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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-26
(45)【発行日】2024-10-04
(54)【発明の名称】装身具
(51)【国際特許分類】
   A44C 9/00 20060101AFI20240927BHJP
【FI】
A44C9/00
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2024044769
(22)【出願日】2024-03-21
【審査請求日】2024-03-28
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 掲載日 :令和5年12月27日 掲載アドレス:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000134731.html 掲載者 :株式会社PR TIMES
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】524108950
【氏名又は名称】株式会社円樹
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】弁理士法人一色国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】三好 亮大
【審査官】粟倉 裕二
(56)【参考文献】
【文献】仏国特許出願公開第02957759(FR,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44C 9/00-9/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
指輪と指との間に挟み込まれる挟み込み部と、
一対の装飾部と、
を備え、
前記挟み込み部及び一対の前記装飾部は、金属により一体的に構成されており、
前記挟み込み部は、一対の前記装飾部の間に配置されており、
前記装飾部は、前記挟み込み部から上方に立ち上がるように構成されており、
前記挟み込み部の上面と、一対の前記装飾部の対向面とによって、前記指輪の一部を挿入するための溝が構成されており、
前記挟み込み部の上面は、前記指輪の内面に適合するように凸状に湾曲しており、
前記挟み込み部の下面と、一対の前記装飾部の下面とによって、凹状に湾曲した接触面が構成されている
ことを特徴とする装身具。
【請求項2】
請求項1に記載の装身具であって、
前記溝の両側の側面は、平行に又は上側ほど間隔が広がるように構成されている
ことを特徴とする装身具。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の装身具であって、
前記装飾部に宝石類が固定されていることを特徴とする装身具。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の装身具であって、
前記装飾部の上面の曲率半径は、前記挟み込み部の上面の曲率半径よりも大きいことを特徴とする装身具。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の装身具であって、
前記溝は、周方向の端部ほど深くなるように構成されていることを特徴とする装身具。
【請求項6】
指輪と指との間に挟み込まれる挟み込み部と、
一対の装飾部と、
を備え、
前記挟み込み部は、一対の前記装飾部の間に配置されており、
前記装飾部は、前記挟み込み部から上方に立ち上がるように構成されており、
前記挟み込み部の上面と、一対の前記装飾部の対向面とによって、前記指輪の一部を挿入するための溝が構成されており、
前記挟み込み部の上面は、前記指輪の内面に適合するように凸状に湾曲しており、
前記挟み込み部の下面と、一対の前記装飾部の下面とによって、凹状に湾曲した接触面が構成されており、
前記装飾部の下面に中空部が設けられていることを特徴とする装身具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装身具に関する。
【背景技術】
【0002】
指輪型のウェアラブルデバイスとして、いわゆるスマートリングが知られている。例えば、非特許文献1、2には、電子マネー決済機能や測定機能を搭載したスマートリングが記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【文献】”EVERING”、[online]、[2024年3月13日検索]、インターネット<URL:https://evering.jp/>
【文献】”Oura Ring”、[online]、[2024年3月13日検索]、インターネット<URL:https://ouraring.com/ja>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スマートリングのような実用性を持った指輪は、装飾性が低いことが多い。また、スマートリングに限らず、指輪の装飾性を高めたいことがある。
【0005】
本発明は、指輪の装飾性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、
指輪と指との間に挟み込まれる挟み込み部と、
一対の装飾部と、
を備え、
前記挟み込み部は、一対の前記装飾部の間に配置されており、
前記装飾部は、前記挟み込み部から上方に立ち上がるように構成されており、
前記挟み込み部の上面と、一対の前記装飾部の対向面とによって、前記指輪の一部を挿入するための溝が構成されており、
前記挟み込み部の上面は、前記指輪の内面に適合するように凸状に湾曲しており、
前記挟み込み部の下面と、一対の前記装飾部の下面とによって、凹状に湾曲した接触面が構成されている
ことを特徴とする装身具である。
【0007】
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、指輪の装飾性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1A及び図1Bは、装身具10の斜視図である。
図2図2A図2Fは、装身具10を各方向から見た投影図である。
図3図3A及び図3Bは、装身具10を指輪20に取り付けた様子の斜視図である。
図4図4は、指輪20とともに装身具10を指に装着した様子の説明図である。
図5図5A図5Cは、装着手順の説明図である。
図6図6Aは、第1変形例の装身具10を斜め下から見た斜視図である。図6Bは、第1変形例の装身具10の断面図である。
図7図7は、第2変形例の装身具10の説明図である。
図8図8は、第3変形例の装身具10の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施形態>
本実施形態の装身具は、指輪と指との間に挟み込まれる挟み込み部と、一対の装飾部と、を備え、前記挟み込み部は、一対の前記装飾部の間に配置されており、前記装飾部は、前記挟み込み部から上方に立ち上がるように構成されており、前記挟み込み部の上面と、一対の前記装飾部の対向面とによって、前記指輪の一部を挿入するための溝が構成されており、前記挟み込み部の上面は、前記指輪の内面に適合するように凸状に湾曲しており、前記挟み込み部の下面と、一対の前記装飾部の下面とによって、凹状に湾曲した接触面が構成されていることを特徴とする装身具である。このような装身具であれば、指輪と指との間に挟み込み部を挟み込んで指輪とともに装身具を指に装着することができるとともに、装飾部によって装飾性を高めることができる。
【0011】
また、前記装飾部に宝石類が固定されていることが望ましい。これにより、装飾部の装飾性を高めることができる。
【0012】
前記装飾部の上面の曲率半径は、前記挟み込み部の上面の曲率半径よりも大きいことが望ましい。これにより、装飾部の上面を視認させ易くすることができる。
【0013】
前記溝は、周方向の端部ほど深くなるように構成されていることが望ましい。これにより、溝に指輪を挿入したときに、指輪を安定させ易い構造となる。
【0014】
前記装飾部の下面に中空部が設けられていることが望ましい。これにより、装飾性を損なわずに装身具の軽量化を図ることができる。
【0015】
<装身具の実施例>
図1A及び図1Bは、装身具10の斜視図である。図2A図2Fは、装身具10を各方向から見た投影図である。図3A及び図3Bは、装身具10を指輪20に取り付けた様子の斜視図である。図4は、指輪20とともに装身具10を指に装着した様子の説明図である。図5A図5Cは、装着手順の説明図である。
【0016】
以下では、図1A及び図1Bに示す方向を用いて説明を行うことがある。第1方向は、指輪20の幅方向に相当する方向である。言い換えると、第1方向は、円環状の指輪20の中心軸に平行な方向であり、指の根元から指先に向かう方向に沿った方向である。第2方向は、指の幅方向に相当する方向であり、第1方向と垂直な方向である。第2方向は、溝16に沿った方向となる。上下方向は、第1方向及び第2方向に垂直な方向である。上下方向は、装身具10の溝16の中心部における法線と平行な方向である。なお、指に装着した時の指側を「下」と呼び、逆側を「上」と呼ぶことがある。周方向は、円環状の指輪20に沿った方向である。周方向は、指輪20の中心軸周りの方向であり、指の周方向に沿った方向であり、第1方向周りの方向である。
【0017】
装身具10は、指輪20とともに指に装着するものである。装身具10は、挟み込み部12と、一対の装飾部14とを有する。装身具10を構成する挟み込み部12と一対の装飾部14は、一体的に構成されている。例えば、貴金属(例えば銀)を鋳造することによって、挟み込み部12と一対の装飾部14が一体成型されている。但し、装身具10は、銀で構成されていなくても良いし、貴金属で構成されていなくても良いし、樹脂やセラミックスのような非金属で構成されていても良い。
【0018】
挟み込み部12は、指輪20と指との間に挟み込まれる部位である。挟み込み部12は、指輪20と指との隙間に適合するように上に向かって湾曲している。挟み込み部12は、装身具10の中央部の帯状(板状)の部位である。挟み込み部12が帯状に構成されることによって、線状や棒状の部材を指輪20と指との間に挟み込んだ場合と比べて、指への負担を軽減させることができる。また、挟み込み部12は、上側に湾曲した帯状(板状)の部位である。言い換えると、挟み込み部12は、円筒状の部位である。挟み込み部12は、一対の装飾部14の間に配置されている。
【0019】
装飾部14は、指を装飾する部位である。一対の装飾部14は第1方向に並ぶように配置されている。装飾部14は、装身具10の第1方向の端部のブロック状の部位である。装飾部14は、帯状(板状)の挟み込み部12と比べて、厚みのある部位である。装飾部14は、挟み込み部12の第1方向の両端の外側に配置されている。装飾部14は、挟み込み部12の端部(第1方向の端部)から上方に立ち上がるように構成されている。言い換えると、装飾部14は、挟み込み部12の外側で挟み込み部12よりも上方に突出している。これにより、一対の装飾部14の間に溝16が形成され、挟み込み部12は、溝16の底面を構成している。
【0020】
溝16は、指輪20の一部を挿入するための部位である。溝16は、挟み込み部12の上面と、一対の装飾部14の対向面(内側の側面)とにより構成されている。溝16の幅(溝16の第1方向の寸法;挟み込み部12の第1方向の寸法;一対の装飾部14の間隔)は、指輪20を挿入可能な程度に設定されている。溝16は、第2方向(若しくは周方向)に沿って構成されている。溝16の両側の側面(一対の装飾部14の対向面)は、第1方向に対向している。溝16の両側の側面(一対の装飾部14の対向面)は、指輪20が装身具10に対して第1方向に移動することを規制する機能を有する。溝16の両側の側面は、ほぼ平行に構成されていている。但し、溝16の両側の側面は、上側ほど間隔が広がるように構成されていても良い。
【0021】
挟み込み部12の上面は、上に凸になるように湾曲している。挟み込み部12の上面は、円筒面状に構成されている。挟み込み部12の上面は、指輪20の内面に適合するように構成されている。
【0022】
装身具10の第2方向(溝16に沿った方向)の寸法は、指輪20の内径(指輪20の内側の直径)よりも小さい。なお、挟み込み部12の上面は、指輪20の内面に適合するように構成されているため、装身具10の第2方向の寸法は、挟み込み部12の上面の曲率半径の2倍よりも小さい。これにより、装身具10を指輪20の内側に通しつつ装身具10を指輪20に取り付けることができる(図5Aの状態から図5Bの状態にすることができる)。また、これにより、装身具10を指輪20から外すことができる(図5Bの状態から図5Aの状態にすることができる)。
【0023】
挟み込み部12の下面及び一対の装飾部14の下面によって、接触面18が構成されている。接触面18は、指に接触する面である。装身具10の下面では、挟み込み部12と装飾部14との間には段差は形成されておらず、滑らかな面で構成されている。これにより、装身具10を指に装着し易くなる。
【0024】
図2D図2Fに示すように、第1方向から見たときに、接触面18は、凹状になるように湾曲している。これにより、接触面18が指の表面に適合するように構成され、装身具10を指に装着し易くなる。接触面18は、円筒面状に構成されている。図2Eに示すように、断面(第1方向及び上下方向に平行な断面)と接触面18との縁は、第1方向にほぼ平行に構成されている。このように、接触面18は、母線が第1方向に平行な円筒面状に構成されている。但し、第1方向及び上下方向に平行な断面と接触面18との縁が湾曲していても良い。この場合、第1方向及び上下方向に平行な断面と接触面18との縁は凹状に湾曲していることが好ましい。これにより、曲げた指の表面に接触面18が適合するように構成され、装身具10を指に装着し易くなる。
【0025】
接触面18は、指輪20よりも広い幅(第1方向の寸法)を有する。このため、接触面18は、刻印を施し易い面となる。例えば、文字(名前、メッセージなど)、数字(番号、年月日など)、標章(企業のロゴなど)などの刻印を接触面18に施しても良い。もちろん、接触面18に刻印が無くても良い。
【0026】
接触面18の周縁(接触面18と装飾部14(及び挟み込み部12)の側面との角)には、面取りが施されている。これにより、快適に装身具10を指に装着することができる。但し、接触面18の周縁に面取りが施されていなくても良い。
【0027】
図5Cに示すように、装身具10を指に装着した時、挟み込み部12は指輪20によって隠れるのに対して、装飾部14は、指輪20に対して第1方向に突出して露出する。このため、装飾部14は、指を装飾する部位となる。
【0028】
図1Aに示すように、装飾部14は、宝石類14Aを固定するための台座とすることが可能である。なお、宝石類は、ダイヤモンド等の宝石、合成宝石、人造宝石、模造宝石などであり、鉱物だけでなく、鉱物以外の材料で構成されたものでも良い。
【0029】
図1Aでは、下穴をあけた装飾部14(地金)に宝石類14Aが留められている。このような石留め方法が好適である。但し、宝石類14Aの固定方法(石留め方法)は、これに限られるものではない。例えば、宝石類14Aは、爪で装飾部14に固定されても良いし、接着剤で固定されても良い。また、装飾部14に宝石類14Aが固定されていなくても良い(後述;図8参照)。
【0030】
装飾部14の上面は視認され易いため、装飾面として機能する。図1Aでは、装飾部14の上面に宝石類14Aが固定されている。装飾部14の上面は視認され易いため、装飾部14の上面に宝石類14Aを配置することが望ましい。但し、装飾部14の外側の側面を装飾面とし、装飾部14の外側の側面に宝石類が固定されても良い。また、装飾部14の表面(特に上面)には、宝石類以外の装飾物(例えば、彫刻や印刷物等の飾り)が設けられても良い。
【0031】
図2D図2Fに示すように、第1方向から見たときの装飾部14の上面の曲率半径は、挟み込み部12の上面の曲率半径や接触面18(挟み込み部12の下面)の曲率半径と比べて、大きいことが望ましい。これにより、装飾部14の上面は、挟み込み部12の上面や接触面18と比べて、緩やかに湾曲することになる。装飾部14の上面が緩やかに湾曲することによって、装飾部14の上面は、視認され易くなり、装飾面として機能し易くなる。また、第1方向から見たときの装飾部14の上面の曲率中心は、挟み込み部12の上面や接触面18の曲率中心と比べて、下に位置することが更に望ましい。これにより、装飾部14の上面は、更に視認され易くなり、装飾面として機能し易くなる。なお、装飾面の上面は、湾曲していなくても良く、平面状に構成されても良い(後述;図7参照)。なお、装飾部14の上面の曲率半径は、指輪20の外周面の曲率半径と比べて、大きくても良い。
【0032】
挟み込み部12の上面や、接触面18(挟み込み部12の下面)は、いずれも上に向かって湾曲しているため、挟み込み部12の厚さは、ほぼ一定となる。なお、図2Fに示すように、中心部ほど挟み込み部12の厚さが厚く構成されても良い。
【0033】
図2Fに示すように、溝16は、周方向の外側(第2方向の外側)ほど深くなるように構成されている。これにより、溝16に指輪20を挿入したときに、指輪20を安定させ易い構造となる。但し、溝16の深さが一定に構成されていても良い。
【0034】
溝16の上方は開放されている。このため、指輪20とともに装身具10を指に装着した時に、指輪20は一対の装飾部14の間からから露出する(図4参照)。このため、装身具10が指輪20の装飾性を損ねずに済む。また、指輪20がタッチ機能(例えば電子マネー決済機能)を有するスマートリングの場合には、指輪20が一対の装飾部14の間からから露出することによって、指輪20のタッチ機能を損ねずに済む。また、挟み込み部12以外の部位では、指輪20の内面は指に接触する。このため、指輪20の内面にセンサが設けられたスマートリングの場合には、センサが挟み込み部12に隠れないように指輪20を溝16に挿入すれば、センサによって指を測定することが可能である。また、この場合、指輪の内面を指に密着させ易くなるという利点がある。なお、スマートリングは装飾性が低いことが多いため、特にスマートリングに装身具10を用いることが好適である。
【0035】
図6Aは、第1変形例の装身具10を斜め下から見た斜視図である。図6Bは、第1変形例の装身具10の断面図である。
【0036】
第1変形例では、装飾部14の下面に中空部14Bが設けられている。中空部14Bを設けることによって、装身具10の軽量化を図ることができる。また、装身具10を銀などの貴金属で構成する場合には、中空部14Bを設けることによって、装身具10のコストを抑制することができる。装飾部14は、挟み込み部12から立ち上がるように構成された部位であるため、中空部14Bを設けるのに好適である。また、中空部14Bが装飾部14の下面に設けられているため、指輪20とともに装身具10を指に装着した時に、中空部14Bは指で隠れて露出しない。このため、中空部14Bによって装飾性を損なうことを抑制できる。
【0037】
図7は、第2変形例の装身具10の説明図である。図8は、第3変形例の装身具10の説明図である。
【0038】
図6及び図8に示すように、装身具10(特に装飾部14)は、図1Aに示すものに限られるものではない。また、図7に示すように、装飾部14の上面(装飾面)は、湾曲していなくても良く、平面状に構成されても良い。また、図8に示すように、装飾部14に宝石類14Aが固定されていなくても良い。また、装飾部14の側面は、図1Aに示すような湾曲面でなくても良く、図7に示すように平面でも良いし、図8に示すように傾斜面で構成されたり、角を有していたりしても良い。なお、装身具は、図1A図7及び図8に示す形態に限られるものではなく、他の形態でも良い。
【0039】
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0040】
10 装身具、
12 挟み込み部、
14 装飾部、
14A 宝石類、
14B 中空部、
16 溝、
18 接触面、
20 指輪
【要約】
【課題】指輪の装飾性を高めること。
【解決手段】本開示に係る装身具は、指輪と指との間に挟み込まれる挟み込み部と、一対の装飾部と、を備える。前記挟み込み部は、一対の前記装飾部の間に配置されている。前記装飾部は、前記挟み込み部から上方に立ち上がるように構成されている。前記挟み込み部の上面と、一対の前記装飾部の対向面とによって、前記指輪の一部を挿入するための溝が構成されている。前記挟み込み部の上面は、前記指輪の内面に適合するように凸状に湾曲している。前記挟み込み部の下面と、一対の前記装飾部の下面とによって、凹状に湾曲した接触面が構成されている。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8