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特許7563061情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
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  • 特許-情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-30
(45)【発行日】2024-10-08
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 11/36 20060101AFI20241001BHJP
【FI】
G06F11/36 184
G06F11/36 188
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020152583
(22)【出願日】2020-09-11
(65)【公開番号】P2022046934
(43)【公開日】2022-03-24
【審査請求日】2023-08-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100181135
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 隆史
(72)【発明者】
【氏名】後藤 忍
【審査官】久々宇 篤志
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-114952(JP,A)
【文献】特開2010-086109(JP,A)
【文献】特開2016-143202(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0282422(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 11/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロードバランサと、
テスト前のアプリケーションの中に配置され、本番環境で前記アプリケーションをテストする第1のコンテナと、
を備え、
前記アプリケーションは、前記本番環境にリリースされ、
前記第1のコンテナは、前記本番環境において、前記ロードバランサからのリクエストと、前記リクエストに対するレスポンスと、に基づいて前記テストを実施する、
情報処理システム。
【請求項2】
前記アプリケーションの中に配置されるテスト用のフロントエンドである第2のコンテナをさらに備え、
前記第1のコンテナは、前記本番環境において、前記ロードバランサからのリクエストを受信すると前記リクエストを前記第2のコンテナに転送し、前記第2のコンテナからのレスポンスを受信すると、前記リクエストと前記レスポンスとに基づいて前記テストを実施する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第1のコンテナは、前記テストとして前記リクエストに対する前記レスポンスの妥当性を確認する、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記テストは、前記リクエストに対して期待通りの前記レスポンスが返信されているか、又は、前記レスポンスが一定の時間内に返信されているか、を確認することである、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
第1のコンテナは、前記テストの結果、問題がない場合には前記アプリケーションのリリースを判断するための一定の基準をクリアしたか否かを判定し、前記基準をクリアした場合には、前記アプリケーションをロールアウトする、
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
テスト前のアプリケーションの中にテスト用のコンテナが配置されており、情報処理システムが本番環境に前記アプリケーションをリリースし、前記本番環境において前記情報処理システムの前記コンテナがロードバランサからのリクエストと前記リクエストに対するレスポンスとに基づいて前記アプリケーションのテストを実施する、
情報処理方法。
【請求項7】
コンピュータに、
テスト前のアプリケーションを本番環境にリリースさせ、前記アプリケーションの中に配置されたテスト用のコンテナ前記本番環境においてロードバランサからのリクエストと、前記リクエストに対するレスポンスと、に基づいて前記アプリケーションのテストさせる処理、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、コンテナなどのWebAPIで結合されるシステムのアプリケーション(AP)を開発する際は、まず開発環境でAPを開発・テストし、その後で本番環境にリリースするという運用をとる。
【0003】
また、リリースする際には、カナリアリリース等の技術を用いて、ロードバランサでトラフィックを段階的に新バージョンのAPに切り替える、または問題発生時にロールバックする、といった手段をとることが多い。このようなロードバランサを用いたリリース機能は、Kubernetesのような業界標準のコンテナ基盤ソフトウェアに組み込まれているため、一般的に利用できる。また、KayentaといったOSSのように、メトリックスを収集、分析することでカナリアリリースにおける本番リリースを自動化するための技術もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2016-149043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ただし、既存のリリース機能では、開発環境でテストを行うことが前提であるため、テストが終わるまで本番環境にリリースできず、またテストデータを入力とするため有効なテストが難しいといった課題がある。
【0006】
そこでこの発明は、上述の課題を解決する情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態の第一の態様によれば、情報処理システムは、ロードバランサと、テスト前のアプリケーションの中に配置され、本番環境で前記アプリケーションをテストする第1のコンテナと、を備え、前記アプリケーションは、前記本番環境にリリースされ、前記第1のコンテナは、前記本番環境において、前記ロードバランサからのリクエストと、前記リクエストに対するレスポンスと、に基づいて前記テストを実施する。
【0008】
本実施形態の第二の態様によれば、情報処理方法は、テスト前のアプリケーションの中にテスト用のコンテナが配置されており、本番環境に前記アプリケーションをリリースし、前記本番環境において前記コンテナがロードバランサからのリクエストと前記リクエストに対するレスポンスとに基づいて前記アプリケーションのテストを実施する。
【0009】
本実施形態の第三の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、テスト前のアプリケーションを本番環境にリリースさせ、前記アプリケーションの中に配置されたテスト用のコンテナが前記本番環境においてロードバランサからのリクエストと、前記リクエストに対するレスポンスと、に基づいて前記アプリケーションのテストさせる処理、を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、テスト前のアプリケーションを本番環境でテストすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第1の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図2】第1の実施形態に係る情報処理システムの処理フローを示す図である。
図3】第2の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図4】情報処理装置の最小構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態の情報処理システムを、図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システム100の構成の一例を示す図である。
【0014】
情報処理システム100は、コンテナの動作環境を提供するコンテナ基盤システムである。ここで、コンテナとは、アプリケーションを動作させるために必要なライブラリやアプリケーションを一つにまとめたものである。情報処理システム100は、Kubernetesなどのコンテナオーケストレーションツールであって、コンテナを統合管理する。
【0015】
また、情報処理システム100は、コンテナなどのWebAPIで結合されるシステムの新バージョンのアプリケーション(AP)が開発される場合において、そのAPのテストを実行する。その際、情報処理システム100は、そのAPを開発環境でテストを実行するのではなく、APを本番環境にリリースしてその本番環境においてAPのテストを実行する。情報処理システム100は、本番環境のトラフィックの中で、WebAPIのリクエストとレスポンスをキャプチャしながら妥当性をテストし、一定の基準を満たした時点で正式リリースする。図1に示す情報処理システム100の構成は、本番環境において、新バージョンのAPのテストを実施するための構成である。
【0016】
情報処理システム100は、1以上のコンピュータ(情報処理装置)によって構成される。情報処理システム100は、コンテナ基盤管理機能部110、ロードバランサ120、旧AP130、開発AP140、及び新AP150を備える。
【0017】
コンテナ基盤管理機能部110は、情報処理システム100の全体を管理する。
【0018】
ロードバランサ120は、リリース機能を実現するための機能である。
【0019】
旧AP130は、情報処理システム100にデプロイされている。旧AP130は、フロントエンド131とよぶ単一のコンテナで構成されるアプリケーション(AP)である。フロントエンド131は、WebAPI(Application Programming Interface)を介してクライアント200にサービスを提供する。
【0020】
開発版AP140は、開発中のAPであり、情報処理システム100にデプロイされている。開発版AP140は、2つのコンテナであるフロントエンド141及びバリデータ142を備えている。
【0021】
フロントエンド141は、開発中のコンテナであり、フロントエンド131を改良したものである。
【0022】
バリデータ142は、ロードバランサ120からのリクエスト、およびフロントエンド141からのレスポンスをキャプチャし、フロントエンド141が正しく動作しているか確認するためのコンテナである。
【0023】
バリデータ142は、本発明の「第1のコンテナ」の一例である。フロントエンド141は、本発明の「第2のコンテナ」の一例である。
【0024】
新AP150は、情報処理システム100にデプロイされている。新AP150は、フロントエンド151とよぶ単一のコンテナで構成されるAPである。フロントエンド151は、フロントエンド141と同一のプログラムコードをもつコンテナである。新AP150は、テストが成功した場合には新バージョンとしてリリースされるAPである。そのため、新AP150には、バリデータ142が含まれていない。
【0025】
クライアント200は、APが提供するサービスを利用するクライアントである。クライアント200は、WebAPIを用いて、APのエンドポイントと通信する。
【0026】
なお、図1は、新バージョンのAPをリリースするためにテストを実施している状態である。ロードバランサ120では、カナリアリリースと同様の方法で、旧AP130と開発版AP140を同時にリリースしている。すなわち、旧AP130に大半のワークロードを転送し、開発版AP140に残りのワークロードを転送している。新AP150にはワークロードを転送していない。
【0027】
以下において、情報処理システム100の動作の流れを説明する。図2は、開発中のアプリケーションのテスト方法の流れを説明する図であって、情報処理システム100におけるバリデータ142の処理動作のフロー図である。
【0028】
まず、バリデータ142は、ロードバランサ120からWebAPIのリクエストを受信すると(ステップS101)、そのリクエストをフロントエンド141に転送する(ステップS102)。次に、バリデータ142は、フロントエンド141からWebAPIのレスポンスを受信すると(ステップS103)、テストを実施する(ステップS104)。テストの内容としては、例えば「リクエストに対して期待通りのレスポンスが返信されているか」や「レスポンスが一定の時間内に返信されているか」などである。なお、本発明ではテストの内容には、特定に限定されず、そのテストの具体的な実現方法に関しても特に限定しない。
【0029】
バリデータ142は、テストの結果を確認し、テストの結果において問題がないか否かを判定する(ステップS105)。バリデータ142は、テストの結果において問題が検出されなかった場合は、新バージョンのリリースを判断するための基準をクリアしたかをチェックする(ステップS106)。ここで、基準とは、例えば、一定数のリクエストについて問題が検出されなかったことや、一定の期間内に問題が検出されなかったこと、などが考えられる。
【0030】
バリデータ142は、基準をクリアした場合には、新バージョンのAPをロールアウトする(ステップS107)。例えば、バリデータ142は、コンテナ基盤管理機能部110を用いて、全てのワークロードを新AP150に転送するようロードバランサ120を制御する。また、例えば、バリデータ142は、不要となった旧AP130と開発版AP140を停止させてもよい。
【0031】
バリデータ142は、ステップS106において、基準をクリアしていない場合には、ステップS101の処理に移行して、基準をクリアするまでステップS101からステップS105までの処理を繰り返す。
【0032】
バリデータ142は、ステップS105において、テストで問題が検出された場合には、クライアント200に対してエラーを含んだレスポンスを返信し(ステップS108)、新バージョンのAPをロールバックする(ステップS109)。例えば、バリデータ142は、コンテナ基盤管理機能11を用いて、全てのワークロードを旧AP130に転送するようロードバランサ120を制御する。例えば、テストで問題が検出された場合には、ロードバランサ120は、全てのワークロードを開発版のフロントエンド141と同一のプログラムコードをもつフロントエンド151に転送する。また、バリデータ142は、不要となった開発版AP140と新AP150を停止してもよい。
【0033】
このように、情報処理システム100は、開発中のAPを本番環境にリリースして、本番環境でAPをテストする。より具体的には、情報処理システム100は、開発中のAPの中にテスト用のコンテナを配置し、WebAPIのリクエストとレスポンスをキャプチャすることで、APのレスポンスの妥当性を確認する。これにより、情報処理システム100は、開発したAPを即座にリリースし、本番環境のワークロードの中でテストすることができる。
【0034】
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態の情報処理システムを、図面を参照して説明する。
【0035】
図3は、第2の実施形態に係る情報処理システム100Aの構成の一例を示す図である。第2の実施形態に係る情報処理システム100Aは、第1の実施形態と比較して、リリースの対象となるAPが、他のAPである外部AP300のクライアントとして動作している点で異なる。なお、以下の実施形態において、第1の実施形態で説明した内容と同様の内容については、同様の符号を付すとともに、適宜説明を省略する。
【0036】
情報処理システム100Aは、第1の実施形態と同様に、コンテナの動作環境を提供するシステムである。
【0037】
情報処理システム100Aは、コンテナ基盤管理機能部110、ロードバランサ120、旧AP130、開発版AP140A、及び新AP150を備える。
【0038】
開発版AP140Aは、情報処理システム100Aにデプロイされている。開発版AP140Aは、3つのコンテナであるフロントエンド141、バリデータ142及びバリデータ143を備えている。
【0039】
バリデータ143は、フロントエンド141から外部AP300へのWebAPIのリクエストをキャプチャする。バリデータ143は、例えばバリデータ142が受信したリクエストに対して期待されるリクエストを外部AP300に送信しているか、又はバリデータ142がロードバランサ120からリクエストを受信してから一定の時間内に外部AP300にリクエストを送信しているか、などを確認する。なお、外部AP300からのレスポンスの妥当性については確認する必要はない。
【0040】
なお、第2の実施形態における開発中のアプリケーションのテスト方法は、図2に示すテスト方法と同じであるため、説明を省略する。
【0041】
以上説明した第2の実施形態の情報処理システム100Aは、開発中のAPの中にテスト用のコンテナを配置し、WebAPIのリクエストとレスポンスをキャプチャすることで、APのレスポンスの妥当性を確認する。よって、第2の実施形態の情報処理システム100Aは、第1の実施形態の情報処理システム100と同様の効果を奏する。
【0042】
上述した各実施形態の情報処理システム100,100Aの最小構成について、図4を参照して説明する。本実施形態に係る情報処理システム100,100Aは、ロードバランサ120と、第1のコンテナの一例であるバリデータ142とを備える。バリデータ142は、テスト前の開発版AP140の中に配置され、本番環境でアプリケーションをテストする。AP140は、本番環境にリリースされる。バリデータ142は、本番環境において、ロードバランサ120からのリクエストと、リクエストに対するレスポンスと、に基づいてテストを実施する。これにより、開発中のアプリケーションを本番環境でテストすることができる。
【0043】
ここで、既存のリリース機能は、開発環境でテストを行うことが前提であるため、テストが終わるまで本番リリースできない、テストデータを入力とするため有効なテストが難しい、といった課題がある。これらの課題に対応するため、ダークローンチという技術を用いることが考えられる。ダークローンチとは、本番環境のリクエストをロードバランスするのではなく、全てのリクエストを新バージョンのAPにも転送(ミラーリング)し、本番環境の中で妥当性の確認を行う技術がある。
【0044】
ただし、ダークローンチでは新バージョンのAPを本番環境にデプロイするものの、新バージョンのAPは、クライアントにレスポンスを返さずに破棄するため、実質的に本番環境にリリースしたことにはなっていないという課題があった。また、ダークローンチを実現するには、既存のロードバランサによるリリース管理機能を利用することができず、ミラーリングのためにAPやクライアントを改変する、またはプロキシを配置する、といった対応が必要になるという課題もあった。
【0045】
本実施形態では、開発中のAP(テスト前の新バージョンのAP)を本番環境にリリースさせ、そのAPの中に配置されたテスト用のコンテナであるバリデータ142が本番環境においてロードバランサ120からのリクエストと、リクエストに対するレスポンスと、に基づいてアプリケーションをテストする。これは、実質的に本番環境にリリースしたことになり、既存のロードバランサによるリリース管理機能を利用することができる。さらに、ミラーリングのためにAPやクライアントを改変する、またはプロキシを配置する、といった対応が不要である。
【0046】
なお、上述した情報処理システム100の全部または一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。この場合、上記コンピュータは、CPU、GPUなどのプロセッサ及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えてもよい。そして、情報処理システム100の全部または一部の機能をコンピュータで実現するためのプログラムを上記コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを上記プロセッサに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。ここで、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
【0047】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0048】
明細書の全体において、ある部分がある構成要素を「含む」や「有する」とする時、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。
【0049】
図1図3及び図4に記載の各構成は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアまたはソフトウェアとして具現されてもよいし、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで具現されてもよい。
【符号の説明】
【0050】
100 情報処理システム
110 コンテナ基盤管理機能部
120 ロードバランサ
130 旧AP
140 開発AP
141 フロントエンド
142 バリデータ
150 新AP
図1
図2
図3
図4