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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-27
(45)【発行日】2024-10-07
(54)【発明の名称】浄水器
(51)【国際特許分類】
   C02F 1/00 20230101AFI20240930BHJP
   B67D 1/07 20060101ALI20240930BHJP
   B67D 3/00 20060101ALI20240930BHJP
【FI】
C02F1/00 B
B67D1/07
B67D3/00 Z
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2023522563
(86)(22)【出願日】2021-10-14
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-27
(86)【国際出願番号】 KR2021014231
(87)【国際公開番号】W WO2022080889
(87)【国際公開日】2022-04-21
【審査請求日】2023-04-12
(31)【優先権主張番号】10-2020-0132960
(32)【優先日】2020-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0102052
(32)【優先日】2021-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】514170813
【氏名又は名称】コーウェイ株式会社
【氏名又は名称原語表記】COWAY CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ヒド
(72)【発明者】
【氏名】パク,チャンジョン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ウン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヒョング
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジョンファン
(72)【発明者】
【氏名】オ,ユウォン
【審査官】山崎 直也
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2015-0024578(KR,A)
【文献】国際公開第2013/100478(WO,A1)
【文献】登録実用新案第3213592(JP,U)
【文献】特表2009-542425(JP,A)
【文献】特開2000-325712(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C02F 1/00
1/28
1/42
1/44
B01D 24/00-35/05
27/00-27/12
33/00-33/40
35/10-37/04
53/22
61/00-71/82
G01N 33/00-33/46
B67D 1/00- 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
原水を濾過して浄水を提供する複数のフィルターと、前記複数のフィルターを互いに連通させるフィルター接続通路が備えられたフィルター接続とを含むフィルターモジュール
部が開放され、内部に前記フィルターモジュールを収容するフィルター収容空間を提供するフィルターハウジング、及び
前記フィルターハウジングを収容するメインフレームを含み、
前記フィルターハウジングは、
前記フィルター接続前方に分離可能に締結され、前記原水を前記フィルターモジュールに供給するか、前記フィルターモジュールから提供された前記浄水を前記フィルターハウジングの外部に吐出するための流路を提供するフィルター固定具を含み、
前記フィルター収容空間内に収容された前記フィルターモジュールと前記フィルター固定具が締結された状態で、前記フィルター接続後方に対向する前記フィルターハウジングの内壁と前記フィルター接続との間の離隔距離は、前記フィルター接続と前記フィルター固定具とが重なる長さよりも大きく、
前記フィルターモジュールは、前記フィルター収容空間内を後方に移動して、前記フィルター固定具から分離される、
浄水器。
【請求項2】
前記フィルターモジュールは、前記フィルターモジュールと前記フィルター固定具とが締結された状態および取り外された状態で前記メインフレーム内に収容されることを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項3】
前記フィルターハウジングの上側に設けられ、上下方向に移動して前記フィルターハウジングに選択的に締結され、前記フィルターハウジングと前記フィルター収容空間を形成するフィルターキャップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項4】
前記フィルターキャップは、
内部でフィルター支持部の周面を囲むように下方に突出する着座リブを含み、
前記着座リブは、
前記フィルターモジュールが前記フィルター固定具から取り外された状態であるとき、前記フィルターモジュールに干渉され、前記フィルターモジュールが前記フィルター固定具と締結された状態であるとき、前記フィルターモジュールが前記フィルター固定具から取り外されることを防止することを特徴とする請求項3に記載の浄水器。
【請求項5】
前記フィルターハウジングは、
複数の前記フィルター固定具の間に位置するハウジング締結部をさらに含み、
前記フィルターキャップは、
前記ハウジング締結部に締結されるフィルターキャップ締結部をさらに含み、
前記ハウジング締結部および前記フィルターキャップ締結部のいずれか一方は突出する締結突起であり、他方は前記締結突起が挿入され得る締結溝であることを特徴とする請求項4に記載の浄水器。
【請求項6】
前記フィルターキャップが前記フィルターハウジングに締結された状態で、前記フィルター接続は前記フィルター固定具と前記着座リブとの間に配置されることを特徴とする請求項4に記載の浄水器。
【請求項7】
前記フィルター接続は、
前記複数のフィルターにそれぞれ噛み合い、前記フィルター接続通路と前記複数のフィルターとを接続する複数のフィルター支持部をさらに含み、
前記着座リブは、
前記フィルターモジュールが前記フィルター固定具に締結された状態のとき、前記複数のフィルター支持部の周面をそれぞれ包む第1リブ部、及び
前記フィルターモジュールが前記フィルター固定具に締結された状態であるとき、前記フィルター接続通路よりも前記後方に配置される第2リブ部を含むことを特徴とする請求項4に記載の浄水器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浄水器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、浄水器は、上水道などの水供給源から水が供給され、内部に設けられているフィルターで浄水に濾過した後、浄水を使用者に提供する装置である。また、浄水は浄水器によって所定温度以下に冷却された冷水、または所定温度以上に加熱された温水で使用者に提供される。
【0003】
一方、浄水器の内部に設けられたフィルターは、長時間、水を濾過して、寿命を迎えたら交換する必要がある。以前は、浄水器のフィルター交換時、締結不完全性による誤動作、フィルター交換時の漏水による浄水器の故障などの危険性により、浄水器に熟練した技術者がフィルターを交換しなければならなかった。したがって、熟練した技術者によってフィルターが交換されるまで、使用者は寿命が尽きたフィルターを使用するため、不便であった。このような不便さを解消するために、従来の一部の浄水器には、熟練した技術者ではなく、一般の使用者がフィルターを容易に交換することができるように、脱着装置が別途設けられている。
【0004】
これに関連して、本出願人の韓国公開特許第10-2018-0135265号公報「フィルター装着ユニット及びこれを含む浄水器」(特許文献1)には、フィルター部材を脱着させるレバー部材を含む浄水器が開示されている。
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された浄水器によれば、浄水器からフィルター部材を取り外すために、使用者は、レバー部材を回動させなければならないため、フィルターの交換に不便があるという問題点がある。また、内部にレバー部材を収容するための別途の空間が設けられなければならないため、浄水器の体積が大きくなって最近の浄水器の小型化傾向と合わないという問題点がある。さらに、特許文献1に開示された浄水器によれば、使用者が操作未熟によってレバー部材を過度に回動させると、レバー部材が破損する可能性があるという問題がある。
【0006】
また、株式会社ピコグラムの韓国公開特許第10-2020-0083758号公報「浄水器用浄水フィルターレバータイプ脱着装置」(特許文献2)には、本体にロッキング用レバーが回動することにより流路から浄水フィルターが分離できる浄水器用脱着装置が開示されている。
【0007】
しかしながら、特許文献2に開示された浄水器によれば、浄水器本体からのフィルター脱去のために、使用者はロッキング用レバーを上下方向に回動させなければならないため、フィルターの交換に不便があるという問題点がある。また、内部にロッキング用レバーを収容するための別途の空間が設けられなければならないため、浄水器の体積が大きくなって最近の浄水器の小型化傾向と合わないという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】韓国公開特許第10-2018-0135265号公報
【文献】韓国公開特許第10-2020-0083758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の実施例は、上記のような背景に着目して発明されたものであり、フィルターモジュールがフィルターハウジング内で後方に移動され、フィルター接続具から離脱されることができる浄水器を提供することを目的とする。
【0010】
また、フィルターモジュールがフィルターハウジング内で前後方向に移動するように、フィルター接続具とフィルターハウジングの内壁との間の離隔距離が、フィルター接続具とフィルター固定具とが重なる長さよりも大きい浄水器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様によれば、原水を濾過して浄水を提供する複数のフィルターと、前記複数のフィルターを互いに連通させるフィルター接続通路が備えられたフィルター接続具とを含むフィルターモジュール、及び上部が開放され、内部に前記フィルターモジュールを収容するフィルター収容空間を提供するフィルターハウジング、を含み、前記フィルターハウジングは、前記フィルター接続具の一方と分離可能に締結され、前記原水を前記フィルターモジュールに供給するか、前記フィルターモジュールから提供された前記浄水を前記フィルターハウジングの外部に吐出するための流路を提供するフィルター固定具を含み、前記フィルター収容空間内に収容された前記フィルターモジュールと前記フィルター固定具が締結された状態で、前記フィルター接続具の他方に対向する前記フィルターハウジングの内壁と前記フィルター接続具との間の離隔距離は、前記フィルター接続具と前記フィルター固定具とが重なる長さよりも大きい、浄水器を提供することができる。
【0012】
また、前記フィルター固定具は、前記フィルターモジュールと前記フィルター固定具とが締結された状態および取り外された状態で固定されてよい。
【0013】
また、前記フィルターハウジングの上側に設けられ、上下方向に移動して前記フィルターハウジングに選択的に締結され、前記フィルターハウジングと前記フィルター収容空間を形成するフィルターキャップをさらに含んでよい。
【0014】
また、前記フィルターキャップは、内部でフィルター支持部の周面を囲むように下方に突出する着座リブを含み、前記着座リブは、前記フィルターモジュールが前記フィルター固定具から取り外された状態であるとき、前記フィルターモジュールに干渉され、前記フィルターモジュールが前記フィルター固定具と締結された状態であるとき、前記フィルターモジュールが前記フィルター固定具から取り外されることを防止してよい。
【0015】
また、前記フィルターハウジングは、複数の前記フィルター固定具の間に位置するハウジング締結部をさらに含み、前記フィルターキャップは、前記ハウジング締結部に締結されるフィルターキャップ締結部をさらに含み、前記ハウジング締結部および前記フィルターキャップ締結部のいずれか一方は突出する締結突起であり、他方は前記締結突起が挿入され得る締結溝であってよい。
【0016】
また、前記フィルターキャップが前記フィルターハウジングに締結された状態で、前記フィルター接続具は前記フィルター固定具と前記着座リブとの間に配置されてよい。
【0017】
また、前記フィルター接続具は、前記複数のフィルターにそれぞれ噛み合い、前記フィルター接続通路と前記複数のフィルターとを接続する複数のフィルター支持部をさらに含み、前記着座リブは、前記フィルターモジュールが前記フィルター固定具に締結された状態のとき、前記複数のフィルター支持部の周面をそれぞれ包む第1リブ部、及び前記フィルターモジュールが前記フィルター固定具に締結された状態であるとき、前記フィルター接続通路よりも前記他方に配置される第2リブ部を含んでよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明の一態様によれば、使用者は、フィルター接続具に接続されたフィルターモジュールをフィルターハウジング内で後方に移動させて交換することができる。
【0019】
さらに、フィルター接続具とフィルターハウジングの内壁との間の離隔距離が、フィルター接続具とフィルター固定具とが重なる長さよりも長くなり得るため、使用者はフィルターモジュールをフィルターハウジング内で前後に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の一実施例による浄水器の斜視図である。
図2図1の浄水器の上部カバーが分離された斜視図である。
図3図2のカバーフレームが開放位置に回転した様子を示す斜視図である。
図4】本発明の一実施例による浄水器内で水が流動する流れを概略的に示す概念図である。
図5図3の流路モジュールが分解された様子を示す一部斜視図である。
図6図5の流路モジュールの本体部が分解された様子を示す斜視図である。
図7】本発明の一実施例による浄水器のフィルター組立体を示す斜視図である。
図8図7のフィルター組立体の分解斜視図である。
図9図7のフィルター組立体のフィルターキャップの底面斜視図である。
図10図9のフィルターキャップの底面図である。
図11図7のフィルター組立体をXI-XIに沿って切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の技術的思想を具現するための具体的な実施例について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】
なお、本発明の説明において、関連する公知の構成または機能に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にする可能性があると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
【0023】
また、ある構成要素が他の構成要素に「接続」、「支持」、「供給」、「流動」されると言及されている場合は、その他の構成要素に直接接続、支持、供給、流動されてよいが、間にまた他の構成要素が存在してもよい。
【0024】
本明細書で使用される用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定することを意図するものではない。単数の表現は、文脈上明らかに異なる意味を持たない限り、複数の表現を含む。
【0025】
なお、上側、下側、側面などの表現は、特に言及がなければ図1に示す方向を基準に説明したものであることは明確である。また、添付の図面において、いくつかの構成要素は誇張、省略、または概略的に示されており、各構成要素のサイズは実際のサイズを完全に反映するものではない。
【0026】
さらに、第1、第2などの序数を含む用語は様々な構成要素を説明するために使用されることができるが、該当構成要素はそのような用語によって限定されない。これらの用語は、ある構成要素を他の構成要素と区別する目的でのみ使用される。
【0027】
本明細書で使用される「含む」の意味は、特定の特性、領域、定数、ステップ、動作、要素および/または成分を具体化し、他の特定の特性、領域、定数、ステップ、動作、要素、成分および/またはグループの存在や付加を除外するものではない。
【0028】
以下、図面を参照して本発明の一実施例による浄水器1を説明する。
【0029】
図1図4を参照すると、本発明の一実施例による浄水器1は、外部から供給された水を濾過することによって清浄な水を使用者に提供することができる。例えば、浄水器1は、上水道などの水供給源(図示せず)から水が供給され、供給された水を清浄な水に濾過することができる。このような浄水器1は、フレーム100、流路モジュール200、ブラケット300、離脱防止部材400、フィルター組立体500、チュービング組立体600、冷却器700、ヒータ800、冷水流動部900、ノースバルブ1000、及び回路基板1100を含むことができる。
【0030】
外部から浄水器1の内部に流入した水は、原水、浄水、冷水及び温水に区分することができる。以下においては、外部から浄水器1の内部に流入した水のうち、フィルター組立体500を経ていない水は原水と定義し、フィルター組立体500を経て濾過された水は浄水と定義する。また、フィルター組立体500で濾過された水のうち、冷却器700で所定温度以下に冷却された水は冷水と定義し、フィルター組立体500で濾過された水のうちヒータ800で所定温度以上に加熱された水は温水と定義する。
【0031】
フレーム100は、流路モジュール200、ブラケット300、離脱防止部材400、フィルター組立体500、チュービング組立体600、冷却器700、ヒータ800、冷水流動部900、ノースバルブ1000および回路基板1100が収容される空間を提供することができる。例えば、フレーム100は上下方向に延び、上側の一部が前方側に突出した形状を有することができる。このようなフレーム100は、メインフレーム110およびカバーフレーム120を含むことができる。
【0032】
メインフレーム110は、流路モジュール200、ブラケット300、離脱防止部材400、フィルター組立体500、チュービング組立体600、冷却器700、ヒータ800、冷水流動部900、ノースバルブ1000および回路基板1100の少なくとも一部を囲むことができる。例えば、メインフレーム110は、複数のカバー部材をボルト等で互いに結合することにより形成されることができる。さらに、メインフレーム110の上部カバーを選択的に分離することができる。ただし、これは例示に過ぎず、ボルトに加えて複数のカバー部材を互いに結合する公知の手段を使用することができ、側面カバーまたは底面カバーを選択的に分離されることも可能である。
【0033】
また、メインフレーム110には、浄水を外部に排出するための排出口112が設けられることができる。このような排出口112は、チュービング組立体600と連通することができ、チュービング組立体600内を流れる浄水、冷水および温水を外部に排出するように構成されることができる。例えば、排出口112は、使用者の選択に応じて浄水、冷水、および温水のうち1つを外部に排出するように構成されることができる。また、排出口112は、メインフレーム110の前方側に設けられることができ、下方に向かって開放されることができる。
【0034】
図2および図3を再び参照すると、カバーフレーム120はブラケット300に支持され、ブラケット300に着座した流路モジュール200をカバーすることができる。さらに、カバーフレーム120は、流路モジュール200が外部に露出するようにブラケット300から分離されることができる。この場合、カバーフレーム120はメインフレーム110に固定支持されることができる。ただし、これは例示に過ぎず、カバーフレーム120はブラケット300またはメインフレーム110に回転可能に支持されることも可能である。また、カバーフレーム120は、回路基板1100および回路基板1100に接続される電線を支持することができ、回路基板1100と共にブラケット300から分離されることができる。
【0035】
このようなカバーフレーム120は、カバー位置および開放固定位置のいずれかの位置に選択的に配置されることができる。例えば、カバーフレーム120は、図2に示すように、カバー位置に配置されることができる。この場合、カバーフレーム120はブラケット300および流路モジュール200の上側に位置することができ、流路モジュール200を外部と遮断することができる。別の例では、カバーフレーム120は、図3に示すように、流路モジュール200が外部に露出するようにカバー位置から離脱可能に構成されてもよい。換言すると、カバーフレーム120はブラケット300から分離されてもよく、分離されたカバーフレーム120は開放固定位置に配置されてもよい。この場合、ブラケット300および流路モジュール200の上部は、外部に対して開放されてもよく、流路モジュール200はブラケット300から分離されて交換されてもよい。また、開放固定位置にあるカバーフレーム120は、カバー位置でのカバーフレーム120に対して傾斜した状態でメインフレーム110に噛み合って固定されてもよい。
【0036】
図5および図6を参照すると、流路モジュール200は、浄水および冷水が流れるための通路を提供することができる。このような流路モジュール200は、チュービング組立体600と連通することができ、チュービング組立体600と分離可能に接続される。例えば、流路モジュール200がチュービング組立体600に接続されているとき、浄水および冷水は流路モジュール200とチュービング組立体600との間を流れることができる。また、流路モジュール200は、チュービング組立体600に接続されているとき、チュービング組立体600を介してフィルター組立体500から浄水を供給してもらうことができる。流路モジュール200は、フィルター組立体500と直接接続されず、チュービング組立体600を介して間接的に接続されることができる。換言すると、流路モジュール200はブラケット300の後述する着座部310に着座することができ、流路モジュール200が定位置に着座したときにチュービング組立体600と接続されることができる。流路モジュール200の定位置とは、流路モジュール200が予め設定された方向に置かれ、着座部310に整合されるように着座した位置を意味する。流路モジュール200が定位置に着座していないとき、すなわち、流路モジュール200が予め設定された方向とは異なる方向に置かれるか、または着座部310に整合されていないと、流路モジュール200はブラケット300と干渉することになり、チュービング組立体600と接続しなくなる。
【0037】
このような流路モジュール200が定位置に着座したときに、流路モジュール200がチュービング組立体600と連通可能に構成されることにより、使用者が容易に流路モジュール200とチュービング組立体600とを接続させることができる効果がある。換言すると、使用者がブラケット300に対して流路モジュール200を定位置に取り付けると、別の構成を別途接続しなくても、流路モジュール200とチュービング組立体600とが接続する効果がある。上側から見たとき、流路モジュール200の少なくとも一部はチュービング組立体600と重なることができる。また、上側から見たとき、流路モジュール200はフィルター組立体500と排出口112との間に配置され、フィルター組立体500と重ならないように配置されることができる。また、流路モジュール200が定位置に着座したとき、流路モジュール200は温度調節部よりも上側に位置することができる。本明細書において温度調節部は、冷却器700、ヒータ800、および冷水流動部900を含むものと理解されることができる。さらに、流路モジュール200は、複数のウォーターパイプ222、221、223を含むことができる。
【0038】
複数のウォーターパイプ222、221、223はチュービング組立体600に接続され、浄水または冷水が流れるための流動空間を提供することができる。このような、複数のウォーターパイプ222、221、223は、着座部310に着座した流路モジュール200がブラケット300から分離されたとき、チュービング組立体600と分離されることができる。換言すると、使用者はブラケット300から流路モジュール200を分離することによって、複数のウォーターパイプ222、221、223とチュービング組立体600とを分離することができるため、複数のウォーターパイプ222、221、223を一度に交換することができる効果がある。
【0039】
ブラケット300は、流路モジュール200を支持することができ、流路モジュール200が着座する部分を提供することができる。このようなブラケット300は、メインフレーム110に支持されることができ、チュービング組立体600の上側に配置されることができる。
【0040】
離脱防止部材400は、着座部310に対して定位置に着座した流路モジュール200がブラケット300から離脱するのを防止することができる。例えば、定位置に着座した流路モジュール200はチュービング組立体600と接続され、流路モジュール200とチュービング組立体600との間には水が流れることができる。水が流路モジュール200とチュービング組立体600との間を流れる途中で流路モジュール200が着座部310から離脱すると、水が流路モジュール200とチュービング組立体600との間から漏れることができる。離脱防止部材400は、流路モジュール200とチュービング組立体600との接続が解除されずに維持されるように、流路モジュール200が着座部310から離脱するのを防止することができる。
【0041】
また、離脱防止部材400は、一端がブラケット300に支持され、他端が定位置に着座した流路モジュール200の上側と選択的に干渉するように構成されることができる。例えば、離脱防止部材400は、一端がブラケット300に回転可能に支持されることができ、他端が定位置に着座した本体部210の上側に回転することにより、本体部210が着座部310から離脱するのを防止することができる。このような離脱防止部材400は、流路モジュール200の上側に置かれることによって流路モジュール200が離脱するのを防止する際、カバーフレーム120がカバー位置に置かれることを許容することができる。例えば、離脱防止部材400が 流路モジュール200の上側に配置されたとき、カバーフレーム120は回転してカバー位置に置かれることができる。
【0042】
また、離脱防止部材400は、他端が流路モジュール200の上側に置かれていないため、流路モジュール200が着座部310から離脱することを許容するとき、カバーフレーム120がカバー位置に置かれないようにカバーフレーム120と干渉することができる。例えば、離脱防止部材400が回転して流路モジュール200が着座部310から離脱可能である場合、カバーフレーム120はカバー位置に置かれず、離脱防止部材400にかかることになる。
【0043】
離脱防止部材400は、流路モジュール200がブラケット300から取り外し可能な状態であるとき、カバーフレーム120がカバー位置に置かれるのを防止することにより、使用者に流路モジュール200が離脱可能な状態であることを認知させることができる。これにより、使用者は離脱防止部材400が流路モジュール200に噛み合っていないことをもう一度確認することができる効果がある。また、離脱防止部材400が定位置に着座した流路モジュール200の離脱を防止することにより、流路モジュール200とチュービング組立体600との接続を維持することができる。これにより、相互に接続された流路モジュール200とチュービング組立体600との間から水が漏れるのを防ぐことができる効果がある。
【0044】
図7及び図8を参照すると、フィルター組立体500は、浄水器1内に流入した原水を浄水に濾過することができる。例えば、フィルター組立体500は、浄水器1の後方側に配置されることができる。また、フィルターハウジング530は、冷却器700、冷水流動部900、および冷却器700の放熱のためのファンユニットよりも上側に設けられ、カバーフレーム120より後方に配置されることができる。フィルター組立体500は、メインフレーム110の上部カバーが取り外されると露出するように構成されることができる。このようなフィルター組立体500は、フィルターモジュール510、フィルターキャップ520、およびフィルターハウジング530を含むことができる。
【0045】
フィルターモジュール510は、浄水器1に流入した原水を浄水に濾過するために濾材を含むことができる。また、フィルターモジュール510は、フィルターハウジング530に交換可能に収容されることができ、後述するフィルター固定具533に着脱自在に締結されることができる。換言すると、フィルターモジュール510は、フィルター固定具533から取り外された状態、またはフィルター固定具533に締結された状態に置かれることができる。例えば、フィルターモジュール510は、フィルターハウジング530に収容された状態でフィルター固定具533に向かって前方に移動してフィルター固定具533に締結され、後方に移動されてフィルター固定具533から脱去されることができる。また、フィルターモジュール510は、フィルター固定具533から原水を提供されてよく、または、浄水をフィルター固定具533に提供してもよい。このようなフィルターモジュール510は、複数のフィルター511とフィルター接続口512とを含むことができる。
【0046】
複数のフィルター511は、原水を濾過して浄水を提供することができる。例えば、複数のフィルター511のいずれか1つは原水を提供されてよく、他の一つは浄水を提供してよい。また、複数のフィルター511には、フィルター接続口512に接続されるフィルターヘッド511aが形成されることができる。このようなフィルターヘッド511aを介して、フィルター511は、原水を提供されてよく、または、浄水を提供してよい。
【0047】
フィルター接続口512は複数のフィルター511に接続することができる。また、フィルター接続口512はフィルター固定具533の前方側である一側に着脱自在に締結されることができる。フィルター接続口512は、フィルター固定具533から提供される原水をフィルター511に導いてよく、フィルター511から提供される浄水をフィルター固定具533に導くことができる。また、フィルター接続口512は、フィルターキャップ520がフィルターハウジング530に締結された状態であるとき、フィルター固定具533と後述する着座リブ521との間に配置されることができる。このようなフィルター接続口512は、フィルター支持部512a及びフィルター接続通路512bを含むことができる。
【0048】
フィルター支持部512aは、複数のフィルター511にそれぞれ噛み合ってフィルター接続通路512bと複数のフィルター511とを接続することができる。また、フィルター支持部512aには、フィルター固定具533に選択的に締結可能なフィルターマウスが形成されることができる。
【0049】
フィルター接続通路512bは、複数のフィルター支持部512aを接続し、内部に複数のフィルター511間の原水及び浄水のうち1つ以上が連通するように流路を設けることができる。また、フィルター接続口512を使用者が把持して上方に持ち上げる場合、複数のフィルター511を一度にフィルターハウジング530から引き出すことができる。
【0050】
図9および図10を参照すると、フィルターキャップ520は、フィルターハウジング530の上側を覆うようにフィルターハウジング530に着脱自在に締結されることができる。さらに、フィルターキャップ520は、フィルターモジュール510がフィルター固定具533から取り外された状態であるとき、フィルターハウジング530に締結されないようにフィルター接続口512に干渉するように構成されることができる。換言すると、フィルターキャップ520とフィルターハウジング530とが締結されない場合、使用者は、フィルターモジュール510がフィルター固定具533に正しく締結されていないと認識することができる。さらに、フィルターキャップ520は、フィルターハウジング530に締結される場合、フィルター固定具533の少なくとも一部を収容することができる。このようなフィルターキャップ520には、着座リブ521、ガイド522、及びフィルターキャップ締結部523が形成されることができる。
【0051】
着座リブ521は、フィルターキャップ520の内部でフィルター接続口512の周面の少なくとも一部を囲むように下方に突出することができる。また、着座リブ521は、フィルターモジュール510がフィルター固定具533に締結された状態であるとき、フィルター接続口512よりも後方側に配置されることができる。着座リブ521は、フィルターキャップ520がフィルターハウジング530に誤って締結された状態である場合、または、フィルターモジュール510がフィルター固定具533に取り外された状態である場合には、フィルターモジュール510に干渉する可能性がある。また、着座リブ521は、第1リブ部521aおよび第2リブ部521bを含むことができる。
【0052】
第1リブ部521aは、フィルターモジュール510がフィルター固定具533に締結された状態であるとき、複数のフィルター支持部512aの周面をそれぞれ包むことができる。
【0053】
第2リブ部521bは、フィルターモジュール510がフィルター固定具533に締結された状態であるとき、フィルター接続通路512bより後方側に配置されることができる。また、第2リブ部521bは、複数の第1リブ部521aに接続されることができる。
【0054】
ガイド522は、フィルターキャップ140の下端から下側方向に突出してフィルターキャップ140がフィルターハウジング530に締結されるときに案内する役割を果たすことができる。ガイド522は、フィルターキャップ520がフィルターハウジング530に締結される場合、フィルターハウジング530の内側面に接触されることができる。このようなガイド522は、側面ガイド522aおよび背面ガイド522bを含むことができる。側面ガイド522aは、フィルターキャップ520の両側下端に形成され、フィルターキャップ520を締結を案内することができる。背面ガイド522bは、フィルターキャップ140の前方側下端に形成され、フィルターキャップ520の締結を案内することができる。
【0055】
フィルターキャップ締結部523は、フィルターハウジング530の後述するハウジング締結部532に締結されることができる。また、フィルターキャップ締結部523は、フィルターキャップ520の前方側に形成されることができる。このようなフィルターキャップ締結部523により、フィルターキャップ520とフィルターハウジング530とは締結状態を維持すること、または、互いに分離したりすることができる。また、フィルターキャップ締結部523およびハウジング締結部532のいずれか一方は突出する締結突起であり、他方は締結突起が挿入可能な締結溝であることができる。例えば、フィルターキャップ締結部523は選択的に使用者に押されることができるスナップ突起であってよく、ハウジング締結部532はスナップ突起が締結されるスナップ溝であってよい。換言すると、使用者はフィルターキャップ締結部523を押してフィルターキャップ520をフィルターハウジング530から取り外すことができる。
【0056】
さらに、図11を参照すると、フィルターハウジング530は上部が開いて内部にフィルターモジュール510を収容することができる。フィルターハウジング530は、浄水器1のメインフレーム110と一体に形成されてもよいが、これに限定されない。また、フィルターハウジング530は、フィルターキャップ520が分離されることによってフィルターハウジング530の上側が開くことができるため、フィルターモジュール510がフィルターハウジング530の上側の開口部を通って上方に移動して交換されることができる。このようなフィルターハウジング530には、フィルター収容空間531、ハウジング締結部532、フィルター固定具533及び残水排出口534が形成されることができる。
【0057】
フィルター収容空間531はフィルターモジュール510を収容することができる。このようなフィルター収容空間531は、フィルターハウジング530とフィルターキャップ520とが締結されて形成されることができる。また、フィルター収容空間531は、フィルターモジュール510が交換されるときにフィルターモジュール510から排出された残水を収容することができるように形成されることができる。このようなフィルター収容空間531により、残水が冷却器700やファンユニットなどの電子部品に落ちこと、及び、冷水流動部900に落ちることを防止することができる。また、フィルター収容空間531に収容されたフィルターモジュール510がフィルター固定具533に締結された状態であるとき、フィルター接続口512の他方に対向するフィルターハウジング530の後方側内壁とフィルター接続口512との間の離隔距離L1は、フィルター接続口512とフィルター固定具533とが重なる長さL2より大きくてもよい。換言すると、フィルターモジュール510は、フィルター収容空間531内で前後方向に移動してフィルター固定具533に締結されること、及び、取り外されることができる。
【0058】
ハウジング締結部532はフィルターキャップ締結部523に締結されることができる。また、ハウジング締結部532は、複数のフィルター固定具533の間に位置することができる。
【0059】
フィルター固定具533は、原水をフィルターモジュール510に提供するか、またはフィルターモジュール510から提供された浄水をフィルターハウジング530の外部に吐出するための流路を提供することができる。フィルター固定具533から吐出された浄水は、チュービング組立体600に流れることができる。このようなフィルター接続口512は、フィルターハウジング530の前方側に配置され、フィルター接続口512の一側と分離可能に締結されることができる。フィルター固定具533の後方側はフィルターマウスに選択的に結合され、フィルター固定具533の下端は、チュービング組立体600に含まれるか、又はチュービング組立体600と連通するチューブ535が接続することができる。このようなチューブは、フィルターハウジング530の底面に向かって下方に延びることができる。また、フィルター固定具533は、フィルターモジュール510がフィルター固定具533に締結されるか否かにかかわらず、フィルターモジュール510が取り外された状態であってもフィルターハウジング530に固定されることができる。
【0060】
残水排出口534は、フィルター収容空間531に含まれた残水をフィルターハウジング530の外部に排出するための開口である。このような残水排出口534は、フィルターハウジング530の下部に設けられることができる。
【0061】
図5および図6を再び参照すると、チュービング組立体600は、排出口112、フィルター組立体500、冷却器700、および冷水流動部900のうち1つ以上と流路モジュール200とを接続することができる。フィルターモジュール510で濾過された浄水は、チュービング組立体600を通って流路モジュール200に流入することができる。別の例として、冷水流動部900で冷却された冷水は、チュービング組立体600を通って流路モジュール200に流入することができる。さらに、チュービング組立体600は、流路モジュール200の複数のウォーターパイプ222、221、223のうちいくつかを接続することができる。チュービング組立体600は、水が流れるための通路を提供することができる。例えば、チュービング組立体600には、原水、浄水、冷水、および温水のうち1つ以上が流動することができる。
【0062】
このようなチュービング組立体600は、ブラケット300の下側に配置されることができ、ブラケット300に着座した流路モジュール200と選択的に接続することができる。また、チュービング組立体600は、流路モジュール200と接続されるとき、複数のウォーターパイプ222、221、223と連通することができる。この場合、チュービング組立体600は流路モジュール200と共に水流路を形成することができる。例えば、浄水および冷水は、チュービング組立体600と流路モジュール200との間の水流路に沿って流れ、チュービング組立体600と流路モジュール200との間を交互に流れることができる。
【0063】
冷却器700は、浄水を所定の温度以下に冷却することによって冷水を提供することができる。このような冷却器700は、冷水流動部900の上側に配置されることができ、冷却器700から吐出された冷水は冷水流動部900に流動することができる。
【0064】
ヒータ800は、浄水を所定の温度以上に加熱することにより温水を提供することができる。このようなヒータ800から吐出された温水は、チュービング組立体600に流れることができる。
【0065】
冷水流動部900は、冷却器700から提供された冷水が流動するための空間を提供することができる。また、冷水流動部900は、冷却器700によって冷却された冷水が貯蔵されるための空間を提供することができる。このような冷水流動部900は、一例として、水タンクの形態で構成され、冷水が流れる空間と冷水が貯蔵される空間とを提供することができる。また、冷水流動部900は、別の例として、薄いパイプ状に構成されるか、内部に隔壁が設けられた水タンク状に構成され、浄水が冷却されるとすぐに流れる空間を提供してもよい。
【0066】
ノースバルブ1000は、外部から流入する原水の流量を制御するように作動されることができる。例えば、ノースバルブ1000は、原水をフィルターモジュール510に案内する原水流路を選択的に開閉できる弁であってよく、原水が流れる通路を開閉することにより原水の流量を制御することができる。換言すると、ノースバルブ1000は、フィルターモジュール510より上流に配置されることができる。このようなノースバルブ1000の駆動は、回路基板1100によって制御されることができる。このようなノースバルブ1000は、チュービング組立体600に隣接する位置に配置されることができる。
【0067】
回路基板1100は、チュービング組立体600の動作を制御することができる。例えば、回路基板1100は、原水が流れる通路を開くようにノースバルブ1000を制御することができる。このような回路基板1100は、複数の基板と複数の電線とを含むことができ、カバーフレーム120に固定支持されることができる。したがって、回路基板1100は、カバーフレーム120がブラケット300から分離されると、カバーフレーム120と共に回転することができる。回路基板1100は、カバーフレーム120と一緒に分離されることによって容易に外部に露出することができる効果がある。また、回路基板1100は、カバーフレーム120と一緒に分離されたままメインフレーム110に固定支持されることにより、回路基板1100を容易にメンテナンスできる効果がある。回路基板1100は、マイクロプロセッサを含む演算装置、センサーなどの測定装置およびメモリによって実現されることができ、その実現方式は当業者にとって自明な事項であるため、さらなる詳細な説明は省略する。
【0068】
以下、本発明の一実施例に係る浄水器1の作用及び効果について説明する。
【0069】
使用者は、外部から供給された水を濾過するために本発明の一実施例による浄水器1を使用することができる。このような浄水器1は、原水を濾過して浄水を使用者に提供することができる。また、浄水器1は、使用者の選択に応じて浄水を冷却または加熱することにより、冷水または温水を使用者に提供することができる。
【0070】
また、フィルターモジュール510は、フィルターハウジング530のフィルター収容空間531の内部に収容された状態で前後方向に移動されてフィルター固定具533に結合されること、及び、フィルター固定具533から取り外されることができるため、使用者はフィルターモジュール510を簡単に交換することができる。換言すると、使用者は、フィルターモジュール510をフィルターハウジング530内で後方に押すだけで、フィルター固定具533からフィルターモジュール510を取り外すことができる。また、フレーム100の上部カバーとフィルターキャップ140とが上側方向に分離され、フィルターモジュール510がフィルター固定具533から取り外された状態であるとき、フィルターモジュール510が上側方向に移動されて交換されることができるため、メインフレーム110とフィルターハウジング530との間隔が狭くてもフィルターモジュール510を容易に交換することができる。
【0071】
また、メインフレーム110の上部カバーを開けると、フィルターモジュール510と流路モジュール200とを同じ方向(例えば上方)に同時に交換することができるため、使用者はフィルターモジュール510と流路モジュール200とを容易かつ迅速に交換することができる。
【0072】
以上、本発明の各実施形態を具体的な実施例として説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明はこれらに限定されず、本明細書に開示された技術的思想に従う最も広い範囲を有するものと解釈されるべきである。当業者は、開示された実施例を組合せ/置換して示されていない形状のパターンを実施することができるが、これらも本発明の範囲から逸脱しないであろう。さらに、当業者は、本明細書に基づいて開示された実施例を容易に変更または変形することができ、そのような変更または変形も本発明の権利範囲に属することは明らかである。
図1
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