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特許7564112TLR7アゴニストとしてのイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン誘導体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-30
(45)【発行日】2024-10-08
(54)【発明の名称】TLR7アゴニストとしてのイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 487/04 20060101AFI20241001BHJP
   A61K 31/53 20060101ALI20241001BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20241001BHJP
   A61K 31/55 20060101ALI20241001BHJP
   A61K 31/551 20060101ALI20241001BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20241001BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20241001BHJP
   C07D 519/00 20060101ALI20241001BHJP
【FI】
C07D487/04 144
A61K31/53
A61K31/5377
A61K31/55
A61K31/551
A61P35/00
A61P43/00 111
C07D487/04 CSP
C07D519/00 311
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021546230
(86)(22)【出願日】2020-02-06
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-08
(86)【国際出願番号】 CN2020074436
(87)【国際公開番号】W WO2020160710
(87)【国際公開日】2020-08-13
【審査請求日】2023-01-25
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2019/074732
(32)【優先日】2019-02-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2019/098757
(32)【優先日】2019-07-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2020/073673
(32)【優先日】2020-01-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514164650
【氏名又は名称】ベイジーン リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】チャン、グオリャン
(72)【発明者】
【氏名】ミャオ、ジャンチャン
(72)【発明者】
【氏名】チョウ、チャンヨウ
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ガン
【審査官】早川 裕之
(56)【参考文献】
【文献】特表2022-521473(JP,A)
【文献】特表2017-524037(JP,A)
【文献】特表2019-534337(JP,A)
【文献】特表2017-538734(JP,A)
【文献】特表2018-515524(JP,A)
【文献】国際公開第2014/035140(WO,A1)
【文献】国際公開第2017/223414(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 487/04
C07D 519/00
A61K 31/53
A61K 31/5377
A61K 31/55
A61K 31/551
A61P 43/00
A61P 35/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(II)の化合物、又はその薬学上許容される塩、又はその立体異性体。
【化1】
式中、は、-OR1a 又は-N1a であり、1a 分岐状-C 4-8 アルキル基であり、ただし、前記分岐状置換基は、酸素又は窒素原子に対してα位に位置する
環Aは、ピリジニルである。
Hetは、ピペリジル又はピペラジニルである。
は、-C 1-8 アルキル基である。
pは、0又は1である。
6cは、水素-COR6d 又は-C 1-8 アルキル基であり、前記-C 1-8 アルキル基は、任意に1個、2個又は3個の置換基R6gにより置換されている。
6d -C 1-8 アルキル基であり、前記-C 1-8 アルキル基は、任意に1個、2個又は3個の置換基R6gにより置換されている。
6gは、存在する場合、独立し-OR6h、-SR6h又は-NR6h6iである。
6h 及び6i 、独立して水素又は-C 1-8 アルキル基であり、前記-C 1-8 アルキル基は、任意にヒドロキシ基及びC 1-8 アルキルアミノ基から選ばれる置換基により置換されてい。〕
【請求項2】
は、-OR1a又は-NHR1aであり、ただし、R1aは、ブタン-2-イル、ペンタン-2-イル、ペンタン-3-イル、ヘプタン-2-イル、ヘプタン-3-イル、ヘプタン-4-イル、オクタン-2-イル、オクタン-3-イル、オクタン-4-イル、又はオクタン-5-イルである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
は、-C 1-6 アルキル基であり、pはである請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
及びHet- 6c は、環A上のオルト位に位置する請求項1~のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】
ペリジル、ピペリジン-1-イル、ピペリジン-2-イル、ピペリジン-3-イル、ピペリジン-4-イル、又はピペリジン-5-イルであり又はピペラジニル、ピペラジン-1-イル、ピペラジン-2-イル、又はピペラジン-3-イルある、請求項に記載の化合物。
【請求項6】
6cは、-COR6dであり、R6dは、任意に1個又は2個の置換基R6gにより置換されている-C1-8アルキル基あり、R6gは、-NR6h6i あり、R6h及びR6iは、それぞれ独立して、水素又は-C1-8アルキル基ある、請求項に記載の化合物。
【請求項7】
6cは、-COR 6d であり、R 6d は、任意に1個又は2個の置換基R 6g により置換されている-C 1-6 アルキル基又は-C 1-4 アルキル基であり、R 6g は、-NR 6h 6i であり、R 6h 及びR 6i は、それぞれ独立して、水素、又は-C 1-6 アルキル基、又は-C 1-4 アルキル基である請求項に記載の化合物。
【請求項8】
6cは、下記の基である請求項に記載の化合物:
アセチル基、2-(ジメチルアミノ)アセチル基アミノアセチル基、2-(メチルアミノ)アセチル基、3-(ジメチルアミノ)プロパノイル基、4-(ジメチルアミノ)ブチリル基、5-(ジメチルアミノ)ペンタノイル基、(2S,3S)-2-アミノ-3-メチルペンタノイル基、2-(メチルアミノ)アセチル基、2-アミノ-4-メチルペンタノイル基、2-アミノ-3-メチルブチリル基、2-(ジメチルアミノ)アセチル
メチル基、エチル基、イソブチル基(メチルアミノ)メチル基、2-(ジメチルアミノ)エチル基、(ジメチルアミノ)メチル基、2-アミノエチル基、2-(メチルアミノ)エチル基、2-(ジメチルアミノ)エチル基;又は
ジメチルアミノ基、又はアミノ基。
【請求項9】
環Aは、ピリジニであり、かつ、ピリジニ上のメチレン基及びHetは、前記ピリジニのパラ位に位置し、かつ、前記ピリジニは、さらに、任意に1個のRにより置換されており、ただし、Rは、-C 1-8 アルキル基である、請求項1~のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
以下の化合物からなる群より選ばれる化合物、又はその薬学上許容される塩、又はその立体異性体:
化合物B1:2-ブトキシ-7-((5-クロロ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B2:2-ブトキシ-7-((5-クロロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B3:2-ブトキシ-7-(4-(ピペリジン-4-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B6:2-ブトキシ-7-((6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B8:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B9:2-ブトキシ-7-((5-フルオロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B10:2-ブトキシ-7-((6-(ピペラジン-1-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B11:2-ブトキシ-7-((5-メトキシ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B12:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B13:2-ブチル-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B14:1-(4-(4-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)フェニル)ピペリジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B15:2-ブトキシ-7-((5-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B17:2-ブトキシ-7-((5-メトキシ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B18:N2-ブチル-7-(4-(ピペリジン-4-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B19:2-ブトキシ-7-((6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B21:2-ブトキシ-7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B22:2-(イソペンチルオキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B23:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンチルオキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B24:2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン、
化合物B26:2-ブトキシ-7-(3-エトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B27:2-ブトキシ-7-(4-(ピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメトキシ)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B28:2-ブトキシ-7-((6-(ピペリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B32:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B33:2-ブトキシ-7-((4-メチル-5-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B36:2-ブトキシ-7-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B37:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(ジメチルアミノ)プロプ-1-オン、
化合物B39:7-((6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B40:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン、
化合物B41:(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)(ピペラジン-2-イル)メタノン、
化合物B45:2-ブトキシ-7-(3-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B46:2-ブトキシ-7-(3-イソプロポキシ-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B47:2-ブトキシ-7-((4-メチル-5-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B49:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-4-(ジメチルアミノ)ブタン-1-オン、
化合物B50:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-5-(ジメチルアミノ)ペンタン-1-オン、
化合物B53:2-ブトキシ-7-((2-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B54:2-ブトキシ-7-((2-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B55:2-ブトキシ-7-((6-(3,5-ジメチル)ピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B56:(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)(ピペリジン-4-イル)メタノン、
化合物B59:2-ブトキシ-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B60:7-((6-(4-アミノピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B61:2-ブトキシ-7-(4-(3,5-ジメチル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B63:2-エトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B64:2-ブトキシ-7-(3-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B65:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B66:2-イソプロポキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B67:(2S,3S)-2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルペンタン-1-オン、
化合物B68:(S)-4-アミノ-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-プロリルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン、
化合物B69:(S)-2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-4-メチルペンタン-1-オン、
化合物B70:(S)-2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルブタン-1-オン、
化合物B71:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ブチルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B72:2-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-N,N-ジメチルアセトアミド、
化合物B73:(S)-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B74:(R)-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B75:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(2-(メチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B76:2-ブトキシ-7-((6-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B77:2-ブトキシ-7-((5-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B78:2-ブトキシ-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B79:7-((6-((1R,4R)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B80:2-(ブト-3-エン-1-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B82:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B86:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B87:2-ブトキシ-7-((6-(3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B88:7-((6-(4-アミノピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-ブチルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B91:7-((6-(4-(2-アミノエチル)ピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B92:2-ブトキシ-7-(3-エチル-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B93:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-プロポキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B94:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B96:N2-ブチル-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B97:(R)-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(3-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B99:2-ブトキシ-7-(4-(ピペラジン-1-イル)-3-プロポキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B101:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-2-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B102:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B105:2-ブトキシ-7-((6-(3-((ジメチルアミノ)メチル)ピロリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B106:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B107:2-ブトキシ-7-((6-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B108:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-モルホリノピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B109:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(モルホリノメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B110:2-ブトキシ-7-((6-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B111:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B112:2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B113:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(2-メチルブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B114:2-ブトキシ-7-((6-(4-エチルピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B115:2-ブトキシ-7-((6-(4-エチルピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B117:(R)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B118:(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B121:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(ピロリジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B122:(S)-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B123:(S)-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B124:(R)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B125:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B126:2-ブトキシ-7-((6-(4-((ジエチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B127:(R)-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B128:(R)-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B130:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B131:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B132:(S)-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(3-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B133:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B134:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B135:N2-ブチル-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B137:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B138:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B139:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-プロピルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B140:2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B141:2-ブチル-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B142:N-(1-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-2-(ジメチルアミノ)アセトアミド、
化合物B143:2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B145:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B146:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B147:(S)-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B148:(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B149:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B150:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B151:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B152:(R)-2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B153:(R)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B154:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B155:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B156:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B157:1-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-3-オール、
化合物B158:(S)-2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B159:(R)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B160:(R)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B161:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B162:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B163:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B164:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B165:3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール、
化合物B166:7-((5-メチル-6-(4-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B167:2-(シクロヘキシルオキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B168:7-((6-((1S,4S)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B169:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B170:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジエチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B172:2-(シクロペンチルオキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B173:(S)-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B174:2-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B175:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B176:1-(4-(5-((4-アミノ-2-((1-ヒドロキシヘキサン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B178:(R)-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B179:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-2-メチルピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B180:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-ペンチルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B181:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B183:2-ブトキシ-7-((5-エチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B184:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ヘプタン-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B185:(R)-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B186:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B187:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B188:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B189:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B190:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ヘプタン-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B191:N2-(ヘプタン-4-イル)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B193:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-((テトラヒドロフラン-3-イル)メトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B194:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B195:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B196:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B197:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B198:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B199:(S)-2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オール、
化合物B200:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B201:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B202:2-(1-シクロプロピルブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B204:7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B205:7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B207:(R)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B208:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B209:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B210:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B211:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B212:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(イソブチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B213:(S)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B214:(R)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B215:(S)-7-((6-(4-(イソブチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B218:1-(4-(5-((4-アミノ-2-((1-ヒドロキシヘキサン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B219:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B220:N2-(ヘプタン-4-イル)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B221:(S)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B222:(R)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B223:N2-(ヘキサン-3-イル)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B224:(S)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B225:(R)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B226:(S)-3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)アミノ)ヘキサン-1-オール、
化合物B227:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(1,1,1-トリフルオロペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B228:(S)-3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)アミノ)ヘキサン-1-オール、
化合物B229:3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール、
化合物B230:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B231:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン、
化合物B232:2-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)アミノ)ペンタン-1-オール、
化合物B233:2-((S)-4-(5-((4-アミノ-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-2-イル)アセトニトリル、
化合物B234:7-((6-(4-((イソブチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B235:2-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ペンタン-1-オール、
化合物B236:1-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ペンタン-2-オール、
化合物B237:7-((6-(4-(((2-メトキシエチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B238:7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B239:(S)-7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B240:(S)-7-((5-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B241:(S)-7-((5-メトキシ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、
化合物B242:3-((4-アミノ-7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール、
化合物B243:(S)-4-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-1-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン、
化合物B244:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチル(2-(メチルアミノ)エチル)アミノ)エタン-1-オン、
化合物B245:(S)-7-((5-メチル-6-(4-((メチル(2-(メチルアミノ)エチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン、
化合物B246:(S)-2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン、及び
化合物B247:(S)-2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オール
【請求項11】
請求項1~10のいずれか1項に記載の化合物、又はその薬学上許容される塩と、少なくとも1種の薬学上許容される担体又は賦形剤と、を含む医薬組成物。
【請求項12】
TLR7を調節するための医薬の製造における、請求項1~10のいずれか1項に記載の化合物、又はその薬学上許容される塩の使用
【請求項13】
疾患又は障害を治療するための医薬の製造における、請求項1~10のいずれか1項に記載の化合物、又はその薬学上許容される塩の使用
【請求項14】
前記疾患又は障害は、癌である請求項13に記載の使用
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、TLR7アゴニストとして使用可能なイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン誘導体又はその立体異性体、又はその薬学上許容される塩、ならびに前記イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン誘導体又はその立体異性体、又はその薬学上許容される塩を含む医薬組成物を披露する。本明細書は、さらに、前記イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン誘導体又はその立体異性体、又はその薬学上許容される塩をTLR7アゴニストとして用いる癌治療方法を披露する。
【背景技術】
【0002】
Toll様受容体(TLR)は、パターン認識受容体(PRR)ファミリーに属し、異なる病原体の高度に保存された分子パターン(PAMP)及び内在性損傷関連分子パターン(DAMP)を感知することにより初期の先天性免疫応答において肝心な役割を果たしている(Barton,G.M.及びR.Medzhitov(2002)「Toll-like receptors and their ligands.」Curr Top Microbiol Immunol 270:81-92)。
【0003】
人類中で10種類の異なるTLRが鑑定された。中でも、TLR7、TLR8及びTLR9は、そのゲノムアーキテクチャ、配列類似性及びエンドソーム局在化により、TLRの同一サブファミリーに属する。それらは、限られた発現パターンを有する(幾つかのタイプの免疫細胞により制限される)。TLR7は、B細胞及び形質細胞様樹状細胞(pDC)中で発現し、TLR8は、単球及び骨髄樹状細胞(mDC)中で発現する(Iwasaki,A.及びR.Medzhitov(2004).「Toll-like receptor control of the adaptive immune responses.」Nat Immunol 5(10):987-995)。
【0004】
天然のリガンド単鎖RNAを除き、イミダゾキノロン類(又は「イミキモド様」リガンド)及びグアノシン類似体は、さらに、異なるTLR7及び/又はTLR8特異的活性化を示す。TLR7及び/又はTLR8は、樹状細胞(DC)の成熟及び炎症性サイトカインの分泌を活性化、トリガする(van Duin,D.ら(2006).「Triggering TLRsignaling in vaccination.」Trends Immunol 27(1):49-55)。CTL及びNK細胞は、サイトカイン及び抗原提示で刺激したDCによりさらに活性化されて増殖する。従って、TLRアゴニストの特性は、抗腫瘍免疫力を強化する有効な方針となっている(Adams,S.(2009).「Toll-like receptor agonists in cancer therapy.」Immunotherapy 1(6):949-964)。
【0005】
イミキモド(TLR7アゴニスト)は、免疫刺激力を有する単一抗腫瘍剤として、多くの原発性皮膚腫瘍及び皮膚転移の治療に適用されている(Stary,G.ら(2007).「Tumoricidal activity of TLR7/8-activated inflammatory dendritic cells.」J Exp Med 204(6):1441-1451.,Aranda,F.ら(2014).「Trial Watch:Toll-like receptor agonists in oncological indications.」Oncoimmunology 3:e29179)。
【0006】
WO2016023511は、ピロロピリミジン化合物をTLR7アゴニストとして、ウイルス感染の治療用医薬の製造に用いることを開示している。
【0007】
現在、TLRアゴニストの、癌治療方法の臨床前及び臨床開発への使用は、広く研究されている。従って、癌治療のためのより有効なTLRアゴニストの開発が必要される。
【発明の概要】
【0008】
意外、かつ驚くべきことに、発明者は、本明細書が披露するイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン誘導体は、式(II)における環Aがヘテロシクリル環により直接に置換されている場合、より有効なTLR7アゴニスト活性を示すことを見出した。発明者は、さらに、イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン誘導体の位置2でのアルキル基部分の分岐鎖により意外にTLR7アゴニストの活性が改善されたことを見出した。
【0009】
第1の態様において、本明細書は、式(II)化合物又はその薬学上許容される塩、又はその立体異性体を披露する。
【化1】
[Rは、-OR1a、-SR1a、-NR1a1b、-COR1a、-SO1a、-C(=O)OR1a、-C(=O)NR1a1b、-C(=NR1a)NR1b1c、-N(R1a)C(=O)R1b、-N(R1a)C(=O)OR1b、-N(R1a)C(O)NR1b1c、-N(R1a)S(O)NR1b1c、-N(R1a)S(O)NR1b1c、-NR1aSO1b、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基であり、前記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基の各々は、独立にしてかつ任意に1個又は2個又は3個の置換基R1dにより置換されている。
1a、R1b、及びR1cは、独立にして水素、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基であり、前記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基の各々は、任意に1個又は2個又は3個の置換基により置換されており、前記置換基は、ハロゲン元素、任意にR1eにより置換されている-C1-8アルキル基、任意にR1eにより置換されているシクロアルキル基、任意にR1eにより置換されているヘテロシクリル基、任意にR1eにより置換されているアリール基、任意にR1eにより置換されているヘテロアリール基、CH-(OCHCH-(ただし、nは3~10のうちの1つの数)又は-OR1fからなる群より選ばれる。
ただし、R1eは、ハロゲン元素、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、アミノ基(-NH)、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、又は任意にハロゲン元素により置換されている-C1-6アルキル基である。
ただし、R1fは、アルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基であり、それぞれ任意に-C1-4アルキル基又はハロゲン元素により置換されている。
1dは、存在する場合、独立にして水素、オキソ、-CN、-NO、アミノ基(-NH)、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、ハロゲン元素、ハロアルキル基、アルキル基、ハロアルコキシ基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基である。
環Aは、アリール基又はヘテロアリール基である。
Hetは、ヘテロシクリル基である。
は、ハロゲン元素、ヒドロキシ基、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、オキソ-、又は-C(=O)OR5aであり、ただし、R5aは、水素、アルキル基、又はハロアルキル基である。
pは、0、1、2又は3のうちの1つの数である。
6cは、独立にして水素、ハロゲン元素、シアノ基、-NO、-OR6d、-SR6d、-NR6d6e、-COR6d、-SO6d、-C(=O)OR6d、-C(=O)NR6d6e、-C(=NR6d)NR6e6f、-N(R6d)C(=O)R6e、-N(R6d)C(=O)OR6e、-N(R6d)C(O)NR6e6f、-N(R6d)S(O)NR6e6f、-N(R6d)S(O)NR6e6f、-NR6dSO6e、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基であり、前記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基の各々は、独立にしてかつ任意に1個又は2個又は3個の置換基R6gにより置換されている。
6d、R6e及びR6fは、独立にして水素、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基であり、前記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基の各々は、任意に1個又は2個又は3個の置換基R6gにより置換されている。
6gは、存在する場合、独立にして水素、ハロゲン元素、シアノ基、-NO、-OR6h、-SR6h、-NR6h6i、-COR6h、-SO6h、-C(=O)OR6h、-C(=O)NR6h6i、-C(=NR6h)NR6i6j、-N(R6h)C(=O)R6i、-N(R6h)C(=O)OR6i、-N(R6h)C(O)NR6i6j、-N(R6h)S(O)NR6i6j、-N(R6h)S(O)NR6i6h、-NR6hSO6i、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基である。
6h、R6i及びR6jは、独立にして水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基であり、前記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基又はヘテロアリール基の各々は、独立にしてかつ任意に1個又は2個又は3個の置換基により置換されており、前記置換基は、ハロゲン元素、-C1-4アルキル基、-C1-4アルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、-NH、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、又はシアノ基からなる群より選ばれる。]
の定義
【0010】
幾つかの実施形態において、Rは、-OR1a又は-NR1a1bであり、ただし、R1a及びR1bは、式(II)について定義された通りである。
【0011】
幾つかの実施形態において、Rは、-OR1a、又は-NR1a1bであり、ただし、R1a、R1bは、独立にして水素、-C1-8アルキル基、又は-C2-8アルケニル基であり、前記-C1-8アルキル基の各々は、任意に1個又は2個又は3個の置換基により置換されており、前記置換基は、任意にR1eにより置換されているヘテロシクリル基、任意にR1eにより置換されているアリール基、CH-(OCHCH-(ただし、nは、3~10、好ましくは4~8、より好ましくは5~7のうちの1つの数である)又は-OR1fからなる群より選ばれる。
ただし、R1eは、ハロゲン元素、又は任意にハロゲン元素により置換されている-C1-6アルキル基である。
ただし、R1fは、-C1-8アルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基であり、それぞれ任意に-C1-4アルキル基又はハロゲン元素により置換されている。
【0012】
幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、水素である。
【0013】
幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、任意に1個又は2個又は3個の置換基により置換されている-C1-8アルキル基であり、前記置換基は、ハロゲン元素、任意にR1eにより置換されている-C1-8アルキル基、任意にR1eにより置換されているシクロアルキル基、任意にR1eにより置換されているヘテロシクリル基、任意にR1eにより置換されているアリール基、任意にR1eにより置換されているヘテロアリール基、CH-(OCHCH-(ただし、nは3~10のうちの1つの数)又は-OR1fからなる群より選ばれ、ただし、R1e及びR1fは、式(II)について定義された通りである。
【0014】
幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、無置換のC1-8アルキル基である。幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、直鎖である。幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、分岐状アルキル基である。幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、分岐状アルキル基、好ましくは-C4-8アルキル基(ただし、前記分岐状置換基は、酸素原子に対してα位に位置する)であり、ブタン-2-イル、ペンタン-2-イル、ペンタン-3-イル、ヘプタン-2-イル、ヘプタン-3-イル、ヘプタン-4-イル、オクタン-2-イル、オクタン-3-イル、オクタン-4-イル、又はオクタン-5-イルを含むが、これらに限定されない。幾つかの実施形態において、Rは、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペントキシ基、ヘキトキシ基、ヘプトキシ基又はオクトキシ基である。幾つかの実施形態において、Rは、好ましくはプロポキシ基、イソプロポキシ基、n-ブトキシ基、イソブトキシ基、ブタン-2-イルオキシ(s-ブトキシ基)、ペンタン-2-イルオキシ基、ペンタン-3-イルオキシ基、2-メチルブトキシ基、ヘプタン-2-イルオキシ基、ヘプタン-3-イルオキシ基、ヘプタン-4-イルオキシ基、オクタン-2-イルオキシ基、オクタン-3-イルオキシ基、オクタン-4-イルオキシ基、又はオクタン-5-イルオキシ基である。幾つかの実施形態において、Rは、n-ブトキシ基、ブタン-2-イルオキシ(s-ブトキシ基)、ペンタン-2-イルオキシ基、ペンタン-3-イルオキシ基、ヘプタン-2-イルオキシ基、ヘプタン-3-イルオキシ基、ヘプタン-4-イルオキシ基、オクタン-2-イルオキシ基、オクタン-3-イルオキシ基、オクタン-4-イルオキシ基、又はオクタン-5-イルオキシ基である。
【0015】
幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、-C1-8アルキル基、好ましくは-C4-5アルキル基であり、前記アルキル基は、1~3個のハロゲン元素(例えば、フッ素)により置換されている。
【0016】
幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、-C1-8アルキル基、好ましくは-C1-3アルキル基であり、前記アルキル基は、任意にR1eにより置換されているシクロアルキル基、任意にR1eにより置換されているヘテロシクリル基、任意にR1eにより置換されているアリール基、又は任意にR1eにより置換されているヘテロアリール基により置換されており、ただし、R1eは、式(II)について定義された通りである。
【0017】
幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、-C1-8アルキル基、好ましくは-C1-3アルキル基であり、前記アルキル基は、ヘテロアリール基(例えば、酸素、窒素又は任意に酸化された硫黄から選ばれる1個又は2個又は3個のヘテロ原子を環員として含む5~6員ヘテロアリール基)により置換されており、前記ヘテロアリール基は、任意に-C1-6アルキル基、好ましくは-C1-4アルキル基、より好ましくはメチル基により置換されている。幾つかの実施形態において、ヘテロアリール基は、ピリジニル基又はイミダゾリル基又はイソオキサゾリル基である。幾つかの実施形態において、Rは、ピリジン-3-イルメトキシ基、2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ基、又は(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)メトキシ基である。
【0018】
幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、-C1-8アルキル基、好ましくは-C1-3アルキル基であり、前記アルキル基は、アリール基(例えば、フェニル基)により置換されている。幾つかの実施形態において、Rは、2-フェネトキシ基又は3-フェニルプロポキシ基である。
【0019】
幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、-C1-8アルキル基、好ましくは-C1-3アルキル基であり、前記アルキル基は、-OR1fにより置換されており、ただし、R1fは、-C1-8アルキル基又はアリール基(例えば、フェニル基)である。幾つかの実施形態において、Rは、2-メトキシエトキシ基又は2-フェノキシエトキシ基である。
【0020】
幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、-C1-8アルキル基、好ましくは-C1-3アルキル基であり、前記アルキル基は、CH-(OCHCH-により置換されており、ただし、nは3~10の整数、好ましくは3又は4又は5である。幾つかの実施形態において、Rは、2,5,8,11-テトラオキサトリデカン-13-イルオキシ基である。
【0021】
幾つかの実施形態において、Rは、-OR1aであり、ただし、R1aは、-C2-8アルケニル基、好ましくは-C2-6アルケニル基であり、最も好ましくは-C4-6アルケニル基である。実施形態において、Rは、ブト-3-エニルオキシ基である。
【0022】
幾つかの実施形態において、Rは、-NR1a1bであり、ただし、R1a及びR1bは、それぞれ水素、又は-C1-8アルキル基、好ましくは-C1-6アルキル基であり、前記アルキル基は、任意に1個又は2個又は3個の置換基により置換されており、前記置換基は、ハロゲン元素、任意にR1eにより置換されている-C1-8アルキル基、任意にR1eにより置換されているシクロアルキル基、任意にR1eにより置換されているヘテロシクリル基、任意にR1eにより置換されているアリール基、又は任意にR1eにより置換されているヘテロアリール基からなる群より選ばれ、ただし、R1eは、-C1-6アルキル基、例えばメチル基である。
【0023】
幾つかの実施形態において、Rは、-NR1a1bであり、ただし、R1aは、水素であり、かつ、R1bは、直鎖状又は分岐状-C1-8アルキル基である。幾つかの実施形態において、Rは、-NR1a1bであり、ただし、R1aは、水素であり、R1bは、分岐状アルキル基、好ましくは-C4-8アルキル基(ただし、前記分岐状置換基は、酸素原子に対してα位に位置する)であり、ブタン-2-イル、ペンタン-2-イル、ペンタン-3-イル、ヘプタン-2-イル、ヘプタン-3-イル、ヘプタン-4-イル、オクタン-2-イル、オクタン-3-イル、オクタン-4-イル、又はオクタン-5-イルを含むが、これらに限定されない。
【0024】
幾つかの実施形態において、Rは、ブチルアミノ基、n-ブチル-N-メチルアミノ基、又はイソペンチルアミノ基である。
【0025】
幾つかの実施形態において、R任意に一部又は完全に重水素化されており、即ち、Rの定義における1個以上の炭素結合の水素は、1個以上の重水素により置換されている。
の定義
【0026】
幾つかの実施形態において、Rは、ハロゲン元素、ヒドロキシ基、C1-8アルキル基、ハロC1-8アルキル基、C1-8アルコキシ基、ハロC1-8アルコキシ基、又は-C(=O)OR5aであり、ただし、R5aは、水素、C1-8アルキル基、又はハロC1-8アルキル基であり、かつ、pは、0、1、又は2のうちの1つの数である。
【0027】
幾つかの実施形態において、Rは、ハロゲン元素、C1-3アルキル基、ハロC1-3アルキル基、C1-3アルコキシ基、又はハロC1-8アルコキシ基である。幾つかの実施形態において、Rは、メチル基、エチル基、プロピル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、トリフルオロメトキシ基、又はトリフルオロメチル基である。幾つかの実施形態において、Rは、メチル基である。
【0028】
幾つかの実施形態において、pは、数字1である。
【0029】
幾つかの実施形態において、R及びHet-R6cは、環A上のオルト位に位置する。
環Aの定義
【0030】
幾つかの実施形態において、環Aは、フェニル基である。
【0031】
幾つかの実施形態において、環Aは、5~8員もの、好ましくは、酸素、窒素又は任意に酸化された硫黄から選ばれる1個又は2個又は3個のヘテロ原子を環員として含む5~6員ヘテロアリール基、好ましくは、1個又は2個の窒素原子を環員として含む5~6員ヘテロアリール基である。幾つかの実施形態において、環Aは、ピリジニル基であり、例えば、ピリジン-2-イル、ピリジン-3-イル、ピリジン-4-イル、ピリジン-5-イル又はピリジン-6-イル、好ましくはピリジン-2-イル又はピリジン-3-イルである。幾つかの実施形態において、環Aは、ピラゾリル基であり、即ち、1H-ピラゾール-4-イルである。
【0032】
幾つかの実施形態において、環Aは、1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリル基であり、例えば、1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-6-イル又は1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イルである。
Hetの定義
【0033】
幾つかの実施形態において、Hetは、単環式ヘテロシクリル基であり、幾つかの実施形態において、Hetは、縮合二環式ヘテロシクリル基であり、かつ、幾つかの実施形態において、Hetは、スピロ二環式ヘテロシクリル基である。
【0034】
幾つかの実施形態において、Hetは、飽和ヘテロシクリル基である。幾つかの実施形態において、Hetは、4員、5員、6員、7員又は8員の飽和単環式ヘテロシクリル環であり、酸素、窒素又は任意に酸化された硫黄から選ばれる1個、2個又は3個のヘテロ原子を環員として含む。幾つかの実施形態において、Hetは、5員、6員、7員又は8員の飽和単環式ヘテロシクリル環であり、1個又は2個又は3個の窒素ヘテロ原子を環員として含む。幾つかの実施形態において、Hetは、5員又は6員の飽和単環式ヘテロシクリル環であり、1個又は2個の窒素ヘテロ原子を環員として含む。幾つかの実施形態において、Hetは、ピロリジニル基(例えば、ピロリジン-1-イル、ピロリジン-2-イル、ピロリジン-3-イル)、ピペリジル基(例えば、ピペリジン-1-イル、ピペリジン-2-イル、ピペリジン-3-イル、ピペリジン-4-イル、ピペリジン-5-イル)、トリアゾリル基(例えば、1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)、アゼパニル基(例えば、アゼパン-2-イル、アゼパン-3-イル、アゼパン-4-イル、アゼパン-5-イル)、ジアゼパニル基(例えば、1,4-ジアゼパン-1-イル、1,4-ジアゼパン-2-イル、1,4-ジアゼパン-3-イル、1,4-ジアゼパン-4-イル)、ピペラジニル基(例えば、ピペラジン-1-イル、ピペラジン-2-イル、ピペラジン-3-イル)又はモルホリノである。
【0035】
幾つかの実施形態において、Hetは、二環式ヘテロシクリル環であり、酸素、窒素又は任意に酸化された硫黄から選ばれる1個、2個又は3個のヘテロ原子を環員として含む。幾つかの実施形態において、Hetは、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イルである。
【0036】
幾つかの実施形態において、Hetは、6員~14員、かつ、より好ましくは7員~10員スピロ二環式ヘテロシクリル基である。幾つかの実施形態において、ヘテロシクリル基は、1個又は2個の窒素原子を環員として含むスピロヘプチル基、スピロデシル基、又はスピロノニル基である。幾つかの実施形態において、ヘテロシクリル基は、8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル、2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-2-イル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル、2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イルである。
6cの定義
【0037】
幾つかの実施形態において、Hetは、任意に1個又は2個又は3個の置換基R6cにより置換されている。幾つかの実施形態において、Hetは、任意に1個のR6cにより置換されている。
【0038】
幾つかの実施形態において、R6cは、独立にして水素、ハロゲン元素、-OR6d、-SR6d、-NR6d6e、-COR6d、-SO6d、-C(=O)NR6d6e、又は-C1-8アルキル基であり、前記-C1-8アルキル基は、独立にしてかつ任意に1個又は2個又は3個の置換基R6gにより置換されている。
6d及びR6eは、独立にして水素、-C1-8アルキル基、-C2-8アルケニル基、ヘテロシクリル基、又はアリール基であり、前記-C1-8アルキル基、-C2-8アルケニル基、ヘテロシクリル基、又はアリール基の各々は、任意に1個又は2個又は3個の置換基R6gにより置換されている。
6gは、存在する場合、独立にして水素、ハロゲン元素、-OR6h、-SR6h、-NR6h6i、-N(R6h)C(=O)OR6i、-C1-8アルキル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基であり、
6h及びR6iは、独立にして、水素又は-C1-8アルキル基である。
【0039】
幾つかの実施形態において、R6cは、-COR6dであり、ただし、R6dは、任意に1個又は2個の置換基R6gにより置換されている-C1-8アルキル基であり、ただし、R6gは、-NR6h6i、-N(R6h)C(=O)R6i、-C1-8アルキル基、アリール基又はヘテロアリール基であり、ただし、R6h及びR6iは、式(II)について定義された通りである。幾つかの実施形態において、R6cは、-COR6dであり、ただし、R6dは、任意に1個又は2個の置換基R6gにより置換されている-C1-8アルキル基(好ましくはC1-6アルキル基、より好ましくはC1-4アルキル基)であり、ただし、R6gは、-NR6h6i、-N(R6h)C(=O)R6i、-C1-8アルキル基、アリール基又はヘテロアリール基であり、ただし、R6h及びR6iは、それぞれ独立にして、水素又は-C1-8アルキル基(好ましくはC1-6アルキル基、より好ましくはC1-4アルキル基)である。
【0040】
幾つかの実施形態において、R6cは、-COR6dであり、ただし、R6dは、-C2-8アルケニル基である。
【0041】
幾つかの実施形態において、R6cは、-COR6dであり、ただし、R6dは、ヘテロシクリル基である。
【0042】
幾つかの実施形態において、R6cは、アセチル基、2-(ジメチルアミノ)アセチル基、2-(ジメチルアミノ)アセチル基、アミノアセチル基、2-(メチルアミノ)アセチル基、3-(ジメチルアミノ)プロパノイル基、4-(ジメチルアミノ)ブチリル基、5-(ジメチルアミノ)ペンタノイル基、(2S,3S)-2-アミノ-3-メチルペンタノイル基、2-(メチルアミノ)アセチル基、2-アミノ-4-メチルペンタノイル基、2-アミノ-3-メチルブチリル基、2-(ジメチルアミノ)アセチル基、フェニルプロパノイル基、2-(ピペラジン-1-イル)アセチル基、アクリロイル基、ピペラジン-2-カルボニル基、ピペリジン-4-カルボニル基、ピロリジン-2-カルボニル基、又は2-(N-メチルアセトアミド)アセチル基である。
【0043】
幾つかの実施形態において、R6cは、-C1-8アルコキシ基、好ましくは-C1-6アルコキシ基であり、例えば、メトキシ基である。
【0044】
幾つかの実施形態において、R6cは、任意に1個又は2個の置換基R6gにより置換されている-C1-8アルキル基、好ましくは-C1-6アルキル基であり、ただし、R6gは、-OR6h、-NR6h6i、ヘテロシクリル基、アリール基であり、ただし、R6h及びR6iは、式(II)について定義された通りである。幾つかの実施形態において、R6cは、任意に1個の置換基R6gにより置換されている-C1-8アルキル基、好ましくは-C1-6アルキル基であり、ただし、R6gは、-OR6h、-NR6h6i、ヘテロシクリル基(例えば、モルホリノ)、アリール基(例えば、フェニル基)であり、ただし、R6h及びR6iは、-C1-4アルキル基、好ましくはメチル基である。幾つかの実施形態において、R6cは、メチル基、エチル基、イソブチル基、メトキシメチル基、2-メトキシエチル基、(メチルアミノ)メチル基、2-(ジメチルアミノ)エチル基、(ジメチルアミノ)メチル基、2-アミノエチル基、2-(メチルアミノ)エチル基、2-(ジメチルアミノ)エチル基、モルホリノメチル基、又はフェネチル基である。
【0045】
幾つかの実施形態において、R6cは、任意に1個の置換基R6gにより置換されているヘテロシクリル基である。幾つかの実施形態において、R6cは、任意に1個の置換基R6gにより置換されているヘテロシクリル基であり、前記置換基は、ヘテロシクリル基である。幾つかの実施形態において、R6cは、4-モルホリノピペリジン-1-イルである。
【0046】
幾つかの実施形態において、R6cは、-C(=O)NR6d6eであり、ただし、R6d及びR6eは、独立にして水素、-C1-8アルキル基(好ましくは-C1-3アルキル基)、又はアリール基であり、前記-C1-8アルキル基又はアリール基は、独立にしてかつ任意にハロゲン元素又は-C1-4アルキル基により置換されている。幾つかの実施形態において、R6cは、-C(=O)NR6d6eであり、ただし、R6d及びR6eは、独立にして水素及び-C1-4アルキル基である。幾つかの実施形態において、R6cは、-C(=O)NR6d6eであり、ただし、R6d及びR6eは、独立にして水素及びアリール基により任意に置換されているハロゲン元素である。幾つかの実施形態において、R6cは、ジメチルカルバモイル基、イソプロピルカルバモイル基、又は2,4,5-トリフルオロフェニルカルバモイル基である。
【0047】
幾つかの実施形態において、R6cは、-NR6d6e(ただし、R6d及びR6eは、独立にして水素である)、又は-C1-8アルキル基(好ましくは-C1-6アルキル基、より好ましくは-C1-3アルキル基、最も好ましくはメチル基)である。幾つかの実施形態において、R6cは、ジメチルアミノ基、又はアミノ基である。
【0048】
幾つかの実施形態において、R6cは、-SO6dであり、ただし、R6dは、-C1-8アルキル基、-C2-8アルケニル基、-C2-8アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、又はヘテロアリール基である。幾つかの実施形態において、R6cは、-SO6dであり、ただし、R6dは、-C1-8アルキル基(好ましくは-C1-6アルキル基)である。幾つかの実施形態において、R6cは、プロピルスルホニル基である。
【0049】
幾つかの実施形態において、Hetは、任意に1個又は2個又は3個の置換基により置換されているピロリジニル基であり、前記置換基は、メチル基、(ジメチルアミノ)メチル基、又はジメチルアミノ基からなる群より選ばれる。幾つかの実施形態において、Hetは、1-メチルピロリジン-3-イル、ピロリジン-1-イル、3-((ジメチルアミノ)メチル)ピロリジン-1-イル、又は3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イルである。
【0050】
幾つかの実施形態において、Hetは、任意に1個又は2個又は3個の置換基により置換されているピペラジニル基であり、前記置換基は、アクリロイル基、2-(ジメチルアミノ)アセチル基、アミノアセチル基、2-(メチルアミノ)アセチル基、3-(ジメチルアミノ)プロパノイル基、2-(ピペラジン-1-イル)アセチル基、ピペラジン-2-カルボニル基、4-(ジメチルアミノ)ブチリル基、5-(ジメチルアミノ)ペンタノイル基、メチル基、ピペリジン-4-カルボニル基、アセチル基、2-(N-メチルアセトアミド)アセチル基、イソプロピルカルバモイル基、2,4,5-トリフルオロフェニルカルバモイル基、(2S,3S)-2-アミノ-3-メチルペンタノイル基、2-メトキシエチル基、2-(メチルアミノ)アセチル基、エチル基、イソブチル基、ピロリジン-2-カルボニル基、2-アミノ-4-メチルペンタノイル基、2-アミノ-3-メチルブチリル基、2-(ジメチルアミノ)アセチル基、2-(メチルアミノ)エチル基、2-(ジメチルアミノ)エチル基、アミノ基、フェニルプロパノイル基、プロピルスルホニル基、又は2-アミノエチル基からなる群より選ばれる。幾つかの実施形態において、Hetは、ピペラジン-1-イル、4-アクリロイルピペラジン-1-イル、4-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペラジン-1-イル、(4-アミノアセチル)ピペラジン-1-イル、ピペラジン-1-イル、4-(2-(メチルアミノ)アセチル)ピペラジン-1-イル)、4-(3-(ジメチルアミノ)プロパノイル)ピペラジン-1-イル、4-(2-(ピペラジン-1-イル)アセチル)ピペラジン-1-イル、4-(ピペラジン-2-カルボニル)ピペラジン-1-イル、4-アクリロイルピペラジン-1-イル、4-(4-(ジメチルアミノ)ブチリル)ピペラジン-1-イル、4-(5-(ジメチルアミノ)ペンタノイル)ピペラジン-1-イル、3,5-ジメチルピペラジン-1-イル、4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1-イル、4-アセチルピペラジン-1-イル、4-(2-(N-メチルアセトアミド)アセチル)ピペラジン-1-イル、4-(イソプロピルカルバモイル)ピペラジン-1-イル、4-(2,4,5-トリフルオロフェニルカルバモイル)ピペラジン-1-イル、4-(3,5-ジメチル)ピペラジン-1-イル、4-((2S,3S)-2-アミノ-3-メチルペンタノイル)ピペラジン-1-イル、4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル、4-(2-(メチルアミノ)アセチル)ピペラジン-1-イル、4-エチルピペラジン-1-イル、4-イソブチルピペラジン-1-イル、4-(ピロリジン-2-カルボニル)ピペラジン-1-イル、4-(2-アミノ-4-メチルペンタノイル)ピペラジン-1-イル、4-(2-アミノ-3-メチルブチリル)ピペラジン-1-イル、4-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペラジン-1-イル、(S)-2-メチルピペラジン-1-イル、(R)-2-メチルピペラジン-1-イル、4-(2-(メチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル、4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル、4-(2-アミノ-3-フェニルプロパノイル)ピペラジン-1-イル、4-(プロピルスルホニル)ピペラジン-1-イル、4-(2-アミノエチル)ピペラジン-1-イル、又は3-メチルピペラジン-1-イルである。
【0051】
幾つかの実施形態において、Hetは、任意に1個又は2個又は3個の置換基により置換されているピペリジル基であり、前記置換基は、2-(ジメチルアミノ)アセチル基、メトキシ基、メトキシメチル基、(メチルアミノ)メチル基、4-モルホリノピペリジン-1-イル、モルホリノメチル基、2-(ジメチルアミノ)エチル基、フェネチル基、(ジメチルアミノ)メチル基、アミノ基、ジメチルアミノ基、又はジメチルカルバモイル基からなる群より選ばれる。幾つかの実施形態において、Hetは、ピペリジン-4-イル、4-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-1-イル、ピペリジン-3-イル、ピペリジン-4-イル、ピペリジン-1-イル、ピペリジン-4-イル、4-メトキシピペリジン-1-イル、4-(メトキシメチル)ピペリジン-1-イル、4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル、(4-モルホリノピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル、4-(モルホリノメチル)ピペリジン-1-イル、4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペリジン-1-イル、1-フェネチルピペリジン-4-イル、4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル、4-アミノピペリジン-1-イル、4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル、又は4-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-1-イルである。
【0052】
幾つかの実施形態において、Hetは、アゼパン-1-イル又は1,4-ジアゼパン-1-イルである。
【0053】
幾つかの実施形態において、Hetは、オクタヒドロ-2H-イソインドール-2-イルである。
【0054】
幾つかの実施形態において、Hetは、モルホリノである。
【0055】
幾つかの実施形態において、Hetは、8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル、2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-2-イル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル、2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル、(1R,4R)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イルである。
【0056】
幾つかの実施形態において、環Aは、フェニル基であり、かつ、フェニル環上のメチレン基及びHetは、前記フェニル環のパラ位に位置し、かつ、前記フェニル環は、さらに任意に1個のRにより置換されており、ただし、Rは、上記各実施形態において定義された通りである。別の実施形態において、環Aは、ピリジニル基であり、かつ、ピリジニル環上のメチレン基及びHetは、前記ピリジニル環のパラ位に位置し、かつ、前記ピリジニル環は、さらに、任意に1個のRにより置換されており、ただし、Rは、上記各実施形態において定義された通りである。幾つかの実施形態において、環Aは、ピリジン-2-イル又はピリジン-3-イルである。
【0057】
幾つかの実施形態において、本明細書が披露するのは、化合物、又はその薬学上許容される塩、又はその立体異性体であり、前記化合物は、本明細書において例示された具体的な的な化合物から選ばれる。
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【0058】
第2の態様において、本明細書が披露するのは医薬組成物であり、前記医薬組成物は、本明細書に記載された化合物(式(II)化合物又は本明細書が例示する具体的な化合物を含む)、又はその薬学上許容される塩と、少なくとも1種の薬学上許容される担体又は賦形剤と、を含む。
【0059】
第3の態様において、本明細書が披露するのはTLR7の調節方法であり、前記TLR7の調節方法は、本明細書に記載された化合物(式(II)化合物又は本明細書が例示する具体的な化合物を含む)、又はその薬学上許容される塩を固体に投与することを含む。
【0060】
第4の態様において、本明細書が披露するのは、治療有効量の本明細書に記載された化合物(式(II)化合物又は本明細書が例示する具体的な化合物を含む)、又はその薬学上許容される塩をTLR7アゴニストとして患者に投与することを含む患者の疾患又は障害の治療方法である。幾つかの実施形態において、前記疾患又は障害は、TLR(例えば、TLR-7)の調節(例えば、TLR-7を作動する)に関連する。幾つかの実施形態において、前記疾患又は障害は、ウイルスによるウイルス感染を含み、前記ウイルスは、デングウイルス、黄熱病ウイルス、西ナイルウイルス、日本脳炎ウイルス、ダニ媒介性脳炎ウイルス、クンジンウイルス(Kunjin virus)、マレーバレー脳炎ウイルス、セントルイス脳炎ウイルス、オムスク出血熱ウイルス、ウシウイルス性下痢ウイルス、ジカウイルス及びC型肝炎ウイルスからなる群より選ばれる。幾つかの実施形態において、前記疾患又は障害は、メラノーマ、肺非小細胞癌、肝細胞癌、基底細胞癌、腎細胞癌、ミエローマ、アレルギー性鼻炎、喘息、COPD、潰瘍性大腸炎、肝臓線維症、HBV、HCV、HPV、RSV、SARS、HIV又はインフルエンザを含む。好ましくは、前記疾患又は障害は、癌である。
【発明を実施するための形態】
【0061】
以下の用語は、明細書を通して以下に示された意味を有する。
【0062】
特許請求の範囲を含む本明細書で使用される、「1つ」、「1種」及び「前記」等の単数形の単語は、文脈が明らかに異なって示さない限り、それらの対応する複数の参照を含む。
【0063】
用語「又は」は、文脈上明らかに異なって示さない限り、「及び/又は」という用語を意味するように使用され、それと互換的に使用される。
【0064】
本明細書における用語「アルキル」は、1~18(例えば、1~12、さらに例えば1~10、よりされに例えば1~8、又は1~6、又は1~4)個の炭素原子を含む直鎖及び分岐状の飽和炭化水素基からなる群より選ばれる炭化水素基を指す。1~6個の炭素原子を含むアルキル基(即ち、C1-6アルキル基)の例は、メチル基、エチル基、1-プロピル基又はn-プロピル基(「n-Pr」)、2-プロピル基又はイソプロピル基(「i-Pr」)、1-ブチル基又はn-ブチル(「n-Bu」)、2-メチル-1-プロピル基又はイソブチル(「i-Bu」)、1-メチルプロピル基又はs-ブチル(「s-Bu」)、1,1-ジメチルエチル基又はt-ブチル(「t-Bu」)、1-ペンチル基、2-ペンチル基、3-ペンチル基、2-メチル-2-ブチル基、3-メチル-2-ブチル基、3-メチル-1-ブチル基、2-メチル-1-ブチル基、1-ヘキシル基、2-ヘキシル基、3-ヘキシル基、2-メチル-2-ペンチル基、3-メチル-2-ペンチル基、4-メチル-2-ペンチル基、3-メチル-3-ペンチル基、2-メチル-3-ペンチル基、2,3-ジメチル-2-ブチル基及び3,3-ジメチル-2-ブチル基を含むが、これらに限定されない。
【0065】
用語「アルコキシ」又は「アルキルオキシ」は、酸素原子を介して親分子部分に付加された上記定義されたアルキル基を指す。
【0066】
用語「アミノ」は、-NHを指す。語「アルキルアミノ」は、-NH(アルキル)を指す。語「ジアルキルアミノ」は、-N(アルキル)を指す。本明細書における用語「ハロゲン元素」は、フッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)、及びヨウ素(I)を指す。
【0067】
本明細書における用語「ハロアルキル」は、その中の1個以上の水素が1個以上のハロゲン元素(例えば、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素)により置換されているアルキル基を指す。ハロアルキル基の例は、ハロC1-8アルキル基、ハロC1-6アルキル基又はハロC1-4アルキル基を含むが、-CF、-CHCl、-CHCF、-CCl、CF等に限定されない。
【0068】
本明細書における用語「アルケニル」は、少なくとも1個のC=C二重結合を有して2~18(例えば2~8、さらに例えば2~6)個の炭素原子を含む直鎖及び分岐状の炭化水素基から選ばれる炭化水素基を指す。アルケニル基(例えば、C2-6のアルケニル基)の例は、ビニル基又はエテニル基、プロプ-1-エニル基、プロプ-2-エニル基、2-メチルプロプ-1-エニル基、ブト-1-エニル基、ブト-2-エニル基、ブト-3-エニル基、ブタ-1,3-ジエニル基、2-メチルブタ-1,3-ジエニル基、ヘキサ-1-エニル基、ヘキサ-2-エニル基、ヘキサ-3-エニル基、ヘキサ-4-エニル基及びヘキサ-1,3-ジエニル基を含むが、これらに限定されない。
【0069】
本明細書における用語「アルキニル」は、少なくとも1個のC≡C三重結合及び2~18(例えば2~8、さらに例えば2~6)個の炭素原子を含む直鎖及び分岐状の炭化水素基から選ばれる炭化水素基を指す。アルキニル基(例えば、C2-6のアルキニル基)の例は、エチニル基、1-プロピニル基、2-プロピニル基(プロパルギル基)、1-ブチニル基、2-ブチニル基及び3-ブチニル基を含むが、これらに限定されない。
【0070】
本明細書における用語「アルコキシ」又は「アルキルオキシ」は、酸素原子により親分子部分に付加された上記定義されたアルキル基を指す。アルコキシ基(例えば、C1-6アルコキシ基又はC1-4アルコキシ基)の例は、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、プロポキシ基、n-ブトキシ基、t-ブトキシ基、ペントキシ基及びヘキトキシ基等を含むが、これらに限定されない。
【0071】
用語「アルコキシ-アルキル-」は、上記定義されたアルコキシ基によりさらに置換されている上記定義されたアルキル基を指す。アルコキシ-アルキル-(例えば、C1-8アルコキシ-C1-8アルキル-又はC1-6アルコキシ-C1-6アルキル-)の例は、メトキシメチル基、エトキシメチル基、エトキシエチル基、イソプロポキシメチル基、又はプロポキシメチル基等を含むが、これらに限定されない。
【0072】
用語「シクロアルキル」は、単環式及び多環式(例えば、二環式及び三環式)基(縮合、架橋、もしくはスピロのシクロアルキル基を含む)を含む飽和シクロアルキル基から選ばれる炭化水素基を指す。
【0073】
例えば、シクロアルキル基は、3~12個、例えば3~10個、さらに例えば3~8個、さらに例えば3~6個、3~5個又は3~4個の炭素原子を含む。さらに例えば、シクロアルキル基は、3~12個、例えば3~10個、さらに例えば3~8個、3~6個の炭素原子を含む単環式基より選ばれてもよい。単環式シクロアルキル基の例は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、1-シクロペンタ-1-エニル基、1-シクロペンタ-2-エニル基、1-シクロペンタ-3-エニル基、シクロヘキシル基、1-シクロヘキサ-1-エニル基、1-シクロヘキサ-2-エニル基、1-シクロヘキサ-3-エニル基、シクロヘキサジエニル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基、シクロデシル基、シクロウンデシル基及びシクロドデシル基を含む。特に、飽和単環式シクロアルキル基(例えば、C3-8シクロアルキル基)の例は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基及びシクロオクチル基を含むが、これらに限定されない。好ましい実施形態において、シクロアルキル基は、3~6個の炭素原子を含む単環式基(C3-6のシクロアルキル基)を含み、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基及びシクロヘキシル基を含むが、これらに限定されない。二環式シクロアルキル基の例は、7~12個の環形成原子を有するもの、縮合二環式環を有するもの([4,4]、[4,5]、[5,5]、[5,6]及び[6,6]環系から選ばれる)又は架橋二環式環を有するもの(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[2.2.2]オクタン、及びビシクロ[3.2.2]ノナンから選ばれる)を含む。二環式シクロアルキル基の他の例は、二環式環を有するもの([5,6]及び[6,6]環系から選ばれる)を含む。
【0074】
用語「シクロアルケニル」は、単環式又は多環式であって少なくとも1個の二重結合と好ましくは1~2個の二重結合とを有する、炭素数3~10の非芳香族シクロアルキル基を指す。一実施形態において、シクロアルケニル基は、シクロシクロペンテニル基又はシクロヘキセニル基、好ましくはシクロヘキセニル基である。
【0075】
用語「シクロアルキニル」は、単環式又は多環式であって少なくとも1個の三重結合を有する、炭素数5~10の非芳香族シクロアルキル基を指す。
【0076】
本明細書では、用語「重水素化」を用いて化学構造又は有機基(group又はradical)を修飾し、その中の1個以上の炭素原子と結合する水素が1個以上の重水素により置換されており、例えば、「重水素化アルキル」、「重水素化シクロアルキル」、「重水素化ヘテロシクロアルキル」、「重水素化-アリール」、「重水素化モルホリニル」等である。例えば、上記定義された用語「重水素化アルキル」は、本明細書で定義されたアルキル基を指し、ただし、炭素原子と結合する少なくとも1個の水素原子が重水素により置換されている。重水素化アルキル基において、少なくとも1個の炭素原子が重水素と結合し、かつ、炭素原子が多くとも1個の重水素と結合し得る。アルキル基において1個以上の炭素原子も重水素と結合してもよい。
【0077】
単独で又は他の用語と組み合わせて使用する用語「アリール」は、下記の基から選択される基を指す。
-フェニル基などの5員及び6員炭素環式芳香族環
-ナフチル基及びインダニル基などの7員~12員の二環式環系などの二環式環系(少なくとも1個の環は、炭素環式及び芳香族)
-フルオレニル基などの10~15員三環式環系などの三環式環系(少なくとも1個の環は、炭素環式及び芳香族)。
【0078】
用語「芳香族炭化水素環」及び「アリール」は、本明細書の記載を通して互いに読み替えられてもよい。幾つかの実施形態において、単環式又は二環式芳香族炭化水素環は、5~10個の環形成炭素原子(即ち、C5-10アリール基)を有する。単環式又は二環式芳香族炭化水素環の例は、フェニル基、ナフタレン-1-イル、ナフタレン-2-イル、アントラセニル基、フェナントレニル基等を含むが、これらに限定されない。幾つかの実施形態において、芳香族炭化水素環は、ナフタレン環(ナフタレン-1-イル又はナフタレン-2-イル)又はフェニル環である。幾つかの実施形態において、芳香族炭化水素環は、フェニル環である。
【0079】
本明細書における用語「ヘテロアリール」は、下記の基から選択される基を指す。
-窒素(N)、硫黄(S)、及び酸素(O)から選ばれる、少なくとも1個のヘテロ原子(例えば、1~4個、又は幾つかの態様において1~3個、幾つかの態様において1~2個のヘテロ原子)を含み、残りの環形成原子が炭素である5員、6員又は7員芳香族単環式環
-窒素、酸素又は任意に酸化された硫黄から選ばれる、少なくとも1個のヘテロ原子(例えば、1~4個、又は幾つかの態様において1~3個、又は他の実施形態において1個又は2個のヘテロ原子)を環員として含み、残りの環形成原子が炭素であり、少なくとも1個の環が芳香族であって少なくとも1個のヘテロ原子が芳香族環に存在する7員~12員の二環式環
-窒素、酸素又は任意に酸化された硫黄から選ばれる、少なくとも1個のヘテロ原子(例えば、1~4個、又は幾つかの態様において1~3個、又は他の実施形態において1個又は2個のヘテロ原子)を環員として含み、残りの環形成原子が炭素であり、少なくとも1個の環が芳香族であって少なくとも1個のヘテロ原子が芳香族環に存在する11~14員三環式環。
【0080】
ヘテロアリール基におけるS及びO原子の総数が1を超える場合、それらのヘテロ原子は互いに隣接しない。幾つかの実施形態において、ヘテロアリール基におけるS及びO原子の総数は2以下である。幾つかの実施形態において、芳香族ヘテロ環におけるS及びO原子の総数は1以下である。ヘテロアリール基が1個以上のヘテロ原子環員を含む場合、前記ヘテロ原子は、同じであっても異なっていてもよい。ヘテロアリール基の環における窒素原子は、酸化されてN-オキシドを形成してもよい。
【0081】
本明細書で使用される用語「任意に酸化された硫黄」は、S、SO又はSOを指す。
【0082】
用語「芳香族ヘテロ環」及び「ヘテロアリール」は、本明細書の記載を通して互いに読み替えられてもよい。幾つかの実施形態において、単環式又は二環式芳香族ヘテロ環は、1個、2個、3個又は4個のヘテロ原子環員が独立にして窒素(N)、硫黄(S)、及び酸素(O)から選ばれ、残りの環員が炭素である、5個、6個、7個、8個、9個又は10個の環員を含む。幾つかの実施形態において、単環式又は二環式芳香族ヘテロ環は、窒素(N)、硫黄(S)、及び酸素(O)から独立にして選ばれる1個又は2個のヘテロ原子環員を含む単環式環又は二環式環である。幾つかの実施形態において、単環式又は二環式芳香族ヘテロ環は、単環式であって窒素(N)、硫黄(S)、及び酸素(O)から独立にして選ばれるヘテロ原子環員を1個又は2個有する5~6員ヘテロアリール環である。幾つかの実施形態において、単環式又は二環式芳香族ヘテロ環は、二環であって窒素、硫黄及び酸素から独立にして選ばれるヘテロ原子環員を1個又は2個有する8~10員ヘテロアリール環である。
【0083】
ヘテロアリール基、又は単環式又は二環式芳香族ヘテロ環の例は、(優先順位1を付した結合位置から番号付けた)ピリジニル基(例えば、2-ピリジニル基、3-ピリジニル基、又は4-ピリジニル基)、シンノリニル基、ピラジニル基、2,4-ピリミジニル基、3,5-ピリミジニル基、2,4-イミダゾリル基、イミダゾピリジニル基、イソキサゾリル基、オキサゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアジアゾリル基(例えば、1,2,3-チアジアゾリル基、1,2,4-チアジアゾリル基、又は1,3,4-チアジアゾリル基)、テトラゾリル基、チエニル基(例えば、チオフェン-2-イル、チオフェン-3-イル)、トリアジニル基、ベンゾチエニル基、フラニル基又はフラニル基、ベンゾフラニル基、ベンゾイミダゾリル基、インドリル基、イソインドリル基、インドリニル基、オキサジアゾリル基(例えば、1,2,3-オキサジアゾリル基、1,2,4-オキサジアゾリル基、又は1,3,4-オキサジアゾリル基)、フタラジニル基、ピラジニル基、ピリダジニル基、ピロリル基、トリアゾリル基(例えば、1,2,3-トリアゾリル基、1,2,4-トリアゾリル基、又は1,3,4-トリアゾリル基)、キノリニル基、イソキノリニル基、ピラゾリル基、ピロロピリジニル基(例えば、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)、ピラゾロピリジニル基(例えば、1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)、ベンゾキサゾリル基(例えば、ベンゾ[d]オキサゾール-6-イル)、プテリジニル基、プリニル基、1-オキサ-2,3-ジアゾリル基、1-オキサ-2,4-ジアゾリル基、1-オキサ-2,5-ジアゾリル基、1-オキサ-3,4-ジアゾリル基、1-チア-2,3-ジアゾリル基、1-チア-2,4-ジアゾリル基、1-チア-2,5-ジアゾリル基、1-チア-3,4-ジアゾリル基、フラザニル基(例えば、フラザン-2-イル、フラザン-3-イル)、ベンゾフラザニル基、ベンゾチオフェニル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾキサゾリル基、キナゾリニル基、キノキサリニル基、ナフチリジニル基、フロピリジニル基、ベンゾオキサゾリル基(例えば、ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)、インダゾリル基(例えば、1H-インダゾール-5-イル)及び5,6,7,8-テトラヒドロイソキノリンを含むが、これらに限定されない。
【0084】
「ヘテロシクリル」、「ヘテロ環」又は「ヘテロ環の」は、互いに読み替えられてもよく、非芳香族ヘテロシクリル基(窒素、酸素又は任意に酸化された硫黄から選ばれる1個以上のヘテロ原子を環員として含み、残りの環員は、炭素である)、単環式、縮合式、架橋式、及びスピロ式の環を指し、即ち、単環式ヘテロシクリル基、架橋ヘテロシクリル基、スピロヘテロシクリル基及び縮合ヘテロシクリル基を含有する。
【0085】
用語「単環式ヘテロシクリル」は、その中の少なくとも1個の環員が窒素、酸素又は任意に酸化された硫黄から選ばれるヘテロ原子である単環式基を指す。ヘテロ環は、飽和又は一部飽和ものもであってもよい。
【0086】
例示的に、単環式4~9員ヘテロシクリル基は、(優先順位1を付した結合位置から番号付けた)ピロリジン-1-イル、ピロリジン-2-イル、ピロリジン-3-イル、イミダゾリジノン-2-イル、イミダゾリジノン-4-イル、ピラゾリジン-2-イル、ピラゾリジン-3-イル、ピペリジン-1-イル、ピペリジン-2-イル、ピペリジン-3-イル、ピペリジン-4-イル、2,5-ピペラジニル基、ピラニル基、モルホリニル基、モルホリノ、モルホリン-2-イル、モルホリン-3-イル、オキシラニル基、アジリジン-1-イル、アジリジン-2-イル、アゾカン-1-イル、アゾカン-2-イル、アゾカン-3-イル、アゾカン-4-イル、アゾカン-5-イル、チイラニル基(thiiranyl)、アゼチジン-1-イル、アゼチジン-2-イル、アゼチジン-3-イル、オキセタニル基、チエタニル基、1,2-ジチエタニル基、1,3-ジチエタニル基、ジヒドロピリジニル基、テトラヒドロピリジニル基、チオモルホリニル基、チオキサニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、ホモピペリジニル基、アゼパン-1-イル、アゼパン-2-イル、アゼパン-3-イル、アゼパン-4-イル、オキセパニル基、チエパニル基、1,4-チオキサニル基、1,4-ジオキセパニル基、1,4-オキサチエパニル基、1,4-オキサアゼパニル基、1,4-ジチエパニル基、1,4-チアゼパニル基(thiazepanyl)及び1,4-ジアゼパニル基、1,4-ジチアニル基、1,4-アザチアニル基、オキサゼピニル基、ジアゼピニル基、チアゼピニル基、ジヒドロチエニル基、ジヒドロピラニル基、ジヒドロフラニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロチエニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、1-ピロリニル基、2-ピロリニル基、3-ピロリニル基、インドリニル基、2H-ピラニル基、4H-ピラニル基、1,4-ジオキサニル基、1,3-ジオキソラニル基、ピラゾリニル基、ピラゾリジニル基、ジチアニル基、ジチオラニル基、ピラゾリジニル基、イミダゾリニル基、ピリミジノニル基、又は1,1-ジオキソ-チオモルホリニル基である。
【0087】
用語「スピロヘテロシクリル」は、1つの共通の炭素原子(スピロ原子と呼ばれる)により連結される環を有する5~20員の多環式ヘテロシクリル基を指し、窒素、酸素又は任意に酸化された硫黄から選ばれる1個以上のヘテロ原子を環員として含み、かつ、残りの環員は、炭素原子である。スピロヘテロシクリル基の1つ以上の環は、1つ以上の二重結合を有してもよいが、いずれの環も完全に共役したπ電子系を有さない。スピロヘテロシクリル基は、好ましくは、6員~14員、かつ、より好ましくは7員~12員である。共通のスピロ原子の数によって、スピロヘテロシクリル基は、モノ-スピロヘテロシクリル基、ジ-スピロヘテロシクリル基、又はポリ-スピロヘテロシクリル基に分けられ、かつ、好ましくは、モノ-スピロヘテロシクリル基又はジ-スピロヘテロシクリル基を指し、かつ、より好ましくは4員/4員、3員/5員、4員/5員、4員/6員、5員/5員、又は5員/6員モノ-スピロヘテロシクリル基である。
【0088】
用語「縮合ヘテロシクリル」は、5~20員の多環ヘテロシクリル基(ただし、系内の各環は他の環と隣り合った炭素原子対を共有する(炭素原子と炭素原子、又は、炭素原子と窒素原子)を指し、窒素、酸素又は任意に酸化された硫黄から選ばれる1個以上のヘテロ原子を環員として含み、かつ、残りの環員は、炭素原子である。縮合ヘテロシクリル基の1つ以上の環は、1個以上の二重結合を有してもよいが、いずれの環も完全に共役したπ電子系を有さない。縮合ヘテロシクリル基は、好ましくは、6員~14員、かつ、より好ましくは7員~10員。員環の数により、縮合ヘテロシクリル基は、二環式、三環式、四環式、又は多環式縮合ヘテロシクリル基に分けられ、好ましくは、二環式又は三環式縮合ヘテロシクリル基を指し、かつ、より好ましくは5員/5員、又は5員/6員の二環式縮合ヘテロシクリル基である。縮合ヘテロシクリルの代表例としては、オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロリル基(例えば、オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2-イル)、オクタヒドロピロロ[3,4-c]ピロリル基、オクタヒドロイソインドリル基、イソインドリニル基(例えば、イソインドリン-2-イル)、オクタヒドロ-ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル基、を含むが、これらに限定されない。
【0089】
用語「架橋ヘテロシクリル」は、5員~14員の多環式ヘテロシクロアルキル基(ただし、系内の2つの環のそれぞれは2つの離れている原子を共有する)を指し、窒素、酸素又は任意に酸化された硫黄から選ばれる1個以上のヘテロ原子を環員として含み、残りの環員は、炭素原子である。架橋ヘテロシクリル基の1つ以上の環は、1個以上の二重結合を有してもよいが、いずれの環も完全に共役したπ電子系を有さない。架橋ヘテロシクリル基は、好ましくは、6員~14員、かつ、より好ましくは7員~10員である。員環の数により、架橋ヘテロシクリル基は二環式、三環式、四環式または多環式架橋ヘテロシクリル基に分けられ、かつ、好ましくは、二環式、三環式または四環式架橋ヘテロシクリル基を指し、かつ、より好ましくは二環式又は三環式架橋ヘテロシクリル基を指す。架橋ヘテロシクリル基の代表例としては、2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基、2-アザビシクロ[2.2.2]オクチル基及び2-アザビシクロ[3.3.2]デシル基を含むが、これらに限定されない。
【0090】
本明細書に記載された化合物は不斉中心を含むことがあり、したがってエナンチオマーとして存在することがある。「エナンチオマー」は、互いに重ね合わせることができない鏡像である化合物の2つの立体異性体を指す。本明細書に記載された化合物が2つ以上の不斉中心を有する場合、それらは更にジアステレオマーとして存在し得る。エナンチオマー及びジアステレオマーは、より広いクラスの立体異性体に含まれる。全てのそのような可能な立体異性体、例えば実質的に純粋な分割されたエナンチオマー、それらのラセミ混合物、及びジアステレオマーの混合物等が含まれることが意図される。本明細書に記載された化合物のすべての立体異性体及び/又はその薬学上許容可能な塩が含まれることが意図されている。別途具体的な説明がない限り、1個の異性体への言及は可能な異性体のいずれにも適用される。異性体組成が特定されていないときはいつでも、すべての可能な異性体が含まれる。
【0091】
本明細書で使用される用語「実質的に純粋な」は、目標とする立体異性体が、35重量%以下、例えば30重量%以下、更に例えば25重量%以下、更により例えば20重量%以下の他のあらゆる立体異性体を含むことを意味する。幾つかの実施形態において、用語「実質的に純粋な」は、目標とする立体異性体が、10重量%以下、例えば5重量%以下、例えば1重量%以下の他の立体異性体を含むことを意味する。
【0092】
本明細書に記載された化合物がオレフィン二重結合を含む場合、別途説明がない限り、その二重結合はE及びZ幾何異性体の両方を含むことを意味する。
【0093】
本明細書に記載された化合物が二置換のシクロヘキシル基又はシクロブチル基を含有する場合、シクロヘキシル環又はシクロブチル環上で発見する置換基は、シス形又はトランス形を採用してもよい。シス形は、2つの置換基がいずれも炭素原子上の2つの置換基位置の上側に位置することを意味し、トランス形は、それらが対向側に位置することを表す。
【0094】
反応生成物を相互から及び/又は出発物質から分離することが有利であり得る。各工程又は一連の工程の目標とする生成物は、当該分野で一般的な技術によって所望の程度の均一性まで分離及び/又は精製(以下、分離)される。典型的には、そのような分離は多相抽出、溶媒又は溶媒混合物からの結晶化、蒸留、昇華、又はクロマトグラフィーが含まれる。クロマトグラフィーには、例えば、逆相及び順相;サイズ除外;イオン交換;高圧、中圧及び低圧液体クロマトグラフィーの方法及び装置、小規模の分析;擬似移動床(「SMB」)及び分取薄層又は厚層クロマトグラフィー、並びに小規模薄層及びフラッシュクロマトグラフィーの技術等の多数の方法が含まれ得る。当業者は、所望の分離を達成する可能性が最も高い技術を適用するであろう。
【0095】
「ジアステレオマー」は、互いの鏡像ではない2つ以上のキラル中心を有する化合物の立体異性体を指す。ジアステレオマー混合物は、その個々のジアステレオマーの物理化学的差異に基づいて、クロマトグラフィー及び/又は分別結晶化等の当業者に周知の方法で、それらの個々のジアステレオマーに分離することができる。エナンチオマーは、適切な光学活性化合物(例えば、キラルアルコール又はモッシャー酸塩化物(Mosher’s acid chlorid))等のキラル補助剤)との反応によってエナンチオマー混合物をジアステレオマー混合物に変換し、ジアステレオマーを分離し、個々のジアステレオ異性体を変換(例えば加水分解)することによって対応する純粋なエナンチオマーに分離できる。エナンチオマーはまた、キラルHPLCカラムの使用によって分離され得る。
【0096】
単一の立体異性体、例えば実質的に純粋なエナンチオマーは、光学活性分割剤を用いたジアステレオマーの形成等の方法を用いてラセミ混合物を分割することによって得ることができる(Eliel, E. and Wilen, S. Stereochemistry of Organic Compounds. New York: John Wiley & Sons, Inc., 1994; Lochmuller, C. H., et al. “Chromatographic resolution of enantiomers: Selective review.” J. Chromatogr., 113(3) (1975): pp. 283-302)。本発明のキラル化合物のラセミ混合物は、(1)キラル化合物とのイオン性ジアステレオマー塩の形成、及び分別結晶化又は他の方法による分離、(2)キラル誘導体化試薬とのジアステレオマー化合物の形成、ジアステレオマーの分離、及び純粋な立体異性体への変換、並びに(3)キラル条件下での直接的な実質的に純粋な又は濃縮された立体異性体の分離を含む任意の適切な方法で分離し、単離することができる。(Wainer, Irving W., Ed. Drug Stereochemistry: Analytical Methods and Pharmacology. New York: Marcel Dekker, Inc., 1993.を参照)
【0097】
用語「薬学上許容される塩」は、健全な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激、アレルギー反応等を伴わずにヒト及び下等動物の組織と接触させて使用するのに適し、合理的なベネフィット/リスクの比に釣り合う塩を表す。薬学上許容される塩は、本明細書に記載された化合物の最終的な単離及び精製中にインサイチュで、又は別途、遊離塩基を適切な有機酸と反応させることで、又はその酸性基を適切な塩基と反応させることで、調製され得る。
【0098】
更に、本明細書に記載された化合物が酸付加塩として得られる場合、その酸付加塩の溶液を塩基性化することによって遊離塩基を得ることができる逆に、化合物が遊離塩基である場合、付加塩(例えば薬学上に許容な付加塩)は、塩基化合物から酸付加塩を調製するための従来の方法に従って、遊離塩基を適切な有機溶媒に溶解させ、溶液を酸で処理することで製造することができる。当業者は、無毒性の薬学上許容される付加塩を調製するために、過度の実験なしに使用され得る様々な合成方法論を認識するであろう。
【0099】
本明細書で定義される「その薬学上許容される塩」は、少なくとも1つの式(II)の化合物の塩、及び式(II)の化合物の立体異性体の塩、例えばエナンチオマーの塩、及び/又はジアステレオマーの塩を含む。
【0100】
本明細書における用語「投与(administration,administering)」及び「治療(treating,treatment)」は、動物、ヒト、実験対象、細胞、組織、器官、又は体液に適用される場合、動物、ヒト、実験対象、細胞、組織、器官、又は体液への外因性医薬、治療薬、診断薬又は組成物の接触を意味する。細胞の処理には、液体が細胞と接触する場合、細胞への試薬の接触、及び液体への試薬の接触が含まれる。語「投与」及び「治療」はまた、試薬、診断薬、結合化合物による、又は他の細胞による、インビトロ及びエクスビボ治療、例えば、細胞のインビトロ及びエクスビボ治療を意味する。本明細書における用語「対象」には、任意の生物、好ましくは動物、より好ましくは哺乳動物(例えば、ラット、マウス、イヌ、ネコ、ウサギ)、最も好ましくはヒトが含まれる。
【0101】
活性成分用語「有効量」又は「治療上有効量」は、疾患を、又は疾患若しくは障害の少なくとも1つの臨床症状を治療するために対象に投与したとき、疾患、障害又は症状の治療に影響を与えるのに十分である化合物等の活性成分の量を表す。「治療上有効量」は、化合物、疾患、障害及び/又は疾患若しくは障害の症状、疾患、障害及び/又は疾患若しくは障害の症状の重症度、治療される対象の年齢、及び/又は治療される対象の体重によって異なり得る。所与の事例における適切な量は、当業者に明らかであり得るか、又は日常的実験によって決定され得る。幾つかの実施形態において、「治療有効量」は、上記で定義されたように対象における疾患又は疾患を「治療する」のに有効な、本明細書に記載された少なくとも1つの化合物、及び/又は少なくとも1つの立体異性体、及び/又は少なくとも1つの薬学上許容される塩の量である。併用療法の場合、「治療上有効量」とは、疾患、障害又は状態の有効な治療のための併用対象の総量をいう。
【0102】
本明細書に記載された化合物を含む医薬組成物は、それを必要とする対象に、経口投与、吸入投与、直腸投与、非経口投与又は局所投与によって投与することができる。経口投与の場合、医薬組成物は、錠剤、粉末剤、顆粒剤、カプセル剤等の通常の固形製剤、水懸濁液、油懸濁液等の液体製剤、又はシロップ、溶液、懸濁液等の他の液体製剤であり得る。非経口投与の場合、医薬組成物は溶液、水溶液、油性懸濁液濃縮物、凍結乾燥粉末等であり得る。好ましくは、医薬組成物の製剤は、錠剤、コーティング錠、カプセル剤、坐剤、鼻内噴霧剤又は射出剤、より好ましくは錠剤又はカプセル剤から選択される。医薬組成物は正確な投与量での単一単位投与であり得る。更に、医薬組成物は追加の活性成分を更に含み得る。
【0103】
本明細書に記載された医薬組成物の全ての製剤は、製薬分野における従来の方法によって製造することができる。例えば、活性成分を1つ以上の賦形剤と混合し、次いで所望の製剤を製造することができる。「薬学上許容される賦形剤」とは、所望の医薬製剤に適した従来の薬学的担体、例えば、希釈剤、ビヒクル(例えば、水、様々な有機溶媒等)、充填剤(例えば、デンプン、スクロース等)、結合剤(例えば、セルロース誘導体、アルギン酸塩、ゼラチン及びポリビニルピロリドン(PVP))、湿潤剤(例えば、グリセロール)、崩壊剤(例えば、寒天、炭酸カルシウム及び炭酸水素ナトリウム)、吸収促進剤(例えば、4級アンモニウム化合物)、界面活性剤(例えば、ヘキサデカノール)、吸収性担体(例えば、カオリン及び石鹸粘土)、滑沢剤(例えば、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコール等)を指す。更に、医薬組成物は、分散剤、安定化剤、増粘剤、錯化剤、緩衝剤、透過促進剤、ポリマー、芳香剤、甘味料、及び染料等の他の薬学上許容される賦形剤を更に含む。
【0104】
用語「疾患」は、任意の疾患、不快感、病気、症状又は徴候を表し、用語「障害」又は「状態」と読み替えられてもよい。
【0105】
本明細書及び特許請求の範囲を通して、文脈上他に必要としない限り、用語用語「含む」、及び「含み」及び「含有」等の変形は、それに続く特徴が存在することを特定することを意図するが、1つ以上の他の特徴の存在又は追加を排除しない。本明細書で使用されるとき、用語「含む」は、用語「含み」、「含有」又は時には「有する」と読み替えられてもよい。
【0106】
本明細書及び特許請求の範囲を通して、用語「Cn-m」は端点を含む範囲を示し、ここで、n及びmは整数であり、炭素数を示す。例えば、C1-8、C1-6等が含まれる。
【0107】
本明細書の他の箇所で具体的に定義されていない限り、本明細書で使用される他のすべての技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解される意味を有する。
一般的な合成
【0108】
本明細書に記載された化合物(その塩を含む)は、既知の有機合成技術を用いて調製することができ、任意の多数の可能な合成経路に従って合成することができる。
【0109】
本明細書に記載された化合物を調製するための反応は、有機合成の当業者によって容易に選択され得る適切な溶媒中で行われ得る。適切な溶媒は、反応が行われる温度(例えば溶媒の沸点から変動し得る温度)で、出発材料、中間体、又は生成物と実質的に非反応性であり得る。所与の反応は、1つの溶媒又は溶媒の混合物中で実施することができる。
【0110】
適切な保護基の選択は、当業者によって容易に決定され得る。
【0111】
反応は、当技術分野において公知の任意の適切な方法(例えばNMR、UV、HPLC、LC-MS及びTLC)に従って、モニターすることができる。化合物は、HPLC及び順相シリカクロマトグラフィーを含む様々な方法により精製することができる。
【0112】
キラル分析HPLCを用いて、異なるキラル実施例化合物の維持時間の分析を行った。いたカラム、移動相、溶媒の比についての条件は、下記の方法に分けた。
【0113】
本明細書に記載された化合物は、下記スキームIにより製造され得る。
スキームI
【化17】
ただし、-W-R1Aは、-OR1a又は-NR1a1bであり、かつ、R1a、R1b、及びR6cは、式(II)について定義された通りである。R、R、R10及びR11は、独立にしてC1-6アルキル基である。X、Y及びZは、独立にしてCH又はNである。Wは、独立にしてN又はOである。mは、0、1、2、又は3であり、かつ、nは、1、2、又は3である。
【0114】
スキームIにおいて、市販のエチル 1H-イミダゾール-2-カルボキシレートと2-O-(4-ニトロベンゾイル)ヒドロキシアミンとを反応させて中間体2を形成し、前記中間体をエチルクロロフォーメートと反応させ、その後、水酸化アンモニウムの存在下、前記環をブロッキングしてイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4(1H,3H)-ジオンを得た。臭化試薬を用いて1個のBr原子を導入した後、中間体5を得、その後、前記ジオンを塩素化して化合物6を形成した。1個の塩素原子が、保護されたアミンにより置換されており、かつ、もう1個の塩素原子がRWと反応させて中間体8を得、その後、前記中間体を異なるアルデヒド類と塩基性条件で反応させて中間体10を形成した。前記アミン上の保護基及びヒドロキシ基を除去して中間体11を得た。保護基の除去及び異なる酸の塩基性条件下でのカップリングを行った後、式(II)化合物を得た。
【0115】
中間体10は、下記スキームIIにより製造されてもよい。
スキームII
【化18】
【0116】
スキームIIにおいて、中間体4を塩素化して中間体6’を形成した。1個の塩素原子が、保護されたアミンにより置換されて中間体7’を得、前記中間体7’をR1A-Wと反応させて肝心な中間体8’を得、その後、前記肝心な中間体8’を異なるアルデヒド類と塩基性条件で反応させて中間体10を形成した。
【実施例
【0117】
以下の実施例は、単に例示的なものであり、かつ、いかなる方式で制限されるものではない。別途説明がない限り、下記実施例における実験方法は、通常の方法である。別途説明がない限り、試薬及び材料はいずれも市販品から入手可能である。使用される全ての溶媒及び化学薬品はいずれも分析グレード又は純化学薬品である。使用前に、溶媒を全て再蒸留する。無水溶媒はいずれも標準方法又は参照方法に準じて製造される。カラムクロマトグラフィー用のシリカゲル(100~200メッシュ)及び薄層クロマトグラフィー(TLC)用のシリカゲル(GF254)は、中国の青島海洋化工有限公司(Tsingdao Haiyang Chemical Co.,Ltd.)又は煙台化学有限公司(Yantai Chemical Co.,Ltd.)から購入することができる。別途説明がない限り、全てを石油エーテル(60℃~90℃)/酢酸エチル(v/v)で溶離し、ヨウ素又はリンモリブデン酸のエタノール溶液を用いて現像する。別途説明がない限り、全ての抽出溶媒を無水NaSOで乾燥する。Bruck-400核磁気共鳴分光計においてTMS(テトラメチルシラン)を内部基準としてH NMRスペクトルを記録する。214nm及び254nmで検出を行うダイオードアレイ検出器(DAD)とイオントラップ(ESI源)とを備えたAgilent1100高速液体クロマトグラフィー-イオントラップ質量分析計(LC-MSDトラップ)を用いてLC/MSデータを記録する。試薬以外の全ての化合物名称はいずれもChemDraw(登録商標)により生成される。
【0118】
以下の実施形態において、以下の略称を用いる。
【表1】
【表2】
【表3】
中間体-Iの合成
【0119】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0120】
工程A:エチル 1-アミノ-1H-イミダゾール-2-カルボキシレート塩酸塩
【0121】
20℃~30℃で、エチル 1H-イミダゾール-2-カルボキシレート(56g、0.4mol)の、NMP(1.2L)中で撹拌した溶液に、t-BuOK(THF中1M、440ml、0.44mol)を添加した。混合物を0.5h撹拌した。30℃以下で、O-(4-ニトロベンゾイル)ヒドロキシアミン(80.08g、0.44mol)の、NMP(0.4L)中での溶液を滴下した。溶液をrtで2h撹拌した。溶液をMTBE(500ml)で希釈した。HCl(EA中4M、100ml)を添加して反応をクエンチした。ケイ藻土(20g)を上記混合物に添加し、その後、0.5h撹拌した。混合物をろ過した。ろ過液をMTBE(2L)で希釈してHCl(EA中4M、200ml)を滴下した。懸濁液を0.5h撹拌し、ろ過した。ろ過ケーキをMTBEでリンスしマイクロ波で乾燥して生成物(70g、91%)を得た。MS:M/e 156(M+1)
【0122】
工程B:エチル 1-((エトキシカルボニル)アミノ)-1H-イミダゾール-2-カルボキシレートと、エチル 1-(ジ(エトキシカルボニル)アミノ)-1H-イミダゾール-2-カルボキシレート(1:1)との混合物
【0123】
エチル 1-アミノ-1H-イミダゾール-2-カルボキシレート塩酸塩(80g、0.42mol)の、THF(900ml)及びHO(900ml)中で撹拌した溶液に、NaHCO(178.9g、2.1mol)を複数回に分けて添加した。30℃以下で、エチルクロロフォーメート(98.55g、0.9mol)を滴下した。混合物をrtで4h撹拌した。混合物をEA(1L)で希釈し、その後、分離した。水層をEA(800ml)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って黄色油状物を呈する粗生成物(113g)を得、更なる精製を必要とせずにそのまま次の工程に用いた。MS:M/e 228(M+1)&M/e 300(M+1)
【0124】
工程C:イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4(1H,3H)-ジオン
【0125】
封管に、エチル 1-((エトキシカルボニル)アミノ)-1H-イミダゾール-2-カルボキシレート及びエチル 1-(ジ(エトキシカルボニル)アミノ)-1H-イミダゾール-2-カルボキシレート(110g)の、水酸化アンモニウム(400ml、3.6V)及びIPA(200ml、1.8V)中での混合物を充填した。混合物を120℃で一晩撹拌した。冷却後、混合物をろ過した。ろ過ケーキをMeOHでリンスした。ろ過液を減圧濃縮した。得られた残存物をMeOH中でスラリーに作製し、ろ過してMeOHでリンスした。得られたろ過ケーキを前に得られたろ過ケーキと混合してマイクロ波で乾燥して白色固体状の生成物(56g)を得た。MS:M/e 153(M+1)
【0126】
工程D:7-ブロモイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4(1H,3H)-ジオン
【0127】
25℃以下で、イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4(1H,3H)-ジオン(30g、0.20mol)の、HO(1.2L)中での溶液に、NBS(24.6g、0.14mol)を複数回に分けて添加した。混合物をrtで1h撹拌した。混合物をろ過した。ろ過液を濃縮して溶媒を除去した。得られた残存物を前に得られたろ過ケーキと混合して、MeOH(20V)中で、その後、MeOH:HO(1:1,20V)でスラリーに作製し、白色固体状の生成物(30.4g、94%)を得た。MS:M/e 231(M+1)
【0128】
工程E:7-ブロモ-2,4-ジクロロイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン
【0129】
350mlの封管に、7-ブロモイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4(1H,3H)-ジオン(10g、43mmol)、トリエチルアミン塩酸塩(12g、88mmol)及びPOCl(100ml)を充填した。混合物を120℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してPOClを除去した。残存物をEA(200ml)で希釈し、20℃以下でpHが7を超えるとなるまで飽和NaHCO(水性)を滴下した。溶液を分離した。有機層をHOで洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物を、カラムクロマトグラフィーにより、PE中0~20%のEAにより精製して白色固体状の生成物(8.5g、73%)を得た。MS:M/e 267(M+1)
【0130】
工程F:7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0131】
7-ブロモ-2,4-ジクロロイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン(30g、0.11mol)の、THF(500ml)中で撹拌した溶液に、TEA(22.6g、0.22mol)を滴下した。混合物をrtで10min撹拌した。ビス(4-メトキシベンジル)アミン(31.6g、0.12mol)の、THF(80ml)中での溶液を上記の溶液に滴下した。混合物をrtで2h撹拌した。溶液をHO(300ml)でクエンチし、その後、EA(200ml×2回)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物をPE(300ml)中でスラリーに作製してろ過し、白色固体状の生成物(41.4g、76%)を得た。MS:M/e 488(M+1)
【0132】
工程G:7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0133】
で、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(35g、71.6mmol)とn-BuONa/n-BuOH(20%、200ml)との混合物を80℃で1h撹拌した。溶液をHO(200ml)でクエンチした。水溶液をEA(150ml×2回)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物を、カラムクロマトグラフィーにより、PE中0~20%のEAにより精製し、無色油状物を呈する生成物(33g、88%)を得、前記生成物は、数時間後に硬化した。MS:M/e 526(M+1)
【0134】
化合物B1:2-ブトキシ-7-((5-クロロ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0135】
工程A:メチル 5-クロロ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ニコチネート
【0136】
メチル 5,6-ジクロロニコチネート(2g、10mmol)及びDIPEA(1.93g、15mmol)の、DMA(20ml)中での溶液に1-メチルピペラジン(1.1g、11mmol)を添加した。その後、混合物を100℃で3h撹拌した。混合物を室温まで冷却して、水(50ml)で希釈し、EtOAc(100ml)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して、残存物をEA/PE=1/4で研磨して目標化合物(1.2g、36%)を得た。MS:M/e 270(M+1)
【0137】
工程B:(5-クロロ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メタノール
【0138】
工程Aの生成物(0.87g、3.23mmol)の、EtOH(10ml)中での溶液にNaBH(370mg、9.7mmol)を添加した。反応を80℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却して、濃縮して、水で希釈し、EtOAc(40ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って油状物を呈する目標化合物(560mg、粗製)を得た。MS:M/e 242(M+1)
【0139】
工程C:5-クロロ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ニコチンアルデヒド
【0140】
工程Bの生成物(0.56g、2.32mmol)の、THF(10ml)中での溶液にデス-マーチン試薬(2.1mg、5mmol)を添加した。反応を室温で1時間撹拌した。反応を飽和KCO溶液(10ml)でクエンチし、EtOAc(40ml)で希釈した。混合物をケイ藻土パッドによりろ過した。有機層を収集して、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。残存物をcombi flashにより精製し、目標化合物(250mg、2つの工程に対して32%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.88(s,1H),8.54(d,J=2.0Hz,1H),8.01(d,J=2.0Hz,1H),3.79(t,J=4.4Hz,4H),2.75(t,J=4.8Hz,4H),2.46(s,3H)ppm。MS:M/e 240(M+1)
【0141】
工程D:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(5-クロロ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メタノール
【0142】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(150mg、0.285mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.44ml、0.71mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。30min後、工程Cの生成物(100mg、0.43mmol)の、THF(1ml)中での混合物を滴下した。得られた混合物を-70℃で1h撹拌し、その後、室温に昇温して1h維持した。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(50ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLC(DCM/MeOH=20/1)により精製し、目標化合物(60mg、粗製)を得た。MS:M/e 687(M+1)
【0143】
工程E:2-ブトキシ-7-((5-クロロ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0144】
工程Dの生成物(60mg、0.092mmol)の、TFA(3ml)中での混合物にEtSiH(1ml)を添加した。反応を85℃で一晩加熱した。混合物を乾燥となるまで濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製した。収集した画分をNaHCO溶液でアルカリ化し、DCM(60ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って生成物(10mg、2つの工程に対して8%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.16(s,1H),7.72(s,1H),7.38(s,1H),4.32-4.24(m,2H),4.16(s,2H),2.91-2.42(m,8H),2.35(s,3H),1.81-1.66(m,2H),1.56-1.41(m,2H),0.98(t,J=6.8Hz,3H)ppm。MS:M/e 431(M+1)
【0145】
化合物B2:2-ブトキシ-7-((5-クロロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0146】
工程A:t-ブチル 4-(3-クロロ-5-ホルミルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0147】
5,6-ジクロロニコチンアルデヒド(1.76g、10mmol)及びDIEA(1.93g、15mmol)の、DMA(20ml)中での溶液にt-ブチル ピペラジン-1-カルボキシレート(2g、11mmol)を添加した。その後、混合物を80℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却して、水(50ml)で希釈し、EtOAc(50ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して、残存物をcombi-flashにより精製し、目標化合物(1.9g、58%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.86(s,1H),8.54(d,J=2.0Hz,1H),8.01(d,J=2.0Hz,1H),3.66-3.54(m,8H),1.48(s,9H)ppm。MS:M/e 270(M+H-t-Bu)
【0148】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-クロロピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0149】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(300mg、0.57mmol)の、THF(8ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.9ml、1.42mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h後、THF(4ml)中での工程Aの生成物(278mg、0.855mmol)を滴下した。得られた混合物を-70℃で1h撹拌し、その後、室温に昇温して一晩過ごした。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(50ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLC(EA/PE=1/3)により精製し、目標化合物(150mg、粗製)を得た。MS:M/e 773(M+1)
【0150】
工程C:2-ブトキシ-7-((5-クロロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0151】
工程Bの生成物(150mg、粗製)の、TFA(3ml)中で撹拌した溶液に、EtSiH(0.5ml)を添加し、得られた混合物を85℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却して、乾燥となるまで濃縮した。残存物にTFA(3ml)を添加し、得られた混合物を85℃で一晩加熱した。混合物を乾燥となるまで濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製した。収集した画分をNaHCO溶液でアルカリ化し、DCM(50ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して目標化合物(46mg、2つの工程に対して20%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.18(d,J=2.0Hz,1H),8.16(s,1H),8.07(s,1H),7.76(d,J=2.0Hz,1H),7.35(s,1H),4.20(t,J=6.0Hz,2H),4.10(s,2H),3.13(t,J=5.2Hz,4H),2.85(t,J=5.2Hz,4H),1.74-1.62(m,2H),1.46-1.34(m,2H),0.92(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 417(M+1)
【0152】
化合物B3:2-ブトキシ-7-(4-(ピペリジン-4-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0153】
工程A:t-ブチル 4-(4-ホルミルフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0154】
t-ブチル 4-(4-ブロモフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(3.4g、10mmol)の、THF(30ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(10ml、16mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h後、DMF(814mg、11mmol)を滴下し、得られた混合物を-65℃で1h撹拌した。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(60ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィー(EA/PE=1/8溶離)により精製し、油状物を呈する目標化合物(1.35g、46%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.98(s,1H),7.83(d,J=8.4Hz,2H),7.37(d,J=8.4Hz,2H),4.34-4.20(m,2H),2.91-2.66(m,3H),1.91-1.80(m,2H),1.91-1.58(m,2H),1.49(s,9H)ppm。MS:M/e 234(M+H-tBu)
【0155】
工程B:t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0156】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.38mmol)の、THF(8ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.6ml、0.95mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h後、工程Aの生成物(164mg、0.57mmol)の、THF(2ml)中での混合物を滴下した。得られた混合物を-70℃で1h撹拌し、その後、室温に昇温して一晩過ごした。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(50ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLC(EA/PE=1/3)により精製し、目標化合物(63mg、23%)を得た。MS:M/e 737(M+1)
【0157】
工程C:2-ブトキシ-7-(4-(ピペリジン-4-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0158】
工程Bの生成物(63mg、0.086mmol)の、TFA(3ml)中での混合物にEtSiH(0.5ml)を添加した。反応を85℃で一晩加熱した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製した。収集した画分をNaHCO溶液でアルカリ化し、DCM(50ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して目標化合物(15mg、39%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.12(s,1H),8.03(s,1H),7.30(s,1H),7.25(d,J=8.4Hz,2H),7.13(d,J=8.4Hz,2H),4.20(t,J=6.4Hz,2H),4.10(s,2H),3.27-3.18(m,2H),2.91-2.77(m,2H),2.76-2.64(m,1H),1.86-1.74(m,2H),1.73-1.56(m,4H),1.47-1.33(m,2H),0.92(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 381(M+1)
【0159】
化合物B4:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-クロロピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)プロプ-2-エン-1-オン
【0160】
0℃で、2-ブトキシ-7-((5-クロロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(20mg、0.05mmol)の、CHCN(2ml)中で撹拌した溶液に飽和水性NaHCO溶液(0.5ml)を添加し、その後、アクリロイルクロリド(4.5mg、0.05mmol)の、CHCN(0.1ml)中での溶液を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、DCM(40ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(12mg、51%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.21(s,1H),8.16(s,1H),8.06(s,1H),7.81(s,1H),7.35(s,1H),6.90-6.77(m,1H),6.13(d,J=16.8Hz,1H),5.70(d,J=11.6Hz,1H),4.20(t,J=6.0Hz,2H),4.11(s,2H),3.80-3.61(m,4H),3.26-3.14(m,4H),1.75-1.60(m,2H),1.46-1.33(m,2H),0.92(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 471(M+1)
【0161】
化合物B5:7-((5-クロロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(2-メトキシエトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0162】
化合物B2について説明したプロセスと類似するプロセスにより、相応する出発材料から化合物B5を合成した。
H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.23(s,1H),7.79(s,1H),7.39(s,1H),4.41(t,J=4Hz,2H),4.19(s,2H),3.73(t,J=4Hz,2H),3.52(t,J=8Hz,4H),3.40(s,3H),3.34(t,J=8Hz,4H)ppm。MS:M/e 419(M+1)+。
【0163】
化合物B6:2-ブトキシ-7-((6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0164】
化合物B2について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B6を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.06(s,1H),7.76(s,2H),7.45-7.36(m,1H),7.24(s,1H),6.66(d,J=8.8Hz,1H),4.23(t,J=6.8Hz,2H),3.99(s,2H),3.39-3.25(m,4H),2.84-2.70(m,4H),1.75-1.62(m,2H),1.46-1.32(m,2H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 383(M+1)
【0165】
化合物B7:2-ブトキシ-7-((4-クロロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0166】
化合物B2について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B7を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.14(s,1H),8.12(s,1H),8.04(s,1H),7.21(s,1H),6.87(s,1H),4.21(t,J=6.4Hz,2H),4.08(s,2H),3.37(t,J=4.8Hz,4H),2.73(t,J=4.8Hz,4H),1.76-1.56(m,2H),1.50-1.35(m,2H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 417(M+1)+。
【0167】
化合物B8:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0168】
工程A:t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0169】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(0.93g、6mmol)及びDIEA(0.93g、7.2mmol)の、DMA(15ml)中での溶液にt-ブチル ピペラジン-1-カルボキシレート(1.12g、6mmol)を添加した。その後、混合物をNで115℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却して、水(50ml)で希釈し、EtOAc(60ml)で抽出して、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥、濃縮しかつ、残存物をcombi-flashにより精製し、目標化合物(1.05g、58%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.91(s,1H),8.53(d,J=2.0Hz,1H),7.85(s,1H),3.58(t,J=4.4Hz,4H),3.37(t,J=4.4Hz,4H),2.33(s,3H),1.49(s,9H)ppm。MS:M/e 306(M+1)
【0170】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0171】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(2.62g、5mmol)の、THF(25ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(4.7ml、7.5mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h後、工程Aの生成物(2.28g、7.5mmol)の、THF(7ml)中での混合物を滴下した。得られた混合物を-70℃で2h撹拌し、その後、室温に昇温して一晩過ごした。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(100ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィー(EA/PE=1/2)により精製し、目標化合物(2.1g、56%)を得た。MS:M/e 753(M+1)
【0172】
工程C:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0173】
工程Bの生成物(2.1g、粗製)の、TFA(15ml)中での混合物にEtSiH(5ml)を添加し、得られた混合物を85℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却して、乾燥となるまで濃縮した。残存物にTFA(10ml)を添加し、得られた混合物を85℃で一晩加熱した。混合物を乾燥となるまで濃縮した。粗製物を水で希釈し、NaHCO溶液でアルカリ化し、DCM(60ml×8)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィー(DCM:(MeOH中7M NH)=15:1で溶離)により精製し、目標化合物(600mg、2つの工程に対して30%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.13(s,1H),8.06(s,1H),8.04(s,1H),7.43(s,1H),7.31(s,1H),4.21(t,J=6.8Hz,2H),4.04(s,2H),2.98-2.86(m,4H),2.84-2.74(m,4H),2.17(s,3H),1.75-1.62(m,2H),1.48-1.32(m,2H),0.92(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 397(M+1)
【0174】
化合物B9:2-ブトキシ-7-((5-フルオロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0175】
化合物B2について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B9を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.16(s,1H),8.06(s,1H),7.98(s,1H),7.45(d,J=9.6Hz,1H),7.31(s,1H),4.20(t,J=6.4Hz,2H),4.07(s,2H),3.22(t,J=4.4Hz,4H),2.78(t,J=4.4Hz,4H),1.75-1.62(m,2H),1.46-1.34(m,2H),0.92(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 401(M+1)
【0176】
化合物B10:2-ブトキシ-7-((6-(ピペラジン-1-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0177】
化合物B2について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B10を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d))δ 8.47(s,1H),8.17(s,1H),8.07(s,1H),8.02(s,1H),7.38(s,1H),4.26-4.12(m,4H),3.06-3.00(m,4H),2.81-2.72(m,4H),1.70-1.58(m,2H),1.39(m,2H),0.91(t,J=7.1Hz,3H)ppm。MS:M/e 451(M+1)
【0178】
化合物B11:2-ブトキシ-7-((5-メトキシ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0179】
化合物B2について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B11を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d))δ 8.13(s,1H),8.04(s,1H),7.73(s,1H),7.29(s,1H),7.21(s,1H),4.22(t,J=6.4Hz,2H),4.05(s,2H),3.74(s,3H),3.13(s,4H),2.77(s,4H),1.72-1.64(m,2H),1.40(dd,J=14.8,7.4Hz,2H),0.92(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 413(M+1)
【0180】
化合物B12:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0181】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.5mmol)、ジメチルグリシン(52mg、0.5mmol)及びDIPEA(129mg、1mmol)の、THF(10ml)中での混合物にHATU(190mg、0.5mmol)を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、EA(60ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィー(DCM:(MeOH中7M NH)=20:1で溶離)により精製し、さらにMeOHから再結晶して目標化合物(55mg、22%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.13(s,1H),8.08(s,1H),8.04(s,1H),7.46(s,1H),7.31(s,1H),4.20(t,J=6.0Hz,2H),4.05(s,2H),3.70-3.49(m,4H),3.09(s,2H),3.05-2.90(m,4H),2.21(s,3H),2.18(s,6H),1.75-1.62(m,2H),1.50-1.34(m,2H),0.92(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 482(M+1)
【0182】
化合物B13:2-ブチル-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0183】
工程A:7-ブロモ-N2-ブチル-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0184】
7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(244mg、0.5mmol)、ブタン-1-アミン(365mg、5mmol)及びDIPEA(645mg、5mmol)の、NMP(3ml)中での混合物を220℃で封管中で6時間撹拌した。混合物をHO(10ml)に入れてEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=20:1~5:1)により精製し、目標化合物(220mg、83.8%)を得た。MS:M/e 525/527(M+1)
【0185】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ブチルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0186】
-78℃で、工程Aの生成物(200mg、0.38mmol)の、乾燥THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.59ml、0.95mmol)を滴下した。30min撹拌した後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(232mg、0.76mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下した。その後、反応を一晩撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(10ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してプレパラティブTLC(石油エーテル/EtOAc=1:1)により精製し、目標化合物(80mg、28%)を得た。MS:M/e 753(M+1)
【0187】
工程C:N2-ブチル-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0188】
工程Bの生成物(80mg、0.106mmol)の、EtSiH/TFA(0.5ml/3ml)中での混合物を85℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(32mg、76.9%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.07(s,1H),7.50(br.s,2H),7.43(s,1H),7.15(s,1H),6.24(t,J=5.6Hz,1H),3.97(s,2H),3.20-3.13(m,3H),2.92-2.87(m,4H),2.82-2.76(m,4H),2.17(s,3H),1.58-1.44(m,2H),1.36-1.28(m,2H),0.90(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 396(M+1)
【0189】
化合物B14:1-(4-(4-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)フェニル)ピペリジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0190】
2-ブトキシ-7-(4-(ピペリジン-4-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(20mg、0.052mmol、粗製)、ジメチルグリシン(4mg、0.04mmol)及びDIPEA(12mg、0.1mmol)の、THF(3ml)中での混合物にHATU(15mg、0.04mmol)を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、DCM(40ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(5mg、21%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 9.47(br.s,1H),8.13(s,1H),8.06(s,1H),7.31(s,1H),7.25(d,J=8.0Hz,2H),7.15(d,J=8.4Hz,2H),4.55-4.41(m,1H),4.37-4.25(m,2H),4.20(t,J=6.4Hz,2H),4.10(s,2H),3.25-3.08(m,2H),2.86-2.70(m,8H),1.86-1.73(m,2H),1.73-1.56(m,3H),1.50-1.29(m,3H),0.92(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 466(M+1)
【0191】
化合物B15:2-ブトキシ-7-((5-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0192】
工程A:(5-ブロモピリジン-2-イル)メタノール
【0193】
0℃で、5-ブロモピリジンホルムアルデヒド(2g、10mmol)の、メタノール中での溶液に、水素化ほう素ナトリウム(380mg、10mmol)を複数回に分けて添加した。rtで1時間撹拌した後、TLCで反応終了を示した。溶液を水(5ml)でクエンチし、酢酸エチル(20ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層を乾燥、濃縮して、Combi-Flash(PE:EA=25%)により精製し、生成物(1.8g、90%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.59(d,J=4.0Hz,1H),8.04(d,J=8.0Hz,1H),7.45(d,J=8.0Hz,1H),5.52(t,J=8.0Hz,1H),4.52(d,J=4.0Hz,2H)ppm。MS:M/e 188(M+1)
【0194】
工程B:t-ブチル 6-(ヒドロキシメチル)-3’,6’-ジヒドロ-[3,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート
【0195】
(5-ブロモピリジン-2-イル)メタノール(300mg、1.6mmol)、t-ブチル 4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(545mg、1.8mmol)、Pd(dppf)Cl(147mg、0.18mmol)及びCsCO(1g、3.2mmol)の、DMF/THF(1:1、10ml)中での溶液を90℃、N雰囲気下で一晩加熱した。溶液を冷却し、水(10ml)で希釈し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=80%)により精製し、黄色油状物を呈する純粋な生成物(280mg、60%)を得た。MS:M/e 291(M+1)
【0196】
工程C:t-ブチル 4-(6-(ヒドロキシメチル)ピリジン-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0197】
t-ブチル 6-(ヒドロキシメチル)-3’,6’-ジヒドロ-[3,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート(280mg、1.0mmol)及びPtO(30mg)の、メタノール(10ml)中での溶液をrtでHエアバッグで一晩撹拌した。触媒をろ過し、ろ過液を濃縮して粗生成物を得、更なる精製を必要とせずにそのまま次の工程に用いた(280mg、粗製)。MS:M/e 293(M+1)
【0198】
工程D:t-ブチル 4-(6-ホルミルピリジン-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0199】
0℃で、t-ブチル 4-(6-(ヒドロキシメチル)ピリジン-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(280mg、1.0mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、デス-マーチン試薬(636mg、1.5mmol)を複数回に分けて添加した。rtで1時間撹拌した後、TLCで反応終了を示した。溶液を水(5ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=30%)により精製し、油状物を呈する生成物(60mg、21%)を得た。MS:M/e 291(M+1)
【0200】
工程E:t-ブチル 4-(6-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)ピリジン-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0201】
-78℃(Nパージ)で7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(100mg、0.19mmol)の、THF(8ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.3ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(2ml)中でのt-ブチル 4-(6-ホルミルピリジン-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(60mg、0.20mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(5ml)でクエンチし、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombi-Flash(PE:EA=60%)により精製し、純粋な生成物(40mg、29%)を得た。MS:M/e 738(M+1)
【0202】
工程F:2-ブトキシ-7-((5-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0203】
t-ブチル 4-(6-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)ピリジン-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(40mg、0.05mmol)の、トリエチルシラン(2ml)及びトリフルオロ酢酸(2ml)中での混合物を100℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発して残存物を得、その中に水(5ml)を添加し、酢酸エチル(5ml)で抽出し、NaHCO(5ml)及び塩水(5ml)で洗浄した有機層を乾燥、濃縮して、プレパラティブHPLCにより精製し、生成物(6mg、30%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.61(s,1H),8.17(d,J=8.0Hz,1H),7.71(d,J=8.0Hz,1H),7.57(s,1H),4.60(s,2H),4.19(t,J=8.0Hz,2H),3.53(d,J=12.0Hz,2H),3.19-3.09(m,3H),2.13(d,J=12.0Hz,2H),1.99-1.89(m,2H),1.73-1.66(m,2H),1.50-1.41(m,2H),0.95(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 382(M+1)
【0204】
化合物B16:2-ブトキシ-7-((5-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0205】
工程A:t-ブチル 4-(6-ホルミルピリジン-3-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0206】
5-ブロモピリジンホルムアルデヒド(500mg、2.7mmol)、t-ブチル ピペラジン-1-カルボキシレート(600mg、3.2mmol)、Pd(dba)(80mg、0.16mmol)、BINAP(187mg、0.3mmol)及びCsCO(2.2g、6.8mmol)の、トルエン(20ml)中での溶液を100℃、Nでパージして一晩加熱した。溶液を冷却し、濃縮して、水(10ml)で希釈して酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=40%)により精製し、純粋な生成物(130mg、17%)を得た。MS:M/e 292(M+1)
【0207】
工程B:t-ブチル 4-(6-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)ピリジン-3-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0208】
-78℃(Nパージ)で7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(150mg、0.28mmol)の、THF(8ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.44ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(2ml)中でのt-ブチル 4-(6-ホルミルピリジン-3-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(125mg、0.43mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(5ml)でクエンチし、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにプレパラティブTLC(EA)により精製し、純粋な生成物(75mg、36%)を得た。MS:M/e 739(M+1)
【0209】
工程C:2-ブトキシ-7-((5-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0210】
t-ブチル 4-(6-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)ピリジン-3-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(75mg、0.1mmol)の、トリエチルシラン(1ml)及びトリフルオロ酢酸(1ml)中での溶液を80℃で一晩加熱し、その後、100℃で4時間維持した。溶媒を蒸発して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(15mg、39%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.38(d,J=4.0Hz,1H),8.03(dd,J=8.0Hz,4.0Hz,1H),7.71(d,J=12.0Hz,1H),7.59(s,1H),4.58(s,2H),4.20(t,J=8.0Hz,2H),3.65(t,J=4.0Hz,4H),3.40(t,J=4.0Hz,4H),1.72-1.67(m,2H),1.47-1.43(m,2H),0.96(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 383(M+1)
【0211】
化合物B17:2-ブトキシ-7-((5-メトキシ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0212】
化合物B15を製造するための汎用プロセスにより、化合物B17を製造して、目標生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.15(s,1H),8.04(br.s,2H),7.34(s,1H),7.32(s,1H),4.21(t,J=6.4Hz,2H),4.13(s,2H),3.77(s,3H),3.19-3.03(m,3H),2.61(t,J=11.3Hz,2H),1.73-1.51(m,6H),1.42-1.36(m,2H),0.92(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 412(M+1)
【0213】
化合物B18:N2-ブチル-7-(4-(ピペリジン-4-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0214】
工程A:t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ブチルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0215】
-78℃で、7-ブロモ-N2-ブチル-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(150mg、0.285mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.35ml、0.428mmol)を滴下した。Nで1時間撹拌した後、-78℃でt-ブチル 4-(4-ホルミルフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(123mg、0.428mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応を3時間撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してプレパラティブTLC(石油エーテル/EtOAc=2:1)により精製し、目標化合物(98mg、47.8%)を得た。MS:M/e 736(M+1)
【0216】
工程B:N2-ブチル-7-(4-(ピペリジン-4-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0217】
工程Bの生成物(98mg、0.102mmol)の、EtSiH/TFA(0.5ml/3ml)中での混合物に85℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(45mg、87.2%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.71-8.63(m,1H),8.50-8.32(m,1H),7.81(br.s,2H),7.42(s,1H),7.29(d,J=8.0Hz,2H),7.14(d,J=8.0Hz,2H),6.58(s,1H),4.09(s,2H),3.36(d,J=12.4Hz,2H),3.17(t,J=7.2Hz,2H),3.05-2.92(m,2H),2.82-2.72(m,1H),1.89(d,J=13.2Hz,2H),1.82-1.66(m,2H),1.56-1.44(m,2H),1.38-1.24(m,2H),0.89(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 380(M+1)
【0218】
化合物B19:2-ブトキシ-7-((6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0219】
化合物B15を製造するための汎用プロセスにより、化合物B19を製造し、生成物(19mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d with DO)δ 8.78(d,J=4.0Hz,1H),8.30(d,J=8.0Hz,1H),7.74(d,J=8.0Hz,1H),7.66(s,1H),4.44(s,2H),4.28(t,J=8.0Hz,2H),3.56(d,J=12.0Hz,2H),3.35-3.32(m,1H),3.30-3.14(m,2H),2.19-2.11(m,2H),2.08-2.04(m,2H),1.75-1.71(m,2H),1.50-1.46(m,2H),0.97(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 382(M+1)
【0220】
化合物B20:2-ブトキシ-7-(4-(ピペリジン-3-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0221】
化合物B15を製造するための汎用プロセスにより、化合物B20を製造して、目標生成物(37mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.76(br.s,1H),8.44(s,1H),8.14(s,1H),8.08(s,1H),7.33(s,1H),7.29(d,J=7.4Hz,2H),7.20(d,J=7.5hz,2H),4.20(t,J=6.3Hz,2H),4.12(s,2H),3.33-3.23(m,2H),2.98-2.88(m,4H),1.86(t,J=12.2Hz,2H),1.67-1.59(m,4H),1.42-1.34(m,2H),0.92(t,J=7.2Hz,3H)。MS:M/e 381(M+1)
【0222】
化合物B21:2-ブトキシ-7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0223】
化合物B15を製造するための汎用プロセスにより、化合物B21を製造して、目標生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 7.76(s,1H),7.42(s,1H)7.16(d,J=8Hz,1H),4.28-4.21(m,4H),3.35-3.27(m,2H),3.14-2.99(m,3H),2.10-1.87(m,4H),1.78-1.69(m,2H),1.52-1.41(m,2H),0.98(t,J=6.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 400(M+1)
【0224】
化合物B22:2-(イソペンチルオキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0225】
化合物B2について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B22を合成した。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.15(s,1H),7.61(s,1H),7.43(s,1H),4.38-4.28(m,2H),4.19(s,2H),3.42-3.33(m,8H),2.29(s,3H),1.92-1.76(m,1H),1.72-1.63(m,2H)0.97(d,J=6.8Hz,6H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0226】
化合物B23:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンチルオキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0227】
化合物B2について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B23を合成した。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.15(s,1H),7.62(s,1H),7.45(s,1H),4.29(t,J=6.4Hz,2H),4.19(s,2H),3.41-3.33(m,8H),2.30(s,3H),1.84-1.72(m,2H),1.51-1.34(m,4H),0.95(t,J=6.8Hz,3H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0228】
化合物B24:2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン
【0229】
工程A:t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)カルバメート
【0230】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)、(t-ブトキシカルボニル)グリシン(18mg、0.1mmol)及びDIEA(25mg、0.2mmol)の、THF(5ml)中での混合物にHATU(38mg、0.1mmol)を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を溶液水で希釈し、EA(50ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して目標化合物(60mg、粗製)を得た。MS:M/e 554(M+1)
【0231】
工程B:2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン
【0232】
工程Aの生成物(60mg、粗製)の、DCM(5ml)中での混合物に、4M HClの、EA(0.5ml)中での溶液を添加した。反応を室温で5h撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(18mg、32%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.12(s,1H),7.94(s,1H),7.52(s,1H),4.30(t,J=6.8Hz,2H),4.26(s,2H),4.00(s,2H),3.81(t,J=4.8Hz,2H),3.63(t,J=4.8Hz,2H),3.43-3.31(m,4H),2.39(s,3H),1.82-1.70(m,2H),1.57-1.42(m,2H),0.98(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 454(M+1)
【0233】
化合物B25:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(2-フェノキシエトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0234】
化合物B2について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B25を合成した。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.19(s,1H),7.74(s,1H),7.56(s,1H),7.31-7.22(m,2H),7.00-6.87(m,3H),4.64(t,J=4.0Hz,2H),4.30(t,J=4.0Hz,2H),4.23(s,2H),3.47-3.31(m,8H),2.31(s,3H)ppm。MS:M/e 461(M+1)
【0235】
化合物B26:2-ブトキシ-7-(3-エトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0236】
化合物B16について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B26を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.02(s,1H),7.27(s,1H),6.91(s,1H),6.80-6.74(m,2H),4.22(t,J=8.0Hz,2H),4.04(s,2H),3.98-3.94(m,2H),2.84(s,8H),1.70-1.64(m,2H),1.45-1.36(m,2H),1.31(t,J=8.0Hz,3H),0.93(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 426(M+1)
【0237】
化合物B27:2-ブトキシ-7-(4-(ピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメトキシ)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0238】
化合物B16について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B27を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.14(s,1H),8.05(s,1H),7.33(s,1H),7.25-7.21(m,2H),7.03(d,J=12.0Hz,1H),4.19(t,J=8.0Hz,2H),4.11(s,2H),2.86-2.80(m,8H),1.70-1.63(m,2H),1.41-1.37(m,2H),0.92(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 466(M+1)
【0239】
化合物B28:2-ブトキシ-7-((6-(ピペリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0240】
化合物B15を製造するための汎用プロセスにより、化合物B28を製造して、目標生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6))δ 8.77(s,1H),8.18(s,1H),8.07(s,2H),7.42(s,1H),4.26(s,2H),4.16(t,J=6.4Hz,2H),3.12-2.92(m,4H),2.65-2.58(m,1H),1.84(d,J=11.2Hz,2H),1.70-1.60(m,2H),1.55-1.50(m,2H),1.41-1.36(m,2H),0.91(t,J=7.4Hz,3H)。MS:M/e 412(M+1)
【0241】
化合物B29:4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-オール
【0242】
工程A:t-ブチル(7-ブロモ-2-(フラン-2-イルメトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-イル)カルバメート
【0243】
0℃で、フラン-2-イルメタノール(112mg、1.16mmol)の、THF(20ml)中で撹拌した溶液にNaH(88mg、2.32mmol、油中60%)を添加した。反応混合物を0℃で0.5h撹拌した。t-ブチル(7-ブロモ-2-クロロイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-イル)カルバメート(200mg、0.58mmol)を混合物に添加し、反応混合物を70℃で6h撹拌した。混合物をHO(20ml)に添加し、EtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(140mg、59%)を得た。MS:M/e 410(M+1)
【0244】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(フラン-2-イルメトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0245】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下でのt-ブチル(7-ブロモ-2-(フラン-2-イルメトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-イル)カルバメート(210mg、0.51mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、1.25mmol、0.78ml)を滴下した。50min撹拌した後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(156mg、0.5mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(70mg、22%)を得た。MS:M/e 637(M+1)
【0246】
工程C:4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-オール
【0247】
t-ブチル 4-(5-((4-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(フラン-2-イルメトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(70mg、0.11mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(15mg、40%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6))δ 8.71(br.s,2H),8.08(s,2H),8.00(s,1H),7.48(s,1H),7.28(s,1H),4.05(s,2H),3.21(s,8H),2.21(s,3H)ppm。MS:M/e 341(M+1)
【0248】
化合物B30:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-フェネトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0249】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B30を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.70(br.s,2H),8.19(s,2H),8.10(s,1H),7.52(s,1H),7.43-7.26(m,5H),7.26-7.18(m,1H),4.40(t,J=8Hz,2H),4.09(s,2H),3.26-3.16(m,8H),3.02(t,J=8Hz,2H),2.17(s,3H)ppm。MS:M/e 445(M+1)
【0250】
化合物B31:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(3-フェニルプロポキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0251】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B31を合成した。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.14(s,1H),7.70-7.42(m,2H),7.30-7.12(m,5H),4.31(t,J=8Hz,2H),4.18(t,J=8Hz,2H),3.44-3.32(m,8H),2.78(t,J=8Hz,2H),2.29-2.24(m,3H),2.11-2.03(m,2H)ppm。MS:M/e 459(M+1)
【0252】
化合物B32:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0253】
工程A:t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【0254】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)、N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(20mg、0.1mmol)及びDIEA(25mg、0.2mmol)の、THF(5ml)中での混合物に、HATU(38mg、0.1mmol)を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、EA(40ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して目標化合物(60mg、粗製)を得た。MS:M/e 568(M+1)
【0255】
工程B:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0256】
工程Aの生成物(60mg、粗製)の、DCM(5ml)中での混合物に4M HClのEA(0.5ml)での溶液を添加した。反応を室温で5h撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(35mg、2つの工程に対して60%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.12(s,1H),7.93(s,1H),7.51(s,1H),4.30(t,J=6.4Hz,2H),4.25(s,2H),4.13(s,2H),3.80(t,J=4.8Hz,2H),3.62(t,J=4.8Hz,2H),3.43-3.31(m,4H),2.75(s,3H),2.38(s,3H),1.82-1.68(m,2H),1.57-1.42(m,2H),0.98(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 468(M+1)
【0257】
化合物B33:2-ブトキシ-7-((4-メチル-5-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0258】
工程A:t-ブチル 4-(6-(メトキシカルボニル)-4-メチルピリジン-3-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0259】
窒素ガスで、メチル 5-ブロモ-4-メチルピリジンカルボキシレート(1.15g、5mmol)、t-ブチル ピペラジン-1-カルボキシレート(1.12g、6mmol)、BINAP(311mg、0.5mmol)、Pd(dba)(575mg、1mmol)及びCsCO(3.26g、10mmol)を含有するフラスコにトルエン(10ml)を添加した。混合物を100℃で一晩撹拌し、室温まで冷却した後、溶媒を回転蒸発により除去した。残存物をEA(20ml)に溶解し、水及び塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、目標化合物(593mg、35%)を得た。MS:M/e 336(M+1)
【0260】
工程B:t-ブチル 4-(6-(ヒドロキシメチル)-4-メチルピリジン-3-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0261】
工程Aの生成物(590mg、1.76mmol)の、THF(5ml)中での溶液にLiAlH(134mg、3.52mmol)を添加した。0℃で30min撹拌した後、その後、混合物を室温でさらに2時間撹拌した。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(10ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、目標化合物(288mg、53%)を得た。MS:M/e 308(M+1)
【0262】
工程C:t-ブチル 4-(6-ホルミル-4-メチルピリジン-3-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0263】
工程Bの生成物(288mg、0.94mmol)の、DCM(5ml)中での溶液にデス-マーチンペルヨージナン(796mg、1.88mmol)を添加した。室温で1時間撹拌した後、溶液を飽和NaHCO溶液(5ml)でクエンチした。水溶液をDCM(15ml×3回)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(220mg、78%)を得た。MS:M/e 306(M+1)
【0264】
工程D:t-ブチル 4-(6-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-4-メチルピリジン-3-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0265】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(211mg、0.4mmol)の、THF(2ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.38ml、0.6mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。10min後、工程Cの生成物(183mg、0.6mmol)の、THF(3ml)中での溶液を滴下した。得られた混合物を-70℃で30min撹拌した。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(10ml×4回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、目標化合物(127mg、42%)を得た。MS:M/e 753(M+1)
【0266】
工程E:2-ブトキシ-7-((4-メチル-5-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0267】
工程Dの生成物(127mg、0.17mmol)の、TFA(5ml)中での混合物にEtSiH(1ml)を添加した。反応を80℃で2日間加熱した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製した。収集した画分をNaHCO溶液でアルカリ化し、DCM(30ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して生成物(4mg、6%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.17(br.s,2H),8.17(s,1H),8.06(s,1H),7.33(s,1H),7.21(s,1H),4.24(s,2H),4.15(t,J=6.3Hz,2H),3.24-3.19(m,4H),3.14-3.07(m,4H),2.24(s,3H),1.74-1.53(m,3H),1.38(dq,J=14.6,7.2Hz,3H),0.90(t,J=7.3Hz,3H). ppm。MS:M/e 398(M+1)+。
【0268】
化合物B34:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0269】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B34を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6))δ 8.13(s,1H),8.05(s,2H),7.41(d,J=2.0Hz,1H),7.31(s,1H),4.21(t,J=6.5hz,2H),4.03(s,2H),2.98-2.89(m,4H),2.17(s,3H),1.68(dd,J=14.1,7.4Hz,2H),1.61(t,J=7.9Hz,4H),1.53(d,J=4.6Hz,2H),1.45-1.34(m,2H),0.92(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 396(M+1)
【0270】
化合物B35:7-((6-(アゼパン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0271】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B35を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6))δ 8.13(s,1H),8.03(s,1H),7.97(d,J=1.8Hz,1H),7.33(d,J=1.8Hz,1H),7.30(s,1H),4.21(t,J=6.5hz,2H),3.99(s,2H),3.37-3.28(m,4H),2.18(s,3H),1.75-1.63(m,6H),1.59-1.51(m,4H),1.46-1.35(m,2H),0.92(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 410(M+1)
【0272】
化合物B36:2-ブトキシ-7-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0273】
工程A:t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0274】
-78℃で、7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(150mg、0.29mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.27ml、0.43mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃でt-ブチル 4-(4-ホルミル-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(130mg、0.43mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をrtに昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(85mg、39.7%)を得た。MS:M/e 752(M+1)
【0275】
工程B:2-ブトキシ-7-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0276】
t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(85mg、0.11mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(17mg、38%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.72(br.s,2H),8.14(s,1H),8.08(s,1H),7.32(s,1H),7.16(s,1H),7.11(d,J=8.4Hz,1H),6.96(d,J=8.4Hz,1H),4.22(t,J=6.5hz,2H),4.05(s,2H),3.25-3.12(m,4H),3.13-2.97(m,4H),2.21(s,3H),1.75-1.61(m,2H),1.48-1.34(m,2H),0.93(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 396(M+1)
【0277】
化合物B37:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(ジメチルアミノ)プロプ-1-オン
【0278】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(20mg、0.05mmol)、3-(ジメチルアミノ)プロピオン酸(6mg、0.05mmol)、HATU(23mg、0.06mmol)及びDIPEA(19mg、0.15mmol)の、DCM(3ml)中での混合物をrtで2h撹拌した。混合物をDCM(10ml)で抽出して水(5ml)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して、プレパラティブHPLCにより精製し、生成物(12mg、47.88%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.12(br.s,1H),8.16(s,1H),8.10(s,2H),7.54(s,1H),7.35(d,J=2.4Hz,1H),4.21(t,J=6.5hz,2H),4.08(s,2H),3.64-3.56(m,4H),3.35-3.01(m,6H),2.87(t,J=6.7Hz,2H),2.79(s,3H),2.78(s,3H),2.24(s,3H),1.73-1.62(m,2H),1.47-1.35(m,2H),0.93(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 496(M+1)
【0279】
化合物B38:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(オクタヒドロ-2H-イソインドール-2-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0280】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B38を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.12(s,1H),8.03(s,1H),7.88(s,1H),7.27(s,1H),7.25(s,1H),4.22(t,J=8.0Hz,2H),3.95(s,2H),3.44-3.39(m,2H),3.37-3.33(m,2H),2.23(s,3H),2.16(s,2H),1.68-1.67(m,2H),1.51-1.33(m,10H),0.93(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 436(M+1)
【0281】
化合物B39:7-((6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0282】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B39を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.67(br.s,2H),8.16(s,1H),8.10(s,1H),8.04(s,1H),7.51(s,1H),7.34(s,1H),4.22(t,J=8.0Hz,2H),4.06(s,2H),3.57(d,J=4.0Hz,2H),3.37(t,J=4.0Hz,2H),3.28-3.24(m,4H),2.22(s,2H),2.02-2.00(m,2H),1.69-1.65(m,2H),1.42-1.39(m,2H),0.93(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0283】
化合物B40:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン
【0284】
工程A:t-ブチル 4-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0285】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(20mg、0.05mmol)、2-(4-(t-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)酢酸(15mg、0.06mmol)及びHATU(23mg、0.06mmol)、DIPEA(12.9mg、0.1mmol)の、THF(3ml)中での混合物を一晩撹拌した。反応混合物をHO(10ml)に入れてEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して目標化合物(粗製、100%)を得、そのまま次の工程に用いた。MS:M/e 623(M+1)
【0286】
工程B:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン
【0287】
工程A(0.05mmol)の生成物の、CHCl(5ml)中で撹拌した溶液にジオキサン/HCl(g)(4.0M、2ml)を添加した。添加後、反応混合物を濃縮して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(12mg、45.9%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 9.20(br.s,2H),8.19(s,1H),8.14(s,1H),8.10(s,1H),7.56(s,1H),7.38(s,1H),4.29(s,2H),4.21(t,J=6.4Hz,2H),4.09(s,2H),3.66-3.62(m,2H),3.49-3.45(m,2H),3.43-3.30(m,7H),3.12-3.09(m,2H),3.07-3.01(m,2H),2.24(s,3H),1.76-1.63(m,2H),1.49-1.34(m,2H),0.90(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 523(M+1)
【0288】
化合物B41:(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)(ピペラジン-2-イル)メタノン
【0289】
工程A:ジ-t-ブチル 2-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボニル)ピペラジン-1,4-ジカルボキシレート
【0290】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(20mg、0.05mmol)、1,4-ビス(t-ブトキシカルボニル)ピペラジン-2-カルボン酸(20mg、0.06mmol)、HATU(23mg、0.06mmol)及びDIPEA(12.9mg、0.1mmol)の、THF(3ml)中での混合物を一晩撹拌した。反応混合物をHO(10ml)に入れてEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して目標化合物(粗製、100%)を得、そのまま次の工程に用いた。MS:M/e 709(M+1)
【0291】
工程B:(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)(ピペラジン-2-イル)メタノン
【0292】
工程A(0.05mmol)の生成物の、CHCl(5ml)中で撹拌した溶液にジオキサン/HCl(g)(4.0M、2ml)を添加した。添加後、反応混合物を濃縮して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(10mg、39.3%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.20(s,1H),δ 8.16(s,1H),8.11(d,J=1.6Hz,1H),7.57(d,J=1.6Hz,1H),7.39(s,1H),4.80(d,J=10.8Hz,1H),4.22(t,J=6.6Hz,2H),4.09(s,2H),3.780-3.72(m,2H),3.65-3.50(m,5H),3.29-2.95(m,7H),2.24(s,3H),2.08(s,1H),1.74-1.62(m,2H),1.48-1.35(m,2H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 509(M+1)
【0293】
化合物B42:2-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0294】
工程A:2-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0295】
NaH(80mg、2mmol)の、THF(8ml)中での懸濁液に2-(1H-イミダゾール-1-イル)エタン-1-オール(224mg、2mmol)を添加した。室温で30min撹拌した後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(240mg、0.5mmol)の、THF(1ml)中での溶液を添加した。その後、混合物を80℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却して、水(30ml)で希釈し、EtOAc(60ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して、残存物をcombi-flashにより精製し、固体を呈する目標化合物(170mg、60%)を得た。MS:M/e 564(M+1)
【0296】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B42を合成した。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 9.06(s,1H),8.17(s,1H),7.76(d,J=1.2Hz,1H),7.64(s,1H),7.60(m,1H),7.39(s,1H),4.75-4.68(m,4H),4.19(s,2H),3.41-3.36(m,8H),2.31(s,3H)ppm。MS:M/e 435(M+1)
【0297】
化合物B43:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(オクチルオキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0298】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B43を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.67(br.s,2H),8.16(s,1H),8.10(d,J=2.0Hz,1H),8.09(s,1H),7.52(s,1H),7.34(m,1H),4.20(t,J=6.4Hz,2H),4.07(s,2H),3.30-3.10(m,8H),2.21(s,3H),1.75-1.64(m,2H),1.45-1.15(m,10H),0.85(t,J=6.8Hz,3H)ppm。MS:M/e 453(M+1)
【0299】
化合物B44:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)プロプ-2-エン-1-オン
【0300】
0℃で、2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)の、CHCN(3ml)中での混合物に飽和NaHCO(0.5ml)を添加し、その後、アクリロイルクロリド(9mg、0.1mmol)の、CHCN(0.1ml)中での溶液を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、EA(40ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(16mg、36%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.14(s,1H),8.08(d,J=1.6Hz,1H),8.04(s,1H),7.41(d,J=1.6Hz,1H),7.31(s,1H),6.90-6.75(m,1H),6.13(dd,J =16.8,2.4Hz,1H),5.69(dd,J =10.8,2.4Hz,1H),4.20(t,J=6.4Hz,2H),4.05(s,2H),3.80-3.55(m,4H),3.06-2.94(m,4H),2.22(s,3H),1.75-1.60(m,2H),1.46-1.33(m,2H),0.92(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 451(M+1)
【0301】
化合物B45:2-ブトキシ-7-(3-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0302】
化合物B2について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B45を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.23-7.85(m,2H),7.28(s,1H),6.94(s,1H),6.82-6.75(m,2H),4.22(t,J=6.4Hz,2H),4.06(s,2H),3.74(s,3H),2.91-2.78(m,8H),1.76-1.59(m,2H),1.48-1.35(m,2H),0.92(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 412(M+1)
【0303】
化合物B46:2-ブトキシ-7-(3-イソプロポキシ-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0304】
化合物B16について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B46を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.21-7.87(m,2H),7.21(s,1H),6.82(s,1H),6.77-6.63(m,2H),4.59-4.35(m,1H),4.26-4.08(m,2H),3.97(s,2H),2.99-2.66(m,8H),1.74-1.53(m,2H),1.45-1.27(m,2H),1.24-1.06(m,6H),0.85(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 440(M+1)
【0305】
化合物B47:2-ブトキシ-7-((4-メチル-5-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0306】
工程A:(5-ブロモ-4-メチルピリジン-2-イル)メタノール
【0307】
BH・THF(20ml、20mmol)を、5-ブロモ-4-メチルピコリン酸(2.16g、10mmol)の、THF(10ml)での溶液に添加した。反応混合物を80℃で2時間加熱し、室温まで冷却した。溶液をCHOH(10ml)及びHO(10ml)でクエンチした。水溶液をEA(20ml×3回)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(515mg、25%)を得た。MS:M/e 203(M+1)
【0308】
工程B:t-ブチル 6-(ヒドロキシメチル)-4-メチル-3’,6’-ジヒドロ-[3,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート
【0309】
窒素ガスで、(5-ブロモ-4-メチルピリジン-2-イル)メタノール(515mg、2.5mmol)、t-ブチル 4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(1.01g、3.3mmol)、dppf・PdCl(368mg、0.5mmol)及びkCO(696mg、5mmol)を含有するフラスコに、1,4-ジオキサン(10ml)及びHO(1ml)を添加した。混合物を80℃で一晩撹拌し、室温まで冷却した後、溶媒を回転蒸発により除去した。残存物をEA(20ml)に溶解し、水及び塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、目標化合物(300mg、39%)を得た。MS:M/e 305(M+1)
【0310】
工程C:t-ブチル 4-(6-(ヒドロキシメチル)-4-メチルピリジン-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0311】
工程Bの生成物(300mg、0.98mmol)をCHOH(5ml)に溶解して、Pd/C(30mg)を添加してエアバッグ中の水素ガスで飽和となるまで真空引きして、室温で3日間撹拌し、水素ガスを除去し、反応混合物をケイ藻土パッドによりろ過し、固体をメタノールで洗浄してろ過液を乾燥となるまで濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、目標化合物(90mg、30%)を得た。MS:M/e 307(M+1)
【0312】
工程D:t-ブチル 4-(6-ホルミル-4-メチルピリジン-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0313】
工程Cの生成物(90mg、0.29mmol)の、DCM(2ml)中での溶液にデス-マーチンペルヨージナン(124mg、0.58mmol)を添加した。室温で1時間撹拌した後、溶液を飽和NaHCO溶液(5ml)でクエンチした。水溶液をDCM(10ml×4回)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(75mg、83%)を得た。
【0314】
工程E:t-ブチル 4-(6-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-4-メチルピリジン-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0315】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(131mg、0.25mmol)の、THF(1ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.19ml、0.3mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。10min後、工程Dの生成物(75mg、0.25mmol)の、THF(1ml)中での溶液を滴下した。得られた混合物を-70℃で30min撹拌した。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(10ml×4回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、目標化合物(20mg、11%)を得た。MS:M/e 753(M+1)
【0316】
工程F:2-ブトキシ-7-((4-メチル-5-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0317】
工程Eの生成物(20mg、0.026mmol)の、TFA(2ml)中での混合物にEtSiH(0.5ml)を添加した。反応を80℃で2日間加熱した。混合物を濃縮して、残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、濃縮して生成物(5mg、45%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.89-8.20(m,1H),7.90-7.16(m,2H),4.61-4.41(m,2H),4.19(s,2H),3.57-3.51(m,2H),3.20(t,J=12.5hz,2H),2.78-2.65(m,1H),2.63-2.36(m,3H),2.21-1.93(m,4H),1.80-1.63(m,2H),1.51-1.41(m,2H),0.96(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 396(M+1)
【0318】
化合物B48:2-ブトキシ-7-((4-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0319】
工程A:t-ブチル 4-(5-(メトキシカルボニル)-4-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0320】
DIPEA(1.7g、13mmol)をメチル 6-クロロ-4-メチルニコチネート(1.85g、10mmol)及びt-ブチル ピペラジン-1-カルボキシレート(2.24g、12mmol)の、DMA(15ml)中での溶液に添加した。反応混合物を120℃で3時間加熱し、その後、室温まで冷却した。溶液をHO(10ml)でクエンチした。水溶液をEA(20ml×3回)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(2.4g、72%)を得た。MS:M/e 336(M+1)
【0321】
工程B:t-ブチル 4-(5-(ヒドロキシメチル)-4-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0322】
工程Aの生成物(670mg、2mmol)の、THF(5ml)中での溶液にLiAlH(112mg、4mmol)を添加した。0℃で2時間撹拌した後、反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(10ml×5回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。粗生成物を更なる精製を必要とせずに次の工程に用いた(614mg)。MS:M/e 308(M+1)
【0323】
工程C:t-ブチル 4-(5-ホルミル-4-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0324】
工程Aの生成物(307mg、1mmol)の、EA(10ml)中での溶液にIBX(560mg、2mmol)を添加した。80℃で2時間撹拌した後、反応を室温まで冷却して、得られた混合物をケイ藻土でろ過し、固体をEtOAc(10ml×4回)で洗浄し、ろ過液を真空濃縮した。得られた残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(220mg、72%)を得た。MS:M/e 306(M+1)
【0325】
工程D:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-4-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0326】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(158mg、0.3mmol)の、THF(1ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.3ml、0.45mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。10min後、工程Cの生成物(138mg、0.45mmol)の、THF(1ml)中での溶液を滴下した。得られた混合物を-70℃で30min撹拌した。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(10ml×4回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、目標化合物(80mg、78%)を得た。MS:M/e 754(M+1)
【0327】
工程E:2-ブトキシ-7-((4-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0328】
工程Dの生成物(180mg、0.24mmol)の、TFA(5ml)中での混合物にEtSiH(1ml)を添加した。反応を80℃で2日間加熱した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製した。収集した画分をNaHCO溶液でアルカリ化し、DCM(30ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して生成物(25mg、26%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.01(s,1H),7.19(s,1H),6.74(s,1H),4.29(t,J=6.5hz,2H),4.11(s,2H),3.68-3.51(m,4H),3.20-3.04(m,4H),2.30(s,3H),1.92-1.68(m,2H),1.59-1.39(m,2H),0.98(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 397(M+1)
【0329】
化合物B49:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-4-(ジメチルアミノ)ブタン-1-オン
【0330】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(20mg、0.05mmol)、4-(ジメチルアミノ)酪酸(6mg、0.05mmol)、HATU(23mg、0.06mmol)及びDIPEA(19mg、0.15mmol)の、DCM(3ml)中での混合物をrtで2h撹拌した。混合物をDCM(10ml)で抽出して水(5ml)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(13mg、50.4%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.33(br.s,1H),8.15(s,1H),8.09(s,2H),7.53(s,1H),7.34(s,1H),4.21(t,J=6.6Hz,2H),4.07(s,2H),3.57(d,J=14.8Hz,4H),3.05(t,J=7.6Hz,4H),2.98(s,2H),2.78(s,3H),2.77(s,3H),2.46(t,J=7.0Hz,2H),2.23(s,3H),1.92-1.78(m,2H),1.73-1.61(m,2H),1.47-1.34(m,2H),0.92(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 510(M+1)
【0331】
化合物B50:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-5-(ジメチルアミノ)ペンタン-1-オン
【0332】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(20mg、0.05mmol)、5-(ジメチルアミノ)吉草酸(7mg、0.05mmol)、HATU(23mg、0.06mmol)及びDIPEA(19mg、0.15mmol)の、DCM(3ml)中での混合物をrtで2h撹拌した。混合物をDCM(10ml)で抽出して水(5ml)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(10mg、37.8%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.22(br.s,1H),8.15(s,1H),8.08(s,2H),7.52(s,1H),7.33(s,1H),4.21(t,J=6.5hz,2H),4.07(s,2H),3.62-3.51(m,4H),3.12-2.95(m,6H),2.76(s,3H),2.75(s,3H),2.40(t,J=6.9Hz,2H),2.22(s,3H),1.74-1.58(m,4H),1.58-1.49(m,2H),1.46-1.34(m,2H),0.92(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 524(M+1)
【0333】
化合物B51:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0334】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B51を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)))δ 8.17(s,1H),8.08(s,1H),7.81(s,1H),7.63(s,1H),7.32(s,1H),4.21(t,J=6.4Hz,2H),4.04(s,2H),3.61(s,4H),2.40(s,3H),1.91(s,4H),1.75-1.61(m,2H),1.48-1.35(m,2H),0.93(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 382(M+1)
【0335】
化合物B52:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-モルホリノピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0336】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B52を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6))δ 8.17(s,1H),8.14(s,1H),8.10(s,1H),7.63(s,1H),7.38-7.34(m,1H),4.21(t,J=6.4Hz,2H),4.10(s,2H),3.76-3.67(m,4H),3.10(s,4H),2.23(s,3H),1.76-1.61(m,2H),1.48-1.31(m,2H),0.93(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 398(M+1)
【0337】
化合物B53:2-ブトキシ-7-((2-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0338】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B53を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.88(br.s,2H),8.19(s,2H),7.55(d,J=8.0Hz,1H),7.33(s,1H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),4.20(t,J=8.0Hz,2H),4.06(s,2H),3.68(t,J=4.0Hz,4H),3.19(s,4H),2.44(s,3H),1.70-1.64(m,2H),1.44-1.37(m,2H),0.93(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 397(M+1)
【0339】
化合物B54:2-ブトキシ-7-((2-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0340】
工程A:t-ブチル 5-ホルミル-6-メチル-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート
【0341】
6-クロロ-2-メチルニコチンアルデヒド(500mg、3.2mmol)、t-ブチル 4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(1.1g、3.5mmol)、Pd(dppf)Cl(224mg、0.30mmol)及びKCO(662mg、4.8mmol)の、ジオキサン/水(1:1、10ml)中での溶液を80℃、N雰囲気下で一晩加熱した。溶液を冷却し、蒸発し、その中に水(10ml)を添加して酢酸エチル(20ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=25%)により精製し、無色油状物を呈する純粋な生成物(718mg、74%)を得た。MS:M/e 303(M+1)
【0342】
工程B:t-ブチル 5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-6-メチル-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート
【0343】
-78℃(Nパージ)で7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.38mmol)の、THF(8ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.60ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(2ml)中でのt-ブチル 5-ホルミル-6-メチル-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート(173mg、0.57mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(5ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=35%)により精製し、生成物(123mg、43%)を得た。MS:M/e 750(M+1)
【0344】
工程C:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0345】
t-ブチル 5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-6-メチル-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート(123mg、0.16mmol)及びPd/C(27mg)の、酢酸エチル(10ml)中での溶液をrtでHエアバッグで48時間撹拌した。触媒をろ過し、ろ過液を濃縮して粗生成物を得、そのまま次の工程に用いた(110mg、89%)。MS:M/e 752(M+1)
【0346】
工程D:2-ブトキシ-7-((2-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0347】
t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(110mg、0.15mmol)の、トリエチルシラン(2ml)及びトリフルオロ酢酸(2ml)中での溶液を、85℃で一晩加熱し、その後、濃縮して、その中に2mlのトリフルオロ酢酸を添加し、90℃で6時間加熱した。溶媒を蒸発して残存物を得、それをNaHCO(5ml)でアルカリ化し、酢酸エチル(5ml)で抽出し、塩水で洗浄した。有機層を乾燥、濃縮して、プレパラティブHPLCにより精製し、生成物(40mg、69%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.72(br.s,1H),8.41(br.s,1H),8.21(s,1H),8.14(s,1H),7.80(br.s,1H),7.37(s,1H),7.27(br.s,1H),4.22(s,2H),4.16(t,J=8.0Hz,2H),3.39(d,J=12.0Hz,2H),3.02-2.97(m,3H),2.62(s,3H),2.03-2.00(m,2H),1.91-1.82(m,2H),1.69-1.62(m,2H),1.44-1.35(m,2H),0.91(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 396(M+1)
【0348】
化合物B55:2-ブトキシ-7-((6-(3,5-ジメチル)ピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0349】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B55を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.95(br.s,1H),8.31(br.s,1H),8.15(s,1H),8.11(s,2H),7.52(s,1H),7.34(s,1H),4.21(t,J=8.0Hz,2H),4.08(s,2H),3.48-3.45(m,4H),2.75-2.69(m,2H),2.24(s,3H),1.68-1.64(m,2H),1.44-1.38(m,2H),1.22(d,J=4.0Hz,6H),0.93(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 425(M+1)
【0350】
化合物B56:(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)(ピペリジン-4-イル)メタノン
【0351】
工程A:t-ブチル 4-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0352】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)、1-(t-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-カルボン酸(23mg、0.1mmol)及びDIEA(25mg、0.2mmol)の、THF(5ml)中での混合物にHATU(38mg、0.1mmol)を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、EA(60ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して目標化合物(60mg、粗製)を得た。MS:M/e 608(M+1)
【0353】
工程B:(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)(ピペリジン-4-イル)メタノン
【0354】
工程Aの生成物(60mg、粗製)の、DCM(5ml)中での混合物に4M HClのEA(0.5ml)での溶液を添加した。反応を室温で3h撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(20mg、32%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.15(d,J=1.6Hz,1H),8.08(s,1H),7.68(d,J=2.0Hz,1H),4.32(t,J=6.8Hz,2H),4.31(s,2H),3.90-3.75(m,4H),3.55-3.38(m,6H),3.18-3.03(m,3H),2.43(s,3H),2.06-1.84(m,4H),1.81-1.71(m,2H),1.57-1.42(m,2H),0.98(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 508(M+1)
【0355】
化合物B57:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン
【0356】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)の、THF(4ml)中での混合物にDIEA(25mg、0.2mmol)を添加した。その後、アセチルクロリドのDCM(0.1ml、1mol/L)中での溶液を滴下した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、EA(50ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(20mg、46%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.14(s,1H),8.08(d,J=1.6Hz,1H),8.05(s,1H),7.47(s,1H),7.31(s,1H),4.20(t,J=6.8Hz,2H),4.05(s,2H),3.61-3.50(m,4H),3.01(t,J=4.8Hz,2H),2.93(t,J=4.8Hz,2H),2.21(s,3H),2.03(s,3H),1.74-1.60(m,2H),1.51-1.34(m,2H),0.92(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 439(M+1)
【0357】
化合物B58:N-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)-N-メチルアセトアミド
【0358】
1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン塩酸塩(60mg、粗製)の、THF(4ml)中での混合物にDIEA(129mg、1mmol)を添加した。その後、アセチルクロリドのDCM(0.1ml、1mol/L)中での溶液を滴下した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、EA(40ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、タイトル生成物(10mg、3つの工程に対して20%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.08(d,J=2.4Hz,1H),7.55(s,1H),7.34(s,1H),4.40-4.31(m,2H),4.28(t,J=6.0Hz,2H),4.15(s,2H),3.78-3.69(m,2H),3.68-3.59(m,2H),3.18-3.12(m,2H),3.11-3.06(m,2H),3.09(s,2H),2.92(s,1H),2.29(s,3H),2.15(s,2H),2.00(s,1H),1.82-1.68(m,2H),1.57-1.42(m,2H),0.98(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 510(M+1)
【0359】
化合物B59:2-ブトキシ-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0360】
工程A:6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド
【0361】
DIPEA(2.6g、20mmol)をメチル 6-クロロ-4-メチルニコチネート(1.87g、12mmol)及びN,N-ジメチル-1-(ピペリジン-4-イル)メタンアミン(1.42g、10mmol)の、DMA(10ml)中での溶液に添加し、反応混合物を120℃で一晩加熱し、室温まで冷却した。溶液をHO(10ml)でクエンチした。水溶液をEA(25ml×4回)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(720mg、27%)を得た。MS:M/e 261(M+1)
【0362】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0363】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(158mg、0.3mmol)の、THF(1ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.28ml、0.45mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。10min後、工程Aの生成物(118mg、0.45mmol)の、THF(1ml)中での溶液を滴下した。得られた混合物を-70℃で30min撹拌した。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(10ml×4回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、目標化合物(100mg、47%)を得た。MS:M/e 709(M+1)
【0364】
工程C:2-ブトキシ-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0365】
工程Bの生成物(100mg、0.24mmol)の、TFA(4ml)中での混合物にEtSiH(1ml)を添加した。反応を80℃で24時間加熱した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製した。収集した画分をNaHCO溶液でアルカリ化し、DCM(30ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して生成物(55mg、77%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.03(d,J=1.6Hz,1H),7.47(s,1H),7.32(s,1H),4.27(t,J=6.5hz,2H),4.11(s,2H),3.35(d,J=12.6Hz,2H),2.74(t,J=11.5hz,2H),2.28(s,2H),2.26(s,6H),2.23(s,3H),1.83(d,J=11.6Hz,2H),1.77-1.61(m,3H),1.49(dt,J=15.0,7.4Hz,2H),1.33(qd,J=12.4,3.6Hz,2H),0.97(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 453(M+1)
【0366】
化合物B60:7-((6-(4-アミノピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0367】
工程A:t-ブチル(1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
【0368】
DIPEA(2.6g、20mmol)をメチル 6-クロロ-4-メチルニコチネート(1.56g、10mmol)及びt-ブチル ピペリジン-4-イルウレタン(2.4g、12mmol)の、DMA(10ml)中での溶液に添加し、反応混合物を120℃で一晩加熱し、室温まで冷却した。溶液をHO(10ml)でクエンチした。水溶液をEA(25ml×4回)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(1.3g、41%)を得た。MS:M/e 320(M+1)
【0369】
工程B:t-ブチル(1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
【0370】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(158mg、0.3mmol)の、THF(1ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.28ml、0.45mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。10min後、工程Aの生成物(144mg、0.45mmol)の、THF(1ml)中での溶液を滴下した。得られた混合物を-70℃で30min撹拌した。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(10ml×4回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、目標化合物(140mg、61%)を得た。MS:M/e 767(M+1)
【0371】
工程C:7-((6-(4-アミノピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0372】
工程Bの生成物(140mg、0.18mmol)の、TFA(4ml)中での混合物にEtSiH(1ml)を添加した。反応を80℃で24時間加熱した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製した。収集した画分をNaHCO溶液でアルカリ化し、DCM(30ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮してタイトル生成物(40mg、54%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ=8.03(s,1H),7.48(s,1H),7.32(s,1H),4.27(t,J=6.5,2H),4.11(s,2H),3.36(d,J=13.0,2H),2.96-2.87(m,1H),2.79(t,J=11.8,2H),2.24(s,3H),1.95(d,J=11.1,2H),1.80-1.68(m,2H),1.59(qd,J=12.1,3.8,2H),1.47(dt,J=14.6,7.4,2H),0.97(t,J=7.4,3H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0373】
化合物B61:2-ブトキシ-7-(4-(3,5-ジメチル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0374】
化合物B16について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B61を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.10(s,1H),8.01(s,1H),7.28(s,1H),7.10(s,1H),7.05(d,J=8.0Hz,1H),6.87(d,J=8.0Hz,1H),4.21(t,J=8.0Hz,2H),4.02(s,2H),2.87-2.80(m,4H),2.18(s,3H),2.12-2.07(m,2H),1.71-1.64(m,2H),1.43-1.38(m,2H),0.94(t,J=8.0Hz,9H)ppm。MS:M/e 424(M+1)
【0375】
化合物B62:2-メトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0376】
工程A:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-クロロイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0377】
-78℃(Nパージ)で7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(1g、2mmol)の、THF(20ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、3.2ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(10ml)中でのt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(915mg、3.0mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(20ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombi-Flash(PE:EA=40%)により精製し、純粋な生成物(790mg、54%)を得た。MS:M/e 715(M+1)
【0378】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-メトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0379】
メタノールナトリウム(38mg、0.7mmol)をt-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-クロロイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(50mg、0.07mmol)の、メタノール(10ml)中での溶液に添加した。反応混合物を70℃で一晩加熱し、冷却、濃縮してさらにCombi-Flash(PE:EA=50%)により精製し、純粋な生成物(40mg、82%)を得た。MS:M/e 711(M+1)
【0380】
工程C:2-メトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0381】
t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-メトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(40mg、0.06mmol)の、トリエチルシラン(2ml)及びトリフルオロ酢酸(2ml)中での溶液を、85℃で一晩加熱し、その後、濃縮して、その中に2mlのトリフルオロ酢酸を添加して90℃で4時間加熱した。溶媒を蒸発して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(14mg、70%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.08(s,1H),7.57(s,1H),7.35(d,J=4.0Hz,1H),4.11(s,2H),3.86(s,3H),3.27(s,8H),2.21(s,3H)ppm。MS:M/e 355(M+1)
【0382】
化合物B63:2-エトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0383】
化合物B62について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B63を合成した。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.06(s,1H),7.55(s,1H),7.37(s,1H),4.26-4.23(m,2H),4.10(s,2H),3.27(s,8H),2.20(s,3H),1.29(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 369(M+1)
【0384】
化合物B64:2-ブトキシ-7-(3-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0385】
工程A:t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-メチルフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート
【0386】
-78℃で、7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(150mg、0.29mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.27ml、0.43mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃でt-ブチル 4-(4-ホルミル-2-メチルフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(129mg、0.43mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下した。添加後、混合物をrtに昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈する生成物(101mg、47.3%)を得た。MS:M/e 749(M+1)
【0387】
工程B:t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0388】
t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-メチルフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(101mg、0.135mmol)の、THF(5ml)中での溶液にPd/C(10%、50mg)を添加し、H(1atm)雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物をろ過してろ過液を得、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(97mg、95.8%)を得た。MS:M/e 751(M+1)
【0389】
工程C:2-ブトキシ-7-(3-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0390】
t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(97mg、0.13mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(38mg、74.5%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.68-8.65(m,1H),8.40-8.38(m,1H),8.13(s,1H),8.05(s,1H),7.32(s,1H),7.12(d,J=8.1Hz,2H),7.05(d,J=7.8Hz,1H),4.21(t,J=6.5hz,2H),4.06(s,2H),3.36(d,J=12.3Hz,2H),3.05-2.94(m,3H),2.27(s,3H),1.85-1.70(m,4H),1.70-1.65(m,2H),1.47-1.35(m,2H),0.92(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 395(M+1)
【0391】
化合物B65:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0392】
工程A:7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0393】
NaH(100mg、2.5mmol)をペンタン-2-オール(220mg、2.5mmol)の、THF(15ml)中での溶液に添加した。rt、N雰囲気下で30min撹拌した後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(300mg、0.62mmol)を添加し、得られた混合物を60℃で一晩加熱した。溶液を冷却し、水(10ml)で希釈して酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombi-Flash(PE:EA=25%)により精製し、純粋な生成物(265mg、85%)を得た。MS:M/e 540(M+1)
【0394】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0395】
-78℃(Nパージ)で7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(265mg、0.5mmol)の、THF(8ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.8ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(2ml)中でのt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(225mg、0.75mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(5ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombi-Flash(PE:EA=30%)により精製し、純粋な生成物(180mg、48%)を得た。MS:M/e 767(M+1)
【0396】
工程C:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0397】
t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(180mg、0.23mmol)の、トリエチルシラン(2ml)及びトリフルオロ酢酸(2ml)中での溶液を、85℃で一晩加熱し、その後、90℃で4時間撹拌した。溶媒を蒸発して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(56mg、58%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.88(br.s,2H),8.23(br.s,2H),8.12(s,1H),7.53(s,1H),7.47(s,1H),5.01-4.95(m,1H),4.10(s,2H),3.25-3.21(m,8H),2.21(s,3H),1.66-1.49(m,2H),1.39-1.29(m,2H),1.25(d,J=4.0Hz,3H),0.88(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0398】
化合物B66:2-イソプロポキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0399】
化合物B65について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B66を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.05(d,J=4.0Hz,1H),7.99(s,1H),7.40(d,J=4.0Hz,1H),7.32(s,1H),5.08-5.02(m,2H),4.03(s,2H),2.96-2.91(m,4H),2.86-2.75(m,4H),2.17(s,3H),1.27(d,J=8.0Hz,6H)ppm。MS:M/e 383(M+1)
【0400】
化合物B67:(2S,3S)-2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルペンタン-1-オン
【0401】
工程A:t-ブチル((2S,3S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソペンタン-2-イル)カルバメート
【0402】
(t-ブトキシカルボニル)-L-イソロイシン(23.4mg、0.088mmol)、HATU(33.6mg、0.088mmol)及びDIEA(22.8mg、0.18mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(35mg、0.088mmol)を添加した。混合物をrtで1h撹拌した。終了後、溶液をHO(10ml)でクエンチし、その後、DCM(15ml×2回)で抽出した。有機相をHO(10ml)で洗浄し、乾燥して、減圧濃縮して灰白色膜状物を呈する粗生成物(100mg)を得、更なる精製を必要とせずにそのまま次の工程に用いた。MS:M/e 610(M+1)
【0403】
工程B:(2S,3S)-2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルペンタン-1-オン
【0404】
t-ブチル((2S,3S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソペンタン-2-イル)カルバメート(100mg、粗製)の、EA(10ml)中で撹拌した溶液にHClのEA(4M、5ml)中での溶液を添加した。混合物をrtで1h撹拌した。終了後、反応混合物を減圧濃縮した。残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(37.31mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.24-8.01(m,6H),7.64-7.51(m,1H),7.42-7.33(m,1H),4.41-4.30(m,1H),4.21(t,J=8Hz,2H),4.09(s,2H),3.85-3.53(m,4H),3.15-2.96(m,4H),2.24(s,3H),1.87-1.75(m,1H),1.73-1.62(m,2H),1.52-1.35(m,3H),1.22-1.07(m,1H),0.97(d,J=8Hz,3H),0.92(t,J=8Hz,3H),0.87(t,J=8Hz,3H)ppm。MS:M/e 510(M+1)
【0405】
化合物B68:(S)-4-アミノ-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-プロリルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン
【0406】
化合物B67について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B68を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.45-9.21(m,1H),8.62-8.44(m,1H),8.32-8.05(m,3H),7.65-7.51(m,1H),7.48-7.33(m,1H),4.72-4.58(m,1H),4.21(t,J=8Hz,2H),4.08(s,2H),3.72-3.69(m,1H),3.68-3.53(m,3H),3.33-3.24(m,1H),3.22-3.14(m,1H),3.13-2.98(m,4H),2.46-2.32(m,1H),2.23(s,3H),1.98-1.75(m,3H),1.73-1.61(m,2H),1.47-1.34(m,2H),0.92(t,J=8Hz,3H)ppm。MS:M/e 494(M+1)
【0407】
化合物B69:(S)-2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-4-メチルペンタン-1-オン
【0408】
化合物B67について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B69を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.22-8.03(m,6H),7.61-7.49(m,1H),7.43-7.32(m,1H),4.49-4.37(m,1H),4.21(t,J=8Hz,2H),4.08(s,2H),3.84-3.74(m,1H),3.69-3.59(m,1H),3.58-3.46(m,2H),3.20-3.12(m,1H),3.11-3.03(m,2H),3.01-2.95(m,1H),2.23(s,3H),1.78-1.55(m,4H),1.52-1.35(m,3H),0.98-0.87(m,9H)ppm。MS:M/e 510(M+1)
【0409】
化合物B70:(S)-2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルブタン-1-オン
【0410】
化合物B67について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B70を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.23-7.99(m,6H),7.64-7.47(m,1H),7.42-7.32(m,1H),4.37-4.31(m,1H),4.21(t,J=8Hz,2H),4.08(s,2H),3.81-3.74(m,1H),3.72-3.53(m,3H),3.17-3.01(m,4H),2.24(s,3H),2.13-2.02(m,1H),1.75-1.60(m,2H),1.48-1.33(m,2H),1.00(d,J=8Hz,3H),0.96-0.87(m,6H)ppm。MS:M/e 496(M+1)
【0411】
化合物B71:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ブチルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0412】
N2-ブチル-7-((5-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(200mg、0.5mmol)、ジメチルグリシン(62mg、0.6mmol)、HATU(230mg、0.6mmol)及びDIPEA(129mg、1mmol)の、THF(20ml)中での混合物を一晩撹拌した。反応混合物をHO(10ml)に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(CHCl/MeOH=15:1~10:1であり、NH(g)を含有する)により精製し、粗生成物を得、さらにプレパラティブTLC(CHCl/MeOH(NH)=15:1)により精製し、目標化合物(100mg、41.5%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.08(s,1H),7.50(br.s,2H),7.47(s,1H),7.15(s,1H),6.24(t,J=5.6Hz,1H),3.98(s,2H),3.65-3.55(m,4H),3.27-3.13(m,4H),3.03-2.92(m,4H),2.26(s,6H),2.21(s,3H),1.59-1.44(m,2H),1.36-1.21(m,2H),0.89(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 481(M+1)
【0413】
化合物B72:2-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-N,N-ジメチルアセトアミド
【0414】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(20mg、0.05mmol)及び2-ブロモ-N,N-ジメチルアセトアミド(10mg、0.06mmol)及びKCO(14mg、0.1mmol)中での混合物をrtで一晩撹拌し、水(5ml)で希釈してEA(5ml×3回)で抽出し、NSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って、残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(15mg、63%)を得た。
H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.16(d,J=1.7Hz,1H),7.63(s,1H),7.47(d,J=1.7Hz,1H),4.39-4.26(m,4H),4.19(s,2H),3.68-3.37(m,8H),3.00(s,3H),2.99(s,3H),2.29(s,3H),1.87-1.68(m,2H),1.59-1.41(m,2H),0.98(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 482(M+1)
【0415】
化合物B73:(S)-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン。
【0416】
工程A:2,4-ジクロロイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン。
【0417】
イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4(1H,3H)-ジオン(5.0g、32.9mmol)及びトリエチルアミン塩酸塩(9.0g、65.7mmol)の、POCl(50ml)中での混合物を封管中で120℃で16時間加熱した。混合物を高真空で乾燥となるまで濃縮し、得られた残存物を200mlのEAで希釈し、懸濁して500mlの水性NaHCOに入れた。混合物をrtで30min撹拌した。有機層を分離して水層をEA(200ml×2回)で抽出した。合わせた有機物を水性NaHCO(200ml)、塩水(200ml×3回)で洗浄し、NaSOで乾燥して乾燥となるまで濃縮して黄色固体を呈するタイトル生成物(4.9g、収率:80%)を得た。MS:M/e 189(M+1)
【0418】
工程B:2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン。
【0419】
0℃で、2,4-ジクロロイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン(4.9g、25.9mmol)の、THF(30ml)中で撹拌した溶液にDIEA(10.0g、77.7mmol)を添加し、その後、ビス(4-メトキシベンジル)アミン(7.4g、28.7mmol)の、THF(40ml)中での溶液を添加した。得られた混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を乾燥となるまで濃縮して200mlのEAで希釈し、NaHCO(50ml×2回)、塩水(50ml×2回)で洗浄し、乾燥し、乾燥となるまで濃縮した。得られた固体を混合溶媒PE/EA(10:1、200ml)中で2時間スラリーに調製した。懸濁液をろ過した。ろ過ケーキを高真空で乾燥して淡黄色固体を呈するタイトル生成物(8.7g、収率:82%)を得た。MS:M/e 410(M+1)
【0420】
工程C:2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0421】
2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(8.7g、21.2mmol)及びブトキシナトリウム溶液の、n-BuOH(20%、80ml)中での混合物を80℃で1時間加熱した。混合物を200mlのEA及び200mlの水性NaHCOで処理した。水層をEA(100ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水(200ml×3回)で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮した。得られた残存物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA(10:1~5:1)で溶離)により精製し、淡黄色固体を呈するタイトル生成物(7.6g、収率:80%)を得た。MS:M/e 448(M+1)
【0422】
工程D:t-ブチル(3S)-4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレート。
【0423】
で、注射器で2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(300mg、0.67mmol)の、THF(5ml)中での-78℃溶液に、n-ブチルリチウム溶液(1.6M、0.65ml、1.0mmol)を滴下し、得られた混合物を-78℃で15min撹拌した。-78℃で、注射器でt-ブチル(S)-4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(250mg、0.78mmol)の、THF(3ml)中での溶液を滴下した。得られた混合物を当該温度で1時間撹拌し、rtに昇温してもう1時間撹拌することを許容した。混合物を20mlの水性NHClでクエンチしてEA(20ml×2回)で抽出した。合わせた層を塩水(20ml×2回)で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮して、カラムクロマトグラフィー(PE/EA(5:1~3:1)で溶離)により精製し、淡黄色油状物を呈するタイトル生成物(230mg、粗製)を得た。MS:M/e 767(M+1)
【0424】
工程E:(S)-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン。
【0425】
t-ブチル(3S)-4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(230mg、0.3mmol)の、TFA(5ml)及びEtSiH(3ml)中での混合物を85℃で16時間加熱した。混合物を濃縮し、かつ、得られた残存物を10mlの水性NaHCOで処理し、混合溶媒(DCM/MeOH=5:1、10ml×3回)で抽出した。合わせた層を塩水(10ml×2回)で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮して、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH-NH(15:1、MeOH中5mol/LのNH)で溶離)により精製し、75mgの粗生成物を得、それをプレパラティブTLC(DCM/MeOH-NH、10:1、MeOH中5mol/LのNH)により精製し、タイトル生成物(15mg、2つの工程に対して、収率5.5%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.19-8.04(m,3H),7.48(s,1H),7.33(s,1H),4.19(t,J=6.4Hz,2H),4.07(s,2H),3.47-3.39(m,1H),3.05-2.81(m,4H),2.75-2.63(m,1H),2.56(dd,J=12.0,8.0Hz,1H),2.18(s,3H),1.73-1.61(m,2H),1.48-1.32(m,2H),0.92(t,J=7.2Hz,3H),0.80(d,J=6.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0426】
化合物B74:(R)-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン。
【0427】
化合物B73について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B74を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.19-8.04(m,3H),7.46(s,1H),7.33(s,1H),4.19(t,J=6.4Hz,2H),4.06(s,2H),3.45-3.30(m,1H),2.98-2.88(m,2H),2.87-2.76(m,2H),2.70-2.58(m,1H),2.18(s,3H),1.72-1.62(m,2H),1.47-1.33(m,2H),0.92(t,J=7.6Hz,3H),0.79(d,J=6.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0428】
化合物B75:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(2-(メチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0429】
工程A:t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エチル)(メチル)カルバメート
【0430】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)、t-ブチルメチル(2-オキソエチル)カルバメート(16mg、0.12mmol)の、DCM(4ml)中での混合物にNaBH(OAc)(32mg、0.15mmol)及びAcOH(1滴)を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、DCM(60ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(40mg、粗製)を得た。MS:M/e 554(M+1)
【0431】
工程B:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(2-(メチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0432】
工程Aの生成物(40mg、粗製)の、DCM(5ml)中での混合物に4M HClのEA(0.5ml)での溶液を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(8mg、2つの工程に対して16%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.32(s,1H),8.13(s,1H),8.06(s,1H),8.04(s,1H),7.44(s,1H),7.31(s,1H),4.21(t,J=6.8Hz,2H),4.04(s,2H),3.10-2.95(m,4H),2.84(t,J=6.0Hz,2H),2.62-2.51(m,6H),2.45(s,3H),2.18(s,3H),1.75-1.61(m,2H),1.46-1.31(m,2H),0.92(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 454(M+1)
【0433】
化合物B76:2-ブトキシ-7-((6-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0434】
工程A:6-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド
【0435】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(0.46g、3mmol)及びDIEA(0.77g、6mmol)の、DMA(5ml)中での溶液にN,N-ジメチル-2-(ピペラジン-1-イル)エタン-1-アミン(0.46g、3mmol)を添加した。その後、混合物をNで115℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却して、水(50ml)で希釈し、EtOAc(60ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して、残存物をcombi-flashにより精製し、目標化合物(110mg、13%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.88(s,1H),8.51(d,J=2.0Hz,1H),7.81(d,J=2.0Hz,1H),3.46(t,J=5.2Hz,4H),2.64(t,J=4.4Hz,4H),2.61-2.50(m,4H),2.34(s,6H),2.31(s,3H)ppm。MS:M/e 277(M+1)
【0436】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0437】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.38mmol)の、THF(6ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.35ml、0.57mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h撹拌した後、工程Aの生成物(105mg、0.38mmol)の、THF(1ml)中での混合物を滴下した。得られた混合物を-70℃で2h撹拌し、その後、室温に昇温して一晩過ごした。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(60ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して目標化合物(200mg、粗製)を得た。MS:M/e 724(M+1)
【0438】
工程C:2-ブトキシ-7-((6-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0439】
工程Bの生成物(200mg、粗製)の、TFA(6ml)中での混合物にEtSiH(2ml)を添加し、得られた混合物を85℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却して、乾燥となるまで濃縮した。残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、FA塩を呈する目標化合物(22mg、2つの工程に対して11%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.14-8.05(m,4H),7.45(s,1H),7.31(s,1H),4.21(t,J=6.4Hz,2H),4.05(s,2H),3.15-2.96(m,6H),2.69(s,6H),2.67-2.56(m,6H),2.18(s,3H),1.75-1.64(m,2H),1.48-1.35(m,2H),0.92(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 468(M+1)
【0440】
化合物B77:2-ブトキシ-7-((5-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0441】
化合物B15を製造するための汎用プロセスにより、化合物B77を製造して、目標生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d+DO)δ 8.37(s,1H),8.33(d,J=1.6Hz,1H),7.49(d,J=1.6Hz,1H),7.39(s,1H),4.20(t,J=6.4Hz,2H),4.12(s,2H),3.39-3.28(m,2H),3.20-3.10(m,1H),3.06-2.91(m,2H),2.28(s,3H),2.03-1.86(m,2H),1.84-1.74(m,2H),1.72-1.60(m,2H),1.46-1.31(m,2H),0.92(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 396(M+1)
【0442】
化合物B78:2-ブトキシ-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0443】
工程A:6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド
【0444】
DIPEA(1.3g、10mmol)をメチル 6-クロロ-4-メチルニコチネート(778mg、5mmol)及びN,N-ジメチルピペリジン-4-アミン(1.42g、10mmol)の、DMA(10ml)中での溶液に添加し、反応混合物を120℃で4時間撹拌し、室温まで冷却した。溶液をHO(10ml)でクエンチした。水溶液をEA(10ml×4回)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(560mg、47%)を得た。MS:M/e 248(M+1)
【0445】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0446】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(158mg、0.3mmol)の、THF(1ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.28ml、0.45mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。10min後、工程Aの生成物(112mg、0.45mmol)の、THF(1ml)中での溶液を滴下した。得られた混合物を-70℃で30min撹拌した。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(10ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、目標化合物(55mg、26%)を得た。MS:M/e 695(M+1)
【0447】
工程C:2-ブトキシ-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0448】
工程Bの生成物(55mg、0.08mmol)の、TFA(5ml)中での混合物にEtSiH(1ml)を添加した。反応を80℃で24時間加熱した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製した。収集した画分をNaHCO溶液でアルカリ化し、DCM(30ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮してタイトル生成物(18mg、51%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.13(s,1H),8.05(s,1H),8.04(s,1H),7.42(s,1H),7.30(s,1H),4.20(t,J=6.5hz,2H),4.03(s,2H),3.41-3.25(m,3H),2.63(t,J=11.9Hz,2H),2.19(s,6H),2.17(s,3H),1.80(d,J=11.0Hz,2H),1.72-1.59(m,2H),1.53-1.31(m,4H),0.92(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 439(M+1)
【0449】
化合物B79:7-((6-((1R,4R)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0450】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B79を合成した。
H NMR(400MHz,CD3OD)δ 7.90(s,1H),7.33(s,1H),7.21(s,1H),4.26-4.11(m,3H),3.99(s,2H),3.74(d,J=10.2Hz,1H),3.57(s,1H),3.37-3.00(m,3H),2.12(s,3H),2.07(d,J=10.8Hz,1H),1.84(d,J=10.6Hz,1H),1.74-1.59(m,2H),1.52-1.32(m,2H),0.90(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 409(M+1)
【0451】
化合物B80:2-(ブト-3-エン-1-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0452】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B80を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.15(s,1H),8.11-8.00(m,2H),7.45-7.41(m,1H),7.31(s,1H),5.93-5.79(m,1H),5.19-5.04(m,2H),4.25(t,J=8Hz,2H),4.04(s,2H),2.97-2.90(m,4H),2.89-2.81(m,4H),2.49-2.42(m,2H),2.17(s,3H)ppm。MS:M/e 395(M+1)
【0453】
化合物B81:(S)-2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-3-フェニルプロパン-1-オン
【0454】
化合物B67について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B81を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.31-8.04(m,6H),7.55-7.47(m,1H),7.39-7.31(m,3H),7.31-7.21(m,3H),4.75-4.65(m,1H),4.21(t,J=8Hz,2H),4.06(s,2H),3.73-3.60(m,1H),3.57-3.38(m,2H),3.13-2.80(m,7H),2.16(s,3H),1.73-1.62(m,2H),1.46-1.34(m,2H),0.92(t,J=8Hz,3H)ppm。MS:M/e 544(M+1)
【0455】
化合物B82:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0456】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B82を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.84(br.s,2H),8.17(s,1H),8.12(s,1H),8.08(s,1H),7.64(d,J=14.8Hz,1H),7.36(d,J=4.8Hz,1H),4.21(t,J=6.3Hz,2H),4.10(s,2H),3.36-3.21(m,2H),3.20-2.98(m,6H),2.23(s,3H),1.84(t,J=7.2Hz,2H),1.72-1.58(m,6H),1.44-1.38(m,2H),0.93(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 451(M+1)
【0457】
化合物B83:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0458】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B83を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.13(s,1H),8.05(s,2H),7.42(s,1H),7.30(s,1H),4.20(t,J=6.5hz,2H),4.03(s,2H),2.97-2.88(m,4H),2.17(s,3H),1.73-1.62(m,2H),1.59-1.57(m,4H),1.55-1.47(m,4H),1.47-1.35(m,6H),0.92(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 450(M+1)
【0459】
化合物B84:N-メチル-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-プロピルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0460】
工程A:7-ブロモ-N2-ブチル-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-メチルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0461】
7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(300mg、0.62mmol)の、NMP(8ml)中で撹拌した溶液にN-メチルブタン-1-アミン(174mg、2mmol)を添加した。反応混合物を密封して200℃で6h加熱した。混合物をrtに冷却して、HO(20ml)を添加してEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体を呈する生成物(250mg、71.4%)を得た。MS:M/e 539(M+1)
【0462】
工程B:t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ブチル(メチル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0463】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での7-ブロモ-N2-ブチル-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-メチルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(210mg、0.39mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.9mmol、0.6ml)を滴下した。50min撹拌した後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(210mg、0.58mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(130mg、44.5%)を得た。MS:M/e 765(M+1)
【0464】
工程C:N2-ブチル-N2-メチル-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0465】
t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ブチル(メチル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(130mg、0.17mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(25mg、35.9%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.08(s,1H),7.61(s,2H),7.44(s,1H),7.19(s,1H),3.98(s,2H),3.49(t,J=7.2Hz,2H),2.99(s,3H),2.99-2.81(m,8H),2.17(s,3H),1.56-1.45(m,2H),1.3-1.24(m,2H),0.90(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 410(M+1)
【0466】
化合物B85:N-イソペンチル-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0467】
化合物B13について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B85を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.79(br.s,2H),8.12(s,1H),7.93(m,2H),7.51(s,2H),4.05(d,J=5.5hz,2H),3.24-3.15(m,6H),2.50-2.47(m,4H),2.22(s,3H),1.65-1.57(m,1H),1.45-1.39(m,2H),0.89(s,3H),0.88(s,3H)ppm。MS:M/e 410(M+1)
【0468】
化合物B86:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0469】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B86を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.79(br.s,1H),8.68(s,1H),8.15(s,2H),8.07(s,1H),7.66-7.53(m,1H),7.36(d,J=12.8Hz,1H),4.21(t,J=6.2Hz,2H),4.08(d,J=6.6Hz,2H),3.75-3.70(m,4H),3.08-2.88(m,4H),2.21(d,J=5.1Hz,3H),1.92-1.84(m,4H),1.73-1.61(m,2H),1.51-1.32(m,2H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 451.0(M+1)
【0470】
化合物B87:2-ブトキシ-7-((6-(3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0471】
化合物B78について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B87を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 10.32(br.s,1H),8.14(s,2H),7.96(s,1H),7.65(s,1H),7.42-7.26(m,1H),4.22(t,J=6.3Hz,2H),4.07(s,2H),3.95-3.71(m,4H),2.86(s,6H),2.36(s,3H),2.35-2.28(m,2H),2.23-1.14(m,1H),1.77-1.62(m,2H),1.43(m,2H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 425(M+1)
【0472】
化合物B88:7-((6-(4-アミノピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-ブチルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0473】
工程A:t-ブチル(1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ブチルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
【0474】
-78℃で、7-ブロモ-N2-ブチル-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(160mg、0.3mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.375ml、0.6mmol)を滴下した。Nで1時間撹拌した後、-78℃でt-ブチル(1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(144mg、0.45mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、反応を2時間撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してプレパラティブTLC(石油エーテル/EtOAc=1:1)により精製し、目標化合物(60mg、26.1%)を得た。MS:M/e 766(M+1)
【0475】
工程B:7-((6-(4-アミノピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-ブチルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0476】
工程Bの生成物(60mg、0.078mmol)の、EtSiH/TFA(0.5ml/3ml)中での混合物に85℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(20mg、62.5%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.07(s,1H),7.84(s,2H),7.63(s,1H),7.49(s,1H),7.35-7.25(m,1H),6.44(s,1H),4.01(s,2H),3.39(d,J=13.2Hz,2H),3.23-3.12(m,3H),2.81-2.71(m,2H),2.17(s,3H),1.98-1.90(m,2H),1.71-1.57(m,2H),1.55-1.46(m,2H),1.36-1.28(m,2H),0.89(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 410(M+1)
【0477】
化合物B89:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(プロピルスルホニル)ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0478】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)及びTEA(20mg、0.2mmol)の、DCM(5ml)中での混合物にプロパン-1-スルホニルクロリド(14mg、0.1mmol)の、DCM(0.1ml)中での溶液を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、DCM(50ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLC(DCM:MeOH=10:1)により精製し、目標化合物(22mg、44%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.14(s,1H),8.10(d,J=2.0Hz,1H),8.07(s,1H),7.50(s,1H),7.33(s,1H),4.21(t,J=6.8Hz,2H),4.07(s,2H),3.32-3.24(m,4H),3.14-3.02(m,6H),2.21(s,3H),1.80-1.61(m,4H),1.46-1.34(m,2H),0.99(t,J=7.6Hz,3H),0.92(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 503(M+1)
【0479】
化合物B90:2-ブトキシ-7-(3-イソプロピル-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0480】
工程A:t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-(プロプ-1-エン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0481】
-78℃で、7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(150mg、0.29mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.27ml、0.4278mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃でt-ブチル 4-(4-ホルミル-2-(プロプ-1-エン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(141mg、0.43mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をrtに昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(85mg、38.31%)を得た。MS:M/e 778(M+1)
【0482】
工程B:t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-イソプロピルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0483】
t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-(プロプ-1-エン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(85mg、0.11mmol)の、THF(5ml)中での溶液にPd/C(10%、50mg)を添加し、H(1atm)雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物をろ過してろ過液を得、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(79mg、92.70%)を得た。MS:M/e 780(M+1)
【0484】
工程C:2-ブトキシ-7-(3-イソプロピル-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0485】
t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-イソプロピルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(79mg、0.10mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.75(s,2H),8.13(s,1H),8.10(s,1H),7.35(d,J=4.0Hz,1H),7.31(s,1H),7.09(d,J=8.0Hz,1H),7.03(d,J=8.0Hz,1H),4.23(t,J=6.0Hz,2H),4.09(s,2H),3.43-3.32(m,1H),3.23-3.18(m,4H),3.03-2.82(m,4H),1.73-1.64(m,2H),1.43-1.34(m,2H),1.14(d,J=6.3Hz,6H),0.93(t,J=7.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 424(M+1)
【0486】
化合物B91:7-((6-(4-(2-アミノエチル)ピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0487】
工程A:t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エチル)カルバメート
【0488】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)、t-ブチル(2-オキソエチル)カルバメート(19mg、0.12mmol)の、DCM(4ml)中での混合物にNaBH(OAc)(32mg、0.15mmol)及び1滴のAcOHを添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、DCM(30ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(25mg、粗製)を得た。MS:M/e 540(M+1)
【0489】
工程B:7-((6-(4-(2-アミノエチル)ピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0490】
工程Aの生成物(25mg、粗製)の、DCM(5ml)中での混合物に4M HClのEA(0.5ml)での溶液を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(6mg、2つの工程に対して10%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.15(s,1H),8.12(s,1H),8.09(s,1H),7.99(br.s,2H),7.53(s,1H),7.34(s,1H),4.21(t,J=6.4Hz,2H),4.08(s,2H),3.62-2.95(m,12H),2.22(s,3H),1.75-1.61(m,2H),1.46-1.32(m,2H),0.93(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 440(M+1)
【0491】
化合物B92:2-ブトキシ-7-(3-エチル-4-(ピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0492】
化合物B90について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B92を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.71(br.s,2H),8.13(s,1H),8.07(s,1H),7.33(d,J=3.6Hz,1H),7.24(s,1H),7.11(d,J=8.1Hz,1H),7.01(d,J=8.1Hz,1H),4.22(t,J=6.4Hz,2H),4.08(s,2H),3.25-3.18(m,4H),3.05-2.86(m,4H),2.66-2.57(m,2H),1.75-1.64(m,2H),1.46-1.35(m,2H),1.16(t,J=7.4Hz,3H),0.93(t,J=7.3Hz,3H)。MS:M/e 410(M+1)
【0493】
化合物B93:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-プロポキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0494】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B93を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.13(s,1H),8.06(s,2H),7.43(s,1H),7.30(s,1H),4.16(d,J=8.0Hz,2H),4.03(s,2H),2.87-2.77(m,8H),2.17(s,3H),1.71-1.68(m,2H),0.96(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 383(M+1)
【0495】
化合物B94:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0496】
rtで、7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(53mg、0.1mmol)、ジメチルグリシン(13mg、0.12mmol)、HATU(57mg、0.15mmol)及びDIEA(26mg、0.2mmol)の、THF(5mlであり、1mlのDMFを有する)中での溶液を2時間撹拌した。反応混合物を水(5ml)でクエンチし、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにプレパラティブHPLCにより精製し、純粋な生成物(15mg、24%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.51(br.s,1H),8.14(s,2H),8.09(s,1H),7.55(s,1H),7.41(s,1H),4.99-4.95(m,1H),4.30(d,J=4.0Hz,2H),4.09(s,2H),3.72-3.65(m,2H),3.49-3.41(m,2H),3.12-3.06(m,4H),2.82(s,3H),2.82(s,3H),2.24(s,3H),1.63-1.52(m,2H),1.41-1.31(m,2H),1.24(d,J=4.0Hz,3H),0.88(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 496(M+1)
【0497】
化合物B95:1-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N,N-ジメチルピペリジン-4-カルボキサミド
【0498】
工程A:t-ブチル 4-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0499】
rtで1-(t-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-カルボン酸(830mg、3.6mmol)、ジメタンアミン塩酸塩(350mg、4.3mmol)及びDIEA(2.0g、15.5mmol)の、DMF(10ml)中での混合物にHATU(1.6g、4.3mmol)を添加し、混合物をrtで16時間撹拌した。混合物を30mlのEAで希釈し、塩水(20ml×3回)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して淡黄色油状物を呈するタイトル生成物(1.5g、粗製)を得た。MS:M/e 257(M+1)
【0500】
工程B:N,N-ジメチルピペリジン-4-カルボキサミド塩酸塩
【0501】
t-ブチル 4-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.5g、5.85mmol)の、HCl/EA(4M、20ml)中での懸濁液rtで3日間撹拌した。得られた懸濁液をろ過し、ろ過ケーキをEA(10ml)で洗浄し、高真空で乾燥して白色固体を呈するタイトル生成物(380mg、2つの工程に対して収率56%)を得た。MS:M/e 157(M+1)
【0502】
工程C:1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)-N,N-ジメチルピペリジン-4-カルボキサミド。
【0503】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(310mg、2mmol)、N,N-ジメチルピペリジン-4-カルボキサミド塩酸塩(380mg、2mmol)及びDIEA(1.2g、9.3mmol)の、DMA(5ml)中での混合物を120℃で5時間加熱した。混合物を20mlの水性NaHCOで希釈し、EA(20ml×3回)で抽出した。合わせた有機物を塩水(20ml×3回)で洗浄し、乾燥、濃縮して、カラムクロマトグラフィー(PE/EA/DCM(2:2:0~2:2:1)で溶離)により精製し、茶褐色油状物を呈するタイトル生成物(350mg、収率:64%)を得た。MS:M/e 276(M+1)
【0504】
工程D:1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N,N-ジメチルピペリジン-4-カルボキサミド。
【0505】
で、注射器で2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(350mg、0.78mmol)の、THF(3ml)中での-78℃溶液に、n-ブチルリチウム溶液(1.6M、0.6ml、0.96mmol)を滴下し、得られた混合物を-78℃で15min撹拌した。-78℃で注射器で1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)-N,N-ジメチルピペリジン-4-カルボキサミド(300mg、1.1mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下した。得られた混合物を当該温度で0.5時間撹拌し、rtに昇温して16時間撹拌することを許容した。混合物を10mlの水性NHClでクエンチしてEA(10ml×3回)で抽出した。合わせた抽出物を塩水(10ml×3回)で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮して、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH(NH)で溶離)により精製し(50:1~30:1、MeOH中2MのNH)、淡黄色固体を呈するタイトル生成物(290mg、収率:51%)を得た。MS:M/e 723(M+1)
【0506】
工程E:1-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N,N-ジメチルピペリジン-4-カルボキサミド。
【0507】
1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N,N-ジメチルピペリジン-4-カルボキサミド(290mg、0.4mmol)の、TFA(10ml)及びEtSiH(5ml)中での混合物を85℃で16時間加熱した。混合物を濃縮して、得られた残存物を10mlの水性NaHCOで処理し、混合溶媒(DCM/MeOH=5:1、10ml×2回)で抽出した。合わせた抽出物を塩水(10ml×2回)で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮して、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH-NH(20:1、MeOH中2mol/LのNH)で溶離)により精製し、185mgの粗生成物を得、それをプレパラティブTLC(DCM/MeOH-NH、15:1、MeOH中2mol/LのNH)により精製し、タイトル生成物(95mg、収率:51%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.14(s,1H),8.06(s,2H),7.48(s,1H),7.32(s,1H),4.21(t,J=6.4Hz,2H),4.05(s,2H),3.37(d,J=12.4Hz,2H),3.04(s,3H),2.82(s,3H),2.80-2.69(m,3H),2.19(s,3H),1.75-1.61(m,6H),1.49-1.34(m,2H),0.93(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 467(M+1)
【0508】
化合物B96:N2-ブチル-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0509】
工程A:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ブチルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0510】
-78℃で、7-ブロモ-N2-ブチル-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(160mg、0.3mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.375ml、0.6mmol)を滴下した。Nで1時間撹拌した後、-78℃で6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(120mg、0.45mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下して、反応を2時間撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してプレパラティブTLC(CHCl/MeOH=10:1)により精製し、無色油状物を呈する目標化合物(80mg、37.7%)を得た。MS:M/e 708(M+1)
【0511】
工程B:N2-ブチル-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0512】
工程Bの生成物(80mg、0.113mmol)の、EtSiH/TFA(0.5ml/3ml)中での混合物を85℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(10mg、19.6%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 9.14(br.s,1H),8.06(s,1H),7.70(s,2H),7.54(s,1H),7.33(s,1H),6.48(s,1H),4.02(s,2H),3.42-3.34(m,2H),3.17(t,J=6.4Hz,2H),3.02(t,J=6.4Hz,2H),2.81(s,3H),2.80(s,3H),2.75-2.65(m,2H),2.19(s,3H),1.98-1.88(m,1H),1.82-1.74(m,2H),1.57-1.45(m,2H),1.36-1.24(m,4H),0.89(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 452(M+1)
【0513】
化合物B97:(R)-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(3-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0514】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B97を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ8.13(br.s,1H),8.10-7.99(m,2H),7.43(s,1H),7.35-7.23(m,1H),4.21(t,J=6.0Hz,2H),4.04(s,2H),3.19(d,J=12.0Hz,2H),3.03-2.79(m,3H),2.75-2.63(m,1H),2.46-2.36(m,1H),2.18(s,3H),1.76-1.61(m,2H),1.46-1.34(m,2H),1.11-0.99(m,3H),0.92(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0515】
化合物B98:(R)-2-ブトキシ-7-(3-メチル-4-(3-メチルピペラジン-1-イル)ベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0516】
化合物B16について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B98を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.20-7.97(m,2H),7.28(s,1H),7.12(s,1H),7.07(d,J=8.0Hz,1H),6.90(d,J=8.0Hz,1H),4.22(t,J=6.4Hz,2H),4.03(s,2H),3.06-2.81(m,5H),2.67-2.55(m,1H),2.31(t,J=10.4Hz,1H),2.19(s,3H),1.77-1.60(m,2H),1.51-1.33(m,2H),1.04(d,J=6.0Hz,3H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 410(M+1)
【0517】
化合物B99:2-ブトキシ-7-(4-(ピペラジン-1-イル)-3-プロポキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0518】
化合物B16について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B99を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ8.20-7.95(m,2H),7.28(s,1H),6.94(s,1H),6.85-6.73(m,2H),4.22(t,J=6.4Hz,2H),4.05(s,2H),3.88(t,J=6.4Hz,2H),3.01(s,8H),1.78-1.58(m,4H),1.51-1.33(m,2H),0.99(t,J=7.2Hz,3H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 440(M+1)
【0519】
化合物B100:2-((2,5,8,11-テトラオキサトリデカン-13-イル)オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0520】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B100を合成した。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.16(s,1H),7.64(s,1H),7.47(s,1H),4.43(t,J=4Hz,2H),4.20(s,2H),3.82(t,J=4Hz,2H),3.69-3.66(m,2H),3.65-3.57(m,8H),3.52-3.48(m,2H),3.39-3.36(m,8H),3.32(s,3H),2.30(s,3H)ppm。MS:M/e 531(M+1)
【0521】
化合物B101:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-2-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0522】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B101を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.58(br.s,2H),8.19(s,1H),8.12(s,1H),7.83(s,1H),7.77(s,1H),7.35(d,J=3.8Hz,1H),4.22(t,J=6.3Hz,2H),4.08(s,2H),3.79(s,2H),3.62(s,2H),3.11(s,4H),2.48(s,3H),1.92(t,J=6.3Hz,2H),1.83-1.62(m,6H),1.42-1.33(m,2H),0.93(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 451(M+1)
【0523】
化合物B102:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0524】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B102を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.63(br.s,1H),8.49(s,1H),8.18(s,1H),8.14(s,1H),7.85(s,1H),7.69(s,1H),7.42-7.33(m,1H),4.25-4.17(m,6H),4.06(s,2H),3.17-2.98(m,4H),2.31(s,3H),2.03-1.85(m,4H),1.76-1.62(m,2H),1.45-1.36(m,2H),0.94(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 437(M+1)
【0525】
化合物B103:2-ブトキシ-7-((6-(4-メトキシピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0526】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B103を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.17(br.s,2H),8.06(s,1H),7.82(s,1H),7.44-7.30(m,1H),4.21(t,J=6.4Hz,2H),4.13(s,2H),3.40(s,3H),3.28(s,3H),3.03(s,2H),2.26(s,3H),2.04-1.88(m,2H),1.74-1.63(m,2H),1.61-1.52(m,2H),1.46-1.36(m,2H),0.93(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 426(M+1)
【0527】
化合物B104:2-ブトキシ-7-((6-(4-(メトキシメチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0528】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B104を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.25-8.10(m,2H),8.07(s,1H),7.94-7.77(m,1H),7.47-7.32(m,1H),4.21(t,J=6.5hz,2H),4.14(s,2H),3.56(d,J=11.9Hz,2H),3.25(s,3H),3.24(d,J=6.3Hz,2H),2.98-2.87(m,2H),2.27(s,3H),1.77(d,J=10.5hz,3H),1.73-1.62(m,2H),1.49-1.24(m,4H),0.93(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 440(M+1)
【0529】
化合物B105:2-ブトキシ-7-((6-(3-((ジメチルアミノ)メチル)ピロリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0530】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B105を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 9.65(br.s,1H),8.18(s,1H),8.11(s,1H),7.86(s,1H),7.74(s,1H),7.34(d,J=2.0Hz,1H),4.22(t,J=6.8Hz,2H),4.07(s,2H),3.96-3.80(m,1H),3.75-3.59(m,2H),3.56-3.42(m,1H),3.21(t,J=5.2Hz,2H),2.83(s,3H),2.81(s,3H),2.74-2.61(m,1H),2.43(s,3H),2.25-2.10(m,1H),1.85-1.60(m,3H),1.50-1.35(m,2H),0.94(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 439(M+1)
【0531】
化合物B106:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0532】
工程A:t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート
【0533】
-78℃で、7-ブロモ-N2-ブチル-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(150mg、0.286mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.375ml、0.6mmol)を滴下した。Nで1時間撹拌した後、-78℃でt-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート(165mg、0.475mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下して反応を一晩撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してcombi-flash(石油エーテル/EtOAc=2:1~1:1)により精製し、無色油状物を呈する目標化合物(170mg、74.8%)を得た。MS:M/e 795(M+1)
【0534】
工程B:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0535】
工程Bの生成物(170mg、0.214mmol)の、EtSiH/TFA(0.5ml/3ml)中での混合物を85℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(10mg、19.6%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.44(br.s,2H),8.13(br.s,2H),8.09(s,1H),7.69(s,1H),7.38-7.32(m,1H),4.21(t,J=6.4Hz,2H),4.10(s,2H),3.46(s,2H),2.89-2.70(m,4H),2.59(t,J=5.2Hz,3H),2.23(s,3H),1.80(d,J=11.6Hz,3H),1.74-1.60(m,2H),1.51-1.27(m,4H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 439(M+1)
【0536】
化合物B107:2-ブトキシ-7-((6-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0537】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B107を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.63(br.s,1H),8.19-8.04(m,3H),7.52(s,1H),7.34(s,1H),4.21(t,J=6.5hz,2H),4.08(s,2H),3.72-3.66(m,2H),3.57-3.42(m,4H),3.38(s,2H),3.33(s,3H),3.25-3.11(m,4H),2.21(s,3H),1.73-1.63(m,2H),1.47-1.34(m,2H),0.93(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 455(M+1)
【0538】
化合物B108:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-モルホリノピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0539】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B108を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 9.69(br.s,1H),8.17(s,1H),8.11(s,1H),8.09(s,1H),7.54(s,1H),7.35(s,1H),4.21(t,J=6.5hz,2H),4.08(s,2H),4.02(d,J=12.1Hz,2H),3.67(t,J=11.6Hz,2H),3.61-3.44(m,4H),3.42-3.34(m,1H),3.18-3.06(m,2H),2.75(t,J=12.4Hz,2H),2.21(s,3H),2.13(d,J=10.4Hz,2H),1.82-1.63(m,4H),1.49-1.35(m,2H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 481(M+1)
【0540】
化合物B109:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(モルホリノメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0541】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B109を合成した。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ 9.48(br.s,1H),8.17(s,1H),8.11(s,1H),8.08(s,1H),7.62(s,1H),7.35(s,1H),4.21(t,J=6.8Hz,2H),4.09(s,2H),4.02-3.92(m,2H),3.72(t,J=11.6Hz,2H),3.46(t,J=12.8Hz,4H),3.15-3.00(m,4H),2.79(t,J=11.6Hz,2H),2.21(s,3H),2.06-1.94(m,1H),1.90-1.76(m,2H),1.71-1.60(m,2H),1.51-1.24(m,4H),0.93(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 495(M+1)
【0542】
化合物B110:2-ブトキシ-7-((6-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0543】
工程A:6-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド
【0544】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(155mg、1mmol)及びDIEA(260mg、2mmol)の、DMA(5ml)中での溶液にN,N-ジメチル-2-(ピペリジン-4-イル)エタン-1-アミン(170mg、1.1mmol)を添加した。その後、混合物をNで115℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却して、水(50ml)で希釈し、EtOAc(40ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して、残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(50mg、18%)を得た。MS:M/e 276(M+1)
【0545】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0546】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(85mg、0.16mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.15ml、0.24mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h後、工程Aの生成物(50mg、0.182mmol)の、THF(2ml)中での懸濁液を滴下した。得られた混合物を-70℃で2h撹拌し、その後、室温に昇温して一晩過ごした。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(60ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(50mg、粗製)を得た。MS:M/e 723(M+1)
【0547】
工程C:2-ブトキシ-7-((6-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0548】
工程Bの生成物(50mg、粗製)の、TFA(3ml)中での混合物にEtSiH(1ml)を添加し、得られた混合物を85℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却して、乾燥となるまで濃縮した。残存物にTFA(3ml)を添加して反応を85℃で一晩加熱した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(16mg、2つの工程に対して17%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ 9.45(br.s,1H),8.19(s,1H),8.13(s,1H),8.08(s,1H),7.72(s,1H),7.37(s,1H),4.21(t,J=6.8Hz,2H),4.11(s,2H),3.55-3.40(m,2H),3.15-3.03(m,2H),2.91-2.70(m,8H),2.24(s,3H),1.84-1.72(m,2H),1.71-1.59(m ,4H),1.55-1.45(m,1H),1.44-1.25(m,4H),0.92(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 467(M+1)
【0549】
化合物B111:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0550】
工程A:t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【0551】
rtで、7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(100mg、0.24mmol)、N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(55mg、0.29mmol)、HATU(137mg、0.36mmol)及びDIEA(62mg、0.48mmol)の、DMF(5ml)中での溶液を2時間撹拌した。反応混合物を水(5ml)でクエンチし、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、更なる精製を必要とせずにそのまま次の工程に用いた(140mg、粗製)。MS:M/e 582(M+1)
【0552】
工程B:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0553】
t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート(140mg、粗製)の、EA(5ml)中での溶液にHCl/EA(2M、3ml)を添加した。溶液をrtで一晩撹拌した。濃縮後、残存物をDCM(10ml)に溶解してNaHCO(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにプレパラティブHPLCにより精製し、純粋な生成物(20mg、17%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.09(s,1H),8.07(s,1H),7.98(s,1H),7.44(s,1H),7.32(s,1H),4.98-4.94(m,1H),4.05(s,2H),3.58-3.51(m,4H),3.39(s,2H),3.00-2.95(m,4H),2.30(s,3H),2.20(s,3H),1.62-1.51(m,2H),1.41-1.33(m,2H),1.23(d,J=4.0Hz,3H),0.87(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 482(M+1)
【0554】
化合物112:2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0555】
工程A:7-ブロモ-2-(s-ブトキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0556】
NaH(96mg、2.4mmol)をブタン-2-オール(178mg、2.4mmol)の、THF(10ml)での溶液に添加した。rt、N雰囲気下で30min撹拌した後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(300mg、0.60mmol)を添加し、得られた混合物を65℃で一晩加熱した。溶液を冷却し、水(10ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombi-Flash(PE:EA=15%)により精製し、生成物(225mg、75%)を得た。MS:M/e 526(M+1)
【0557】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0558】
-78℃(Nパージ)で7-ブロモ-2-(s-ブトキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(225mg、0.43mmol)の、THF(8ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.4ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(2ml)中でのt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(157mg、0.51mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(5ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombi-Flash(PE:EA=50%)により精製し、純粋な生成物(266mg、82%)を得た。MS:M/e 753(M+1)
【0559】
工程C:2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0560】
t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(266mg、0.35mmol)の、トリエチルシラン(2ml)及びトリフルオロ酢酸(10ml)中での溶液を、88℃で一晩加熱した。溶媒を油ポンプで蒸発して残存物を得、その中にDCM(10ml)を添加してNaHCO溶液(5ml)でアルカリ化した。有機層を乾燥、濃縮して、Combi-Flash(DCM:MeOH=25%、40%のNH・MeOHを添加)及びプレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=7:1)により精製し、生成物(15mg、11%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.05(s,1H),7.99(s,1H),7.41(s,1H),7.32(s,1H),4.90-4.85(m,1H),4.03(s,2H),2.92-2.83(m,8H),2.17(s,3H),1.63-1.57(m,2H),1.24(d,J=8.0Hz,3H),0.90(t,J=4.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 397(M+1)
【0561】
化合物B113:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(2-メチルブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0562】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B113を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.14(s,1H),8.06(s,2H),7.43(s,1H),7.30(s,1H),4.10-3.99(m,4H),2.91-2.82(m,8H),2.17(s,3H),1.81-1.78(m,1H),1.47-1.42(m,1H),1.21-1.15(m,1H),0.95-0.88(m,6H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0563】
化合物B114:2-ブトキシ-7-((6-(4-エチルピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0564】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)の、DCM(5ml)及びMeOH(5ml)中で撹拌した溶液にアセトアルデヒド(10.8mg、0.1mmol)及びNaBHCN(18mg、0.3mmol)を添加した。反応混合物をRtで一晩撹拌した。混合物をHO(50ml)に入れてEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(32mg、59.4%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.40(br.s,1H),8.16-8.05(m,3H),7.53(s,1H),7.35(d,J=3.5hz,1H),4.21(t,J=6.5hz,2H),4.08(s,2H),3.53-3.42(m,4H),3.24-2.93(m,6H),2.21(s,3H),1.74-1.59(m,2H),1.41(dd,J=14.9,7.4Hz,2H),1.32-1.21(m,3H),0.93(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 425(M+1)
【0565】
化合物B115:2-ブトキシ-7-((6-(4-エチルピペラジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0566】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)の、DCM(5ml)及びMeOH(5ml)中で撹拌した溶液にイソブチルアルデヒド(13.7mg、0.1mmol)及びNaBHCN(18mg、0.3mmol)を添加した。反応混合物をRtで一晩撹拌した。混合物をHO(50ml)に入れてEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(32mg、35.3%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.14(br.s,1H),8.20-8.03(m,3H),7.52(s,1H),7.35(s,1H),4.22(t,J=6.4Hz,2H),4.08(s,2H),3.62-3.34(m,4H),3.23-3.06(m,4H),3.01(d,J=5.5hz,2H),2.21(s,3H),2.11(dt,J=13.0,6.8Hz,1H),1.74-1.63(m,2H),1.48-1.33(m,2H),1.04-0.86(m,9H)ppm。MS:M/e 453(M+1)
【0567】
化合物B116:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-フェネチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0568】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)の、DCM(5ml)及びMeOH(5ml)中で撹拌した溶液に2-フェニルアセトアルデヒド(18.5mg、0.1mmol)及びNaBHCN(18mg、0.3mmol)を添加した。反応混合物をRtで一晩撹拌した。混合物をHO(50ml)に入れてEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(30mg、48.8%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.93(br.s,1H),8.25-8.04(m,3H),7.55(s,1H),7.43-7.25(m,6H),4.22(t,J=6.2Hz,2H),4.10(s,2H),3.64-3.54(m,4H),3.47-3.22(m,4H),3.17-2.96(m,4H),2.23(s,3H),1.74-1.63(m,2H),1.41-1.32(m,2H),0.93(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 501(M+1)
【0569】
化合物B117:(R)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0570】
工程A:(R)-7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0571】
NaH(984mg、24.6mmol)を(R)-ペンタン-2-オール(2.2g、24.6mmol)の、THF(20ml)中での溶液に添加した。rt、N雰囲気下で30min撹拌した後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(3g、6.2mmol)を添加し、得られた混合物を60℃で一晩加熱した。溶液を冷却し、水(10ml)で希釈して酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombi-Flash(PE:EA=15%)により精製し、純粋な生成物(3g、90%)を得た。MS:M/e 540(M+1)
【0572】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((R)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0573】
(R)-7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル
【0574】
オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(1g、1.8mmol)の、THF(15ml)中での冷却した溶液に、-78℃(Nパージ)でn-ブチルリチウム(1.6M、1.7ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(5ml)中でのt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(659mg、2.2mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombi-Flash(PE:EA=50%)により精製し、純粋な生成物(800mg、56%)を得た。MS:M/e 767(M+1)
【0575】
工程C:(R)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0576】
t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((R)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(800mg、1mmol)の、トリエチルシラン(2ml)及びトリフルオロ酢酸(8ml)中での溶液を80℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発して残存物を得、それをEA(10ml)に溶解してNaHCO溶液(10ml)で洗浄した。有機層を乾燥、濃縮して、Combi-Flash(DCM:NH・MeOH=35%)及びプレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=9:1)により精製し、生成物(65mg、15%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.05(s,1H),7.99(s,1H),7.39(s,1H),7.32(s,1H),4.98-4.94(m,1H),4.03(s,2H),2.95-2.74(m,8H),2.16(s,3H),1.63-1.52(m,2H),1.48-1.30(m,2H),1.24(d,J=4.0,3H),0.88(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0577】
化合物B118:(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0578】
工程A:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0579】
-78℃(Nパージ)で(S)-7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(300mg、0.56mmol)の、THF(8ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.5ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(2ml)中でのt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(204mg、0.67mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して2時間維持した。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombi-Flash(PE:EA=50%)により精製し、純粋な生成物(300mg、70%)を得た。MS:M/e 767(M+1)
【0580】
工程B:(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0581】
t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(300mg、0.39mmol)の、トリエチルシラン(2ml)及びトリフルオロ酢酸(8ml)中での溶液を85℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発して残存物を得、それをEA(10ml)に溶解してNaHCO溶液(10ml)で洗浄した。有機層を乾燥、濃縮して、プレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=9:1)により精製して生成物(20mg、13%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.10(s,1H),8.05(s,1H),7.99(s,1H),7.40(s,1H),7.32(s,1H),4.98-4.94(m,1H),4.03(s,2H),2.98-2.76(m,8H),2.16(s,3H),1.65-1.48(m,2H),1.42-1.30(m,2H),1.24(d,J=4.0,3H),0.88(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0582】
化合物B119:2-(2-(2-メトキシエトキシ)エトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0583】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B119を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.68(br.s,2H),8.21(s,1H),8.14(s,1H),8.11(s,1H),7.52(s,1H),7.36(s,1H),4.32(t,J=4Hz,2H),4.08(s,2H),3.71(t,J=4Hz,2H),3.57(t,J=4Hz,2H),3.45(t,J=4Hz,2H),3.34-3.11(m,11H),2.21(s,3H)ppm。MS:M/e 443(M+1)
【0584】
化合物B120:2-((2,5,8,11,14,17-ヘキサオキサノナデカン-19-イル)オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0585】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B120を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.73(br.s,2H),8.22(s,1H),8.17(s,1H),8.12(s,1H),7.54(s,1H),7.38(s,1H),4.33(t,J=4Hz,2H),4.09(s,2H),3.72(t,J=4Hz,2H),3.57(t,J=4Hz,2H),3.53(t,J=4Hz,2H),3.51-3.46(m,14H),3.42-3.80(m,2H),3.29-3.16(m,11H),2.21(s,3H)ppm。MS:M/e 619(M+1)
【0586】
化合物B121:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(ピロリジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0587】
工程A:5-メチル-6-(4-(ピロリジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ニコチンアルデヒド
【0588】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(155mg、1mmol)及びDIEA(560mg、4mmol)の、DMA(5ml)中での溶液に4-(ピロリジン-1-イルメチル)ピペリジン二塩酸塩(265mg、1.1mmol)を添加した。その後、混合物をNで115℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却して、水(50ml)で希釈し、EtOAc(50ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して、残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(80mg、28%)を得た。MS:M/e 288(M+1)
【0589】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(5-メチル-6-(4-(ピロリジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メタノール
【0590】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(116mg、0.22mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.21ml、0.33mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h後、工程Aの生成物(70mg、0.243mmol)の、THF(2ml)中での懸濁液を滴下した。得られた混合物を-70℃で2h撹拌し、その後、室温に昇温して一晩過ごした。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(50ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(60mg、粗製)を得た。MS:M/e 735(M+1)
【0591】
工程C:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(ピロリジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0592】
工程Bの生成物(60mg、粗製)の、TFA(2ml)中での混合物にEtSiH(2ml)を添加し、得られた混合物を85℃で3時間撹拌した。混合物を室温まで冷却して、乾燥となるまで濃縮した。残存物にTFA(3ml)を添加して反応を85℃で一晩加熱した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(15mg、2つの工程に対して12%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.24(br.s,1H),8.16(s,1H),8.09(s,1H),8.07(s,1H),7.57(s,1H),7.34(s,1H),4.21(t,J=6.8Hz,2H),4.07(s,2H),3.66-3.52(m,2H),3.46-3.31(m,2H),3.31(t,J=6.0Hz,2H),3.06-2.95(m,2H),2.76(t,J=11.6Hz,2H),2.20(s,3H),2.10-1.95(m,2H),1.94-1.75(m,5H),1.72-1.60(m,2H),1.50-1.24(m,4H),0.93(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 479(M+1)
【0593】
化合物B122:(S)-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0594】
工程A:(S)-7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0595】
0℃で(S)-ペンタン-2-オール(5.4g、64.35mmol)の、THF(30ml)中での溶液に、NaH(2.4g、61.35mmol)を複数回に分けて添加し、rtで1h撹拌した。その後、0℃で7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(10g、20.45mmol)の、THF(20ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物を60℃に昇温して一晩撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)でクエンチし、DCM(100ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5:1~1:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(10.74g、97.26%)を得た。MS:M/e 540(M+1)
【0596】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0597】
-78℃で、(S)-7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.37mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.35ml、0.56mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃で6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(137mg、0.56mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をrtに昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(175mg、66.64%)を得た。MS:M/e 709(M+1)
【0598】
工程C:(S)-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0599】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(175mg、0.13mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(41mg、36.75%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.57(s,1H),8.14(s,1H),8.07(s,2H),7.51(s,1H),7.37(s,1H),4.99-4.94(m,1H),4.07(s,2H),3.50(d,J=12.2Hz,2H),3.37-3.25(m,1H),2.79(s,3H),2.78(s,3H),2.75-2.66(m,2H),2.20(s,3H),2.05(d,J=10.9Hz,2H),1.79-1.66(m,2H),1.67-1.58(m,1H),1.57-1.47(m,1H),1.42-1.29(m,2H),1.25(d,J=6.1Hz,3H),0.88(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 453(M+1)
【0600】
化合物B123:(S)-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0601】
工程A:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0602】
-78℃で、(S)-7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.37mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.35ml、0.56mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃で6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(145mg、0.56mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をrtに昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(201mg、75.06%)を得た。MS:M/e 723(M+1)
【0603】
工程B:(S)-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0604】
工程Aの生成物(201mg、0.28mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(33mg、25.47%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.33(br.s,1H),8.17(s,1H),8.11(s,1H),8.07(s,1H),7.64(s,1H),7.39(s,1H),5.03-4.89(m,1H),4.10(s,2H),3.46(d,J=12.6Hz,2H),3.05-3.01(m,2H),2.87-2.81(m,8H),2.22(s,3H),1.98(s,1H),1.80(d,J=11.5hz,2H),1.69-1.59(m,1H),1.58-1.46(m,1H),1.42-1.28(m,4H),1.25(d,J=5.0Hz,3H),0.88(t,J=6.8Hz,3H)。MS:M/e 467(M+1)
【0605】
化合物B124:(R)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0606】
rtで、(R)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(67mg、0.16mmol)、ジメチルグリシン(21mg、0.2mmol)、HATU(91mg、0.24mmol)及びDIEA(42mg、0.32mmol)の、DMF(5ml)中での溶液を2時間撹拌した。反応混合物を水(5ml)で希釈し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、それをプレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=10:1)により精製して生成物(29mg、36%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.14(s,1H),8.07(s,1H),7.99(s,1H),7.44(s,1H),7.33(s,1H),4.98-4.94(m,1H),4.05(s,2H),3.62(s,2H),3.57(s,2H),3.25(s,2H),3.01(s,2H),2.94(s,2H),2.26(s,6H),2.20(s,3H),1.53-1.37(m,2H),1.35-1.25(m,2H),1.24(d,J=4.0Hz,3H),0.88(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 496(M+1)
【0607】
化合物B125:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0608】
rtで、(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(43mg、0.10mmol)、ジメチルグリシン(13mg、0.12mmol)、HATU(57mg、0.15mmol)及びDIEA(26mg、0.20mmol)の、DMF(5ml)中での溶液を2時間撹拌した。反応混合物を水(5ml)で希釈し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、それをプレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=10:1)により精製して生成物(10mg、20%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.10(s,1H),8.07(s,1H),7.99(s,1H),7.44(s,1H),7.33(s,1H),4.98-4.94(m,1H),4.05(s,2H),3.59(s,4H),3.47(s,2H),3.02(s,2H),2.95(s,2H),2.33(s,6H),2.21(s,3H),1.53-1.35(m,2H),1.33-1.26(m,2H),1.24(d,J=4.0Hz,3H),0.88(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 496(M+1)
【0609】
化合物B126:2-ブトキシ-7-((6-(4-((ジエチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0610】
工程A:6-(4-((ジエチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド
【0611】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(155mg、1mmol)及びDIEA(258mg、2mmol)の、DMA(5ml)中での溶液にN-エチル-N-(ピペリジン-4-イルメチル)エタンアミン(190mg、1.1mmol)を添加した。その後、混合物をNで115℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却して、水(50ml)で希釈し、EtOAc(50ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して、残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(110mg、38%)を得た。MS:M/e 290(M+1)
【0612】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジエチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0613】
7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(175mg、0.22mmol)の、THF(8ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.31ml、0.5mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h後、工程Aの生成物(110mg、0.38mmol)の、THF(2ml)中での懸濁液を滴下した。得られた混合物を-70℃で2h撹拌し、その後、室温に昇温して一晩過ごした。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(50ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(100mg、粗製)を得た。MS:M/e 737(M+1)
【0614】
工程C:2-ブトキシ-7-((6-(4-((ジエチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0615】
工程Bの生成物(100mg、粗製)の、TFA(4ml)中での混合物にEtSiH(4ml)を添加し、得られた混合物を85℃で4時間撹拌した。混合物を室温まで冷却して、乾燥となるまで濃縮した。残存物にTFA(5ml)を添加して反応を85℃で一晩加熱した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(30mg、2つの工程に対して15%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.92(br.s,1H),8.20(s,1H),8.15(s,1H),8.09(s,1H),7.73(s,1H),7.38(d,J=4.0Hz,1H),4.21(t,J=6.4Hz,2H),4.11(s,2H),3.57-3.36(m,2H),3.26-3.05(m,4H),3.06-2.94(m,2H),2.91-2.75(m,2H),2.23(s,3H),2.05-1.76(m,3H),1.74-1.60(m,2H),1.51-1.29(m,4H),1.21(t,J=7.2Hz,6H),0.93(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 481(M+1)
【0616】
化合物B127:(R)-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0617】
工程A:(R)-7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0618】
0℃で(R)-ペンタン-2-オール(5.4g、64.35mmol)の、THF(30ml)中での溶液に、NaH(2.4g、61.35mmol)を複数回に分けて添加し、rtで1h撹拌した。その後、0℃で7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(10g、20.45mmol)の、THF(20ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物を60℃に昇温して一晩撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)でクエンチし、DCM(100ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5:1~1:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(10.25g、92.63%)を得た。MS:M/e 540(M+1)
【0619】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((R)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0620】
-78℃で、(R)-7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.37mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.35ml、0.56mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃で6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(137mg、0.56mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をrtに昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(156mg、59.41%)を得た。MS:M/e 709(M+1)
【0621】
工程C:(R)-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0622】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((R)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(156mg、0.22mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(54mg、54.30%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.52(br.s,1H),8.14(s,1H),8.07(s,2H),7.49(s,1H),7.35(s,1H),4.99-2.94(m,1H),4.06(s,2H),3.49(d,J=11.9Hz,2H),3.31(s,1H),2.78(s,3H),2.77(s,3H),2.75-2.67(m,2H),2.20(s,3H),2.04(d,J=10.4Hz,2H),1.79-1.67(m,2H),1.66-1.59(m,1H),1.57-1.48(m,1H),1.42-1.29(m,2H),1.25(d,J=6.1Hz,3H),0.88(t,J=7.3Hz,3H)。MS:M/e 453(M+1)
【0623】
化合物B128:(R)-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0624】
工程A:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((R)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0625】
-78℃で、(R)-7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.37mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.35ml、0.56mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃で6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(145mg、0.56mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をrtに昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(201mg、75.06%)を得た。MS:M/e 723(M+1)
【0626】
工程B:(R)-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0627】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((R)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(201mg、0.28mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(54mg、41.89%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.15(br.s,1H),8.14(s,1H),8.06(s,2H),7.55(s,1H),7.36(s,1H),4.98-4.94(m,1H),4.07(s,2H),3.39(s,2H),3.02(t,J=5.9Hz,2H),2.80(s,6H),2.79(s,2H),2.20(s,3H),1.94(s,1H),1.78(d,J=11.9Hz,2H),1.67-1.58(m,1H),1.56-1.46(m,1H),1.44-1.28(m,4H),1.25(d,J=6.1Hz,3H),0.88(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 467(M+1)
【0628】
化合物B129:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)オクタデカン-1-オン
【0629】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)の、DMF(5ml)中で撹拌した溶液にステアリン酸(35mg、0.12mmol)、HATU(116mg、0.3mmol)及びDIEA(25.8mg、0.2mmol)を添加した。反応混合物をRtで一晩撹拌した。混合物をHO(50ml)に入れてEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(10mg、15.1%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.14(s,1H),7.37(s,1H),7.28(s,1H),4.29(t,J=6.1Hz,2H),4.11(s,2H),3.74(s,2H),3.60(s,2H),3.17(s,2H),3.04(s,2H),2.36(t,J=7.4Hz,2H),2.26(s,3H),1.82-1.73(m,2H),1.63(d,J=6.2Hz,2H),1.54-1.46(m,2H),1.25(s,28H),0.97(t,J=7.2Hz,3H),0.87(t,J=6.7Hz,3H)ppm。MS:M/e 663(M+1)
【0630】
化合物B130:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0631】
工程A:5-メチル-6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ニコチンアルデヒド
【0632】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(310mg、2mmol)の、DMA(10ml)中で撹拌した溶液に1-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ピペラジン(439mg、2.4mmol)及びDIEA(516mg、4mmol)を添加した。反応混合物をN保護で120℃で4時間撹拌した。混合物をrtに冷却して、HO(50ml)を添加してDCM(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色固体を呈する生成物(130mg、21.5%)を得た。MS:M/e 303(M+1)
【0633】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(5-メチル-6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メタノール
【0634】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.38mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.95mmol、0.59ml)を滴下した。50min撹拌した後、5-メチル-6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ニコチンアルデヒド(130mg、0.43mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(110mg、38.7%)を得た。MS:M/e 750(M+1)
【0635】
工程C:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0636】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(5-メチル-6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メタノール(110mg、0.15mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加し、80℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(15mg、21%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.17(s,1H),8.11(s,1H),8.08(s,1H),7.56(s,1H),7.34(s,1H),4.21(t,J=6.1Hz,2H),4.08(s,2H),3.52(br.s,6H),3.08(br.s,4H),2.83-2.75(m,6H),2.21(s,3H),2.04(s,2H),1.75-1.61(m,4H),1.43-1.35(m,2H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 494(M+1)
【0637】
化合物B131:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0638】
工程A:t-ブチル-9-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]
【0639】
ウンデカン-3-カルボキシレート
【0640】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(310mg、2mmol)の、DMA(10ml)中で撹拌した溶液にt-ブチル 2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシレート(500mg、2mmol)及びDIEA(487mg、3mmol)を添加した。反応混合物をN保護で120℃で4h撹拌した。混合物をrtに冷却して、HO(50ml)を添加してEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体を呈する生成物(260mg、34.8%)を得た。MS:M/e 374(M+1)
【0641】
工程B:t-ブチル-9-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレート
【0642】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.38mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.95mmol、0.59ml)を滴下した。50min撹拌した後、t-ブチル 9-(5-ホルミル
【0643】
-3-メチルピリジン-2-イル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレート(212mg、0.57mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(120mg、38.6%)を得た。MS:M/e 821(M+1)
【0644】
工程C:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0645】
t-ブチル 9-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレート(120mg、0.146mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(55mg、51.4%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.44(br.s,2H),8.20(s,1H),8.15(s,1H),8.08(s,1H),7.73(s,1H),7.36(s,1H),4.21(t,J=6.3Hz,2H),4.11(s,2H),3.22-3.05(m,8H),2.23(s,3H),1.79-1.51(m,10H),1.50-1.33(m,2H),0.92(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 465(M+1)
【0646】
化合物B132:(S)-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(3-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0647】
工程A:t-ブチル(S)-4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート
【0648】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(500mg、3.2mmol)、t-ブチル(S)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(645mg、3.2mmol)及びDIEA(832mg、6.4mmol)の、DMAc(10ml)中での混合物を100℃で一晩撹拌した。反応を水(30ml)で希釈してEA(20ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して、減圧濃縮した。残存物をcombi-flashにより精製し、黄色油状物を呈するタイトル化合物(350mg、収率:34.3%)を得た。MS:M/e 320(M+1)
【0649】
工程B:t-ブチル(2S)-4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート
【0650】
雰囲気下、-78℃で、7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(150mg、0.29mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.36ml)を添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌した。その後、-78℃でTHF(0.5ml)中での工程Aの生成物(137mg、0.44mmol)を系に添加した。反応を室温に昇温して一晩撹拌した。室温で、反応を飽和水性NHClでクエンチした。混合物をEA(20ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して、減圧濃縮した。残存物をcombi-flashにより精製し、黄色油状物を呈するタイトル化合物(190mg、収率:85.6%)を得た。MS:M/e 767(M+1)
【0651】
工程C:(S)-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(3-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(TLR-281)
【0652】
室温で、工程Bの生成物(190mg、0.25mmol)の、EtSiH(4ml)中で撹拌した溶液にCFCOOH(2ml)を添加した。混合物を80℃で1時間撹拌した。反応を室温まで冷却して、減圧濃縮した。残存物をCFCOOH(4ml)に溶解した。混合物を80℃で一晩撹拌した。反応を室温まで冷却した。混合物を減圧濃縮した。残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル化合物(35mg、収率:34.1%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.14(br.s,1H),8.10-7.98(m,2H),7.42(s,1H),7.31(s,1H),4.21(t,J=6.4Hz,2H),4.03(s,2H),3.14(d,J=11.6Hz,2H),2.97-2.72(m,3H),2.67-2.57(m,1H),2.38-2.26(m,1H),2.17(s,3H),1.79-1.60(m,2H),1.53-1.35(m,2H),1.08-0.83(m,6H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0653】
化合物B133:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0654】
工程A:7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0655】
0℃でペンタン-2-オール(5.4g、64.35mmol)の、THF(30ml)中での溶液に、NaH(2.4g、61.35mmol)を複数回に分けて添加し、rtで1h撹拌した。その後、0℃で7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(10g、20.45mmol)の、THF(20ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物を60℃に昇温して一晩撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)でクエンチし、DCM(100ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5:1~1:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(10.54g、95.25%)を得た。MS:M/e 540(M+1)
【0656】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0657】
-78℃で、7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.37mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.35ml、0.56mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃で6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(137mg、0.56mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をrtに昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(187mg、71.21%)を得た。MS:M/e 709(M+1)
【0658】
工程C:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0659】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(187mg、0.13mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(68mg、57.04%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.71(br.s,1H),8.19(s,1H),8.14(s,1H),8.08(s,1H),7.57(s,1H),7.39(d,J=4.0Hz,1H),4.99-4.94(m,1H),4.09(s,2H),3.53(d,J=12.1Hz,2H),3.33(s,1H),2.82-2.65(m,8H),2.21(s,3H),2.06(d,J=11.5hz,2H),1.78-1.58(m,3H),1.58-1.47(m,1H),1.45-1.27(m,2H),1.25(d,J=6.1Hz,3H),0.88(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 453(M+1)
【0660】
化合物B134:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0661】
工程A:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0662】
-78℃で、7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.37mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.35ml、0.56mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃で6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(145mg、0.56mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をrtに昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(156mg、58.25%)を得た。MS:M/e 723(M+1)
【0663】
工程B:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0664】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(156mg、0.21mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(62mg、61.53%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.28(br.s,1H),8.18(s,1H),8.11(s,1H),8.07(s,1H),7.63(s,1H),7.38(s,1H),4.98-4.94(m,1H),4.10(s,2H),3.45(d,J=12.5hz,2H),3.03(t,J=6.2Hz,2H),2.85(s,2H),2.81(s,3H),2.80(s,3H),2.21(s,3H),1.97(s,1H),1.80(d,J=12.4Hz,2H),1.69-1.59(m,1H),1.58-1.48(m,1H),1.46-1.28(m,4H),1.25(d,J=6.1Hz,3H),0.88(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 476(M+1)
【0665】
化合物B135:N2-ブチル-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0666】
工程A:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ブチルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0667】
-78℃で、7-ブロモ-N2-ブチル-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(160mg、0.3mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.47ml、0.76mmol)を滴下した。Nで1時間撹拌した後、-78℃で6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(111.6mg、0.45mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下して反応を一晩撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してプレパラティブTLC(CHCl/MeOH=10:1)により精製し、茶褐色油状物を呈する目標化合物(102mg、49%)を得た。MS:M/e 694(M+1)
【0668】
工程B:N2-ブチル-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0669】
工程Aの生成物(102mg、0.147mmol)の、EtSiH/TFA(2ml/5ml)中での混合物を85℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(32mg、72.9%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 9.60(s,1H),8.09(s,1H),7.84(br.s,2H),7.53(s,1H),7.44(s,1H),6.63(s,1H),4.04(s,2H),3.49(d,J=12.4Hz,2H),3.36-3.26(m,1H),3.17(t,J=6.8Hz,2H),2.79(s,3H),3.77(s,3H),2.73(t,J=12.4Hz,2H),2.19(s,3H),2.08-2.00(m,2H),1.72-1.64(m,2H),1.60-1.45(m,2H),1.39-1.24(m,2H),0.89(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 438(M+1)
【0670】
化合物B136:7-((6-(3-アミノアゼチジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0671】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B136を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.39(s,1H),8.34(s,2H),8.17(s,1H),8.11(s,1H),7.97(s,1H),7.55(d,J=14.9Hz,1H),7.32(s,1H),4.44(d,J=8.5hz,2H),4.28-3.99(m,7H),2.17(s,3H),1.74-1.63(m,2H),1.48-1.35(m,2H),0.94(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 383(M+1)
【0672】
化合物B137:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0673】
工程A:7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0674】
7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(1g、2.05mmol)の、NMP(10ml)中で撹拌した溶液にペンタン-2-アミン(1g、11.5mmol)及びDIEA(400mg、3.1mmol)を添加した。反応混合物を密封して220℃で6h加熱した。混合物をrtに冷却して、HO(20ml)を添加してEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体を呈する生成物(250mg、22.7%)を得た。MS:M/e 539(M+1)
【0675】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(4-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)メタノール
【0676】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(110mg、0.2mmol)の、THF(8ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.56mmol、0.35ml)を滴下した。50min撹拌した後、6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(90mg、0.34mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEA(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(80mg、55.6%)を得た。MS:M/e 722(M+1)
【0677】
工程C:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0678】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(4-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)メタノール(80mg、0.11mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(20mg、38.8%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.40(br.s,1H),8.08(s,1H),7.90(s,2H),7.60(s,1H),7.51(s,1H),6.47(br.s,1H),4.06(s,2H),3.79(s,1H),3.42(d,J=11.5hz,2H),3.03(s,2H),2.91-2.75(m,8H),2.21(s,3H),1.96(s,1H),1.80(d,J=12.1Hz,2H),1.52-1.48(m,1H),1.46-1.33(m,5H),1.10(d,J=6.3Hz,3H),0.85(t,J=6.8Hz,3H)ppm。MS:M/e 466(M+1)
【0679】
化合物B138:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0680】
工程A:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(4-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)メタノール
【0681】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(200mg、0.37mmol)の、THF(8ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.93mmol、0.58ml)を滴下した。50min撹拌した後、6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(162mg、0.56mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(100mg、0.38%)を得た。MS:M/e 708(M+1)
【0682】
工程C:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0683】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(4-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)メタノール(100mg、0.14mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(70mg、88%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.60(br.s,1H),8.07(s,1H),7.81(br.s,2H),7.51(s,2H),6.42(s,1H),4.04(s,2H),3.80(s,1H),3.48(d,J=10.6Hz,2H),3.30(s,1H),2.75(m,8H),2.19(s,3H),2.04(d,J=10.3Hz,2H),1.71(d,J=10.7Hz,2H),1.51(s,1H),1.43-1.17(m,3H),1.10(d,J=5.5hz,3H),0.85(s,3H)ppm。MS:M/e 452(M+1)
【0684】
化合物B139:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-プロピルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0685】
工程A:7-ブロモ-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-プロピルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0686】
7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(1g、2.05mmol)の、NMP(5ml)中で撹拌した溶液にプロプ-1-アミン(1g、12.8mmol)及びDIEA(1g、7.8mmol)を添加した。反応混合物を密封して230℃で6h加熱した。混合物をrtに冷却して、HO(20ml)を添加してEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体を呈する生成物(700mg、67%)を得た。MS:M/e 511(M+1)
【0687】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(プロピルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0688】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での7-ブロモ-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-プロピルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(200mg、0.39mmol)の、THF(8ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.59mmol、0.37ml)を滴下した。50min撹拌した後、工程Aの生成物(180mg、0.39mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(120mg、41.8%)を得た。MS:M/e 738(M+1)
【0689】
工程C:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-プロピルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0690】
工程Bの生成物(120mg、0.163mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(35mg、56.4%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.70(br.s,2H),8.12(s,1H),7.78(br.s,2H),7.53(s,1H),7.44-7.41(m,1H),6.59(br.s,1H),4.05(s,2H),3.27-3.08(m,8H),3.13(s,2H),2.21(s,3H),1.61-1.43(m,2H),0.88(t,J=7.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 382(M+1)
【0691】
化合物B140:2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0692】
工程A:7-ブロモ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0693】
0℃で、ヘキサン-3-オール(314mg、3.07mmol)の、THF(5ml)中での溶液にNaH(60%、164mg、4.1mmol)を添加した。反応混合物を室温で20分間撹拌し、その後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(1000mg、2.05mmol)を添加し、得られた混合物を70℃で一晩撹拌した。水性塩化アンモニウム溶液を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、蒸発した。プレパラティブTLC(シリカゲル、EA:PE=1:10)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(450mg)を得た。MS:m/e554(M+1)
【0694】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0695】
7-ブロモ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(250mg、0.45mmol)の、THF(4ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.69ml、1.1mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(207mg、0.68mmol)の、THF(2ml)中での懸濁液を滴下した。得られた混合物を-70℃で2h撹拌し、その後、室温に昇温して一晩過ごした。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(20ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(300mg、粗製黄色油状物)を得た。MS:M/e 781(M+1)
【0696】
工程C:2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0697】
工程Bの生成物(250mg、粗製)の、TFA(4ml)中での混合物にEtSiH(4ml)を添加し、得られた混合物を85℃で4時間撹拌した。混合物を室温まで冷却して、乾燥となるまで濃縮した。残存物にTFA(5ml)を添加して反応を80℃で一晩加熱した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(12.5mg、2つの工程に対して15%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.67(br.s,2H),8.13-8.04(m,3H),7.46(s,1H),7.36(s,1H),4.88(br.s,1H),4.07(s,2H),3.20(br.s,8H),2.19(s,3H),1.62-1.53(m,4H),1.37-1.24(m,2H),0.86(t,J=7.0Hz,6H)ppm。MS:M/e 425(M+1)
【0698】
化合物B141:2-ブチル-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0699】
工程A:2-ブチル-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0700】
2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(0.5g、1.22mmol)、ブチルボロン酸(0.37g、3.63mmol)、水酸化ナトリウム(0.098g、2.45mmol)及びPd(PPh(0.14g、0.12mmol)の、ジオキサン(10ml)及びHO(2ml)中での混合物を80℃、Nで一晩撹拌した。終了後、混合物をEA(30ml)で希釈し、その後、塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、その後、減圧濃縮して、溶媒を除去した。残存物を高速カラムクロマトグラフィーにより、PE中での0~15% EAにより精製し、無色油状物を呈する生成物(0.16g、30%)を得た。MS:M/e 432(M+1)
【0701】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブチルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0702】
で、-78℃で、2-ブチル-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(0.22g、0.51mmol)の、THF(15ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.48ml、0.77mmol)を滴下した。溶液を-78℃で30min撹拌した。-78℃で、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(230mg、0.75mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下した。得られた溶液をrtに自然に昇温し、その後、rtで1h撹拌した。終了後、溶液をHO(10ml)でクエンチし、その後、DCM(15ml×2回)で抽出した。有機相をHO(10ml)で洗浄し、乾燥して、減圧濃縮して赤色油状物を呈する粗生成物を得、更なる精製を必要とせずにそのまま次の工程に用いた。MS:M/e 737(M+1)
【0703】
工程C:2-ブチル-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0704】
工程Bの生成物(粗製)の、TFA(6ml)及びトリエチルシラン(2ml)中での混合物を80℃で一晩撹拌した。終了後、反応混合物を減圧濃縮してTFAを除去した。残存物をEA(20ml)で希釈し、その後、水性NaHCO(飽和、15ml)で2回洗浄した。有機相をNaSOで乾燥して、減圧濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、その後、プレパラティブHPLCにより精製し、生成物(105mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.76(br.s,2H),8.22(br.s,2H),8.11(s,1H),7.53(s,1H),7.45-7.32(m,1H),4.13(s,2H),3.22(br.s,8H),2.60(t,J=8Hz,2H),2.21(s,3H),1.73-1.65(m,2H),1.35-1.27(m,2H),0.89(t,J=8Hz,3H)ppm。MS:M/e 381(M+1)
【0705】
化合物B142:N-(1-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-2-(ジメチルアミノ)アセトアミド
【0706】
7-((6-(4-アミノピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(60mg、0.146mmol)、ジメチルグリシン(19mg、1.77mmol)及びDIPEA(38mg、0.292mmol)の、DCM(2ml)中での混合物を室温で2時間撹拌し、その後、反応をHOでクエンチし、DCM(10ml×3回)で抽出し、合わせた層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮して、残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(5mg、21%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.10-7.89(m,2H),7.46(s,1H),4.29(t,J=6.4Hz,2H),4.25(s,2H),4.03-3.95(m,1H),3.94(s,2H),3.71-3.62(m,2H),3.26-3.12(m,2H),2.94(s,6H),2.38(s,3H),2.08(d,J=11.9Hz,2H),1.83-1.60(m,4H),1.55-1.47(m,2H),0.98(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 496(M+1)+。
【0707】
化合物B143:2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0708】
工程A:7-ブロモ-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0709】
0℃で、ヘプタン-4-オール(174mg、1.5mmol)の、THF(5ml)中での溶液にNaH(60%、80mg、2.0mmol)を添加した。反応混合物を室温で20分間撹拌し、その後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(487mg、1.0mmol)を添加し、得られた混合物を70℃で一晩撹拌した。水性塩化アンモニウム溶液を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、蒸発した。プレパラティブTLC(シリカゲル、EA:PE=1:10)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(400mg、67%)を得た。MS:m/e 568(M+1)
【0710】
工程B:t-ブチル t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0711】
7-ブロモ-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.35mmol)の、THF(4ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.55ml、0.88mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(161mg、0.53mmol)の、THF(2ml)中での懸濁液を滴下した。得られた混合物を-70℃で2h撹拌し、その後、室温に昇温して一晩過ごした。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(20ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(240mg、粗製黄色油状物)を得た。MS:M/e 795(M+1)
【0712】
工程C:2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0713】
工程Bの生成物(240mg、粗製)の、TFA(2ml)中での混合物にEtSiH(2ml)を添加し、得られた混合物を85℃で4時間撹拌した。混合物を室温まで冷却して、乾燥となるまで濃縮した。残存物にTFA(4ml)を添加して反応を80℃で一晩加熱した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(8.2mg、2つの工程に対して6%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.67(br.s,2H),8.12(s,,1H),8.09(s,1H),8.03(s,1H),7.46(s,1H),7.36(s,1H),4.97(br.s,1H),4.07(s,2H),3.25-3.0(m,8H),2.23(s,3H),1.59-1.50(m,4H),1.43-1.25(m,4H),0.86(t,J=8.0,6H)ppm。MS:m/e 439(M+1)
【0714】
化合物B144:7-((6-(4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0715】
工程A:t-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート
【0716】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(500mg、3.21mmol)、t-ブチル(ピペリジン-4-イルメチル)カルバメート(792mg、3.70mmol)及びDIEA(829mg、6.43mmol)の、DMA(15ml)中での混合物を100℃、Nで一晩撹拌した。終了後、混合物を水に入れて、その後、EA(20ml)で2回抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥して、減圧濃縮した。得られた残存物を高速カラムクロマトグラフィーによりPE中での20%~50% EAにより精製して白色固体状の生成物(950mg、89%)を得た。MS:M/e 334(M+1)
【0717】
工程B:t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート
【0718】
で、-78℃で、7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(0.2g、0.38mmol)の、THF(15ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.60ml、0.96mmol)を滴下した。溶液を-78℃で30min撹拌した。-78℃で、t-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート(190mg、0.57mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下した。得られた溶液をrtに自然に昇温し、その後、rtで1h撹拌した。終了後、溶液をHO(10ml)でクエンチし、その後、DCM(15ml×2回)で抽出した。有機相をHO(10ml)で洗浄し、乾燥して、減圧濃縮して黄色半固体を呈する粗生成物を得、更なる精製を必要とせずにそのまま次の工程に用いた。MS:M/e 781(M+1)
【0719】
工程C:7-((6-(4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0720】
t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート(粗製)の、TFA(6ml)及びトリエチルシラン(2ml)中での混合物を80℃で一晩撹拌した。終了後、反応混合物を減圧濃縮してTFAを除去した。残存物をEA(20ml)で希釈し、その後、水性NaHCO(飽和、15ml)で2回洗浄した。有機相をNaSOで乾燥して、減圧濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、その後、プレパラティブHPLCにより精製し、生成物(62.23mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.15(s,1H),8.07(s,2H),7.72(s,3H),7.63-7.42(m,1H),7.33(s,1H),4.21(t,J=8Hz,2H),4.06(s,2H),3.45-3.35(m,2H),2.80-2.74(m,2H),2.73-2.64(m,2H),2.19(s,3H),1.83-1.75(m,2H),1.73-1.62(m,3H),1.47-1.26(m,4H),0.93(t,J=8Hz,3H)ppm。MS:M/e 425(M+1)
【0721】
化合物B145:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0722】
(S)-2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(280mg、0.73mmol)、ジメチルグリシン(91mg、0.88mmol)、HATU(416mg、1.1mmol)及びDIEA(188mg、0.46mmol)の、DMF(10ml)中での溶液をrtで2時間撹拌した。反応混合物に水(10ml)を添加し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、それをCombi-Flash(DCM:NH・MeOH=30%)により精製し、生成物(115mg、34%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.12(s,1H),8.08(s,1H),8.00(s,1H),7.45(s,1H),7.33(s,1H),4.90-4.87(m,1H),4.05(s,2H),3.59(br.s,4H),3.44(s,2H),3.02(s,2H),2.96(s,2H),2.36(s,6H),2.21(s,3H),1.62-1.57(m,2H),1.24(d,J=8.0Hz,3H),0.90(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 482(M+1)
【0723】
化合物B146:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0724】
工程A:t-ブチル(S)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【0725】
(S)-2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(400mg、1.0mmol)、N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(227mg、1.2mmol)、HATU(570mg、1.5mmol)及びDIEA(258mg、2.0mmol)の、DMF(10ml)中での溶液をrtで2時間撹拌した。反応混合物に水(10ml)を添加し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、次の工程に用いた(500mg、87%)。MS:M/e 568(M+1)
【0726】
工程B:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0727】
t-ブチル(S)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート(500mg、0.9mmol)の、EA(8ml)中での溶液にHCl/EA(2M、3ml)を添加した。溶液をrtで3時間撹拌した。濃縮後、残存物をDCM(10ml)に溶解してNaHCO(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombi-Flash(DCM:NH・MeOH=35%)により精製し、純粋な生成物(160mg、39%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.07(s,1H),8.00(s,1H),7.45(s,1H),7.32(s,1H),4.92-4.83(m,1H),4.05(s,2H),3.58-3.52(m,4H),3.33-3.31(m,2H),3.00-2.95(m,4H),2.28(s,3H),2.20(s,3H),1.62-1.59(m,2H),1.23(d,J=4.0Hz,3H),0.89(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 468(M+1)
【0728】
化合物B147:(S)-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0729】
工程A:(S)-7-ブロモ-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0730】
7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(800mg、1.65mmol)の、NMP(5ml)中で撹拌した溶液に(S)-ペンタン-2-アミン(1g、8.1mmol)及びDIEA(1g、8mmol)を添加した。反応混合物を密封して230℃で6h加熱した。混合物をrtに冷却して、HO(20ml)を添加してEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体を呈する生成物(485mg、54.6%)を得た。MS:M/e 539(M+1)
【0731】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0732】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での(S)-7-ブロモ-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(210mg、0.39mmol)の、THF(8ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.56mmol、0.35ml)を滴下した。50min撹拌した後、6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(179mg、0.58mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(120mg、42.8%)を得た。MS:M/e 722(M+1)
【0733】
工程C:(S)-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン
【0734】
-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0735】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(120mg、0.166mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(5mg、6.2%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.04(s,1H),7.47(br.s,2H),7.41(s,1H),7.14(s,1H),5.98(d,J=8.4Hz,1H),3.96(s,2H),3.81(br.s,1H),3.28-3.23(m,4H),2.64(t,J=11.9Hz,2H),2.24-2.03(m,8H),1.75(d,J=12.3Hz,2H),1.61-1.48(m,2H),1.43-1.19(m,6H),1.10(d,J=6.1Hz,3H),0.87(t,J=7.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 486(M+1)
【0736】
化合物B148:(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0737】
工程A:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0738】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での(S)-7-ブロモ-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(180mg、0.34mmol)の、THF(8ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.75mmol、0.48ml)を滴下した。50min撹拌した後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(153mg、0.5mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(110mg、46.1%)を得た。MS:M/e 766(M+1)
【0739】
工程B:(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0740】
t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(110mg、0.14mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(40mg、67.8%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.70(br.s,2H),8.11(s,1H),7.64(s,1H),7.50(s,1H),7.26(s,1H),6.19(s,1H),4.02(s,2H),3.80(s,1H),3.19(br.s,8H),2.20(s,3H),1.56-1.47(m,1H),1.43-1.21(m,3H),1.09(d,J=5.9Hz,3H),0.86(t,J=6.8Hz,3H)ppm。MS:M/e 410(M+1)
【0741】
化合物B149:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0742】
工程A:t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【0743】
7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(80mg、0.2mmol)の、DMF(5ml)中で撹拌した溶液にN-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(60mg、0.316mmol)、HATU(116mg、0.3mmol)及びDIEA(51mg、0.395mmol)を添加した。反応混合物をRtで一晩撹拌した。混合物をHO(50ml)に入れてEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体を呈する生成物(60mg、51.7%)を得た。MS:M/e 581(M+1)
【0744】
工程B:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0745】
4M HClの、EA(10ml)中で撹拌した溶液に、t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート(60mg、0.1mmol)を添加した。反応混合物をRtで一晩撹拌した。混合物を飽和NaHCO溶液(20ml)に入れてDCM(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(30mg、62.5%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.70(br.s,2H),8.09(s,1H),7.78(br.s,1H),7.50(s,1H),7.41(s,1H),6.34(br.s,1H),4.09(s,2H),4.03(s,2H),3.80(s,1H),3.64(s,2H),3.48(s,2H),3.06(s,2H),3.00(s,2H),2.57(s,3H),2.22(s,3H),1.51(s,1H),1.47-1.21(m,3H),1.10(d,J=5.7Hz,3H),0.86(t,J=6.7Hz,3H)ppm。MS:M/e 481(M+1)
【0746】
化合物B150:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0747】
工程A:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0748】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での7-ブロモ-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(1g、1.87mmol)の、THF(15ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、3.74mmol、2.3ml)を滴下した。50min撹拌した後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(854mg、2.8mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(750mg、53.5%)を得た。MS:M/e 766(M+1)
【0749】
工程B:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0750】
工程Aの生成物(750mg、0.98mmol)の、TFA(6ml)及びEtSiH(6ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(10ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(240mg、60%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.05(s,1H),7.46(br.s,2H),7.41(s,1H),7.14(s,1H),5.98(d,J=8.6Hz,1H),3.96(s,2H),3.81(s,1H),2.90(br.s,4H),2.81(br.s,4H),2.16(s,3H),1.61-1.42(m,1H),1.40-1.22(m,3H),1.10(d,J=6.3Hz,3H),0.87(t,J=7.1Hz,3H)ppm。MS:M/e 410(M+1)
【0751】
化合物B151:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0752】
7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(60mg、0.147mmol)の、DMF(5ml)中で撹拌した溶液にジメチルグリシン(30mg、0.291mmol)、HATU(70mg、0.183mmol)及びDIPEA(80mg、0.62mmol)を添加した。反応混合物をRtで一晩撹拌した。混合物をHO(50ml)に入れてEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(11mg、15.1%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.08(s,1H),7.46(br.s,3H),7.15(s,1H),5.99(d,J=8.1Hz,1H),3.98(s,2H),3.80(s,1H),3.61(s,2H),3.57(s,2H),3.27(s,2H),2.99(s,2H),2.93(s,2H),2.27(s,6H),2.20(s,3H),1.53-1.47(m,1H),1.43-1.25(m,3H),1.09(d,J=6.4Hz,3H),0.86(t,J=7.1Hz,3H)ppm。MS:M/e 495(M+1)
【0753】
化合物B152:(R)-2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0754】
工程A:(R)-7-ブロモ-2-(s-ブトキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0755】
NaH(656mg、16.4mmol)を(R)-ブタン-2-オール(1.2g、16.4mmol)の、THF(20ml)中での溶液に添加した。rt、N雰囲気下で30min撹拌した後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(2g、4.1mmol)を添加し
【0756】
、得られた混合物を60℃で一晩加熱した。溶液を冷却し、その中に水(10ml)を添加して酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombi-Flash(PE:EA=15%)により精製し、生成物(2g、95%)を得た。MS:M/e 526(M+1)
【0757】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((R)-s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0758】
-78℃(Nパージ)で(R)-7-ブロモ-2-(s-ブトキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(1.1g、2.1mmol)の、THF(35ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、2ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(5ml)中でのt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(769mg、2.5mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(20ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=50%)により精製し、純粋な生成物(430mg、27%)を得た。MS:M/e 753(M+1)
【0759】
工程C:(R)-2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0760】
t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((R)-s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(430mg、0.57mmol)の、トリエチルシラン(1ml)及びトリフルオロ酢酸(4ml)中での溶液を80℃で一晩加熱した。溶媒を油ポンプで蒸発して残存物を得、それをEA(10ml)に溶解してNaHCO溶液(10ml)で洗浄した。有機層を乾燥、濃縮して、プレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=7:1)により精製し、生成物(100mg、44%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.05(s,1H),7.99(s,1H),7.41(s,1H),7.32(s,1H),4.92-4.83(m,1H),4.03(s,2H),2.95-2.74(m,8H),2.17(s,3H),1.65-1.59(m,2H),1.24(d,J=8.0Hz,3H),0.90(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 397(M+1)
【0761】
化合物B153:(R)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0762】
(R)-2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.10mmol)、ジメチルグリシン(12mg、0.12mmol)、HATU(57mg、0.15mmol)及びDIEA(26mg、0.20mmol)の、DMF(5ml)中での溶液をrtで2時間撹拌した。反応混合物に水(5ml)を添加し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、それをプレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=7:1)により精製し、生成物(12mg、25%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.12(s,1H),8.08(s,1H),8.00(s,1H),7.45(s,1H),7.33(s,1H),4.92-4.83(m,1H),4.05(s,2H),3.58(br.s,6H),3.06-2.92(m,4H),2.42(s,6H),2.21(s,3H),1.65-1.59(m,2H),1.24(d,J=4.0Hz,3H),0.90(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 482(M+1)
【0763】
化合物B154:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0764】
工程A:t-ブチル(S)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【0765】
(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(375mg、0.90mmol)、N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(207mg、1.1mmol)、HATU(513mg、1.4mmol)及びDIEA(232mg、1.8mmol)の、DMF(10ml)中での溶液をrtで2時間撹拌した。反応混合物に水(10ml)を添加し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、次の工程に用いた(120mg、23%)。MS:M/e 582(M+1)
【0766】
工程B:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0767】
t-ブチル(S)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート(120mg、0.2mmol)の、EA(5ml)中での溶液にHCl/EA(2M、2ml)を添加した。溶液をrtで3時間撹拌した。濃縮後、残存物をDCM(10ml)に溶解してNaHCO(5ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにプレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=7:1)により精製し、純粋な生成物(25mg、25%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.07(s,1H),7.99(s,1H),7.44(s,1H),7.33(s,1H),5.01-4.87(m,1H),4.05(s,2H),3.58-3.52(m,4H),3.32(s,2H),2.99-2.94(m,4H),2.27(s,3H),2.20(s,3H),1.65-1.50(m,2H),1.38-1.33(m,2H),1.24(d,J=4.0Hz,3H),0.87(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 482(M+1)
【0768】
化合物B155:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0769】
2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(30mg、0.08mmol)、ジメチルグリシン(10mg、0.09mmol)、HATU(46mg、0.12mmol)及びDIEA(21mg、0.16mmol)の、DMF(5ml)中での溶液をrtで2時間撹拌した。反応混合物に水(5ml)を添加し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(5ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、それをプレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=8:1)により精製し、生成物(16mg、44%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.07(s,1H),8.00(s,1H),7.44(s,1H),7.32(s,1H),4.92-4.83(m,1H),4.05(s,2H),3.63-3.57(m,4H),3.21-3.14(m,2H),3.02-2.92(m,4H),2.23(s,6H),2.20(s,3H),1.65-1.58(m,2H),1.24(d,J=4.0Hz,3H),0.89(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 482(M+1)
【0770】
化合物B156:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0771】
工程A:t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【0772】
2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(30mg、0.08mmol)、N-(t-ブトキシ カルボニル)-N-メチルグリシン(17mg、0.09mmol)、HATU(46mg、0.12mmol)及びDIEA(21mg、0.16mmol)の、DMF(5ml)中での溶液をrtで2時間撹拌した。反応混合物に水(5ml)を添加し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(5ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、次の工程に用いた(40mg、粗製)。MS:M/e 568(M+1)
【0773】
工程B:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0774】
t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート(40mg、粗製)の、EA(2ml)中での溶液にHCl/EA(2M、1ml)を添加した。溶液をrtで2時間撹拌した。濃縮後、残存物をDCM(10ml)に溶解してNaHCO(5ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにプレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=8:1)により精製し、純粋な生成物(15mg、47%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.73(br.s,2H),8.12(s,1H),8.08(s,1H),8.01(s,1H),7.47(s,1H),7.27(s,1H),7.14-7.02(m,1H),4.92-4.83(m,1H),4.09-4.06(m,2H),3.63(s,2H),3.47(s,2H),3.05-2.99(m,4H),2.57(s,2H),2.22(s,3H),1.62-1.59(m,2H),1.24(d,J=4.0Hz,3H),0.90(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 468(M+1)
【0775】
化合物B157:1-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-3-オール
【0776】
工程A:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-クロロイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0777】
7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(2000mg、4.1mmol)の、THF(20ml)中での溶液にn-ブチルリチウム(1.6M、3.84ml、6.15mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1500mg、4.9mmol)の、THF(15ml)中での懸濁液を滴下した。得られた混合物を-70℃で2h撹拌し、その後、室温に昇温して4h維持した。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(50ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(1.9g、黄色油状物)を得た。MS:m/e 715(M+1)
【0778】
工程B:2-クロロ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0779】
工程Aの生成物(1500mg、2.1mmol)の、TFA(5ml)中での混合物にEtSiH(5ml)を添加し、得られた混合物を85℃で4時間撹拌した。混合物を室温まで冷却して、乾燥となるまで濃縮した。残存物にTFA(10ml)を添加して反応を80℃で一晩加熱した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、TFA塩を呈する目標化合物(700mg、粗製)を得た。
【0780】
工程C:t-ブチル 4-(5-((4-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-クロロイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0781】
0℃で、ジ-t-ブチルジカルボネート(510mg、1.42mmol)を、15min、2-クロロ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(993mg、4.97mmol)、トリエチルアミン(573mg、5.68mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(DMAP;17mg)の、無水CHCl(50ml)中での混合物に一部添加した。添加終了してから20分間後、混合物を室温に昇温した。2h後、反応混合物を水で希釈してCHClで抽出した。合わせた有機抽出物を飽和水性NaClで洗浄し、MgSOで乾燥して濃縮して生成物(540mg、68%)を得た。
【0782】
工程D:t-ブチル 4-(5-((4-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-((3-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキシル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0783】
0℃で、1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタン-2-オール(50mg、0.23mmol)の、THF(2ml)中での溶液にNaH(60%、20mg、0.35mmol)を添加した。反応混合物を室温で20分間撹拌し、その後、t-ブチル 4-(5-((4-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-クロロイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(120mg、0.23mmol)を添加し、得られた混合物を70℃で一晩撹拌した。水性塩化アンモニウム溶液を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、蒸発した。プレパラティブTLC(シリカゲル、EA:PE=1:10)により精製し、生成物(35mg、22%)を得た。MS:m/e 741(M+1)+。
【0784】
工程E:1-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-3-オール
【0785】
TFA(0.5ml)を工程Dの生成物のDCM(3ml)中での混合物に添加した。反応混合物を室温で3h撹拌した。混合物を濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(5.2mg、26%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.68(br.s,2H),8.17(s,2H),8.10(s,1H),7.52(s,1H),7.33(s,1H),4.07(br.s,4H),3.78(s,1H),3.21(br.s,8H),2.21(s,3H),1.47-1.26(m,4H),0.89(br.s,3H)ppm。MS:m/e 427(M+1)
【0786】
化合物B158:(S)-2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0787】
工程A:(S)-7-ブロモ-2-(s-ブトキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0788】
NaH(984mg、24.6mmol)を(S)-ブタン-2-オール(1.8g、24.6mmol)の、THF(30ml)中での溶液に添加した。rt、N雰囲気下で30min撹拌した後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(3g、6.2mmol)を添加し、得られた混合物を60℃で2時間添加した。溶液を冷却し、その中に水(10ml)を添加して酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=15%)により精製し、生成物(3.1g、96%)を得た。MS:M/e 526(M+1)
【0789】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((S)-s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0790】
-78℃(Nパージ)で(S)-7-ブロモ-2-(s-ブトキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(3g、5.7mmol)の、THF(35ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、5.3ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(5ml)中でのt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(2.1g、6.8mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(20ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=40%)により精製し、純粋な生成物(2.7g、63%)を得た。MS:M/e 753(M+1)
【0791】
工程C:(S)-2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0792】
t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((S)-s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(2.7g、3.6mmol)の、トリエチルシラン(3ml)及びトリフルオロ酢酸(3ml)中での溶液を80℃で4時間加熱した。溶媒を蒸発し、5mlのTFAを添加して溶液を80℃で9時間加熱した。溶媒を油ポンプで蒸発して残存物を得、その中にEA(10ml)を添加してNaHCO溶液(10ml)でアルカリ化した。水層をDCM(10%のMeOHを有する)で3回抽出した。合わせた有機層を乾燥、濃縮して、DCM(20ml)でスラリーに作製し、ろ過、乾燥を行って、生成物(700mg、50%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.07(s,1H),8.00(s,1H),7.43(s,1H),7.32(s,1H),4.92-4.83(m,1H),4.04(s,2H),3.02-2.98(m,8H),2.18(s,3H),1.63-1.57(m,2H),1.24(d,J=8.0Hz,3H),0.90(d,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 397(M+1)
【0793】
化合物B159:(R)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0794】
工程A:t-ブチル(R)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【0795】
(R)-2-(s-ブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.1mmol)、N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(23mg、0.12mmol)、HATU(57mg、0.15mmol)及びDIEA(26mg、0.2mmol)の、DMF(5ml)中での溶液をrtで2時間撹拌した。反応混合物に水(5ml)を添加し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、次の工程に用いた(140mg、粗製)。MS:M/e 568(M+1)
【0796】
工程B:(R)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0797】
t-ブチル(R)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(s-ブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート(50mg、粗製)の、EA(5ml)中での溶液にHCl/EA(2M、1ml)を添加した。溶液をrtで2時間撹拌した。濃縮後、残存物をEA(10ml)に溶解してNaHCO(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにプレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=7:1)により精製し、純粋な生成物(18mg、44%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.74(br.s,2H),8.16(br.s,1H),8.09(s,1H),7.50(s,1H),7.39(s,1H),4.93-4.72(m,1H),4.08(br.s,4H),3.64(s,2H),3.48(s,2H),3.07-3.01(m,4H),2.57(s,3H),2.22(s,3H),1.62-1.57(m,2H),1.24(d,J=8.0Hz,3H),0.90(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 468(M+1)
【0798】
化合物B160:(R)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0799】
工程A:t-ブチル(R)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【0800】
(R)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(70mg、0.17mmol)、N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(39mg、0.20mmol)、HATU(97mg、0.26mmol)及びDIEA(44mg、0.34mmol)の、DMF(5ml)中での溶液をrtで2時間撹拌した。反応混合物に水(5ml)を添加し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(5ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、次の工程に用いた(70mg、70%)。MS:M/e 582(M+1)
【0801】
工程B:(R)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0802】
t-ブチル(R)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート(70mg、0.14mmol)の、EA(3ml)中での溶液にHCl/EA(2M、1ml)を添加した。溶液をrtで3時間撹拌した。濃縮後、残存物をDCM(10ml)に溶解してNaHCO(5ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにプレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=7:1)により精製し、純粋な生成物(28mg、48%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.07(s,1H),7.99(s,1H),7.44(s,1H),7.33(s,1H),5.02-4.83(m,1H),4.05(s,2H),3.58-3.52(m,4H),3.39(s,2H),2.99-2.95(m,4H),2.27(s,3H),2.20(s,3H),1.64-1.50(m,2H),1.37-1.32(m,2H),1.24(d,J=4.0Hz,3H),0.87(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 482(M+1)
【0803】
化合物B161:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0804】
工程A:t-ブチル(1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)(メチル)カルバメート
【0805】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.38mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.95mmol、0.59ml)を滴下した。50min撹拌した後、t-ブチル(1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)(メチル)カルバメート(214mg、0.57mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(130mg、43.9%)を得た。MS:M/e 781(M+1)
【0806】
工程B:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(4-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0807】
t-ブチル(1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)(メチル)カルバメート(130mg、0.167mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加し、80℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(30mg、42.9%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.13(s,1H),8.04(s,2H),7.42(s,1H),7.30(s,1H),4.20(t,J=6.4Hz,2H),4.03(s,2H),3.28(s,2H),2.67(t,J=11.5hz,2H),2.45-2.98(m,1H),2.30(s,3H),2.16(s,3H),1.87(d,J=11.6Hz,2H),1.74-1.61(m,2H),1.44-1.31(m,4H),0.92(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 425(M+1)
【0808】
化合物B162:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン。
【0809】
工程A:N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン。
【0810】
0℃で、ペンタン-3-オール(500mg、5.68mmol)の、THF(5ml)中での溶液にNaH(230mg、5.70mmol)を添加した。得られた混合物をrtで30min撹拌した。2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(410mg、1.0mmol)の、THF中での溶液を滴下した。添加終了後、得られた混合物を60℃で16時間加熱した。混合物を10mlの水性NHClでクエンチしてEA(10ml×3回)で抽出した。合わせた抽出物を塩水(10ml×3回)で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮して、カラムクロマトグラフィー(PE/EA(10:1~5:1)で溶離)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(360mg、収率:78%)を得た。MS:M/e 462(M+1)
【0811】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート。
【0812】
で、注射器、N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(350mg、0.83mmol)の、THF(4ml)中での-78℃溶液に、n-ブチルリチウム溶液(1.6M、0.83ml、1.33mmol)を滴下し、得られた混合物を-78℃で20min撹拌した。-78℃で注射器でt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(280mg、0.92mmol)の、THF(3ml)中での溶液を滴下した。得られた混合物を当該温度で0.5時間撹拌し、rtに昇温して2時間撹拌することを許容した。混合物を10mlの水性NHClでクエンチしてEA(10ml×3回)で抽出した。合わせた抽出物を塩水(10ml×3回)で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮して、カラムクロマトグラフィー(PE/EA(3:1)で溶離)により精製し、淡茶褐色油状物を呈するタイトル生成物(360mg、収率:57%)を得た。MS:M/e 767(M+1)
【0813】
工程C:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン。
【0814】
t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(360mg、0.47mmol)の、TFA(10ml)及びEtSiH(5ml)中での混合物を80℃で5時間加熱して、混合物を高真空濃縮した。得られた残存物に20mlのTFAを添加して80℃で16時間加熱した。混合物を濃縮して、得られた残存物を10mlの水性NaHCOで処理し、混合溶媒(DCM/MeOH=3:1、10ml×3回)で抽出した。合わせた抽出物を塩水(10ml×2回)で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮して、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH-NH(20:1、MeOH中2mol/LのNH)で溶離)により精製し、185mgの粗生成物を得、それをカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH-NH、20:1~10:1、MeOH中7mol/LのNH)により精製し、得られた粗生成物プレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(25mg、収率:13%)を得た。
H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.03(s,1H),7.45(s,1H),7.35(s,1H),4.86-4.78(m,1H),4.12(s,2H),3.14-3.04(m,4H),3.04-2.96(m,4H),2.24(s,3H),1.75-1.60(m,4H),0.92(t,J=7.2Hz,6H)。MS:M/e 411(M+1)
【0815】
化合物B163:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0816】
工程A:7-ブロモ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0817】
NaH(320mg、8mmol)をヘキサン-3-オール(816mg、8mmol)の、THF(10ml)での溶液に添加した。r.t、N雰囲気下で30min撹拌した後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(1g、2mmol)を添加し、得られた混合物を60℃で一晩加熱した。溶液を冷却し、水(10ml)で希釈して酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=20%)により精製し、生成物(810mg、74%)を得た。MS:M/e 554(M+1)
【0818】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0819】
-78℃(Nパージ)で7-ブロモ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(400mg、0.72mmol)の、THF(10ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.6ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(2ml)中での6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(197mg、0.8mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=40%)により精製し、純粋な生成物(240mg、46%)を得た。MS:M/e 723(M+1)
【0820】
工程C:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0821】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(240mg、0.33mmol)の、トリエチルシラン(1ml)及びトリフルオロ酢酸(3ml)中での溶液を80℃で一晩加熱した。溶媒を油ポンプで蒸発して残存物を得、その中にEA(10ml)を添加してNaHCO溶液(10ml)でアルカリ化した。水層をDCM(10%のMeOHを有する)で3回抽出した。合わせた有機層を乾燥、濃縮して、プレパラティブTLC(DCM:MeOH=10:1、2M NH・MeOH)により精製し、生成物(48mg、31%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.01(s,1H),7.45(s,1H),7.36(s,1H),4.99-4.94(m,1H),4.13(s,2H),3.48(d,J=12.0Hz,2H),2.82-2.76(m,3H),2.57(s,6H),2.25(s,3H),2.04(d,J=12.0Hz,2H),1.70-1.62(m,6H),1.40-1.30(m,2H),0.94-0.89(m,6H)ppm。MS:M/e 466(M+1)
【0822】
化合物B164:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0823】
工程A:7-ブロモ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0824】
NaH(320mg、8mmol)をヘキサン-3-オール(816mg、8mmol)の、THF(10ml)での溶液に添加した。r.t、N雰囲気下で30min撹拌した後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(1g、2mmol)を添加し、得られた混合物を60℃で一晩加熱した。溶液を冷却し、水(10ml)で希釈して酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=20%)により精製し、生成物(810mg、74%)を得た。MS:M/e 554(M+1)
【0825】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0826】
-78℃(Nパージ)で7-ブロモ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(400mg、0.72mmol)の、THF(8ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.6ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(2ml)中での6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(208mg、0.8mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=40%)により精製し、純粋な生成物(320mg、60%)を得た。MS:M/e 737(M+1)
【0827】
工程C:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0828】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(320mg、0.43mmol)の、トリエチルシラン(1ml)及びトリフルオロ酢酸(3ml)中での溶液を80℃で一晩加熱した。溶媒を油ポンプで蒸発して残存物を得、その中にEA(10ml)を添加してNaHCO溶液(10ml)でアルカリ化した。水層をDCM(10%のMeOHを有する)で3回抽出した。合わせた有機層を乾燥、濃縮して、プレパラティブTLC(DCM:MeOH=10:1、2M NH・MeOH)により精製し、生成物(55mg、26%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 7.99(s,1H),7.43(s,1H),7.35(s,1H),4.99-4.93(m,1H),4.12(s,2H),3.36(d,J=12.0Hz,2H),2.75(t,J=12.0Hz,2H),2.43(s,2H),2.39(s,6H),2.23(s,3H),1.80(d,J=12.0Hz,2H),1.68-1.61(m,5H),1.37-1.28(m,4H),0.93-0.87(m,6H)ppm。MS:M/e 466(M+1)
【0829】
化合物B165:3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール
【0830】
工程A:ヘキサン-1,3-ジオール
【0831】
0℃で、LAH(0.76g、20mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した懸濁液に、メチル3-ヒドロキシヘクソエート(1.46g、10mmol)の、THF(5ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応を2時間撹拌した。反応をHO(0.76ml)、水性NaOH(15%、0.76ml)、その後、HO(2.28ml)でクエンチし、その後、ろ過した。ろ過液を濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=2:1~1:1)により精製し、無色油状物を呈する目標化合物(634mg、53.7%)を得た。
【0832】
工程B:1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキサン-3-オール
【0833】
0℃で、工程Aの生成物(634mg、5.37mmol)の、CHCl(15ml)中で撹拌した溶液に、イミダゾール(730mg、10.74mmol)を添加し、その後、TBS-Cl(730mg、4.83mmol)の、CHCl(3ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応混合物を2時間撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=1:1)により精製し、無色油状物を呈する目標化合物(1.1g、88.2%)を得た。
【0834】
工程C:7-ブロモ-2-((1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキサン-3-イル)オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0835】
工程Bの生成物(464mg、2mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、NaH(60%、80mg)を添加した。30min撹拌した後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(488mg、1mmol)を添加した。添加後、反応を60℃で一晩撹拌した。反応混合物をHO(20ml)で処理し、EtOAc(15ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=10:1)により精製し、無色油状物を呈する目標化合物(530mg、77.5%)を得た。MS:M/e 684(M+1)
【0836】
工程D:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキサン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0837】
-78℃で、工程Cの生成物(530mg、0.78mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.97ml)を滴下した。30分間撹拌した後、-78℃でt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(283mg、0.93mmol)の、THF(5ml)中での溶液を滴下した。その後、混合物を2時間撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=10:1~2:1)により精製し、無色油状物を呈する目標化合物(420mg、59.3%)を得た。MS:M/e 911(M+1)
【0838】
工程E:3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール
【0839】
工程Dの生成物(420mg、0.46mmol)の、TFA/EtSiH(5ml/3ml)中での混合物を80℃で3日間撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.10(s,1H),8.06(s,1H),7.99(s,1H),7.41(s,1H),7.32(s,1H),5.12-4.99(m,1H),4.48-4.42(m,1H),4.03(s,2H),3.49(s,2H),2.94-2.76(m,8H),2.17(s,3H),1.82-1.72(m,2H),1.65-1.55(m,2H),1.41-1.20(m,2H),0.86(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 441(M+1)
【0840】
化合物B166:7-((5-メチル-6-(4-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0841】
工程A:t-ブチル(1-(4-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)(メチル)カルバメート
【0842】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での7-ブロモ-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(200mg、0.37mmol)の、THF(8ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.95mmol、0.59ml)を滴下した。50min撹拌した後、t-ブチル(1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)(メチル)カルバメート(211mg、0.55mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(130mg、44.3%)を得た。MS:M/e 794(M+1)
【0843】
工程B:7-((5-メチル-6-(4-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0844】
工程Aの生成物(130mg、0.163mmol)の、TFA(5ml)及びEtSiH(5ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(60mg、84.5%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.04(s,1H),7.48(s,2H),7.41(s,1H),7.14(s,1H),5.98(d,J=8.4Hz,1H),3.96(s,2H),3.81-3.77(m,1H),3.27(s,2H),2.66(t,J=11.7Hz,2H),2.46(s,1H),2.32(s,3H),2.16(s,3H),1.88(d,J=11.2Hz,2H),1.55-1.47(m,1H),1.40-1.25(m,5H),1.10(d,J=6.3Hz,3H),0.86(t,J=6.8Hz,3H)ppm。MS:M/e 438(M+1)
【0845】
化合物B167:2-(シクロヘキシルオキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0846】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B167を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11-8.00(m,3H),7.38(s,1H),7.34(s,1H),4.77(s,1H),4.03(s,2H),2.90(s,4H),2.81(s,4H),2.16(s,3H),1.91(s,2H),1.71(s,2H),1.53(s,1H),1.51-1.13(m,6H)ppm。MS:M/e 423(M+1)
【0847】
化合物B168:7-((6-((1S,4S)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0848】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B168を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.02(s,1H),7.90(s,1H),7.28(s,2H),4.45(s,1H),4.22(t,J=6.3Hz,2H),3.96(s,2H),3.61(d,J=8.1Hz,1H),3.52(s,1H),3.06(t,J=10.1Hz,2H),2.82(d,J=9.6Hz,1H),2.13(s,3H),1.72-1.63(m,3H),1.58-1.52(m,1H),1.45-1.37(m,2H),1.23(s,1H ),0.93(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 409(M+1)
【0849】
化合物B169:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0850】
ジメチルグリシン(21mg、0.21mmol)を3mlのDMFに溶解して、その後、HATU(143mg、0.38mmol)及びDIEA(53mg、0.42mmol)を添加した。混合物を1h撹拌し、その後、2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(80mg、0.19mmol)を添加した。反応を撹拌してTLCによりモニタリングした。4h後、反応を水でクエンチし、EtOAc(10ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.07(s,1H),7.99(s,1H),7.42(s,1H),7.33(s,1H),4.92-4.80(m,1H),4.04(s,2H),3.65-3.56(m,4H),3.08(s,2H),2.99-2.82(m,4H),2.20(s,3H),2.17(s,6H),1.69-1.49(m,4H),1.41-1.19(m,2H),0.86(t,J=6.7Hz,6H)ppm。MS:m/e 510(M+1)
【0851】
化合物B170:1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジエチルアミノ)エタン-1-オン
【0852】
2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(80mg、0.2mmol)、ジエチルグリシン塩酸塩(33mg、0.2mmol)及びDIEA(52mg、0.4mmol)の、THF(5ml)中での混合物に、HATU(76mg、0.2mmol)を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、EA(60ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLC(DCM:(MeOH中7M NH)=15:1)により精製し、目標化合物(22mg、21%)を得た。
HNMR(400MHz,CDOD)δ 8.09(s,1H),7.53(s,1H),7.34(s,1H),4.28(t,J=6.0Hz,2H),4.15(s,2H),3.91(s,2H),3.82-3.60(m,4H),3.17-2.90(m,8H),2.29(s,3H),1.80-1.69(m,2H),1.58-1.42(m,2H),1.30-1.16(m,6H),0.98(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 510(M+1)
【0853】
化合物B171:4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N,N-ジプロピルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-カルボキサミド
【0854】
工程A:メチル 4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-カルボキシレート
【0855】
2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(2.23g、5mmol)及びTEA(1.01g、10mmol)の、MeOH(20ml)中での溶液に、Pd(dppf)Cl(365mg、0.5mmol)を添加した。その後、混合物を100℃でCO(10バール)で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却して、乾燥となるまで濃縮し、水(50ml)で希釈し、EtOAc(60ml×4回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して、残存物をcombi flashにより精製し、目標化合物(1.2g、55%)を得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ 7.93(s,1H),7.64(s,1H),7.35(d,J=7.6Hz,2H),7.22(d,J=6.4Hz,2H),6.87(d,J=8.0Hz,4H),5.71(s,2H),4.94(s,2H),4.03(d,J=1.6Hz,3H),3.80(s,6H)ppm。MS:M/e 434(M+H)
【0856】
工程B:4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-カルボン酸
【0857】
工程Aの生成物(1.2g、2.77mmol)の、MeOH(12ml)中での溶液に、2N NaOH溶液(8.3ml、11.08mmol)溶液を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。減圧でMeOHを除去した。残存物を水で希釈し、2N HClでpH4となるまで酸化した。懸濁液をろ過し、水で洗浄し、乾燥して目標化合物(1.1g、95%)を得た。MS:M/e 420(M+1)
【0858】
工程C:4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-N,N-ジプロピルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-カルボキサミド
【0859】
工程Bの生成物(418mg、1mmol)、ジプロピルアミン(101mg、1mmol)及びDIEA(258mg、2mmol)の、DMF(10ml)中での混合物にHATU(380mg、1mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を水で希釈し、EtOAc(60ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して、残存物をcombi flashにより精製し、目標化合物(400mg、80%)を得た。MS:M/e 503(M+1)
【0860】
工程D:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ジプロピルカルバモイル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0861】
工程Cの生成物(200mg、0.39mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.36ml、0.59mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(131mg、0.43mmol)の、THF(1ml)中での混合物を滴下した。得られた混合物を-70℃で1h撹拌し、その後、室温に昇温して一晩過ごした。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(60ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLC(EA/PE=1/1)により精製し、目標化合物(130mg、粗製)を得た。MS:M/e 808(M+1)
【0862】
工程E:4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N,N-ジプロピルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-カルボキサミド
【0863】
工程Dの生成物(130mg、粗製)の、TFA(3ml)中での混合物にEtSiH(3ml)を添加し、得られた混合物を85℃で4h撹拌した。混合物を室温まで冷却して、乾燥となるまで濃縮した。残存物にTFA(5ml)を添加し、得られた混合物を85℃で2日間加熱した。混合物を乾燥となるまで濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(40mg、2つの工程に対して19%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.74(s,2H),8.43(s,1H),8.40(s,1H),8.06(s,1H),7.50(s,1H),7.47(s,1H),4.14(s,2H),3.32(t,J=6.8Hz,2H),3.27-3.15(m,8H),3.05(t,J=6.8Hz,2H),2.20(s,3H),1.66-1.52(m,2H),1.50-1.35(m,2H),0.90(t,J=7.6Hz,3H),0.61(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 452(M+1)
【0864】
化合物B172:2-(シクロペンチルオキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0865】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B172を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.10(s,1H),8.06(s,1H),7.98(s,1H),7.42(s,1H),7.32(s,1H),5.19(s,1H),4.04(s,2H),2.93(s,4H),2.85(s,4H),2.17(s,3H),1.90(s,2H),1.69(s,4H),1.58(s,2H)ppm。MS:M/e 409.0(M+1)
【0866】
化合物B173:(S)-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0867】
工程A:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0868】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での(S)-7-ブロモ-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(200mg、0.37mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.96mmol、0.58ml)を滴下した。50min撹拌した後、6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(162mg、0.56mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(150mg、57.3%)を得た。MS:M/e 708.0(M+1)
【0869】
工程B:(S)-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0870】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(150mg、0.21mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加し、80℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(12mg、12.5%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.04(s,1H),7.47(br.s,2H),7.41(s,1H),7.14(s,1H),5.98(d,J=8.4Hz,1H),3.96(s,2H),3.87-3.80(m,1H),3.34(s,2H),2.62(t,J=12.0Hz,2H),2.21(s,7H),2.16(s,3H),1.81(d,J=12.0Hz,2H),1.52-1.21(m,6H),1.10(d,J=5.7Hz,3H),0.87(t,J=6.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 453.0(M+1)
【0871】
化合物B174:2-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0872】
工程A:7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0873】
1-メトキシプロパン-2-オール(135mg、1.5mmol)の、THF中で撹拌した溶液に水酸化ナトリウム(115mg、3mmol)を添加した。反応をrtで30min撹拌した。7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(486mg、1mmol)を混合物に添加した。反応を60℃で一晩撹拌した。反応混合物をrtに冷却してHOに入れた。混合物をEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(260mg、48%)を得た。MS:M/e 544(M+1)
【0874】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0875】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での工程Aの生成物(150mg、0.27mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.67mmol、0.42ml)を滴下した。50min撹拌した後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(126mg、0.41mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して一晩撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(130mg、62.8%)を得た。MS:M/e 769(M+1)
【0876】
工程C:2-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0877】
工程Bの生成物(130mg、0.169mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加し、80℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(2.6mg、3.6%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.15(s,1H),8.05(s,2H),7.40(s,1H),7.33(s,1H),5.10(d,J=4.0Hz,1H),4.04(s,2H),3.54-3.40(m,3H),3.27(s,3H),2.93(s,4H),2.85(s,4H),2.17(s,3H),1.23(d,J=5.9Hz,3H)ppm。MS:M/e 413(M+1)
【0878】
化合物B175:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0879】
工程A:t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【0880】
7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(100mg、0.24mmol)の、DMF(5ml)中で撹拌した溶液に、N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(25mg、0.243mmol)、HATU(141mg、0.36mmol)及びDIEA(96mg、0.69mmol)を添加した。反応混合物をr.t.で一晩撹拌した。混合物をHO(50ml)に入れてEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(86mg、63.5%)を得た。MS:M/e 581.0(M+1)
【0881】
工程B:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0882】
工程Aの生成物(84mg、0.144mmol)に、HCl(EA中4M、10ml)中で撹拌した溶液を添加した。反応混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を飽和NaHCO溶液(20ml)に入れてDCM(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(15mg、21.5%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl-d6)δ 8.08(s,1H),7.47(s,3H),7.15(s,1H),5.96(d,J=8.7Hz,1H),3.98(s,2H),3.59(s,3H),3.55(s,2H),3.51(s,2H),3.00(s,2H),2.95(s,2H),2.36(s,3H),2.20(s,3H),1.52-1.39(m,4H),0.84(t,J=7.3Hz,6H)ppm。MS:M/e 481.0(M+1)
【0883】
化合物B176:1-(4-(5-((4-アミノ-2-((1-ヒドロキシヘキサン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0884】
3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール(20mg、0.045mmol)、ジメチルグリシン(4.7mg、0.045mmol)、HATU(20mg、0.054mmol)及びDIPEA(12mg、0.09mmol)の、DMF(3ml)中での混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物をHO(10ml)に入れてEtOAc(10ml)で抽出した。有機層を分離し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(12mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 9.51(br.s,1H),8.17-8.00(m,3H),7.50(s,1H),7.35(s,1H),5.11-5.00(m,1H),4.31(d,J=4.8Hz,2H),4.07(s,2H),3.65-3.60(m,2H),3.51-3.42(m,4H),3.10-3.00(m,4H),3.05(s,3H),3.04(s,3H),2.22(s,3H),1.88-1.69(m,2H),1.65-1.56(m,2H),1.43-1.21(m,2H),0.86(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 526(M+1)
【0885】
化合物B177:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-((2-ヒドロキシエチル)アミノ)エタン-1-オン
【0886】
工程A:N-(t-ブトキシカルボニル)-N-(2-ヒドロキシエチル)グリシン
【0887】
NaOH溶液(1N,0.84ml)を(2-ヒドロキシエチル)グリシン(100mg、0.84mmol)及びBocO(201mg、0.92mmol)の、ジオキサン(2ml)及び水(1ml)中での溶液に添加した。r.tで一晩撹拌した後、溶液をクエン酸溶液(pH=3)で酸化して酢酸エチル(10ml)で2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、更なる精製を必要とせずにそのまま次の工程に用いた(220mg、粗製)。MS:M/e 164(M-56)
【0888】
工程B:t-ブチル(S)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(2-ヒドロキシエチル)カルバメート
【0889】
(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(80mg、0.20mmol)、N-(t-ブトキシカルボニル)-N-(2-ヒドロキシエチル)グリシン(100mg、0.24mmol)、HATU(114mg、0.3mmol)及びDIEA(52mg、0.4mmol)の、DMF(5ml)中での溶液を、r.tで2時間撹拌した。反応混合物に水(5ml)を添加し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、それをプレパラティブTLC(DCM:7M NH・MeOH=11:1)により精製し、生成物(30mg、25%)を得た。MS:M/e 612(M+1)
【0890】
工程C:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-((2-ヒドロキシエチル)アミノ)エタン-1-オン
【0891】
HCl/ジオキサン(4M、2ml)を、工程Bの生成物(30mg、0.05mmol)の、EA(2ml)中での溶液に添加した。反応混合物をr.tで2時間撹拌した。濃縮後、残存物をEA(5ml)に溶解してNaHCO(5ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにプレパラティブHPLCにより精製し、純粋な生成物(10mg、40%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.10(s,1H),7.82(s,1H),7.50(s,1H),5.10-5.03(m,1H),4.24(s,2H),4.17(s,2H),3.84-3.78(m,4H),3.61(s,2H),3.33(s,2H),3.27(s,2H),3.19(t,J=8.0Hz,2H),2.37(s,3H),1.72-1.56(m,2H),1.46-1.40(m,2H),1.30(s,3H),0.94(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 512(M+1)
【0892】
化合物B178:(R)-7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
キラルプレパラティブHPLCにより化合物B137を2つのエナンチオマーの立体異性体、つまり、化合物B147(第1のピーク)及び化合物B178(第2のピーク)に分離した。キラル分離条件を以下に示す。
【表4】
【0893】
化合物B178:H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.04(s,1H),7.47(s,2H),7.40(s,1H),7.14(s,1H),5.98(d,J=8.3Hz,1H),3.96(s,2H),3.80(s,1H),3.28(s,4H),2.63(t,J=11.9Hz,2H),2.15(s,9H),1.74(d,J=11.6Hz,2H),1.53(s,1H),1.44-1.16(m,6H),1.10(d,J=5.7Hz,3H),0.86(d,J=6.5hz,3H)ppm。MS:M/e 466(M+1)
【0894】
化合物B179:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-2-メチルピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0895】
室温で、(S)-2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(3-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(40mg、0.01mmol)、ジメチルグリシン(10mg、0.01mmol)及びHATU(38mg、0.01mmol)の、DMF(2ml)中で撹拌した溶液にDIEA(0.1ml)を添加した。混合物を室温で12時間撹拌した。反応を水(4ml)で希釈してEA(5ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して、減圧濃縮した。残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル化合物(35mg、収率:57.5%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.21(s,1H),8.18(s,1H),8.11(s,1H),7.55(s,1H),7.40(s,1H),4.49-4.27(m,2H),4.26-4.16(m,2H),4.09(s,2H),3.56-3.34(m,2H),3.33-3.07(m,2H),2.95-2.63(m,8H),2.27(s,3H),2.08(s,1H),1.76-1.61(m,2H),1.50-1.36(m,3H),1.34-1.20(m ,2H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 496(M+1)
【0896】
化合物B180:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-ペンチルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0897】
工程A:(E)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタ-1-エン-1-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0898】
2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(0.5g、1.22mmol)、(E)-ペンタ-1-エン-1-イルホウ酸(0.21g、1.84mmol)、Pd(dppf)Cl(45mg、0.062mmol)、NaCO(0.26g、2.45mmol)の、ジオキサン(15ml)及びHO(4ml)中での混合物を90℃、N雰囲気下で7h撹拌した。混合物をEA(20ml)で希釈し、その後、塩水(10ml×2回)で洗浄した。有機層を乾燥して、減圧濃縮した。残存物を高速カラムクロマトグラフィーにより、PE中0~20%のEAにより精製し、無色油状物を呈する生成物(0.5g、92%)を得た。MS:M/e 444(M+1)
【0899】
工程B:t-ブチル(E)-4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタ-1-エン-1-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0900】
で、-78℃で、(E)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタ-1-エン-1-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(300mg、0.68mmol)の、THF(15ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、1.1ml、1.76mmol)を添加し、その後、0.5h撹拌した。-78℃でt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(338mg、1.01mmol)の、THF(2ml)中での溶液を添加し、その後、自然にr.tに昇温した。溶液をr.tで1h撹拌した。終了後、溶液をHO(2ml)でクエンチし、その後、濃縮した。残存物をEA(30ml)で希釈し、その後、塩水(10ml×2回)で洗浄した。有機層をで乾燥して濃縮した。残存物を高速カラムクロマトグラフィーにより、DCM中0~10% MeOHにより精製し、淡黄色物ゴム状物を呈する生成物(0.5g、粗製)を得、更なる精製を必要とせずにそのまま次の工程に用いた。MS:M/e 749(M+1)
【0901】
工程C:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ペンチルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0902】
工程Bの生成物(0.5g、粗製)及びPd/C(0.05g)のMeOH中での混合物をr.tでHで7h撹拌した。終了後、混合物をケイ藻土でろ過した。ろ過液を減圧濃縮して灰白色油状物を呈する生成物(粗製)を得、更なる精製を必要とせずにそのまま次の工程に用いた。MS:M/e 751(M+1)
【0903】
工程D:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-ペンチルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0904】
工程Cの生成物(粗製)の、TFA(6ml)及びトリエチルシラン(2ml)中での混合物を95℃で一晩撹拌した。終了後、混合物を減圧濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、その後、プレパラティブHPLCにより精製し、生成物(7.68mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.62(s,2H),8.11(s,1H),7.98(s,2H),7.51(s,1H),7.32(s,1H),4.11(s,2H),3.25-3.16(m,8H),2.58(t,J=8Hz,2H),2.20(s,3H),1.85-1.60(m,2H),1.35-1.23(m,4H),0.93-0.79(m,3H)ppm。MS:M/e 395(M+1)
【0905】
化合物B181:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0906】
工程A:t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【0907】
N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(39mg、0.21mmol)をDMF(3ml)に溶解し、その後、HATU(143mg、0.38mmol)及びDIEA(53mg、0.42mmol)を添加した。混合物を1h撹拌し、その後、2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(80mg、0.19mmol)を添加した。反応を撹拌してTLCによりモニタリングした。4h後、反応を水でクエンチし、EtOAc(10ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLC(DCM:MeOH=10:1)により精製し、目標化合物(60mg、47%)を得た。MS:m/e 596(M+1)
【0908】
工程B:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0909】
t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート(60mg、0.10mmol)をDCM(3ml)に溶解し、その後、TFA(0.5ml)を添加した。4h後、有機相を減圧濃縮して粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、所望の生成物(13mg、26%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.68(s,2H),8.11(s,1H),8.07(s,2H),7.49(s,1H),7.38(s,1H),4.92-4.88(m,1H),4.08(s,4H),3.81(s,2H),3.48(s,2H),3.09(s,2H),3.07(s,2H),2.56(s,3H),2.22(s,3H),1.72-1.48(m,4H),1.32-1.21(m,2H),0.87(t,J=6.3Hz,6H)ppm。MS:m/e 496(M+1)
【0910】
化合物B182:4-アミノ-n-ブチル-N-メチル-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-カルボキサミド
【0911】
工程A:4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-n-ブチル-N-メチルイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-カルボキサミド
【0912】
4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-カルボン酸(418mg、1mmol)、N-メチルブタン-1-アミン(87mg、1mmol)及びDIEA(258mg、2mmol)の、DMF(10ml)中での混合物に、HATU(380mg、1mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を水で希釈し、EtOAc(60ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して、残存物をcombi flashにより精製し、目標化合物(410mg、84%)を得た。MS:M/e 489(M+1)
【0913】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ブチル(メチル)カルバモイル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0914】
工程Aの生成物(41mg、0.85mmol)の、THF(10ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.79ml、1.27mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。1h後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(285mg、0.93mmol)の、THF(2ml)中での混合物を滴下した。得られた混合物を-70℃で1h撹拌し、その後、室温に昇温して一晩過ごした。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(60ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLC(EA/PE=1/1)により精製し、目標化合物(150mg、粗製)を得た。MS:M/e 794(M+1)
【0915】
工程C:4-アミノ-n-ブチル-N-メチル-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-カルボキサミド
【0916】
工程Bの生成物(130mg、粗製)の、TFA(3ml)中での混合物にEtSiH(3ml)を添加し、得られた混合物を85℃で4h撹拌した。混合物を室温まで冷却して、乾燥となるまで濃縮した。残存物にTFA(5ml)を添加し、得られた混合物を85℃で2日間加熱した。混合物を乾燥となるまで濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(50mg、2つの工程に対して17%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.74(s,2H),8.44(s,1H),8.38(d,J=12.8Hz,1H),8.07(d,J=12.0Hz,1H),7.75-7.41(m,2H),4.14(s,2H),3.41(t,J=6.8Hz,1H),3.28-3.16(m,8H),3.13(t,J=6.8Hz,1H),2.94(s,1.6H),2.82(s,1.4H),2.20(s,3H),1.60-1.41(m,2H),1.36-1.25(m,1H),1.15-1.02(m,1H),0.94(t,J=7.2Hz,1.4H),0.94(t,J=6.4Hz,1.6H)ppm。MS:M/e 438(M+1)
【0917】
化合物B183:2-ブトキシ-7-((5-エチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0918】
工程A:t-ブチル 4-(3-ブロモ-5-(メトキシカルボニル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0919】
メチル 5-ブロモ-6-クロロニコチネート(5g、20mmol)、t-ブチル ピペラジン-1-カルボキシレート(5.58g、30mmol)及びDIPEA(7.74g、60mmol)の、DMSO(50ml)中での混合物を120℃で一晩撹拌した。混合物をDCM(100ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=40:1~5:1)により精製し、黄色固体を呈する所望の生成物(7.32g、91.50%)を得た。MS:M/e 400(M+1)
【0920】
工程B:t-ブチル 4-(5-(メトキシカルボニル)-3-ビニルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0921】
ジオキサン(80ml)及び水(10ml)中での4-(3-ブロモ-5-(メトキシカルボニル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(7.32g、18.35mmol)、4,4,5,5-テトラメチル-2-ビニル-1,3,2-ジオキサボロラン(3.39g、22.02mmol)、Pd(dppf)Cl(2.68g、3.669mmol)及びCsCO(11.96g、36.69mmol)を、100℃で一晩撹拌した。室温まで冷却して、混合物をDCM(100ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=40:1~5:1)により精製し、黄色固体を呈する目標化合物(5.46g、85.8%)を得た。MS:M/e 348(M+1)
【0922】
工程C:6-(4-(t-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)-5-ビニルニコチン酸
【0923】
工程Bの生成物(5.46g、15.73mmol)及びNaOH(3.15g、78.67mmol)の、MeOH(2ml)及び水(10ml)中での混合物を50℃で3h撹拌した。混合物をHCl溶液でクエンチし、DCM(100ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色固体を呈する目標化合物(4.98g、95.04%)を得た。MS:M/e 334(M+1)
【0924】
工程D:6-(4-(t-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)-5-エチルニコチン酸
【0925】
工程Cの生成物(4.98g、14.9mmol)及びPd/C(500mg、10%)の、MeOH(2ml)中での混合物をr.t.で5h撹拌した。混合物をろ過、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色固体を呈する目標化合物(4.68g、93.41%)を得た。MS:M/e 336(M+1)
【0926】
工程E:t-ブチル 4-(3-エチル-5-(ヒドロキシメチル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0927】
工程Dの生成物(4.68g、13.97mmol)の、THF(20ml)中での混合物にLAH(1.06g、27.94mmol)を添加してr.t.で3h撹拌した。混合物をNaOH溶液でクエンチし、DCM(100ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色固体を呈する目標化合物(3.88g、86.5%)を得た。MS:M/e 322(M+1)
【0928】
工程F:t-ブチル 4-(3-エチル-5-ホルミルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0929】
工程Eの生成物(3.88g、12.08mmol)及びデス-マーチンペルヨージナン(7.68g、18.13mmol)の、DCM(20ml)中での混合物をr.t.で3h撹拌した。混合物を飽和NaHCO溶液でクエンチし、DCM(100ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色固体を呈する目標化合物(3.54g、91.8%)を得た。MS:M/e 320(M+1)
【0930】
工程G:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-ブトキシイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-エチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0931】
-78℃で、7-ブロモ-2-ブトキシ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(150mg、0.29mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.27ml、0.43mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃で工程Fの生成物(136mg、0.43mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をr.t.に昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈する目標化合物(134mg、60.5%)を得た。MS:M/e 778(M+1)
【0932】
工程H:2-ブトキシ-7-((5-エチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0933】
90℃で、工程Gの生成物(134mg、0.17mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(32mg、45.25%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.99(br.s,2H),8.15(s,1H),8.12(s,1H),8.07(s,1H),7.61(s,1H),7.33(s,1H),4.21(s,2H),4.10(s,2H),3.22-3.15(m,8H),2.58(d,J=7.2Hz,2H),1.74-1.62(m,2H),1.41(dd,J=14.1,7.0Hz,2H),1.16(t,J=7.0Hz,3H),0.93(t,J=7.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 411(M+1)
【0934】
化合物B184:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ヘプタン-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0935】
工程A:N2-(ヘプタン-4-イル)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0936】
2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(3g、7.3mmol)、ヘプタン-4-アミン(2.5g、22mmol)及びDIEA(2.8g、22mmol)の、NMP(9ml)中での溶液を封管中で230℃で5時間加熱した。反応混合物を冷却し、水(10ml)で希釈して酢酸エチル(20ml)で抽出した。有機層を塩水(20ml)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=15%)により精製し、無色油状物を呈する生成物(1.9g、53%)を得た。MS:M/e 249(M+1)
【0937】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0938】
-78℃(Nパージ)、N2-(ヘプタン-4-イル)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(200mg、0.41mmol)の、THF(8ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.65ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(2ml)中での6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(152mg、0.6mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(DCM:MeOH=15%、4M NH・MeOH)により精製し、黄色油状物を呈する純粋な生成物(170mg、57%)を得た。MS:M/e 736(M+1)
【0939】
工程C:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ヘプタン-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0940】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(170mg、0.23mmol)の、トリエチルシラン(2ml)及びトリフルオロ酢酸(2ml)中での溶液を80℃で一晩加熱した。溶媒を油ポンプで蒸発して残存物を得、その中にEA(10ml)を添加してNaHCO溶液(10ml)でアルカリ化した。水層をDCM(10%のMeOHを有する)で3回抽出した。合わせた有機層を乾燥、濃縮して、プレパラティブTLC(DCM:MeOH=10:1、7M NH・MeOH)により精製し、生成物(35mg、32%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.05(s,1H),7.43(br.s,2H),7.40(s,1H),7.15(s,1H),5.93(d,J=8.0Hz,1H),3.95(s,2H),3.79(s,1H),3.39(s,2H),2.64(t,J=12.0Hz,2H),2.38(s,6H),2.16(s,3H),1.88(d,J=8.0Hz,2H),1.57-1.54(m,2H),1.42-1.29(m,8H),0.85(d,J=4.0Hz,6H)ppm。MS:M/e 480(M+1)
【0941】
化合物B185:(R)-7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0942】
キラルプレパラティブHPLCにより化合物B138を2つのエナンチオマーの立体異性体、つまり、化合物B173(第1のピーク)及び化合物B185(第2のピーク)に分離した。キラル分離条件を以下に示す。
【表5】
【0943】
化合物B185:H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.04(s,1H),7.47(br.s,2H),7.41(s,1H),7.14(s,1H),5.98(d,J=8.3Hz,1H),3.96(s,2H),3.88-3.77(m,1H),3.36(s,2H),2.62(t,J=11.9Hz,2H),2.21(s,7H),2.16(s,3H),1.81(d,J=11.8Hz,2H),1.53-1.21(m,3H),1.10(d,J=6.2Hz,3H),0.87(t,J=7.1Hz,3H)ppm。MS:M/e 452.0(M+1)
【0944】
化合物B186:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0945】
工程A:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0946】
アルゴンガス下、n-ブチルリチウム(1.6M、0.44ml、0.7mmol)を7-ブロモ-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.35mmol)の、無水THF(3ml)中での溶液に添加した。反応混合物を-78℃で20分間撹拌し、その後、6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(104mg、0.42mmol)を添加し、得られた混合物をrtで4h撹拌した。水性塩化アンモニウム溶液を添加し、混合物をジエチルエーテル及び酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、蒸発した。プレパラティブTLC(シリカゲル、EA:PE=1:1)により精製し、所望の生成物(140mg、52%)を得た。MS:m/e 737(M+1)
【0947】
工程B:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0948】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(140mg、0.19mmol)を、TFA(3ml)に溶解し、その後、EtSiH(3ml)を添加した。混合物を80℃で3h撹拌した。混合物を室温まで冷却して、減圧濃縮した。さらにTFA(3ml)を添加し、混合物を80℃で3h撹拌した。混合物を室温まで冷却して、減圧濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、所望の生成物(27mg、30%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.55(s,1H),8.13(s,2H),8.10(s,1H),7.47(s,1H),7.37(s,1H),4.97(t,J=5.8Hz,1H),4.06(s,2H),3.49(d,J=12.3Hz,2H),3.31(s,1H),2.83-2.65(m,8H),2.19(s,3H),2.05(d,J=11.2Hz,2H),1.72(q,J=12.4Hz,2H),1.65-1.46(m,4H),1.43-1.19(m,4H),0.86(t,J=7.3Hz,6H)ppm。MS:m/e 481(M+1)
【0949】
化合物B187:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0950】
工程A:N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0951】
0℃でペンタン-3-オール(4.3g、48.90mmol)の、THF(30ml)中での溶液に、NaH(3.9g、97.80mmol)を複数回に分けて添加し、r.t.で1h撹拌した。その後、0℃で2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(10g、24.45mmol)の、THF(20ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物を70℃に徐々に昇温して一晩撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)でクエンチし、DCM(100ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5:1~1:1)により精製し、黄色油状物を呈する目標生成物(10.70g、94.9%)を得た。MS:M/e 462(M+1)
【0952】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0953】
-78℃で、工程Aの生成物(200mg、0.43mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.41ml、0.65mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃で6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(129mg、0.52mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をr.t.に昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈する目標生成物(178mg、57.9%)を得た。MS:M/e 709(M+1)
【0954】
工程C:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0955】
工程Bの生成物(178mg、0.25mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、目標生成物(34mg、30%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.53(s,1H),8.14(s,1H),8.07(s,2H),7.51(s,1H),7.37(s,1H),4.82-4.74(m,1H),4.07(s,2H),3.50(d,J=13.0Hz,2H),3.36-3.25(m,1H),2.78(s,3H),2.74(s,3H),2.72-2.70(m,2H),2.20(s,3H),2.07(s,1H),2.03(s,1H),1.78-1.68(m,2H),1.66-1.57(m,4H),0.87(t,J=7.4Hz,6H)ppm。MS:M/e 453(M+1)
【0956】
化合物B188:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0957】
ジメチルグリシン(18mg、0.18mmol)をDMF(3ml)に溶解し、その後、HATU(122mg、0.32mmol)及びDIEA(45mg、0.38mmol)を添加した。混合物を1h撹拌し、その後、2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(70mg、0.16mmol)を添加した。反応を撹拌してTLCによりモニタリングした。4h後、反応を水でクエンチし、EtOAc(10ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(2mg、2.3%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.12(s,1H),7.34(d,J=1.5hz,1H),7.27(s,1H),5.07-4.98(m,1H),4.09(s,2H),3.78-3.71(m,2H),3.63(s,4H),3.18-3.04(m,4H),2.73(s,6H),2.24(s,3H),1.63-1.50(m,2H),1.44-1.39(m,2H),1.39-1.25(m,4H),0.90(t,J=7.3Hz,6H)ppm。MS:m/e 524(M+1)
【0958】
化合物B189:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0959】
工程A:N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0960】
0℃でペンタン-3-オール(4.3g、48.90mmol)の、THF(30ml)中での溶液に、NaH(3.9g、97.80mmol)を複数回に分けて添加し、r.t.で1h撹拌した。その後、0℃で2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(10g、24.45mmol)の、THF(20ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物を70℃に徐々に昇温して一晩撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)でクエンチし、DCM(100ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5:1~1:1)により精製し、黄色油状物を呈する目標生成物(10.70g、94.9%)を得た。MS:M/e 462(M+1)
【0961】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0962】
-78℃で、工程Aの生成物(200mg、0.43mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.41ml、0.65mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃で6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(136mg、0.52mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をr.t.に昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈する目標生成物(153mg、48.85%)を得た。MS:M/e 723(M+1)
【0963】
工程C:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0964】
工程Bの生成物(153mg、0.21mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、目標生成物(53mg、53.7%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.16(s,1H),8.14(s,1H),8.06(s,2H),7.56(s,1H),7.36(s,1H),4.82-4.73(m,1H),4.08(s,2H),3.41(d,J=12.5hz,2H),3.02(t,J=6.3Hz,2H),2.81(s,3H),2.80(s,3H),2.76(s,2H),2.20(s,3H),1.95(s,1H),1.79(d,J=12.1Hz,2H),1.70-1.54(m,4H),1.38-1.27(m,2H),0.87(t,J=7.4Hz,6H)ppm。MS:M/e 467(M+1)
【0965】
化合物B190:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ヘプタン-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0966】
工程A:N2-(ヘプタン-4-イル)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0967】
2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(3g、7.3mmol)、ヘプタン-4-アミン(2.5g、22mmol)及びDIEA(2.8g、22mmol)の、NMP(9ml)中での溶液を封管中で230℃で5時間加熱した。反応混合物を冷却し、その中に水(10ml)を添加して酢酸エチル(20ml)で抽出した。有機層を塩水(20ml)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=15%)により精製し、無色油状物を呈する生成物(1.9g、53%)を得た。MS:M/e 249(M+1)
【0968】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0969】
-78℃(Nパージ)、N2-(ヘプタン-4-イル)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(300mg、0.6mmol)の、THF(10ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、1ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(3ml)中での6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(240mg、0.92mmol)を添加した。得られた混合物をr.tで一晩徐々に撹拌した。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(DCM:MeOH=10%、4M NH・MeOH)により精製し、黄色油状物を呈する純粋な生成物(168mg、37%)を得た。MS:M/e 750(M+1)
【0970】
工程C:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ヘプタン-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0971】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(168mg、0.23mmol)の、トリエチルシラン(2ml)及びトリフルオロ酢酸(2ml)中での溶液を80℃で一晩加熱した。溶媒を油ポンプで蒸発して残存物を得、その中にEA(10ml)を添加してNaHCO溶液(10ml)でアルカリ化した。水層をDCM(10%のMeOHを有する)で3回抽出した。合わせた有機層を乾燥、濃縮して、プレパラティブTLC(DCM:MeOH=10:1、7M NH・MeOH)により精製し、生成物(30mg、27%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 7.88(s,1H),7.34(s,1H),7.10(s,1H),3.97(s,2H),3.75-3.72(m,1H),3.27(d,J=12.0Hz,2H),2.67(t,J=12.0Hz,2H),2.53(s,2H),2.45(s,6H),2.13(s,3H),1.75(d,J=12.0Hz,3H),1.37-1.17(m,10H),0.79(t,J=8.0Hz,6H)ppm。MS:M/e 494(M+1)
【0972】
化合物B191:N2-(ヘプタン-4-イル)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0973】
工程A:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0974】
-78℃(Nパージ)、N2-(ヘプタン-4-イル)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(1.1g、2.3mmol)の、THF(20ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、4.3ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、添加をTHF(5ml)中でのt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1g、3.4mmol)を添加した。得られた混合物をr.tで一晩徐々に撹拌した。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(20ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(DCM:MeOH=10%、4M NH・MeOH)により精製し、黄色油状物を呈する純粋な生成物(1.1g、62%)を得た。MS:M/e 794(M+1)
【0975】
工程B:N2-(ヘプタン-4-イル)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【0976】
t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1.1g、1.4mmol)の、トリエチルシラン(3ml)及びトリフルオロ酢酸(3ml)中での溶液を80℃で一晩加熱した。溶媒を油ポンプで蒸発して残存物を得、その中にEA(10ml)を添加してNaHCO溶液(10ml)でアルカリ化した。水層をDCM(10%のMeOHを有する)で3回抽出した。合わせた有機層を乾燥、濃縮して、CombiFlash(登録商標)(DCM:MeOH=25%、4M NH・MeOH)により精製し、生成物(340mg、56%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.06(d,J=4.0Hz,1H),7.42(br.s,2H),7.39(s,1H),7.15(s,1H),5.92(d,J=8.0Hz,1H),3.95(s,2H),3.79(s,1H),2.89(d,J=8.0Hz,4H),2.81(d,J=8.0Hz,4H),2.16(s,3H),1.43-1.35(m,4H),1.31-1.23(m,4H),0.85(t,J=8.0Hz,6H)ppm。MS:M/e 438(M+1)
【0977】
化合物B192:2-(シクロヘキシルメトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0978】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B192を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.14(s,1H),8.09(s,1H),8.06(s,1H),7.49(s,1H),7.32(s,1H),4.06(s,2H),4.02(d,J=5.9Hz,2H),3.16(s,8H),2.20(s,3H),1.71-1.68(m,5H),1.26-1.14(m,4H),1.06-0.99(m,2H)ppm。MS:M/e 437.0(M+1)
【0979】
化合物B193:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-((テトラヒドロフラン-3-イル)メトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0980】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B193を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.18(s,1H),8.07(s,2H),7.43(s,1H),7.31(s,1H),4.23-4.16(m,1H),4.10(t,J=9.1Hz,1H),4.04(s,2H),3.77(t,J=7.3Hz,2H),3.67-3.60(m,1H),3.53-3.48(m,1H),2.93(s,4H),2.85(s,4H),2.64(m,1H),2.18(s,3H),2.06-1.96(m,1H),1.65(m,1H)ppm。MS:M/e 424.9(M+1)
【0981】
化合物B194:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0982】
化合物B8について説明したプロセスと類似するプロセスにより、化合物B194を合成した。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.16(s,1H),8.06(s,2H),7.43(s,1H),7.31(s,1H),4.07(d,J=6.6Hz,2H),4.04(s,2H),3.90-3.82(m,2H),3.33(s,2H),2.92(d,J=4.7Hz,4H),2.83(d,J=4.6Hz,4H),2.18(s,3H),1.99(s,1H),1.63(d,J=12.4Hz,2H),1.35-1.24(m,2H)ppm。MS:M/e 439.0(M+1)
【0983】
化合物B195:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【0984】
N2-(ヘプタン-4-イル)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(100mg、0.2mmol)、ジメチルグリシン(23mg、0.2mmol)、HATU(114mg、0.3mmol)及びDIEA(52mg、0.4mmol)の、DMF(5ml)中での溶液を、r.tで2時間撹拌した。反応混合物に水(5ml)を添加し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(5ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、それをプレパラティブTLC(DCM:7M NH・MeOH=9:1)により精製して、生成物(35mg、30%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.08(s,1H),7.45(br.s,2H),7.44(s,1H),7.16(s,1H),5.93(d,J=8.0Hz,1H),3.97(s,2H),3.75-3.67(m,3H),3.60-3.55(m,4H),3.02-3.96(m,4H),2.48(s,6H),2.20(s,3H),1.42-1.23(m,8H),0.84(t,J=8.0Hz,6H)ppm。MS:M/e 523(M+1)
【0985】
化合物B196:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0986】
工程A:t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【0987】
N2-(ヘプタン-4-イル)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(170mg、0.39mmol)、N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(73mg、0.39mmol)、HATU(222mg、0.6mmol)及びDIEA(100mg、0.78mmol)の、DMF(5ml)中での溶液を、r.tで2時間撹拌した。反応混合物に水(10ml)を添加し、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、それをCombiFlash(登録商標)(PE:EA=40%)により精製し、生成物(220mg、92%)を得た。MS:M/e 609(M+1)
【0988】
工程B:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0989】
t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート(220mg、0.36mmol)の、DCM(3ml)中での溶液にHCl/ジオキサン(4M、1ml)を添加した。溶液をr.tで2時間撹拌した。濃縮後、残存物をDCM(10ml)に溶解してNaHCO(5ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにプレパラティブTLC(DCM:NH・MeOH=9:1)により精製し、純粋な生成物(80mg、44%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.06(br.s,2H),7.45(br.s,3H),7.16(s,1H),5.93(d,J=8.0Hz,1H),3.98(s,2H),3.95(s,2H),3.78(s,1H),3.61(s,2H),3.47(s,2H),3.03-2.97(m,4H),2.50(s,3H),2.21(s,3H),1.41-1.22(m,8H),0.84(t,J=8.0Hz,6H)ppm。MS:M/e 509(M+1)
【0990】
化合物B197:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0991】
工程A:t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【0992】
ジメチルグリシン(47mg、0.23mmol)をDMF(3ml)に溶解し、その後、HATU(173mg、0.46mmol)及びDIEA(65mg、0.51mmol)を添加した。混合物を1h撹拌し、その後、2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(100mg、0.23mmol)を添加した。反応を撹拌してTLCによりモニタリングした。4h後、反応を水でクエンチし、EtOAc(10ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLC(DCM:MeOH=10:1)により精製し、目標化合物(100mg、71%)を得た。MS:m/e 610(M+1)
【0993】
工程B:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【0994】
t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート(100mg、0.16mmol)をDCM(3ml)に溶解し、その後、TFA(0.5ml)を添加した。4h後、有機相を減圧濃縮して粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、所望の生成物(3mg、3.6%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 7.95(d,J=1.8Hz,1H),7.37(s,1H),7.27(s,1H),4.99-4.89(m,1H),4.04(s,2H),3.68-3.60(m,2H),3.54-3.48(m,2H),3.42(d,J=6.9Hz,2H),3.03-2.92(m,4H),2.33(s,3H),2.18(s,3H),1.64-1.44(m,4H),1.39-1.15(m,4H),0.81(t,J=7.4Hz,6H)ppm。MS:m/e 510(M+1)
【0995】
化合物B198:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0996】
工程A:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【0997】
アルゴンガス下、n-ブチルリチウム(1.6M、0.44ml、0.7mmol)を、7-ブロモ-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.35mmol)の、無水THF(3ml)中での溶液に添加した。反応混合物を-78℃で20分間撹拌し、その後、6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(109mg、0.42mmol)を添加し、得られた混合物をrtで4h撹拌した。水性塩化アンモニウム溶液を添加し、混合物をジエチルエーテル及び酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、蒸発した。プレパラティブTLC(シリカゲル、EA:PE=1:1)により精製し、所望の生成物(150mg、57%)を得た。MS:m/e 751(M+1)
【0998】
工程B:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【0999】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(150mg、0.20mmol)を、TFA(3ml)に溶解し、その後、EtSiH(3ml)を添加した。混合物を80℃で3h撹拌した。混合物を室温まで冷却して、減圧濃縮した。さらにTFA(3ml)を添加して混合物を80℃で3h撹拌した。混合物を室温まで冷却して、減圧濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、所望の生成物(7mg、7%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 7.89(d,J=1.9Hz,1H),7.32(d,J=1.7Hz,1H),7.27(s,1H),4.98-4.88(m,1H),4.03(s,2H),3.32-3.23(m,2H),2.65(dd,J=12.2,10.5hz,2H),2.23-2.11(m,11H),1.75(d,J=12.7Hz,2H),1.65-1.42(m,5H),1.38-1.15(m,6H),0.85-0.75(m,6H)ppm。MS:m/e 495(M+1)
【1000】
化合物B199:(S)-2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オール
【1001】
(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(41mg、0.1mmol)及びTEA(20mg、0.2mmol)の、DMF(2ml)中での混合物に2-ブロモエタン-1-オール(13mg、0.11mmol)を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、EA(50ml)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLC(DCM:(MeOH中7M NH)=15:1)により精製し、目標化合物(5mg、11%)を得た。
HNMR(400MHz,CDOD)δ 8.03(d,J=2.0Hz,1H),7.45(d,J=1.6Hz,1H),7.35(s,1H),5.08-4.97(m,1H),4.13(s,2H),3.73(t,J=6.0Hz,2H),3.16-3.08(m,4H),2.80-2.67(m,4H),2.63(t,J=6.0Hz,2H),2.24(s,3H),1.82-1.65(m,1H),1.61-1.50(m,1H),1.47-1.35(m,2H),1.29(d,J=6.0Hz,3H),0.92(t,J=7.6Hz,3H)ppm。MS:M/e 455(M+1)
【1002】
化合物B200:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【1003】
7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(20mg、0.05mmol)、ジメチルグリシン(5mg、0.05mmol)、HATU(22mg、0.06mmol)及びDIPEA(19mg、0.15mmol)の、DCM(3ml)中での混合物をr.t.で2h撹拌した。混合物をDCM(10ml)で抽出して水(5ml)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して、プレパラティブHPLCにより精製し、目標生成物(20mg、82.8%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.07(s,1H),7.99(s,1H),7.43(s,1H),7.33(s,1H),4.83-4.73(m,1H),4.05(s,2H),3.62(s,2H),3.57(s,2H),3.25(s,2H),3.00(s,2H),2.94(s,2H),2.26(s,6H),2.20(s,3H),1.70-1.52(m,4H),0.87(t,J=7.4Hz,6H)ppm。MS:M/e 496(M+1)
【1004】
化合物B201:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【1005】
工程A:t-ブチル(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【1006】
7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(20mg、0.05mmol)、N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(9mg、0.05mmol)、HATU(22mg、0.06mmol)及びDIPEA(19mg、0.15mmol)の、DCM(3ml)中での混合物をr.t.で2h撹拌した。混合物をDCM(10ml)で抽出して水(5ml)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して、プレパラティブHPLCにより精製し、目標生成物(24mg、84.7%)を得た。MS:M/e 582(M+1)
【1007】
工程B:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【1008】
工程Aの生成物(24mg、0.041mmol)の、塩酸1,4-ジオキサン(2ml)中での混合物をr.t.で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、目標生成物(17mg、85.6%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.07(s,1H),7.99(s,1H),7.43(s,1H),7.33(s,1H),4.82-4.74(m,1H),4.05(s,2H),3.58(s,2H),3.52(s,2H),3.32(s,3H),3.00(s,2H),2.95(s,2H),2.29(s,2H),2.20(s,3H),1.67-1.57(m,4H),0.87(t,J=7.4Hz,6H)ppm。MS:M/e 482(M+1)
【1009】
化合物B202:2-(1-シクロプロピルブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1010】
工程A:t-ブチル 4-(5-((4-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(1-シクロプロピルブトキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1011】
1-シクロプロピルブタン-1-オール(64mg、0.56mmol)の、THF中で撹拌した溶液に水酸化ナトリウム(45mg、1.12mmol)を添加した。反応をrtで30min撹拌した。t-ブチル 4-(5-((4-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-クロロイミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(100mg、0.28mmol)を混合物に添加した。反応を60℃で一晩撹拌した。反応混合物をrtに冷却してHOに入れた。混合物をEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(30mg、25.8%)を得た。MS:M/e 636.9(M+1)
【1012】
工程B:2-(1-シクロプロピルブトキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1013】
工程Aの生成物(30mg、0.045mmol)の、HCl/EA(4M、20ml)中で撹拌した溶液をrtで2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮した。残存物をNaHCO(1M、20ml)に添加してEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(10mg、50.7%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.14(s,1H),8.05(s,1H),8.01(s,1H),7.40(s,1H),7.34(s,1H),4.41(d,J=5.8Hz,1H),4.03(s,2H),3.07(s,8H),2.18(s,3H),1.76-1.59(m,2H),1.44-1.31(m,2H),1.24(s,1H),1.04(d,J=4.4Hz,1H),0.86(t,J=7.0Hz,3H),0.52(s,1H),0.43-0.23(m,3H)ppm。MS:M/e 437.0(M+1)
【1014】
化合物B203:1-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-3-オール
【1015】
工程A:7-ブロモ-2-((3-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキシル)オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1016】
1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキサン-3-オール(3.1g、15.1mmol)の生成物の、THF(50ml)中で撹拌した溶液にNaH(60%、0.536g、13.4mmol)を添加した。30min撹拌した後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(3.26g、6.68mmol)を添加した。添加後、反応を60℃で2日間撹拌した。反応混合物をHO(20ml)で処理し、EtOAc(30ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=20:1)により精製し、生成物(4.2g、7-ブロモ-2-((3-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキシル)オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミンと7-ブロモ-2-((1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキサン-3-イル)オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミンとの混合物)を得た。MS:M/e 684(M+1)
【1017】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((3-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキシル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1018】
-78℃で、工程Aの生成物(4.2g、6.15mmol)の、THF(50ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、7.7ml、12.3mmol)を滴下した。30分間撹拌した後、-78℃でt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(2.24g、7.38mmol)の、THF(10ml)での溶液を滴下した。その後、混合物を2時間撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(40ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=10:1~2:1)により精製し、目標化合物(3.08g、55%、t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((3-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキシル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートと、t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキサン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートとの混合物)を得た。MS:M/e 911(M+1)
【1019】
工程C:1-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-3-オール
【1020】
工程Bの生成物(4.5g、4.95mmol)の、TFA/EtSiH(20ml/10ml)中での混合物を80℃で2日間撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをMeOH(20ml)に溶解し、水性NaOH(2.0M、5ml)を添加して1週間撹拌した。HPLCにおいて2つのピークが示され、同一のMSを有する。プレパラティブHPLCにより精製した後、目標生成物(60mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.17-8.02(m,3H),7.44(d,J=1.6Hz,1H),7.31(s,1H),4.51(d,J=5.6Hz,1H),4.30(t,J=6.4Hz,2H),4.04(s,2H),3.65-3.61(m,1H),2.93-2.87(m,4H),2.82-2.76(m,4H),1.86-1.58(m,2H),1.46-1.21(m,4H),0.87(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 441(M+1)
【1021】
化合物B204:7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1022】
工程A:t-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート
【1023】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(1.6g、10.5mmol)、t-ブチル メチル(ピペリジン-4-イルメチル)カルバメート(2.4g、10.5mmol)及びDIEA(2.7g、21mmol)の、DMSO(20ml)中での溶液を80℃で一晩加熱した。溶液を冷却し、その中に水(10ml)を添加し、酢酸エチル(20ml)で抽出して塩水(20ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、それをCombiFlash(登録商標)(PE:EA=30%)により精製し、生成物(2.7g、75%)を得た。MS:M/e 348(M+1)
【1024】
工程B:t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート
【1025】
-78℃(Nパージ)、N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(1.8g、3.9mmol)の、THF(20ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、7.3ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(10ml)中でのt-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート(1.6g、4.7mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(30ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombi-Flash(PE:EA=50%)により精製し、純粋な生成物(1.7g、54%)を得た。MS:M/e 808(M+1)
【1026】
工程C:7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1027】
工程Bの生成物(2.3g、2.9mmol)の、トリエチルシラン(5ml)及びトリフルオロ酢酸(5ml)中での溶液を80℃で一晩加熱した。溶媒を油ポンプで蒸発して残存物を得、その中にEA(30ml)を添加してNaHCO溶液(20ml)でアルカリ化した。有機層を乾燥、濃縮して、CombiFlash(登録商標)(DCM:MeOH=25%、4M NH・MeOH)及びプレパラティブTLC(DCM:7M.NH・MeOH=10:1)により精製し、生成物(750mg、59%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.05(s,1H),7.47(br.s,2H),7.42(s,1H),7.14(s,1H),5.99(d,J=8.0Hz,1H),3.96(s,2H),3.82-3.79(m,1H),3.30(s,3H),2.72(d,J=4.0Hz,2H),2.63(t,J=12.0Hz,2H),2.51(s,3H),2.16(s,3H),1.79-1.76(m,3H),1.53-1.50(m,1H),1.39-1.29(m,5H),1.10(d,J=8.0Hz,3H),0.86(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 452(M+1)
【1028】
化合物B205:7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1029】
工程A:t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート
【1030】
-78℃で、N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.43mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.41ml、0.65mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃でt-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート(181mg、0.52mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をr.t.に昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、目標生成物(241mg、68.67%)を得た。MS:M/e 810(M+1)
【1031】
工程B:7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1032】
工程Aの生成物(241mg、0.30mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(78mg、58%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.04(d,J=1.9Hz,1H),7.99(s,1H),7.38(d,J=1.9Hz,1H),7.32(s,1H),5.01-4.91(m,1H),4.02(s,2H),3.30(d,J=12.5hz,4H),2.61(t,J=11.8Hz,2H),2.40(d,J=6.6Hz,2H),2.29(s,3H),2.15(s,2H),1.75(d,J=10.9Hz,2H),1.68-1.60(m,1H),1.56-1.47(m,2H),1.42-1.29(m,2H),1.28-1.21(m,5H),0.88(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 453(M+1)
【1033】
化合物B206:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-((1-(メチルアミノ)プロパン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1034】
工程A:N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-((1-(メチルアミノ)プロパン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1035】
t-ブチル(2-ヒドロキシプロピル)(メチル)カルバメート(350mg、2mmol)の、THF中で撹拌した溶液に水酸化ナトリウム(160mg、4mmol)を添加した。反応をrtで30min撹拌した。2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(405mg、1mmol)を混合物に添加した。反応を60℃で一晩撹拌した。反応混合物をrtに冷却してHOに入れた。混合物をEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(120mg、26%)を得た。MS:M/e 463.0(M+1)
【1036】
工程B:t-ブチル(2-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)プロピル)(メチル)カルバメート
【1037】
工程Aの生成物(120mg、0.26mmol)の、DCM(20ml)中で撹拌した溶液にジ-t-ブチルジカルボネート(110mg、0.52mmol)及び4-DMAP(60mg、0.52mmol)を添加した。反応をrtで一晩撹拌した。混合物をHO(20ml)でクエンチし、EtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(190mg、100%)を得た。MS:M/e 563.0(M+1)
【1038】
工程C:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((1-((t-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロパン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1039】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下での工程Bの生成物(190mg、0.34mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.68mmol、0.43ml)を滴下した。50min撹拌した後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(154mg、0.5mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して一晩撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(130mg、44%)を得た。MS:M/e 867.9(M+1)
【1040】
工程D:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-((1-(メチルアミノ)プロパン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1041】
工程Cの生成物(130mg、0.149mmol)の、TFA(5ml)及びEtSiH(5ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加し、80℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(1.4mg、2.2%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),7.52(s,1H),7.38(s,1H),5.34-5.27(m,1H),4.17(s,2H),3.42-3.32(m,10H),2.75(s,3H),2.28(s,3H),2.04(s,1H),1.40(d,J=6.2Hz,3H),1.29(s,2H)ppm。MS:M/e 411.9(M+1)
【1042】
化合物B207:(R)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1043】
キラルプレパラティブHPLCにより化合物B151を2つのエナンチオマーの立体異性体、つまり、化合物B207(第1のピーク)及び化合物B148(第2のピーク)に分離した。キラル分離条件を以下に示す。
【表6】
【1044】
化合物B207:H NMR δ 8.06(d,J=1.5hz,1H),7.48(s,1H),7.42(s,2H),7.14(s,1H),5.99(d,J=8.5hz,1H),3.96(s,2H),3.80(dd,J=13.4,6.9Hz,1H),2.89(d,J=4.9Hz,4H),2.81(d,J=4.7Hz,4H),2.16(s,3H),1.52(d,J=7.6Hz,1H),1.41-1.28(m,3H),1.10(d,J=6.5hz,3H),0.86(t,J=7.1Hz,3H)ppm。MS:M/e 410.0(M+1)
【1045】
化合物B208:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1046】
工程A:N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1047】
2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(2g、5mmol)の、ジオキサン(20ml)及びHO(0.5ml)中で撹拌した溶液にペンタン-3-アミン(870mg、10mmol)、Pd(dba)(475mg、0.5mmol)、X-Phos(476mg、0.1mmol)及びt-BuONa(1.45g、15mmol)を添加した。反応混合物をN保護で120℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して、HO(20ml)を添加してEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色油状物を呈する生成物(1.5g、65.2%)を得た。MS:M/e 460.9(M+1)
【1048】
工程B:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【1049】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下でのN4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(200mg、0.43mmol)の、THF(8ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、1.08mmol、0.67ml)を滴下した。50min撹拌した後、6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(142mg、0.65mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(140mg、45.1%)を得た。MS:M/e 722.0(M+1)
【1050】
工程C:7-((6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1051】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(140mg、0.193mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(9mg、9.5%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.04(s,1H),7.42(br.s,2H),7.41(s,1H),7.14(s,1H),5.95(d,J=8.8Hz,1H),3.95(s,2H),3.59-3.57(m,1H),3.29(d,J=12.6Hz,2H),2.63(t,J=11.4Hz,2H),2.15(s,3H),2.11(s,6H),2.08(d,J=6.8Hz,2H),1.74(d,J=11.8Hz,2H),1.53-1.41(m,4H),1.26-1.11(m,3H),0.84(t,J=7.4Hz,6H)ppm。MS:M/e 466.0(M+1)
【1052】
化合物B209:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1053】
工程A:(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール
【1054】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下でのN4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(200mg、0.43mmol)の、THF(8ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、1.08mmol、0.67ml)を滴下した。50min撹拌した後、6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルニコチンアルデヒド(160mg、0.65mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(140mg、45.1%)を得た。MS:M/e 708.0(M+1)
【1055】
工程B:7-((6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1056】
(4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(6-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メタノール(140mg、0.197mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(10mg、11.2%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.04(s,1H),7.42(br.s,2H),7.41(s,2H),7.14(s,1H),5.65(d,J=8Hz,1H),3.95(s,2H),3.62-3.58(m,1H),3.36(s,2H),2.62(t,J=12Hz,2H),2.20(s,6H),2.16(s,3H),1.80(d,J=12Hz,2H),1.51-1.43(m,6H),0.83(t,J=7.4Hz,6H)ppm。MS:M/e 452.0(M+1)
【1057】
化合物B210:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1058】
工程A:(t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1059】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気下でのN4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(1g、2.2mmol)の、THF(50ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、6.6mmol、4.1ml)を滴下した。50min撹拌した後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1g、3.3mmol)の、THF(10ml)での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル生成物(950mg、56.5%)を得た。MS:M/e 765.9(M+1)
【1060】
工程B:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1061】
t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(900mg、1.17mmol)の、TFA(10ml)及びEtSiH(10ml)中での溶液を80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(20ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(300mg、62.3%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.06(d,J=1.9Hz,1H),7.42(br.s,2H),7.41(s,1H),7.14(s,1H),5.95(d,J=8.7Hz,1H),3.96(s,2H),3.59-3.57(m,1H),2.94-2.86(m,4H),2.85-2.76(m,4H),2.16(s,3H),1.55-1.39(m,4H),0.84(t,J=7.4Hz,6H)ppm。MS:M/e 411.0(M+1)
【1062】
化合物B211:1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【1063】
7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-3-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(60mg、0.147mmol)の、DMF(5ml)中で撹拌した溶液にジメチルグリシン(15mg、0.146mmol)、HATU(92mg、0.24mmol)及びDIEA(56mg、0.43mmol)を添加した。反応混合物をRtで一晩撹拌した。混合物をHO(50ml)に入れてEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(25mg、34.7%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl-d6)δ 8.08(s,1H),7.47(br.s,3H),7.15(s,1H),5.96(d,J=8.8Hz,1H),3.98(s,2H),3.59(s,6H),3.05-2.91(m,4H),2.39(s,6H),2.15(s,3H),2.11(s,6H),2.08(d,J=6.8Hz,2H),1.74(d,J=11.8Hz,2H),1.53-1.42(m,4H),0.84(t,J=7.4Hz,6H)ppm。MS:M/e 495.0(M+1)
【1064】
化合物B212:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(イソブチルアミノ)エタン-1-オン
【1065】
工程A:N-(t-ブトキシカルボニル)-N-イソブチルグリシン
【1066】
NaOH溶液(1N,1.2ml)をイソブチルグリシン(100mg、0.60mmol)及びBocO(261mg、1.2mmol)の、ジオキサン(3ml)及び水(1ml)中での溶液に添加した。r.tで一晩撹拌した後、溶液をクエン酸溶液(pH=3)で酸化して酢酸エチル(10ml)で2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、そのまま用いた(160mg、粗製)。MS:M/e 175(M-56)
【1067】
工程B:t-ブチル(S)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(イソブチル)カルバメート
【1068】
(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(100mg、0.24mmol)、N-(t-ブトキシカルボニル)-N-イソブチルグリシン(67mg、0.29mmol)、HATU(137mg、0.36mmol)及びDIEA(62mg、0.48mmol)の、DMF(5ml)中での溶液を室温で2時間撹拌した。反応混合物を水(5ml)でクエンチし、酢酸エチル(10ml)で抽出して塩水(10ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、それをCombiFlash(登録商標)(DCM:4MNH・MeOH=20%)により精製し、生成物(100mg、66%)を得た。MS:M/e 624(M+1)
【1069】
工程C:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(イソブチルアミノ)エタン-1-オン
【1070】
HCl/ジオキサン(4M、2ml)をt-ブチル(S)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(イソブチル)カルバメート(100mg、0.16mmol)の、EA(2ml)中での溶液に添加した。反応混合物をr.tで2時間撹拌した。濃縮後、残存物をEA(10ml)に溶解してNaHCO(5ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにプレパラティブTLC(DCM:4M NH・MeOH=10:1)により精製し、純粋な生成物(30mg、36%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.07(s,1H),8.00(s,1H),7.44(s,1H),7.33(s,1H),4.98-4.93(m,1H),4.05(s,2H),3.58(s,2H),3.52(s,2H),3.43(s,2H),3.00(s,2H),2.95(s,2H),2.34(d,J=8.0Hz,2H),2.20(s,3H),1.62-1.54(m,4H),1.53-1.47(m,1H),1.37-1.32(m,2H),1.23(s,3H),0.87(t,J=8.0Hz,9H)ppm。MS:M/e 524(M+1)
【1071】
化合物B213:(S)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1072】
工程A:t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート
【1073】
(S)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(6.27g、13.63mmol)の、THF(60ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(25ml、40mmol)溶液を滴下し、温度を-75℃~-65℃間に維持した。0.5h後、t-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート(5.67g、16.35mmol)の、THF(30ml)中での混合物を滴下した。得られた混合物を-70℃で2h撹拌し、その後、室温に昇温して一晩撹拌した。反応を飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAc(100ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をcombi-flashにより精製し、目標化合物(8.3g、粗製)を得た。MS:M/e 808(M+1)
【1074】
工程B:(S)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1075】
工程Aの生成物(8.3g、粗製)の、TFA(20ml)中での混合物にEtSiH(20ml)を添加し、得られた混合物を85℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮して、残存物をEA/HOで希釈し、NaCO溶液でpH=9となるまでアルカリ化し、EA(100ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。残存物をcombi-flash(DCM:(MeOH中7M NH)=20:1で溶離)により精製し、目標化合物(1.06g、2つの工程に対して17%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.05(d,J=1.6Hz,1H),7.48(br.s,2H),7.41(s,1H),7.14(s,1H),5.98(d,J=8.4,1H),3.96(s,2H),3.87-3.72(m,1H),3.35-3.23(m,2H),2.71-2.52(m,4H),2.45(s,3H),2.16(s,3H),1.84-1.70(m,2H),1.68-1.45(m,2H),1.41-1.19(m,5H),1.10(d,J=6.0Hz,3H),0.86(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 452(M+1)
【1076】
化合物B214:(R)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1077】
化合物B204(700mg)を、キラルプレパラティブHPLC(カラム:CHIRALPAK AD、移動相:Hex(2mM NH-MeOH):(EtOH:MeOH=1:1)=90:10)により分離し、2種類のエナンチオマーの立体異性体、つまり、化合物B213(230mg、第1のピーク)及び化合物B214(210mg、第2のピーク)を得た。プレパラティブSFCの条件は以下の通りである。
【表7】
【1078】
化合物B214:H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.04(s,1H),7.47(br.s,2H),7.40(s,1H),7.14(s,1H),5.98(d,J=8.0Hz,1H),3.96(s,2H),3.82-3.79(m,1H),3.29(d,J=12.0Hz,2H),2.61(t,J=12.0Hz,2H),2.47(d,J=8.0Hz,2H),2.33(s,3H),2.15(s,3H),1.76(d,J=12.0Hz,2H),1.57-1.49(m,2H),1.35-1.23(m,5H),1.10(d,J=8.0Hz,3H),0.86(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 452(M+1)
【1079】
化合物B215:(S)-7-((6-(4-(イソブチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1080】
工程A:t-ブチル(1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
【1081】
アルゴンガス下、n-ブチルリチウム(1.6M、0.35ml、0.55mmol)を、(S)-7-ブロモ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(250mg、0.46mmol)の、無水THF(3ml)中での溶液に添加した。反応混合物を-78℃で20分間撹拌し、その後、THF中でのt-ブチル(1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(162mg、0.51mmol)を滴下し、得られた混合物をrtで4h撹拌した。水性塩化アンモニウム溶液を添加し、混合物をジエチルエーテル及び酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、蒸発した。プレパラティブTLC(シリカゲル、EA:PE=1:1)により精製し、所望の生成物(150mg、41%)を得た。MS:m/e 781(M+1)
【1082】
工程B:(S)-7-((6-(4-アミノピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1083】
工程Aの生成物(150mg、0.19mmol)をTFA(3ml)に溶解し、その後、EtSiH(3ml)を添加した。混合物を80℃で3h撹拌した。室温まで冷却して、減圧濃縮した。さらにTFA(3ml)を添加して混合物を80℃で3h撹拌した。混合物を室温まで冷却して、減圧濃縮した。得られた粗製油状物を水に溶解してEAで抽出し、水層を水性KCOでpH~12となるまで調節してEtOAc(3×20ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥して真空蒸発して粗生成物(60mg、49%)を得た。MS:m/e 425(M+1)
【1084】
工程C:(S)-7-((6-(4-(イソブチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1085】
工程Bの生成物(40mg、0.09mmol)を、MeOH(1ml)に溶解しその後、イソブチルアルデヒド(6.8mg、0.09mmol)及び酢酸(1滴)を添加した。混合物を30分間撹拌し、その後、NaBH(4mg、0.09mmol)を添加した。反応を撹拌してTLCによりモニタリングした。2h後、混合物をEAで希釈して水及び塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧で除去した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(8mg、18%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.10(s,1H),8.06-7.91(m,2H),7.38(s,1H),7.31(s,1H),4.99-4.94(m,1H),4.02(s,2H),3.28(d,J=12.4Hz,2H),3.09-2.87(m,1H),2.66(t,J=11.5hz,2H),2.49-2.42(m,1H),2.36(d,J=6.3Hz,2H),2.16(s,3H),1.86(d,J=10.8Hz,2H),1.70-1.46(m,3H),1.42-1.27(m,5H),1.25(d,J=6.2Hz,3H),0.88(t,J=7.2Hz,9H)ppm。MS:m/e 481(M+1)
【1086】
化合物B216及び化合物B217:(S)-3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ペンタン-1-オール、及び(S)-1-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ペンタン-3-オール
【1087】
工程A:(S)-ペンタン-1,3-ジオール
【1088】
0℃で、LAH(0.286g、7.58mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した懸濁液に、(S)-3-ヒドロキシ吉草酸メチル(0.5g、3.79mmol)の、THF(5ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応を2時間撹拌した。反応をHO(0.286ml)、水性NaOH(15%、0.286ml)、その後、HO(0.858ml)でクエンチし、EtOAc(20ml)を添加してろ過した。ろ過液を濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=2:1~1:1)により精製し、目標化合物(300mg、76.1%)を得た。
【1089】
工程B:(S)-1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタン-3-オール
【1090】
0℃で、工程Aの生成物(300mg、2.88mmol)の、CHCl(20ml)中で撹拌した溶液にイミダゾール(39mg、5.76mmol)を添加し、その後、TBS-Cl(391mg、2.6mmol)の、CHCl(5ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応混合物を一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=1:1)により精製し、目標化合物(460mg、73.3%)を得た。
【1091】
工程C:(S)-7-ブロモ-2-((1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタン-3-イル)オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、及び(S)-7-ブロモ-2-((3-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンチル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1092】
工程Bの生成物(460mg、2.11mmol)の、THF(20ml)中で撹拌した溶液にNaH(0.168g、4.2mmol、60%)を添加した。30min撹拌した後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(686mg、1.4mmol)を添加した。添加後、反応を60℃で一晩撹拌した。反応混合物をHO(20ml)で処理し、EtOAc(30ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=20:1)により精製し、混合物を呈する目標化合物(650mg、69.3%)を得た。MS:M/e 670(M+1)
【1093】
工程D:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート、及びt-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-3-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンチル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1094】
-78℃で、工程Cの生成物(650mg、0.97mmol)の、乾燥THF(20ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、1.2ml、1.94mmol)を滴下した。30分間撹拌した後、-78℃でt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(353mg、1.16mmol)の、THF(10ml)での溶液を滴下した。その後、混合物を2時間撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(40ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=5:1~1:1)により精製し、混合物を呈する目標化合物(619g、71.2%)を得た。MS:M/e 897(M+1)
【1095】
工程E:(S)-3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ペンタン-1-オール、及び(S)-1-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ペンタン-3-オール
【1096】
工程Dの生成物(619mg、0.69mmol)の、TFA/EtSiH(5ml/5ml)中での混合物を80℃で2日間撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをMeOH(20ml中、水性NaOH(2.0M、5mlを添加))に溶解して一晩撹拌した。大部分のMeOHを除去し、水層をEtOAc(20ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して残存物を得、プレパラティブTLC(CHCl/MeOH(NH)=10:1)により精製し、粗生成物を得た。HPLCにおいて2つのピークが示され、同一のMSを有する。プレパラティブHPLCにより精製した後、2種類の化合物、つまり、化合物B216(120mg)及び化合物B217(40mg)を得た。
【1097】
化合物B216:3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.17-7.94(m,3H),7.42(s,1H),7.31(s,1H),5.05-4.88(m,1H),4.48-4.43(m,1H),4.03(s,2H),3.57-3.42(m,2H),2.92-2.86(m,4H),2.82-2.76(m,4H),2.17(s,3H),1.85-1.71(m,2H),1.71-1.56(m,2H),0.87(t,J=7.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 427(M+1)
【1098】
化合物B217:1-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-3-オール
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.19-8.00(m,3H),7.44(s,1H),7.30(s,1H),4.52(d,J=5.6Hz,1H),4.30(t,J=6.4Hz,2H),4.03(s,2H),3.52(s,1H),2.97-2.86(m,4H),2.84-2.74(m,4H),2.17(s,3H),1.86-1.76(m,1H),1.71-1.61(m,1H),1.47-1.30(m,2H),0.87(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 427(M+1)
【1099】
化合物B218:1-(4-(5-((4-アミノ-2-((1-ヒドロキシヘキサン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【1100】
3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール(20mg、0.045mmol)、N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(8.5mg、0.045mmol)、HATU(20mg、0.054mmol)及びDIPEA(12mg、0.09mmol)の、DMF(3ml)中での混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物をHO(10ml)に入れてEtOAc(10ml)で抽出した。有機層を分離し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して残存物を得、それをCHCl(5ml)に溶解してジオキサン/HCl(2ml、4.0M)を添加した。反応を一晩撹拌した。反応混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(12mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d + DO )δ 8.07(s,1H),7.62(s,1H),7.46(s,1H),5.16-5.00(m,1H),4.12(s,2H),4.07(s,2H),3.65(s,2H),3.53-3.43(m,4H),3.15-3.06(m,4H),2.59(s,3H),2.25(s,3H),1.85-1.72(m,2H),1.65-1.55(m,2H),1.40-1.20(m,2H),0.85(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 512(M+1)
【1101】
化合物B219:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ジメチルアミノ)エタン-1-オン
【1102】
(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(1.6g、3.91mmol)、ジメチルグリシン(362mg、3.52mmol)及びDIEA(1g、7.82mmol)の、DMF(10ml)中での混合物にHATU(1.48g、3.91mmol)を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、EA(80ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィー(DCM:(MeOH中7M NH)=20:1で溶離)により精製し、さらにプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(575mg、30%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.07(d,J=1.6Hz,1H),7.46(br.s,2H),7.45(d,J=2.0Hz,1H),7.15(s,1H),5.98(d,J=8.4Hz,1H),3.98(s,2H),3.88-3.74(m,1H),3.72-3.60(m,2H),3.59-3.50(m,2H),3.11(s,2H),3.05-2.87(m,4H),2.20(s,3H),2.19(s,6H),1.59-1.45(m,1H),1.43-1.22(m,3H),1.09(d,J=6.0Hz,3H),0.85(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 495(M+1)
【1103】
化合物B220:N2-(ヘプタン-4-イル)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1104】
工程A:t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート
【1105】
-78℃(Nパージ)、N2-(ヘプタン-4-イル)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(1g、2mmol)の、THF(20ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、3.8ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(5ml)中でのt-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート(0.83g、2.4mmol)を添加した。得られた混合物をr.tで一晩徐々に撹拌した。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=40%)により精製し、生成物(1g、58%)を得た。MS:M/e 836(M+1)
【1106】
工程B:N2-(ヘプタン-4-イル)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1107】
t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘプタン-4-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート(1g、1.2mmol)の、トリエチルシラン(1ml)及びトリフルオロ酢酸(1ml)溶液を、40℃で一晩加熱した。濃縮後、残存物に2mlのTFAを添加して80℃で2時間加熱した。溶媒を蒸発して粗生成物を得、その中にEA(10ml)を添加してNaHCO溶液(10ml)でアルカリ化した。水層を乾燥、濃縮して、プレパラティブTLC(DCM:MeOH=10:1、7M NH・MeOH)により精製し、生成物(120mg、21%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.05(s,1H),7.45(br.s,2H),7.39(s,1H),7.15(s,1H),5.92(d,J=8.0Hz,1H),3.95(s,2H),3.81-3.75(m,1H),3.30(d,J=12.0Hz,3H),2.65-2.58(m,4H),2.41(s,3H),2.15(s,3H),1.77(d,J=12.0Hz,2H),1.69-1.63(m,1H),1.46-1.36(m,4H),1.33-1.23(m,6H),0.85(t,J=8.0Hz,6H)ppm。MS:M/e 480(M+1)
【1108】
化合物B221及び化合物B222:(S)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、及び(R)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1109】
キラルプレパラティブHPLCにより化合物B205(370mg)を分離して、2種類のエナンチオマーの立体異性体、つまり、第1のピークの化合物B221(ピーク-1、135mg)及び第2のピークの化合物B222(ピーク-2、151mg)を得た。キラル分離条件を以下に示す。
【表8】
【1110】
化合物B221:H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.10(s,1H),8.03(d,J=1.9Hz,1H),7.99(s,1H),7.38(d,J=1.8Hz,1H),7.32(s,1H),5.00-4.94(m,1H),4.02(s,2H),3.27(s,2H),2.61(t,J=11.9Hz,2H),2.39(d,J=6.6Hz,2H),2.28(s,3H),2.15(s,3H),1.75(d,J=10.9Hz,2H),1.66-1.59(m,1H),1.56-1.46(m,2H),1.41-1.29(m,2H),1.28-1.20(m,5H),0.88(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 453(M+1)
【1111】
化合物B222:H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.04(d,J=2.0Hz,1H),7.99(s,1H),7.38(d,J=1.8Hz,1H),7.32(s,1H),4.98-4.94(m,1H),4.02(s,2H),3.30(s,2H),2.61(t,J=11.9Hz,2H),2.39(d,J=6.6Hz,2H),2.28(s,3H),2.15(s,3H),1.75(d,J=11.1Hz,2H),1.67-1.59(m,1H),1.56-1.47(m,2H),1.41-1.30(m,2H),1.27-1.20(m,5H),0.88(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 453(M+1)
【1112】
化合物B223:N2-(ヘキサン-3-イル)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1113】
工程A:N2-(ヘキサン-3-イル)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1114】
窒素ガス雰囲気下、2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(900mg、2.2mmol)、DIEA(1.7g、13.2mmol)及びヘキサン-3-アミン塩酸塩(904mg、6.6mmol)が充填された封管にNMP(5ml)を添加した。懸濁液を220℃で6h撹拌してrtに冷却して、反応混合物を水で希釈してCHClで抽出した。合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー((DCM)及び(EA:PE=1:1))により精製し、生成物(400mg.38%)を得た。MS:m/e 475(M+1)
【1115】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ヘキサン-3-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1116】
アルゴンガス下、n-ブチルリチウム(1.31ml、2.1mmol、1.6M)を工程Aの生成物(400mg、0.84mmol)の、無水THF(5ml)中での溶液に添加した。反応混合物を-78℃で20分間撹拌し、その後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(308mg、1.02mmol)を添加し、得られた混合物をrtで4h撹拌した。水性塩化アンモニウム溶液を添加し、混合物をジエチルエーテル及び酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、蒸発した。プレパラティブTLC(シリカゲル、EA:PE=1:1)により精製し、所望の生成物(280mg、収率42%)を得た。MS:m/e 780(M+1)
【1117】
工程C:N2-(ヘキサン-3-イル)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1118】
工程Bの生成物をTFA(3ml)に溶解し、その後、EtSiH(3ml)を添加した。混合物を80℃で3h撹拌し、室温まで冷却して、減圧濃縮した。さらにTFA(3ml)を添加して混合物を80℃で3h撹拌した。混合物を室温まで冷却して、減圧濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、所望の生成物(90mg、収率59%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.06(d,J=2.0Hz,1H),7.44(br.s,2H),7.40(s,1H),7.14(s,1H),5.93(d,J=8.9Hz,1H),3.95(s,2H),3.68(d,J=7.6Hz,1H),2.95-2.84(m,4H),2.83-2.74(m,4H),2.33(s,1H),2.16(s,3H),1.50-1.36(m,4H),1.34-1.25(m,2H),0.87-0.82(m,6H)ppm。MS:m/e 424(M+1)
【1119】
化合物B224及び化合物B225:(S)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、及び(R)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1120】
キラルプレパラティブHPLCにより化合物B140(1.5g)を分離して、2種類のエナンチオマーの立体異性体、つまり、第1のピークの化合物B224(ピーク-1)及び第2のピークの化合物B225(ピーク-2)を得た。プレパラティブSFCの条件は以下の通りである。
【表9】
【1121】
化合物B224:H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H)8.05(s,1H),7.99(s,1H),7.39(d,J=1.7Hz,1H),7.33(s,1H),4.90-4.84(m,1H),4.03(s,2H),2.95-2.88(m,4H),2.85-2.78(m,4H),2.16(s,3H),1.70-1.49(m,4H),1.41-1.19(m,3H),0.92-0.71(m,,6H)ppm。MS:m/e 425(M+1)
【1122】
化合物B225:H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.10(s,1H),8.06(s,1H),7.99(s,1H),7.39(d,J=1.7Hz,1H),7.33(s,1H),4.90-4.84(m,1H),4.03(s,2H),2.95-2.88(m,4H),2.85-2.78(m,4H),2.16(s,3H),1.70-1.49(m,4H),1.41-1.19(m,3H),0.89-0.71(m,6H)ppm。MS:m/e 425(M+1)
【1123】
化合物B226:(S)-3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)アミノ)ヘキサン-1-オール
【1124】
工程A:(S)-3-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)アミノ)ヘキサン-1-オール
【1125】
2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(1.64g、4mmol)、(S)-3-アミノヘキサン-1-オール塩酸塩(2.4g、16mmol)及びDIPEA(4.1g、32mmol)の、NMP(10ml)中での混合物を240℃で封管中で7時間撹拌した。反応混合物をrtに冷却してHO(50ml)に入れて、EtOAc(50ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を水性HCl、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=5:1~1:1)により精製し、目標化合物(1.1g、56.1%)を得た。MS:M/e 491(M+1)
【1126】
工程B:(S)-N2-(1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキサン-3-イル)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1127】
工程Aの生成物(1.1g、2.24mmol)の、CHCl(20ml)中で撹拌した溶液にイミダゾール(0.3g、4.48mmol)を添加し、その後、混合物を0℃に冷却し、TBSCl(0.4g、2.7mmol)の、CHCl(5ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応を一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=20:1)により精製し、目標化合物(1.0g、73.9%)を得た。MS:M/e 605(M+1)
【1128】
工程C:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキサン-3-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1129】
-78℃で、工程Bの生成物(500mg、0.83mmol)の、THF(20ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、1.03ml、1.66ml)を滴下した。30min撹拌した後、-78℃でt-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(300mg、0.99mmol)の、THF(5ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応を一晩撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(20ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=5:1~2:1)により精製し、目標化合物(300mg、39.7%)を得た。MS:M/e 910(M+1)
【1130】
工程D:(S)-3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)アミノ)ヘキサン-1-オール
【1131】
工程Cの生成物(300mg、0.33mmol)の、TFA/EtSiH(5ml/3ml)中での混合物を85℃で2日間撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをMeOH(5ml)に溶解し、水性NaOH(2.0M、2ml)を添加して2日間撹拌した。大部分のMeOHを除去して水層を得、EtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.09(d,J=2.0Hz,1H),7.62-7.38(m,3H),7.14(s,1H),6.01(d,J=8.8Hz,1H),4.38(s,1H),3.97(s,2H),3.90-3.80(m,1H),3.52-3.45(m,3H),3.12-3.01(m,7H),2.18(s,3H),1.67-1.60(m,2H),1.55-1.38(m,2H),1.38-1.24(m,2H),0.84(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 440(M+1)
【1132】
化合物B227:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(1,1,1-トリフルオロペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1133】
工程A:2,2,2-トリフルオロ-N-メトキシ-N-メチルアセトアミド
【1134】
0℃で、2,2,2-トリフルオロ酢酸無水物(10.5g、50mmol)を、N,O-ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩(5.36g、55mmol)の、CHCl(100ml)中での懸濁液に滴下した。15min撹拌した後、0℃でピリジン(6.8g、100mmol)を15min滴下した。添加後、反応を一晩撹拌した。反応混合物をHO(30ml)で処理し、有機層を分離し、NaSOで乾燥し、減圧濃縮して目標化合物(6.6g、84%)を得た。
【1135】
工程B:1,1,1-トリフルオロペンタン-2-オン
【1136】
0℃で、工程Aの生成物(6.6g、42mmol)の、THF(100ml)中で撹拌した溶液に、プロピルマグネシウムブロミド(23ml、46.2mmol)を滴下した。添加後、反応を一晩撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(50ml)で抽出した。有機層を分離し、そのまま次の工程に用いた。
【1137】
工程C:1,1,1-トリフルオロペンタン-2-オンオキシム
【1138】
ヒドロキシアミン塩酸塩(23g、0.336mol)及びAcONa(27g、0.336mol)をHO(200ml)に溶解し、工程Bの生成物(42mmol)の、THF(50ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応を一晩撹拌した。混合物をEtOAc(30ml×3回)で抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して無色油状物を呈する目標化合物(3.4g、52.2%)を得た。MS:M/e 156(M+1)
【1139】
工程D:1,1,1-トリフルオロペンタン-2-アミン塩酸塩
【1140】
0℃で、LAH(1.25g、32.9mmol)の、THF(50ml)中で撹拌した懸濁液に、工程Cの生成物(3.4g、21.9mmol)の、THF(20ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応を一晩撹拌した。反応をHO(1.25ml)、水性NaOH(15%、1.25ml)、その後、HO(3.75ml)でクエンチし、ろ過した。ジオキサン/HCl(4.0M、10ml)をろ過液に添加して一晩撹拌し、その後、濃縮して残存物を得、それを石油エーテル(50ml)で処理してろ過した。ケーキを収集し、乾燥して白色固体を呈する目標化合物(1.1g、28.1%)を得た。MS:M/e 142(M+1)
【1141】
工程E:N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(1,1,1-トリフルオロペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1142】
2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(409mg、1mmol)、工程Dの生成物(357mg、2mmol)、Pd(dba)(91.6mg、0.1mmol)、X-phos(95.2mg、0.2mmol)及びCsCO(652mg、2mmol)の、ジオキサン(15ml)中での混合物をNで2日間撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ過液をEtOAc/HO(100ml/50ml)で処理した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(CHCl/MeOH=50:1)により精製し、目標化合物(50mg、9.7%)を得た。MS:M/e 515(M+1)
【1143】
工程F:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((1,1,1-トリフルオロペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1144】
-78℃で、工程Eの生成物(50mg、0.097mmol)の、THF(5ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.12ml、0.19mmol)を滴下した。30min撹拌した後、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(35.4mg、0.11mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応を一晩撹拌した。さらに、水性NHClでクエンチし、塩水で抽出し、NaSOで乾燥し、濃縮してプレパラティブTLC(石油エーテル/EtOAc=2:1)により精製し、残存物を得、上記残存物をさらにプレパラティブTLC(CHCl/MeOH=20:1)により精製し、目標化合物(16mg、20.2%)を得た。
【1145】
工程G:7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(1,1,1-トリフルオロペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1146】
85℃で、工程Fの生成物(16mg、0.02mmol)の、TFA/EtSiH(2ml/2ml)中での混合物を一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.70(br.s,2H),8.10(d,J=1.7Hz,1H),7.85(br.s,2H),7.50(s,1H),7.31(s,1H),7.00-6.92(m,1H),4.66-4.55(m,1H),4.03(s,2H),3.26-3.15(m,8H),2.19(s,3H),1.83-1.54(m,2H),1.49-1.26(m,2H),0.85(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 464(M+1)
【1147】
化合物B228:(S)-3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)アミノ)ヘキサン-1-オール
【1148】
工程A:t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキサン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート
【1149】
-78℃で、(S)-N2-(1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキサン-3-イル)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(342mg、0.5mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.63ml、1ml)を滴下した。30min撹拌した後、-78℃でt-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート(208mg、0.6mmol)の、THF(3ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応を一晩撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(10ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=5:1~2:1)により精製し、目標化合物(180mg、37.8%)を得た。MS:M/e 952(M+1)
【1150】
工程B:(S)-3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)アミノ)ヘキサン-1-オール
【1151】
工程Aの生成物(180mg、0.189mmol)の、TFA/EtSiH(3ml/3ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをMeOH(5ml)に溶解し、水性NaOH(2.0M、2ml)を添加して一晩撹拌した。大部分のMeOHを除去して水層を得、EtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して残存物を得、それをプレパラティブTLC(CHCl/MeOH(NHを含有)=10:1)により精製し、目標化合物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.03(d,J=2.0Hz,1H),7.50(s,1H),7.20(s,1H),4.07(s,2H),3.98-3.90(m,1H),3.69-3.59(m,2H),3.44-3.38(m,2H),2.97(d,J=6.4Hz,2H),2.79(t,J=11.6Hz,2H),2.73(s,3H),2.25(s,3H),1.89-1.82(m,3H),1.82-1.63(m,2H),1.55-1.45(m,3H),1.44-1.31(m,2H),0.88(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 482(M+1)
【1152】
化合物B229:3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール
【1153】
工程A:t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキサン-3-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート
【1154】
-78℃で、7-ブロモ-2-((1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ヘキサン-3-イル)オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(342mg、0.5mmol)の、乾燥THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(0.63ml、1mmol)を滴下した。30分間撹拌した後、t-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート(208mg、0.6mmol)の、THF(3ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応を2時間撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(10ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=2:1)により精製し、目標化合物(180mg、37.8%)を得た。MS:M/e 953(M+1)
【1155】
工程B:3-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール
【1156】
工程Aの生成物(180mg、0.189mmol)の、TFA/EtSiH(3ml/3ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをMeOH(5ml)に溶解して水性NaOH(2.0M、2ml)を添加した。その後、反応混合物を一晩撹拌した。大部分のMeOHを除去して、水層をEtOAc(20ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してプレパラティブTLC(CHCl/MeOH(NH、7.0M)=10:1)により精製し、粗生成物を得、さらにプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.34(s,2H),8.16-8.02(m,3H),7.58(s,1H),7.36(s,1H),5.12-4.98(m,1H),4.08(s,2H),3.57-3.33(m,4H),2.87(s,2H),2.75(t,J=11.6Hz,2H),2.62-2.56(m,3H),2.20(s,3H),1.86-1.72(m,5H),1.65-1.56(m,2H),1.43-1.27(m,4H),0.86(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 483(M+1)
【1157】
化合物B230:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【1158】
工程A:t-ブチル(S)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【1159】
N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(25mg、0.13mmol)をDMF(1ml)に溶解し、その後、HATU(54mg、0.14mmol)及びDIPEA(23mg、0.18mmol)を添加した。混合物を1h撹拌し、その後、(S)-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(50mg、0.12mmol)を添加した。反応を撹拌してTLCによりモニタリングした。16h後、混合物をEAで希釈して水及び塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧除去して粗生成物(70mg、収率75%)を得た。MS:m/e 596(M+1)
【1160】
工程B:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【1161】
TFA(1ml)を、t-ブチル(S)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ヘキサン-3-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート(70mg、粗製)の、DCM(3ml)中での溶液に添加した。混合物をrtで2h撹拌した。その後、減圧濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、所望の生成物(26mg、収率44%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(s,1H),8.07(s,1H),7.99(s,1H),7.43(d,J=1.7Hz,1H),7.33(s,1H),4.90-4.84(m,1H),4.05(s,2H),3.58-3.52(m,4H),2.99-2.94(m,4H),2.27(s,3H),2.20(s,3H),1.71-1.49(m,4H),1.41-1.17(m,2H),0.87-0.71(m,6H)ppm。MS:m/e 496(M+1)
【1162】
化合物B231:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【1163】
工程A:t-ブチル(S)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート
【1164】
N-(t-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(945mg、5mmol)及びDIEA(1.54g、6mmol)の、DMF(10ml)中での混合物にHATU(1.9g、5mmol)を添加した。30min後、(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(2.04g、5mmol)の、DMF(5ml)中での溶液を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、EA(100ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をcombi flashにより精製し、目標化合物(2.3g、80%)を得た。MS:M/e 581(M+1)
【1165】
工程B:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン
【1166】
工程Aの生成物(2.23g、3.84mmol)の、DCM/MeOH(20ml/5ml)中での混合物に4M HClジオキサン(10ml)溶液を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮した。残存物を水で希釈し、飽和NaHCO溶液でpH=8となるまでアルカリ化し、DCM(60ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をcombi-flashにより精製し、目標化合物(1.3g、70%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.07(d,J=2.0Hz,1H),7.49(br.s,2H),7.45(d,J=2.0Hz,1H),7.15(s,1H),6.00(d,J=8.4Hz,1H),3.98(s,2H),3.89-3.75(m,1H),3.65-3.46(m,4H),3.33(s,2H),3.03-2.90(m,4H),2.27(s,3H),2.20(s,3H),1.64-1.45(m,1H),1.42-1.24(m,3H),1.09(d,J=6.4Hz,3H),0.85(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 481(M+1)
【1167】
化合物B232:2-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)アミノ)ペンタン-1-オール
【1168】
工程A:N2-(1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタン-2-イル)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1169】
rtで、TBS-Cl(132mg、0.88mmol)を、2-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)アミノ)ペンタン-1-オール(350mg、0.73mmol)、DMAP(9mg、0.073mmol)及びイミダゾール(100mg、1.47mmol)の、無水CHCl(10ml)中での混合物に添加し、一晩撹拌した。反応混合物を水で希釈してCHClで抽出した。合わせた有機層を飽和水性NaClで洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮した。粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA/PE,1:2)により精製し、黄色油状物を呈する生成物(220mg、収率43%)を得た。MS:m/e 591(M+1)
【1170】
工程B:t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート
【1171】
アルゴンガス下、n-ブチルリチウム(0.44ml、0.7mmol、1.6M)を、N2-(1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタン-2-イル)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(220mg、0.38mmol)の、無水THF(3ml)中での溶液に添加した。反応混合物を-78℃で20分間撹拌し、その後、t-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート(197mg、0.57mmol)を添加し、得られた混合物をrtで4h撹拌した。水性塩化アンモニウム溶液を添加し、混合物をジエチルエーテル及び酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、蒸発した。プレパラティブTLC(シリカゲル、EA:PE=1:1)により精製し、所望の生成物(170mg、収率48%)を得た。MS:m/e 938(M+1)
【1172】
工程C:2-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)アミノ)ペンタン-1-オール
【1173】
工程Bの生成物(180mg、0.19mmol)をTFA(2ml)に溶解し、その後、EtSiH(2ml)を添加した。混合物を80℃で3h撹拌し、室温まで冷却して、減圧濃縮した。さらにTFA(3ml)を添加して混合物を80℃で3h撹拌した。混合物を室温まで冷却して、減圧濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、所望の生成物(9mg、収率10%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.05(d,J=2.0Hz,1H),7.50(br.s,2H),7.41(d,J=1.8Hz,1H),7.14(s,1H),5.77(d,J=8.7Hz,1H),4.58(br.s,1H),3.96(s,2H),3.81-3.75(m,1H),3.48-3.42(m,1H),3.36-3.24(m,3H),2.61(t,J=11.4Hz,2H),2.37(d,J=6.6Hz,2H),2.27(s,3H),2.16(s,3H),1.75(d,J=10.7Hz,2H),1.65-1.15(m,7H),0.86(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:m/e 468(M+1)
【1174】
化合物B233:2-((S)-4-(5-((4-アミノ-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-2-イル)アセトニトリル
【1175】
工程A:ベンジル(S)-2-(シアノメチル)-4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1176】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(400mg、2.57mmol)、ベンジル(S)-2-(シアノメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート塩酸塩(760mg、2.57mmol)及びDIEA(1000mg、7.75mmol)の、DMSO(10ml)及びHO(1滴)中での混合物を110℃、Nで4hr撹拌した。終了後、混合物を水に入れて、その後、EA(30ml)で2回抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥して、減圧濃縮した。得られた残存物を高速カラムクロマトグラフィーにより、PE中10%~60%のEAにより精製し、黄色油状物を呈する生成物(800mg、82%)を得た。MS:M/e 379(M+1)
【1177】
工程B:ベンジル(2S)-4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-2-(シアノメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1178】
で、-78℃で、(S)-N4,N4-ビス(4-メトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(0.32g、0.70mmol)の、THF(15ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、1.1ml、1.76mmol)を滴下した。溶液を-78℃で30min撹拌した。-78℃でベンジル(S)-2-(シアノメチル)-4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(400mg、1.06mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下した。得られた溶液をr.tに自然に昇温し、その後、r.tで1h撹拌した。終了後、溶液をHO(20ml)でクエンチし、その後、DCM(25ml×2回)で抽出した。有機相をHO(10ml)で洗浄し、乾燥して、減圧濃縮した。得られた残存物を高速カラムクロマトグラフィーにより、DCM中0~10%のMeOHにより精製し、生成物(500mg、粗製)を得た。MS:M/e 839(M+1)
【1179】
工程C:2-((S)-4-(5-((4-アミノ-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-2-イル)アセトニトリル
【1180】
ベンジル(2S)-4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-2-(シアノメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(500mg、粗製)の、TFA(10ml)及びトリエチルシラン(2ml)中での混合物を80℃で一晩撹拌した。終了後、反応混合物を減圧濃縮してTFAを除去した。残存物をEA(30ml)で希釈し、その後、水性NaHCO(飽和、15ml)で2回洗浄した。有機相をNaSOで乾燥して、減圧濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、その後、プレパラティブHPLCにより精製し、生成物(5.65mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.18(s,1H),7.71-7.55(m,2H),4.19(s,2H),3.90(d,J=8Hz,2H),3.71-3.33(m,7H),3.22-2.63(m,6H),2.30(s,3H),1.50-1.33(m,3H),1.18-1.14(m,4H),0.91(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 449(M+1)
【1181】
化合物B234:7-((6-(4-((イソブチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1182】
工程A:ベンジル 4-((イソブチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【1183】
ベンジル 4-ホルミルピペリジン-1-カルボキシレート(1g、4.05mmol)、2-メチルプロパン-1-アミン(443g、6.07mmol)及びトリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム(1.72g、8.09mmol)の、DCM(10ml)中での混合物をr.t.で2h撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(10ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して無色油状物を呈するベンジル 4-((イソブチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.13g、91.81%)を得た。MS:M/e 305(M+1)
【1184】
工程B:ベンジル 4-(((t-ブトキシカルボニル)(イソブチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【1185】
ベンジル 4-((イソブチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1g、3.29mmol)、ジ-t-ブチルジカルボネート(1.08g、4.93mmol)及びDIPEA(848mg、6.58mmol)の、DCM(10ml)中での混合物をr.t.で2h撹拌した。混合物を水(10ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して黄色油状物を呈するタイトル生成物(1.25g、94.06%)を得た。MS:M/e 405(M+1)
【1186】
工程C:t-ブチル イソブチル(ピペリジン-4-イルメチル)カルバメート
【1187】
ベンジル 4-(((t-ブトキシカルボニル)(イソブチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.25g、3.09mmol)及び活性炭上のパラジウム(300mg、10%)の、MeOH(10ml)中での混合物をH雰囲気(1atm)下、r.t.で2h撹拌した。混合物をろ過、濃縮して黄色油状物を呈するt-ブチル イソブチル(ピペリジン-4-イルメチル)カルバメート(0.79g、94.80%)を得た。MS:M/e 271(M+1)
【1188】
工程D:t-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(イソブチル)カルバメート
【1189】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(400mg、2.56mmol)、t-ブチル イソブチル(ピペリジン-4-イルメチル)カルバメート(692mg、2.56mmol)及びDIPEA(0.99g、7.69mmol)の、DMSO(10ml)中での混合物を100℃で一晩撹拌した。混合物を水で希釈してDCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈するタイトル生成物(0.82g、82.21%)を得た。MS:M/e 390(M+1)
【1190】
工程E:t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(イソブチル)カルバメート
【1191】
-78℃で、N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.43mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.41ml、0.65mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃でt-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(イソブチル)カルバメート(202mg、0.52mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をr.t.に昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、黄色油状物を呈する生成物(240mg、65.01%)を得た。MS:M/e 852(M+1)
【1192】
工程F:7-((6-(4-((イソブチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1193】
t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(イソブチル)カルバメート(240mg、0.28mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、タイトル生成物(89mg、63.8%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.11(br.s,3H),8.05(s,1H),8.00(s,1H),7.42(s,1H),7.32(s,1H),4.96(dd,J=12.2,6.2Hz,1H),4.04(s,2H),3.35(d,J=12.5hz,3H),2.90-2.85(m,2H),2.81-2.74(m,2H),2.69-2.64(m,2H),2.17(s,3H),1.97(dt,J=13.5,6.8Hz,1H),1.82(d,J=10.4Hz,3H),1.66-1.59(m,1H),1.55-1.48(m,1H),1.40-1.28(m,4H),1.25(d,J=6.1Hz,3H),0.96(s,3H),0.94(s,3H),0.88(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 495(M+1)
【1194】
化合物B235:2-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ペンタン-1-オール
【1195】
工程A:7-ブロモ-2-((1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタン-2-イル)オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、及び7-ブロモ-2-((2-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンチル)オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1196】
0℃で、1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタン-2-オール(336mg、1.5mmol)の、THF(5ml)中での溶液にNaH(60%、82mg、2mmol)を添加した。反応混合物を室温で20分間撹拌し、その後、7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(500mg、1.02mmol)を添加し、得られた混合物を70℃で一晩撹拌した。水性塩化アンモニウム溶液を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、蒸発した。プレパラティブTLC(シリカゲル、EA:PE=1:10~1:1)により精製し、260mg(38%)の7-ブロモ-2-((1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタン-2-イル)オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン、及び7-ブロモ-2-((2-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンチル)オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミンを得た。MS:m/e 670(M+1)
【1197】
工程B:t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート、及びt-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-((2-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンチル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート
【1198】
アルゴンガス下、n-ブチルリチウム(1.6M、0.51ml、0.81mmol)を、2-((1-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタン-2-イル)オキシ)-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン及び(160mg、0.27mmol)の、無水THF(3ml)中での混合物を溶液に添加した。反応混合物を-78℃で20分間撹拌し、その後、-78℃でt-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)カルバメート(141mg、0.40mmol)を添加し、得られた混合物をrtで2h撹拌した。水性塩化アンモニウム溶液を添加し、混合物をジエチルエーテル及び酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、蒸発した。プレパラティブTLC(シリカゲル、EA:PE=1:1)により精製し、所望の生成物(80mg、収率31%)を得た。MS:m/e 939(M+1)
【1199】
工程C:2-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ペンタン-1-オール、及び1-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ペンタン-2-オール
【1200】
工程Bの生成物(80mg)をTFA(1ml)に溶解し、その後、EtSiH(1ml)を添加した。混合物を80℃で2h撹拌した。混合物を室温まで冷却して、減圧濃縮した。さらにTFA(1ml)を添加して混合物を80℃で3h撹拌した。混合物を室温まで冷却して、減圧濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製し、所望の生成物、つまり、化合物B235(3mg)及び化合物B236(3mg)を得た。MS:m/e 469(M+1)。収率が7.5%であった。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.01(s,1H),7.96(s,1H),7.47(s,1H),5.04(d,J=5.5hz,1H),4.25(s,2H),3.69(dd,J=14.4,9.0Hz,4H),3.16-3.07(m,2H),3.01(t,J=7.0Hz,2H),2.75(d,J=4.4Hz,3H),2.37(s,3H),2.01(dd,J=8.0,4.7Hz,1H),1.95(d,J=12.7Hz,2H),1.73-1.63(m,2H),1.53(dt,J=17.4,5.8Hz,2H),1.45-1.31(m,2H),0.98-0.87(m,3H)ppm;MS:m/e 469(M+1)
【1201】
化合物B236:1-((4-アミノ-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ペンタン-2-オール
【1202】
プレパラティブ-HLPCにより目標生成物である化合物236及び化合物B235を得ることができる。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.33(s,2H),8.17(s,1H),8.11-8.03(m,2H),7.53(s,1H),7.33(s,1H),4.07(d,J=5.3Hz,4H),3.77(s,1H),3.39(d,J=12.0Hz,2H),2.87(d,J=5.9Hz,2H),2.71(t,J=12.4Hz,2H),2.58(t,J=5.3Hz,3H),2.20(s,3H),1.78(d,J=9.7Hz,3H),1.53-1.23(m,6H),0.89(t,J=6.4Hz,3H)ppm。MS:m/e 469(M+1)
【1203】
化合物B237:7-((6-(4-(((2-メトキシエチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1204】
工程A:ベンジル 4-(((2-メトキシエチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【1205】
ベンジル 4-ホルミルピペリジン-1-カルボキシレート(1g、4.05mmol)、2-メトキシエタン-1-アミン(455g、6.07mmol)及びトリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム(1.72g、8.09mmol)の、DCM(10ml)中での混合物をr.t.で2h撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(10ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して所望の生成物(1.15g、92.83%)を得た。MS:M/e 307(M+1)
【1206】
工程B:ベンジル 4-(((t-ブトキシカルボニル)(2-メトキシエチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【1207】
ベンジル 4-(((2-メトキシエチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1g、3.29mmol)、ジ-t-ブチルジカルボネート(1.07g、4.90mmol)及びDIPEA(843mg、6.53mmol)の、DCM(10ml)中での混合物をr.t.で2h撹拌した。混合物を水(10ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して生成物(1.22g、91.95%)を得た。MS:M/e 407(M+1)
【1208】
工程C:t-ブチル(2-メトキシエチル)(ピペリジン-4-イルメチル)カルバメート
【1209】
ベンジル 4-(((t-ブトキシカルボニル)(2-メトキシエチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.22g、3.00mmol)及び活性炭上のパラジウム(300mg、10%)の、MeOH(10ml)中での混合物をH雰囲気(1atm)下、r.t.で2h撹拌した。混合物をろ過、濃縮して黄色油状物を呈するt-ブチル(2-メトキシエチル)(ピペリジン-4-イルメチル)カルバメート(0.68g、83.20%)を得た。MS:M/e 273(M+1)
【1210】
工程D:t-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(2-メトキシエチル)カルバメート
【1211】
6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(400mg、2.56mmol)、t-ブチル イソブチル(ピペリジン-4-イルメチル)カルバメート(697mg、2.56mmol)及びDIPEA(0.99g、7.69mmol)の、DMSO(10ml)中での混合物を100℃で一晩撹拌した。混合物を水で希釈してDCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、生成物(0.79g、78.80%)を得た。MS:M/e 392(M+1)
【1212】
工程E:t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(2-メトキシエチル)カルバメート
【1213】
-78℃で、N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(200mg、0.43mmol)の、THF(5ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(0.41ml、0.65mmol)を滴下して1h撹拌した。その後、-78℃でt-ブチル((1-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(2-メトキシエチル)カルバメート(204mg、0.52mmol)の、THF(2ml)中での溶液を滴下し、添加後、混合物をr.t.に昇温して3h撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)でクエンチし、DCM(30ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1~5:1)により精製し、t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(2-メトキシエチル)カルバメート(230mg、62.15%)を得た。MS:M/e 854(M+1)
【1214】
工程F:7-((6-(4-(((2-メトキシエチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1215】
t-ブチル((1-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(2-メトキシエチル)カルバメート(230mg、0.27mmol)及びトリエチルシラン(1ml)の、TFA(2ml)中での混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮してプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(75mg、55.97%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.44(br.s,2H),8.14(s,1H),8.06(s,2H),7.56(s,1H),7.36(s,1H),5.02-4.92(m,1H),4.08(s,2H),3.63-3.55(m,2H),3.43(s,1H),3.40(s,1H),3.32(s,3H),3.19-3.09(m,2H),2.94-2.85(m,2H),2.74(t,J=11.9Hz,2H),2.20(s,3H),1.87-1.78(m,3H),1.66-1.60(m,1H),1.56-1.48(m,1H),1.41-1.30(m,4H),1.25(d,J=6.1Hz,3H),0.88(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 497(M+1)
【1216】
化合物B238:7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1217】
工程A:t-ブチル 5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-6-フルオロ-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート
【1218】
-78℃で、N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(461mg、1mmol)の、乾燥THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(1.25ml、2mmol)を滴下した。30分間撹拌した後、t-ブチル 6-フルオロ-5-ホルミル-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート(367mg、1.2mmol)の、THF(3ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応を2時間撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(10ml×2回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=10:1~3:1)により精製し、淡茶褐色固体を呈する目標化合物(340mg、44.3%)を得た。MS:M/e 768(M+1)
【1219】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-6-フルオロピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【1220】
Pd/C(200mg)を工程Aの生成物(340mg、0.443mmol)の、EtOAc(30ml)中で撹拌した溶液に添加し、混合物をH(1atm)下で一晩撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ過液を濃縮して白色固体を呈する目標化合物(342mg、100%)を得た。MS:M/e 770(M+1)
【1221】
工程C:7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1222】
工程Aの生成物(342mg、0.442mmol)の、TFA/EtSiH(3ml/3ml)中での混合物を85℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、上記残存物プレパラティブHPLCにより精製し、TFA塩を呈する目標化合物を得、それをHO(10ml)に溶解して水性NaCOでpH=10~12となるまでアルカリ化し、CHCl(20ml)で抽出し、NaSOで乾燥し、濃縮して目標化合物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.14(s,1H),8.08(s,1H),7.69-7.62(m,1H),7.35(s,1H),7.11(d,J=7.6Hz,1H),4.97-4.80(m,1H),4.13(s,2H),3.02(d,J=12.0Hz,2H),2.73-2.62(m,1H),2.58(t,J=12.4Hz,2H),1.76-1.68(m,2H),1.66-1.43(m,4H),1.41-1.23(m,2H),1.18(d,J=6.0Hz,3H),0.85(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 414(M+1)
【1223】
化合物B239:(S)-7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1224】
工程A:t-ブチル 5-((4-(ビス(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-6-フルオロ-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート
【1225】
-78℃で、(S)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-N-(3,4-ジメトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(1.042g、2mmol)の、乾燥THF(20ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(2.5ml、4mmol)を滴下した。30分間撹拌した後、t-ブチル 6-フルオロ-5-ホルミル-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート(0.734g、2.4mmol)の、THF(5ml)中での溶液を滴下した。添加後、反応を2時間撹拌した。反応を水性NHClでクエンチし、EtOAc(20ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=5:1~2:1)により精製し、淡黄色固体を呈する目標化合物(1.01g、61%)を得た。MS:M/e 828(M+1)
【1226】
工程B:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-6-フルオロピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【1227】
Pd/C(200mg)を工程Aの生成物(1.01gmg、1.22mmol)の、EtOAc(20ml)中で撹拌した溶液に添加し、混合物をH(1atm)下で一晩撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ過液を濃縮して白色固体を呈する目標化合物(1.01g、100%)を得た。MS:M/e 830(M+1)
【1228】
工程C:(4-アミノ-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メタノール
【1229】
工程Bの生成物(1.01g、1.22mmol)の、TFA/HO(9ml/1ml)中での混合物を40℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをHO(20ml)で処理してEtOAc(20ml)で抽出した。有機層を破棄し、かつ、水層をNaOHでpH=13~14となるまでアルカリ化してCHCl/IPA(3:1,30ml×3回)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して無色スラリーを呈する目標化合物(218mg、41.6%)を得た。MS:M/e 430(M+1)
【1230】
工程D:(S)-7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1231】
工程Cの生成物(218mg、0.51mmol)の、TFA/EtSiH(3ml/3ml)中での混合物を70℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(116mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.58(s,1H),8.27(s,1H),8.15(s,1H),8.05(s,1H),7.77-7.67(m,1H),7.39(s,1H),7.16(d,J=7.2Hz,1H),4.96-4.85(m,1H),4.15(s,2H),3.36(d,J=12.8Hz,2H),3.08-2.90(m,4H),2.05-1.74(m,4H),1.69-1.43(m,2H),1.43-1.25(m,2H),1.18(d,J=6.0Hz,3H),0.85(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 414(M+1)
【1232】
化合物B240:(S)-7-((5-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン。
【1233】
工程A:t-ブチル 5-ホルミル-3-メチル-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート。
【1234】
100℃で、N下、6-クロロ-5-メチルニコチンアルデヒド(750mg、5.0mmol)、t-ブチル 4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(1.8g、6.0mmol)、Pd(PPh(300mg、0.25mmol)及びKCO(1.4g、10mmol)の、ジオキサン/HO(12ml/3ml)中での混合物を16時間撹拌した。混合物を20mlのEAで希釈し、塩水(10ml×3回)で洗浄し、NaSOで乾燥して、減圧濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=3:1~1:1)により精製し、タイトル化合物(1.3g、収率:89%)を得た。MS:M/e 303(M+1)
【1235】
工程B:t-ブチル 5-((4-(ビス(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチル-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート。
【1236】
雰囲気下、-78℃で、(S)-N4,N4-ビス(2,4-ジメトキシベンジル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(260mg、0.5mmol)の、THF(2ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、1.0ml、1.6mmol)を添加した。混合物を-78℃で30min撹拌した。その後、-78℃で工程Aの生成物(450mg、1.5mmol)の、THF(4ml)溶液を系に添加した。反応を30min撹拌し、その後、室温に昇温して16時間撹拌した。室温で、反応を飽和NHCl(10ml)でクエンチしてEA(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水(10ml×3回)で洗浄し、NaSOで乾燥して、減圧濃縮した。残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、タイトル化合物(200mg、収率:49%)を得た。MS:M/e 823(M+1)
【1237】
工程C:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート。
【1238】
下、rtで、工程Bの生成物(200mg、0.24mmol)及びPd/C(湿、170mg)の、MeOH(7ml)中での混合物を7時間撹拌した。混合物をろ過し、ろ過液を濃縮して白色固体を呈するタイトル生成物(200mg)を得た。MS:M/e 825(M+1)
【1239】
工程D:(4-アミノ-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(5-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メタノール。
【1240】
TFA/HO(9:1、10ml)中でのt-ブチル 4-(5-((4-(ビス(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(180mg、0.21mmol)を、rtで16時間撹拌した。反応を減圧濃縮した。10mlのHOを添加した。混合物をRTで10min撹拌し、その後、ろ過した。ろ過液をDCM(10ml×2回)で抽出して不純物を除去した。水層を水性NaOH(4M)でpH>10となるまでアルカリ化し、DCM/IPA(5:1、10ml×3回)で抽出した。合わせた抽出物を塩水(20ml×3回)で洗浄し、NaSOで乾燥して濃縮してタイトル生成物(45mg、収率:51%)を得た。MS:M/e 425(M+1)
【1241】
工程E:(S)-7-((5-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン。
【1242】
(4-アミノ-2-(((S)-ペンタン-2-イル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(5-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メタノール(45mg、0.11mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での混合物を70℃で16時間撹拌した。さらにTFA(3ml)及びEtSiH(3ml)を添加し、得られた混合物を70℃でさらに20時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した。残存物をHO(10ml)に溶解してDCM(5ml×2回)で抽出した。有機相を破棄した。無機相を水性NaOH(4M)によりpH>10となるまでアルカリ化した。混合物をDCM/iPrOH(5:1、5ml×5回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し(10ml×2回)、NaSOで乾燥して濃縮した。残存物をプレパラティブTLC(DCM/MeOH(NH)=8:1)により精製し、タイトル化合物(12mg、収率:28%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.33(s,1H),7.54(s,1H),7.27(s,1H),4.25-4.06(m,2H),3.93-3.77(m,1H),3.49(d,J=12.8Hz,2H),3.29-3.23(m,1H),3.21-3.09(m,2H),2.35(s,3H),2.15-2.00(m,2H),1.99-1.88(m,2H),1.65-1.49(m,1H),1.49-1.30(m,3H),1.14(d,J=6.4Hz,3H),0.91(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 409(M+1)
【1243】
化合物B241:(S)-7-((5-メトキシ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1244】
工程A:6-クロロ-5-メトキシニコチンアルデヒド
【1245】
-78℃で、Nで、5-ブロモ-2-クロロ-3-メトキシピリジン(3g、13.51mmol)の、THF(100ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(9.3ml、14.88mmol)を添加した。0.5h撹拌した後、-78℃で、モルホリン-4-ホルムアルデヒド(1.7g、14.78mmol)を添加した。反応混合物を25℃に昇温して2.5h撹拌した。終了後、反応混合物を水性NHCl(50ml)でクエンチしてDCM(3回×50ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥して真空濃縮して残存物を得た。残存物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中での酢酸エチル(40%)で溶離)により精製し、タイトル化合物(500mg、22%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.08(s,1H),8.45(s,1H),7.63(s,1H),4.00(s,3H)ppm。
【1246】
工程B:t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メトキシピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1247】
で、6-クロロ-5-メトキシニコチンアルデヒド(1.2g、6.98mmol)の、DMF(20ml)中での溶液にt-ブチル ピペラジン-1-カルボキシレート(1.94g、10.45mmol)及びKCO(1.92g、13.91mmol)を添加した。反応混合物を80℃で12h撹拌した。終了後、反応混合物を水(50ml)でクエンチしてEtOAc(3回×50ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥して真空濃縮して残存物を得た。残存物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中での酢酸エチル(40%)で溶離)により精製し、タイトル化合物(1.6g、71%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.85(s,1H),8.23(s,1H),7.42(s,1H),3.89(s,3H),3.75-3.67(m,4H),3.58-3.51(m,4H),1.49(s,9H)ppm。MS:M/e 322(M+1)
【1248】
工程C:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メトキシピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1249】
-78℃で、Nで、(R)-7-ブロモ-N,N-ビス(2,4-ジメトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(500mg、0.832mmol)の、THF(10ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(1.6ml、2.56mmol)を添加した。0.5h撹拌した後、-78℃で、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メトキシピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(400mg、1.25mmol)を添加した。反応混合物を-78℃で2.5h撹拌した。終了後、反応混合物を水性NHCl(30ml)でクエンチしてDCM(3回×30ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥して真空濃縮して残存物を得た。残存物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中での酢酸エチル(60%)で溶離)により精製し、タイトル化合物(620mg、88%)を得た。MS:M/e 843(M+1)
【1250】
工程D:(4-アミノ-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(5-メトキシ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メタノール
【1251】
で、t-ブチル-4-(5-((4-(ビス(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-2-(((R)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メトキシピリジン-2)ピペラジン-1-カルボキシレート(500mg、0.593mmol)を、TFA(8ml)及びHO(0.8ml)に溶解した。反応混合物を40℃で12h撹拌した。終了後、真空で溶媒を除去した。残存物を水(20ml)及びDCM(30ml)で希釈して水相を1N HClで酸化してPHを2~3に調節した。水相をDCM(3回×20ml)で洗浄して2N NaOHでアルカリ化してPHを13~14に調節してDCM/i-PrOH(5/1、3回×120ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥して真空濃縮してタイトル化合物(350mg、粗製)を得た。MS:M/e 443(M+1)
【1252】
工程E:(S)-7-((5-メトキシ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1253】
で、(4-アミノ-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(5-メトキシ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メタノール(350mg、粗製)をTFA(5ml)及びEtSiH(5ml)に溶解した。反応混合物を90℃で12h撹拌した。終了後、真空で溶媒を除去した。残存物を水(20ml)及びDCM(20ml)で希釈して水相を1N HClで酸化してPHを2~3に調節した。水相をDCM(3回×20ml)で洗浄して2N NaOHでアルカリ化してPHを13~14に調節してDCM/i-PrOH(5/1、3回×100ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥して真空濃縮して残存物を得た。残存物をプレパラティブTLC(DCM/CHOH(NH)=10/1)により精製し、タイトル化合物(3mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 7.79(s,1H),7.52(s,1H),7.35(s,1H),5.12-5.03(m,1H),4.21(s,2H),3.86(s,3H),3.59(d,J=4.8Hz,5H),1.79-1.67(m,1H),1.63-1.51(m,1H),1.52-1.35(m,3H),1.33-1.26(m,5H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 427(M+1)
【1254】
化合物B242:3-((4-アミノ-7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール
【1255】
工程A:3-(ベンジルオキシ)プロピオンアルデヒド
【1256】
0℃で、Nで、3-(ベンジルオキシ)プロプ-1-オール(5g、30.12mmol)の、DCM(100ml)中での溶液にDMP(19g、44.81mmol)を添加した。反応混合物を25℃で5h撹拌した。終了後、反応混合物をろ過し、ろ過液を真空濃縮して残存物を得た。残存物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中での酢酸エチル(20%)で溶離)により精製し、タイトル化合物(4.2g、85%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.80(d,J=1.6Hz,1H),7.40-7.26(m,5H),4.53(s,2H),3.87-3.72(m,2H),2.73-2.65(m,2H)ppm。
【1257】
工程B:1-(ベンジルオキシ)ヘキサン-3-オール
【1258】
0℃で、Nで、3-(ベンジルオキシ)プロピオンアルデヒド(4.2g、25.61mmol)の、THF(100ml)中での溶液にプロピルマグネシウムブロミド(18ml、36.00mmol)を添加した。反応混合物を25℃で1h撹拌した。終了後、反応混合物を水性NHCl(50ml)でクエンチしてEtOAc(3回×50ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥して真空濃縮して残存物を得た。残存物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中での酢酸エチル(30%)で溶離)により精製し、タイトル化合物(3.4g、64%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 7.40-7.19(m,5H),4.44(s,2H),4.32(d,J=4.8Hz,1H),3.59-3.43(m,3H),1.71-.45(m,2H),1.44-1.20(m,4H),0.85(t,J=6.4Hz,3H)ppm。MS:M/e 209(M+1)
【1259】
工程C:2-((1-(ベンジルオキシ)ヘキサン-3-イル)オキシ)-7-ブロモ-N,N-ビス(2,4-ジメトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン
【1260】
0℃で、Nで、1-(ベンジルオキシ)ヘキサン-3-オール(3g、14.42mmol)の、DMF(50ml)中での溶液にNaH(1.3g、32.50mmol)を添加した。0.5h撹拌した後、25℃で7-ブロモ-2-クロロ-N,N-ビス(2,4-ジメトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(4.4g、8.01mmol)を添加した。反応混合物を80℃で1h撹拌した。終了後、反応混合物を水(50ml)でクエンチしてEtOAc(3回×50ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥して真空濃縮して残存物を得た。残存物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中での酢酸エチル(40%)で溶離)により精製し、タイトル化合物(3g、粗製)を得た。MS:M/e 720,722(M+1)
【1261】
工程D:t-ブチル 5-((2-((1-(ベンジルオキシ)ヘキサン-3-イル)オキシ)-4-(ビス(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-6-フルオロ-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート
【1262】
78℃で、N下、2-((1-(ベンジルオキシ)ヘキサン-3-イル)オキシ)-7-ブロモ-N,N-ビス(2,4-ジメトキシベンジル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(600mg、0.83mmol)の、THF(12ml)中での溶液に、n-ブチルリチウム(1.8ml、2.88mmol)を添加した。0.5h撹拌した後、-78℃で、t-ブチル 6-フルオロ-5-ホルミル-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート(430mg、1.405mmol)を添加した。反応混合物を-78℃で2.5h撹拌した。終了後、反応混合物を水性NHCl(30ml)でクエンチしてDCM(3回×30ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥して真空濃縮して残存物を得た。残存物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中での酢酸エチル(60%)で溶離)により精製し、タイトル化合物(400mg、45%)を得た。MS:M/e 948(M+1)
【1263】
工程E:t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-2-((1-ヒドロキシヘキサン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-6-フルオロピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【1264】
t-ブチル 5-((2-((1-(ベンジルオキシ)ヘキサン-3-イル)オキシ)-4-(ビス(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-6-フルオロ-3’,6’-ジヒドロ-[2,4’-ビピリジン]-1’(2’H)-カルボキシレート(390mg、0.411mmol)の、EtOAc(15ml)中での溶液にPd/C(200mg)を添加した。反応混合物を25℃でHで16h撹拌した。終了後、反応混合物をろ過し、ろ過液を真空濃縮してタイトル化合物(300mg、粗製)を得た。MS:M/e 860(M+1)
【1265】
工程F:3-((4-アミノ-7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)(ヒドロキシ)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール
【1266】
で、t-ブチル 4-(5-((4-(ビス(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-2-((1-ヒドロキシヘキサン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-6-フルオロピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(300mg、粗製)をTFA(8ml)及びHO(0.8ml)に溶解した。反応混合物を40℃で12h撹拌した。終了後、真空で溶媒を除去した。残存物を水(20ml)及びDCM(20ml)で希釈して水相を1N HClで酸化してPHを2~3に調節した。水相をDCM(3回×20ml)で洗浄して2N NaOHでアルカリ化してpHを13~14に調節してDCM/i-PrOH(5/1、3回×100ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥して真空濃縮してタイトル化合物(80mg、粗製)を得た。MS:M/e 460(M+1)
【1267】
工程G:3-((4-アミノ-7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール
【1268】
で、3-((4-アミノ-7-((2-フルオロ-6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)(ヒドロキシ)メチル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2-イル)オキシ)ヘキサン-1-オール(80mg、粗製)をTFA(5ml)及びEtSiH(5ml)に溶解した。反応混合物を90℃で12h撹拌した。終了後、真空で溶媒を除去した。残存物を水(20ml)及びDCM(20ml)で希釈して水相を1N HClで酸化してPHを2~3に調節した。水相をDCM(3回×20ml)で洗浄して2N NaOHでアルカリ化してpHを13~14に調節してDCM/i-PrOH(5/1、3回×100ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥して真空濃縮して残存物を得た。残存物をプレパラティブHPLCにより、カラム:XBridgeプレパラティブC18 OBDカラム19×150mm 5μm、移動相A:水(0.1% TFA)、移動相B:MeOH、流速:17ml/min、214/254nmの条件により精製して、タイトル化合物(11mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 7.80-7.71(m,1H),7.47(s,1H),7.16(d,J=7.2Hz,1H),5.21-5.10(m,1H),4.24(s,2H),3.67-3.57(m,2H),3.48(d,J=12.4Hz,2H),3.12(t,J=12.4Hz,2H),3.01(t,J=11.2Hz,1H),2.16-2.05(m,2H),2.05-1.79(m,4H),1.78-1.57(m,2H),1.49-1.31(m,2H),0.90(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 444(M+1)
【1269】
化合物B243:(S)-4-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-1-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
【1270】
工程A:t-ブチル 4-(4-ブロモ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【1271】
4-ブロモピリジン-2(1H)-オン(1.74g、10mmol)及びt-ブチル 4-((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(3.06g、11mmol)の、ジオキサン(40ml)中での溶液にCsCO(6.5g、20mmol)を添加した。反応を100℃で5日間加熱した。反応を室温まで冷却して、水(100ml)で希釈し、酢酸エチル(150ml)で抽出し、塩水(80ml)で洗浄した。有機層を乾燥、濃縮して、Combi Flashにより精製し、生成物(3.2g、89%)を得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ 7.18-7.10(m,1H),6.86-6.81(m,1H),6.42-6.34(m,1H),5.06-4.94(m,1H),4.40-4.20(m,2H),2.89(t,J=11.6Hz,2H),1.94-1.86(m,2H),1.72-1.55(m,2H),1.48(s,9H)ppm。MS:M/e 357(M+1)
【1272】
工程B:t-ブチル 4-(4-ホルミル-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【1273】
工程Aの生成物(356mg、1mmol)、NaCO(106mg、1mmol)の、DMF(10ml)中での溶液にPd(dppf)Cl(73mg、0.1mmol)及びEtSiH(232g、2mmol)を添加し、その後、メシチレン(60mg、0.5mmol)を添加した。混合物を95℃でCO(3バール)で5時間加熱した。溶液を冷却し、その中に水(30ml)を添加し、酢酸エチル(50ml×3回)で抽出して塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、それをCombi Flashによりさらに精製し、純粋な生成物(123mg、40%)を得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ 9.88(s,1H),7.41(d,J=6.8Hz,1H),7.01(s,1H),6.62(d,J=7.2Hz,1H),5.15-4.96(m,1H),4.45-4.20(m,2H),3.00-2.82(m,2H),1.98-1.86(m,2H),1.76-1.60(m,2H),1.48(s,9H)ppm。MS:M/e 307(M+1)
【1274】
工程C:t-ブチル 4-(4-((4-(ビス(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【1275】
-78℃(Nパージ)で(S)-7-ブロモ-N,N-ビス(2,4-ジメトキシベンジル)-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(213mg、0.356mmol)の、THF(8ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、0.35ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、工程Bの生成物(120mg、0.39mmol)の、THF(2ml)中での溶液を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して一晩過ごした。溶液をNHCl溶液(5ml)でクエンチし、酢酸エチル(6ml)で抽出して、塩水(30ml)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、さらにcombi flashにより精製し、所望の生成物(120mg、粗製、41%)を得た。MS:M/e 828(M+1)
【1276】
工程D:4-((4-アミノ-2-(((S)-ペンタン-2-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-1-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
【1277】
工程Cの生成物(120mg、0.145mmol)の、TFA/EtSiH(4ml/0.5ml)中での溶液を35℃で一晩加熱した。混合物を乾燥となるまで濃縮し、水(30ml)を添加し、得られた混合物をrtで30min撹拌した。沈殿物を形成し、それをろ過し、水(5ml)で洗浄した。ろ過液を収集し、DCM(50ml×2回)で抽出した。水相を収集し、2N NaOHでpHが14となるまで処理し、DCM/IPA(3/1、60ml×3回)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物(30mg、50%)を得た。MS:M/e 428(M+1)
【1278】
工程E:(S)-4-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イル-オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-1-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
【1279】
工程Dの生成物(30mg、粗製)の、トリエチルシラン(2ml)及びトリフルオロ酢酸(2ml)中での混合物を85℃で10h加熱した。溶媒を冷却、蒸発して残存物を得、それをプレパラティブHPLCにより精製し、生成物(10mg、27%)を得た。
HNMR(400MHz,CDOD)δ 7.55-7.48(m,2H),6.42(s,1H),6.39(d,J=7.2Hz,1H),5.10-4.98(m,1H),4.96-4.89(m,1H),4.13(s,2H),3.60-3.50(m,2H),3.26-3.12(m,2H),2.25-2.04(m,4H),1.80-1.64(m,1H),1.62-1.51(m,1H),1.50-1.34(m,2H),1.28(d,J=6.0Hz,3H),0.92(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 412(M+1)
【1280】
化合物B244:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチル(2-(メチルアミノ)エチル)アミノ)エタン-1-オン
【1281】
工程A:t-ブチル(S)-(2-((2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)(メチル)アミノ)エチル)(メチル)カルバメート
【1282】
(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)エタン-1-オン(48mg、0.1mmol)及びt-ブチルメチル(2-オキソエチル)カルバメート(26mg、0.15mmol)の、THF(5ml)中での混合物にAcOH(2滴)及びトリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム(63mg、0.3mmol)を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を溶液水で希釈し、EA(60ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(30mg、46%)を得た。MS:M/e 638(M+1)
【1283】
工程B:(S)-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチル(2-(メチルアミノ)エチル)アミノ)エタン-1-オン
【1284】
工程Aの生成物(30mg、0.046mmol)の、DCM(4ml)中での混合物に4M HClジオキサン(0.5ml)中での溶液を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。混合物を乾燥となるまで濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(20mg、55%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.12(s,1H),7.80(s,1H),7.68(s,1H),4.23(s,2H),4.18(s,2H),3.94-3.85(m,1H),3.83-3.77(m,2H),3.65-3.57(m,2H),3.44-3.34(m,4H),3.28-3.22(m,4H),2.87(s,3H),2.79(s,3H),2.36(s,3H),1.65-1.25(m,4H),1.16(d,J=6.8Hz,3H),0.91(t,J=6.8Hz,3H)ppm。MS:M/e 538(M+1)
【1285】
化合物B245:(S)-7-((5-メチル-6-(4-((メチル(2-(メチルアミノ)エチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1286】
工程A:t-ブチル(S)-(2-(((1-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)エチル)(メチル)カルバメート
【1287】
(S)-7-((5-メチル-6-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(45mg、0.1mmol)及びt-ブチルメチル(2-オキソエチル)カルバメート(26mg、0.15mmol)の、THF(5ml)中での混合物にAcOH(2滴)及びトリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム(63mg、0.3mmol)を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を溶液水で希釈し、EA(50ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して残存物(80mg、粗製)を得、そのまま次の工程に用いた。MS:M/e 609(M+1)
【1288】
工程B:(S)-7-((5-メチル-6-(4-((メチル(2-(メチルアミノ)エチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン
【1289】
工程Aの生成物(80mg、粗製)の、DCM(10ml)中での混合物に4M HClジオキサン(0.5ml)中での溶液を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。混合物を乾燥となるまで濃縮して残存物をプレパラティブHPLCにより精製し、目標化合物(57mg、2つの工程に対して75%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.05(s,2H),7.73(s,1H),4.27(s,2H),3.96-3.82(m,1H),3.74(d,J=11.6Hz,2H),3.62-3.46(m,4H),3.26-3.10(m,4H),2.97(s,3H),2.79(s,3H),2.39(s,3H),2.30-2.15(m,1H),2.01(d,J=11.6Hz,2H),1.66-1.25(m,6H),1.15(d,J=6.4Hz,3H),0.89(t,J=6.8Hz,3H)ppm。MS:M/e 509(M+1)
【1290】
化合物B246:(S)-2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン
【1291】
工程A:t-ブチル(S)-(2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)カルバメート
【1292】
(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(480mg、1.17mmol)、(t-ブトキシカルボニル)グリシン(205mg、1.17mmol)及びDIEA(302mg、2.3mmol)の、DMF(10ml)中での混合物にHATU(445mg、1.17mmol)を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。反応を水で希釈し、EA(60ml×2回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をcombi flashにより精製し、目標化合物(520mg、78%)を得た。MS:M/e 567(M+1)
【1293】
工程B:(S)-2-アミノ-1-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン
【1294】
工程Aの生成物(520mg、0.92mmol)の、DCM/MeOH(10ml/2ml)中での混合物に4M HClのEtOAc(2ml)中での溶液を添加した。反応を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮した。残存物を水で希釈し、飽和NaHCO溶液でpHが8となるまでアルカリ化し、DCM/IPA(20/1、60ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮して遊離塩基(410mg)を得た。残存物(40mg)をさらにプレパラティブTLCにより精製し、目標化合物(13mg)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.08(s,1H),7.47(br.s,2H),7.46(s,1H),7.16(s,1H),5.99(d,J=8.4Hz,1H),3.98(s,2H),3.89-3.76(m,1H),3.66-3.54(m,2H),3.52-3.40(m,2H),3.38(s,2H),3.25-3.10(s,2H),3.03-2.90(m,4H),2.20(s,3H),1.61-1.45(m,1H),1.42-1.20(m,3H),1.10(d,J=6.0Hz,3H),0.85(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 467(M+1)
【1295】
化合物B247:(S)-2-(4-(5-((4-アミノ-2-(ペンタン-2-イルアミノ)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オール
【1296】
(S)-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-N2-(ペンタン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-2,4-ジアミン(410mg、1mmol)及び2-ブロモエタン-1-オール(150mg、1.2mmol)の、DMF(6ml)中での混合物にTEA(202mg、2mmol)を添加した。反応を室温で2日間撹拌した。反応を水で希釈し、EA(60ml×3回)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮した。残存物をcombi flashにより精製し、目標化合物(185mg、41%)を得た。
HNMR(400MHz,CDOD)δ 8.01(s,1H),7.46(d,1H),7.19(s,1H),4.07(s,2H),3.98-3.78(m,1H),3.72(t,J=6.0Hz,2H),3.18-3.08(m,4H),2.80-2.67(m,4H),2.63(t,J=5.6Hz,2H),2.23(s,3H),1.71-1.21(m,4H),1.14(d,J=6.4Hz,3H),0.89(t,J=7.2Hz,3H)ppm。MS:M/e 454(M+1)
【1297】
化合物C1:2-ブトキシ-8-(3-(ピロリジン-1-イルメチル)ベンジル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン
【1298】
工程A:t-ブチル(2-ブトキシピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)カルバメート
【1299】
2-ブトキシピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン(50mg、0.24mmol)の、THF(15ml)中で撹拌した溶液に、二炭酸ジ-t-ブチル(130mg、0.6mmol)及びDMAP(10mg、0.08mmol)を添加した。反応混合物をrtで一晩撹拌した。混合物をHO(20ml)で希釈してEtOAc(10ml×3回)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体を呈する生成物(100mg、100%)を得た。MS:M/e 308(M+1)
【1300】
工程B:t-ブチル(8-ブロモ-2-ブトキシピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)カルバメート
【1301】
t-ブチル(2-ブトキシピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)カルバメート(100mg、0.3mmol)の、MeCN(10ml)中で撹拌した溶液に、NBS(115mg、0.6mmol)を添加した。反応混合物をrtで2h撹拌した。混合物を真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体を呈する生成物(150mg、100%)を得た。MS:M/e 386(M+1)
【1302】
工程C:t-ブチル(2-ブトキシ-8-(ヒドロキシ(3-(ピロリジン-1-イルメチル)フェニル)メチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)カルバメート
【1303】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気でのt-ブチル(8-ブロモ-2-ブトキシピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)カルバメート(150mg、0.3mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.75mmol、0.47ml)を滴下した。20min撹拌した後、3-(ピロリジン-1-イルメチル)ベンズアルデヒド(85mg、0.45mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、タイトル生成物(100mg、67%)を得た。MS:M/e 498(M+1)
【1304】
工程D:2-ブトキシ-8-(3-(ピロリジン-1-イルメチル)ベンジル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン
【1305】
t-ブチル(2-ブトキシ-8-(ヒドロキシ(3-(ピロリジン-1-イルメチル)フェニル)メチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)カルバメート(100mg、0.2mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を、80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、生成物(10mg、13.1%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6))δ 8.45(s,1H),8.16(s,1H),7.80(s,1H),7.35-7.02(m,4H),4.27(s,2H),3.95(s,2H),3.67(s,2H),2.38-2.32(m,4H),1.68-1.62(m,4H),1.40(s,2H),1.19-1.15(m,2H),0.90-0.85(m,3H)ppm。MS:M/e 381(M+1)
【1306】
化合物C2:2-ブトキシ-8-(4-(ピロリジン-1-イルメチル)ベンジル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン
【1307】
工程A:t-ブチル(2-ブトキシ-8-(ヒドロキシ(4-(ピロリジン-1-イルメチル)フェニル)メチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)カルバメート
【1308】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気でのt-ブチル(8-ブロモ-2-ブトキシピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)カルバメート(100mg、0.26mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.75mmol、0.47ml)を滴下した。20min撹拌した後、4-(ピロリジン-1-イルメチル)ベンズアルデヒド(100mg、0.52mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮して粗生成物(220mg、100%)を得、そのまま次の工程に用いた。MS:M/e 497(M+1)
【1309】
工程B:2-ブトキシ-8-(4-(ピロリジン-1-イルメチル)ベンジル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン
【1310】
t-ブチル(2-ブトキシ-8-(ヒドロキシ(4-(ピロリジン-1-イルメチル)フェニル)メチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)カルバメート(220mg、0.26mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を、80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、生成物(10mg、10.1%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6))δ 8.47(s,1H),8.17(s,1H),7.87(s,1H),7.19(s,4H),4.26(t,J=6.4Hz,2H),3.82(s,2H),3.50(s,2H),2.39-2.31(m,4H),1.72-1.61(m,6H),1.40(dq,J=14.3,7.2Hz,2H),0.98-0.87(m,3H)ppm。MS:M/e 381(M+1)
【1311】
化合物C3:5-ブトキシ-3-((5-クロロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)ピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-7-アミン
【1312】
工程A:メチル 7-アミノ-5-ヒドロキシピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-3-カルボキシレート
【1313】
ジメチル-3-オキソグルタラート(50g、0.29mol)の、エタノール(500ml)中での溶液に、DMF-DMA(34.5g、0.29mol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。その後、ヒドラジンカルボイミドアミド塩酸塩(35.4g、0.32mol)を添加し、溶液を、80℃で3時間加熱した。rtに冷却した後、沈殿した固体をろ過して乾燥して黄色固体を呈する生成物(24g、40%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 10.99(br.s,1H),8.24(s,1H),7.82(br.s,2H),6.27(s,1H),3.76(s,3H)ppm。MS:M/e 209(M+1)
【1314】
工程B:メチル 7-アミノ-5-ブトキシピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-3-カルボキシレート
【1315】
1-ヨードブタン(6.6g、36mmol)を、メチル 7-アミノ-5-ヒドロキシピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-3-カルボキシレート(5g、24mmol)の、DMF(100ml)中での溶液に添加した。溶液をrtで一晩撹拌した。水(50ml)を添加し、沈殿した固体をろ過して乾燥して、所望の黄色固体を呈する生成物(6.1g、96%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.30(s,1H),8.01(br.s,1H),6.35(s,1H),4.20(t,J=8.0Hz,2H),3.77(s,3H),1.71-1.66(m,2H),1.45-1.38(m,2H),0.89(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 265(M+1)
【1316】
工程C:メチル 7-(ビス(t-ブトキシカルボニル)アミノ)-5-ブトキシピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-3-カルボキシレート
【1317】
(Boc)O(7.7g、35.2mmol)を、メチル 7-アミノ-5-ブトキシピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-3-カルボキシレート(3.1g、11.7mmol)及びDMAP(714mg、5.9mmol)の、THF(250ml)中での溶液に滴下した。添加後、懸濁液が清澄となった。引き続いてrtで2時間撹拌し、その後、濃縮してCombiFlash(登録商標)(PE:EA=25%)により精製して、生成物(4.2g、78%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.37(s,1H),7.27(s,1H),7.23(s,1H),4.30(t,J=8.0Hz,2H),3.91(s,3H),1.80-1.76(m,2H),1.54-1.45(m,2H),1.29(s,9H),0.97(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 465(M+1)
【1318】
工程D:t-ブチル(5-ブトキシ-3-(ヒドロキシメチル)ピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-7-イル)カルバメート
【1319】
0℃で、水酸化リチウムアルミニウム(782mg、20.6mmol)の、THF(60ml)中での溶液に、THF(20ml)中でのメチル 7-(ビス(t-ブトキシカルボニル)アミノ)-5-ブトキシピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-3-カルボキシレート(4.2g、10.3mmol)を滴下した。得られた混合物をrtとなるまで2時間徐々に撹拌した。その後、0.8mlの水で、その後、0.8mlのNaOH溶液(15%)及び2.4mlの水でクエンチした。固体をろ過して100mlのメタノールでスラリーに調製して1時間維持した。ろ過後、ろ過ケーキを100mlのメタノールで再びスラリーに調製した。ろ過後、合わせたろ過液を蒸発して所望の生成物(1.9g、50%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 7.76(s,1H),6.14(s,1H),4.64(s,1H),4.04(t,J=8.0Hz,2H),1.79-1.75(m,2H),1.54-1.44(m,12H),0.97(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 337(M+1)
【1320】
工程E:t-ブチル(5-ブトキシ-3-ホルミルピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-7-イル)カルバメート
【1321】
0℃で、t-ブチル(5-ブトキシ-3-(ヒドロキシメチル)ピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-7-イル)カルバメート(1.2g、3.6mmol)の、THF(110ml)中での冷却した溶液に、デス-マーチン試薬(3.1g、7.2mmol)を添加した。0℃で30min撹拌し、その後、徐々にrtに昇温して30min維持した。0℃で、溶液を清澄溶液となるまで水でクエンチし、酢酸エチル(80ml)で抽出した。有機層を濃縮してCombiFlash(登録商標)(PE:EA=25%)により精製して、無色油状物を呈する生成物(270mg、23%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 10.19(s,1H),9.91(s,1H),8.60(s,1H),7.01(s,1H),4.31(t,J=8.0Hz,2H),1.76-1.70(m,2H),1.52-1.40(m,12H),0.95(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 335(M+1)
【1322】
工程F:t-ブチル 4-(5-((5-ブトキシ-7-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)ピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-3-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-クロロピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1323】
-78℃(Nパージ)でt-ブチル 4-(5-ブロモ-3-クロロピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(289mg、0.8mmol)の、THF(15ml)中での冷却した溶液に、n-ブチルリチウム(1.6M、1.2ml)を滴下した。-78℃で30min撹拌した後、THF(5ml)中でのt-ブチル(5-ブトキシ-3-ホルミルピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-7-イル)カルバメート(270mg、0.8mmol)を添加した。得られた混合物を当該温度で30min撹拌し、その後、rtに昇温して2時間維持した。溶液をNHCl溶液(10ml)でクエンチして酢酸エチル(10ml)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行って粗生成物を得、それをさらにCombiFlash(登録商標)(PE:EA=50%)及びプレパラティブTLC(PE:EA=1:1)により精製して、純粋な生成物(80mg、16%)を得た。MS:M/e 632(M+1)
【1324】
工程G:5-ブトキシ-3-((5-クロロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)ピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-7-アミン
【1325】
t-ブチル 4-(5-((5-ブトキシ-7-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)ピラゾロ[1,5-c]ピリミジン-3-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-クロロピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(20mg、0.03mmol)の、トリエチルシラン(0.5ml)及びトリフルオロ酢酸(0.5ml)中での混合物を30℃で2時間加熱した。その後、60℃で油ポンプで濃縮して粗生成物を得、それをプレパラティブTLC(DCM:MeOH=7:1)により精製して、生成物(5mg、38%)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.12(t,J=8.0Hz,1H),7.75(d,J=4.0Hz,1H),7.64(s,1H),6.97(d,J=4.0Hz,1H),5.97(d,J=8.0Hz,1H),4.12-4.09(m,3H),3.51-3.38(m,4H),2.91-2.65(m,4H),1.76-1.72(m,2H),1.49-1.45(m,2H),0.98(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 416(M+1)
【1326】
化合物C4:6-プロポキシ-3-(4-(ピロリジン-1-イルメチル)ベンジル)イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-8-アミン
【1327】
工程A:6-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-8-アミン
【1328】
8-ブロモ-6-クロロイミダゾ[1,2-b]ピリダジン(2g、8.7mmol)の、DMF(20ml)中で撹拌した溶液に、ビス(4-メトキシベンジル)アミン(2.7g、10.44mmol)及びDIEA(2.3g、17.4mmol)を添加した。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物をHO(50ml)で希釈してEtOAc(20ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体を呈する生成物(2.8mg、80%)を得た。MS:M/e 308(M+1)
【1329】
工程B:N,N-ビス(4-メトキシベンジル)-6-プロポキシイミダゾ[1,2-b]ピリダジン-8-アミン
【1330】
6-クロロ-N,N-ビス(4-メトキシベンジル)イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-8-アミン(2.2g、5.4mmol)の、ブタノール(10ml)中で撹拌した溶液に、ブトキシナトリウム(50ml、ブタノール中4M)を添加した。反応混合物を95℃で一晩撹拌した。混合物を真空濃縮した。残存物にHO(50ml)を添加してEtOAc(20ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体を呈する生成物(2g、85.8%)を得た。MS:M/e 437(M+1)
【1331】
工程C:8-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-6-プロポキシイミダゾ[1,2-b]ピリダジン-3-ホルムアルデヒド
【1332】
100ml丸底フラスコにDMF(5ml)を添加し、0℃でPOCl(900mg、5.88mmol)をDMFに添加した。反応を0℃で30min撹拌した。この溶液にN,N-ビス(4-メトキシベンジル)-6-プロポキシイミダゾ[1,2-b]ピリダジン-8-アミン(300mg、0.69mmol)を添加した。反応をrtで一晩撹拌した。混合物にHO(50ml)を添加してEtOAc(20ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して真空濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色固体を呈する生成物(300mg、94%)を得た。MS:M/e 475(M+1)
【1333】
工程D:(8-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-6-プロポキシイミダゾ[1,2-b]ピリダジン-3-イル)(4-(ピロリジン-1-イルメチル)フェニル)メタノール
【1334】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気での1-(4-ブロモベンジル)ピロリジン(140mg、0.55mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.93mmol、0.58ml)を滴下した。50min撹拌した後、8-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-6-プロポキシイミダゾ[1,2-b]ピリダジン-3-ホルムアルデヒド(150mg、0.37mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮して生成物(60mg、25.6%)を得た。MS:M/e:636(M+1)
【1335】
工程E:6-ブトキシ-3-(4-(ピロリジン-1-イルメチル)ベンジル)イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-8-アミン
【1336】
(8-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-6-プロポキシイミダゾ[1,2-b]ピリダジン-3-イル)(4-(ピロリジン-1-イルメチル)フェニル)メタノール(60mg、0.09mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を、80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、生成物(5mg、14.2%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.83(s,1H),8.04(s,1H),7.74(s,1H),7.39(d,J=7.5hz,2H),7.30(d,J=7.7Hz,2H),7.04(s,2H),4.29(d,J=5.4Hz,2H),4.20(t,J=6.1Hz,2H),3.95(s,2H),3.30(s,2H),3.06(s,2H),2.01(s,2H),1.91-1.77(m,2H),1.69-1.56(m,2H),1.35-1.19(m,2H),0.85(t,J=7.3Hz,3H)ppm。MS:M/e 380(M+1)
【1337】
化合物C5:6-ブトキシ-3-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-8-アミン
【1338】
工程A:t-ブチル 4-(5-((8-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-6-ブトキシイミダゾ[1,2-b]ピリダジン-3-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1339】
-78℃に冷却して窒素ガス雰囲気でのt-ブチル 4-(5-ブロモ-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(180mg、0.44mmol)の、THF(10ml)中で撹拌した溶液に、n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.99mmol、0.618ml)を滴下した。50min撹拌した後、8-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-6-プロポキシイミダゾ[1,2-b]ピリダジン-3-ホルムアルデヒド(201mg、0.66mmol)の、THF(2ml)中での溶液を徐々に添加した。反応混合物をrtに徐々に昇温して2h撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に入れてEtOAc(15ml×3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮して生成物(120mg、24.2%)を得た。MS:M/e:752(M+1)
【1340】
工程B:6-ブトキシ-3-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-8-アミン
【1341】
t-ブチル 4-(5-((8-(ビス(4-メトキシベンジル)アミノ)-6-ブトキシイミダゾ[1,2-b]ピリダジン-3-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(120mg、0.16mmol)の、TFA(3ml)及びEtSiH(3ml)中での溶液を、80℃で2h撹拌した。反応混合物を真空濃縮してTFA及びEtSiHを除去した。残存物にTFA(5ml)を添加して85℃で一晩撹拌した。混合物をrtに冷却して真空濃縮した。粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、生成物(10mg、15.8%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.68(br.s,2H),8.14-8.10(m,1H),8.05(s,1H),7.89-7.83(m,1H),7.39(s,1H),7.16-7.11(m,2H),4.24(br.s,2H),3.84(s,2H),3.26-3.14(m,8H),2.18(s,3H),1.72-1.59(m,2H),1.33-1.27(m,2H),0.86(t,J=7.6,3H)ppm。MS:M/e 396(M+1)
【1342】
化合物C6:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-4-アミン
【1343】
工程A:2,4-ジクロロ-5-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン
【1344】
2,4-ジクロロ-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン(3.76g、20mmol)の、DMF(40ml)中での溶液に、DIPEA(4.2ml、24mmol)及び(2-(クロロメトキシ)エチル)トリメチルシラン(4.3ml、24mmol)を添加した。その後、混合物を室温で一晩撹拌した。反応物を濃縮して、水(5ml)で希釈し、EtOAc(30ml×5)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して、残存物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、白色固体を呈する目標化合物(3g、47%)を得た。MS:M/e 318(M+1)
【1345】
工程B:2-クロロ-5-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-4-アミン
【1346】
アンモニア水(20ml)を、2,4-ジクロロ-5-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン(5g、15.8mmol)の、プロプ-2-オール(20ml)中での溶液に添加し、反応混合物を95℃での高圧殺菌器中で7時間撹拌し、EtOAc(25ml×4)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して、残存物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、白色固体を呈する目標化合物(3.2g、68%)を得た。MS:M/e 299(M+1)
【1347】
工程C:2-ブトキシ-5-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-4-アミン
【1348】
2-クロロ-5-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-4-アミン(3g、10mmol)及びn-BuONa/n-BuOH(20%、9.6ml)中での混合物を、80℃で5時間撹拌した。溶液をHO(10ml)でクエンチした。水溶液をEA(20ml×4)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(3.3g、95%)を得た。MS:M/e 337(M+1)
【1349】
工程D:2-ブトキシ-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-4-アミン
【1350】
2-ブトキシ-5-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-4-アミン(3.3g、10mmol)及びCFCOOHとの混合物を室温で一晩撹拌した。反応を飽和NaHCO溶液でクエンチした。水溶液をEA(20ml×3回)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(1.53g、74%)を得た。MS:M/e 207(M+1)
【1351】
工程E:t-ブチル 4-(5-((4-アミノ-2-ブトキシ-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-7-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【1352】
2-ブトキシ-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-4-アミン(206mg、1mmol)、t-ブチル 4-(5-ホルミル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(458mg、1.5mmol)及びKCO(166mg、1.5mmol)の、CHOH(1ml)及びHO(1ml)中での混合物を室温で2日間撹拌した。反応を飽和NaHCO溶液でクエンチした。水溶液をEA(25ml×4)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(203mg、40%)を得た。MS:M/e 512(M+1)
【1353】
工程F:2-ブトキシ-7-((5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-4-アミン
【1354】
-15℃で、生成物工程A(206mg、0.5mmol)の、DCM(5ml)中で撹拌した溶液に、EtSiH(0.5ml)及びTFA(0.5ml)を添加した。反応混合物を0℃で一晩撹拌した。溶液を飽和NaHCO溶液(5ml)でクエンチした。水溶液をEA(10ml×4回)で抽出した。収集した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過、濃縮を行った。得られた残存物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(82mg、41%)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.45(s,1H),8.04(d,J=4Hz,1H),7.46(s,1H),7.16(d,J=4Hz,1H),6.65(s,2H),4.19(t,J=4Hz,2H),3.77(s,2H),2.91-2.75(m,8H),1.68-1.61(m,2H),1.42-1.35(m,2H),0.93(t,J=8.0Hz,3H)ppm。MS:M/e 396(M+1)
HEK293-Blue hTLR7レポーターアッセイ:
【1355】
HEK-Blue-hTLR7細胞系(Invivogen社、カタログ番号hkb-htlr7)を設計し、TLR7アゴニストを用いてヒトTLR7を刺激してNF-κ及びAP-1を活性化することにより、分泌型胚アルカリホスファターゼ(SEAP)の発現を誘導する。
【1356】
HEK-Blue-hTLR7細胞を4×10細胞/ウェルの密度で、180μLの体積で96ウェルプレート上に接種し、前記プレートをDMEM(カタログ番号11965-092)中に位置させ、10%(v/v)の熱失活したウシ胎児血清(FBS)(Gibco社、10099-1441)、100U/mlペニシリン及び100μg/mlストレプトマイシン(Gibco社、15140122)を補充し、50U/mLのペニシリンと、50mg/mLのストレプトマイシンと10%(v/v)の熱失活したウシ胎児血清とを含有させた。細胞を5時間静置し、その後、37℃で増加量の測定化合物で24時間処理した。その後、各ウェルからの20μLの上清を180μL Quanti-blue基質溶液と37℃で10~30分間培養し、その後、分光計を用いて620~655nmにおけるSEAPの活性を特定した。S型投与量応答関数を用いて、GraphPad Prismソフトウェアで各種の化合物のEC50値を算出した。
【1357】
HEK-Blue Detectionを用いてTLR7刺激を特定する
【1358】
当該測定方法の目的は、NF-κBの活性化をモニタリングすることによりHEK-Blue hTLR7ツール細胞系におけるヒトTLR7タンパク質の刺激を研究することにある。hTLR7遺伝子と、最適化した分泌型胚アルカリホスファターゼ(SEAP)レポーター遺伝子とをHEK293細胞にコトランスフェクションすることにより、HEK-Blue hTLR7細胞を取得する。SEAPレポーター遺伝子を、5つのNF-κB及びAP-1-結合部位と融合したIFN-β最小プロモーターにより制御する。TLR7リガンドで刺激してNF-κB及びAP-1を活性化することができ、これにより、SEAPの発現を誘導する。HEK-Blue Detection(SEAPをリアルタイムで測定できる細胞培地)を用いてSEAPのレベルを容易に特定することができる。HEK-Blue Detectionには、細胞の成長に必要な全ての栄養物質及び特異性SEAP発色基質が含有されている。SEAPによる基質の加水分解によって紫色/青色を発し、分光計で測定し得る。
【1359】
50%~80%コンフルエントに成長した場合、HEK-Blue hTLR7細胞を40000細胞/ウェルの密度で96ウェルプレート(costar 3599)に播種する。その後、0.1% DMSO/HEK-Blue Detection中0.04nm~10μMの最終濃度範囲で、10点の系列希釈物で化合物を添加する。その後、プレートを37℃で、5% CO中で16時間培養し、30秒ボルテックス攪拌し、その後、測定を行う。BMG PHERAstar FSX装置において620~655nmにおける光学密度を読み取る。Resiquimodで同定した最大活性化パーセントを算出することにより各種の化合物のEC50を特定する。
【1360】
表1:化合物Bシリーズ(「D」とは、EC50>10μmolを指す。QUANTI-BLUEアッセイによりB1~B232を測定し、HEK-Blue DetectionによりB233~B247を測定した)
【表10】
【表11】
【表12】
【1361】
表2:化合物Cシリーズ(「D」とは、EC50>10μmolを指す。QUANTI-BLUEアッセイによりC1~C6を測定した)
【表13】
【1362】
HEK-Blue Detectionを用いてTLR8刺激を特定する
【1363】
当該測定方法の目的は、NF-κBの活性化をモニタリングすることによりHEK-Blue hTLR8ツール細胞系におけるヒトTLR8タンパク質の刺激を研究することにある。hTLR8遺伝子と、最適化した分泌型胚アルカリホスファターゼ(SEAP)レポーター遺伝子とをHEK293細胞にコトランスフェクションすることにより、HEK-Blue hTLR8細胞を取得する。SEAPレポーター遺伝子を、5つのNF-κB及びAP-1-結合部位と融合したIFN-β最小プロモーターにより制御する。TLR8リガンドで刺激してNF-κB及びAP-1を活性化することができ、これにより、SEAPの発現を誘導する。HEK-Blue Detection(SEAPをリアルタイムで測定できる細胞培地)を用いてSEAPのレベルを容易に特定することができる。HEK-Blue Detectionには、細胞の成長に必要な全ての栄養物質及び特異性SEAP発色基質が含有されている。SEAPによる基質の加水分解によって紫色/青色を発し、分光計で測定し得る。
【1364】
50%~80%コンフルエントに成長した場合、HEK-Blue hTLR7/8細胞を40000細胞/ウェルの密度で96ウェルプレート(costar 3599)に播種する。その後、0.1% DMSO/HEK-Blue Detectionにおける1nm~10μMの最終濃度範囲で、10点の系列希釈物で化合物を添加する。その後、プレートを37℃で5% COで16hr培養した。BMG PHERAstar FSX装置において620~655nmにおける光学密度を読み取る。Resiquimod又はMotolimodで同定した最大活性化パーセントにより、各種の化合物のEC50を特定する。
【1365】
表3:HEK-Blue hTLR8細胞の化合物(「D」とは、EC50>10μmolを指す)
【表14】
【1366】
以上、特定の実施形態に組み合わせて本発明を説明したが、その様々なスキーム、変更及び他の変化は、当業者にとって自明である。これらは代替的なスキーム、変更及び変化は、本願の趣旨及び範囲内に含まれる。