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特許7562456情報処理装置、情報処理装置の情報管理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-27
(45)【発行日】2024-10-07
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理装置の情報管理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/58 20190101AFI20240930BHJP
   G07D 7/12 20160101ALI20240930BHJP
   G07D 11/32 20190101ALI20240930BHJP
   G06Q 40/02 20230101ALI20240930BHJP
【FI】
G06F16/58
G07D7/12
G07D11/32
G06Q40/02
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021043685
(22)【出願日】2021-03-17
(65)【公開番号】P2022143259
(43)【公開日】2022-10-03
【審査請求日】2023-09-07
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】弁理士法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】川崎 浩一
【審査官】松尾 真人
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2014/064775(WO,A1)
【文献】特開平11-175797(JP,A)
【文献】特開2010-117803(JP,A)
【文献】特開平08-147533(JP,A)
【文献】特開2007-200022(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0371506(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G07D 7/00-7/207
G07D 11/00-13/00
G07F 19/00
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙葉類の画像を読取り可能な画像読取装置とネットワークを介して接続するインタフェースと、
前記紙葉類の画像を読取った日付を示す日付情報、当該画像を読取った前記画像読取装置が設置された位置を示す位置情報、及び当該紙葉類の画像情報を含む紙葉類位置情報を、前記紙葉類を特定する紙葉類特定情報に対応させて記憶する第1記憶部と、
前記インタフェースを介して前記紙葉類位置情報を受信した場合、前記紙葉類位置情報に含まれる前記紙葉類の画像から前記紙葉類特定情報を抽出し、当該抽出した紙葉類特定情報に対応させて前記日付情報、前記位置情報、及び前記画像情報を前記第1記憶部に記憶する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記紙葉類から複数の紙葉類特定情報を抽出し、当該抽出した複数の紙葉類特定情報が一致する場合に、前記第1記憶部に前記日付情報、前記位置情報、及び前記画像情報を記憶する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記紙葉類位置情報には前記画像読取装置で抽出した複数の紙葉類特定情報を示す紙葉類特定情報が含まれ、
前記制御部は、前記紙葉類から複数の紙葉類特定情報を抽出し、当該抽出した複数の紙葉類特定情報と、前記画像読取装置から受信した紙葉類位置情報に含まれる複数の紙葉類特定情報とに基づいて、多数の紙葉類特定情報が一致する場合に、前記第1記憶部に前記日付情報、前記位置情報、前記画像情報を記憶する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記紙葉類特定情報が一致しない場合に、前記紙葉類位置情報に含まれる前記日付情報、前記位置情報、及び前記画像情報を記憶する第2記憶部を備え、
前記制御部は、前記抽出した複数の紙葉類特定情報が一致しない場合に、前記第2記憶部に前記日付情報、前記位置情報、及び前記画像情報を記憶する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
表示部と、
盗難された紙葉類の紙葉類特定情報を示す盗難紙葉類特定情報を記憶する第3記憶部とをさらに備え、
前記制御部は、前記抽出した紙葉類特定情報が一致すると判定した場合、当該紙葉類特定情報が前記第3記憶部に記憶されている盗難紙葉類特定情報と一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、盗難された紙葉類である旨を示す情報を前記表示部に表示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記画像読取装置は、前記紙葉類の検査を行う紙葉類検査装置である、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
制御部を備えた情報処理装置の情報管理方法であって、
前記制御部は、
ネットワークを接続するインタフェースを介して紙葉類の画像を読取り可能な画像読取装置から、前記紙葉類の画像を読取った日付を示す日付情報、当該画像を読取った前記画像読取装置が設置された位置を示す位置情報、及び当該紙葉類の画像情報を含む紙葉類位置情報を受信し、
前記紙葉類位置情報を受信した場合、前記紙葉類位置情報に含まれる前記紙葉類の画像から前記紙葉類を特定する紙葉類特定情報を抽出し、
当該抽出した紙葉類特定情報に対応させて前記日付情報、前記位置情報、及び前記画像情報を第1記憶部に記憶
前記紙葉類から複数の紙葉類特定情報を抽出し、当該抽出した複数の紙葉類特定情報が一致する場合に、前記第1記憶部に前記日付情報、前記位置情報、及び前記画像情報を記憶する、
情報処理装置の情報管理方法。
【請求項7】
コンピュータに、
ネットワークを接続するインタフェースを介して紙葉類の画像を読取り可能な画像読取装置から、前記紙葉類の画像を読取った日付を示す日付情報、当該画像を読取った前記画像読取装置が設置された位置を示す位置情報、及び当該紙葉類の画像情報を含む紙葉類位置情報を受信する処理と、
前記紙葉類位置情報を受信した場合、前記紙葉類位置情報に含まれる前記紙葉類の画像から前記紙葉類を特定する紙葉類特定情報を抽出する処理と、
当該抽出した紙葉類特定情報に対応させて前記日付情報、前記位置情報、及び前記画像情報を第1記憶部に記憶する処理と、
前記紙葉類から複数の紙葉類特定情報を抽出し、当該抽出した複数の紙葉類特定情報が一致する場合に、前記第1記憶部に前記日付情報、前記位置情報、及び前記画像情報を記憶する処理と、
を実現させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施形態は、情報処理装置、情報処理装置の情報管理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
画像読取装置、例えば、紙葉類処理装置においては、紙葉類の検査の際に紙葉類に印字されているアルファベットや数字から構成されるユニークなキー、及び模様等の画像が読み取られ、この読み取ったユニークなキー、及び画像を用いて紙葉類の真偽、正損等の検査をする技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2016-018546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように検査のために紙葉類の画像が読み取られるが、このように読み取られる画像は、検査対象となる紙葉類の数が多数であるため膨大なデータ量になり、蓄積されることなどがなく、一時的な利用にとどまり、十分な活用がされていなかった。
【0005】
実施形態は、画像読取装置で読み取った紙葉類の画像を十分に活用することができる情報処理装置、情報処理装置の情報管理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る、情報処理装置は、紙葉類の画像を読取り可能な画像読取装置とネットワークを介して接続するインタフェースと、前記紙葉類の画像を読取った日付を示す日付情報、当該画像を読取った前記画像読取装置が設置された位置を示す位置情報、及び当該紙葉類の画像情報を含む紙葉類位置情報を、前記紙葉類を特定する紙葉類特定情報に対応させて記憶する第1記憶部と、前記インタフェースを介して前記紙葉類位置情報を受信した場合、前記紙葉類位置情報に含まれる前記紙葉類の画像から前記紙葉類特定情報を抽出し、当該抽出した紙葉類特定情報に対応させて前記日付情報、前記位置情報、及び前記画像情報を前記第1記憶部に記憶する制御部と、を備える。前記制御部は、前記紙葉類から複数の紙葉類特定情報を抽出し、当該抽出した複数の紙葉類特定情報が一致する場合に、前記第1記憶部に前記日付情報、前記位置情報、及び前記画像情報を記憶する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1実施形態に係るネットワークシステムの構成の一例を示す図。
図2】同実施形態に係るホストサーバの構成の一例を示す図。
図3】同実施形態に係る紙幣の一例を示す図。
図4】同実施形態に係る位置情報記憶部に記憶される位置情報の一例を示す図。
図5】同実施形態に係る位置情報記憶部に記憶される紙幣位置情報の詳細の一例を示す図。
図6】同実施形態に係る盗難情報記憶部に記憶される盗難情報の一例を示す図。
図7】同実施形態に係る不明情報記憶部に記憶される不明情報の一例を示す図。
図8】実施形態に係る画像読取装置の構成の一例を示す図。
図9】同実施形態に係る紙幣位置情報送信処理の一例を示すフローチャート。
図10】同実施形態に係る紙幣位置情報受信処理の一例を示すフローチャート。
図11】同実施形態に係る位置情報記憶部に記憶される紙幣の位置情報の一例を示す図。
図12】第2実施形態に係る画像読取装置の構成の一例を示す図。
図13】同実施形態に係る紙幣位置情報送信処理の一例を示すフローチャート。
図14】同実施形態に係る紙幣位置情報受信処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して、詳細な説明を省略する場合もある。
【0009】
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のネットワークシステムの構成の一例を示す図である。
図1に示すように、ネットワークシステム1には、情報処理装置であるホストサーバ10、及び複数の画像読取装置20がネットワークNを介して接続されている。ホストサーバ10は、画像読取装置20からネットワークNを介して受信した各種情報の処理を行う。画像読取装置20は、紙葉類(紙幣、有価証券等である。以下、紙葉類が紙幣の場合で説明する。)の画像を読取り、読み取った画像を含む情報(後述する。)をホストサーバ10へ送信する。
【0010】
図2は、ホストサーバ10の構成の一例を示す図である。
図2に示すように、ホストサーバ10は、CPU11、ROM12、RAM13、インタフェース14、表示部15、操作部16、及び記憶装置17を有する。記憶装置17は、紙幣位置情報受信プログラム記憶部171、位置情報記憶部172、画像情報記憶部173、盗難情報記憶部174、及び不明情報記憶部175を有する。
【0011】
CPU11は、ホストサーバ10が備える各部を制御する。ROM12は、ホストサーバ10を動作させる基本的なプログラムを記憶する。RAM13は、CPU11が記憶装置17から読み出してプログラムを実行する際に各種計算を行うためのワークエリアとして使用される。インタフェース14は、画像読取装置20との間で所定の情報(データ)を送受信する。本実施形態では、インタフェース14を介して、後述する紙幣位置情報を画像読取装置20から受信する。表示部15は、例えば、液晶ディスプレイであり、ホストサーバ10のユーザに対して、必要な情報を表示する。操作部16は、例えば、キーボードやマウスであり、ユーザは、これらを操作して必要な情報をホストサーバ10に入力する。
【0012】
記憶装置17は、例えば、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)等の記憶装置であり、CPU11が実行する各種プログラム、及び画像読取装置20から取得した情報等の各種データを記憶する。紙幣位置情報受信プログラム記憶部171は、紙幣位置情報受信プログラムを記憶する。紙幣位置情報受信プログラムは、CPU11が画像読取装置20から紙幣位置情報を受信したときに実行されるプログラムである。紙幣位置情報受信プログラムの詳細は、図10を参照して後述する。位置情報記憶部172、盗難情報記憶部174、及び不明情報記憶部175については、図4から図7を参照して後述する。画像情報記憶部173は、画像読取装置20から送信される紙幣位置情報に含まれる紙幣Pの画像情報を記憶する。
【0013】
図3は、紙幣Pの一例を示す図である。
図3に示すように、紙幣Pは、矩形状をしており、左上、及び右下にそれぞれ長手方向に沿って、記番号(紙葉類特定情報)P1,P2が印刷されている。記番号は、紙幣Pを一意に特定する番号であり、アルファベット、数字が所定数並べられて構成される。紙幣Pの記番号は、「AB123456C」の9桁であり、記番号P1,P2は、同一の番号である。また、紙幣Pには、図柄P3,P4が印刷される。本実施形態では、紙葉類が紙幣の場合で説明するため、紙葉類特定情報が記番号の場合で説明するが、紙葉類が有価証券の場合は、紙幣特定情報は、証券番号である。このように、紙葉類特定情報は、紙葉類を一意に特定することができるコードであればよい。
【0014】
図4は、位置情報記憶部172に記憶される位置情報の一例を示す図である。
図4に示すように、位置情報172aは、記番号と、第1位置、第2位置、第3位置、…、とが対応付けられて構成される。記番号のフィールドには、紙幣の記番号情報が記憶され、既述の紙幣Pの場合は、「AB123456C」が記憶される。第1位置、第2位置、第3位置、…、の位置のフィールドには、紙幣Pの画像が読み取られた位置(場所)毎に、第1位置情報、第2位置情報、第3位置情報、…、がそれぞれ記憶される。第1位置、第2位置、第3位置、…、は、紙幣Pの画像を取得する毎に、順次、位置情報(参照:図5)が格納されていく。
【0015】
図5は、位置情報記憶部172に記憶される第1位置情報172aの詳細の一例を示す図である。
図5に示すように、第1位置に記憶される第1位置情報は、位置情報、日付情報、画像格納位置情報、備考欄(図5では、備考1)、…、のフィールドから構成される。位置情報のフィールドには、紙幣Pの画像が読み取られた位置(場所)が記憶される。例えば、紙幣Pが銀行の検査時に読み取られた場合には、当該銀行の位置及び名称が記憶される。日付情報のフィールドには、紙幣Pの画像が読み取られた日付が記憶される。画像格納位置情報のフィールドには、画像情報記憶部173に記憶された紙幣Pの画像の格納位置が記憶される。備考欄のフィールドには、ホストサーバ10の管理者により設定された任意の情報が記憶される。なお、本実施形態では、位置情報記憶部172には、画像情報記憶部に記憶された紙幣Pの画像の格納位置が記憶される場合で説明するが、このように間接的に画像情報を記憶する構成でなくても、例えば、位置情報記憶部172に、紙幣Pと対応付けて画像情報が記憶されてもよい。したがって、画像情報を位置情報記憶部172に記憶するとは、間接的に画像情報を位置情報記憶部172に記憶する場合、及び直接的に画像情報を位置情報記憶部172に記憶する場合が含まれる。
【0016】
図6は、盗難情報記憶部174に記憶される盗難情報174aの一例を示す図である。盗難情報は、盗難された紙幣Pであることを特定する情報である。
図6に示すように、盗難情報174aは、盗難記番号(盗難紙葉類特定情報)と、盗難場所とから構成される。盗難記番号のフィールドは、盗難された紙幣Pの記番号を示す情報が記憶される。盗難場所のフィールドは、盗難記番号で特定される紙幣Pがいずれの場所で盗難されたかを示す情報が記憶される。この盗難情報174aは、ホストサーバ10の管理者が操作部16を操作して、入力され、又は、削除される。
【0017】
図7は、不明情報記憶部175に記憶される不明情報175aの一例を示す図である。不明情報は、画像を読取った紙幣Pの記番号が特定できなかった紙幣の紙幣位置情報である。
図7に示すように、不明情報は、日付情報、位置情報、画像位置格納情報、備考欄とから構成される。日付情報は、紙幣Pから画像を読取った日付を示す情報である。位置情報は、紙幣Pから画像を読取った位置(場所)を示す情報である。画像位置格納位置情報は、紙幣Pから読み取った画像を格納して画像情報記憶部173の位置を示す情報である。備考欄には、ホストサーバ10の管理者が任意の情報を記憶するように設定することが可能である。
【0018】
図8は、画像読取装置20の構成の一例を示す図である。画像読取装置20は、例えば、銀行に設置される紙幣処理装置、所定の場所に設置される自動販売機、コンビニエンスストア、銀行、及び駅構内に設置されるATM(現金自動預け払い装置)、駅に設置される券売機、スーパーマーケット等に設置される自動釣銭機等であり、紙幣Pを取り扱う場所に設置され、かつ、紙幣Pの画像を読取る機能、及びネットワークNを介してホストサーバ10へ情報を送信する装置であれば、画像読取装置20として適用することが可能である。
【0019】
図8に示すように、画像読取装置20は、CPU21、ROM22、RAM23、インタフェース24、表示部25、操作部26、搬送部27、画像読取部28、及び記憶装置29を有する。記憶装置29は、紙幣位置情報送信プログラム記憶部291を有する。
【0020】
CPU11は、画像読取装置20の各部を制御する。ROM22は、画像読取装置20を動作させる基本的なプログラムを記憶する。RAM23は、CPU21が記憶装置29から読み出してプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。インタフェース24は、ホストサーバ10との所定の情報(データ)を送受信する。本実施形態では、インタフェース24を介して紙幣位置情報をホストサーバ10へ送信する。表示部25は、例えば、液晶ディスプレイであり、画像読取装置20のユーザに対して、必要な情報を表示する。操作部26は、例えば、キーボードやマウスであり、ユーザは、これらを操作して必要な情報を画像読取装置に入力する。
【0021】
記憶装置29は、例えば、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)等の記憶装置であり、CPU21が実行する各種プログラム、及び画像読取装置20から取得した情報等の各種データを記憶する。記憶装置29に含まれる紙幣位置情報送信プログラム記憶部291は、紙幣位置情報送信プログラムを記憶する。紙幣位置情報送信プログラムは、CPU21が紙幣Pの画像を読取るときに実行されるプログラムである。紙幣位置情報送信プログラムの詳細は、図9を参照して後述する。
【0022】
次に、紙幣位置情報送信処理について説明する。図9は、紙幣位置情報送信処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、画像読取装置20のCPU21が紙幣位置情報送信プログラム記憶部291に記憶された紙幣位置情報送信プログラムを読み出して、実行することにより実現される。
【0023】
CPU21は、紙幣Pを搬送する(ST101)。例えば、CPU21は、画像読取装置20の紙幣投入口にセットされた紙幣Pを取込み、画像読取部28を介して、所定の収納部まで搬送する。CPU21は、画像読取部28により、紙幣Pの画像を読取る(ST102)。紙幣Pの画像は、RGBのカラーセンサで画像を読取ることが望ましい。
【0024】
次に、CPU21は、読取った画像から紙幣Pの紙幣位置情報を作成する(ST103)。紙幣位置情報には、紙幣Pの画像情報、紙幣Pの画像を読取った日付情報、画像読取装置20の設置位置(場所)情報が少なくとも含まれる。次に、CPU21は、作成した紙幣位置情報を送信する(ST104)。つまり、CPU21は、紙幣Pの紙幣位置情報をネットワークNを介してホストサーバ10へ送信する。
【0025】
次に、紙幣位置情報受信処理について説明する。図10は、紙幣位置情報受信処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、ホストサーバ10のCPU11が紙幣位置情報受信プログラム記憶部171に記憶された紙幣位置情報受信プログラムを読み出して、実行することにより実現される。
【0026】
CPU11は、ネットワークNを介して画像読取装置20から紙幣位置情報を受信した場合(ST201)、記番号抽出処理を実行する(ST202)。具体的には、CPU11は、紙幣位置情報に含まれる紙幣Pの画像情報に対して、OCR等の文字読取処理を実行し、画像情報に含まれる2つの記番号P1,P2を抽出する処理を実行する。
【0027】
次に、CPU11は、記番号が一致するか否かを判定する(ST203)。つまり、CPU11は、ステップST202で抽出した記番号P1,P2が一致するか否かを判定する。一致すると判定した場合(ST203)、CPU11は、一致したと判定した記番号が盗難記番号でないか否かを判定する(ST204)。具体的には、CPU11は、一致したと判定した記番号が盗難情報記憶部174に記憶されている記番号か否かをサーチし、盗難情報記憶部174に記憶されている記番号である場合は、盗難記番号であると判定し、盗難情報記憶部174に記憶されていない番号である場合は、盗難記番号でないと判定する。
【0028】
盗難記番号でないと判定した場合(ST204:YES)、CPU11は、登録処理を実行する(ST205)。本実施形態では、CPU11は、ステップST204で一致していると判定した記番号を位置情報記憶部172でサーチし、当該サーチした記番号の新たな位置のフィールドに、位置情報、及び日付情報を記憶すると共に、画像情報記憶部173に記憶した紙幣Pの画像の格納位置を記憶する。また、CPU11は、備考欄に記憶する情報が指定されている場合には、紙幣位置情報に含まれる当該指定された情報を新たな位置の備考欄のフィールドに記憶する。
【0029】
一方、盗難記番号であると判定した場合(ST204:NO)、CPU11は、警告処理を実行する(ST206)。例えば、CPU11は、表示部25に盗難された紙幣Pが発見された旨のメッセージを表示する等を行う。そして、CPU11は、盗難記番号でないと判定した場合と同様に、紙幣位置情報の登録処理を実行する(ST205)。なお、この際、CPU11は、備考欄に盗難記番号と一致する紙幣Pであることを示す情報を備考欄に追加するようにしてもよい。
【0030】
また、ステップST203の処理で記番号が一致しないと判定した場合(ST203:NO)、CPU11は、紙幣位置情報を不明情報記憶部175に記憶する。本実施形態では、CPU11は、紙幣位置情報に含まれる日付順に、位置情報、及び画像格納位置情報を記憶する。なお、不明情報記憶部175に記憶された紙幣位置情報については、例えば、ホストサーバ10の管理者が紙幣Pの画像を確認することにより、紙幣Pの記番号が確認できる場合は、位置情報記憶部172の当該記番号に対応する位置に日付情報、位置情報、及び画像格納位置情報を記憶すると共に、不明情報記憶部175からこれらの情報を削除するようにしてもよい。
【0031】
図11は、位置情報記憶部172に記憶される位置情報172aの具体的な一例を示す図である。なお、一例として、図3で説明した紙幣Pの場合を示している。
図11に示すように、記番号として、紙幣Pの記番号「AB123456C」が記憶されている。この記番号「AB123456C」に対応付けて、第1位置情報から第4位置情報が記憶されている。第1位置として、位置Po11の〇〇銀行、日付として、2010年12月01日、画像格納位置として、「000011」が記憶されている。第2位置として、位置Po12の〇△銀行、日付として、2012年05月11日、画像格納位置として、「000012」が記憶されている。第3位置として、位置Po13のコンビニ××店、日付として、2016年11月05日、画像格納位置として、「000013」が記憶されている。第4位置として、位置Po14の自動販売機(設置場所xxxは図示省略)、日付として、2018年02月16日、画像格納位置として、「000014」が記憶されている。このように、紙幣Pの流通が開始され、どのように流通しているかを画像読取装置20で紙幣Pの画像を読取る毎に、位置情報として位置情報記憶部172に記憶する。
【0032】
以上のように構成されたホストサーバ10は、インタフェース14を介して紙幣位置情報(紙葉類位置情報)を受信した場合、紙幣位置情報に含まれる紙幣Pの画像から記番号P1,P2を抽出し、当該抽出した記番号P1,P2に対応させて日付情報、位置情報、及び画像情報格納位置情報(言い換えれば、間接的に画像情報)を位置情報記憶部(第1記憶部)172に記憶する。このため、図11に示したように、画像読取装置20で読み取られる毎に、紙幣Pが読み取られた位置を記憶することができ、紙幣Pがどのように流通しているかを追跡することができる。
【0033】
また、ホストサーバ10は、紙幣Pから2つの記番号(複数の紙葉類特定情報)P1,P2を抽出し、当該抽出した2つの記番号P1,P2が一致する場合に、位置情報記憶部172に日付情報、位置情報、及び画像情報格納情報を記憶する。このため、紙幣Pの記番号を正確に特定したうえで、位置情報記憶部172に日付情報、位置情報、及び画像情報格納情報を記憶することができる。
【0034】
さらに、ホストサーバ10は、抽出した2つの記番号P1,P2が一致しない場合に、不明情報記憶部(第2記憶部)175に日付情報、位置情報、及び画像位置格納情報を記憶する。このため、別途、ホストサーバ10の管理者が不明情報記憶部175に記憶された不明情報を表示部15に表示させ、表示させた紙幣Pの画像から記番号を確認した後、当該紙幣Pの情報を位置情報記憶部172に記憶させることができる。
【0035】
さらに、ホストサーバ10は、抽出した記番号P1,P2が一致すると判定した場合、当該紙幣Pの記番号が盗難情報記憶部(第3記憶部)174に記憶されている盗難された紙幣の記番号と一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、盗難された紙幣Pである旨を示す情報を表示部15に表示する。このため、ホストサーバ10は、当該表示を視認することにより、盗難された紙幣Pを発見すると共に、当該紙幣Pが発見された位置及び日付を特定することが可能になる。
【0036】
さらに、本実施形態では、紙幣Pから記番号を読取る処理をホストサーバ10が行っている。このため、画像読取装置20で記番号を読取る処理を行う必要がない。よって、画像読取装置20の処理負担を軽減することができる。このように、画像読取装置の処理負担を減らすことにより、自動販売機、POS端末装置等の種々の装置を画像読取装置20として適用することができ、紙幣Pが流通する過程の多数の位置から紙幣Pの画像を取得することが可能になる。
【0037】
(第2実施形態)
第2実施形態は、画像読取装置が紙幣Pの記番号を抽出する処理を実行するようになっている点が上記実施形態と異なっている。したがって、以下では、画像読取装置の異なる構成、及び処理について詳細に説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、これらについての詳細な説明は省略する。また、本実施形態では、画像読取装置20は、紙幣Pの検査を行う紙幣検査装置20aの場合で説明する。
【0038】
図12は、紙幣検査装置20aの構成の一例を示す図である。紙幣検査装置20aは、紙幣Pの画像を読取り、この読み取った画像に基づいて紙幣Pの真偽、及び正損を検査する装置である。真偽は、紙幣Pが偽造されたものであるか否か、正損は汚れ等により再度流通させることが望ましくなく回収した方が良いか否かを検査する装置である。
【0039】
図12に示すように、紙幣検査装置20aは、CPU21、ROM22、RAM23、インタフェース24,表示部25、操作部26、記憶装置29、インタフェース30、紙幣検査部31を備えている。CPU21、ROM22、RAM23、インタフェース24、表示部25、操作部26は、既述の第1実施形態の画像読取装置20が有する構成と同様であるため、詳細な説明を省略する。
【0040】
記憶装置29は、紙幣位置情報送信プログラム記憶部291を備える。紙幣位置情報送信プログラムは、第1実施形態の紙幣位置情報送信プログラムの機能に加え、記番号を読取る処理が追加されている。本実施形態の紙幣位置情報送信プログラムの詳細は、図13を参照して後述する。
【0041】
紙幣検査部31は、搬送部27、画像読取部28、検査部32、及び排除部33を有する。搬送部27は所定位置にセットされた複数の紙幣Pを1枚ずつ取り込み、紙幣Pを画像読取部28を通過させるように搬送し、排除部33又は所定の集積部(図示省略)まで搬送する。画像読取部28は、RGBのラインセンサ等のカメラを有しており、紙幣Pの画像を撮影する。検査部32は、画像読取部28が読み取った紙幣Pの画像に対して、紙幣Pの模様、透かし等が正確に位置しているか否か等に基づいて真偽を判定し、さらに、汚れの程度(正損)等を判定する。排除部33は、偽券であると判定された紙幣P、損券であると判定された紙幣Pを排除券として収容する。
【0042】
次に、紙幣位置情報送信処理について説明する。図13は、紙幣位置情報送信処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、紙幣検査装置20aのCPU21が紙幣位置情報送信プログラム記憶部291aに記憶された紙幣位置情報送信プログラムを読み出して、実行することにより実現される。
【0043】
CPU21は、紙幣Pを搬送する(ST301)。例えば、CPU21は、紙幣検査装置20aの紙幣投入口にセットされた複数の紙幣Pから紙幣Pを1枚ずつ取込み、画像読取部28まで搬送し、画像読取部28を通過させた後は、排除部33又は集積部(図示省略)等に搬送する。また、CPU21は、画像読取部28により、紙幣Pの画像を読取る(ST302)。
【0044】
次に、CPU21は、記番号を抽出する(ST303)。具体的には、CPU21は、画像読取部28で読み取った紙幣Pの画像情報に対して、OCR等の文字読取処理を実行し、画像情報に含まれる2つの記番号P1,P2を抽出する処理を実行する。次に、CPU21は、検査を行う(ST304)。具体的には、CPU21は、読取った画像を利用して、紙幣Pの真偽判定、正損判定を実行する。なお、本実施形態では、記番号を抽出する処理を紙幣位置情報送信処理の1つ理として実行することとするが、検査部32で記番号を読取る処理を実行する場合には、当該検査部32で読み取った記番号を用いるようにしてもよい。
【0045】
次に、CPU21は、紙幣Pの紙幣位置情報を作成する(ST305)。紙幣位置情報には、紙幣Pの画像情報、紙幣Pの画像を読取った日付情報、紙幣検査装置20aの設置位置(場所)が少なくとも含まれ、本実施形態では、これらの情報に加え、紙幣Pの記番号P1,P2示す記番号情報が含まれる。次に、CPU21は、作成した紙幣位置情報を送信する(ST306)。つまり、CPU21は、紙幣Pの紙幣位置情報をネットワークNを介してホストサーバ10へ送信する。
【0046】
次に、紙幣位置情報受信処理について説明する。図14は、紙幣位置情報受信処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、ホストサーバ10のCPU11が紙幣位置情報受信プログラム記憶部171に記憶された紙幣位置情報受信プログラムを読み出して、実行することにより実現される。
【0047】
CPU11は、ネットワークNを介して画像読取装置20から紙幣位置情報を受信した場合(ST401)、紙幣位置情報に記番号情報が含まれているか否かを判定する(ST401)。記番号情報が含まれていないと判定した場合(ST402:NO)、CPU11は、記番号抽出処理(ST403)、記番号が一致するか否かを判定する処理(ST404)、盗難番号でないか否かを判定する処理(ST405)、登録処理(ST406)、警告処理(ST407)を実行する。これらST403~ST407の処理は、既述のステップST202~ST206の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0048】
一方、記番号情報が含まれていると判定した場合(ST402:YES)、CPU11は、記番号抽出処理を実行する(ST408)。具体的には、CPU11は、紙幣位置情報に含まれる紙幣Pの画像情報に対して、OCR等の文字読取処理を実行し、画像情報に含まれる2つの記番号P1,P2を抽出する処理を実行する。このように、紙幣検査装置20aとは、異なるOCRソフトウェアを用いて文字読取処理を実行することが可能となる。
【0049】
次に、CPU11は、一致する記番号が多数であるか否かを判定する(ST409)。つまり、紙幣位置情報に含まれる記番号P1,P2、さらに、ステップST408で抽出した記番号P1,P2の4つの記番号のうち多数が一致するか否かを判定する。言い換えれば、3つ以上の同一の記番号が有るか否か、つまり、4つの記番号を用いて多数決をとる。一致する記番号情報が多数であると判定した場合(ST409:YES)、CPU11は、盗難記番号でないか否かを判定する処理(ステップST405)を実行し、一致する記番号情報が多数でないと判定した場合(ST409:NO)、CPU11は、不明情報記憶処理(ステップST410)を実行する。
【0050】
以上のように、ホストサーバ10は、紙幣Pから2つの記番号(複数の紙葉類特定情報)P1,P2を抽出し、当該抽出した2つの記番号P1,P2と、紙幣検査装置20aから受信した紙葉類位置情報に含まれる2つの記番号P1,P2とに基づいて、多数の記番号が一致する場合に、位置情報記憶部172に日付情報、位置情報、及び画像位置格納情報を記憶する。このため、異なるOCRソフトウェアを用いて紙幣Pの2つの異なる位置からそれぞれ抽出された4つの記番号の多数決により、記番号を特定することができる。このため、ホストサーバ10は、紙幣Pの記番号を特定する精度を向上させることができる。
【0051】
また、ホストサーバ10は、記番号情報が紙幣位置情報に含まれるか否かを判定し(ST402)、この判定結果に応じて、異なる処理を実行することにより、OCR機能を有する画像読取装置20(紙幣検査装置20a)と、OCR機能を有しない画像読取装置20とが混在してネットワークNに接続されている場合にも、紙幣位置情報を登録する処理を実行することが可能になる。
【0052】
さらに、上記第1、及び第2実施形態において、ホストサーバ10が位置情報記憶部172に記憶される位置情報を暗号化するようにしてもよい。この暗号化された位置情報の復号は、ホストサーバ10の管理者と、位置情報の提供者とが復号できるように構成する。ここで、位置情報の提供者とは、例えば、画像読取装置20が設置された銀行、店、及び自動販売機等の管理者(責任者)である。このように構成することにより、なんらかの原因により位置情報が流出する事態が生じても、第3者に対して、位置情報の内容が漏洩することを防止することができる。そして、このような漏洩を防止する措置を行うことにより、紙幣Pの画像を含む位置情報を提供しやすくすることができ、紙幣Pの流通過程の多数の位置において設置される画像読取装置20の紙幣Pの読取り画像を収集することが可能になる。
【0053】
また、上記実施形態では、盗難情報記憶部174を設け、盗難された紙幣が発見された場合には、表示部15に表示を行う場合で説明したが、これに限るものではない。例えば、紙幣Pが電子マネーのように電子情報化された場合にも適用可能である。つまり、紙幣Pが電子情報化された場合に、当該紙幣Pの利用を禁止するように構成されている電子情報化システムの場合は、当該紙幣Pの記番号を電子マネー情報として所定の記憶部に記憶し、ホストサーバ10が、紙幣位置情報を受信し、記番号P1,P2が一致すると判定した場合に、盗難情報、及び/又は、電子マネー情報と一致するか否かを判定するようにし、電子マネー情報と一致すると判定した場合、表示部15に電子マネー化された紙幣が流通している旨を表示部15に表示するようにしてもよい。
【0054】
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0055】
1…ネットワークシステム、10…ホストサーバ、11…CPU、14…インタフェース、17…記憶装置、20…画像読取装置、20a…紙幣検査装置、21…CPU、28…画像読取部、29…記憶装置、171…紙幣位置情報受信プログラム記憶部、172…位置情報記憶部、173…画像情報記憶部、174…盗難情報記憶部、175…不明情報記憶部、291,291a…紙幣位置情報送信プログラム記憶部
図1
図2
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図10
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