内容を説明する摘要情報と、取引の日付と、取引の金額とを関連付けた、取引の内容を示す情報である。データ管理装置1は、情報端末2から複数の会計情報を一以上のグループに分割するための分割条件を受け付けて記憶部に記憶させる。分割条件は、会計情報の少なくとも一部を用いて会計情報を分割する基準とする条件を示す。データ管理装置1は、記憶部に記憶された分割条件を用いて複数の会計情報を複数のグループに分割し、複数のグループそれぞれに含まれている会計情報を情報端末2に出力する。
【0020】
情報端末2は、利用者が利用するコンピュータである。利用者は、例えば、会計事務所や監査法人等における会計担当者であり、会計情報を監査する人間である。また、利用者は、企業の経理部等において会計情報を確認する人間であってもよい。情報端末2は、例えばパーソナルコンピュータや、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末である。情報端末2は、インターネット、ローカルエリアネットワーク等のネットワークを介して、データ管理装置1と通信をする。
【0021】
情報端末2は、液晶ディスプレイ等の表示部と、キーボードやタッチパネル等の操作部とを有する。情報端末2は、分割条件の入力を受け付けてデータ管理装置1に送信するとともに、データ管理装置1から受信した複数のグループに分割された会計情報を表示部上に表示する。
【0022】
[データ管理システムSの構成]
図2は、本実施形態に係るデータ管理システムSのブロック図である。
図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、
図2に示していないデータの流れがあってよい。
図2において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、
図2に示すブロックは単一の装置内に実装されてよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてよい。
【0023】
データ管理装置1は、記憶部11と、制御部12とを有する。データ管理装置1は、
図2に示す具体的な構成に限定されない。データ管理装置1は、1つの装置に限られず、2つ以上の物理的に分離した装置が有線又は無線で接続されることにより構成されてもよい。また、情報端末2がデータ管理装置1として機能してもよい。この場合に、情報端末2は、予め記憶したプログラムを実行することによって、以下に説明するデータ管理装置1による処理を実行する。
【0024】
記憶部11は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部11は、制御部12が実行するプログラムを予め記憶している。記憶部11は、データ管理装置1の外部に設けられてもよく、その場合にネットワークを介して制御部12との間でデータの授受を行ってもよい。
【0025】
制御部12は、取得部121と、受付部122と、分割部123と、出力部124とを有する。制御部12は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部11に記憶されたプログラムを実行することにより、取得部121、受付部122、分割部123及び出力部124として機能する。制御部12の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。また、制御部12の機能の少なくとも一部は、ネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
【0026】
取得部121は、取引の分類を示す科目と、取引の内容を説明する摘要情報と、取引の日付とを、取引ごとにそれぞれ関連付けた複数の会計情報を取得する。科目は、勘定科目と、補助科目とを含む。勘定科目は、取引を分類するための項目であり、一般的に取引者によらず共通である。補助科目は、勘定科目を細分化するための項目であり、取引者ごとに任意に定められる。勘定科目及び補助科目は、利用者が勘定科目マスタ及び補助科目マスタをデータ管理装置1に入力することによって、記憶部11に予め記憶されている。摘要情報は、会計情報の摘要欄に入力された内容であり、取引の内容を説明する情報である。摘要情報は、例えば、取引の相手の名称、取引の対象物の名称等である。
【0027】
受付部122は、複数の会計情報を一以上のグループに分割するための、会計情報の少なくとも一部を示す分割条件を受け付けて記憶部11に記憶させる。受付部122は、情報端末2において入力された、科目(すなわち、勘定科目及び補助科目の組み合わせ)と、摘要情報とのうち少なくとも一方を、分割条件として受け付ける。受付部122は、例えば、記憶部11に記憶された勘定科目及び補助科目(勘定科目マスタ及び補助科目マスタ)の中から、分割条件とする勘定科目及び補助科目としての選択を受け付ける。また、受付部122は、例えば、情報端末2において入力された文字を、分割条件とする摘要情報として受け付ける。
【0028】
分割部123は、複数の会計情報それぞれが満たす分割条件に対応するグループに当該会計情報を含めることによって、複数の会計情報を一以上のグループに分割する。すなわち、分割部123は、記憶部11に記憶された分割条件を用いて所定の期間における複数の会計情報を分割することによって、一以上のグループを生成し、当該一以上のグループそれぞれに含まれている一以上の会計情報を特定する。
【0029】
出力部124は、記憶部11に記憶された分割条件を用いて所定の期間における複数の会計情報を分割部123が分割することによって生成された一以上のグループそれぞれに含まれている一以上の会計情報に対応する情報を、分割条件と関連付けて出力する。出力部124が情報を出力する方法の詳細は後述する。
【0030】
このように、データ管理システムSは、会計担当者等の利用者の入力に基づいて記憶部11に分割条件を予め記憶しておき、記憶部11に記憶された分割条件を用いて分割された複数の会計情報を当該分割条件と関連付けて利用者に提示する。これにより、データ管理システムSは、従来のように監査のたびに会計情報を抽出するための条件を人手で入力する手間を削減できるため、利用者が会計情報の監査をする効率を向上させることができる。
【0031】
[データ管理システムSによる処理]
データ管理システムSが実行する処理について以下に説明する。
図3は、制御部12が実行する処理の全体を説明するための模式図である。取得部121は、複数の取引に関する複数の会計情報(取引情報、仕訳データともいう)を取得する。取得部121は、例えば、利用者による情報端末2の操作に応じて会計情報を取得し、又は所定のタイミングで自動的に会計情報を取得する。取得部121は、例えば、予め記憶部11に記憶された会計情報を読み出し、又は会計情報を記憶している外部装置から会計情報を受信する。
【0032】
図4(a)は、例示的な会計情報の模式図である。会計情報は、上述の日付、科目(すなわち、勘定科目及び補助科目)及び摘要情報に加えて、取引の金額を含む。
図4(a)において、1つの行のデータが、1つの会計情報を表している。金額は、取引に係る金額である。金額は、借方の金額と、貸方の金額とを別々に含んでもよい。
【0033】
取引者は、行った取引を勘定科目及び補助科目の組み合わせに分類し、当該取引の日付、金額及び摘要情報と関連付けて、会計情報として記録する。会計情報は、
図4(a)に示した具体的な情報に限られず、税率や伝票番号等のその他の情報を含んでもよい。
【0034】
受付部122は、情報端末2から複数の会計情報を一以上のグループに分割するための、会計情報の少なくとも一部を示す分割条件を受け付け、記憶部11に記憶させる。受付部122は、例えば、情報端末2において入力された分割条件を受信する。なお、受付部122による分割条件の受け付けは、取得部121による会計情報の取得よりも前に行われてもよい。
【0035】
図4(b)は、例示的な分割条件の模式図である。分割条件は、勘定科目条件と、補助科目条件と、摘要条件とを関連付けた情報である。
図4(b)において、1つの行のデータが、1つの分割条件を表している。勘定科目条件は、複数の会計情報を分割するために用いる勘定科目の条件を示す。補助科目条件は、複数の会計情報を分割するために用いる補助科目の条件を示す。摘要条件は、複数の会計情報を分割するために用いる摘要情報の条件を示す。
【0036】
分割部123は、記憶部11に記憶された分割条件を用いて所定の期間における複数の会計情報を分割することによって、一以上のグループを生成し、当該一以上のグループそれぞれに含まれている一以上の会計情報を特定する。1つの分割条件は、複数の会計情報から抽出される1つのグループに対応している。
【0037】
記憶部11に複数の分割条件が記憶されている場合に、複数の分割条件を適用する順序によって、複数の会計情報の複数のグループへの分割結果が変わり得る。そのため、受付部122は、複数の分割条件に加えて、複数の分割条件を適用する適用順序を、情報端末2から受け付け、記憶部11に記憶させる。分割部123は、複数の会計情報に対して複数の分割条件を情報端末2から受け付けた適用順序で適用することによって、複数の会計情報を複数のグループに分割する。これにより、データ管理システムSは、利用者の所望の順序で複数の会計情報を分割した結果を利用者に提示することができる。
【0038】
また、分割部123は、取得部121が取得した複数の会計情報の中から、記憶部11に記憶された一又は複数の分割条件をいずれも満たさない会計情報を、残存会計情報として特定する。分割部123は、特定した一又は複数の残存会計情報を、余りグループとする。これにより、データ管理システムSは、いずれの分割条件にも合致しない会計情報を利用者に提示し、利用者が分割条件から漏れた会計情報を確認しやすくすることができる。
【0039】
出力部124は、分割部123による複数の会計情報の分割結果に係る情報を、情報端末2に出力する。出力部124が情報端末2に出力させる画面について、
図5~
図10を用いて以下に説明する。
【0040】
[画面の説明]
図5、
図6及び
図7は、分割条件設定画面Aを表示している情報端末2の正面図である。出力部124は、情報端末2において所定の操作が行われた場合に、
図5の分割条件設定画面Aを情報端末2の表示部に表示させる。
【0041】
図5に示す分割条件設定画面Aは、勘定科目一覧A1と、分割条件一覧A2と、設定ボタンA3とを含む。勘定科目一覧A1は、記憶部11に予め記憶された複数の勘定科目の一覧を表している。分割条件一覧A2は、記憶部11に既に記憶された分割条件(すなわち、勘定科目、補助科目及び摘要情報)の一覧を表している。設定ボタンA3は、勘定科目一覧A1が含む複数の勘定科目それぞれに関連付けられたボタン(アイコン)である。
【0042】
図5の分割条件設定画面Aにおいて勘定科目一覧A1が含むいずれかの勘定科目に関連付けられた設定ボタンA3を選択する操作が情報端末2によって行われた場合に、出力部124は、選択された設定ボタンA3に関連付けられた勘定科目について、
図6の分割条件設定画面Aを情報端末2の表示部に表示させる。
【0043】
図6に示す分割条件設定画面Aは、勘定科目A4と、詳細ボタンA5と、分割条件一覧A6と、設定欄A7と、新規追加ボタンA8とを含む。勘定科目A4は、
図5の分割条件設定画面Aで選択された勘定科目を表している。詳細ボタンA5は、分割条件に合致する会計情報を表示するためのボタン(アイコン)である。
【0044】
分割条件一覧A6は、勘定科目A4に関連付けられた、既に記憶部11に記憶された分割条件の一覧を表している。設定欄A7は、分割条件一覧A6が含む複数の分割条件それぞれに関連付けられた、余りグループ抽出(
図6中のNoMarks抽出)と、分割条件の適用順序とを設定するための領域である。新規追加ボタンA8は、分割条件を追加するためのボタン(アイコンである)。
【0045】
図6の分割条件設定画面Aにおいて新規追加ボタンA8を選択する操作が情報端末2によって行われた場合に、出力部124は、
図7の分割条件設定画面Aを情報端末2の表示部に表示させる。
【0046】
図7に示す分割条件設定画面Aは、科目選択欄A9と、摘要条件指定欄A10とを含む。科目選択欄A9は、分割条件として科目を設定するための領域である。科目選択欄A9は、記憶部11に予め記憶された複数の補助科目のいずれかの中から選択を受け付ける。また、科目選択欄A9は、
図7中の「すべて」の項目が選択された場合に、補助科目を分割条件として設定しないことの選択を受け付ける。
図7に例示した科目選択欄A9は、勘定科目は固定されており、補助科目のみの選択を受け付けているが、勘定科目及び補助科目の組み合わせの選択を受け付けてもよい。
【0047】
摘要条件指定欄A10は、分割条件として摘要情報を設定するための領域である。摘要条件指定欄A10は、摘要情報の条件(例えば、摘要情報が含む又は含まない文字)の入力を受け付ける。また、摘要条件指定欄A10は、複数の摘要情報の条件の入力を受け付けてもよい。なお、摘要条件指定欄A10に複数の摘要情報の条件が入力された場合に、当該複数の摘要情報は「又は」(OR)で結合された1つの条件となる。また、摘要条件指定欄A10は、
図7中の「設定しない」の項目が選択された場合に、摘要情報を分割条件として設定しないことの選択を受け付ける。
【0048】
情報端末2において所定操作が行われた場合に、データ管理装置1の受付部122は、科目選択欄A9及び摘要条件指定欄A10に設定された内容を、分割条件として記憶部11に記憶させる。すなわち、受付部122は、
図4(b)に例示した分割条件において、科目選択欄A9に設定された勘定科目及び補助科目を勘定科目条件及び補助科目条件とし、摘要条件指定欄A10に設定された内容を摘要条件とする。出力部124は、新たに追加された分割条件を、
図6の分割条件設定画面Aの分割条件一覧A6に表示させる。
【0049】
図6の分割条件設定画面Aにおいて、設定欄A7は、分割条件一覧A6が含む複数の分割条件それぞれについて、余りグループ抽出の対象とするか否かを示す対象情報の設定を受け付ける。分割部123は、設定された一又は複数の分割条件のうち、対象情報において余りグループ抽出の対象とすると設定された分割条件のみを用いて、残存会計情報を特定する。
【0050】
また、設定欄A7は、分割条件一覧A6が含む複数の分割条件の適用順序の設定を受け付ける。設定欄A7は、例えば、設定欄A7に表示された複数の分割条件それぞれを上下に移動させて並べた順番を、適用順序として受け付ける。適用順序は、分割部123が複数の会計情報を複数の分割条件を用いて複数のグループに分割する際に、当該複数の分割条件を適用する順序である。情報端末2において所定操作が行われた場合に、データ管理装置1の受付部122は、設定欄A7において設定された対象情報及び適用順序を情報端末2から受け付け、記憶部11に記憶させる。
【0051】
図6の分割条件設定画面Aにおいていずれかの分割条件に関連付けられた詳細ボタンA5を選択する操作が情報端末2によって行われた場合に、分割部123は、取得部121が取得した複数の会計情報の中から、選択された詳細ボタンA5に関連付けられた分割条件を満たす一又は複数の会計情報を特定する。出力部124は、分割部123が特定した一又は複数の会計情報について、
図8の会計情報一覧画面Bを情報端末2の表示部に表示させる。
【0052】
図8は、会計情報一覧画面Bを表示している情報端末2の正面図である。会計情報一覧画面Bは、分割条件B1と、会計情報一覧B2とを含む。分割条件B1は、表示中の一又は複数の会計情報を特定するために用いられた分割条件を表す。会計情報一覧B2は、分割条件B1を満たす一又は複数の会計情報を表している。これにより、利用者は、設定した分割条件に合致する会計情報を容易に確認することができる。
【0053】
図6の分割条件設定画面Aにおいて余りグループ抽出のための操作(例えば、
図6中の「NoMarks」に関連付けられた詳細ボタンの選択)が情報端末2によって行われた場合に、分割部123は、取得部121が取得した複数の会計情報の中から、記憶部11に記憶された一又は複数の分割条件のうち、対象情報において余りグループ抽出の対象とすると設定された分割条件をいずれも満たさない会計情報を、余りグループに含まれる残存会計情報として特定する。
【0054】
出力部124は、特定した残存会計情報を、
図8の会計情報一覧画面Bの会計情報一覧B2に表示させる。これにより、利用者は、設定したいずれの分割条件にも合致しない会計情報を参照し、分割条件から漏れた会計情報を容易に確認することができる。
【0055】
図6の分割条件設定画面Aにおいて分割結果表示のための操作(例えば、
図6中の分割ボタンの選択)が情報端末2によって行われた場合に、分割部123は、記憶部11に記憶された分割条件を用いて所定の期間における複数の会計情報を分割することによって、一以上のグループを生成し、当該一以上のグループそれぞれに含まれている一以上の会計情報を特定する。分割部123が分割の対象とする期間は、取得部121が取得した複数の会計情報の日付の最初から最後までの期間、又は情報端末2において指定された期間である。
【0056】
すなわち、分割部123は、取得部121が取得した複数の会計情報それぞれが満たす分割条件に対応するグループに当該会計情報を含めることによって、複数の会計情報を一以上のグループに分割する。ここで分割部123は、記憶部11に記憶された適用順序に従って複数の分割条件を順に適用することによって、複数の会計情報を一以上のグループに分割する。これにより、分割部123は、利用者の所望の順序で複数の会計情報を分割した結果を利用者に提示することができる。
【0057】
また、分割部123は、取得部121が取得した複数の会計情報の中から、記憶部11に記憶された一又は複数の分割条件のうち余りグループ抽出の対象とすると設定された分割条件をいずれも満たさない会計情報を、余りグループに含まれる残存会計情報として特定する。
【0058】
出力部124は、分割部123が生成した一以上のグループそれぞれに含まれている一以上の会計情報に対応する情報を、当該グループに対応する分割条件と関連付けて出力する。出力部124は、会計情報に対応する情報として、例えば、グループに含まれている個別の会計情報(仕訳データ)、グループに含まれている会計情報の金額の合計値、又はグループに含まれている会計情報の件数を、分割条件と関連付けて出力する。
【0059】
また、出力部124は、会計情報に対応する情報として、金額の合計値又は件数の推移を、グループごとに出力してもよい。出力部124は、例えば、第1期間(例えば、ある月)に対して生成された一以上のグループそれぞれに含まれている一以上の会計情報とともに、当該第1期間の次の第2期間(例えば、翌月)に対して生成された一以上のグループそれぞれに含まれている一以上の会計情報に対応する情報(すなわち、金額の合計値又は件数の推移)を、分割条件及び期間と関連付けて出力する。
【0060】
また、出力部124は、分割部123が特定した残存会計情報に対応する情報を出力する。出力部124は、残存会計情報に対応する情報として、例えば、個別の残存会計情報、残存会計情報の金額の合計値、又は残存会計情報の件数を出力する。
【0061】
また、出力部124は、残存会計情報に対応する情報として、金額の合計値又は件数の推移を、グループごとに出力してもよい。出力部124は、例えば、第1期間(例えば、ある月)に対して特定された一以上の残存会計情報とともに、当該第1期間の次の第2期間(例えば、翌月)に対して特定された一以上の残存会計情報に対応する情報(すなわち、金額の合計値又は件数の推移)を出力する。
【0062】
図9、
図10は、分割結果画面Cを表示している情報端末2の正面図である。出力部124は、情報端末2における操作に応じて、
図9に示す分割結果画面Cと、
図10に示す分割結果画面Cとを切り替えて表示する。
【0063】
図9に示す分割結果画面Cは、分割条件C1と、合計情報C2とを含む。分割条件C1は、分割部123が用いた一又は複数の分割条件(すなわち、科目及び摘要情報)を表している。合計情報C2は、分割条件C1それぞれに関連付けて、当該分割条件C1に対応するグループに含まれている会計情報の金額の合計値を表している。また、合計情報C2は、全体の金額の合計値に対する、分割条件C1それぞれの金額の合計値の累積比率(カバレッジ)を表している。合計情報C2は、金額の合計値に代えて又は加えて、いずれかの分割条件C1に対応するグループに含まれている会計情報の件数を表してもよい。これにより、利用者は、設定した一又は複数の分割条件とともに、当該分割条件に合致する会計情報の合計の金額又は件数を俯瞰し、分割条件の設定漏れ等を容易に発見することができる。
【0064】
さらに合計情報C2は、余りグループ(
図9に示す「上記以外」)に関連付けて、残存会計情報の金額の合計値を表している。合計情報C2は、金額の合計値に代えて又は加えて、残存会計情報の件数を表してもよい。これにより、利用者は、設定した一又は複数の分割条件とともに、当該分割条件に合致しない会計情報の合計の金額又は件数を俯瞰し、分割条件の設定漏れ等を容易に発見することができる。
【0065】
図10に示す分割結果画面Cは、分割条件C1と、推移情報C3とを含む。分割条件C1は、分割部123が用いた一又は複数の分割条件を表している。推移情報C3は、分割条件C1それぞれに関連付けて、当該分割条件C1に対応するグループに含まれている会計情報の金額の合計値の推移(例えば、月ごとの金額の合計値)を表している。推移情報C3は、金額の合計値の推移に代えて又は加えて、いずれかの分割条件C1に対応するグループに含まれている会計情報の件数の推移を表してもよい。これにより、利用者は、設定した一又は複数の分割条件とともに、当該分割条件に合致する会計情報の金額又は件数の推移を俯瞰し、分割条件の設定漏れ等を容易に発見することができる。
【0066】
さらに推移情報C3は、余りグループ(
図10に示す「上記以外」)に関連付けて、残存会計情報の金額の合計値の推移を表している。推移情報C3は、金額の合計値の推移に代えて又は加えて、残存会計情報の件数の推移を表してもよい。これにより、利用者は、設定した一又は複数の分割条件とともに、当該分割条件に合致しない会計情報の金額又は件数の推移を俯瞰し、分割条件の設定漏れ等を容易に発見することができる。
【0067】
図9又は
図10の分割結果画面Cにおいていずれかの分割条件C1を選択する操作が情報端末2によって行われた場合に、出力部124は、選択された分割条件C1に対応するグループに含まれている一以上の会計情報それぞれを含む
図8の会計情報一覧画面Bを情報端末2の表示部に表示させる。また、
図9の分割結果画面Cにおいて余りグループを選択する操作が情報端末2によって行われた場合に、出力部124は、一以上の残存会計情報それぞれを含む
図8の会計情報一覧画面Bを情報端末2の表示部に表示させる。このように、出力部124は、金額の合計値及び前記件数の少なくとも一方と、一以上の会計情報又は残存会計情報それぞれとを、切り替えて出力する。これにより、利用者は、分割条件に合致する又は合致しない会計情報を容易に確認し、分割条件の見直し等を行うことができる。
【0068】
[データ管理方法のフロー]
図11は、データ管理装置1が行うデータ管理方法のフローチャートを示す図である。取得部121は、複数の取引に関する複数の会計情報(取引情報、仕訳データともいう)を取得する(S11)。取得部121は、例えば、利用者による情報端末2の操作に応じて会計情報を取得し、又は所定のタイミングで自動的に会計情報を取得する。取得部121は、例えば、予め記憶部11に記憶された会計情報を読み出し、又は会計情報を記憶している外部装置から会計情報を受信する。
【0069】
受付部122は、情報端末2から複数の会計情報を一以上のグループに分割するための、会計情報の少なくとも一部を示す分割条件を受け付け、記憶部11に記憶させる(S12)。受付部122は、例えば、情報端末2において入力された分割条件を受信する。ステップS12の受付部122による分割条件の受け付けは、ステップS11の取得部121による会計情報の取得よりも先に行われてもよい。
【0070】
分割部123は、記憶部11に記憶された分割条件を用いて所定の期間における複数の会計情報を分割することによって、一以上のグループを生成し、当該一以上のグループそれぞれに含まれている一以上の会計情報を特定する(S13)。出力部124は、生成された一以上のグループそれぞれに含まれている一以上の会計情報に対応する情報を、当該グループに対応する分割条件と関連付けて出力する(S14)。
【0071】
[本実施形態の効果]
本実施形態に係るデータ管理システムSは、情報端末2において設定された分割条件を記憶部11に記憶させ、記憶部11に記憶された一又は複数の分割条件を用いて複数の会計情報を複数のグループに分割する。そしてデータ管理システムSは、各グループに含まれている一以上の会計情報に対応する情報を、当該グループに対応する分割条件と関連付けて出力する。これにより、データ管理システムSは、記憶部11に記憶された分割条件を利用して分割された複数の会計情報を、当該分割条件と関連付けて利用者に確認させることができるため、利用者が会計情報の監査をする効率を向上させることができる。
【0072】
さらに、データ管理システムSにおいて、記憶部11に記憶された一又は複数の分割条件は、繰り返し利用可能であるとともに、利用者間で共有することができる。そのため、データ管理システムSは、利用者が新たな分割条件を設定する手間を削減でき、また既に実績のある分割条件を流用することによって利用者が会計情報を監査する品質を向上させることができる。
【0073】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【0074】
データ管理装置1のプロセッサは、
図11に示すデータ管理方法に含まれる各ステップ(工程)の主体となる。すなわち、データ管理装置1のプロセッサは、
図11に示すデータ管理方法を実行するためのプログラムを記憶部11から読み出し、該プログラムを実行してデータ管理装置1の各部を制御することによって、
図11に示すデータ管理方法を実行する。
図11に示すデータ管理方法に含まれるステップは一部省略されてもよく、ステップ間の順番が変更されてもよく、複数のステップが並行して行われてもよい。
【符号の説明】
【0075】
S データ管理システム
1 データ管理装置
11 記憶部
12 制御部
121 取得部
122 受付部
123 分割部
124 出力部