(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-30
(45)【発行日】2024-10-08
(54)【発明の名称】モバイルデバイスユーザとの間でのデータ共有の強化
(51)【国際特許分類】
H04L 67/02 20220101AFI20241001BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20241001BHJP
H04M 1/72403 20210101ALI20241001BHJP
H04M 1/72439 20210101ALI20241001BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20241001BHJP
【FI】
H04L67/02
G06F3/0484
H04M1/72403
H04M1/72439
H04M11/00 302
(21)【出願番号】P 2021529231
(86)(22)【出願日】2019-07-29
(86)【国際出願番号】 US2019043890
(87)【国際公開番号】W WO2020028236
(87)【国際公開日】2020-02-06
【審査請求日】2022-07-20
(32)【優先日】2018-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521049388
【氏名又は名称】フラッシュ アップ エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】FLASH APP,LLC
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】フリード、ランス
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2013/0286223(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0288640(US,A1)
【文献】国際公開第2017/113076(WO,A1)
【文献】特表2009-514289(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0241672(US,A1)
【文献】特開2016-214173(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/02
G06F 3/0484
H04M 1/72403
H04M 1/72439
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューティングデバイスユーザ間のデータ共有を強化するための動作を実行するためにプロセッサまたはプログラマブル回路によって実行可能な命令が格納された非一時的プログラム記憶媒体であって、前記動作は、
第一コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションを介してアクセス可能な第一ユーザインターフェースとのユーザ対話によって生成された送信要求を受信することであって、前記送信要求は画像と、前記画像の受信者及び前記画像を利用可能な期間を示す関連する送信データとを含み、前記期間は前記送信要求の生成から開始することと、
前記画像を前記期間表示可能にするために第二ユーザインターフェースを更新することであって、前記第二ユーザインターフェースは前記受信者に関連付けられた第二コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションを介してアクセス可能であることと、
前記第二コンピューティングデバイスにプッシュ通知を送信することであって、前記プッシュ通知は前記画像が前記期間表示可能であることを示すことと、を含む、非一時的プログラム記憶媒体。
【請求項2】
請求項1に記載の非一時的プログラム記憶媒体であって、前記第一コンピューティングデバイス及び前記第二コンピューティングデバイスのいずれかまたは両方はモバイルデバイスである、非一時的プログラム記憶媒体。
【請求項3】
コンピューティングデバイスユーザ間のデータ共有を強化するための動作を実行するためにプロセッサまたはプログラマブル回路によって実行可能な命令が格納された非一時的プログラム記憶媒体であって、前記動作は、
第一コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションを介してアクセス可能な第一ユーザインターフェースとのユーザ対話によって生成された送信要求を受信することであって、前記送信要求は画像と、動画コンテンツと、前記画像または動画コンテンツが利用可能であるユーザ定義された期間と、その受信者を示す関連する送信データとを含むことと、
前記画像または動画コンテンツをその中に埋め込まれた通話ボタンとともに表示可能にするために第二ユーザインターフェースを更新することであって、前記第二ユーザインターフェースは前記受信者に関連付けられた第二コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションを介してアクセス可能であり、前記通話ボタンは前記第二コンピューティングデバイスから前記第一コンピューティングデバイスへの通信対話を開始するように、前記第二ユーザインターフェースとのユーザ対話によって動作可能であることと、
前記第二ユーザインターフェースを更新して、前記画像または動画コンテンツを表示可能にすることと、を含み、
前記第一ユーザインターフェースは、前記第二ユーザインターフェース上で表示可能になった前記画像または動画コンテンツの中に埋め込まれた前記通話ボタンを呼び出すことによって開始された、前記第二コンピューティングデバイスからの着信通信対話に応答して、前記送信要求において第一ユーザによって元々指定されていた前記画像または動画コンテンツのポップアップ表示で更新可能である、非一時的プログラム記憶媒体。
【請求項4】
請求項3に記載の非一時的プログラム記憶媒体であって、前記第一コンピューティングデバイス及び前記第二コンピューティングデバイスのいずれかまたは両方はモバイルデバイスである、非一時的プログラム記憶媒体。
【請求項5】
請求項3に記載の非一時的プログラム記憶媒体であって、前記通信対話は、電話、メッセージ、及びショートメッセージサービス(SMS)テキストメッセージからなるグループから選択される、非一時的プログラム記憶媒体。
【請求項6】
請求項3に記載の非一時的プログラム記憶媒体であって、前記第二コンピューティングデバイスにインストールされた前記アプリケーションは、前記第二コンピューティングデバイスのネイティブ連絡先リスト内の一つ以上の連絡先を更新して、第一コンテンツを前記第一コンピューティングデバイスに関連付けるように動作可能である、非一時的プログラム記憶媒体。
【請求項7】
請求項3に記載の非一時的プログラム記憶媒体であって、前記第一コンピューティングデバイスにインストールされた前記アプリケーションは、前記第一コンピューティングデバイスのネイティブ連絡先リスト内の一つ以上の連絡先を更新して、第一コンテンツを前記第二コンピューティングデバイスに関連付けるように動作可能である、非一時的プログラム記憶媒体。
【請求項8】
請求項3に記載の非一時的プログラム記憶媒体であって、前記第一コンピューティングデバイスにインストールされた前記アプリケーションは、前記ポップアップ表示のためにローカルに格納された第一コンテンツのコピーを取得するように動作可能である、非一時的プログラム記憶媒体。
【請求項9】
コンピューティングデバイスユーザ間のデータ共有を強化するための動作を実行するためにプロセッサまたはプログラマブル回路によって実行可能な命令が格納された非一時的プログラム記憶媒体であって、前記動作は、
第一コンピューティングデバイスにインストールされた第一アプリケーションを介してアクセス可能な第一ユーザインターフェースとのユーザ対話によって生成された送信要求を受信することであって、前記送信要求は画像と、動画コンテンツと、前記画像または動画コンテンツが利用可能であるユーザ定義された期間と、その受信者を示す関連する送信データとを含むことと、
前記画像または動画コンテンツをその中に埋め込まれた通話ボタンとともに表示可能にするために第二ユーザインターフェースを更新することであって、前記第二ユーザインターフェースは前記受信者に関連付けられた第二コンピューティングデバイスにインストールされた第二アプリケーションを介してアクセス可能であり、前記通話ボタンは前記第二コンピューティングデバイスから前記第一コンピューティングデバイスへの通信対話を開始するように、前記第二ユーザインターフェースとのユーザ対話によって動作可能であることと、
前記第二ユーザインターフェースを更新して、前記画像または動画コンテンツを表示可能にすることと、を含み、
前記第一ユーザインターフェースは、前記第二ユーザインターフェース上で表示可能になった前記画像または動画コンテンツの中に埋め込まれた前記通話ボタンを呼び出すことによって開始された、前記第二コンピューティングデバイスからの着信通信対話に応答して、前記送信要求において第一ユーザによって元々指定されていた前記画像または動画コンテンツのポップアップ表示で更新可能である、非一時的プログラム記憶媒体と、
前記命令を実行するためのサーバと、
前記第一コンピューティングデバイスと、
前記第二コンピューティングデバイスと、を備えるシステム。
【請求項10】
請求項9に記載のシステムであって、前記サーバからの第一コンテンツの受信に応答して、前記第二アプリケーションは、前記第二コンピューティングデバイスのネイティブ連絡先リストを更新して、前記第一コンテンツを前記第一コンピューティングデバイスに関連付ける、システム。
【請求項11】
請求項9に記載のシステムであって、
前記動作はさらに、前記第二コンピューティングデバイスにプッシュ通知を送信することを含み、前記プッシュ通知は前記第二アプリケーションに第一コンテンツが提供されたことを示し、
前記第二アプリケーションは、前記プッシュ通知が表示されるべきであることを指定する前記第二アプリケーションのユーザ設定に応答して前記第二コンピューティングデバイスに前記プッシュ通知を表示し、前記プッシュ通知が非表示とされるべきであることを指定する前記第二アプリケーションのユーザ設定に応答して前記プッシュ通知を非表示とする、システム。
【請求項12】
請求項9に記載のシステムであって、前記第二アプリケーションは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を使用して前記サーバから第一コンテンツを取得する、システム。
【請求項13】
請求項9に記載のシステムであって、前記第一アプリケーションは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を使用して前記サーバに前記送信要求を提供する、システム。
【請求項14】
請求項9に記載のシステムであって、前記第一コンピューティングデバイス及び前記第二コンピューティングデバイスのいずれかまたは両方はモバイルデバイスである、システム。
【請求項15】
請求項9に記載のシステムであって、前記通信
対話は電話である、システム。
【請求項16】
コンピューティングデバイスユーザ間のデータ共有を強化するための動作を実行するためにプロセッサまたはプログラマブル回路によって実行可能な命令が格納された非一時的プログラム記憶媒体であって、前記動作は、
第一コンピューティングデバイスにインストールされた第一アプリケーションを介してアクセス可能なユーザインターフェースとのユーザ対話によって生成された送信要求を受信することであって、前記送信要求は画像と、前記画像の受信者を示す関連する送信データとを含むことと、
前記受信者に関連付けられた第二コンピューティングデバイスにインストールされた第二アプリケーションに前記画像を提供して、前記第二コンピューティングデバイスによる前記第一コンピューティングデバイスからの通信の受信時に前記画像を表示可能にすることであって、前記第二アプリケーションは前記第二コンピューティングデバイスのネイティブコールコントローラを介してアクセス可能であることと、を含む、非一時的プログラム記憶媒体と、
前記命令を実行するためのサーバと、
前記第一コンピューティングデバイスと、
前記第二コンピューティングデバイスと、を備えるシステムであって、
前記動作はさらに、前記第二コンピューティングデバイスにプッシュ通知を送信することを含み、前記プッシュ通知は前記第二アプリケーションに前記画像が提供されたことを示し、
前記第二アプリケーションは、前記プッシュ通知が表示されるべきであることを指定する前記第二アプリケーションのユーザ設定に応答して前記第二コンピューティングデバイスに前記プッシュ通知を表示し、前記プッシュ通知が非表示とされるべきであることを指定する前記第二アプリケーションのユーザ設定に応答して前記プッシュ通知を非表示とする、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般に、電気通信システム、より具体的にはセルラー電気通信、スマートフォンアプリケーション、及びソーシャルネットワークシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォン、ソーシャルネットワーク、及び電気通信システムは、モバイルユーザ間でのコメント、写真、及び他のデータの共有を容易にする。これらのユーザは通常、スマートフォンのデータストレージ、アプリケーションのダウンロード、及びソーシャルネットワークのアカウントを確立し、基本的な経歴データを含むプロフィールを作成し、個人データを共有して通信するための個別の連絡先リストを作成する。ソーシャルネットワーキングサイトに投稿されたコメントの主題は、ユーザのステータス、コメント、及び写真に関するものを含む、日常生活での体験に触れることがよくある。今日、すべてのソーシャル投稿のうちの70%以上がモバイルスマートフォンデバイスで行われている。よって、スマートフォンでユーザが生成したコンテンツをスマートフォンからソーシャルネットワーキングサイトに表示して共有することで、ユーザは貴重で楽しい体験を得ることができる。
【0003】
Facebook(登録商標)、LinkedIn(登録商標)、Twitter(登録商標)、Instagram(登録商標)等、スマートフォンユーザが投稿可能なモバイルアプリケーションを提供する様々なソーシャルネットワークシステムが当技術分野で知られている。しかし、残念ながらこれらのシステムのロジックは、アクションを実行し、ステータス、コメント、及び写真の形式でユーザの投稿を提供するために、それぞれのソーシャルネットワーク内での使用及び表示のために特別に設計されており、リアルタイムなネイティブスマートフォンテレフォニー対話における使用は想定されていない。
【0004】
ステータス、コメント、及び写真の形式でユーザの投稿を提供する際にソーシャルネットワークアプリケーションにおいて悩みの種となるもう一つの問題は、ソーシャルネットワークに、ユーザの投稿及び選択したユーザの個人データをスマートフォンテレフォニー対話と組み合わせて、ユーザが選択したスマートフォンデバイスの個人及びユーザが開始したテレフォニー対話と照合するロジックやノウハウがないことである。その結果、ソーシャルユーザの投稿機能をスマートフォンテレフォニー対話に拡張することはまだ実現できていない。
【0005】
よって当技術分野には、ステータス、コメント、写真、及び他の指示されたコンテンツの形式におけるユーザのソーシャル投稿機能をスマートフォンユーザの連絡記録及びその後のスマートフォンテレフォニー対話に接続して、ユーザがステータス、コメント、写真や、連絡先、関連グループ及び/または希望する受信者、または電話回線、セルタワー、またはシステムに基づくインターネットを介したスマートフォンまたは他の視覚的なテレフォニー対話の開始時における人々、及びユーザ定義のパラメータの任意の組み合わせを含む他のコンテンツ等の様々なステータスタイプを共有することができるようにする必要性が存在する。
【0006】
さらに、当技術分野には、ユーザが特定のコンテンツ及び特定のプロフィール写真を個々の連絡先、グループ、及び/またはそれぞれのソーシャルネットワーク内の人々の任意の組み合わせにおける所望の受信者と共有できるようにするため、現在のソーシャル投稿及びプロフィール機能をよりパーソナライズ/個別化された、動的なものに拡張する必要性が存在する。
【0007】
これらの欠点のいくつかは、「テレフォニー対話を伴うスマートフォン及び他のデータファイルのブリッジング、管理、及び提示のためのシステム」と題された特許文献1に記載のシステムによって対処されており、その全内容が参照により完全に本明細書に組み込まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】米国特許出願公開第2016/241672号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、ソーシャル及びテレフォニー対話を強化するための追加機能、並びに、消費者と企業、自治体、または他のサービスプロバイダとの間の非ソーシャルコミュニケーションを強化するための機能が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示は、関連技術に伴う上記欠点を克服するための様々なシステム、方法、及び装置を企図している。本開示の実施形態の一態様は、コンピューティングデバイスユーザ間のデータ共有を強化するための動作を実行するためにプロセッサまたはプログラマブル回路によって実行可能な命令が格納された非一時的プログラム記憶媒体である。前記動作は、第一コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションを介してアクセス可能な第一ユーザインターフェースとのユーザ対話によって生成された送信要求を受信することを含み得、送信要求は画像と、画像の受信者及び画像を利用可能な期間を示す関連する送信データとを含み、前記期間は送信要求の生成から開始する。前記動作は、画像を前記期間の間表示可能にするために第二ユーザインターフェースを更新することを含み得、第二ユーザインターフェースは、受信者に関連付けられた第二コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションを介してアクセス可能である。前記動作は、第二コンピューティングデバイスにプッシュ通知を送信することを含み得、プッシュ通知は、画像が前記期間の間表示可能であることを示す。第一コンピューティングデバイス及び第二コンピューティングデバイスの一方または両方は、モバイルデバイスであり得る。
【0011】
本開示の実施形態の別の態様は、コンピューティングデバイスユーザ間のデータ共有を強化する方法である。前記方法は、第一コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションを介してアクセス可能な第一ユーザインターフェースとのユーザ対話によって生成された送信要求を受信することを含み得、送信要求は画像と、画像の受信者及び画像を利用可能な期間を示す関連する送信データとを含み、前記期間は送信要求の生成から開始する。前記方法は、画像を前記期間の間表示可能にするために第二ユーザインターフェースを更新することを含み得、第二ユーザインターフェースは、受信者に関連付けられた第二コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションを介してアクセス可能である。前記方法は、第二コンピューティングデバイスにプッシュ通知を送信することを含み得、プッシュ通知は、画像が前記期間の間表示可能であることを示す。第一コンピューティングデバイス及び第二コンピューティングデバイスの一方または両方は、モバイルデバイスであり得る。
【0012】
本開示の実施形態の別の態様は、コンピューティングデバイスユーザ間のデータ共有を強化するための動作を実行するためにプロセッサまたはプログラマブル回路によって実行可能な命令が格納された非一時的プログラム記憶媒体である。前記動作は、第一コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションを介してアクセス可能な第一ユーザインターフェースとのユーザ対話によって生成された送信要求を受信することを含み得、送信要求は画像と、画像の受信者を示す関連する送信データとを含む。前記動作は、画像を通話ボタンとともに表示可能にするために第二ユーザーインターフェースを更新することを含み得、第二ユーザインターフェースは、受信者に関連付けられた第二コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションを介してアクセス可能であり、通話ボタンは、第二コンピューティングデバイスから第一コンピューティングデバイスへの通話を開始するための第二ユーザインターフェースとのユーザ対話によって動作可能である。第二コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションは、第二コンピューティングデバイスのネイティブ連絡先リストを更新して、画像を第一コンピューティングデバイスに関連付けるように動作可能であり得る。第一コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションは、第一コンピューティングデバイスのネイティブ連絡先リストを更新して、画像を第二コンピューティングデバイスに関連付けるように動作可能であり得る。第一コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションは、ローカルに格納された画像のコピーを取得して、電話が着信している間画像のポップアップを表示するように動作可能であり得る。第一コンピューティングデバイス及び第二コンピューティングデバイスの一方または両方は、モバイルデバイスであり得る。
【0013】
本開示の実施形態の別の態様は、コンピューティングデバイスユーザ間のデータ共有を強化する方法である。前記方法は、第一コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションを介してアクセス可能な第一ユーザインターフェースとのユーザ対話によって生成された送信要求を受信することを含み得、送信要求は画像と、画像の受信者を示す関連する送信データとを含む。前記方法は、画像を通話ボタンとともに表示可能にするために第二ユーザインターフェースを更新することを含み得、第二ユーザインターフェースは、受信者に関連付けられた第二コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションを介してアクセス可能であり、通話ボタンは、第二コンピューティングデバイスから第一コンピューティングデバイスへの電話を開始するための第二ユーザインターフェースとのユーザ対話によって動作可能である。第二コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションは、第二コンピューティングデバイスのネイティブ連絡先リストを更新して、画像を第一コンピューティングデバイスに関連付けるように動作可能であり得る。第一コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションは、第一コンピューティングデバイスのネイティブ連絡先リストを更新して、画像を第二コンピューティングデバイスに関連付けるように動作可能であり得る。第一コンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションは、ローカルに格納された画像のコピーを取得して、電話が着信している間画像のポップアップを表示するように動作可能であり得る。第一コンピューティングデバイス及び第二コンピューティングデバイスの一方または両方は、モバイルデバイスであり得る。
【0014】
本開示の実施形態の別の態様は、コンピューティングデバイスユーザ間のデータ共有を強化するための動作を実行するためにプロセッサまたはプログラマブル回路によって実行可能な命令が格納された非一時的プログラム記憶媒体である。前記動作は、第一コンピューティングデバイスにインストールされた第一アプリケーションを介してアクセス可能なユーザインターフェースとのユーザ対話によって生成された送信要求を受信することを含み得、送信要求は画像と、画像の受信者を示す関連する送信データとを含む。前記動作は、第二コンピューティングデバイスによる第一コンピューティングデバイスからの通信の受信時に画像を表示可能にするために、受信者に関連付けられた第二コンピューティングデバイスにインストールされた第二アプリケーションに画像を提供することを含み得、第二アプリケーションは、第二コンピューティングデバイスのネイティブコールコントローラを介してアクセス可能である。第二アプリケーションは、第二コンピューティングデバイスのネイティブ連絡先リストを更新して、画像を第一コンピューティングデバイスに関連付けるように動作可能であり得る。第二アプリケーションに画像を提供することは、送信要求の受信時に画像を第二アプリケーションにプッシュすることを含み得る。前記動作はさらに、第二コンピューティングデバイスにプッシュ通知を送信することを含み得、プッシュ通知は、画像が第二アプリケーションに提供されたことを示す。第一コンピューティングデバイス及び第二コンピューティングデバイスの一方または両方は、モバイルデバイスであり得る。通信は、電話であり得る。
【0015】
本開示の実施形態の別の態様は、上記の非一時的プログラム記憶媒体のいずれかと、命令を実行するためのサーバと、第一コンピューティングデバイスと、第二コンピューティングデバイスとを含むシステムである。サーバからの画像の受信に応答して、第二アプリケーションは、第二コンピューティングデバイスのネイティブ連絡先リストを更新して、画像を第一コンピューティングデバイスに関連付けることができる。前記動作はさらに、第二コンピューティングデバイスにプッシュ通知を送信することを含み得、プッシュ通知は、画像が第二アプリケーションに提供されたことを示す。第二アプリケーションは、プッシュ通知が表示されるべきであることを指定する第二アプリケーションのユーザ設定に応答して第二コンピューティングデバイスにプッシュ通知を表示し、プッシュ通知が非表示とされるべきであることを指定する第二アプリケーションのユーザ設定に応答してプッシュ通知を非表示とすることができる。第二アプリケーションは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を使用してサーバから画像を取得し得る。第一アプリケーションは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を使用してサーバに送信要求を提供し得る。第一コンピューティングデバイス及び第二コンピューティングデバイスの一方または両方は、モバイルデバイスであり得る。通信は、電話であり得る。
【0016】
本開示の実施形態の別の態様は、コンピューティングデバイスユーザ間のデータ共有を強化するための方法である。前記方法は、第一コンピューティングデバイスにインストールされた第一アプリケーションを介してアクセス可能なユーザインターフェースとのユーザ対話によって生成された送信要求を受信することを含み得、送信要求は画像と、画像の受信者を示す関連する送信データとを含む。前記方法は、第二コンピューティングデバイスによる第一コンピューティングデバイスからの通信の受信時に画像を表示可能にするために、受信者に関連付けられた第二コンピューティングデバイスにインストールされた第二アプリケーションに画像を提供することを含み得、第二アプリケーションは、第二コンピューティングデバイスのネイティブコールコントローラを介してアクセス可能である。第二アプリケーションは、第二コンピューティングデバイスのネイティブ連絡先リストを更新して、画像を第一コンピューティングデバイスに関連付けるように動作可能であり得る。前記方法はさらに、第二コンピューティングデバイスのネイティブ連絡先リストを更新して、画像を第一コンピューティングデバイスに関連付けることを含み得る。第二アプリケーションに画像を提供することは、送信要求の受信時に画像を第二アプリケーションにプッシュすることを含み得る。前記方法はさらに、第二コンピューティングデバイスにプッシュ通知を送信することを含み得、プッシュ通知は、画像が第二アプリケーションに提供されたことを示す。前記方法はさらに、プッシュ通知が表示されるべきであることを指定する第二アプリケーションのユーザ設定に応答して第二コンピューティングデバイスにプッシュ通知を表示することと、プッシュ通知が非表示とされるべきであることを指定する第二アプリケーションのユーザ設定に応答してプッシュ通知を非表示とすることとを含み得る。前記方法は、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を使用してサーバから画像を取得することを含み得る。前記方法は、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を使用してサーバに送信要求を提供することを含み得る。第一コンピューティングデバイス及び第二コンピューティングデバイスの一方または両方は、モバイルデバイスであり得る。通信は、電話であり得る。
【0017】
本開示の実施形態の別の態様は、コンピューティングデバイスユーザ間のデータ共有を強化するためのシステムである。前記システムは、第一コンピューティングデバイスにインストールされた第一アプリケーションを介してアクセス可能なユーザインターフェースとのユーザ対話によって生成された送信要求を受信する要求プロセッサを含み得、送信要求は画像と、画像の受信者を示す関連する送信データとを含む。システムはさらに、第二コンピューティングデバイスによる第一コンピューティングデバイスからの通信の受信時に画像を表示可能にするために、受信者に関連付けられた第二コンピューティングデバイスにインストールされた第二アプリケーションに画像を提供する画像アクセスマネージャを含み得、第二アプリケーションは、第二コンピューティングデバイスのネイティブコールコントローラを介してアクセス可能である。画像アクセスマネージャは、第二コンピューティングデバイスにプッシュ通知を送信するデバイス通知器を含み得、プッシュ通知は、画像が第二アプリケーションに提供されたことを示す。
【0018】
本明細書に開示される様々な実施形態についてのこれら及び他の特徴及び利点は、全体を通して同様の符号が同様の構成要素を指す、以下の説明及び図面に関連してよりよく理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本開示の一実施形態による、選択されたスマートフォン連絡記録に対するスマートフォンテレフォニー対話と併せて、選択されたユーザ個人のスマートフォンデータ投稿を接続及び表示するシステムの一実施形態を示すブロック図である。
【
図2】複数のスマートフォンデバイス間で選択されたユーザ個人のスマートフォンデータ投稿を接続及び表示するためのシステムを示すブロック図である。
【
図3A】システムに接続する様々なモバイルデバイスの中から画像の送信者に属するモバイルデバイス上で実行されるモバイルアプリケーションのユーザインターフェースを示す一連のスクリーンショットである。
【
図3B】送信者のモバイルデバイス上で実行されるモバイルアプリケーションのユーザインターフェースを示す別の一連のスクリーンショットである。
【
図4A】システムに接続する様々なモバイルデバイスの中から画像の受信者に属するモバイルデバイスの一連のスクリーンショットである。
【
図4B】受信者のモバイルデバイスの別の一連のスクリーンショットであり、受信者のモバイルデバイス上で実行されるモバイルアプリケーションのユーザインターフェースを示すスクリーンショットを含む。
【
図5】受信者のモバイルデバイス上で実行されるモバイルアプリケーションのユーザインターフェースを示す別の一連のスクリーンショットである。
【
図6A】本開示の一実施形態による、例示的な動作フローを示す。
【
図6B】本開示の一実施形態による、別の例示的な動作フローを示す。
【
図7】システムに接続する様々なモバイルデバイスの中から送信者及び受信者のモバイルデバイス上で実行されるモバイルアプリケーションのユーザインターフェースを示す一連のスクリーンショットである。
【
図8A】本開示の一実施形態による、別の例示的な動作フローを示す。
【
図8B】本開示の一実施形態による、別の例示的な動作フローを示す。
【
図9A】本開示の一実施形態による、別の例示的な動作フローを示す。
【
図9B】本開示の一実施形態による、別の例示的な動作フローを示す。
【
図10A】システムに接続する様々なモバイルデバイスの中から画像の送信者に属するモバイルデバイスのネイティブコールコントローラのユーザインターフェースを示す一連のスクリーンショットである。
【
図10B】送信者のモバイルデバイス上で実行されるネイティブコールコントローラのユーザインターフェースを示す別の一連のスクリーンショットである。
【
図11】通話が発信されている時のモバイルデバイスのネイティブコールコントローラのユーザインターフェースを示す一対のスクリーンショットである。
【
図12】通話が受信されている時のモバイルデバイスのネイティブコールコントローラのユーザインターフェースを示す一対のスクリーンショットである。
【
図13】本開示の一実施形態による、例示的な動作フローを示す。
【
図14】本開示の一実施形態による、例示的なデータ共有システムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本開示は、モバイルまたは他のコンピューティングデバイスユーザ間のデータ共有を強化するためのシステム、方法、及び装置の様々な実施形態を包含する。添付の図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、いくつかの現在企図されている実施形態の説明とされることが意図されており、開示された発明が開発または利用され得る唯一の形態を表すことは意図されていない。説明は、例示された実施形態に関連する機能及び特徴を説明する。しかしながら、同一または同等の機能は、本開示の範囲内に包含されることも意図されている異なる実施形態によって達成され得ることが理解されるべきである。さらに、第一、第二等の関係用語の使用は、そのようなエンティティ間の実際の関係または順序を必ずしも要求または暗示することなく、エンティティを互いに区別するためにのみ使用されることが理解される。
【0021】
図1のブロック図を参照すると、選択されたユーザ個人のスマートフォンデータをスマートフォンテレフォニー対話に接続及び表示するシステム100が示されている。本開示の実施形態によれば、通信システム100は、スマートフォンまたは他の方法で格納された個人データ、スマートフォンテレフォニー対話及びソーシャルネットワークを橋渡しすることが企図されている。システム100は、様々なスマートフォンユーザインターフェース及びデータ200~215に接続されたスマートフォンユーザアクセスポイント及びデータプロキシ105を含む。例として、接続500を介してユーザアクセスポイント及びデータプロキシ105に接続されたユーザAのインターフェース及びデータ200と、接続501を介してユーザアクセスポイント及びデータプロキシ105に接続されたユーザBのインターフェース及びデータ205と、接続503を介してユーザアクセスポイント及びデータプロキシ105に接続されたユーザCのインターフェース及びデータ210とが示されている。これら三つのユーザインターフェース及びデータは、例としてのみ提示され、任意の追加の数のユーザインターフェース及びデータ、例えばユーザNのインターフェース及びデータ215が、ユーザデータアクセスポイント及びデータプロキシ105に接続可能であり得る。上記データは、それぞれのスマートフォンに格納されているデータ、またはキャリアネットワークまたはソーシャルネットワークを介して格納されているその他の個人データであると理解される。
【0022】
追加のシステムユーザにアクセスするために、第二データリンク700、720に接続されたエンタープライズデータアクセスポイント160も存在し得る。これらは、スマートフォンインターフェース305と、データインターリンク710を介してインターフェースによってアクセスされるスマートフォンデータ310とを含む、ユーザAのためのスマートフォン300を含む。さらに、例として、スマートフォンインターフェース405と、データインターリンク730を介してアクセスされるスマートフォンデータ410とを含む、ユーザBのための別のスマートフォン300も存在し得る。
【0023】
図1に示されるように、システム100は、着信データアクセスポイント、すなわちスマートフォンユーザデータアクセスポイント及びデータプロキシ105、並びにエンタープライズデータアクセスポイント160に接続されたアプリケーションサーバ110を含む。投稿データ及びルーティング情報要求は、少なくとも構成可能なルーティング及びストレージ命令に基づいて分離することができる。システムはさらに、インターリンク605を介してアプリケーションサーバ110によって利用されるコンポーネントデータベース115を含み得る。さらに、ルールベースのエンジン120、並びに自動化された分類、ルーティング、及びストレージのための他のソースからのAPIへの統合が存在し得る。ルールエンジン120は、インターリンク615を介してアプリケーションサーバに接続され得る。さらに、アプリケーションサーバ110は、インターリンク610を介してエンタープライズデータアクセスポイント160に接続され、スマートフォンユーザデータアクセスポイント及びデータプロキシ105は、インターリンク600を介してアプリケーションサーバ100に接続されている。
【0024】
図2のブロック図は、より一般化されたレベルでシステム100を示している。上で示したように、システム100は、それぞれのモバイルデバイスからアップロードされて、その後の送信のためにそこに格納された前述の画像、動画、及び他のコンテンツ1000を格納する。本明細書で参照されるように、コンテンツ1000は、本明細書に示される例示的な画像であり得るが、マルチメディア及び他の同様の媒体に限定することは意図されていない。スケジューリング要求、通話要求、顧客サービス要求等の他のデータは、コンテンツという用語に含まれることが意図されている。当業者は、画像に関連して本明細書に示されて説明される特定の例もまた、そのような他のコンテンツに適用可能であり、本開示の様々な特徴がそれに適応可能であることを認識するであろう。モバイルデバイスはそれぞれモバイルアプリケーション1100を実行する。第一モバイルデバイスはモバイルアプリケーション1100aを実行し、第二モバイルデバイスはモバイルアプリケーション1100bを実行する。
【0025】
図3Aは、システム100に接続する様々なモバイルデバイス(例えば、スマートフォン)のうちの一つの上で実行されるモバイルアプリケーション1100のユーザインターフェース1200を示している。
図3Aの例は、システム100を介してモバイルデバイスから別のモバイルデバイスにデータを送信するための送信要求をユーザが作成中である、三つの連続した段階におけるユーザインターフェース1200を示している。
図3Aの最も左のスクリーンショットに示されるように、ユーザ(すなわち、送信者)の体験は、ユーザインターフェース1200の連絡先画面1201から開始され得る。連絡先画面1201は、送信者の連絡先のリストを(例えば、アルファベット順に)表示しており、これは例えば、モバイルデバイスのアドレス帳からインポートすることができる。連絡先リストの各項目1210は、連絡先の名前1212と、連絡先を表すサムネイル画像またはアバター1214と、連絡先との電話を開始するための電話ボタン1216と、送信要求を作成するためのフラッシュボタン1218とを含み得る。フラッシュボタン1218は、電話にモバイルアプリケーション1100がインストールされており、従ってモバイルアプリケーション1100のプロバイダに登録されている連絡先のみについて利用可能となり得る。モバイルアプリケーション1100を持たない連絡先(例えば、「Alex Fer(アレックス ファー)」及び「Cristo(クリスト)」)については、フラッシュボタン1218は、ユーザインターフェース1200のユーザがモバイルアプリケーション1100をダウンロードするためのリンクを備えた、連絡先宛の招待メッセージ(例えば、テキストメッセージ、電子メール等)を自動生成可能な「Invite(招待)」ボタンに置き換えられ得る。示されるように、モバイルアプリケーション1100を有する一部の連絡先(例えば、「Ana Smith(アナ スミス)」及び「Bean Jessi…(ビーン ジェシ…)」)については、フラッシュボタン1218は、モバイルアプリケーション1100を使用してその連絡先に送信された最新の画像のサムネイル画像に置き換えられ得る。連絡先画面1201は、例えばすべての連絡先、モバイルアプリケーション1100を有する連絡先のみ、及びユーザ指定の連絡先をそれぞれ表示するために、連絡先のリストをフィルタリングするためのタブ(例えば、「ALL(すべて)」、「FLASH(フラッシュ)」、「FAVORITES(お気に入り)」)を含み得る。連絡先のリストを検索するための機能(例えば、虫眼鏡アイコン)及びカメラアプリケーションにナビゲートするための機能(例えば、カメラアイコン)もまた、連絡先画面1201からモバイルアプリケーション1100の他の画面にナビゲートするためのナビゲーションツール(例えば、「Contacts(連絡先)」、「Groups(グループ)」、「Photos(写真)」)とともに、連絡先画面1201に含まれ得る。
【0026】
送信者が画像を送信したい連絡先に関連付けられたフラッシュボタン1218(またはフラッシュボタン1218に置き換えられた最新の画像のサムネイル画像)を送信者がタップすると、ユーザインターフェース1200は、
図3Aの中央のスクリーンショットに示される画像選択画面1202にナビゲートされ得る。ここで送信者は、モバイルデバイス上にローカルで格納された利用可能な画像1220のセットから画像1220を選択し得る。画像1220のセットは例えば、モバイルデバイス上の写真ライブラリからインポートされ得、示されるように、サムネイル画像1220のグリッドとして表示され得る。送信者が各画像1220をタップすると、画像1220は、それが現在選択されている画像1220であることを示すために(例えば、色付きの境界線で)マークされ得る。示されるように、現在選択されている画像1220の拡大ビュー1220aが表示され得る。選択された画像1220に満足すると、送信者は隠し(hidden)フラッシュボタン1230をタップして、送信要求の作成を続行し得る。
【0027】
送信者が隠しフラッシュボタン1230をタップすることに応答して、ユーザインターフェース1200は、
図3Aの最も右のスクリーンショットに示されるように、期間選択画面1203(例えば、ポップアップウィンドウ)にナビゲートされ得る。期間選択画面1203は、選択された画像1220が受信者によって閲覧可能である期間を送信者が選択することを可能にするための選択ツール1240(例えば、ラジオボタン、入力フィールド等)を含み得る。送信者が選択した時間(例えば、「1 min(1分)」)に満足したら、「Yes(はい)」ボタンをタップして送信要求を確認するか、「Cancel(キャンセル)」ボタンをタップして送信要求をキャンセルすることができる。確認されると、完了した送信要求は、システム100に(例えば、インターネットを介して)送信され得る。完了した送信要求は、選択された受信者(すなわち、送信要求を開始するためにフラッシュボタン1218を使用された連絡先)及び選択された期間を示す関連する送信データとともに、選択された画像1220(例えば、画像ファイル)を含み得る。以下でより詳細に説明されるように、システム100は次に、送信要求が生成された時から開始する、選択された期間の間、選択された画像1220を受信者が閲覧可能となるようにする。
【0028】
図3Bは、システム100に接続する様々なモバイルデバイスのうちの一つの上で実行されるモバイルアプリケーション1100のユーザインターフェース1200を示している。
図3Bの例は、
図3Aで開始された一連のスクリーンショットに続く、ユーザが送信要求を作成した直後の、ユーザインターフェース1200のさらに二つの連続した段階を伴っている。
図3Aの最も右のスクリーンショットに示されるように、期間についてのユーザ確認及び送信要求の完了に応答して、ユーザインターフェース1200は、送信要求が正常に完了したことを示す確認画面1204(例えば、ポップアップウィンドウ)にナビゲートされ得る。例えば、確認画面1204は、送信要求がシステム100(例えば、アプリケーションサーバ101)に正常にアップロードされたことを確認し、例えば確認画面1204上のOKボタン1250をタップすることによって、確認についてのユーザの認証を待つことができる。その後ユーザは、ユーザインターフェース1200の連絡先画面1201に戻ることができる。(
図3Aの最も左のスクリーンショットと比較して)
図3Bの右側のスクリーンショットに示されるように、連絡先画面1201は、最新の送信要求の受信者(「Burnet Criti…(バーネット クリティ…)」)に関連付けられたフラッシュボタン1218を、送信要求の画像のサムネイル画像1218aに置き換えるように更新され得る。このように、サムネイル画像1218aは、モバイルアプリケーション1100を使用してその連絡先に送信された最新の画像を示し得る。
【0029】
図4Aは、システム100に接続する様々なモバイルデバイスのうちの別の一つにおける、三つの連続したスクリーンショットを示しており、この例では、送信要求の受信者のモバイルデバイスを示している。
図4Aの例は、
図3A及び
図3Bの送信者の送信要求に関するプッシュ通知1310をユーザが受信中の、三つの連続した段階におけるモバイルデバイスを示している。
図4Aの最も左のスクリーンショットに示されるように、ユーザ(すなわち、受信者)の体験は、モバイルデバイスのロック画面1301、またはプッシュ通知1310が表示される他の画面(例えば、通知センター)から開始され得る。あるいは、そのような体験は、モバイルデバイスの任意の画面をオーバーレイするポップアップとして開始され得る(例えば、ユーザが無関係のアプリケーションを使用している最中である場合があり得る)。示されるように、送信者の送信要求に対応するプッシュ通知1310が表示される。プッシュ通知1310は、モバイルアプリケーション1100の名前(「Flash(フラッシュ)」)及びアイコン、プッシュ通知1310が受信された時刻(「Now(今)」)、及びプッシュ通知1310の内容(「Ana Smith Flashed a hidden image for 30 min…(アナ スミスが30分間隠し画像をフラッシュしました…)」)を含み得る。受信者はプッシュ通知1310が「Now(今)」(例えば、最後の1分以内に)受信されたことがわかるため、アナ スミスが送信した隠し画像を閲覧するために約30分が残っていることを知ることができる。プッシュ通知1310が受信された時間が約5分前であった場合、受信者は例えば、隠し画像を閲覧するために約25分が残っていることを知ることができる。モバイルアプリケーション1100を開いて画像を閲覧したい場合、受信者は、モバイルデバイスのオペレーティングシステムに従ってモバイルデバイス上のアプリケーションのロックを解除してこれにナビゲートするための通常の手順によって、プッシュ通知1310をスワイプするか、その他の方法でプッシュ通知1310との対話をすることができる。プッシュ通知1310の内容は、隠し画像を閲覧するための残り時間に依存し得ることが企図される。例えば、設定された期間のうちの特定の時間または割合(パーセント)が画像を閲覧するために残っている場合(例えば、5分、10%等)、例えば「See the hidden Flashed image before it’s gone(消える前に隠しフラッシュ画像を見る)」という追加のプッシュ通知1310が送信され得る。期間が満了すると、例えば「The hidden image John Flashed expired without being viewed(ジョンがフラッシュした隠し画像は、閲覧されずに期限切れとなりました)」という別のプッシュ通知1310が送信され得る。
【0030】
受信者がプッシュ通知1310と対話することに応答して、モバイルデバイスは、認証のためにモバイルデバイスの指紋センサを使用することを受信者に促す認証プロンプト1320を表示し得、指紋センサを使用した認証が成功した後、認証成功通知1330がなされ得る。受信者がパスワードによる認証を希望する場合は、「Use Password(パスワードを使用)」ボタンが表示され得る。受信者がモバイルアプリケーション1100を開くことをもはや望まず、むしろロック画面1301に戻ることを望む場合、「Cancel(キャンセル)」ボタンも表示され得る。
【0031】
図4Bは、送信要求の受信者のモバイルデバイスのさらに二つの連続したスクリーンショットを示している。
図4Bの左側のスクリーンショットは、パスワードプロンプト1340及びパスワード入力ツール1350の例であり、これによって受信者は、
図4Aに示される「Use Password(パスワードを使用)」ボタンをタップした後、認証のためにパスワードを入力することができる。指紋認証またはパスワード認証のいずれかによる受信者の認証後、モバイルアプリケーション1100は、プッシュ通知1310で参照される画像、すなわち期間限定で受信者が閲覧可能な「flashed(フラッシュされた)」画像を閲覧するための画面を直接起動し得る。この例は
図4Bの右側のスクリーンショットに示されており、ここではモバイルアプリケーション1100が、プッシュ通知1310から直接受信者のモバイルデバイス上で起動されている。
図4Bの右側のスクリーンショットに示される例は、フラッシュされた画像のビュー1260及びフラッシュされた画像を閲覧するための残り時間を示すタイマ1270を含む、ユーザインターフェース1200の画像閲覧画面1205を示している。タイマ1270が満了すると、モバイルアプリケーション1100は、ユーザインターフェース1200の別の画面(例えば、
図3Aの連絡先画面1201)に自動的にナビゲートされ得る。あるいは、画像閲覧画面1205は依然として表示されているが、フラッシュされた画像のビュー1260が削除されて、受信者がそれをもはや閲覧することができないようになってもよい。同じ方針に沿えば、フラッシュされた画像は閲覧可能のままである一方で、モバイルアプリケーション1100は画像を保存不可能とし、スクリーンショットプルーフとしてもよい。例えば、モバイルアプリケーション1100は、モバイルデバイスのオペレーティングシステムの保存またはスクリーンショット機能を禁止とするか、または(例えば、一時的なディザリングによって)静止キャプチャを歪める方法で画像を表示してもよい。フラッシュされた画像の送信者は、受信者が画像を閲覧、保存、またはスクリーンショットすることに関して通知を受けることができることも企図されている。例えば、システム100は、例えば「John has seen the hidden image you Flashed(ジョンはあなたがフラッシュした隠し画像を見ました)」または「Ana Smith has screenshotted a photo you Flashed(アナ スミスはあなたがフラッシュした写真をスクリーンショットしました)」というプッシュ通知を送信者に送信し得る。
【0032】
図5は、送信要求の受信者がフラッシュされた画像を閲覧可能な代替の一連のスクリーンショットを示している。プッシュ通知1310からモバイルアプリケーション1100を起動する代わりに、受信者は、(例えば、モバイルデバイスのホーム画面上のモバイルアプリケーション1100のアイコンをタップすることによって)モバイルアプリケーション1100を手動で起動することができる。モバイルアプリケーション1100内において、受信者は
図5の第一の(左上の)スクリーンショットに示されるように、ユーザインターフェース1200の連絡先画面1201から開始することができ、これは
図3Aの連絡先画面1201と同じであり得る。連絡先リストの項目1210としてリストされている特定の連絡先(「Bean Jessi…(ビーン ジェシ…)」)に関連付けられた履歴ボタン1213をタップすることにより、ユーザは
図5の第二の(右上の)スクリーンショットに示されるように、ユーザインターフェース1200の履歴画面1206にナビゲートされ得る。履歴画面1206は、履歴ボタン1213がタップされた特定の連絡先に関連付けられており、ユーザ(すなわち、この場合受信者)がモバイルアプリケーション1100を使用してその連絡先に送信した、またはその連絡先から受信したサムネイル画像1280の一つ以上のグリッドを含み得る。例えば、「You Flashed(あなたがフラッシュした)」というタブが選択された時は、ユーザがその連絡先に送信したサムネイル画像1280のグリッドが表示され、「They Flashed(彼らがフラッシュした)」というタブが選択された時は、ユーザがその連絡先から受信したサムネイル画像1280の別個のグリッド(図示略)が表示され得る。
【0033】
モバイルアプリケーション1100は、二種類の異なる画像共有、通常のフラッシュ画像及び隠しフラッシュ画像をサポートし得ることに留意されたい。
図3Aに戻ると、ユーザインターフェース1200の画像選択画面1202は、隠しフラッシュボタン1230に加えて、送信者が閲覧のための期間無しで選択された画像1220を送信することを可能にする、通常のフラッシュボタン1232を含み得る。再び
図5を参照すると、履歴画面1206の「You Flashed(あなたがフラッシュした)」及び「They Flashed(彼らがフラッシュした)」というタブの下に表示されるサムネイル画像1280のグリッドは、(例えば、通常のフラッシュボタン1232を使用して)通常のフラッシュ画像として送信された画像を表示し得る。よって、これらのサムネイル画像1280は、無期限に閲覧可能であり続け、タイマ1270無しで表示され得るが、画像がいつ送信されたかを示す日時情報を伴っている。
【0034】
隠しフラッシュ画像を閲覧したい場合、ユーザ(すなわち、この場合受信者)は、隠しフラッシュ履歴ボタン1290をタップして、
図5の第三または第五のスクリーンショット(下の行の一番目または三番目のスクリーンショット)に示されるように、ユーザインターフェース1200の隠しフラッシュ履歴画面1207にナビゲートされ得る。履歴画面1206と同様に、隠しフラッシュ履歴画面1207は、履歴ボタン1213がタップされた特定の連絡先に関連付けられ得る。
図5の第三のスクリーンショットに示されるように、「You Hidden Flashed(あなたが隠しフラッシュを行った)」というタブが選択されると、隠しフラッシュ履歴画面1207は、モバイルアプリケーション1100の隠しフラッシュ機能を使用して(例えば、
図3Aに示される隠しフラッシュボタン1230を使用して)、ユーザ(すなわち、この場合受信者)が関連する連絡先に送信したサムネイル画像1282のグリッドを表示し得る。
図5の第五のスクリーンショットに示されるように、「They Hidden Flashed(彼らが隠しフラッシュを行った)」というタブが選択されると、隠しフラッシュ履歴画面1207は、モバイルアプリケーション1100の隠しフラッシュ機能を使用して、ユーザがその連絡先から隠しフラッシュ画像として受信したサムネイル画像1284のグリッドを表示し得る。示されるように、「They Hidden Flashed(彼らが隠しフラッシュを行った)」というタブの下のサムネイル画像1284はそれぞれ、その閲覧期間が満了する前に画像を閲覧するためにどれだけの時間が残っているかを示すタイマ1270を含み得る。対照的に、「You Hidden Flashed(あなたが隠しフラッシュを行った)」というタブの下のサムネイル画像1282はそれぞれ、隠しフラッシュ履歴画面1207に残っており、有効期限が満了することなく無期限に閲覧するためにアクセス可能である(ただしユーザの好みによっては、そのような送信された隠し画像も期限切れとなってもよい)。
【0035】
図5の第六の(右下の)スクリーンショットに示されるように、隠しフラッシュ履歴画面1207の「They Hidden Flashed(彼らが隠しフラッシュを行った)」というタブの下のサムネイル画像1284をタップすると、ユーザインターフェース1200を、フラッシュされた画像のビュー1260と、フラッシュされた画像を閲覧するための残り時間を示すタイマ1270とを含む、
図4Bに示される示されるのと同じ画像閲覧画面1205にナビゲートすることができる。タイマ1270が満了すると、ユーザインターフェース1200は、別の画面(例えば、隠しフラッシュ履歴画面1207)に自動的にナビゲートされ得る。あるいは、画像閲覧画面は引き続き表示されているが、フラッシュされた画像のビュー1260は削除されてもよい。同様に、
図5の第四のスクリーンショット(下の行の二番目のスクリーンショット)に示されるように、隠しフラッシュ履歴画面1207の「You Hidden Flashed(あなたが隠しフラッシュを行った)」というタブの下のサムネイル画像1282をタップすると、サムネイル1282によって表されるフルサイズ画像を閲覧するための、同様の画像閲覧画面1205にユーザインターフェース1200をナビゲートすることができる。
【0036】
モバイルアプリケーション1100は、ユーザが隠しフラッシュ履歴ボタン1290をタップすることによって隠しフラッシュ履歴画面1207にアクセスしようとする時に、ユーザ認証を要求するように構成され得ることが企図される。よって、ユーザが隠しフラッシュ履歴ボタン1290をタップすると、モバイルデバイスは、
図4Aに示されるような認証プロンプト1320及び認証成功通知1330、及び/または
図4Bに示されるようなパスワードプロンプト1340及びパスワード入力ツール1350を表示し得る。指紋認証またはパスワード認証のいずれかによるユーザ認証の後、モバイルアプリケーション1100は
図5に示されるように、履歴画面1206から隠しフラッシュ履歴画面1207に進むことができる。
【0037】
図6Aは、
図1及び
図2に示されるシステム100、並びに
図3A、
図3B、
図4A、
図4B、及び
図5に示される一連のスクリーンショットに関連する本開示の実施形態による例示的な動作フローを示している。
図6Aの動作フローは、送信者のモバイルデバイス内で開始され得、
図3Aに示されるように、ユーザはユーザインターフェース1200の連絡先画面1201及び画像選択画面1202に関連して説明されるように、受信者及び画像を選択する(ステップ1)。受信者は例えば、所望の受信者である連絡先に関連付けられたリスト項目1210のフラッシュボタン1218をタップすることによって選択され得、画像は、画像1220をタップし、続いて隠しフラッシュボタン1230をタップすることによって選択され得る。受信者及び画像を選択した後(受信者、画像、及び期間を選択する任意の順序が企図されるが)、動作フローは、
図3Aに示されるようなユーザインターフェース1200の期間選択画面1203に関連して説明されるように、ユーザの期間設定を継続し得る(ステップ2)。期間は例えば、ラジオボタンまたは他の選択ツール1240を使用して選択することができる。選択された受信者、画像、及び期間に満足すると、ユーザは(例えば、期間選択画面1203で「Yes(はい)」をタップすることによって)送信要求を確認し、隠しフラッシュ画像の送信を開始することができる(ステップ3)。次に、画像と、受信者及び期間を示す関連する送信データとを含む完了した送信要求は例えば、インターネットを介したデータ転送をサポートする標準サーバインターフェース等のAPIを使用して(例えば、JavaScript(登録商標) Object Notation(JSON))、システム100にアップロードされる(ステップ4)。
【0038】
図6Aの動作フローは、システム100による送信要求の受信に続く。送信要求を受信すると、システム100は、送信要求によって示された受信者に関連付けられたユーザインターフェース1200を更新して、送信要求によって指定された期間、送信要求の画像を閲覧可能にすることができる。システム100は例えば、受信者のモバイルデバイスにインストールされたモバイルアプリケーション1100によって解釈されるようにサーバ側データを更新することができる。次に、システム100はプッシュ通知1310を受信者のモバイルデバイスに送信することができ(ステップ5)、プッシュ通知1310は、送信要求によって指定された期間、画像が閲覧可能であることを示す。次に、受信者のモバイルデバイスは、
図4Aに示されるようなロック画面1301、またはプッシュ通知1310が表示される他の画面(例えば、通知センター)上に、またはモバイルデバイスの任意の画面をオーバーレイするポップアップとして、プッシュ通知1310を表示することができる(ステップ6)。画像が期限切れとなる前に時間が残っている場合、受信者は、プッシュ通知1310から直接モバイルアプリケーション1100を起動することによって、または
図4A、
図4B、及び
図5に関連して説明されるように、モバイルアプリケーション1100内から画像にナビゲートされることによって、画像を閲覧することができる。
【0039】
図6Bは、
図1及び
図2に示されるシステム100、並びに
図3A、
図3B、
図4A、
図4B、及び
図5に示される一連のスクリーンショットに関連する本開示の実施形態による別の例示的な動作フローを示している。
図6Bの動作フローは、受信者が
図6Aの送信者によって送信された画像(すなわち、プッシュ通知1310に示される隠しフラッシュ画像)を閲覧したい時に、受信者のモバイルデバイス内で発生し得る。
図6Bの動作フローは、
図4Aに示されるようなプッシュ通知1310との受信者の対話(ケース1)、または
図5に示されるような隠しフラッシュ履歴ボタン1290との受信者の対話(ケース2)のいずれかから開始され得る(ステップ1)。いずれの場合も、上述のように、例えば
図4Aに示されるような認証プロンプト1320及び認証成功通知1330を使用した指紋によるユーザの認証、及び/または
図4Bに示されるようなパスワードプロンプト1340及びパスワード入力ツール1350を使用したパスコードによるユーザの認証が必要とされ得る(ステップ2)。送信された画像の受信者の認証が成功した後、モバイルデバイスは例えば、インターネットを介したデータ転送をサポートする標準サーバインターフェース等のAPIを使用して(例えば、JavaScript(登録商標) Object Notation(JSON))、送信者の送信要求で設定された画像及び関連する期間についてシステム100にクエリ(照会)を行い得る(ステップ3)。例えば、プッシュ通知1310から直接画像にアクセスする場合、システム100へのクエリは、プッシュ通知1310を送信者の送信要求にリンクさせるプッシュ通知1310のIDを含み得る。隠しフラッシュ履歴ボタン1290を使用してモバイルアプリケーション1200の履歴画面1206から画像にアクセスする場合、システム100へのクエリは、履歴画面1206が表示されており、且つその送信データが受信者を示しているユーザによってアップロードされた送信要求を見つけることができる。正しい送信要求が見つけられた後、モバイルアプリケーション1100は次に、閲覧時間がまだ満了していなければ残りの閲覧時間を示すタイマ1270とともに、画像を受信者に対して(例えば、ユーザインターフェース1200の画像閲覧画面1205上に)表示することができる(ステップ4)。
【0040】
図7は、システム100に接続された送信者及び受信者のモバイルデバイス上で実行されるモバイルアプリケーション1100のユーザインターフェース1400を、三つの連続した段階で示している。
図7の例では、説明のために、送信者はある企業、地方自治体、またはその他のサービスプロバイダの顧客であるとする。受信者はサービスプロバイダである。最も左のスクリーンショットは、受信者(すなわち、サービスプロバイダ)にデータを送信するための送信要求を作成する際の送信者(すなわち、顧客)の体験を表している。ユーザインターフェース1400に関する送信者の体験は、以下に説明することを除いて、
図3A、
図3B、及び
図6Aに関連して説明されたユーザインターフェース1200に関する送信者の体験と同じであり得る。
【0041】
図7の最も左のスクリーンショットは、隠しフラッシュボタン1230が省略されていることを除いて、
図3Aに示されるユーザインターフェース1200の画像選択画面1202と同じ画像選択画面1402を示している(隠しフラッシュボタン1230を省略する必要はなく、ユーザインターフェース1200及び1400の機能を単一のユーザインターフェースに組み合わせ得ることに留意されたい)。ここで、
図3Aのように、送信者はモバイルデバイス上にローカルで格納された利用可能な画像1420のセットから画像1420を選択することができる。画像1420のセットは、例えばモバイルデバイス上の写真ライブラリからインポートされ得、示されるように、サムネイル画像1420のグリッドとして表示され得る。送信者が各画像1420をタップすると、画像1420は、それが現在選択されている画像1420であることを示すために(例えば、色付きの境界線で)マークされ得る。示されるように、現在選択されている画像1420の拡大ビュー1420aが表示され得る。
【0042】
図7の例では、送信者は、選択された画像1420に「DON’T CROSS THE LINE(線を越えないでください)」という言葉を書いている。選択された画像1420のそのような編集は、編集ボタン1434をタップすることによって現れ得る編集ツール(例えば、鉛筆、絵筆、テキストボックス、図形等)を使用して行われ得る(
図3Aに示されるように、同一の編集ボタン1434が、ユーザインターフェース1200の画像選択画面1202上で利用可能であり得る)。
図7に関連して説明されるように、顧客がサービスプロバイダに画像を送信する状況において、編集ボタン1434は、画像をサービスプロバイダに送信する時に、送信者が何らかの説明または状況を提供することを可能にし得る。例えば
図7の場合、顧客は、道路の黄色い中央線を越えて配置されている、誤って配置された交通障壁の写真を撮影した。顧客は適切な交通当局に送信する画像1420を選択し、編集ボタン1434を使用して画像を編集して、交通障壁が容認できないほど線を越えて配置されていたという顧客の苦情の説明を行った。
【0043】
送信者は、選択された画像1420及び選択された画像1420の編集に満足すると、フラッシュボタン1432をタップして、送信要求の作成を続行することができる。この時点で、ユーザは画像を閲覧する期間を画像に関連付けるか否か等、送信要求に関連する様々なオプションを選択するように求められてもよい(例えば、
図3Aの期間選択画面1203を使用するが、上述のように、場合によっては当該機能は隠しフラッシュ画像に限定され得る)。
図7の例の目的のために、送信者は画像に通話要求を含めることを選択したと仮定する。これは、フラッシュボタン1432をタップした後に指定されてもよいし、通常すべての送信要求に対して通話要求を含むように設定メニューで送信者によって指定されてもよい。完了した提出要求は、システム100に送信され得、選択された受信者(例えば、
図3Aに示されるように送信要求を開始するためにフラッシュボタン1218を使用された連絡先)及び通話要求を含む指定を示す関連する送信データとともに、選択された画像1420(例えば、画像ファイル)を含み得る。以下でより詳細に説明するように、システム100はその後、選択された画像1420を受信者が閲覧できるようにし、受信者はボタンに触れるだけで送信者にコールバックできるようになる。
【0044】
図7の中央及び最も右のスクリーンショットは、送信者(顧客)の送信要求に関するプッシュ通知1310を受信者が受信している間の、受信者(サービスプロバイダ)のモバイルデバイスを示している。受信者の体験は、
図4Aの最も左のスクリーンショットに示されるようなモバイルデバイスのロック画面1301、またはプッシュ通知1310が表示される他の画面(例えば、通知センター)から、またはモバイルデバイスの任意の画面をオーバーレイするポップアップとして開始され得る。
図7の中央のスクリーンショットの例では、受信者は現在、(「Favorites(お気に入り)」タブが選択されている)連絡先画面1401を閲覧している。これは、送信者の送信要求に対応するプッシュ通知1310がポップアップとして表示された時の、
図3Aの連絡先画面1201と同じであり得る。
図4Aに示されるプッシュ通知1310のように、
図7のプッシュ通知1310は、モバイルアプリケーション1100の名前(「Flash(フラッシュ)」)及びアイコン、プッシュ通知1310が受信された時刻(「Now(今)」)、及びプッシュ通知1310の内容(「from Iphone8(Iphone8から)」)を含み得る。受信者が画像に直接ナビゲートされたい場合(必要に応じてモバイルアプリケーション1100を起動することを含む)、受信者はモバイルデバイスのオペレーティングシステムに応じたプッシュ通知を介してモバイルデバイス上のアプリケーションにナビゲートするための通常の手順を使用して、スワイプ、タップ、またはプッシュ通知1310との対話をすることができる。
【0045】
受信者がプッシュ通知1310と対話することに応答して、モバイルアプリケーション1100のユーザインターフェース1400は、プッシュ通知1310で参照される画像、すなわち受信者の連絡先リストにある「Iphone8」という名前の顧客によって送信された選択された画像1420(「flashed(フラッシュされた)」画像とも呼ぶ)を閲覧するための画面に直接ナビゲートされ得る。この例は
図7の最も右のスクリーンショットに示されており、ユーザインターフェース1400の画像閲覧画面1405が、フラッシュされた画像のビュー1460と、送信者が編集ボタン1434を使用して作成した任意の書き込み及び描写とともに示されている。この場合、フラッシュされた画像は通常のフラッシュ画像であり、
図4Bの画像閲覧画面1205に示されるような隠しフラッシュ画像ではないので、タイマ1270は省略されてもよく、フラッシュ画像は無期限に利用可能であり得る。同じ方針に沿って、保存機能(ディスクボタン)及び/またはお気に入り機能(スターボタン)がここに提供され得、受信者が後で画像を見つけて閲覧できるようにすることができる。隠しフラッシュ画像の場合、このような機能が無効となっていてもよい。フラッシュされた画像とともに、画像閲覧画面1405はまた、送信者の送信要求によって指定されたように、通話ボタン1462を含む。受信者(企業)は、通話ボタン1462をタップするだけで、フラッシュされた画像の送信者のモバイルデバイスとの電話を即座に開始することができる。フラッシュ画像の送信者のモバイルデバイスを呼び出す代わりに、メッセージを送信することも可能である。これに関して、画像閲覧画面1405は、送信者の送信要求によって指定されたメッセージボタン1463を含む。メッセージは、電子メール、SMSテキストメッセージ、または他の任意の適切な通信とすることができる。よって、そのような電話及びメッセージは一般に、開始され得る通信対話と呼ばれ得ることが理解されよう。
【0046】
連絡先画面1401に示されているように、送信パッケージを送信した連絡先(すなわち、顧客)に関連付けられたリスト項目1410が更新されて、連絡先のアバター1414がフラッシュされた画像(送信者の編集を含む)に変更される。これにより、受信者(すなわち、サービスプロバイダ)は、連絡先及び電話番号を、現在の顧客の問題/要求と簡単に関連付けることができる。例えば、連絡先名「Iphone8」に関連付けられたリスト項目1410を見るだけで、この連絡先が交通障壁の問題を指摘した人物であることがすぐにわかる。
【0047】
図8Aは、
図1及び
図2に示されるシステム100、並びに
図7に示される一連のスクリーンショットに関連する本開示の実施形態による例示的な動作フローを示している。
図8Aの動作フローは、送信者(顧客)のモバイルデバイス内で開始され得、
図7に示されるように、送信者はユーザインターフェース1400の画像選択画面1402に関連して説明されるように、受信者及び画像を選択する(ステップ1)。上述のように、受信者の選択は、
図3Aの連絡先画面1201に関連して説明されたものと同じであり得る(例えば、所望の受信者である連絡先に関連付けられたリスト項目1210のフラッシュボタン1218をタップする)。画像は例えば、画像1420をタップし、続いてフラッシュボタン1432をタップすることによって選択することができる。受信者及び画像を選択した後、動作フローは、通話要求とともにフラッシュされた画像の送信を続行することができる(ステップ2)。ただし、通話要求自体はそのユーザのデフォルト設定であってもよい。次に、画像と、受信者を示す関連する送信データとを含む完了した送信要求は例えば、インターネットを介したデータ転送をサポートする標準サーバインターフェース等のAPIを使用して(例えば、JavaScript(登録商標) Object Notation(JSON))、システム100にアップロードされる(ステップ3)。
【0048】
図8Aの動作フローは、システム100による送信要求の受信に続く。送信要求を受信すると、システム100は、送信要求によって示された受信者(すなわち、サービスプロバイダ)に関連付けられたユーザインターフェース1400を更新して、送信要求の画像を表示可能にすることができる。システム100は例えば、受信者のモバイルデバイスにインストールされたモバイルアプリケーション1100によって解釈されるように、サーバ側データを更新することができる。次に、システム100は、プッシュ通知1310を受信者のモバイルデバイスに送信することができ(ステップ4)、プッシュ通知1310は、画像が表示可能であることを示す。次に、受信者のモバイルデバイスは、
図7に示されるようなポップアップとして(または
図4Aに示されるようなロック画面1301またはプッシュ通知1310が表示される他の画面上に)プッシュ通知1310を表示し得る(ステップ5)。上述のように、受信者のモバイルデバイスはまた、モバイルデバイスのネイティブ連絡先リスト及び/または(上述のように、デバイスのネイティブ連絡先リストのインポートであり得る)モバイルアプリケーション1100の連絡先画面1401の連絡先リスト内の送信者(すなわち、顧客)のアバター1414を更新し得る。受信者は、プッシュ通知1310から直接モバイルアプリケーション1100を起動することによって、または
図4A、
図4B、及び
図5に関連して説明されるように、モバイルアプリケーション1100内から画像にナビゲートされることによって、画像を閲覧することができる。
【0049】
図8Bは、
図1及び
図2に示されるシステム100、並びに
図7に示される一連のスクリーンショッに関連する本開示の実施形態による別の例示的な動作フローを示している。
図8Bの動作フローは、受信者が、
図8Aの送信者(すなわち、顧客)によって送信された画像(すなわち、プッシュ通知1310に示されるフラッシュ画像)を閲覧したい時に、受信者(すなわち、サービスプロバイダ)のモバイルデバイス内で発生し得る。
図8Bの動作フローは、プッシュ通知1310との受信者の対話(ケース1)、または
図7に示され(且つ
図5に関連して説明され)るような履歴ボタン1413との受信者の対話(ケース2)のいずれかから開始され得る(ステップ1)。いずれの場合も、任意選択で、受信者の認証が成功した後、モバイルデバイスは例えば、インターネットを介したデータ転送をサポートする標準サーバインターフェース等のAPIを使用して(例えば、JavaScript(登録商標) Object Notation(JSON))、送信者の送信要求で設定され得る画像及び関連する期間についてシステム100にクエリを行い得る(ステップ3)。例えば、プッシュ通知1310から直接画像にアクセスする場合、システム100へのクエリは、プッシュ通知1310を送信者の送信要求にリンクさせるプッシュ通知1310のIDを含み得る。モバイルアプリケーション1400の履歴ボタン1413を使用して画像にアクセスする場合、システム100へのクエリは、履歴ボタン1413が操作されており、且つその送信データが受信者を示しているユーザによってアップロードされた送信要求を見つけることができる。正しい送信要求が見つけられた後、モバイルアプリケーション1100は次に、通話ボタン1462またはメッセージボタン1463とともに、受信者に画像を(例えば、ユーザインターフェース1400の画像閲覧画面1405上に)表示することができる(ステップ4)。通話ボタン1462またはメッセージボタン1463は、画像に埋め込まれ得る。
【0050】
図9Aは、
図1及び
図2に示されるシステム100、並びに
図7に示される一連のスクリーンショットに関連する本開示の実施形態による別の例示的な動作フローを示している。
図9Aの動作フローは、
図8Bの動作フローの直後に、受信者(すなわち、サービスプロバイダ)のモバイルデバイス内で開始され得る。ユーザインターフェース1400の画像閲覧画面1405上でフラッシュされた画像を閲覧している間、受信者は、通話ボタン1462をタップして、モバイルアプリケーション1100内から直接送信者のモバイルデバイスとの電話を開始することができる(ステップ1)。動作フローは、送信者(すなわち、顧客)の送信要求の一部であった画像、例えば誤って配置された交通障壁の画像の全画面表示とともに、受信者(すなわち、サービスプロバイダ)によって開始された電話を、送信者(すなわち、顧客)のモバイルデバイスが受信することで続行され得る(ステップ2)。例えば、iOS(登録商標)のオペレーティングシステムを使用するモバイルデバイスの場合、送信者が送信要求を作成/アップロードすると(例えば、
図8Aのステップ2)、モバイルアプリケーション1100は送信者のネイティブ連絡先設定を更新して、受信者のアバターを送信要求の画像に置き換え得る。次に、送信者のモバイルデバイスが
図9Aのステップ2で受信者からの着信を受信すると、モバイルデバイスは着信とともに画像を表示する。
【0051】
Android(登録商標)のオペレーティングシステムを使用するモバイルデバイスの場合、
図9Bの動作フローが使用され得る。この場合、受信者(すなわち、サービスプロバイダ)が通話ボタン1462をタップして送信者のモバイルデバイスとの電話を開始した後(ステップ1)、送信者(すなわち、顧客)のモバイルデバイス内のモバイルアプリケーション1100は、フラッシュされた画像に関連付けられた受信者の電話番号としての着信電話番号を認識し得る(ステップ2)。次に、モバイルアプリケーション1100は、その電話番号に関連付けられたフラッシュ画像のローカルに格納されたコピーを取得し(ステップ3)、電話が着信している間、すなわち送信者(すなわち、顧客)が電話に応答する前に、画像のポップアップを表示することができる(ステップ4)。ポップアップは、一定期間(例えば、5秒)後、及び/または「close(閉じる)」ボタンとのユーザ対話に応答して、自動的に閉じるように設定され得る。
【0052】
受信者が送信者にコールバックした時に、送信者自身のフラッシュ画像を送信者のモバイルデバイス上に表示することによって、送信者は通話の内容をすぐに思い出すことができる。例えば、送信者は
図7に示される画像を見て、通話が誤って配置された交通障壁に関係していることを認識することができる。
【0053】
図7、
図8A、
図8B、
図9A、及び
図9Bについての上記説明では、フラッシュされた画像の送信者が顧客であり、フラッシュされた画像の受信者がサービスプロバイダである例が提供されている。この文脈では、顧客はサービスプロバイダに何か(例えば、上記の交通障壁の謝った配置や、家/自動車のシステムまたは装置の一部の破損または欠落等)を簡単に指摘し得る。しかしながら、本開示は送信者及び受信者のこれらの特定の役割に限定されない。例えば、フラッシュされた画像の送信者がサービスプロバイダであり得、受信者が顧客であり得ることもまた企図される。例えば、その顧客が次の予定を有しているようなサービスプロバイダ(例えば、歯科医、自動車店等)は、モバイルアプリケーション1100を使用して予定のリマインダを顧客に送信し、従来のSMS通知を、写真及びデータを含む視覚的な通知に置き換えることができる。フラッシュされた画像のビュー1460は、予定のリマインダ自体の画像(例えば、予定がマークされたカレンダーの画像)、または予定のリマインダの詳細をオーバーレイしたテキストを伴う予定の主題に関連する画像(例えば、顧客の車)であり得る。顧客がサービスプロバイダに電話して予約を再スケジュールするために使用され得る通話ボタン1462に加えて、予約を確認またはキャンセルするための追加のボタンが提供されてもよい。例えば受信者は、左をタップして確認するか、右をタップしてキャンセルするか、通話ボタン1462をタップして電話をかけて再スケジュールを行うかを選択することができる。
図3A~
図6Bに関連して上述されたタイマ1270は、顧客/サービスプロバイダの設定において使用され得、タイマ1270は、いずれかの方向に送信された画像または他の媒体に適用されることも企図される。例えば、金融機関(例えば、銀行)または他のサービスプロバイダ企業は、モバイルアプリケーション1100を使用して、安全で時間的制約のあるメッセージを一人の顧客に、または複数の顧客に同時に送信することができる。同様に、顧客は、タイマ1270に従って期限切れとなる一時的な許可等、安全で時間的制約のあるメッセージをサービスプロバイダ企業に送信することができる。
【0054】
図2に戻ると、前述の実施形態は、システム100に接続するモバイルデバイス(例えば、スマートフォン)のそれぞれの上で実行されるモバイルアプリケーション1100を用いた実装を企図しているが、本開示の別の実施形態は、モバイルデバイスのネイティブコールコントローラ1110を用いた実装を企図している。本明細書で参照されるように、ネイティブコールコントローラ1110は、発信コールの配置及び着信通話、テキストメッセージ、及びビデオ会議の受け入れを開始するモバイルデバイスオペレーティングシステムのソフトウェアコンポーネントであると理解される。電話番号の数字、連絡先リスト、最近発信及び着信した電話、お気に入りの連絡先、ボイスメール等を入力するためのサブインターフェースまたはパネルが存在し得る。通話が進行中になると、ネイティブコールコントローラ1110はまた、音声をミュートにする、(タッチトーン/DTMF信号の形式で)数字を入力する、音声出力及び入力ソース、発信者を追加する等の機能を含み得る。よって、図示の例の文脈において、第一モバイルデバイスはネイティブコールコントローラ1110aを含み得、第二モバイルデバイスはネイティブコールコントローラ1110bを含み得る。
【0055】
ここで
図10Aを参照すると、ネイティブコールコントローラ1110は、システム100を介してモバイルデバイスから別のモバイルデバイスにデータを送信するための送信要求を作成するユーザ(すなわち、送信者)の体験を示す、その最も左のスクリーンショットを備えたユーザインターフェース1500を有し得る。その中に示されているのは、送信者の連絡先リストを(例えば、アルファベット順に)表示する連絡先画面1501である。連絡先リストの各項目1510は、名前1512と、連絡先を表すサムネイル画像またはアバター1514と、フラッシュボタン1518とを含み得る。図示の例では、名前1512及び/またはアバター1514を選択することは、連絡先との電話を開始することと理解される。
【0056】
あるいは、連絡先画面1501から名前1512及び/またはアバター1514を選択すると、
図10Bの最も左のスクリーンショットに示されるように、詳細な連絡先画面1521を呼び出すことができる。連絡先画面1501と同じ名前1522及びアバター1524(例えば、それぞれ名前1512及びアバター1514)に加えて、電話番号1527が、連絡先と電話を開始するための電話ボタン1526と、SMSテキストメッセージを送受信するためのモバイルオペレーティングシステム内の別のインターフェースを開始するテキストメッセージボタン1529と、送信要求を作成するためのフラッシュボタン1528とともにリストアップされ得る。
【0057】
連絡先画面1501のフラッシュボタン1518または詳細連絡先画面のフラッシュボタン1528のいずれを介して呼び出されるかにかかわらず、ユーザインターフェース1500は、
図10A及び
図10Bの中央のスクリーンショットに示されるように、画像選択画面1502にナビゲートされ得る。送信者は、モバイルデバイスにローカルで格納された利用可能な画像のセットから画像1520を選択することができる。画像1520のセットは例えば、モバイルデバイス上の写真ライブラリからインポートされ得、示されるように、サムネイル画像のグリッドとして表示され得る。送信者が所望の画像1520をタップすると、それが現在選択されているものであることを示すために(例えば、色付きの境界線で)マークされ得る。このアクションは、選択された画像1520を、ユーザによって開始される通話に関連して受信及び/または表示するように指定された連絡先のために割り当てる送信要求を作成することと理解される。ユーザインターフェース1500は、連絡先画面1503に戻ると、連絡先に指定または割り当てされた、以前に選択された画像1520のサムネイル1529を有することとなる。
【0058】
図11Aは、ネイティブコールコントローラ1110のユーザインターフェース1500を示しており、左側のスクリーンショットは、特定の通話受信者が選択されている連絡先画面1505を示している。さらに詳細には、連絡先画面1505で項目1510が選択されると、テキストメッセージボタン1537と、呼び出されると
図10Bを参照して上述された詳細連絡先画面1521が提示される詳細ボタン1538とともに、通話ボタン1536が項目1510の下に提示される。次に、通話ボタン1536をアクティブにすると、通話開始画面1507が呼び出される。ネイティブコールコントローラ1110の従来の実装では、通話が発信された連絡先の名前が、進行状況インジケータと、通話を終了するか、または通話をミュートにするためのボタンとともに表示される。モバイルオペレーティングシステムの実装に従って、他の任意のグラフィック要素を通話開始画面1507上に提示することができる。
【0059】
図12を参照すると、例えば受信側において、対応するネイティブコールコントローラ1110は、ユーザインターフェース1500において、通話受信画面1509を提示する。通話受信画面1509の背景として表示されるのは、画像選択画面1502を介して開始ユーザによって以前に選択された画像1520である。この時点で、着信している電話のユーザは、通話を拒否するか受け入れるか、及びテキストメッセージの返信を送信するかを選択することができる。繰り返しになるが、これらのオプションはモバイルオペレーティングシステムの詳細に依存する可能性があるため、例としてのみ提示されており、限定を意図するものではない。通話が受け入れられると、通話進行画面1511が、開始ユーザによって選択された画像1520を表示し続ける。
【0060】
図13は、
図1及び
図2に示されるシステム100、並びに
図10A、
図10B、
図11、及び
図12に示される一連のスクリーンショットに関連する本開示の実施形態による例示的な動作フローを示している。
図11の動作フローは送信者のモバイルデバイス内で開始され得、ユーザは
図10A及び
図10Bに示されるように、一方では連絡先画面1501及び詳細連絡先画面1521に関連して説明され、他方ではユーザインターフェース1500の画像選択画面1502に関連して説明されるように、受信者及び画像を選択する(ステップ1)。受信者は例えば、所望の受信者である連絡先に関連付けられたリスト項目1510のフラッシュボタン1518、または特定の連絡先の詳細連絡先画面1521のフラッシュボタン1528をタップすることによって選択され得る。画像は、画像1520をタップすることによって選択され得る(ステップ2)。受信者及び画像が選択された状態で、送信が開始され得る。次に、画像と、受信者を示す関連する送信データとを含む完了した送信要求は例えば、インターネットを介したデータ転送をサポートする標準サーバインターフェース等のAPIを使用して(JavaScript(登録商標) Object Notation(JSON))、システム100にアップロードされる(ステップ4)。
【0061】
図13の動作フローは、システム100による送信要求の受信に続く。送信要求を受信すると、システム100は、送信要求によって示された受信者に関連付けられたユーザインターフェース1500を更新して、送信要求の画像を作成することができる。システム100は例えば、サーバ側データを更新し、次に受信者のモバイルデバイスにプッシュ通知を送信することができる(ステップ5)。受信者のモバイルデバイス上では、動作フローは、最初にプッシュ通知を表示または非表示にするための設定を確認することから続行され得る(ステップ6)。プッシュ通知は、ユーザ設定の範囲で非表示とするか(ステップ7)、または表示するか(ステップ8)、いずれかの方法に決定される。ネイティブコールコントローラ1110は、API要求を介して画像を取得し(ステップ9)、送信ユーザに関連付けられたアバター1514は、モバイルデバイスのネイティブ連絡先リストにおいて更新され得る(ステップ10)。
【0062】
図14は、本開示の一実施形態による例示的なデータ共有システム2000を示している。データ共有システム2000は、
図1に関連して説明されたシステム100の例であり得、
図6A、
図8A、及び
図13に示されるようにサーバとして機能して、第一コンピューティングデバイス3000a及び第二コンピューティングデバイス300b(例えば、モバイルフォン)の間のデータ共有をサポートし得る。例として、
図13に関連して上述されたサーバ側プロセスを参照すると、データ共有システム2000の要求プロセッサ2010は、ステップ4でアップロードされた送信要求を受信することができ、そのデータは、データストレージ2030に格納され得る。例えば、ユーザ/要求データストレージ2032は、要求に関連する送信者、受信者、及び/または要求パラメータを示すデータを格納することができ、画像データストレージ2034は、それに関連してアップロードされた画像のデータを格納する。次に、画像アクセスマネージャ2020は、デバイス通知器2022によって生成される任意のプッシュ通知、及び/またはタイマ2024によって管理され、
図6A及び
図6Bに関連して上述された画像を閲覧するための期間を含めて、画像を第二コンピューティングデバイス3000bに提供することができる。
【0063】
本開示の実施形態では、上記の動作フロー及びユーザインターフェース機能は、一人のユーザ、例えば開始ユーザが、他のユーザ、例えば受信者に対して彼または彼女のペルソナまたは視覚的外観を具体的に定義できるようにすることを企図している。上述のように、開始ユーザは、写真、アニメーション画像、動画等の視覚的要素を選択するユーザであり、これは開始ユーザが選択する受信ユーザに伝播される。これは、電話やテキストメッセージ等の受信者が連絡先に写真を割り当てる従来の連絡先リスト方式からの逸脱を表すと理解され、着信通信要求があると、受信者が選択した画像が提示されるものである。事実上、これにより、一人以上の受信者ユーザに対して、開始ユーザのペルソナの制御が開始ユーザの手に委ねられる。
【0064】
ネイティブコールコントローラ1110に関連付けられたユーザインターフェース1500に関連して
図10A、
図10B、
図11、及び
図12によって例示されたそのような機能はまた、モバイルアプリケーション1100に関連して上述されたユーザインターフェース1200、1400に関連しても提供され得ることに留意されたい。例えば、
図3A及び
図3Bに示される一連のスクリーンショットを参照すると、画像1220の選択を使用して、送信者が受信者への電話、テキストメッセージ等を開始した時に、受信者の画面に表示される、所与の連絡先項目1210に関連付けられた送信者選択画像を定義することができる。
【0065】
図1のシステム100及び/またはアプリケーションサーバ110及び/または
図14のシステム2000は、プロセッサ(例えば、CPFT)、システムメモリ(例えば、RAM)、及びハードドライブ又は他の二次記憶装置を含むコンピュータにおいて、全体的または部分的に具体化され得る。プロセッサは、一つ以上のコンピュータプログラムを実行することができ、これは、コンピュータ可読媒体、例えば二次記憶装置においてオペレーティングシステムとともに具体的に具現化され得る。オペレーティングシステム及びコンピュータプログラムは、二次記憶装置からシステムメモリにロードされて、プロセッサによって実行され得る。コンピュータはさらに、モバイルアプリケーション1100を使用して本開示全体を通して説明されるユーザインターフェース1200、1400にアクセスするモバイルデバイス等の、コンピュータと外部デバイスとの間の(例えば、インターネットを介した)ネットワーク通信のためのネットワークインターフェースを含み得る。
【0066】
コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに本開示の様々な実施形態による動作を実行させるプログラム命令を含み得る。コンピュータプログラムは、DVD-ROM等の外部のコンピュータ可読媒体、CDまたはBlu-ray(登録商標)ディスク等の光学記録媒体、MO等の磁気光学記憶媒体、ICカード等の半導体メモリ、テープ媒体、パンチカード等の機械的にエンコードされた媒体等によって二次記憶媒体に提供され、またはこれらに存在していてもよい。開示された実施形態に関連してプログラムを格納し得るコンピュータ可読媒体の他の例には、専用ネットワークまたはインターネット等の通信ネットワークに接続されたサーバシステム内のRAMまたはハードディスクが含まれ、プログラムは、ネットワークを介してコンピュータに提供される。そのようなプログラム記憶媒体は、いくつかの実施形態では非一時的であり得、従って電波または他の電磁波等のそれ自体が一時的な信号を除外し得る。コンピュータ可読媒体に格納されたプログラム命令の例には、プロセッサによって実行可能なコードに加えて、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)またはプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のプログラマブル回路によって実行するための状態情報が含まれ得る。
【0067】
本明細書に記載のモバイルデバイスのユーザインターフェース1200、1400及び他のユーザインターフェースについての上記説明全体を通して、様々なユーザインターフェース要素をタップまたはスワイプすることを含む、ユーザ対話の様々な手段が参照される。本開示は、そのような特定の対話に限定されることを意図せず、キーボード、マウス、タッチ、ジェスチャー、音声、視線追跡等を含むがこれらに限定されない、任意の既知のユーザデバイス対話を適用可能であり得る。
【0068】
前述の例はユーザに提示される画像を様々に参照しているが、動画データ、音声データ、テキストデータ、及び視覚的に表現され得る他の任意のデータを含む任意のデータが、本開示の範囲から逸脱することなく置換され得ることが明確に企図される。前述の例は、送信者及び受信者のモバイルデバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップコンピュータ)に言及しているが、モバイルデバイスの一方または両方は代わりに、デスクトップコンピュータ等のモバイルデバイス以外のコンピューティングデバイスであり得ることが企図される。この場合、モバイルアプリケーション1100は、デスクトップアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)である。一例として、サービスプロバイダは、本開示の実施形態に従って消費者/顧客のモバイルデバイスにマルチメディアまたは視覚的通知(例えば、上記のような予定の確認)を送信するために、デスクトップコンピュータの形態でエンタープライズインターフェースを利用することができる。さらに、これらの方針に沿えば、企図された方法のステップを実行する特定のコンポーネントに関して上述された特定の実施形態、すなわち一つのモバイルデバイスまたはコンピューティングデバイスまたは別のものに割り当てられるか、または帰属される機能は、同様に例としてのみ提示されており、限定を意図するものではない。例えば、管理モジュールは、上記のデスクトップアプリケーションを介して企業に提供されて、上記の一つ以上の機能を実行することができる。
【0069】
上記説明は、限定ではなく例として提供されている。上記の開示から、当業者は、本明細書に開示される本発明の範囲及び趣旨の範囲内である変形を考案することができる。さらに、本明細書に開示される実施形態の様々な特徴は、単独で、または互いに様々に組み合わせて使用することができ、本明細書に記載の特定の組み合わせに限定されることを意図しない。よって、特許請求の範囲は、例示された実施形態によって限定されるべきではない。