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特許7563220情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム
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  • 特許-情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム 図1
  • 特許-情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム 図2
  • 特許-情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム 図3
  • 特許-情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム 図4
  • 特許-情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム 図5
  • 特許-情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム 図6
  • 特許-情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム 図7
  • 特許-情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム 図8
  • 特許-情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム 図9
  • 特許-情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム 図10
  • 特許-情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム 図11
  • 特許-情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム 図12
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-30
(45)【発行日】2024-10-08
(54)【発明の名称】情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20241001BHJP
   B41J 3/36 20060101ALI20241001BHJP
   B41J 21/00 20060101ALI20241001BHJP
【FI】
G06F3/12 352
G06F3/12 332
G06F3/12 392
G06F3/12 308
G06F3/12 378
B41J3/36 T
B41J21/00 Z
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021022338
(22)【出願日】2021-02-16
(65)【公開番号】P2022124607
(43)【公開日】2022-08-26
【審査請求日】2023-12-04
(73)【特許権者】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【弁理士】
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】青▲柳▼ 尚彦
【審査官】佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-004798(JP,A)
【文献】特開2016-173654(JP,A)
【文献】特開2020-152061(JP,A)
【文献】特開2000-301797(JP,A)
【文献】特開2013-244741(JP,A)
【文献】特開平11-105352(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/09- 3/12
B41J 29/00- 29/70
H04N 1/00
B41J 3/36
B41J 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
テープカートリッジが装着され、前記テープカートリッジから繰り出されたテープに印
刷画像を印刷するテープ印刷装置と通信可能に接続された情報処理装置であって、
前記テープ印刷装置に装着されている前記テープカートリッジの種別を示すカートリッ
ジ情報を取得する取得部と、
前記カートリッジ情報に基づいて、前記テープカートリッジに収縮性を有する収縮性テ
ープが収容されているか否かを判別する判別部と、
前記判別部により、前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていないと
判別された場合、前記テープ印刷装置に、通常印刷画像を印刷させ、前記判別部により、
前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていると判別された場合、前記テ
ープ印刷装置に、前記通常印刷画像より拡大されて前記テープに印刷される拡大印刷画像
を印刷させる印刷制御部と、
前記判別部により、前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていると判
別された場合、前記通常印刷画像を印刷するか、前記拡大印刷画像を印刷するか、をユー
ザーに選択させる選択画面を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
前記印刷制御部は、前記選択画面において、前記通常印刷画像を印刷することが選択さ
れたとき、前記テープ印刷装置に、前記通常印刷画像を印刷させ、前記選択画面において
、前記拡大印刷画像を印刷することが選択されたとき、前記テープ印刷装置に、前記拡大
印刷画像を印刷させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記選択画面において、前記拡大印刷画像を印刷することが選択さ
れたとき、前記通常印刷画像に対する前記拡大印刷画像の拡大率を決定する情報である拡
大率情報をユーザーに入力させる入力画面を前記表示部に表示させ、
前記印刷制御部は、前記入力画面に入力された前記拡大率情報に基づいて、前記拡大率
を決定し、前記テープ印刷装置に、決定した拡大率で前記通常印刷画像が拡大された前記
拡大印刷画像を印刷させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記収縮性テープは、物体が挿通されるチューブラベルの作成用テープであり、
前記表示制御部は、前記拡大率情報として、前記物体の径または周長をユーザーに入力
させる前記入力画面を、前記表示部に表示させることを特徴とする請求項に記載の情報
処理装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記拡大率情報として、前記収縮性テープの収縮率をユーザーに入
力させる前記入力画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項に記載の情報
処理装置。
【請求項5】
前記判別部は、前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていると判別し
た場合、前記カートリッジ情報に基づいて、前記収縮性テープの収縮率を判別し、
前記印刷制御部は、前記判別部により判別された前記収縮性テープの収縮率に基づいて
、前記通常印刷画像に対する前記拡大印刷画像の拡大率を決定し、前記テープ印刷装置に
、決定した拡大率で前記通常印刷画像が拡大された前記拡大印刷画像を印刷させることを
特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
テープカートリッジが装着されるテープ印刷装置であって、
前記テープカートリッジから繰り出されたテープに印刷画像を印刷する印刷部と、
前記テープ印刷装置に装着されている前記テープカートリッジの種別を示すカートリッ
ジ情報を取得する取得部と、
前記カートリッジ情報に基づいて、前記テープカートリッジに収縮性を有する収縮性テ
ープが収容されているか否かを判別する判別部と、
前記判別部により、前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていないと
判別された場合、前記印刷部に、通常印刷画像を印刷させ、前記判別部により、前記テー
プカートリッジに前記収縮性テープが収容されていると判別された場合、前記印刷部に、
前記通常印刷画像より拡大されて前記テープに印刷される拡大印刷画像を印刷させる印刷
制御部と、
前記判別部により、前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていると判
別された場合、前記通常印刷画像を印刷するか、前記拡大印刷画像を印刷するか、をユー
ザーに選択させる選択画面を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
前記印刷制御部は、前記選択画面において、前記通常印刷画像を印刷することが選択さ
れたとき、前記印刷部に、前記通常印刷画像を印刷させ、前記選択画面において、前記拡
大印刷画像を印刷することが選択されたとき、前記印刷部に、前記拡大印刷画像を印刷さ
せることを特徴とするテープ印刷装置。
【請求項7】
テープカートリッジが装着され、前記テープカートリッジから繰り出されたテープに印
刷画像を印刷するテープ印刷装置と、情報処理装置と、が通信可能に接続されたテープ印
刷システムであって、
前記情報処理装置は、
前記テープ印刷装置に装着されている前記テープカートリッジの種別を示すカートリッ
ジ情報を取得する取得部と、
前記カートリッジ情報に基づいて、前記テープカートリッジに収縮性を有する収縮性テ
ープが収容されているか否かを判別する判別部と、
前記判別部により、前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていないと
判別された場合、前記テープ印刷装置に、通常印刷画像を印刷させ、前記判別部により、
前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていると判別された場合、前記テ
ープ印刷装置に、前記通常印刷画像より拡大されて前記テープに印刷される拡大印刷画像
を印刷させる印刷制御部と、
前記判別部により、前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていると判
別された場合、前記通常印刷画像を印刷するか、前記拡大印刷画像を印刷するか、をユー
ザーに選択させる選択画面を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
前記印刷制御部は、前記選択画面において、前記通常印刷画像を印刷することが選択さ
れたとき、前記テープ印刷装置に、前記通常印刷画像を印刷させ、前記選択画面において
、前記拡大印刷画像を印刷することが選択されたとき、前記テープ印刷装置に、前記拡大
印刷画像を印刷させることを特徴とするテープ印刷システム。
【請求項8】
テープカートリッジが装着され、前記テープカートリッジから繰り出されたテープに印
刷画像を印刷するテープ印刷装置と通信可能に接続された情報処理装置の制御方法であっ
て、
前記情報処理装置が、
前記テープ印刷装置に装着されている前記テープカートリッジの種別を示すカートリッ
ジ情報を取得するステップと、
前記カートリッジ情報に基づいて、前記テープカートリッジに収縮性を有する収縮性テ
ープが収容されているか否かを判別するステップと、
前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていないと判別された場合、前
記テープ印刷装置に、通常印刷画像を印刷させ、前記テープカートリッジに前記収縮性テ
ープが収容されていると判別された場合、前記テープ印刷装置に、前記通常印刷画像より
拡大されて前記テープに印刷される拡大印刷画像を印刷させるステップと、
前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていると判別された場合、前記
通常印刷画像を印刷するか、前記拡大印刷画像を印刷するか、をユーザーに選択させる選
択画面を表示部に表示させるステップと、
前記選択画面において、前記通常印刷画像を印刷することが選択されたとき、前記テー
プ印刷装置に、前記通常印刷画像を印刷させ、前記選択画面において、前記拡大印刷画像
を印刷することが選択されたとき、前記テープ印刷装置に、前記拡大印刷画像を印刷させ
るステップと、を実行することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項9】
テープカートリッジが装着され、前記テープカートリッジから繰り出されたテープに印
刷画像を印刷するテープ印刷装置と通信可能に接続された情報処理装置に、
前記テープ印刷装置に装着されている前記テープカートリッジの種別を示すカートリッ
ジ情報を取得するステップと、
前記カートリッジ情報に基づいて、前記テープカートリッジに収縮性を有する収縮性テ
ープが収容されているか否かを判別するステップと、
前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていないと判別された場合、前
記テープ印刷装置に、通常印刷画像を印刷させ、前記テープカートリッジに前記収縮性テ
ープが収容されていると判別された場合、前記テープ印刷装置に、前記通常印刷画像より
拡大されて前記テープに印刷される拡大印刷画像を印刷させるステップと、
前記テープカートリッジに前記収縮性テープが収容されていると判別された場合、前記
通常印刷画像を印刷するか、前記拡大印刷画像を印刷するか、をユーザーに選択させる選
択画面を表示部に表示させるステップと、
前記選択画面において、前記通常印刷画像を印刷することが選択されたとき、前記テー
プ印刷装置に、前記通常印刷画像を印刷させ、前記選択画面において、前記拡大印刷画像
を印刷することが選択されたとき、前記テープ印刷装置に、前記拡大印刷画像を印刷させ
るステップと、を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されているように、加熱されることで予め定められた記憶形状に収縮する収縮性テープに印刷を行うテープ印刷装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第2583622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のテープ印刷装置は、収縮性テープが収容されたテープカートリッジが装着されている場合でも、収縮性を有しない通常テープが収容されたテープカートリッジが装着されている場合と同じ印刷画像を印刷する。収縮性テープにより作成された収縮性ラベルが貼付対象物に貼付され、加熱等により収縮されると、収縮性ラベルに印刷された印刷画像が縮小されてしまうため、ユーザーが印刷画像を視認しづらいといった課題がある。このため、テープカートリッジの種類に応じて、適切な印刷画像を印刷することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の情報処理装置は、テープカートリッジが装着され、テープカートリッジから繰り出されたテープに印刷画像を印刷するテープ印刷装置と通信可能に接続された情報処理装置であって、テープ印刷装置に装着されているテープカートリッジの種別を示すカートリッジ情報を取得する取得部と、カートリッジ情報に基づいて、テープカートリッジに収縮性を有する収縮性テープが収容されているか否かを判別する判別部と、判別部により、テープカートリッジに収縮性テープが収容されていないと判別された場合、テープ印刷装置に、通常印刷画像を印刷させ、判別部により、テープカートリッジに収縮性テープが収容されていると判別された場合、テープ印刷装置に、通常印刷画像より拡大されてテープに印刷される拡大印刷画像を印刷させる印刷制御部と、を備える。
【0006】
本発明のテープ印刷装置は、テープカートリッジが装着されるテープ印刷装置であって、テープカートリッジから繰り出されたテープに印刷画像を印刷する印刷部と、テープ印刷装置に装着されているテープカートリッジの種別を示すカートリッジ情報を取得する取得部と、カートリッジ情報に基づいて、テープカートリッジに収縮性を有する収縮性テープが収容されているか否かを判別する判別部と、判別部により、テープカートリッジに収縮性テープが収容されていないと判別された場合、印刷部に、通常印刷画像を印刷させ、判別部により、テープカートリッジに収縮性テープが収容されていると判別された場合、印刷部に、通常印刷画像より拡大されてテープに印刷される拡大印刷画像を印刷させる印刷制御部と、を備える。
【0007】
本発明のテープ印刷システムは、テープカートリッジが装着され、テープカートリッジから繰り出されたテープに印刷画像を印刷するテープ印刷装置と、情報処理装置と、が通信可能に接続されたテープ印刷システムであって、情報処理装置は、テープ印刷装置に装着されているテープカートリッジの種別を示すカートリッジ情報を取得する取得部と、カートリッジ情報に基づいて、テープカートリッジに収縮性を有する収縮性テープが収容されているか否かを判別する判別部と、判別部により、テープカートリッジに収縮性テープが収容されていないと判別された場合、テープ印刷装置に、通常印刷画像を印刷させ、判別部により、テープカートリッジに収縮性テープが収容されていると判別された場合、テープ印刷装置に、通常印刷画像より拡大されてテープに印刷される拡大印刷画像を印刷させる印刷制御部と、を備える。
【0008】
本発明の情報処理装置の制御方法は、テープカートリッジが装着され、テープカートリッジから繰り出されたテープに印刷画像を印刷するテープ印刷装置と通信可能に接続された情報処理装置の制御方法であって、情報処理装置が、テープ印刷装置に装着されているテープカートリッジの種別を示すカートリッジ情報を取得するステップと、カートリッジ情報に基づいて、テープカートリッジに収縮性を有する収縮性テープが収容されているか否かを判別するステップと、テープカートリッジに収縮性テープが収容されていないと判別された場合、テープ印刷装置に、通常印刷画像を印刷させ、テープカートリッジに収縮性テープが収容されていると判別された場合、テープ印刷装置に、通常印刷画像より拡大されてテープに印刷される拡大印刷画像を印刷させるステップと、を実行する。
【0009】
本発明のプログラムは、テープカートリッジが装着され、テープカートリッジから繰り出されたテープに印刷画像を印刷するテープ印刷装置と通信可能に接続された情報処理装置に、テープ印刷装置に装着されているテープカートリッジの種別を示すカートリッジ情報を取得するステップと、カートリッジ情報に基づいて、テープカートリッジに収縮性を有する収縮性テープが収容されているか否かを判別するステップと、テープカートリッジに収縮性テープが収容されていないと判別された場合、テープ印刷装置に、通常印刷画像を印刷させ、テープカートリッジに収縮性テープが収容されていると判別された場合、テープ印刷装置に、通常印刷画像より拡大されてテープに印刷される拡大印刷画像を印刷させるステップと、を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】テープ印刷システムに含まれる携帯端末およびテープ印刷装置の外観図である。
図2】携帯端末およびテープ印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】通常テープの外観図である。
図4】チューブテープの外観図である。
図5】貼付対象物を熱収縮前のチューブラベルに挿通した状態を示す図である。
図6】貼付対象物が挿通された状態でチューブラベルを熱収縮した状態を示す図である。
図7】携帯端末の機能構成を示すブロック図である。
図8】通常印刷画像の印刷例を示す図である。
図9】拡大印刷画像の印刷例を示す図である。
図10】携帯端末による印刷指示処理の流れを示すフローチャートである。
図11】印刷画像選択画面の表示例を示す図である。
図12】直径入力画面の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付の図面を参照して、情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラムについて説明する。なお、図3ないし図6図8および図9では、XYZ直交座標系を表示するが、説明の便宜上のものにすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。
【0012】
図1は、テープ印刷システムSYに含まれる携帯端末1およびテープ印刷装置2の外観図である。携帯端末1は、「情報処理装置」の一例である。テープ印刷システムSYは、携帯端末1と、テープ印刷装置2と、を備え、これらは無線通信5を介して接続されている。なお、携帯端末1とテープ印刷装置2は、無線通信5を介して接続されるのではなく、ケーブル等を介して有線接続されてもよい。
【0013】
携帯端末1は、タッチパネル11を備えている。タッチパネル11は、「表示部」の一例である。また、携帯端末1は、テープ印刷装置2と連携してラベルを作成するためのラベル作成アプリケーション30(図2参照)がインストールされている。ラベル作成アプリケーション30は、「プログラム」の一例である。携帯端末1は、ラベル作成アプリケーション30を用いて、ラベルを作成するための印刷データを生成し、生成した印刷データをテープ印刷装置2に送信する。なお、図1では、携帯端末1としてスマートフォンを図示しているが、タブレット端末やノート型PC(Personal Computer)などを用いてもよい。
【0014】
テープ印刷装置2は、キーボード21と、ディスプレー22と、カートリッジ装着部23と、テープ排出口24と、を備えている。
【0015】
キーボード21は、印刷画像の編集など、各種操作を受け付ける。ディスプレー22は、印刷画像を編集するための編集画面など、各種情報を表示する。カートリッジ装着部23には、テープカートリッジCが着脱可能に装着される。テープカートリッジCには、そのケース内に、テープTと、インクリボンRとが収容されている。
【0016】
カートリッジ装着部23には、サーマルヘッド25が設けられている。サーマルヘッド25は、カートリッジ装着部23にテープカートリッジCが装着された状態で、印刷画像の編集結果に応じて発熱駆動する。これにより、インクリボンRのインクがテープTに転写され、印刷画像がテープTに印刷される。
【0017】
印刷されたテープTは、テープ排出口24から排出される。カートリッジ装着部23とテープ排出口24との間には、カッター26が設けられている。カッター26は、テープTを幅方向に切断する。これにより、テープTの印刷済み部分が切り離される。切り離されたテープTの印刷済み部分は、ラベルとして用いられる。
【0018】
なお、テープ印刷装置2は、キーボード21を用いた印刷画像の編集結果に基づく印刷の他、携帯端末1から送信された印刷データに基づく印刷が可能である。本実施形態では、後者のように、テープ印刷装置2が、携帯端末1から送信された印刷データに基づいて印刷を行う場合について説明する。
【0019】
図2は、携帯端末1およびテープ印刷装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯端末1は、タッチパネル11と、携帯端末側通信部12と、携帯端末側制御部13と、を備える。
【0020】
タッチパネル11は、ユーザーによる各種操作を受け付けると共に各種情報を表示する。例えば、タッチパネル11は、印刷画像選択画面D1(図11参照)および直径入力画面D2(図12参照)を表示する。印刷画像選択画面D1は、「選択画面」の一例である。また、直径入力画面D2は、「入力画面」の一例である。印刷画像選択画面D1は、印刷画像として、通常印刷画像G1(図8参照)を印刷するか、拡大印刷画像G2(図9参照)を印刷するかをユーザーに選択させるための画面である。拡大印刷画像G2は、加熱されることで収縮する熱収縮性を有するテープTである熱収縮性テープに印刷される画像であり、通常印刷画像G1より拡大されてテープTに印刷される。本実施形態では、熱収縮性テープとして、チューブテープT2(図4参照)を例示する。チューブテープT2は、チューブラベルL2(図5等参照)の作成用テープである。直径入力画面D2については、後述する。
【0021】
携帯端末側通信部12は、無線通信5を介してテープ印刷装置2と通信する。例えば、携帯端末側通信部12は、テープ印刷装置2に印刷データを送信したり、テープ印刷装置2から、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCの種別を示すカートリッジ情報を受信したりする。
【0022】
携帯端末側制御部13は、携帯端末側CPU(Central Processing Unit)13aと、携帯端末側ROM(Read Only Memory)13bと、携帯端末側RAM(Random Access Memory)13cと、を含む。
【0023】
携帯端末側CPU13aは、携帯端末側ROM13bに記憶された各種制御プログラムを携帯端末側RAM13cに展開して実行することにより、各種制御を行う。なお、携帯端末側制御部13は、携帯端末側CPU13aに代え、プロセッサーとしてASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路を用いてもよい。また、プロセッサーは、1以上のCPUとASIC等のハードウェア回路が協働して動作する構成でもよい。
【0024】
携帯端末側ROM13bは、書き換え可能なROMであり、各種制御プログラムおよび各種制御データを記憶する。例えば、携帯端末側ROM13bは、ラベル作成アプリケーション30を記憶している。ラベル作成アプリケーション30は、通常ラベル(図示省略)やチューブラベルL2(図5等参照)など、各種ラベルを作成するためのアプリケーションプログラムである。通常ラベルは、通常テープT1(図3参照)を用いて作成されるラベルである。また、チューブラベルL2は、チューブテープT2(図4参照)を用いて作成されるラベルである。
【0025】
ここで、通常テープT1およびチューブテープT2、並びにチューブラベルL2の使用方法について説明する。図3は、通常テープT1の外観図である。同図において、X方向はテープTの長さ方向、Y方向はテープTの幅方向、Z方向はテープTの厚み方向を示している。通常テープT1は、印刷層T1aと、印刷層T1aの-Z方向に設けられた剥離紙層T1bと、を備えている。印刷層T1aの+Z方向の面は、印刷面であり、印刷層T1aの-Z方向の面は、粘着剤が塗布された粘着面である。通常テープT1を用いて作成された通常ラベルは、印刷層T1aから剥離紙層T1bが剥がされ、印刷層T1aが貼付対象物200に貼付される。
【0026】
図4は、チューブテープT2の外観図である。チューブテープT2は、X方向が開放された筒状構造であり、印刷画像が印刷される前は、Z方向に平たく潰された状態となっている。チューブテープT2は、熱収縮性樹脂フィルムなど、熱収縮性の材質で製造されている。本実施形態では、Y方向のみに熱収縮し、X方向には熱収縮しないチューブテープT2を例示する。
【0027】
次に、図5および図6を参照し、チューブテープT2を用いて作成されたチューブラベルL2の使用方法について説明する。チューブラベルL2は、ケーブルや配管など、円柱状または角柱状の貼付対象物200に貼付されるラベルである。以下、貼付対象物200は、円柱状として説明する。図5は、貼付対象物200を、熱収縮前のチューブラベルL2に挿通した状態を示す図である。また、同図は、チューブラベルL2に拡大印刷画像G2が印刷されている状態を示している。同図の例において、拡大印刷画像G2は、通常印刷画像G1(図8参照)に対し、Y方向に2倍に拡大されてチューブテープT2に印刷されている。
【0028】
図6は、貼付対象物200が挿通された状態でチューブラベルL2を熱収縮した状態を示す図である。チューブラベルL2は、ドライヤー等で加熱されることによって熱収縮し、チューブラベルL2の内面が、貼付対象物200の周面に固着する。また、チューブラベルL2が熱収縮されることにより、チューブラベルL2に印刷されている拡大印刷画像G2も収縮される。同図の例において、拡大印刷画像G2は、チューブラベルL2の熱収縮に伴い、Y方向に1/2倍に収縮されている。このように、チューブラベルL2には、チューブラベルL2が熱収縮された状態において、通常印刷画像G1と同じアスペクト比となるようなアスペクト比の拡大印刷画像G2が印刷される。
【0029】
図2の説明に戻る。テープ印刷装置2は、印刷装置側通信部41と、カートリッジ情報読出部42と、印刷部43と、印刷装置側制御部44と、を備える。
【0030】
印刷装置側通信部41は、無線通信5を介して携帯端末1と通信する。
【0031】
カートリッジ情報読出部42は、テープカートリッジCのケースに印刷、またはラベルとして貼付されたコード画像を光学的に読み取る光学読取部(図示省略)を備え、光学読取部により読み取った画像をデコードすることにより、カートリッジ情報を読み出す。カートリッジ情報には、テープカートリッジCに、どのような種類のテープTが収容されているかを示す情報が含まれる。例えば、カートリッジ情報には、「通常テープ」や「チューブテープ」などの情報が含まれる。
【0032】
印刷部43は、テープTに印刷を行うための機構であり、サーマルヘッド25と、送りモーター43aと、カッターモーター43bと、を含む。サーマルヘッド25は、複数の発熱素子を備え、インクリボンRからテープTにインクを熱転写することにより印刷を行う。送りモーター43aは、テープTおよびインクリボンRを送る駆動源である。カッターモーター43bは、カッター26を駆動する駆動源である。
【0033】
印刷装置側制御部44は、印刷装置側CPU44aと、印刷装置側ROM44bと、印刷装置側RAM44cと、を含む。
【0034】
印刷装置側CPU44aは、印刷装置側ROM44bに記憶された各種制御プログラムを印刷装置側RAM44cに展開して実行することにより、各種制御を行う。なお、印刷装置側制御部44は、印刷装置側CPU44aに代え、ASIC等のハードウェア回路をプロセッサーとして用いてもよい。また、プロセッサーは、1以上のCPUとASIC等のハードウェア回路が協働して動作する構成でもよい。
【0035】
印刷装置側ROM44bは、ファームウェアなど、各種制御プログラムを記憶する。印刷装置側CPU44aは、印刷装置側ROM44bに記憶された制御プログラムを用いて、携帯端末1から送信された印刷データに基づき、テープTに印刷を行う。また、印刷装置側CPU44aは、携帯端末1からカートリッジ情報要求信号を受信したとき、およびテープカートリッジCが交換されたとき、カートリッジ情報読出部42を介して、テープカートリッジCのコード画像からカートリッジ情報を取得し、取得したカートリッジ情報を携帯端末1に送信する。
【0036】
図7は、携帯端末1の機能構成を示すブロック図である。携帯端末1は、機能構成として、取得部110と、判別部120と、表示制御部130と、印刷制御部140と、を備えている。これらの機能は、いずれも携帯端末側CPU13aが、ラベル作成アプリケーション30を実行することにより実現される機能である。
【0037】
取得部110は、テープ印刷装置2から、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCの種別を示すカートリッジ情報を取得する。本実施形態において、取得部110は、ユーザーにより印刷画像が編集され、印刷画像の印刷指示が行われたときに、テープ印刷装置2に対してカートリッジ情報要求信号を送信し、テープ印刷装置2からカートリッジ情報を取得するものとする。
【0038】
判別部120は、取得部110により取得されたカートリッジ情報に基づいて、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCにチューブテープT2が収容されているか否かを判別する。
【0039】
表示制御部130は、判別部120により、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別された場合、通常印刷画像G1を印刷するか、拡大印刷画像G2を印刷するか、をユーザーに選択させるための印刷画像選択画面D1(図11参照)をタッチパネル11に表示させる。また、表示制御部130は、印刷画像選択画面D1において、拡大印刷画像G2を印刷することが選択されたとき、貼付対象物200の直径をユーザーに入力させるための直径入力画面D2(図12参照)をタッチパネル11に表示させる。貼付対象物200の直径は、「貼付対象物の径」および「拡大率情報」の一例である。貼付対象物200の直径は、通常印刷画像G1に対する拡大印刷画像G2の、Y方向の拡大率を決定する情報である。
【0040】
印刷制御部140は、印刷画像選択画面D1において、通常印刷画像G1を印刷することが選択されたとき、テープ印刷装置2に通常印刷画像G1を印刷させる。また、印刷制御部140は、印刷画像選択画面D1において、拡大印刷画像G2を印刷することが選択されたとき、テープ印刷装置2に拡大印刷画像G2を印刷させる。印刷制御部140は、テープ印刷装置2に拡大印刷画像G2を印刷させる場合、印刷画像の編集結果に基づく通常印刷画像G1を、Y方向に拡大する拡大処理を行うことにより、拡大印刷画像G2を印刷するため印刷データを生成し、生成した印刷データをテープ印刷装置2に送信する。
【0041】
また、印刷制御部140は、直径入力画面D2に入力された貼付対象物200の直径に基づいて、上記の拡大処理におけるY方向の拡大率を決定する。具体的には、印刷制御部140は、直径入力画面D2に入力された直径が小さくなるほど、拡大処理における拡大率を大きくする。これは、貼付対象物200の直径が大きい貼付対象物200が挿通された場合より、貼付対象物200の直径が小さい貼付対象物200が挿通された場合の方が、チューブラベルL2の熱収縮量が大きくなるためである。
【0042】
ここで、図8および図9を参照し、拡大処理についてさらに説明する。図8は、チューブテープT2に印刷された通常印刷画像G1を示す図である。図8に示すように、文字「ABC」を含む通常印刷画像G1の画像領域GE1のX方向の長さは、長さL1であり、Y方向の長さは、長さL2であるものとする。
【0043】
図9は、図8に示す通常印刷画像G1に対し、拡大処理を行った拡大印刷画像G2を示す図である。拡大印刷画像G2の画像領域GE2のX方向の長さは、長さL1であり、通常印刷画像G1の画像領域GE1のX方向の長さL1と同じ長さである。このように、携帯端末1は、拡大処理において、X方向には拡大しない。一方、拡大印刷画像G2の画像領域GE2のY方向の長さは、長さL3であり、通常印刷画像G1の画像領域GE1のY方向の長さL2より長くなっている。長さL3は、長さL2に、印刷制御部140により決定された拡大率を乗じた長さとなる。
【0044】
図10のフローチャートを参照し、携帯端末1による印刷指示処理の流れを説明する。なお、ユーザーは、図10のフローチャートが開始される前に、印刷画像の編集を完了しているものとする。
【0045】
ステップS01において、携帯端末1は、印刷画像の印刷指示が行われたか否かを判別する。携帯端末1は、印刷画像の印刷指示が行われたと判別した場合、ステップS02に進む。また、携帯端末1は、印刷画像の印刷指示が行われていないと判別した場合、ステップS01を繰り返す。
【0046】
ステップS02において、携帯端末1は、テープ印刷装置2に対し、カートリッジ情報要求信号を送信することにより、テープ印刷装置2からカートリッジ情報を取得する。
【0047】
ステップS03において、携帯端末1は、テープ印刷装置2から取得したカートリッジ情報に基づいて、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCにチューブテープT2が収容されているか否かを判別する。携帯端末1は、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別した場合、ステップS05に進む。また、携帯端末1は、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていないと判別した場合、ステップS04に進む。
【0048】
ステップS04において、携帯端末1は、通常印刷画像G1をテープ印刷装置2に印刷させる。つまり、携帯端末1は、通常印刷画像G1を印刷するための印刷データを生成し、生成した印刷データをテープ印刷装置2に送信する。携帯端末1は、ステップS04の後、印刷指示処理を終了する。
【0049】
ステップS05において、携帯端末1は、印刷画像選択画面D1(図11参照)をタッチパネル11に表示する。
【0050】
ステップS06において、携帯端末1は、印刷画像選択画面D1に対するユーザーの選択を受け付ける。
【0051】
ステップS07において、携帯端末1は、印刷画像選択画面D1において、拡大印刷画像G2を印刷することが選択されたか否かを判別する。携帯端末1は、印刷画像選択画面D1において、拡大印刷画像G2を印刷することが選択されたと判別した場合、ステップS08に進む。また、携帯端末1は、印刷画像選択画面D1において、拡大印刷画像G2を印刷しないことが選択されたと判別した場合、ステップS04に進む。
【0052】
ステップS08において、携帯端末1は、直径入力画面D2(図12参照)をタッチパネル11に表示する。
【0053】
ステップS09において、携帯端末1は、直径入力画面D2に対するユーザーの入力を受け付ける。
【0054】
ステップS10において、携帯端末1は、直径入力画面D2に入力された貼付対象物200の直径に応じた拡大率で拡大処理を行った拡大印刷画像G2をテープ印刷装置2に印刷させる。つまり、携帯端末1は、直径入力画面D2に入力された貼付対象物200の直径に応じて、Y方向の拡大率を決定し、決定した拡大率で通常印刷画像G1に対し拡大処理を行うことで、拡大印刷画像G2を印刷するための印刷データを生成し、生成した印刷データをテープ印刷装置2に送信する。携帯端末1は、ステップS10の後、印刷指示処理を終了する。
【0055】
図11は、印刷画像選択画面D1の表示例を示す図である。印刷画像選択画面D1は、第1メッセージ71と、はいボタン72と、いいえボタン73と、を表示する。第1メッセージ71は、テープ印刷装置2にチューブテープT2が収容されたテープカートリッジCが装着されている旨をユーザーに通知するメッセージと、拡大印刷画像G2を印刷するか否かの選択をユーザーに促すメッセージと、を含む。携帯端末1は、印刷画像選択画面D1において、はいボタン72が選択されたとき、拡大印刷画像G2を印刷することが選択されたと判別する。また、携帯端末1は、印刷画像選択画面D1において、いいえボタン73が選択されたとき、拡大印刷画像G2を印刷しないことが選択されたと判別する。
【0056】
図12は、直径入力画面D2の表示例を示す図である。直径入力画面D2は、第2メッセージ81と、入力ボックス82と、OKボタン83と、を表示する。第2メッセージ81は、チューブラベルL2を貼付する貼付対象物200の直径の入力をユーザーに促すメッセージを含む。携帯端末1は、入力ボックス82に数値が入力された後、OKボタン83が選択されると、入力ボックス82に入力された数値を、貼付対象物200の直径を示す数値として取得する。
【0057】
以上説明したとおり、本実施形態に係る携帯端末1は、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別した場合、通常印刷画像G1を印刷するか、拡大印刷画像G2を印刷するか、をユーザーに選択させる印刷画像選択画面D1をタッチパネル11に表示する。このように、携帯端末1は、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されている場合、ユーザーにその旨を通知するため、ユーザーは、チューブテープT2が収容されたテープカートリッジCがテープ印刷装置2に装着されていることを確認することができる。また、ユーザーは、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されている場合、拡大印刷画像G2を印刷することを選択できるため、テープカートリッジCの種類に応じて、適切な印刷画像をテープ印刷装置2に印刷させることができる。
【0058】
また、携帯端末1は、印刷画像選択画面D1において、拡大印刷画像G2を印刷することが選択されたとき、直径入力画面D2をタッチパネル11に表示する。これにより、携帯端末1は、入力された貼付対象物200の直径に応じて、適切な拡大率で拡大処理が行われた拡大印刷画像G2をテープ印刷装置2に印刷させることができる。
【0059】
なお、上記の実施形態によらず、以下の変形例を採用可能である。
[変形例1]
携帯端末1は、貼付対象物200の直径を入力させる直径入力画面D2に代えて、貼付対象物200の半径または周長を入力させる入力画面(図示省略)をタッチパネル11に表示してもよい。貼付対象物200の半径は、「貼付対象物の径」の一例である。また、貼付対象物200の半径および周長は、「拡大率情報」の一例である。この場合、携帯端末1は、入力画面に入力された貼付対象物200の半径または周長に応じて、拡大処理における拡大率を決定すればよい。
【0060】
[変形例2]
携帯端末1の印刷制御部140は、入力された貼付対象物200の径または周長に基づいて、拡大印刷画像G2の印刷サイズを決定し、テープ印刷装置2に、決定した印刷サイズの拡大印刷画像G2を印刷させてもよい。この場合、印刷制御部140は、図10に示した印刷指示処理が開始される前の印刷画像の編集段階において、印刷画像の印刷サイズを指定できない構成としてもよい。若しくは、印刷制御部140は、印刷画像の編集段階において、印刷画像の印刷サイズの指定を受け付け、貼付対象物200の径または周長が入力された後、印刷サイズを変更する場合、変更するか否かの選択をユーザーに促し、ユーザーが変更することを選択した場合、貼付対象物200の径または周長に基づいて、拡大印刷画像G2の印刷サイズを決定してもよい。
【0061】
変形例2において、印刷制御部140は、貼付対象物200の径または周長をパラメーターとした所定の計算式に基づいて、拡大印刷画像G2の印刷サイズを決定すればよい。例えば、印刷制御部140は、貼付対象物200の周長の1/3、または貼付対象物200の直径が拡大印刷画像G2の画像領域GE2のY方向の長さとなるように、拡大印刷画像G2の印刷サイズを決定してもよい。この構成によれば、貼付対象物200をチューブラベルL2に挿通して熱収縮させたときに、拡大印刷画像G2の印刷サイズが大きすぎて拡大印刷画像G2のY方向端部が欠けて見えたり、拡大印刷画像G2の印刷サイズが小さすぎて見えづらくなったりすることを抑制できる。
【0062】
特に、拡大印刷画像G2として二次元コードなどのコード画像を印刷する場合、画像の視認性が重要となるため、貼付対象物200の径または周長に基づいて、拡大印刷画像G2の印刷サイズを決定することが望ましい。そのため、印刷制御部140は、ユーザーの印刷画像の編集結果に基づいて、二次元コードなどのコード画像を印刷するか否かを判別し、コード画像を印刷すると判別した場合、貼付対象物200の径または周長に基づいて、拡大印刷画像G2の印刷サイズを決定し、コード画像を印刷しないと判別した場合、貼付対象物200の径または周長に基づいて、拡大印刷画像G2の印刷サイズを決定しない構成でもよい。
【0063】
[変形例3]
携帯端末1の表示制御部130は、直径入力画面D2に代えて、チューブテープT2の収縮率を入力させる収縮率入力画面(図示省略)をタッチパネル11に表示させてもよい。また、収縮率入力画面では、Y方向だけでなくX方向の収縮率を入力可能としてもよい。この場合、携帯端末1の印刷制御部140は、X方向およびY方向において、それぞれ貼付対象物200の収縮率の逆数を拡大率として決定すればよい。この構成によれば、携帯端末1は、通常印刷画像G1に対し、チューブテープT2に設定された収縮率に応じた拡大率で拡大処理が行われた拡大印刷画像G2をチューブテープT2に印刷させることができる。
【0064】
[変形例4]
携帯端末1の判別部120は、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別した場合、カートリッジ情報に基づいて、チューブテープT2の収縮率を判別してもよい。変形例4では、テープ印刷装置2のカートリッジ情報読出部42により、カートリッジ情報の一部として、チューブテープT2の収縮率が読み出されることが前提である。変形例4に係る印刷制御部140は、判別部120により判別されたチューブテープT2の収縮率に基づいて、通常印刷画像G1に対する拡大印刷画像G2の拡大率を決定し、テープ印刷装置2に、決定した拡大率で通常印刷画像G1が拡大された拡大印刷画像G2を印刷させる。この構成によれば、携帯端末1は、ユーザーによるチューブテープT2の収縮率の入力の手間をなくしつつ、変形例3と同等の効果を奏することができる。
【0065】
[変形例5]
携帯端末1の印刷制御部140は、文字を印刷する場合、通常印刷画像G1に対して拡大処理を行うことにより拡大印刷画像G2を生成するのではなく、拡大フォントを用いて拡大印刷画像G2を生成してもよい。この場合、携帯端末1は、通常フォントおよび拡大フォントを、ラベル作成アプリケーション30の一部として記憶しておく。また、印刷制御部140は、通常フォントを用いて通常印刷画像G1を生成し、拡大フォントを用いて拡大印刷画像G2を生成する。拡大フォントは、通常フォントを拡大したフォントである。なお、携帯端末1は、ラベル作成アプリケーション30の一部として、拡大率の異なる複数種類の拡大フォントを記憶しておいてもよい。この構成によれば、印刷制御部140は、貼付対象物200の径または周長、またはチューブテープT2の収縮率に基づいて拡大率を決定し、決定した拡大率に適した拡大フォントを用いて拡大印刷画像G2を生成すればよい。
【0066】
[変形例6]
携帯端末1の印刷制御部140は、拡大印刷画像G2を印刷することを決定した場合、通常印刷画像G1に対し拡大処理を行って拡大印刷画像G2を印刷させるための印刷データを生成し、生成した印刷データをテープ印刷装置2に送信するのではなく、通常印刷画像G1を印刷させるための印刷データと、拡大処理指示とをテープ印刷装置2に送信してもよい。この場合、テープ印刷装置2は、印刷データを受信した後、受信した印刷データに含まれる通常印刷画像G1に対して拡大処理を行うことにより、拡大印刷画像G2を生成すればよい。
【0067】
[変形例7]
携帯端末1は、印刷画像選択画面D1および直径入力画面D2の少なくとも一方の表示を省略してもよい。例えば、両画面の表示を省略する場合、携帯端末1は、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別すると、自動的にテープ印刷装置2に拡大印刷画像G2を印刷させる。
【0068】
[変形例8]
携帯端末1は、ユーザーにより印刷指示が行われたとき以外に、ラベル作成アプリケーション30が起動されたときや、印刷画像を編集する編集画面が表示されたときに、カートリッジ情報要求信号をテープ印刷装置2に送信してもよい。
【0069】
[変形例9]
テープ印刷装置2は、カートリッジ情報読出部42に代えて、テープカートリッジCに形成された凸部または凹部の有無を検出する検出部を備え、検出部の検出結果からカートリッジ情報を取得してもよい。若しくは、テープ印刷装置2は、テープカートリッジCのケースに設けられた、メモリ素子を有する回路基板よりカートリッジ情報を取得してもよい。
【0070】
[変形例10]
図7に示した携帯端末1の機能構成を、テープ印刷装置2で実現してもよい。この場合、テープ印刷装置2は、キーボード21を用いた印刷画像の編集結果に基づいて印刷を行う。テープ印刷装置2の取得部110は、カートリッジ情報読出部42を介して、カートリッジ情報を取得する。また、テープ印刷装置2の表示制御部130は、印刷画像選択画面D1および直径入力画面D2をディスプレー22に表示させる。また、テープ印刷装置2の印刷制御部140は、通常印刷画像G1を印刷することを決定した場合、印刷部43に通常印刷画像G1を印刷させ、拡大印刷画像G2を印刷することを決定した場合、印刷部43に拡大印刷画像G2を印刷させる。
【0071】
[その他の変形例]
上記の実施形態において、テープ印刷装置2は、熱転写方式により印刷を行ったが、インクジェット方式など他の印刷方式により印刷を行ってもよい。また、上記の実施形態において、テープ印刷装置2は、テープカートリッジCのケースに収容されたテープTを繰り出して印刷を行ったが、テープカートリッジCのケースに収容されていないテープTを繰り出して印刷を行ってもよい。また、テープ印刷装置2は、長尺状のチューブテープT2を切断して短冊状のチューブラベルL2を作成したが、短冊状のチューブラベル部材が等間隔で配置されたテープTに対して印刷を行うことにより、チューブラベルL2を作成してもよい。また、テープ印刷装置2は、筒状のチューブテープT2ではなく、平面状の熱収縮性テープに印刷を行うものでもよい。さらに、テープ印刷装置2は、紫外線照射による硬化収縮など、熱以外の要因により収縮する材質の収縮性テープに印刷を行うものでもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
【0072】
[付記]
以下、情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラムについて付記する。
携帯端末1は、テープカートリッジCが装着され、テープカートリッジCから繰り出されたテープTに印刷画像を印刷するテープ印刷装置2と通信可能に接続された携帯端末1であって、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCの種別を示すカートリッジ情報を取得する取得部110と、カートリッジ情報に基づいて、テープカートリッジCに収縮性を有するチューブテープT2が収容されているか否かを判別する判別部120と、判別部120により、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていないと判別された場合、テープ印刷装置2に、通常印刷画像G1を印刷させ、判別部120により、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別された場合、テープ印刷装置2に、通常印刷画像G1より拡大されてテープTに印刷される拡大印刷画像G2を印刷させる印刷制御部140と、を備える。
【0073】
テープ印刷システムSYは、テープカートリッジCが装着され、テープカートリッジCから繰り出されたテープTに印刷画像を印刷するテープ印刷装置2と、携帯端末1と、が通信可能に接続されたテープ印刷システムSYであって、携帯端末1は、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCの種別を示すカートリッジ情報を取得する取得部110と、カートリッジ情報に基づいて、テープカートリッジCに収縮性を有するチューブテープT2が収容されているか否かを判別する判別部120と、判別部120により、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていないと判別された場合、テープ印刷装置2に、通常印刷画像G1を印刷させ、判別部120により、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別された場合、テープ印刷装置2に、通常印刷画像G1より拡大されてテープTに印刷される拡大印刷画像G2を印刷させる印刷制御部140と、を備える。
【0074】
携帯端末1の制御方法は、テープカートリッジCが装着され、テープカートリッジCから繰り出されたテープTに印刷画像を印刷するテープ印刷装置2と通信可能に接続された携帯端末1の制御方法であって、携帯端末1が、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCの種別を示すカートリッジ情報を取得するステップと、カートリッジ情報に基づいて、テープカートリッジCに収縮性を有するチューブテープT2が収容されているか否かを判別するステップと、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていないと判別された場合、テープ印刷装置2に、通常印刷画像G1を印刷させ、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別された場合、テープ印刷装置2に、通常印刷画像G1より拡大されてテープTに印刷される拡大印刷画像G2を印刷させるステップと、を実行する。
【0075】
ラベル作成アプリケーション30は、テープカートリッジCが装着され、テープカートリッジCから繰り出されたテープTに印刷画像を印刷するテープ印刷装置2と通信可能に接続された携帯端末1に、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCの種別を示すカートリッジ情報を取得するステップと、カートリッジ情報に基づいて、テープカートリッジCに収縮性を有するチューブテープT2が収容されているか否かを判別するステップと、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていないと判別された場合、テープ印刷装置2に、通常印刷画像G1を印刷させ、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別された場合、テープ印刷装置2に、通常印刷画像G1より拡大されてテープTに印刷される拡大印刷画像G2を印刷させるステップと、を実行させる。
【0076】
携帯端末1は、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別した場合、テープ印刷装置2に、通常印刷画像G1より拡大されてテープTに印刷される拡大印刷画像G2を印刷させる。この構成によれば、テープカートリッジCの種類に応じて、適切な印刷画像をテープ印刷装置2に印刷させることができる。
【0077】
上記の携帯端末1において、判別部120により、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別された場合、通常印刷画像G1を印刷するか、拡大印刷画像G2を印刷するか、をユーザーに選択させる印刷画像選択画面D1を表示部に表示させる表示制御部130をさらに備え、印刷制御部140は、印刷画像選択画面D1において、通常印刷画像G1を印刷することが選択されたとき、テープ印刷装置2に、通常印刷画像G1を印刷させ、印刷画像選択画面D1において、拡大印刷画像G2を印刷することが選択されたとき、テープ印刷装置2に、拡大印刷画像G2を印刷させることが好ましい。
【0078】
この構成によれば、携帯端末1は、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別した場合、通常印刷画像G1を印刷するか、拡大印刷画像G2を印刷するか、をユーザーに選択させる印刷画像選択画面D1を表示する。これにより、ユーザーは、通常印刷画像G1を印刷するか、拡大印刷画像G2を印刷するか、を好みに応じて選択することができる。
【0079】
上記の携帯端末1において、表示制御部130は、印刷画像選択画面D1において、拡大印刷画像G2を印刷することが選択されたとき、通常印刷画像G1に対する拡大印刷画像G2の拡大率を決定する情報である拡大率情報をユーザーに入力させる入力画面をタッチパネル11に表示させ、印刷制御部140は、入力画面に入力された拡大率情報に基づいて、拡大率を決定し、テープ印刷装置2に、決定した拡大率で通常印刷画像G1が拡大された拡大印刷画像G2を印刷させることが好ましい。
【0080】
この構成によれば、携帯端末1は、入力画面に入力された拡大率情報に応じて、適切な拡大率で通常印刷画像G1が拡大された拡大印刷画像G2をテープ印刷装置2に印刷させることができる。
【0081】
上記の携帯端末1において、チューブテープT2は、物体が挿通されるチューブラベルL2の作成用テープであり、表示制御部130は、拡大率情報として、物体の径または周長をユーザーに入力させる入力画面をタッチパネル11に表示させることが好ましい。
【0082】
この構成によれば、携帯端末1は、入力された物体の径または周長に応じて、適切な拡大率で通常印刷画像G1が拡大された拡大印刷画像G2をテープ印刷装置2に印刷させることができる。
【0083】
上記の携帯端末1において、表示制御部130は、拡大率情報として、チューブテープT2の収縮率をユーザーに入力させる入力画面をタッチパネル11に表示させることが好ましい。
【0084】
この構成によれば、携帯端末1は、入力されたチューブテープT2の収縮率に応じて、適切な拡大率で通常印刷画像G1が拡大された拡大印刷画像G2をテープ印刷装置2に印刷させることができる。
【0085】
上記の携帯端末1において、判別部120は、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別した場合、カートリッジ情報に基づいて、チューブテープT2の収縮率を判別し、印刷制御部140は、判別部120により判別されたチューブテープT2の収縮率に基づいて、通常印刷画像G1に対する拡大印刷画像G2の拡大率を決定し、テープ印刷装置2に、決定した拡大率で通常印刷画像G1が拡大された拡大印刷画像G2を印刷させることが好ましい。
【0086】
この構成によれば、携帯端末1は、カートリッジ情報に基づいて判別したチューブテープT2の収縮率に応じて、適切な拡大率で通常印刷画像G1が拡大された拡大印刷画像G2をテープ印刷装置2に印刷させることができる。
【0087】
テープ印刷装置2は、テープカートリッジCが装着されるテープ印刷装置2であって、テープカートリッジCから繰り出されたテープTに印刷画像を印刷する印刷部43と、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCの種別を示すカートリッジ情報を取得する取得部110と、カートリッジ情報に基づいて、テープカートリッジCに収縮性を有するチューブテープT2が収容されているか否かを判別する判別部120と、判別部120により、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていないと判別された場合、印刷部43に、通常印刷画像G1を印刷させ、判別部120により、テープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別された場合、印刷部43に、通常印刷画像G1より拡大されてテープTに印刷される拡大印刷画像G2を印刷させる印刷制御部140と、を備える。
【0088】
この構成によれば、テープ印刷装置2は、装着されているテープカートリッジCにチューブテープT2が収容されていると判別した場合、印刷部43に、通常印刷画像G1より拡大されてテープTに印刷される拡大印刷画像G2を印刷させる。この構成によれば、テープカートリッジCの種類に応じて、適切な印刷画像を印刷部43に印刷させることができる。
【符号の説明】
【0089】
1…携帯端末、2…テープ印刷装置、11…タッチパネル、21…キーボード、22…ディスプレー、43…印刷部、110…取得部、120…判別部、130…表示制御部、140…印刷制御部、200…貼付対象物、C…テープカートリッジ、D1…印刷画像選択画面、D2…直径入力画面、G1…通常印刷画像、G2…拡大印刷画像、L2…チューブラベル、SY…テープ印刷システム、T…テープ。
図1
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