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特許7561332Air Wall X Z(エアウオール X Z)
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  • 特許-Air  Wall  X  Z(エアウオール  X  Z) 図1
  • 特許-Air  Wall  X  Z(エアウオール  X  Z) 図2
  • 特許-Air  Wall  X  Z(エアウオール  X  Z) 図3
  • 特許-Air  Wall  X  Z(エアウオール  X  Z) 図4
  • 特許-Air  Wall  X  Z(エアウオール  X  Z) 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-26
(45)【発行日】2024-10-04
(54)【発明の名称】Air Wall X Z(エアウオール X Z)
(51)【国際特許分類】
   E04G 21/02 20060101AFI20240927BHJP
【FI】
E04G21/02 103A
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019214740
(22)【出願日】2019-11-11
(65)【公開番号】P2021075984
(43)【公開日】2021-05-20
【審査請求日】2022-11-07
(73)【特許権者】
【識別番号】516313597
【氏名又は名称】植村 龍治
(72)【発明者】
【氏名】植村 龍治
【審査官】山口 敦司
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-027438(JP,A)
【文献】特開2012-012896(JP,A)
【文献】特開2000-038839(JP,A)
【文献】特開2007-085148(JP,A)
【文献】登録実用新案第3212109(JP,U)
【文献】特開2000-145146(JP,A)
【文献】特開平09-144307(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04G 21/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に挿入される空気注入用ゴムチューブと、その内部の両側面に低反発ウレタンを張り付けた角柱型の物とを含み、上記空気注入用ゴムチューブに空気を注入して角柱型を維持できるコン止め用部材であるAir Wall(エア ウオール)。
【請求項2】
内部の前後にウレタンを張り付け、その内部の両側面に低反発ウレタンを張り付けた四角柱型のものと、上記内部に挿入される空気注入用ゴムチューブを含み、前記空気注入用ゴムチューブに空気を注入して四角柱型を維持できるコン止め用部材であるAir Wall(エア ウオ―ル)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気注入式四角柱型型枠
【背景技術】
【0002】
従来使用されている梁におけるコンクリート打ち継ぎ方法として、ラス網・エアチューブなどが主流であるが近年需要が増している流動性の高い高強度生コンには、後者が用いられている。エアチューブ型型枠は、設置するために専門の業者に依頼して設置してもらっている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来のエアチューブ型型枠は、空気を注入すると円柱型に膨らむため隣同士の接点が線上になり、隣同士の設置面積が極めて少ないため、設置作業には専門的な知識や技術が必要とされ、コンクリート硬化後の撤去作業では、本体に付着した高強度のコンクリートは掃除することが難しく、本体の劣化を著しく早めてしまうのが現状である。
【0004】
更に、特殊的な単発の工事であるため、タイミングの調整が難しく、コストも割高になってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
内部に侵入される空気注入用ゴムチューブと、その内部の両側面に低反発ウレタンを張り付けた角柱型の物とを含み、上記空気注入用ゴムチューブに空気を注入して角柱型を維持できるコン止め用部材であるAir Wall (エアウオール)。内部の前後にウレタンを張り付け、その内部の両側面に低反発ウレタンを張り付けた四角柱型のものと、上記内部に侵入される空気注入用ゴムチューブを含み、前記空気注入用ゴムチューブに空気を注入して四角柱型を維持できるコン止め用部材であるAir Wall (エアウオール)。内部の両側面に低反発ウレタンを張り付けることにより、Air Wall (エアウオール)同士の接地面積が平面になるため、流動性の高いコンクリート打設時に使用されるバイブレーターの振動による隣同士のズレを最小限に抑える事を特徴としたAir Wall (エアウオール)。
【0006】
また、課題にも出ている通り、流動性の高い高強度コンクリートは付着してしまうと落ちずらく、掃除が困難なうえに本体の劣化を速めてしまっている為、四角柱型の外周をポリ製の袋で覆い繰り返し使用できるようにする。このことにより、本体の劣化を遅くすることが出来、コンクリート硬化後の解体時には内部の空気を抜き本体だけをポリ製の袋から取り出せるため、解体も簡単に行うことが出来る。これを使うことにより、梁のコンクリート打ち継ぎ方法としては、専門業者を頼む必要がなくなり、時間・コストの大幅削減につながる。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、これを使うことにより、梁のコンクリート打ち継ぎ方法として、専門業者を頼む必要がなくなり、時間・コストの大幅削減につながることを特徴とする。
流動性の高いコンクリート打設時のバイブレーターの振動による隣同士のずれを最小限に抑えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一般的な梁配筋の断面図
図2】Air Wall(エアウオール)設置状況
図3】Air Wall Zの部材説明
図4】Air Wall X Zの比較図
図5】打ち継ぎコンクリート打設状況
【符号の説明】
【0009】
▲1▼ 型枠
▲2▼ 鉄筋(スターラップ)
▲3▼ 梁主筋
▲4▼ 腹筋
▲5▼ Air Wall Z(エアウオール Z)
▲6▼ Air Wall X(エアウオール X)
▲7▼ 本体と中身を結合する部品
▲8▼ 空気注入用ゴムチューブ
▲9▼ 設置補助用芯棒
▲10▼ ウレタン
▲11▼ 低反発ウレタン
▲12▼ コンクリート
図1
図2
図3
図4
図5