(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-30
(45)【発行日】2024-10-08
(54)【発明の名称】端末デバイスのための装置
(51)【国際特許分類】
H04W 76/34 20180101AFI20241001BHJP
H04W 16/32 20090101ALI20241001BHJP
H04W 36/08 20090101ALI20241001BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20241001BHJP
H04W 88/06 20090101ALI20241001BHJP
H04W 92/08 20090101ALI20241001BHJP
【FI】
H04W76/34
H04W16/32
H04W36/08
H04W72/0457 110
H04W88/06
H04W92/08
(21)【出願番号】P 2023512071
(86)(22)【出願日】2021-08-05
(86)【国際出願番号】 EP2021071826
(87)【国際公開番号】W WO2022037948
(87)【国際公開日】2022-02-24
【審査請求日】2023-04-05
(31)【優先権主張番号】202041035389
(32)【優先日】2020-08-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(73)【特許権者】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100114915
【氏名又は名称】三村 治彦
(74)【代理人】
【識別番号】100125139
【氏名又は名称】岡部 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100209808
【氏名又は名称】三宅 高志
(72)【発明者】
【氏名】セルヴァガナパシー,スリニヴァサン
(72)【発明者】
【氏名】サブーリ-シチャニ,ファラナス
(72)【発明者】
【氏名】サンチェス,ローラ ルクエ
(72)【発明者】
【氏名】アリ,アマナット
【審査官】永井 啓司
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/017886(WO,A1)
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,Paging Reception for MUSIM[online],3GPP TSG RAN WG2 #111-e R2-2007352,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_111-e/Docs/R2-2007352.zip>,2020年08月07日
【文献】Charter Communications,Considerations for Multi-SIM WI Objectives[online],3GPP TSG RAN WG2 #111-e R2-2006916,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_111-e/Docs/R2-2006916.zip>,2020年08月07日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスの中に備えられた装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、命令を記憶するメモリとを備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、
少なくとも2つの異なる接続を有するマルチ無線デュアルコネクティビティをサポートするように構成される
前記端末デバイスに、前記2つの異なる接続のうちの少なくとも1つが解放されるべきであることを示
す情報をネットワークデバイスに送信
させるステップ
と、
前記端末デバイスの第1の加入者識別モジュールに、前記情報を送信するステップの前に前記端末デバイスの第2の加入者識別モジュールにリソース解放要求を送信するステップと、前記情報を送信するステップの後に前記端末デバイスの前記第2の加入者識別モジュールからリソース解放確認を受信するステップとのうち少なくとも1つをさらに実行させるステップと、
を実行させることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記端末デバイスに、前
記情報を送信するために、無線リソース制御メッセージ、セカンダリセルグループ障害情報メッセージのうち少なくとも1つを使用
させるステップをさらに実行させることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記端末デバイスに、前記端末デバイスに関連するベアラの再構成を特徴づける第1の構成情報を受信するステップを
、前記情報を送信させるステップの後にさらに実行させることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記端末デバイスに、マスタセルグループに関連する少なくとも1つのベアラを中断することを前記端末デバイスに命令する第2の構成情報を受信するステップと、前記第2の構成情報に基づいて、前記マスタセルグループに関連する前記少なくとも1つのベアラを中断するステップとを
前記第1の構成情報を受信するステップの後にさらに実行させることを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
少なくとも2つの異なる接続を有するマルチ無線デュアルコネクティビティをサポートするように構成される端末デバイスを動作させる方法であって、
前記2つの異なる接続のうちの少なくとも1つが解放されるべきであることを示
す情報をネットワークデバイスに送信するステップ
と、
前記端末デバイスの第1の加入者識別モジュールに、前記情報を送信するステップの前に前記端末デバイスの第2の加入者識別モジュールにリソース解放要求を送信するステップと、前記情報を送信するステップの後に前記端末デバイスの前記第2の加入者識別モジュールからリソース解放確認を受信するステップとのうち少なくとも1つをさらに実行させるステップと、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項6】
ネットワークデバイスの中に備えられた装置であって、少なくとも1つのプロセッサと、命令を記憶するメモリとを備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、
前記ネットワークデバイスに、
少なくとも2つの異なる接続を有するマルチデュアルコネクティビティをサポートするように構成される端末デバイスの前記2つの異なる接続のうちの少なくとも1つが解放されるべきであるということを示
す情報を受信
させるステップ
と、
前記情報を受信させるステップの後にセカンダリセルグループに関連するベアラがマスタセルグループに再マッピングされることができるかを決定させるステップと、
を少なくとも実行させることを特徴とする装置。
【請求項7】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記ネットワークデバイスに
、前記決定に基づいて、
前記情報を受信させるステップの後に前記端末デバイスに関連するベアラの再構成を特徴づける第1の構成情報、または前記端末デバイスにマスタセルグループに関連する少なくとも1つのベアラを中断するように命令する第2の構成情報を
前記端末デバイスに送信するステッ
プをさらに実行させることを特徴とする請求項
6に記載の装置。
【請求項8】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記ネットワークデバイスに、前
記情報に基づいて、前記端末デバイス
が前記マルチデュアルコネクティビティのための前記セカンダリセルグループのリソースを有しないという禁止事項をハンドオーバターゲットに通知するステップをさらに実行させることを特徴とする請求項
6に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
様々な例示的な実施形態は、少なくとも1つのプロセッサを備える端末デバイスのための装置に関する。
【0002】
さらなる実施形態は、端末デバイスを動作させる方法に関する。
【0003】
さらなる実施形態は、少なくとも1つのプロセッサを備えるネットワークデバイスのための装置に関する。
【0004】
さらなる実施形態は、ネットワークデバイスを動作させる方法に関する。
【背景技術】
【0005】
ワイヤレス通信システムは、例えば、1つまたは複数の端末デバイスを備えるユーザ機器などと、基地局などの1つまたは複数のネットワークデバイスとの間などの2つ以上のエンティティ間の情報のワイヤレス交換のために使用され得る。
【0006】
いくつかの端末デバイスは、2つ以上の、例えば同時に、ネットワーク加入を有してもよく、ネットワークは、例えば、EPS(EPS:Evolved Packet System)における複数の対応するIMSI(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)または第5世代コア(5GC)におけるSUPI(SUPI:SUbscription Permanent Identifier)であって、各々は、同じまたは異なるモバイルネットワークオペレータ(MNO:Mobile Network Operator)またはモバイルネットワーク仮想オペレータ(MNVO:Mobile Network Virtual Operator)に属する特定のユニバーサル加入者識別モジュール(USIM:Universal Subscriber Identity Module)に関連付けられる。そのような端末デバイスは、複数のUSIMデバイス、MUSIMデバイスとして示され得る。
【0007】
端末デバイスの中には、E-UTRA(E-UTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access)と(5G)NR(NR:New Radio)ノードとの間、または2つのNRノード間のデュアルコネクティビティであるMR-DC(MR-DC:Multi-Radio Dual Connectivity)が可能なものがある。MR-DCは、EPC(進化型パケットコア)および5GCの両方で可能である。MR-DCの4つの変形は、EN-DC、NGEN-DC、NE-DC、NR-DCである。
【0008】
EPCを伴うMR-DCに関して、E-UTRANは、ユーザ機器(UE)がマスターノード(MN)として動作する1つのeNB(eNodeB)およびセカンダリノード(SN)として動作する1つのEN-gNBに接続される、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を介してMR-DCをサポートする。eNBは、S1インターフェースを介してEPCに接続され、X2インターフェースを介してen-gNBに接続される。en-gNBはまた、S1-Uインターフェースを介してEPCに接続され、X2-Uインターフェースを介して他のen-gNBに接続され得る。
【0009】
5GCを伴うMR-DCに関して、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(NGEN-DC)が定義されることであって、UEは、MNとして動作する1つのng-eNBおよびSNとして動作する1つのgNBに接続される。さらに、NR-E-UTRAデュアルコネクティビティ(NE-DC)が定義され、UEは、MNとして動作する1つのgNBおよびSNとして動作する1つのng-eNBに接続される。さらに、NR-NRデュアルコネクティビティが定義され、UEは、MNとして動作する1つのgNBおよびSNとして動作する別のgNBに接続される。
【発明の概要】
【0010】
本開示の様々な実施形態に求められる保護の範囲は、独立請求項によって示される。本明細書に記載される、独立請求項の範囲に入らない例示的な実施形態および特徴は、存在する場合、本開示の様々な例示的な実施形態を理解するのに有用な例として解釈されるべきである。
【0011】
いくつかの実施形態は、少なくとも1つのプロセッサと命令を記憶するメモリとを備える装置であって、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも2つの異なる接続を有するマルチ無線デュアルコネクティビティをサポートするように構成された端末デバイスに、2つの異なる接続のうちの少なくとも1つが解放されるべきであることを示す協力離脱(leave)情報をネットワークに送信させる。
【0012】
いくつかの実施形態において、協力離脱情報は、2つの異なる接続のうち少なくとも1つが中断されるべきであることをネットワークデバイスに示す。
【0013】
いくつかの実施形態において、協力離脱情報をネットワークデバイスに送信することは、端末デバイスの少なくとも1つのトランシーバリソースを解放するために使用される。
【0014】
いくつかの実施形態において、協力離脱情報をネットワークデバイスに送信することは、端末デバイスの少なくとも1つのトランシーバリソースを一時的に解放するために使用される。
【0015】
いくつかの実施形態において、装置は、ワイヤレス通信システムのための装置であり得る。
【0016】
いくつかの実施形態において、装置またはその機能は、それぞれ、通信システムの端末デバイスにおいて、たとえばユーザ機器(UE)において提供され得る。
【0017】
いくつかの実施形態において、実施形態による装置またはその機能は、それぞれ、第3世代パートナーシッププロジェクト、3GPP、4G E-UTRANもしくは5G NR(第5世代新無線)などの無線規格、または他の無線アクセス技術に基づくか、または少なくとも部分的に準拠するワイヤレス通信システム、たとえば、ネットワークのために、またはその中で使用され得る。いくつかの実施形態では、実施形態による装置またはその機能は、それぞれ、MR-DC、例えば、EN-DC、NGEN-DC、NE-DC、およびNR-DCのうちの少なくとも1つのために使用されてもよい。
【0018】
いくつかの実施形態において、端末デバイスは、例えばデュアルコネクティビティ構成で使用され得るいくつかのトランシーバリソースを有し得る。いくつかの実施形態において、例えばさらなる(例えば第2の)接続、例えばさらなるUSIM接続を可能にするために、いくつかのトランシーバリソースのうちの少なくとも1つを解放することが望ましいことがある。いくつかの実施形態において、端末デバイスは、いくつかのトランシーバリソースのうちの少なくとも1つを解放することが望ましいことをネットワークに通知するために、実施形態による協力離脱情報を使用することができ、したがって、たとえば、協力離脱を実行することが可能になる。
【0019】
いくつかの実施形態によれば、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、端末デバイスに、協力離脱情報を送信するために、無線リソース制御(RRC)メッセージ、セカンダリセルグループ障害情報メッセージ(SCG障害情報)であって、例えばいくつかの認められた仕様によるSCG障害情報のうち少なくとも1つを使用させる。
【0020】
いくつかの実施形態によれば、いくつかの認められた仕様に従ってSCG障害情報メッセージを使用する場合、たとえばSCG障害情報に含まれ得る、協力離脱が特徴付けられ得る原因値が定義され得る。いくつかの実施形態によれば、SCG障害情報メッセージが、例えばセカンダリセルグループのリンク劣化の指示としてではなく、協力離脱目的を示すために使用されるので、端末デバイスは、いくつかの認められた仕様に従ってSCG障害情報メッセージにいかなる測定値も含める必要がない。
【0021】
いくつかの実施形態によれば、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、端末デバイスに、端末デバイスに関連付けられたベアラの再構成を特徴付ける第1の構成情報を、たとえばネットワークデバイス、たとえばマスタノードから受信させる。
【0022】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノード、例えば、マスタノードは、進行中のサービスの中断を回避するために、ベアラ再マッピング、すなわち、「プルバック」、例えば、マスタセルグループMCGへのセカンダリセルグループ(SCG)ベアラ、例えば、シングルコネクティビティをトリガすることができる。
【0023】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノード、例えばマスタノードは、セカンダリセルグループをさらに中断することができる。
【0024】
いくつかの実施形態によれば、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、端末デバイスに、マスタセルグループに関連する少なくとも1つのベアラを中断するために端末デバイスに命令する第2の構成情報を受信することと、第2の構成情報に基づいてマスタセルグループに関連する少なくとも1つのベアラを中断することとを実行させる。
【0025】
いくつかの実施形態によれば、ネットワーク要素、例えば、マスタノードは、例えば、リソース制約(またはセカンダリセルグループ上で予期される優先トラフィックおよび/または任意の他のネットワーク内部理由)により、ベアラ再マッピングを実行することができない場合がある。いくつかの実施形態によれば、ネットワーク要素、例えば、マスタノードは、例えば、ベアラ再マッピングの代わりに、中断されているマスタセルグループとの現在のEN-DC接続のセカンダリセルグループを継続するように端末デバイスに指示することができる。
【0026】
いくつかの実施形態によれば、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、端末デバイスの第1の加入者識別モジュールに、a)リソース解放要求を端末デバイスの第2の加入者識別モジュールに送信する、b)端末デバイスの第2の加入者識別モジュールからリソース解放確認を受信する、のうちの少なくとも1つをさらに実行させる。
【0027】
いくつかの実施形態によれば、端末デバイスは、端末デバイスの第2の加入者識別モジュールへのリソース解放要求を受信すると、実施形態に従って協力離脱情報を送信することができる。
【0028】
いくつかの実施形態によれば、端末デバイスは、第1の構成情報を受信すると、例えば、それぞれのリソースが解放され、例えば、第1の加入者識別モジュールによって使用され得ることをシグナリングして、リソース解放確認を端末デバイスの第1の加入者識別モジュールに送信し得る。
【0029】
さらなる実施形態は、少なくとも2つの異なる接続を用いてマルチ無線デュアルコネクティビティ(MR-DC)をサポートするように構成された端末デバイス、たとえばUEを動作させる方法に関連し、2つの異なる接続のうちの少なくとも1つが解放されるべきであることを示す協力離脱情報をネットワークデバイス、例えばマスタノードに送信することを備える。
【0030】
さらなる実施形態は、少なくとも2つの異なる接続を用いてマルチ無線デュアルコネクティビティ(MR-DC)をサポートするように構成された端末デバイス、たとえばUEに、2つの異なる接続のうちの少なくとも1つが解放されるべきであることを示す協力離脱情報をネットワークデバイス、例えばマスタノードに送信させる手段を備える装置に関連する。
【0031】
さらなる実施形態は、少なくとも1つのプロセッサと、命令を記憶するメモリとを備える装置に関連し、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも2つの異なる接続とのマルチ無線デュアル接続をサポートするように構成された端末デバイスの2つの異なる接続のうちの少なくとも1つが解放されるべきであることを示す調整された離脱情報を受信することをネットワークデバイス、例えば、マスタノードに少なくとも実行させる。
【0032】
いくつかの実施形態によれば、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、セカンダリセルグループに関連するベアラをマスタセルグループに再マッピングできるかどうかを判定することと、判定に基づいて、端末デバイスに関連するベアラの再構成を特徴付ける第1の構成情報、またはマスタセルグループに関連する少なくとも1つのベアラを中断するように端末デバイスに命令する第2の構成情報を端末デバイスに送信することとをネットワークデバイスにさらに実行させる。
【0033】
いくつかの実施形態によれば、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、協力離脱情報に基づいて、端末装置の協力離脱条件をハンドオーバターゲットに通知することをネットワークデバイスにさらに実行させる。例として、いくつかの実施形態によれば、セカンダリセルグループリソースが放棄され、例えば、マスタノードレイヤモビリティの結果としてマスタノードがハンドオーバを受ける場合、セカンダリセルグループは、いくつかの実施形態に従って、協力離脱のために中断される一方、(ソース)マスターノードは、例えば協力離脱情報に基づく協力離脱条件が取り消されるまで(例えば、デュアルコネクティビティのためにセカンダリセルグループリソースを有しないという禁止がアクティブである)、マスターノード間モビリティ実行中にセカンダリセルグループ構成を回避するようにハンドオーバのターゲットマスターノードに通知および/または指示することができる。
【0034】
さらなる実施形態は、ネットワークデバイス、例えばマスタノードを動作させる方法であって、少なくとも2つの異なる接続とのマルチ無線デュアルコネクティビティをサポートするように構成された端末デバイスの2つの異なる接続のうちの少なくとも1つが解放されるべきであることを示す調整された離脱情報を受信することを備える。
【0035】
さらなる実施形態は、実施形態による端末デバイスのための少なくとも1つの装置と、実施形態によるネットワークデバイスのための少なくとも1つの装置とを備えるシステムに関する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1】いくつかの実施形態による装置の簡略化されたブロック図を概略的に示す。
【
図2】いくつかの実施形態による装置の簡略化されたブロック図を概略的に示す。
【
図3】いくつかの実施形態によるシステムの簡略化されたブロック図を概略的に示す。
【
図4】いくつかの実施形態による簡略化されたフローチャートを概略的に示す。
【
図5】いくつかの実施形態による簡略化されたフローチャートを概略的に示す。
【
図6】いくつかの実施形態による簡略化されたフローチャートを概略的に示す。
【
図7】いくつかの実施形態による簡略化されたフローチャートを概略的に示す。
【
図8】いくつかの実施形態による簡略化されたフローチャートを概略的に示す。
【
図9A】いくつかの実施形態による簡略化されたフローチャートを概略的に示す。
【
図9B】いくつかの実施形態による簡略化されたフローチャートを概略的に示す。
【
図10】いくつかの実施形態による装置の簡略化されたブロック図を概略的に示す。
【
図11】いくつかの実施形態による装置の簡略化されたブロック図を概略的に示す。
【
図12】いくつかの実施形態による簡略化されたシグナリングチャートを概略的に示す。
【
図13】いくつかの実施形態による簡略化されたシグナリングチャートを概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0037】
いくつかの実施形態は、例えばワイヤレス通信システムの端末デバイスのための装置に関する。
図1は、いくつかの実施形態による装置100の簡略化されたブロック図を概略的に示し、
図4は、いくつかの実施形態による装置100を動作させる方法の簡略化されたフローチャートを概略的に示している。
【0038】
装置100(
図1)は、少なくとも1つのプロセッサ102と、命令106を記憶するメモリ104とを備え、命令106は、少なくとも1つのプロセッサ102によって実行されると、少なくとも2つの異なる接続C1、C2とのマルチ無線デュアルコネクティビティをサポートするように構成された(例えば
図3を参照)、2つの異なる接続C1、C2の少なくとも1つが解放されるべきであることを示す協力離脱情報CL-Iをネットワークデバイス20(
図3)に送信する302(
図4)を端末デバイス10に実行させる。
【0039】
いくつかの実施形態では、装置100またはその機能は、それぞれ、通信システム1(
図3)の端末デバイス10内、たとえばユーザ機器(UE)内に提供され得る。
【0040】
いくつかの実施形態では、実施形態による装置100またはその機能は、それぞれ、第3世代パートナーシッププロジェクト、3GPP、4G E-UTRANまたは5G NR(第5世代新無線)などの無線規格、または他の無線アクセス技術に基づくか、または少なくとも部分的に準拠する、ワイヤレス通信システム1、たとえばネットワークに対して、またはその中で使用され得る。
【0041】
いくつかの実施形態では、実施形態による装置100またはその機能は、それぞれ、MR-DC、例えば、EN-DC、NGEN-DC、NE-DC、およびNR-DCのうちの少なくとも1つのために、および/または他のタイプのマルチ無線デュアルコネクティビティのために使用され得る。
【0042】
いくつかの実施形態では、端末デバイス10は、例えばデュアルコネクティビティ構成で使用され得るいくつかのトランシーバリソースTRXを有し得る。
【0043】
いくつかの実施形態では、端末デバイス10は、いくつかのユニバーサル加入者識別モジュール(USIM:Universal Subscriber Identity Modules)10-1、10-2を有し得る。
【0044】
いくつかの実施形態では、端末デバイス10は、例えば、ユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)10-1、10-2によって、いくつかのトランシーバリソースTRXを共有することができる。
【0045】
いくつかの実施形態では、いくつかのトランシーバリソースTRXのうちの少なくともいくつかは、例えば、デュアルコネクティビティのために構成され得る。いくつかの実施形態では、いくつかのトランシーバリソースTRXのうちの少なくともいくつかは、たとえば、ユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)10-1、10-2にわたって共有され得る。いくつかの実施形態では、トランシーバリソースTRXは、デュアルコネクティビティのために構成され得るか、またはユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)10-1、10-2にわたって共有され得るかのいずれかである。
【0046】
いくつかの実施形態では、第1の接続C1は、例えば、マスタセルグループを使用するEN-DC構成のマスタノードとの接続であってもよい。いくつかの実施形態では、第2の接続C2は、例えば、セカンダリセルグループを使用するEN-DC構成のセカンダリノードとの接続であってもよい。言い換えれば、いくつかの実施形態によれば、第1の接続C1は、MR-DC無線接続のMCGレグ(leg)を表してもよく、第2の接続C2は、MR-DC無線接続のSCGレグを表してもよい。
【0047】
いくつかの実施形態では、第1の接続C1および/または第2の接続C2は、それぞれの物理的な接続に限定されず、例えば、それぞれ1つの論理的な接続または複数の論理的な接続を含んでもよい。
【0048】
いくつかの実施形態では、協力離脱情報CL-Iは、2つの異なる接続C1、C2のうちの少なくとも1つが中断されるべきであることをネットワークデバイス20に示す。
【0049】
いくつかの実施形態では、協力離脱情報CL-Iは、2つの異なる接続C1、C2のうちの少なくとも1つに関連付けられたセカンダリセルグループが中断されるべきであることをネットワークデバイス20に示す。
【0050】
いくつかの実施形態では、協力離脱情報CL-Iをネットワークデバイス20に送信する302は、端末デバイス10の少なくとも1つのトランシーバリソースTRXを解放するために使用される。
【0051】
いくつかの実施形態では、協力離脱情報CL-Iをネットワークデバイス20に送信する302は、端末デバイス10の少なくとも1つのトランシーバリソースTRXを一時的に解放するために使用される。
【0052】
いくつかの実施形態では、たとえば、いくつかのトランシーバリソースTRXの共有された使用に起因して、たとえば、さらなる(たとえば、第2の)接続、たとえば、さらなるUSIM接続を可能にするために、いくつかのトランシーバリソースTRXのうちの少なくとも1つを解放することが望ましいことがある。いくつかの実施形態では、端末デバイス10は、いくつかのトランシーバリソースTRXのうちの少なくとも1つを解放することが望ましいことをネットワークに、たとえばネットワークデバイス20を介して通知し、したがって、たとえば協力離脱を実行することを可能にするために、実施形態による協力離脱情報CL-Iを使用し得る。
【0053】
いくつかの実施形態では、端末デバイス10、例えば端末デバイス10の第2のUSIM10-2(
図3)は、300(
図4)で、例えば端末デバイス10の第1のUSIM10-1から、いくつかのトランシーバリソースTRXのうちの少なくとも1つを解放することが望ましいことを示すリソース解放要求を受信することができる。いくつかの実施形態では、端末デバイス10は、
図4のブロック302で、リソース解放要求を受信した(300)後、協力離脱情報CL-Iを送信することができる。
【0054】
いくつかの実施形態によれば、命令106(
図1)は、少なくとも1つのプロセッサ102によって実行されると、協力離脱情報CL-Iを送信する302(
図4)のために、無線リソース制御メッセージ、セカンダリセルグループ障害情報メッセージ(SCG障害情報)、例えば、いくつかの認められた仕様によるSCG障害情報のうちの少なくとも1つを端末デバイス10(
図3)に使用させる。
【0055】
いくつかの実施形態によれば、いくつかの認められた仕様に従ってSCG障害情報メッセージを使用する場合、たとえばSCG障害情報に含まれ得る、協力離脱を特徴付ける原因値が定義され得る。言い換えれば、協力離脱を特徴付ける原因値を含めることによって、端末デバイス10は、ネットワークデバイス20に、たとえばリンク劣化がないが、たとえばリソース解放要求(
図4のブロック300)による協力離脱が望まれることをシグナリングすることができる。
【0056】
いくつかの実施形態によれば、端末デバイス10は、SCG障害情報メッセージが、例えばセカンダリセルグループのリンク劣化の指示としてではなく、例えば原因値を使用して、協力離脱目的を示すために使用されるので、いくつかの認められた仕様に従ってSCG障害情報メッセージにいかなる測定値も含める必要はない。
【0057】
図5のいくつかの実施形態によれば、命令106(
図1)は、少なくとも1つのプロセッサ102によって実行されると、例えばネットワークデバイス20(
図3)から第1の構成情報CF-IIを受信304させることを端末デバイス10(
図3)に実行させ、例えば、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を介したマルチ無線デュアルコネクティビティ(MR-DC)のマスタノードであってよく、第1の構成情報CF-I1は、端末デバイスに関連するベアラの再構成を特徴付ける。
【0058】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノード20、例えば、マスタノードは、例えば、進行中のサービスの中断を回避するために、ベアラ再マッピング、すなわち、例えば、マスタセルグループMCGへのセカンダリセルグループ(SCG)ベアラの「プルバック」、例えば、シングルコネクティビティをトリガしてもよい。いくつかの実施形態では、ベアラ再マッピングに関する情報は、第1の構成情報CF-I1を使用してマスタノード20によって端末デバイス10にシグナリングされ得る。
【0059】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノード20、例えばマスタノードは、セカンダリセルグループをさらに中断することができる。いくつかの実施形態では、セカンダリセルグループの中断に関する情報は、第1の構成情報CF-I1を使用してマスタノード20によって端末デバイス10にシグナリングされ得る。
【0060】
いくつかの実施形態によれば、第1の構成情報CF-I1の受信304の後、端末デバイス10、例えば、その第2のUSIM10-2(
図3)は、例えば、第1の構成情報CF-I1に基づいて(
図5のブロック306を参照)、第1のUSIM10-1aリソース解放確認を送信することができる。
【0061】
いくつかの実施形態によれば、マスタノード20は、例えば、リソース制約(または、セカンダリセルグループ上で予期される優先トラフィックおよび/または任意の他のネットワーク内部理由)に起因して、セカンダリセルグループからマスタセルグループへのベアラ再マッピングを実行することができない場合がある。いくつかの実施形態によれば、マスタノードは、例えば、ベアラ再マッピングの代わりに、端末デバイス10に指示して、現在のEN-DC接続のセカンダリセルグループを継続し、例えば、マスタセルグループは中断される。いくつかの実施形態では、現在のEN-DC接続のセカンダリセルグループを継続するための端末デバイス10への指示は(例えば、以下で説明する
図6を参照)、第2の構成情報CF-I2を使用してマスタノード20によって端末デバイス10にシグナリングされ得る。
図6のいくつかの実施形態によれば、命令106(
図1)は、少なくとも1つのプロセッサ102によって実行されると、マスタセルグループに関連する少なくとも1つのベアラを中断するように端末デバイス10に命令する第2の構成情報CF-I2を受信すること310と、第2の構成情報CF-I2に基づいてマスタセルグループに関連付けられた少なくとも1つのベアラを中断すること312とを端末デバイス10に実行させる。
【0062】
いくつかの実施形態によれば、例えば
図5のブロック306と同様に、端末デバイス10、例えばその第2のUSIM10-2は、例えば第2の構成情報CF-I2の受信310(
図6)時に、および/またはマスタセルグループに関連付けられた少なくとも1つのベアラの中断312時に行うことができる、リソース解放確認314を第1のUSIM10-1に送信する。
【0063】
図7のいくつかの実施形態によれば、命令106は、少なくとも1つのプロセッサ102によって実行されると、a)端末デバイス10の第2の加入者識別モジュール、例えばUSIM10-2にリソース解放要求を送信すること320、b)端末デバイス10の第2の加入者識別モジュール、例えばUSIM10-2からリソース解放確認を受信すること322、の少なくとも1つを端末デバイス10の第1の加入者識別モジュール、たとえばUSIM10-1にさらに実行させる。
【0064】
上述のように、いくつかの実施形態によれば、端末デバイス10は、端末デバイス10の第2の加入者識別モジュール10-2へのリソース解放要求の受信300(
図4)時に、実施形態に従って協力離脱情報CL-Iを送信することができる(
図4のブロック302を参照)。
【0065】
上述のように、いくつかの実施形態によれば、端末デバイス10は、第1の構成情報CF-I1の受信304(
図5)時に(
図5のブロック306を参照)、リソース解放確認を端末デバイス10の第1の加入者識別モジュール10-2に送信することができる、例えば、それぞれのリソースが解放され、例えば第1の加入者識別モジュール10-1によって使用され得ることをシグナリングする。
【0066】
さらなる実施形態(
図4)は、少なくとも2つの異なる接続を用いてマルチ無線デュアルコネクティビティ(MR-DC)をサポートするように構成された端末デバイス10(
図3)、例えばUEを動作させる方法に関連し、2つの異なる接続C1、C2の少なくとも1つが解放されるべきであることを示す協力離脱情報CL-Iをネットワークデバイス20、例えばマスタノードに送信すること302を備える。
【0067】
さらなる実施形態は(例えば、
図10を参照)、2つの異なる接続C1、C2の少なくとも1つが解放されるべきであることを示す協力離脱情報CL-Iを、ネットワークデバイス20、例えばマスタノードに送信する302(
図4)ことを端末デバイス10(
図3)、マルチ無線デュアルコネクティビティ(MR-DC)をサポートするように構成された端末デバイス10(
図3)、例えばUEに実行させるための手段102’を備える装置100’に関連する。
【0068】
いくつかの実施形態では、手段102’は、例えば、少なくとも1つのプロセッサ102(
図1)と、命令106を記憶する少なくとも1つのメモリ104とを備えることができ、たとえば、少なくとも1つのメモリ104および命令106は、少なくとも1つのプロセッサ102を用いて、実施形態による方法の態様および/またはステップを実行するように構成される。
【0069】
さらなる実施形態は(例えば、
図2を参照)、装置200に関連し、少なくとも1つのプロセッサ202と、命令206を記憶するメモリ204とを備え、命令206は、少なくとも1つのプロセッサ202によって実行されると、少なくとも2つの異なる接続とのマルチ無線デュアルコネクティビティをサポートするように構成された端末デバイスの2つの異なる接続C1、C1のうちの少なくとも1つが解放されるべきであることを示す協力離脱情報CL-Iを受信すること350(
図8)をネットワークデバイス20(
図3)、例えば例示的なEN-DC接続のマスタノードに少なくとも実行させる。一例として、マスタノード20は、
図3の端末デバイス10から協力離脱情報CL-Iを受信し得る。
【0070】
いくつかの実施形態では、例えば、
図8の任意選択のブロック352を参照し、マスタノード20は、ブロック350で受信された協力離脱情報CL-Iに基づいて、さらなる動作を実行することができる。
【0071】
いくつかの実施形態によれば、命令206(
図2)は、少なくとも1つのプロセッサ202によって実行されると、
図9Aの352aにおいて、セカンダリセルグループに関連付けられたベアラをマスタセルグループに再マッピングできるかどうかを判定し、352bにおいて、判定352aに基づいて、例えば、セカンダリセルグループに関連付けられたベアラをマスタセルグループに再マッピングできる場合、端末デバイス10に関連付けられたベアラの再構成を特徴付ける第1の構成情報CF-I1を端末デバイス10に送信する、または、例えば、セカンダリセルグループに関連付けられたベアラをマスタセルグループに再マッピングできない場合、マスタセルグループに関連付けられた少なくとも1つのベアラを中断するように端末デバイス10に指示する第2の構成情報CF-I2を端末デバイス10に送信することをネットワークデバイス20にさらに実行させる。
【0072】
いくつかの実施形態によれば、命令206は、少なくとも1つのプロセッサ202によって実行されると、協力離脱情報に基づいて、端末デバイス10の協力離脱条件をハンドオーバターゲット(
図3において不図示)に通知すること(354)(
図9A)をネットワークデバイス20(
図3)にさらに実行させる。例として、いくつかの実施形態によれば、セカンダリセルグループリソースが放棄され、例えば、マスタノードレイヤモビリティの結果としてマスタノード20がハンドオーバを受ける場合、セカンダリセルグループは、いくつかの実施形態に従って、協力離脱のために中断される一方、(ソース)マスタノード20は、例えば協力離脱情報CL-Iに基づく協力離脱条件が取り消されるまで(例えば、デュアルコネクティビティのためにセカンダリセルグループリソースを有しないという禁止がアクティブである)、マスタノード間モビリティ実行中にセカンダリセルグループ構成を回避するようにハンドオーバのターゲットマスタノードに通知および/または命令することができる。
【0073】
図9Bのいくつかの実施形態によれば、命令206は、少なくとも1つのプロセッサ202によって実行されると、端末デバイス10に関連するベアラの再構成を特徴付ける第1の構成情報CF-I1を端末デバイス10に送信し(352b’)、セカンダリセルグループを中断し(353)、セカンダリセルグループの中断353をハンドオーバターゲット(例えば、ターゲットマスタノード)に通知すること(354’)をネットワークデバイス20(
図3)にさらに実行させる。
【0074】
上述のように、いくつかの実施形態では、協力離脱情報CL-Iは、ネットワークデバイス20に、端末デバイス10の2つの異なる接続C1、C2のうちの少なくとも1つに関連付けられたセカンダリセルグループが中断されるべきであることを示し得る。しかしながら、いくつかの実施形態によれば、協力離脱情報CL-Iを受信すると(350)、ネットワークデバイス20は、この指示をオーバーライドすることができ、例えば、代わりにマスタセルグループを中断することを決定または決定することができる(例えば、
図8のブロック352を参照)。
【0075】
さらなる実施形態は、ネットワークデバイス20、例えばマスタノードを動作させる方法であって、例えば端末デバイス10から、少なくとも2つの異なる接続C1、C2とのマルチ無線デュアルコネクティビティをサポートするように構成された端末デバイス10の2つの異なる接続C1、C2の少なくとも1つが解放されるべきであることを示す協力離脱情報CL-Iを受信すること(350)(
図8)を備える。
【0076】
さらなる実施形態(例えば、
図11を参照)は、少なくとも2つの異なる接続C1、C2とのマルチ無線デュアルコネクティビティをサポートするように構成された端末デバイス10の2つの異なる接続C1、C2の少なくとも1つが解放されるべきであることを示す協力離脱情報CL-Iを、例えば端末デバイス10から受信すること(350)(
図8)をネットワークデバイス20(
図3)、例えば、EN-DC接続のマスタノードに少なくとも実行させるための手段202’を備える装置200’に関する。
【0077】
いくつかの実施形態では、手段202’は、例えば、少なくとも1つのプロセッサ202(
図2)と、命令206を記憶する少なくとも1つのメモリ204とを備えることができ、たとえば、少なくとも1つのメモリ204および命令206は、少なくとも1つのプロセッサ202を用いて、実施形態による方法の態様および/またはステップを実行するように構成される。
【0078】
さらなる実施形態は、システム1に関し(例えば、
図3を参照)、実施形態に係る端末デバイス10のための少なくとも1つの装置100、100’と、実施形態に係るネットワークデバイス20のための少なくとも1つの装置200、200’とを備える。
【0079】
図12は、いくつかの実施形態による簡略化されたシグナリングチャートを概略的に示す。ブロック10-1は、例えばEN-DCスキームに従って、少なくとも2つの異なる接続C1、C2とのマルチ無線デュアルコネクティビティをサポートするように構成された端末デバイス10の第1のUSIM10-1(例えば
図3も参照)を示すことであって、E-UTRANは、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティを介してMR-DCをサポートする。ブロック10-2は、端末デバイス10の第2のUSIM10-2を示す。ブロック20はEN-DCスキームのマスタノードを示し、ブロック30はEN-DCスキームのセカンダリノード30を示す。
【0080】
いくつかの実施形態によれば、2つのUSIM10-1、10-2に基づいて、端末デバイス10はまた、「デュアルUSIMデバイス」と表され得る。いくつかの実施形態によれば、端末デバイス10は、第1のUSIM10-1を介して、および第2のUSIM10-2を介したNR-NSA接続によって、たとえば、いくつかの認められた仕様に記載されているようなEN-DC-LTE/NRデュアルコネクティビティに基づいて、LTEネットワークに接続され得る。
【0081】
いくつかの実施形態によれば、端末デバイス10は、EN-DCデュアルコネクティビティモードにおいて、第2のUSIM10-2とRRC_connected状態にある。ここで、いくつかの実施形態では、端末デバイス10は、デュアルコネクティビティのために、そのトランシーバリソースTRX、例えばデュアルトランシーバを既に使用してもよい。
【0082】
いくつかの実施形態によれば、第1のUSIM10-1が無線リソース制御接続をセットアップしようとする場合、第2のUSIM10-2は、例えば、第1のUSIM10-1のための1つの受信機(RX)/送信機(TX)チェーンなどの1つのトランシーバリソースTRXを利用/解放するために、デュアルコネクティビティにおいて使用されるセルグループのうちの1つ、例えば、マスタセルグループ(MCG)またはセカンダリセルグループ(SCG)を中断する必要があり得る。いくつかの実施形態では、たとえば、協力離脱情報CL-Iを送信する(302)(
図4)など、実施形態による方法を使用してシグナリングされ得る。
【0083】
これに関して、
図12は、第2のUSIM10-2のデュアルコネクティビティを有する接続モードを例示的に示す(
図12の要素e1を参照)。ブロックe2は、第1のUSIM10-1が無線リソース制御接続を決定または開始することを決定することを示し、ブロックe3は、例えば、第1のUSIM10-1から現在(デュアル)接続されている第2のUSIM10-2に(端末デバイス10に対して)内部的に送信されるリソース解放要求を示す。
【0084】
図12のブロックe4は、端末デバイス10、例えば第2のUSIM10-2からマスタノード10への、例えば協力離脱を示す協力離脱情報CL-I(
図302)の例示的な送信を示す。言い換えれば、いくつかの実施形態によれば、端末デバイス10は、マスタノード20に提案するために、たとえばセカンダリセルグループを放棄するために、協力離脱情報CL-Iを使用し得る。
【0085】
いくつかの実施形態では、送信e4は、例えば、セカンダリセルグループ障害情報メッセージ(「SCG障害情報」)、例えば、協力離脱を特徴付ける原因値を任意選択で含み得る、いくつかの認められた仕様に従ったSCG障害情報を使用することを含んでもよく、したがって、例えば、マスタノード20が、協力離脱情報CL-Iを、例えば、異なる原因値に関連する、例えば、他のタイプのセカンダリセルグループ障害情報メッセージから区別することを可能にする。
【0086】
さらなる実施形態によれば、原因値は、例えば、無線リソース制御シグナリング、例えば、いくつかの認められた仕様に従った無線リソース制御転送メッセージを使用して、マスタノード20によってセカンダリノード30に転送され得る。
【0087】
いくつかの実施形態では、送信e4は、例えば、無線リソース制御信号(例えば、新しく定義されたメッセージ)シグナリング、またはマスタノード20に協力離脱条件を通知することを可能にする他のタイプのシグナリングなど、別のメッセージまたはタイプのシグナリングを使用することができる。
【0088】
さらなる実施形態によれば、送信e4において協力離脱情報CL-Iを受信すると、ブロックe5において、マスタノード20は、セカンダリセルグループに関連するベアラがマスタセルグループに再マッピングされ得ると決定し得る。したがって、マスタノードは、セカンダリセルグループに関連付けられたベアラがマスタセルグループに再マッピングされ得ることを示す第1の構成情報CF-I1、例えば第2のUSIM10-2を端末デバイス10に送信する。ブロックe6は、第1の構成情報CF-I1の送信を例示的に示す。
【0089】
さらなる実施形態によれば、例えば、第1の構成情報CF-I1の送信e6の受信後または受信時に、端末デバイス10、例えば、第2のUSIM10-2は、リソース解放確認e7を第1のUSIM10-1に(例えば、内部で)送信することができ、これは、例えば、いくつかのトランシーバリソースTRXが第1のUSIM10-1による使用のために現在利用可能であることを第1のUSIM10-1に示す。
【0090】
さらなる実施形態によれば、マスタノード20が、セカンダリセルグループに関連付けられたベアラをマスタセルグループに再マッピングできないと決定した場合(例えば、
図12のブロックe8を参照)、マスタノード20は、第2の構成情報CF-I2、例えば、第2のUSIM10-2を端末デバイス10に送信することができ(例えば、ブロックe10を参照)、例えばマスタセルグループに関連付けられた少なくとも1つのベアラを中断するように端末デバイス10に指示する。
【0091】
さらなる実施形態によれば、例えば、第2の構成情報CF-I2を端末デバイス10に送信する(e5)の前に、マスタノード20は、ハンドオーバ準備情報(ブロック20を参照)をターゲットマスタノードに送信することができ、ハンドオーバ準備情報は、例えば、潜在的な将来のハンドオーバについてターゲットマスタノードに通知する。
【0092】
言い換えれば、いくつかの実施形態によれば、マスタノード20は、ブロックe9(
図12)を介して、協力離脱情報CL-Iに基づいて、ハンドオーバターゲット30に、端末デバイス10の協力離脱状態(例えば、第2のUSIM10-2)を通知することができる(例えば、ブロックe4を参照)。例として、いくつかの実施形態によれば、セカンダリセルグループリソースが放棄され、例えば、マスタノードレイヤモビリティの結果としてマスタノード20がハンドオーバを受ける場合、セカンダリセルグループは、いくつかの実施形態に従って、協力離脱のために中断される一方、(ソース)マスタノード20は、例えば、協力離脱情報CL-Iに基づく協力離脱条件が取り消されるまで(例えば、デュアルコネクティビティのためのセカンダリセルグループリソースを有しないという禁止がアクティブになるまで)、マスタノード間モビリティ実行中にセカンダリセルグループ構成を回避するようにハンドオーバのターゲットマスタノードに通知および/または命令することができる。
【0093】
いくつかの実施形態によれば、たとえば、端末デバイス10からのSCG障害情報e4に応答して、マスタノード20は、トランシーバリソースを解放するためにMCGレグを中断するために代替の「MCG中断メッセージ」e10で端末デバイス10に応答することができ、例えば、端末デバイス10がデュアルコネクティビティを再開する(例えば、ここではSCGは通常動作を継続するが、これはシングル無線レグ動作である)ための固有タイマを用いて、またはSCGモビリティがそれを要求するまで(例えば、SCGモビリティは、マスタノード20の介入を要求する)応答する。
【0094】
いくつかの実施形態によれば、例えば、端末デバイス10が、例えば、固有タイマ(例えば、「T_SUSPEND」として示される)によって特徴付けられるような固有持続時間内にデュアルコネクティビティを再開しない場合、EN-DC上のネットワークは、中断されたマスタセルグループを解放してRRC接続を解放してもよいし、端末デバイス10がRRC接続をマスタセルグループからセカンダリセルグループにハンドオーバしてもよい。
【0095】
いくつかの実施形態では、例えば「T_SUSPEND」として示され得る固有タイマは、例えば第2の構成情報CF-I2においてUE10にシグナリングされ得る。いくつかの実施形態では、固有タイマは、マスタセルグループが中断されたままであり得る最大持続時間をUE10に示し得る。ネットワーク内では、この固有タイマは、例えば、ネットワークがさらなるアクションをとることを可能にし、例えば、RRC接続を解放するか、または端末デバイス10は、RRC接続をマスタセルグループからセカンダリセルグループにハンドオーバすることができる。いくつかの実施形態では、UE10内で、USIM10-1、10-2は、マスタセルグループを再開するためにトランシーバリソースを解放するように協力し得る。
【0096】
いくつかの実施形態によれば、ブロックe11において、端末デバイス10は、例えば、MCGベアラを中断し、SCGを再開することができる。
【0097】
いくつかの実施形態によれば、ブロックe12は、第1のUSIM10-1に関連付けられたリソースの解放のための、例えば、再開デュアルコネクティビティのための固有のタイマの満了を示す。
【0098】
いくつかの実施形態によれば、ブロックe13は、たとえば上述されたブロックe7と同様に、リソース解放確認を第1のUSIM10-1に示す。
【0099】
いくつかの実施形態によれば、要素e14は、端末デバイス10からセカンダリノード30へのメッセージ、例えばその第2のUSIM10-2を示し、メッセージe14は、例えば無線リソース制御再構成が完了したことを示す。
【0100】
いくつかの実施形態では、たとえば、第2のUSIM10-2の接続の解放時に、端末デバイス10は、マスタノード無線リンクを介してSCGの再アクティベーションを通知して、ネットワークが所与のUSIM10-2に対するデュアルコネクティビティ動作を再開することを可能にすることができる。いくつかの実施形態では、例えば、MCGが第2のUSIM接続の前に中断された場合、端末デバイス10は、セカンダリノード30を介してMCGを再開するように通知することができる。
【0101】
図13は、いくつかの実施形態による簡略化されたシグナリングチャートを概略的に示す。
図12と同様に、ブロック10-1は、例えばEN-DC方式に従って、少なくとも2つの異なる接続C1、C2を用いてマルチ無線デュアルコネクティビティをサポートするように構成された端末デバイス10の第1のUSIM10-1(例えば
図3も参照)を示し、E-UTRANは、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティを介してMR-DCをサポートする。ブロック10-2は、端末デバイス10の第2のUSIM10-2を示す。ブロック20-1はEN-DC方式のソースマスタノードを示し、ブロック20-2はターゲットマスタノードを示し、ブロック30はEN-DC方式のセカンダリノード30を示す。
【0102】
いくつかの実施形態によれば、ダブルブロック矢印e20は、MUSIM UE10(
図3)がEN-DC加入を有する第2のUSIM10-2を有し、LTE-NRデュアルコネクティビティを有するRRC_connected状態にあることを示す。一例として、RRC接続は、(例えば、関連する公衆陸上移動体ネットワークから何らかの情報を取り出すために)第1のUSIM10-1のために望まれる場合があり、その望みは、例えば、第1のUSIM10-1から第2のUSIM10-2にリソース解放要求e21を送信することによってシグナリングされ得る。
【0103】
いくつかの実施形態では、UE10は、例えば、その第2のUSIM10-2を介して、協力離脱情報CL-I e22(
図4も参照)をソースマスタノード20-1に送信することができ、協力離脱情報CL-Iは、例えば、UEの第2のUSIM10-2の協力離脱が望ましいことをソースマスタノード20-1に示す。一例として、協力離脱情報e22は、例えば「新しい」原因(例えば、SCGを中断する所望の協力離脱を示す原因)とともに、SCG障害情報の形態で(例えば、いくつかの受け入れられた仕様に従って)送信されてもよい、例えば、UE10が第1の、例えばLTEのための新しい接続を開始する前に、USIM10-1は応答を待つ。
【0104】
いくつかの実施形態によれば、ブロックe23は、協力離脱のためのネットワーク反応を示す。一例として、協力離脱のためのSCG障害情報e22を受信すると、ネットワークノード20-1は、ブロックe23において、SCGトラフィックのMCGへのベアラ再マッピングを試みる。
【0105】
さらなる実施形態によれば、たとえば第1の代替形態によれば(たとえば
図13のブロックb1を参照)、ベアラ再マッピングが可能である場合、ネットワークノード20-1は、第1の構成情報CF-I1(矢印e24を参照)をUE10、たとえば第2のUSIM10-2に送信する。いくつかの実施形態では、第1の構成情報e24は、たとえばメッセージe22に対する応答として、たとえばRRCメッセージまたはMACメッセージを使用して、MCGを介したSCG中断(SCG-ドーマント)メッセージを備え得る。
【0106】
いくつかの実施形態では、要素e25は、たとえば第1の構成情報e24の受信後に、第2のUSIM10-2から第1のUSIM10-1へのリソース解放確認を示す。
【0107】
いくつかの実施形態では、要素e26は、第2のUSIM10-2からソースマスタノード20-1へのRRC完了メッセージを示す。
【0108】
いくつかの実施形態では、要素e27は、所望の接続、例えば、その関連PLMNを確立する第1のUSIM10-1を示す。
【0109】
いくつかの実施形態では、
図13のブロックb2は、例えば、ソースマスタノード20-1からターゲットマスタノード20-2へのマスタノード間ハンドオーバがトリガされることを示すことであって、要素e28は、それぞれのハンドオーバ要求を例示的に示す。
【0110】
いくつかの実施形態では、SCG中断が進行中であるとき(例えば、ブロックb3を参照)、マスタノード間ハンドオーバは、SCGを追加することができない場合があり、これは、さらなる実施形態によれば、例えば、セカンダリノードの周波数上で測定値を報告することを防止するために、例えば、再開する条件が時間内にさらに来るまで、UE10(不図示)にシグナリングされ得る。
【0111】
さらなる実施形態によれば、たとえば、第2の代替形態によれば、(たとえば、
図13のブロックb4を参照)、マスタノード20-1は、ベアラ再マッピングが可能でないと決定することができる(ブロックe29を参照)。
【0112】
いくつかの実施形態では、ブロックe30を参照すると、マスタノード20-1は、マスタノード終端ベアラをセカンダリノード30に転送してもよい。
【0113】
いくつかの実施形態では、たとえばブロックe29に従って、たとえば進行中の音声呼またはクリティカルトラフィックに起因して、ベアラをSCGからMCGに再マッピングすることができない場合、ネットワークは、例えばUE10からの中断-SCG(または協力離脱)e22を引き起こすSCG障害に対する応答e31として、代わりに中断-MCGをUE10に示すことができる。
【0114】
いくつかの実施形態によれば、ネットワーク20-1は、MCGが、このクリティカルトラフィックの後にSCGを中断することによって再開され得る場合、後に別の指示を送信し得る(例えば、両方の場合において、UEはシングルコネクティビティを継続し得る)。
【0115】
いくつかの実施形態では、ブロックe32を参照すると、UE10、例えば、その第2のUSIM10-2は、要素31によって命令されるように、MCGベアラを中断してもよく、例えば、SCG終了ベアラおよび中断されたマスタセルグループとの更新されたRRCマッピングを継続してもよい(ダブルブロック矢印e35も参照)。
【0116】
いくつかの実施形態では、例えば要素e25と同様の要素e33を参照すると、リソース解放確認e33が、第2のUSIM10-2から第1のUSIM10-1に送信され、要素e34を用いて、第2のUSIM10-2は、RRC完了メッセージをセカンダリノード30に送信する。
【0117】
いくつかの実施形態では、UE10は、ネットワーク、例えばマスタノード20-1からの「MCG-中断」指示e31に以下のように応答することができる。SCGを中断する代わりに、UE10は、MCGを中断してもよく、別のUSIM接続を進めてもよい。
【0118】
加えて、いくつかの実施形態では、特定の「T_SUSPEND」タイマは、要素e31においてUE10にシグナリングされてもよく、例えば、マスタセルグループが中断されたままであり得る最大持続時間をUE10に示してもよい。ネットワーク内では、この特定のタイマは、例えば、ネットワークがRRC接続を解放するためのさらなるアクションをとることを可能にし、または端末デバイス10は、RRC接続をマスタセルグループからセカンダリセルグループにハンドオーバし得る。いくつかの実施形態では、UE10内で、USIM10-1、10-2は、マスタセルグループを再開するためにトランシーバリソースTRXを解放するように協調し得る。
【0119】
いくつかの実施形態では、ブロックe32を参照すると、UE10、例えば、その第2のUSIM10-2は、要素e31によって指示されるように、MCGベアラを中断してもよく、例えば、SCG終了ベアラおよび中断されたマスタセルグループとの更新されたRRCマッピングを継続してもよい(ダブルブロック矢印e35も参照)。
【0120】
いくつかの実施形態では、要素e33、e34の送信後、第1のUSIM10-1が、たとえば所与の期間にわたって使用され得る。
【0121】
いくつかの実施形態によれば、要素e36は、たとえば第1のUSIM10-1によって使用されるトランシーバリソースが、たとえば第2のUSIM10-2の使用のために解放され得るように、第1のUSIM10-1の呼出し解放を表し得る。例えば、ブロックe37において、第1のUSIM10-1は、第2のUSIM10-2に、トランシーバリソースが空いていることを通知し、例えば、「リソース利用可能」メッセージを示す(要素e38も参照)。
【0122】
いくつかの実施形態によれば、UE10、例えば、第2のUSIM10-2は、要素e39によってネットワーク(例えば、セカンダリノード30)に、デュアルコネクティビティが再開され得ることを通知する(上述の代替例1または2のいずれかにおいて、例えば、ブロックb1、b4、SCGまたはMCGがそれぞれ再開され得ることを参照されたい)。したがって、いくつかの実施形態では、二重ブロック矢印e40は、例えば通知e39に基づいて、デュアルコネクティビティの再開を示す。
【0123】
いくつかの実施形態によれば、SCを保持する別のオプションがネットワークによって好まれてもよく、UE10は、例えば、ネットワークがトラフィックをMCGに戻す準備ができているときに、SCGを介してSCG中断指示を取得し得る。UE10は、MCGを再開した後、SCGを中断する。
【0124】
いくつかの実施形態によれば、
図13に示されていないさらなるオプションは、例えば、第2のUSIM10-2がそのセッションをまだ終了していない可能性があるため、デュアルコネクティビティを(例えば、全く)再開しないことに関し、したがって、UE10は、例えば、シングルコネクティビティにとどまり続けることができ、すなわち、1つの無線レッグが動作する。
【0125】
いくつかの実施形態の利点は、例えば、MUSIMデバイス10の別のUSIM10-1へのRRC接続を開始するために、マルチ無線デュアルコネクティビティ接続からの協力離脱を可能にすることである。いくつかの実施形態では、既存のRRC接続は、さらなるUSIM10-1がUE10のトランシーバリソースTRXを少なくとも一時的に使用することを可能にするために解放される必要はない。いくつかの実施形態では、UE10は、例えば、MUSIM UE10の別のUSIM10-1のRRC接続を進めるために、USIM10-2の1つのデュアルコネクティビティ接続の解放を要求することができる。さらなる実施形態は、ネットワーク、たとえばネットワークデバイス20が、トラフィック状況に基づいてセルグループを決定することを可能にする(たとえば、トラフィック状況に応じたMCGまたはSCGの解放)。いくつかの実施形態は、アクティブ接続のためのユーザプレーンへの最小限の中断を伴って、1つのUSIM10-2上にデュアルコネクティビティを有するMUSIMシナリオのための接続接続モード動作への遷移を処理することを可能にする。