IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三菱重工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-熱交換器 図1
  • 特許-熱交換器 図2
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-26
(45)【発行日】2024-10-04
(54)【発明の名称】熱交換器
(51)【国際特許分類】
   F28D 7/10 20060101AFI20240927BHJP
   F22B 1/18 20060101ALI20240927BHJP
   F28F 9/013 20060101ALI20240927BHJP
   F28F 9/02 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
F28D7/10 Z
F22B1/18 K
F28F9/013 Z
F28F9/02 D
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2021144112
(22)【出願日】2021-09-03
(65)【公開番号】P2023037395
(43)【公開日】2023-03-15
【審査請求日】2023-11-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000006208
【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】谷島 寛斗
(72)【発明者】
【氏名】廣 孝文
(72)【発明者】
【氏名】松原 真仁
(72)【発明者】
【氏名】木崎 裕介
(72)【発明者】
【氏名】日下部 隆也
(72)【発明者】
【氏名】児玉 敦司
【審査官】礒部 賢
(56)【参考文献】
【文献】特開平07-119901(JP,A)
【文献】中国実用新案第209857696(CN,U)
【文献】登録実用新案第3061733(JP,U)
【文献】特開平06-026785(JP,A)
【文献】実開昭60-002190(JP,U)
【文献】特開昭61-059189(JP,A)
【文献】特表2005-524044(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F28D 1/00 - 13/00
F28F 9/00 - 9/26
F22B 1/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一流体が軸方向に流入され排出される胴部と、
前記胴部の内部に配置されて前記第一流体と熱交換される第二流体が供給されるコイル部を有する伝熱管と、
前記伝熱管の一端に接続されて前記胴部に固定される入口管台と、
前記伝熱管の他端側に接続されて前記胴部に固定される出口管台と、
を備え、
前記入口管台および前記出口管台は、前記伝熱管の前記コイル部に対して前記軸方向のいずれか一方に配置され、
複数本設けられた前記伝熱管の各前記コイル部の内側に設けられる集合管を備え、
前記集合管に対し、全ての前記伝熱管の前記他端が接続され、かつ前記出口管台が接続される、熱交換器。
【請求項2】
前記集合管は、前記胴部の内部において、前記軸方向に沿って移動可能に支持される、請求項に記載の熱交換器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、熱交換器に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、軸芯が水平面に沿って配置される円筒状に形成され軸心の一端側から流体が流入し、他端側から流体が流出する筒体と、筒体の内部に設けられた伝熱管と、伝熱管の一端に接続されて筒体に固定された入口管台と、伝熱管の他端に接続されて筒体に固定された出口管台と、を備える熱交換器が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2018-44720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
熱交換器において、伝熱管は、入口管台から流体が供給され出口管台へ流体を排出する。伝熱管は、自身を通過する流体と、筒体の内部に流入される流体との間で熱交換を行うが、その際に熱伸びが生じる。伝熱管に熱伸びが生じると、伝熱管を間に配置した入口管台および出口管台などの伝熱管接合部が応力を受けるおそれがある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、伝熱管接合部への応力を低減することのできる熱交換器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る熱交換器は、第一流体が軸方向に流入され排出される胴部と、前記胴部の内部に配置されて前記第一流体と熱交換される第二流体が供給されるコイル部を有する伝熱管と、前記伝熱管の一端に接続されて前記胴部に固定される入口管台と、前記伝熱管の他端側に接続されて前記胴部に固定される出口管台と、を備え、前記入口管台および前記出口管台は、前記伝熱管の前記コイル部に対して前記軸方向のいずれか一方に配置される。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、伝熱管接合部への応力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態の熱交換器の側断面図である。
図2図2は、実施形態の熱交換器の別方向の側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの開示が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
図1は、実施形態の熱交換器の側断面図である。図2は、実施形態の熱交換器の別方向の側断面図である。
【0011】
実施形態の熱交換器1は、図1および図2に示すように、一次系統2と二次系統3とを備える。
【0012】
一次系統2は、胴部2Aと、管台2Bと、を有する。胴部2Aは、外殻2Aaと内殻2Abとで隙間を空けた2重の円筒状に形成される。外殻2Aaおよび内殻2Abは、中心軸Sを揃えて略同心上に配置される。外殻2Aaおよび内殻2Abは、中心軸Sが延びる方向である軸方向に沿って円筒が延びて設けられる。外殻2Aaおよび内殻2Abは、それぞれ筒状の軸方向の両端が鏡部2Aaa,2Abaによって窄まって形成される。鏡部2Aaa,2Abaも相互に隙間を空けて設けられ、2重に形成される。
【0013】
管台2Bは、胴部2Aにおいて筒状の軸方向の両端の各鏡部2Aaa,2Abaの窄まった部分に接続される。管台2Bは、胴部2Aの外殻2Aaの各鏡部2Aaaにそれぞれ接続された外殻管台2Baを有する。また、管台2Bは、胴部2Aの内殻2Abの各鏡部2Abaにそれぞれ接続された内殻管台2Bbを有する。各内殻管台2Bbは、中心軸S上に配置される。外殻管台2Baと内殻管台2Bbとは、相互に隙間を空けて設けられ、2重に形成される。この2重の管台2Bは、2重管(図示せず)に接続される。
【0014】
この一次系統2は、胴部2Aの内殻2Ab、鏡部2Aba、および各管台2Bの内殻管台2Bbの内側に、一次冷却材(第一流体)aが通過する一次冷却材通路2Cが形成される。実施形態の熱交換器1では、図中の左側の内殻管台2Bbから一次冷却材通路2Cに流入した一次冷却材aが、一次冷却材通路2Cを軸方向に抜けて図中の右側の内殻管台2Bbから排出される。また、一次系統2は、胴部2Aの外殻2Aa、鏡部2Aaa、および各管台2Bの外殻管台2Baと、胴部2Aの内殻2Ab、鏡部2Aba、および各管台2Bの内殻管台2Bbとの間の隙間に、補助冷却材cが通過する補助冷却材通路2Dが形成される。実施形態の熱交換器1では、図中の右側の外殻管台2Baと内殻管台2Bbとの間の隙間から補助冷却材通路2Dに流入した補助冷却材cが、外殻2Aaと内殻2Abとの間の隙間を通過し、図中の左側の外殻管台2Baと内殻管台2Bbとの間の隙間から排出される。なお、補助冷却材cは、一次冷却材aであって、一次冷却材aが熱利用設備(図示せず)へ流れた後、低温となったものである。
【0015】
二次系統3は、伝熱管3Aと、入口管台3Bと、出口管台3Cと、集合管3Dと、を有する。伝熱管3Aは、上述した一次系統2の一次冷却材通路2Cに配置される。即ち、伝熱管3Aは、胴部2A(内殻2Ab)の内部に配置される。伝熱管3Aは、中心軸Sの周りに軸方向に沿って巻かれたコイル部3Aaと、コイル部3Aaの軸方向の一端に繋がる第一接続部3Abと、コイル部3Aaの軸方向の他端に繋がる第二接続部3Acと、を有する。即ち、第一接続部3Abは、伝熱管3Aの一端を構成し、第二接続部3Acは、伝熱管3Aの他端を構成する。伝熱管3Aは、一連のコイル部3Aa、第一接続部3Ab、および第二接続部3Acが複数本有して構成される。なお、実施形態の熱交換器1では、複数本の伝熱管3Aのコイル部3Aaがヘリカルコイル型に形成され、当該ヘリカルコイルを中心軸Sと略平行に積み重ねて配置し、各伝熱管3Aのコイルの隙間に熱輻射板(図示せず)を設置することで、伝熱性能の向上し、これによる熱交換器1全体の小型化を図っている。
【0016】
入口管台3Bは、上述した一次系統2の胴部2Aに固定される。入口管台3Bは、胴部2Aの外部から外殻2Aaおよび内殻2Abを貫通し、一次系統2の一次冷却材通路2Cの内部に抜けて設けられる。入口管台3Bは、一次冷却材通路2Cに抜けた部分が管板3Baで塞がれる。管板3Baは、伝熱管3Aの一端を構成する第一接続部3Abが複数本貫通して設けられる。従って、入口管台3Bは、伝熱管3Aに連通し、一次冷却材通路2Cには不通に構成される。入口管台3Bは、伝熱管3Aのコイル部3Aaよりも軸方向の一方に配置される。実施形態の熱交換器1では、コイル部3Aaが胴部2Aの軸方向の中央に配置され、入口管台3Bは、胴部2Aの軸方向の一方である右側にずれて配置される。また、入口管台3Bは、中心軸Sの周りの複数個所に配置される。実施形態の熱交換器1では、入口管台3Bは、中心軸Sを中心として90°間隔で4個所に配置される。従って、複数本の伝熱管3Aは、複数本が4個所に分かれて各入口管台3Bの管板3Baに設けられる。このように、実施形態の熱交換器1は、入口管台3Bを複数配置することで、複数本の伝熱管3Aを接続するにあたり、入口管台3Bの内径であって管板3Baを小さく構成できる。
【0017】
出口管台3Cは、上述した一次系統2の胴部2Aに固定される。出口管台3Cは、胴部2Aの外部から外殻2Aaおよび内殻2Abを貫通し、一次系統2の一次冷却材通路2Cの内部に抜けて設けられる。出口管台3Cは、一次冷却材通路2Cの内部において接続管3Caが接続される。この接続管3Caは、集合管3Dに接続される。出口管台3Cは、伝熱管3Aのコイル部3Aaよりも軸方向の一方に配置される。実施形態の熱交換器1では、コイル部3Aaが胴部2Aの軸方向の中央に配置され、出口管台3Cは、胴部2Aの軸方向の一方である右側にずれて配置される。なお、実施形態の熱交換器1では、入口管台3Bおよび出口管台3Cは、軸方向の同位置において、中心軸Sに直交して径方向に延びる枝軸Bを中心として配置される。入口管台3Bおよび出口管台3Cは、枝軸Bを中心として配置されなくてもよい。また、出口管台3Cは、中心軸Sの周りの複数個所に配置される。実施形態の熱交換器1では、出口管台3Cは、中心軸Sを中心として180°間隔で2個所に配置され、入口管台3Bとは重ならない位置に配置される。
【0018】
集合管3Dは、上述した一次系統2の一次冷却材通路2Cに配置される。即ち、集合管3Dは、胴部2A(内殻2Ab)の内部に配置される。集合管3Dは、中心軸Sに沿って軸方向に延びて設けられる。集合管3Dは、伝熱管3Aのコイル部3Aaの巻きの中央を軸方向に貫通して設けられる。従って、集合管3Dは、伝熱管3Aを周囲に配置するように設けられる。集合管3Dは、軸方向に延びた両端が閉塞し、その内部が一次冷却材通路2Cとは隔離して構成される。具体的に、集合管3Dは、中心軸Sに沿って軸方向に延びる円筒状の筒部3Daを有し、当該筒部3Daの軸方向の一端が蓋部3Dbで閉塞され、筒部3Daの軸方向の他端がマニホールド管板3Dcで閉塞される。蓋部3Dbは、筒部3Daの端部を塞ぐ円盤状に形成される。マニホールド管板3Dcは、筒状の先端が半球状に形成されて塞がれた砲弾形状に形成され、その基端が筒部3Daの端部に接続される。また、筒部3Daは、他端部に貫通孔3Ddが形成される。貫通孔3Ddは、実施形態の熱交換器1では、中心軸Sを中心として180°間隔で2個所に配置される。この集合管3Dは、マニホールド管板3Dcに対し、伝熱管3Aの他端を構成する第二接続部3Acの全てが貫通して接続される。また、集合管3Dは、筒部3Daの貫通孔3Ddに対し、出口管台3Cの接続管3Caが接続される。
【0019】
集合管3Dは、図1に示すように、胴部2A(内殻2Ab)に対し、支持部4によって支持される。支持部4は、一次系統2の一次冷却材通路2Cの内部において、集合管3Dと胴部2A(内殻2Ab)とを繋いで、胴部2Aに対して集合管3Dを支持する。支持部4は、集合管3Dに対して摺動部4Aを介して接続され、集合管3Dと相対的に軸方向に沿って移動可能に構成される。従って、集合管3Dは、胴部2Aの内部において、軸方向に沿って移動可能に支持される。
【0020】
この二次系統3は、入口管台3B、伝熱管3A、集合管3D、および出口管台3Cを通じて二次冷却材(第二流体)bが通過する二次冷却材通路3Eが形成される。実施形態の熱交換器1では、入口管台3Bから二次冷却材通路3Eに流入した二次冷却材bが、伝熱管3Aを経て図中の右から左に通過し、さらに集合管3Dで軸方向にて折り返して図中の左から右に通過し、出口管台3Cから排出される。
【0021】
実施形態の熱交換器1は、中心軸Sが水平面に沿って配置される。また、実施形態の熱交換器1は、中心軸Sが鉛直面に沿って配置されてもよい。
【0022】
このように構成される熱交換器1は、一次系統2において、図中の左側の内殻管台2Bbに高温ガス炉(図示せず)が接続される。従って、熱交換器1は、一次冷却材通路2Cに高温ガス炉からの高温(例えば、900℃以上)の一次冷却材aが流入され、当該一次冷却材aが二次系統3の伝熱管3Aに供給された二次冷却材bと熱交換した後、図中の右側の内殻管台2Bbから排出される。また、熱交換器1は、図中の右側の内殻管台2Bbが熱利用設備(図示せず)に接続される。従って、熱交換器1から排出された一次冷却材aの熱が熱利用設備に利用される。熱利用設備に供給された一次冷却材aは、その後に高温ガス炉に戻される。なお、熱利用設備に供給され冷却された一次冷却材aの一部は、冷却された後に補助冷却材cとして補助冷却材通路2Dに通過され、高温ガス炉に戻される。実施形態の熱交換器1は、補助冷却材通路2Dを設けることで、胴部2Aの昇温を抑えることができ、一次冷却材通路2Cを通過する一次冷却材aの高温に対して補助冷却材通路2Dを設けない場合に設計される胴部の板厚よりも、外殻2Aaおよび内殻2Abの板厚を薄く設計でき、合理的な設計が可能になる。また、熱交換器1は、二次系統3において、出口管台3Cに別の熱利用設備が接続される。従って、熱交換器1は、二次冷却材通路3Eにおいて入口管台3Bを介して伝熱管3Aに供給された二次冷却材bが一次冷却材通路2Cを通過する一次冷却材aと熱交換して加熱され、出口管台3Cから排出された二次冷却材bの熱が別の熱利用設備に利用される。別の熱利用設備に供給された二次冷却材bは、その後に入口管台3Bに戻される。ここで、一次冷却材a(補助冷却材c)や二次冷却材bは、流体であるヘリウムガスが用いられる。また、一次冷却材a(補助冷却材c)や二次冷却材bは、流体である水が用いられてもよい。なお、実施形態の熱交換器1は、高温ガス炉からの一次冷却材aが流入され、この場合一次冷却材aはヘリウムガスなどの気体が用いられる。
【0023】
このように、実施形態の熱交換器1は、一次冷却材aが軸方向に流入され排出される胴部2Aと、胴部2Aの内部に配置されて一次冷却材aと熱交換される二次冷却材bが供給されるコイル部3Aaを有する伝熱管3Aと、伝熱管3Aの一端に接続されて胴部2Aに固定される入口管台3Bと、伝熱管3Aの他端側に接続されて胴部2Aに固定される出口管台3Cと、を備え、入口管台3Bおよび出口管台3Cは、伝熱管3Aのコイル部3Aaに対して軸方向のいずれか一方に配置される。
【0024】
この熱交換器1によれば、胴部2Aに固定される入口管台3Bおよび出口管台3Cが、伝熱管3Aのコイル部3Aaに対して軸方向の一方に配置されるため、コイル部3Aaの熱伸びを軸方向の他方に作用させる。従って、この熱交換器1は、伝熱管3Aの接合部である入口管台3Bおよび出口管台3Cへの応力を低減できる。
【0025】
また、実施形態の熱交換器1では、複数本設けられた伝熱管3Aの各コイル部3Aaの内側に設けられる集合管3Dを備え、集合管3Dに対し、全ての伝熱管3Aの他端が接続され、かつ出口管台3Cが接続される。
【0026】
この熱交換器1によれば、伝熱管3Aの他端と出口管台3Cとの間に集合管3Dが介在され、この集合管3Dに全ての伝熱管3Aの他端が接続されるため、集合管3Dによる経路において伝熱管3Aの熱伸びによる応力の影響を低減できる。
【0027】
また、実施形態の熱交換器1では、集合管3Dは、胴部2Aの内部において、軸方向に沿って移動可能に支持される。
【0028】
この熱交換器1によれば、伝熱管3Aや集合管3D自身の軸方向への熱伸びに対し集合管3Dの移動を許容したことで、伝熱管3Aの熱伸びによる伝熱管3Aや集合管3D自身の応力の影響を低減できる。
【符号の説明】
【0029】
1 熱交換器
2A 胴部
3A 伝熱管
3Aa コイル部
3B 入口管台
3C 出口管台
3D 集合管
a 一次冷却材(第一流体)
b 二次冷却材(第二流体)
図1
図2