特許7563753IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

攪拌部品及びこれを備える攪拌翼に関し、更に詳しくは、回転軸に軸方向に沿って複数取り付けられて攪拌翼を構成する攪拌部品及びこれを備える攪拌翼

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ここで、流体の粘度や攪拌の形態(例えば、固液攪拌、近相系攪拌等)などに応じて良好な混合性能を発揮する攪拌翼の形態(例えば、アンカー翼、パドル翼、ヘリカルリボン翼等)を経験や実績などから類推的に選定することが一般に行われている。しかしながら、流体の粘度や攪拌の形態などに応じて攪拌翼の形態を使い分ける形式では、その開発コストも含め攪拌翼が高コストとなってしまう。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、攪拌翼開発の新たな着眼点として低コスト化に着目し、単純な幾何形状で製作が容易な攪拌翼の開発を試みた。そこで、幾何形状として多くの高粘度用攪拌翼が有していた曲面をできるだけ排除すべく、単純なパーツの組み合わせを考えた。ただし、パドル翼の単純な多段化は多数のドーナツリング状の未混合領域を生成するため得策ではない。そこで、パドル部の傾斜角が可変である攪拌部品を複数組み合わせ、攪拌部品を・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の攪拌部品によると、回転軸に軸方向に移動可能で且つ軸回りに回転可能に取り付けられるボスと、ボスに取り付けられてボスの側方に延びる軸部、及び軸部の一端側に取り付けられるパドル部を有するパドル体と、を備え、回転軸の軸心と直交する平面に対するパドル部の傾斜角を調整可能とした。これにより、回転軸に複数の攪拌部品を取り付ける際に、回転軸に対するボスの取付位置及びパドル部の傾斜角を調整することで、流体の粘度や撹拌の形態などに応じて良好な混合性能を発揮する様々なバリエーションの攪拌翼を容易に構成することができる。
また、前記パドル体が、前記回転軸の軸回りに沿って複数備えられている場合は、より多様な攪拌翼を構成することができる。
また、前記軸部が、その軸回りに回転可能に前記ボスに取り付けられている場合は、ボスに対して軸部を軸回りに回転させることでパドル部の傾斜角が調整される。
また、前記軸部が、その軸方向に移動可能に前記ボスに取り付けられている場合は、ボスに対して軸部を軸方向に移動させることでパドル体の外径寸法が調整される。
さらに、前記回転軸に複数の前記攪拌部品を取り付ける際に、前記回転軸に対する前記ボスの取付位置及び前記パドル部の傾斜角を調整することで、第1配置形態と第2配置形態とを選択的に構成可能である場合は、流体の粘度や撹拌の形態などに応じて第1配置形態又は第2配置形態を適宜選択して構成することができる。

本発明の攪拌翼によると、回転軸と、回転軸に軸方向に沿って複数取り付けられる攪拌部品と、を備える。これにより、回転軸に複数の攪拌部品を取り付ける際に、回転軸に対するボスの取付位置及びパドル部の傾斜角を調整することで、流体の粘度や撹拌の形態などに応じて良好な混合性能を発揮する様々なバリエーションの攪拌翼を容易に構成することができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
【図1】 実施例に係る攪拌部品の斜視図であり、(a)は組付状態を示し、(b)は分解状態を示す。
【図2】 攪拌部品を構成するボスを説明するための説明図であり、(a)は斜視図を示し、(b)はb-b線断面図を示す。
【図3】 攪拌部品を構成するパドル体を説明するための説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)はb矢視図を示す。
【図4】 攪拌部品の作用説明図であり、(a)は回転軸の軸方向からみた図を示し、(b)はb矢視図を示す。
【図5】 実施例に係る攪拌翼の斜視図である。
【図6】 他の形態に係る攪拌翼の斜視図である。
【図7】 更なる他の形態に係る攪拌翼の斜視図である。
【図8】 更なる他の形態に係る攪拌翼の斜視図である。
【図9】 実験例に係る攪拌翼を用いた固液攪拌性能試験を説明するための説明図であり、(a)は多段傾斜パドル型(傾斜角:60度)の攪拌翼を用いた実験結果を示し、(b)は多段傾斜パドル型(傾斜角:45度)の攪拌翼を用いた実験結果を示し、(c)は多段傾斜パドル型(傾斜角:30度)の攪拌翼を用いた実験結果を示し、(d)はヘリカルリボン風の攪拌翼を用いた実験結果を示す。
【図10】 比較例に係る攪拌翼を用いた固液攪拌性能試験を説明するための説明図であり、(a)はLR500(既存翼)を用いた実験結果を示し、(b)は軸無しヘリカルリボン翼(既存翼)を用いた実験結果を示す。
【図11】 実験例に係る攪拌翼を用いた近相系攪拌性能試験を説明するための説明図であり、(a)は多段傾斜パドル型(傾斜角:30度)の攪拌翼を用いた実験結果を示し、(b)は多段傾斜パドル型(傾斜角:45度)の攪拌翼を用いた実験結果を示し、(c)は多段傾斜パドル型(傾斜角:60度)の攪拌翼を用いた実験結果を示し、(d)はヘリカルリボン風の攪拌翼を用いた実験結果を示す。
【図12】 比較例に係る攪拌翼を用いた近相系攪拌性能試験を説明するための説明図であり、(a)はLR500(既存翼)を用いた実験結果を示し、(b)は軸無しヘリカルリボン翼(既存翼)を用いた実験結果を示す。
【図13】 他の形態に係る攪拌部品の斜視図である。
【図14】 他の形態に係る攪拌翼の斜視図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1;攪拌部品、2;回転軸、3A~3D;攪拌翼、5;ボス、6;軸部、7;パドル部、8;パドル体、A1;第1配置形態、A2;第2配置形態、C;回転軸の軸心、P;平面、θ;パドル部の傾斜角、D;パドル体の外径寸法。

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