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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-26
(45)【発行日】2024-10-04
(54)【発明の名称】街路灯
(51)【国際特許分類】
   F21S 8/08 20060101AFI20240927BHJP
   F21V 15/01 20060101ALI20240927BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20240927BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20240927BHJP
   F21V 21/36 20060101ALI20240927BHJP
   F21V 17/10 20060101ALI20240927BHJP
   F21S 9/02 20060101ALN20240927BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240927BHJP
【FI】
F21S8/08 112
F21V15/01 300
F21V23/00 110
F21V23/04 500
F21V21/36 300
F21V17/10 300
F21S9/02 200
F21Y115:10
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021025323
(22)【出願日】2021-02-19
(65)【公開番号】P2022127268
(43)【公開日】2022-08-31
【審査請求日】2023-11-17
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100170575
【弁理士】
【氏名又は名称】森 太士
(74)【代理人】
【識別番号】100141449
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 隆芳
(74)【代理人】
【識別番号】100142446
【弁理士】
【氏名又は名称】細川 覚
(72)【発明者】
【氏名】松本 匡弘
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 徹
(72)【発明者】
【氏名】武内 芳夫
(72)【発明者】
【氏名】内藤 卓郎
【審査官】土谷 秀人
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-072081(JP,A)
【文献】特開2017-059414(JP,A)
【文献】特表2018-516444(JP,A)
【文献】特開2015-176373(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0305246(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 8/08
F21S 9/02
F21V 15/00
F21V 17/00
F21V 21/00
F21V 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光部を有する灯具と、
前記灯具が配設されるポールと、
所定の情報を検知する情報検知部と、
前記情報検知部が前記所定の情報を検知したときに、地面にいる人が前記灯具を前記ポールから取り外し可能な状態とする取り外し機構と、を備え
前記情報検知部は、前記灯具又は前記ポールに配置され、電流、傾き、振動、水量、風速、温度、熱、明るさ、光、映像、音の内の少なくとも一つを検出するセンサ部を含み、前記センサ部による検出結果に基づいて、前記所定の情報を検知する、
街路灯。
【請求項2】
前記灯具は、前記ポールから取り外した状態において独立して使用することができるよう構成される、
請求項1に記載の街路灯。
【請求項3】
前記情報検知部は、前記所定の情報として、災害発生情報を検知する、
請求項1又は2に記載の街路灯。
【請求項4】
前記情報検知部は、前記所定の情報として、周辺の情報を検知する、
請求項1~のいずれか一項に記載の街路灯。
【請求項5】
前記取り外し機構は、前記灯具を前記ポールの上部から下方に降ろすことにより、前記灯具を取り外し可能とする、
請求項1~のいずれか一項に記載の街路灯。
【請求項6】
前記灯具は、前記ポールに対してワイヤ又は電磁石を用いて固定される、
請求項1~のいずれか一項に記載の街路灯。
【請求項7】
前記灯具には、通信機器が備えられる、
請求項1~のいずれか一項に記載の街路灯。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、街路灯に関する。
【背景技術】
【0002】
街路灯は、道路、街路、公園、広場、駐車場等に設置される屋外照明装置である(特許文献1参照)。この街路灯は、例えば、灯具と、灯具が配設されるポールとを有して構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2008-91232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の街路灯は、道路、街路、公園、広場、駐車場等に設置されているが、街路灯自体が道路等の照明以外の用途に直接利用されることがなく、照明装置としての街路灯に付加価値を付加して利用価値を高める余地があるという課題があった。
【0005】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、街路灯を道路等の照明以外の用途である防災対策に利用することができるようにすることにより、高い付加価値を備える街路灯を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の態様に係る街路灯は、発光部を有する灯具と、灯具が配設されるポールと、所定の情報を検知する情報検知部と、を備える。街路灯は、情報検知部が所定の情報を検知したときに、地面にいる人が灯具をポールから取り外し可能な状態とする取り外し機構を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、街路灯を道路等の照明以外の用途である防災対策に利用することができるようにすることにより、高い付加価値を備える街路灯を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態に係る街路灯の一例を示すブロック構成図である。
図2】取り外し機構の一例を示す概略図である。
図3A】取り外し機構の一例を示す概略図である。
図3B】取り外し機構の一例を示す概略図である。
図4】取り外し機構の一例を示す概略図である。
図5】取り外し機構の一例を示す概略図である。
図6】取り外し機構の一例を示す概略図である。
図7A】取り外し機構の一例を示す概略図である。
図7B】取り外し機構の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係る街路灯について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
[1.構成]
本実施形態に係る「街路灯」は、いわゆる街路灯、道路灯、公園灯、防犯灯も含めたものであって、道路、街路、公園、広場、駐車場等に設置される屋外照明装置である。本実施形態に係る街路灯1は、例えば、車道と歩道とを備える道路に光を照射するように設置される。また、街路灯1は、道路沿いに所定の距離毎に設置される。
【0011】
図1に示すように、街路灯1は、発光部2を有する灯具3と、灯具3が配設されるポール4とを備える。
【0012】
灯具3の発光部分である発光部2は、例えば、LED光源又はLD光源により構成される。発光部2を有する灯具3は、ポール4に複数設置される。
【0013】
灯具3は、ポール4から取り外した状態において独立して使用することができるよう構成される。このため、灯具3には、バッテリ(蓄電池)5が備えられている。バッテリ5は、例えば、一次電池又は二次電池により構成される。
【0014】
また、灯具3は、通信機能を備える。このため、灯具3には、通信機器6が備えられている。通信機器6は、例えば、スマートフォン又はタブレット型端末等の携帯端末により構成される。なお、通信機器6は、携帯端末により構成されるものに限られず、単純に信号又は情報のみを通信する機能を備えるだけの装置として構成してもよい。
【0015】
さらに、灯具3は、位置情報確認機能を備えていてもよい。このため、灯具3には、GPS発信機等の位置情報発信機器が備えられていてもよい。
【0016】
ポール4は、街路灯1の支柱に相当し得るものであり、ほぼ全体が筒状に形成されている。ポール4は、円筒状に形成されてもよく、角筒状に形成されてもよい。
【0017】
ポール4の内部には、電気配線が配索されており、この電気配線が、コネクタを介して灯具3に電気的に接続されている。
【0018】
また、街路灯1は、情報検知部13と、取り外し機構10と、取り外し機構10を制御する制御部(コントローラ)14とを備える。
【0019】
情報検知部13は、所定の危険情報を取得(検知)する。
【0020】
情報検知部13は、危険情報として、災害発生情報を取得する。災害発生情報は、例えば、構造物の破壊(停電、火災を含む)、構造物の水没、台風、地震、津波、集中豪雨等の災害発生に関する情報である。
【0021】
情報検知部13は、例えば、ネットワークを介して外部サーバから、前述の災害発生情報を取得する。また、情報検知部13は、緊急警報を発令する公的機関から発信される警報信号を受信するものであってもよい。
【0022】
情報検知部13は、危険情報として、街路灯1の周囲の情報を取得する。このため、情報検知部13は、街路灯1の周囲の情報(屋外の情報)を取得するためのセンサ部15を有する。
【0023】
センサ部15は、電流、傾き、振動、水量、風速、温度、熱、明るさ、光、映像、音の内の少なくとも一つを検出することにより、危険情報(屋外の天候の変動等)を取得する。
【0024】
センサ部15は、例えば、電流を検出する電流センサを備え、情報検知部13は、電流センサにより検出した電流に基づいて、停電、電流異常等を検知する。
【0025】
センサ部15は、例えば、傾きを検出する傾きセンサを備え、情報検知部13は、傾きセンサにより検出した傾きに基づいて、街路灯倒壊等を検知する。
【0026】
センサ部15は、例えば、振動を検出する振動センサを備え、情報検知部13は、振動センサにより検出した振動に基づいて、地震等を検知する。
【0027】
センサ部15は、例えば、水量を検出する水量センサを備え、情報検知部13は、水量センサにより検出した水量に基づいて、水没、津波等を検知する。
【0028】
センサ部15は、例えば、風速を検出する流量計を備え、情報検知部13は、流量計により検出した風速に基づいて、暴風等を検知する。
【0029】
センサ部15は、例えば、温度を検出する温度センサを備え、情報検知部13は、温度センサにより検出した温度(空気と水との温度差)に基づいて、水没等を検知する。
【0030】
センサ部15は、例えば、圧力を検出する圧力センサを備え、情報検知部13は、圧力センサにより検出した圧力に基づいて、水没等を検知する。
【0031】
センサ部15は、例えば、明るさ、光の波長を検出する光センサを備え、情報検知部13は、光センサにより検出した明るさ、光の波長に基づいて、火災、停電状況等を検知する。
【0032】
センサ部15は、例えば、街路灯1の周囲を撮像するカメラを備え、情報検知部13は、カメラにより撮像した画像の画像解析(カメラによる画像認識機能)により、街路灯倒壊、水没、詳細な渋滞状況、人の避難状況、河川氾濫等を検知する。
【0033】
センサ部15は、例えば、街路灯1の周囲の音(音声)を集音するマイクを備え、情報検知部13は、マイクにより集音した音の音声解析(音声認識機能)により、街路灯倒壊、水没、詳細な渋滞状況、人の避難状況、河川氾濫等を検知する。
【0034】
このようなセンサ部15は、ポール4に配置されてもよく、灯具3に配置されてもよい。
【0035】
制御部14は、情報検知部13が所定の危険情報を取得したときに、取り外し機構10を作動させて、地面にいる人が灯具3をポール4から取り外し可能な状態とする。
【0036】
さらに、街路灯1は、取り外し機構10を手動で作動させるためのスイッチ16を備える。
【0037】
[取り外し機構の構成例]
取り外し機構10は、情報検知部13が所定の危険情報を取得したときに、街路灯1の構造が変化し、発光部2が含まれる灯具3を街路灯1から取り外す機構である。
【0038】
具体的には、取り外し機構10は、情報検知部13が所定の危険情報を取得したときに、灯具3の灯具傘部21又は灯具下部22等(図2図3A参照)が分解し、灯具3の灯具傘部21又は灯具下部22等の内部から発光部2を取り外す機構である。
【0039】
発光部2を含む灯具3は、街路灯1から取り外して利用することができる。
【0040】
以下に、取り外し機構10の構成例を説明する。
【0041】
[構成例1]
図2に示す取り外し機構10Aにおいては、灯具3は、灯具傘部21を有して構成される。発光部2等を含む灯具3がワイヤ23を用いてポール4に対して固定されている。このワイヤ23の先端はポール4に配置される滑車24等を利用してスイッチ16等に接続されており、非常時には、スイッチ16等の動作により灯具3がポール4の上部から下方の地上へ向けて降下する。発光部2等を含む灯具3とワイヤ23とは着脱式の接続部により接続されており、灯具3をワイヤ23から取り外すことにより、発光部2等を含む灯具3を別用途で使用することが可能となる。
【0042】
[構成例2]
図3Aに示す取り外し機構10Bにおいては、灯具3は、灯具傘部21及び灯具下部22を有して構成されている。発光部2等を含む灯具3がゴム製のワイヤ23を用いてポール4と接続されている。灯具3の透過部分である灯具下部22がポール4に配置される滑車24等を利用してスイッチ16等に接続されており、非常時には、スイッチ16等の動作により灯具下部22が開き、灯具3がポール4の上部から下方の地上へ向けて降下する(図3B参照)。発光部2等を含む灯具3とワイヤ23とは着脱式の接続部により接続されており、灯具3をワイヤ23から取り外すことにより、発光部2等を含む灯具3を別用途で使用することが可能となる。
【0043】
[構成例3]
図4に示す取り外し機構10Cにおいては、灯具3は、いわゆるライトバーにより構成されている。ポール4の地上付近の部分に設けられたスイッチ16が押されると、灯具傘部21に灯具3毎に独立して設けられたストッパが解除され、発光部2等を含む灯具3がポール4に沿って設けられたチューブ25の内部を通って地上まで到達する。灯具3の落下速度を落とすために、チューブ25の下端部は鉛直方向に対して傾斜される。灯具3の破損を抑制するために、地上に緩衝材を設けてもよい。
【0044】
[構成例4]
図5に示す取り外し機構10Dにおいては、地面が予め深く掘られていて、ポール4下端の支持板部26が通常時は高い位置でストッパにより固定されている。ポール4の地上部分に設けられたスイッチ16が押されると、ストッパが外れ、ポール4は非常時の位置(低い位置)まで地中に収納され、灯具3を地上付近まで降ろすことができる。
【0045】
[構成例5]
図6に示す取り外し機構10Eにおいては、ポール4に沿ってレール27が設置され、このレール27に沿って灯具3が複数設置されている。一番下にある灯具3を取り外したら、他の灯具3が自重でレール27を伝って下方にスライドする。
【0046】
[構成例6]
図7Aに示す取り外し機構10Fにおいては、灯具傘部21に設けた電磁石28により灯具3はポール4に対して固定されている。停電すると、電磁石28への通電が切れて、灯具3が自動的に落下する(図7B参照)。
【0047】
[構成例7]
図示はしないが、自立飛行可能な無人飛行機(いわゆるドローン)を利用して灯具をポールから取り外せるようにしてもよい。ポールに下方から上方へ向かって溝を設けておく。この溝は、螺旋状の溝であってもよく、縦溝であってもよい。通常時は、ポールに設けた溝に灯具が係合している状態であり、非常時に、ドローンが動作し、溝に沿って上昇していくことにより、灯具が押されて溝の上端部で溝から離脱をする。
【0048】
[2.動作]
[非常時(災害発生時)]
(1)外部からの信号、街路灯1に設置したセンサ部15等により、情報検知部13が災害が発生したことを検知する。すなわち、情報検知部13が、所定の危険情報を取得する。
【0049】
(2)制御部14が、灯具3をポール4から取り外し可能な状態とするために、取り外し機構10を作動させる。
【0050】
(3)例えば灯具3がポール4の上部から下方に降下することにより、灯具3が取り外し可能となる。
【0051】
(4)取り外し可能な状態となった灯具3を街路灯1から取り外す。
【0052】
街路灯1から取り外した灯具3は、手持ち照明、地面に置く照明、通信機器、防犯用照明、別の街路灯に取り付ける照明、引掛け式照明等として利用することができる。
【0053】
街路灯1から取り外した灯具3は、用途としては、夜間に避難所まで移動する際に持ち歩くための明かり、避難所の明かり、緊急連絡(緊急通報)、人の動線管理(GPS)等に使用することができる。
【0054】
[手動動作時]
(1)手動動作時には、例えば災害発生時に避難する人が街路灯1に設置したスイッチ16を押す。
【0055】
(2)灯具3をポール4から取り外し可能な状態とするために、取り外し機構10が作動する。
【0056】
(3)例えば灯具3がポール4の上部から下方に降下することにより、灯具3が取り外し可能となる。
【0057】
(4)取り外し可能な状態となった灯具3を街路灯1から取り外す。
【0058】
[3.効果等]
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
【0059】
(1)街路灯1は、発光部2を有する灯具3と、灯具3が配設されるポール4と、を備える。街路灯1は、所定の情報を検知する情報検知部13と、情報検知部13が所定の情報を検知したときに、地面にいる人が灯具3をポール4から取り外し可能な状態とする取り外し機構10と、を備える。
【0060】
街路灯1が情報検知部13及び取り外し機構10を備えることにより、街路灯1を道路等の照明以外の用途である防災対策に利用することが可能になり、街路灯1の利用価値を高めることができる。
【0061】
(2)灯具3は、ポール4から取り外した状態において独立して使用することができるよう構成される。
【0062】
街路灯1から取り外した灯具3は、手持ち照明、地面に置く照明、防犯用照明、別の街路灯に取り付ける照明、引掛け式照明等として利用することが可能になり、街路灯1の利用価値を高めることができる。
【0063】
(3)情報検知部13は、電流、傾き、振動、水量、風速、温度、熱、明るさ、光、映像、音の内の少なくとも一つを検出することにより、所定の情報を検知する。
【0064】
このように情報検知部13を構成することにより、外部からの危険情報の入力によらずに危険情報を取得(検知)することが可能になる。
【0065】
(4)情報検知部13は、所定の情報として、災害発生情報を検知する。
【0066】
このように情報検知部13を構成することにより、外部から危険情報を迅速に取得(検知)することが可能になる。
【0067】
(5)情報検知部13は、所定の情報として、周辺の情報を検知する。
【0068】
このように情報検知部13を構成することにより、外部からの危険情報の入力によらずに危険情報を迅速に取得(検知)することが可能になる。
【0069】
(6)取り外し機構10は、灯具3をポール4の上部から下方に降ろすことにより、灯具3を取り外し可能とする。
【0070】
このように取り外し機構10を構成することにより、灯具3を通常の固定状態から取り外し可能状態へとより迅速に移行することが可能になる。
【0071】
(7)灯具3は、ポール4に対してワイヤ23又は電磁石28を用いて固定される。
【0072】
灯具3の固定にワイヤ23又は電磁石28を用いることにより、灯具3を通常の固定状態から取り外し可能状態へとより迅速に移行することが可能になる。
【0073】
(8)灯具3には、通信機器6が備えられる。
【0074】
街路灯1から取り外した灯具3は、通信機器として利用することが可能になり、街路灯1の利用価値を高めることができる。
【0075】
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0076】
1 街路灯
2 発光部
3 灯具
4 ポール
6 通信機器
10 取り外し機構
13 情報検知部
23 ワイヤ
28 電磁石
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7A
図7B