(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-01
(45)【発行日】2024-10-09
(54)【発明の名称】ランダムアクセスパラメータ設定方法、装置及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 74/0833 20240101AFI20241002BHJP
H04W 8/22 20090101ALI20241002BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20241002BHJP
H04W 48/10 20090101ALI20241002BHJP
H04W 72/21 20230101ALI20241002BHJP
H04L 1/1829 20230101ALI20241002BHJP
【ＦＩ】
H04W74/0833
H04W8/22
H04W28/04 110
H04W48/10
H04W72/21
H04L1/1829
【請求項の数】
24
(21)【出願番号】P 2023541699
(86)(22)【出願日】2021-01-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-06
(86)【国際出願番号】 CN2021071506
(87)【国際公開番号】W WO2022151052
(87)【国際公開日】2022-07-21
【審査請求日】2023-07-19
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Ｂｅｉｊｉｎｇ Ｘｉａｏｍｉ Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｏｆｔｗａｒｅ Ｃｏ．，Ｌｔｄ．
【住所又は居所原語表記】Ｎｏ．０１８， Ｆｌｏｏｒ ８， Ｂｕｉｌｄｉｎｇ ６， Ｙａｒｄ ３３， Ｍｉｄｄｌｅ Ｘｉｅｒｑｉ Ｒｏａｄ， Ｈａｉｄｉａｎ Ｄｉｓｔｒｉｃｔ， Ｂｅｉｊｉｎｇ １０００８５， Ｃｈｉｎａ
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】ム，チン
【審査官】鈴木 重幸
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第１１１５６７１２６（ＣＮ，Ａ）
【文献】国際公開第２０１９／１６３１１１（ＷＯ，Ａ１）
【文献】Huawei, HiSilicon，Identification and access restriction of RedCap UE[online]，3GPP TSG RAN WG2 #112-e R2-2009934，Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_112-e/Docs/R2-2009934.zip>，2020年10月23日
【文献】Xiaomi，Discussion on the complexity reduction for Redcap[online]，3GPP TSG RAN WG1 #104-e R1-2101122，Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_104-e/Docs/R1-2101122.zip>，2021年01月19日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ｈ０４Ｂ ７／２４－ ７／２６
Ｈ０４Ｗ ４／００－９９／００
Ｈ０４Ｌ １／１８２９
３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１－４
ＳＡ ＷＧ１－４
ＣＴ ＷＧ１，４
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランダムアクセスパラメータ設定方法であって、インターネット機器に適用され、前記ランダムアクセスパラメータ設定方法は、物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するステップであって、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータが、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスのプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うことに対する設定パラメータを含み、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なるステップ、を含み、
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含み、
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、
物理アップリンク制御チャネルが存在する物理リソースブロック、
物理アップリンク制御チャネルのフォーマット、という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる、
ことを特徴とするランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項2】
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、少なくとも一部のパラメータが異なり、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第１のタイプの端末に対応し、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第２のタイプの端末に対応する、
ことを特徴とする請求項１に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項3】
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、さらに、
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートすること又は物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及び
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、
という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる、
ことを特徴とする請求項１に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項4】
前記第１のタイプの端末の能力は前記第２のタイプの端末の能力より高く、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータが含まれ、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータが含まれ、及び／又は
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅は、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅より大きい、
ことを特徴とする請求項２又は３に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項5】
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末とが共有する物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含む、ことを特徴とする請求項１に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項6】
前記第１のタイプの端末の能力は前記第２のタイプの端末の能力より高く、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が前記第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、
という以上のパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む、
ことを特徴とする請求項５に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項7】
前記ランダムアクセスパラメータ設定方法は、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１～６のいずれか一項に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項8】
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは残りの最小システム情報（ＲＭＳＩ）内で運ばれる、ことを特徴とする請求項７に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項9】
前記ランダムアクセスパラメータ設定方法は、端末が報告した、前記端末が第１のタイプの端末であるか第２のタイプの端末であるかを特徴付ける端末能力を受信するステップと、
前記端末能力に基づいて、前記端末がメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うリソースを決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項１に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項10】
ランダムアクセスパラメータ設定方法であって、端末に適用され、前記ランダムアクセスパラメータ設定方法は、物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するステップであって、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータが、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスのプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うことに対する設定パラメータを含み、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なるステップと、
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータに基づいて、ランダムアクセスプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うリソースを決定するステップと、を含み、
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含み、
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、
物理アップリンク制御チャネルが存在する物理リソースブロック、
物理アップリンク制御チャネルのフォーマット、という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる、
ことを特徴とするランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項11】
物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するステップは、端末のタイプを決定するステップであって、前記端末のタイプが第１のタイプの端末又は第２のタイプの端末であり、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なるステップと、
前記端末のタイプに基づいて物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するステップと、を含み、
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、少なくとも一部のパラメータが異なり、
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第１のタイプの端末に対応し、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第２のタイプの端末に対応する、
ことを特徴とする請求項１０に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項12】
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータとは、さらに、
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートすること又は物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及び
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、
という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる、
ことを特徴とする請求項１０に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項13】
前記第１のタイプの端末の能力は前記第２のタイプの端末の能力より高く、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータが含まれ、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータが含まれ、及び／又は
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅は、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅より大きい、
ことを特徴とする請求項１１又は１２に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項14】
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末とが共有する物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含む、ことを特徴とする請求項１０に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項15】
前記第１のタイプの端末の能力は前記第２のタイプの端末の能力より高く、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が前記第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、
という以上のパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む、
ことを特徴とする請求項１４に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項16】
物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するステップは、インターネット機器により送信される物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを受信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１０～１５のいずれか一項に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項17】
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは残りの最小システム情報（ＲＭＳＩ）内で運ばれる、ことを特徴とする請求項１６に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項18】
前記ランダムアクセスパラメータ設定方法は、前記端末の端末能力を報告するステップであって、前記端末能力は前記端末のタイプが第１のタイプの端末か第２のタイプの端末かを特徴付けるステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１０に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法。
【請求項19】
ランダムアクセスパラメータ設定装置であって、インターネット機器に適用され、前記ランダムアクセスパラメータ設定装置は、物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するように構成される処理ユニットであって、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータが、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスのプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うことに対する設定パラメータを含み、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なる処理ユニットを含み、
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含み、
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、
物理アップリンク制御チャネルが存在する物理リソースブロック、
物理アップリンク制御チャネルのフォーマット、という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる、
ことを特徴とするランダムアクセスパラメータ設定装置。
【請求項20】
ランダムアクセスパラメータ設定装置であって、端末に適用され、前記ランダムアクセスパラメータ設定装置は、物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定し、かつ前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータに基づいて、ランダムアクセスプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うリソースを決定するように構成される処理ユニットであって、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータが、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスのプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うことに対する設定パラメータを含み、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なる処理ユニットを含み、
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含み、
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、
物理アップリンク制御チャネルが存在する物理リソースブロック、
物理アップリンク制御チャネルのフォーマット、という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる、
ことを特徴とするランダムアクセスパラメータ設定装置。
【請求項21】
ランダムアクセスパラメータ設定装置であって、プロセッサと、
プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項１～９のいずれか一項に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法を実行するように構成される、
ことを特徴とするランダムアクセスパラメータ設定装置。
【請求項22】
ランダムアクセスパラメータ設定装置であって、プロセッサと、
プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項１０～１８のいずれか一項に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法を実行するように構成される、
ことを特徴とするランダムアクセスパラメータ設定装置。
【請求項23】
非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記記憶媒体内の命令がインターネット機器のプロセッサによって実行される時、インターネット機器が請求項１～９のいずれか一項に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法を実行できるようにする、ことを特徴とする非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項24】
非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記記憶媒体内の命令が移動端末のプロセッサによって実行される時、移動端末が請求項１０～１８のいずれか一項に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法を実行できるようにする、ことを特徴とする非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は通信技術分野に関し、特にランダムアクセスパラメータ設定方法、装置及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
モノのインターネットビジネスの継続的な発展に伴い、例えばビデオ監視、スマートホーム、ウェアラブルデバイス、産業用センサー監視などのサービスは普及していく。これらのサービスは通常、数十Ｍから１００Ｍの速度が要求されるとともに、遅延に対しても高い要件があるので、関連技術におけるマシンタイプ通信（Ｍａｃｈｉｎｅ Ｔｙｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＭＴＣ）、狭い周波数帯のモノのインターネット（Ｎａｒｒｏｗ ｂａｎｄ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｏｆ ｔｈｉｎｇ、ＮＢ－ＩｏＴ）技術は要件を満たすことが難しい。そのため、５Ｇ新しい無線（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）において新しいタイプの端末をさらに設計することでミドルレンジのモノのインターネット機器の要件をカバーすることが提案されている。現在の３ＧＰＰ標準化では、この新しいタイプの端末はＲｅｄｕｃｅｄ ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ ＵＥと呼ばれ、又は略してＮＲ－ｌｉｔｅ又はＲｅｄｃａｐ端末と呼ばれる。
【0003】
Ｒｅｄｃａｐ端末の導入により、端末の能力が差別化され、例えば、Ｒｅｄｃａｐ 端末は正常な端末（ｎｏｒｍａｌ ＵＥ）にとって、送受信の帯域幅が制限されているため、従来のランダムアクセスパラメータ設定方式は、差別化された端末のニーズを満たすことができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術に存在する問題を克服するために、本開示は、ランダムアクセスパラメータ設定方法、装置及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第１態様によると、インターネット機器に適用されるランダムアクセスパラメータ設定方法を提供し、前記ランダムアクセスパラメータ設定方法は、物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するステップであって、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータが、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスのプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うことに対する設定パラメータを含み、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なるステップを含む。
【0006】
一実施形態では、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含み、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、少なくとも一部のパラメータが異なり、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第１のタイプの端末に対応し、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第２のタイプの端末に対応する。
【0007】
一実施形態では、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、
物理アップリンク制御チャネルが存在する物理リソースブロック、物理アップリンク制御チャネルのフォーマット、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートすること又は物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及び物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる。
物理アップリンク制御チャネルが存在する物理リソースブロック、物理アップリンク制御チャネルのフォーマット、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートすること又は物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及び物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる。
【0008】
一実施形態では、前記第１のタイプの端末の能力は前記第２のタイプの端末の能力より高く、
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータが含まれ、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータが含まれ、及び／又は前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅は、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅より大きい。
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータが含まれ、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータが含まれ、及び／又は前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅は、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅より大きい。
【0009】
一実施形態では、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末とが共有する物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含む。
【0010】
一実施形態では、前記第１のタイプの端末の能力は前記第２のタイプの端末の能力より高く、
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が前記第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、という以上のパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む。
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が前記第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、という以上のパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む。
【0011】
一実施形態では、前記ランダムアクセスパラメータ設定方法は、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを送信するステップをさらに含む。
【0012】
一実施形態では、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは残りの最小システム情報（ＲＭＳＩ）内で運ばれる。
【0013】
一実施形態では、前記ランダムアクセスパラメータ設定方法は、
端末が報告した、前記端末が第１のタイプの端末であるか第２のタイプの端末であるかを特徴付ける端末能力を受信するステップと、前記端末能力に基づいて、前記端末がメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うリソースを決定するステップと、をさらに含む。
端末が報告した、前記端末が第１のタイプの端末であるか第２のタイプの端末であるかを特徴付ける端末能力を受信するステップと、前記端末能力に基づいて、前記端末がメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うリソースを決定するステップと、をさらに含む。
【0014】
本開示の実施例の第２態様によると、端末に適用されるランダムアクセスパラメータ設定方法を提供し、前記ランダムアクセスパラメータ設定方法は、物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するステップであって、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータが、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスのプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うことに対する設定パラメータを含み、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なるステップと、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータに基づいて、ランダムアクセスプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うリソースを決定するステップと、を含む。
【0015】
一実施形態では、物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するステップは、
端末のタイプを決定するステップであって、前記端末のタイプが第１のタイプの端末又は第２のタイプの端末であり、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なるステップと、前記端末のタイプに基づいて物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するステップと、を含み、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含み、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、少なくとも一部のパラメータが異なり、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第１のタイプの端末に対応し、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第２のタイプの端末に対応する。
端末のタイプを決定するステップであって、前記端末のタイプが第１のタイプの端末又は第２のタイプの端末であり、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なるステップと、前記端末のタイプに基づいて物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するステップと、を含み、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含み、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、少なくとも一部のパラメータが異なり、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第１のタイプの端末に対応し、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第２のタイプの端末に対応する。
【0016】
一実施形態では、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータとは、
物理アップリンク制御チャネルが存在する物理リソースブロック、物理アップリンク制御チャネルのフォーマット、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートすること又は物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及び物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる。
物理アップリンク制御チャネルが存在する物理リソースブロック、物理アップリンク制御チャネルのフォーマット、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートすること又は物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及び物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる。
【0017】
一実施形態では、前記第１のタイプの端末の能力は前記第２のタイプの端末の能力より高く、
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータが含まれ、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータが含まれ、及び／又は前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅は、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅より大きい。
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータが含まれ、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータが含まれ、及び／又は前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅は、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅より大きい。
【0018】
一実施形態では、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末とが共有する物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含む。
【0019】
一実施形態では、前記第１のタイプの端末の能力は前記第２のタイプの端末の能力より高く、
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が前記第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、という以上のパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む。
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が前記第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、という以上のパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む。
【0020】
一実施形態では、物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するステップは、
インターネット機器により送信される物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを受信するステップをさらに含む。
インターネット機器により送信される物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを受信するステップをさらに含む。
【0021】
一実施形態では、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは残りの最小システム情報（ＲＭＳＩ）内で運ばれる。
【0022】
一実施形態では、前記ランダムアクセスパラメータ設定方法は、前記端末の端末能力を報告するステップであって、前記端末能力は前記端末のタイプが第１のタイプの端末か第２のタイプの端末かを特徴付けるステップをさらに含む。
【0023】
本開示の実施例の第３態様によると、インターネット機器に適用されるランダムアクセスパラメータ設定装置を提供し、前記ランダムアクセスパラメータ設定装置は、
物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するように構成される処理ユニットであって、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスのプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うことに対する設定パラメータを含み、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なる処理ユニットを含む。
物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するように構成される処理ユニットであって、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスのプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うことに対する設定パラメータを含み、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なる処理ユニットを含む。
【0024】
一実施形態では、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含み、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、少なくとも一部のパラメータが異なり、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第１のタイプの端末に対応し、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第２のタイプの端末に対応する。
【0025】
一実施形態では、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末とが共有する物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含む。
【0026】
一実施形態では、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、
物理アップリンク制御チャネルが存在する物理リソースブロック、物理アップリンク制御チャネルのフォーマット、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートすること又は物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及び物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる。
物理アップリンク制御チャネルが存在する物理リソースブロック、物理アップリンク制御チャネルのフォーマット、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートすること又は物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及び物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる。
【0027】
一実施形態では、前記第１のタイプの端末の能力は前記第２のタイプの端末の能力より高く、
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータが含まれ、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータが含まれ、及び／又は前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅は、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅より大きい。
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータが含まれ、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータが含まれ、及び／又は前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅は、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅より大きい。
【0028】
一実施形態では、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末とが共有する物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含む。
【0029】
一実施形態では、前記第１のタイプの端末の能力は前記第２のタイプの端末の能力より高く、
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が前記第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、という以上のパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む。
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、
物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が前記第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、という以上のパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む。
【0030】
一実施形態では、前記ランダムアクセスパラメータ設定装置は、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを送信するように構成される送信ユニットをさらに含む。
【0031】
一実施形態では、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは残りの最小システム情報（ＲＭＳＩ）内で運ばれる。
【0032】
一実施形態では、前記ランダムアクセスパラメータ設定装置は、端末が報告した、前記端末が第１のタイプの端末であるか第２のタイプの端末であるかを特徴付ける端末能力を受信するように構成される受信ユニットをさらに含み、前記処理ユニットは、前記端末能力に基づいて、前記端末がメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うリソースを決定するように構成される。
【0033】
本開示の実施例の第４態様によると、端末に適用されるランダムアクセスパラメータ設定装置を提供し、前記ランダムアクセスパラメータ設定装置は、物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定し、かつ前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータに基づいて、ランダムアクセスプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うリソースを決定するように構成される処理ユニットであって、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータが、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスのプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行うことに対する設定パラメータを含み、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なる処理ユニットを含む。
【0034】
一実施形態では、前記処理ユニットは、以下の方式で物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するように構成される。端末のタイプを決定し、前記端末のタイプが第１のタイプの端末又は第２のタイプの端末であり、前記第１のタイプの端末と前記第２のタイプの端末の能力が異なり、前記端末のタイプに基づいて物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定する。前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含み、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、少なくとも一部のパラメータが異なり、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第１のタイプの端末に対応し、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは前記第２のタイプの端末に対応する。
【0035】
一実施形態では、前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータと前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータとは、
物理アップリンク制御チャネルが存在する物理リソースブロック、物理アップリンク制御チャネルのフォーマット、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートすること又は物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及び物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる。
物理アップリンク制御チャネルが存在する物理リソースブロック、物理アップリンク制御チャネルのフォーマット、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートすること又は物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及び物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、という以上のパラメータのうちの少なくとも１つが異なる。
【0036】
一実施形態では、前記第１のタイプの端末の能力は前記第２のタイプの端末の能力より高く、
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータが含まれ、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータが含まれ、及び／又は前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅は、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅より大きい。
前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータが含まれ、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータが含まれ、及び／又は前記第１物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅は、前記第２物理アップリンク制御チャネル設定パラメータ内で設定される周波数ホッピング幅より大きい。
【0037】
一実施形態では、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末とが共有する物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを含む。
【0038】
一実施形態では、前記第１のタイプの端末の能力は前記第２のタイプの端末の能力より高く、
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が前記第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、というパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む。
前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートしないこと、物理アップリンク制御チャネルが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が前記第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、というパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む。
【0039】
一実施形態では、前記ランダムアクセスパラメータ設定装置は、インターネット機器により送信される物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを受信するための受信ユニットをさらに含む。前記処理ユニットは、前記受信ユニットが受信した物理アップリンク制御チャネル設定パラメータに基づいて、物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定するように構成される。
【0040】
一実施形態では、前記物理アップリンク制御チャネル設定パラメータは残りの最小システム情報（ＲＭＳＩ）内で運ばれる。
【0041】
一実施形態では、前記ランダムアクセスパラメータ設定装置は、前記端末の端末能力を報告するように構成される送信ユニットであって、前記端末能力は前記端末のタイプが第１のタイプの端末か第２のタイプの端末かを特徴付ける送信ユニットをさらに含む。
【0042】
本開示の実施例の第５態様によると、
プロセッサと、プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含ふランダムアクセスパラメータ設定装置を提供し、
前記プロセッサは、第１態様又は第１態様のいずれか１つの実施形態に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法を実行するように構成される。
プロセッサと、プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含ふランダムアクセスパラメータ設定装置を提供し、
前記プロセッサは、第１態様又は第１態様のいずれか１つの実施形態に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法を実行するように構成される。
【0043】
本開示の実施例の第６態様によると、
プロセッサと、プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含むランダムアクセスパラメータ設定装置を提供し、
前記プロセッサは、第２態様又は第２態様のいずれか１つの実施形態に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法を実行するように構成される。
プロセッサと、プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含むランダムアクセスパラメータ設定装置を提供し、
前記プロセッサは、第２態様又は第２態様のいずれか１つの実施形態に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法を実行するように構成される。
【0044】
本開示の実施例の第７態様によると、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体内の命令がインターネット機器のプロセッサによって実行される時、インターネット機器が第１態様又は第１態様のいずれか１つの実施形態に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法を実行できるようにする。
【0045】
本開示の実施例の第８態様によると、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体内の命令が移動端末のプロセッサによって実行される時、移動端末が第２態様又は第２態様のいずれか１つの実施形態に記載のランダムアクセスパラメータ設定方法を実行できるようにする。
【発明の効果】
【0046】
本開示の実施例により提供される技術案は以下の有益な効果を有することができる。能力が異なる第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてメッセージ４ハイブリッド自動再送要求フィードバックを行う能力を満たす物理アップリンク制御チャネル設定パラメータを決定することにより、異なる能力の端末に対して物理アップリンク制御チャネル設定パラメータの設定を行うことを実現することができ、異なる能力の端末の通信能力を満たす。
【0047】
なお、以上の一般的な説明と以下の詳しい説明は、例示的かつ説明的なものであり、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0048】
ここでの図面は明細書に組み込まれ且つ本明細書の一部となり、本開示に一致する実施例を示し、かつ明細書とともに本開示の原理を説明するために使用される。
【図1】例示的な一実施例に係る無線通信システムの概略図である。
【図2】周波数ホッピング範囲がＲｅｄｃａｐ端末の受信帯域範囲を超える概略図である。
【図3】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートである。
【図4】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートである。
【図5】本開示の例示的な一実施例に係るｎｏｒｍａｌ ＵＥとＲｅｄｃａｐ端末のために異なる周波数ホッピング幅をそれぞれ設定するＰＵＣＣＨ設定パラメータの概略図である。
【図6】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートである。
【図7】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートである。
【図8】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートである。
【図9】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートである。
【図10】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートである。
【図11】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートである。
【図12】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートである。
【図13】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定装置のブロック図である。
【図14】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定装置のブロック図である。
【図15】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定用の装置のブロック図である。
【図16】例示的な一実施例に係るランダムアクセスパラメータ設定用の装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
ここで例示的な実施例を説明し、その例は図面に示される。以下の説明が図面に関連する場合、別に表示がない限り、異なる図面における同じ数字は、同じ又は類似する要素を表す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、本開示と一致するすべての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは添付の特許請求の範囲で詳しく説明された、本開示の一部の態様に一致する装置と方法の例に過ぎない。
【0050】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法は、図１に示す無線通信システムに適用することができる。図１を参照すると、該無線通信システムは端末とインターネット機器を含む。端末とインターネット機器との間は無線リソースを介して情報の送受信を行う。
【0051】
なお、図１に示す無線通信システムは例示的な説明に過ぎず、無線通信システムは他のインターネット機器を含むことができ、例えば、コアインターネット機器、無線中継装置及び無線バックホール装置などを含むことができ、図１に描かれていない。本開示の実施例は、該無線通信システムに含まれるインターネット機器の数と端末の数を限定しない。
【0052】
さらに、本開示の実施例の無線通信システムは、無線通信機能を提供するネットワークである。無線通信システムは異なる通信技術、例えばシンボル分割多元接続（ｃｏｄｅ ｄｉｖｉｓｉｏｎ ｍｕｌｔｉｐｌｅ ａｃｃｅｓｓ， ＣＤＭＡ）、広帯域シンボル分割多元接続（ｗｉｄｅｂａｎｄ ｃｏｄｅ ｄｉｖｉｓｉｏｎ ｍｕｌｔｉｐｌｅ ａｃｃｅｓｓ、ＷＣＤＭＡ）、時分割多元接続（ｔｉｍｅ ｄｉｖｉｓｉｏｎ ｍｕｌｔｉｐｌｅ ａｃｃｅｓｓ、ＴＤＭＡ）、周波数分割多元接続（ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ ｄｉｖｉｓｉｏｎ ｍｕｌｔｉｐｌｅ ａｃｃｅｓｓ、ＦＤＭＡ）、直交周波数分割多元接続（ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ－ｄｉｖｉｓｉｏｎ ｍｕｌｔｉｐｌｅ ａｃｃｅｓｓ、ＯＦＤＭＡ）、シングルキャリア周波数分割多元接続（ｓｉｎｇｌｅ Ｃａｒｒｉｅｒ ＦＤＭＡ、ＳＣ－ＦＤＭＡ）、キャリアセンス多重アクセス／衝突回避（Ｃａｒｒｉｅｒ Ｓｅｎｓｅ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ ｗｉｔｈ Ｃｏｌｌｉｓｉｏｎ Ａｖｏｉｄａｎｃｅ）を用いることができる。異なるネットワークの容量、速度、遅延などの要因に応じて、ネットワークを２Ｇ（英語ではｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ）ネットワーク、３Ｇネットワーク、４Ｇネットワーク又は新しい無線ネットワーク（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）とも呼ばれる５Ｇネットワークのような将来の進化ネットワークを含むことができる。説明を容易にするために、本開示は無線通信ネットワークを略してネットワークと呼ぶこともできる。
【0053】
さらに、本開示に係るインターネット機器は無線アクセスインターネット機器と呼ばれてもよい。該無線接入インターネット機器は、基地局、進化型基地局（ｅｖｏｌｖｅｄ ｎｏｄｅ Ｂ、基地局）、ホーム基地局、無線保真（ｗｉｒｅｌｅｓｓ ｆｉｄｅｌｉｔｙ、ＷＩＦＩ）システムにおけるアクセスポイント（ａｃｃｅｓｓ ｐｏｉｎｔ、ＡＰ）、無線中継ノード、無線バックホールノード、送信点（ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ ｐｏｉｎｔ、ＴＰ）又は送受信点（ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ ａｎｄ ｒｅｃｅｐｔｉｏｎ ｐｏｉｎｔ、ＴＲＰ）などであってもよく、ＮＲシステムにおけるｇＮＢであってもよく、又は、基地局を構成するコンポーネント又は一部の機器などであってもよい。クルマのインターネット（Ｖ２Ｘ）通信システムの場合、インターネット機器は車載機器であってもよい。なお、本開示の実施例では、インターネット機器に対して用いる具体的な技術及び具体的な機器形態が限定されない。
【0054】
さらに、本開示に係る端末は端末装置、ユーザ装置（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）、モバイルステーション（Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｔａｔｉｏｎ、ＭＳ）、移動端末（Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｒｍｉｎａｌ、ＭＴ）などと呼ばれてもよく、ユーザに音声及び／又はデータ接続性を提供する機器であり、例えば、端末は無線接続機能を備えるハンドヘルドデバイス、車載機器などであってもよい。現在、一部の端末の例として、携帯電話（Ｍｏｂｉｌｅ Ｐｈｏｎｅ）、ポケットパーソナルコンピュータ（Ｐｏｃｋｅｔ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ、ＰＰＣ）、ハンドヘルドコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）、ノートパソコン、タブレット、ウェアラブルデバイス、又は車載機器などが挙げられる。また、クルマのインターネット（Ｖ２Ｘ）通信システムの場合、端末装置は車載機器であってもよい。なお、本開示の実施例では、用いる具体的な技術と具体的な機器形態は限定されない。
【0055】
本開示の実施例に係る端末は、５Ｇ ＮＲにおいて設計された新しいタイプの端末として理解することができる。Ｒｅｄｕｃｅｄ ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ ＵＥ は略してＮＲ－ｌｉｔｅ又はＲｅｄｃａｐ端末と呼ばれてもよい。本開示の実施例では、該新しい端末をＲｅｄｃａｐ端末と呼ぶ。
【0056】
長期的進化（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ）におけるモノのインターネット（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｏｆ Ｔｈｉｎｇ、ＩｏＴ）機器と同様に、Ｒｅｄｃａｐ端末は通常、以下の要件を満たす必要がある。
－ 低コスト、低複雑度
－ ある程度のカバー強化
－ 省電力
－ 低コスト、低複雑度
－ ある程度のカバー強化
－ 省電力
【0057】
関連技術では、Ｒｅｄｃａｐ端末の送受信帯域幅は端末の能力に一致し、ｎｏｒｍａｌ ＵＥにとって、送受信帯域幅が制限される。例えば、初期アクセス（ｉｎｉｔｉａｌ ａｃｃｅｓｓ）段階の最大帯域幅（ｍａｘ ＵＥ ＢＷ）が制限される。通常、周波数帯域１（ＦＲ１）における帯域幅は２０ＭＨｚであり、ＦＲ２における帯域幅は４０ＭＨｚである。しかし、関連技術では、ｉｎｉｔｉａｌ ａｃｃｅｓｓ段階では物理アップリンク制御チャネル（ｐｈｙｓｉｃａｌ ｕｐｌｉｎｋ ｃｏｎｔｒｏｌ ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＵＣＣＨ）の設定を行う必要があり、例えば、ランダムアクセスチャネル（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＲＡＣＨ）設定段階では、メッセージ４（Ｍｓｇ．４）ハイブリッド自動再送要求（Ｈｙｂｒｉｄ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｒｅｐｅａｔ Ｒｅｑｕｅｓｔ、ＨＡＲＱ）を運ぶＰＵＣＣＨフォーマット（ｆｏｒｍａｔ）を設定する。ここで、Ｍｓｇ．４ ＨＡＲＱフィードバックを運ぶＰＵＣＣＨ ｆｏｒｍａｔはＰＵＣＣＨ ｆｏｒｍａｔ０とＰＵＣＣＨ ｆｏｒｍａｔ １である。ここで、ｆｏｒｍａｔ ０は短ＰＵＣＣＨ（ｓｈｏｒｔ ＰＵＣＣＨ）であり、同じスロット（ｉｎｔｒａ－ｓｌｏｔ）の周波数ホッピング（ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ ｈｏｐｐｉｎｇ、ＦＨ）をサポートせず、その長さが１～２つのＯＦＤＭシンボル（ＯＦＤＭ ｓｙｍｂｏｌ）であってもよい。Ｆｏｒｍａｔ１は長ＰＵＣＣＨ（ｌｏｎｇ ＰＵＣＣＨ）であり、ＦＨをサポートし、その長さが４～１４のＯＦＤＭ ｓｙｍｂｏｌであってもよい。
【0058】
関連技術では、ＰＵＣＣＨ設定を行う時、インターネット機器は通常、ブロードキャストの方式でＰＵＣＣＨの設定パラメータをブロードキャストし、例えば、システム情報ブロック（Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｂｌｏｃｋ、ＳＩＢ）において、インターネット機器は、ＰＵＣＣＨのｆｏｒｍａｔ、物理リソースブロック（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｂｌｏｃｋ、ＰＲＢ）位置、周波数ホッピングをサポートするか否かなどを含むセカンダリＰＵＣＣＨの設定パラメータをブロードキャストする。しかしながら、インターネット機器によりブロードキャストされるＰＵＣＣＨ設定パラメータは、Ｒｅｄｃａｐ端末能力を満たさない可能性が高い。例えば、Ｒｅｄｃａｐ端末がｎｏｒｍａｌ ＵＥとアップリンクＢＷＰ（ＵＬ ＢＷＰ）を共有する時、ＰＵＣＣＨの設定パラメータが、Ｍｓｇ．４ ＨＡＲＱに対してｉｎｔｒａ－ｓｌｏｔ周波数ホッピングを用いることを含む場合、この時の周波数ホッピング範囲はＲｅｄｃａｐ端末の受信帯域範囲を超える可能性がある。図２は、周波数ホッピング範囲がＲｅｄｃａｐ端末の受信帯域範囲を超える概略図を示す。図２を参照すると、Ｒｅｄｃａｐ端末とｎｏｒｍａｌ ＵＥはいずれも初期段階で共有されたＵＬ ＢＷＰにおいて端末によりブロードキャストされたｉｎｔｒａ－ｓｌｏｔ周波数ホッピング範囲を受信しており、該ｉｎｔｒａ－ｓｌｏｔ周波数ホッピング範囲はＲｅｄｃａｐ端末の受信帯域幅範囲を超えており、ランダムアクセスプロセスでのＭｓｇ．４ ＨＡＲＱに対するＲｅｄｃａｐ端末の能力を満たすことができない。
【0059】
本開示の実施例はランダムアクセスパラメータ設定方法を提供し、該ランダムアクセスパラメータ設定方法では、ＰＵＣＣＨの設定パラメータを強化し、これにより、ＰＵＣＣＨの設定パラメータはＲｅｄｃａｐ端末の端末能力を満たすことができる。
【0060】
一実施形態では、ｉｎｉｔｉａｌ ＵＬ ＢＷＰ におけるＰＵＣＣＨ設定パラメータを設定し、異なるタイプの端末能力を備える端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たす。
【0061】
ここで、本開示の実施例では、説明を容易にするために、異なるタイプの端末のうちのいずれか２つのタイプの端末を第１のタイプの端末と第２のタイプの端末と呼ぶ。第１のタイプの端末と第２のタイプの端末の能力が異なる。一例では、第１のタイプの端末はｎｏｒｍａｌ ＵＥであってもよく、第２のタイプの端末はＲｅｄｃａｐ端末であってもよい。
【0062】
本開示の実施例では、ＰＵＣＣＨの設定パラメータを設定し、ＰＵＣＣＨの設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たし、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末の能力が異なる。
【0063】
図３は、例示的な一実施例に示すランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートであり、図３に示すように、ランダムアクセスパラメータ設定方法はインターネット機器に適用され、以下のステップＳ１１を含む。
【0064】
ステップＳ１１では、ＰＵＣＣＨの設定パラメータを決定する。
【0065】
ここで、インターネット機器により決定されたＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うことに対する設定パラメータを含む。
【0066】
一形態では、インターネット機器により決定された第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うことに対する設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たす。ここで、第１のタイプの端末の能力と第２のタイプの端末の能力とが異なる。
【0067】
本開示の実施例における第１のタイプの端末と第２のタイプの端末が異なる能力を備えるものであってもよい。例えば、端末の能力は、伝送帯域幅（例えば受信帯域幅及び／又は送信帯域幅）、伝送アンテナ数（例えば受信アンテナ及び／又は送信アンテナ）、伝送ブロックの最大ビット数、及び処理時間遅延などの少なくとも１つを含むことができる。端末の能力が異なることは、送受信帯域幅、送受信アンテナ数、伝送ブロックの最大ビット数、及び処理時間遅延のうちの１つ又は複数が異なることであってもよい。
【0068】
本開示の実施例の一実施形態では、異なる能力の端末に対して異なるＰＵＣＣＨ設定パラメータをそれぞれ設定することで、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たすことができる。例えば、第１のタイプの端末のために第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータを設定し、第２のタイプの端末のために第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータを設定する。ここで、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータの少なくとも一部のパラメータが異なり、又はすべてのパラメータが異なる。
【0069】
【0070】
ステップＳ２１では、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータを決定する。
【0071】
ここで、本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法では、設定されたＰＵＣＣＨパラメータは第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータを含む。第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータは第１のタイプの端末に対応し、第２ＰＵＣＣＨパラメータは第２のタイプの端末に対応する。ここで、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータが第１のタイプの端末に対応することは、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータが、第１のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たすこととして理解してもよいし、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータが、第１のタイプの端末のランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱに対するフィードバックＰＵＣＣＨを運ぶ設定を含むこととして理解してもよい。ここで、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータが第２のタイプの端末に対応することは、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータが、第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たすこととして理解してもよいし、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータが、第２のタイプの端末のランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱに対するフィードバックＰＵＣＣＨを運ぶ設定を含むこととして理解してもよい。
【0072】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法では、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータとは、少なくとも一部のパラメータが異なる。
【0073】
一例では、ｉｎｉｔｉａｌ ＵＬ ＢＷＰは、第１ＰＵＣＣＨに関連する設定と第２ＰＵＣＣＨに関連する設定を含む。ここで、ＰＵＣＣＨ設定は、ランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱに対するフィードバックＰＵＣＣＨを運ぶ設定を含む。第１ＰＵＣＣＨの設定は第２ＰＵＣＣＨの設定と異なる。第１ＰＵＣＣＨの設定は第１のタイプの端末によって使用され、第２ＰＵＣＣＨの設定は第２のタイプの端末によって使用される。ここで、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末とは端末能力が異なる。前記端末能力は端末の送受信帯域幅を含む。
【0074】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法では、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータとは少なくとも一部のパラメータが異なり、ＰＵＣＣＨが位置するＰＲＢの相違、ＰＵＣＣＨのフォーマットの相違、周波数ホッピングをサポートするか否かの相違、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートするＰＲＢ位置の相違、及びＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅の相違、のうちの少なくとも１つが異なることを含むことであってもよい。
【0075】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法の一例では、第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より高く、例えば、第１のタイプの端末はｎｏｒｍａｌ ＵＥであってもよく、第２のタイプの端末はＲｅｄｃａｐ端末であってもよい。ｎｏｒｍａｌ ＵＥによりサポートされる送受信帯域幅は、Ｒｅｄｃａｐ端末によりサポートされる送受信帯域幅より大きい。第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、少なくとも一部のパラメータが異なり、例えば、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータが含まれることであってもよく、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータが含まれることであってもよく、及び／又は、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータにおいて設置された周波数ホッピング幅が第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータにおいて設定された周波数ホッピング幅より大きいことであってもよい。
【0076】
図５は、本開示の例示的な一実施例においてｎｏｒｍａｌ ＵＥとＲｅｄｃａｐ端末のために異なる周波数ホッピング幅をそれぞれ設定するＰＵＣＣＨ設定パラメータの概略図を示す。図５を参照すると、ｎｏｒｍａｌ ＵＥが用いる第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータにおいて設定される周波数ホッピング幅は、Ｒｅｄｃａｐ端末が用いる第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータにおいて設定される周波数ホッピング幅より大きい。第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータにおいて設定される周波数ホッピング幅はｎｏｒｍａｌ ＵＥの送受信帯域幅にマッチングし、周波数ホッピング時にｎｏｒｍａｌ ＵＥの送受信帯域幅を超えることはない。第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータにおいて設定される周波数ホッピング幅はＲｅｄｃａｐ端末の送受信帯域幅にマッチングし、周波数ホッピング時にＲｅｄｃａｐ端末の送受信帯域幅を超えることはない。第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力をそれぞれ満たす。
【0077】
本開示の実施例一実施形態では、異なる能力を満たす端末のＰＵＣＣＨ設定パラメータを設定することで、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たすことができる。すなわち、設定されたＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末とが共有されるＰＵＣＣＨ設定パラメータを含む。
【0078】
【0079】
ステップＳ３１では、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末とが共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータを設定する。
【0080】
一実施形態では、第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より高く、例えば、第１のタイプの端末はｎｏｒｍａｌ ＵＥであってもよく、第２のタイプの端末はＲｅｄｃａｐ端末であってもよい。第１のタイプの端末と第２のタイプの端末とが共用するＰＵＣＣＨ設定パラメータは、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートしないこと、又はＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲であること、というパラメータの１つ又は複数の組み合わせを含む。言い換えれば、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末が共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータが第２のタイプの端末の能力を満たせば、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末の能力を同時に満たすことができる。
【0081】
一例では、インターネット機器は１セットのＰＵＣＣＨの設定パラメータを設定し、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たす。例えば、設定されたＰＵＣＣＨは周波数ホッピングを使用しないか、又は設定されたＰＵＣＣＨ周波数ホッピング幅は第２のタイプの端末の能力範囲内にある。この時、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末は同じＰＵＣＣＨ設定を共有する。
【0082】
本開示の実施例では、インターネット機器は、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たすＰＵＣＣＨ設定パラメータを決定した後、決定されたＰＵＣＣＨ設定パラメータを端末に送信することができ、端末は端末のタイプに応じて対応するＰＵＣＣＨ設定を決定し、かつＰＵＣＣＨ設定に基づい具体的なＰＵＣＣＨリソースを決定する。端末は、決定されたＰＵＣＣＨリソースにおいてＭｓｇ．４のＨＡＲＱを伝送する。
【0083】
図７は例示的な一実施例に示すランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートであり、図７に示すように、ランダムアクセスパラメータ設定方法はインターネット機器に適用され、以下のステップＳ４１～ステップＳ４２を含む。
【0084】
ステップＳ４１では、ＰＵＣＣＨの設定パラメータを決定する。
【0085】
本開示の実施例では、ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うことに対する設定パラメータを含む。
【0086】
一形態では、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うことに対する設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たし、第１のタイプの端末の能力と第２のタイプの端末の能力とが異なる。一態様では、ＰＵＣＣＨの設定パラメータは第１ＰＵＣＣＨの設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨの設定パラメータを含むことができる。もう１つの態様によると、ＰＵＣＣＨの設定パラメータは第１のタイプの端末と第２のタイプの端末が共用するＰＵＣＣＨ設定パラメータを含むことができる。
【0087】
ステップＳ４２では、ＰＵＣＣＨの設定パラメータを送信する。
【0088】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法では、インターネット機器がＰＵＣＣＨの設定パラメータを送信することは、ブロードキャストの方式で送信することであってもよい。
【0089】
一実施形態では、本開示の実施例では、インターネット機器はＰＵＣＣＨの設定パラメータを残りの最小システム情報（Ｒｅｍａｉｎｉｎｇ Ｍｉｎｉｍｕｍ Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ＲＭＳＩ）で運んで送信することができる。例えば、第１ＰＵＣＣＨの設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨの設定パラメータはいずれもＲＭＳＩ内で運ばれる。もう１つの例として、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末とが共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータはＲＭＳＩ内で運ばれる。
【0090】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法では、インターネット機器は、端末が報告した端末能力を受信することができ、端末能力は、前記端末が第１のタイプの端末か第２のタイプの端末かを特徴付ける。インターネット機器は、端末能力に基づいて端末がＨＡＲＱをフィードバックするリソースを決定することができ、したがって、決定されたリソースに従ってＨＡＲＱ フィードバックの受信を行うことができる。
【0091】
図８は、例示的な一実施例に示すランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートであり、図８に示すように、ランダムアクセスパラメータ設定方法はインターネット機器に適用され、以下のステップＳ５１～ステップＳ５２を含むことができる。
【0092】
ステップＳ５１では、端末が報告した、端末が第１のタイプの端末であるか第２のタイプの端末であるかを特徴付ける端末能力を受信する。
【0093】
ステップＳ５２では、端末能力に基づいて、端末がＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うリソースを決定する。
【0094】
ここで、本開示の実施例では、インターネット機器は端末能力に応じて決定した、端末がＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うリソースは、一態様では、第１ＰＵＣＣＨの設定パラメータに対応するリソースであってもよく、又は第２ＰＵＣＣＨの設定パラメータに対応するリソースであってもよい。もう１つの態様では、インターネット機器が端末能力に応じて決定した、端末がＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うリソースは、例えば、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末が共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータに対応するリソースを含むことができる。
【0095】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法は、インターネット機器により決定されたＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たし、ＰＵＣＣＨの設定パラメータを強化することで、ＰＵＣＣＨの設定パラメータがＲｅｄｃａｐ端末の端末能力を満たすようにする。
【0096】
図９は、例示的な一実施例に示すランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートであり、図９に示すように、ランダムアクセスパラメータ設定方法は端末に適用され、以下ステップＳ６１～ステップＳ６２を含むことができる。
【0097】
ステップＳ６１では、ＰＵＣＣＨの設定パラメータを決定する。
【0098】
ステップＳ６２では、決定されたＰＵＣＣＨ設定パラメータに基づいて、ランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うリソースを決定する。
【0099】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法では、ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うことに対する設定パラメータを含む。
【0100】
一形態では、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うことに対する設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たし、第１のタイプの端末の能力と第２のタイプの端末の能力とが異なる。
【0101】
本開示の実施例における第１のタイプの端末と第２のタイプの端末とが異なる能力を備えるものであってもよい。例えば、端末の能力は送受信帯域幅、送受信アンテナ数、伝送ブロックの最大ビット数、及び処理時間遅延などであってもよい。端末の能力が異なることは、送受信帯域幅、送受信アンテナ数、伝送ブロックの最大ビット数、及び処理時間遅延のうちの１つ又は複数であってもよい。
【0102】
ここで、端末がＰＵＣＣＨの設定パラメータを決定する時に、端末のタイプに基づいて、端末のタイプに対応するＰＵＣＣＨの設定パラメータを決定することができ、かつ決定されたＰＵＣＣＨ設定パラメータに基づいてＰＵＣＣＨリソースを決定する。端末は、決定されたＰＵＣＣＨリソースにおいてＭｓｇ．４のＨＡＲＱを伝送する。
【0103】
図１０は、例示的な一実施例に示すランダムアクセスパラメータ設定方法のフローチャートであり、図１０に示すように、ランダムアクセスパラメータ設定方法は端末に適用され、以下のステップ７１～ステップ７２を含む。
【0104】
ステップＳ７１では、端末のタイプを決定し、端末のタイプが第１のタイプの端末又は第２のタイプの端末であり、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末の能力が異なる。
【0105】
ステップＳ７２では、端末のタイプに基づいてＰＵＣＣＨ設定パラメータを決定する。
【0106】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法では、一実施形態では、ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータを含む。ここで、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータは少なくとも一部のパラメータが異なる。第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータは第１のタイプの端末に対応し、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータは第２のタイプの端末に対応する。言い換えれば、決定された端末のタイプが第１のタイプの端末である場合、端末により決定されるＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータを含み、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たし、又は、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータが第１のタイプの端末のランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱに対するフィードバックＰＵＣＣＨを運ぶ設定を含むこととして理解してもよい。決定された端末のタイプが第２のタイプの端末である場合、端末により決定されたＰＵＣＣＨ設定パラメータは第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータを含み、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たし、又は、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータが第２のタイプの端末ランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱに対するフィードバックＰＵＣＣＨを運ぶを含むこととして理解してもよい。
【0107】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法では、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータとは、少なくとも一部のパラメータが異なり、ＰＵＣＣＨが位置するＰＲＢの相違、ＰＵＣＣＨのフォーマットの相違、周波数ホッピングをサポートするか否かの相違、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートするＰＲＢ位置の相違、及びＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅の相違、のうちの少なくとも１つが異なることを含むことであってもよい。
【0108】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法の一例では、第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より高く、例えば、第１のタイプの端末はｎｏｒｍａｌ ＵＥであってもよく、第２のタイプの端末はＲｅｄｃａｐ端末であってもよい。ｎｏｒｍａｌ ＵＥによりサポートされる送受信帯域幅は、Ｒｅｄｃａｐ端末によりサポートされる送受信帯域幅より大きい。第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータとは、少なくとも一部のパラメータが異なり、例えば、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータが含まれ、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータには、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータが含まれることであってもよく、及び／又は第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータにおいて設定される周波数ホッピング幅は、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータにおいて設定される周波数ホッピング幅より大きい。
【0109】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法では、もう１つの実施形態では、ＰＵＣＣＨ設定パラメータは第１のタイプの端末と第２のタイプの端末が共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータを含む。この場合、端末は端末のタイプを区別せず、直接、設定されたＰＵＣＣＨ設定パラメータに基づいてＰＵＣＣＨリソースを決定し、かつ決定されたＰＵＣＣＨリソースにおいてＭｓｇ．４のＨＡＲＱを伝送することができる。
【0110】
ここで、本開示の実施例では、第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より高く、例えば、第１のタイプの端末はｎｏｒｍａｌ ＵＥであってもよく、第２のタイプの端末はＲｅｄｃａｐ端末であってもよい。第１のタイプの端末と第２のタイプの端末が共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータは、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートしないこと、又はＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が、第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、というパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含むことができる。言い換えれば、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末が共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータは第２のタイプの端末の能力を満たし、即ち、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末の能力を満たすことができる。
【0111】
【0112】
ステップＳ８１では、インターネット機器により送信されるＰＵＣＣＨの設定パラメータを受信する。
【0113】
本開示の実施例では、本開示の実施例では、ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うことに対する設定パラメータを含む。
【0114】
一形態では、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うことに対する設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行う能力を満たし、第１のタイプの端末の能力と第２のタイプの端末の能力とが異なる。一態様、ＰＵＣＣＨの設定パラメータは第１ＰＵＣＣＨの設定パラメータと第１ＰＵＣＣＨの設定パラメータを含むことができる。もう１つの態様では、ＰＵＣＣＨの設定パラメータは第１のタイプの端末と第２のタイプの端末とが共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータを含むことができる。
【0115】
一実施形態では、本開示の実施例におけるＰＵＣＣＨの設定パラメータはＲＭＳＩで運ばれ、端末は、受信したＲＭＳＩに基づいてＰＵＣＣＨの設定パラメータを決定することができる。例えば、端末は受信したＲＭＳＩに基づいて、第１ＰＵＣＣＨの設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨの設定パラメータを決定することができる。さらに、端末は受信したＲＭＳＩに基づいて、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末が共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータを決定することができる。
【0116】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法では、端末は端末能力を報告することができ、端末能力は、前記端末が第１のタイプの端末か第２のタイプの端末かを特徴付け、これにより、インターネット機器は、端末能力により端末がＨＡＲＱをフィードバックするリソースを決定することができ、したがって、決定されたリソースに基づいてＨＡＲＱフィードバックの受信を行うことができる。
【0117】
【0118】
ステップＳ９１では、端末が第１のタイプの端末か第２のタイプの端末かを特徴付ける端末能力を報告する。
【0119】
本開示の実施例では、端末が端末能力を報告することにより、インターネット機器は、端末能力に基づいて、端末がＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うリソースを決定する。一態様では、インターネット機器は、端末能力に基づいて、端末がＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うリソースが、第１ＰＵＣＣＨの設定パラメータに対応するリソースであってもよく、又は第２ＰＵＣＣＨの設定パラメータに対応するリソースであってもよいと決定することができる。もう１つの態様インターネット機器は、端末能力に基づいて決定した、端末がＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うリソースは、例えば、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末が共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータに対応するリソースを含むことができる。
【0120】
本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法では、端末は端末のタイプに基づいてＰＵＣＣＨ設定パラメータを決定し、かつ決定されたＰＵＣＣＨパラメータに基づいて、ランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うＰＵＣＣＨリソースを決定し、端末のタイプにマッチングするＰＵＣＣＨの設定パラメータを満たすことができ、さらに、異なるタイプの端末の端末能力を満たすことができる。
【0121】
なお、本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定方法は、インターネット機器と端末とが対話するプロセスにおいてランダムアクセスパラメータ設定を実現する過程に適用される。ここで、インターネット機器と端末とが対話してランダムアクセスパラメータ設定を実現する過程について、本開示の実施例では詳しい説明を省略する。
【0122】
なお、当業者であれば、本開示の実施例の上記関連する様々な実施形態／実施例が、前述した実施例に合わせて使用してもよく、独立して使用してもよいことを理解されたい。単独で使用しても前述した実施例とともに使用しても、その実現原理は類似するものである。本開示の実施では、一部の実施例は、共同で使用される実施形態で説明を行っている。無論、当業者であれば、このように例を挙げて説明することは、本開示の実施例を限定するものではない。
【0123】
同じ構想に基づいて、本開示の実施例はランダムアクセスパラメータ設定装置をさらに提供する。
【0124】
なお、本開示の実施例により提供されるランダムアクセスパラメータ設定装置は上記機能を実現するために、各機能を実行する対応するハードウェア構造及び／又はソフトウェアモジュールを含む。本開示の実施例で開示された各例のユニット及びアルゴリズムステップに合わせて、本開示の実施例はハードウェア、又はハードウェアとコンピュータソフトウェアを組み合わせる形で実現することができる。特定の機能は果たしてハードウェアで実行するか、或いはコンピュータソフトウェアでハードウェアを駆動する方式で実行するかは、技術案の特定の適用や設計の制約条件によるものである。当業者は特定の適用に対して、異なる方法で説明される機能を実現することができ、しかしこのような実現は、本開示の実施例の技術案の範囲を超えるものとして見なすべきではない。
【0125】
図１３は例示的な一実施例に示すランダムアクセスパラメータ設定装置のブロック図である。図１３を参照すると、該ランダムアクセスパラメータ設定装置１００はインターネット機器に適用され、処理ユニット１０１を含む。
【0126】
処理ユニット１０１は、ＰＵＣＣＨ設定パラメータを決定するように構成され、ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うことに対する設定パラメータを含み、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末の能力が異なる。
【0127】
一実施形態では、ＰＵＣＣＨ設定パラメータは第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータを含む。第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータとは、少なくとも一部のパラメータが異なる。第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータは第１のタイプの端末に対応し、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータは第２のタイプの端末に対応する。
【0128】
一実施形態では、ＰＵＣＣＨ設定パラメータは第１のタイプの端末と第２のタイプの端末が共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータを含む。
【0129】
一実施形態では、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、ＰＵＣＣＨが存在する物理リソースブロック、ＰＵＣＣＨのフォーマット、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートすること又はＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートしないこと、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及びＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、というパラメータのうちの少なくとも１つが異なる。
【0130】
一実施形態では、第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より高い。
【0131】
第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータを含み、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータを含む。及び／又は、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータにおいて設定された周波数ホッピング幅は、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータにおいて設定された周波数ホッピング幅より大きい。
【0132】
一実施形態では、ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末が共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータを含む。
【0133】
一実施形態では、第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より高い。
ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、
ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートしないこと、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、というパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む。
ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、
ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートしないこと、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、というパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む。
【0134】
一実施形態では、ランダムアクセスパラメータ設定装置１００は送信ユニット１０２をさらに含む。送信ユニット１０２は、ＰＵＣＣＨ設定パラメータを送信するように構成される。
【0135】
一実施形態では、ＰＵＣＣＨ設定パラメータはＲＭＳＩ内で運ばれる。
【0136】
一実施形態では、ランダムアクセスパラメータ設定装置１００は受信ユニット１０３をさらに含む。受信ユニット１０３は、端末が報告した、端末が第１のタイプの端末であるか第２のタイプの端末であるかを特徴付ける端末能力を受信するように構成される。処理ユニット１０１は、端末能力に基づいて、端末がＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うリソースを決定するように構成される。
【0137】
図１４は、例示的な一実施例に示すランダムアクセスパラメータ設定装置のブロック図である。図１４を参照すると、該ランダムアクセスパラメータ設定装置２００は端末に適用され、ランダムアクセスパラメータ設定装置２００は処理ユニット２０１を含む。
【0138】
ここで、処理ユニット２０１は、ＰＵＣＣＨ設定パラメータを決定し、かつＰＵＣＣＨ設定パラメータに基づいて、ランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うリソースを決定するように構成され、ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末がランダムアクセスプロセスにおいてＭｓｇ．４ ＨＡＲＱを行うことに対する設定パラメータを含む。
【0139】
一実施形態では、処理ユニット２０１は、以下の方式を用いてＰＵＣＣＨ設定パラメータを決定するように構成される。端末のタイプを決定し、端末のタイプが第１のタイプの端末又は第２のタイプの端末であり、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末の能力が異なる。端末のタイプに基づいてＰＵＣＣＨ設定パラメータを決定する。ＰＵＣＣＨ設定パラメータは第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータを含む。第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータとは、少なくとも一部のパラメータが異なり。第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータは第１のタイプの端末に対応し、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータは第２のタイプの端末に対応する。
【0140】
一実施形態では、第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータと第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータとは、
ＰＵＣＣＨが存在する物理リソースブロック、ＰＵＣＣＨのフォーマット、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートすること又はＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートしないこと、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及びＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、というパラメータのうちの少なくとも１つが異なる。
ＰＵＣＣＨが存在する物理リソースブロック、ＰＵＣＣＨのフォーマット、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートすること又はＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートしないこと、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートする物理リソースブロック位置、及びＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートする周波数ホッピング幅、というパラメータのうちの少なくとも１つが異なる。
【0141】
一実施形態では、第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より高い。
【0142】
第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、周波数ホッピングをサポートする設定パラメータを含み、第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、周波数ホッピングをサポートしない設定パラメータを含む。及び／又は第１ＰＵＣＣＨ設定パラメータにおいて設定される周波数ホッピング幅は第２ＰＵＣＣＨ設定パラメータにおいて設定される周波数ホッピング幅より大きい。
【0143】
一実施形態では、ＰＵＣＣＨ設定パラメータは第１のタイプの端末と第２のタイプの端末が共有するＰＵＣＣＨ設定パラメータを含む。
【0144】
一実施形態では、第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より高い。
【0145】
ＰＵＣＣＨ設定パラメータは、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートしないこと、ＰＵＣＣＨが周波数ホッピングをサポートし、且つ周波数ホッピング幅が第２のタイプの端末によりサポートされる帯域幅範囲内にあること、というパラメータのうちの１つ又は組み合わせを含む。
【0146】
一実施形態では、ランダムアクセスパラメータ設定装置２００は受信ユニット２０２をさらに含む。受信ユニット２０２は、インターネット機器により送信されたＰＵＣＣＨ設定パラメータを受信するように構成される。処理ユニット２０１は、受信ユニットが受信したＰＵＣＣＨ設定パラメータに基づいて、ＰＵＣＣＨ設定パラメータを決定するように構成される。
【0147】
一実施形態では、ＰＵＣＣＨ設定パラメータはＲＭＳＩ内で運ばれる。
【0148】
一実施形態では、ランダムアクセスパラメータ設定装置２００は送信ユニット２０３をさらに含む。送信ユニット２０３は、端末の端末能力を報告するように構成され、端末能力は端末のタイプが第１のタイプの端末か第２のタイプの端末かを特徴付ける。
【0149】
上記実施例における装置において、それぞれのモジュールが操作を実行する具体的な方式はすでに該方法に関連する実施例において詳しく説明されており、ここで詳しい説明を省略する。
【0150】
図１５は例示的な一実施例に示すランダムアクセスパラメータ設定用の装置のブロック図である。例えば、装置３００は携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0151】
図１５を参照すると、装置３００は、処理コンポーネント３０２、メモリ３０４、電源コンポーネント３０６、マルチメディアコンポーネント３０８、オーディオコンポーネント３１０、入力／出力（Ｉ／Ｏ）インターフェース３１２、センサコンポーネント３１４、及び通信コンポーネント３１６、のうちの少なくとも１つのコンポーネントを含むことができる。
【0152】
処理コンポーネント３０２は通常、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作および記録操作に関連する操作のような装置３００の全般の操作を制御する。処理コンポーネント３０２は、上記の方法の全部又は一部のステップを完成させるように、少なくとも１つのプロセッサ９２０を含むことで命令を実行することができる。また、処理コンポーネント３０２は、処理コンポーネント３０２とその他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、１つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント３０２は、マルチメディアコンポーネント３０８と処理コンポーネント３０２とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0153】
メモリ３０４は、様々なタイプのデータを記憶することにより、装置３００での操作をサポートするように構成される。これらのデータの例は、装置３００において操作される如何なるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオ等を含む。メモリ３０４は、静的ランダムアクセスメモリ（ＳＲＡＭ）、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、プログラマブル読み出し専用メモリ（ＰＲＯＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなど、如何なるタイプの揮発性または非揮発性ストレージデバイスまたはそれらの組み合せで実現することができる。
【0154】
電源コンポーネント３０６は装置３００の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント３０６は電源管理システム、１つまたは複数の電源、装置３００のために電力を生成、管理および配分することに関連する他のコンポーネントを含むことができる。
【0155】
マルチメディアコンポーネント３０８は、前記装置３００とユーザとの間に１つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）とタッチパネル（ＴＰ）を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンはユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、タッチ、スライドとタッチパネルにおけるジェスチャを検出するように、１つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサはタッチまたはスライド動作の境界だけではなく、前記タッチまたはスライド操作に関連するウェイクアップ時間と圧力を検出する。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント３０８は１つのフロントカメラおよび／またはリアカメラを含む。装置３００が撮影モードまたはビデオモードなどの操作モードにある時、フロントカメラおよび／またはリアカメラは外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびリアカメラは１つの固定した光学レンズシステムまたは焦点距離や光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0156】
オーディオコンポーネント３１０はオーディオ信号を出力および／または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント３１０は１つのマイクロフォン（ＭＩＣ）を含み、装置３００が呼び出しモード、記録モードや音声認識モードなどの操作モードである場合、マイクロフォンは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されるオーディオ信号はさらにメモリ３０４に記憶することができ、または通信コンポーネント３１６を介して送信することができる。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント３１０はオーディオ信号を出力するための１つのスピーカをさらに含む。
【0157】
Ｉ／Ｏインターフェース３１２は処理コンポーネント３０２と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンはホームページボタン、音量ボタン、起動ボタンおよびロックボタンを含むが、これらに限定されない。
【0158】
センサコンポーネント３１４は、装置３００のために各方面の状態評価を提供するために１つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント３１４は装置３００のオン／オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出することができ、例えば、前記コンポーネントは装置３００のディスプレイとキーパッドであり、センサコンポーネント３１４は装置３００または装置３００の１つのコンポーネントの位置の変化、ユーザと装置３００との接触が存在するか否か、装置３００の方位または加速／減速、および装置３００の温度の変化をさらに検出することができる。センサコンポーネント３１４は如何なる物理的接触もない時に付近に物体が存在するか否かを検出するように構成される近接センサを含んでもよい。センサコンポーネント３１４は、ＣＭＯＳまたはＣＣＤ画像センサのような、結像アプリケーションにおいて使用する光センサをさらに含んでもよい。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント３１４は加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサをさらに含んでも良い。
【0159】
通信コンポーネント３１６は、装置３００と他の機器との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置３００は、通信基準に基づく無線ネットワーク、例えばＷｉＦｉ、２Ｇまたは３Ｇ、４Ｇ ＬＴＥ、５Ｇ ＮＲまたはそれらの組み合せにアクセスすることができる。１つの例示的な実施例では、通信コンポーネント３１６はブロードキャストチャネルを介して、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。１つの例示的な実施例では、前記通信コンポーネント３１６は短距離通信を促進するために、近距離無線通信（ＮＦＣ）モジュールをさらに含む。例えば、ＮＦＣモジュールは無線周波数識別（ＲＦＩＤ）技術、赤外線データ協会（ＩｒＤＡ）技術、超広帯域（ＵＷＢ）技術、ブルートゥース（ＢＴ）技術および他の技術に基づいて実現することができる。
【0160】
例示的な実施例では、装置３００は上記方法を実行するために、１つまたは複数のアプリケーション専用集積回路（ＡＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、デジタル信号処理装置（ＤＳＰＤ）、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ）、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ（ＦＰＧＡ）、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたはその他の電子素子によって実現されることができる。
【0161】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、例えば命令を含むメモリ３０４であり、上記命令は上記方法を完成させるために、装置３００のプロセッサ３２０で実行されることができる。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体はＲＯＭ、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、ＣＤ－ＲＯＭ、テープ、フロッピーディスクおよび光データストレージデバイス等であってもよい。
【0162】
図１６は例示的な一実施例に示すランダムアクセスパラメータ設定用の装置のブロック図である。例えば、装置４００はサーバとして提供することができる。図１６を参照すると、装置４００は処理コンポーネント４２２をさらに、それは１つ又は複数のプロセッサ、及びメモリ４３２で代表されるメモリリソースをさらに含み、アプリケーションのような処理コンポーネント４２２により実行可能な命令を記憶するために使用される。メモリ４３２に記憶されるアプリケーションは、１つ又は１つ以上の、それぞれ一組の命令に対応するモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント４２２は、上記方法を実行するように、命令を実行するように構成される。
【0163】
装置４００は、装置４００の電源管理を実行するように構成される１つの電源コンポーネント４２６と、装置４００をネットワークに接続するように構成される１つの有線又は無線ネットワークインターフェース４５０と、１つの入力出力（Ｉ／Ｏ）インターフェース４５８とをさらに含んでも良い。装置４００は、メモリ４３２に記憶される操作システム、例えばＷｉｎｄｏｗｓ Ｓｅｒｖｅｒ ＴＭ、Ｍａｃ ＯＳ ＸＴＭ、ＵｎｉｘＴＭ、ＬｉｎｕｘＴＭ、ＦｒｅｅＢＳＤＴＭ又は類似するシステムを操作することができる。
【0164】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば命令を含むメモリ４３２を提供し、上記命令は、上記方法を完成させるように、装置４００の処理コンポーネント４２２により実行可能である。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体はＲＯＭ、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、ＣＤ－ＲＯＭ、テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶装置などであってもよい。
【0165】
さらに、本開示の“複数”は二つ以上を指し、他の量詞は同様である。「及び／又は」は、関連対象の関連関係を説明し、３つの関係を表すことができ、例えば、Ａ及び／又はＢであって、Ａが単独で存在すること、ＡとＢが同時に存在すること、Ｂが単独で存在することという３つの場合を表すことができる。「／」という文字は一般に、前後関連対象が「又は」の関係であることを示す。文脈では明記されていない限り、単数型の「１つ」、「前記」及び「該」は複数型をも含む。
【0166】
さらに、「第１」、「第２」などの用語は様々な情報を説明するために使用されるが、これらの情報はこれらの用語に限定すべきではない。これらの用語は、同じタイプの情報を互いに区別するために使用され、特定の順序又は重要の程度を表すものではない。実際に、「第１」、「第２」などの表現は完全に交換可能である。例えば、本開示の範囲から逸脱しない限り、第１情報は第２情報と呼ぶこともでき、同様に、第２情報は第１情報と呼ぶこともできる。
【0167】
なお、本開示の実施例では、図面において特定の順序で操作を説明するが、示される特定の順序又はシリアル順序でこれらの操作を実行するか、又は所望の結果を得るために、示されるすべての操作を実行することを求めるものとして理解すべきではない。特定の環境では、マルチタスクと並列処理が有利である場合がある。
【0168】
当業者は明細書を考慮し且つここで開示された発明を実践した後、本開示の他の実施形態を容易に想到し得る。本出願は、本開示の如何なる変形、用途又は適応的変化をカバーしようとしており、これらの変形、用途又は適応的変化は、本開示の一般的原理に従い、かつ本開示で開示されていない当分野の技術常識又は慣用されている技術的手段を含む。明細書と実施例は単なる例示的なものとして見なされ、本開示の真の範囲と精神は以下の特許請求の範囲によって示される。
【0169】
なお、本開示は以上説明され且つ図面に示される正確な構造に限定されず、その範囲から逸脱しなき限り、様々な修正と変更が可能である。本開示の範囲は添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】