(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-26
(45)【発行日】2024-10-04
(54)【発明の名称】中間プロキシノードにおいて、サービスのために、保証されたトラフィック帯域幅を提供するための方法、システム、およびコンピュータ可読媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 28/12 20090101AFI20240927BHJP
H04W 28/14 20090101ALI20240927BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20240927BHJP
【FI】
H04W28/12
H04W28/14
H04W92/24
(21)【出願番号】P 2022522375
(86)(22)【出願日】2020-09-21
(86)【国際出願番号】 US2020051885
(87)【国際公開番号】W WO2021076277
(87)【国際公開日】2021-04-22
【審査請求日】2023-06-21
(32)【優先日】2019-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502303739
【氏名又は名称】オラクル・インターナショナル・コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クリシャン,ラジブ
(72)【発明者】
【氏名】ヤーダブ,ラジディープ
【審査官】石原 由晴
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/154476(WO,A1)
【文献】米国特許第09424059(US,B1)
【文献】Ericsson,Informative description of internal NF routing of HTTP messages[online],3GPP TSG-CT WG4 Meeting #93 C4-193285,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG4_protocollars_ex-CN4/TSGCT4_93_Wroclaw/Docs/C4-193285.zip>,2019年08月16日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービスのために、保証された最小中間プロキシノードトラフィック帯域幅を提供するための方法であって、
中間プロキシノードにおいて、サービスに関連付けられるメッセージを処理するために確保される、前記中間プロキシノードの保証された最小帯域幅を設定することと、
前記中間プロキシノードにおいて第1のメッセージを受信することと、
前記中間プロキシノードが、前記中間プロキシノードは過負荷状態にあると判断することと、
前記中間プロキシノードが、前記第1のメッセージを、前記保証された最小帯域幅が設定される前記サービスに関連付けられるものとして識別することと、
前記中間プロキシノードが、前記サービスのための前記保証された最小帯域幅の一部が前記第1のメッセージを処理するために利用可能であると判断することと、
前記中間プロキシノードが、前記サービスを提供するプロデューサネットワーク機能(NF)に、前記第1のメッセージをルーティングし、前記サービスについてメッセージカウントを更新することとを含
み、
前記保証された最小帯域幅を設定することは、前記サービスに関連付けられるメッセージを処理するために確保される前記中間プロキシノードの前記保証された最小帯域幅の利用を確保および追跡するために、前記中間プロキシノードにおいてサービスごとの帯域幅バケットを設定することを含む、方法。
【請求項2】
サービスのために、保証された最小中間プロキシノードトラフィック帯域幅を提供するための方法であって、
中間プロキシノードにおいて、サービスに関連付けられるメッセージを処理するために確保される、前記中間プロキシノードの保証された最小帯域幅を設定することと、
前記中間プロキシノードにおいて第1のメッセージを受信することと、
前記中間プロキシノードが、前記中間プロキシノードは過負荷状態にあると判断することと、
前記中間プロキシノードが、前記第1のメッセージを、前記保証された最小帯域幅が設定される前記サービスに関連付けられるものとして識別することと、
前記中間プロキシノードが、前記サービスのための前記保証された最小帯域幅の一部が前記第1のメッセージを処理するために利用可能であると判断することと、
前記中間プロキシノードが、前記サービスを提供するプロデューサネットワーク機能(NF)に、前記第1のメッセージをルーティングし、前記サービスについてメッセージカウントを更新することと、
複数の異なるサービスに関連付けられるメッセージによって使用されるために利用可能な前記中間プロキシノードの確保された最小帯域幅の利用を確保および追跡するために、前記中間プロキシノードにおいて複数の異なるサービスごとの帯域幅バケットを設定すること
とを含む
、方法。
【請求項3】
サービスのために、保証された最小中間プロキシノードトラフィック帯域幅を提供するための方法であって、
中間プロキシノードにおいて、サービスに関連付けられるメッセージを処理するために確保される、前記中間プロキシノードの保証された最小帯域幅を設定することと、
前記中間プロキシノードにおいて第1のメッセージを受信することと、
前記中間プロキシノードが、前記中間プロキシノードは過負荷状態にあると判断することと、
前記中間プロキシノードが、前記第1のメッセージを、前記保証された最小帯域幅が設定される前記サービスに関連付けられるものとして識別することと、
前記中間プロキシノードが、前記サービスのための前記保証された最小帯域幅の一部が前記第1のメッセージを処理するために利用可能であると判断することと、
前記中間プロキシノードが、前記サービスを提供するプロデューサネットワーク機能(NF)に、前記第1のメッセージをルーティングし、前記サービスについてメッセージカウントを更新することと、
前記中間プロキシノードにおいて、前記中間プロキシノードの保証された帯域幅が設定されるサービスに関連付けられていないメッセージに利用可能な前記中間プロキシノードの帯域幅を追跡するために使用可能な保証されないトラフィック帯域幅サービス(非GTBS)バケットを設定することとを含む、方法。
【請求項4】
前記中間プロキシノードはサービス通信プロキシ(SCP)を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記中間プロキシノードはセキュリティエッジ保護プロキシ(SEPP)を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記中間プロキシノードはサービスメッシュノードを含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のメッセージを前記サービスに関連付けられているものとして識別することは、前記第1のメッセージ中の統一資源識別子(URI)が前記サービスに関連付けられていると判断することを含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記中間プロキシノードにおいて第2のメッセージを受信することと、
前記第2のメッセージが、前記中間プロキシノードの保証された帯域幅が設定されるサービスに関連付けられていないと判断することと、
前記非GTBSバケットを用いて、非GTBS帯域幅が前記第2のメッセージのために利用可能であると判断することと、
前記第2のメッセージをプロデューサネットワーク機能にルーティングすることとを含む、請求項
3に記載の方法。
【請求項9】
前記中間プロキシノードにおいて第2のメッセージを受信することと、
前記中間プロキシノードが、前記第2のメッセージを、前記保証された最小帯域幅が設定される前記サービスに関連付けられるものとして識別することと、
前記中間プロキシノードが、前記保証された最小帯域幅の一部が前記第2のメッセージを処理するために利用可能でないと判断することと、
前記第2のメッセージの優先度を判断することと、
前記中間プロキシノードにおける処理のために受け入れられた、前記サービスに関連付けられ、前記第2のメッセージよりも低い優先度のメッセージの存在を検出することと、
前記サービスに関連付けられ、前記第2のメッセージよりも低い優先度の前記メッセージのうちの1つを拒否することと、
前記中間プロキシノードが、前記サービスを提供するプロデューサネットワーク機能NFに、前記第2のメッセージをルーティングし、前記サービスについてメッセージカウントを更新することとを含む、請求項1~
7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
請求項1~
9のいずれか1項に記載の方法を前記中間プロキシノードが備える少なくとも1つのプロセッサに実行させる、プログラム。
【請求項11】
前記中間プロキシノードを備えるシステムであって、
前記中間プロキシノードは、請求項
10に記載のプログラムを記憶したメモリを備える、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権主張
本出願は、2019年10月14日に提出された米国特許出願連続番号第16/601,371号の優先権利益を主張し、その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
技術分野
本明細書で説明される主題は、通信ネットワークにおいて、サービスのために、保証されたトラフィック帯域幅を提供することに関する。より具体的には、本明細書で説明される主題は、プロデューサおよびコンシューマネットワーク機能(NF)等のサービスエンドポイント間でメッセージをルーティングする、サービス通信プロキシ(SCP)、セキュリティエッジ保護プロキシ(SEPP)、中間ゲートウェイ、またはサービスメッシュノード等の中間プロキシノードにおいて、サービスのために、保証されたトラフィック帯域幅を提供することに関する。
【背景技術】
【0003】
背景
5G電気通信ネットワークでは、サービスを提供するネットワークノードは、プロデューサネットワーク機能(NF)と呼ばれる。サービスを消費するネットワークノードは、コンシューマNFと呼ばれる。ネットワーク機能は、それがサービスを消費しているか提供しているかに応じて、プロデューサNFおよびコンシューマNFの両方であり得る。
【0004】
所与のプロデューサNFは、多くのサービスエンドポイントを有し得、サービスエンドポイントは、プロデューサNFをホストするネットワークノード上のIPアドレスとポート番号との組み合わせである。プロデューサNFは、ネットワーク機能リポジトリ機能(NRF)に登録する。NRFは、利用可能なNFインスタンスのNFプロファイルおよびそれらのサポートされるサービスを維持する。コンシューマNFは、NRFに登録したプロデューサNFインスタンスに関する情報を受信するように加入することができる。
【0005】
コンシューマNFに加えて、NFサービスインスタンスに関する情報を受信するように加入することができる別のタイプのネットワークノードは、サービス通信プロキシ(SCP)である。SCPは、NRFに加入し、プロデューサNFサービスインスタンスに関する到達可能性およびサービスプロファイル情報を取得する。コンシューマNFは、サービス通信プロキシに接続し、サービス通信プロキシは、必要とされるサービスを提供するプロデューサNFサービスインスタンス間でトラフィックを負荷分散させるか、またはトラフィックを宛先プロデューサNFに直接ルーティングする。
【0006】
SCPに加えて、プロデューサNFとコンシューマNFとの間でトラフィックをルーティングする中間プロキシノードまたはネットワークノードのグループの他の例は、5Gサービスメッシュ内のSEPP、サービスゲートウェイ、およびノードを含む。SEPPは、異なる5G PLMN(公衆陸上移動ネットワーク)間で交換される制御プレーントラフィックを保護するために使用されるネットワークノードである。したがって、SEPPは、すべてのAPIメッセージに対してメッセージフィルタリング、ポリシング、およびトポロジー隠蔽を実行する。
【0007】
サービスゲートウェイは、所与のサービスを提供するプロデューサNFのグループの前に位置するノードである。サービスゲートウェイは、SCPと同様の方法で、サービスを提供するプロデューサNF間で着信サービス要求を負荷分散することができる。
【0008】
サービスメッシュは、プロデューサNFとコンシューマNFとの間の通信を可能にする中間プロキシノードのグループの名前である。サービスメッシュは、1つ以上のSCP、SEPP、およびサービスゲートウェイを含んでもよい。
【0009】
既存の3GPP(登録商標)サービスアーキテクチャに関する1つの問題は、メッセージ優先度および輻輳処理が3GPP NFにおいて定義されていることである。しかしながら、コンシューマNFとプロデューサNFとの間のすべてのノードは、それら自体を、5G NF、たとえば同じベンダのサイト間の中間プロキシ、サービスゲートウェイなどとして登録することはできない。したがって、コンシューマNFは、ターゲットプロデューサNFの負荷のみを見ることができる。中間ノード上の挙動を定義するための、3GPPからのガイドラインはない。また、3GPPは、低優先度サービスについてサービス不足を回避するために、SCP、SEPP、サービスゲートウェイ、またはサービスメッシュなどの中間プロキシノードにおける過負荷処理機構を定義していない。例えば、SCPがプロデューサNFとコンシューマNFとの間のトラフィックを処理しており、プロデューサNFが圧倒されない場合、トラフィックは、SCPにおいて輻輳制御手順を呼び出すことなく進行し得る。しかしながら、コンシューマNFからプロデューサNFへのトラフィックの合計は、SCPを圧倒する場合がある。SCPまたは他の中間プロキシノードにおけるトラフィック輻輳を処理するための機構がなければ、そのようなノードは、輻輳し、低優先度サービスのためのトラフィックをドロップし得る。
【0010】
したがって、中間プロキシノードにおけるサービスのために、保証されたトラフィック帯域幅サポートを提供するための方法、システム、およびコンピュータ可読媒体の必要性が存在する。
【発明の概要】
【0011】
概要
サービスのために、保証された最小中間プロキシノード帯域幅を提供するための方法は、中間プロキシノードにおいて、サービスに関連付けられるメッセージを処理するために確保される、中間プロキシノードの保証された最小帯域幅を設定することを含む。本方法は、中間プロキシノードにおいて第1のメッセージを受信することをさらに含む。本方法は、中間プロキシノードが、中間プロキシノードは過負荷状態にあると判断することをさらに含む。本方法は、中間プロキシノードが、第1のメッセージを、保証された最小帯域幅が設定されるサービスに関連付けられるものとして識別することをさらに含む。本方法は、中間プロキシノードが、サービスのための保証された最小帯域幅の一部が第1のメッセージを処理するために利用可能であると判断することをさらに含む。本方法は、中間プロキシノードが、サービスを提供するプロデューサネットワーク機能(NF)に、第1のメッセージをルーティングすることと、サービスについてメッセージカウントを更新することとをさらに含む。
【0012】
本明細書で説明する主題の別の態様によれば、保証された最小帯域幅を設定することは、サービスに関連付けられるメッセージを処理するために確保される、中間プロキシノードの保証された最小帯域幅の利用を確保および追跡するために、中間プロキシノードにおいてサービスごとの帯域幅バケットを設定することを含む。
【0013】
本明細書で説明される主題のさらに別の態様によれば、サービスのために、保証された最小中間プロキシノード帯域幅を提供するための方法は、複数の異なるサービスと関連付けられるメッセージによって使用されるために利用可能な中間プロキシノードの確保された最小帯域幅の利用を確保および追跡するために、中間プロキシノードにおいて複数の異なるサービスごとの帯域幅バケットを設定することを含む。
【0014】
本明細書で説明される主題のさらに別の態様によれば、中間プロキシノードは、サービス通信プロキシ(SCP)を含む。
【0015】
本明細書で説明する主題のさらに別の態様によれば、中間プロキシノードはセキュリティエッジ保護プロキシ(SEPP)を含む。
【0016】
本明細書で説明する主題のさらに別の態様によれば、中間プロキシノードはサービスメッシュノードを含む。
【0017】
本明細書で説明する主題のさらに別の態様によれば、第1のメッセージをサービスに関連付けられているものとして識別することは、第1のメッセージ中の統一資源識別子(URI)がサービスに関連付けられていると判断することを含む。
【0018】
本明細書で説明される主題のさらに別の態様によれば、サービスのために、保証された最小中間プロキシノード帯域幅を提供するための方法は、中間プロキシノードにおいて、中間プロキシノードの保証された帯域幅が設定されるサービスに関連付けられていないメッセージに利用可能な中間プロキシノードの帯域幅を追跡するために使用可能な保証されないトラフィック帯域幅サービス(非GTBS)バケットを設定することを含む。
【0019】
本明細書で説明する主題のさらに別の態様によれば、サービスのために、保証された最小中間プロキシノード帯域幅を提供するための方法は、中間プロキシノードにおいて第2のメッセージを受信することと、中間プロキシノードの保証された帯域幅が設定されるサービスに第2のメッセージが関連付けられていないと判断することと、非GTBSバケットを用いて、非GTBS帯域幅が第2のメッセージのために利用可能であると判断することと、第2のメッセージをプロデューサネットワーク機能にルーティングすることとを含む。
【0020】
本明細書で説明される主題のさらに別の態様によれば、サービスのために、保証された最小中間プロキシノード帯域幅を提供するための方法は、中間プロキシノードにおいて第2のメッセージを受信することと、中間プロキシノードが、第2のメッセージを、保証された最小帯域幅が設定されるサービスに関連付けられるものとして識別することと、中間プロキシノードが、保証された最小帯域幅の一部が第2のメッセージを処理するために利用可能でないと判断することと、第2のメッセージの優先度を判断することと、中間プロキシノードにおける処理のために受け入れられた、サービスに関連付けられ、第2のメッセージよりも低い優先度のメッセージの存在を検出することと、サービスに関連付けられ、第2のメッセージよりも低い優先度のメッセージのうちの1つを拒否することと、中間プロキシノードが、サービスを提供するプロデューサネットワーク機能NFに、第2のメッセージをルーティングし、サービスについてメッセージカウントを更新することとを含む。
【0021】
本明細書で説明される主題のさらに別の態様によれば、サービスのために、保証された最小中間プロキシノード帯域幅を提供するためのシステムは、少なくとも1つのプロセッサおよびメモリを含む中間プロキシノードを含む。本システムは、サービスに関連付けられるメッセージを処理するために確保される、中間プロキシノードの保証された最小帯域幅の設定を可能にするために、少なくとも1つのプロセッサによって実現される、サービスのための保証されたトラフィック帯域幅(GTBS)設定インターフェイスをさらに含む。本システムは、さらに、少なくとも1つのプロセッサによって実現され、第1のメッセージを受信し、中間プロキシノードは過負荷状態にあると判断し、第1のメッセージを、保証された最小帯域幅が設定されるサービスに関連付けられるものとして識別し、サービスのための保証された最小帯域幅の一部が第1のメッセージを処理するために利用可能であると判断し、サービスを提供するプロデューサネットワーク機能(NF)に第1のメッセージをルーティングし、サービスについてメッセージカウントを更新するためのGTBSコントローラを備える。
【0022】
本明細書で説明する主題のさらに別の態様によれば、GTBS設定インターフェイスは、サービスに関連付けられるメッセージを処理するために確保される中間プロキシノードの保証された最小帯域幅の利用を確保および追跡するために、中間プロキシノードにおけるサービスごとの帯域幅バケットの設定に備える。
【0023】
本明細書で説明される主題のさらに別の態様によれば、GTBS設定インターフェイスは、複数の異なるサービスに関連付けられるメッセージによって使用されるために利用可能な中間プロキシノードの確保された最小帯域幅の利用を確保および追跡するために、中間プロキシノードにおける複数の異なるサービスごとの帯域幅バケットの設定に備える。
【0024】
本明細書で説明される主題のさらに別の態様によれば、中間プロキシノードは、サービス通信プロキシ(SCP)またはセキュリティエッジ保護プロキシ(SEPP)を含む。
【0025】
本明細書で説明する主題のさらに別の態様によれば、中間プロキシノードはサービスメッシュノードを含む。
【0026】
本明細書で説明する主題のさらに別の態様によれば、GTBSコントローラは、第1のメッセージ中の統一資源識別子(URI)を用いて、第1のメッセージをサービスに関連付けられているものとして識別するよう構成される。
【0027】
本明細書で説明される主題のさらに別の態様によれば、中間プロキシノードは、中間プロキシノードの保証された帯域幅が設定されるサービスに関連付けられていないメッセージに利用可能な中間プロキシノードの帯域幅を追跡するために使用可能な非GTBSバケットを含む。
【0028】
本明細書で説明する主題のさらに別の態様によれば、GTBSコントローラは、第2のメッセージを受信し、中間プロキシノードの保証された帯域幅が設定されるサービスに第2のメッセージが関連付けられていないと判断し、非GTBSバケットを用いて、非GTBS帯域幅が第2のメッセージのために利用可能であると判断し、第2のメッセージをプロデューサネットワーク機能にルーティングするよう構成される。
【0029】
本明細書で説明する主題のさらに別の態様によれば、GTBSコントローラは、第2のメッセージを受信し、第2のメッセージを、保証された最小帯域幅が設定されるサービスに関連付けられるものとして識別し、保証された最小帯域幅の一部が第2のメッセージを処理するために利用可能でないと判断し、第2のメッセージの優先度を判断し、中間プロキシノードにおける処理のために受け入れられた、サービスに関連付けられ、第2のメッセージよりも低い優先度のメッセージの存在を検出し、サービスに関連付けられ、第2のメッセージよりも低い優先度のメッセージのうちの1つを拒否し、中間プロキシノードが、サービスを提供するプロデューサネットワーク機能NFに、第2のメッセージをルーティングし、サービスについてメッセージカウントを更新するよう構成される。
【0030】
本明細書に記載の主題のさらに別の態様によれば、コンピュータのプロセッサによって実行されるとステップを実行するようにコンピュータを制御する実行可能命令を記憶した非一時的なコンピュータ可読媒体が提供される。ステップは、中間プロキシノードにおいて、サービスに関連付けられるメッセージを処理するために確保される、中間プロキシノードの保証された最小帯域幅を設定することを含む。ステップは、中間プロキシノードにおいて第1のメッセージを受信することをさらに含む。ステップは、中間プロキシノードが、中間プロキシノードは過負荷状態にあると判断することをさらに含む。ステップは、中間プロキシノードが、第1のメッセージを、保証された最小帯域幅が設定されるサービスに関連付けられるものとして識別することをさらに含む。ステップは、中間プロキシノードが、サービスのための保証された最小帯域幅の一部が第1のメッセージを処理するために利用可能であると判断することをさらに含む。ステップは、中間プロキシノードが、サービスを提供するプロデューサネットワーク機能(NF)に、第1のメッセージをルーティングすることと、サービスについてメッセージカウントを更新することとをさらに含む。
【0031】
本明細書で説明する主題は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実現されてもよい。そのため、ここに用いられるような「機能」、「ノード」、または「モジュール」という用語はハードウェアを指すが、それらはまた、説明されている特徴を実現するためのソフトウェアおよび/またはファームウェアコンポーネントを含んでいてもよい。例示的な一実現例では、ここに説明される主題は、コンピュータのプロセッサによって実行されると複数のステップを実行するようにコンピュータを制御するコンピュータ実行可能命令が格納されたコンピュータ可読媒体を用いて実現されてもよい。ここに説明される主題を実現するのに好適である例示的なコンピュータ可読媒体は、ディスクメモリデバイス、チップメモリデバイス、プログラマブル論理デバイス、および特定用途向け集積回路などの非一時的コンピュータ可読媒体を含む。加えて、ここに説明される主題を実現するコンピュータ可読媒体は、単一のデバイスもしくはコンピューティングプラットフォーム上に位置していてもよく、または複数のデバイスもしくはコンピューティングプラットフォームにわたって分散されていてもよい。
【0032】
図面の簡単な説明
ここで、本明細書で説明される主題が、添付の図面を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】例示的な5Gネットワークアーキテクチャを示すネットワーク図である。
【
図2】サービスメッシュなどの中間プロキシノードを介して接続される5Gネットワーク機能を示す図である。
【
図3】5Gネットワーク機能間の中間プロキシノードで発生し得る潜在的な輻輳を示すネットワーク図である。
【
図4】コンシューマネットワーク機能とプロデューサネットワーク機能との間でサービスベースの帯域幅保証を実現するためにサービスごとの輻輳コントローラを有する中間プロキシノードを示すブロック図である。
【
図5】コンシューマNFとプロデューサNFとの間の中間プロキシノードにおけるサービスのための保証されたトラフィック帯域幅を提供するための例示的なプロセスを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0034】
詳細な説明
本明細書で説明される主題は、コンシューマNFとプロデューサNFとの間の中間プロキシノードにおけるサービスのための保証されたトラフィック帯域幅を提供するための方法、システム、およびコンピュータ可読媒体に関する。
図1は、例示的な5Gシステムネットワークアーキテクチャを示すブロック図である。
図1のアーキテクチャは、同じホーム公衆陸上移動体通信網(HPLMN:Home Public Land Mobile Network)に位置し得るNRF100およびSCP101を含む。前述したように、NRF100は、利用可能なプロデューサNFサービスインスタンスのプロファイルおよびそれらのサポートされたサービスを維持し、コンシューマNFまたはSCPが新規の/更新されたプロデューサNFサービスインスタンスに加入し、その登録を通知されるようにし得る。SCP101はまた、プロデューサNFのサービス発見および選択をサポートし得る。加えて、SCP101は、コンシューマNFとプロデューサNFとの間の接続の負荷分散を実行し得る。
【0035】
NRF100は、NFプロファイルのリポジトリである。プロデューサNFと通信するために、コンシューマNFまたはSCPは、NRF100からNFプロファイルを取得しなければならない。NFプロファイルは、3GPP TS29.510で定義されるJavaScriptオブジェクト表記(JSON)データ構造である。NFプロファイル定義は、完全修飾ドメイン名(FQDN)、インターネットプロトコル(IP)バージョン4(IPv4)アドレス、またはIPバージョン6(IPv6)アドレスのうちの少なくとも1つを含む。
【0036】
図1では、(SCP101およびNRF100以外の)いずれのノードも、それらがサービスを要求しているか提供しているかに応じて、コンシューマNFまたはプロデューサNFとなり得る。図示した例では、ノードは、ネットワーク内でポリシー関連動作を実行するポリシー制御機能(PCF)102と、ユーザデータを管理するユーザデータ管理(UDM)機能104と、アプリケーションサービスを提供するアプリケーション機能(AF)106とを含む。
図1に示すノードは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)110とPCF102との間のセッションを管理するセッション管理機能(SMF)108をさらに含む。AMF110は、4Gネットワークにおいてモビリティ管理エンティティ(MME)によって実行されるモビリティ管理動作と同様の動作を実行する。認証サーバ機能(AUSF)112は、UE114のようにネットワークへのアクセスを求めるユーザ機器(UE)のための認証サービスを実行する。
【0037】
ネットワークスライス選択機能(NSSF)116は、ネットワークスライスに関連付けられる特定のネットワーク機能および特性にアクセスしようとするデバイスのためにネットワークスライスサービスを提供する。ネットワーク公開機能(NEF)118は、モノのインターネット(IoT)デバイスおよびネットワークに接続された他のUEに関する情報を取得しようとするアプリケーション機能のためにアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を提供する。NEF118は、4Gネットワークにおけるサービス機能公開機能(SCEF)と同様の機能を実行する。
【0038】
無線アクセスネットワーク(RAN)120は、無線リンクを介してUE114をネットワークに接続する。無線アクセスネットワーク120は、gノードB(gNB)(
図1には示さず)または他の無線アクセスポイントを用いてアクセスされてもよい。ユーザプレーン機能(UPF)122は、ユーザプレーンサービスのための様々なプロキシ機能をサポート可能である。そのようなプロキシ機能の一例は、マルチパス送信制御プロトコル(MPTCP)プロキシ機能である。UPF122はまた、ネットワーク性能測定値を取得するためにUE114によって用いられ得る性能測定機能もサポートし得る。また、
図1には、インターネットサービスなどのデータネットワークサービスにUEがアクセスするデータネットワーク(DN)124も示されている。
【0039】
SEPP126は、別のPLMNからの着信トラフィックをフィルタリングし、ホームPLMNを出るトラフィックのためにトポロジー隠蔽を実行する。SEPP126は、外部PLMNのセキュリティを管理する、外部PLMN内のSEPPと通信することができる。したがって、異なるPLMN内のNF間のトラフィックは、一方はホームPLMN用であり、他方は外部PLMN用である、2つのSEPP機能を横断し得る。上述のように、SEPPは、適切な輻輳制御および/または帯域幅確保手順が中間プロキシノードにおいて実現されない場合に圧倒され得る中間プロキシノードの例である。
【0040】
サービスのための保証されたトラフィック帯域幅(GTBS)
5G展開アーキテクチャでは、3GPPリリース15および16は、クライアント/コンシューマNFとサーバ/プロデューサNFとの間にあるSCPまたはSEPPなどのプロキシノードを推奨する。SCPなどのプロキシノードは、N個のコンシューマNFとM個のプロデューサNFとの間のトランスポートおよびルーティング機能を提供し、ここでNおよびMは整数である。同様に、ネットワークオペレータは、それ自体のサービスメッシュ/中間ゲートウェイ/コントローラノードを5G NF間に展開することができる。サービスメッシュ/中間ゲートウェイ/プロキシノードは、例えば、監視、過負荷制御、トラフィック管理、サービス発見などの様々なサービスの間で大抵の共通のアクティビティを実行するのに役立つ。5Gでは、各プロデューサNFは、その負荷レベルをNRFに公開することができる。コンシューマNFは、そのような変更について登録し、それらのトラフィックレートを調整するために反応的であることができる。
【0041】
既存の3GPPネットワークアーキテクチャに関する1つの問題は、コンシューマNFとプロデューサNFとの間のすべてのノードが、それら自体を5G NFとして登録できるわけではないことである。登録できないこれらのノードは、同じベンダのサイト間の中間プロキシ、サービスゲートウェイなどを含む。中間プロキシノードは、5G NFとしてNRFに登録することができないので、コンシューマノードは、中間プロキシノード上の負荷を知らないことがあり、中間プロキシノードを圧倒することがある。同様に、NRFは、コンシューマがターゲットプロデューサノードの負荷を見ることを可能にする通知をサービスコンシューマに提供する。しかしながら、中間プロキシノードはサービスプロデューサとして登録することができないので、そのような通知に応答することまたはそのような通知の発行について中間プロキシノード上での挙動を定義するための、3GPPからのガイドラインはない。
【0042】
たとえオペレータがそれの中間プロキシノードの容量を計画しても、不正サービス/NFからの信号送信ストームは、中間ネットワーク/ノード/ルートを過負荷にする可能性がある。
【0043】
したがって、サービスメッシュ(またはSCP/SEPPなどの中間プロキシ)では、所与のNFサービスメッセージングのために、保証されたトラフィック帯域幅を保証するポリシーを設定する必要がある。本明細書で説明される主題は、中間プロキシノードの輻輳/過負荷状態中における複数のサービスの保証されたサービス性のための、サービスメッシュ/SCP/SEPP/中間ゲートウェイなどにおける強化を含む。
【0044】
共有または専用ネットワークにかかわらず、中間プロキシノードは、すべてのサービスまたは選択されたサービスに対して、保証されたサービス性を保証する方法を必要とする。GTBSがないと、2つのサービス間のメッセージングは、サービスメッシュ/中間プロキシノードの容量を過剰に実行する可能性があり、したがって、中間プロキシノードおよび他のサービスの機能に影響を及ぼし得る。
【0045】
図2は、N個のノード間のトラフィックがサービスメッシュをどのように圧倒し得るかを示す。
図2では、AMF110は、サービスメッシュ202を介して、UDM104および別のNF200に接続される。AMF200は、サービスSvc-Xを提供する。UDM104は、サービスSvc-Yを提供する。NF200は、サービスSvc-Zを提供する。Svc-XとSvc-Yとの間のメッセージングは、(データストームまたは他のそのようなシナリオ中に)中間プロキシノード202の容量を使い果たすかもしれない。その結果、Svc-X→Svc-ZおよびSvc-Y→Svc-Zサービスが悪影響を受けるかもしれない。
【0046】
5Gは、所与のサービス内でメッセージに使用されるべきメッセージ優先度に関してのガイダンスを提供しない。3GPP TS 29.500に従って、クライアントによって定義される優先度のないすべてのメッセージは、24のデフォルト優先度を有するものとする。また、ベンダ/オペレータは、サービスメッセージごとに優先度を駆動/割り当てることは極めて困難であり、これは、他のNFの他のサービスと比較して、その優先度をかなり正当化することができる。
【0047】
同時に、データストーム/過負荷状態中の中間プロキシノードの安定性を保証するために、オペレータは、システム容量がある点を超えると、低優先度メッセージを拒否するスロットリングポリシーを設定する。
【0048】
以下は、システム容量がある点を超えたときに中間プロキシノードにおいて実現されてもよいポリシーの例である。
【0049】
I.システム計算リソースの利用が60%を超える場合、優先度≧15のすべてのメッセージを拒否する。
【0050】
II.システムコンピューティングリソースの利用が80%を超える場合、優先度≧7のすべてのメッセージを拒否する。
【0051】
そのようなポリシーは有用であり得るが、それらは、輻輳イベント中に低優先度メッセージ/トラフィックを有するサービスに何が起こるかを考慮に入れない。
【0052】
輻輳状況においてすべてのより低い優先度のメッセージが拒否されるときに生じる別の問題は、所与のサービスのすべてのメッセージがより低い優先度である場合、優先度ベースの閾値が所与のサービスを途絶えさせ得ることである。例えば、
図2において、サービスSvc-Zのすべてのメッセージがデフォルト優先度を有し、中間プロキシノードが過負荷になる場合、サービスSvc-Zについてのすべてのメッセージは拒否されることになり、サービスSvc-Zがネットワークにおいて提供されることを妨げる。
【0053】
5G展開では、NF(ネットワーク機能)とサービスとの間の多対多マッピングの可能性があり、すなわち、ある所与のNFは複数のサービスを提供する場合があり、あるサービスは複数のNFインスタンスによって提供される場合がある。
【0054】
図3は、複数のプロデューサNFが複数のコンシューマNFにサービスを提供する例を示すネットワーク図である。図示の例では、コンシューマNFまたはAMF110a~110cである。プロデューサNFは、UDM104およびNFインスタンス200である。プロデューサNFおよびコンシューマNFは、中間プロキシノード202を介して接続される。一例では、10個のAMFインスタンスおよび10個のUDMインスタンスが動作していると仮定することができる。各UDMインスタンスは、10Kbpsのトラフィックを処理することが可能であり得る。しかしながら、サービスSvc-Xを実行する複数のAMFインスタンスは、中間プロキシノード202を、UDM104の各インスタンスによって提供またはホストされるサービスSvc-Yに向かうメッセージングで氾濫させ得る。加えて、中間プロキシノード202は、Svc-XおよびSvc-Yに関連するメッセージを拒否することによってサービスSvc-Zについてのメッセージングが提供されることができることを保証するためのポリシーを必要とし得る。サービスSvc-Zについてのメッセージは、任意の優先度を有し得るが、サービスSvc-Zメッセージが他のサービスに関連するメッセージングよりも低い優先度を有する場合であっても、サービスSvc-Zについての完全なサービス拒否は、あるべきではない。
【0055】
5G展開では、HTTP接続はオンデマンドである。したがって、AMFインスタンス1のSvc-Xは、中間プロキシノードとの複数の接続をインスタンス化して、複数の接続上でトラフィックを分散することができることが考えられる。たとえば、AMFインスタンス1のSVC-XとSCP/SEPPノードとの間に10個の接続があり得る。したがって、所与のSvc-Xインスタンスによって生じる全体的なトラフィック(Svc-Yについては10Kであり、Svc-Zについては1K)は、10個の接続にわたって広がることになり、すなわち、各接続は1.1Kのみを処理する。
【0056】
したがって、ソースサービスに基づいて、または接続ごとに入来制御を実行することは、サービスの入来トラフィックのために、複数の、およびさらにはオンデマンド接続があるため、サービスメッシュを実現するネットワークにとっては実行可能なオプションではない。
【0057】
同様に、中間プロキシノードは、UDMの各インスタンスと10個の接続を有し得、UDMの10個の異なるインスタンスに接続され得る。したがって、ターゲットノードに基づいて、または接続ごとに出口制御を実行することは、サービスメッシュまたは中間NFについては実行可能なオプションではない。
【0058】
本明細書で説明される主題は、保証されたトラフィック帯域幅が特定のサービスに割り当てられ得るように機構をサポートする、コンシューマNFとプロデューサNFとの間のサービスメッシュノード、SCP、SEPP、または他の中間プロキシノードを含む。この機構は、本明細書では、サービスのための保証されたトラフィック帯域幅(GTBS)と呼ばれる。
【0059】
以下に示す表1は、中間プロキシノードによって実現されてもよい、異なるサービスための保証されたトラフィック帯域幅サービスレートの例を示す。
【0060】
【0061】
表1において、サービスSvc-X、Svc-Y、およびSvc-Zの各々は、中間プロキシノードの確保された容量のパーセンテージである、保証された帯域サービスレートを有する。各サービスについて、所与のサービスのメッセージが中間プロキシノードによって拒否される他のサービスのメッセージよりも低い優先度であっても、中間プロキシノードの確保された容量のパーセンテージは、中間プロキシノードが過負荷状態にあるときに所与のサービスのメッセージによって排他的に使用される。例えば、10の優先度を有するサービスSvc-Xについてのメッセージが中間プロキシノードで受信されると、サービスSvc-Xについてのメッセージは、サービスSvc-Xの保証された帯域幅の下でルーティングされ得、より高い優先度(より高い優先度は、3GPPによる、より低い数値優先度値を意味する)を有する別のメッセージは、中間プロキシノードによって拒否される。表1において、サービスSvc-Xは中間プロキシノードの確保された容量の5%を保証され、サービスSvc-Yは中間プロキシノードの確保された容量の10%を保証され、サービスSvc-Zは中間プロキシノードの確保された容量の3%を保証される。
【0062】
このモデルでは、ネットワークオペレータは、以下を設定する:
1.中間プロキシノードの全体容量。
【0063】
例えば、ノード/サービスメッシュ/SCP等の全体容量は100Kである。
2.中間プロキシノードを介する各サポートされるサービスに対するGTB。
【0064】
例えば、中間プロキシノードの全体容量が100Kである場合、保証された帯域幅またはGTB(表1に基づく)は、以下のようになる:
Svc-X:5K
Svc-Y:10K
Svc-Z:3K
したがって、(中間プロキシノードを通過する)複数のサービスメッセージにわたるメッセージのメッセージ優先度にかかわらず、(設定されたGTBSを有する)各サービスは、中間プロキシノード上に、確実にされた/保証された、割り当てられた容量を有することになる。
【0065】
機能的詳細:
以下は、サービスのために、保証されたトラフィック帯域幅を提供する、SCP、SEPP、サービスメッシュ、または他の中間プロキシノード等の中間プロキシノードによって実現されてもよい、機能的詳細である。
【0066】
1.中間プロキシノードの過負荷状態をチェックする。中間プロキシノードが過負荷状態にない場合、さらなるチェックは必要とされない。メッセージは、非GTBS帯域幅の一部として中間プロキシノードを通過することを許可されるべきである。これは、(非過負荷の場合の間)中間プロキシノードの正常な機能を扱う場合である。
【0067】
2.中間プロキシノードが過負荷状態にある場合、受信されたメッセージのターゲットサービスがGTBSを設定されているかどうかをチェックする。
【0068】
a.GTBSが設定されており、利用可能な帯域幅が依然としてある場合、(メッセージ優先度に関わらず)メッセージが中間プロキシノードを通過するのを許可する。
【0069】
非GTBS帯域幅バケットの下で処理されているメッセージのみが、優先度に基づいて抑制される。
【0070】
b.GTBSが設定されており、(非GTBSトラフィックのために)利用可能な帯域幅がない場合、以下を行う。
【0071】
i.GTBSバケット内により低い優先度(すなわち、現在のメッセージの優先度よりも低い)のメッセージがある場合、そのメッセージをGTBS帯域幅から許可する。
【0072】
GTBSバケットは、そのサービスについての他のメッセージの中で、より高い優先度のメッセージを許可するために、きめ細かい論理を考慮する。
【0073】
たとえば、所与のサービスについて、P5は、そのサービスについてのすべてのメッセージの中で最も高い優先度のメッセージであるかもしれない。したがって、過負荷の間、そのようなサービスについてのP5メッセージは、過負荷ポリシーが他のサービスのP3メッセージを拒否しているかもしれない場合でさえも、(そのサービスのための設定された帯域幅まで)許可されなければならない。
【0074】
ii.GTBSバケット内に、より低いかまたは同じ優先度のメッセージが存在しない場合、メッセージ処理手順は、GTBSが設定されていないサービスの場合と同じである。(ステップcの詳細を参照されたい)
c.GTBSが設定されていない場合、非GTBSバケットを介してメッセージを実行する。したがって、メッセージは、システムの過負荷ポリシーに基づいて許可/拒否される(過負荷ポリシーは、メッセージ優先度およびシステム過負荷レベルに基づいてメッセージを受け入れる/拒否する)。
【0075】
i.過負荷ポリシーがメッセージを通過させる場合、メッセージは処理されることになる。
【0076】
ii.そうでない場合、メッセージは拒否されることになる。
このアプローチでは、設定されたGTBSを有するサービスは、サービスメッシュ/中間プロキシノードを介して、保証されたサービス性を有する。これは、ネットワークにおけるデータストームまたは他の異常の間であっても当てはまる。
【0077】
各サービスは、対応するネットワーク機能仕様において3GPPによって指定されるPATH/URIを用いて分類および識別され得る。このアプローチは、PATH/URIに基づく非5Gメッセージにも適用され得る。したがって、ネットワークオペレータは、パス/URI要素に基づいて、任意のサービスのためにGTBを設定することが可能であるべきである。このアプローチは、(FQDNに基づいて)所与のプロデューサにGTBを提供するためにも適用され得る。これは、緊急サービスおよび他のプレミアム顧客を管理する使用例において役立つ。優先度が割り当てられていないメッセージの場合、アプリケーションは、オペレータがデフォルトメッセージ優先度を指定すべきであることを推奨する。(3GPP TS29.500に従って、クライアントによって定義される優先度を伴わないすべての5Gコア(5GC)メッセージは、24のデフォルト優先度を有するものとする)。
【0078】
GTBSを実現する中間プロキシノードは、GTBSを実施するために以下のタイプの追跡/監視を実現してもよい:
設定されたGTBSを有するサービスの場合、GTBSの下で処理される所与の優先度のメッセージレートを追跡する;
全体メッセージレートを追跡し、中間プロキシノードの全体トラフィック容量と比較する;および
個々の優先度メッセージについて、非GTBSメッセージレートを追跡する。
【0079】
以下に示される表2は、サービスのために保証されたトラフィック帯域幅を実現する中間プロキシノードにおいて追跡されてもよいメッセージレートの例を示す。
【0080】
【0081】
表2において、サービスSvc-X、Svc-Y、およびSvc-Zの各々のトラフィックレートが追跡されることが分かる。加えて、所与のサービス内の各設定されたメッセージ優先度のレートも追跡される。例えば、サービスSvc-Xの場合、優先度P0およびP5のメッセージレートが追跡される。保証された帯域幅を有するものとして定義されていないサービスは、設定された保証された帯域幅サービスレートを有さないことに留意されたい。
【0082】
上述のように、保証された帯域幅サービスを有するメッセージのメッセージレートを追跡することに加えて、中間プロキシノードは、非GTBSトラフィックについての優先度に基づいてメッセージレートを追跡することもできる。以下に示す表3は、中間プロキシノードによって追跡されてもよい例示的な非GTBSトラフィックを示す。
【0083】
【0084】
表3において、非GTBSトラフィックのメッセージレートは、定義されたメッセージ優先度ごとに追跡される。
【0085】
GTBSサービスを実現する中間プロキシノードによって追跡されてもよい別のメトリックは、非GTBSトラフィックとGTBSトラフィックとの総メッセージレートである。以下に示す表4は、そのような中間プロキシノードによって追跡されてもよい総メッセージレートを示す。
【0086】
【0087】
表4は、中間プロキシノードによって現在処理されているトラフィックの総レートである、表1および表2のすべてのトラフィックレートの合計を示す。そのようなレートは、ノードが過負荷状態にあるかどうかを判断するために、ノードの全体的なメッセージ容量と比較されてもよい。たとえば、ネットワークオペレータは、ノードの過負荷トリガ状態を総容量の80%になるよう設定することができる。ノードが100kメッセージ/sを処理することができ、設計された過負荷閾値が80kで定義される場合、表4の83kのレートは、ノードが過負荷状態にあり、本明細書で説明されるようにGTBSサービスをトリガすることを示す。
【0088】
GTBSアルゴリズムの簡単な説明のために、表5の以下の例は、過負荷ポリシーが100%のノード容量でメッセージを拒否すると仮定する。しかしながら、非GTBSバケットからのメッセージの拒否は、複数のスロットルレベルおよびメッセージ優先度マッピングを有する過負荷ポリシーを用いて適用することができる(ある優先度レベルまでのメッセージは、あるシステム過負荷レベルで拒否される)。
【0089】
【0090】
表5のシナリオ1において、保証された帯域幅サービスが設定されていないサービスAからメッセージが受信される。したがって、メッセージは、非GTBSバケットに対して定義されたポリシーに従って処理されることになる。メッセージの優先度は4である。この例では、非GTBSバケット内に4より低い優先度を有するメッセージがあり、利用可能な帯域幅があると仮定する。したがって、当該メッセージは渡され、優先度P4の非GTBSトラフィックのカウントが更新されることになる。
【0091】
表5のシナリオ2では、Svc-Aについての別のメッセージが受信される。例1と同様に、メッセージのために設定された、保証された帯域幅サービスは存在しないので、メッセージは、非GTBSバケットに対して定義されたポリシーに従って処理されることになる。シナリオ2では、メッセージは18の優先度を有する。非GTBSバケットには優先度が18より低いメッセージはないと仮定する。したがって、メッセージは、優先度18の非GTBSメッセージのために利用可能な帯域幅がある場合に、ルーティングされることになる。そのような帯域幅が利用可能でない場合、メッセージは拒否される。
【0092】
シナリオ3では、Svc-Aについて優先度18を有するメッセージが受信される。しかしながら、システムは100%の容量で動作していると仮定する。Svc-Aのために設定された、保証された帯域幅サービスはなく、非GTBSバケットにおいて、処理中の、より低い優先度のメッセージはなく、利用可能なシステム容量がないので、メッセージは拒否される。
【0093】
表5のシナリオ4では、優先度20のメッセージがSvc-Xについて受信される。保証された帯域幅サービスが、Svc-Xのために設定されている。Svc-Xの保証されたレート内に利用可能な割当があることも仮定される。したがって、メッセージは渡され、Svc-Xの優先度20トラフィックのレートは更新されることになる。
【0094】
表5のシナリオ5では、Svc-Xについて優先度20のメッセージが受信される。この例では、システムは100%の容量で動作しているが、Svc-Xのメッセージに対して保証されたレート内に利用可能な割当があると仮定する。したがって、メッセージはルーティングされ、割当は優先度20およびSvc-Xについて更新されることになる。システムが100%の容量で動作しているとき、たとえ非GTBSバケット内のメッセージが、所与のサービスついて確保された割当内で許可されるメッセージよりも高い優先度を有する場合であっても、システムは非GTBSバケット内のメッセージを拒否することになることに留意されたい。
【0095】
表5のシナリオ6では、優先度4のメッセージがSvc-Yについて受信される。また、Svc-Y保証容量は使い果たされていると仮定される。しかしながら、Svc-YのGTBSバケットには、優先度が4よりも低いメッセージが存在する。したがって、当該メッセージは、Svc-YのGTBSバケットから許可され、優先度P4についてのGTBSトラフィックレートが、Svc-Yについて更新されることになる。
【0096】
表5のシナリオ7では、優先度6のメッセージがSvc-Yについて受信される。Svc-Y保証容量は使い果たされ、Svc-YのためのGTBSバケット内には、より低い優先度のメッセージはないことも仮定される。したがって、メッセージは、非GTBSバケットから処理されることになる。メッセージは、非GTBSバケットに対して定義されたポリシーに基づいてルーティングまたは拒否される。
【0097】
シナリオ8では、システムが100%の容量で動作しており、優先度6を有するメッセージがSvc-Yについて受信されると仮定する。また、Svc-Y保証容量は使い果たされ、Svc-YのためのGTBSバケット内には、より低い優先度のメッセージはないとも仮定される。したがって、メッセージは、非GTBSバケットから処理されることになる。メッセージは、その優先度および非GTBSバケットのために設定されたポリシーに基づいて許可または拒否されることになる。
【0098】
シナリオ9では、メッセージが100%の容量で実行されていると仮定する。Svc-Yについて、優先度18のメッセージが受信される。Svc-Y保証容量は使い果たされ、Svc-YのためのGTBSバケット内には、より低い優先度のメッセージはないことも仮定される。したがって、メッセージは、非GTBSバケットから処理される。この例では、システムは100%の容量で動作しており、メッセージを処理するためのさらなるバッファ空間はないので、非GTBSバケット中には、より低い優先度のメッセージはないと仮定され、メッセージは拒否されることになる。
【0099】
図4は、本明細書で説明される、サービスのために保証されたトラフィック帯域幅を実現する中間プロキシノードのブロック図である。
図4を参照すると、中間プロキシノード400は、サービスコンシューマとサービスプロデューサとの間でメッセージをルーティングするSCP、SEPP、サービスメッシュノード、サービスプロキシ、または他のノードであってもよい。図示の例では、中間プロキシノード400は、少なくとも1つのプロセッサ402およびメモリ404を含む。中間プロキシノード400は、中間プロキシノードは過負荷状態にあるかどうかを判断し、上述のように、中間プロキシノードの、設定された、サービスごとの、保証された最小帯域幅で、GTBSサービスを実現する、サービスのための保証されたトラフィック帯域幅(GTBS)コントローラ406をさらに含む。図示の例では、サービスごとの保証された最小帯域幅は、サービスごとのバケットを用いて確保され追跡される。例えば、サービスSvc-Xのためのバケット408は、中間プロキシノード400が過負荷状態にあるとき、サービスSvc-Xについて5k(5000)メッセージを許可するように設定される。図示の例では、サービスSvc-Xの入来レートは8kである。したがって、サービスSvc-Xについてのより高い優先度のメッセージのうちの5kは許可されるが、サービスSvc-Xについてのメッセージのうちの残りの3kは、保証されないバケット410に渡され、メッセージは、保証されない帯域幅トラフィックに対する過負荷制御ポリシーに基づいて許可または拒否される。
【0100】
中間プロキシノード400は、サービスSvc-Yのトラフィックのためにバケット412を実現する。バケット412は、サービスSvc-Yについて10kメッセージの保証された最小帯域幅の利用を確保および追跡するように設定される。図示の例では、サービスSvc-Yの入来メッセージレートは22kである。したがって、サービスSvc-Yについてのメッセージの10kは許可されるが、サービスSvc-Yについてのメッセージの12kは保証されないバケット410に渡され、そこで、メッセージは、保証されない帯域幅トラフィックのための中間プロキシノード400の過負荷制御ポリシーに基づいて許可または拒否されることになる。
【0101】
中間プロキシノード400は、サービスSvc-Zについてのメッセージのために3kの保証された最小帯域幅でバケット414を実現する。図示の例では、サービスSvc-Zの入来メッセージレートは33kである。したがって、トラフィックの3kは通される一方で、サービスSvc-Zのメッセージトラフィックの30kは保証されないバケット410に渡されることになり、ここで、メッセージは、保証されないトラフィックに対する過負荷制御ポリシーに基づいて、通されるかまたは拒否される。
【0102】
中間プロキシノード400は、ネットワークオペレータがサービスのために保証された最小帯域幅を設定することを可能にするGTBS設定インタフェース416を含む。GTBS設定インターフェイス416は、ユーザが、各サービスのためのサービス識別パラメータと、複数の異なるサービスのためのサービスごとの保証された最小帯域幅とを定義することを可能にしてもよい。保証された最小帯域幅は、バケット408および412などの、サービスごとのGTBSバケットを用いて確保および追跡されてもよい。保証されないバケット410は、中間プロキシノード400の確保されない(システム)帯域幅を追跡するようデフォルトで設定されてもよい。
【0103】
図5は、中間プロキシノードにおいてサービスのために保証されたトラフィック帯域幅を実現するための例示的なプロセスを示すフローチャートである。
図5を参照すると、ステップ500において、メッセージが、過負荷状態にある中間プロキシノードにおいて受信される。たとえば、メッセージは、SCP、SEPP、サービスメッシュノード、または他の中間プロキシノードにおいて受信されてもよい。「過負荷状態」は、中間プロキシノードの利用が、メッセージを処理するための利用可能な容量の80%などのオペレータ定義閾値を超えたことを意味する。
【0104】
ステップ502において、メッセージは、保証された帯域幅サービスに関連付けられているものとして識別される。たとえば、GTBSコントローラ406は、メッセージを、メッセージ中の1つ以上のパラメータに基づいて、保証された帯域幅サービスに関連付けられているものとして、識別してもよい。そのようなパラメータの例は、URIまたは他のサービス識別パラメータを含む。
【0105】
ステップ504において、サービスに利用可能な保証された帯域幅があるかどうかが判断される。たとえば、サービスのための保証された帯域幅が現在の測定間隔について5kメッセージであり、3kメッセージのみが送信された場合、2kの利用可能な帯域幅が残る。保証された帯域幅が利用可能である場合、制御はステップ506に進み、メッセージは渡されるかまたはルーティングされ、メッセージカウントが更新される。たとえば、GTBSコントローラ406は、各サービスについて、設定された保証された帯域幅を下回るメッセージを通過させ、サービスごと、サービス内の優先度ごとに、メッセージカウントを更新し、全体のメッセージカウントを更新してもよい。
【0106】
ステップ504において、サービスに対する保証された帯域幅が利用可能でないと判断された場合、制御はステップ508に進み、より低い優先度のメッセージがGTBSバケットに存在するかどうかを判断する。例えば、メッセージがサービスAに対するものであり、4という優先度値を携えると仮定する。GTBSコントローラ406は、送信されるべく待機している、サービスAについてのGTBSバケット内のメッセージを分析することになる。優先度5以上のメッセージが少なくとも1つある場合、GTBSコントローラ406は、そのより低い優先度のメッセージをサービスAについてのメッセージと置き換えてもよい。次に、制御はステップ506に進み、そこでサービスAについてのメッセージは送信され、メッセージカウントは更新される。
【0107】
ステップ508において、GTBSバケット内に、より低い優先度のメッセージはないと判断された場合、制御はステップ510に進み、非GTBS帯域幅が利用可能であるかどうかが判断される。たとえば、GTBSコントローラ406は、非GTBSバケットが任意の残りのメッセージ処理容量を有するかどうかを判断することによって、非GTBS帯域幅が利用可能であるかどうかを判断してもよい。非GTBSバケットは確保された容量を有さないので、非GTBSバケットが利用可能な容量を有するかどうかに関する判断は、メッセージを処理するために利用可能なシステム容量があるかどうかに基づいて判断されてもよい。システムが過負荷状態にあるにもかかわらず、過負荷閾値を上回るいくらかの残存容量が存在する場合がある。GTBSコントローラ406が、利用可能な非GTBS容量があると判断する場合、制御はステップ512に進み、メッセージはルーティングされる。
【0108】
ステップ510において、非GTBS容量が利用可能でないと判断された場合、制御はステップ514に進み、より低い優先度のメッセージが非GTBSバケットに存在するかどうかを判断する。例えば、メッセージが4という優先度値を携えると仮定する。GTBSコントローラ406は、送信されるべく待機している、非GTBSバケット内のメッセージを分析することになる。優先度5以上の少なくとも1つのメッセージがある場合、GTBSコントローラ406は、そのより低い優先度のメッセージを優先度4のメッセージと置き換えてもよい。次に、制御はステップ512に進み、優先度4のメッセージが送信され、メッセージカウントが更新される。ステップ514において、非GTBSバケット内に、より低い優先度のメッセージがない場合、制御はステップ516に進み、メッセージは拒否される。
【0109】
本明細書で説明される主題は、オペレータが5Gルートを用いて、5G NFサービス間のサービス性を微調整および保証することを可能にする。そのような保証されたサービス性サポートがなければ、データストーム/不正サービス/機能は、中間プロキシノードを過負荷にし得、サービス障害につながり得る。本解決策は、任意の非5Gサービスにも適用することができ、したがって、中間ゲートウェイ/プロキシ上でこの推奨を実現し、任意のサービス間において最小限の実行可能なサービス性保証することができる。
【0110】
以下の参考文献の各々の開示が、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
参照:
3GPP TS 29.500, Technical Specification Group Core Network and Terminals; 5G System; Technical Realization of Service Based Architecture; Stage 3 (Release 16) V16.0.0, (2019-06).
3GPP TS 29.510, Technical Specification Group Core Network and Terminals; 5G System; Network Function Repository Services; Stage 3 (Release 16) V16.0.0 (2019-06).
本開示の主題の様々な詳細は、本開示の主題の範囲から逸脱することなく変更されてもよいことが理解されよう。さらに、前述の説明は、例示のみを目的としており、限定を目的としていない。