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特許7564991SEMA4D抗体及びその製造方法と使用
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-02
(45)【発行日】2024-10-10
(54)【発明の名称】SEMA4D抗体及びその製造方法と使用
(51)【国際特許分類】
   C07K 16/18 20060101AFI20241003BHJP
   C12N 15/13 20060101ALI20241003BHJP
   C12N 15/63 20060101ALI20241003BHJP
   C12N 1/15 20060101ALI20241003BHJP
   C12N 1/19 20060101ALI20241003BHJP
   C12N 1/21 20060101ALI20241003BHJP
   C12N 5/10 20060101ALI20241003BHJP
   C12P 21/08 20060101ALI20241003BHJP
   A61K 39/395 20060101ALI20241003BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20241003BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20241003BHJP
   A61K 47/68 20170101ALI20241003BHJP
   G01N 33/53 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
C07K16/18 ZNA
C12N15/13
C12N15/63 Z
C12N1/15
C12N1/19
C12N1/21
C12N5/10
C12P21/08
A61K39/395 N
A61K45/00
A61P43/00 105
A61P43/00 111
A61K47/68
G01N33/53 D
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2021501039
(86)(22)【出願日】2019-07-15
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-09
(86)【国際出願番号】 CN2019096050
(87)【国際公開番号】W WO2020011275
(87)【国際公開日】2020-01-16
【審査請求日】2022-07-15
(31)【優先権主張番号】201810768301.7
(32)【優先日】2018-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518419208
【氏名又は名称】シャンハイ ファーマエクスプローラー カンパニー,リミティド
【住所又は居所原語表記】Room 202, Building 4, No.576 Libing Road, No.56 Faladi Road, China(Shanghai)Pilot Free Trade Zone, Pudong New Area, Shanghai 201210,China
(73)【特許権者】
【識別番号】518033554
【氏名又は名称】ファーマエクスプローラー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100129300
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 俊輔
(72)【発明者】
【氏名】胡▲穎▼▲瑩▼
(72)【発明者】
【氏名】曹▲暁▼丹
(72)【発明者】
【氏名】金姿含
(72)【発明者】
【氏名】王▲リ▼娜
(72)【発明者】
【氏名】王▲遠▼▲東▼
(72)【発明者】
【氏名】邵小慧
(72)【発明者】
【氏名】胡少平
(72)【発明者】
【氏名】潘明明
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼妍
(72)【発明者】
【氏名】邵▲微▼
(72)【発明者】
【氏名】李妍妍
(72)【発明者】
【氏名】▲藍▼小▲絢▼
(72)【発明者】
【氏名】▲顧▼▲瑩▼
(72)【発明者】
【氏名】朱思然
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼礼▲楽▼
(72)【発明者】
【氏名】段清
【審査官】山内 達人
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第07919594(US,B2)
【文献】米国特許第04481298(US,A)
【文献】岡山医学会雑誌,2009年,第121巻,pp. 119-122
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C12N
C12P
C07K
A61K
A61P
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
VH-CDR1のアミノ酸配列が配列番号322に記載された配列であり、VH-CDR2のアミノ酸配列が配列番号323に記載された配列であり、VH-CDR3のアミノ酸配列が配列番号324に記載された配列であり、VL-CDR1のアミノ酸配列が配列番号326に記載された配列であり、VL-CDR2のアミノ酸配列が配列番号327に記載された配列であり、VL-CDR3のアミノ酸配列が配列番号328に記載された配列である抗SEMA4D抗体。
【請求項2】
重鎖可変領域のアミノ酸配列が配列番号443に記載された配列であり、軽鎖可変領域のアミノ酸配列が配列番号444に記載された配列である請求項1記載の抗体。
【請求項3】
(i)請求項1記載の抗体、並びに(ii)発現及び/又は精製を補助するタグ配列を含む組換えタンパク質。
【請求項4】
請求項1記載の抗体、又は、請求項3記載の組換えタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
【請求項5】
請求項4記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項6】
遺伝子工学化された宿主細胞であって、
前記の宿主細胞は、請求項5記載のベクターを含むか、若しくはゲノムに請求項4記載のポリヌクレオチドが組み込まれた宿主細胞。
【請求項7】
(a)請求項1記載の抗体と、(b)該抗体とカップリングする、マーカー・薬物・毒素・サイトカイン・放射性核種・酵素・又はこれらの組み合わせからなる群から選ばれたカップリング部分と、を含む抗体複合体。
【請求項8】
請求項1記載の抗体を発現するか、細胞膜外に露出する免疫細胞。
【請求項9】
(i)請求項1記載の抗体、請求項3記載の組換えタンパク質、請求項7記載の抗体複合体、請求項8記載の免疫細胞のいずれか、又はこれらの組み合わせからなる群から選ばれる活性成分と、(ii)薬学的に許容される担体と、を含む薬物組成物。
【請求項10】
活性成分の使用であって、
前記活性成分が、請求項1記載の抗体、請求項3記載の組換えタンパク質、請求項7記載の抗体複合体、請求項8記載の免疫細胞のいずれか、又はこれらの組み合わせからなる群から選ばれ、
(a)診断試薬又はキットの製造、並びに/若しくは(b)SEMA4D発現又は機能異常に関連する疾患を予防、及び/又は、治療する薬物の製造、に用いられる使用。
【請求項11】
体外サンプル中のSEMA4Dタンパク質を検出する方法であって、
(1)前記サンプルを請求項1記載の抗体と接触させる工程、
(2)抗原-抗体複合体が形成かどうかによって、前記サンプル中にSEMA4Dタンパク質が存在することを検出する工程、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項12】
体外サンプル中のSEMA4Dタンパク質を検出するための組成物であって、
請求項1記載の抗体、請求項3記載の組換えタンパク質、請求項7記載の抗体複合体、請求項8記載の免疫細胞のいずれか、又はこれらの組み合わせを活性成分として含む組成物。
【請求項13】
組換えポリペプチドの製造方法であって、
(a)請求項6記載の宿主細胞を培養する工程、及び、
(b)培養物から、請求項1記載の抗体、又は、請求項3記載の組換えタンパク質を単離する工程、
を含む方法。
【請求項14】
(i)請求項1記載の抗体、請求項3記載の組換えタンパク質、請求項7記載の抗体複合体、請求項8記載の免疫細胞、請求項9記載の薬物組成物のいずれか、又はこれらの組み合わせを含む第一の活性成分と、
(ii)第二の抗体、又は化学治療剤を含む第二の活性成分と、
を含むことを特徴とする薬物。
【請求項15】
請求項1記載の抗体、請求項3記載の組換えタンパク質、請求項7記載の抗体複合体、請求項8記載の免疫細胞、及び/又は、請求項9の薬物組成物と、第二の抗体又は化学治療剤との組み合わせの使用であって、
SEMA4D発現又は機能異常に関連する疾患を治療する薬物の製造に用いられる使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、抗体の分野に属し、具体的に、SEMA4D抗体及びその製造方法と使用に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、腫瘍免疫治療は腫瘍治療分野の焦点になっており、中でも、免疫チェックポイントに対する治療的モノクローナル抗体は既に一部の腫瘍の種類、例えばメラノーマや非小細胞肺癌などの治療において抗腫瘍活性を示し、細胞障害性Tリンパ球関連抗原-4(cytotoxic T lymphocyte-associated antigen-4;CTLA-4)及びプログラムドデスレセプター-1とそのリガンド(programmed cell death 1/programmed cell death ligand 1;PD-1/PD-L1)を標的とする免疫チェックポイント抗体は既に米国FDAの許可が得られた。
【0003】
しかし、単独投与の応答率が低いことが既存の腫瘍免疫療法の主な問題である。2014年に、米国FDAは初めてPD-1抗体によるメラノーマの治療を許可した。関連臨床試験のデータでは、ニボルマブ(nivolumab)試験群の患者の客観的応答率が32%で、一年生存率が73%であったことが示された。ペムブロリズマブ(Pembrolizumab)試験群の患者は6か月生存率が34-38%であった。その後、非小細胞肺癌に対する臨床試験のデータでは、ペムブロリズマブを使用した患者の客観的応答率がわずか19.4%で、PD-L1抗体であるアテゾリズマブ(atezolizumab)、デュルバルマブ(durvalumab)を使用した患者の客観的応答率がわずか15%、14%であったことが示された。いままで、PD-1又はPD-L1に対する抗体で行われた腫瘍免疫臨床試験は、既に小細胞肺癌、頭頚部癌、腎細胞癌、膀胱癌、卵巣癌、乳癌、リンパ腫などの多くの疾患に及んだ。ホジキンリンパ腫の患者に対し、ニボルマブ、ペムブロリズマブ使用群の客観的応答率が60%超であった以外、他の臨床試験のデータでは、異なるPD-1又はPD-L1抗体で治療された患者の客観的応答率が10-26%しかに達しなかった。そのため、腫瘍免疫併用治療は、現在の治療効果を向上させ、患者にもっと有益になるようにする重要な方法である。
【0004】
免疫チェックポイント抗体に応答する患者の腫瘍微小環境を分析したところ、大半の応答者はT細胞浸潤の表現型を有することが見出された。免疫チェックポイント抗体は正に患者自身の免疫系におけるT細胞を活性化させることによって腫瘍細胞を滅殺する。それで、T細胞、ひいては免疫細胞浸潤の表現型を持たない、大半の患者の治療効果を向上させるため、解決方法の一つは免疫細胞の浸潤を誘導することによって腫瘍免疫療法の治療効果を増強するものである。
【0005】
セマフォリン-4D(Semaphorin-4D;SEMA4D)は、CD100とも呼ばれ、セマフォリンファミリーのメンバーの一つである。当該ファミリーのメンバーは分泌型及び膜結合型のタンパク質を含み、8つのサブタイプに分かれ、いずれもN末端に一つの約500アミノ酸の保存的な「Sema」ドメインがある。SEMA4Dは分子量が150kDaの膜貫通タンパク質で、細胞表面に発現されるのはホモ二量体で、その細胞外ドメインはプロテアーゼによって切断され、240kDaの活性のある可溶型タンパク質になり、当該可溶性SEMA4Dは同様に生物活性を有する。SEMA4Dは、脾臓・胸腺などのリンパ器官、及び、脳・心臓などの他の非リンパ器官を含む多くの器官で発現している。SEMA4Dは休止T細胞で高発現レベルであるが、休止B細胞、抗原提示細胞(APC)において発現量が低い。SEMA4Dの3つの受容体は、それぞれPlexin B1、Plexin B2、CD72であることが知られている。SEMA4Dとの親和力は、Plexin B1が最も高く、Plexin B2はその次であり、CD72は最も低い。研究において、膜結合型又は可溶型のSEMA4Dは、受容体Plexin B1と結合し、下流シグナル経路を活性化させることが示されている。
【0006】
SEMA4Dは、一部の癌の進展に密接に関連することが知られている。頭頚部癌、結腸癌、前立腺癌、乳癌、肺癌のいずれにおいても、SEMA4D発現量の増加がみられる。SEMA4Dが癌の進展に関与する機序の一つは、血管内皮細胞の活性化及び移動を誘導して腫瘍の増殖・転移を促進することであり、もう一つは免疫細胞の移動を抑制することである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
既存の米Vaccinex社の抗ヒト由来SEMA4D抗体のスクリーニング方法は、単一であり、すなわち、ハイブリドーマ技術とヒト化を組み合わせたものである。In vitro活性実験の結果では、VX15抗体が骨髄抑制細胞を阻害することによってT細胞活性を促進できるが、この効果は高濃度の条件下でのみ達成できることが示唆された。同時に、動物実験では、SEMA4D抗体VX15の単独使用では、腫瘍の増殖及び転移の抑制に顕著な作用がないことが分かった。さらに、Colon26、MC38などの腫瘍モデルでは、VX15と免疫チェックポイントPD-1抗体とを併用すると、有効に腫瘍の増殖を抑制できなくなる。従って、腫瘍免疫療法におけるSEMA4D抗体の活用・応用は制限されている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
抗ヒト由来SEMA4D抗体のスクリーニング方法が単一で、in vitro活性実験の結果が劣り、既存のSEMA4D抗体を免疫チェックポイントPD-1抗体と併用すると有効に腫瘍の増殖を抑制することができなくなるという現在の欠点を克服するため、本発明では、複数の抗体スクリーニング技術によって、多様な抗体配列を得た。
【0009】
さらに、本発明では、複数の免疫チェックポイント抗体のいずれと併用しても有効に腫瘍の増殖を抑制するSEMA4D抗体を得た。
【0010】
本発明の第一の側面では、抗体の重鎖可変領域であって、以下の3つの相補性決定領域CDR:
配列番号8n+2で示されるVH-CDR1、
配列番号8n+3で示されるVH-CDR2、及び、
配列番号8n+4で示されるVH-CDR3を含み、
ここで、各nは独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、又は41であり、
ここで、上記のいずれかのアミノ酸配列が、さらに、任意に少なくとも一つのアミノ酸の付加、欠失、修飾、及び/又は、置換があり、かつSEMA4D結合親和力が保持された派生配列であってもよい重鎖可変領域を提供する。
【0011】
もう一つの好適な例において、前記VH-CDR2は配列番号436で示されるアミノ配列である。
【0012】
もう一つの好適な例において、前記VH-CDR2は配列番号440で示されるアミノ配列である。
【0013】
もう一つの好適な例において、前記重鎖可変領域は配列番号8n+1で示されるアミノ配列を有し、ここで、nは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41である。
【0014】
もう一つの好適な例において、前記置換は52番目のアスパラギン酸NのアスパラギンDへの突然変異、及び/又は、54番目のセリンSのアラニンAへの突然変異である。
【0015】
もう一つの好適な例において、前記重鎖可変領域は配列番号435で示されるアミノ酸配列を有する。
【0016】
もう一つの好適な例において、前記重鎖可変領域は配列番号439で示されるアミノ酸配列を有する。
【0017】
もう一つの好適な例において、前記重鎖可変領域は配列番号443で示されるアミノ酸配列を有する。
【0018】
本発明の第二の側面では、抗体の重鎖であって、本発明の第一の側面に記載の重鎖可変領域を有する重鎖を提供する。
【0019】
本発明の第三の側面では、抗体の軽鎖可変領域であって、以下の3つの相補性決定領域CDR:
配列番号8n+6で示されるVL-CDR1、
配列番号8n+7で示されるVL-CDR2、及び
配列番号8n+8で示されるVL-CDR3を含み、
ここで、各nは独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41であり、
ここで、上記のいずれかのアミノ酸配列が、さらに、任意に少なくとも一つのアミノ酸の付加、欠失、修飾、及び/又は、置換があり、かつSEMA4D結合親和力が保持された派生配列であってもよい軽鎖可変領域を提供する。
【0020】
もう一つの好適な例において、前記VL-CDR3は配列番号438で示されるアミノ配列である。
【0021】
もう一つの好適な例において、前記VL-CDR3は配列番号442で示されるアミノ配列である。
【0022】
もう一つの好適な例において、前記軽鎖可変領域は配列番号8n+5で示されるアミノ配列を有し、ここで、nは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41である。
【0023】
もう一つの好適な例において、前記置換は97番目のアスパラギン酸NのセリンSへの突然変異、及び/又は、98番目のグリシンGのアラニンAへの突然変異である。
【0024】
もう一つの好適な例において、前記軽鎖可変領域は配列番号437で示されるアミノ酸配列を有する。
【0025】
もう一つの好適な例において、前記軽鎖可変領域は配列番号441で示されるアミノ酸配列を有する。
【0026】
もう一つの好適な例において、前記軽鎖可変領域は配列番号444で示されるアミノ酸配列を有する。
【0027】
もう一つの好適な例において、前記軽鎖可変領域は配列番号445で示されるアミノ酸配列を有する。
【0028】
本発明の第四の側面では、抗体の軽鎖であって、本発明の第三の側面に記載の軽鎖可変領域を有する軽鎖を提供する。
【0029】
本発明の第五の側面では、
(1)本発明の第一の側面に記載の重鎖可変領域、及び/又は、
(2)本発明の第三の側面に記載の軽鎖可変領域を有するか、
若しくは本発明の第二の側面に記載の重鎖、及び/又は、本発明の第四の側面に記載の軽鎖を有し、
ここで、上記のいずれかのアミノ酸配列が、さらに、任意に少なくとも一つのアミノ酸の付加、欠失、修飾、及び/又は、置換があり、かつSEMA4D結合親和力が保持された派生配列であってもよい抗体を提供する。
【0030】
もう一つの好適な例において、上記のCDRのいずれかのアミノ酸配列が1、2又は3個のアミノ酸の付加、欠失、修飾、及び/又は、置換された派生CDR配列であり、前記派生CDR配列のVH及びVLからなり、かつSEMA4Dに結合する親和力が保持された派生抗体がであってもよい。
【0031】
もう一つの好適な例において、前記の派生抗体のSEMA4Dに結合する親和力F1と、対応する非誘導抗体のSEMA4Dに結合する親和力F0との比(F1/F0)が、0.5-2、好ましくは0.7-1.5、より好ましくは0.8-1.2である。
【0032】
もう一つの好適な例において、前記付加、欠失、修飾、及び/又は、置換のアミノ酸の数が1-5個(例えば、1-3個、好ましくは1-2個、より好ましくは1個)である。
【0033】
もう一つの好適な例において、前記のアミノ酸の付加、欠失、修飾、及び/又は、置換があり、かつSEMA4Dに結合する親和力が保持された派生配列の配列同一性が、少なくとも96%である。
【0034】
もう一つの好適な例において、前記の抗体が、さらに、重鎖定常領域、及び/又は、軽鎖定常領域を含む。
【0035】
もう一つの好適な例において、前記重鎖定常領域がヒト由来のものであり、かつ/又は前記軽鎖定常領域がヒト由来のものである。
【0036】
もう一つの好適な例において、前記抗体の重鎖定常領域がヒト由来のフレームワーク領域を有し、かつ/又は前記抗体の軽鎖定常領域がヒト由来のフレームワーク領域を有する。
【0037】
もう一つの好適な例において、前記抗体が、動物由来の抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、全ヒト抗体、若しくはこれらの組み合わせからなる群から選ばれる。
【0038】
もう一つの好適な例において、前記抗体が、部分的に又は全部ヒト化したモノクローナル抗体、若しくは全ヒトのモノクローナル抗体である。
【0039】
もう一つの好適な例において、前記抗体が、二本鎖抗体、又は一本鎖抗体である。
【0040】
もう一つの好適な例において、前記抗体が、抗体の全長タンパク質又は抗原結合断片である。
【0041】
もう一つの好適な例において、前記抗体が、二重特異性抗体又は多重特異性抗体である。
【0042】
もう一つの好適な例において、前記抗体が、薬物複合体の形態である。
【0043】
もう一つの好適な例において、前記抗体が、
(a)腫瘍細胞の移動又は転移を抑制すること、
(b)腫瘍の生長を抑制すること
からなる群から選ばれる1つ又は複数の特徴を有する。
【0044】
もう一つの好適な例において、前記抗体が、本発明の第一の側面に記載の重鎖可変領域、及び、本発明の第三の側面に記載の軽鎖可変領域を有し、かつ前記重鎖可変領域及び前記軽鎖可変領域が、以下の群(表1~4)から選ばれるCDRを含み、ここで、上記のいずれかのアミノ酸配列が、さらに、任意に少なくとも一つのアミノ酸の付加、欠失、修飾、及び/又は、置換があり、かつSEMA4D結合親和力が保持された派生配列であってもよい。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0045】
もう一つの好適な例において、前記抗体の重鎖可変領域が配列番号8n+1で示されるアミノ配列を含み、かつ/又は前記抗体の軽鎖可変領域が配列番号8n+5で示されるアミノ配列を含み、ここで、各nは独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41である。
【0046】
もう一つの好適な例において、ここで、各nは独立に40、41、38、19、12、4、13又は7である。
【0047】
もう一つの好適な例において、前記抗体の重鎖可変領域が、配列番号8n+1で示されるアミノ酸配列を含み、nは40、41、38、19、12、4、13又は7である。
【0048】
もう一つの好適な例において、前記抗体の軽鎖可変領域が、配列番号8n+5で示されるアミノ酸配列を含み、nは40、41、38、19、12、4、13又は7である。
【0049】
もう一つの好適な例において、前記抗体の重鎖可変領域が、配列番号321で示されるアミノ酸配列を含み、かつ前記抗体の軽鎖可変領域が、配列番号325で示されるアミノ酸配列を含む。
【0050】
もう一つの好適な例において、前記抗体の重鎖可変領域が、配列番号329で示されるアミノ酸配列を含み、かつ前記抗体の軽鎖可変領域が、配列番号333で示されるアミノ酸配列を含む。
【0051】
もう一つの好適な例において、前記抗体の重鎖可変領域が、配列番号305で示されるアミノ酸配列を含み、かつ前記抗体の軽鎖可変領域が、配列番号309で示されるアミノ酸配列を含む。
【0052】
もう一つの好適な例において、前記抗体の重鎖可変領域が、配列番号153で示されるアミノ酸配列を含み、かつ前記抗体の軽鎖可変領域が、配列番号157で示されるアミノ酸配列を含む。
【0053】
もう一つの好適な例において、前記抗体の重鎖可変領域が、配列番号97で示されるアミノ酸配列を含み、かつ前記抗体の軽鎖可変領域が、配列番号101で示されるアミノ酸配列を含む。
【0054】
もう一つの好適な例において、前記抗体の重鎖可変領域が、配列番号33で示されるアミノ酸配列を含み、かつ前記抗体の軽鎖可変領域が、配列番号37で示されるアミノ酸配列を含む。
【0055】
もう一つの好適な例において、前記抗体の重鎖可変領域が、配列番号105で示されるアミノ酸配列を含み、かつ前記抗体の軽鎖可変領域が、配列番号109で示されるアミノ酸配列を含む。
【0056】
もう一つの好適な例において、前記抗体の重鎖可変領域が、配列番号57で示されるアミノ酸配列を含み、かつ前記抗体の軽鎖可変領域が、配列番号61で示されるアミノ酸配列を含む。
【0057】
もう一つの好適な例において、前記抗体が、以下の群(表5)から選ばれる。
【表5】
【0058】
もう一つの好適な例において、前記重鎖可変領域のアミノ酸配列が、配列表における配列番号321、配列番号329、配列番号305、配列番号153、配列番号97、配列番号33、配列番号105、配列番号57、配列番号443、配列番号439で示されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%の配列相同性又は配列同一性を有する。
【0059】
もう一つの好適な例において、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列が、配列表における配列番号325、配列番号333、配列番号109、配列番号157、配列番号101、配列番号37、配列番号109、配列番号61、配列番号444、配列番号445で示されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%の配列相同性又は配列同一性を有する。
【0060】
本発明の第六の側面では、
(i)本発明の第一の側面に記載の重鎖可変領域、本発明の第二の側面に記載の重鎖、本発明の第三の側面に記載の軽鎖可変領域、本発明の第四の側面に記載の軽鎖、若しくは本発明の第五の側面に記載の抗体、並びに
(ii)任意の発現、及び/又は、精製を補助するタグ配列
を含む組換えタンパク質を提供する。
【0061】
もう一つの好適な例において、前記タグ配列が6×Hisタグを含む。
【0062】
もう一つの好適な例において、前記組換えタンパク質(又はポリペプチド)が融合タンパク質を含む。
【0063】
もう一つの好適な例において、前記組換えタンパク質が、単量体、二量体、又は多量体である。
【0064】
もう一つの好適な例において、前記組換えタンパク質が、
(i)以下の群(表6)から選ばれる抗体、並びに
(ii)任意の発現、及び/又は、精製を補助するタグ配列を含む。
【表6】
【0065】
本発明の第七の側面では、下記の群から選択されるポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを提供する。
(1)本発明の第一の側面に記載の重鎖可変領域、本発明の第二の側面に記載の重鎖、本発明の第三の側面に記載の軽鎖可変領域、本発明の第四の側面に記載の軽鎖、若しくは本発明の第五の側面のいずれか1つの抗体。
(2)本発明の第六の側面に記載の組換えタンパク質。
【0066】
もう一つの好適な例において、前記重鎖可変領域をコードするポリヌクレオチドが配列番号2n+337で示され、かつ/又は前記軽鎖可変領域をコードするポリヌクレオチドが配列番号2n+338で示され、各nは独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41である。
【0067】
もう一つの好適な例において、前記重鎖可変領域をコードするポリヌクレオチド及び前記軽鎖可変領域をコードするポリヌクレオチドが以下の群(表7)から選ばれる。
【表7】
【0068】
本発明の第八の側面では、本発明の第七の側面に記載のポリヌクレオチドを含むベクターを提供する。
【0069】
もう一つの好適な例において、前記ベクターが、細菌プラスミド、ファージ、酵母プラスミド、植物細胞ウイルス、哺乳動物細胞ウイルス、例えばアデノウイルス、レトロウイルス、又は他のベクターを含む。
【0070】
本発明の第九の側面では、遺伝子工学化された宿主細胞であって、本発明の第八の側面に記載のベクターを含むか、あるいはゲノムに本発明の第七の側面に記載のポリヌクレオチドが組み込まれた宿主細胞を提供する。
【0071】
本発明の第十の側面では、
(a)本発明の第一の側面に記載の重鎖可変領域、本発明の第二の側面に記載の重鎖、本発明の第三の側面に記載の軽鎖可変領域、本発明の第四の側面に記載の軽鎖、又は本発明の第五の側面に記載の抗体からなる群から選ばれる抗体部分、並びに
(b)検出可能なマーカー、薬物、毒素、サイトカイン、放射性核種、酵素のいずれか、又はこれらの組み合わせからなる群から選ばれる、前記抗体部分とカップリングするカップリング部分、
を含む抗体複合体を提供する。
【0072】
もう一つの好適な例において、前記抗体部分と前記カップリング部分が、化学結合又はリンカーを介してカップリングしている。
【0073】
本発明の第十一の側面では、本発明の第五の側面に記載の抗体を発現するか、細胞膜外に露出する免疫細胞を提供する。
【0074】
もう一つの好適な例において、前記の免疫細胞が、NK細胞、T細胞を含む。
【0075】
もう一つの好適な例において、前記免疫細胞が、ヒト由来のもの、若しくはヒト以外の哺乳動物(例えばマウス)由来のものである。
【0076】
本発明の第十二の側面では、
(i)本発明の第一の側面に記載の重鎖可変領域、本発明の第二の側面に記載の重鎖、本発明の第三の側面に記載の軽鎖可変領域、本発明の第四の側面に記載の軽鎖、本発明の第五の側面に記載の抗体、本発明の第六の側面に記載の組換えタンパク質、本発明の第十の側面に記載の抗体複合体、本発明の第十一の側面に記載の免疫細胞のいずれか、又はこれらの組み合わせからなる群から選ばれる活性成分、並びに
(ii)薬学的に許容される担体
を含む薬物組成物を提供する。
【0077】
もう一つの好適な例において、前記薬物組成物が液体製剤である。
【0078】
もう一つの好適な例において、前記薬物組成物が注射剤である。
【0079】
もう一つの好適な例において、前記薬物組成物が、0.01~99.99%の、本発明の第五の側面に記載の抗体、本発明の第六の側面に記載の組換えタンパク質、本発明の第十の側面に記載の抗体複合体、本発明の第十一の側面に記載の免疫細胞、若しくはこれらの組み合わせ、並びに0.01~99.99%の薬用担体を含む。ここで、前記百分率は前記薬物組成物で占める質量百分率である。
【0080】
本発明の第十三の側面では、本発明の第一の側面に記載の重鎖可変領域、本発明の第二の側面に記載の重鎖、本発明の第三の側面に記載の軽鎖可変領域、本発明の第四の側面に記載の軽鎖、本発明の第五の側面に記載の抗体、本発明の第六の側面に記載の組換えタンパク質、本発明の第十の側面に記載の抗体複合体、本発明の第十一の側面に記載の免疫細胞のいずれか、又はこれらの組み合わせからなる群から選ばれる活性成分の使用であって、前記活性成分が(a)診断試薬又はキットの製造、並びに/若しくは(b)SEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患を予防、及び/又は、治療する薬物の製造、に用いられる使用を提供する。
【0081】
もう一つの好適な例において、前記診断試薬が、検出シート又は検出プレートである。
【0082】
もう一つの好適な例において、前記SEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患が、癌、自己免疫疾患又は炎症性疾患からなる群から選ばれる。
【0083】
もう一つの好適な例において、前記診断試薬又はキットが、
(1)サンプルにおけるSEMA4Dタンパク質の検出、及び/又は、
(2)腫瘍細胞における内因性のSEMA4Dタンパク質の検出、及び/又は、
(3)SEMA4Dタンパク質を発現する腫瘍細胞の検出に用いられ、
前記薬物がSEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患の予防及び/治療に用いられ、前記SEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患が癌、自己免疫疾患又は炎症性疾患である。
【0084】
もう一つの好適な例において、前記癌が、結腸癌、肺癌、頭頚部癌、乳癌、前立腺癌、卵巣癌又は膵臓腺癌である。
【0085】
もう一つの好適な例において、前記自己免疫疾患又は炎症性疾患が、多発性硬化症又は関節炎である。
【0086】
もう一つの好適な例において、前記抗体が、薬物複合体(ADC)の形態である。
【0087】
もう一つの好適な例において、前記診断試薬又はキットが、SEMA4D関連疾患の診断に用いられる。
【0088】
もう一つの好適な例において、前記診断試薬又はキットが、サンプルにおけるSEMA4Dタンパク質の検出に用いられる。
【0089】
本発明の第十四の側面では、体外でサンプル中のSEMA4Dタンパク質を検出(診断的なもの又は非診断的なものを含む)する方法であって、
(1)体外において、前記サンプルを本発明の第五の側面に記載の抗体と接触させる工程、
(2)サンプル中にSEMA4Dタンパク質が存在するかどうかによって、抗原-抗体複合体が形成したことを検出する工程、
を含む方法を提供する。
【0090】
本発明の第十五の側面では、体外サンプル中のSEMA4Dタンパク質を検出するための組成物であって、本発明の第五の側面に記載の抗体、本発明の第六の側面に記載の組換えタンパク質、本発明の第十の側面に記載の抗体複合体、本発明の第十一の側面に記載の免疫細胞のいずれか、又はこれらの組み合わせを活性成分として含む組成物を提供する。
【0091】
本発明の第十六の側面では、下地シート(支持プレート)と、本発明の第五の側面に記載の抗体、本発明の第六の側面に記載の組換えタンパク質、本発明の第十の側面に記載の抗体複合体、本発明の第十一の側面に記載の免疫細胞のいずれか、又はこれらの組み合わせを含有した測定バーと、を含む検出プレートを提供する。
【0092】
本発明の第十七の側面では、
(1) 本発明の抗体を含有する第一の容器、、及び/又は、
(2) 本発明の抗体に対する二次抗体を含有する第二の容器を含むか、
若しくは本発明の第十六の側面に記載の検出プレートを含有するキットを提供する。
【0093】
本発明の第十八の側面では、組換えポリペプチドの製造方法であって、
(a)発現に適切な条件において、本発明の第九の側面に記載の宿主細胞を培養する工程、及び、
(b)培養物から、本発明の第五の側面に記載の抗体又は本発明の第六の側面に記載の組換えタンパク質である、組換えポリペプチドを単離する工程、
を含む方法を提供する。
【0094】
本発明の第十九の側面では、
(i)本発明の第五の側面に記載の抗体、本発明の第六の側面に記載の組換えタンパク質、本発明の第十の側面に記載の抗体複合体、本発明の第十一の側面に記載の免疫細胞、若しくは本発明の第十二の側面に記載の薬物組成物のいずれか、又はこれらの組み合わせを含む第一の活性成分と、
(ii)第二の抗体、又は化学治療剤を含む第二の活性成分と、
を含む薬物の組み合わせを提供する。
【0095】
もう一つの好適な例において、前記第二の抗体が、CTLA4抗体及びPD-1抗体からなる群から選ばれる。
【0096】
もう一つの好適な例において、前記の第二の抗体がPD-1抗体である。
【0097】
もう一つの好適な例において、前記化学治療剤が、ドセタキセル、カルボプラチンのいずれか、又はこれらの組み合わせからなる群から選ばれる。
【0098】
本発明の第二十の側面では、本発明の第五の側面に記載の抗体、本発明の第六の側面に記載の組換えタンパク質、本発明の第十の側面に記載の抗体複合体、本発明の第十一の側面に記載の免疫細胞、、及び/又は、本発明の第十二の側面に記載の薬物組成物と、第二の抗体又は化学治療剤との組み合わせの使用であって、SEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患を治療する薬物の製造に用いられる使用を提供する。
【0099】
もう一つの好適な例において、前記第二の抗体が、CTLA4抗体及びPD-1抗体からなる群から選ばれる。
【0100】
もう一つの好適な例において、前記の第二の抗体がPD-1抗体である。
【0101】
本発明の第二十一の側面では、SEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患を治療する方法であって、必要な対象に、有効量の、本発明に係る第五の側面に記載の抗体、本発明の第六の側面に記載の組換えタンパク質、本発明の第十の側面に記載の抗体複合体、本発明の第十一の側面に記載の免疫細胞、若しくは本発明の第十二の側面に記載の薬物組成物のいずれか、又はこれらの組み合わせを施用する手順を含む方法を提供する。
【0102】
もう一つの好適な例において、前記SEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患が、癌、自己免疫疾患又は炎症性疾患である。
【0103】
もう一つの好適な例において、前記癌が、結腸癌、肺癌、頭頚部癌、乳癌、前立腺癌、卵巣癌又は膵臓腺癌からなる群から選ばれる。
【0104】
もう一つの好適な例において、前記自己免疫疾患が多発性硬化症である。
【0105】
もう一つの好適な例において、前記炎症性疾患が関節炎である。
【0106】
もう一つの好適な例において、前記治療方法が、さらに、第一の活性成分を施用する前、中、及び/又は、後に、前記対象に安全有効量の第二の抗体を施用する工程を含む。
【0107】
もう一つの好適な例において、前記の第二の抗体が、PD-1抗体及びCTLA4抗体からなる群から選ばれる。
【0108】
もう一つの好適な例において、前記の第二の抗体がPD-1抗体である。
【0109】
当然、本発明の範囲内において、本発明の上記の各技術特徴及び下記(例えば実施例)の具体的に記述された各技術特徴を互いに組み合わせ、新しい、又は好適な技術方案を構成できる。紙数に限りがあるため、ここで逐一説明しない。
【発明の効果】
【0110】
本発明の主な利点は以下の通りである。
(1)SEMA4D抗体は、ヒトSEMA4Dと結合することができ、それと高い親和力を有する(nM範囲)。
(2)SEMA4D抗体は、サル又はマウスのSEMA4Dとクロス反応がある。
(3)SEMA4D抗体は、SEMA4Dと受容体Plexin B1の結合を阻害することができる。
(4)細胞レベルにおいて、SEMA4D抗体は腫瘍細胞の脱落を抑制することができる。
(5)細胞レベルにおいて、SEMA4D抗体は髄系抑制性細胞(MDSC)の生成を抑制することができる。
(6)マウス体内において、SEMA4D抗体自身は有効に腫瘍生長を遅延することができ、免疫チェックポイントCTLA4、PD-1抗体と併用すると有効に腫瘍生長を抑制又は遅延し、CTLA4、PD-1抗体に対する応答率を向上させ、生存期間を延長させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0111】
本発明者は、幅広く深く研究し、それぞれファージディスプレイ技術及びハイブリドーマ技術により、意外にも、一連の斬新なアミノ酸配列、異なるエピトープを認識する全ヒト由来又はヒト化のSEMA4D抗体を得た。前記SEMA4D抗体は、ヒトSEMA4Dと結合することができ、それに高い親和力を有する(nM範囲)。前記SEMA4D抗体は、SEMA4Dと受容体Plexin B1の結合を遮断することができ、細胞レベルにおいて、SEMA4D抗体は腫瘍細胞の脱落を抑制することができる。本発明のSEMA4D抗体又はその変異体(例えば2D5-b1、5D8-h2)は有効にSEMA4DのMDSCに対する誘導作用を中和することができ、動物実験の結果から、本発明のSEMA4D抗体又はその変異体(例えば2D5-b1、5D8-h2b4)は、ことなる免疫チェックポイント抗体(例えばCTLA4抗体、PD-1抗体)との併用によって有効に腫瘍増殖を抑制又は遅延し、CTLA4、PD-1抗体に対する応答率を向上させ、生存期間を延長させることができることが示された(例えばCT26モデルにおいて、本発明のSEMA4D抗体とCTLA4抗体又はPD-1抗体の併用のいずれでも顕著に腫瘍増殖を抑制できた)。本発明は、顕著にSEMA4D抗体の体外活性を向上させ、そしてSEMA4D抗体の腫瘍免疫併用治療における利用・応用を広げる。これに基づき、本発明を完成させた。
【0112】
<用語>
【0113】
<抗体>
本明細書で用いられるように、用語「抗体」又は「免疫グロブリン」は、同様な構造特徴を持つ、約150000ダルトンのヘテロテトラマーの糖タンパク質で、2つの同じ軽鎖(L)と2つの同じ重鎖(H)からなるものである。各軽鎖は、重鎖に1つの共有ジスルフィド結合によって結合しているが、重鎖間のジスルフィド結合の数は、免疫グロブリンのアイソタイプによるものである。各重鎖及び軽鎖も、それぞれ一定の間隔の鎖内ジスルフィド結合を有する。各重鎖は、1つの末端に可変領域(VH)を有し、その先に多数の定常領域を有する。各軽鎖は、一方の末端に可変領域(VL)を有し、他方の末端に定常領域を有する。軽鎖の定常領域は重鎖の一つ目の定常領域と、軽鎖の可変領域は重鎖の可変領域と対向している。特殊なアミノ酸残基が軽鎖と重鎖の可変領域の間に接合部分を形成している。
【0114】
本明細書で用いられる用語の「可変」は、抗体において可変領域の配列が異なり、これによって各抗体の抗原に対する結合性及び特異性が形成されることを指す。しかし、可変性は、均一に抗体の可変領域全体に分布しているわけではない。軽鎖と重鎖の可変領域における相補性決定領域(CDR)又は超可変領域と呼ばれる3つの断片に集中している。可変領域において、比較的保存された部分は、フレームワーク領域(FR)と呼ばれる。天然の重鎖及び軽鎖の可変領域は、それぞれ、基本的にβシート構造で、連結ループを形成する3つのCDRで連結され、場合によって、部分βシート構造の4つのFR領域が含まれる。各鎖におけるCDRは、FR領域で密接し、かつ他方の鎖のCDRと一緒に抗体の抗原結合部位(Kabatら、NIHPubl.No.91-3242,巻I,647-669頁(1991)を参照)を形成している。定常領域は、抗体と抗原との結合には直接関与しないが、例えば抗体の抗体依存細胞毒性に関与するなどの異なるエフェクター機能を示す。
【0115】
脊椎動物の抗体(免疫グロブリン)の「軽鎖」は、その定常領域のアミノ酸配列に基づき、明らかに異なる二種類(κとλと呼ばれる)のいずれかに分類することができる。免疫グロブリンは、重鎖の定常領域のアミノ酸配列に基づき、異なるクラスに分類することができる。免疫グロブリンには、主として5つのクラス、すなわち、IgA、IgD、IgE、IgG及びIgMがあり、そのうちのいくつかは、さらに、サブクラス(アイソタイプ)、例えばIgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA及びIgA2に分類することができる。異なるクラスの免疫グロブリンの重鎖の定常領域に応じて、それぞれα、δ、ε、γ、及びμと呼ばれる。各クラスの免疫グロブリンのサブユニット構造及び三次元構造は本分野の当業者に公知である。
【0116】
一般的に、抗体の抗原結合特性は、重鎖及び軽鎖の可変領域に位置する3つの特定の領域によって特徴付けられ、それらは可変領域(CDR)と呼ばれる。それを取り囲む部分は4つのフレームワーク領域(FR)に分かれる。4つのFRのアミノ酸配列が比較的に保存され、直接結合反応に関与しない。CDRは環状構造を形成し、その中のFRで形成されるβシートによって空間構造上で近づき、重鎖におけるCDR及び対応する軽鎖におけるCDRが抗体の抗原結合部位を構成する。同類の抗体のアミノ酸配列の比較によって、どのアミノ酸でFR・CDR領域が構成されているかを確認することができる。
【0117】
本発明は、完全の抗体だけではなく、免疫活性を有する抗体の断片又は抗体とほかの配列からなる融合タンパク質も含む。そのため、本発明は、さらに、前記抗体の断片、誘導体及び類似体を含む。
【0118】
本発明において、抗体は当業者に公知の技術によって製造されるマウス抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体又は全ヒト抗体を含む。組換え抗体、例えばキメラモノクローナル抗体及びヒト化モノクローナル抗体は、ヒトの部分及び非ヒトの部分を含み、標準のDNA組換え技術によって得ることができ、いずれも有用な抗体である。キメラ抗体は一つの分子で、そのうちの異なる部分が異なる動物種由来で、例えばマウス由来のモノクローナル抗体の可変領域、及びヒト免疫グロブリンの定常領域を有するキメラ抗体である(例えば米国特許4,816,567及び米国特許4,816,397を参照でき、ここで引用の形によって全体として本明細書に取り入れる)。ヒト化抗体とはヒト以外の種由来の抗体分子で、一つ又は複数のヒト以外の種由来の相補性決定領域(CDR)及びヒト免疫グロブリン分子由来のフレームワーク領域を有する(米国特許5,585,089を参照でき、ここで引用の形によって全体として本明細書に取り入れる)。これらのキメラモノクローナル抗体及びヒト化モノクローナル抗体は、本分野で公知のDNA組換え技術によって製造することができる。
【0119】
本発明において、抗体は、単特異性、二重特異性、三重特異性、又はそれ以上の多重特異性でもよい。
【0120】
本発明において、本発明の抗体は、さらにその保存的変異体を含み、本発明の抗体のアミノ酸配列と比較すると、10個以下、好ましくは8個以下、より好ましくは5個以下、最も好ましくは3個以下のアミノ酸が類似又は近い性質を持つアミノ酸で置換されてなるポリペプチドをいう。これらの保存的突然変異のポリペプチドは、表A(表8)のようにアミノ酸の置換を行って生成することが好ましい。
【表8】
【0121】
<単離されたタンパク質>
また、本発明は、単離されたタンパク質であって、SEMA4D抗体の重鎖CDR1、重鎖CDR2、及び、重鎖CDR3のうちの一つ又は複数、並びに/若しくは、SEMA4D抗体の軽鎖CDR1、軽鎖CDR2及び軽鎖CDR3のうちの一つ又は複数を含み、
前記重鎖CDR1-3の配列が、配列番号8n+2で示されるCDR1、配列番号8n+3で示されるCDR2、配列番号8n+4で示されるCDR3で、
前記軽鎖CDR1-3の配列が、配列番号8n+6で示されるCDR1'、配列番号8n+7で示されるCDR2'、配列番号8n+8で示されるCDR3’で、
各nが独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41、好ましくは、nが0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41、より好ましくは、nが40、41、38、19、12、4、13又は7のアミノ酸配列を含むタンパク質を提供する。ここで、上記のいずれかのアミノ酸配列が、さらに、任意に少なくとも一つのアミノ酸の付加、欠失、修飾、及び/又は、置換があり、かつSEMA4D結合親和力が保持された派生配列であってもよい。
【0122】
もう一つの好適な例において、前記少なくとも1個のアミノ酸の付加、欠失、修飾、及び/又は、置換された配列は、好適に、相同性又は配列同一性が少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、最も好ましくは少なくとも95%のアミノ酸配列である。
【0123】
もう一つの好適な例において、本発明に係る単離されたタンパク質が、SEMA4D抗体の重鎖可変領域、及び/又は、SEMA4D抗体の軽鎖可変領域を含み、前記抗体の重鎖可変領域は配列番号8n+1で示されるアミノ配列を含み、前記抗体の軽鎖可変領域は配列番号8n+5で示されるアミノ配列を含み、ここで、各nは独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41である。
【0124】
もう一つの好適な例において、本発明に係る単離されたタンパク質が、SEMA4D抗体の重鎖可変領域及びSEMA4D抗体の軽鎖可変領域を含み、前記抗体の重鎖可変領域は配列番号8n+1で示されるアミノ配列を含み、かつ前記抗体の軽鎖可変領域は配列番号8n+5で示されるアミノ配列を含み、ここで、nは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41である。
【0125】
もう一つの好適な例において、前記単離されたタンパク質及びそれに含まれる重鎖CDR1-3、軽鎖CDR1-3のアミノ酸配列の配列番号は表9、10で示される通りである。
【表9】
【表10】
【0126】
ここで、上記のいずれかのアミノ酸配列が、さらに、任意に少なくとも一つのアミノ酸の付加、欠失、修飾、及び/又は、置換があり、かつSEMA4D結合親和力が保持された派生配列であってもよい。
【0127】
好ましくは、前記のタンパク質は、さらに、抗体の重鎖定常領域、及び/又は、抗体の軽鎖定常領域を含み、前記抗体の重鎖定常領域が、本分野の通常のもの、好ましくはラット由来抗体の重鎖定常領域又はヒト由来抗体の重鎖定常領域、より好ましくはヒト由来抗体の重鎖定常領域である。前記抗体の軽鎖定常領域は、本分野の通常のもの、好ましくはラット由来抗体の軽鎖定常領域又はヒト由来抗体の軽鎖定常領域、より好ましくはヒト由来抗体の軽鎖定常領域である。
【0128】
前記のタンパク質は本分野の通常のタンパク質は、好ましくは、抗体の全長タンパク質、抗原抗体結合ドメインのタンパク質断片、二重特異性抗体、多重特異性抗体、一本鎖抗体(single chain antibody fragment;scFv)、単一ドメイン抗体(single-domain antibody;sdAb)、及び、単一領域抗体(Signle-domain antibody)のうちの一つ又は複数、並びに上記抗体で製造されたモノクローナル抗体又はポリクローナル抗体である。前記モノクローナル抗体は、ハイブリドーマ技術、ファージディスプレイ技術、単一リンパ球遺伝子クローニング技術などを含む、多くのアプローチ及び技術によって研究・製造することができるが、ハイブリドーマ技術によって野生型又は遺伝子組換えマウスからモノクローナル抗体を調製するのが主流である。
【0129】
前記の抗体全長タンパク質は、本分野の公知の抗体全長タンパク質で、重鎖可変領域、軽鎖可変領域、重鎖定常領域、及び、軽鎖定常領域を含む。前記のタンパク質の重鎖可変領域及び軽鎖可変領域は、ヒト由来の重鎖定常領域及びヒト由来の軽鎖定常領域と全ヒト由来抗体の全長タンパク質を構成する。好ましくは、前記の抗体の全長タンパク質はIgG1、IgG2、IgG3又はIgG4である。
【0130】
前記の一本鎖抗体は、本分野の公知の一本鎖抗体で、重鎖可変領域、軽鎖可変領域及び15~20アミノ酸の短鎖ペプチドを含む。
【0131】
前記の抗原抗体結合ドメインのタンパク質断片は、本分野の公知の抗原抗体結合ドメインのタンパク質断片で、軽鎖可変領域、軽鎖定常領域及び重鎖定常領域のFd断片を含む。好ましくは、前記の抗原抗体結合ドメインのタンパク質断片はFab及びF(ab')である。
【0132】
前記の単一ドメイン抗体は、本分野の公知の単一ドメイン抗体で、重鎖可変領域及び重鎖定常領域を含む。
【0133】
前記の単一領域抗体は、本分野の公知の単一領域抗体で、重鎖可変領域のみを含む。
【0134】
ここで、前記タンパク質の製造方法は、本分野の公知の製造方法を採用できる。前記製造方法は、好ましくは、当該タンパク質を組換え発現する発現形質転換体から分離すること、又はタンパク質配列を人工合成することによって得てもよい。前記の当該タンパク質を組換え発現する発現形質転換体から分離することによって得る方法は、好ましくは、前記タンパク質をコードし、かつ点突然変異を持つ核酸分子を組換えベクターにクローニングし、得られた組換え発現形質転換体を培養し、分離・精製して前記タンパク質を得てもよい。
【0135】
<抗SEMA4D抗体>
本発明は、SEMA4Dに対する高特異性で高親和力の抗体であって、重鎖及び軽鎖を含み、前記重鎖が重鎖可変領域(VH)のアミノ酸配列を、前記軽鎖が軽鎖可変領域(VL)のアミノ酸配列を含有する抗体を提供する。
【0136】
好ましくは、重鎖可変領域(VH)は、以下の3つの相補性決定領域CDR:配列番号8n+2で示されるCDR1、配列番号8n+3で示されるCDR2、及び、配列番号8n+4で示されるCDR3を含み、
軽鎖可変領域(VL)は、以下の3つの相補性決定領域CDR:配列番号8n+6で示されるCDR1’、配列番号8n+7で示されるCDR2'、及び、配列番号8n+8で示されるCDR3’を含み、
各nが独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41で、好ましくはnが40、41、38、19、12、4、13又は7である。
【0137】
ここで、上記のいずれかのアミノ酸配列が、さらに、任意に少なくとも一つのアミノ酸の付加、欠失、修飾、及び/又は、置換があり、かつSEMA4D結合親和力が保持された派生配列であってもよい。
【0138】
もう一つの好適な例において、前記少なくとも1個のアミノ酸の付加、欠失、修飾、及び/又は、置換を経た配列が、好適に、相同性又は配列同一性が少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、最も好ましくは少なくとも95%のアミノ酸配列である。
【0139】
本分野の一般技術者に周知の配列の相同性又は同一性の測定方法は、分子計算生物学(Computational Molecular Biology,Lesk,A.M.編集,オクスフォード大学出版社,ニューヨーク,1988、バイオコンピューティング:情報科学)、ゲノムプロジェクト(Biocomputing:Informatics and Genome Projects,Smith,D.W.編集,アカデミック・プレス,ニューヨーク,1993)、配列データのコンピューター分析(ComputerAnalysisofSequenceData,第I部,Griffin,A.M.及びGriffin,H.G.編集,HumanaPress,ニュージャージー,1994)、分子生物学における配列分析(SequenceAnalysisinMolecularBiology,von Heinje,G.,アカデミック・プレス,1987)、及び、配列分析プライマー(SequenceAnalysisPrimer,Gribskov,M.及びDevereux,J.編集M Stockton Press,ニューヨーク,1991及びCarillo,H.及びLipman,D.,SIAMJ.AppliedMath.,48:1073(1988))を含むが、これらに限定されない。同一性測定の好適な方法は、測定される配列の間で最大のマッチを得るものである。同一性の測定方法は、公衆に得られるコンピュータープログラムに組み込まれている。2つの配列の間の同一性の測定に好適なコンピュータープログラムは、GCGプログラムパック(Devereux,J.ら,1984)、BLASTP、BLASTNやFASTA(Altschul,S,F.ら,1990)を含むが、これらに限定されない。公開されたものとして、NCBIや他のリソースからBLASTXプログラム(BLASTマニュアル,Altschul,S.ら,NCBI NLM NIH Bethesda,Md.20894、Altschul,S.ら,1990)を得ることができる。よく知られたSmith Waterman法も同一性の測定に使用することができる。
【0140】
本発明の抗体は、二本鎖又は一本鎖抗体でもよく、動物由来抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、より好ましくはヒト化抗体、ヒト-動物キメラ抗体、さらに好ましくは全ヒト化抗体から選ばれてもよい。
【0141】
本発明に係る抗体の派生体は、一本鎖抗体、、及び/又は、抗体断片、例えばFab、Fab'、(Fab')2あるいは当該分野におけるほかの公知の抗体の誘導体など、並びにIgA、IgD、IgE、IgG及びIgM抗体又はほかのサブタイプの抗体のうちの任意の一つ又は複数でもよい。
【0142】
ここで、前記動物は、哺乳動物、例えばマウスが好ましい。
【0143】
本発明の抗体は、SEMA4D(例えばヒトSEMA4D)を標的とするキメラ抗体、ヒト化抗体、CDR接木、及び/又は、修飾の抗体でもよい。
【0144】
本発明の上記内容において、前記付加、欠失、修飾、及び/又は、置換のアミノ酸の数は、好ましくは元のアミノ酸配列のアミノ酸の合計の40%以下、より好ましくは35%以下、より好ましくは1~33%、より好ましくは5~30%、より好ましくは10~25%、より好ましくは15~20%である。
【0145】
本発明の上記内容において、より好適には、前記付加、欠失、修飾、及び/又は、置換のアミノ酸の数は、1~7個、より好ましくは1~5個、より好ましくは1~3個、より好ましくは1~2個である。
【0146】
もう一つの好適な例において、前記抗体の重鎖可変領域は、配列番号8n+1で示されるアミノ配列を含み、ここで、nは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41である。
【0147】
もう一つの好適な例において、前記抗体の軽鎖可変領域は、配列番号8n+5で示されるアミノ配列を含み、ここで、nは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41である。
【0148】
もう一つの好適な例において、前記SEDA4Dを標的とする抗体の重鎖可変領域(VH)のアミノ酸配列、及び/又は、軽鎖可変領域のアミノ酸配列は、下記表11で示される通りである。
【表11】
【0149】
もう一つの好適な例において、前記SEMA4Dを標的とする抗体は2D5-b1、5D8-h2b4、2D5、5D8、167H6H5、31C11G2、31G10C5、17H4B2、32C8F10又は30B1C7である。
【0150】
<核酸>
また、本発明は、上記の単離されたタンパク質、若しくは抗SEMA4D抗体の重鎖可変領域又は軽鎖可変領域をコードする核酸を提供する。
【0151】
好ましくは、前記重鎖可変領域をコードする核酸のヌクレオチド配列は、配列表の配列番号2n+337で示され、かつ/又は、前記軽鎖可変領域をコードする核酸のヌクレオチド配列は、配列表の配列番号2n+338で示され、各nは独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41である。
【0152】
より好ましくは、前記重鎖可変領域をコードする核酸のヌクレオチド配列は、配列表の配列番号2n+337で示され、かつ前記軽鎖可変領域をコードする核酸のヌクレオチド配列は、配列表の配列番号2n+338で示され、ここで、nは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40又は41である。
【0153】
前記核酸の製造方法は、本分野の公知の製造方法でよく、好ましくは、遺伝子クローニング技術によって上記タンパク質をコードする核酸分子を得るか、又は全配列を人工的に合成する方法によって上記タンパク質をコードする核酸分子を得る工程を含む。
【0154】
当業者には、上記タンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列に適当に置換、欠失、変更、挿入又は添加を導入することによって一つのポリヌクレオチドのホモログを得ることができることは公知である。本発明において、ポリヌクレオチドのホモログは、当該タンパク質をコードする遺伝子の一つ又は複数の塩基に対して抗体の活性を保つ範囲で置換、欠失又は添加を行うことによって調製することができる。
【0155】
<ベクター>
また、本発明は前記核酸を含む組換え発現ベクターを提供する。
【0156】
ここで、前記組換え発現ベクターは、本分野の公知の方法、すなわち、本発明に記載の核酸分子を様々な発現ベクターに連結して構築することによって得ることができる。前記の発現ベクターは、本分野の公知の様々なベクターで、前記核酸分子を担持することができればよい。前記ベクターは、好ましくは、様々なプラスミド、コスミド、ファージやウイルスベクターを含む。
【0157】
また、本発明は、上記組換え発現ベクターを含む組換え発現形質転換体を提供する。
【0158】
ここで、前記組換え発現形質転換体の製造方法は、本分野の公知の製造方法でよく、好ましくは、上記組換え発現ベクターを宿主細胞に形質転換させて得る方法である。前記の宿主細胞は、本発明の公知の様々な宿主細胞で、上記組換え発現形質転換体が安定して自己複製し、かつ担持される前記の核酸が有効に発現されるようにさせることができればよい。好ましくは、前記宿主細胞は、E.coli TG1又はE.coli BL21細胞(一本鎖抗体又はFab抗体を発現する)、あるいはHEK293又はCHO細胞(全長IgG抗体を発現する)である。前記組換え発現プラスミドを宿主細胞に形質転換させれば、本発明の好適な組換え発現形質転換体を得ることができる。ここで、前記形質転換方法は、本発明の公知の形質転換方法でよく、好ましくは化学的形質転換法、ヒートショック法又は電気的形質転換法である。
【0159】
<抗体の製造>
本発明の抗体又はその断片のDNA分子の配列は、公知の技術で、例えば、PCR増幅、ゲノムライブラリースクリーニングなどの方法によって得ることができる。また、軽鎖及び重鎖のコード配列を一体に融合し、一本鎖抗体を形成してもよい。
【0160】
関連する配列情報が得られれば、組換え法を利用して、その関連配列を大量に獲得することができる。この場合、通常、その配列をベクターにクローンした後、細胞に導入し、さらに通常の方法で増殖させた宿主細胞から関連配列を単離して得る。
【0161】
また、特に断片の長さが短い場合、人工合成の方法で関連配列を合成してもよい。通常、まず多数の小さい断片を合成し、そして連接させることにより、配列の長い断片を得ることができる。
【0162】
現在、前記の本発明の抗体(又はその断片、あるいはその誘導体)をコードするDNA配列を全部化学合成で得ることがすでに可能である。さらに、このDNA配列を本分野で周知の各種の既知のDNA分子(あるいはベクターなど)や細胞に導入してもよい。また、化学合成で本発明のタンパク質配列に変異を導入することもできる。
【0163】
さらに、本発明は、上記の適当なDNA配列及び適当なプロモーターあるいは制御配列を含むベクターに関する。これらのベクターは、タンパク質を発現するように、適当な宿主細胞の形質転換に用いることができる。
【0164】
宿主細胞は、原核細胞、例えば細菌細胞、あるいは、低等真核細胞、例えば酵母細胞、あるいは、高等真核細胞、例えば哺乳動物細胞でもよい。好適な動物細胞は、CHO-S、HEK-293細胞を含むが、これらに限定されない。
【0165】
通常、本発明の抗体の発現に適切な条件で、形質転換で得られた宿主細胞を培養する。そして、公知のグロブリンの精製工程、例えばプロテインA-Sepharose、ヒドロキシアパタイトクロマトグラフィー、ゲル電気泳動、透析、イオン交換クロマトグラフィー、疎水クロマトグラフィー、分子篩クロマトグラフィーやアフィニティークロマトグラフィーなどの本分野の技術者に公知の通常の分離精製手段で精製し、本発明に係る抗体を得ることができる。
【0166】
得られたモノクローナル抗体は、公知の手段で同定することができる。例えば、モノクローナル抗体の結合特異性は、免疫沈降、あるいは体外結合試験(例えば放射免疫測定(RIA)又は酵素結合免疫吸着測定(ELISA))で測定することができる。モノクローナル抗体の結合親和力は、例えばMunson等, Anal. Biochem.,107:220(1980)のScatchard分析で測定することができる。
【0167】
本発明の抗体は、細胞内又は細胞膜において発現し、若しくは細胞外に分泌することができる。必要であれば、その物理・化学的特性及びほかの特性を利用して各種の単離方法で組換えタンパク質を単離・精製することができる。これらの方法は、本分野の技術者に公知である。これらの方法の例として、通用の再生処理、タンパク質沈殿剤による処理(塩析法)、遠心、浸透圧ショック、超音波処理、超遠心、分子篩クロマトグラフィー(ゲルろ過)、吸着クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)及びほかの各種の液体クロマトグラフィー技術、並びにこれらの方法の組合せを含むが、これらに限定されない。
【0168】
<抗体-薬物複合体(ADC)>
また、本発明は本発明の抗体に基づいた抗体薬物複合体(antibody-drug conjugate;ADC)を提供する。
【0169】
典型的には、前記抗体薬物複合体は、前記抗体及びエフェクター分子を含み、前記抗体と前記エフェクター分子がカップリング、好ましくは化学的にカップリングしている。ここで、前記エフェクター分子は、治療活性を有する薬物が好ましい。また、前記エフェクター分子は、毒素タンパク質、化学治療薬、小分子薬物又は放射性核種のうちの一つ又は複数でもよい。
【0170】
本発明の抗体と前記エフェクター分子の間はカップリング剤によってカップリングしてもよい。前記のカップリング剤の例は、非選択性カップリング剤、カルボキシ基を利用するカップリング剤、ペプチド鎖、ジスルフィド結合を利用するカップリング剤のうちの任意の一つ又は複数でもよい。前記非選択性カップリング剤とは、エフェクター分子と抗体を共役結合させて連結する化合物、例えばグルタルアルデヒドなどである。前記カルボキシ基を利用するカップリング剤は、シスアコニット酸無水物系カップリング剤(例えばシスアコニット酸無水物)、アシルヒドラゾン系カップリング剤(カップリング部位はアシルヒドラゾンである)のうちの任意の一つ又は複数でもよい。
【0171】
抗体における一部の残基(例えばCysやLysなど)は多くの官能基との連結に使用され、イメージング試薬(例えば発色基や蛍光基)、診断試薬(例えばMRI造影剤や放射性同位元素)、安定剤(例えばエチレングリコール重合体)及び治療剤を含む。抗体は、それらの機能剤とカップリングして抗体-機能剤の複合体を構成してもよい。機能剤(例えば薬物、検出試薬、安定剤)は、抗体にカップリング(共役結合)されている。機能剤は、直接、又はリンカーを介して間接に抗体に連結されていてもよい。
【0172】
抗体は、薬物がカップリングすることによって抗体薬物複合体(ADC)になってもよい。典型的には、ADCは薬物と抗体の間に位置するリンカーを含む。リンカーは、分解できるリンカーでもよく、分解できないリンカーでもよい。分解できるリンカーは、典型的には、細胞内の環境において分解しやすく、例えば目的の部位で分解することにより、薬物が抗体から放出される。適切に分解されるリンカーとして、例えば、細胞内におけるプロテアーゼ(例えばリソソームプロテアーゼやエンドソームプロテアーゼ)によって分解できるペプチジル含有リンカーを含む酵素によって分解されるリンカー、あるいはグルクロニダーゼによって分解できるグルクロン酸含有リンカーのような糖リンカーを用いてもよい。ペプチジルリンカーは、例えばジペプチド、例えばバリン-シトルリン、フェニルアラニン-リシンやバリン-アラニンを含んでもよい。ほかの適切な分解できるリンカーは、例えば、pH感受性リンカー(例えばpHが5.5未満になると加水分解するリンカー、例えばヒドラゾンリンカー)及び還元条件において分解できるリンカー(ジスルフィド結合リンカー)を含む。分解できないリンカーは典型的に抗体がプロテアーゼによって加水分解される条件において薬物を放出する。
【0173】
抗体に連結する前、リンカーは、あるアミノ酸残基と反応できる活性反応基を有し、連結は活性反応基を介して実現する。チオール基に特異的な活性反応基が好ましく、例えばマレイミド系化合物、ハロゲン化アミド(例えばヨウ化、臭化又は塩化のもの)、ハロゲン化エステル(例えばヨウ化、臭化又は塩化のもの)、ハロゲン化メチルケトン(例えばヨウ化、臭化又は塩化のもの)、ハロゲン化ベンジル(例えばヨウ化、臭化又は塩化のもの)、ビニルスルホン、ピリジルジスルフィド、水銀誘導体、例えば3,6-ジ(水銀メチル)ジオキサン(対イオンは酢酸イオン、塩素イオン又は硝酸イオンである)、ポリメチレンジメチルスルフィドチオスルホネートでもよい。リンカーは、例えば、チオスクシンイミドを介して抗体に連結したマレイミドを含んでもよい。
【0174】
薬物は、任意の細胞毒性薬物、細胞増殖を抑制する薬物又は免疫抑制薬物でもよい。実施形態において、リンカーは抗体と薬物を連結し、薬物はリンカーと結合できる官能基を有する。例えば、薬物はリンカーと結合できるアミノ基、カルボキシ基、チオール基、ヒドロキシ基、又はケトン基を有してもよい。薬物が直接リンカーに連結する場合、薬物は抗体に連結する前、反応する活性基を有する。
【0175】
有用な薬物の種類として、例えば、抗チューブリン薬、DNA副溝結合試薬、DNA複製阻害剤、アルキル化試薬、抗生物質、葉酸拮抗薬、抗代謝薬、化学療法増感剤、トポイソメラーゼ阻害剤、ビンカアルカロイドなどを含む。特に有用な細胞毒性薬物系の例は、例えば、DNA副溝結合試薬、DNAアルキル化試薬、及びチューブリン阻害剤を含み、典型的な細胞毒性薬物は、例えばオーリスタチン(auristatin)、カンプトテシン(camptothecin)、デュオカルマイシン(duocarmycin)、エトポシド(etoposide)、メイタンシン(maytansine)及びメイタンシノイド(maytansinoid)(例えばDM1やDM4)、タキサン(taxane)、ベンゾジアゼピン系(benzodiazepine)又はベンゾジアゼピン含有薬物(benzodiazepinecontainingdrug)(例えばピロロ[1,4]ベンゾジアゼピン系(PBDs)、インドリノベンゾジアゼピン系(indolinobenzodiazepines)及びオキサゾリジノベンゾジアゼピン系(oxazolidinobenzodiazepines))、ビンカアルカロイド(vincaalkaloid)を含む。
【0176】
本発明において、薬物-リンカーは一つの簡単な工程でADCの形成に使用することができる。別の実施形態において、二機能性リンカー化合物は二工程又は多工程の方法でADCの形成に使用することができる。例えば、システイン残基が第一の工程でリンカーの反応活性部分と反応し、そして後の工程で、リンカーにおける機能性基が薬物と反応することで、ADCになる。
【0177】
通常、特異的に薬物部分における適切な反応活性基と反応しやすいように、リンカーにおける機能性基を選択する。非限定的な例として、アジ化合物に基づいた部分を、特異的な薬物部分における反応性アルキニル基との反応に使用することができる。薬物は、アジ基とアルキニル基の間の1,3-双極子を介して付加することで、リンカーに共役結合する。他の有用な機能性基として、例えばケトン類及びアルデヒド類(ヒドラジド類及びアルコキシアミンとの反応に適する)、ホスフィン(アジ基との反応に適する)、イソシアネート及びイソチオシアネート(アミン類及びアルコール類との反応に適する)、活性化したエステル類、例えばN-ヒドロキシスクシンイミドエステル(アミン類及びアルコール類との反応に適する)を含む。これら及び他の連結手段は、例えば「生物カップリング技術」、第二版(Elsevier)に記載されるように、当業者に公知である。当業者には、薬物部分及びリンカーの選択性反応について、相補対の反応活性機能基を選択する場合、当該相補対のいずれでも、リンカーにも薬物にも使用することができる。
【0178】
また、本発明は、ADCを製造する方法であって、さらに、抗体を薬物-リンカー化合物と、抗体複合体(ADC)の形成に足りる条件において結合させる工程を含んでもよい方法を提供する。
【0179】
一部の実施形態において、本発明の方法は、抗体-リンカー複合体の形成に足りる条件において、抗体を二機能性リンカー化合物と結合させる工程を含む。これらの実施形態において、本発明の方法は、さらに、薬物部分がリンカーを介して抗体に共役結合するのに足りる条件において、抗体リンカー複合体を薬物部分と結合させる工程を含む。
【0180】
一部の実施形態において、抗体薬物複合体ADCは以下の分子式で表される。
【数1】
【0181】
<検出用途及びキット>
本発明の抗体又はそのADCは検出に有用で、例えば検体を検出することによって診断情報を提供することができる。
【0182】
本発明において、使用される検体(サンプル)には、細胞、組織検体及び生検標本を含む。本発明で用いられる用語「生検」は、当業者に公知の全ての種類の生検を含む。そのため、本発明で使用される生検は、例えば腫瘍の切除検体、内視鏡方法あるいは器官の穿刺又は針刺しによって調製された組織検体を含む。
【0183】
本発明で使用される検体は、固定又は保存された細胞又は組織検体を含む。
【0184】
また、本発明は、本発明の抗体(又はその断片)を含有するキットを提供するが、本発明の一つの好適な例において、前記のキットはさらに容器、使用説明書、緩衝液などを含む。好適な例において、本発明の抗体は検出プレートに固定されてもよい。
【0185】
<応用>
また、本発明は、本発明の抗体、抗体複合体ADC、単離されたタンパク質、組換えタンパク質、、及び/又は、免疫細胞の使用であって、例えば診断製剤又は薬物の製造に用いられる使用を提供する。
【0186】
好ましくは、前記の薬物は、SEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患の予防及び/治療に用いられる薬物である。
【0187】
本発明において、前記SEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患は、本分野の通常のSEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患である。好ましくは、前記SEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患は、癌、自己免疫疾患又は炎症性疾患である。
【0188】
本発明において、前記癌は、本分野の公知の癌、好ましくは結腸癌、肺癌、乳癌、前立腺癌、卵巣癌又は膵臓腺癌である。本発明において、前記自己免疫疾患又は炎症性疾患は、本分野の公知の自己免疫疾患又は炎症性疾患、好ましくは多発性硬化症又は関節炎である。
【0189】
本発明の抗体、ADC、単離されたタンパク質、組換えタンパク質、及び/又は、免疫細胞の使用は、以下のものを含むが、これらに限定されない。
(i)腫瘍、特にSEMA4D高発現の腫瘍の発生、増殖、及び/又は、転移を診断、予防、及び/又は、治療。前記腫瘍は、結腸癌、肺癌、乳癌、前立腺癌、卵巣癌又は膵臓腺癌を含むが、これらに限定されない。
(ii)自己免疫疾患を診断、予防、及び/又は、治療。前記自己免疫疾患は、多発性硬化症を含むが、これらに限定されない。
(iii)炎症性疾患を診断、予防、及び/又は、治療。前記炎症性疾患は、関節炎を含むが、これらに限定されない。
【0190】
<薬物組成物>
さらに、本発明は、組成物を提供する。好適な例において、前記の組成物は、薬物組成物で、上記の抗体又はその活性断片若しくはその融合タンパク質又はそのADC又は相応する免疫細胞と、薬学的に許容される担体とを包含する。通常、これらの物質を無毒で不活性で薬学的に許容される水系担体で配合し、pH値は配合される物質の性質及び治療しようとする疾患にもよるが、pH値は通常5~8程度、好ましくは6~8程度である。
【0191】
配合された薬物組成物は、通常の経路で給与することができ、腫瘍内、腹膜内、静脈内、あるいは局部給与が含まれるが、これらに限定されない。典型的には、本発明に係る薬物組成物の投与経路は、注射投与又は経口投与が好ましい。前記注射投与は、静脈内注射、筋肉内注射、腹腔内注射、皮内注射又は皮下注射などの経路を含むことが好ましい。前記の薬物組成物は、本分野で公知の様々な剤形であればよく、好ましくは固体、半固体又は液体の様態で、水溶液、非水溶液又は懸濁液でもよく、より好ましくは錠剤、カプセル、顆粒剤、注射剤又は輸液剤などでもよい。
【0192】
本発明に係る抗体は、ヌクレオチド配列によって細胞内で発現されて細胞治療に使用してもよく、例えば、前記抗体はキメラ抗原受容体T細胞免疫療法(CAR-T)などに使用してもよい。
【0193】
本発明に係る薬物組成物は、SEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患の予防及び/治療に用いられる薬物組成物である。
【0194】
本発明の薬物組成物は、直接SEMA4Dタンパク質分子との結合に使用することができるため、腫瘍などの疾患の予防及び治療に有用である。
【0195】
本発明の薬物組成物は、安全有効量(例えば0.001~99wt%、好ましくは0.01~90wt%、より好ましくは0.1~80wt%)の本発明の上記のモノクローナル抗体(又はその複合体)と薬学的に許容される担体又は賦形剤とを含む。このような担体は、食塩水、緩衝液、ブドウ糖、水、グリセリン、エタノール、及びこれらの組み合せを含むが、これらに限定されない。薬物の製剤は投与形態に相応する。本発明の薬物組成物は、注射剤としてもよく、例えば生理食塩水又はブドウ糖及びほかの助剤を含有する水溶液で通常の方法によって製造することができる。薬物組成物は、注射剤、溶液の場合、無菌条件で製造する。活性成分の投与量は治療有効量、例えば毎日約1μg/kg体重~約5mg/kg体重である。
【0196】
本発明において、好ましくは、本発明に係る薬物組成物は、さらに1種又は複数種の薬用担体を含む。前記の薬用担体は、本分野で公知の薬用担体で、前記の薬用担体は任意の適切な生理学的に又は薬学的に許容される薬物助剤でもよい。前記の薬物助剤は、本分野で公知の薬物助剤で、好ましくは薬学的に許容される賦形剤、充填剤又は希釈剤などを含む。より好ましくは、前記の薬物組成物は0.01~99.99%の上記タンパク質及び0.01~99.99%の薬用担体を含み、前記百分率は前記薬物組成物で占める質量百分率である。
【0197】
本発明において、好ましくは、前記の薬物組成物の施用量は、有効量で、前記有効量は疾患、退行性又は損傷性病症の進展を緩和又は遅延させることができる量である。前記有効量は個体基礎で測定し、かつ一部として治療しようとする症状及び求められる結果を考慮するものでもよい。当業者は個体基礎などの上記要素及び通常範囲内の実験で有効量を決定することができる。
【0198】
薬物組成物の使用時、安全有効量の免疫抱合体を哺乳動物に施用するが、その安全有効量は、通常、少なくとも約10μg/kg体重で、かつ多くの場合、約50mg/kg体重以下で、好ましくは当該投与量が約10μg/kg体重~約20mg/kg体重である。勿論、具体的な投与量は、さらに投与の様態、患者の健康状況などの要素を考えるべきで、すべて熟練の医者の技能範囲以内である。
【0199】
本発明は、SEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患を予防、及び/又は、治療する薬物の製造における上記薬物組成物の使用を提供する。好ましくは、前記SEMA4Dの発現又は機能異常に関連する疾患は、癌、自己免疫疾患又は炎症性疾患である。
【0200】
<サンプルにおけるSEMA4Dタンパク質を検出する方法、組成物>
また、本発明は、サンプルにおけるSEMA4Dタンパク質を検出する(例えばSEMA4Dを過剰発現する細胞を検出する)方法であって、上記の抗体を被験サンプルと体外で接触させ、上記の抗体が前記被験サンプルと結合して抗原-抗体複合体を形成するか、検出する工程を含む方法を提供する。
【0201】
前記の過剰発現の意味は、本分野で公知のもので、SEMA4Dタンパク質の被験サンプルにおけるRNA又はタンパク質の過剰発現(転写の増加、転写後修飾、翻訳、翻訳後修飾及びタンパク質分解による変化)、及びタンパク質の輸送形態の変化(核局在化の増加)による局部の過剰発現と機能活性の向上(例えば基質の酵素加水分解作用が増加する場合)をいう。
【0202】
本発明において、上記結合して抗原-抗体複合体を形成するかの検出手段は、本分野で公知の検出手段、好ましくはフローサイトメトリー実験(FACS)による検出でもよい。
【0203】
本発明は、サンプルにおけるSEMA4Dタンパク質を検出する組成物であって、上記の抗体、組換えタンパク質、抗体複合体、免疫細胞、又はこれらの組み合わせを活性成分として含む組成物を提供する。好ましくは、さらに上記の抗体の機能断片からなる化合物を活性成分として含む。
【0204】
本分野の常識に合うことを前提に、上記各好適な条件を任意に組み合わせれば、本発明の各好適な実例が得られる。
【0205】
以下、具体的な実施例によって、さらに本発明を詳述する。これらの実施例は本発明を説明するために用いられるものだけで、本発明の範囲の制限にはならないと理解されるものである。以下の実施例で詳細な条件が示されていない実験方法は、通常、例えば米国のJ. Sambrookら編著、「モレキュラー・クローニング:研究室マニュアル」(黄培堂ら訳、北京:科学出版社、2002年)に記載の条件、あるいは、メーカーのお薦めの条件(例えば商品の説明書)に従う。特に断らない限り、%と部は、重量で計算された。以下、実施例で使用された実験材料及び試薬は、特に説明しない限り、いずれも市販品として得られる。
実施例に記載の「室温」とは試験が行われる作業部屋の温度で、一般的に15~30℃である。
【実施例1】
【0206】
<ハイブリドーマ技術によるSEMA4D抗体の製造>
(一)免疫原の製造
【0207】
A.タンパク質免疫原:
ヒト由来SEMA4Dタンパク質の細胞外領域(hSEMA4D ECD)Met22-Arg734をコードするヌクレオチド配列(配列表の配列番号421で示される)をHisタグが付いたpCPベクターにクローニングして(クローニング工程は上海睿智化学研究有限公司によって完成された)、National Research Counceil Canadaによって既に確立された標準の分子生物学的方法によってプラスミドを調製し、具体的な方法は[Sambrook, J., Fritsch, E. F.及びManiatis T.(1989). Molecular Cloning: A Laboratory Manual, Second Edition(Plainview, New York: Cold Spring Harbor Laboratory Press)]を参照し、CHO-S細胞(Gibcoから購入)に対してポリエーテルイミド(PEI、Polysciencesから購入)で一過性形質移入を行った後、CDFortiCHO培地(Gibcoから購入)で37℃で増幅培養を行った。8-10日後細胞培養液を収集し、遠心で細胞成分を除去し、ヒト由来SEMA4Dタンパク質の細胞外領域を含有する培養上清液を得た。培養上清液をNiアフィニティークロマトグラフィーカラム(GE Healthcareから購入)に仕込み、同時に紫外(UV)検出装置によって紫外吸収値(A280nm)の変化をモニタリングした。仕込み後、リン酸緩衝液(pH7.8)で紫外吸収値がベースラインに戻るまでNiアフィニティークロマトグラフィーカラムを洗浄し、さらに0-500mMのイミダゾールで勾配溶離を行った。Niアフィニティークロマトグラフィーカラムから溶離されたHisタグが付いたヒト由来SEMA4Dタンパク質の細胞外領域を収集し、透析カセット(ThermoScientificから購入)で4℃でタンパク質をPBSリン酸緩衝液(pH7.8)に透析し、透析後のタンパク質を限外ろ過チューブ(Milliporeから購入)で濃縮し、0.22μm無菌ろ過後、分けて-80℃で保存した。精製されたヒト由来SEMA4Dタンパク質の細胞外領域を得て免疫原とし、すなわち、hSEMA4D ECD-Hisである。当該免疫原は、使用前に一連の品質管理の検出、例えばそのタンパク質の濃度、純度、分子量、生物活性などの検出を行った。
【0208】
ここで、免疫原の生物活性は、細胞脱落実験によって検出された(具体的な方法は実施例5を参照する)。結果は図1及び表12に示すように、当該免疫原は腫瘍細胞を刺激して脱落させることができた。
【表12】
【0209】
B.細胞免疫原:
ヒト由来SEMA4D全長をコードするヌクレオチド配列(配列番号422で示される)をpLVX-IRES-Hygベクター(Clontechから購入)にクローニングし、上記方法によってプラスミドを製造した。X-treme GENE HP DNA Transfection Reagent(Rocheから購入)でレンチウイルスをパッケージングし、そして293F/Renca細胞(293FはInvitrogenから、RencaはATCCから購入)に感染させた。感染後の細胞を100/150μg/mL抗生物質及び10%ウシ胎児血清を含有する培地で2週間培養した。有限希釈法によって96ウェルプレートでサブクローニングを行い、そして37℃、5%(v/v)CO2の条件で培養し、約2週間後、一部の単一のクローンウェルを選んで6ウェルプレートで増幅した。増幅後のクローニング用商業化SEMA4D抗体(R&D Systemsから購入)に対してFACSによってスクリーニングした。増殖が良く、蛍光強度(MFI)が高く、単一クローンの細胞株を選んで続いて増幅培養して液体窒素で冷凍保存し、すなわち、ヒト由来SEMA4Dを発現する安定形質移入細胞株を得た。
【0210】
具体的な選択結果は図2A-B及び表13に示され、表13では、陽性細胞(%)とは陽性細胞の全細胞数における百分率である。結果から、既に一連のヒト由来SEMA4D発現陽性の293F/Renca安定形質移入細胞株が製造されたことが示された。
【表13】
【0211】
C.DNA免疫原:
ヒト由来SEMA4D全長をコードするヌクレオチド配列(配列番号422で示され、細胞免疫原で示された通りである)をpCPベクターにクローニングし、上記方法によってプラスミドpCP-hSEMA4Dを製造した。
【0212】
(二)ハイブリドーマ細胞の製造と抗体のスクリーニング
【0213】
A.
6~8週齢の雌SJLマウス(上海SLAC実験動物有限公司から購入)を使用し、マウスをSPF条件において飼育した。初回免疫の場合、工程(一)で得られたタンパク質免疫原(すなわち、hSEMA4DECD-His)をフロイント完全アジュバントで乳化した後、腹腔に0.2mL、すなわち、各マウスに50μg/匹ずつ、タンパク質免疫原を注射した。強化免疫の場合、免疫原をフロイント不完全アジュバントで乳化した後、腹腔に0.2mL、すなわち、各マウスに25μg/匹ずつ、タンパク質免疫原を注射した。初回免疫と1回目の強化免疫の間は2週間の間隔で、その後の毎回の強化免疫は3週間おきに行われた。毎回の強化免疫の1週間後、採血し、ELISA及びFACSによって血清におけるタンパク質免疫原の抗体力価及び特異性を検出し、結果を図3及び表14に示す。
【表14】
【0214】
結果から、タンパク質免疫原で免疫されたマウスの血清がいずれも免疫原に対して異なる程度の結合があり、抗原抗体反応を示し、中でも、最高の希釈度が100万程度であったことが示された。ここで、ブランク対照は1%(w/w)BSAで、中では、バッチとは2回目の強化免疫から7日目のマウス血清を表し、表におけるデータはOD450nm値である。
【0215】
B.
6~8週齢の雌Balb/c及びSJLマウス(上海SLAC実験動物有限公司から購入)を使用し、マウスをSPF条件において飼育した。工程(一)で得られた細胞免疫原(すなわち、293F hSEMA4D及びRenca hSEMA4D)をT-75細胞培養瓶において90%コンフルエンスまで増幅培養したら、培地を吸い捨て、DMEM基礎培地(Invitrogenから購入)で2回洗浄した後、無酵素細胞分解液(Invitrogenから購入)によって37℃で細胞が培養シャーレの壁から脱落可能になるまで処理し、細胞を収集した。DMEM基礎培地で2回洗浄し、細胞の計数を行った後、リン酸塩緩衝液で2×107細胞/mLに希釈した。ここで、RencahSEMA4D細胞を10μg/mLマイトマイシンCで4時間処理した後、リン酸塩緩衝液で2回洗浄し、2×107細胞/mLに希釈した。各マウスに毎回の免疫の時0.5mLの細胞懸濁液を腹腔注射した。初回免疫と1回目の強化免疫の間は2週間の間隔で、その後の毎回の強化免疫は3週間おきに行われた。毎回の強化免疫の1週間後、採血し、FACSによって血清における細胞免疫原の抗体力価及び特異性を検出した。2回目の強化免疫後、FACSによる血清における抗体力価が1:1000以上に達した(具体的な方法は実施例3における関連内容を参照する)。
【0216】
C:
6~8週齢の雌Balb/c及びSJLマウス(上海SLAC実験動物有限公司から購入)を使用し、マウスをSPF条件において飼育した。免疫時、工程(一)で得られたDNA免疫原(すなわち、pCP-hSEMA4D)を1.0μmの金粉微粒子(Bio-RADから購入)にコーティングし、Heliosジーンガン(Bio-RAD番号165-2431)で注射し、各マウスに4μg/回で免疫注射し、4回免疫させた。初回の免疫と1回目の強化免疫、及びその後の毎回の強化免疫の間は2週間空けた。毎回の強化免疫の1週間後、採血し、ELISA及びFACSによって血清におけるタンパク質免疫原の抗体力価及び特異性を検出した。3回目の強化免疫後、FACSによる血清における抗体力価が1:1000以上に達した(具体的な方法は実施例3における関連内容を参照する)。
【0217】
工程A、B、Cが完成した後、選ばれた各マウスに最後の免疫として25μgのタンパク質免疫原A(免疫原Aに免疫反応が生じるマウス)、ヒト由来SEMA4Dを発現するHEK293又はRenca安定形質移入細胞系(免疫原Bに免疫反応が生じるマウス)、25μgのタンパク質免疫原A(免疫原Cに免疫反応が生じるマウス)を腹腔注射した。3~4日後、マウスを殺処分し、脾臓細胞を収集した。脾臓を研磨して70μmろ膜で組織残渣を除去し、脾臓細胞懸濁液を得た。DMEM基礎培地(invitrogenから購入)で1000回/分で遠心して細胞を3回洗浄した後、生細胞数4:1の比率でマウス骨髓腫細胞SP2/0(ATCCから購入)と混合し、PEG、50%(w/v)(Sigmaから購入、カタログ番号wt1450)を介する融合方法によって細胞融合を行った(J Immunol Methods. 1980;35:1-21.を参照)。融合した細胞を20%(w/w)ウシ胎児血清及び1×HATを含有するDMEM培地に希釈した。その後、1×105個/200μL/ウェルで96ウェル細胞培養プレートに入れ、37℃、5%(v/v)CO2のインキュベーターに置いて培養した。9~14日後、ELISA又はAcumen(マイクロプレート細胞検出法)によって細胞融合プレートの上清をスクリーニングし、ELISAにおけるOD450nm>1.0かつAcumenにおけるMFI値>100の陽性クローンを24ウェルプレートに増幅し、10%(w/w)HTウシ胎児血清を含有するDMEMにおいて37℃、5%(v/v)CO2の条件で増幅培養した。3日培養した後、24ウェルプレートから細胞上清液を回収し、上清液を収集し、上清液に対して抗体サブタイプ分析を行い、同時にFACSによってCHO-K1hSEMA4Dに対する結合活性を確認し(結合活性の検出方法はそれぞれ実施例3を参照する)、リガンド受容体結合実験によってSEMA4D受容体に対するブロッキング活性を確認し(ブロッキング活性の検出方法はそれぞれ実施例4を参照した)、細胞脱落実験によってSEMA4Dによる細胞脱落誘導に対する抑制作用を確認した(細胞脱落抑制の検出方法はそれぞれ実施例5を参照)。
【0218】
24ウェルプレートのスクリーニング結果に基づき、FACS実験における平均蛍光強度MFI値>150かつ実験におけるSEMA4Dによる細胞脱落誘導に対する抑制作用があるもの>20%のハイブリドーマ細胞を条件に合致する陽性クローンとし、条件に合致したハイブリドーマ細胞を有限希釈法によって96ウェルプレートでサブクローニングを行い、10%(w/w)FBS含有DMEM培地(invitrogenから購入)で37℃、5%(v/v)CO2の条件において培養した。サブクローニングから10日後ELISA又はAcumenによって初期選別を行い、単一陽性クローンを選んで24ウェルプレートで培養を続けた。3日後、FACSによってCHO-K1hSEMA4Dに対する結合活性を評価し、リガンド受容体結合実験によってSEMA4D受容体に対するブロッキング活性を評価し、細胞脱落実験によってSEMA4Dによる細胞脱落誘導に対する抑制作用を評価した。ここで、評価基準はMFI値>150かつ細胞脱落実験におけるSEMA4Dによる細胞脱落誘導に対する抑制作用があるもの>50%である。
【0219】
24ウェルプレートのサンプルの検出結果から、最適なクローンを選択し、そして10%(w/w)FBSを含有するDMEM培地(invitrogenから購入)において37℃、5%(v/v)CO2の条件で最適なクローンを増幅培養し、液体窒素で凍結保存し、最適なハイブリドーマ細胞を得た。そして後の抗体の生産と精製に使用することができた。
【0220】
(三)ハイブリドーマ由来のリード抗体の生産と精製
【0221】
ハイブリドーマ細胞で生成する抗体の濃度が低く、約1~10μg/mLしかなく、かつ得られる抗体の濃度の変化が大きく、また、培地における細胞培養で生じた多くのタンパク質及び培地に含まれる牛胎児血清の成分は多くの生物活性分析方法にいずれも異なる程度の干渉があるため、小規模(1~5mg)で抗体の生産と精製を行う必要がある。
【0222】
工程(二)で得られたハイブリドーマ細胞をT-75細胞培養瓶に接種して生産培地(Hybridoma serum free medium、Invitrogenから購入)で3代馴化継代した。その増殖状態が良くなったら、細胞を培養回転瓶に接種した。各2Lの培養回転瓶に500mLの生産培地を入れ、接種細胞密度は1.0×105個/mLであった。蓋をしっかりし、回転瓶を37℃インキュベーターにおける回転装置に置き、回転数を3回/分とした。連続して14日回転培養した後、細胞培養液を収集し、ろ過で細胞を除去し、そして培養上清液が清澄になるまで0.45μmのろ膜でろ過した。清澄になった培養上清液をすぐに精製したか、あるいは-30℃で冷凍保存した。
【0223】
200mLのハイブリドーマ細胞の培養上清液におけるモノクローナル抗体を2mLプロテインAカラム(GE Healthcareから購入)によって精製した。プロテインAカラムはまず3~5倍カラム体積の平衡緩衝液(PBSリン酸緩衝液、pH7.4)で平衡化した後、清澄な培養上清液をプロテインAカラムに仕込み、流速を1mL/分に制御した。仕込みが終了した後、平衡緩衝液でプロテインAカラムを洗浄し、平衡緩衝液の体積はプロテインAカラムのベッド体積の3~5倍であった。溶離液(0.1Mクエン酸緩衝液、pH4.5)でプロテインAカラムに結合したモノクローナル抗体を溶離させ、核酸タンパク質検出装置によって溶離状況をモニタリングした(A280紫外吸収ピーク)。溶離したモノクローナル抗体を収集し、10%(v/v)の1.0MTris-HCl、pH8.0の緩衝液を入れてpHを中和した。その後、すぐPBSリン酸緩衝液で一晩透析し、2日目に液置換を1回行い、続いて3時間透析した。透析されたモノクローナル抗体を収集し、0.22μmのフィルターによって無菌ろ過を行い、無菌で保存し、すなわち、精製されたSEMA4D抗体をリード抗体として得た。
【0224】
精製されたSEMA4D抗体に対してタンパク質の濃度(A280/1.4)、純度、内毒素(Lonzaキット)などの検出・分析を行ったが、結果は表15に示すように、精製されたリード抗体の内毒素濃度が4.5EU/mg以内であったことが示された。
【表15】
【実施例2】
【0225】
<ファージディスプレイ技術によるSEMA4D抗体の製造>
(一)SEMA4Dタンパク質のビオチン化
【0226】
実施例1で製造されたタンパク質免疫原(すなわち、hSEMA4DECD-His)を0.15MのNa2HCO3で最終濃度が1mg/mLになるように透析した。ビオチン-NHS(Sigma Aldrichから購入)をDMFに最終濃度が10mg/mLになるように溶解させた。ビオチン-X-X-NHSをタンパク質免疫原とモル比8:1の比率で混合し、室温で30分間置いた後、1MのNH4Clを入れて反応を停止させた。その後、PBSリン酸緩衝液(pH7.4)で4℃で一晩透析することによって遊離のビオチンを除去し、ビオチン化された免疫原(すなわち、ビオチン化されたhSEMA4D ECD-His)を得た。BCAタンパク質濃度測定キット(Pierceから購入)によってビオチン化hSEMA4D ECD-Hisの濃度を測定した。
【0227】
ビオチン化hSEMA4D ECD-Hisの活性をFACS方法によって測定した。ヒト由来SEMA4D受容体Plexin B1を発現する安定形質移入細胞株293F hPlexin B1(安定形質移入細胞株の具体的な構築方法は実施例4における関連内容を参照した)及び293F細胞をT-175細胞培養瓶において90%コンフルエンスまで増幅培養した。培地を吸い捨て、PBSリン酸緩衝液(Invitrogenから購入)で1回洗浄した後、細胞分解液(TrypLETM Express Enzyme、Life technologyから購入)によって処理し、そして細胞を収集した。細胞を計数した後、PBSリン酸緩衝液で細胞を1回洗浄し、そして1×106個細胞/mLに希釈し、100μL/ウェルで96ウェルFACS反応プレートに入れた。PBSリン酸緩衝液に2%(w/w)ウシ胎児血清を入れてFACS緩衝液とし、2000rpm、4℃で遠心して1回洗浄した。各ウェルに100μLの希釈されたビオチン化hSEMA4D ECD-Hisを入れ、氷の上で1時間インキュベートした。FACS緩衝液で2回遠心洗浄し、各ウェルに100μLの蛍光(Alexa 488)で標識された二次抗体(invitrogenから購入)を入れ、氷の上で1時間インキュベートした。FACS緩衝液で3回遠心・洗浄した。200μLのFACS緩衝液で細胞を懸濁させ、FACS(FACS Verse、BDから購入)によって検出して結果を分析した。
【0228】
結果は、図4及び表16に示すように、ビオチン化hSEMA4D ECD-HisはSEMA4D受容体Plexin B1を発現する安定形質移入細胞株293F hPlexin B1と結合できた。
【表16】
【0229】
(二)ファージディスプレイ技術によるSEMA4D抗体のスクリーニング
【0230】
天然のヒト一本鎖抗体(ScFv)ファージディスプレイライブラリー(上海睿智化学研究有限公司によって構築)でリード抗体をスクリーニングした。3回の生物スクリーニングによってSEMA4Dと結合する抗体を得た。具体的な過程は以下の通りであった。
【0231】
1回目の生物スクリーニングでは、A、B、Cの三つの管を用意し、A管にまず100μLのストレプトアビジンがカップリングされたDynabeads(Invitrogenから購入)及びファージScFv抗体ライブラリーを入れ、B管にまず100μLのストレプトアビジンがカップリングされたDynabeadsを入れた。その後、三つの管にそれぞれ10mLのブロッキング液、すなわち、2%(w/v)脱脂粉乳を含有するPBSリン酸緩衝液を入れ、室温で2時間ブロッキングした。C管における液を捨て、A管を遠心して収集された上清を入れた後、20μgの工程(一)で製造されたビオチン化hSEMA4D ECD-Hisを入れ、室温で振とうして2時間インキュベートした。そして、対照管を設け、ビオチン化hSEMA4D ECD-Hisを入れないだけで、同様に室温で振とうして2時間インキュベートした。B管を遠心してブロッキングされた磁気ビーズを得、インキュベート後の混合液を入れ、室温で振とうして15分間インキュベートした。磁気ホルダーに30秒置き、1mLPBST、すなわち、0.05%(v/v)Tween-20含有ブロッキング液で5回洗浄し、さらにブロッキング液、PBS緩衝液で5回洗浄した。洗浄後、各管に1mLの10μg/mLトリプターゼを入れ、37℃で30分間インキュベートしてビオチン化hSEMA4D ECD-Hisと結合するファージを溶離させた。1mLのトリプターゼ溶液を4mLの対数増殖期にある大腸菌TG1(LUCIGENから購入)に入れ、37℃で30分間インキュベートし、TG1の培養液を得た。TG1の培養液を勾配希釈し、プレートを塗布し、37℃で一晩培養した。得られたビオチン化hSEMA4D ECD-Hisと結合するもの及び対照管のクローン数を計算し、そして20~40個のクローンを選んでシークエンシングした。
【0232】
同時に、プレートにおけるクローンを2YT培地(2YT培地の調製方法は、10gの酵母抽出物、16gのトリプトン及び5gのNaClを1Lの水に入れ、さらにNaOHでpHを7.0に調整し、高圧で滅菌する)で洗浄し、収集し、そして新鮮な培地に接種し、37℃で対数期まで培養した。補助ファージM13KO7(NEBから購入、カタログ番号N0315S)を入れ、補助ファージと大腸菌TG1を1:1000の比率で均一に混合し、37℃で30分間静置した。その後、37℃で30分間振とう培養し、4000rpmで10分間遠心した後、細胞を収集し、新鮮な2YT培地を入れ、30℃で4時間振とう培養した。5000rpmで15分間遠心し、上清を収集し、1/4上清体積の20%PEGを含有する2.5MのNaCl溶液を入れ、氷の上で一晩置いた。5000rpm、4℃で30分間遠心し、ファージの沈殿を収集し、PBS緩衝液に溶解させた。10000rpmで10分間遠心して残った細胞破片を除去し、上清を収集して次の生物スクリーニングに使用した。
【0233】
2、3回目の生物スクリーニングは手順が1回目と同様で、ビオチン化されたhSEMA4D ECD-Hisと特異的に結合するScFv抗体配列を収集した。2、3回目のプレートから単一クローンを選んで96ウェルプレートで培養し、各ウェルに200μLの抗生物質を入れた2YT培地を含有させ、37℃、1000rpmで一晩振とう培養した。10μLの一晩培養された上清を4mLの抗生物質含有培地に入れ、37℃、250rpmで1.5-2.5時間振とう培養した。最終濃度が1mMのIPTGを入れ、30℃で16時間振とう培養し、4000rpmで10分間遠心し、上清、すなわち、一本鎖抗体を得た。
【0234】
ELISA方法によってスクリーニングで得られたscFv抗体がSEMA4Dとの結合活性を確認した。OD450nm>1.0のクローンを選んでシークエンシングし、異なる重鎖CDR3配列を有するクローンを得た。その後、さらにFACS及びリガンド受容体結合実験(具体的な検出方法はそれぞれ実施例4を参照した)により、FACS実験におけるMFI値>200かつリガンド受容体結合実験における細胞分解上清のSEMA4D受容体Plexin B1に対するブロッキング抑制率>50%のクローンを条件に合致した陽性クローンとした。
【0235】
(三)ファージ由来のリード抗体の生産と精製
【0236】
陽性クローンのシークエンシング結果から、プライマー(具体的なプライマー配列を表17に示した)を設計してPCR方法によってそれぞれ軽鎖及び重鎖の可変領域を増幅した。0.5μLの形質移入クローンの大腸菌TG1から抽出されたプラスミド、各プライマー10pmol、25μLのQ5高正確性DNAポリメラーゼを含有する50μL反応系を調製し、そして水を50μLまで追加した。予備変性95℃、5分、変性95℃、30秒、アニーリング55℃、30秒、伸長68℃、30秒で25サイクル後、余分に68℃で1分伸長するように、PCRプログラムを設定し、PCR産物を得た。ここで、PCRに使用されたDNAポリメラーゼは、NEBから購入され、カタログ番号E0555Lである。5μLのPCR産物を取ってアガロースゲル電気泳動によって検出し、陽性と検出されたサンプルをカラム回収キットによって精製し、ここで、回収キットはQIAquick Gel extraction kitで、Qiagenから購入され、カタログ番号は28706であった。連結反応:挿入断片3μL、酵素切断された発現ベクター2μL、組換え酵素Exnase2μL、緩衝液4μL、反応系20μLを37℃で半時間反応させて連結産物、すなわち、構築された組換えベクターを得た。ここで、組換え酵素はVazymeから購入され、カタログ番号C112-01/02で、緩衝液は当該組換え酵素に合わせて購入して使用されるものである。重鎖可変領域をシグナルペプチド及びヒト由来抗体重鎖IgG4(S228P)定常領域を含む発現ベクター(ここで、発現ベクターはInvitrogenから購入され、組換え工程も上海睿智化学研究有限公司によって完成された)に、軽鎖可変領域をシグナルペプチド及びヒト由来抗体軽鎖λ定常領域を含む発現ベクター(ここで、発現ベクターはInvitrogenから購入され、組換え工程も上海睿智化学研究有限公司によって完成された)に位置指定クローニングした。10μLの連結産物を100μLの感受性細胞(Ecos101 competent cells、Yeasternから購入、カタログ番号FYE607)に入れ、氷浴で30分間置いた。さらに、42℃で水浴で90秒ヒートショックさせ、氷の上に2分間置いた後800μLの抗生物質のない2YT培地を入れ、37℃でチェーカーで200rpmで45分間培養し、200μL取って100μg/mLのアンピシリンを含有するLB固体培地に塗布し、37℃のインキュベーターで一晩培養した。翌日に、発現ベクターにおけるプライマーpTT-EF1a-F及びpSV40(そのヌクレオチド配列がそれぞれ配列表の配列番号430、配列番号431で示される)を使用し、30μLPCR系を調製し、集落のPCRを行った。集落のPCR系は、プライマーをそれぞれ1μL、10μLのPCR予混合液(Novoproteinから購入)で20μLまで追加した。ピペットチップの先端で集落を取ってPCR反応系に吹き込み、かつ0.5μLを取ってもう一つの100μg/mLのアンピシリンを含有するLB固体培養シャーレに接種して菌株を保存した。PCR反応終了後、5μLを取ってアガロースゲル電気泳動によって検出し、陽性のサンプルに対して配列決定及び分析を行った[Kabat,“SequencesofProteinsofImmunologicalInterest,”NationalInstitutesofHealth,Bethesda,Md.(1991)を参照した]。
【表17】
【0237】
集落PCRで検証した後、配列が正確な組換え抗体の重・軽鎖の発現ベクターをFreeStyleTM 293-F細胞(Invitrogenから購入)に一過性形質移入して抗体を生成させた。形質移入時、293-F細胞の密度は1-1.5×106/mLで、100mLの細胞に100μgの上記構築された組換えベクター(組換え抗体の重鎖ベクターと軽鎖ベクターの質量比2:3)及び200μgの形質移入試薬ポリエチレンイミン(PEI)が必要であった。組換えベクターとPEIをそれぞれ5mL培地に入れ、室温で5分間静置し、0.22μmろ膜でろ過した後、組換えベクターとPEIの混合物を室温で15分間静置した。その後、上記混合物をゆっくり細胞に入れ、37℃、8%(v/v)CO2インキュベーターで回転数120rpmで培養した。7日後、3500gで細胞培養液を30分間遠心し、上清液を収集し、0.22μmフィルターでろ過した。
【0238】
200mLの清澄な上清液におけるモノクローナル抗体を1mLプロテインAカラム(GEHealthcareから購入)によって精製した。プロテインAカラムはまず平衡緩衝液(PBSリン酸緩衝液、pH7.2)で平衡化した後、上清液をプロテインAカラムに仕込み、流速を3mL/分に制御した。仕込みが終了した後、平衡緩衝液でプロテインAカラムを洗浄し、平衡緩衝液の体積はプロテインAカラムのベッド体積の20倍であった。溶離液(0.1Mグリシン-塩酸緩衝液、pH3.0)でプロテインAカラムに結合したモノクローナル抗体を溶離させ、紫外検出器によって溶離状況をモニタリングした(A280紫外吸収ピーク)。溶離した抗体を収集し、10%(v/v)の1.0MTris-HCl緩衝液を入れてpHを中和した。その後、すぐPBSリン酸緩衝液で一晩透析した。透析されたモノクローナル抗体を収集し、0.22μmのフィルターによって無菌ろ過を行い、無菌で保存し、すなわち、精製されたSEMA4D抗体をリード抗体として得た。
【0239】
リード抗体に対してタンパク質の濃度(A280/1.4)、純度、内毒素(Lonzaキット)などを検出・分析した。結果を表18に示すが、結果から、リード抗体の内毒素濃度が1.0EU/mg以内であったことが示された。
【表18】
【実施例3】
【0240】
<リード抗体の同定>
【0241】
A.酵素結合免疫吸着実験(ELISA)による抗体とSEMA4Dタンパク質の結合活性の検出
【0242】
実施例1及び2で得られたリード抗体をヒト由来SEMA4Dと結合反応させた。
【0243】
まず、hSEMA4D ECD-HisをPBSで最終濃度が1.0μg/mLになるように希釈した後、100μL/ウェルで96ウェルELISAプレートに入れ、プラスチック膜で封じて4℃で一晩インキュベートした。2日目にプレートを洗浄液、すなわち、0.05%(w/w)Tween20含有PBS緩衝液で4回洗浄し、ブロッキング液、すなわち、0.05%(w/w)Tween20及び2%(w/w)BSAを含有するPBS緩衝液を入れ、37℃で1時間ブロッキングした。ブロッキング液を捨て、洗浄液でプレートを4回洗浄した。各ウェルに実施例1及び2で得られた精製されたリード抗体を100μL入れた。37℃で1時間インキュベートした後、プレートを洗浄液で4回洗浄した。各ウェルに1:10000で希釈された西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)で標識された二次抗体(Sigmaから購入)を100μL入れ、37℃で1時間インキュベートした後、洗浄液でプレートを4回洗浄した。各ウェルにTMB基質を100μL入れ、室温で5分間インキュベートし、各ウェルに停止液(1.0NHCl)を100μL入れた。マイクロプレートリーダー(Spectra MaxM5e、Molecular Deviceから購入)によってA450nm値を読み取り、結果をは図5A~5B及び表19~20に示すが、結果から、精製された抗体とヒト由来SEMA4Dタンパク質がELISAレベルで結合活性があることが示された。ここで、表におけるデータはA450nm値であった。
【表19】
【表20】
【0244】
B.フローサイトメトリー実験(FACS)による抗体とSEMA4D安定形質移入細胞株の結合活性の検出
【0245】
ヒト由来SEMA4D全長をコードするヌクレオチド配列(配列番号422で示され、細胞免疫原で示された通りである)をpLVX-IRES-Hygベクター(Clontechから購入)にクローニングし、そして上記方法によってプラスミドを製造した。X-treme GENEHPDNA Transfection Reagent(Rocheから購入)でレンチウイルスをパッケージングし、そしてCHO-K1細胞(ATCCから購入)に感染させた。感染後の細胞を600μg/mL抗生物質及び10%ウシ胎児血清を含有する培地で2週間培養した。有限希釈法によって96ウェル培養プレートでサブクローニング及びスクリーニングを行った(具体的な方法は上記免疫原の製造を参照した)。同様に、サル由来、マウス由来SEMA4D全長をコードするヌクレオチド配列(配列表の配列番号432、配列番号433で示される)をpLVX-IRES-Puroベクター(Clontechから購入)にクローニングし、レンチウイルスをパッケージングしてCHO-K1細胞(ATCCから購入)に感染させた。感染後の細胞を3μg/mL抗生物質及び10%ウシ胎児血清を含有する培地で2週間培養し、そしてサブクローニング及びスクリーニングを行った。増幅後のクローニング用商業化の抗ヒト、サル由来SEMA4D抗体(Abcamから購入)、抗マウス由来SEMA4D抗体(eBioscienceから購入)に対してFACSによってスクリーニングした。増殖が良く、蛍光強度(MFI)が高く、単一クローンの細胞株を選んで続いて増幅培養して液体窒素で冷凍保存し、すなわち、ヒト由来、サル由来、マウス由来SEMA4Dを発現する安定形質移入細胞株、すなわち、CHO-K1hSEMA4D、CHO-K1cSEMA4D、CHO-K1mSEMA4Dを得た。
【0246】
選択結果は図6A~6C及び表21に示され、表21では、陽性細胞(%)とは陽性細胞の全細胞数における百分率である。結果から、既に一連のヒト由来、サル由来、マウス由来SEMA4D発現陽性のCHO-K1細胞系が製造されたことが示された。
【表21】
【0247】
得られたCHO-K1hSEMA4D安定形質移入細胞株及びCHO-K1をT-175細胞培養瓶で90%コンフルエンスに増幅培養した。培地を吸い捨て、PBS緩衝液(Invitrogenから購入)で1回洗浄した後、細胞分解液(TrypLETM Express Enzyme、Lifetechnology社から購入)によって処理し、そして細胞を収集した。細胞を計数した後、PBSリン酸緩衝液で細胞を1回洗浄し、そして3×106個細胞/mLに希釈し、100μL/ウェルで96ウェルFACS反応プレートに入れた。PBSリン酸緩衝液に2%(w/w)ウシ胎児血清を入れてFACS緩衝液とし、2000rpm、4℃で遠心して1回洗浄した。各ウェルに100μLの希釈された精製されたリード抗体を入れ、氷の上で1時間インキュベートした。FACS緩衝液で2回遠心洗浄し、各ウェルに100μLの蛍光(Alexa488)で標識された二次抗体(invitrogenから購入)を入れ、氷の上で1時間インキュベートした。FACS緩衝液で2回遠心・洗浄した。200μLのFACS緩衝液で細胞を懸濁させ、FACS(FACSVerse、BDから購入)によって検出して結果を分析した。結果を図7A~7B及び表22~23に示す。
【表22】
【表23】
【0248】
結果から、リード抗体は細胞表面におけるヒト由来SEMA4Dタンパク質と結合することができることが示された。ここで、表におけるデータMFIは測定された細胞群の平均蛍光強度値である。
【0249】
同様に、得られたCHO-K1cSEMA4D、CHO-K1mSEMA4D安定形質移入細胞株及びCHO-K1をT-175細胞培養瓶で増幅培養し、処理し、そして細胞を収集した。細胞を計数した後、PBSで2×106cells/mLに希釈し、洗浄後、各ウェルに100μLの希釈された精製されたリード抗体を入れ、氷の上で1時間インキュベートした。FACS緩衝液で2回遠心洗浄し、各ウェルに100μLの蛍光(Alexa488)で標識された二次抗体(invitrogenから購入)を入れ、氷の上で1時間インキュベートした。FACS緩衝液で2回遠心・洗浄した。200μLのFACS緩衝液で細胞を懸濁させ、FACS(FACSVerse、BDから購入)によって検出して結果を分析した。結果は図8~9及び表24~27に示す。
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【0250】
結果から、リード抗体は細胞表面におけるサル由来SEMA4Dタンパク質と結合することができ、サル由来SEMA4Dとクロス反応があることが示された。2D5及び5D8の2種類の抗体のみが細胞表面に発現されるマウス由来SEMA4Dと結合することができ、マウス由来SEMA4Dとクロス反応があることが示された。ここで、表におけるデータMFIは測定された細胞群の平均蛍光強度値である。
【実施例4】
【0251】
<SEMA4D精製抗体のSEMA4Dとその受容体Plexin B1の結合に対する遮断の検出>
【0252】
受容体リガンド結合実験によってSEMA4D抗体のSEMA4Dとその受容体Plexin B1の結合に対する遮断を検出した。
【0253】
ヒト由来Plexin B1全長をコードするヌクレオチド配列(配列番号434で示される)をpLVX-IRES-Puroベクター(Clontechから購入)にクローニングし、そして上記方法によってプラスミドを製造した。X-treme GENE HP DNA Transfection Reagent(Rocheから購入)でレンチウイルスをパッケージングし、そして293F細胞(Invitrogenから購入)に感染させた。感染後の細胞を0.25μg/mL抗生物質及び10%ウシ胎児血清を含有する培地で2週間培養した。有限希釈法によって96ウェル培養プレートでサブクローニング及びスクリーニングを行った(具体的な方法は上記免疫原の製造を参照する)。増幅後のクローニング用商業化の抗ヒト由来Plexin B1抗体(R&DSystemsから購入)に対してFACSによってスクリーニングした。増殖が良く、蛍光強度(MFI)が高く、単一クローンの細胞株を選んで続いて増幅培養して液体窒素で冷凍保存し、すなわち、ヒト由来Plexin B1を発現する安定形質移入細胞株、すなわち、293F hPlexin B1を得た。
【0254】
選択結果は図10及び表28に示され、表28では、陽性細胞(%)とは陽性細胞の全細胞数における百分率である。
【表28】
【0255】
結果から、既にヒト由来Plexin B1発現陽性の293F細胞系が製造されたことが示された。
【0256】
得られた293F hPlexin B1安定形質移入細胞株をT-175細胞培養瓶で90%コンフルエントに増殖培養した。培地を吸い捨て、PBS緩衝液(Invitrogenから購入)で1回洗浄した後、細胞分解液(TrypLETM Express Enzyme、Lifetechnology社から購入)によって処理し、そして細胞を収集した。細胞を計数した後、PBSリン酸緩衝液で細胞を1回洗浄し、そして1×106cells/mLに希釈し、100μL/ウェルで96ウェルFACS反応プレートに入れた。PBSリン酸緩衝液に2%(w/w)ウシ胎児血清を入れてFACS緩衝液とし、2000rpm、4℃で遠心して1回洗浄した。同時に、精製されたリード抗体とビオチン化されたhSEMA4D ECD-Hisを混合し、氷の上で30分間インキュベートした。その後、各ウェルに100μLの混合物を入れ、氷の上で1時間インキュベートした。FACS緩衝液で2回遠心洗浄し、各ウェルに100μLの蛍光(Alexa488)で標識された二次抗体(invitrogenから購入)を入れ、氷の上で1時間インキュベートした。FACS緩衝液で2回遠心・洗浄した。200μLのFACS緩衝液で細胞を懸濁させ、FACS(FACS Verse、BDから購入)によって検出して結果を分析した。結果を図11A~11B及び表29~30に示す。
【表29】
【表30】
【0257】
結果から、31G10C5、32C8F10、31C11G2及び2D5、5D8抗体は、SEMA4Dとその受容体Plexin B1の結合をブロッキングすることができることが示された。ここで、表におけるデータMFIは測定された細胞群の平均蛍光強度値である。
【実施例5】
【0258】
<SEMA4Dの細胞脱落誘導作用に対する、SEMA4D精製抗体による阻害の検出>
【0259】
得られたヒト由来Plexin B1を発現する安定形質移入細胞株、すなわち、293F hPlexin B1を馴化した。徐々にウシ胎児血清を減少する方法、すなわち、10%(w/w)から次第に無血清まで減少する方法を使用し、さらにFreeStyle 293F培地で培養した(Invitrogenから購入)。96ウェルプレートに50μLの濃度が5μg/mLのフィブロネクチン(fibronectin)を入れ、4℃で一晩インキュベートした。余った液体をすべて吸い出し、クリーンベンチで自然乾燥した。細胞を計数した後、2×106cells/mLに希釈し、50μL/ウェルで96ウェルプレートに入れ、37℃、5%(v/v)CO2の条件で一晩培養した。50μLの精製されたリード抗体と50μLのhSEMA4D ECD-Hisを混合し、氷の上で2時間インキュベートした。その後、100μLの混合物を96ウェルプレートに入れ、37℃で2時間インキュベートした。PBSリン酸緩衝液で細胞を1回洗浄し、等体積比の培地及びCellTiter-Glo試薬(Promegaから購入)を入れ、実験操作は厳格にキットの説明書に従った。具体的に、実験は、測定前に96ウェルプレートを室温で30分間平衡化させ、細胞培地と等体積のCellTiter-Glo試薬を入れ、シェーカーに2分間置いて細胞の分裂を誘導し、さらにプレートを室温で10分間置いて発光信号を安定させ、最後にマイクロプレートリーダー(SpectraMaxM5e、Molecular Deviceから購入)によって冷光(luminescence)の光強度を読み取った。結果を図12A~12B及び表31~32に示す。
【表31】
【表32】
【0260】
結果から、精製後の抗体は、顕著に、SEMA4Dの細胞脱落誘導作用を阻害することができることが示された。ここで、表におけるデータは測定された細胞群の平均冷光強度値で、生細胞の数を反映する。
【実施例6】
【0261】
<競合的FACSによるSEMA4D抗体と結合するエピトープの同定>
【0262】
精製されたハイブリドーマSEMA4D抗体及び全ヒト由来SEMA4D抗体でフローサイトメトリー実験(FACS)を行い、異なる抗体が結合するエピトープが比較例の抗体VX15と競合するか、分析した。
【0263】
得られたCHO-K1hSEMA4D安定形質移入細胞株をT-175細胞培養瓶で90%コンフルエントに増殖培養した。培地を吸い捨て、PBS緩衝液(Invitrogenから購入)で1回洗浄した後、細胞分解液(TrypLETM Express Enzyme、Lifetechnology社から購入)によって処理し、そして細胞を収集した。細胞を計数した後、PBSリン酸緩衝液で細胞を1回洗浄し、そして3×106cells/mLに希釈し、100μL/ウェルで96ウェルFACS反応プレートに入れた。PBSリン酸緩衝液に2%(w/w)ウシ胎児血清を入れてFACS緩衝液とし、2000rpm、4℃で遠心して1回洗浄した。各ウェルに100μLの希釈された濃度が6μg/mLのリード抗体及びIgG対照を入れ、氷の上で1時間インキュベートした。その後、各ウェルに100μLの希釈された濃度が0.67μg/mLの蛍光(Alexa488)で標識された競争抗体及びIgG対照を入れ、氷の上で1時間インキュベートした。FACS緩衝液で2回遠心・洗浄した。200μLのFACS緩衝液で細胞を懸濁させ、FACS(FACSVerse、BDから購入)によって検出して結果を分析した。結果を表33~34に示す。
【表33】
【表34】
【0264】
結果から、異なるSEMA4D抗体の結合するエピトープが、様々な程度の競合性を有することが示された。そのうち、
(1)31G10C5、32C8F10、37C4F7、37F11F9、38H2E3、42B7G2及び31C11G2は比較例の抗体VX15のエピトープと競争性がないため、結合可能なエピトープが異なる。
(2)2D5、5D8は比較例の抗体VX15のエピトープと競争性があり、類似するエピトープと結合可能である。
【0265】
ここで、表33、34におけるデータは競争抗体を入れた後の元の抗体とCHO-K1hSEMA4D安定形質移入細胞株の結合レベルに対する抑制率(%)である。
【実施例7】
【0266】
<軽・重鎖可変領域のアミノ酸配列の測定>
A.ハイブリドーマによって製造されるSEMA4D抗体の軽・重鎖可変領域のアミノ酸配列の測定
【0267】
全RNA分離:実施例1で選ばれたリード抗体に相応するサブクローン培養上清液に対して抗原結合を検証した後(すなわち、実施例3~5の同定及び活性測定後)、遠心で5×107個のハイブリドーマ細胞を収集し、1mLのTrizolを入れて均一に混合して1.5mL遠心管に移し、室温で5分間静置した。0.2mLのクロロホルムを入れ、15秒振とうし、2分間静置した後、4℃、12000gで5分間遠心し、上清を取って新しい1.5mL遠心管に移した。0.5mLのイソプロパノールを入れ、管における液体を軽く均一に混合し、室温で10分間静置した後、4℃、12000gで15分間遠心し、上清を捨てた。1mLの75%(v/v)エタノールを入れ、軽く沈殿を洗浄し、4℃、12000gで5分間遠心した後、上清を捨て、沈殿物を自然乾燥し、DEPCで処理されたH2Oを入れて溶解させ(55℃水浴で溶解を10分間促進した)、全RNAを得た。
【0268】
逆転写とPCR:1μgの全RNAを取り、10μL系を調製し、逆転写酵素を入れた後37℃で20分間反応させ、85℃で10秒反応させて反応を停止させた。1μLのcDNA、各プライマー25pmol、1μLのDNAポリメラーゼ及び相応する緩衝系、250μmolのdNTPsを含む50μLのPCR系を調製した。95℃で予備変性3分、95℃で変性30秒、55℃でアニーリング30秒、72℃で伸長35秒で30サイクル後、余分に72℃で5分伸長するように、PCRプログラムを設定し、PCR産物を得た。ここで、逆転写に使用されたキットはPrimeScript RT Master Mixで、Takaraから購入され、カタログ番号はRR036で、PCRに使用された酵素はGoTaq G2 Hot Start Green Master Mixで、カタログ番号はM7423であった(Promegaから購入)。PCRプライマーはMouse Ig Primer Setで、カタログ番号は69831-3であった(Novagenから購入)。
【0269】
クローニングとシークエンシング:5μLのPCR産物を取ってアガロースゲル電気泳動によって検出し、陽性と検出されたサンプルをカラム回収キットによって精製し、ここで、回収キットはNucleoSpin Gel&PCR Clean-upで、MACHEREY-NAGELから購入され、カタログ番号は740609であった。
【0270】
連結反応:サンプル50ng、Tベクター50ng、リガーゼ0.5μL、緩衝液1μL、反応系10μLを16℃で半時間反応させて連結産物を得た。ここで、連結のキットはpMDTM18-T Vector Cloning Kitで、カタログ番号は6011であった(Takaraから購入)。5μLの連結産物を100μLの感受性細胞(Ecos 101competent cells、Yeasternから購入、カタログ番号FYE607)に入れ、氷浴で5分間置き、その後、42℃で水浴で1分間ヒートショックさせ、氷の上に1分間置いた後500μLの抗生物質のないLB培地を入れ、37℃でチェーカーで200RPMの速度で30分間蘇生させ、200μL取って抗生物質を含有するLB固体培地に塗布して37℃のインキュベーターで一晩培養した。翌日に、Tベクターを使用してプライマーM13FとM13Rで30μLのPCR系を調製し、集落のPCRを行い、ピペットチップの先端で集落を取ってPCR反応系に吹き込み、かつ0.5μL取ってもう一つの100μg/mLアンピシリンを含有するLB固体培養シャーレに接種して菌株を保存した。PCR反応終了後、5μLを取ってアガロースゲル電気泳動によって検出し、陽性のサンプルに対して配列決定及び分析を行った[Kabat,“Sequences of Proteins of Immunological Interest,”National Institutes of Health, Bethesda, Md.(1991)を参照した]。配列決定の結果は表35~38に示す。
【0271】
B.ファージディスプレイ技術によって製造される全ヒト由来SEMA4D抗体の軽・重鎖可変領域のアミノ酸配列の測定
【0272】
本発明のファージディスプレイ技術に製造される全ヒト由来SEMA4D抗体のクローニングとシークエンシングは実施例2の第(三)部分を参照し、表35~38にもこの部分のシークエンシング結果が含まれている。
【表35】
【表36】
【0273】
ここで、表35、36における数字は配列表おける配列番号で、例えば8G4E12の重鎖タンパク質の可変領域のアミノ酸配列は配列番号1で、8G4E12の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1のアミノ酸配列は配列番号2である。
【0274】
【表37】
【表38】
【0275】
ここで、表37、38における数字は配列表おける配列番号(「配列番号」番号)で、例えば8G4E12の重鎖タンパク質の可変領域のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列は配列番号337で、8G4E12の軽鎖タンパク質の可変領域のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列は配列番号338である。
【0276】
8G4E12の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号337のうちの91番目~105番目で、
8G4E12の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号337のうちの148番目~198番目で、
8G4E12の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号337のうちの295番目~321番目で、
8G4E12の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号338のうちの70番目~102番目で、
8G4E12の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号338のうちの148番目~168番目で、
8G4E12の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号338のうちの265番目~291番目で、
10F5E11の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号339のうちの91番目~105番目で、
10F5E11の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号339のうちの148番目~198番目で、
10F5E11の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号339のうちの295番目~321番目で、
10F5E11の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号340のうちの70番目~117番目で、
10F5E11の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号340のうちの163番目~183番目で、
10F5E11の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号340のうちの280番目~306番目で、
16C6D11の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号341のうちの91番目~105番目で、
16C6D11の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号341のうちの148番目~198番目で、
16C6D11の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号341のうちの295番目~318番目で、
16C6D11の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号342のうちの70番目~102番目で、
16C6D11の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号342のうちの148番目~168番目で、
16C6D11の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号342のうちの265番目~291番目で、
17D4A3の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号343のうちの91番目~105番目で、
17D4A3の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号343のうちの148番目~204番目で、
17D4A3の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号343のうちの301番目~330番目で、
17D4A3の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号344のうちの70番目~117番目で、
17D4A3の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号344のうちの163番目~183番目で、
17D4A3の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号344のうちの280番目~306番目で、
17H4B2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号345のうちの91番目~105番目で、
17H4B2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号345のうちの148番目~198番目で、
17H4B2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号345のうちの295番目~321番目で、
17H4B2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号346のうちの70番目~105番目で、
17H4B2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号346のうちの151番目~171番目で、
17H4B2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号346のうちの268番目~300番目で、
24D4E5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号347のうちの91番目~108番目で、
24D4E5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号347のうちの151番目~198番目で、
24D4E5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号347のうちの295番目~327番目で、
24D4E5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号348のうちの70番目~99番目で、
24D4E5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号348のうちの145番目~165番目で、
24D4E5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号348のうちの262番目~285番目で、
28G7B10の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号349のうちの91番目~105番目で、
28G7B10の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号349のうちの148番目~198番目で、
28G7B10の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号349のうちの295番目~333番目で、
28G7B10の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号350のうちの70番目~102番目で、
28G7B10の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号350のうちの148番目~168番目で、
28G7B10の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号350のうちの265番目~288番目で、
30B1C7の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号351のうちの91番目~105番目で、
30B1C7の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号351のうちの148番目~198番目で、
30B1C7の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号351のうちの295番目~315番目で、
30B1C7の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号352のうちの70番目~102番目で、
30B1C7の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号352のうちの148番目~168番目で、
30B1C7の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号352のうちの265番目~291番目で、
12G10H1の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号353のうちの91番目~105番目で、
12G10H1の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号353のうちの148番目~198番目で、
12G10H1の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号353のうちの295番目~324番目で、
12G10H1の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号354のうちの70番目~114番目で、
12G10H1の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号354のうちの160番目~180番目で、
12G10H1の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号354のうちの277番目~303番目で、
17A10A2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号355のうちの91番目~105番目で、
17A10A2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号355のうちの148番目~198番目で、
17A10A2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号355のうちの295番目~321番目で、
17A10A2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号356のうちの70番目~99番目で、
17A10A2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号356のうちの145番目~165番目で、
17A10A2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号356のうちの262番目~288番目で、
25C1B3の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号357のうちの91番目~105番目で、
25C1B3の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号357のうちの148番目~198番目で、
25C1B3の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号357のうちの295番目~321番目で、
25C1B3の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号358のうちの70番目~117番目で、
25C1B3の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号358のうちの163番目~183番目で、
25C1B3の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号358のうちの280番目~306番目で、
28D2E1の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号359のうちの91番目~105番目で、
28D2E1の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号359のうちの148番目~204番目で、
28D2E1の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号359のうちの301番目~330番目で、
28D2E1の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号360のうちの70番目~117番目で、
28D2E1の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号360のうちの163番目~183番目で、
28D2E1の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号360のうちの280番目~306番目で、
31G10C5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号361のうちの91番目~105番目で、
31G10C5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号361のうちの148番目~198番目で、
31G10C5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号361のうちの295番目~318番目で、
31G10C5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号362のうちの70番目~99番目で、
31G10C5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号362のうちの145番目~165番目で、
31G10C5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号362のうちの262番目~288番目で、
32C8F10の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号363のうちの91番目~105番目で、
32C8F10の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号363のうちの148番目~198番目で、
32C8F10の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号363のうちの295番目~318番目で、
32C8F10の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号364のうちの70番目~99番目で、
32C8F10の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号364のうちの145番目~165番目で、
32C8F10の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号364のうちの262番目~288番目で、
35D2B9の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号365のうちの91番目~105番目で、
35D2B9の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号365のうちの148番目~198番目で、
35D2B9の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号365のうちの295番目~324番目で、
35D2B9の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号366のうちの70番目~99番目で、
35D2B9の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号366のうちの145番目~165番目で、
35D2B9の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号366のうちの262番目~288番目で、
37C4F7の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号367のうちの91番目~105番目で、
37C4F7の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号367のうちの148番目~198番目で、
37C4F7の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号367のうちの295番目~333番目で、
37C4F7の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号368のうちの70番目~117番目で、
37C4F7の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号368のうちの163番目~183番目で、
37C4F7の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号368のうちの265番目~291番目で、
37F11F9の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号369のうちの91番目~105番目で、
37F11F9の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号369のうちの148番目~198番目で、
37F11F9の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号369のうちの295番目~336番目で、
37F11F9の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号370のうちの70番目~102番目で、
37F11F9の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号370のうちの148番目~168番目で、
37F11F9の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号370のうちの265番目~291番目で、
38H2E3の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号371のうちの91番目~105番目で、
38H2E3の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号371のうちの148番目~198番目で、
38H2E3の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号371のうちの295番目~333番目で、
38H2E3の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号372のうちの70番目~117番目で、
38H2E3の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号372のうちの163番目~183番目で、
38H2E3の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号372のうちの280番目~306番目で、
42B7G2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号373のうちの91番目~105番目で、
42B7G2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号373のうちの148番目~198番目で、
42B7G2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号373のうちの295番目~336番目で、
42B7G2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号374のうちの70番目~114番目で、
42B7G2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号374のうちの160番目~180番目で、
42B7G2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号374のうちの280番目~306番目で、
31C11G2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号375のうちの91番目~105番目で、
31C11G2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号375のうちの148番目~198番目で、
31C11G2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号375のうちの295番目~318番目で、
31C11G2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号376のうちの70番目~99番目で、
31C11G2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号376のうちの145番目~165番目で、
31C11G2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号376のうちの262番目~288番目で、
80G1G1の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号377のうちの91番目~105番目で、
80G1G1の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号377のうちの148番目~195番目で、
80G1G1の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号377のうちの292番目~318番目で、
80G1G1の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号378のうちの70番目~99番目で、
80G1G1の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号378のうちの145番目~165番目で、
80G1G1の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号378のうちの262番目~288番目で、
80E7E2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号379のうちの91番目~105番目で、
80E7E2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号379のうちの148番目~198番目で、
80E7E2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号379のうちの295番目~321番目で、
80E7E2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号380のうちの70番目~114番目で、
80E7E2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号380のうちの160番目~180番目で、
80E7E2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号380のうちの277番目~303番目で、
84A2C4の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号381のうちの91番目~105番目で、
84A2C4の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号381のうちの148番目~198番目で、
84A2C4の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号381のうちの295番目~321番目で、
84A2C4の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号382のうちの70番目~114番目で、
84A2C4の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号382のうちの160番目~180番目で、
84A2C4の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号382のうちの277番目~303番目で、
88B4D4の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号383のうちの91番目~105番目で、
88B4D4の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号383のうちの148番目~195番目で、
88B4D4の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号383のうちの292番目~318番目で、
88B4D4の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号384のうちの70番目~99番目で、
88B4D4の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号384のうちの145番目~165番目で、
88B4D4の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号384のうちの262番目~288番目で、
89G3E8の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号385のうちの91番目~105番目で、
89G3E8の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号385のうちの148番目~195番目で、
89G3E8の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号385のうちの292番目~333番目で、
89G3E8の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号386のうちの70番目~117番目で、
89G3E8の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号386のうちの163番目~183番目で、
89G3E8の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号386のうちの280番目~306番目で、
90H5D3の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号387のうちの91番目~105番目で、
90H5D3の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号387のうちの148番目~195番目で、
90H5D3の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号387のうちの292番目~318番目で、
90H5D3の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号388のうちの70番目~99番目で、
90H5D3の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号388のうちの145番目~165番目で、
90H5D3の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号388のうちの262番目~288番目で、
90F3B2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号389のうちの91番目~105番目で、
90F3B2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号389のうちの148番目~195番目で、
90F3B2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号389のうちの292番目~333番目で、
90F3B2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号390のうちの70番目~117番目で、
90F3B2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号390のうちの163番目~183番目で、
90F3B2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号390のうちの280番目~306番目で、
118C7E6の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号391のうちの91番目~105番目で、
118C7E6の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号391のうちの148番目~198番目で、
118C7E6の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号391のうちの295番目~333番目で、
118C7E6の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号392のうちの70番目~102番目で、
118C7E6の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号392のうちの148番目~168番目で、
118C7E6の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号392のうちの265番目~291番目で、
131H4A2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号393のうちの91番目~105番目で、
131H4A2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号393のうちの148番目~198番目で、
131H4A2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号393のうちの295番目~312番目で、
131H4A2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号394のうちの70番目~102番目で、
131H4A2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号394のうちの148番目~168番目で、
131H4A2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号394のうちの265番目~291番目で、
132G4B6の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号395のうちの91番目~105番目で、
132G4B6の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号395のうちの148番目~198番目で、
132G4B6の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号395のうちの295番目~327番目で、
132G4B6の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号396のうちの70番目~102番目で、
132G4B6の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号396のうちの148番目~168番目で、
132G4B6の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号396のうちの265番目~291番目で、
144D3B11の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号397のうちの91番目~105番目で、
144D3B11の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号397のうちの148番目~198番目で、
144D3B11の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号397のうちの295番目~321番目で、
144D3B11の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号398のうちの70番目~117番目で、
144D3B11の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号398のうちの163番目~183番目で、
144D3B11の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号398のうちの280番目~306番目で、
133G11E12の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号399のうちの91番目~105番目で、
133G11E12の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号399のうちの148番目~198番目で、
133G11E12の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号399のうちの295番目~327番目で、
133G11E12の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号400のうちの70番目~102番目で、
133G11E12の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号400のうちの148番目~168番目で、
133G11E12の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号400のうちの265番目~291番目で、
134C11G10の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号401のうちの91番目~105番目で、
134C11G10の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号401のうちの148番目~198番目で、
134C11G10の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号401のうちの295番目~327番目で、
134C11G10の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号402のうちの70番目~102番目で、
134C11G10の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号402のうちの148番目~168番目で、
134C11G10の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号402のうちの265番目~291番目で、
134D3B6の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号403のうちの91番目~105番目で、
134D3B6の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号403のうちの148番目~198番目で、
134D3B6の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号403のうちの295番目~312番目で、
134D3B6の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号404のうちの70番目~102番目で、
134D3B6の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号404のうちの148番目~168番目で、
134D3B6の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号404のうちの265番目~291番目で、
138E9A2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号405のうちの91番目~105番目で、
138E9A2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号405のうちの148番目~198番目で、
138E9A2の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号405のうちの295番目~327番目で、
138E9A2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号406のうちの70番目~117番目で、
138E9A2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号406のうちの163番目~183番目で、
138E9A2の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号406のうちの280番目~306番目で、
138F9B5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号407のうちの91番目~105番目で、
138F9B5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号407のうちの148番目~198番目で、
138F9B5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号407のうちの295番目~336番目で、
138F9B5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号408のうちの70番目~102番目で、
138F9B5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号408のうちの148番目~168番目で、
138F9B5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号408のうちの265番目~291番目で、
142D6D11の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号409のうちの91番目~105番目で、
142D6D11の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号409のうちの148番目~198番目で、
142D6D11の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号409のうちの295番目~321番目で、
142D6D11の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号410のうちの70番目~102番目で、
142D6D11の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号410のうちの148番目~168番目で、
142D6D11の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号410のうちの265番目~291番目で、
145E10H5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号411のうちの91番目~105番目で、
145E10H5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号411のうちの148番目~198番目で、
145E10H5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号411のうちの295番目~321番目で、
145E10H5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号412のうちの70番目~102番目で、
145E10H5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号412のうちの148番目~168番目で、
145E10H5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号412のうちの265番目~291番目で、
167H6H5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号413のうちの91番目~105番目で、
167H6H5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号413のうちの148番目~198番目で、
167H6H5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号413のうちの295番目~318番目で、
167H6H5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号414のうちの70番目~105番目で、
167H6H5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号414のうちの151番目~171番目で、
167H6H5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号414のうちの268番目~294番目で、
166E12G6の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号415のうちの91番目~105番目で、
166E12G6の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号415のうちの148番目~204番目で、
166E12G6の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号415のうちの301番目~330番目で、
166E12G6の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号416のうちの70番目~117番目で、
166E12G6の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号416のうちの163番目~183番目で、
166E12G6の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号416のうちの280番目~306番目で、
2D5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号417のうちの91番目~111番目で、
2D5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号417のうちの154番目~201番目で、
2D5の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号417のうちの298番目~333番目で、
2D5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号418のうちの67番目~99番目で、
2D5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号418のうちの145番目~165番目で、
2D5の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号418のうちの262番目~294番目で、
5D8の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号419のうちの91番目~105番目で、
5D8の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号419のうちの148番目~195番目で、
5D8の重鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号419のうちの292番目~333番目で、
5D8の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR1をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号418のうちの67番目~105番目で、
5D8の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR2をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号418のうちの151番目~171番目で、
5D8の軽鎖タンパク質の可変領域におけるCDR3をコードするヌクレオチド配列は配列表における配列番号418のうちの268番目~300番目である。
【実施例8】
【0277】
<抗体配列の改変>
A.抗体配列ホットポイントの点突然変異
【0278】
PCRを介する部位特異的突然変異方法によって抗体配列のホットポイントを改変した。その原理は、環状プラスミドを鋳型とし、一対の完全にマッチし、かつ突然変異が導入されたプライマーでPCR増幅を行い、鋳型は大腸菌から抽出されたメチル化修飾され、かつDpnIに敏感のプラスミドで、一方、PCR産物はメチル化されていない、ニックがついた開環プラスミドであるため、DpnI酵素切断の手段によって鋳型を除去し、最終的に産物に新たに増幅された突然変異プラスミドのみが残る。
【0279】
具体的な操作方法は、コドン表から、まず、各アミノ酸に相応するコドンを見つけた。次に、ヌクレオチドの突然変異部位を決定し、例えばアスパラギン酸NをアスパラギンDに突然変異させる場合、アスパラギン酸に相応するコドンはAATで、アスパラギンに相応するコドンはGAT又はGACで、AATをGATに突然変異させることにすると、1つのみの部位の突然変異が必要になる。その後、突然変異部位及びその近くの塩基配列を見つけ、さらに突然変異部位を中心に、突然変異配列のプライマーを設計し、PCR増幅を行った。産物をDpnIで1-3時間消化するとDH5αになり、プレートに塗布してから2日目に単一の集落を選んで培養してシークエンシングした。
【0280】
抗体5D8のCDR配列のホットポイントを突然変異させた。突然変異可能な部位は計4つあった。すなわち、重鎖に2つ、それぞれ52番目のアスパラギン酸NのアスパラギンDへの突然変異、又は54番目のセリンSのアラニンAへの突然変異で、軽鎖に2つ、それぞれ97番目のアスパラギン酸NのセリンSへの突然変異、又は98番目のグリシンGのアラニンAへの突然変異である。シークエンシングの結果を表39に示す。
【表39】
【0281】
B.抗体配列のフレームワークの復帰突然変異
【0282】
2D5重鎖及び軽鎖の可変領域の配列をIg BLASTに入力して分析した。
【0283】
重鎖可変領域について、復帰突然変異のアミノ酸の数及び突然変異アミノ酸の種における出現頻度の2つの要素を総合的に考慮し、IGHV2-70*01を突然変異参照鋳型とした。Abysisサイトの種blastアラインメントの結果から、復帰突然変異のアミノ酸の数及び突然変異アミノ酸の種における出現頻度の2つの要素を総合的に考慮し、JH1を選んでJ領域のアセンブリを完成させた。比較から、発明者は5番目のリシンKをアルギニンRに、10番目のスレオニンTをアラニンAに、21番目のアラニンAをスレオニンTに、23番目のセリンSをスレオニンTに突然変異させた。
【0284】
軽鎖可変領域について、復帰突然変異のアミノ酸の数及び突然変異アミノ酸の種における出現頻度の2つの要素を総合的に考慮し、IGLV3-1*01を突然変異参照鋳型とした。Abysisサイトの種blastアラインメントの結果から、復帰突然変異のアミノ酸の数及び突然変異アミノ酸の種における出現頻度の2つの要素を総合的に考慮し、JL1を選んでJ領域のアセンブリを完成させた。比較から、発明者は2番目のセリンSをチロシンYに、7番目のアラニンAをプロリンPに、42番目のプロリンPをセリンSに、76番目のアラニンAをグリシンGに、80番目のロイシンLをメチオニンMに突然変異させた。
【0285】
類似する方法によって5D8-h2の重鎖及び軽鎖の可変領域のフレームワークに対して突然変異の設計を行った。シークエンシングの結果を表40に示す。
【表40】
【実施例9】
【0286】
<SEMA4D抗体のMDSCを抑制する活性の検出>
【0287】
CD33磁気ビーズ(Miltenyi Biotechから購入、カタログ番号130-045-501)でヒト末梢血単核球(PBMC)を選別した。各ウェルの細胞を1e5取って96ウェルプレートに入れた。その後、100μg/mLのhSEMA4D ECD-hFc及び10μg/mL、100μg/mL、500μg/mLのSEMA4D抗体を入れた。充分に均一に混合した後、37℃で72時間インキュベートして培養し、インキュベート後、FACS緩衝液(PBS+2%FBS)で1回洗浄し、2000rpmで5分間遠心した。その後、蛍光標識されたCD33抗体、CD11b抗体、HLA-DR抗体を入れ、4℃で光を避けて1時間インキュベートした。次に、FACS緩衝液で2回洗浄し、2000rpmで5分間遠心した。その後、200μLのFACS緩衝液で再懸濁させ、FACS Canto IIにおいて検出した。
【0288】
CD33+CD11b+HLA-DR-/lowの細胞群はMDSCとされ、対照群及び実験群におけるMDSC細胞群の比率を統計した。実験結果を図13及び表41に示す。
【表41】
【0289】
結果から、SEMA4D抗体2D5-b1、5D8-h2、17H4B2及び比較例の抗体VX15は、有効にSEMA4DのMDSC細胞群に対する誘導作用を緩和できることが示された。中でも、100μg/mLの17H4B2抗体は既に完全にSEMA4Dの作用を抑制することができ、当該活性が顕著に比較例の抗体VX15よりも強かった。表において、IgG対照群とは、SEMA4Dで処理されず、ヒト由来IgGのみを入れた群である。
【実施例10】
【0290】
<ファージディスプレイ技術によるSEMA4D抗体の高親和性の実現>
【0291】
4回の生物スクリーニングによってSEMA4Dと結合する高親和力の抗体を得た。具体的な過程は以下の通りである。
【0292】
2D5の重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を得た後、プライマーを設計してファージベクターpCANに構築し、phage-scFv組換えベクターにした。scFv組換えベクターを含有するTG1菌はIPTGで一晩発現を誘導された後、細菌のペリプラズムタンパク質(PPE)を抽出した。Octet Redでビオチン化hSEMA4D ECD-His抗原とscFvの結合能力と検出したところ、測定されたオフレート(off-rate)は3.94E-03であった。
【0293】
構築されたscFv断片を鋳型とし、野生型のコドンが50%の比率に維持するように、CDR領域の各部位をランダムに突然変異させた。PCR増幅で得られたscFv断片をpCANファージベクターに連結した後、電気的形質転換手段によって宿主菌TG1(LUCIGENから購入)に導入した。ランダムに50個のクローンを選んでシークエンシングし、構築に成功したランダム突然変異ライブラリーを新鮮な培地に接種し、37℃で対数期まで培養した。補助ファージM13KO7(NEBから購入、カタログ番号N0315S)を入れ、補助ファージと大腸菌TG1を1:1000の比率で均一に混合し、37℃で30分間静置した。その後、37℃で30分間振とう培養し、10分間遠心した後、細胞を収集し、新鮮な2YT培地を入れ、30℃で4時間振とう培養した。遠心して上清を収集し、1/4上清体積の20%PEGを含有するNaCl溶液を入れ、氷の上で一晩置いた。遠心してファージの沈殿を収集し、PBS緩衝液に溶解させた。10000rpmで10分間遠心して残った細胞破片を除去し、上清を収集して生物スクリーニングに使用した。
【0294】
1回目の生物スクリーニングでは、A、B、Cの三つの管を用意し、A管にまず100μLのストレプトアビジンがカップリングされたDynabeads(Invitrogenから購入)及びScFv抗体ライブラリーを入れ、B管にまず100μLのストレプトアビジンがカップリングされたDynabeadsを入れた。次に、室温で2時間ブロッキングした。C管における液を捨て、A管を遠心して収集された上清を入れた後、最終濃度が30nMになるようにビオチン化hSEMA4D ECD-Hisを入れ、室温で振とうして2時間インキュベートした。そして、対照管を設け、ビオチン化hSEMA4D ECD-Hisを入れないだけで、同様に室温で振とうして2時間インキュベートした。B管を遠心してブロッキングされた磁気ビーズを得、インキュベート後の混合液を入れ、室温で振とうして15分間インキュベートした。磁気ホルダーに30秒置き、0.05%(v/v)Tween-20含有ブロッキング液で5回洗浄し、さらにブロッキング液、PBS緩衝液で5回洗浄した。洗浄後、各管に1mLの10μg/mLトリプターゼを入れ、37℃で30分間インキュベートしてビオチン化hSEMA4D ECD-Hisと結合するファージを溶離させた。1mLのトリプターゼ溶液を4mLの対数増殖期にある大腸菌TG1に入れ、37℃で30分間インキュベートし、TG1の培養液を得た。TG1の培養液を勾配希釈し、プレートを塗布し、37℃で一晩培養した。得られたビオチン化hSEMA4D ECD-Hisと結合するもの及び対照管のクローン数を計算し、そして20~40個のクローンを選んでシークエンシングした。同時に、プレートにおけるクローンを2YT培地で洗浄し、収集し、そして新鮮な培地に接種し、37℃で対数期まで培養した。補助ファージM13KO7を入れて前記の方法に従ってパッケージングした後、次のスクリーニングに使用した。
【0295】
2~4回目の生物スクリーニングは手順が1回目と基本的に同様で、スクリーニング手段は親和力によるスクリーニングプランを使用し、すなわち、2回目のスクリーニングから入れられるビオチン化されたhSEMA4D ECD-His抗原の濃度が次第に低下し、4回のスクリーニングを経た後、ビオチン化されたhSEMA4D ECD-Hisと特異的に結合するScFv抗体配列が有効に収集された。
【0296】
3、4回目のプレートから単一クローンを選んで96ウェルプレートで培養し、各ウェルに200μLの抗生物質を入れた2YT培地を含有させ、37℃で一晩振とう培養した。10μLの一晩培養された上清を400μLの抗生物質含有培地に入れ、1.5-2.5時間振とう培養した。最終濃度が1mMになるようにIPTGを入れ、30℃で16時間振とう培養し、遠心し、一本鎖抗体を得た。
【0297】
ELISA方法によってスクリーニングで得られたscFv抗体がSEMA4Dとの結合活性を確認した。OD450nm>1.0のクローンを選んでシークエンシングし、異なるscFv配列を有するクローンを得た。
【0298】
候補クローンを新しく調製された培地に接種し、37℃で一晩振とう培養した。40μLの一晩培養された菌を4mLの培養液に入れ、37℃で2h振とう培養した。最終濃度が1mMになるようにIPTGを入れ、30℃で16時間振とう培養し、4000rpmで10分間遠心し、上清を捨てた。細菌沈殿を500μLの氷で冷やしてある1×TES溶液で再懸濁させた後、750μLの氷で冷やしてある1/5×TES溶液を入れ、ボルテックスで沈殿を再懸濁させた。氷の上で30minインキュベートした後、1.5mL遠心管に移し、12000r/minで10min遠心した。慎重に上清(すなわち、細胞質における可溶性抗体)をきれいな管に移した。上清は菌体におけるscFv抗体で、さらにこれらのscFv抗体に対してOctet-Redによってオフレートを検出した。オフレートの順位から、クローン2D5-b1-3D9のオフレートが野生型と比べて45倍低下し、その中の軽鎖可変領域の配列は番号446であった。
【0299】
オフレート検出の結果から、プライマーを設計してPCR方法によってそれぞれ軽鎖及び重鎖の可変領域を増幅した。0.5μLの形質移入クローンの大腸菌TG1から抽出されたプラスミド、各プライマー10pmol、25μLのQ5高正確性DNAポリメラーゼを含有する50μL反応系を調製し、そして水を50μLまで追加した。予備変性95℃、5分、変性95℃、30秒、アニーリング55℃、30秒、伸長68℃、30秒でPCRプログラムを設定し、PCR産物を得た。ここで、PCRに使用されたDNAポリメラーゼは、NEBから購入され、カタログ番号E0555Lである。5μLのPCR産物を取ってアガロースゲル電気泳動によって検出し、陽性と検出されたサンプルをカラム回収キットによって精製し、ここで、回収キットはQIAquickGelextractionkitで、Qiagenから購入され、カタログ番号は28706であった。連結反応:挿入断片3μL、酵素切断された発現ベクター2μL、組換え酵素Exnase2μL、緩衝液4μL、反応系20μLを37℃で半時間反応させて連結産物、すなわち、構築された組換えベクターを得た。ここで、組換え酵素はVazymeから購入され、カタログ番号C112-01/02で、緩衝液は当該組換え酵素に合わせて購入して使用されるものである。重鎖可変領域をシグナルペプチド及びヒト由来抗体重鎖IgG4(S228P)定常領域を含む発現ベクター(ここで、発現ベクターはInvitrogenから購入され、組換え工程も上海睿智化学研究有限公司によって完成された)に、軽鎖可変領域をシグナルペプチド及びヒト由来抗体軽鎖λ定常領域を含む発現ベクター(ここで、発現ベクターはInvitrogenから購入され、組換え工程も上海睿智化学研究有限公司によって完成された)に位置指定クローニングした。10μLの連結産物を100μLの感受性細胞(Ecos101 competent cells、Yeasternから購入、カタログ番号FYE607)に入れ、氷浴で30分間置いた。さらに、42℃で水浴で90秒ヒートショックさせ、氷の上に2分間置いた後800μLの抗生物質のない2YT培地を入れ、37℃でチェーカーで200rpmで45分間培養し、200μL取って100μg/mLのアンピシリンを含有するLB固体培地に塗布し、37℃のインキュベーターで一晩培養した。翌日に、発現ベクターにおけるプライマーpTT-EF1a-F及びpSV40(そのヌクレオチド配列がそれぞれ配列表の配列番号430、配列番号431で示される)を使用し、30μLPCR系を調製し、集落のPCRを行った。集落のPCR系は、プライマーをそれぞれ1μL、10μLのPCR予混合液(Novoproteinから購入)で20μLまで追加した。ピペットチップの先端で集落を取ってPCR反応系に吹き込み、かつ0.5μLを取ってもう一つの100μg/mLのアンピシリンを含有するLB固体培養シャーレに接種して菌株を保存した。PCR反応終了後、5μLを取ってアガロースゲル電気泳動によって検出し、陽性のサンプルに対して配列決定及び分析を行った[Kabat,“Sequences of Proteins of Immunological Interest,”National Institutes of Health,Bethesda,Md.(1991)を参照した]。
【0300】
集落PCRで検証した後、配列が正確な組換え抗体の重、軽鎖の発現ベクターをFreeStyleTM 293-F細胞(Invitrogenから購入)に一過性形質移入して抗体を生成させた。200mLの清澄な上清液におけるモノクローナル抗体を1mLプロテインAカラム(GE Healthcareから購入)によって精製した。透析されたモノクローナル抗体を収集し、0.22μmのフィルターによって無菌ろ過を行い、無菌で保存し、すなわち、精製されたSEMA4D抗体を得た。
【0301】
精製された抗体に対してタンパク質の濃度(A280/1.4)、純度、内毒素(Lonzaキット)などを検出・分析した。抗体の内毒素濃度が1.0EU/mg以内であった。
【0302】
アミノカップリングによって抗ヒトFcIgG(Genewayから購入)をCM5チップ(GEから購入)の表面にカップリングさせて固定し、FC1を参照チャネルとした。カップリング固定の過程は以下の通りである。新しく調製されたモル比1:1の50mM N-ヒドロキシスクシンイミド(NHS)及び200mM 1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC)の混合物でチップを活性化させた。その後、10~50μg/mLの10mM酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.0)に希釈させた抗ヒトFc IgGを注入した。残った活性化部位を1Mエタノールアミンでブロッキングした。その後、HBS-EP緩衝液で製造された2D5-b1-3D9抗体を5μg/mLに希釈し、10μL/分の流速でチップの捕捉し、約100~300RUの応答値を得た。そして、精製されたhSEMA4D ECD-Hisを100nMに希釈し、30μL/分の流速でチップの表面を通らせた。各サイクル終了後、チップの表面を10mM、pH1.5のグリシンで再生させた。反応速度定数はブランク対照を引き、global fit分析方法によって1:1結合モデルでデータのフィッティングを行った(Biacoreマニュアルを参照して行われた)。解離平衡速度定数(KD)はKD=kd/kaという式で計算し、ここで、Kdは解離定数で、Kaは結合定数である。一部の実験結果を表42に示す。表42から、2D5-b1-3D9抗体の親和力KDは1.84×10-10Mであったことが示された。
【表42】
【実施例11】
【0303】
<マウス体内実験によるSEMA4D抗体の腫瘍増殖を抑制する活性の検出>
A.マウス体内におけるSEMA4D抗体とCTLA4抗体の併用による腫瘍増殖を抑制する活性の検出
【0304】
雌BALB/cマウス(6-19g、約6-8週齢、上海霊暢生物科技有限公司から購入)を受け取った後SPF級で飼育し、少なくとも1週間慣れさせた後、実験を始めた。リン酸緩衝液PBSでCT26細胞を1×107cells/mLになり、かつCT26細胞の生存率が90%超に維持するように希釈した。CT26細胞を各マウスに0.05mlの体積で50匹のBALB/cマウスの躯幹の右側皮下に接種した。マウスに接種した後、その体重及び接種の順番でランダムに5つの群に10匹ずつ分けた。SEMA4D抗体単独投与群:マウスに接種後2、5、8、11、14、17、21、24、28日目に60mg/kgのSEMA4D抗体を腹腔注射した。CTLA4抗体単独投与群:マウスに接種後8日目に100μgのCTLA4抗体を、接種後11、14日目に50μgのCTLA4抗体を腹腔注射した。SEMA4D抗体とCTLA4抗体の併用群:マウスに接種後2、5、8、11、14、17、21、24、28日目に60mg/kgのSEMA4D抗体を、同時に接種後8日目に100μgのCTLA4抗体を、接種後11、14日目に50μgのCTLA4抗体を腹腔注射した。対照群:マウスに接種後2、5、8、11、14、17、21、24、28日目に60mg/kgのヒトIgG4を、同時に接種後8日目に100μgのマウスIgG2bを、接種後11、14日目に50μgのマウスIgG2bを腹腔注射した。毎日マウスを観察して体重を記録し、接種腫瘍体積を週に3回測定した。マウスの腫瘍体積が終点、すなわち、2000mm3を超えると、マウスを麻酔して殺処分した。接種後20日目に、腫瘍体積が既に終点を超えたマウスがいた。
【0305】
マウスの体重変化率(RCBW)は、公式:RCBW(%)=(BWi-BW0)/BW0×100%で計算され、BWiは特定の日数の体重平均値で、BW0は接種当日のマウスの体重平均値である。腫瘍体積(tumor volume)は公式:tumor volume=(length×width2)/2で計算され、lengthは腫瘍の長径で、widthは腫瘍の短径である。腫瘍抑制率(Tumor growth inhibition rate、TGI%)は公式:TGI%=(1-TVi/TVvi)×100%で計算され、TViは特定の日数の投与群のマウスの腫瘍体積の平均値を、TVviは特定の日数の対照群のマウスの腫瘍体積の平均値を用いた。
【0306】
<マウス体内におけるSEMA4D抗体とPD-1抗体の併用による腫瘍増殖を抑制する活性の検出>
【0307】
雌BALB/cマウス(6-19g、約6-8週齢、上海霊暢生物科技有限公司から購入)を受け取った後SPF級で飼育し、少なくとも1週間慣れさせた後、実験を始めた。リン酸緩衝液PBSでCT26細胞を1×107cells/mLになり、かつCT26細胞の生存率が90%超に維持するように希釈した。CT26細胞を各マウスに0.05mlの体積で60匹のBALB/cマウスの躯幹の右側皮下に接種した。マウスに接種した後、その体重及び接種の順番でランダムに6つの群に10匹ずつ分けた。SEMA4D抗体単独投与群:マウスに接種後2、5、8、11、14、17、21、24、28日目に60mg/kgのSEMA4D抗体を腹腔注射した。PD-1抗体単独投与群:接種後3日目から5mg/kgのPD-1抗体を週に2回、2週間腹腔注射した。SEMA4D抗体とPD-1抗体の併用群:マウスに2、5、8、11、14、17、21、24、28日目に60mg/kgのSEMA4D抗体を、同時に接種後3日目から5mg/kgのPD-1抗体を週に2回、2週間腹腔注射した。対照群:マウスに2、5、8、11、14、17、21、24、28日目に60mg/kgのヒトIgG4を、同時に接種後3日目から5mg/kgのラットIgを週に2回、2週間腹腔注射した。毎日マウスを観察して体重を記録し、接種腫瘍体積を週に3回測定した。マウスの腫瘍体積が終点、すなわち、2000mm3を超えると、マウスを麻酔して殺処分した。接種後19日目に、腫瘍体積が既に終点を超えたマウスがいた。
【0308】
同様の方法によってマウスの腫瘍体積が終点に到達するまでのデータ(接種後19日以内)、そしてマウスの腫瘍の発生及び生存期間の変化を分析し、実験結果を図14A~14C及び表43に示す。ここで、異なる群のマウスの腫瘍増殖は二元配置RM ANOVA統計方法によって分析され、P値<0.05の場合、有意差がある。数値の表示は平均値±標準誤差である。
【表43】
【0309】
結果の説明:
各実験群は、対照群と比べ、マウスの体重に顕著な差がなかった。
【0310】
SEMA4D抗体単独投与実験群では、SEMA4D抗体は顕著に腫瘍増殖を抑制できた。
【0311】
SEMA4D抗体とPD-1抗体の併用群では、SEMA4D抗体とPD-1抗体の併用はさらに協同して腫瘍増殖を抑制又は遅延することができた。これによって、SEMA4D抗体の併用は顕著にCT26を接種されたマウスのPD-1抗体の単独投与に対する応答率を向上させ、生存期間を延長することが示され、SEMA4Dは免疫細胞の浸潤を誘導することによってPD-1腫瘍免疫療法の治療効果を増強することが示唆された。
【0312】
各文献がそれぞれ単独に引用されるように、本発明に係るすべての文献は本出願で参考として引用する。また、本発明の上記の内容を読み終わった後、当業者が本発明を各種の変動や修正をすることができるが、それらの等価の形態のものは本発明の請求の範囲に含まれることが理解されるはずである。
【0313】
本発明の配列情報
【0314】
配列番号1 8G4E12重鎖可変領域
EVQLVESGGGLVKPGGSLKLSCAASGFTFSDYGMYWVRQAPEKGLEGVAYISSGSSTIYSVDKVKGRFTISRDNAKNTLFLQMTSLRSEDTAMYYCATWLPGNAMDYWGQGTSVTVSS
配列番号2 8G4E12重鎖CDR1
DYGMY
配列番号3 8G4E12重鎖CDR2
YISSGSSTIYSVDKVKG
配列番号4 8G4E12重鎖CDR3
WLPGNAMDY
配列番号5 8G4E12軽鎖可変領域
DILLTQSPAILSVSPGQRVSFSCRASQSIGTSIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQSIRWPYTFGGGTKLEIK
配列番号6 8G4E12軽鎖CDR1
RASQSIGTSIH
配列番号7 8G4E12軽鎖CDR2
YASESIS
配列番号8 8G4E12軽鎖CDR3
QQSIRWPYT

配列番号9 10F5E11重鎖可変領域
QVQLQQSGAELVKPGASVKLSCKATGYTFTGYWIEWVKQRPGHGLEWIGEILPGSGSTKYNEKFKDRATFTEDTSSNTAYMQLSSLTTEDSAIYYCARGGLDSFFDYWGQGTTLTVSS
配列番号10 10F5E11重鎖CDR1
GYWIE
配列番号11 10F5E11重鎖CDR2
EILPGSGSTKYNEKFKD
配列番号12 10F5E11重鎖CDR3
GGLDSFFDY
配列番号13 10F5E11軽鎖可変領域
DVLMTQTPLSLPVSLGDQASISCRSSQIIVHSNGNTYLEWYLQKPGQSPKLLIYKVSNRFSGVPDRFSGSGSGTDFTLKISRVEAEDLGVYYCFQGSYVPWTFGGGTKLEIK
配列番号14 10F5E11軽鎖CDR1
RSSQIIVHSNGNTYLE
配列番号15 10F5E11軽鎖CDR2
KVSNRFS
配列番号16 10F5E11軽鎖CDR3
FQGSYVPWT

配列番号17 16C6D11重鎖可変領域
EVQLQQSVAELVRPGATVKLSCTTSGFNIQNTYMHWVKQRPEQGLEWIGRIDPASGNTIYAPKFQGRATITADTSSNTAYLQLSSLTSEDTAIYYCARMDGYYDPYWGQGTLVTVSA
配列番号18 16C6D11重鎖CDR1
NTYMH
配列番号19 16C6D11重鎖CDR2
RIDPASGNTIYAPKFQG
配列番号20 16C6D11重鎖CDR3
MDGYYDPY
配列番号21 16C6D11軽鎖可変領域
DILLTQSPAILSVSPGERVSFSCRASQSTGTSIHWYQQRTNGSPRLLIKYTSESISGIPSRFSGSGSGTDFTLTINSVESEDIGDYYCRQSISRPFTFGSGTKLEMK
配列番号22 16C6D11軽鎖CDR1
RASQSTGTSIH
配列番号23 16C6D11軽鎖CDR2
YTSESIS
配列番号24 16C6D11軽鎖CDR3
RQSISRPFT

配列番号25 17D4A3重鎖可変領域
EVKLVESGGGLVQPGGSLSLSCAASGFTFTDYYMSWVRQPPGKALEWLGFIRNKANGYTTECSASVKGRFTISRDNSQNILYLQMNALRAEDSATYYCATYGRLGYTMDYWGQGTSVTVSS
配列番号26 17D4A3重鎖CDR1
DYYMS
配列番号27 17D4A3重鎖CDR2
FIRNKANGYTTECSASVKG
配列番号28 17D4A3重鎖CDR3
YGRLGYTMDY
配列番号29 17D4A3軽鎖可変領域
DVLMTQTPLSLPVSLGDQASISCRSSQSIVHSNGNTYLEWYLQKPGQSPKLLIYKVSNRFSGVPDRFSGSGSGTDFTLKINRVEAEDLGVYYCFQGSHVPWTFGGGTKLEIK
配列番号30 17D4A3軽鎖CDR1
RSSQSIVHSNGNTYLE
配列番号31 17D4A3軽鎖CDR2
KVSNRFS
配列番号32 17D4A3軽鎖CDR3
FQGSHVPWT

配列番号33 17H4B2重鎖可変領域
QVQLQQPGAELVRPGSSVKLSCKASGHTLTGFWMHWVRQRPIPGLEWIGNIDPSDSETHYNQKFEDKATLTVDKSSNTAYMLLSSLTSEDSAVYYCAREGGTGYFDVWGTGTTVTVSS
配列番号34 17H4B2重鎖CDR1
GFWMH
配列番号35 17H4B2重鎖CDR2
NIDPSDSETHYNQKFED
配列番号36 17H4B2重鎖CDR3
EGGTGYFDV
配列番号37 17H4B2軽鎖可変領域
EFVLTQSPTTLAASPGEKITITCSASSSISSNYLHWYQQKPGFSPKLLIYRTSNLASGVPARFSGSGSGTSYSLTIGTMEAEDVATYYCQKGSSIPRMYTFGGGTKLEIK
配列番号38 17H4B2軽鎖CDR1
SASSSISSNYLH
配列番号39 17H4B2軽鎖CDR2
RTSNLAS
配列番号40 17H4B2軽鎖CDR3
QKGSSIPRMYT

配列番号41 24D4E5重鎖可変領域
DVQLQESGPGLVKPSQSLSLTCSVTGYSITSNYYWNWIRQFPGNKLEWMGYISYDGSNDYNPSLKNRISITRDTSKNQFFLRLNSVTTEDTATYFCARVTSGYLYYFDNWGQGTTLTVSS
配列番号42 24D4E5重鎖CDR1
SNYYWN
配列番号43 24D4E5重鎖CDR2
YISYDGSNDYNPSLKN
配列番号44 24D4E5重鎖CDR3
VTSGYLYYFDN
配列番号45 24D4E5軽鎖可変領域
EIVLTQSPAITAASLGQKVTITCSASSSVSYMHWYQQRSGTSPKPWIYEISKLASGVPARFSGSGSGTSYSLTISSMEAEDAAIYYCQQWNFPLTFGAGTKLELK
配列番号46 24D4E5軽鎖CDR1
SASSSVSYMH
配列番号47 24D4E5軽鎖CDR2
EISKLAS
配列番号48 24D4E5軽鎖CDR3
QQWNFPLT

配列番号49 28G7B10重鎖可変領域
DVKLVESGEDLVKPGGSLKVSCAASGFTFRDYAMSWVRQTPEKRLEWVAYISSGGDYIYYADSVKGRFTISRDNARNTLYLQMTSLRSEDTAMYFCTRDPSFYGRGYYFDYWGQGTSLTVSS
配列番号50 28G7B10重鎖CDR1
DYAMS
配列番号51 28G7B10重鎖CDR2
YISSGGDYIYYADSVKG
配列番号52 28G7B10重鎖CDR3
DPSFYGRGYYFDY
配列番号53 28G7B10軽鎖可変領域
DIVMTQSHKFMSASVGDRVSITCKASQDVGATVAWYQQKPGQSPKLLIYWASTRHTGVPDRFTGSGSGTDFTLTINNVQSEDLADYFCQQYSNYPTFGGGTKLEIK
配列番号54 28G7B10軽鎖CDR1
KASQDVGATVA
配列番号55 28G7B10軽鎖CDR2
WASTRHT
配列番号56 28G7B10軽鎖CDR3
QQYSNYPT

配列番号57 30B1C7重鎖可変領域
EVQLQQSVAELVRPGASVKLSCTVSGFNIKNTYMHWVKQRPEQGLEWIGRIDPANGDTKYDPKFQAKATVTADTSSNTAYLHLSSLTSEDTAIYYCVEDDYGLGSWGQGTTLTVSS
配列番号58 30B1C7重鎖CDR1
NTYMH
配列番号59 30B1C7重鎖CDR2
RIDPANGDTKYDPKFQA
配列番号60 30B1C7重鎖CDR3
DDYGLGS
配列番号61 30B1C7軽鎖可変領域
DIVMTQSQKFMSTSVGDRVSVTCKASQNVGSNVAWYQQKPGQSPKSLIYATSHRYSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISNVQSEDLAEYFCQHYNNYPYTFGGGTKLEIK
配列番号62 30B1C7軽鎖CDR1
KASQNVGSNVA
配列番号63 30B1C7軽鎖CDR2
ATSHRYS
配列番号64 30B1C7軽鎖CDR3
QHYNNYPYT

配列番号65 12G10H1重鎖可変領域
EVQLQQSGPVLVKPGASVKISCKASGYTFTDYYMNWVKQSHGKSLEWIGDINPDNGFTSYNQKFKGKATLTVDRSSSTAYMEFRSLTSEDSAVYYCARDGSSAYGMDYWGQGTSVTVSS
配列番号66 12G10H1重鎖CDR1
DYYMN
配列番号67 12G10H1重鎖CDR2
DINPDNGFTSYNQKFKG
配列番号68 12G10H1重鎖CDR3
DGSSAYGMDY
配列番号69 12G10H1軽鎖可変領域
DIVLTQSPASLAVSLGQRATISCRASESVSIHGTHLMHWYQQKPGQPPKLLIYAASNLESGVPARFSGSGSETDFTLNIHTVEEEDAATYFCQQSIEEPRTFGGGTKVEIK
配列番号70 12G10H1軽鎖CDR1
RASESVSIHGTHLMH
配列番号71 12G10H1軽鎖CDR2
AASNLES
配列番号72 12G10H1軽鎖CDR3
QQSIEEPRT

配列番号73 17A10A2重鎖可変領域
EVQLQQSGPELVKPGASVKISCKASGYSFTGYYMHWVKQSHGNILDWIGYIYPYNGVSTYNQRFKGKATLTVDKSSSTAYMELRSLTSEDSAVYYCAKGASGYDGDYWGQGTTLTVSS
配列番号74 17A10A2重鎖CDR1
GYYMH
配列番号75 17A10A2重鎖CDR2
YIYPYNGVSTYNQRFKG
配列番号76 17A10A2重鎖CDR3
GASGYDGDY
配列番号77 17A10A2軽鎖可変領域
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTITCSATSVVSYMHWFQQKPGTSPKLWIYLTSNLASGVPARFSGSGSGTSYSLTISRMEAEDAATYYCQQRSSYPPTFGGGTKLEIK
配列番号78 17A10A2軽鎖CDR1
SATSVVSYMH
配列番号79 17A10A2軽鎖CDR2
LTSNLAS
配列番号80 17A10A2軽鎖CDR3
QQRSSYPPT

配列番号81 25C1B3重鎖可変領域
QVQLQQSGAELMKPGASVKLSCKATGYTFTGYWIEWVKQRPGHGFEWIGEILPGSGTTKYNKKFQGKATITADTSSNTAYIQLSSLTTEDSAMYYCARGGQDHFFADWGQGTTLTVSS
配列番号82 25C1B3重鎖CDR1
GYWIE
配列番号83 25C1B3重鎖CDR2
EILPGSGTTKYNKKFQG
配列番号84 25C1B3重鎖CDR3
GGQDHFFAD
配列番号85 25C1B3軽鎖可変領域
DILMTQSPLSLPVSLGDQASISCRSSQTIVHSNGDTYLEWYLQKPGQSPKLLIYKVSNRFSGVPDRFSGSGSGTDFTLKISRVEAEDLGIYYCFQGSYVPWTFGGGTRLEIK
配列番号86 25C1B3軽鎖CDR1
RSSQTIVHSNGDTYLE
配列番号87 25C1B3軽鎖CDR2
KVSNRFS
配列番号88 25C1B3軽鎖CDR3
FQGSYVPWT

配列番号89 28D2E1重鎖可変領域
EVKLEESGGGLVQPGGSLSLSCAASGFTFTDYYMSWVRQPPGKAPEWLGFIRNRAYGYTTEYSASVKGRFTFSRDNSQSILFLHMNALRPEDSATYYCARYPLLGYALDYWGQGTSVTVSS
配列番号90 28D2E1重鎖CDR1
DYYMS
配列番号91 28D2E1重鎖CDR2
FIRNRAYGYTTEYSASVKG
配列番号92 28D2E1重鎖CDR3
YPLLGYALDY
配列番号93 28D2E1軽鎖可変領域
DVLMTQTPLSLPVSLGDQASISCRSSQSIVHSNGNTYLEWYLQKPGQSPKLLIYKVSNRFSGVPDRFSGSGSGTDFTLKISRVEAEDLGIYYCFQVSHVPWTFGGGTKLEIK
配列番号94 28D2E1軽鎖CDR1
RSSQSIVHSNGNTYLE
配列番号95 28D2E1軽鎖CDR2
KVSNRFS
配列番号96 28D2E1軽鎖CDR3
FQVSHVPWT

配列番号97 31G10C5重鎖可変領域
EVQLQQSGAELVRPGASVKLSCTASGFNIKDDYIHWVKQRPEQGLEWIGWIDPANGHIEYASNFQAKATITADTSSNTAYLQLSSLTSEDTAVYYCTTGDYDGFTYWGQGTLVTVST
配列番号98 31G10C5重鎖CDR1
DDYIH
配列番号99 31G10C5重鎖CDR2
WIDPANGHIEYASNFQA
配列番号100 31G10C5重鎖CDR3
GDYDGFTY
配列番号101 31G10C5軽鎖可変領域
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTISCSARSSVSYMYWYQQKPGSSPKPWIYRTSNLASGVPARFSGSGSGTSYSLTISSMEAEDAATYYCQHYHTYPYTFGGGTKLEIK
配列番号102 31G10C5軽鎖CDR1
SARSSVSYMY
配列番号103 31G10C5軽鎖CDR2
RTSNLAS
配列番号104 31G10C5軽鎖CDR3
QHYHTYPYT

配列番号105 32C8F10重鎖可変領域
EVQLQQSGAELVRPGASVKLSCTASGFNIKDEYIHWVKQRPEQGLEWIGWIDPANGHTEYASRFQAKATITADTSSNTAYLQLSSLTSEDTAVYYCTTGDYDGFAYWGQGTLVTVST
配列番号106 32C8F10重鎖CDR1
DEYIH
配列番号107 32C8F10重鎖CDR2
WIDPANGHTEYASRFQA
配列番号108 32C8F10重鎖CDR3
GDYDGFAY
配列番号109 32C8F10軽鎖可変領域
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTISCSARSSVSYMYWYQQKPGSSPKPWIYRTSNLASGVPARFSGSGSGTSYSLTISSMEAEDAATYYCQHYHTYPYTFGGGTKLEIK
配列番号110 32C8F10軽鎖CDR1
SARSSVSYMY
配列番号111 32C8F10軽鎖CDR2
RTSNLAS
配列番号112 32C8F10軽鎖CDR3
QHYHTYPYT

配列番号113 35D2B9重鎖可変領域
QVQLQQPGAEVVKPGASVKLSCKASGYTVTSYWMHWVKQRPGQGLEWIGMIHPNGISTNYNEKFKSKATLTGDKSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYFCARGGDSDYYFDYWGQGTTLTVSS
配列番号114 35D2B9重鎖CDR1
SYWMH
配列番号115 35D2B9重鎖CDR2
MIHPNGISTNYNEKFKS
配列番号116 35D2B9重鎖CDR3
GGDSDYYFDY
配列番号117 35D2B9軽鎖可変領域
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMYWYQQKPGSSPRLWIYDTSNLVSGVPARFSGSRSGTSYSLTLSSMEAEDAATYYCQQYSGYPYTFGGGTKLEIK
配列番号118 35D2B9軽鎖CDR1
SASSSVSYMY
配列番号119 35D2B9軽鎖CDR2
DTSNLVS
配列番号120 35D2B9軽鎖CDR3
QQYSGYPYT

配列番号121 37C4F7重鎖可変領域
EFQLQQSGPEVVKPGASVKISCKASGYSFTDYNMNWMKQSKGKSLEWIGVINPNYGTTTYNQNFKGKATLTVDQSSSTAYMQLNSLTSEDSAVYYCARDMYYVYAYYTMDYWGQGTSVTVSS
配列番号122 37C4F7重鎖CDR1
DYNMN
配列番号123 37C4F7重鎖CDR2
VINPNYGTTTYNQNFKG
配列番号124 37C4F7重鎖CDR3
DMYYVYAYYTMDY
配列番号125 37C4F7軽鎖可変領域
DVVMTQTPLSLPVSLGDQASISCRSSQSLVHSNGHTYLHWYLQRPGQSPTLLIYKVSNRFSGVPDRFSGSGSGTDFTLKISRVEAEDLGVYFCSQGTHVPWTFGGGTKLEIK
配列番号126 37C4F7軽鎖CDR1
RSSQSLVHSNGHTYLH
配列番号127 37C4F7軽鎖CDR2
KVSNRFS
配列番号128 37C4F7軽鎖CDR3
SQGTHVPWT

配列番号129 37F11F9重鎖可変領域
EVQLQQSGPVLVKPGASVKMSCKASGYTFTDYYMNWVKQSHGKSLEWIGLINPYSGGSTFNQKFKAKATLTVDKSSSSAYMDLNSLTSEDSAVYYCARVGDGYYGVTHGMDYWGQGTSVTVSS
配列番号130 37F11F9重鎖CDR1
DYYMN
配列番号131 37F11F9重鎖CDR2
LINPYSGGSTFNQKFKA
配列番号132 37F11F9重鎖CDR3
VGDGYYGVTHGMDY
配列番号133 37F11F9軽鎖可変領域
DIVMTPSQKFMSTTVGDRVSITCKASQNVGTAVAWYQQKPGQSPTILIYSASNRYTGVPDRFTGSGSGTDFTLTISNMKSEDLADYFCQQYYIYPFTFAAGTKLELK
配列番号134 37F11F9軽鎖CDR1
KASQNVGTAVA
配列番号135 37F11F9軽鎖CDR2
SASNRYT
配列番号136 37F11F9軽鎖CDR3
QQYYIYPFT

配列番号137 38H2E3重鎖可変領域
EFQLQQSGPEVVKPGASVKISCKASGYSFTDYNMNWMKQSKGKSLEWIGVISPDYGTTTYNQNFKDKATLTVDQSSSTAYMQLNSLTSEDSAVYYCAKDMYYVYAYYTMDYWGHGTSVTVSS
配列番号138 38H2E3重鎖CDR1
DYNMN
配列番号139 38H2E3重鎖CDR2
VISPDYGTTTYNQNFKD
配列番号140 38H2E3重鎖CDR3
DMYYVYAYYTMDY
配列番号141 38H2E3軽鎖可変領域
DVVMTQTPLSLPVSLGDQASISCRSSQSLVHSNGHTYLHWYLQRPGQSPTLLIYKVSNRFSGVPDRVSGSGSGTDFTLKISRVEAEDLGVYFCSQGTHVPRTFGGGTKLEIK
配列番号142 38H2E3軽鎖CDR1
RSSQSLVHSNGHTYLH
配列番号143 38H2E3軽鎖CDR2
KVSNRFS
配列番号144 38H2E3軽鎖CDR3
SQGTHVPRT

配列番号145 42B7G2重鎖可変領域
QVQLQQSGAELARPGASVKLSCKASGYTFTDYGISWVKQRTGQGLEWIGEIYLRNDNSYYNEKFKGKATLTADKSSNTAYMELRSLTSEDSAVYFCARWGDHGNNYEDAMDYWGQGTSVTVSS
配列番号146 42B7G2重鎖CDR1
DYGIS
配列番号147 42B7G2重鎖CDR2
EIYLRNDNSYYNEKFKG
配列番号148 42B7G2重鎖CDR3
WGDHGNNYEDAMDY
配列番号149 42B7G2軽鎖可変領域
DIVLTQSPASLAMSLGKRATISCRASESVSIIGSNLIHWYQQKPGQPPKLLIYHASNLETGVPARFSGSGSRTDFTLTIDPVEEDDVAIYYCLQSRKVPYTFGGGTKLEIK
配列番号150 42B7G2軽鎖CDR1
RASESVSIIGSNLIH
配列番号151 42B7G2軽鎖CDR2
HASNLET
配列番号152 42B7G2軽鎖CDR3
LQSRKVPYT

配列番号153 31C11G2重鎖可変領域
EVQLQQSGAELVRPGASVKLSCTASGFNIKDEYIHWVKQRPEQGLEWIGWIDPANGHTEYASRFQAKATITADTSSNTAYLQLSSLTSEDTAVYYCTTGDYDGFVYWGQGTLVTVST
配列番号154 31C11G2重鎖CDR1
DEYIH
配列番号155 31C11G2重鎖CDR2
WIDPANGHTEYASRFQA
配列番号156 31C11G2重鎖CDR3
GDYDGFVY
配列番号157 31C11G2軽鎖可変領域
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTIFCSARSSVSYMYWYQQKPGSSPKPWIYRTSNLASGVPARFSGSGSGTSYSLTISSMEAEDAATYYCQHYHTYPYTFGGGTKLEIK
配列番号158 31C11G2軽鎖CDR1
SARSSVSYMY
配列番号159 31C11G2軽鎖CDR2
RTSNLAS
配列番号160 31C11G2軽鎖CDR3
QHYHTYPYT

配列番号161 80G1G1重鎖可変領域
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLSSYGVDWVRQPPGKDLEWLGVIWGGGTTIYNSALMSRLNITKDNSKNQVFLKMNSLQSDDTAMYYCAKRGYYGYFDYWGQGTTLTVSS
配列番号162 80G1G1重鎖CDR1
SYGVD
配列番号163 80G1G1重鎖CDR2
VIWGGGTTIYNSALMS
配列番号164 80G1G1重鎖CDR3
RGYYGYFDY
配列番号165 80G1G1軽鎖可変領域
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMYWYHQKPGSSPRLLIYDTSNLAFGVPVRFSGRGSGTSYSLTISRMEAEDAATYYCQQWSSYPLTFGAGTKLELK
配列番号166 80G1G1軽鎖CDR1
SASSSVSYMY
配列番号167 80G1G1軽鎖CDR2
DTSNLAF
配列番号168 80G1G1軽鎖CDR3
QQWSSYPLT

配列番号169 80E7E2重鎖可変領域
EVKLVESGGGLVQPGSSMKLSCTASGFTFSDYYMAWVRQVPDKGLEWVANINYDGNNPYYVDSLKSRFIISRDNAKNILYLQMSSLKSEDTATYYCARDISPGYFDHWGQGTTLTVSS
配列番号170 80E7E2重鎖CDR1
DYYMA
配列番号171 80E7E2重鎖CDR2
NINYDGNNPYYVDSLKS
配列番号172 80E7E2重鎖CDR3
DISPGYFDH
配列番号173 80E7E2軽鎖可変領域
DIVLTQSPASLAVSLGQRATISCRASESVSIHGTHLMHWYQQKPGQPPKLLIYAASNLESGVPARFSGSGSETDFTLNIHPVEEEDAAIYFCQQSIEDPHTFGGGTKLEIK
配列番号174 80E7E2軽鎖CDR1
RASESVSIHGTHLMH
配列番号175 80E7E2軽鎖CDR2
AASNLES
配列番号176 80E7E2軽鎖CDR3
QQSIEDPHT

配列番号177 84A2C4重鎖可変領域
EVKLVESGGGLVQPGSSMKLSCTASGFTFSDYYMAWVRQVPDKGLEWVANINYDGNNPYYVDSLKTRFIISRDNAKNILYLQMSSLKSEDTATYYCARDISPGYFDHWGQGTTLTVSS
配列番号178 84A2C4重鎖CDR1
DYYMA
配列番号179 84A2C4重鎖CDR2
NINYDGNNPYYVDSLKT
配列番号180 84A2C4重鎖CDR3
DISPGYFDH
配列番号181 84A2C4軽鎖可変領域
DIVLTQSPASLAVSLGQRATISCRASESVSIHGTHLMHWYQQKPGQPPKLLIYAASNLESGVPARFSGSGSETDFTLNIHPVEEEDAAIYFCQQSIEDPHTFGGGTKLEIK
配列番号182 84A2C4軽鎖CDR1
RASESVSIHGTHLMH
配列番号183 84A2C4軽鎖CDR2
AASNLES
配列番号184 84A2C4軽鎖CDR3
QQSIEDPHT

配列番号185 88B4D4重鎖可変領域
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLISYGVDWVRQPPGKGLEWLGVIWGVGITKYNSALMSRLSISKDNSKSQVFLKMNSLQTDDTAMYYCAKRGYYGYFDYWGQGTTLTVSS
配列番号186 88B4D4重鎖CDR1
SYGVD
配列番号187 88B4D4重鎖CDR2
VIWGVGITKYNSALMS
配列番号188 88B4D4重鎖CDR3
RGYYGYFDY
配列番号189 88B4D4軽鎖可変領域
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMYWYQQKPGASPRLLIYDTSNLASGVPVRFSGSGSGTSYSLTISQMETEDAATYYCQQWSSYPLTFGAGTKLELK
配列番号190 88B4D4軽鎖CDR1
SASSSVSYMY
配列番号191 88B4D4軽鎖CDR2
DTSNLAS
配列番号192 88B4D4軽鎖CDR3
QQWSSYPLT

配列番号193 89G3E8重鎖可変領域
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTSYGVDWVRQPPGKGLEWLGVIWGGGNTNYNSALMSRLSISKDNSKSQVFLKMNSLQTDDTAMYYCAKSPDFVSSYSYAMDYWGQGTSVTVSS
配列番号194 89G3E8重鎖CDR1
SYGVD
配列番号195 89G3E8重鎖CDR2
VIWGGGNTNYNSALMS
配列番号196 89G3E8重鎖CDR3
SPDFVSSYSYAMDY
配列番号197 89G3E8軽鎖可変領域
DVLMTQTPLSLPVSLGDQASISCRSSQRIVHSNGNTYLQWYLQKPGQSPKLLIYKVSNRFSGVPDRFSGSGSGTDFTLKISRVEAEDLGVYYCFQSSYVPPTFGGGTKLEIK
配列番号198 89G3E8軽鎖CDR1
RSSQRIVHSNGNTYLQ
配列番号199 89G3E8軽鎖CDR2
KVSNRFS
配列番号200 89G3E8軽鎖CDR3
FQSSYVPPT

配列番号201 90H5D3重鎖可変領域
QVHLKESGPGLVAPSQNLSITCTVSGFSLTSYGVDWVRQPPGKGLEWLGVTWGGGNTKYNSALMSRLHISKDNSKSQVFLKMNSLQTDDTAVYYCAKRGYYGYFDYWGQGATLTVSS
配列番号202 90H5D3重鎖CDR1
SYGVD
配列番号203 90H5D3重鎖CDR2
VTWGGGNTKYNSALMS
配列番号204 90H5D3重鎖CDR3
RGYYGYFDY
配列番号205 90H5D3軽鎖可変領域
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMYWYQQKPGSSPRLLIYDTSNLASGVPVRFGGSGSGTSYSLTIFRMEAEDAATYYCQQWSSYPLTFGAGTKLELK
配列番号206 90H5D3軽鎖CDR1
SASSSVSYMY
配列番号207 90H5D3軽鎖CDR2
DTSNLAS
配列番号208 90H5D3軽鎖CDR3
QQWSSYPLT

配列番号209 90F3B2重鎖可変領域
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTSYGVDWVRQPPGKGLEWLGVIWGGGSTNYNSALMSRLSISKDNSKSQIFLKMNSLQTDDTAMYYCAKSPDFVSSYSYAMDYWGQGTSVTVSS
配列番号210 90F3B2重鎖CDR1
SYGVD
配列番号211 90F3B2重鎖CDR2
VIWGGGSTNYNSALMS
配列番号212 90F3B2重鎖CDR3
SPDFVSSYSYAMDY
配列番号213 90F3B2軽鎖可変領域
DVLMTQTPLSLPVSLGDQASISCRSSQRIVHSNGNTYLQWYLQKPGQSPKLLIYKVSNRFSGVPDRFSGSGSGTDFTLKISRVEAEDLGVYYCFQSSYVPPTFGGGTKLEIK
配列番号214 90F3B2軽鎖CDR1
RSSQRIVHSNGNTYLQ
配列番号215 90F3B2軽鎖CDR2
KVSNRFS
配列番号216 90F3B2軽鎖CDR3
FQSSYVPPT

配列番号217 118C7E6重鎖可変領域
EVQLQQSGPELVKPGASVKIPCKASGYTFTDYNMDWVKQSHGKSLEWIGDINPNNGGTIYNQKFKGKATLTVDKSASTAYMELRSLTSEDTAVYYCARSSIYYDYDGGFAYWGQGTLVTVSA
配列番号218 118C7E6重鎖CDR1
DYNMD
配列番号219 118C7E6重鎖CDR2
DINPNNGGTIYNQKFKG
配列番号220 118C7E6重鎖CDR3
SSIYYDYDGGFAY
配列番号221 118C7E6軽鎖可変領域
DIQMTQSPASLSASVGETVTITCRASGNIHNYLAWYQQKQGKSPQLLVYNAKTLADGVPSRFSGSGSGTQYSLKINSLQPEDFGTYYCQHFWSIPFTFGSGTKLEIK
配列番号222 118C7E6軽鎖CDR1
RASGNIHNYLA
配列番号223 118C7E6軽鎖CDR2
NAKTLAD
配列番号224 118C7E6軽鎖CDR3
QHFWSIPFT

配列番号225 131H4A2重鎖可変領域
QIQLQQSGAELVKPGTSVQISCKASEYDFSRYWMNWVKHRPGEGLEWIGQIYPGDGDINYNGKFEAKATLTADKSSSTAFMQLSGLTSEDSAVYFCARGIAMDYWGQGTSVTVSS
配列番号226 131H4A2重鎖CDR1
RYWMN
配列番号227 131H4A2重鎖CDR2
QIYPGDGDINYNGKFEA
配列番号228 131H4A2重鎖CDR3
GIAMDY
配列番号229 131H4A2軽鎖可変領域
DIQMTQSTSSLTASLGDRVTISCRASQDVSNYLNWHQQKPDGTVKLLIYYTSRLQSGVPSRFSGSGSGTDYSLTISNLEQEDIATYFCQQGNTLPWTFGGGTKLEIK
配列番号230 131H4A2軽鎖CDR1
RASQDVSNYLN
配列番号231 131H4A2軽鎖CDR2
YTSRLQS
配列番号232 131H4A2軽鎖CDR3
QQGNTLPWT

配列番号233 132G4B6重鎖可変領域
EVMLVESGGGLVKPGGSLKLSCAASGFTFSSYTMSWVRQTPEKRLEWVATISGGGDYTHYADSVKGRFTISRDNAKNTLYLQMNSLRSEDTALYYCARQGFSTVVTTGDWGQGTTLTVSS
配列番号234 132G4B6重鎖CDR1
SYTMS
配列番号235 132G4B6重鎖CDR2
TISGGGDYTHYADSVKG
配列番号236 132G4B6重鎖CDR3
QGFSTVVTTGD
配列番号237 132G4B6軽鎖可変領域
DIVMTQSQKFMSTTVGDRVSITCKASQSVGAAVAWYQQKPGQSPKLLIYSASTRYTGVPDRFTGSGSGTDFTLNIRRMQSEDLAEYFCQQYRSYPLTFGSGTKLEIK
配列番号238 132G4B6軽鎖CDR1
KASQSVGAAVA
配列番号239 132G4B6軽鎖CDR2
SASTRYT
配列番号240 132G4B6軽鎖CDR3
QQYRSYPLT

配列番号241 144D3B11重鎖可変領域
QVQMQQSGAELMKPGASVKLSCKANGYTFSGYWIEWVKQRPGHGLEWIGEILPGSDSPKYSAKFKGKATITADTSSNTAYMQLSSLTTEDSAIYYCAKGGNTSFFDFWGQGTTLTVSS
配列番号242 144D3B11重鎖CDR1
GYWIE
配列番号243 144D3B11重鎖CDR2
EILPGSDSPKYSAKFKG
配列番号244 144D3B11重鎖CDR3
GGNTSFFDF
配列番号245 144D3B11軽鎖可変領域
DVLMTQTPLSLPVSLGDQASISCRSSQRIVHSNGNTYLEWYLQKPGQSPKLLIYKVSTRFSGVPDRFSGSGSGTDFTLKISRVEAEDLGVYYCFQGSFVPWTFGGGTKLEIK
配列番号246 144D3B11軽鎖CDR1
RSSQRIVHSNGNTYLE
配列番号247 144D3B11軽鎖CDR2
KVSTRFS
配列番号248 144D3B11軽鎖CDR3
FQGSFVPWT

配列番号249 133G11E12重鎖可変領域
EVMLVESGGGLVKPGGSLKLSCAASGFTFSSYTMSWVRQTPEKRLEWVATISGGGDYTHYPDSVKGRFTISRDNAKDTLYLQMNSLRSEDTALYYCARQGFSTVVMTGDWGQGTTLTVSS
配列番号250 133G11E12重鎖CDR1
SYTMS
配列番号251 133G11E12重鎖CDR2
TISGGGDYTHYPDSVKG
配列番号252 133G11E12重鎖CDR3
QGFSTVVMTGD
配列番号253 133G11E12軽鎖可変領域
DIVMTQSQKFMSTTVGDRVSITCKASQSVGTAVAWYQQKPGQSPNLLIYSASTRYTGVPDRFTGSGSGTDFTLNIRNMQSEDLAEYFCQQYRSYPLTFGSGTKLEIK
配列番号254 133G11E12軽鎖CDR1
KASQSVGTAVA
配列番号255 133G11E12軽鎖CDR2
SASTRYT
配列番号256 133G11E12軽鎖CDR3
QQYRSYPLT

配列番号257 134C11G10重鎖可変領域
EVMLVESGGGLVKPGGSLKLSCEASGFTFNTYTMSWIRQTPEKRLEWVATINGGGTNAYYLDSVKGRFTISRDNAKNTLYLQMSSLRSEDTALYYCARQGFTTVVPTGDWGQGTTLTVSS
配列番号258 134C11G10重鎖CDR1
TYTMS
配列番号259 134C11G10重鎖CDR2
TINGGGTNAYYLDSVKG
配列番号260 134C11G10重鎖CDR3
QGFTTVVPTGD
配列番号261 134C11G10軽鎖可変領域
DIVMTQSQKFMSSTIGDRVSITCKASQSVGAAIAWYQQKPGQSPKLLIYSASSRYTGVPNRFTGSGSGTDFTLTIDNVQSEDLSDYVCQQYRSYPLTFGSGTKLEVR
配列番号262 134C11G10軽鎖CDR1
KASQSVGAAIA
配列番号263 134C11G10軽鎖CDR2
SASSRYT
配列番号264 134C11G10軽鎖CDR3
QQYRSYPLT

配列番号265 134D3B6重鎖可変領域
QIQLQQSGAELVKSGTSVKISCKASEYDFSRYWMNWVKHRPGEGLEWIGQIYPGDGDINYNGKFEAKATLTADKSSSTAFMQLSGLTSEDSAVYFCARGIAMDFWGQGTSVTVSS
配列番号266 134D3B6重鎖CDR1
RYWMN
配列番号267 134D3B6重鎖CDR2
QIYPGDGDINYNGKFEA
配列番号268 134D3B6重鎖CDR3
GIAMDF
配列番号269 134D3B6軽鎖可変領域
DIQMTQSTSSLTASLGDRVTISCRASQDVSNYLNWHQQKPDGTVKLLIYYTSRLQSGVPS
RFSGSGSGTDYSLTITNLEQEDIATYFCQQGNTLPWTFGGGTKLEII
配列番号270 134D3B6軽鎖CDR1
RASQDVSNYLN
配列番号271 134D3B6軽鎖CDR2
YTSRLQS
配列番号272 134D3B6軽鎖CDR3
QQGNTLPWT

配列番号273 138E9A2重鎖可変領域
QVQLQQSGPELVKPGASVKLSCKASGYTFTNYDINWVKQRPGQGLEWIGWIYPGDGSTKSKEKFRGKATLTVDTSSSTAYMELHSLTSEDSAVYLCARDYGTPYYAMDYWGQGTSVTVSS
配列番号274 138E9A2重鎖CDR1
NYDIN
配列番号275 138E9A2重鎖CDR2
WIYPGDGSTKSKEKFRG
配列番号276 138E9A2重鎖CDR3
DYGTPYYAMDY
配列番号277 138E9A2軽鎖可変領域
DVLMTQTPLSLPVSLGDQASISCRSSQSIIQSNGNTYLEWYLQKPGQSPKLLIYKVSNRFSGVPDRFSGSGSGTDFTLKISRVEAEDLGVYYCFQGSFVPWTFGGGTNLEIK
配列番号278 138E9A2軽鎖CDR1
RSSQSIIQSNGNTYLE
配列番号279 138E9A2軽鎖CDR2
KVSNRFS
配列番号280 138E9A2軽鎖CDR3
FQGSFVPWT

配列番号281 138F9B5重鎖可変領域
EVQLVESGGDLVKPGGSLKLSCAASGFTFNNDGMSWVRQTPDKRLEWVASISSDGSYSFYPDNVKGRFTISRDNAKNTLYLQMSSLKSEDTAMYYCASQRGYYGNSLAWFAYWGQGTLVTVSA
配列番号282 138F9B5重鎖CDR1
NDGMS
配列番号283 138F9B5重鎖CDR2
SISSDGSYSFYPDNVKG
配列番号284 138F9B5重鎖CDR3
QRGYYGNSLAWFAY
配列番号285 138F9B5軽鎖可変領域
DILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTSIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESMSGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYFCQQSKTWPLTFGAGTTLELK
配列番号286 138F9B5軽鎖CDR1
RASQSIGTSIH
配列番号287 138F9B5軽鎖CDR2
YASESMS
配列番号288 138F9B5軽鎖CDR3
QQSKTWPLT

配列番号289 142D6D11重鎖可変領域
EVHLVESGGGLVKPGGSLKLSCAASGFTFSDYGMHWVRQAPEKGLDWVAYISSGGTTIYYADTVKGRFTISRDNAKNTLFLQMTTLGSDDTAMYSCARTRPGDAMDYWGQGTSVTVSS
配列番号290 142D6D11重鎖CDR1
DYGMH
配列番号291 142D6D11重鎖CDR2
YISSGGTTIYYADTVKG
配列番号292 142D6D11重鎖CDR3
TRPGDAMDY
配列番号293 142D6D11軽鎖可変領域
DILLTQSPAILSVSPGERVSFSCRASQSAGTSIHWYQQRTNGSPRLLIKYTSESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQSLRWPFTFGSGTRLEIK
配列番号294 142D6D11軽鎖CDR1
RASQSAGTSIH
配列番号295 142D6D11軽鎖CDR2
YTSESIS
配列番号296 142D6D11軽鎖CDR3
QQSLRWPFT

配列番号297 145E10H5重鎖可変領域
QVQLQQPEAELVKPGASVKMSCKASGYTFPRYWITWMRQRPGQGLEWIGDIFPSSEYTHYNEKFRRKATLTVDTSSSIAYIQLSSLTSEDSAVYYCARGEYDAWFAYWGQGTLVTVSA
配列番号298 145E10H5重鎖CDR1
RYWIT
配列番号299 145E10H5重鎖CDR2
DIFPSSEYTHYNEKFRR
配列番号300 145E10H5重鎖CDR3
GEYDAWFAY
配列番号301 145E10H5軽鎖可変領域
DIQMTQTTSSLSVSLGDRVTISCRASQDISNYLNWYQQKPDGTVKLLIYYTSRLDSGVPSRFSGSGSGTDYSLTISNLEQEDLATYFCQQGNTLPPTFGGGTKLEIR
配列番号302 145E10H5軽鎖CDR1
RASQDISNYLN
配列番号303 145E10H5軽鎖CDR2
YTSRLDS
配列番号304 145E10H5軽鎖CDR3
QQGNTLPPT

配列番号305 167H6H5重鎖可変領域
EVQLQQSGAELVRPGASVKLSCTTSGFNIKDEHMYWVKQRPEQGLEWIAWIDPENDNTEYASKFQGKATITADTSSNTVYLQLSNLTSEDTAVYFCTTGDYDGFTYWGQGTLVTVSA
配列番号306 167H6H5重鎖CDR1
DEHMY
配列番号307 167H6H5重鎖CDR2
WIDPENDNTEYASKFQG
配列番号308 167H6H5重鎖CDR3
GDYDGFTY
配列番号309 167H6H5軽鎖可変領域
EIVLTQSPTTMAASPGEKITITCSASSSISSNFLHWFQQKPRFSPKLLIYRTSNLASGVPARFSGSGSGTSYSLTIGTMEAEDVATYYCQQGSFMPFTFGTGTKLELK
配列番号310 167H6H5軽鎖CDR1
SASSSISSNFLH
配列番号311 167H6H5軽鎖CDR2
RTSNLAS
配列番号312 167H6H5軽鎖CDR3
QQGSFMPFT

配列番号313 166E12G6重鎖可変領域
EVKLVESGGGLVQPGGSLSLSCVTSGFTFTDYYMSWVRQSPGKALEWLGFIRNKAYGDTTEYSESVKGRFTISRDNSQSILYLHMNALRAEDSATYYCARYPRTGYALDYWGQGTSVTVSS
配列番号314 166E12G6重鎖CDR1
DYYMS
配列番号315 166E12G6重鎖CDR2
FIRNKAYGDTTEYSESVKG
配列番号316 166E12G6重鎖CDR3
YPRTGYALDY
配列番号317 166E12G6軽鎖可変領域
DVFMTQTPLSLPVSLGDQASISCRSSQSIVHSNGNTYLEWYLQKPGQSPKLLIYKVSNRFPGVPDRFSGSGSGTDFTLKINRVEAEDLGVYYCFQVSHVPYTFGGGTKLEIK
配列番号318 166E12G6軽鎖CDR1
RSSQSIVHSNGNTYLE
配列番号319 166E12G6軽鎖CDR2
KVSNRFP
配列番号320 166E12G6軽鎖CDR3
FQVSHVPYT

配列番号321 2D5重鎖可変領域
QVTLKESGPTLVKPTQTLTLACSFSGFSLTTTGVAVTWIRQPPGKALEWLALIDWDDDKYYSTSLKTRLTISKDTSKNQVVLTMTNMDPVDTATYYCARIASGDSGGYFADWGQGTLVTVSS
配列番号322 2D5重鎖CDR1
TTGVAVT
配列番号323 2D5重鎖CDR2
LIDWDDDKYYSTSLKT
配列番号324 2D5重鎖CDR3
IASGDSGGYFAD
配列番号325 2D5軽鎖可変領域
SSELTQAPSVSVSPGQTASITCSGDKLDDKYVYWYQQKPGQPPVLVIYRDNKRPSGIPERFSGSNSGNTATLTISATQALDEADYYCQAWESSSDQYVFGTGTKVTVL
配列番号326 2D5軽鎖CDR1
SGDKLDDKYVY
配列番号327 2D5軽鎖CDR2
RDNKRPS
配列番号328 2D5軽鎖CDR3
QAWESSSDQYV

配列番号329 5D8重鎖可変領域
QVQLQESGAGLLKPSETLSLTCAVYGGSFSGYYWSWIRQPPGKGLEWIGEINHSGSTNYNPSLKSRVTISVDTSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARTRYYGSGSWSLFDYWGQGTLVTVSS
配列番号330 5D8重鎖CDR1
GYYWS
配列番号331 5D8重鎖CDR2
EINHSGSTNYNPSLKS
配列番号332 5D8重鎖CDR3
TRYYGSGSWSLFDY
配列番号333 5D8軽鎖可変領域
QPVLTQPPSASGAPGQTVTISCSGGNSNVGTNTVNWYQQLPGTAPKLLIYYDDLLASGVSDRFSGSKSGTSASLAISGLQAEEEADYYCAAWDDTLNGWVFGGGTKLTVL
配列番号334 5D8軽鎖CDR1
SGGNSNVGTNTVN
配列番号335 5D8軽鎖CDR2
YDDLLAS
配列番号336 5D8軽鎖CDR3
AAWDDTLNGWV

ヌクレオチド配列番号
配列番号337 8G4E12重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTAGTGAAGCCTGGAGGGTCCCTGAAACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACTTTCAGTGACTATGGAATGTACTGGGTTCGTCAGGCTCCAGAGAAGGGGCTGGAGGGGGTTGCATACATTAGTAGTGGCAGTAGTACCATCTACTCTGTAGACAAAGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAATGCCAAGAACACCCTGTTCCTGCAAATGACCAGTCTGAGGTCTGAGGACACGGCCATGTATTACTGTGCAACGTGGCTACCGGGAAATGCTATGGACTACTGGGGTCAAGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA
配列番号338 8G4E12軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATCTTGCTGACTCAGTCTCCAGCCATCCTGTCTGTGAGTCCAGGACAAAGAGTCAGTTTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGCATTGGCACAAGCATACACTGGTATCAGCAAAGAACAAATGGTTCTCCAAGGCTTCTCATAAAGTATGCTTCTGAGTCTATCTCTGGGATCCCTTCCAGGTTTAGTGGCAGTGGATCAGGGACAGATTTTACTCTTAGCATCAACAGTGTGGAGTCTGAAGATATTGCAGATTATTACTGTCAACAAAGTATTAGGTGGCCGTACACATTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAA

配列番号339 10F5E11重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTTCAGCTCCAGCAGTCTGGAGCTGAGCTGGTGAAGCCTGGGGCCTCAGTGAAGCTTTCCTGCAAGGCTACTGGCTACACATTCACTGGCTACTGGATAGAGTGGGTAAAGCAGAGGCCTGGACATGGCCTTGAGTGGATTGGAGAGATTTTACCTGGAAGTGGTAGTACTAAGTACAATGAGAAGTTCAAGGACAGGGCCACATTCACTGAAGATACATCCTCCAACACAGCCTACATGCAACTCAGCAGCCTGACAACTGAGGACTCTGCCATCTATTACTGTGCAAGAGGGGGGTTGGACAGTTTCTTTGACTACTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号340 10F5E11軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATGTTTTGATGACCCAAACTCCACTCTCCCTGCCTGTCAGTCTTGGAGATCAAGCCTCCATCTCTTGCAGATCTAGTCAGATCATTGTACATAGTAATGGAAACACCTATTTAGAATGGTACCTGCAGAAACCAGGCCAGTCTCCAAAGCTCCTGATCTACAAGGTTTCCAACCGATTTTCTGGGGTCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGATCAGGGACAGATTTCACACTCAAGATCAGCAGAGTGGAGGCTGAGGATCTGGGAGTTTATTACTGCTTTCAAGGTTCATATGTTCCGTGGACGTTCGGTGGAGGCACCAAACTGGAAATCAAA

配列番号341 16C6D11重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTTCAGCTGCAGCAGTCTGTGGCAGAGCTTGTGAGGCCAGGGGCCACAGTGAAGTTGTCCTGCACAACTTCTGGCTTCAACATTCAAAACACCTATATGCACTGGGTGAAGCAGAGGCCTGAACAGGGCCTGGAGTGGATTGGAAGGATTGATCCTGCGAGTGGTAATACTATATATGCCCCGAAGTTCCAGGGCAGGGCCACTATTACTGCAGACACATCCTCCAACACAGCCTACCTGCAGCTCAGCAGCCTGACATCTGAGGACACTGCCATCTATTACTGTGCTAGAATGGATGGTTACTACGATCCTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACTGTCTCTGCA
配列番号342 16C6D11軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATCTTGCTGACTCAGTCTCCAGCCATCCTGTCTGTGAGTCCAGGAGAAAGAGTCAGTTTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGCACTGGCACAAGCATACACTGGTATCAGCAAAGAACAAATGGTTCTCCAAGGCTTCTCATAAAGTATACTTCTGAGTCTATTTCTGGGATCCCTTCCAGGTTTAGTGGCAGTGGATCAGGGACAGATTTTACTCTTACCATCAACAGTGTGGAGTCTGAAGATATTGGAGATTATTACTGTCGACAAAGTATTAGCAGGCCATTCACGTTCGGCTCGGGGACAAAGTTGGAAATGAAA

配列番号343 17D4A3重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTGAAGCTGGTGGAGTCTGGAGGAGGCTTGGTACAGCCTGGGGGTTCTCTGAGTCTCTCCTGTGCAGCTTCTGGATTCACCTTCACTGATTACTACATGAGCTGGGTCCGCCAGCCTCCAGGGAAGGCACTTGAGTGGTTGGGTTTTATTAGAAACAAAGCTAATGGTTACACAACAGAGTGCAGTGCATCTGTGAAGGGTCGATTCACCATCTCCAGAGATAATTCCCAAAACATCCTCTATCTTCAAATGAATGCCCTGAGAGCTGAGGACAGTGCCACTTATTACTGTGCAACATATGGGAGATTGGGATATACTATGGACTACTGGGGTCAAGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA
配列番号344 17D4A3軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATGTTTTGATGACCCAAACTCCACTCTCCCTGCCTGTCAGTCTTGGAGATCAAGCCTCCATCTCTTGCAGATCTAGTCAGAGCATTGTACATAGTAATGGAAACACCTATTTAGAATGGTACCTGCAGAAACCAGGCCAGTCTCCAAAGCTCCTGATCTACAAAGTTTCCAACCGATTTTCTGGGGTCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGATCAGGGACAGATTTCACACTCAAGATCAACAGAGTGGAGGCTGAGGATCTGGGAGTTTATTACTGCTTTCAAGGTTCACATGTTCCGTGGACGTTCGGTGGAGGCACCAAGCTGGAAATCAAA

配列番号345 17H4B2重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTCCAACTGCAGCAGCCTGGGGCTGAGCTGGTGAGGCCTGGGTCTTCAGTGAAGCTGTCCTGCAAGGCTTCTGGCCACACCCTCACCGGGTTCTGGATGCATTGGGTGAGGCAGAGGCCTATACCAGGCCTTGAATGGATTGGTAACATTGACCCTTCTGATAGTGAAACTCACTACAATCAAAAGTTCGAGGACAAGGCCACATTGACTGTAGACAAATCCTCCAACACAGCCTACATGCTACTCAGCAGCCTGACATCTGAGGACTCTGCGGTCTATTACTGTGCAAGAGAGGGGGGGACCGGGTACTTCGATGTCTGGGGCACAGGGACCACGGTCACCGTCTCCTCA
配列番号346 17H4B2軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAATTTGTGCTCACCCAGTCTCCAACCACCCTGGCTGCATCTCCCGGGGAGAAGATCACTATCACCTGCAGTGCCAGCTCAAGTATAAGTTCCAATTACTTGCATTGGTATCAGCAGAAGCCAGGATTCTCCCCTAAACTCTTGATTTATAGGACATCCAATCTGGCTTCTGGAGTCCCAGCTCGCTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACCTCTTACTCTCTCACAATTGGCACCATGGAGGCTGAAGATGTTGCCACTTACTACTGCCAGAAGGGTAGTAGTATACCACGCATGTACACGTTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAA

配列番号347 24D4E5重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATGTACAGCTTCAGGAGTCAGGACCTGGCCTCGTGAAACCTTCTCAGTCTCTGTCTCTCACCTGCTCTGTCACTGGCTACTCCATCACCAGTAATTATTACTGGAACTGGATCCGGCAGTTTCCAGGAAACAAACTGGAGTGGATGGGCTACATAAGCTACGATGGTAGCAATGACTACAACCCATCTCTCAAAAATCGAATCTCCATCACTCGTGACACATCTAAGAACCAGTTTTTCCTGAGGTTGAATTCTGTGACTACTGAGGACACAGCCACATATTTCTGTGCAAGAGTGACCTCAGGCTACCTGTACTACTTTGACAACTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号348 24D4E5軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAAATTGTGCTCACTCAGTCTCCAGCCATCACAGCTGCATCTCTGGGGCAAAAGGTCACCATCACCTGCAGTGCCAGTTCAAGTGTAAGTTACATGCACTGGTACCAGCAGAGGTCAGGCACCTCCCCCAAACCATGGATTTATGAAATATCCAAACTGGCTTCTGGAGTCCCAGCTCGCTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACCTCTTACTCTCTCACAATCAGCAGCATGGAGGCTGAAGATGCTGCCATTTATTACTGCCAGCAGTGGAATTTTCCGCTCACGTTCGGTGCTGGGACCAAGCTGGAGCTGAAA

配列番号349 28G7B10重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACGTGAAGCTGGTGGAGTCTGGGGAAGACTTAGTGAAGCCTGGAGGGTCCCTGAAAGTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACTTTCCGTGACTATGCCATGTCTTGGGTTCGCCAGACTCCAGAGAAGAGGCTGGAGTGGGTCGCATACATTAGTAGTGGTGGTGATTATATCTACTATGCAGACTCTGTGAAGGGCCGATTCACCATATCCAGAGACAATGCCAGGAACACCCTATACCTACAAATGACCAGTCTGAGGTCTGAGGACACAGCCATGTATTTCTGTACAAGAGATCCCTCCTTCTACGGCAGAGGATATTATTTTGACTATTGGGGCCAAGGCACCAGTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号350 28G7B10軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATTGTGATGACCCAGTCTCACAAATTCATGTCCGCATCAGTAGGAGACAGGGTCAGCATCACCTGCAAGGCCAGTCAGGATGTGGGTGCTACTGTAGCCTGGTATCAACAGAAACCAGGGCAATCTCCTAAACTACTGATTTACTGGGCATCCACCCGGCACACTGGAGTCCCTGATCGCTTCACAGGCAGTGGATCTGGGACAGATTTCACTCTCACCATTAACAATGTGCAGTCTGAAGACTTGGCAGATTATTTCTGTCAGCAATATAGCAACTATCCGACGTTCGGTGGAGGCACCAAGCTGGAAATCAAA

配列番号351 30B1C7重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTTCAGCTGCAGCAGTCTGTGGCAGAGCTTGTGAGGCCAGGGGCCTCAGTCAAGTTGTCCTGCACAGTTTCTGGCTTCAACATTAAAAACACCTATATGCACTGGGTGAAGCAGAGGCCTGAACAGGGCCTGGAATGGATTGGAAGGATTGATCCTGCGAATGGTGATACTAAATATGACCCGAAGTTCCAGGCCAAGGCCACTGTAACTGCAGACACATCCTCCAACACAGCCTACCTGCATCTCAGTAGCCTGACATCTGAGGACACTGCCATCTATTACTGTGTAGAGGATGATTACGGCCTTGGGTCCTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTTTCCTCA
配列番号352 30B1C7軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATTGTGATGACCCAGTCTCAAAAATTCATGTCCACATCAGTTGGAGACAGGGTCAGCGTCACCTGCAAGGCCAGTCAGAATGTGGGTTCTAATGTAGCCTGGTATCAACAGAAACCTGGGCAATCTCCTAAATCACTGATTTACGCGACATCTCACCGCTACAGTGGAGTCCCTGATCGCTTCACAGGCAGTGGATCTGGGACAGATTTCACTCTCACCATCAGCAATGTGCAGTCTGAAGACTTGGCAGAGTATTTCTGTCAGCATTATAACAACTATCCGTACACGTTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAA

配列番号353 12G10H1重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTCCAGCTGCAACAATCTGGACCTGTACTGGTGAAGCCTGGGGCTTCAGTGAAGATATCCTGTAAGGCTTCTGGATACACGTTCACTGACTACTACATGAACTGGGTGAAGCAGAGCCATGGAAAGAGCCTTGAGTGGATTGGAGATATTAATCCTGACAATGGTTTTACTAGTTACAACCAGAAGTTCAAGGGCAAGGCCACATTGACTGTTGACAGGTCCTCCAGCACAGCCTACATGGAGTTCCGCAGCCTGACATCTGAGGACTCTGCAGTCTATTACTGTGCCAGAGACGGTAGTAGCGCCTATGGTATGGACTATTGGGGTCAAGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCC
配列番号354 12G10H1軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATTGTGCTGACCCAGTCTCCAGCTTCTTTGGCTGTGTCTCTAGGGCAGAGGGCCACCATCTCCTGCAGAGCCAGTGAAAGTGTCAGTATTCATGGTACTCATTTAATGCACTGGTACCAACAGAAACCAGGACAGCCACCCAAACTCCTCATCTATGCTGCATCCAACCTAGAATCTGGAGTCCCTGCCAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGAGACAGACTTCACCCTCAACATCCATACTGTGGAGGAGGAGGATGCTGCAACCTATTTCTGTCAGCAAAGTATTGAGGAACCTCGGACGTTCGGTGGAGGCACCAAGGTGGAAATCAAA

配列番号355 17A10A2重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTTCAACTGCAGCAGTCTGGACCTGAGCTGGTGAAGCCTGGGGCTTCAGTGAAGATATCCTGCAAGGCTTCTGGTTACTCATTCACTGGCTACTACATGCACTGGGTGAAGCAGAGCCATGGAAATATCCTCGATTGGATTGGATATATTTATCCTTACAATGGTGTTTCTACCTACAACCAGAGATTCAAGGGCAAGGCCACATTGACTGTAGACAAGTCCTCTAGCACAGCCTACATGGAGCTCCGCAGCCTGACATCTGAGGACTCTGCAGTCTATTACTGTGCAAAGGGGGCTAGTGGTTACGACGGTGACTACTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号356 17A10A2軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAAATTGTTCTCACCCAGTCTCCAGCAATCATGTCTGCATCTCCAGGGGAGAAGGTCACCATAACCTGCAGTGCCACCTCAGTTGTAAGTTACATGCACTGGTTCCAGCAGAAGCCAGGCACTTCTCCCAAACTCTGGATTTATCTCACATCCAACCTGGCTTCTGGAGTCCCTGCTCGCTTCAGTGGCAGTGGATCTGGGACCTCTTACTCTCTCACAATCAGCCGAATGGAGGCTGAAGATGCTGCCACTTATTACTGCCAGCAAAGGAGTAGTTACCCACCCACGTTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAA

配列番号357 25C1B3重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTTCAGCTGCAGCAGTCTGGAGCTGAGCTGATGAAGCCTGGGGCCTCAGTGAAGCTTTCCTGCAAGGCAACTGGCTACACATTCACTGGCTACTGGATAGAGTGGGTAAAGCAGAGGCCTGGACATGGCTTTGAGTGGATTGGAGAGATTTTACCTGGAAGTGGTACCACTAAATACAATAAGAAGTTCCAGGGCAAGGCCACAATCACTGCAGATACATCCTCCAACACAGCCTACATACAACTCAGTAGCCTGACAACTGAGGACTCTGCCATGTATTACTGTGCAAGAGGGGGACAGGACCACTTCTTTGCCGACTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号358 25C1B3軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATATTTTGATGACCCAAAGTCCACTCTCCCTGCCTGTCAGTCTTGGAGATCAAGCCTCCATCTCTTGCAGATCAAGTCAGACCATTGTACATAGTAATGGAGACACCTATTTAGAATGGTACCTGCAGAAACCAGGCCAGTCTCCAAAGCTCCTGATCTACAAAGTTTCCAACCGATTTTCTGGGGTCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGTTCAGGGACAGATTTCACACTCAAGATCAGCAGAGTGGAGGCTGAGGATCTGGGAATTTATTACTGCTTTCAAGGTTCATATGTTCCGTGGACGTTCGGTGGAGGCACCAGGCTGGAAATCAAA

配列番号359 28D2E1重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTGAAGCTGGAGGAGTCTGGAGGAGGCTTGGTACAGCCGGGGGGTTCTCTGAGTCTCTCCTGTGCAGCTTCTGGATTCACCTTCACTGACTACTACATGAGCTGGGTCCGCCAGCCTCCAGGGAAGGCACCTGAGTGGTTGGGTTTTATTAGAAACAGAGCTTATGGTTACACAACAGAGTACAGTGCATCTGTGAAGGGTCGGTTCACCTTCTCCAGAGATAATTCCCAAAGCATCCTCTTTCTTCATATGAATGCCCTGAGACCTGAGGACAGTGCCACTTATTACTGTGCAAGATATCCTTTATTAGGGTATGCTTTGGACTACTGGGGTCAAGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA
配列番号360 28D2E1軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATGTCTTGATGACCCAAACTCCACTCTCCCTGCCTGTCAGTCTTGGAGATCAAGCCTCCATCTCTTGCAGATCTAGTCAGAGTATTGTACATAGTAATGGAAACACCTATTTAGAATGGTACCTGCAGAAACCAGGCCAGTCTCCAAAGCTCCTGATCTACAAAGTTTCCAACCGATTTTCTGGGGTCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGATCAGGGACAGATTTCACACTCAAGATCAGCAGAGTGGAGGCTGAGGATCTGGGAATTTATTACTGCTTTCAAGTTTCACATGTTCCGTGGACGTTCGGTGGAGGCACCAAGCTGGAAATCAAA

配列番号361 31G10C5重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTTCAGCTGCAGCAGTCTGGGGCTGAGCTTGTGAGGCCAGGGGCCTCAGTCAAGTTGTCCTGCACAGCTTCTGGCTTTAACATTAAAGACGACTATATACACTGGGTGAAGCAGAGGCCTGAACAGGGCCTGGAGTGGATTGGATGGATTGATCCTGCGAATGGTCATATTGAATATGCCTCGAACTTCCAGGCCAAGGCCACTATTACAGCAGACACATCCTCCAACACAGCCTACCTGCAGCTCAGCAGCCTGACATCTGAGGACACTGCCGTCTATTACTGTACTACGGGGGATTACGACGGGTTTACTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACTGTCTCTACA
配列番号362 31G10C5軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAAATTGTTCTCACCCAGTCTCCAGCAATCATGTCTGCATCTCCAGGGGAGAAGGTCACCATATCCTGCAGTGCCAGGTCAAGTGTAAGTTACATGTATTGGTACCAGCAGAAGCCAGGATCCTCCCCCAAACCCTGGATTTATCGAACATCCAACCTGGCTTCTGGAGTCCCTGCTCGCTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACCTCTTACTCTCTCACAATCAGCAGCATGGAGGCTGAAGATGCTGCCACTTATTACTGCCAGCACTATCATACTTACCCGTACACGTTCGGGGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAA

配列番号363 32C8F10重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTTCAGCTGCAGCAGTCTGGGGCTGAGCTTGTGAGGCCAGGGGCCTCAGTCAAGTTGTCCTGCACAGCTTCTGGCTTTAACATTAAAGACGAATATATACACTGGGTGAAACAGAGGCCTGAACAGGGCCTGGAGTGGATTGGCTGGATTGATCCTGCGAATGGTCATACTGAATATGCCTCGAGGTTCCAGGCCAAGGCCACTATAACAGCAGACACATCCTCCAACACAGCCTACTTGCAGCTCAGCAGCCTGACATCTGAGGACACTGCCGTCTATTACTGTACTACGGGGGATTACGACGGGTTTGCTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACTGTCTCTACA
配列番号364 32C8F10軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAAATTGTTCTCACCCAGTCTCCAGCAATCATGTCTGCATCTCCAGGGGAGAAGGTCACCATATCCTGCAGTGCCAGGTCAAGTGTAAGTTACATGTATTGGTACCAGCAGAAGCCAGGATCCTCCCCCAAACCCTGGATTTATCGCACATCCAACCTGGCTTCTGGAGTCCCTGCTCGCTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACCTCTTACTCTCTCACAATCAGCAGCATGGAGGCTGAAGATGCTGCCACTTATTACTGCCAGCATTATCATACTTACCCGTACACGTTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAG

配列番号365 35D2B9重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTCCAACTGCAGCAGCCTGGGGCTGAGGTGGTAAAGCCTGGGGCTTCAGTGAAGTTGTCCTGCAAGGCTTCTGGCTACACTGTCACCAGCTACTGGATGCACTGGGTGAAGCAGAGGCCTGGACAAGGCCTTGAGTGGATTGGAATGATTCATCCTAATGGTATTAGTACTAACTACAATGAGAAGTTCAAGAGCAAGGCCACACTGACTGGAGACAAATCCTCCAGCACAGCCTACATGCAACTCAGCAGCCTGACATCTGAGGACTCTGCGGTCTATTTCTGTGCAAGAGGGGGGGATAGTGACTACTACTTTGACTACTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号366 35D2B9軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAAATTGTTCTCACCCAGTCTCCAGCAATCATGTCTGCATCTCCAGGGGAAAAGGTCACCATGACCTGCAGTGCCAGCTCAAGTGTAAGTTACATGTACTGGTACCAGCAGAAGCCAGGCTCCTCCCCCAGACTCTGGATTTATGACACATCCAACCTGGTTTCTGGAGTCCCTGCTCGCTTCAGTGGCAGTAGGTCTGGGACCTCTTATTCTCTCACACTCAGCAGCATGGAGGCTGAAGATGCTGCCACTTATTACTGCCAGCAGTACAGTGGTTACCCATACACGTTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAA

配列番号367 37C4F7重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGTTCCAGCTGCAGCAGTCTGGACCTGAGGTGGTGAAGCCTGGCGCTTCAGTGAAGATATCCTGCAAGGCTTCTGGTTACTCATTCACTGACTACAACATGAACTGGATGAAGCAGAGCAAAGGAAAGAGTCTTGAGTGGATTGGAGTAATCAATCCTAACTATGGCACTACTACTTACAATCAGAACTTCAAGGGCAAGGCCACATTGACTGTAGACCAATCTTCCAGCACAGCCTACATGCAGCTCAACAGCCTGACATCTGAAGACTCTGCAGTCTATTACTGTGCAAGAGACATGTACTATGTTTACGCTTACTATACTATGGACTACTGGGGTCAAGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA
配列番号368 37C4F7軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATGTTGTGATGACCCAAACTCCACTCTCCCTGCCTGTCAGTCTTGGAGATCAAGCCTCCATCTCTTGCAGATCTAGTCAGAGCCTTGTACACAGTAATGGACACACCTATTTACATTGGTACCTGCAGAGGCCAGGCCAGTCTCCAACGCTCCTGATCTACAAAGTTTCCAACCGATTTTCTGGGGTCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGATCCGGGACAGATTTCACACTCAAGATCAGCAGAGTGGAGGCTGAGGATCTGGGAGTTTATTTCTGCTCTCAAGGTACACATGTTCCGTGGACGTTCGGTGGAGGCACCAAGCTGGAAATCAAA

配列番号369 37F11F9重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTCCAGCTGCAACAGTCTGGACCTGTGCTGGTGAAGCCTGGGGCTTCAGTGAAGATGTCCTGTAAGGCTTCTGGATACACATTCACTGACTATTATATGAACTGGGTGAAGCAGAGCCATGGAAAGAGCCTTGAGTGGATTGGACTTATTAATCCTTACAGCGGTGGTAGTACCTTCAACCAGAAGTTCAAGGCCAAGGCCACATTGACTGTCGACAAGTCCTCCAGTTCAGCCTACATGGACCTCAACAGCCTGACATCTGAAGACTCTGCAGTCTATTACTGTGCAAGAGTTGGAGATGGTTACTACGGGGTTACCCATGGTATGGACTATTGGGGTCAAGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA
配列番号370 37F11F9軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATTGTGATGACCCCGTCTCAAAAATTCATGTCCACAACAGTAGGAGACAGGGTCAGCATCACCTGCAAGGCCAGTCAGAATGTGGGTACTGCTGTAGCCTGGTATCAACAGAAACCAGGACAATCTCCCACAATACTGATTTACTCAGCATCCAATCGGTATACTGGAGTCCCTGATCGCTTCACAGGCAGTGGATCGGGGACAGATTTCACTCTCACCATTAGCAATATGAAGTCTGAAGACCTGGCAGATTATTTCTGTCAGCAATACTACATCTATCCGTTCACGTTCGCTGCTGGGACCAAGCTGGAACTGAAA

配列番号371 38H2E3重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGTTCCAGCTGCAGCAGTCTGGACCTGAGGTGGTGAAGCCTGGCGCTTCAGTGAAGATATCCTGCAAGGCTTCTGGTTACTCATTCACTGACTACAACATGAACTGGATGAAACAGAGCAAAGGAAAGAGTCTTGAGTGGATTGGAGTAATCAGTCCTGACTATGGCACTACTACTTACAATCAGAACTTCAAAGACAAGGCCACATTGACTGTGGACCAATCTTCCAGCACAGCCTACATGCAGCTCAACAGCCTGACATCTGAAGACTCTGCAGTCTATTACTGTGCAAAAGACATGTACTATGTTTACGCTTACTATACTATGGACTACTGGGGTCACGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA
配列番号372 38H2E3軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATGTTGTGATGACCCAAACTCCACTCTCCCTGCCTGTCAGTCTTGGAGATCAAGCCTCCATCTCTTGCAGATCTAGTCAGAGCCTTGTACACAGTAATGGACACACCTATTTACATTGGTACCTGCAGAGGCCAGGCCAGTCTCCAACGCTCCTGATCTACAAAGTATCCAACCGATTTTCTGGGGTCCCAGACAGGGTCAGTGGCAGTGGATCCGGGACAGATTTCACACTCAAGATCAGCAGAGTGGAGGCTGAGGATCTGGGAGTTTATTTCTGTTCTCAAGGTACACATGTTCCGAGGACGTTCGGTGGAGGCACCAAGCTGGAAATCAAA

配列番号373 42B7G2重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTTCAGCTGCAGCAGTCTGGAGCTGAACTGGCGAGGCCTGGGGCTTCAGTGAAGCTGTCCTGCAAGGCTTCTGGCTACACCTTCACAGACTATGGTATAAGCTGGGTGAAGCAGAGAACTGGACAGGGCCTTGAGTGGATTGGAGAGATTTATCTTAGAAATGATAATAGTTACTACAATGAAAAGTTCAAGGGCAAGGCCACACTGACTGCAGATAAATCCTCCAACACAGCGTACATGGAGCTCCGCAGTCTGACATCTGAGGACTCTGCGGTCTATTTCTGTGCGAGATGGGGGGACCATGGTAACAACTACGAGGATGCTATGGACTACTGGGGTCAAGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA
配列番号374 42B7G2軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATTGTGCTGACCCAATCTCCAGCTTCTTTGGCTATGTCTCTAGGGAAGAGGGCCACCATCTCCTGCAGAGCCAGCGAAAGTGTCAGTATTATTGGTTCTAATTTAATACACTGGTACCAACAGAAACCAGGACAGCCACCCAAACTCCTCATCTATCATGCATCCAATCTAGAAACTGGAGTCCCTGCCAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTAGAACAGACTTCACCCTCACCATTGATCCTGTGGAGGAAGATGATGTTGCAATCTATTACTGTCTACAAAGTAGGAAGGTTCCGTACACGTTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAA

配列番号375 31C11G2重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTTCAGCTGCAGCAGTCTGGGGCTGAGCTTGTGAGGCCAGGGGCCTCAGTCAAGTTGTCCTGCACAGCTTCTGGCTTTAACATTAAAGACGAATATATACACTGGGTGAAACAGAGGCCTGAACAGGGCCTGGAGTGGATTGGCTGGATTGATCCTGCGAATGGTCATACTGAATATGCCTCGAGGTTCCAGGCCAAGGCCACTATAACAGCAGACACATCCTCCAACACAGCCTACTTGCAGCTCAGCAGCCTGACATCTGAGGACACTGCCGTCTATTACTGTACTACGGGGGATTACGACGGGTTTGTTTATTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACTGTCTCTACA
配列番号376 31C11G2軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAAATTGTCCTCACCCAGTCGCCAGCAATCATGTCTGCATCTCCAGGGGAGAAGGTCACCATATTCTGCAGTGCCAGGTCAAGTGTAAGTTACATGTATTGGTACCAACAGAAGCCAGGATCCTCCCCCAAACCCTGGATTTATCGCACATCCAACCTGGCTTCTGGAGTCCCTGCTCGCTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACCTCTTACTCTCTCACAATCAGCAGCATGGAGGCTGAAGATGCTGCCACTTATTACTGCCAGCATTATCATACTTACCCGTACACGTTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAA

配列番号377 80G1G1重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTGCAGCTGAAGGAGTCAGGACCTGGCCTGGTGGCGCCCTCACAGAGCCTGTCCATCACTTGCACTGTCTCTGGGTTTTCATTATCCAGCTATGGTGTAGACTGGGTTCGCCAGCCTCCAGGAAAAGATCTGGAATGGCTGGGAGTAATATGGGGTGGTGGAACCACAATTTATAATTCAGCTCTCATGTCCAGACTGAACATCACCAAAGACAACTCCAAGAACCAAGTTTTCCTAAAAATGAACAGTCTGCAAAGTGATGACACAGCCATGTACTACTGTGCCAAGCGGGGATACTATGGTTACTTTGACTACTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号378 80G1G1軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAAATTGTTCTCACCCAGTCTCCAGCAATCATGTCTGCTTCTCCAGGGGAGAAGGTCACCATGACCTGCAGTGCCAGCTCAAGTGTAAGTTACATGTACTGGTACCACCAGAAGCCAGGATCCTCCCCCAGACTCCTGATTTATGACACATCCAATCTGGCTTTTGGAGTCCCTGTTCGCTTCAGTGGCAGGGGGTCTGGGACCTCTTACTCTCTCACAATCAGCCGCATGGAGGCTGAAGATGCTGCCACTTATTACTGCCAGCAGTGGAGTAGTTACCCGCTCACGTTCGGAGCTGGGACCAAGCTGGAGCTGAAA

配列番号379 80E7E2重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAAGTGAAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTAGTGCAGCCTGGAAGTTCCATGAAACTCTCCTGCACAGCCTCTGGATTCACTTTCAGTGACTATTACATGGCTTGGGTCCGCCAGGTTCCAGATAAGGGTCTAGAATGGGTTGCAAACATTAATTATGATGGGAATAACCCCTACTATGTGGACTCCTTGAAGAGCCGTTTCATCATCTCGAGAGACAATGCAAAGAACATTCTATACCTGCAAATGAGCAGTCTGAAGTCTGAGGACACAGCCACGTATTACTGTGCAAGAGATATTTCTCCGGGGTACTTTGACCACTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号380 80E7E2軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATTGTGCTGACCCAATCTCCAGCTTCTTTGGCTGTGTCTCTAGGGCAGAGGGCCACCATCTCCTGCAGAGCCAGTGAAAGTGTCAGTATTCATGGTACTCATTTAATGCACTGGTACCAACAGAAACCAGGACAGCCACCCAAACTCCTCATCTATGCTGCATCCAACCTAGAATCTGGAGTCCCTGCCAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGAGACAGACTTCACCCTCAACATCCATCCTGTGGAGGAGGAGGATGCTGCAATCTATTTCTGTCAGCAAAGTATTGAGGATCCTCACACGTTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAA

配列番号381 84A2C4重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAAGTGAAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTAGTGCAGCCTGGAAGTTCCATGAAACTCTCCTGCACAGCCTCTGGATTCACTTTCAGTGACTATTACATGGCTTGGGTCCGCCAGGTTCCAGATAAGGGTCTAGAATGGGTTGCAAACATTAATTATGATGGGAATAATCCCTACTATGTGGACTCCTTGAAGACCCGTTTCATCATCTCGAGAGACAATGCAAAGAACATTCTATACCTGCAAATGAGCAGTCTGAAGTCTGAGGACACAGCCACGTATTACTGTGCAAGAGATATTTCTCCGGGGTATTTTGACCACTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号382 84A2C4軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATTGTGCTGACCCAATCTCCAGCTTCTTTGGCTGTGTCTCTAGGGCAGAGGGCCACCATCTCCTGCAGAGCCAGTGAAAGTGTCAGTATTCATGGTACTCATTTAATGCACTGGTACCAACAGAAACCAGGACAGCCACCCAAACTCCTCATCTATGCTGCATCCAACCTAGAATCTGGAGTCCCTGCCAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGAGACAGACTTCACCCTCAACATCCATCCTGTGGAGGAGGAGGATGCTGCAATCTATTTCTGTCAGCAAAGTATTGAGGATCCTCACACGTTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAA

配列番号383 88B4D4重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAAGTGCAGCTGAAGGAGTCAGGACCTGGCCTGGTGGCGCCCTCACAGAGCCTGTCCATCACTTGCACTGTCTCTGGGTTTTCATTAATCAGCTATGGTGTAGACTGGGTTCGCCAGCCTCCAGGAAAGGGTCTGGAGTGGCTGGGAGTTATATGGGGTGTTGGAATCACAAAATATAATTCAGCTCTCATGTCCAGACTGAGTATCAGCAAAGACAACTCCAAGAGCCAAGTTTTCTTAAAAATGAACAGTCTGCAAACTGATGACACAGCCATGTACTACTGTGCCAAACGGGGATACTATGGTTATTTTGACTACTGGGGCCAGGGCACTACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号384 88B4D4軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAAATTGTTCTCACCCAGTCTCCAGCTATCATGTCTGCATCTCCAGGGGAGAAGGTCACCATGACCTGCAGTGCCAGCTCAAGTGTAAGTTACATGTACTGGTACCAGCAGAAGCCAGGAGCCTCCCCCAGACTCCTGATTTATGACACATCCAACCTGGCTTCTGGAGTCCCTGTTCGTTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACCTCTTACTCTCTCACAATCAGCCAAATGGAGACTGAAGATGCTGCCACGTATTACTGCCAGCAGTGGAGTAGTTACCCGCTCACGTTCGGTGCTGGGACCAAGCTGGAGCTGAAA

配列番号385 89G3E8重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTGCAACTGAAGGAGTCAGGACCTGGCCTGGTGGCGCCCTCACAGAGCCTGTCCATCACTTGCACTGTCTCTGGGTTTTCATTAACCAGCTATGGTGTAGACTGGGTTCGCCAGCCTCCAGGAAAGGGTCTGGAGTGGCTGGGAGTAATATGGGGTGGTGGAAACACAAATTATAATTCAGCTCTCATGTCCAGACTGAGCATCAGCAAAGACAACTCCAAGAGCCAAGTTTTCTTAAAAATGAACAGTCTACAAACTGATGACACAGCCATGTACTACTGTGCCAAATCCCCCGACTTCGTTAGTAGCTATTCCTATGCTATGGACTACTGGGGTCAAGGAACCTCCGTCACCGTCTCCTCA
配列番号386 89G3E8軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATGTTTTGATGACCCAAACTCCACTCTCCCTGCCTGTCAGTCTTGGAGATCAAGCCTCCATCTCTTGCAGATCTAGTCAGAGAATTGTACATAGTAATGGAAACACCTATTTACAATGGTACCTGCAGAAACCAGGCCAGTCTCCAAAGCTCCTGATCTACAAAGTTTCCAACCGATTTTCTGGGGTCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGATCAGGGACAGATTTCACACTCAAGATCAGCAGAGTGGAGGCTGAGGATCTGGGAGTTTATTACTGCTTTCAAAGTTCATATGTTCCTCCGACGTTCGGTGGAGGCACCAAGCTGGAAATCAAA

配列番号387 90H5D3重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTACACCTGAAGGAGTCAGGACCTGGCCTGGTGGCGCCCTCACAGAACCTGTCCATCACTTGCACTGTCTCTGGGTTTTCATTAACCAGCTATGGTGTGGACTGGGTCCGCCAGCCTCCAGGAAAGGGTCTGGAGTGGCTGGGAGTAACATGGGGTGGTGGAAATACAAAATATAATTCAGCTCTCATGTCCAGACTGCACATCAGCAAAGACAACTCCAAGAGCCAAGTTTTCTTAAAAATGAACAGTCTGCAAACTGATGACACAGCCGTATACTACTGTGCCAAACGGGGGTACTATGGTTACTTTGACTACTGGGGCCAAGGCGCCACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号388 90H5D3軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAAATTGTTCTCACCCAGTCTCCAGCAATCATGTCTGCATCTCCAGGGGAGAAGGTCACCATGACCTGCAGTGCCAGCTCAAGTGTAAGTTACATGTACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGATCCTCCCCCAGACTCCTGATTTATGACACATCCAACCTGGCTTCTGGAGTCCCTGTTCGCTTCGGTGGCAGTGGATCTGGGACCTCTTACTCTCTCACAATCTTCCGAATGGAGGCTGAAGATGCTGCCACTTATTACTGCCAGCAGTGGAGTAGTTACCCGCTCACGTTCGGTGCTGGGACCAAGCTGGAGCTGAAA

配列番号389 90F3B2重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTGCAACTGAAGGAGTCAGGACCTGGCCTGGTGGCGCCCTCACAGAGCCTGTCCATCACTTGCACTGTCTCTGGGTTTTCATTAACCAGCTATGGTGTAGACTGGGTTCGCCAGCCTCCAGGAAAGGGTCTGGAGTGGCTGGGAGTAATATGGGGTGGTGGAAGCACAAATTATAATTCAGCTCTCATGTCCAGACTGAGCATCAGCAAAGACAACTCCAAGAGCCAAATTTTCTTAAAAATGAACAGTCTGCAAACTGATGACACAGCCATGTACTACTGTGCCAAATCCCCCGACTTCGTTAGTAGCTATTCCTATGCTATGGACTACTGGGGTCAAGGAACCTCCGTCACCGTCTCCTCA
配列番号390 90F3B2軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATGTTTTGATGACCCAAACTCCACTCTCCCTGCCTGTCAGTCTTGGAGATCAAGCCTCCATCTCTTGCAGATCTAGTCAGAGAATTGTACATAGTAATGGAAACACCTATTTACAATGGTACCTGCAGAAACCAGGCCAGTCTCCAAAGCTCCTGATCTACAAAGTTTCCAACCGATTTTCTGGGGTCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGATCAGGGACAGATTTCACACTCAAGATCAGCAGAGTGGAGGCTGAGGATCTGGGAGTTTATTACTGCTTTCAAAGTTCATATGTTCCTCCGACGTTCGGTGGAGGCACCAAGCTGGAAATCAAA

配列番号391 118C7E6重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTCCAGCTGCAACAGTCTGGACCTGAGCTGGTGAAGCCTGGGGCTTCAGTGAAGATACCCTGCAAGGCTTCTGGATACACATTCACTGACTACAACATGGACTGGGTGAAGCAGAGCCATGGAAAGAGCCTTGAGTGGATTGGAGATATTAATCCTAACAATGGTGGTACTATCTACAACCAGAAGTTCAAGGGCAAGGCCACATTGACTGTAGACAAGTCCGCCAGCACAGCCTACATGGAGCTCCGCAGCCTGACATCTGAGGACACTGCAGTCTATTACTGTGCAAGATCCTCAATCTACTATGATTACGACGGAGGGTTTGCTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACTGTCTCTGCA
配列番号392 118C7E6軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATCCAGATGACTCAGTCTCCAGCCTCCCTATCTGCATCTGTGGGAGAAACTGTCACCATCACATGTCGAGCAAGTGGGAATATTCACAATTATTTAGCATGGTATCAGCAGAAACAGGGAAAATCTCCTCAGCTCCTGGTCTATAATGCAAAAACCTTAGCAGATGGTGTGCCATCAAGGTTCAGTGGCAGTGGATCAGGAACACAATATTCTCTCAAGATCAACAGCCTGCAGCCTGAAGATTTTGGGACTTATTACTGTCAACATTTTTGGAGTATTCCATTCACGTTCGGCTCGGGGACAAAGTTGGAAATAAAA

配列番号393 131H4A2重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGATTCAGCTGCAGCAGTCTGGGGCTGAGCTGGTGAAGCCTGGGACCTCAGTGCAGATTTCCTGCAAAGCTTCTGAATACGATTTCAGTCGCTACTGGATGAACTGGGTGAAACACAGGCCTGGAGAGGGTCTTGAATGGATTGGACAGATTTATCCTGGAGATGGTGACATTAATTACAACGGAAAGTTCGAGGCCAAGGCCACACTGACTGCAGACAAATCCTCCAGCACAGCCTTCATGCAGCTCAGCGGCCTGACCTCTGAGGACTCTGCGGTCTATTTCTGTGCAAGAGGGATTGCTATGGACTACTGGGGTCAGGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA
配列番号394 131H4A2軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATATCCAGATGACACAGAGTACATCCTCCCTGACTGCCTCTCTGGGAGACAGAGTCACCATCAGTTGCAGGGCAAGTCAGGACGTTAGTAATTATCTAAACTGGCATCAGCAGAAACCAGATGGAACTGTTAAACTCCTGATCTACTACACATCAAGATTACAGTCAGGAGTCCCATCAAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGAACAGATTATTCTCTCACCATTAGCAACCTGGAACAAGAAGATATTGCCACTTACTTTTGCCAACAGGGTAATACGCTTCCGTGGACGTTCGGTGGAGGCACCAAGCTGGAAATCAAA

配列番号395 132G4B6重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAAGTGATGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTAGTGAAGCCTGGAGGGTCCCTGAAACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACTTTCAGTAGCTATACCATGTCTTGGGTTCGCCAGACTCCGGAGAAGAGGCTGGAGTGGGTCGCAACCATTAGTGGTGGTGGTGATTACACCCACTATGCAGACAGTGTGAAGGGTCGATTCACCATCTCCAGAGACAATGCCAAGAACACCCTGTACCTGCAAATGAACAGTCTGAGGTCTGAGGACACGGCCTTATATTACTGTGCAAGACAAGGTTTTTCTACGGTAGTAACTACGGGGGACTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号396 132G4B6軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATTGTGATGACCCAGTCTCAAAAATTCATGTCCACAACAGTAGGAGACAGGGTCAGCATCACCTGCAAGGCCAGTCAGAGTGTGGGTGCTGCTGTAGCCTGGTATCAACAGAAACCAGGACAATCTCCTAAACTACTGATTTATTCAGCTTCCACTCGTTACACTGGAGTCCCTGATCGCTTCACAGGCAGTGGATCTGGGACAGATTTCACTCTCAATATTAGGAGAATGCAGTCTGAAGACCTGGCAGAGTATTTCTGTCAGCAATATAGGAGCTATCCTCTCACGTTCGGCTCGGGGACAAAGTTGGAAATAAAA

配列番号397 144D3B11重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTTCAGATGCAGCAGTCTGGAGCTGAACTGATGAAGCCTGGGGCCTCAGTGAAACTTTCCTGTAAGGCTAATGGCTACACATTCAGTGGCTACTGGATAGAGTGGGTAAAGCAGAGGCCTGGCCATGGCCTTGAGTGGATTGGAGAGATTTTACCTGGAAGTGATAGTCCTAAGTACAGTGCGAAGTTCAAGGGCAAGGCCACAATTACTGCAGATACATCCTCCAACACAGCCTACATGCAACTCAGCAGCCTGACAACTGAGGACTCTGCCATCTATTACTGTGCTAAAGGGGGTAATACGTCCTTCTTTGACTTCTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号398 144D3B11軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATGTTTTGATGACCCAAACTCCACTCTCCCTGCCTGTCAGTCTTGGAGATCAAGCCTCCATCTCTTGCAGATCTAGTCAGCGCATTGTACATAGTAATGGAAACACCTATTTAGAATGGTACCTGCAGAAACCAGGCCAGTCTCCAAAGCTCCTGATCTACAAAGTTTCCACCCGATTTTCTGGAGTCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGATCAGGGACAGATTTCACACTCAAGATCAGCAGAGTGGAGGCTGAGGATCTGGGAGTTTATTACTGCTTTCAAGGTTCATTTGTTCCGTGGACGTTCGGTGGAGGCACCAAGCTGGAAATTAAA

配列番号399 133G11E12重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAAGTGATGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTAGTGAAGCCTGGAGGGTCCCTGAAACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACTTTTAGTAGTTATACCATGTCTTGGGTTCGCCAGACTCCGGAGAAGAGGCTGGAGTGGGTCGCAACCATTAGTGGTGGTGGTGATTACACCCACTATCCAGACAGTGTGAAGGGTCGATTCACCATCTCCAGAGACAATGCCAAGGACACCCTGTACCTGCAAATGAACAGTCTGAGGTCTGAGGACACGGCCTTATATTACTGTGCAAGACAAGGTTTTTCTACGGTAGTAATGACGGGGGACTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTTTCCTCA
配列番号400 133G11E12軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATTGTGATGACCCAGTCTCAAAAATTCATGTCCACAACAGTAGGAGACAGGGTCAGCATCACCTGCAAGGCCAGTCAGAGTGTGGGTACTGCTGTAGCCTGGTATCAACAGAAACCAGGACAATCTCCTAACCTACTGATTTACTCAGCTTCCACTCGTTACACTGGAGTCCCTGATCGCTTCACAGGCAGTGGGTCTGGGACAGATTTCACTCTCAATATTAGGAATATGCAGTCTGAAGACCTGGCAGAATATTTCTGTCAACAATATAGGAGCTATCCTCTCACGTTCGGCTCGGGGACAAAGTTGGAAATAAAA

配列番号401 134C11G10重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAAGTGATGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTAGTGAAGCCTGGAGGGTCCCTGAAACTCTCCTGTGAAGCCTCTGGATTCACTTTCAATACCTATACCATGTCTTGGATTCGCCAGACTCCGGAGAAGAGGCTGGAGTGGGTCGCAACCATTAATGGTGGTGGTACTAATGCCTACTATCTAGACAGTGTGAAGGGTCGATTCACCATCTCCAGAGACAATGCCAAGAACACCCTGTACCTGCAAATGAGTAGTCTGAGGTCTGAAGACACGGCCTTGTATTACTGTGCACGACAAGGTTTTACTACCGTTGTACCTACGGGGGACTGGGGCCAAGGCACCACTCTCACAGTCTCCTCA
配列番号402 134C11G10軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATTGTGATGACCCAGTCTCAAAAATTCATGTCCTCAACAATAGGAGACAGGGTCAGCATCACCTGTAAGGCCAGTCAGAGTGTGGGTGCTGCTATTGCCTGGTATCAACAGAAGCCAGGACAATCTCCTAAGTTACTGATTTACTCAGCATCCAGTCGGTACACTGGAGTCCCTAATCGCTTCACAGGCAGTGGATCTGGGACAGATTTCACTCTCACCATTGACAATGTGCAGTCTGAAGACCTGTCAGATTATGTCTGTCAGCAATATCGCAGCTATCCTCTCACGTTCGGCTCGGGGACAAAATTGGAGGTGAGA

配列番号403 134D3B6重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGATTCAGCTGCAGCAGTCTGGGGCTGAGCTGGTGAAGTCTGGGACCTCAGTGAAGATTTCCTGCAAAGCTTCTGAATACGATTTCAGTCGCTACTGGATGAACTGGGTGAAACACAGGCCTGGAGAGGGTCTTGAATGGATTGGACAGATTTATCCTGGAGATGGTGACATTAATTACAACGGAAAGTTCGAGGCCAAGGCCACACTGACTGCAGACAAATCCTCCAGCACAGCCTTCATGCAGCTCAGCGGCCTGACCTCTGAGGACTCTGCGGTCTATTTCTGTGCAAGAGGGATTGCTATGGACTTCTGGGGTCAGGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA
配列番号404 134D3B6軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATATCCAGATGACACAGAGTACATCCTCCCTGACTGCCTCTCTGGGAGACAGAGTCACCATCAGTTGCAGGGCAAGTCAGGACGTTAGTAATTATCTAAACTGGCATCAACAGAAACCAGACGGAACTGTTAAACTCCTGATCTACTACACATCAAGATTACAGTCAGGAGTCCCATCAAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGAACAGATTATTCTCTCACCATTACCAACCTGGAGCAAGAAGATATTGCCACTTACTTTTGCCAACAGGGGAATACGCTTCCGTGGACGTTCGGTGGAGGCACCAAGCTGGAAATCATA

配列番号405 138E9A2重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTTCAGCTGCAGCAGTCTGGACCTGAACTGGTGAAGCCCGGGGCTTCAGTGAAGTTGTCCTGCAAGGCTTCTGGCTACACCTTCACAAACTACGATATAAACTGGGTGAAGCAGAGGCCTGGACAGGGACTTGAGTGGATTGGATGGATTTATCCTGGAGATGGTAGTACTAAGTCCAAAGAGAAATTCAGGGGCAAGGCCACATTGACTGTAGATACTTCCTCCAGTACAGCGTACATGGAACTGCACAGCCTGACATCTGAGGACTCTGCGGTCTATCTCTGTGCAAGAGACTACGGCACCCCCTACTATGCTATGGACTACTGGGGTCAAGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA
配列番号406 138E9A2軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATGTTTTGATGACCCAAACTCCACTCTCCCTGCCTGTCAGTCTTGGAGATCAAGCCTCCATCTCTTGCAGATCTAGTCAGAGTATTATACAGAGTAATGGAAACACCTATTTAGAGTGGTACCTGCAGAAACCAGGCCAGTCTCCAAAGCTCCTAATCTACAAAGTTTCCAACCGATTTTCTGGGGTCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGATCAGGGACAGATTTCACACTCAAGATCAGCAGAGTGGAGGCTGAGGATCTGGGAGTTTATTACTGCTTTCAAGGTTCATTTGTTCCGTGGACGTTCGGTGGAGGCACCAACCTGGAAATCAAA

配列番号407 138F9B5重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGACTTAGTGAAGCCTGGAGGGTCCCTGAAACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACTTTCAATAACGATGGCATGTCTTGGGTTCGCCAGACTCCAGACAAGAGGCTGGAGTGGGTCGCAAGCATTAGTAGTGATGGTAGTTACTCCTTCTATCCAGACAATGTGAAGGGGCGATTCACCATCTCCAGAGACAATGCCAAGAACACCCTGTACCTGCAAATGAGCAGTCTGAAGTCAGAGGACACAGCCATGTATTACTGTGCAAGTCAGAGGGGTTATTATGGTAATAGCCTCGCCTGGTTTGCTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACTGTCTCTGCA
配列番号408 138F9B5軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATCTTGCTGACTCAGTCTCCAGTCATCCTGTCTGTGAGTCCAGGAGAAAGAGTCAGTTTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGCATTGGCACAAGCATACACTGGTATCAGCAAAGAACAAATGGTTCTCCAAGGCTTCTCATAAAGTATGCTTCTGAGTCTATGTCTGGGATCCCTTCCAGGTTTAGTGGCAGTGGCTCAGGGACAGATTTTACTCTTAGCATCAACAGTGTGGAGTCTGAAGATATTGCAGATTATTTCTGTCAACAAAGTAAAACCTGGCCGCTCACGTTCGGTGCTGGGACCACGCTGGAGCTGAAA

配列番号409 142D6D11重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTGCACTTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTAGTGAAGCCTGGAGGGTCCCTGAAACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACTTTCAGTGACTATGGAATGCACTGGGTTCGTCAGGCTCCAGAGAAGGGGCTGGACTGGGTTGCATACATTAGTAGTGGCGGTACTACCATCTACTATGCAGACACAGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAATGCCAAGAACACCCTCTTCCTGCAAATGACCACTCTGGGGTCTGACGACACGGCCATGTATTCCTGTGCAAGGACCCGTCCCGGGGATGCTATGGACTACTGGGGTCAAGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA
配列番号410 142D6D11軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GACATCTTGCTGACTCAGTCTCCAGCCATCCTGTCTGTGAGTCCAGGAGAAAGAGTCAGTTTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGCGCTGGCACAAGCATACACTGGTATCAGCAAAGAACAAATGGTTCTCCAAGGCTTCTCATCAAGTATACGTCTGAGTCTATCTCTGGGATCCCTTCCAGGTTTAGTGGCAGTGGATCAGGGACAGACTTTACTCTTAGCATCAACAGTGTGGAGTCTGAAGATATTGCAGATTATTACTGTCAACAAAGTCTTAGGTGGCCATTCACGTTCGGCTCGGGGACAAGGTTGGAAATAAAA

配列番号411 145E10H5重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTCCAACTGCAGCAGCCTGAGGCTGAGCTTGTGAAGCCTGGGGCTTCAGTGAAGATGTCCTGCAAGGCCTCTGGCTACACCTTCCCCAGGTATTGGATAACCTGGATGAGACAGAGGCCTGGACAAGGCCTTGAATGGATTGGAGATATTTTTCCTAGTAGTGAGTATACTCACTACAATGAGAAGTTCAGGAGGAAGGCCACTCTGACTGTTGACACATCCTCCAGTATAGCCTACATACAACTCAGCAGCCTGACATCTGAGGACTCTGCGGTCTATTATTGTGCAAGAGGGGAATATGACGCCTGGTTTGCTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACTGTCTCTGCA
配列番号412 145E10H5軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATATCCAGATGACACAGACCACATCCTCCCTGTCTGTCTCTCTGGGAGACAGAGTCACCATCAGTTGCAGGGCAAGTCAGGACATTAGTAATTATTTAAATTGGTATCAGCAGAAACCAGATGGAACTGTTAAACTCCTGATCTACTACACATCAAGATTAGACTCAGGAGTCCCATCAAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGAACAGATTATTCTCTCACCATTAGCAACCTGGAGCAAGAAGATCTTGCCACTTACTTTTGCCAACAGGGTAATACGCTTCCTCCGACGTTCGGTGGAGGCACCAAGCTGGAGATCAGA

配列番号413 167H6H5重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTTCAGCTGCAGCAGTCTGGGGCTGAGCTTGTGAGGCCAGGGGCCTCAGTCAAGTTGTCCTGCACAACTTCTGGCTTTAACATTAAAGACGAGCATATGTATTGGGTGAAGCAGAGGCCTGAACAGGGCCTGGAGTGGATTGCATGGATTGATCCTGAGAATGATAATACTGAATATGCCTCGAAGTTCCAGGGCAAGGCCACTATAACAGCAGACACATCCTCCAACACAGTCTACCTGCAACTCAGCAACCTGACATCTGAGGACACTGCCGTCTATTTCTGTACTACGGGAGATTACGACGGGTTTACTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACTGTCTCTGCA
配列番号414 167H6H5軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAAATTGTGCTCACCCAGTCTCCAACCACCATGGCTGCATCTCCCGGGGAGAAGATCACTATCACCTGCAGTGCCAGCTCAAGTATAAGTTCCAATTTCTTGCATTGGTTTCAGCAGAAGCCAAGATTCTCCCCTAAACTCTTGATTTATAGGACATCCAATCTGGCTTCTGGAGTCCCAGCTCGCTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACCTCTTACTCTCTCACAATTGGCACCATGGAGGCTGAGGATGTTGCCACTTACTACTGCCAGCAGGGTAGTTTTATGCCGTTCACGTTCGGTACTGGGACCAAACTGGAGCTGAAA

配列番号415 166E12G6重鎖可変領域ヌクレオチド配列
GAGGTGAAATTGGTGGAGTCTGGAGGAGGATTGGTACAGCCTGGGGGTTCGCTGAGTCTCTCCTGTGTAACTTCTGGATTCACCTTCACTGATTACTACATGAGCTGGGTCCGCCAGTCTCCAGGGAAGGCACTTGAGTGGTTGGGTTTTATTAGAAACAAAGCTTATGGTGACACAACAGAGTACAGTGAATCTGTGAAGGGTCGGTTCACCATCTCCAGAGATAATTCCCAAAGCATCCTCTATCTTCACATGAATGCCCTGAGAGCTGAAGACAGTGCCACTTACTACTGCGCAAGATATCCTCGGACAGGCTATGCTCTGGACTACTGGGGTCAAGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA
配列番号416 166E12G6軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
GATGTTTTCATGACCCAAACTCCACTCTCCCTGCCTGTCAGTCTTGGAGATCAAGCCTCCATCTCTTGCAGATCTAGTCAGAGTATTGTCCATAGTAATGGAAACACCTATTTAGAATGGTACCTGCAGAAACCAGGCCAGTCTCCAAAGCTCCTGATCTACAAAGTTTCCAACCGATTTCCTGGGGTCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGATCAGGGACAGATTTCACACTCAAGATCAACAGAGTGGAGGCTGAGGATCTGGGAGTTTATTACTGCTTTCAGGTTTCACATGTTCCGTACACGTTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAA

配列番号417 2D5重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTCACCTTGAAGGAGTCTGGTCCTACGCTGGTTAAACCCACACAGACCCTCACGCTGGCCTGCAGCTTCTCTGGGTTCTCACTCACCACTACTGGGGTGGCTGTGACCTGGATCCGCCAGCCCCCAGGGAAGGCCCTGGAGTGGCTTGCACTCATTGATTGGGATGATGATAAATACTACAGCACATCTCTGAAGACCAGGCTCACCATCTCCAAGGACACCTCCAAAAACCAGGTGGTCCTTACAATGACCAACATGGACCCTGTGGACACAGCCACATATTACTGTGCACGCATCGCGAGCGGTGATTCCGGAGGTTACTTTGCCGACTGGGGCCAGGGAACCCTGGTCACCGTCTCCTCA
配列番号418 2D5軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
TCTTCTGAGCTGACTCAGGCACCCTCAGTGTCCGTGTCTCCAGGACAGACAGCCAGCATCACCTGTTCTGGAGATAAGTTGGACGATAAATATGTTTACTGGTATCAACAGAAGCCAGGCCAGCCCCCTGTCCTGGTCATCTATCGTGATAACAAGCGGCCCTCTGGGATCCCTGAGAGATTCTCTGGCTCCAACTCTGGGAACACAGCCACTCTGACCATCAGCGCGACCCAGGCTCTGGATGAGGCCGACTATTACTGTCAGGCGTGGGAAAGTAGTAGTGATCAGTATGTCTTCGGAACTGGGACCAAGGTCACCGTCCTA

配列番号419 5D8重鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGGTGCAACTGCAGGAGTCGGGCGCAGGACTGTTGAAGCCTTCGGAGACCCTGTCCCTCACCTGCGCTGTCTATGGTGGGTCCTTCAGTGGTTACTACTGGAGCTGGATCCGCCAGCCCCCAGGGAAGGGGCTGGAGTGGATTGGGGAAATCAATCATAGTGGAAGCACCAACTACAACCCGTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATATCAGTAGACACGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCTGCGGACACGGCCGTGTATTACTGTGCGAGAACAAGATACTATGGTTCGGGGAGCTGGTCGCTTTTTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCTGGTCACCGTCTCCTCA
配列番号420 5D8軽鎖可変領域ヌクレオチド配列
CAGCCTGTGCTGACTCAGCCACCCTCAGCGTCTGGGGCCCCCGGACAGACAGTCACCATCTCTTGTTCTGGAGGCAACTCCAACGTCGGAACTAATACTGTGAATTGGTATCAGCAACTCCCAGGAACGGCTCCCAAACTCCTCATCTATTATGATGATCTACTGGCCTCAGGGGTCTCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCAGTGGACTCCAGGCTGAGGAGGAGGCTGATTATTACTGTGCAGCATGGGATGACACCCTGAATGGTTGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACTGTCCTA

配列番号421
ヒト由来SEMA4Dタンパク質細胞外領域(hSEMA4D ECD)Met22-Arg734をコードするヌクレオチド配列
MAFAPIPRITWEHREVHLVQFHEPDIYNYSALLLSEDKDTLYIGAREAVFAVNALNISEKQHEVYWKVSEDKKAKCAEKGKSKQTECLNYIRVLQPLSATSLYVCGTNAFQPACDHLNLTSFKFLGKNEDGKGRCPFDPAHSYTSVMVDGELYSGTSYNFLGSEPIISRNSSHSPLRTEYAIPWLNEPSFVFADVIRKSPDSPDGEDDRVYFFFTEVSVEYEFVFRVLIPRIARVCKGDQGGLRTLQKKWTSFLKARLICSRPDSGLVFNVLRDVFVLRSPGLKVPVFYALFTPQLNNVGLSAVCAYNLSTAEEVFSHGKYMQSTTVEQSHTKWVRYNGPVPKPRPGACIDSEARAANYTSSLNLPDKTLQFVKDHPLMDDSVTPIDNRPRLIKKDVNYTQIVVDRTQALDGTVYDVMFVSTDRGALHKAISLEHAVHIIEETQLFQDFEPVQTLLLSSKKGNRFVYAGSNSGVVQAPLAFCGKHGTCEDCVLARDPYCAWSPPTATCVALHQTESPSRGLIQEMSGDASVCPDKSKGSYRQHFFKHGGTAELKCSQKSNLARVFWKFQNGVLKAESPKYGLMGRKNLLIFNLSEGDSGVYQCLSEERVKNKTVFQVVAKHVLEVKVVPKPVVAPTLSVVQTEGSRIATKVLVASTQGSSPPTPAVQATSSGAITLPPKPAPTGTSCEPKIVINTVPQLHSEKTMYLKSSDNR
配列番号422
ヒト由来SEMA4D全長をコードするヌクレオチド配列
atgaggatgtgcacccccattagggggctgctcatggcccttgcagtgatgtttgggacagcgatggcatttgcacccataccccggatcacctgggagcacagagaggtgcacctggtgcagtttcatgagccagacatctacaactactcagccttgctgctgagcgaggacaaggacaccttgtacataggtgcccgggaggcggtcttcgctgtgaacgcactcaacatctccgagaagcagcatgaggtgtattggaaggtctcagaagacaaaaaagcaaaatgtgcagaaaaggggaaatcaaaacagacagagtgcctcaactacatccgggtgctgcagccactcagcgccacttccctttacgtgtgtgggaccaacgcattccagccggcctgtgaccacctgaacttaacatcctttaagtttctggggaaaaatgaagatggcaaaggaagatgtccctttgacccagcacacagctacacatccgtcatggttgatggagaactttattcggggacgtcgtataattttttgggaagtgaacccatcatctcccgaaattcttcccacagtcctctgaggacagaatatgcaatcccttggctgaacgagcctagtttcgtgtttgctgacgtgatccgaaaaagcccagacagccccgacggtgaggatgacagggtctacttcttcttcacggaggtgtctgtggagtatgagtttgtgttcagggtgctgatcccacggatagcaagagtgtgcaagggggaccagggcggcctgaggaccttgcagaagaaatggacctccttcctgaaagcccgactcatctgctcccggccagacagcggcttggtcttcaatgtgctgcgggatgtcttcgtgctcaggtccccgggcctgaaggtgcctgtgttctatgcactcttcaccccacagctgaacaacgtggggctgtcggcagtgtgcgcctacaacctgtccacagccgaggaggtcttctcccacgggaagtacatgcagagcaccacagtggagcagtcccacaccaagtgggtgcgctataatggcccggtacccaagccgcggcctggagcgtgcatcgacagcgaggcacgggccgccaactacaccagctccttgaatttgccagacaagacgctgcagttcgttaaagaccaccctttgatggatgactcggtaaccccaatagacaacaggcccaggttaatcaagaaagatgtgaactacacccagatcgtggtggaccggacccaggccctggatgggactgtctatgatgtcatgtttgtcagcacagaccggggagctctgcacaaagccatcagcctcgagcacgctgttcacatcatcgaggagacccagctcttccaggactttgagccagtccagaccctgctgctgtcttcaaagaagggcaacaggtttgtctatgctggctctaactcgggcgtggtccaggccccgctggccttctgtgggaagcacggcacctgcgaggactgtgtgctggcgcgggacccctactgcgcctggagcccgcccacagcgacctgcgtggctctgcaccagaccgagagccccagcaggggtttgattcaggagatgagcggcgatgcttctgtgtgcccggataaaagtaaaggaagttaccggcagcattttttcaagcacggtggcacagcggaactgaaatgctcccaaaaatccaacctggcccgggtcttttggaagttccagaatggcgtgttgaaggccgagagccccaagtacggtcttatgggcagaaaaaacttgctcatcttcaacttgtcagaaggagacagtggggtgtaccagtgcctgtcagaggagagggttaagaacaaaacggtcttccaagtggtcgccaagcacgtcctggaagtgaaggtggttccaaagcccgtagtggcccccaccttgtcagttgttcagacagaaggtagtaggattgccaccaaagtgttggtggcatccacccaagggtcttctcccccaaccccagccgtgcaggccacctcctccggggccatcacccttcctcccaagcctgcgcccaccggcacatcctgcgaaccaaagatcgtcatcaacacggtcccccagctccactcggagaaaaccatgtatcttaagtccagcgacaaccgcctcctcatgtccctcttcctcttcttctttgttctcttcctctgcctctttttctacaactgctataagggatacctgcccagacagtgcttgaaattccgctcggccctactaattgggaagaagaagcccaagtcagatttctgtgaccgtgagcagagcctgaaggagacgttagtagagccagggagcttctcccagcagaatggggagcaccccaagccagccctggacaccggctatgagaccgagcaagacaccatcaccagcaaagtccccacggatagggaggactcacagaggatcgacgacctttctgccagggacaagccctttgacgtcaagtgtgagctgaagttcgctgactcagacgcagatggagactga

ファージ設計プライマー(具体的なプライマーの配列は以下の通りである)
配列番号423 2D5 VHフォワードプライマー
CTTGTCGCGATTCTTAAGGGTGTCCAGTGC CAGGTCACCTTGAAGGAGTC
配列番号424 2D5 5D8 VHリバースプライマー
AGGGAACACGGAAGGGCCCTTGGTGCTAGCTGAGGAGACGGTGACCAGGG
配列番号425 2D5 VLフォワードプライマー
CTCCTCCTCCACTGCACAGGGTCTCTCTCCTCTTCTGAGCTGACTCAGGC
配列番号426 2D5 VLリバースプライマー
AGTGACCGAGGGGGCAGCCTTGGGTTGACCTAGGACGGTGACCTTGGTCC
配列番号427 5D8 VHフォワードプライマー
CTTGTCGCGATTCTTAAGGGTGTCCAGTGC CAGGTGCAACTGCAGGAGTC
配列番号428 5D8 VLフォワードプライマー
CTCCTCCTCCACTGCACAGGGTCTCTCTCCCAGCCTGTGCTGACTCAGCC
配列番号429 5D8 VLリバースプライマー
AGTGACCGAGGGGGCAGCCTTGGGTTGACCTAGGACAGTCAGCTTGGTCC

配列番号430 pTT-EF1a-F
gccctttttg agtttgga

配列番号431 pSV40
cactgcattc tagttgtg

配列番号432 サル由来SEMA4D全長のヌクレオチド配列atgaggatgtgcatccctattagggggctgctcatggcccttgcagtgatgtttgggacagcgatggcttttgcacccataccccggatcacctgggagcacagagaggtgcgcctggtgcagtttcacgagccggacatctacaactactcagccttgctgctgagcgaggacaaggacaccttgtacataggcgcccgggaggcggtcttcgctgtgaacgcactcaacatctccgagaagcagcatgaggtgtattggaaggtctcagaagacaaaaaagcaaaatgtgcagaaaaggggaaatcaaaacagacagagtgcctcaactacatccgggtgctgcagccgctcagcgccacttccctttacgtgtgtgggaccaacgcattccagccggcctgtgaccacctgaacttaacatcctttaagtttctggggaaaaacgaagatggcaaaggaagatgtccctttgacccagcgcacagctacacatccgtcatggttgatggagaactttattcagggacgtcgtataattttttgggaagtgaacccatcatctcccgaaattcttcccacagtcctctgaggacggaatacgcaatcccttggctgaacgagcctagttttgtgtttgccgacgtgattcgaaaaagcccagacagccccgacggcgaggatgacagggtctacttcttcttcacagaggtgtctgtggagtacgagtttgtgttcagggtgctgatcccacggatagcaagagtgtgcaagggggaccagggcggcctgaggaccttgcagaagaaatggacctccttcctgaaagcccgactcatctgctcccggccagacagcagcttggtcttcaatgtgctgcgggacgtcttcgtgctcaggtccccgggcctgaaggtgcctgtgttctacgcactcttcaccccacagctgaacaacgtggggctgtcggcagtgtgcgcctacaacctgtccacagccgaggaggtcttctcccacgggaaatacatgcagagcgccacggtggagcagtcccacaccaagtgggtgcgctacaacggcccggtccccaagccgcggcctggagcgtgcatcgacagtgaggcacgggcagccaactacaccagctccttgaatttgccagacaagacgctgcagttcgtcaaagaccaccctttgatggatgactcggtgaccccaatagacaacaggcccaggttaatcaagaaagatgtgaactacacccagatcgtggtggaccggacccaggccctggatgggactgtctatgatgtcatgtttgtcagcacagaccggggagctctgcacaaagccatcagcctcgagcatgctgttcacatcatcgaggagacccagctcttccaggactttgagccggtccagaccctgctgctgtcttcaaagaagggcaggaggttcgtctatgctggctctaactcgggcgtggtccaggcccctctggccttctgtgggaagcacggcacctgcgaggactgtgtgctggctcgggacccctactgcgcctggagcccacccacagcgacgtgtgtggctctgtaccagactgagagccccagcaggggtttggttcaggagatgagcggcgatgcttctgtgtgcccggataaaagtaaaggaagttaccggcagcattttttcaagcacggtggcacagcggaactgaaatgctcccaaaagtccaacctggcccgggtgttttggaagttccagaatggcgtgttgaaggctgagagccccaagtacggtcttatgggcagaaaaaacttgctcatcttcaacttatcagaaggagacagtggggtgtaccagtgcctgtcagaggagagggttaagaacaagacggtcttccaagtagtcgccaagcacgtcctggaagtgaaggtggttccaaagcccgtggtggcccccaccttgtcagttgttcagacagaaggtagtaggattgccaccaaagtgttggtggcatccacccaagggtcttctcccccgaccccagccgtgcaggccacctcctccggggccatcacccttcctcccaagcctgtgcccaccagcacatcctgtgaaccaaagattgtcatcaacacggtcccccagctccactcggagaaaaccatgtatcttaagtccagcgataaccgcctcctcatgtccctcttcctcttcttctttgttctcttcctctgcctctttttctacaactgctataagggatacctgcccagacagtgcttgaaattccgctcggccctactaattgggaagaagaagcccaagtcagatttctgtgaccgtgagcagagcctgaaggagacgttagtagagccagggagcttctcccagcagaatggggagcaccccaagccagccctggacaccggctatgagaccgagcaagacaccatcaccagcaaagtccccacggatagggaggactcacagaggatcgacgacctttctgccagggacaagccctttgacgtcaagtgtgagctgaagttcgctgactcagacgcagatggagactga

配列番号433 マウス由来SEMA4D全長のヌクレオチド配列
atgaggatgtgtgcccccgttagggggctgttcttggccctggtggtagtgttgagaaccgcggtggcatttgcacctgtgcctcggctcacctgggaacatggagaggtaggtctggtgcagtttcacaagccaggcatctttaactactcggccttgctgatgagtgaggacaaagacactctgtatgtaggcgcccgggaagcagtctttgcagtgaatgcgctgaacatctctgagaagcaacatgaggtatattggaaggtctctgaagacaaaaaatccaagtgtgcagagaaggggaaatcaaagcagacggaatgcctaaactacattcgagtactacagccactaagcagcacttccctctatgtgtgtgggaccaatgcgttccagcccacctgtgaccacctgaacttgacatccttcaagtttctggggaaaagtgaagatggcaaaggaagatgccccttcgaccccgcccacagctacacatcagtcatggttgggggcgagctctactctgggacgtcctataatttcttgggcagtgaacccatcatctctcgaaactcttcccacagtcccttgaggacggagtatgccatcccgtggctgaacgagcctagcttcgtctttgctgacgtgatccagaaaagcccagatggtccggagggtgaagatgacaaggtctacttcttttttacggaggtatccgtggagtacgaattcgtcttcaagttgatgatcccgcgagttgccagggtgtgcaagggcgaccagggcggcctgcggactttgcaaaaaaagtggacctccttcctaaaggccaggctgatctgctccaagccagacagtggcctggtcttcaacatacttcaggatgtgtttgtgctgagggccccgggcctcaaggagcctgtgttctatgcggtcttcaccccacagctgaacaatgtgggtctgtcagcggtgtgcgcctacacactggccacggtggaggcagtcttctcccgtggaaagtacatgcagagtgccacagtggagcagtctcacaccaagtgggtgcgctacaatggcccagtgcccactccccgacctggagcgtgtatcgacagtgaggcccgggcagccaactacaccagctccttgaatctcccagacaaaacactgcagtttgtaaaagaccaccctttgatggatgactcagtgaccccgatagacaacagacccaagctgatcaaaaaagatgtaaactacacccagatagtggtagacaggacccaggccctggatgggactttctacgacgtcatgttcatcagcacagaccggggagctctgcataaagcagtcatcctcacaaaagaggtgcatgtcatcgaggagacccaactcttccgggactctgaaccggtcctaactctgctgctatcgtcaaagaaggggaggaagtttgtctatgcaggctccaactctggagtggtccaagcgcccctggcattctgcgaaaagcacggtagctgtgaagactgtgtgttagcacgggacccctactgtgcctggagcccagccatcaaggcctgtgttaccctgcaccaggaagaggcctccagcaggggctggattcaggacatgagcggtgacacatcctcatgcctggataagagtaaagaaagtttcaaccagcattttttcaagcacggcggcacagcggaactcaaatgtttccaaaagtccaacctagcccgggtggtatggaagttccagaatggcgagttgaaggccgcaagtcccaagtacggctttgtgggcaggaagcacctgctcatcttcaacctgtcggacggagacagcggcgtgtaccagtgcctgtcagaggaaagggtgaggaataaaacggtctcccagctgctggccaagcacgttctggaagtgaagatggtacctcggacccccccctcacctacctcagaggatgctcagacagaaggtagtaagatcacatccaaaatgccggttgcatctacccaggggtcctctccccctaccccggctctgtgggcaacctcccccagagccgccaccctacctcccaagtcctcctccggcacatcctgtgaaccaaagatggtcatcaacacggtcccccagctccactcagagaagacggtgtatctcaagtccagtgacaaccgcctgctcatgtctctcctcctcttcatctttgtcctcttcctctgcctcttttcctacaactgctacaagggctacctgcccggacagtgcttaaaattccgctcagccctgctgcttggaaagaaaacacccaagtcagacttctctgacctggagcagagtgtgaaggagacactggtcgagcctgggagcttctcccagcagaacggcgaccaccccaagccagccctggatacgggctatgaaacggagcaggacaccatcaccagcaaagtccccacggatcgtgaggactcgcaacggatcgatgaactctctgcccgggacaaaccgtttgatgtcaagtgtgaactgaagtttgcagattcggatgctgacggggactga

配列番号434 ヒト由来Plexin B1全長をコードするヌクレオチド配列
atgcctgctctgggcccagctcttctccaggctctctgggccgggtgggtcctcaccctccagccccttccaccaactgcattcactcccaatggcacgtatctgcagcacctggcaagggaccccacctcaggcaccctctacctgggggctaccaacttcctgttccagctgagccctgggctgcagctggaggccacagtgtccaccggccctgtgctagacagcagggactgcctgccacctgtgatgcctgatgagtgcccccaggcccagcctaccaacaacccgaatcagctgctcctggtgagcccaggggccctggtggtatgcgggagcgtgcaccagggggtctgtgaacagcggcgcctggggcagctcgagcagctgctgctgcggccagagcggcctggggacacacaatatgtggctgccaatgatcctgcggtcagcacggtggggctggtagcccagggcttggcaggggagcccctcctgtttgtggggcgaggatacaccagcaggggtgtggggggtggcattccacccatcacaacccgggccctgtggccgcccgacccccaagctgccttctcctatgaggagacagccaagctggcagtgggccgcctctccgagtacagccaccacttcgtgagtgcctttgcacgtggggccagcgcctacttcctgttcctgcggcgggacctgcaggctcagtctagagcttttcgtgcctatgtatctcgagtgtgtctccgggaccagcactactactcctatgtggagttgcctctggcctgcgaaggtggccgctacgggctgatccaggctgcagctgtggccacgtccagggaggtggcgcatggggaggtgctctttgcagctttctcctcggctgcaccccccactgtgggccggcccccatcggcggctgctggggcatctggagcctctgccctctgtgccttccccctggatgaggtggaccggcttgctaatcgcacgcgagatgcctgctacacccgggagggtcgtgctgaggatgggaccgaggtggcctacatcgagtatgatgtcaattctgactgtgcacagctgccagtggacaccctggatgcttatccctgtggctcagaccacacgcccagccccatggccagccgggtcccgctggaagccacaccaattctggagtggccagggattcagctaacagctgtggcagtcaccatggaagatggacacaccatcgctttcctgggtgatagtcaagggcagctgcacagggtctacttgggcccagggagcgatggccacccatactccacacagagcatccagcaggggtctgcagtgagcagagacctcacctttgatgggacctttgagcacctgtatgtcatgacccagagcacacttctgaaggttcctgtggcttcctgtgctcagcacctggactgtgcatcttgccttgctcacagggacccatactgtgggtggtgcgtgctccttggcaggtgcagtcgccgttctgagtgctcgaggggccagggcccagagcagtggctatggagcttccagcctgagctgggctgtctgcaagtggcagccatgagtcctgccaacatcagccgagaggagacgagggaggttttcctatcagtgccagacctgccacccctgtggccaggggagtcatattcctgccactttggggaacatcagagtcctgccctgctgactggttctggtgtgatgtgcccctccccagaccctagtgaggccccagtgctgccgagaggagccgactacgtatccgtgagcgtggagctcagatttggcgctgttgtgatcgccaaaacttccctctctttctatgactgtgtggcggtcactgaactccgcccatctgcgcagtgccaggcctgtgtgagcagccgctgggggtgtaactggtgtgtctggcagcacctgtgcacccacaaggcctcgtgtgatgctgggcccatggttgcaagccatcagagcccgcttgtctccccagaccctcctgcaagaggtggacccagcccctccccacccacagcccccaaagccctggccacccctgctcctgacacccttcccgtggagcctggggctccctccacagccacagcttcggacatctcacctggggctagtccttccctgctcagcccctgggggccatgggcaggttctggctccatatcttcccctggctccacagggtcgcctctccatgaggagccctcccctcccagcccccaaaatggacctggaaccgctgtccctgcccccactgacttcagaccctcagccacacctgaggacctcttggcctccccgctgtcaccgtcagaggtagcagcagtgccccctgcagaccctggccccgaggctcttcatcccacagtgcccctggacctgccccctgccactgttcctgccaccactttcccaggggccatgggctccgtgaagcccgccctggactggctcacgagagaaggcggcgagctgcccgaggcggacgagtggacggggggtgacgcacccgccttctccacttccaccctcctctcaggtgatggagactcagcagagcttgagggccctcccgcccccctcatcctcccgtccagcctcgactaccagtatgacacccccgggctctgggagctggaagaggcgaccttgggggcaagctcctgcccctgtgtggagagcgttcagggctccacgttgatgccggtccatgtggagcgggaaatccggctgctaggcaggaacctgcaccttttccaggatggcccaggagacaatgagtgtgtgatggagctggagggcctcgaggtggtggttgaggcccgggtcgagtgtgagccacctccagatacccagtgccatgtcacctgccagcagcaccagctcagctatgaggctctgcagccggagctccgtgtggggctgtttctgcgtcgggccggccgtctgcgtgtggacagtgctgaggggctgcatgtggtactgtatgactgttccgtgggacatggagactgcagccgctgccaaactgccatgccccagtatggctgtgtgtggtgtgagggggagcgtccacgttgtgtgacccgggaggcctgtggtgaggctgaggctgtggccacccagtgcccagcgcccctcatccactcggtggagccactgactgggcctgtagacggaggcacccgtgtcaccatcaggggctccaacctgggccagcatgtgcaggatgtgctgggcatggtcacggtggctggagtgccctgtgctgtggatgcccaggagtacgaggtctccagcagcctcgtgtgcatcaccggggccagtggggaggaggtggccggcgccacagcggtggaggtgccgggaagaggacgtggtgtctcagaacacgactttgcctaccaggatccgaaggtccattccatcttcccggcccgcggccccagagctgggggcacccgtctcaccctgaatggctccaagctcctgactgggcggctggaggacatccgagtggtggttggagaccagccttgtcacttgctgccggagcagcagtcagaacaactgcggtgtgagaccagcccacgccccacgcctgccacgctccctgtggctgtgtggtttggggccacggagcggaggcttcaacgcggacagttcaagtataccttggaccccaacatcacctctgctggccccaccaagagcttcctcagtggaggacgtgagatatgcgtccgtggccagaatctggacgtggtacagacgccaagaatccgggtgaccgtggtctcgagaatgctgcagcccagccaggggcttggacggaggcgtcgcgtggtcccggagacggcatgttcccttggaccctcctgcagtagccagcaatttgaggagccgtgccatgtcaactcctcccagctcatcacgtgccgcacacctgccctcccaggcctgcctgaggacccctgggtccgggtggaatttatccttgacaacctggtctttgactttgcaacactgaaccccacacctttctcctatgaggccgaccccaccctgcagccactcaaccctgaggaccccaccatgccattccggcacaagcctgggagtgtgttctccgtggagggggagaacctggaccttgcaatgtccaaggaggaggtggtggctatgataggggatggcccctgtgtggtgaagacgctgacgcggcaccacctgtactgcgagccccccgtggagcagcccctgccacggcaccatgccctccgagaggcacctgactctttgcctgagttcacggtgcagatggggaacttgcgcttctccctgggtcacgtgcagtatgacggcgagagccctggggcttttcctgtggcagcccaggtgggcttgggggtgggcacctctcttctggctctgggtgtcatcatcattgtcctcatgtacaggaggaagagcaagcaggccctgagggactataagaaggttcagatccagctggagaatctggagagcagtgtgcgggaccgctgcaagaaggaattcacagacctcatgactgagatgaccgatctcaccagtgacctcctgggcagcggcatccccttcctcgactacaaggtgtatgcggagaggatcttcttccctgggcaccgcgagtcgcccttgcaccgggacctgggtgtgcctgagagcagacggcccactgtggagcaagggctggggcagctctctaacctgctcaacagcaagctcttcctcaccaagttcatccacacgctggagagccagcgcaccttttcagctcgggaccgtgcctacgtggcatctctgctcaccgtggcactgcatgggaagcttgagtatttcactgacatcctccgcactctgctcagtgacctggttgcccagtatgtggccaagaaccccaagctgatgctgcgcaggacagagactgtggtggagaagctgctcaccaactggatgtccatctgtctgtataccttcgtgagggactccgtaggggagcctctgtacatgctctttcgagggattaagcaccaagtggataaggggccagtggacagtgtgacaggcaaggccaaatacaccttgaacgacaaccgcctgctcagagaggatgtggagtaccgtcccctgaccttgaatgcactattggctgtggggcctggggcaggagaggcccagggcgtgcccgtgaaggtcctagactgtgacaccatctcccaggcaaaggagaagatgctggaccagctttataaaggagtgcctctcacccagcggccagaccctcgcacccttgatgttgagtggcggtctggggtggccgggcacctcattctttctgacgaggatgtcacttctgaggtccagggtctgtggaggcgcctgaacacactgcagcattacaaggtcccagatggagcaactgtggccctcgtcccctgcctcaccaagcatgtgctccgggaaaaccaggattatgtccctggagagcggaccccaatgctggaggatgtagatgaggggggcatccggccctggcacctggtgaagccaagtgatgagccggagccgcccaggcctcggaggggcagccttcggggcggggagcgtgagcgcgccaaggccatccctgagatctacctgacccgcctgctgtccatgaagggcaccctgcagaagttcgtggatgacctgttccaggtgattctcagcaccagccgccccgtgccgctcgctgtgaagtacttctttgacctgctggatgagcaggcccagcagcatggcatctccgaccaggacaccatccacatctggaagaccaacagcttgcctctgaggttctggatcaatataataaaaaacccgcagtttgtgttcgacgtgcaaacatctgataacatggatgcggtgctccttgtcattgcacagaccttcatggacgcctgcaccctggccgaccacaagctgggccgggactccccgatcaacaaacttctgtatgcacgggacattccccggtacaagcggatggtggaaaggtactatgcagacatcagacagactgtcccagccagcgaccaagagatgaactctgtcctggctgaactgtcctggaactactccggagacctcggggcgcgagtggccctgcatgaactctacaagtacatcaacaagtactatgaccagatcatcactgccctggaggaggatggcacggcccagaagatgcagctgggctatcggctccagcagattgcagctgctgtggaaaacaaggtcacagatctatag

SEMA4D点突然変異抗体のアミノ酸配列
配列番号435 5D8-h1/h3重鎖可変領域
QVQLQESGAGLLKPSETLSLTCAVYGGSFSGYYWSWIRQPPGKGLEWIGEIDHSGSTNYNPSLKSRVTISVDTSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARTRYYGSGSWSLFDYWGQGTLVTVSS

配列番号436 5D8-h1/h3重鎖CDR2
EIDHSGSTNYNPSLKS

配列番号437 5D8-h1/h2軽鎖可変領域
QPVLTQPPSASGAPGQTVTISCSGGNSNVGTNTVNWYQQLPGTAPKLLIYYDDLLASGVSDRFSGSKSGTSASLAISGLQAEEEADYYCAAWDDTLSGWVFGGGTKLTVL

配列番号438 5D8-h1/h2軽鎖CDR3
AAWDDTLSGWV

配列番号439 5D8-h2/h4重鎖可変領域
QVQLQESGAGLLKPSETLSLTCAVYGGSFSGYYWSWIRQPPGKGLEWIGEINHAGSTNYNPSLKSRVTISVDTSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARTRYYGSGSWSLFDYWGQGTLVTVSS

配列番号440 5D8-h2/h4重鎖CDR2
EINHAGSTNYNPSLKS

配列番号441 5D8-h3/h4軽鎖可変領域
QPVLTQPPSASGAPGQTVTISCSGGNSNVGTNTVNWYQQLPGTAPKLLIYYDDLLASGVSDRFSGSKSGTSASLAISGLQAEEEADYYCAAWDDTLNAWVFGGGTKLTVL

配列番号442 5D8-h3/h4軽鎖CDR3
AAWDDTLNAWV

SEMA4Dフレームワーク領域復帰突然変異抗体のアミノ酸配列番号
配列番号443 2D5-b1重鎖可変領域
QVTLRESGPALVKPTQTLTLTCTFSGFSLTTTGVAVTWIRQPPGKALEWLALIDWDDDKYYSTSLKTRLTISKDTSKNQVVLTMTNMDPVDTATYYCARIASGDSGGYFADWGQGTLVTVSS

配列番号444 2D5-b1軽鎖可変領域
SYELTQPPSVSVSPGQTASITCSGDKLDDKYVYWYQQKPGQSPVLVIYRDNKRPSGIPERFSGSNSGNTATLTISGTQAMDEADYYCQAWESSSDQYVFGTGTKVTVL


配列番号445 5D8-h2b4軽鎖可変領域(5D8-h2b4-L)
QPVLTQPPSASGTPGQTVTISCSGGNSNVGTNTVNWYQQLPGTAPKLLIYYDDLLASGVPDRFSGSKSGTSASLAISGLQSEEEADYYCAAWDDTLSGWVFGGGTKLTVL

配列番号446 2D5-b1-3D9重鎖可変領域
QVTLRESGPALVKPTQTLTLTCTFSGFSLTTTGVAVTWIRQPPGKALEWLALIDWDDDKYYSTSLKTRLTISKDTSKNQVVLTMTNMDPVDTATYYCARIASGDSGGYFADWGQGTLVTVSS
配列番号447 2D5-b1-3D9重鎖CDR1
TTGVAVT
配列番号448 2D5-b1-3D9重鎖CDR2
LIDWDDDKYYSTSLKT
配列番号449 2D5-b1-3D9重鎖CDR3
IASGDSGGYFAD
配列番号450 2D5-b1-3D9軽鎖可変領域
SYELTQPPSVSVSPGQTASITCSGDKLDDKYVYWYQQKPGQSPVLVIYMDNKRKSGIPERFSGSNSGNTATLTISGTQAMDEADYYCQAWESSSDQYVFGTGTKVTVL
配列番号451 2D5-b1-3D9軽鎖CDR1
SGDKLDDKYVY
配列番号452 2D5-b1-3D9軽鎖CDR2
MDNKRKS
配列番号453 2D5-b1-3D9軽鎖CDR3
QAWESSSDQYV
【図面の簡単な説明】
【0315】
図1図1は、精製されたhSEMA4D ECD-Hisの生物活性の検出結果を示す図である。。
図2図2A及び図2Bは、フローサイトメトリー分析(FACS)方法によって293F及びRenca組換え細胞系ヒト由来SEMA4Dタンパク質の発現レベルを検出した結果を示す図である。SEMA4D抗体はR&D systemsより購入し、陰性対照は同種抗体による対照である。
図3図3は、酵素結合免疫吸着(ELISA)によって、タンパク質免疫原による免疫後のマウス血清の抗体価を検出した結果を示す図である。
図4図4は、FACSによるビオチン化されたhSEMA4D ECD-HisとヒトPlexin B1安定形質移入細胞株との結合反応を検出した図である。
図5図5A及び図5Bは、酵素結合免疫吸着によるSEMA4D精製抗体とhSEMA4D ECD-Hisとの結合活性を検出した図である。
図6図6A図6B及び図6Cは、フローサイトメトリー分析方法によって、CHO-K1組換え細胞系ヒト、サル、マウス由来SEMA4Dタンパク質の発現レベルを検出した結果を示す図である。SEMA4D抗体はR&D systems又はeBioscienceより購入され、陰性対照は同種抗体の対照である。
図7図7A及び図7Bは、フローサイトメトリー分析実験によるSEMA4D精製抗体とヒト由来SEMA4D組換え細胞CHO-K1hSEMA4Dの結合活性を検出した図である。
図8図8A及び図8Bは、フローサイトメトリー分析実験によるSEMA4D精製抗体とサル由来SEMA4D組換え細胞CHO-K1 cSEMA4Dとの結合活性を検出した図である。
図9図9A及び図9Bは、フローサイトメトリー分析実験によるSEMA4D精製抗体とマウス由来SEMA4D組換え細胞CHO-K1 mSEMA4Dとの結合活性を検出した図である。
図10図10は、フローサイトメトリー分析方法によって、293F組換え細胞系ヒト由来Plexin B1タンパク質の発現レベルを検出した結果を示す図である。Plexin B1抗体はR&D systemsから購入され、陰性対照は同種抗体の対照である。
図11図11A及び図11Bは、SEMA4D精製抗体によるビオチン化されたhSEMA4D ECD-HisとSEMA4D受容体Plexin B1との結合活性のブロッキングの結果を示す図である。
図12図12A及び図12Bは、SEMA4Dタンパク質の細胞脱落誘導に対する、SEMA4D精製抗体による阻害作用の結果を示す図である。
図13図13は、SEMA4D抗体によるSEMA4Dタンパク質の髄系抑制性細胞(MDSC)に対する誘導作用の中和を示す図である。
図14図14A図14B及び図14Cは、マウス体内実験によるSEMA4D抗体とPD-1抗体の併用時における、腫瘍増殖を抑制する活性及び生存期間を延長させる活性の検出を示す図である。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5A
図5B
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図10
図11A
図11B
図12A
図12B
図13
図14A
図14B
図14C
【配列表】
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