(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-01
(45)【発行日】2024-10-09
(54)【発明の名称】アプリケーションシステムの動作方法、アプリケーションを設置した端末がアプリケーションシステムと連動して動作する方法およびアプリケーションシステム
(51)【国際特許分類】
H04L 51/04 20220101AFI20241002BHJP
H04L 51/52 20220101ALI20241002BHJP
H04L 67/00 20220101ALI20241002BHJP
G06Q 50/00 20240101ALI20241002BHJP
【FI】
H04L51/04
H04L51/52
H04L67/00
G06Q50/00 300
(21)【出願番号】P 2022209522
(22)【出願日】2022-12-27
【審査請求日】2022-12-27
(31)【優先権主張番号】10-2021-0192259
(32)【優先日】2021-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0192943
(32)【優先日】2021-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】許 英珍
(72)【発明者】
【氏名】張 星庸
(72)【発明者】
【氏名】李 淑英
(72)【発明者】
【氏名】黄 之帥
(72)【発明者】
【氏名】李 慧連
(72)【発明者】
【氏名】金 宣和
(72)【発明者】
【氏名】李 寧海
(72)【発明者】
【氏名】金 振煥
【審査官】羽岡 さやか
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-058482(JP,A)
【文献】特開2021-002341(JP,A)
【文献】特開2019-191764(JP,A)
【文献】特開2021-177297(JP,A)
【文献】特表2018-506793(JP,A)
【文献】特表2019-527875(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2010-0117944(KR,A)
【文献】特開2021-108055(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2010-0095205(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/52
G06Q 50/00
H04L 51/04
H04L 67/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャットルームにメッセージを伝送するチャットボットを提供するボットサーバの動作方法であって、
アプリケーションを設置した端末から使用者のチャットルーム進入を知らせるチャットルーム進入イベントを受信する段階と、
前記チャットルーム進入イベントに基づいて進入トリガを発生させる段階と、
前記進入トリガに含まれているユーザキー(user key)に基づいて推論された使用者状況適合情報を
取得し、
前記使用者状況適合情報を前記チャットルームに提供する段階と、を含む、動作方法。
【請求項2】
前記進入トリガを発生させる段階は、トリガ政策情報により前記チャットルーム進入イベントに対する進入トリガ
発生の要否を判断し、進入トリガ発生要と判断された場合、進入トリガを発生させ
、
前記トリガ政策情報は、進入トリガ使用の設定有無、進入トリガ動作時間の設定有無、使用者のチャンネル加入有無、そしてクールタイム徒過有無のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項3】
前記進入トリガは、前記チャットルームを開設したチャンネル情報、チャットルーム最初進入(first visit)の有無、前記使用者のチャットルーム進入時間情報(enter time)、チャットボット情報のうちの少なくとも一つをさらに含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項4】
前記使用者状況適合情報は、前記進入トリガが発生した時点に推論ロジックを通じて抽出される、請求項1に記載の動作方法。
【請求項5】
前記使用者状況適合情報は、前記使用者のチャットルーム進入時点により異なるように提供される、請求項1に記載の動作方法。
【請求項6】
前記使用者状況適合情報は、前記進入トリガに含まれているユーザキーに基づいて
確認されたオフライン訪問情
報に基づいて推論され
た情報を
含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項7】
前記使用者状況適合情報は、最近オフライン訪問時点と進入トリガ発生時点との時間差を考慮して
決定される、請求項
6に記載の動作方法。
【請求項8】
アプリケーションを設置した端末がアプリケーションシステムと連動して動作する方法であって、
使用者が前記アプリケーションで提供されるチャットルームに進入したチャットルーム進入イベントを、前記アプリケーションシステムに提供する段階と、
前記アプリケーションシステムから受信したメッセージを前記チャットルームに表示する段階と、を含み、
前記メッセージは、前記チャットルーム進入イベントに基づいて発生した進入トリガ
に含まれているユーザキー(user key)を用いて推論された
使用者状況適合情報を含む動作方法。
【請求項9】
前記メッセージは、前記チャットルームで使用者質問の入力を受ける前に、前記チャットルームに表示される、請求項
8に記載の動作方法。
【請求項10】
前記メッセージは、前記進入トリガが発生した時点に推論ロジックを通じて抽出された使用者状況適合情報を含む、請求項
8に記載の動作方法。
【請求項11】
前記メッセージに含まれている情報は、前記使用者のチャットルーム進入時点により異なるように提供される、請求項
10に記載の動作方法。
【請求項12】
前記アプリケーションシステムに提供する段階は、オフライン場所に設置されたチャットルーム進入コードをスキャンしてチャットルーム進入アドレスを抽出し、前記チャットルーム進入アドレスを呼び出して前記アプリケーションシステムに使用者進入情報を提供する、請求項
8に記載の動作方法。
【請求項13】
チャットルームにメッセージを伝送するチャットボットを提供し、使用者のチャットルーム進入を知らせるチャットルーム進入イベントを受信すると、進入トリガを発生させるボットサーバと、
前記進入トリガを受信し、前記進入トリガに含まれているユーザキー(user key)に基づいて使用者状況適合情報を推論し、前記ボットサーバと連動して前記使用者状況適合情報を前記チャットルームに提供するサービス提供サーバと、を含む、アプリケーションシステム。
【請求項14】
前記ボットサーバは、トリガ政策情報により前記チャットルーム進入イベントに対する進入トリガ
発生の要否を判断し、進入トリガ発生要と判断された場合、進入トリガを発生させ
、
前記トリガ政策情報は、進入トリガ使用の設定有無、進入トリガ動作時間の設定有無、使用者のチャンネル加入有無、そしてクールタイム徒過有無のうちの少なくとも一つを含む、請求項
13に記載のアプリケーションシステム。
【請求項15】
前記進入トリガは、前記チャットルームを開設したチャンネル情報、チャットルーム最初進入(first visit)の有無、前記使用者のチャットルーム進入時間情報(enter time)、チャットボット情報のうちの少なくとも一つをさらに含む、請求項
13に記載のアプリケーションシステム。
【請求項16】
前記サービス提供サーバは、推論ロジックに基づいて前記進入トリガが発生した現在時点の使用者状況適合情報を推論する、請求項
13に記載のアプリケーションシステム。
【請求項17】
前記サービス提供サーバは、前記進入トリガを受信すると、前記進入トリガに含まれている位置参照情報を利用してオフライン訪問情報を確認し、前記オフライン訪問情報に基づいて推論した使用者状況適合情報を、前記ボットサーバと連動して前記チャットルームに提供する、請求項
13に記載のアプリケーションシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、進入トリガに関する。
【背景技術】
【0002】
使用者は、カカオトークなどのアプリケーションにビジネスのためのチャンネルを開設し、自分のビジネス情報とブランドのニュース、プロモーション、公知などのコンテンツを顧客に提供することができる。
【0003】
顧客は、チャンネル(channel)のチャットルーム(chat room)を通じてメッセージを確認するが、メッセージ確認時点は顧客ごとに異なり得る。したがって、ある顧客は使用者がメッセージを発送してから暫く後にチャットルームを開いてメッセージを確認することができるが、当該メッセージの行事期間が過ぎていたり、発送時点の状況とは異なることがある。このように、顧客は受信メッセージを確認するためにチャンネルのチャットルームを開いたが、進入時点に有効でない情報のため、追加のアクションをしないままチャットルームを退場することがある。
【0004】
メッセージ発送時点とメッセージ確認時点との時間差により、顧客に提供されるメッセージが無意味になり、顧客がチャンネルで伝送されたメッセージを不必要な広告性メッセージに認識してメッセージ確認を疎かにすることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、進入トリガ基盤の情報提供方法、これを実現したアプリケーションシステム、ユーザ端末およびアプリケーションを提供することにある。
【0006】
本発明の目的は、使用者がチャットルームに進入した時点に発生した進入トリガに基づいて使用者状況に適した情報を抽出してチャットルームに提供する方法を提供することにある。
【0007】
本発明の目的は、進入トリガを利用したオンオフライン連携情報提供方法、これを実現したアプリケーションシステム、ユーザ端末およびアプリケーションを提供することにある。
【0008】
本発明の目的は、オフライン場所で発生した訪問情報に基づいて、使用者がチャットルームに進入した時点に使用者に適した情報を抽出してチャットルームに提供する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施形態によるチャットルームにメッセージを伝送するチャットボットを提供するボットサーバの動作方法であって、アプリケーションを設置した端末から使用者のチャットルーム進入を知らせるチャットルーム進入イベントを受信する段階と、前記チャットルーム進入イベントに基づいて進入トリガを発生させる段階と、前記進入トリガに含まれているユーザキー(user key)に基づいて推論された使用者状況適合情報を取得し、前記使用者状況適合情報を前記チャットルームに提供する段階と、を含む。
【0010】
前記進入トリガを発生させる段階は、トリガ政策情報により前記チャットルーム進入イベントに対する進入トリガ発生の要否を判断し、進入トリガ発生要と判断された場合、進入トリガを発生させ、前記トリガ政策情報は、進入トリガ使用の設定有無、進入トリガ動作時間の設定有無、使用者のチャンネル加入有無、そしてクールタイム徒過有無のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0012】
前記進入トリガは、前記チャットルームを開設したチャンネル情報、チャットルーム最初進入(first visit)の有無、前記使用者のチャットルーム進入時間情報(enter time)、チャットボット情報のうちの少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0013】
前記使用者状況適合情報は、前記進入トリガが発生した時点に推論ロジックを通じて抽出され得る。
【0014】
前記使用者状況適合情報は、前記使用者のチャットルーム進入時点により異なるように提供され得る。
【0016】
前記使用者状況適合情報は、前記進入トリガに含まれているユーザキーに基づいて確認されたオフライン訪問情報に基づいて推論された情報を含むことができる。
【0017】
前記使用者状況適合情報は、最近オフライン訪問時点と進入トリガ発生時点との時間差を考慮して決定されることができる。
【0018】
一実施形態によるアプリケーションを設置した端末がアプリケーションシステムと連動して動作する方法であって、使用者が前記アプリケーションで提供されるチャットルームに進入したチャットルーム進入イベントを前記アプリケーションシステムに提供する段階と、前記アプリケーションシステムから受信したメッセージを前記チャットルームに表示する段階と、を含み、前記メッセージは、前記チャットルーム進入イベントに基づいて発生した進入トリガに含まれているユーザキー(user key)を用いて推論された使用者状況適合情報を含む。
【0019】
前記メッセージは、前記チャットルームで使用者質問の入力を受ける前に、前記チャットルームに表示され得る。
【0020】
前記メッセージは、前記進入トリガが発生した時点に推論ロジックを通じて抽出された使用者状況適合情報を含むことができる。
【0021】
前記メッセージに含まれている情報は、前記使用者のチャットルーム進入時点により異なるように提供され得る。
【0022】
前記アプリケーションシステムに提供する段階は、オフライン場所に設置されたチャットルーム進入コードをスキャンしてチャットルーム進入アドレスを抽出し、前記チャットルーム進入アドレスを呼び出して前記アプリケーションシステムに使用者進入情報を提供することができる。
【0023】
一実施形態によるアプリケーションシステムであって、チャットルームにメッセージを伝送するチャットボットを提供し、使用者のチャットルーム進入を知らせるチャットルーム進入イベントを受信すると、進入トリガを発生させるボットサーバと、前記進入トリガを受信し、前記進入トリガに含まれているユーザキー(user key)に基づいて使用者状況適合情報を推論し、前記ボットサーバと連動して前記使用者状況適合情報を前記チャットルームに提供するサービス提供サーバと、を含む。
【0024】
前記ボットサーバは、トリガ政策情報により前記チャットルーム進入イベントに対する進入トリガ発生の要否を判断し、進入トリガ発生要と判断された場合、進入トリガを発生させ、前記トリガ政策情報は、進入トリガ使用の設定有無、進入トリガ動作時間の設定有無、使用者のチャンネル加入有無、そしてクールタイム徒過有無のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0026】
前記進入トリガは、前記チャットルームを開設したチャンネル情報、チャットルーム最初進入(first visit)の有無、前記使用者のチャットルーム進入時間情報(enter time)、チャットボット情報のうちの少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0027】
前記サービス提供サーバは、推論ロジックに基づいて前記進入トリガが発生した現在時点の使用者状況適合情報を推論することができる。
【0028】
前記サービス提供サーバは、前記進入トリガを受信すると、前記進入トリガに含まれている位置参照情報を利用してオフライン訪問情報を確認し、前記オフライン訪問情報に基づいて推論した使用者状況適合情報を、前記ボットサーバと連動して前記チャットルームに提供することができる。
【発明の効果】
【0029】
本開示によると、使用者は、情報を得たい時点にチャンネルチャットルームを開くことで、現在時点に自分の現在状況に適した有用な情報を得ることができる。
【0030】
本発明によると、チャンネル運営者は、オンラインまたはオフラインで収集した訪問情報に基づいて使用者に有用な情報を提供して使用者の満足度を高めることができ、チャンネルを通じた顧客との疎通を活発にすることができる。
【0031】
本発明によると、チャンネル運営者は、関心を持ってチャットルームに進入する使用者を逃すことなく、適時に適切したメッセージを伝送してチャンネルで提供する多様なサービスの利用を誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】一実施形態による情報提供システムの構成図である。
【
図2】一実施形態による情報提供方法のフローチャートである。
【
図3】一実施形態による進入トリガ発生方法のフローチャートである。
【
図4】一実施形態による使用者状況適合情報を提供する推薦ロジックを例示した図である。
【
図5】一実施形態による使用者状況適合情報を提供するインターフェース画面を例示した図である。
【
図6】一実施形態による使用者状況適合情報を提供するインターフェース画面を例示した図である。
【
図7】一実施形態による使用者状況適合情報を提供するインターフェース画面を例示した図である。
【
図8】一実施形態による使用者状況適合情報を提供するインターフェース画面を例示した図である。
【
図9】一実施形態による使用者状況適合情報を提供するインターフェース画面を例示した図である。
【
図10】一実施形態による使用者状況適合情報を提供するインターフェース画面を例示した図である。
【
図11】一実施形態による使用者状況適合情報を提供するインターフェース画面を例示した図である。
【
図12】一実施形態による使用者状況適合情報を提供するインターフェース画面を例示した図である。
【
図13】他の実施形態による情報提供システムの構成図である。
【
図14】他の実施形態による情報提供方法のフローチャートである。
【
図15】他の実施形態によるオフライン訪問情報に基づいて提供される使用者状況適合情報を例示した図である。
【
図16】他の実施形態によるオフライン訪問情報に基づいて提供される使用者状況適合情報を例示した図である。
【
図17】他の実施形態によるオフライン訪問情報に基づいて提供される使用者状況適合情報を例示した図である。
【
図18】他の実施形態によるオフライン訪問情報に基づいて提供される使用者状況適合情報を例示した図である。
【
図19】他の実施形態によるオフライン訪問情報に基づいて提供される使用者状況適合情報を例示した図である。
【
図20】他の実施形態によるオフライン訪問情報に基づいて提供される使用者状況適合情報を例示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、添付した図面を参照して本開示の実施形態について本開示が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。しかし、本開示は、様々な異なる形態に具現され得、ここで説明する実施形態に限定されない。そして図面において、本開示を明確に説明するために、説明上不要な部分は省略し、明細書全体にわたって類似の部分については類似の図面符号を付した。
【0034】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とする時、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。また、明細書に記載された「・・・部」、「・・・器」、「モジュール」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアやソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせで具現され得る。
【0035】
サーバは、一つ以上のプロセッサ、プロセッサにより行われるコンピュータプログラムをロードするメモリ、コンピュータプログラムおよび各種データを保存する保存装置、通信インターフェースを含むことができる。その他にも、サーバは、多様な構成要素がさらに含まれ得る。
【0036】
プロセッサは、サーバの動作を制御する装置であって、コンピュータプログラムに含まれている命令語を処理する多様な形態のプロセッサであり得、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、または本開示の技術分野にてよく知られた任意の形態のプロセッサのうちの少なくとも一つを含んで構成され得る。
【0037】
メモリは、各種データ、命令および/または情報を保存する。メモリは、本開示の動作を実行するように記述された命令語がプロセッサにより処理されるように当該コンピュータプログラムを保存装置からロードすることができる。メモリは、例えばROM(read only memory)、RAM(random access memory)などであり得る。保存装置は、コンピュータプログラム、各種データを非臨時的に保存することができる。保存装置は、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリなどのような不揮発性メモリ、ハードディスク、着脱型ディスク、または本開示が属する技術分野でよく知られた任意の形態のコンピュータで読出可能な記録媒体を含んで構成され得る。
【0038】
通信インターフェースは、有/無線通信を支援する有/無線通信モジュールであり得る。コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行される命令語(instructions)を含み、非一時的-コンピュータ読取可能保存媒体(non-transitory computer readable storage medium)に保存され、命令語はプロセッサが本開示の動作を実行するように作る。
【0039】
端末は、コンピュータ読取可能な保存媒体に保存されるソフトウェアであるアプリケーション/プログラム、そしてプロセッサ、メモリ、ディスプレイ、通信モジュールなどのハードウェアを含む。
【0040】
プロセッサは、ハードウェアと協力してアプリケーションを駆動する。ディスプレイは、アプリケーションで提供するユーザインターフェース画面を表示し、ユーザ入力を受信することができ、例えばタッチ入力を受信することができる。通信モジュールは、通信ネットワークを介してサーバと通信する。端末は、多様な形態で具現可能であり、モバイル端末を例に挙げて説明するが、スマートパッドのようなパッド型端末、ラップトップコンピュータなどの各種形態のコンピュータ、ウェアラブルデバイス、TV端末などの形態で具現され得る。
【0041】
アプリケーションは、コンピュータ読取可能な保存媒体に保存されるソフトウェアであって、本発明の動作を実行する命令語(instructions)およびデータを含む。アプリケーションは、端末に設置され、端末で実行され、通信ネットワークを介して指定されたサーバと通信する。
【0042】
図面を参照して説明した手続や順序は一実施形態を具体的に説明したものであって、設計により手続や順序は変更または修正され得る。
【0043】
図1は、一実施形態による情報提供システムの構成図である。
【0044】
図1を参照すると、情報提供システム10は、アプリケーションを設置した端末100、そして使用者のチャットルーム進入時に発生される進入トリガ基盤で端末100に情報を提供するアプリケーションシステム200を含むことができる。アプリケーションは、インスタントメッセージングアプリケーションであり得る。アプリケーションは、チャットルームを提供するインスタントメッセージングサービスをはじめとして多様なサービスを提供するソフトウェアモジュールで具現され得る。
【0045】
端末100は、アプリケーションで提供されるチャットルームが画面で開かれると、使用者のチャットルーム進入を知らせるチャットルーム進入イベントをアプリケーションシステム200に伝送する。ここで、チャットルームは、顧客に各種情報を提供するために開設されたチャンネルのチャットルーム(チャンネルチャットルーム)であり得る。チャンネル運営者は、広告、公知などの各種情報を顧客とのチャットルームに伝送することができる。顧客はチャンネルの加入者であってもよく、未加入者であってもよい。
【0046】
アプリケーションシステム200は、チャットルーム進入イベントを受信し、チャットルーム進入イベントに基づいて進入トリガを発生させることができる。アプリケーションシステム200は、使用者がチャットルームに入った時点に発生したチャットルーム進入トリガに基づいて、使用者状況に適した使用者状況適合情報を抽出し、これをチャットルームに提供することができる。チャットルームに連結されたチャットボットが使用者状況適合情報を含むメッセージをチャットルームに提供することができる。ここで、使用者状況適合情報は、進入トリガが発生した時点に使用者のために推論された情報を通称し、使用者状況適合情報に含まれている情報は、推論ロジックにより多様に決定され得る。例えば使用者状況適合情報は、進入トリガが発生した時点に使用者に必要な情報、使用者の関心情報、使用者が知りたい情報などを含むことができる。
【0047】
アプリケーションシステム200は多様に構成され得るが、例えばメッセージングサーバ(Messaging server)210、チャンネルサービスサーバ(Channel service server)230、ボットサーバ(Bot server)250、そしてサービス提供サーバ270を含むことができる。サービス提供サーバ270は複数であり得る。サービス提供サーバ270は、チャットルームを開設したチャンネルにより運営される第3者サーバであり得る。
【0048】
メッセージングサーバ210は、チャットルーム基盤のインスタントメッセージングサービスを提供する。メッセージングサーバ210は、端末100でチャットルームが開かれるとチャットルーム進入イベントを受信し、チャットルーム画面を提供する。メッセージングサーバ210は、端末100のチャットルームにメッセージを提供することができる。ここで、メッセージングサーバ210は、チャットルーム進入イベントを受信すると、これをチャンネルサービスサーバ230に伝達することができる。
【0049】
チャンネルサービスサーバ230は、メッセージングサーバ210と連動して、チャンネルチャットルームにメッセージを伝送し、チャンネルチャットルームで入力されたメッセージを受信することができる。また、チャンネルサービスサーバ230は、ボットサーバ250で提供されるチャットボットを通じて、チャンネルチャットルームに自動的にメッセージを伝送することができる。このようなチャットボットの動作のために、チャンネルサービスサーバ230は、チャットルーム進入イベントをボットサーバ250に伝達する。
【0050】
ボットサーバ250は、チャンネルチャットルームにメッセージを伝送するチャットボットを提供する。ボットサーバ250は、チャンネルチャットルームで入力された使用者質問を受信し、使用者質問に該当する応答を抽出して、チャンネルチャットルームに伝送することができる。この時、ボットサーバ250は使用者質問が入力される前であるとしても、サービス提供サーバ270と連動してチャンネルチャットルームにメッセージを先制的に伝送することができる。このために、ボットサーバ250は使用者のチャットルーム入場で発生したチャットルーム進入イベントを受信し、チャットルーム進入イベントに基づいて進入トリガを生成する。
【0051】
ボットサーバ250は、進入トリガを伝達するサービス提供サーバ270を決定し、決定したサービス提供サーバ270に進入トリガを伝達することができる。ボットサーバ250はサービス提供サーバ270のURLを呼び出し、要請ペイロード(request payload)に各種参照情報が含まれている進入トリガを伝達することができる。
【0052】
進入トリガは、チャットルームに進入したユーザキー(user key)を含むことができる。ユーザキーは使用者識別情報であり、アプリケーションシステム200内で共有される少なくとも一つの使用者識別情報から構成され得る。進入トリガは、チャンネルチャットルームを開設したチャンネル情報を含むことができる。進入トリガは、チャットルーム最初進入(first visit)の有無、使用者がチャットルームに進入した時間情報(enter time)、チャットボット情報を含むことができる。進入トリガは、以前に使用者に発送されたメッセージ情報(メッセージタイプ、メッセージ発送時間など)を含むことができる。その他にも進入トリガは、サービス提供サーバ270が進入トリガに適した情報を抽出するのに使用される各種参照情報を含むことができる。
【0053】
ボットサーバ250は、トリガ政策情報によりチャットルーム進入イベントに対する進入トリガを可変的に発生させることができる。トリガ政策情報は、例えば進入トリガ使用の設定有無、進入トリガ動作時間の設定有無、使用者のチャンネル加入有無、クールタイム徒過有無、広告不可時間の設定有無などを確認する条件を含むことができる。トリガ政策情報は、ボット設定画面で設定され得る。
【0054】
進入トリガ使用の設定有無は、チャンネル運営者により、チャンネルで進入トリガ使用が設定された状態であるか否かを判断する条件である。ボットサーバ250は、進入トリガを使用するように設定されたチャンネルに対して進入トリガを発生させることができる。
【0055】
進入トリガ動作時間の設定有無は、進入トリガが発生されるように設定された時間であるか否かを判断する条件である。ボットサーバ250は、進入トリガが常時発生せず、進入トリガ動作時間にのみ進入トリガを発生させることができる。
【0056】
使用者のチャンネル加入有無は、チャットルーム進入イベントを伝送した使用者がチャンネル加入者であるか否かを判断する条件である。サービス提供サーバ270がチャンネル加入者にのみ進入トリガ基盤情報を提供する場合、ボットサーバ250はチャンネルサービスサーバ(図示せず)と連動して、チャットルーム進入イベントを伝送した使用者がチャンネル加入者であるか否かを確認し、進入トリガを発生させることができる。もし、サービス提供サーバ270がチャンネル未加入者にも進入トリガ基盤情報を提供する場合であれば、ボットサーバ250は、使用者のチャンネル加入有無政策を適用しないことができる。
【0057】
クールタイム徒過有無は、チャットルームに最後のメッセージが伝送された後に一定時間(クールタイム)が過ぎた状態であるか否かを判断する条件であり、クールタイムの間に新たなメッセージが発送されないようにする設定である。使用者がチャットルームに入る度にメッセージが頻繁に提供されたり、同一のメッセージが提供されることを防止するために、ボットサーバ250は基準時点から一定時間をクールタイムに設定し、クールタイムが徒過したチャットルーム進入イベントに対して、進入トリガを発生させることができる。クールタイムはデフォルトに設定されたり、チャンネル運営者により設定され得る。
【0058】
広告不可時間の設定有無は、広告性情報を発送しないように設定された時間であるか否かを判断する条件である。ボットサーバ250は広告不可時間にチャットルーム進入イベントを受信すると、進入トリガを発生させないことができる。
【0059】
サービス提供サーバ270は、ボットサーバ250から進入トリガを受信する。サービス提供サーバ270は、推論ロジックに基づいて、現在時点に使用者に必要な情報、使用者の関心情報、使用者が知りたい情報などの使用者状況適合情報を推論する。推論ロジックはチャンネルで提供するサービスフロー、使用者活動ヒストリー、使用者関連状態情報、天気のような自然環境情報、社会環境情報などにより使用者状況適合情報を抽出することができ、連結されたチャンネルごとに多様に設計され得る。使用者状況適合情報は、例えば訪問挨拶情報、予約情報、決済情報、配送情報、払い戻し処理情報、案内情報、リアルタイム情報、おすすめ情報などで多様であってもよい。
【0060】
サービス提供サーバ270は、ボットサーバ250と連動して、推論した使用者状況適合情報を端末100のチャットルームに提供する。使用者状況適合情報はボットサーバ250、チャンネルサービスサーバ230およびメッセージングサーバ210を通じて、端末100のチャットルームに表示され得る。
【0061】
ボットサーバ250が進入トリガに対する使用者状況適合情報を提供する方法は、ボットにより多様に設計され得る。例えば、サービス提供サーバ270がボットサーバ250に使用者状況適合情報を含むイベントブロックを提供することができる。または、使用者状況適合情報を提供するイベントブロックがボットサーバ250に保存され、サービス提供サーバ270がイベントブロックを選択することができる。つまり、サービス提供サーバ270は、決定された使用者状況適合情報に該当するイベントブロックのイベントAPIを呼び出すことができる。一方、使用者状況適合情報に該当するイベントブロックがスキルサーバ(Skill Server)に連結された場合であれば、ボットサーバ250はスキルサーバを呼び出して使用者状況適合情報の応答を受けることができる。スキルサーバは、メッセージに表示される使用者状況適合情報をボットサーバ250に提供することができる。ここで、スキルサーバは、ボットサーバ250からスキル要請を受け、スキル要請に含まれている情報を分析して応答するサーバであり、サービス提供サーバ270に含まれ得る。
【0062】
このように、使用者発話に応答してイベントブロックを提供する従来のチャットボットとは異なり、ボットサーバ250は使用者がチャットルームに入ると、使用者のチャットルーム進入時点に使用者状況に適した情報を提供することができる。
【0063】
図2は、一実施形態による情報提供方法のフローチャートである。
【0064】
図2を参照すると、端末100はアプリケーションで提供されるチャットルームに使用者が入ると、使用者のチャットルーム進入を知らせるチャットルーム進入イベントをアプリケーションシステム200に伝送する(S110)。ここで、チャットルームは、チャンネルで顧客との疎通のために開設したチャンネルチャットルームであり得る。
【0065】
アプリケーションシステム200のメッセージングサーバ210は、チャットルーム進入イベントをチャンネルサービスサーバ230に伝達し、ボットが連結されたチャンネルサービスサーバ230は、ボットサーバ250にチャットルーム進入イベントを伝達する(S120)。
【0066】
ボットサーバ250は、トリガ政策情報に基づいて、チャットルーム進入イベントに対する進入トリガ発生の要否を判断する(S130)。トリガ政策情報は、例えば進入トリガ使用と設定されたチャンネルチャットルームであれば進入トリガ発生、進入トリガ動作時間であれば進入トリガ発生、使用者が加入したチャンネルであれば進入トリガ発生、以前のメッセージを伝送した後にクールタイムが徒過したとすれば進入トリガ発生、広告不可時間でなければ進入トリガ発生など、多様に設定され得る。
【0067】
チャットルーム進入イベントがトリガ政策情報を満足する場合、ボットサーバ250は、進入トリガを伝達するサービス提供サーバ270を決定する(S140)。ボットサーバ250は、チャットルーム進入イベントに関連したサービス提供サーバ270のURLを獲得することができる。
【0068】
ボットサーバ250は、サービス提供サーバ270にユーザキーを含む進入トリガを伝達する(S150)。進入トリガは、チャットルームに進入したユーザキー(user key)をはじめとして、チャンネル情報、チャットルーム最初進入(first visit)の有無、使用者がチャットルームに進入した時間情報(enter time)、チャットボット情報などの参照情報を含むことができる。
【0069】
サービス提供サーバ270は、推論ロジックに基づいて進入トリガが発生した現在時点の使用者状況適合情報を推論する(S160)。推論ロジックは、チャンネルで提供するサービスフロー、使用者活動ヒストリー、使用者関連状態情報、各種環境情報(天気のような自然環境情報、季節、月、曜日のような時期情報、社会環境情報など)などの多様な情報に基づいて、現在時点に使用者に有用な情報を抽出することができる。使用者状況適合情報は、例えば訪問挨拶情報、予約情報、決済情報、配送情報、払い戻し処理情報、案内情報、リアルタイム情報、おすすめ情報などで多様であってもよい。
【0070】
サービス提供サーバ270は、ボットサーバ250に推論した使用者状況適合情報の提供を要請する(S170)。
【0071】
ボットサーバ250は、チャンネルサービスサーバ230およびメッセージングサーバ210を通じて、使用者状況適合情報を含むメッセージを端末100に提供する(S180)。
【0072】
ここで、ボットサーバ250が使用者状況適合情報を提供する方法は、チャットボットにより多様に設計され得る。
【0073】
例えばサービス提供サーバ270は、使用者状況適合情報に該当するイベントブロックを決定し、ボットサーバ250に、使用者状況適合情報に該当するイベントブロックのイベントAPIを呼び出すことができる。ボットサーバ250がチャットルームに提供する情報から構成されたイベントブロックを管理することができるが、サービス提供サーバ270がどのイベントブロックに使用者状況適合情報を提供するのかを決定する。
【0074】
ボットサーバ250は、要請された使用者状況適合情報がスキルサーバに連結された情報であるか否かを判断することができる(S181)。つまり、ボットサーバ250は、使用者状況適合情報(例えば予約情報)に該当するイベントブロックがスキルサーバの応答を通じて提供されなければならないのか判断することができる。スキルサーバは、ボットサーバ250からスキル要請を受け、スキル要請に含まれている情報を分析して応答するサーバであり、本開示では説明の便宜上サービス提供サーバ270に含まれると仮定する。
【0075】
使用者状況適合情報がスキルサーバに未連結された情報であれば、ボットサーバ250は、チャンネルサービスサーバ230およびメッセージングサーバ210を通じて、使用者状況適合情報に該当するメッセージ(イベントブロック)を端末100に提供する(S182)。例えば使用者状況適合情報が「最初訪問挨拶」であり、「最初訪問挨拶」のイベントブロックがスキルサーバに連結されていなければ、ボットサーバ250はスキルサーバを呼び出す必要なしに、保存された最初訪問挨拶メッセージを進入トリガに対する応答として伝送することができる。使用者状況適合情報を含むメッセージは、ふきだし形態で端末100のチャットルームに表示され得る。
【0076】
使用者状況適合情報がスキルサーバに連結された情報であれば、ボットサーバ250はスキルサーバを呼び出して(S183)、使用者状況適合情報の応答を受けることができる(S184)。スキルサーバは使用者状況適合情報をjsonフォーマットで応答することができる。
【0077】
ボットサーバ250は、チャンネルサービスサーバ230およびメッセージングサーバ210を通じて、応答を受けた使用者状況適合情報を含むメッセージを端末100に提供する(S185)。使用者状況適合情報を含むメッセージは、ふきだし形態で端末100のチャットルームに表示され得る。
【0078】
参考として、ボットサーバ250がサービス提供サーバ270で推論した使用者状況適合情報を提供する方法は、
図2に限定されずに多様に設計され得る。
【0079】
このように、アプリケーションシステム200は使用者がチャットルームに入ると、その時点の使用者状況に適した情報をチャットルームに提供することができる。したがって、使用者は不必要な広告性メッセージを受信せず、メッセージ発信時点と確認時点との差により無意味なメッセージを受信しないことができる。特に、使用者はチャンネルチャットルームに入場する行動のみで自分が得ようとする情報を直ちに提供を受けることができる。
【0080】
図3は、一実施形態による進入トリガ発生方法のフローチャートである。
【0081】
図3を参照すると、ボットサーバ250は使用者のチャットルーム進入イベントを受信する(S210)。
【0082】
ボットサーバ250は、トリガ政策情報に基づいて、チャットルーム進入イベントに対する進入トリガ発生の要否を判断する(S220)。
【0083】
ボットサーバ250は、チャットルーム進入イベントがトリガ政策情報を満足する場合、チャットルーム進入イベントに対する進入トリガを生成する(S230)。
【0084】
ボットサーバ250は、チャットルーム進入イベントがトリガ政策情報を満足しない場合、チャットルーム進入イベントに対する進入トリガを生成しない(S240)。
【0085】
具体的に、ボットサーバ250は、チャンネルチャットルームに対する進入トリガ使用が活性化(ON)状態であるか否かを判断し(S221)、進入トリガ使用が非活性状態であれば、進入トリガを生成しないことができる(S240)。
【0086】
ボットサーバ250は、進入トリガ使用が活性化した場合、進入トリガ動作時間であるか否かを判断し(S222)、進入トリガ動作時間でなければ、進入トリガを生成しないことができる(S240)。例えばショッピングチャンネル運営者は、ライブ放送時間にのみ進入トリガ基盤の使用者状況適合情報(ライブ放送商品情報)を提供するために、ライブ放送スケジュールに合わせて進入トリガ動作時間を設定することができる。
【0087】
ボットサーバ250は、使用者がチャンネル加入者であるか否かを判断し(S223)、チャンネル加入者でなければ進入トリガを生成しないことができる(S240)。チャンネル運営者は、チャンネル加入者にのみ進入トリガ基盤の使用者状況適合情報を提供することができる。
【0088】
ボットサーバ250は、以前に使用者にメッセージを伝送した時点に基づいてクールタイム徒過有無を判断し(S224)、クールタイム徒過以前であれば進入トリガを生成しないことができる(S240)。クールタイムは、以前のメッセージを伝送した後に一定時間メッセージを伝送していない時間であり、デフォルト時間に設定されたり、チャンネル運営者により設定され得る。
【0089】
その他にも、ボットサーバ250は広告不可時間であるか否かを判断し、広告不可時間であれば進入トリガを生成しないことができる。また、
図3で説明した、トリガ政策情報の種類および判断順序は多様に変更され得る。
【0090】
図4は、一実施形態による使用者状況適合情報を提供する推薦ロジックの例示である。
【0091】
図4を参照すると、サービス提供サーバ270が、例えばレストランカカオチャンネルに関連したサーバであると仮定し、次のような推論ロジックにより使用者状況適合情報を提供することができる。この時、サービス提供サーバ270はレストランカカオで管理する顧客情報(例えば電話番号,名前など)に基づいてレストラン予約情報、店舗訪問情報などのオフライン情報を管理し、これによりオンオフライン連携サービスを提供することができる。
【0092】
サービス提供サーバ270は、レストランカカオチャンネルのチャットボットを提供するボットサーバ250から、ユーザキーを含む進入トリガを受信する(S310)。
【0093】
サービス提供サーバ270は、ユーザキーを利用してレストラン予約情報を確認することができる(S320)。ユーザキーにマッピングされたレストラン予約情報があれば、サービス提供サーバ270は、レストラン予約情報を使用者状況適合情報として決定することができる。サービス提供サーバ270は、ボットサーバ250のreserveTrueイベントブロックを呼び出し、レストラン予約情報メッセージ300が、チャンネルチャットルームに提供されるようにできる(S322)。
【0094】
ユーザキーにマッピングされたレストラン予約情報がなければ、一定期間内の店舗訪問履歴を確認することができる(S330)。ユーザキーにマッピングされた一定期間内の店舗訪問履歴があれば、サービス提供サーバ270は店舗レビュー作成や訪問予約を使用者状況適合情報として決定することができる。サービス提供サーバ270は、ボットサーバ250のvisitTrueイベントブロックを呼び出し、店舗レビュー作成や訪問予約が可能なメッセージ310がチャンネルチャットルームに提供されるようにできる。
【0095】
一定期間内の店舗訪問履歴がなければ、サービス提供サーバ270はチャットルーム入場周期を判断することができる(S340)。サービス提供サーバ270は、以前の進入トリガによりメッセージを発送した日付を確認し、以前のメッセージを発送した後に、使用者がどれくらいの間チャットルームに入ったのか判断することができる。
【0096】
以前のメッセージを発送した後に、指定期間(例えば7日)が経った後に使用者がチャットルームに入った場合であれば、サービス提供サーバ270はレストラン情報や訪問予約を使用者状況適合情報として決定することができる。サービス提供サーバ270は、ボットサーバ250のhomeDefaultイベントブロックを呼び出し、レストラン情報を確認して、訪問予約が可能なメッセージ320がチャンネルチャットルームに提供されるようにできる。
【0097】
以前のメッセージを発送した後に一定期間以内に使用者がチャットルームに入った場合であれば、サービス提供サーバ270は、以前のメッセージに関係したイベントブロックを確認する(S350)。
【0098】
以前のメッセージに関係したイベントブロックが予約ブロックであれば、サービス提供サーバ270は、ボットサーバ250のcontinueResイベントブロックを呼び出し、訪問予約を続いて進行できるメッセージ330が、チャンネルチャットルームに提供されるようにできる。
【0099】
以前のメッセージに関係したイベントブロックがメニューブロックであれば、サービス提供サーバ270はボットサーバ250のcontinueMenイベントブロックを呼び出し、メニューを再び確認することができるメッセージ340がチャンネルチャットルームに提供されるようにできる。
【0100】
以前のメッセージに関係したイベントブロックがその他ブロックであれば、サービス提供サーバ270は、ボットサーバ250のhomeDefaultイベントブロックを呼び出し、レストラン情報を確認して訪問予約が可能なメッセージ320がチャンネルチャットルームに提供されるようにできる(S342)。
【0101】
次に、チャットルームに入った使用者に提供される多様な使用者状況適合情報を説明する。
【0102】
図5から
図12は一実施形態による使用者状況適合情報を提供するインターフェース画面の例示である。
【0103】
図5から
図12を参照すると、使用者がアプリケーションで提供されるチャットルームリスト画面400でチャンネルチャットルームを選択して、チャットルームに入ることができる。ここで、チャットルームリスト画面400でのチャットルーム進入方法は、チャンネルチャットルームに進入する一つの例示であり、使用者は多様な進入点を通じてチャンネルチャットルームを確認することができる。
【0104】
すると、アプリケーションシステム200は、端末100で発生したチャットルーム進入イベントを確認して、チャンネルチャットルームに連結されたボットを通じて現在時点に使用者状況に適した情報を提供することができる。この時、使用者状況適合情報はチャンネルのサービス提供サーバ270により決定されるが、チャンネルで提供するサービスフロー、使用者活動ヒストリー、使用者関連状態情報、天気のような自然環境情報、社会環境情報などにより多様なイベントブロックのうちで選択され得る。使用者状況適合情報は、例えば訪問挨拶情報、予約情報、決済情報、配送情報、払い戻し処理情報、案内情報、リアルタイム情報、おすすめ情報などで多様であってもよい。
【0105】
端末100は、アプリケーションシステム200から受信したメッセージをチャンネルチャットルームに表示することができる。
【0106】
図5を参照すると、使用者が予約チャンネル1のチャットルームに入ると、端末100はアプリケーションシステム200からメッセージを受信し、受信したメッセージをチャットルームに表示することができる。このために、予約チャンネル1のサービス提供サーバ270は、ボットサーバ250から使用者の進入トリガを受信し、進入トリガに含まれているユーザキーに基づいてユーザキーにマッピングされた使用者関連状態情報を確認することができる。
【0107】
例えば、進入トリガが発生した時点にユーザキーにマッピングされた病院予約日程があれば、サービス提供サーバ270は病院予約日程を使用者状況適合情報として決定し、ボットサーバ250を通じて病院予約日程メッセージをチャットルームに提供することができる。したがって、使用者はチャットルームで別途の使用者質問を入力しなくても、チャットルームに入った行動のみで予約日程メッセージ500をチャットルームで確認することができる。予約日程メッセージ500は、予約情報と共に付加的な機能(例えば予約変更)を含むことができる。
【0108】
もし、進入トリガが発生した時点にユーザキーにマッピングされた使用者状態が検診完了状態であれば、サービス提供サーバ270は、サービス手続により検診完了状態以降に発送されるべきイベント、例えばサービス満足度アンケートを使用者状況適合情報として決定し、ボットサーバ250を通じてサービス満足度アンケートメッセージをチャットルームに提供することができる。したがって、使用者がチャットルームで別途の使用者質問を入力しなくても、サービス満足度アンケートメッセージ501がチャットルームに表示され得、使用者はチャットルームに入ると直ちに画面に表示されたメッセージ501を確認し、質問を開始することができる。
【0109】
一方、進入トリガが発生した時点にユーザキーにマッピングされた予約日程がないこともある。すると、サービス提供サーバ270は使用者情報(例えば満65歳以上)および予約可能なサービス(例えばインフルエンザ予防接種、健康検診など)に基づいて使用者おすすめ情報、例えばインフルエンザ予防接種案内を決定することができる。使用者は、ボットサーバ250が提供したインフルエンザ予防接種案内メッセージ502をチャットルームで確認することができる。このように、予約日程がない使用者が予約チャンネル1のチャットルームに入った場合、予約チャンネル1を通じて予約したり質問するための行動であると推論し、サービス提供サーバ270は使用者質問の入力を受ける前に、推論ロジックに基づいて推論した使用者状況に適した情報を提供することができる。
【0110】
図6を参照すると、使用者が予約チャンネル2のチャットルームに入ると、端末100はアプリケーションシステム200からメッセージを受信し、受信したメッセージをチャットルームに表示することができる。このために、予約チャンネル2のサービス提供サーバ270は、ボットサーバ250から使用者の進入トリガを受信し、進入トリガに含まれているユーザキーに基づいてユーザキーにマッピングされた使用者関連状態情報を確認することができる。
【0111】
例えば、進入トリガが発生した時点にユーザキーにマッピングされた高速バス予約情報があれば、サービス提供サーバ270は予約日程案内を使用者状況適合情報として決定し、ボットサーバ250を通じて予約日程案内をチャットルームに提供する。したがって、使用者がチャットルームで別途の使用者質問を入力しなくても、高速バス予約情報を含むメッセージ600がチャットルームに表示され得る。
【0112】
進入トリガが発生した時点にユーザキーにマッピングされた旅行地予約日程がある場合、サービス提供サーバ270は予約情報を使用者状況適合情報として決定することができる。または、サービス提供サーバ270は、使用者情報(例えば旅行地,日程)および提供可能な情報(例えば天気,周辺旅行地情報など)に基づいて抽出された使用者おすすめ情報、例えば旅行地の天気/周辺旅行地を使用者状況適合情報として決定することができる。これにより、チャットルームで別途の使用者質問を入力しなくても、使用者はチャットルームを開くと直ちに表示される旅行地天気情報メッセージ601、周辺旅行地情報メッセージ602を確認することができる。ここで、旅行地天気情報メッセージ601、周辺旅行地情報メッセージ602は、使用者がチャットルームを開く前にチャットルームに伝送されたメッセージでなく、使用者がチャットルームを開いた後に受信したメッセージである。
【0113】
図7から
図10を参照すると、使用者がコマースチャンネルのチャットルームに入ると、端末100はアプリケーションシステム200からメッセージを受信し、受信したメッセージをチャットルームに表示することができる。このために、コマースチャンネルのサービス提供サーバ270は、ボットサーバ250から使用者の進入トリガを受信し、進入トリガに含まれているユーザキーに基づいてユーザキーにマッピングされた使用者関連状態情報を確認することができる。
【0114】
サービス提供サーバ270は、購入手続での状態情報を使用者状況適合情報として決定し、ボットサーバ250を通じて使用者状況適合情報を提供することができる。例えば、コマースチャンネルで商品を購入完了した使用者がチャットルームに入ると、決済完了メッセージ700がチャットルーム画面に表示され得る。商品購入後の一定時点後に使用者がチャットルームに入ると、購入製品の現在状態に該当する配送現況メッセージ701が表示されたり、配送完了メッセージ702が表示されたり、レビュー作成要請メッセージ703が表示されたり、再購入質問メッセージ704が表示され得る。
【0115】
使用者がコマースチャンネルで購入した商品に対する払い戻し要請履歴がある場合、サービス提供サーバ270は、使用者が入ったチャットルームに、払い戻し処理案内メッセージ705や答弁登録メッセージ706が表示されるようにボットサーバ250に要請することができる。
【0116】
使用者がコマースチャンネルのカートに入れておいた商品がある場合、サービス提供サーバ270は、使用者が入ったチャットルームにカート商品を購入誘導するメッセージ707が表示されるようにボットサーバ250に要請することができる。
【0117】
使用者がコマースチャンネルで使用可能なクーポンがある場合、サービス提供サーバ270は使用者が入ったチャットルームに、クーポン使用を案内するメッセージ708が表示されるようにボットサーバ250に要請することができる。
【0118】
使用者がチャットルームに入った時点にコマースチャンネルでリアルタイムイベントが進行中である場合、サービス提供サーバ270は使用者が入ったチャットルームに、リアルタイムイベントメッセージ709が表示されるようにボットサーバ250に要請することができる。
【0119】
一方、サービス提供サーバ270は使用者のチャットルーム訪問頻度に基づいて、使用者状況適合情報を推論することができる。サービス提供サーバ270は使用者の以前の進入トリガとの時間差に基づいてチャットルーム訪問頻度を判断することができる。例えば、久しぶりにチャットルームに入った使用者であれば、サービス提供サーバ270は使用者が入ったチャットルームに、訪問頻度に適した挨拶文とおすすめ情報を含むメッセージ710が表示されるようにボットサーバ250に要請することができる。頻繁にチャットルームに入る使用者であれば、サービス提供サーバ270は使用者が入ったチャットルームに、訪問頻度に適した挨拶文と特典情報を含むメッセージ711が表示されるようにボットサーバ250に要請することができる。
【0120】
サービス提供サーバ270は、チャットルームでの使用者の使用性に基づいて、使用者状況適合情報を推論することができる。例えば、チャットルームに入ったが後続アクションがない場合であれば、サービス提供サーバ270はチャットルームに、チャットボット使用方法などのように使用性を高めることができる案内メッセージ712が表示されるようにボットサーバ250に要請することができる。
【0121】
図11を参照すると、端末100は、使用者がホームショッピングチャンネルのチャットルームに入ると、アプリケーションシステム200からメッセージを受信し、これをチャットルームに表示することができる。このために、ホームショッピングチャンネルのサービス提供サーバ270は、ボットサーバ250から使用者の進入トリガを受信すると、使用者状況適合情報を推論する。この時、サービス提供サーバ270はTVホームショッピング放送のスケジュールと連動して、現在TVホームショッピング放送で販売中である商品情報を使用者状況適合情報として決定することができる。これにより、使用者がホームショッピングチャンネルのチャットルームに入ると、TVホームショッピング放送中である商品情報メッセージ800がチャットルームに表示され得る。これによりTVホームショッピング放送を視聴中である使用者は、TVホームショッピング放送中である商品情報を知りたい場合、ホームショッピングチャンネルのチャットルームを開けさえすれば、当該情報を、チャットルームを通じて提供を受けることができる。
【0122】
図12を参照すると、使用者が注文チャンネルのチャットルームに入ると、サービス提供サーバ270は、チャットルーム進入トリガのユーザキーに基づいて注文内訳を確認し、注文内訳に応じた現在注文状態を使用者状況適合情報として決定することができる。現在注文状態を示すメッセージ900がチャットルームに表示され得る。
【0123】
もし、ユーザキーにマッピングされた注文内訳がなければ、サービス提供サーバ270で決定されたおすすめメニューがチャットルームに表示され得る。
【0124】
このようにアプリケーションシステム200は使用者がチャットルームに入ると、その時点の使用者状況に適した情報をチャットルームに提供し、オフライン場所で収集した訪問情報に基づいてオフライン場所に関連した使用者状況適合情報を提供することができる。次に、オフライン場所で発生した訪問情報に基づいて、使用者がチャットルームに進入した時点に使用者に適した情報を抽出してチャットルームに提供する方法について詳しく説明する。
【0125】
図13は他の実施形態による情報提供システムの構成図である。
【0126】
図13を参照すると、情報提供システム10Aは
図1の情報提供システム10と類似しているが、オフライン店舗端末100Bから使用者のオフライン訪問情報を収集し、これを利用して使用者状況適合情報を提供する。したがって、
図1から
図12で説明した内容が情報提供システム10Aにも適用され得、以下で説明が省略されることもできる。
【0127】
情報提供システム10Aは、アプリケーションを設置した端末100A、使用者のチャットルーム進入時に発生される進入トリガ基盤で端末100Aに情報を提供するアプリケーションシステム200A、そしてオフライン店舗端末100Bを含むことができる。
【0128】
オフライン店舗端末100Bは、オフライン場所で使用者のオフライン訪問情報を生成する端末であり、例えばQRチェックイン端末、店舗に設置されたポス(POS)端末、施設入場/退場管理端末などであり得る。オフライン訪問情報はチェックイン(入場)、注文、決済、チェックアウト(退場)などの訪問者行動情報に基づいて生成され得る。チェックインは、例えばQRチェックインであり得る。施設はスーパー、レストラン、ホテル、デパート、空港、ターミナル、スポーツクラブ、塾、駐車場など多様であってもよい。一方、オフライン場所にチャットルーム進入コード20が設置され得る。端末100Aはチャットルーム進入コード20をスキャンしてチャットルーム進入コード20に含まれているアドレスのチャットルームに進入することができる。つまり、使用者が端末100Aを通じてチャットルーム進入コード20をスキャンすると、端末にチャットルーム画面が表示され得る。チャットルーム進入コード20はオフライン場所と関連したチャットルームの進入アドレス(URL)を含み、URLにオフライン場所を識別できる位置参照情報(referrer)が付加され得る。チャットルーム進入コード20はQRコードで製作されてオフライン場所に配置され得る。
【0129】
端末100Aは、アプリケーションで提供されるチャットルームが画面で開かれると、使用者のチャットルーム進入を知らせるチャットルーム進入イベントをアプリケーションシステム200Aに伝送する。チャットルーム進入イベントは、使用者により選択されたチャットルーム情報であり得る。ここで、チャットルームは、顧客に各種情報を提供するために開設されたチャンネルのチャットルーム(チャンネルチャットルーム)であり得る。チャンネル運営者は広告、公知などの各種情報を顧客とのチャットルームに伝送することができる。顧客はチャンネルの加入者であってもよく、未加入者であってもよい。
【0130】
一方、端末100Aは、チャットルーム進入コード20で抽出されたチャットルーム進入アドレス(URL)を呼び出して、アプリケーションシステム200Aから当該アドレスのチャットルーム画面の提供を受けることができる。この時、チャットルーム進入アドレスにより端末100Aでチャットルーム画面が開かれるため、アプリケーションシステム200Aは、呼び出されたチャットルーム進入アドレス(URL)をチャットルーム進入イベントと見なすことができる。
【0131】
このように、使用者は、チャットルームリストなどで望むチャットルームを選択してチャットルームに進入することができ、またはチャットルーム進入アドレスを含むチャットルーム進入コード20を撮影してチャットルームに進入することができる。
【0132】
アプリケーションシステム200Aは、チャットルーム進入イベントを受信し、チャットルーム進入イベントに基づいて進入トリガを発生させることができる。アプリケーションシステム200Aは、使用者がチャットルームに入った時点に発生したチャットルーム進入トリガに基づいて、使用者状況に適した使用者状況適合情報を抽出し、これをチャットルームに提供することができる。チャットルームに連結されたチャットボットが使用者状況適合情報を含むメッセージをチャットルームに提供することができる。ここで、使用者状況適合情報は、進入トリガが発生した時点に使用者のために推論された情報を通称し、使用者状況適合情報に含まれている情報は、推論ロジックにより多様に決定され得る。例えば、使用者状況適合情報は進入トリガが発生した時点に使用者に必要な情報、使用者の関心情報、使用者が知りたい情報などを含むことができる。
【0133】
アプリケーションシステム200Aは多様に構成され得るが、例えばメッセージングサーバ210A、チャンネルサービスサーバ230A、ボットサーバ250A、そしてサービス提供サーバ270Aを含むことができる。サービス提供サーバ270Aは複数であり得る。サービス提供サーバ270Aはチャットルームを開設したチャンネルにより運営される第3者サーバであり得る。サービス提供サーバ270Aはオフライン場所に位置したオフライン店舗端末100Bから訪問情報を収集することができる。
【0134】
メッセージングサーバ210Aは、チャットルーム基盤のインスタントメッセージングサービスを提供する。メッセージングサーバ210Aは、端末100Aからチャットルーム進入イベントを受信し、チャットルーム画面を提供する。一方、メッセージングサーバ210Aは、チャットルームに、使用者のチャットルーム進入のためのチャットルーム進入アドレス(URL)を割り当て、チャットルーム進入アドレス(URL)を呼び出した端末100Aにチャットルーム進入アドレスに該当するチャットルーム画面を提供することができる。メッセージングサーバ210Aは、端末100Aのチャットルームにメッセージを提供することができる。ここで、メッセージングサーバ210Aはチャットルーム進入イベントを受信すると、チャットルーム進入イベントをチャンネルサービスサーバ230Aに伝達することができる。メッセージングサーバ210Aは使用者状況適合情報の推論に必要な情報をチャットルーム進入イベントに含めることができる。チャットルーム進入アドレス(URL)の呼び出しによりチャットルームに進入した場合、チャットルーム進入イベントは、チャットルーム進入アドレスに含まれている位置参照情報を含むことができる。
【0135】
チャンネルサービスサーバ230Aは、メッセージングサーバ210Aと連動して、チャンネルチャットルームにメッセージを伝送し、チャンネルチャットルームで入力されたメッセージを受信することができる。また、チャンネルサービスサーバ230Aは、ボットサーバ250Aで提供されるチャットボットを通じて、チャンネルチャットルームに自動的にメッセージを伝送することができる。このようなチャットボットの動作のために、チャンネルサービスサーバ230Aは、チャットルーム進入イベントをボットサーバ250Aに伝達する。
【0136】
ボットサーバ250Aは、チャンネルチャットルームにメッセージを伝送するチャットボットを提供する。ボットサーバ250Aはチャンネルチャットルームで入力された使用者質問を受信し、使用者質問に該当する応答を抽出して、チャンネルチャットルームに伝送することができる。この時、ボットサーバ250Aは使用者質問の入力を受ける前であるとしても、サービス提供サーバ270Aと連動してチャンネルチャットルームにメッセージを先制的に伝送することができる。このために、ボットサーバ250Aは使用者のチャットルーム入場で発生したチャットルーム進入イベントを受信し、チャットルーム進入イベントに基づいて進入トリガを生成する。
【0137】
ボットサーバ250Aは進入トリガを伝達するサービス提供サーバ270Aを決定し、決定したサービス提供サーバ270Aに進入トリガを伝達することができる。ボットサーバ250Aはサービス提供サーバ270AのURLを呼び出し、要請ペイロード(request payload)に各種参照情報が含まれている進入トリガを伝達することができる。
【0138】
進入トリガは、チャットルームに進入したユーザキー(user key)を含むことができる。ユーザキーは使用者識別情報であり、アプリケーションシステム200A内で共有される少なくとも一つの使用者識別情報から構成され得る。進入トリガは、チャンネルチャットルームを開設したチャンネル情報を含むことができる。進入トリガは、チャットルーム最初進入(first visit)の有無、使用者がチャットルームに進入した時間情報(enter time)、チャットボット情報を含むことができる。進入トリガは、以前に使用者に発送されたメッセージ情報(メッセージタイプ、メッセージ発送時間など)を含むことができる。その他にも、進入トリガは、サービス提供サーバ270Aが進入トリガに適した情報を抽出するのに使用される各種参照情報を含むことができる。
【0139】
ボットサーバ250Aは、トリガ政策情報によりチャットルーム進入イベントに対する進入トリガを可変的に発生させることができる。トリガ政策情報は、例えば進入トリガ使用の設定有無、進入トリガ動作時間の設定有無、使用者のチャンネル加入有無、クールタイム徒過有無、広告不可時間の設定有無などを確認する条件を含むことができる。トリガ政策情報は、ボット設定画面で設定され得る。
【0140】
進入トリガ使用の設定有無は、チャンネル運営者により、チャンネルで進入トリガ使用が設定された状態であるか否かを判断する条件である。ボットサーバ250Aは進入トリガを使用するように設定されたチャンネルに対して進入トリガを発生させることができる。
【0141】
進入トリガ動作時間の設定有無は、進入トリガが発生されるように設定された時間であるか否かを判断する条件である。ボットサーバ250Aは進入トリガが常時発生せず、進入トリガ動作時間にのみ進入トリガを発生させることができる。
【0142】
使用者のチャンネル加入有無は、チャットルーム進入イベントを伝送した使用者がチャンネル加入者であるか否かを判断する条件である。サービス提供サーバ270Aがチャンネル加入者にのみ進入トリガ基盤情報を提供する場合、ボットサーバ250Aはチャンネルサービスサーバ(図示せず)と連動して、チャットルーム進入イベントを発生させた使用者がチャンネル加入者であるか否かを確認し、進入トリガを発生させることができる。もし、サービス提供サーバ270Aがチャンネル未加入者にも進入トリガ基盤情報を提供する場合であれば、ボットサーバ250Aは使用者のチャンネル加入有無政策を適用しないこともできる。
【0143】
クールタイム徒過有無は、チャットルームに最後のメッセージが伝送された後に一定時間(クールタイム)が過ぎた状態であるか否かを判断する条件であり、クールタイムの間に新たなメッセージが発送されないようにする設定である。使用者がチャットルームに入る度にメッセージが頻繁に提供されたり、同一のメッセージが提供されることを防止するために、ボットサーバ250Aは基準時点から一定時間をクールタイムに設定し、クールタイムが徒過したチャットルーム進入イベントに対して、進入トリガを発生させることができる。クールタイムはデフォルトに設定されたりチャンネル運営者により設定され得る。
【0144】
広告不可時間の設定有無は、広告性情報を発送しないように設定された時間であるか否かを判断する条件である。ボットサーバ250Aは広告不可時間にチャットルーム進入イベントを受信すると、進入トリガを発生させないこともできる。
【0145】
サービス提供サーバ270Aは、オフライン場所に位置したオフライン店舗端末100Bからオフライン訪問情報を収集し、顧客情報(例えば電話番号、名前など)を管理することができる。すると、サービス提供サーバ270Aはオフライン訪問情報に基づいて使用者状況適合情報を抽出することができる。オフライン訪問情報は使用者関連状態情報として保存され得る。オフライン訪問情報は使用者識別情報、訪問時間、訪問位置、訪問目的、訪問者行動情報(チェックイン、注文、決済、入場、退場など)などを含むことができる。チェックイン方式は多様であってもよいが、例えばQRチェックインであり得る。使用者識別情報は多様であってもよいが、例えば顧客番号、電話番号、名前などの個人情報、固有に発給された個人安心番号などを含むことができる。
【0146】
サービス提供サーバ270Aは、オフライン店舗端末100Bから収集された使用者識別情報と、運営するチャンネルに加入した使用者情報(ユーザキー)をマッピングして管理することができる。
【0147】
一方、サービス提供サーバ270Aは、ボットサーバ250Aから進入トリガを受信して、オンラインチャンネルのチャットルームに使用者が入ったことが分かる。サービス提供サーバ270Aは、推論ロジックに基づいて、現在時点に使用者に必要な情報、使用者の関心情報、使用者が知りたい情報などの使用者状況適合情報を推論する。推論ロジックは、チャンネルで提供するサービスフロー、使用者活動ヒストリー、使用者関連状態情報、天気のような自然環境情報、社会環境情報などにより使用者状況適合情報を抽出することができ、連結されたチャンネルごとに多様に設計され得る。使用者状況適合情報は、例えば訪問挨拶情報、予約情報、決済情報、配送情報、払い戻し処理情報、案内情報、リアルタイム情報、おすすめ情報などで多様であってもよい。
【0148】
サービス提供サーバ270Aは、ボットサーバ250Aと連動して、推論した使用者状況適合情報を端末100Aのチャットルームに提供する。使用者状況適合情報はボットサーバ250A、チャンネルサービスサーバ230Aおよびメッセージングサーバ210Aを通じて、端末100Aのチャットルームに表示され得る。この時、オフライン場所を訪問した使用者と、オンラインチャットルームに入った使用者が必ずしも同一人である必要はない。例えば生徒が塾に登塾し、生徒の保護者が塾チャンネルのチャットルームに入ると、サービス提供サーバは、保護者のための使用者状況適合情報を生徒の登塾情報に基づいて抽出することができる。
【0149】
ボットサーバ250Aが進入トリガに対する使用者状況適合情報を提供する方法は、ボットにより多様に設計され得る。例えば、サービス提供サーバ270Aがボットサーバ250Aに使用者状況適合情報を含むイベントブロックを提供することができる。または、使用者状況適合情報を提供するイベントブロックがボットサーバ250Aに保存され、サービス提供サーバ270Aがイベントブロックを選択することができる。つまり、サービス提供サーバ270Aは、決定された使用者状況適合情報に該当するイベントブロックのイベントAPIを呼び出すことができる。一方、使用者状況適合情報に該当するイベントブロックがスキルサーバ(Skill Server)に連結された場合であれば、ボットサーバ250Aはスキルサーバを呼び出して使用者状況適合情報の応答を受けることができる。スキルサーバはメッセージに表示される使用者状況適合情報をボットサーバ250Aに提供することができる。ここで、スキルサーバはボットサーバ250Aからスキルの要請を受け、スキル要請に含まれている情報を分析して応答するサーバであり、サービス提供サーバ270Aに含まれ得る。
【0150】
このように、使用者発話に応答してイベントブロックを提供する従来のチャットボットとは異なり、ボットサーバ250Aは使用者がチャットルームに入ると、使用者のチャットルーム進入時点に使用者状況に適した情報を提供することができる。
【0151】
次に、オフライン訪問情報に基づいて使用者状況適合情報を提供するオンオフライン連携サービスについて説明する。
【0152】
図14は他の実施形態による情報提供方法のフローチャートである。
【0153】
図14を参照すると、サービス提供サーバ270Aは、オフライン場所に設置されたオフライン店舗端末100Bからオフライン訪問情報を収集し(S410)、オフライン訪問情報を保存する(S412)。使用者がオフライン場所を訪問する場合、オフライン店舗端末100Bを通じて使用者訪問情報が収集され得る。オフライン店舗端末100Bは、オフライン場所で使用者訪問情報を生成する端末であり、例えばQRチェックイン端末、店舗に設置されたポス(POS)端末、施設入場/退場管理端末などであり得る。オフライン訪問情報は、使用者識別情報、訪問時間、訪問位置、訪問目的、訪問者行動情報(チェックイン、決済、注文など)などを含むことができる。オフライン訪問情報に含まれている使用者識別情報はアプリケーションで管理されるユーザキー(user key)にマッピングされて管理され得る。
【0154】
端末100Aはアプリケーションで提供されるチャットルームへの使用者進入を知らせるチャットルーム進入イベントを、アプリケーションシステム200Aに伝送する(S420)。ここで、チャットルームはチャンネルで顧客との疎通のために開設したチャンネルチャットルームであり得る。チャットルーム進入イベントは使用者選択により開かれたチャットルーム情報またはチャットルーム進入アドレスを含むことができる。使用者はチャットルームリストなどで望むチャットルームを選択してチャットルームに進入することができ、またはチャットルーム進入アドレスを含むチャットルーム進入コード20をスキャン(撮影)してチャットルームに進入することができる。チャットルーム進入コード20は、オフライン場所と関連したチャンネルチャットルームのURLを含むコードであり、例えばQRコードで製作され得、URLにオフライン場所を識別できる位置参照情報(referrer)が付加され得る。端末100Aは、チャットルーム進入コードをスキャンしてチャットルーム進入アドレスを抽出し、チャットルーム進入アドレスを呼び出してアプリケーションシステム200Aに使用者進入情報を提供することができる。
【0155】
アプリケーションシステム200Aのメッセージングサーバ210Aは、チャットルーム進入イベントをチャンネルサービスサーバ230Aに伝達し、ボットが連結されたチャンネルサービスサーバ230Aは、ボットサーバ250Aにチャットルーム進入イベントを伝達する(S430)。
【0156】
ボットサーバ250Aは、トリガ政策情報に基づいて、チャットルーム進入イベントに対する進入トリガ発生の要否を判断する(S440)。トリガ政策情報は、例えば進入トリガ使用と設定されたチャンネルチャットルームであれば進入トリガ発生、進入トリガ動作時間であれば進入トリガ発生、使用者が加入したチャンネルであれば進入トリガ発生、以前のメッセージを伝送した後にクールタイムを徒過したとすれば進入トリガ発生、広告不可時間でなければ進入トリガ発生など、多様に設定され得る。
【0157】
チャットルーム進入イベントがトリガ政策情報を満足する場合、ボットサーバ250Aは、進入トリガを伝達するサービス提供サーバ270Aを決定する(S450)。ボットサーバ250Aは、チャットルーム進入イベントに関連したサービス提供サーバ270AのURLを獲得することができる。
【0158】
ボットサーバ250Aは、サービス提供サーバ270Aにユーザキーを含む進入トリガを伝達する(S460)。進入トリガはチャットルームに進入したユーザキー(user key)をはじめとして、チャンネル情報、チャットルーム最初進入(first visit)の有無、使用者がチャットルームに進入した時間情報(enter time)、チャットボット情報などの参照情報を含むことができる。進入トリガは、チャットルーム進入アドレスに含まれている位置参照情報をさらに含むことができる。
【0159】
サービス提供サーバ270Aは、進入トリガのユーザキーに関連したオフライン訪問情報を含む多様な使用者情報を確認し、推論ロジックにより進入トリガが発生した現在時点の使用者状況適合情報を推論する(S470)。推論ロジックは、チャンネルで提供するサービスフロー、使用者活動ヒストリー、使用者関連状態情報、各種環境情報(天気のような自然環境情報、季節、月、曜日のような時期情報、社会環境情報など)などの多様な情報に基づいて、現在時点に使用者に有用な情報を抽出することができる。一方、推論ロジックは、進入トリガに位置参照情報が含まれている場合、使用者が位置参照情報に該当するオフライン場所を現在訪問したことを認識し、過去オフライン訪問情報を含む多様な使用者情報、オフライン場所情報に基づいて現在時点の使用者状況適合情報を推論することができる。使用者状況適合情報は、例えば訪問挨拶情報、予約情報、決済情報、配送情報、払い戻し処理情報、案内情報、リアルタイム情報、おすすめ情報などで多様であってもよい。
【0160】
サービス提供サーバ270Aは、ボットサーバ250Aに推論した使用者状況適合情報の提供を要請する(S480)。
【0161】
ボットサーバ250Aは、チャンネルサービスサーバ230Aおよびメッセージングサーバ210Aを通じて、使用者状況適合情報を含むメッセージを端末100Aに提供する(S490)。
【0162】
ここで、ボットサーバ250Aが使用者状況適合情報を提供する方法は、チャットボットにより多様に設計され得る。
【0163】
例えば、サービス提供サーバ270Aは使用者状況適合情報に該当するイベントブロックを決定し、ボットサーバ250Aに、使用者状況適合情報に該当するイベントブロックのイベントAPIを呼び出すことができる。ボットサーバ250Aがチャットルームに提供する情報から構成されたイベントブロックを管理することができるが、サービス提供サーバ270Aがどのイベントブロックに用者状況適合情報を提供するのかを決定する。
【0164】
ボットサーバ250Aは、要請された使用者状況適合情報がスキルサーバに連結された情報であるか否かを判断し、使用者状況適合情報がスキルサーバに連結された情報であれば、ボットサーバ250Aはスキルサーバを呼び出し、使用者状況適合情報の応答を受けることができる。スキルサーバはボットサーバ250Aからスキル要請を受けてスキル要請に含まれている情報を分析して応答するサーバであり、使用者状況適合情報をjsonフォーマットで応答することができる。
【0165】
使用者状況適合情報がスキルサーバに未連結された情報であれば、ボットサーバ250Aは、チャンネルサービスサーバ230Aおよびメッセージングサーバ210Aを通じて、使用者状況適合情報に該当するメッセージ(イベントブロック)を端末100Aに提供する。例えば使用者状況適合情報が「最初訪問挨拶」であり、「最初訪問挨拶」のイベントブロックがスキルサーバに連結されていなければ、ボットサーバ250Aはスキルサーバを呼び出す必要なしに、保存された最初訪問挨拶メッセージを進入トリガに対する応答として伝送することができる。使用者状況適合情報を含むメッセージはふきだし形態で端末100Aのチャットルームに表示され得る。
【0166】
参考として、ボットサーバ250Aがサービス提供サーバ270Aで推論した使用者状況適合情報を提供する方法は、
図2に限定されずに多様に設計され得る。
【0167】
このように、アプリケーションシステム200Aは、使用者がチャットルームに入ると、その時点の使用者状況に適した情報をチャットルームに提供するが、オフライン場所に関連した使用者状況適合情報を提供することができる。したがって、使用者はオフライン場所と関連したチャットルームに入場する行動のみで、自分が得ようとする情報を直ちに提供を受けることができる。
【0168】
図15から
図20は、他の実施形態によるオフライン訪問情報に基づいて提供される使用者状況適合情報の例示である。
【0169】
図15を参照すると、オフライン場所を訪問した訪問情報はオフライン店舗端末100Bを通じて収集され得る。訪問情報は多様な訪問者行動から生成され得、例えば、オフライン場所でのQRチェックインからオフライン訪問情報が収集され得る。オフライン場所は、例えばスーパー、レストラン、ホテル、デパートなどで多様な施設であり得、アプリケーションにチャンネルを開設してチャットボットを通じてオンオフライン連携サービスを提供することができる。
【0170】
以降、使用者が端末100Aでオフライン場所と関連したチャンネルのチャットルームに入ることができるが、使用者はオフライン場所を訪問した時点にチャットルームに入ることができ、オフライン場所を訪問してから一定時間後にチャットルームに入ることができる。使用者は、アプリケーションで提供されるチャットルームリスト画面でチャンネルチャットルームを選択して、チャットルームに入ったり、チャットルーム進入コード20を撮影してチャットルームに入ることができる。ここで、チャットルームリスト画面を通じたチャットルーム進入方法は、チャンネルチャットルームに進入する一つの例示であり、使用者は多様な進入点を通じてチャンネルチャットルームを確認することができる。
【0171】
すると、端末100Aはアプリケーションシステム200Aに使用者のチャットルーム進入イベントを伝送する。アプリケーションシステム200Aは、端末100Aで発生したチャットルーム進入イベントに基づいて進入トリガを生成し、チャンネルチャットルームに連結されたボットを通じて現在時点に使用者状況に適した情報を提供することができる。この時、使用者状況適合情報はチャンネルのサービス提供サーバ270Aにより決定されるが、チャンネルで提供するサービスフロー、使用者活動ヒストリー、使用者関連状態情報、天気のような自然環境情報、社会環境情報などにより多様なイベントブロックのうちで選択され得る。
【0172】
チャットルーム進入イベントに基づいて生成された進入トリガは、チャットルームに連結されたサービス提供サーバに伝達され、当該サービス提供サーバが進入トリガに基づいて使用者状況適合情報を決定することができる。
【0173】
一実施形態によると、使用者がxxスーパーに配置されたチャットルーム進入コード20を撮影したり、オフライン店舗端末100Bを通じて訪問情報を登録した後、端末100Aを通じてxxスーパーで運営中であるチャンネルのチャットルームに入ることができる。すると、端末100Aはxxスーパーと関連したメッセージ1000をチャットルームに表示することができる。xxスーパーと関連したメッセージ1000は、オフライン訪問時点からチャットルーム進入時点の時間差により異なるように提供され得る。xxスーパーで運営中であるチャンネルのサービス提供サーバ270-1は、チャットルーム進入イベントから発生した進入トリガのユーザキーを確認し、推薦ロジックにより、ユーザキーに対応して収集されたオフライン訪問情報を確認することができる。もし、ユーザキーに対応したオフライン訪問情報が一定時間以内(例えば30分)に収集された場合、サービス提供サーバ270-1は、使用者が現在xxスーパーに位置すると推論し、現在xxスーパーで進行中である行事情報が含まれているメッセージ1000を使用者状況適合情報として決定することができる。サービス提供サーバ270-1は、オフライン訪問情報収集時点から一定時間(例えば2日)後にチャットルーム進入トリガを受信する場合、行事情報/クーポン情報と共にスーパー訪問を薦めるメッセージを使用者状況適合情報として決定することができる。または、サービス提供サーバ270-1は、進入トリガにxxスーパーに該当する位置参照情報が含まれている場合、使用者がxxスーパーを現在訪問したことを認識し、現在xxスーパーで進行中である行事情報が含まれているメッセージ1000を使用者状況適合情報として決定することができる。
【0174】
他の実施形態によると、使用者がxxレストランに配置されたチャットルーム進入コード20を撮影したり、オフライン店舗端末100Bを通じて訪問情報を登録した後、端末100Aを通じて一定時間内にxxレストランで運営中であるチャンネルのチャットルームに入ることができる。すると、端末100Aはxxレストランと関連したメッセージ1010をチャットルームに表示することができる。xxレストランと関連したメッセージ1010は、オフライン訪問時点からチャットルーム進入時点の時間差により異なるように提供され得る。xxレストランで運営中であるチャンネルのサービス提供サーバ270-2は、チャットルーム進入イベントから発生した進入トリガのユーザキーを確認し、推薦ロジックにより、ユーザキーに対応して収集されたオフライン訪問情報を確認することができる。もし、進入トリガがオフライン訪問時点から一定時間以内(例えば10分)に発生した場合、サービス提供サーバ270-2はメニュー注文機能を含むメッセージ1010を使用者状況適合情報として決定することができる。進入トリガがオフライン訪問時点から一定時間以降(例えば7日)に発生し、予約情報がない場合、サービス提供サーバ270-2は予約機能を含むメッセージを使用者状況適合情報として決定することができる。または、サービス提供サーバ270-2は進入トリガにxxレストランに該当する位置参照情報が含まれている場合、使用者がxxレストランを現在訪問したことを認識し、現在店舗で使用者がメニューを注文するのに有用なメニュー推薦やメニュー注文、行事情報などを使用者状況適合情報として決定することができる。
【0175】
このように、使用者はチャットルームに使用者質問を入力しなくても、訪問したオフライン場所と関連したチャンネルチャットルームに入場する行動のみで、現在時点にオフライン場所と関連して得たい情報(例えば現在スーパーで進行中である行事情報など)を直ちに提供を受けることができる。この時、最近、オフライン訪問時点と現在チャットルーム進入時点との時間差により、使用者が提供を受ける情報が決定され得る。
【0176】
図16を参照すると、使用者が空港を訪問する場合、訪問情報はオフライン店舗端末100Bを通じて収集される。訪問情報は多様な訪問者行動から生成され得、例えば、オフライン場所でのQRチェックインや航空券発券からオフライン訪問情報が収集され得る。
【0177】
以降、使用者が端末100Aでオフライン場所と関連したチャンネル(例えば空港チャンネル、航空会社チャンネル、免税店チャンネルなど)のチャットルームを選択したり、チャットルーム進入コード20を撮影してチャットルームに入ることができる。すると、端末100Aは、アプリケーションシステム200Aに使用者のチャットルーム進入イベントを伝送する。アプリケーションシステム200Aは端末100Aで発生したチャットルーム進入イベントに基づいて進入トリガを生成し、チャンネルチャットルームに連結されたボットを通じて現在時点に使用者状況に適した情報を提供することができる。この時、使用者状況適合情報は、チャンネルのサービス提供サーバ270-3により決定されるが、オフライン訪問情報に基づいて決定され得る。
【0178】
チャットルーム進入イベントに基づいて生成された進入トリガは、チャットルームに連結されたサービス提供サーバ270-3に伝達され、サービス提供サーバ270-3が進入トリガに基づいて使用者状況適合情報を決定することができる。
【0179】
サービス提供サーバ270-3は、チャットルーム進入イベントから発生した進入トリガのユーザキーを確認し、推薦ロジックにより、ユーザキーに対応して収集されたオフライン訪問情報や進入トリガに含まれている位置参照情報を確認することができる。もし、ユーザキーに対応したオフライン訪問情報が一定時間以内(例えば2時間)に収集されたり、進入トリガに位置参照情報が含まれている場合、サービス提供サーバ270-3は使用者が空港に位置すると推論し、使用者が空港で必要な情報を推論ロジックにより決定することができる。例えば、サービス提供サーバ270-3はオフライン訪問時点から一定時間(例えば2時間)内にチャットルーム進入トリガを受信したり、空港/航空会社位置参照情報を含む進入トリガを受信する場合、ユーザキーに対応する予約情報や発券情報を確認し、予約情報や発券情報を含むメッセージ1020を使用者状況適合情報として提供することができる。または、サービス提供サーバ270-3はオフライン訪問時点から一定時間(例えば2時間)内にチャットルーム進入トリガを受信したり、免税店位置参照情報を含む進入トリガを受信する場合、ユーザキーに対応する免税店購入内訳を確認し、免税店購入情報を含むメッセージ1030を使用者状況適合情報として提供することができる。
【0180】
このように、空港を訪問した使用者はチャットルームに使用者質問(例えば航空券情報,免税店購入情報など)を入力しなくても、チャンネルチャットルームに入場する行動のみで、現在時点に空港で得たい情報(例えば航空券情報,免税店購入情報,空港地図など)を直ちに提供を受けることができる。
【0181】
図17を参照すると、使用者がスポーツクラブを訪問する場合、訪問情報はオフライン店舗端末100Bを通じて収集され得る。訪問情報は多様な訪問者行動から生成され得、例えば、オフライン場所でのQRチェックインや会員番号入力からオフライン訪問情報が収集され得る。
【0182】
以降、使用者が端末100Aでオフライン場所と関連したチャンネル(例えばスポーツクラブチャンネル)のチャットルームを選択したり、チャットルーム進入コード20を撮影してチャットルームに入ることができる。すると、端末100Aはアプリケーションシステム200Aに使用者のチャットルーム進入イベントを伝送する。アプリケーションシステム200Aは、端末100Aで発生したチャットルーム進入イベントに基づいて進入トリガを生成し、チャンネルチャットルームに連結されたボットを通じて現在時点に使用者状況に適した情報を提供することができる。この時、使用者状況適合情報は、チャンネルのサービス提供サーバ270-4により決定されるが、オフライン訪問情報に基づいて決定され得る。
【0183】
チャットルーム進入イベントに基づいて生成された進入トリガは、チャットルームに連結されたサービス提供サーバ270-4に伝達され、サービス提供サーバ270-4が進入トリガに基づいて使用者状況適合情報を決定することができる。
【0184】
サービス提供サーバ270-4は、チャットルーム進入イベントから発生した進入トリガのユーザキーを確認し、推薦ロジックにより、ユーザキーに対応して収集されたオフライン訪問情報や進入トリガに含まれている位置参照情報を確認することができる。もし、ユーザキーに対応したオフライン訪問情報が一定時間以内(例えば30分)に収集されたり、進入トリガに位置参照情報が含まれている場合、サービス提供サーバ270-4は使用者がスポーツクラブを訪問したと推論し、使用者に案内する情報を推論ロジックにより決定することができる。例えば、サービス提供サーバ270-4はオフライン訪問情報収集時点から一定時間(例えば30分)内にチャットルーム進入トリガを受信したり、位置参照情報を含む進入トリガを受信する場合、ユーザキーに対応する会員情報を確認し、登録した授業情報を含むメッセージ1040を使用者状況適合情報として提供することができる。この時、会員情報に記録された残り回数が基準回数(例えば3回)以下である場合、サービス提供サーバ270-4は授業再登録情報を含むメッセージ1050を使用者状況適合情報として提供することができる。サービス提供サーバ270-4はオフライン訪問情報収集時点から暫く後に位置参照情報を含まないチャットルーム進入トリガを受信する場合、使用者が現在スポーツクラブを訪問した状態でないと判断し、スポーツクラブの授業登録のためのスケジュール情報などの案内情報を使用者状況適合情報として提供することができる。
【0185】
このように、スポーツクラブを訪問した使用者はチャットルームに使用者質問(例えば会員情報、授業再登録情報、授業スケジュール情報など)を入力しなくても、チャンネルチャットルームに入場する行動のみで、現在時点にスポーツクラブに対して得たい情報を直ちに提供を受けることができる。この時、最近、オフライン訪問時点と現在チャットルーム進入時点との時間差により、使用者が提供を受ける情報が決定され得る。
【0186】
図18を参照すると、使用者が注文が可能なカフェや食堂を訪問する場合、訪問情報はオフライン店舗端末100Bを通じて収集され得る。訪問情報は多様な訪問者行動から生成され得、例えばオフライン場所でのQRチェックイン、決済、注文、会員番号入力からオフライン訪問情報が収集され得る。
【0187】
以降、使用者が端末100Aでオフライン場所と関連したチャンネル(例えばカフェカカオチャンネル)のチャットルームを選択したり、チャットルーム進入コード20を撮影してチャットルームに入ることができる。すると、端末100Aはアプリケーションシステム200Aに使用者のチャットルーム進入イベントを伝送する。アプリケーションシステム200Aは、端末100Aで発生したチャットルーム進入イベントに基づいて進入トリガを生成し、チャンネルチャットルームに連結されたボットを通じて現在時点に使用者状況に適した情報を提供することができる。この時、使用者状況適合情報はチャンネルのサービス提供サーバ270-5により決定されるが、オフライン訪問情報に基づいて決定され得る。
【0188】
チャットルーム進入イベントに基づいて生成された進入トリガは、チャットルームに連結されたサービス提供サーバ270-5に伝達され、サービス提供サーバ270-5が進入トリガに基づいて使用者状況適合情報を決定することができる。
【0189】
サービス提供サーバ270-5は、チャットルーム進入イベントから発生した進入トリガのユーザキーを確認し、推薦ロジックにより、ユーザキーに対応して収集されたオフライン訪問情報や進入トリガに含まれている位置参照情報を確認することができる。もし、ユーザキーに対応したオフライン訪問情報が一定時間以内(例えば30分)に収集されたり、進入トリガに位置参照情報が含まれている場合、サービス提供サーバ270-5は使用者がカフェカカオに留まっていると推論し、使用者に案内する情報を推論ロジックにより決定することができる。例えば、サービス提供サーバ270-5はオフライン訪問情報収集時点から一定時間(例えば30分)内にチャットルーム進入トリガを受信したり、位置参照情報を含む進入トリガを受信する場合、ユーザキーに対応する注文情報を確認し、注文情報を含むメッセージ1060を使用者状況適合情報として提供することができる。ユーザキーに対応する注文情報がなければ、サービス提供サーバ270-5はカフェカカオのメニューを含むメッセージを使用者状況適合情報として提供することができる。
【0190】
サービス提供サーバ270-5は進入トリガを受信すると、オフライン訪問時点と以前の使用者注文情報を確認し、これに基づいて使用者状況適合情報を決定することができる。例えば、サービス提供サーバ270-5は進入トリガ受信時点に使用者がカフェカカオに留まっていると推論する場合、以前の使用者注文情報推薦と注文機能を含むメッセージ1070を使用者状況適合情報として提供することができる。
【0191】
一方、サービス提供サーバ270-5が位置参照情報を含まない進入トリガを受信した時点が、最近オフライン訪問時点から一定期間が過ぎていることもある。すると、サービス提供サーバ270-5はカフェカカオの訪問を薦めるメッセージ、最新メニュー、行事情報などを使用者状況適合情報として提供することができる。
【0192】
このように、カフェや食堂を訪問した使用者はチャットルームに使用者質問(例えば注文情報、メニュー、行事情報、予約など)を入力しなくても、チャンネルチャットルームに入場する行動のみで、現在時点にカフェや食堂に対して得たい情報を直ちに提供を受けることができる。この時、最近、オフライン訪問時点と現在チャットルーム進入時点との時間差により、使用者が提供を受ける情報が決定され得る。
【0193】
図19を参照すると、使用者が映画館を訪問する場合、訪問情報はオフライン店舗端末100Bを通じて収集され得る。訪問情報は多様な訪問者行動から生成され得、例えば、オフライン場所でのQRチェックイン、決済からオフライン訪問情報が収集され得る。
【0194】
以降、使用者が端末100Aでオフライン場所と関連したチャンネル(例えば映画館チャンネル)のチャットルームを選択したり、チャットルーム進入コード20を撮影してチャットルームに入ることができる。すると、端末100Aはアプリケーションシステム200Aに使用者のチャットルーム進入イベントを伝送する。アプリケーションシステム200Aは端末100Aで発生したチャットルーム進入イベントに基づいて進入トリガを生成し、チャンネルチャットルームに連結されたボットを通じて現在時点に使用者状況に適した情報を提供することができる。この時、使用者状況適合情報はチャンネルのサービス提供サーバ270-6により決定されるが、オフライン訪問情報に基づいて決定され得る。
【0195】
チャットルーム進入イベントに基づいて生成された進入トリガは、チャットルームに連結されたサービス提供サーバ270-6に伝達され、サービス提供サーバ270-6が進入トリガに基づいて使用者状況適合情報を決定することができる。
【0196】
サービス提供サーバ270-6は、チャットルーム進入イベントから発生した進入トリガのユーザキーを確認し、推薦ロジックにより、ユーザキーに対応して収集されたオフライン訪問情報や進入トリガに含まれている位置参照情報を確認することができる。もし、ユーザキーに対応したオフライン訪問情報が一定時間以内(例えば30分)に収集されたり、進入トリガに位置参照情報が含まれている場合、サービス提供サーバ270-6は使用者が映画館に留まっていると推論し、使用者に案内する情報を推論ロジックにより決定することができる。例えば、サービス提供サーバ270-6はオフライン訪問時点から一定時間(例えば30分)内にチャットルーム進入トリガを受信したり、位置参照情報を含む進入トリガを受信する場合、ユーザキーに対応する予約情報を確認し、予約情報を含むメッセージ1080を使用者状況適合情報として提供することができる。ユーザキーに対応する予約情報がなければ、サービス提供サーバ270-6は映画館で上映中である映画に対する予約機能を含むメッセージを使用者状況適合情報として提供することができる。サービス提供サーバ270-6は、進入トリガ受信時点が映画終了後から一定時間以内である場合、映画評点を入力するメッセージや、映画関連情報を提供するメッセージを使用者状況適合情報として提供することができる。
【0197】
サービス提供サーバ270-6は、位置参照情報を含まないチャットルーム進入トリガを受信すると、オフライン訪問時点と現在時点との時間差を確認し、これに基づいて使用者状況適合情報を決定することができる。例えば、進入トリガを受信した時点が最近オフライン訪問時点から一定期間が過ぎている場合、サービス提供サーバ270-6は使用者が映画予約や映画情報を得るためにチャットルームに入ったと推論し、推薦映画、最新映画紹介、提供可能なクーポンなどを含むメッセージ1090を使用者状況適合情報として提供することができる。
【0198】
このように、映画館を訪問した使用者は、チャットルームに使用者質問(例えば予約情報,映画おすすめ情報など)を入力しなくても、チャンネルチャットルームに入場する行動のみで、現在時点に映画館に対して得たい情報を直ちに提供を受けることができる。この時、最近、オフライン訪問時点と現在チャットルーム進入時点との時間差により、使用者が提供を受ける情報が決定され得る。
【0199】
図20を参照すると、生徒が学校または塾に登塾/下塾する場合、塾訪問情報はオフライン店舗端末100Bを通じて収集され得る。訪問情報は多様な訪問者行動から生成され得、例えばオフライン場所でのQRチェックイン,出席チェック情報が収集され得る。
【0200】
以降、生徒の保護者が端末100Aでオフライン場所と関連したチャンネル(例えば塾チャンネル)のチャットルームに入ることができる。すると、端末100Aは、アプリケーションシステム200Aに使用者のチャットルーム進入イベントを伝送する。アプリケーションシステム200Aは、端末100Aで発生したチャットルーム進入イベントに基づいて進入トリガを生成し、チャンネルチャットルームに連結されたボットを通じて現在時点に保護者である使用者に使用者状況適合情報を提供することができる。この時、使用者状況適合情報は生徒の登塾情報に基づいて抽出することができる。
【0201】
サービス提供サーバ270-7は、チャットルーム進入イベントから発生した進入トリガのユーザキーを確認し、推薦ロジックにより、ユーザキーに対応して収集されたオフライン訪問情報を確認することができる。もし、ユーザキーに対応したオフライン訪問情報が一定時間以内(例えば30分)に収集された場合、サービス提供サーバ270-7は、使用者に案内する情報を推論ロジックにより決定することができる。例えばサービス提供サーバ270-7は、オフライン訪問情報収集時点から一定時間(例えば30分)内にチャットルーム進入トリガを受信する場合、ユーザキーに対応する登塾情報/下塾情報を確認し、登塾情報/下塾情報を含むメッセージ1100,1110を使用者状況適合情報として提供することができる。
【0202】
サービス提供サーバ270-7は、進入トリガ受信時点に登塾情報が検索されない場合、不登塾のお知らせメッセージを使用者状況適合情報として提供することができる。サービス提供サーバ270-7は、登塾情報を含むオフライン訪問情報を収集した後に一定時間以内に進入トリガを受信する場合、授業中のお知らせメッセージを使用者状況適合情報として提供することができる。
【0203】
サービス提供サーバ270-7は、進入トリガ受信時点に塾費用決済期限が到来した場合、塾費用決済を要請するメッセージを使用者状況適合情報として提供することができる。
【0204】
その他にも、サービス提供サーバ270-7は進入トリガを受信すると、塾訪問時点と現在時点との時間差を確認し、これに基づいて使用者状況適合情報を決定することができる。例えば、進入トリガを受信した時点が最近の塾訪問時点から一定期間が過ぎている場合、サービス提供サーバ270-7は使用者が塾情報を得るためにチャットルームに入ったと推論し、塾授業情報などを使用者状況適合情報として提供することができる。サービス提供サーバ270-7は、保護者の進入トリガを受信すると、塾で施行した試験結果情報を確認し、これを使用者状況適合情報として提供することができる。
【0205】
このように、子供を塾に登塾させる使用者は、チャットルームに使用者質問(例えば登塾、下塾、試験結果など)を入力しなくても、チャンネルチャットルームに入場する行動のみで、現在時点に塾情報、塾を通う子供の情報を直ちに提供を受けることができる。この時、最近オフライン訪問時点と現在チャットルーム進入時点との時間差により、使用者が提供を受ける情報が決定され得る。
【0206】
このように、本開示によると、使用者は情報を得たい時点にチャンネルチャットルームを開いて、現在時点に自分の現在状況に適した有用な情報を得ることができる。
【0207】
本開示によると、チャンネル運営者はオンラインまたはオフラインで収集した訪問情報に基づいて使用者に有用な情報を提供して使用者満足度を高めることができ、チャンネルを通じた顧客との疎通を活発にすることができる。
【0208】
本開示によると、チャンネル運営者は関心を持ってチャットルームに進入する使用者を逃さずに、適時に適切したメッセージを伝送してチャンネルで提供する多様なサービス利用を誘導することができる。
【0209】
以上説明した本開示の実施形態は、装置および方法によりのみ実現されるものではなく、本開示の実施形態の構成に対応する機能を実現するプログラムまたはそのプログラムが記録された記録媒体により実現されてもよい。
【0210】
以上、本開示の実施形態について詳細に説明したが、本開示の権利範囲はこれに限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲で定義している本開示の基本概念を利用した当業者の様々な変形および改良形態も本開示の権利範囲に属する。
【産業上の利用可能性】
【0211】
本発明は、アプリケーションシステムの動作方法、アプリケーションを設置した端末がアプリケーションシステムと連動して動作する方法およびアプリケーションシステムに利用できる。
【符号の説明】
【0212】
100 端末
200 アプリケーションシステム
250 ボットサーバ
270 サービス提供サーバ