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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-30
(45)【発行日】2024-10-08
(54)【発明の名称】配車サービスシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/02 20120101AFI20241001BHJP
   G08G 1/123 20060101ALI20241001BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20241001BHJP
【FI】
G06Q10/02
G08G1/123 A
G06Q50/10
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021182302
(22)【出願日】2021-11-09
(65)【公開番号】P2023070253
(43)【公開日】2023-05-19
【審査請求日】2023-07-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104765
【弁理士】
【氏名又は名称】江上 達夫
(74)【代理人】
【識別番号】100131015
【弁理士】
【氏名又は名称】三輪 浩誉
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 清人
(72)【発明者】
【氏名】河原田 誠
(72)【発明者】
【氏名】中村 慧
(72)【発明者】
【氏名】奥村 健一
(72)【発明者】
【氏名】角谷 直哉
【審査官】久慈 渉
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-074181(JP,A)
【文献】特開2020-027474(JP,A)
【文献】特開2004-192366(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
G08G 1/123
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワーク上に構築され、ユーザの病院の予約時刻に合わせて前記病院に到着するように車両が前記ユーザに対して配車される配車サービスを提供する配車サービスシステムであって、
前記車両の前記病院への到着が予想される時刻を到着予想時刻として算出する到着時刻算出部と、
前記到着予想時刻を前記到着時刻算出部から取得して、前記ユーザが前記病院の前記予約時刻に間に合うか否かを予想する到着予想部と、
前記予約時刻に間に合わないと予想された場合は、前記到着予想時刻に基づいて、前記ユーザの前記予約時刻を新予約時刻に再設定する再予約部と、
前記新予約時刻が前記ユーザに認識されるように、前記新予約時刻を所定の出力先に出力する再予約出力部と、
を備え、
前記車両には複数の座席が設けられ、
前記複数の座席の少なくとも一部のそれぞれには、所定の情報を前記ユーザに認識可能なように出力する座席出力部と前記ユーザによる各種データのデータ入力を受け付ける座席入力部とを備えた入出力セットが設けられ、
前記座席入力部に対して、前記ユーザのユーザIDの入力操作があると、前記ユーザIDが入力された前記座席入力部に対応する前記入出力セットのセットIDが、入力された前記ユーザIDと紐付けられ、
前記再予約出力部は、前記ユーザに紐付けられた前記入出力セットの前記座席出力部を介して、前記新予約時刻が前記病院とともに前記ユーザに認識されるように、前記新予約時刻及び前記病院を、前記所定の出力先としての前記車両に出力する、配車サービスシステム。
【請求項2】
前記再予約出力部は、前記ユーザに対して、前記座席出力部を介して認識された前記新予約時刻を承認するか否かを確認し、
所定の否認操作が、前記ユーザに紐付けられた前記入出力セットの前記座席入力部に対して行われた場合は、前記ユーザに希望日時を入力させ、前記希望日時に基づいた新予約日時が設定される、請求項1に記載の配車サービスシステム。
【請求項3】
前記到着時刻算出部は前記車両に設けられ、
前記到着予想部は、前記車両に設けられた前記到着時刻算出部に前記到着予想時刻を算出させる、請求項1に記載の配車サービスシステム。
【請求項4】
前記到着時刻算出部は、前記車両の走行状況、及び所定の道路状況提供システムから取得した道路状況情報に基づいて、前記到着予想時刻を算出する、請求項1に記載の配車サービスシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザに対して病院への送迎のための車両を配車する配車サービスを提供する配車サービスシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
この種のシステムとして、高齢者や障碍者等が病院に通いやすくするため、病院の予約とユーザに配車される車両の予約とを結び付けた配車サービスを提供する配車サービスシステムが提案されている(特許文献1参照)。この配車サービスシステムにおいては、ユーザの健康状態と医師の情報に基づいて受診の予約日時が設定され、その設定された予約日時に合わせた配車スケジュールが作成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2021―22334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、配車が予約時刻に合わせて病院に到着するように行われても、例えば、道路の混雑状況によって車両の病院到着が予約時刻よりもが遅れてしまう場合があるが、上記配車サービスシステムにおいては、そのような場合について考慮されていない。そのため、車両の病院到着が予約時刻より遅れた場合、ユーザは病院に到着して受付を済ませた後に受診待ちの再調整を行うことになり、診察の順番が大幅に遅れてしまうという事態を招きかねない。このように、上記配車サービスシステムにおいては、ユーザの利便性を考慮して提供されるべき配車サービスが十分に機能し得ないという技術的問題がある。
【0005】
本発明は、ユーザの利便性を考慮して提供される配車サービスとして十分に機能し得る配車サービスシステムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る配車サービスシステムの一の態様は上記課題を解決するために、通信ネットワーク上に構築され、ユーザの病院の予約時刻に合わせて前記病院に到着するように車両が前記ユーザに対して配車される配車サービスを提供する配車サービスシステムであって、前記車両の前記病院への到着が予想される時刻を到着予想時刻として算出する到着時刻算出部と、前記到着予想時刻を前記到着時刻算出部から取得して、前記ユーザが前記病院の前記予約時刻に間に合うか否かを予想する到着予想部と、前記予約時刻に間に合わないと予想された場合は、前記到着予想時刻に基づいて、前記ユーザの前記予約時刻を新予約時刻に再設定する再予約部と、前記新予約時刻が前記ユーザに認識されるように、前記新予約時刻を所定の出力先に出力する再予約出力部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る配車サービスシステムの一態様によれば、病院の予約時刻に合わせてユーザに配車された車両に関して算出された到着予想時刻に基づいて、予約時刻に間に合うか否かが予想され、間に合わないと予想される場合は、新予約時刻がユーザの予約時刻として再設定される。新予約時刻は、到着予想時刻に基づいて再設定される。従って、例えば交通渋滞等の理由により、車両が当初の予定よりも大幅に遅れて走行しなければならない場合でも、再設定された予約時刻には間に合うようにユーザを病院に到着させることができる。これにより、予約時刻に間に合うように車両に乗ったにもかかわらず、余儀ない理由により到着が予約時刻に間に合わず、受診の順番を後回しにされて受診が大幅に遅くなる事態を回避することができる。このように、ユーザの利便性を考慮して提供される配車サービスとして十分に機能し得る配車サービスシステムを提供することが可能になる。
【0008】
本発明によるこのような作用効果は、以下に説明する発明の実施形態により、より明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示に係る配車サービスシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。
図2】本開示に係る管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3】本開示に係るデータベースに保持されるデータのデータ構成の一例を示す図である。
図4】本開示に係る端末装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図5】本開示に係る管理サーバによって行われる処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.配車サービスシステムの全体構成
先ず、図1を参照して、本開示に係る配車サービスシステムの全体構成の一例について説明する。配車サービスシステム1では、MaaS(Mobility as a Service)車両として機能するサービス車両SVが、ユーザが病院で診察(或いは検査)を受けるための予約時刻に合わせて、ユーザに対して配車される配車サービスが提供される。
【0011】
図1に示すように、配車サービスシステム1は、例えば、管理サーバ10と、管理サーバ10がアクセス可能なデータベース15と、サービス車両SVに搭載された端末装置20とを含んでよい。配車サービスシステム1は、通信ネットワーク、例えばインターネット100上に構築され、管理サーバ10と、端末装置20とはインターネット100を介して相互にデータ通信可能であってよい。
【0012】
サービス車両SVには、ユーザ用の複数の座席STが設けられてよい。サービス車両SVに搭載された端末装置20は、例えば、管理サーバ10とサービス車両SVとの間のデータ通信を制御し、かつ、サービス車両SVの走行を制御或いは支援する機能を有してよい。サービス車両SVは、自動運転車両であってもよいし、運転手付き車両であってもよい。管理サーバ10は、例えば、配車サービスシステム1が提供する配車サービスを運営する運営組織の管理下で、当該組織の営業所内やクラウド上に置かれてよい。データベース15には、管理サーバ10で行われる処理に必要なデータが保持されている。データベース15は、インターネット100を介して管理サーバ10にアクセス可能に構成されてよい。
【0013】
なお、図1に示す管理サーバ10及びデータベース15は概念的構成であり、物理的に1つの装置として実現されてもよいし、物理的に複数の装置によって実現されてもよい。例えば、管理サーバ10内にデータベース15が備えられていてよい。また、端末装置20が、管理サーバ10のハードウェア構成及び処理の少なくとも一部を担うことにより、管理サーバ10が実現されてもよい。
【0014】
インターネット100上には、管理サーバ10がアクセス可能な外部システムとして、例えば、病院Aに関する予約状況を管理するWeb系システムである病院システム2a、病院Bに関する予約状況を管理するWeb系システムである病院システム2b、病院Cに関する予約状況を管理するWeb系システムである病院システム2cが構築されてよい。病院システム2a、2b、2cのそれぞれは、例えば、インターネット100に接続可能な病院サーバ200a、200b、200cのそれぞれによって制御されてよい。以下、各病院システム2a、2b、2cを区別する必要がないときは「病院システム2」という。各病院サーバ200a、200b、200cを区別する必要がないときは「病院サーバ200」という。また、各病院A、B、Cを区別する必要がないときは「病院」という。なお、図1では、3つの病院システム2が示されているが、管理サーバ10がアクセス可能な病院システム2の数はこれに限らない。
【0015】
更に、インターネット100上には、管理サーバ10がアクセス可能な外部システムとして、道路状況提供システム3も構築されてよい。道路状況提供システム3は、道路状況として、例えば、走行中の複数の車両から速度情報等に関するデータを収集し、所定の範囲内或いは指定された道路の道路状況(例えば、混雑、渋滞、規制、及び/又は通行止め等の状況)を提供可能なように構成されたWeb系システムでよい。道路状況提供システム3は、インターネット100に接続可能な道路状況提供サーバ300によって制御されてよい。
【0016】
配車サービスシステム1において、病院の予約時刻の設定からサービス車両SVの配車までの一連の処理は、例えば、病院の予約情報と連携させた既存の配車サービスと同様でよい。当該一連の処理の一例について、管理サーバ10の処理を中心に説明する。例えば、管理サーバ10は、ユーザの健康状態の情報(或いは病名)と医師の情報とを照らし合わせてマッチングを行う。続いて、管理サーバ10は、マッチングされた医師の中から受診を希望する医師をユーザに選択させ、選択された医師の予約状況をその医師が所属する病院の病院システム2にアクセスして確認する。そして、管理サーバ10は、当該予約状況に基づいてユーザの予約時刻を設定する。更に、管理サーバ10は、例えば、ユーザの住所、予約された病院の所在地、予約時刻、及び道路状況等に基づいて、サービス車両SVをユーザに配車するための配車スケジュールを作成してよい。
【0017】
配車スケジュールは、少なくとも一人のユーザが1つのサービス車両SVに搭乗するように作成されてよい。例えば、配車スケジュールは、予約時刻が所定時間内かつ予約した病院の距離が所定範囲内の複数のユーザについて作成されてよい。配車スケジュールには、サービス車両SVが走行する走行ルート等を示す走行スケジュールが含まれてよい。走行スケジュールは、例えば、各ユーザが予約時刻に間に合って(例えば、予約時刻の15分前に)病院に到着するように、各ユーザを迎えに行き、予約に係る各病院をまわるための走行ルートや走行ルート上の所定ポイントの到着予定時刻等が設定されてよい。例えば、ユーザA(不図示)が病院Aに予約し、ユーザB(不図示)が病院Bに予約している場合、サービス車両SVは、走行スケジュールに従って、ユーザA及びユーザBのそれぞれを順次迎えに行き、各ユーザA、Bを対応する各病院A、Bへ送るため、病院A及び病院Bのそれぞれを順次まわってよい。このように、サービス車両SVは、走行スケジュールに従って、各ユーザを予約時刻に間に合うように迎えに行き、各病院をまわってよい。配車スケジュールに設定される具体的な内容については後述する。なお、本形態では予約の対象として医師を例にして説明するが、予約時刻は医師に限らず、例えば、病院の診療科や検査の種類に対して設定されてもよい。
【0018】
2.管理サーバのハードウェア構成
管理サーバ10のハードウェア構成の一例について図2を用いて説明する。管理サーバ10は上述したように概念的存在であるため、図2に示すハードウェア構成及びその動作は、例えば、複数のサーバ装置によって実現されてよい。或いは、当該ハードウェア構成及びその動作の少なくとも一部は、端末装置20によって実現されてもよい。
【0019】
管理サーバ10は、例えば、サーバ制御部11及びサーバ送受信部12を備えていてよい。サーバ制御部11とサーバ送受信部12とは、相互にデータ通信可能であり、例えば、データバス14を介して接続されていてよい。更に、管理サーバ10は、例えば、配車サービスシステム1のシステム運用管理者の各種操作を受け付け、各種データを当該システム運用管理者に対して出力する不図示のデータ入出力部を備えていてよい。
【0020】
サーバ送受信部12は、例えば、管理サーバ10の外部構成(例えば、端末装置20、病院サーバ200、道路状況提供サーバ300等)とインターネット100を介して各種データの送受信を行う。サーバ制御部11は、管理サーバ10によって実行される各処理を制御するように構成されている。サーバ制御部11は、例えば、CPU(Central Proecssing Unit)と、その動作に必要な記憶域であるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)とで構成されるコンピュータユニットとして構成されてよい。
【0021】
サーバ制御部11は、例えば、ROMに記憶されたコンピュータプログラムを読み込み、実行してよい。また、サーバ制御部11は、例えば、コンピュータで読み取り可能な不揮発性記録媒体が記憶しているコンピュータプログラムを、不図示の記録媒体読み取り装置を用いて読み込んでもよい。サーバ制御部11は、インターネット100を介して、管理サーバ10の外部に配置される不図示の装置からコンピュータプログラムを読み込んでもよい。サーバ制御部11は、読み込んだコンピュータプログラムを実行する。その結果、サーバ制御部11内には、管理サーバ10が行うべき動作を実行するための論理的な機能ブロックが実現される。つまり、サーバ制御部11は、管理サーバ10が行うべき動作を実行するための論理的な機能ブロックを実現するためのコントローラとして機能可能である。図2には、サーバ制御部11内に実現される論理的な機能ブロックの一例が示されている。図2に示すように、サーバ制御部11内には、例えば、到着時刻算出部111、到着予想部112、再予約部113、及び再予約出力部114が実現されてよい。
【0022】
3.サーバ制御部の動作
サーバ制御部11が実現する各部111~114の動作について説明する。なお、各部111~114におけるデータの送受信は、サーバ送受信部12を介した送受信を含む。
【0023】
到着時刻算出部111は、サービス車両SVに関してユーザの予約に係る病院への到着が予想される時刻を到着予想時刻として算出してよい。到着時刻算出部111は、例えば、地図情報、病院の位置情報、サービス車両SVの走行状況、及び、道路状況(例えば、混雑、渋滞、規制、及び/又は通行止め等の状況)等に基づいて、到着予想時刻を算出してよい。到着時刻算出部111は、道路状況を、例えば、道路状況提供システム3が提供する道路状況情報から取得してよい。
【0024】
到着予想部112は、到着時刻算出部111で算出された到着予想時刻を取得して、ユーザが病院の予約時刻に間に合うか否かを予想してよい。例えば、サービス車両SVの到着予想時刻と予約時刻との関係に基づいて、予約時刻に間に合うか否かを予想してよい。当該予想には、例えば、病院到着から病院受付までにかかる時間が考慮されてよい。例えば、到着予想部112は、到着予想時刻が予約時刻より所定時間(例えば、15分)以上早い場合、予約時刻に間に合うと予想し、それ以外の場合は、当該予約時刻に間に合わないと予想してよい。
【0025】
再予約部113は、到着予想部112がユーザが予約時刻に間に合わないと予想した場合、当該ユーザに関する予約時刻を再設定してよい。例えば、再予約部113は、予約に係る病院の病院サーバ200にアクセスして、ユーザが予約した医師の予約状況を確認し、到着予想時刻に基づいて(例えば、到着予想時刻に一番近い)予約可能な時刻を新予約時刻としてよい。再予約部113は、ユーザに係る予約時刻を当該新予約時刻に再設定してよい。
【0026】
再予約出力部114は、再設定された予約時刻(即ち、新予約時刻)をユーザに通知するために、例えば、ユーザが搭乗しているサービス車両SV(即ち、端末装置20)に向けて出力してよい。
【0027】
4.データベースが保持するデータ
データベース15には、例えば、図3に示すように、ユーザ情報151と配車スケジュール152等が保持されてよい。ユーザ情報151は、各ユーザについての病院の予約に関する情報である。ユーザ情報151は、例えば、管理サーバ10によって、ユーザに病院の予約時刻が設定された際に生成されてよい。ユーザ情報151は、例えば、ユーザを識別するユーザIDと、ユーザIDに対応付けられた予約情報とで構成されてよい。予約情報には、例えば、予約に係る病院に関する予約病院情報151a、予約に係る医師に関する予約医師情報151b、予約に係る日時を示す予約日時151cが含まれてよい。予約病院情報151aには、例えば、病院とその所在地とが示されていてよい。なお、各病院及び各医師は、個々を識別する識別情報によって識別されてよい。
【0028】
配車スケジュール152は、サービス車両SVの配車及び走行に関する情報である。配車スケジュール152は、例えば、各サービス車両SVを識別する車両IDに、搭乗者リスト152a及び走行スケジュール152bが対応付けられてよい。搭乗者リスト152aには、サービス車両SVに搭乗する少なくとも一人のユーザが示されてよい。走行スケジュール152bには、上述したように、サービス車両SVが各ユーザを病院の予約時刻に間に合うように迎えに行き、予約に係る各病院に到着するまでの走行ルートや、走行ルート上の所定ポイントにおける到着予定時刻等が設定されてよい。走行ルートには、例えば、走行ルートに含まれる各道路の走行予定距離、各ユーザのピックアップ位置(例えば、各ユーザの住所)、病院の位置等が示されていてよい。走行スケジュール152bには、例えば、走行ルートの各道路に応じたサービス車両SVの平均走行速度等を含む速度情報が設定されてよい。
【0029】
5.端末装置のハードウェア構成
サービス車両SVに搭載された端末装置20のハードウェア構成の一例について、図4を参照して説明する。端末装置20は、例えば、車両送受信部21、車両出力部22、車両入力部23及び車両制御部24を備えていてよい。車両送受信部21と、車両出力部22と、車両入力部23と、車両制御部24とは、例えばデータバス25を介してデータ通信可能に無線或いは有線接続されてよい。車両送受信部21は、例えば、管理サーバ10等の端末装置20の外部構成と各種データの送受信をインターネット100を介して行うように構成されてよい。車両出力部22は、例えば、ユーザに対して、各種データを出力するように構成されてよい。データ出力には、画面出力、及び音声出力等が含まれる。車両入力部23は、例えば、ユーザによる各種データのデータ入力を受け付けるように構成されてよい。データ入力には、例えば、キーボードやマウス等の各種入力機器を介した入力、タッチパネルやボタン等への接触入力や非接触入力、及び音声入力等が含まれる。
【0030】
車両制御部24は、他の各部21、22、23の動作を制御することにより、端末装置20における各処理を制御するように構成されてよい。車両制御部24は、例えば、CPUと、その動作に必要な記憶域であるRAM及びROMとで構成されるコンピュータユニットとして構成されてよい。車両制御部24は、例えば、管理サーバ10のユーザインターフェースとして機能してよい。ROMには、例えば、自車の車両IDが記憶されてよい。車両制御部24は、例えば、管理サーバ10からの指示に従って、ユーザにデータを入力させ、入力されたデータを管理サーバ10に送信してよい。また、車両制御部24は、例えば、管理サーバ10からの指示に従って、管理サーバ10からのデータを取得し、取得したデータをユーザに対して出力してよい。車両制御部24は、サービス車両SVの走行を制御、或いは支援するように構成されてよい。車両制御部24は、例えば、走行中の自車の位置を、電磁誘導、GPS、或いは3次元地図等を利用した所定の自己位置特定技術により特定可能に構成されてよい。車両制御部24は、例えば、先行車及び/又は後続車等、他車の走行速度を測定し、所定時間内における平均走行速度を算出可能なように構成されてよい。車両制御部24は、サーバ制御部11の上述した各部111~114の少なくとも一部を実現するように構成されてもよい。
【0031】
なお、車両出力部22及び車両入力部23は入出力セットとして、少なくとも一部の座席ST毎に設けられてよい。即ち、サービス車両SVには、複数の車両出力部22と車両入力部23とで構成される入出力セットのそれぞれが、少なくとも一部の座席ST毎に設けられてよい。これにより、車両出力部22及び車両入力部23は、それぞれ座席出力部及び座席入力部として機能する。各入出力セットには、例えば、各入出力セットが車両制御部24によって識別されるためのセットIDが付与されてよい。例えば、ユーザが着席している座席STに設けられた入出力セットの車両入力部23に対して、ユーザIDの入力操作を行うと、車両制御部24は、ユーザIDとセットIDとを紐付けて、その紐付け情報を保持するように構成されてよい。
【0032】
6.配車サービスシステムにおける処理について
本開示に係る配車サービスシステム1では、サービス車両SVに搭乗しているユーザが病院の予約時刻に間に合うか否かが予想され、間に合わないと予想された場合は予約時刻が再設定されるように構成されている。当該再設定のために管理サーバ10のサーバ制御部11によって行われる処理の一例を、図5に示す処理ルーチンに従って説明する。サーバ制御部11は、走行中のサービス車両SVに搭乗している各ユーザに関して、図5に示す処理ルーチンを、例えば、適宜のタイミングで(例えば、所定間隔で定期的に、或いは、ユーザや運転手等による所定の開始操作をトリガーにして)開始してよい。
【0033】
走行中のサービス車両SVは、例えば、配車スケジュール152の走行スケジュール152bにより、或いは、走行開始時にサービス車両SVの端末装置20から発信される開始信号により、特定されてよい。また、サービス車両SVに搭乗しているユーザは、例えば、特定されたサービス車両SVに関する搭乗者リスト152aにより、特定されてよい。各ユーザに関する予約に係る各種情報は、例えば、ユーザ情報151の予約情報が適宜参照されることにより確認されてよい。
【0034】
処理ルーチンが開始されると、サーバ制御部11の到着予想部112は、サービス車両SVがユーザの予約に係る病院に到着する到着予想時刻を、到着時刻算出部111に算出させて取得してよい(ステップS101)。到着時刻算出部111は、到着予想時刻の算出の際に、例えば、端末装置20からサービス車両SVの現在位置及び走行状況を取得し、道路状況提供サーバ300から走行ルートに含まれる各道路の道路状況(例えば、混雑、渋滞、規制、及び/又は通行止め等の状況)に関する道路状況情報を取得してよい。到着時刻算出部111は、例えば、走行ルートにおけるサービス車両SVの現在位置及び予約に係る病院の位置、サービス車両SVの走行状況、並びに道路状況情報、走行スケジュール152bに設定された速度情報等に基づいて、各ユーザについてそのユーザが予約に係る病院に到着すると予想される時刻である到着予想時刻を算出してよい。サービス車両SVの走行状況には、例えば、自車の現在の走行速度(或いは平均速度)、先行車及び/又は後続車の現在の走行速度(或いは平均速度)等の少なくとも1つが含まれてよい。
【0035】
続いて、到着予想部112は、各ユーザが予約時刻に間に合うか否かを予想してよい(ステップS102)。上述したように、到着予想部112は、到着時刻算出部111により取得された到着予想時刻とユーザの予約時刻との関係に基づいて、当該予想をしてよい。到着予想部112は、例えば、到着予想時刻が予約時刻より所定時間(例えば、15分)以上早い場合、予約時刻に間に合うと予想し、それ以外は予約時刻に間に合わないと予想してよい。予約時刻に間に合うと予想された場合(ステップS102:Yes)、実行中の処理ルーチンを終了してよい。
【0036】
一方、予約時刻に間に合わないと予想された場合(ステップS102:No)、サーバ制御部11の再予約部113が、新予約時刻を設定することにより、予約時刻の再設定を行ってよい(ステップS103)。再予約部113は、例えば、予約に係る病院の病院サーバ200にアクセスして、予約に係る医師の予約状況を確認し、当該予約状況と到着予想時刻に基づいて、新予約時刻を設定してよい。再予約部113は、例えば、到着予想時刻に最も近い予約可能な時刻を新予約時刻として設定してよい。
【0037】
続いて、サーバ制御部11の再予約出力部114は、再設定された予約時刻を所定の出力先に出力する再設定時刻出力処理を行ってよい(ステップS104)。再予約出力部114は、再設定時刻出力処理として、新予約時刻が車両出力部22を介して処理対象のユーザに通知されるように、例えば、当該新予約時刻、予約に係る病院、及びユーザIDを含む再予約情報を、サービス車両SV(即ち、端末装置20)に出力してよい。再予約情報を受信したサービス車両SVの端末装置20では、車両制御部24は、上述した紐付け情報によって再予約情報に係るユーザに紐付けられた入出力セットを特定し、特定された入出力セットの車両出力部22を介して、当該ユーザに新予約時刻を通知してよい。例えば、車両制御部24は、車両出力部22としての画面に、予約が再設定された旨のメッセージとともに、予約に係る病院及び新予約時刻を表示してよい。
【0038】
再予約出力部114は、例えば、ユーザに対して、表示された新予約時刻を承認するか否かを求めてもよい(ステップS105)。例えば、特定された入出力セットの車両入力部23に対してユーザが所定の承認操作を行う等、新予約時刻がユーザによって承認された場合(ステップS105:Yes)、サーバ制御部11は、例えば、ユーザ情報151の予約日時151cを新予約時刻に更新するとともに、予約に係る病院の病院サーバ200へ、予約に係る医師及び新予約時刻を、再設定された予約時刻として通知してよい(ステップS107)。
【0039】
一方、例えば、ユーザが所定の否認操作を車両入力部23に対して行う等、新予約時刻がユーザによって承認されない場合(ステップS105:No)、例えば、サーバ制御部11は、希望日時設定処理を行ってよい(ステップS106)。希望日時設定処理において、サーバ制御部11は、例えば、ユーザに予約を希望する日時を希望日時として入力させてよい。そして、サーバ制御部11は、予約に係る医師の予約状況を予約に係る病院サーバ200から取得して、入力された希望日時に最も近い予約可能な日時を新予約日時とし、当該新予約日時に関してユーザの承認を得るためにステップS105へ戻ってよい。以後、サーバ制御部11は、新予約日時に関してステップS105~ステップS107を行なってよい。新予約日時に関するステップS105~ステップS107における処理は、新予約時刻に関して上述した処理と同様の処理でよい。
【0040】
以上のように、本開示における配車サービスシステムによれば、配車された車両が病院の予約時刻に間に合わない状況になっても、ユーザは当該車両に乗ったままの状態で再予約が可能な配車サービスを提供することができる。
【0041】
到着時刻算出部111は、サービス車両SVの車両制御部24に生成される機能ブロックとして設けられ、到着予想部112は、サービス車両SVに設けられた到着時刻算出部111に到着予想時刻を算出させ取得してよい。この場合、到着予想時刻は、到着時刻算出部111が管理サーバ10に設けられている場合と同様の方法により算出されてよい。端末装置20は、道路状況提供サーバ300にアクセス可能に構成されてよい。また、到着時刻算出部111は、到着予想時刻を算出するために、例えば、不図示の外部システム(以下、「不図示システム」という。)を利用してよい。不図示システムは、例えば、地図上の第1地点から第2地点に車移動する場合の第2位置に到着する予想時刻(或いは、到着するまでの予想時間)を提供可能なWeb系システムでよい。この場合、到着時刻算出部111は、不図示システムに、サービス車両SVの現在位置を第1地点として、及び予約に係る病院の位置を第2地点として提供し、上記予想時刻(或いは、上記予想時間)を算出させてよい。到着時刻算出部111は、不図示システムにより算出された予想時刻(或いは、予想時間)に基づいて、本開示に係る到着予想時刻を算出してよい。到着時刻算出部111は、不図示システムにより算出された予想時刻を本開示に係る到着予想時刻として採用してよい。なお、道路状況提供システム3が不図示システムの機能を有する場合は、到着時刻算出部111は道路状況提供システム3を不図示システムとして利用してよい。
【0042】
車両出力部22及び車両入力部23の入出力セットは、サービス車両SVの所定位置に1つだけ設けられてよい。この場合、例えば、ユーザの携帯端末に予約時刻の再設定がされた旨を示す通知がされてよい。そして、当該通知を受信したユーザは、車両入力部23を操作し、かつ車両出力部22により出力される情報を確認するために、入出力セットが設けられた位置に移動してよい。当該通知を受信したユーザは、例えば、自己のユーザIDを車両入力部23で入力することにより、再設定時刻出力処理(ステップS104)以降の処理が、車両出力部22及び車両入力部23を介して行われてよい。
【0043】
サーバ制御部11の再予約出力部114は、再設定時刻出力処理において、新予約時刻を含む再予約情報を、サービス車両SVに加えて、又は代えて、ユーザの携帯端末(スマートフォン、タブレット、携帯型コンピュータ等)にも出力してよい。この場合、例えば、ユーザ情報151にユーザの携帯端末を特定する情報(例えば、メールアドレス等)が含まれ、再予約出力部114は、当該特定する情報を参照すればよい。新予約時刻を受信した携帯端末においては、新予約時刻が携帯端末の出力部を介してユーザに認識可能なように出力されてよい。新予約時刻の承認に関する処理(図5のステップS105及びステップS106)におけるユーザに関する入出力は、携帯端末の入力部及び出力部を介して行われてよい。携帯端末の入力部が受け付ける入力には、例えば、画面入力、キー入力、ボタン入力、及び音声入力等が含まれてよい。携帯端末の出力部が提供する出力には、例えば、画面出力及び音声出力等が含まれてよい。
【0044】
付記
以上説明した実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
【0045】
[付記1]
付記1記載の配車サービスシステムは、通信ネットワーク上に構築され、ユーザの病院の予約時刻に合わせて前記病院に到着するように車両が前記ユーザに対して配車される配車サービスを提供する配車サービスシステムであって、前記車両の前記病院への到着が予想される時刻を到着予想時刻として算出する到着時刻算出部と、前記到着予想時刻を前記到着時刻算出部から取得して、前記ユーザが前記病院の前記予約時刻に間に合うか否かを予想する到着予想部と、前記予約時刻に間に合わないと予想された場合は、前記到着予想時刻に基づいて、前記ユーザの前記予約時刻を新予約時刻に再設定する再予約部と、前記新予約時刻が前記ユーザに認識されるように、前記新予約時刻を所定の出力先に出力する再予約出力部と、を備える配車サービスシステムである。
【0046】
付記1記載の配車サービスシステムによれば、病院の予約時刻に合わせてユーザに配車された車両に関して算出された到着予想時刻に基づいて、ユーザが予約時刻に間に合うか否かが予想され、間に合わないと予想される場合は、新予約時刻がユーザの予約時刻として再設定される。新予約時刻は、到着予想時刻に基づいて再設定される。従って、例えば、交通渋滞等の理由により、車両が当初の予定よりも大幅に遅れて走行しなければならない場合でも、再設定された予約時刻には間に合うようにユーザを病院に到着させることができる。これにより、予約時刻に間に合うように車両に乗ったにもかかわらず、余儀ない理由により到着が予約時刻に間に合わず、受診の順番を後回しにされて受診が大幅に遅くなる事態を回避することができる。
【0047】
到着予想部による処理は、所定のタイミング、ユーザ等のリクエストに応じて等、適宜のタイミングで行われてよい。当該処理がユーザのリクエストに応じて行われる場合は、ユーザの不安を解消することが可能となる。当該処理が、定期的、或いは、当初の予約時刻の所定時間前等のタイミングで行われれば、より正確な到着予想時刻を得ることが可能となる。このように、付記1記載の配車サービスシステムは、ユーザの利便性を考慮して提供される配車サービスとして十分に機能し得る。なお、到着時刻算出部は、車両に設けられてもよいし、本システムに関する処理を行うサーバに設けられてもよい。到着時刻算出部は、到着予想時刻を予め設定された走行速度、及び/或いは車両の走行状況等に基づいて算出するように構成されてよい。或いは、到着時刻算出部は、2地点間の車移動による予想所要時間(或いは、目的地点に到着する予想時刻)を提供可能な外部のWeb系システムを利用するように構成されてよい。外部のWeb系システムの利用により、付記1記載の配車サービスシステムの処理負担を軽減することができる。
【0048】
[付記2]
付記2記載の配車サービスシステムは、前記車両には複数の座席が設けられ、前記複数の座席の少なくとも一部のそれぞれに、所定の情報を前記ユーザに認識可能なように出力する座席出力部が設けられ、前記再予約出力部は、前記ユーザに対応する前記座席に設けられた前記座席出力部を介して前記新予約時刻が前記ユーザに認識されるように、前記新予約時刻を前記所定の出力先としての前記車両に出力する、付記1記載の配車サービスシステムである。
【0049】
付記2記載の配車サービスシステムによれば、車両内の座席に座っているユーザは、自分の座席で再予約された予約時刻を確認することができる。また、ユーザが携帯端末を所持していない場合でも、再予約された予約時間を通知することが可能となる。これにより、予約時刻が再設定される配車システムのユーザに対する利便性を更に高めることができる。
【0050】
[付記3]
付記3記載の配車サービスシステムは、前記再予約出力部は、前記ユーザが携帯する携帯端末を介して前記新予約時刻が前記ユーザに認識されるように、前記新予約時刻を前記所定の出力先としての前記携帯端末に出力する、付記1記載の配車サービスシステムである。
【0051】
付記3記載の配車サービスシステムによれば、車両内にけるユーザは、自分が携帯する携帯端末を介して、再予約された予約時刻を確認することができる。自分の携帯端末への通知により、病院の予約に関するプライバシーを十分保護することが可能となる。これにより、予約時刻が再設定される配車システムのユーザに対する利便性を更に高めることができる。
【0052】
[付記4]
付記4記載の配車サービスシステムは、前記到着時刻算出部は前記車両に設けられ、前記到着予想部は、前記車両に設けられた前記到着時刻算出部に前記到着予想時刻を算出させる、付記1記載の配車サービスシステムである。
【0053】
付記4記載の配車サービスシステムによれば、到着時刻算出部は車両に設けられるので、例えば、当該システムのサーバの処理負担を軽減することができる。また、車両のカーナビ等に到着時刻予想機能が備えられている場合は、当該機能を本発明の到着時刻算出部に利用することができる。
【0054】
[付記5]
付記5記載の配車サービスシステムは、前記到着時刻算出部は、前記車両の走行状況、及び所定の道路状況提供システムから取得した道路状況情報に基づいて、前記到着予想時刻を算出する、付記1記載の配車サービスシステムである。
【0055】
付記5記載の配車サービスシステムによれば、自車の実際の走行状況に基づいて、到着予想時刻を算出することができる。車両の走行状況には、例えば、自車の現在の走行速度(或いは平均速度)、先行車及び/又は後続車の現在の走行速度(或いは平均速度)等が含まれてよい。また、実際に走行している複数の車両から取得する走行速度データやGPSデータに基づく道路状況情報を提供する道路状況提供システムを利用すれば、より正確な到着予想時刻を算出可能となる。
【0056】
本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う配車サービスシステムもまた本発明の技術思想に含まれる。
【符号の説明】
【0057】
1……配車サービスシステム
10……管理サーバ
20……端末装置
SV……サービス車両
111……到着時刻算出部
112……到着予想部
113……再予約部
114……再予約出力部
図1
図2
図3
図4
図5