(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-26
(45)【発行日】2024-10-04
(54)【発明の名称】手持ち式無線周波数装置
(51)【国際特許分類】
A45D 44/00 20060101AFI20240927BHJP
【FI】
A45D44/00 Z
(21)【出願番号】P 2024000652
(22)【出願日】2024-01-05
【審査請求日】2024-01-05
(31)【優先権主張番号】202211398225.8
(32)【優先日】2022-11-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520117710
【氏名又は名称】深▲せん▼市予一電子科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】李 兵
【審査官】渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第215275437(CN,U)
【文献】特開2012-061251(JP,A)
【文献】中国実用新案第210931778(CN,U)
【文献】特開2021-027969(JP,A)
【文献】特開2015-139700(JP,A)
【文献】特許第6445212(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D44/00-44/22
A45D26/00
A61F 7/00
A61N 1/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方向に延伸する胴体及び
前記胴体の端部に取り付けられる電極チップを含み、電極チップには複数の無線周波数電極が設けられ、胴体内には無線周波数発生モジュールが設けられ、無線周波数発生モジュールと無線周波数電極との間は電気接続される手持ち式無線周波数装置であって、
前記手持ち式無線周波数装置は、冷却モジュールをさらに含み、前記冷却モジュールは、半導体冷却部材を含み、前記半導体冷却部材の冷たい面と無線周波数電極との間は、迅速に熱伝達するように接続されて無線周波数電極を冷却させ、
前記電極チップは、上蓋を含み、前記複数の無線周波数電極は、上蓋に取り付けられ、前記上蓋は、熱伝導材料からなる冷伝導蓋体又は非熱伝導材料からなる蓋体であり、前記冷伝導蓋体と無線周波数電極及び半導体冷却部材の冷たい面との間は直接的に接触して熱伝達し、又は、冷伝導蓋体と半導体冷却部材の冷たい面との間は冷伝導アセンブリを介して熱伝達するように接続して、前記上蓋の全面を冷却して無線周波数電極を冷却し、
前記上蓋には、当該上蓋の中心を挟んで、前記胴体の延伸方向と直交する第1方向に対向する2つの第1取付孔、及び、当該上蓋の中心を挟んで、前記胴体の延伸方向及び前記第1方向の両方と直交する第2方向に対向する2つの第2取付孔が設けられており、
前記第1取付孔における前記第2方向に対向する両側壁に軸孔が設けられており、前記第2取付孔における前記第1方向に対向する両側壁に軸孔が設けられており、
前記複数の無線周波数電極の各々の両側から回動軸が突出しており、
前記複数の無線周波数電極のうちの2つの無線周波数電極の回動軸が前記第1取付孔の軸孔に取り付けられて、当該2つの無線周波数電極が、前記第2方向と平行な軸の軸周りに回動し得るようになっており、別の2つの無線周波数電極の回動軸が前記第2取付孔の軸孔に取り付けられて、当該別の2つの無線周波数電極が、前記第1方向と平行な軸の軸周りに回動し得るようになっている
ことを特徴とする手持ち式無線周波数装置。
【請求項2】
前記電極チップは、ケーシングを含み、前記ケーシングは、環形壁を含み、前記環形壁と前記上蓋との間に弾性接続部を形成し、前記弾性接続部により、前記電極チップ全体が揺動し得るようになっている
ことを特徴とする請求項1に記載の手持ち式無線周波数装置。
【請求項3】
前記手持ち式無線周波数装置は、胴体内における電源アセンブリと制御回路基板をさらに含み、電源アセンブリは制御回路基板に電気接続され、前記無線周波数発生モジュールは、制御回路基板に設けられ、又は制御回路基板に電気接続され、前記半導体冷却部材は、制御回路基板に電気接続され、
前記半導体冷却部材の冷たい面と無線周波数電極との間は、接触して熱伝達し、又は冷伝導アセンブリを介して迅速に熱伝達するように接続して無線周波数電極を冷却させ、
前記冷伝導アセンブリは、熱伝導材料からなる熱伝導素子や、ヒートパイプ、VC、アルミニウム製の超熱伝導管、アルミニウム製の超熱伝導板のうちの一種又は複数種の熱伝達構造の組み合わせを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の手持ち式無線周波数装置。
【請求項4】
前記冷伝導アセンブリは、第1冷伝導部材を含み、前記第1冷伝導部材は、電極チップ内に取り付けられ、前記第1冷伝導部材と半導体冷却部材の冷たい面とは接触して冷伝導し、又は直接的に半導体冷却部材の冷たい面とされ、且つ/又は、
前記冷伝導アセンブリは、第2冷伝導部材を含み、
第2冷伝導部材は、冷伝導蓋体と半導体冷却部材の冷たい面との間に熱伝達可能に接続し、又は、前記第1冷伝導部材は、第2冷伝導部材を介して半導体冷却部材の冷たい面との間に熱伝達可能に接続し、第2冷伝導部材は、それぞれ半導体冷却部材の冷たい面及び第1冷伝導部材に接触して熱伝達する、ことを特徴とする請求項
3に記載の手持ち式無線周波数装置。
【請求項5】
前記第1冷伝導部材と複数の無線周波数電極との間は、それぞれ、1つの可撓接続冷伝導部材を介して熱伝達し、
第1冷伝導部材には複数の取付部が設けられ、無線周波数電極には、取付部が対応して設けられ、前記可撓接続冷伝導部材の両端には、それぞれ第1冷伝導部材の取付部及び無線周波数電極の取付部が接続されている、ことを特徴とする請求項
4に記載の手持ち式無線周波数装置。
【請求項6】
前記可撓接続冷伝導部材は、軟質熱伝導材料又は弾性熱伝導材料から片状又はブロック状の可撓接続伝導部材に作成し、又は、前記可撓接続冷伝導部材は、軟質熱伝導材料又は弾性熱伝導材料から管状の可撓接続伝導部材に作成し、管状の可撓接続冷伝導部材の内部には熱伝導媒体が収容されている、ことを特徴とする請求項
5に記載の手持ち式無線周波数装置。
【請求項7】
第1冷伝導部材と半導体冷却部材の冷たい面との間は、接触して冷伝導し、第1冷伝導部材と半導体冷却部材の冷たい面との間が相互に接触する表面の形状はマッチングし、又は、
第2冷伝導部材は、柱状の上部を含み、第1冷伝導部材に貫通孔が形成され、前記第1冷伝導部材の柱状の上部が第2冷伝導部材の貫通孔に挿入され、孔壁との間に側立面接触して冷伝導する、ことを特徴とする請求項
4に記載の手持ち式無線周波数装置。
【請求項8】
第1冷伝導部材の底部と半導体冷却部材の冷たい面とはマッチングするように接触して冷伝導し、頂部と複数の無線周波数電極との間は、可撓接続冷伝導部材により接続されて無線周波数電極の冷却を実現し、
側立面接触して冷伝導する場合に、前記第1冷伝導部材は、複数の対称又は非対称部分からつなぎ合わせてなり、且つ前記貫通孔になるように取り囲んで、貫通孔の外壁には1つ又は複数の弾性部材が設けられ、前記第1冷伝導部材と前記第2冷伝導部材とを弾性的に当接して緊密に接触し冷伝導し、
前記第2冷伝導部材の一端は、扁平管に設置されて半導体冷却部材の冷たい面との間の接触面積を増大し、他端は、柱体に設置され、第1冷伝導部材又は冷却上蓋の貫通孔の周囲の側立面に接触して冷伝導する、ことを特徴とする請求項
7に記載の手持ち式無線周波数装置。
【請求項9】
前記弾性部材は、弾性材料からなる弾性素子や、弾性シート、ばねであり、
複数の弾性部材は、貫通孔の外壁に対称的に設けられて、内径方向へ弾性的に押し締め、又は弾性部材は環状であり、前記貫通孔の外壁に嵌設されて弾性的に内へ押し締め、
第1冷伝導部材の複数の対称又は非対称部分には、複数の取付部が設けられ、複数の取付部と複数の無線周波数電極との間は、可撓接続冷伝導部材を介して接続して無線周波数電極の冷却及び揺動変形を実現する、ことを特徴とする請求項
8に記載の手持ち式無線周波数装置。
【請求項10】
前記冷却モジュールは、さらに、放熱部材を含み、
前記放熱部材と半導体冷却部材の熱い面との間は、迅速に熱伝達するように接続され、
前記放熱部材は、熱伝導部材及び放熱フィンを含み、熱伝導部材は、半導体冷却部材の熱い面に接続され、又は直接的に前記熱い面とされ、放熱フィンは、迅速に熱伝達するように熱伝導部材に設けられ、
前記電極チップは、胴体の頂部に固定して取り付けられ、又は着脱可能に取り付けられ、
前記胴体は、本体ハウジングを含み、前記電極チップのケーシングは、本体ハウジングの頂部に固定して取り付けられ、又は着脱可能に取り付けられ、
前記本体ハウジングには、複数の通風口が設けられ、複数の通風口と胴体内部の空間は、通風路を形成し、外部空気を通風口から胴体内部に進入させ、胴体内部の熱が奪われた後に通風口を介して胴体外へ排出し、前記放熱フィンは、胴体内の通風路に位置している、ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の手持ち式無線周波数装置。
【請求項11】
前記冷却モジュールは、ファンをさらに含み、前記ファンは、胴体内の通風路に位置し、ファンにより通風路内の空気の流れを促進させて放熱部材の放熱を加速させ、
前記熱伝導部材は、熱伝導材料からなる熱伝導素子や、ヒートパイプ、VCアルミニウム製の超熱伝導管、アルミニウム製の超熱伝導板のうちの1種又は複数種の熱伝達構成の組み合わせである、ことを特徴とする請求項
10に記載の手持ち式無線周波数装置。
【請求項12】
前記無線周波数電極は、角度又は位置を適切に調整してより肌に適するように、揺動又は変形可能に配置される、ことを特徴とする請求項
10に記載の手持ち式無線周波数装置。
【請求項13】
無線周波数電極は、以下の方式のうちの1種又は複数種の組み合わせにより、揺動又は変形可能な配置を実現し、即ち、
無線周波数電極と取付孔との間は、回転軸を介して回動可能に接続され、回動方式により無線周波数電極の変形を実現し、又は、
無線周波数電極と冷伝導アセンブリとの間は、それぞれ、可撓接続冷伝導部材を介して接続され、可撓接続方式により無線周波数電極の変形を実現し、可撓接続冷伝導部材は、軟質又は弾性熱伝導材料からなる接続具であり、又は、
無線周波数電極と冷伝導アセンブリとの間は、ばね又は弾性ホルダにより弾性接続を形成して、弾性接続する方式により無線周波数電極の変形を実現し、又は、
リングばね又は弾性ホルダの方式により電極チップの上蓋及びケーシングに弾性接続されて、電極チップ全体が揺動する方式により無線周波数電極の変形を実現し、又は、
電極チップのケーシングは、環形壁を含み、環形壁と上蓋との間に弾性接続部を形成し、弾性接続部により上蓋全体を揺動させて、電極チップ全体が揺動する方式により無線周波数電極の変形を実現し、弾性接続部は、軟質ゴム材料からなる薄壁接続部であり、又は、
無線周波数電極の底部又は無線周波数電極を取り付ける電極チップの上蓋の底部又は電極チップ内の冷伝導部材と、半導体冷却部材の冷たい面とが相互に接触する表面との間は、摺動可能に接続され、又は、
無線周波数電極の形状設計と材質のマッチングにより、無線周波数電極の表面が押される場合に変形した後に、より肌に適した接触面形状が得られ、それ自体が変形する方式により無線周波数電極の変形を実現する、ことを特徴とする請求項
12に記載の手持ち式無線周波数装置。
【請求項14】
前記手持ち式無線周波数装置は、無線周波数美容機器である、ことを特徴とする請求項1に記載の手持ち式無線周波数装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線周波数設備に関し、特に手持ち式無線周波数装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の手持ち式無線周波数装置、特に、近年登場した無線周波数美容機器は、主に無線周波数のエネルギーにより表皮を通って、真皮層に直接到達し、肌を傷害から保護し、無線周波数波がコラーゲンに直接浸透し、肌の奥から改善される。従来の手持ち式無線周波数装置は、電極チップが使用される場合に発熱し、電極チップが高温なると接触した肌を傷める可能性があり、ユーザの体験感も悪かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする技術的問題は、従来の手持ち式無線周波数装置の電極チップの冷却問題を解決する手持ち式無線周波数装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明は、以下の技術案を採用した。
手持ち式無線周波数装置であって、胴体及び胴体の端部に取り付けられる電極チップを含み、電極チップには複数の無線周波数電極が設けられ、胴体内には無線周波数発生モジュールが設けられ、無線周波数発生モジュールと無線周波数電極との間は電気接続され、前記手持ち式無線周波数装置は、冷却モジュールをさらに含み、前記冷却モジュールは、半導体冷却部材を含み、前記半導体冷却部材の冷たい面と無線周波数電極との間は、迅速に熱伝達するように接続されて無線周波数電極を冷却させる。
【0005】
さらに、前記手持ち式無線周波数装置は、胴体内における電源アセンブリと制御回路基板をさらに含み、電源アセンブリは制御回路基板に電気接続され、前記無線周波数発生モジュールは、制御回路基板に設けられ、又は制御回路基板に電気接続され、前記半導体冷却部材は、制御回路基板に電気接続され、前記半導体冷却部材の冷たい面と無線周波数電極との間は、接触して熱伝達し、又は、冷伝導アセンブリを介して迅速に熱伝達するように接続して無線周波数電極を冷却させ、前記冷伝導アセンブリは、熱伝導材料からなる熱伝導素子や、ヒートパイプ、VC、アルミニウム製の超熱伝導管、アルミニウム製の超熱伝導板のうちの一種又は複数種の熱伝達構造の組み合わせを含む。
【0006】
幾つかの実施例では、前記電極チップは、上蓋を含み、前記複数の無線周波数電極は、上蓋に取り付けられ、前記上蓋は、熱伝導材料からなる冷伝導蓋体又は非熱伝導材料からなる蓋体であり、前記冷伝導蓋体と無線周波数電極及び半導体冷却部材の冷たい面との間は直接的に接触して熱伝達し、又は、冷伝導蓋体と半導体冷却部材の冷たい面との間は冷伝導アセンブリを介して熱伝達するように接続して、前記上蓋の全面を冷却して無線周波数電極を冷却し、又は、前記冷伝導アセンブリは、第1冷伝導部材を含み、前記第1冷伝導部材は、電極チップ内に取り付けられ、前記第1冷伝導部材と半導体冷却部材の冷たい面とは接触して冷伝導し、又は、直接的に半導体冷却部材の冷たい面とされ、且つ/もしくは、前記冷伝導アセンブリは、第2冷伝導部材を含み、第2冷伝導アセンブリは、冷伝導蓋体と半導体冷却部材の冷たい面との間に熱伝達可能に接続し、又は、前記第1冷伝導部材は、第2冷伝導部材を介して半導体冷却部材の冷たい面との間に熱伝達可能に接続し、第2冷伝導部材は、それぞれ半導体冷却部材の冷たい面及び第1冷伝導部材に接触して熱伝達する。
【0007】
幾つかの実施例では、前記第1冷伝導部材と複数の無線周波数電極との間は、それぞれ、1つの可撓接続冷伝導部材を介して熱伝達し、第1冷伝導部材には複数の取付部が設けられ、無線周波数電極には、取付部が対応して設けられ、前記可撓接続冷伝導部材の両端には、それぞれ第1冷伝導部材の取付部及び無線周波数電極の取付部が接続されている。
【0008】
幾つかの実施例では、前記可撓接続冷伝導部材は、軟質熱伝導材料又は弾性熱伝導材料から片状又はブロック状の可撓接続伝導部材に作成し、又は、前記可撓接続冷伝導部材は、軟質熱伝導材料又は弾性熱伝導材料から管状の可撓接続伝導部材に作成し、管状の可撓接続冷伝導部材の内部には熱伝導媒体が収容されている。
【0009】
幾つかの実施例では、第1冷伝導部材と半導体冷却部材の冷たい面との間は、接触して冷伝導し、第1冷伝導部材と半導体冷却部材の冷たい面との間が相互に接触する表面の形状はマッチングし、又は、第2冷伝導部材は柱状の上部を含み、第1冷伝導部材に貫通孔が形成され、前記第1冷伝導部材の柱状の上部が第2冷伝導部材の貫通孔に挿入され、孔壁との間に側立面接触して冷伝導する。
【0010】
幾つかの実施例では、第1冷伝導部材の底部と半導体冷却部材の冷たい面とはマッチングするように接触して冷伝導し、頂部と複数の無線周波数電極との間は、可撓接続冷伝導部材により接続されて無線周波数電極の冷却を実現し、
側立面接触して冷伝導する場合に、前記第1冷伝導部材は、複数の対称又は非対称部分からつなぎ合わせてなり、且つ前記貫通孔になるように取り囲んで、貫通孔の外壁には1つ又は複数の弾性部材が設けられ、前記第1冷伝導部材と前記第2冷伝導部材とを弾性的に当接して冷伝導に緊密に接触し、
前記第2冷伝導部材の一端は、扁平管に設置されて半導体冷却部材の冷たい面との間の接触面積を増大し、他端は、柱体に設置され、第1冷伝導部材又は冷却上蓋の貫通孔の周囲の側立面に接触して冷伝導する。
【0011】
幾つかの実施例では、前記弾性部材は、弾性材料からなる弾性素子や、弾性シート、ばねであり、複数の弾性部材は、貫通孔の外壁に対称的に設けられて、内径方向へ弾性的に押し締め、又は弾性部材は環状であり、前記貫通孔の外壁に嵌設されて弾性的に内へ押し締め、第1冷伝導部材の複数の対称又は非対称部分には、複数の取付部が設けられ、複数の取付部と複数の無線周波数電極との間は、可撓接続冷伝導部材を介して接続して無線周波数電極の冷却及び揺動変形を実現する。
【0012】
さらに、前記冷却モジュールは、放熱部材をさらに含み、前記放熱部材と半導体冷却部材の熱い面との間は、迅速に熱伝達するように接続され、前記放熱部材は熱伝導部材及び放熱フィンを含み、熱伝導部材は半導体冷却部材の熱い面に接続され、又は直接的に前記熱い面とされ、放熱フィンは迅速に熱伝達するように熱伝導部材に設けられ、前記電極チップは、胴体の頂部に固定して取り付けられ、又は着脱可能に取り付けられ、前記胴体は本体ハウジングを含み、前記電極チップは、ケーシングを含み、電極チップのケーシングは、本体ハウジングの頂部に固定して取り付けられ、又は着脱可能に取り付けられ、前記本体ハウジングには複数の通風口が設けられ、複数の通風口と胴体内部の空間は、通風路を形成し、外部空気を通風口から胴体内部に進入させ、胴体内部の熱が奪われた後に通風口を介して胴体外へ排出し、前記放熱フィンは、胴体内の通風路に位置している。
【0013】
さらに、前記冷却モジュールは、ファンをさらに含み、前記ファンは胴体内の通風路に位置し、ファンにより通風路内の空気の流れを促進させて放熱部材の放熱を加速させ、前記熱伝導部材は、熱伝導材料からなる熱伝導素子や、ヒートパイプ、VCアルミニウム製の超熱伝導管、アルミニウム製の超熱伝導板のうちの1種又は複数種の熱伝達構成の組み合わせである。
【0014】
幾つかの実施例では、前記電極チップのケーシングは上蓋を含み、上蓋には複数の取付孔が設けられ、各無線周波数電極は、対応する取付孔内に取り付けられ、且つ取付孔に覆い、無線周波数電極は、角度又は位置を適切に調整してより肌に適するように、揺動又は変形可能に配置される。
【0015】
幾つかの実施例では、無線周波数電極は以下の方式のうちの1種又は複数種の組み合わせにより、揺動又は変形可能な配置を実現し、即ち、
無線周波数電極と取付孔との間は、回転軸を介して回動可能に接続され、回動方式により無線周波数電極の変形を実現し、又は、
無線周波数電極と冷伝導アセンブリとの間は、それぞれ、可撓接続冷伝導部材を介して接続され、可撓接続方式により無線周波数電極の変形を実現し、可撓接続冷伝導部材は、軟質又は弾性熱伝導材料からなる接続具であり、又は、
無線周波数電極と冷伝導アセンブリとの間は、ばね又は弾性ホルダにより弾性接続を形成して、弾性接続する方式により無線周波数電極の変形を実現し、又は、
リングばね又は弾性ホルダの方式により電極チップの上蓋及びケーシングに弾性接続されて、電極チップ全体が揺動する方式により無線周波数電極の変形を実現し、又は、
電極チップのケーシングは環形壁を含み、環形壁と上蓋との間に弾性接続部を形成し、弾性接続部により上蓋全体を揺動させて、電極チップ全体が揺動する方式により無線周波数電極の変形を実現し、弾性接続部は、軟質ゴム材料からなる薄壁接続部であり、又は、
無線周波数電極の底部もしくは無線周波数電極を取り付ける電極チップの上蓋の底部もしくは電極チップ内の冷伝導部材と、半導体冷却部材の冷たい面とが相互に接触する表面との間は、摺動可能に接続され、又は、
無線周波数電極の形状設計と材質のマッチングにより、無線周波数電極の表面が押される場合に変形した後に、より肌に適した接触面形状が得られ、それ自体が変形する方式により無線周波数電極の変形を実現する。
【0016】
幾つかの実施例では、前記手持ち式無線周波数装置は無線周波数美容機器である。
【0017】
本発明は手持ち式無線周波数装置を提供し、胴体と電極チップを含み、電極チップには複数の無線周波数電極が設けられ、胴体内には無線周波数発生モジュールが設けられ、無線周波数発生モジュールと無線周波数電極との間は電気接続され、前記電極チップは、胴体の頂部に固定して取り付けられ、又は着脱可能に取り付けられ、前記胴体は、本体ハウジングを含み、前記電極チップは、ケーシングを含み、電極チップのケーシングは、本体ハウジングの頂部に固定して取り付けられ、又は着脱可能に取り付けられ、前記電極チップのケーシングは上蓋を含み、上蓋には複数の取付孔が設けられ、各無線周波数電極は、対応する取付孔内に取り付けられ、且つ取付孔に覆い、無線周波数電極は、角度を適切に調整してより肌に適するように、揺動又は変形可能に配置される。
【0018】
幾つかの実施例では、無線周波数電極は、以下の方式のうちの1種又は複数種の組み合わせにより、揺動又は変形可能な配置を実現し、即ち、
無線周波数電極と取付孔との間は、回転軸を介して回動可能に接続され、回動方式により無線周波数電極の変形を実現し、又は、
無線周波数電極と冷伝導アセンブリとの間は、それぞれ可撓接続冷伝導部材を介して接続され、可撓接続方式により無線周波数電極の変形を実現し、可撓接続冷伝導部材は、軟質又は弾性熱伝導材料からなる接続具であり、又は、
無線周波数電極と冷伝導アセンブリとの間は、ばねもしくは弾性ホルダにより弾性接続を形成して、弾性接続する方式により無線周波数電極の変形を実現し、又は、
リングばねもしくは弾性ホルダの方式により電極チップの上蓋及びケーシングに弾性接続されて、電極チップ全体が揺動する方式により無線周波数電極の変形を実現し、又は、
電極チップのケーシングは環形壁を含み、環形壁と上蓋との間に弾性接続部を形成し、弾性接続部により上蓋全体を揺動させて、電極チップ全体が揺動する方式により無線周波数電極の変形を実現し、弾性接続部は、軟質ゴム材料からなる薄壁接続部であり、又は、
無線周波数電極の底部もしくは無線周波数電極を取り付ける電極チップの上蓋の底部もしくは電極チップ内の冷伝導部材と、半導体冷却部材の冷たい面とが相互に接触する表面との間は、摺動可能に接続され、又は、
無線周波数電極の形状設計と材質のマッチングにより、無線周波数電極の表面が押される場合に変形した後に、より肌に適した接触面形状が得られ、それ自体が変形する方式により無線周波数電極の変形を実現する。
【0019】
幾つかの実施例では、前記電極チップのケーシングと本体ハウジングの頂部との間は、バックル方式、スロットフィット方式、拡張フィット、締結具のうちの1種又は複数種の方式により着脱可能に接続される。
【発明の効果】
【0020】
本発明の有益な効果は、以下の通りである。
本発明の手持ち式無線周波数装置は、半導体冷却部材が配置されており、冷伝導部材により無線周波数電極を冷却し、電極チップの温度を低下させ、接触した肌に氷点効果を形成する。
【0021】
他の実施形態では、本発明の手持ち式無線周波数装置の無線周波数電極は、より肌の表面に適するために、角度を適切に調整できるように配置される。
【0022】
他の実施形態では、本発明の手持ち式無線周波数装置の電極チップは着脱可能であり、洗浄及び交換しやすい。
【0023】
以下、図面を参照しながら本発明をさらに詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明の第1実施例に係る手持ち式無線周波数装置の構成模式図の一例である。
【
図2】本発明の第1実施例に係る手持ち式無線周波数装置の断面図の一例である。
【
図3】本発明の第1実施例に係る手持ち式無線周波数装置の分解図の一例である。
【
図4】本発明に係る手持ち式無線周波数装置の放熱部材の斜視図の例であり、4(a)、4(b)は、2つの異なる実施例の構成を示す。
【
図5】第1実施例に係る手持ち式無線周波数装置の変換方式であり、電極チップが摺動的に冷伝導され、そのうち、(a)は、手持ち式無線周波数装置の断面図の一例であり、(b)電極チップの断面図の一例であり、(c)は、胴体頭部の斜視図の一例である。
【
図6】本発明の実施例に係る電極チップのケーシングの構成模式図の例であり、そのうち、(a)は、電極チップのケーシングの斜視図の一例であり、(b)は、電極チップのケーシングの断面図の一例である。
【
図7】本発明の実施例に係る電極位置変化模式図の例であり、そのうち、(a)及び(b)は、それぞれ電極の2つの変形位置である。
【
図8】本発明の電極チップの複数の変形実施例に係る断面図の例であり、そのうち、(a)~(d)は、それぞれ無線周波数電極が揺動することを実現する異なる構成を示す。
【
図9】本発明の第2実施例に係る手持ち式無線周波数装置の構成模式図の一例である。
【
図10】本発明の第2実施例に係る手持ち式無線周波数装置の断面図の一例である。
【
図11】本発明の第2実施例に係る手持ち式無線周波数装置の分解図の一例である。
【
図12】本発明の第2実施例に係る手持ち式無線周波数装置の胴体の斜視図の一例である。
【
図13】本発明の第2実施例に係る電極チップの冷伝導部材及び弾性部材の構成模式図の一例である。
【
図14】本発明の第3実施例に係る手持ち式無線周波数装置の胴体の斜視図の一例である。
【
図15】本発明の第3実施例に係る電極チップの冷伝導部材及び弾性部材の構成模式図の一例である。
【
図16】本発明の第2実施例に係る電極チップの分解図の一例である。
【
図17】本発明の第3実施例に係る電極チップの分解図の一例である。
【
図18-20】本発明の手持ち式無線周波数装置の他の実施例であり、そのうち、
図18(a)、
図19(a)、20(a)は、当該実施例に係る電極チップの断面図の例であり、
図18(b)、
図19(b)、20(b)は、対応する実施例における胴体の頂部の斜視図の例である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
なお、本願の実施例及び実施例の特徴は、矛盾がない場合、互いに組み合わせられてもよく、以下、図面及び具体的な実施例を参照して、本発明についてさらに詳細に説明する。
【0026】
図1~20に示すように、本発明の実施例に係る手持ち式無線周波数装置100全体は、胴体1及び電極チップ2に分かれることができる。電極チップ2は、胴体1の頂部に固定して取り付けられてもよく、胴体1の頂部に着脱可能に取り付けられてもよい。固定して取り付けられ又は着脱可能に取り付けられることは、共に既存技術の常套手段により実現できる。固定して取り付けられることは、例えば、接着又は締付の方式を採用することができ、着脱可能に取り付けられることは、取り外し可能なクランプフィット、スロットフィット、拡張フィット、締結具等の方式を含む。胴体1は、本体ハウジング110を含み、電極チップ2は、本体ハウジングの先端に取り付けられる。手持ち式無線周波数装置100は、電極チップ2又は胴体1の内部に取り付けられる冷却モジュール10、電源アセンブリ3及び制御回路基板4を含み、胴体には、スイッチ及びケーブル受口が設けられている。下記実施例では、電源アセンブリ3は制御回路基板4に電気接続され、両者は、胴体1(本体ハウジング110)の内部のキャビティに取り付けられ、電源アセンブリ3は、手持ち式無線周波数装置100へ電源を提供し、ケーブル受口を介して充電を行い又は外部電源に接続される。電源アセンブリ3は、通常、電池、例えば、充電式電池又はキャパシタ電池であり、電源変換モジュールであってもよく、導線により外部電源に接続されて無線周波数装置の電源アセンブリ3を充電し、又は外部電源に直接接続されて給電する。本体ハウジングの底端は、テール蓋113であり、テール蓋113又は本体ハウジング110にケーブル受口を設置することができ、ケーブル受口を介して導線を接続して電源アセンブリ3を充電し、又は直接的に無線周波数装置へ電源を提供する。冷却モジュール10は、胴体1及び/又は電極チップ2内に取り付けられ、冷却モジュール10は、半導体冷却部材11を含む。半導体冷却部材11は、中間の電気二重層及び両端の熱い面と冷たい面を含む。中間の電気二重層は、PNルバニック粒子が熱い面に設置された熱端回路及び冷たい面に設置される冷端回路に従って排列し、且つ電気接続されて半導体冷却部材の内部回路を形成し、半導体冷却部材の内部回路は、正負極が制御回路基板4に電気接続され、又は個別に回路を設置して制御し、それにより半導体冷却部材の動作を制御する。制御回路基板4には無線周波数発生モジュールが設けられ、無線周波数発生モジュールは、独立して胴体1の内部に設置されることができる。電極チップ2は、複数の無線周波数電極20を含む。複数の無線周波数電極20、無線周波数発生モジュールは、制御回路基板4に電気接続され、制御回路基板4は、無線周波数発生モジュールが複数の無線周波数電極20へ無線周波数電流を提供するように制御して、無線周波数電極20により無線周波数を接触した肌に入力して無線周波数美容又は無線周波数による肌処理の効果を実行する。半導体冷却部材11は、無線周波数電極20を冷却することにより氷点無線周波数電極が得られ、無線周波数電極20が接触した肌を冷やす。
【0027】
本体ハウジング110には複数の通風口111、112が設けられて吸気及び排気とされ、且つ胴体内の空間と通風路を形成して胴体内部の放熱を実現する。通風口111、112は、胴体の本体ハウジング110の異なる位置又は同じ位置に設置されることができ、異なる形式で設置され、ハウジング110に形成される蜂の巣状孔、スリット、切り欠き等の形式を含むが、それに限定されていない。通風口は、1つ又は複数であってもよく、機能的に、外部空気が通風口から胴体内部に進入し、胴体内部の熱が奪われ、さらに通風口から胴体外へ排出する。1つの具体な実施例では、
図1に示すように、通風口111は、本体ハウジングの先端の辺縁に沿って胴体内部へ延伸する複数本の通風スロットであり、吸気口とされることができる。通風口112は、本体ハウジングの側壁に設けられる1組又は複数組の貫通孔であり、排気口とされることができる。
図9~11、12、14に示される実施例では、通風口111は、本体ハウジングに周方向に設けられた貫通孔であり、放熱部材の位置に対応する。吸気口と排気口とは交換可能であり、冷却モジュール10の放熱エアダクトに貫通される。電極チップ2のケーシングに通風口を設置し、又は電極チップ2のケーシングと本体ハウジングの間のスリットを通風口とすることができると理解できる。
【0028】
電極チップ2は、ケーシング21と複数の無線周波数電極20を含む。ケーシング21の内部はキャビティであり、頂部は上蓋23であり、底部は胴体の頂部に取り付けられる。ケーシング21と本体ハウジング110との間は、固定方式又は着脱可能な方式により接続される。下記実施例では、ケーシング21は、本体ハウジング110の頂部に着脱可能に取り付けられ、拡張フィット及び/又はスロットフィットにより、電極チップ全体を取り外して交換し又は洗浄することができる。上蓋23には複数の無線周波数電極20が取り付けられる。冷却モジュールの半導体冷却部材11は、無線周波数電極20を冷却することに用いられ、以下の複数種の方式のうちの1種又は複数種の方式の組み合わせにより実現できる。冷伝導(熱伝達)アセンブリが熱伝達/冷伝導可能に半導体冷却部材11の冷たい面と無線周波数電極20に接続されて無線周波数電極20を冷却し、冷伝導(熱伝達)アセンブリが熱伝達/冷伝導可能に半導体冷却部材11の冷たい面と無線周波数電極を取り付ける上蓋23に接続されて上蓋23を冷却して無線周波数電極20を冷却し、半導体冷却部材11の冷たい面と無線周波数電極20とは接触して冷伝導/熱伝達して無線周波数電極20を冷却し、半導体冷却部材11の冷たい面と無線周波数電極20を取り付ける上蓋とは接触して冷伝導/熱伝達して上蓋23を冷却して無線周波数電極20を冷却する。
【0029】
図1~3に示される第1実施例に係る手持ち式無線周波数装置は、冷伝導アセンブリが電極チップのケーシング21の内部に取り付けられる第1冷伝導部材22を含む。第1冷伝導部材22と冷却モジュール10と無線周波数電極20との間は接続され、迅速に熱伝達(又は冷伝導)して、無線周波数電極20を冷却することができる。冷伝導過程は、熱伝導過程又は熱伝達過程であり、下記実施例では、意味は同様である。
【0030】
複数の無線周波数電極20は、一対又は複数対の正負電極を含み、又は1つの無線周波数電極に複数の正負電極点を設置する。無線周波数電極20と胴体内部の制御回路基板4又は無線周波数発生モジュールとの間は、導線又は回路及び電極チップ内の導電接続片25を介して導線26に電気接続される(参照
図2)。当然ながら、電気接続は、直接的に導線又は回路により実現されることができる。上蓋23には複数の取付孔が設けられている。無線周波数電極20は、対応する取付孔内に取り付けられ、取付孔に覆い、且つより肌に適するために、角度又は変形を適切に調整することができる。
図6(a)に示すように、電極が回動し(一次変形)、矢印及び枠線は、電極の揺動調整位置(一次変形)及び電極チップの揺動(二次変形)を示し、
図6(b)は、ケーシング21と上蓋23との間の弾性接続部210により電極チップ全体の揺動を実現することを示す。
図7に示すように、無線周波数電極が二つの異なる位置を調整する状態図であり、無線周波数電極が、複数の角度、即ち複数の位置を調整することができる。無線周波数電極20は、円弧状又は曲線状の輪郭を有するブロック状に設置されて、肌に接触するときの快適度を増加し、可動に取付孔に取り付けられて且つ取付孔に覆う。
【0031】
ケーシング21内にはケーブル孔が設けられ、複数の導電接続片25はケーブル孔に挿入され、先端は導線26を介して対応する無線周波数電極20に電気接続され、底端は導線又は回路を介して本体内部の制御回路基板4又は無線周波数発生モジュールに電気接続される。電気接続される方式は、既存技術の方式により実現されることができる。
【0032】
幾つかの実施例では、無線周波数電極20の両側には回動軸201が設けられ、上蓋23の取付孔の側壁には、対応する軸孔231が設けられ、回動軸201は回動可能に軸孔231内に取り付けられ、無線周波数電極20を回転可能にさせて角度及び位置を適切に調整し、電極の一次変形とされる。
【0033】
幾つかの実施例では、冷伝導アセンブリは、さらに可撓接続冷伝導部材24を含むことができる。それぞれの無線周波数電極20と電極チップの第1冷伝導部材22との間は、それぞれ1つの可撓接続冷伝導部材24を介して接続され、且つ迅速に冷伝導(熱伝達)することを実現し、可撓接続冷伝導部材24は、熱伝導性シリコンスライス/熱伝導性シリカゲル/熱伝導性弾性材料/熱伝導性軟質材料又は他の類似する熱伝導材料から管状や、ブロック状、柱状、片状(これらの形状に限定されていない)の接続具に作成される。
図1~3に示す第1実施例では、可撓接続冷伝導部材24は、管状の接続具であり、その中間は拡大部240であり、その内部に熱伝導媒体、例えば、熱伝導性シリコーングリース又は熱伝導性接着剤又は放熱ペースト等が注入されることができる。可撓接続冷伝導部材24の両端は、それぞれ、無線周波数電極20の底部に設けられる取付部200及び第1冷伝導部材22の頂部の対応位置の取付部220に套接され、取付部200と取付部220の端部との間は隔てられ、間隔は拡大部240に位置し、可撓接続により、無線周波数電極20が揺動する場合に、依然として良好な冷伝導(熱伝達)を保持する。管状の可撓接続冷伝導部材24は、無線周波数電極20と第1冷伝導部材22に設置される取付部に套接されて可撓接続を形成し、無線周波数電極20が揺動可能に角度を適切に調整することができ、電極の一次変形とされることができる。無線周波数電極20の底部の可撓接続冷伝導部材24は中空接続具であり、第1冷伝導部材22の頂面には複数の取付部220が設けられ、無線周波数電極20の底部には取付部200が設けられ、管状の可撓接続冷伝導部材24の両端は、それぞれ取付部220と取付部200に套接されて無線周波数電極20が角度を適切に調整できる可動接続を形成する。無線周波数電極20と取付孔との間のピボット回転構造により無線周波数電極20の一次変形構造を形成し、それにより無線周波数電極が回動可能に角度を適切に調整することができる。取付部200と220は、凸起や、バックル、固定部等であってもよく、図に示される各実施例における取付部200は、無線周波数電極20の底部に一体成形される凸起であり、取付部220は、第1冷伝導部材22に一体成形される凸起である。
【0034】
図6に示すように、ケーシング21の底部は環形壁であり、上蓋23との間に弾性接続部210を形成し、弾性接続部210は軟質ゴム材料からなる薄壁接続部であってもよく、上蓋23が左右揺動の形態になり、360°揺動形態にも適用し、それにより上蓋23に取り付けられる複数の無線周波数電極20の左右揺動形態を実現し、360°揺動形態にも適用し、それにより無線周波数電極20の角度を調整する。ケーシング21と上蓋23との間の弾性接続部210は、電極チップを揺動させ、無線周波数電極の二次変形構造とされることができる。
【0035】
他の実施形態では、
図8に示される無線周波数電極20が角度又は位置を適切に調整する複数の変形構成を参照し、冷伝導を同時に実現できる可能性がある。
図8(a)に示すように、無線周波数電極の両側の回転軸と上蓋23における軸孔との間の回動フィットにより、無線周波数電極20の揺動を実現して無線周波数電極20が適切に角度又は位置を調整してより肌に適することを実現する。
図8(b)に示すように、熱伝導性シリコンスライス/熱伝導性シリカゲル/熱伝導性弾性材料/熱伝導性軟質材料又は他の類似する熱伝導材料からなる可撓接続冷伝導部材24は無線周波数電極20と第1冷伝導部材22に接続され、具体的に、可撓接続冷伝導部材24は管状であり、両端は、それぞれ無線周波数電極20と第1冷伝導部材22に設置される取付部200、220に套接して可撓接続を形成して無線周波数電極20の揺動を実現して無線周波数電極20が角度又は位置を適切に調整してより肌に適することを実現し、且つ同時に無線周波数電極20を冷却する。
図8(c)に示すように、熱伝導性シリコンスライス/熱伝導性シリカゲル/熱伝導性弾性材料/熱伝導性軟質材料又は他の類似する熱伝導材料からなる可撓接続冷伝導部材24は、無線周波数電極20と第1冷伝導部材22に接続し、具体的に、可撓接続冷伝導部材24は、片状又はブロック状であり、両端は、それぞれ無線周波数電極20と第1冷伝導部材22における取付部又は接続点に、固定又は非固定的に可撓接続して無線周波数電極20が角度又は位置を適切に調整してより肌に適することを実現し、且つ同時に無線周波数電極20を冷却する。
図8(d)に示すように、ばね方式/シリカゲル弾性ホルダ27により無線周波数電極20と第1冷伝導部材22に弾性接続されて無線周波数電極20の揺動を実現して無線周波数電極20が角度又は位置を適切に調整できてより肌に適することを実現する。
図8(e)に示すように、リングばね又はシリカゲル弾性ホルダ29の方式により上蓋23とケーシング21に弾性接続され、上蓋23全体が揺動する形態(二次変形)になり、それにより上蓋23に取り付けられる複数の無線周波数電極20が揺動する形態を実現し、無線周波数電極20が角度又は位置を適切に調整できてより肌に適することを実現する。その他の構成を採用して無線周波数電極20の可動又は変形を採用してより肌に適し、無線周波数の処理効果がより良好になり、冷湿布効果もより良好になる。他の実施形態では、弾性接続や、ピボット、ヒンジ等の方式を採用することもでき、無線周波数電極20又は電極チップ1全体又は上蓋23の可動を実現して無線周波数電極20の角度又は位置を適切に調整する目的を達成し、又は、無線周波数電極20の形状設計と材質のマッチングにより、それが押される場合に変形した後により肌に適した接触面形状が得られる。又は、例えば、第1実施例における上蓋23とケーシング21との間の弾性接続部により、電極チップの揺動を実現して無線周波数電極20が角度又は位置を適切に調整できてより肌に適することを実現する。又は、それらにより、無線周波数電極20又は電極チップ1全体又は上蓋23が適切に可動又は変形することを実現する。以上、挙げられた無線周波数電極が角度又は位置を調整し又は変形する方式は、複数種の方式が同時に組み合わせて使用することができる。無線周波数電極20又は電極チップ1又は上蓋23は、左右揺動形態が得られ、360°揺動形態にも適用でき、一次変形は、無線周波数電極が揺動することであり、二次変形は、電極チップ又は上蓋23が揺動することであり、一次変形又は二次変形のうちの1種を使用することができ、2種同時使用することもできる。上記示例では、第1冷伝導部材22を設置しない場合に、第1冷伝導部材22に接続されることは、ケーシング21に接続され、又は電極チップ/胴体内部の構成に接続されることもできる。
【0036】
第1冷伝導部材22は、それぞれ半導体冷却部材11の冷たい面及び無線周波数電極20との間に迅速に熱伝達可能に接続される。第1冷伝導部材22とそれぞれの無線周波数電極20との間は、さらに、それぞれ1つの可撓接続冷伝導部材24を介して迅速に冷伝導(熱伝導)可能に接続される。第1冷伝導部材22は、銅部材/アルミニウム部材/ヒートパイプ/VC/超熱伝導管/超熱伝導板/熱伝導性シリコンスライス等の熱伝導素子であってもよい。一実施例として、第1冷伝導部材22の底部は、半導体冷却部材11の冷たい面の間とフィットして接触して熱伝達(冷伝導)するように設置され、平面、円弧状表面、球形表面、曲面又はマッチングする他の表面形状の間は、フィットして接触して冷伝導することができる。
図1~3に示される第1実施例では、第1冷伝導部材22の底部及び半導体冷却部材11は、平面がフィットして接触して熱伝達(冷伝導)し、第1冷伝導部材22は板形状であるが、それに限定されていない。複数の可撓接続冷伝導部材24と複数の無線周波数電極20とは対応し、複数の無線周波数電極20の底部を迅速冷却可能に第1冷伝導部材22の頂部に接続される。
図2に示す矢印方向は冷伝導方式である。
図5に示す実施例では、第1冷伝導部材22の底部及び半導体冷却部材11は、球形又は円弧状をなし、フィットして接触して熱伝達(冷伝導)し、第1冷伝導部材22は、半導体冷却部材11の冷たい面の間と相互にフィットして接触する球面又は弧面であるが、それに限定されていない。第1冷伝導部材22と冷たい面が球面又は弧面に設計されるのは、以下のメリットを有する。電極チップ部が揺動する場合に、冷伝導アセンブリは、揺動の弧度に従って摺動的に接触し、電極チップが揺動する場合の冷伝導効果を確保する。複数の可撓接続冷伝導部材24と複数の無線周波数電極20とは対応し、複数の無線周波数電極20の底部を迅速に冷却可能に第1冷伝導部材22の頂部に接続する。
図5(a)に示す矢印方向は冷伝導方式である。
【0037】
冷却モジュール10は、主に手持ち式無線周波数装置の電極チップ2を冷却して、氷点無線周波数電極が得られ、肌を冷やす効果を達成する。冷却モジュール10の半導体冷却部材11の冷たい面は、第1冷伝導部材22及び可撓接続冷伝導部材24と無線周波数電極20の間は接続されて迅速に熱を伝達して無線周波数電極20を冷却させる。第1冷伝導部材22と冷伝導部材24は熱伝達構成部材であり、無線周波数電極に発生する熱を半導体冷却部材に迅速に伝達でき、無線周波数電極を冷却する効果を実現する。半導体冷却部材11と第1冷伝導部材22との間の熱伝達方式は、平面による冷伝導方式又は側面による熱伝達方式又は柱面による熱伝達などの方式であってもよい。
図1~3に示す第1実施例は平面による熱伝達方式であり、半導体冷却部材11と第1冷伝導部材22は平板状であり、平面接触する方式で熱伝達(冷伝導)する。
【0038】
半導体冷却部材11の形状、特に冷たい面の形状、及び無線周波数電極20の形状により、迅速に放熱することを原則として冷伝導アセンブリを設計し、冷伝導アセンブリは、熱伝導材料であってもよく、例えば、金属材料又は他の熱伝導材料、例えばシリコーングリース/シリコンスライス/弾性又は軟質熱伝導材料からなる熱伝導素子であってもよいが、それに限定されていない。ヒートパイプ(heat pipe)又はVCベイパーチャンバー(vapor chamber)、超熱伝導管、超熱伝導板、他の熱伝達を実現するアセンブリであってもよい。ヒートパイプ(heat pipe)又はベイパーチャンバー(vapor chamber)は、熱伝導原理及び冷却媒体の迅速熱伝達の性質を利用することにより、ヒートパイプを介して発熱物体の熱を熱源外へ迅速に伝達する。超熱伝導管又は超熱伝導板は、好ましくは、アルミニウム製の超熱伝導管/アルミニウム製の超熱伝導板である。(アルミニウム製の)超熱伝導管/(アルミニウム製の)超熱伝導板は、蒸発冷却、気液相変化を利用して熱を迅速に伝導する。一般的なヒートパイプ及びVCベイパーチャンバーに比べて、アルミニウム製の超熱伝導管/アルミニウム製の超熱伝導板は、アルミニウム材の加工・成型プロセスにより超熱伝導管又は超熱伝導板の表面に微細溝又は微細歯状、微細孔通路を形成して超熱伝導管又は超熱伝導板内部の毛細構造とすることができる。超熱伝導管(板)の内部には、銅粉末を注入しなくともよく、アルミニウム粉又はアルミニウム‐シリコン粉末粉等を注入することができ、アルミメッシュを入れて、冷却剤を注入した後にシールされることができる。
【0039】
図1~3に示される手持ち式無線周波数装置では、半導体冷却部材11の冷たい面と無線周波数電極20は、第1冷伝導部材22と複数の可撓接続冷伝導部材24を介して複数の無線周波数電極20の熱又は周囲の熱を迅速に半導体冷却部材11(冷たい面)に伝達して放熱する。それぞれの無線周波数電極20と第1冷伝導部材22の間は、それぞれ1つの可撓接続冷伝導部材24を介して迅速に冷伝導(熱伝達)し、可撓接続冷伝導部材24は、熱伝導性シリコンスライス/熱伝導性シリカゲル/熱伝導性弾性材料/熱伝導性軟質材料又は他の類似する熱伝導材料からなる管状の可撓接続冷伝導部材であり、中間部位は拡大部240に形成し、好適に熱伝導媒体を注入し、両端は、それぞれ無線周波数電極20の底部に設けられる取付部200及び第1冷伝導部材22の頂部の対応位置の取付部220に套接され、迅速に熱伝達する構成を形成し且つ同時に無線周波数電極20を適切に揺動させる可撓接続構成を形成し、無線周波数電極20を適切に可動させて角度を調整することができる。
【0040】
冷却モジュール10は、半導体冷却部材11、放熱部材12及びファン13を含む。半導体冷却部材11、放熱部材12は、電極チップ1内又は胴体2内に取り付けられ、ファン13は、胴体2内に取り付けられる。
図1~3に示される第1実施例では、胴体2内に取付ホルダ又は仕切り板が設置され、又は、本体ハウジング110内壁の支持構成により、半導体冷却部材11、放熱部材12及びファン13を順に胴体2内に取り付ける。半導体冷却部材11は胴体の頂部に位置し、第1冷伝導部材22又は無線周波数電極20又は上蓋23に熱伝達可能に接続される。本体ハウジング110頂部の形状と半導体冷却部材11とはマッチングし、且つ電極チップのケーシング21の底部の形状にマッチングする。半導体冷却部材11の底部は熱い面であり、放熱部材12を介して熱い面を放熱させる。放熱部材12は、熱伝導部材120及び放熱フィン121を含み、熱伝導部材120は、放熱銅又はアルミニウム製の板/ヒートパイプ/VCベイパーチャンバー/アルミニウム製の超熱伝導管/アルミニウム製の超熱伝導板であってもよい。
図4(a)に示すように、熱伝導部材120は、VCベイパーチャンバー又はアルミニウム製の熱伝導板であり、放熱フィン121は、熱伝導部材120の一側に設けられて放熱面積を拡大し、熱伝導部材120の他側は半導体冷却部材11の熱い面に接触して熱伝達し、熱い面に発生する熱を熱伝導部材120及び放熱フィン121に伝達して放熱する。
図4(b)に示す熱伝導部材120は、ヒートパイプ又はアルミニウム製の超熱伝導管であり、ヒートパイプ(又はアルミニウム製の超熱伝導管)と放熱フィン121は、それぞれ熱伝導板123の両側に設けられ、溶接して固定することができ、迅速に熱を伝達するように設置される。熱伝導部材120は、扁平管に設置されて接触面積を増大することができる。ヒートパイプの一側と半導体冷却部材11の熱い面とは接触して熱伝達し、他側と熱伝導板123とは接触して熱伝達し、熱い面に発生する熱をヒートパイプ及び放熱フィン121に迅速に伝達する。熱伝導部材120は、直接的に熱伝導板であってもよい。
【0041】
ファン13は、放熱フィン121の一側に設けられ、ファンケーシングは、吸気口と排気口を有し、吸気口は放熱フィンに対応し、排気口は本体ハウジング110に設置される通風口112に向けている。ファンの吸気口及び排気口の位置は限定されず、ケーシングにおける通風口との相対位置も限定されていない。胴体外部の冷たい空気は、本体ハウジングの通風口を介して胴体内部に進入し、冷たい空気は放熱フィン121の表面を経って熱が奪われた後に、ファンに進入してファンから排出され、本体ハウジングの通風口から排出され、胴体内部の半導体冷却部材11の放熱を実現する。熱伝導部材12は、直接的に半導体冷却部材11の熱い面とされることができ、一側に放熱フィン121が設置され、一側が半導体冷却部材の電気二重層に溶接されると理解できる。
【0042】
上記実施例では、第1冷伝導部材22は全体として板状であり、底部と半導体冷却部材11の冷たい面の間はフィットして接触して冷伝導し、無線周波数電極20の間と弾性又は可撓性の可撓接続冷伝導部材24を介して冷伝導可能に接続される。
図9~17に示すように、第2、3実施例と
図1~8に示す第1実施例との相違点は、主に以下の通りである。冷伝導アセンブリは、第2冷伝導(熱伝達)部材14をさらに含み、半導体冷却部材11の冷たい面と無線周波数電極の第1冷伝導部材22との間は、直接的に接触して冷伝導することがしなく、第2冷伝導部材14を介して熱伝達し、第2冷伝導部材14の形状と半導体冷却部材11及び第1冷伝導部材22の形状はマッチングして、迅速に熱伝達を行う。第2冷伝導部材14は、金属材料又は他の熱伝導材料、例えばシリコーングリース/シリコンスライス/弾性又は軟質の熱伝導材料からなる熱伝導素子であってもよく、ヒートパイプ又はVCベイパーチャンバー/(アルミニウム製の)超熱伝導管/(アルミニウム製の)超熱伝導板又は他の熱伝達できる構成部材であってもよいが、それに限定されていない。好ましくは、第2冷伝導部材14はヒートパイプ、VC又はアルミニウム製の超熱伝導管又はアルミニウム製の超熱伝導板であり、一端の形状が半導体冷却部材11の冷たい面にマッチングして接触して熱伝達(冷伝導)し、他端が柱体であり、電極チップの第1冷伝導部材22との間に柱形冷伝導又は側立面冷伝導を実現する。冷伝導効果を維持するために、第2冷伝導部材14と電極チップの第1冷伝導部材22との間は弾性接触を形成して、電極が作動する場合に依然として良好な接触熱伝達を保持でき、不良接触を発生して冷却効果を影響することはしない。電極チップの第1冷伝導部材22の中心に貫通孔が形成しており、胴体内の柱体冷伝導部材14は第1冷伝導部材22の中心貫通孔内に挿入されて孔壁に接触して熱伝達して柱形冷伝導又は側立面冷伝導を形成する。複数の取付部220は、それぞれ、中心貫通孔の外側壁から外へ延伸する側翼に設けられ、無線周波数電極20の位置に対応する。管状の可撓接続冷伝導部材24は無線周波数電極20と第1冷伝導部材22に設けられた取付部に套接されて可撓接続を形成して無線周波数電極20の揺動を実現してより肌に適した角度まで調整し、又は他形式の可撓接続を採用して冷伝導する。電極チップのケーシング21の底壁中心には貫通孔が設けられ、第1冷伝導部材22は底壁に取り付けられ、第1冷伝導部材22の貫通孔とケーシング21の底壁における貫通孔とは合わせて、柱体冷伝導部材14は、合わせた貫通孔に挿入され、柱体冷伝導部材14の側壁と第1冷伝導部材22の貫通孔の側面とは接触して接触的な熱伝達又は接触的な冷伝導を実現し、第1冷伝導部材22は可撓接続冷伝導部材24を介して無線周波数電極20と熱伝達を実現する。可撓接続冷伝導部材24は、上記各実施例に係る可撓接続冷伝導部材24を採用することができる。
【0043】
第1冷伝導部材22は、対称又は非対称の複数の部分がつなぎ合わせてなり、つなぎ合わせた後に中心に貫通孔を形成する。より信頼的に接触して熱伝達するために、第1冷伝導部材22の側面に1つ又は複数の弾性部材27を設置し、第1冷伝導部材22と第2冷伝導部材14とを弾性的に当接させる。弾性部材27は、シリカゲル又は他の弾性材料からなる弾性素子であってもよく、弾性シート又はばねであってもよい。
図9~13及び
図16に示される実施例では、第1冷伝導部材22の外壁に複数の弾性部材27が対称的に設けられ、電極チップの底壁のホルダ内に取り付けられ、Y形であってもよいが、それに限定されていない。複数の対称又は非対称の第1冷伝導部材22を貫通孔内の冷伝導部材14に内へ弾性的に当接させる。
図14~15及び
図17に示される実施例では、弾性部材27は、環状であり、第1冷伝導部材22の貫通孔の外壁に嵌設され、弾性変形による弾力により第1冷伝導部材22を冷伝導部材14に弾性的に当接させる。2種の弾性接続方式は、柱型冷伝導又は側立面冷伝導の場合、電極チップの第1冷伝導部材22と胴体の冷却部材11の接続方式により、接触式冷伝導の場合の接触効果及び信頼方式を解決し、弾性接触式冷伝導の効果は、より良好であることを説明しようとするものである。
【0044】
図9~17に示される手持ち式無線周波数装置の他の構成は、
図1~8に示される実施例に係る手持ち式無線周波数装置と同じ又は類似であり、直接的に援用でき、ここで重複して説明しない。
【0045】
上記各実施例に係る手持ち式無線周波数装置100は、起動された後に、電源アセンブリ3から給電し、制御回路基板4により無線周波数発生モジュールが無線周波数電流を発生するように制御し、導電接続片25及び導線26を介して無線周波数電流を無線周波数電極20に伝送し、無線周波数エネルギーは、無線周波数電極が接触した肌の表皮を通って、真皮層に直接到達し、美容処理又は治療などの効果を行う。本発明の手持ち式無線周波数装置100は、通常、無線周波数美容機器とされる。
【0046】
本実施形態の無線周波数装置100の無線周波数電極20は、冷却効果を有し、電極冷伝導部材の間の伝達方式は、可撓接続冷伝導部材24を採用し、可撓接続冷伝導部材24は、絶縁性の熱伝導できる軟質材料から作成する。管状の可撓接続冷伝導部材24を採用することができ、その両端は無線周波数電極20の底部及び第1冷伝導部材22の密封端部に接続され、中間キャビティの内部に熱伝導媒体例えば、熱伝導性シリコーングリースや、熱伝導性接着剤、放熱ペースト等を注入することができ、可撓接続により無線周波数電極が可動する場合に依然として信頼の冷伝導を保持する。且つ金属無線周波数電極20及び金属制の第1冷伝導部材22を使用する場合に、可撓接続冷伝導部材24の両端の金属取付部200、220の間は隔てられ、回路を導通しない。無線周波数電極は、自適応的に角度を調整して肌に適することができる。電極チップ2は、胴体1の頂部に固定又は交換可能/着脱可能に取り付けられ、交換可能/着脱可能の方式により、洗浄しやすく、又は異なる形状の電極チップを交換して体の異なる位置に適しやすい。電極チップ2のケーシング21と本体ハウジング110の頂部との間は、バックル方式、スロットフィット方式、拡張フィット、締結具等により着脱可能に接続されることができる。
【0047】
他の実施形態では、
図5に示される手持ち式無線周波数電極は、胴体1及び胴体1に固定又は非固定的に取り付けられる電極チップ2を含み、冷却モジュール10、電源アセンブリ3及び制御回路基板4をさらに含み、無線周波数発生モジュールは制御回路基板4に設けられ又は独立して設置され、型番は既存技術の型番を採用する。電子部材は、市場から得られる。冷却モジュール10は、半導体冷却部材11、放熱部材12及びファン13を含む。冷伝導アセンブリは、第1冷伝導部材22と可撓接続冷伝導部材24を含む。第1冷伝導部材22と半導体冷却部材11の冷たい面は、形状がマッチングする弧面又は球面であり、直接的に接触して熱伝達(冷伝導)し、第2冷伝導部材14を設置しない。第1冷伝導部材22と半導体冷却部材11の冷たい面が球面又は弧面に設置されるのは、以下のメリットを有する。電極チップ部が揺動する場合に、冷伝導アセンブリは、揺動の弧度に従って半導体冷却部材11の冷たい面に摺動的に接触し、電極チップ部2が揺動する場合の冷伝導効果を確保できる。ほかの構成は、上記実施例と同じ又は類似する構成を採用する。
【0048】
図18~20に示す実施例に係る手持ち式無線周波数装置は、半導体冷却部材11の冷たい面が無線周波数電極20を冷却し、又は無線周波数電極20を取り付ける電極チップの上蓋23を冷却して無線周波数電極20を冷却し、冷伝導アセンブリを設置してもよく、冷伝導アセンブリを設置しなくてもよく。
図18に示される実施例では、冷却モジュールは、柱状の上部を有する冷伝導部材14を含み、
図9~14に示される実施例における胴体1の構成を参照することができる。電極チップの上蓋23は、熱伝導材料からなり、迅速に熱伝達(冷伝導)することができ、無線周波数電極20は、上蓋23における取付孔内に取り付けられ、上蓋23の底部には冷伝導部材14の上部の形状にマッチングする凹孔230が設けられた。電極チップ2が胴体1に取り付けられた後に、冷伝導部材14の柱状の上部は、上蓋23の凹孔230内に挿入され、側面が接触して冷伝導し、柱状の上部を有する冷伝導部材14は、半導体冷却部材11の冷たい面と上蓋23に熱伝達(冷伝導)可能に接続され、上蓋23全面を冷却させて、上蓋23に取り付けられる無線周波数電極20を冷却させる。上蓋23はケーシング21に取り付けられる。冷伝導部材14の柱状の上部と上蓋23の凹孔230とがフィットすることにより、上蓋23全体は適切に揺動でき且つ冷伝導効果を保護し、従って、無線周波数電極20は、相応に揺動して角度又は位置を調整することができる。本実施例では、無線周波数装置の他の構成は、上記各実施例と同じ又は類似する構成を採用する。無線周波数電極20は、回動軸を介して回転して角度を調整することができ、ケーシング21と上蓋23との間は弾性接続部210を形成し、弾性接続部210は、軟質ゴム材料からなる薄壁接続部であってもよく、上蓋23を左右揺動形態にする。
【0049】
図19に示される実施例に係る手持ち式無線周波数装置では、上記実施例における冷伝導アセンブリを設置しない。電極チップの上蓋23は、熱伝導材料からなり、迅速に熱伝達(冷伝導)することができる。無線周波数電極20は冷伝導蓋体23における取付孔内に取り付けられる。電極チップの上蓋23の底部は、電極チップのケーシング21の内部空間に位置する。電極チップ2が胴体1に取り付けられた後に、胴体の頂部における半導体冷却部材11の冷たい面は電極チップのケーシング21の内部空間に位置し、電極チップの上蓋23の底部形状にマッチングするように接触して熱伝達し、冷たい面が上蓋23の底部にマッチングする相互接触表面は平面であり、迅速に冷伝導し、上蓋23全面を冷却させ、それにより上蓋23に取り付けられる無線周波数電極20を冷却する。無線周波数電極20は、回動軸を介して回転して角度を調整することができ、ケーシング21と上蓋23との間は弾性接続部210を形成し、弾性接続部210は、軟質ゴム材料からなる薄壁接続部であってもよく、上蓋23を左右揺動形態にする。無線周波数電極20の底部と電極チップのケーシング21の内壁との間は可撓接続24’を介して接続し、可撓接続24’は軟質又は弾性材料からなり、本実施例では、可撓接続24’は、冷伝導とされず、無線周波数電極20を揺動可能にさせて位置又は角度を適切に調整することのみに用いられる。本実施例における無線周波数装置の他の構成は、上記各実施例と同じ又は類似する構成を採用することができる。
【0050】
図20に示される実施例に係る手持ち式無線周波数装置では、上記実施例における冷伝導アセンブリを設置しない。電極チップの上蓋23は熱伝導材料からなり、迅速に熱伝達(冷伝導)することができ、無線周波数電極20は、冷伝導蓋体23の取付孔内に取り付けられる。電極チップの上蓋23の底部は、電極チップのケーシング21の内部空間に位置する。電極チップ2が胴体1に取り付けられた後に、胴体の頂部における半導体冷却部材11の冷たい面は、電極チップのケーシング21の内部空間に位置し、電極チップの上蓋23の底部形状にマッチングするように接触して熱伝達し、冷たい面が上蓋23の底部にマッチングする相互接触表面は弧面であり、冷伝導面を拡大し、迅速に冷伝導し、上蓋23全面を冷却させ、それにより上蓋23に取り付けられる無線周波数電極20を冷却する。無線周波数電極20は、回動軸を介して回転して角度を調整することができ、ケーシング21と上蓋23との間は弾性接続部210を形成し、弾性接続部210は軟質ゴム材料からなる薄壁接続部であってもよく、上蓋23を左右揺動形態にする。無線周波数電極20の底部と電極チップのケーシング21の内壁との間は可撓接続24’を介して接続し、可撓接続24’は軟質又は弾性材料からなり、本実施例では、可撓接続24’は、冷伝導とされず、無線周波数電極20を揺動可能にさせて位置又は角度を適切に調整することのみに用いられる。本実施例における無線周波数装置の他の構成は、上記各実施例と同じ又は類似する構成を採用することができる。電極チップの上蓋23の底部形状にマッチングするように接触して熱伝達し、冷たい面が上蓋23の底部にマッチングする相互接触表面は、他の形状、例えば、球形、曲面などであってもよく、相互にマッチングして接触し、迅速に熱伝達(冷伝導)すると理解できる。
【0051】
他の実施形態では、上記実施における一部の部材を省略することができ、例えば、冷却モジュール10及び冷伝導部材を省略し、電極チップが着脱可能な手持ち式無線周波数装置、又は無線周波数電極20が適切に角度又は変形を適切に調整できる手持ち式無線周波数装置を形成する。着脱可能な電極チップは、既存技術の手持ち式無線周波数装置を改良することに用いられ、胴体に着脱可能に接続される。又は無線周波数電極は、角度又は変形を調整可能な電極チップを有して、既存技術の手持ち式無線周波数装置の胴体に取り付けられる。
【0052】
上記各実施例では、「冷伝導」と「熱伝達」又は「熱伝導」は、同じ意味を有し、交換して使用することができる。
【0053】
上記の各実施例では、例えば、「上」、「下」、「頂」、「底」などの方向用語は、図面に示される部材の相対位置を基準とするものであり、絶対の方向を限定しない。
【0054】
以上の各実施例に係る技術的特徴は、組合せ、変換又は置換を行って異なる実施例が得られ、これらの実施例は、いずれも本発明の実施例に開示された範囲に含まれる。上記実施例における共同の構成又は類似する構成は、幾つかの実施例に説明され、他の実施形態に説明されていない。これらの共同の構成又は類似する構成は、これらの実施例に同様に適用し、いずれも本発明の実施例に開示された範囲に含まれる。
【0055】
本発明の実施例が示され、説明されてきたが、これらの実施例は、本発明の原理及び精神から逸脱することなく、様々な変更、修正、置換及び変形が可能であり、これらはすべて本願の範囲内にあることが当業者には理解される。本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲及びその均等な範囲によって定められる。