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特許7561201フレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置及び評価システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-25
(45)【発行日】2024-10-03
(54)【発明の名称】フレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置及び評価システム
(51)【国際特許分類】
   G01N 3/32 20060101AFI20240926BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20240926BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20240926BHJP
【FI】
G01N3/32 M
G09F9/30 310
G09F9/00 352
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022552248
(86)(22)【出願日】2020-10-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-27
(86)【国際出願番号】 KR2020013943
(87)【国際公開番号】W WO2021177534
(87)【国際公開日】2021-09-10
【審査請求日】2022-08-29
(31)【優先権主張番号】10-2020-0027127
(32)【優先日】2020-03-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519219047
【氏名又は名称】フレックシゴー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】FLEXIGO INC.
【住所又は居所原語表記】3-dong, 1065, Chungjeol-ro, Mokcheon-eup, Dongnam-gu, Cheonan-si, Chungcheongnam-do 31234, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】イ,キ ヨン
(72)【発明者】
【氏名】ムン,ヒョン ボン
(72)【発明者】
【氏名】ユ,ホ ムン
【審査官】寺田 祥子
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2013-0111786(KR,A)
【文献】特開2004-001130(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0033870(US,A1)
【文献】小型卓上型耐久試験機,ユアサシステム機器株式会社カタログ,日本,2017年06月30日,https://file.yizimg.com/529801/201819-15283749.pdf
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 3/00ー3/62
G09F 9/00ー9/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースユニットと、
フレキシブル素材が巻き取られ、前記ベースユニットに回転可能に結合されるローリングユニットと、
前記ローリングユニットに巻き取られるフレキシブル素材の端部を把持し、前記ローリングユニットから離隔して前記ベースユニットにスライド移動可能に結合されるスライディングユニットと、を含み、
前記スライディングユニットは、前記フレキシブル素材を引き寄せる方向に向かって所定の速度及びトルクのうちの少なくとも一つが設定され、
前記フレキシブル素材が平坦な状態を維持するように、前記ローリングユニットのアンローリング動作、及び、前記ローリングユニットのローリング動作のための、前記ローリングユニットの回転速度及びトルクのうちの少なくとも一つが制御され
前記スライディングユニットに備えられ、前記スライディングユニットのスライド移動に伴って前記フレキシブル素材に加えられる張力を測定するロードセルユニットをさらに含み、
前記スライディングユニットは、
前記ベースユニットの長さ方向に長く形成されるスライディングレールと、
前記スライディングレールにスライド移動可能に結合されるスライダーと、
回転力を発生させるスライディングモータと、
前記スライディングモータの回転力でもって前記スライダーをスライド移動させるスライディング変換部と、を含み、
前記スライダーは、下面側に、前記スライディングレールを前後から挟み込む2対のガイドローラを含み、
前記スライディングレール及び前記ガイドローラの一方には、ガイド突部が備えられ、他方には、前記ガイド突部に組付けられるガイド溝部が備えられ、
前記スライダーの上面側には、試験対象のフレキシブル素材の端部を挟み込んで固定するための素材固定部が備えられ、
前記スライダーの内側に、前記ロードセルユニットが収納されている、フレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置。
【請求項2】
ベースユニットと、
フレキシブル素材が巻き取られ、前記ベースユニットに回転可能に結合されるローリングユニットと、
前記ローリングユニットに巻き取られるフレキシブル素材の端部を把持し、前記ローリングユニットから離隔して前記ベースユニットにスライド移動可能に結合されるスライディングユニットと、を含み、
前記スライディングユニットは、前記フレキシブル素材を引き寄せる方向に向かって所定の速度及びトルクのうちの少なくとも一つが設定され、
前記フレキシブル素材が平坦な状態を維持するように、前記ローリングユニットのアンローリング動作、及び、前記ローリングユニットのローリング動作のための、前記ローリングユニットの回転速度及びトルクのうちの少なくとも一つが制御され、
前記スライディングユニットに備えられ、前記スライディングユニットのスライド移動に伴って前記フレキシブル素材に加えられる張力を測定するロードセルユニットをさらに含み、
前記スライディングユニットは、
前記ベースユニットの長さ方向に長く形成されるスライディングレールと、
前記スライディングレールにスライド移動可能に結合されるスライダーと、
回転力を発生させるスライディングモータと、
前記スライディングモータの回転力でもって前記スライダーをスライド移動させるスライディング変換部と、を含み、
前記スライダーは、下面側に、前記スライディングレールをつかみ込むガイドチャネルを備え、前記スライディングレール及び前記ガイドチャネルの一方には、ガイド突部が備えられ、他方には、前記ガイド突部に組付けられるガイド溝部前記が備えられ、
前記スライダーの上面側には、試験対象のフレキシブル素材の端部を挟み込んで固定するための素材固定部が備えられ、
前記スライダーの内側に、前記ロードセルユニットが収納されている、フレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置。
【請求項3】
前記スライダーは、矩形ブロック状であり、前記ロードセルユニットを下方から覆う下板としての第1移動部材と、前記ロードセルユニットを上方から覆う上板としての第2移動部材と、前記ロードセルユニットを前後から挟み込むとともに、前記第1移動部材と第2移動部材とをスライド移動可能に結合させる部材スライディング部とを含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置。
【請求項4】
前記スライディング変換部は、前記スライディングモータの駆動軸に接続された駆動ローラと、前記スライディングレールに沿った方向に前記駆動ローラから離間されるアイドルローラと、前記駆動ローラから前記アイドルローラへと掛け渡された伝達ベルトと、前記スライディングレールに沿った方向に延びるレール状のスライディングガイドと、前記スライディングガイドガイドされ、前記伝達ベルトに接続されて駆動される変換移動部材とを含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置。
【請求項5】
前記スライディングユニットは、
前記スライダーから前記スライディング変換部に向かって備えられ、前記スライディング変換部と着脱可能に結合される連結ブラケットをさらに含み、
前記ローリングユニットには、
前記ベースユニットの幅方向に相互に離隔して前記ベースユニットに備えられる一対のローリングブラケットと、
一対のローリングブラケットの間で前記フレキシブル素材が巻き取られるように一対のローリングブラケットに回転可能に結合される巻取軸と、
前記巻取軸における、前記脱着部の側の箇所に、前記巻取軸の回転を防止することができるブレーキが備えられることを特徴とする、請求項1または2に記載のフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置。
【請求項6】
前記スライディングユニットのスライド移動のためのスライディングモータの回転速度は、前記ローリングユニットのアンローリング動作、及び、前記ローリングユニットのローリング動作のためのローリングモータの回転速度よりも大きいことを特徴とする、請求項1または2に記載のフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置。
【請求項7】
前記スライディングユニットのスライド移動のためのスライディングモータのトルクは、前記ローリングユニットのアンローリング動作、及び、前記ローリングユニットのローリング動作のためのローリングモータのトルクよりも小さいことを特徴とする、請求項1または2に記載のフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置。
【請求項8】
前記ローリングユニットは、
前記ベースユニットの幅方向に相互に離隔して前記ベースユニットに備えられる一対のローリングブラケットと、
一対のローリングブラケットの間で前記フレキシブル素材が巻き取られるように一対のローリングブラケットに回転可能に結合される巻取軸と、
前記ローリングユニットのアンローリング動作、及び、前記ローリングユニットのローリング動作のための回転力を発生させて前記巻取軸を回転させるローリングモータと、を含み、
前記ローリングユニットは、
前記巻取軸と前記ローリングモータとを着脱自在に結合させる往復脱着部をさらに含み、
前記巻取軸における、前記往復脱着部の側の箇所に、前記巻取軸の回転を防止することができるブレーキが備えられることを特徴とする、請求項1または2に記載のフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置。
【請求項9】
請求項1~4のいずれか一項に記載のローリング装置と、
前記ベースユニットが結合される作業板ユニットと、
前記作業板ユニットに備えられ、前記ローリングユニットのアンローリング動作、及び、前記ローリングユニットのローリング動作のために、前記ローリングユニットに備えられるローリングモータと、
前記スライダーをスライド移動させる回転力を発生させるために前記スライディングユニットに備えられるスライディングモータが支持されるモジュール支持ユニットと、を含むことを特徴とする、フレキシブル素材の耐久性評価システム。
【請求項10】
前記作業板ユニットに前記ベースユニットを着脱可能に固定させる装置係止ユニットをさらに含むことを特徴とする、請求項9に記載のフレキシブル素材の耐久性評価システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フレキシブル素材の耐久性評価用のローリング装置及び評価システムに係り、より具体的には、フレキシブル素材が平坦な状態を持続的に維持するようにすることができ、フレキシブル素材の張力の調節が可能であって、フレキシブル素材に作用する張力を均一に維持することができるようにする、フレキシブル素材の耐久性評価用のローリング装置及び評価システムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diodes)、及びEL(electroluminescence)などは、FPD(フラットパネルディスプレイ)の一種であって、低消費電力、軽量化及び平面化特性を持つため、テレビ、コンピュータ及び携帯電話などのモニターだけでなく、自動車や航空機などに様々に用いられている。
【0003】
近年、業界では、柔軟性を有するフレキシブルディスプレイ(flexible dispay)の開発が盛んに行われている。このようなフレキシブルディスプレイは、性能及び品質が向上することにより撓(たわ)められうるだけでなく、ある程度以上の撓みに耐えられる耐久性及び駆動安定性を有しなければならない。
【0004】
より正確には、フレキシブルディスプレイが撓んだ状態又は巻かれた状態と、逆に再び広げられた状態でも、正常な画像を表示することができなければならない。このように、フレキシブルディスプレイが正常な画像を表示することができる範囲内で撓めることが可能な程度、すなわち可撓性(Flexibility)は、フレキシブルディスプレイが持つ重要な性能の一つである。
【0005】
特に、最近では、ディスプレイを完全に折り畳んだり広げたりして使用することができるフォルダブルディスプレイ(foldable display)、及び紙のように巻いて使用することができるローラブルディスプレイ(Rollerble display)の技術が盛んに開発されているが、これらのフォルダブルディスプレイ又はローラブルディスプレイの製造において、このような可撓性を評価するための、耐久性評価設備の開発が先行されなければならない状況である。
【0006】
一方、ディスプレイには、ディスプレイの駆動のための部品、例えば外部との接続のための基板も設置されるが、このような基板は、ディスプレイとは異なり、フレキシブルな特性を持たない場合が多い。したがって、ディスプレイの可撓性を検査する際に、これらの基板には、過剰な曲げ力が加えられないようにすることが重要である。
【0007】
そして、80インチ以上の非常に大きなディスプレイをテストするためには、これをテストする装置も大きくなるしかなく、多くのスペースを占めるという欠点がある。したがって、より小型化された装置でもって、80インチ以上の大型ディスプレイを検査することができるようにする必要性がある。
【0008】
先行技術文献には、韓国特許第10-1680875号公報(発明の名称:フレキシブルディスプレイのベンディング及びローリング検査装置、及び、これを用いたベンディング及びローリング検査方法、2016年11月23日登録)と、韓国特許第10-1735470号公報(発明の名称:ディスプレイのベンディング及びローリングのデモンストレーション装置、2017年5月8日登録)がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、従来の問題点を解決するためのもので、フレキシブル素材が平坦な状態を持続的に維持するようにすることができ、フレキシブル素材の張力調節が可能であって、フレキシブル素材に作用する張力を均一に維持することができるようにする、フレキシブル素材の耐久性評価用のローリング装置及び評価システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するための本発明の好適な実施形態によれば、本発明によるフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置は、ベースユニットと、フレキシブル素材が巻き取られ、前記ベースユニットに回転可能に結合されるローリングユニットと、前記ローリングユニットに巻き取られるフレキシブル素材の端部を把持し、前記ローリングユニットから離隔して前記ベースユニットにスライド移動可能に結合されるスライディングユニットと、を含み、前記スライディングユニットは、前記フレキシブル素材を引き寄せる方向に向かって、所定の速度及びトルクのうちの少なくとも一つが設定され、前記フレキシブル素材が平坦な状態を維持するように、前記ローリングユニットのアンローリング動作と、前記ローリングユニットのローリング動作とのための、前記ローリングユニットの速度及びトルクのうちの少なくとも一つが制御される。
【0011】
ここで、前記スライディングユニットのスライド移動のためのスライディングモータの回転速度は、前記ローリングユニットの回転のためのローリングモータの回転速度よりも大きい。
【0012】
ここで、前記スライディングユニットのスライド移動のためのスライディングモータのトルクは、前記ローリングユニットの回転のためのローリングモータのトルクよりも小さい。
【0013】
本発明によるフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置は、前記スライディングユニットに備えられ、前記スライディングユニットのスライド移動に応じて、前記フレキシブル素材に加えられる張力を測定するロードセルユニットをさらに含む。
【0014】
ここで、前記ローリングユニットは、前記ベースユニットの幅方向に相互に離隔して前記ベースユニットに備えられる一対のローリングブラケットと、一対のローリングブラケットの間で前記フレキシブル素材が巻き取られるように、一対のローリングブラケットに回転可能に結合される巻取軸と、回転力を発生させて前記巻取軸を回転させるローリングモータと、を含む。
【0015】
ここで、前記ローリングユニットは、前記巻取軸と前記ローリングモータとを着脱自在に結合させる往復脱着部をさらに含む。
【0016】
ここで、前記スライディングユニットは、前記ベースユニットの長さ方向に長く形成されるスライディングレールと、前記スライディングレールにスライド移動可能に結合されるスライダーと、回転力を発生させるスライディングモータと、前記スライディングモータの回転力で前記スライダーをスライド移動させるスライディング変換部と、を含む。
【0017】
ここで、前記スライディングユニットは、前記スライダーから前記スライディング変換部に向かって備えられ、前記スライディング変換部と着脱可能に結合される連結ブラケットをさらに含む。
【0018】
本発明によるフレキシブル素材の耐久性評価システムは、本発明によるフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置と、前記ベースユニットが結合される作業板ユニットと、前記作業板ユニットに備えられ、前記ローリングユニットに備えられるローリングモータ、及び前記スライディングユニットに備えられるスライディングモータが支持されるモジュール支持ユニットと、を含む。
【0019】
本発明によるフレキシブル素材の耐久性評価システムは、前記作業板ユニットに前記ベースユニットを着脱可能に固定させる装置係止ユニットをさらに含む。
【発明の効果】
【0020】
本発明によるフレキシブル素材の耐久性評価用のローリング装置及び評価システムによれば、フレキシブル素材が平坦な状態を持続的に維持するようにすることができ、フレキシブル素材の張力調節が可能であって、フレキシブル素材に作用する張力を均一に維持することができる。
【0021】
また、本発明は、ベースユニットにおけるローリングユニットとスライディングユニットとの結合関係を介して、フレキシブル素材の初期設定を明確なものとし、スライディングユニットの個別的なスライディング動作とローリングユニットの個別的な回転動作とを明確に連動させ、従来とは異なり、ローリングユニットの移動を防止してフレキシブル素材のしわを防止することができる。
【0022】
また、本発明は、スライディングモータの回転速度とローリングモータの回転速度との相関関係を介して、フレキシブル素材がぴんと張った状態を維持するようにすることができ、フレキシブル素材のローリング動作とアンローリング動作を安定して実現することができる。
【0023】
また、本発明は、スライディングモータのトルクとローリングモータのトルクとの相関関係を介して、フレキシブル素材がぴんと張った状態を維持するようにすることができ、フレキシブル素材のローリング動作とアンローリング動作を安定して実現することができる。
【0024】
また、本発明は、ロードセルユニットの付加構成を介して、フレキシブル素材のローリング動作とアンローリング動作に対応して、フレキシブル素材の張力をリアルタイムでモニタリングし、フレキシブル素材の張力を検測又は計測することができる。
【0025】
また、本発明は、ローリングユニットの詳細構成を介して、ベースユニット上で巻取軸を回転可能に固定させることができる。
【0026】
また、本発明は、ローリングユニットにおける第1把持軸と第2把持軸の付加構成を介して、巻取軸の遊動を防止することができる。
【0027】
また、本発明は、ローリングユニットにおけるローリングレバーの付加構成を介して、手動で巻取軸を回転させることができ、フレキシブル素材の初期張力を調節することができる。
【0028】
また、本発明は、ローリングユニットにおけるローリングチェック部の付加構成を介して、巻取軸の回転数を測定することができ、巻取軸におけるフレキシブル素材の巻取量を算出することができる。
【0029】
また、本発明は、ローリングユニットにおけるブレーキの付加構成を介して特定の位置で巻取軸の停止状態を維持させることができる。
【0030】
また、本発明は、ローリングユニットにおける往復脱着部の付加構成を介して、巻取軸とローリングモータとを着脱可能に結合させるのであって、ローリングモータからの巻取軸の分離を可能にすることで、フレキシブル素材の規格に応じてローリング装置の交換及びメンテナンスを簡便にすることができる。
【0031】
また、本発明は、スライディングユニットの詳細構成を介してベースユニットにおけるスライダーのスライド移動を円滑にするのであって、スライディングモータの回転力でもってスライダーの直線運動を安定化させることで、フレキシブル素材の直線往復移動を明確にすることができる。
【0032】
また、本発明は、スライディングユニットにおける連結ブラケットの付加構成を介して、連結ブラケットとスライディング変換部とを着脱可能に結合させるのであって、スライディング変換部からの、連結ブラケット及びスライダーの分離を可能にすることで、フレキシブル素材の規格に応じてローリング装置の交換及びメンテナンスを簡便にすることができる。
【0033】
また、本発明は、スライディングユニットにおけるスライダーの詳細構成を介して、フレキシブル素材の直線運動に対応して、スライダーとフレキシブル素材との相対的なスライド移動を可能にし、フレキシブル素材の変形又は破損を防止することができる。
【0034】
また、本発明は、スライディングユニットにおけるスライディング変換部の詳細構成を介して、スライディングモータによる回転運動をスライダーの直線往復運動に変換することで、スライダーのスライド移動(倣い動き)を円滑にすることができる。
【0035】
また、本発明は、スライディングユニットにおける変換部カバーの付加構成を介してスライディング変換部を保護することで、スライディング変換部の変換移動部材のスライド移動経路を明確にすることができる。
【0036】
また、本発明は、ロードセルユニットの付加構成及びスライダーとの結合関係を介して、スライダーのスライド移動に伴って、フレキシブル素材に作用する張力を簡便に算出することができ、相互分離される第1移動部材と第2移動部材とをスライド移動可能に結合させることができる。
【0037】
また、本発明は、作業板ユニットの付加構成を介して、ローリング装置のベースユニットを定位置に位置させることで、ローリング装置の動作に対応してベースユニットの遊動を防止することができる。
【0038】
また、本発明は、モジュール支持ユニットの付加構成を介して、ローリング装置のローリングモータ、スライディングモータ及び往復ユニットを定位置に固定することで、動力伝達体系を明確にすることができる。
【0039】
また、本発明は、装置係止ユニットの付加構成を介して、作業板ユニットからベースユニットの着脱を可能にすることで、フレキシブル素材の規格に応じてローリング装置の交換及びメンテナンスを簡便にすることができる。
【0040】
また、本発明は、往復ユニットの付加構成を介して、作業板ユニットとベースユニットとの着脱を簡便にすることで、ローリングユニットとスライディングユニットにおける軸間の着脱を円滑にすることができる。
【0041】
また、本発明は、制御ユニットの付加構成を介してローリング装置の動作を明確にするのであって、ローリング装置の動作による各種信号を有線又は無線方式で外部へ送出することでビッグデータに活用することができる。
【0042】
また、本発明は、ディスプレイの付加構成を介してローリング装置の動作による状態値を表示し、ローリング装置の動作状態をモニタリングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1】本発明の一実施形態によるフレキシブル素材の耐久性評価システムを示す斜視図である。
図2】本発明の一実施形態によるフレキシブル素材の耐久性評価システムにおけるフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置を示す斜視図である。
図3】本発明の一実施形態によるフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置におけるローリングユニットを示す分解図である。
図4】本発明の一実施形態によるフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置におけるスライディングユニットを示す分解図である。
図5】本発明の一実施形態によるフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置におけるスライディングユニットのスライディングレールとスライダーの変形例を示す分解図である。
図6】本発明の一実施形態によるフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置における往復ユニットを示す平面図である。
図7】本発明の一実施形態によるフレキシブル素材の耐久性評価システムにおける係止ユニットを示す分解図である。
図8】本発明の一実施形態によるフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置においてフレキシブル素材がローリングユニットから繰り出された状態を示す平面図である。
図9】本発明の一実施形態によるフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置においてフレキシブル素材がローリングユニットに巻き取られた状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下、添付図面を参照して、本発明によるフレキシブル素材の耐久性評価用ローリング装置及び評価システムの一実施形態を説明する。ここで、本発明は、実施形態によって制限又は限定されるものではない。また、本発明を説明するにあたり、公知の機能又は構成についての具体的な説明は、本発明の要旨を明確にするために省略可能である。
【0045】
本発明の一実施形態によるフレキシブル素材の耐久性評価システムは、ローリング装置100と、システム本体200と、を含むことができる。
【0046】
ローリング装置100は、フレキシブル素材Fのローリング動作とアンローリング動作を実現する。ローリング装置100は、本発明の一実施形態によるフレキシブル素材Fの耐久性評価用ローリング装置100でもって構成されうる。
【0047】
本発明の一実施形態において、フレキシブル素材Fは、各種シート、各種フィルム、フレキシブルディスプレイなどを含み、巻き取ったり繰り出したりすることができる。本発明の一実施形態においてフレキシブル素材Fが折り畳まれる場合、フレキシブル素材Fの機能を失う。
【0048】
本発明の一実施形態によるフレキシブル素材Fの耐久性評価用ローリング装置100は、ベースユニット10、ローリングユニット20及びスライディングユニット30を含み、ロードセルユニット50をさらに含むことができる。
【0049】
ベースユニット10は、ローリング装置100の床部を形成する。ベースユニット10には、スライディングユニット30のスライディングレール31に対応してレール装着溝部11が陥没形成される。
【0050】
ローリングユニット20は、ベースユニット10に回転可能に結合される。ローリングユニット20にはフレキシブル素材Fが巻き取られる。
【0051】
ローリングユニット20は、ローリングブラケット21、巻取軸22及びローリングモータ23を含むことができる。
【0052】
ローリングブラケット21は、ベースユニット10に備えられる。ローリングブラケット21は、一対がベースユニット10の幅方向に相互離隔して配置される。ベースユニット10の幅方向は、巻取軸22の長さ方向と実質的に平行であり、スライディングユニット30のスライド移動方向と実質的に垂直をなす。ローリングブラケット21には、巻取軸22の結合のためのローリングホールが貫通形成される。
【0053】
一対のローリングブラケット21のうちの少なくとも一つのローリングブラケット21は、ローリングホールを基準に第1ブラケット211と第2ブラケット212に分けられる。第1ブラケット211はベースユニット10に固定され、第2ブラケット212は第1ブラケット211に着脱可能に積層支持されるようにする。第1ブラケット211と第2ブラケット212とは、ブラケット結合部を介して着脱可能に結合される。ブラケット結合部は、頭部が第2ブラケット212に支持され、ねじ部が第2ブラケット212を通過して第1ブラケット211にねじ込まれるボルト部材でもって構成されうる。
【0054】
巻取軸22は、一対のローリングブラケット21に回転可能に結合される。巻取軸22は、一対のローリングブラケット21の間にて、フレキシブル素材Fが巻き取られるようにする。巻取軸22の両端部は、それぞれ一対のローリングブラケット21にそれぞれ結合される軸受221に支持されるようにする。
【0055】
本発明の一実施形態において、巻取軸22の一端には後述のローリングレバー26が結合され、巻取軸22の他端にはローリングモータ23が結合される。
【0056】
ローリングモータ23は、回転力を発生させて巻取軸22を回転させる。ローリングモータ23は、回転速度とトルクの調節が可能なサーボモータでもって構成されうる。ローリングモータ23における回転速度は100mm/sec以下に調節可能であり、トルクは10gf~100gf単位で調節可能である。ローリングモータ23には、巻取軸22と同軸に連結されるローリング軸231が備えられる。
【0057】
ローリングユニット20は、第1把持軸24と第2把持軸25をさらに含むことができる。
【0058】
第1把持軸24は、巻取軸22の一側に結合された状態で一対のローリングブラケット21のうちのいずれか一方に回転可能に結合される。第1把持軸24にはレバーブラケットが結合されることにより、第1把持軸24と巻取軸22とを安定して結合させることができる。レバーブラケットは、第1把持軸24を基準に、第1レバーブラケット241と第2レバーブラケット242とに分けられる。第1レバーブラケット241と第2レバーブラケット242とは、第1固定結合部を介して着脱可能に結合される。第1固定結合部は、頭部が第2レバーブラケット242に支持されるのであり、ねじ部が、第2レバーブラケット242を通過して、第1レバーブラケット241にねじ込まれるボルト部材でもって構成されうる。
【0059】
第2把持軸25は、巻取軸22の他方に結合された状態で一対のローリングブラケット21のうちの他方に回転可能に結合される。第2把持軸25にはモータブラケットが結合されることにより、第2把持軸25と巻取軸22とを安定して結合させることができる。モータブラケットは、第2把持軸25を基準に、第1モータブラケット251と第2モータブラケット252とに分けられる。第1モータブラケット251と第2モータブラケット252は、第2固定結合部を介して着脱可能に結合される。第2固定結合部は、頭部が第2モータブラケットに支持されるのであり、ねじ部が、第2モータブラケット252を通過して第1モータブラケット251にねじ込まれるボルト部材でもって構成されうる。
【0060】
ローリングユニット20は、ローリングレバー26、ローリングチェック部27、ブレーキ2、及び往復脱着部29のうちの少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0061】
ローリングレバー26は、第1把持軸24に突設される。ローリングレバー26をユーザが把持することにより、手動で巻取軸22を回転させることができる。
【0062】
ローリングチェック部27は、巻取軸22の回転数をカウントすることができる。ローリングチェック部27は、巻取軸22の他側又は第2把持軸25又はローリングモータ23のローリング軸231に結合される軸支持部271と、軸支持部271に突設される突出指示部272と、軸支持部271の外側に離隔して突出指示部272を感知する指示センシング部273とを含むことができる。軸支持部271はリング形状を示すのでありうる。
【0063】
すると、巻取軸22の回転に応じて指示センシング部273が突出指示部272を感知することにより、巻取軸22の回転数をカウントすることができる。
【0064】
ブレーキ28は、巻取軸22を固定させることができる。ブレーキ28は、一対のローリングブラケット21のうちのもう一方に備えられるピボット支持部281と、ピボット支持部281にピボット運動可能に結合されるブレーキレバー282と、を含むのでありうる。ブレーキレバー282には、巻取軸22又は第2把持軸25が通過する軸通過孔283が貫通して形成される。すると、ブレーキレバー282が、初期状態で一対のローリングブラケット21のうちのもう一方と実質的に平行な位置では、軸通過孔283内にて、巻取軸22又は第2把持軸25が回転することができるように配置されることから、ブレーキレバー282が巻取軸22の回転に干渉されなくなる。ブレーキレバー282をピボット運動させて、一対のローリングブラケット21のうちのもう一方に対して傾斜して配置される位置では、軸通過孔283の内側面に形成される第1支持面284と、巻取軸22又は第2把持軸25の外周面に形成される第2支持面285とが、接触又は密着することにより、ブレーキレバー282が巻取軸22又は第2把持軸25に固定されて、巻取軸22の回転を防止することができる。
【0065】
往復脱着部29は、ローリングモータ23のローリング軸231と、巻取軸22とを着脱可能に結合させる。往復脱着部29は、ローリングモータ23のローリング軸231と、第2把持軸25とを着脱可能に結合させることができる。
【0066】
往復脱着部29は、巻取軸22又は第2把持軸25に結合される第1タップ部291と、ローリングモータ23のローリング軸231に結合される第2タップ部293と、を含むことができる。第1タップ部291には、2つ以上の第1脱着部292が相互に離隔して第2タップ部293に向かって突出して形成される。第2タップ部293には、2つ以上の第2脱着部294が互いに離隔して第1タップ部291に向かって突出して形成される。すると、第1脱着部292と第2脱着部294とが交互に配置されるように第1タップ部291と第2タップ部293とを連結することにより、ローリング軸231の回転力を巻取軸22に伝達することができる。そして、巻取軸22の軸方向に対応してベースユニット10を移動させると、第1タップ部291と第2タップ部293を分離することができる。
【0067】
往復脱着部29は、第1タップ部291と第2タップ部293との間にて、第1タップ部291と第2タップ部293とがそれぞれ嵌合されるジョイント部295をさらに含むことができる。ジョイント部295には、第1脱着部292に対応して第1タップ部291と対向する面に陥没して形成される第1ジョイント脱着部296と、第2脱着部294に対応して第2タップ部293と対向する面に陥没して形成される第2ジョイント脱着部297が備えられる。すると、第1脱着部292が第1ジョイント脱着部296に嵌合され、第2脱着部294が第2ジョイント脱着部297に嵌合されることにより、ローリング軸231の回転力を巻取軸22に伝達することができる。そして、巻取軸22の軸方向に対応してベースユニット10を移動させると、第1タップ部291とジョイント部295と第2タップ部293とを分離することができる。ここで、往復脱着部29が第1タップ部291とジョイント部295と第2タップ部293とを含むとき、第1タップ部291に第1ジョイント脱着部296が陥没して形成される場合、ジョイント部295に第1脱着部292が突出して形成されるようにし、第2タップ部293に第2ジョイント脱着部297が陥没して形成される場合、ジョイント部295に第2脱着部294が突出して形成されるようにする。
【0068】
スライディングユニット30は、ローリングユニット20に巻き取られるフレキシブル素材Fの端部を把持する。スライディングユニット30は、ローリングユニット20から離隔してベースユニット10にスライド移動可能に結合される。
【0069】
スライディングユニット30は、スライディングレール31、スライダー32、スライディングモータ34、及びスライディング変換部35を含む。
【0070】
スライディングレール31は、ベースユニット10の長さ方向に長く形成される。ベースユニット10の長さ方向は、ベースユニット10の幅方向又は巻取軸22の軸方向に対して実質的に垂直な方向を示す。
【0071】
スライダー32は、スライディングレール31にスライド移動可能に結合される。スライダー32は、第1移動部材321と、第1移動部材321にスライド移動可能に積層結合される第2移動部材323と、第1移動部材321を基準として第2移動部材323をスライド移動可能に結合させる部材スライディング部324と、第1移動部材321に結合された状態でスライディングレール31にスライド移動可能に結合されるガイド移動部と、を含むことができる。
【0072】
スライダー32は、第2移動部材323に積層結合される素材固定部32-1をさらに含むことができる。素材固定部32-1と第2移動部材323との間にフレキシブル素材Fの端部を挿入し、第2移動部材323に素材固定部32-1を結合してフレキシブル素材Fの端部をスライダー32に固定させることができる。
【0073】
第1移動部材321及び第2移動部材323のうちの少なくとも一つには、後述のロードセルユニット50が装着されるセル装着部322が陥没して形成されうる。
【0074】
部材スライディング部324は、第1移動部材321に結合される第1スライディング部と、第1スライディング部と対向するように第2移動部材に結合される第2スライディング部と、第1スライディング部と第2スライディング部との間に配置されて摩擦を減殺する減殺部と、を含むことができる。部材スライディング部324は、一対が相互に離隔して配置され、一対の部材スライディング部324の間に後述のロードセルユニット50を配置して、ロードセルユニット50にて安定して荷重を感知することができるようにする。
【0075】
ガイド移動部は、一例として、図4に示すように、スライディングレール31の長辺側の両側面にそれぞれ支持されるように、第1移動部材321に回転可能に結合される複数のガイドローラ325でもって構成されうる。
【0076】
ガイド移動部は、他の例として、図5に示すように、スライディングレール31を包み込んで支持するように第1移動部材321に結合されるチャネル状のガイドチャネル326でもって構成されうる。
【0077】
スライディングレール31及びスライダー32のうちのいずれか一方には、スライディングレール31の長さ方向に沿って長くガイド溝部327が陥没して形成され、スライディングレール31及びスライダー32のうちのもう一方には、ガイド溝部327と嵌め合わされてガイド溝部327に沿ってスライド移動するガイド突部328が備えられることにより、スライディングレール31とスライダー32との結合を安定化させ、スライディングレール31から任意にスライダー32が分離されることを防止することができる。
【0078】
一例として、図4に示すように、スライディングレール31の長辺側の両側面には、ガイド突部328が長く突設され、スライダー32のガイドローラ325の周面には、ガイド溝部327が陥没して形成されうる。スライディングレール31の長辺側の両側面にガイド溝部327が長く陥没して形成される場合、スライダー32のガイドローラ325の周面にはガイド突部328が突設されうる。
【0079】
他の例として、図5に示すように、スライディングレール31の長辺側の両側面には、ガイド溝部327が長く陥没して形成され、スライダー32のガイドチャネル326の内側面には、ガイド突部328が突出して形成されうる。スライディングレール31の長辺側の両側面にガイド突部328が長く突出して形成される場合、スライダー32のガイドチャネル326の内側面には、ガイド溝部327が陥没して形成されうる。
【0080】
スライディングモータ34は、スライダー32のスライド移動のための回転力を発生させる。スライディングモータ34は、スライディング変換部35に結合される。スライディングモータ34は、回転速度とトルクの調節が可能なサーボモータで構成されうる。スライディングモータ34における回転速度は、100mm/sec以下に調節可能であり、トルクは、10gf~100gf単位で調節可能である。スライディングモータ34には、スライディング変換部35に連結されるスライディング軸341が備えられる。
【0081】
スライディング変換部35は、スライディングモータ34の回転力でスライダー32をスライド移動させる。スライディング変換部35は、駆動ローラ351、アイドルローラ352、伝達ベルト353、スライディングガイド354、及び変換移動部材355を含むことができる。
【0082】
駆動ローラ351は、スライディングモータ34のスライディング軸341が結合されてスライディングモータ34によって回転する。駆動ローラ351は、モジュール支持ユニット400に回転可能に結合されるようにする。
【0083】
アイドルローラ352は、ベースユニット10の長さ方向に沿って駆動ローラ351から離隔して配置されて回転可能である。アイドルローラ352は、モジュール支持ユニット400に回転可能に結合されるようにする。アイドルローラ352は、ベースユニット10の長さ方向に沿って、スライド移動可能にモジュール支持ユニット400に結合されるので、伝達ベルト353の張力を調節することができる。
【0084】
伝達ベルト353は、駆動ローラ351とアイドルローラ352とを無限軌道方式で連結する。
【0085】
駆動ローラ351とアイドルローラ352はタイミングプーリで構成され、伝達ベルト353はタイミングベルトで構成されることにより、スライディングモータ34の回転力を安定して伝達し、伝達ベルト353が滑り(スリップ)なしに、無限軌道方式で安定して移動することができる。
【0086】
スライディングガイド354は、伝達ベルト353から離隔してベースユニット10の長さ方向に沿って長く形成される。スライディングガイド354は、変換移動部材355の移動経路を形成する。
【0087】
変換移動部材355は、伝達ベルト353に固定された状態でスライディングガイド354にスライド移動可能に結合される。変換移動部材355には、伝達ベルト353との結合のためのベルトブラケット356と、スライダー32との着脱可能な結合のための脱着突部357とが備えられる。
【0088】
スライディングユニット30は、スライダー32の第1移動部材321からスライディング変換部35に向かって備えられる連結ブラケット33をさらに含むことができる。
【0089】
連結ブラケット33は、スライディング変換部35の脱着突部357と着脱可能に結合される。連結ブラケット33には、脱着突部357が嵌め合わされる脱着凹部331が陥没して形成されるので、脱着凹部331と脱着突部357との嵌合に応じて、連結ブラケット33と、スライディング変換部35の変換移動部材355とを着脱可能に結合することができる。
【0090】
スライディングユニット30は、スライディング変換部35を包み込むようにして保護する変換部カバー36をさらに含むことができる。変換部カバー36には、ベースユニット10の長さ方向に長く貫通形成されるスライディング孔部361が備えられるので、スライディング孔部361を通じて、変換移動部材355の脱着突部357が露出又は通過するので、連結ブラケット33と変換移動部材355における脱着凹部331と脱着突部357との嵌合を簡便に行うことができ、脱着突部357のスライド移動を円滑にし、脱着突部357の移動量を制限することができる。
【0091】
ロードセルユニット50は、スライディングユニット30に備えられる。ロードセルユニット50は、スライディングユニット30のスライド移動に伴ってフレキシブル素材Fに加えられる張力を測定する。ロードセルユニット50は、セル装着部322に装着支持される。
【0092】
ロードセルユニット50は、第1結合部材51、第2結合部材52及び張力感知部材53を含むことができる。第1結合部材51は、スライダー32の第1移動部材321に結合される。第2結合部材52は、第1結合部材51と実質的に同一の平面にて、第1結合部材51から離隔してスライダー32の第2移動部材323に結合される。張力感知部材53は、両端部がそれぞれ第1結合部材51と第2結合部材52に結合され、スライダー32のスライド移動に対応して、フレキシブル素材Fに加えられる張力を測定する。
【0093】
すると、ローリングユニット20の制御にしたがって、スライダー32がローリングユニット20の巻取軸22から離れる動作に対応して、第1移動部材321は、巻取軸22から離れるようにスライディングレール31に沿って移動させられるのであり、第2移動部材323は、フレキシブル素材Fの端部を把持した状態で、相対運動にて第1移動部材321上でスライド移動することにより、フレキシブル素材Fの張力に対応してロードセルユニット50が加圧又は伸長されるので、ロードセルユニット50は、フレキシブル素材Fに加えられる張力を測定することができる。
【0094】
また、ローリングユニット20の制御にしたがって、スライダー32がローリングユニット20の巻取軸22に接近する動作に対応して、第1移動部材321は、巻取軸22に接近するようにスライディングレール31に沿って移動させられるのであり、第2移動部材323は、フレキシブル素材Fの端部を把持した状態で、相対運動にて第1移動部材321上でスライド移動することにより、フレキシブル素材Fの張力に対応してロードセルユニット50が加圧又は伸長されるので、ロードセルユニット50は、フレキシブル素材Fに加えられる張力を測定することができる。
【0095】
結局、スライディングユニット30は、フレキシブル素材Fを引き寄せる方向に向かって所定の速度及びトルクのうちの少なくとも一つが設定される。そして、フレキシブル素材Fが平坦な状態を維持するように、ローリングユニット20のアンローリング動作とローリングユニット20のローリング動作とのための、ローリングユニット20の速度及びトルクのうちの少なくとも一つが制御されるようにする。
【0096】
特に、スライディングユニット30のスライド移動のためのスライディングモータ34の回転速度は、ローリングユニット20の回転のためのローリングモータ23の回転速度よりも大きく設定される。このとき、スライダー32は、巻取軸22から離れる方向にのみスライド移動しようとするので、ローリングユニット20のアンローリング動作に対応して、スライダー32の移動速度が、ローリング軸22から繰り出されるフレキシブル素材Fの移動速度よりも相対的に大きくなり、スライダー32は、継続的にフレキシブル素材Fを引っ張ることができる。また、スライダー32は、巻取軸22から離れる方向にのみスライド移動しようとするので、ローリングユニット20のローリング動作に対応して、フレキシブル素材Fを基準として両側から引っ張る形態を示すことができる。すると、ローリングユニット20の巻取軸22と、スライディングユニット30のスライダー32との間で、フレキシブル素材Fの平坦度を高め、フレキシブル素材Fが均一にぴんと張られるようにする。
【0097】
但し、スライディングモータ34の回転速度がローリングモータ23の回転速度と同じか或いはそれより小さい場合、スライダー32は、巻取軸22から離れる方向にのみスライド移動しようとするので、ローリングユニット20のアンローリング動作に対して、スライダー32の移動速度が、ローリング軸22から繰り出されるフレキシブル素材Fの移動速度よりも相対的に小さくなり、フレキシブル素材Fが弛んだり曲げられたりすることができる。
【0098】
また、スライディングユニット30のスライド移動のためのスライディングモータ34のトルクは、ローリングユニット20の回転のためのローリングモータ23のトルクよりも小さく設定される。このとき、スライダー32は、巻取軸22から離れる方向にのみスライド移動しようとするので、ローリングユニット20のローリング動作に対応して、フレキシブル素材Fを基準に両側から引っ張る形態を示すが、ローリングモータ23のトルクがスライディングモータ34のトルクよりも相対的に大きいため、スライダー32を引き寄せる。また、スライダー32は、巻取軸22から離れる方向にのみスライド移動しようとするので、ローリングユニット20のアンローリング動作に対応して、ローリングユニット20がフレキシブル素材Fをゆっくり繰り出す機能を行う。すると、ローリングユニット20の巻取軸22と、スライディングユニット30のスライダー32との間でフレキシブル素材Fの平坦度を維持させ、フレキシブル素材Fを均一にピンと張るようにする。
【0099】
但し、スライディングモータ34のトルクが、ローリングモータ23のトルクと同じか或いはそれより大きい場合、スライダー32は、巻取軸22から離れる方向にのみスライド移動しようとするので、ローリングユニット20のローリング動作に対応して、ローリングモータ23のトルクが相対的にスライディングモータ34のトルクと同じか或いはそれより小さいため、ローリングユニット20のローリング動作が実現されない。
【0100】
システム本体200には、ローリング装置100が結合される。システム本体200には、点検ドア201を介して点検空間を開閉することにより、点検空間の開放を介して、点検空間に配置された、ローリングモータ23とスライディングモータ34と往復駆動部41などの各種構成品をメンテナンスすることができ、点検空間の閉鎖を介して、点検空間に配置されたローリングモータ23とスライディングモータ34と往復駆動部41などの各種構成品を保護することができる。
【0101】
システム本体200は、作業板ユニット300及びモジュール支持ユニット400を含み、装置係止ユニット500をさらに含み、往復ユニット40をさらに含み、制御ユニット600及びディスプレイ700のうちの少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0102】
作業板ユニット300は、ベースユニット10が結合される。
【0103】
モジュール支持ユニット400は、板状にて、作業板ユニット300に備えられる。モジュール支持ユニット400は、作業板ユニット300の上面に実質的に垂直となるように突出して形成されうる。モジュール支持ユニット400には、点検空間に向かって(の側で)、ローリングユニット20に備えられるローリングモータ23と、スライディングユニット30に備えられるスライディングモータ34とが支持される。モジュール支持ユニット400には、ベースユニット10に向かって(の側で)、スライディングユニット30に備えられるスライディング変換部35が支持される。モジュール支持ユニット400には往復ユニット40が支持され、往復ガイド部43がベースユニット10に向かって露出するようにする。
【0104】
装置係止ユニット500は、作業板ユニット300に対してベースユニット10を着脱可能に固定させる。
【0105】
装置係止ユニット500は、一対の係止軸501、係止フック502、フック露出孔504、及びベースブラケット505を含むことができる。
【0106】
係止軸501は、ベースユニット10の長辺側の両端部に対応して、一対が相互離隔して、ベースユニット10の長さ方向に長く配置される。係止軸501は、作業板ユニット300に結合される軸支持ブラケット5011に回転可能に結合される。
【0107】
係止フック502は、係止軸501の長さ方向に沿って複数個が離隔配置され、係止軸501の回転に応じてピボット運動する。
【0108】
フック露出孔504は、係止フック502が作業板ユニット300からローリング装置100のベースユニット10に向かって突出するように、複数個が作業板ユニット300に穿設される。フック露出孔504は、係止フック502のピボット回転量に対応してサイズを制限することができる。
【0109】
ベースブラケット505はベースユニット10に結合される。ベースブラケット505には、係止フック502と係合されるフック係止部506が備えられる。
【0110】
装置係止ユニット500は、係止弾性部503及び係止駆動部507の少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0111】
係止弾性部503は、係止フック502がフック係止部506と係合される位置に係止フック502が弾性支持されるように、作業板ユニット300を基準に係止軸501を弾性支持する。係止弾性部503は、軸支持ブラケット5011に支持された状態で、係止軸501を回転方向に弾性支持することにより、係止フック502の位置を維持させることができる。係止フック502が、フック係止部506との係合が解除されるように、係止軸501を逆回転させてから外力を解除すると、係止弾性部503の弾性力によって係止軸501が回転しながら、係止フック502を元の位置に戻すことができる。
【0112】
係止駆動部507は、係止フック502とフック係止部506との係合又は係合解除のために、係止軸501を正逆回転させる。係止駆動部507は、モータの回転力を利用したり、手動で操作したりする。
【0113】
往復ユニット40は、モジュール支持ユニット400に往復移動可能に結合され、ベースユニット10をスライド移動させることができる。
【0114】
往復ユニット40は、ベースユニット10のスライド移動のための駆動力を発生させる往復駆動部41と、往復駆動部41をベースユニット10から離隔させて固定させる往復支持部42と、往復駆動部41の往復移動をガイドする往復ガイド部43と、を含むことができる。
【0115】
往復支持部42は、モジュール支持ユニット400に固定され、往復ガイド部43は、往復駆動部41に結合された状態で、モジュール支持ユニット400に往復移動可能に結合され、往復駆動部41の動作に従って往復ガイド部43が往復移動しながらベースユニット10を押すことで装置係止ユニット500の係合解除を助け、ローリングモータ23のローリング軸231と巻取軸22との分離(別の表現で、往復脱着部29の分離)、及び、スライディング変換部35の変換移動部材355と連結ブラケット33の分離を簡便に行うことができる。
【0116】
制御ユニット600は、ローリング装置100の動作を制御する。制御ユニット600は、ローリングモータ23とスライディングモータ34の回転速度及びトルク設定値に応じて、ローリングモータ23の動作とスライディングモータ34の動作とを制御することができる。
【0117】
制御ユニット600は、往復駆動部41の動作を制御することができる。また、制御ユニット600は、係止駆動部507の動作を制御することができる。
【0118】
ディスプレイ700は、ローリング装置100の動作状態及び制御ユニット600の制御状態を視覚的に表示する。
【0119】
以下、本発明の一実施形態による、フレキシブル素材Fの耐久性評価用のローリング装置100及び評価システムの動作について説明する。
【0120】
フレキシブル素材Fの規格に対応して、ローリング装置100を作業板ユニット300に定位置に固定させる。そして、フレキシブル素材Fを巻取軸22に巻き取るのはもとより、フレキシブル素材Fの端部はスライダー32に固定させる。このとき、ローリングレバー26を操作して巻取軸22を回転させることにより、スライダー32と巻取軸22との間で、フレキシブル素材Fがピンと張るように平坦度を維持させる。
【0121】
その後、制御ユニット600を介し、フレキシブル素材Fの規格に対応して、ローリングモータ23とスライディングモータ34の回転速度とトルクを設定し、ローリング装置100を動作させる。
【0122】
このとき、制御ユニット600を介して、ロードセルユニット50で測定されるフレキシブル素材Fの張力をモニタリングする。
【0123】
ここで、フレキシブル素材Fの状態が不良である場合、スライディングモータ34を基準にしてローリングモータ23の回転速度とトルクを変更するか、或いはローリングモータ23を基準にしてスライディングモータ34の回転速度とトルクを変更しながら、ローリング装置100に設置されたフレキシブル素材Fの状態を繰り返しモニタリングすることにより、フレキシブル素材Fの性能をテストし、フレキシブル素材Fの耐久性を評価することができる。
【0124】
上述したフレキシブル素材Fの耐久性評価用ローリング装置100及び評価システムによれば、フレキシブル素材Fが平坦な状態を持続的に維持するようにすることができ、フレキシブル素材Fの張力調節が可能であって、フレキシブル素材Fに作用する張力を均一に維持することができる。
【0125】
また、ベースユニット10におけるローリングユニット20とスライディングユニット30との結合関係を介してフレキシブル素材Fの初期セッティングを明確にし、スライディングユニット30の個別的なスライディング動作と、ローリングユニット20の個別的な回転動作とを明確に連動させるのであり、従来とは異なり、ローリングユニット20の移動を防止することでフレキシブル素材Fのしわを防止することができる。
【0126】
また、スライディングモータ34の回転速度とローリングモータ23の回転速度との相関関係を介して、フレキシブル素材Fがぴんと張った状態を維持するようにすることができ、フレキシブル素材Fのローリング動作とアンローリング動作とを安定して実現することができる。
【0127】
また、スライディングモータ34のトルクとローリングモータ23のトルクとの相関関係を介して、フレキシブル素材Fがぴんと張った状態を維持するようにすることができ、フレキシブル素材Fのローリング動作とアンローリング動作とを安定して実現することができる。
【0128】
また、ロードセルユニット50の付加構成を介して、フレキシブル素材Fのローリング動作とアンローリング動作に対して、フレキシブル素材Fの張力をリアルタイムでモニタリングし、フレキシブル素材Fの張力を検測又は計測することができる。
【0129】
また、ローリングユニット20の詳細構成を介して、ベースユニット10上で巻取軸22を回転可能に固定させることができる。
【0130】
また、ローリングユニット20における第1把持軸24と第2把持軸25との付加構成を介して、巻取軸22の遊動を防止することができる。
【0131】
また、ローリングユニット20におけるローリングレバー26の付加構成を介して、手動で巻取軸22を回転させることができ、フレキシブル素材Fの初期張力を調節することができる。
【0132】
また、ローリングユニット20におけるローリングチェック部27の付加構成を介して、巻取軸22の回転数を測定することができ、巻取軸22におけるフレキシブル素材Fの巻取量を算出することができる。
【0133】
また、ローリングユニット20におけるブレーキ28の付加構成を介して、特定の位置で巻取軸22の停止状態を維持させることができる。
【0134】
また、ローリングユニット20における往復脱着部29の付加構成を介して、巻取軸22とローリングモータ23とを着脱可能に結合させ、ローリングモータ23から巻取軸22の分離を可能にすることで、フレキシブル素材Fの規格に応じてローリング装置100の交換及びメンテナンスを簡便にすることができる。
【0135】
また、往復ユニット40の付加構成を介して、ブレーキ28のロック設定を簡便に解除することができ、ローリングユニット20の動作及び往復ユニット40の動作に伴う安全上の事故を予防することができる。
【0136】
また、スライディングユニット30の詳細構成を介して、ベースユニット10におけるスライダー32のスライド移動を円滑にし、スライディングモータ34の回転力でもってスライダー32の直線運動を安定化させることでフレキシブル素材Fの直線往復移動を明確にすることができる。
【0137】
また、スライディングユニット30における連結ブラケット33の付加構成を介して連結ブラケット33とスライディング変換部35とを着脱自在に結合させ、スライディング変換部35からの連結ブラケット33及びスライダー32の分離を可能にして、フレキシブル素材Fの規格に応じてローリング装置100の交換及びメンテナンスを簡便にすることができる。
【0138】
また、スライディングユニット30におけるスライダー32の詳細構成を介して、フレキシブル素材Fの直線運動に対応してスライダー32とフレキシブル素材Fとの相対的なスライド移動を可能にすることから、フレキシブル素材Fの変形又は破損を防止することができる。
【0139】
また、スライディングユニット30におけるスライディング変換部35の詳細構成を介して、スライディングモータ34による回転運動をスライダー32の直線往復運動に変換することで、スライダー32のスライド移動を円滑にすることができる。
【0140】
また、スライディングユニット30における変換部カバー36の付加構成を介して、スライディング変換部35を保護し、スライディング変換部35の変換移動部材355についてのスライド移動経路を明確なものとすることができる。
【0141】
また、ロードセルユニット50の付加構成及びスライダー32との結合関係を介して、スライダー32のスライド移動に伴ってフレキシブル素材Fに作用する張力を、簡便に算出することができ、相互に分離される第1移動部材321と第2移動部材323とをスライド移動可能に結合させることができる。
【0142】
また、作業板ユニット300の付加構成を介して、ローリング装置100のベースユニット10を定位置に固定し、ローリング装置100の動作に対応してベースユニット10の遊動を防止することができる。
【0143】
また、モジュール支持ユニット400の付加構成を介して、ローリング装置100のローリングモータ23、スライディングモータ34及び往復ユニット40を定位置に固定することで、動力伝達体系を明確なものとすることができる。
【0144】
また、装置係止ユニット500の付加構成を介して、作業板ユニット300に対するベースユニット10の着脱を可能にして、フレキシブル素材Fの規格に応じてローリング装置100の交換及びメンテナンスを簡便にすることができる。
【0145】
また、往復ユニット40の付加構成を介して、作業板ユニット300とベースユニット10との着脱を簡便にし、ローリングユニット20とスライディングユニット30における軸間の着脱を円滑にすることができる。
【0146】
また、制御ユニット600の付加構成を介して、ローリング装置100の動作を明確にし、ローリング装置100の動作による各種信号を有線又は無線方式で外部へ送出してビッグデータへ活用することができる。
【0147】
また、ディスプレイ700の付加構成を介して、ローリング装置の動作による状態値を表示し、ローリング装置100の動作状態をモニタリングすることができる。
【0148】
以上、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明したが、当該技術分野における熟練した当業者であれば、下記の請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱することなく、本発明を多様に修正又は変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0149】
本発明は、フレキシブル素材がローリングされるとき、フレキシブル素材が平坦な状態を持続的に維持するようにすることができ、フレキシブル素材の張力調節が可能であって、フレキシブル素材に作用する張力を均一に維持することができるようにするローリング装置及び評価システムを実現することができる。
図1
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図9