(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-02
(45)【発行日】2024-10-10
(54)【発明の名称】内窓
(51)【国際特許分類】
E05D 13/00 20060101AFI20241003BHJP
E06B 1/56 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
E05D13/00 A
E06B1/56 A
(21)【出願番号】P 2020184903
(22)【出願日】2020-11-05
【審査請求日】2023-09-05
(73)【特許権者】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】山田 正謙
(72)【発明者】
【氏名】杉本 みく
【審査官】七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-116770(JP,A)
【文献】特開2017-160729(JP,A)
【文献】特開2014-031713(JP,A)
【文献】特開2020-60017(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05D 13/00
E06B 1/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外窓の屋内側に配置される内窓であって、
上枠を有する枠体と、
前記枠体内に配置され、
屋内側に配置され横方向にスライド移動可能な
内障子と、
屋外側に配置され横方向にスライド移動可能な外障子と、を備え、
前記上枠は、
前記内障子の上部側に設けられ下方に突出する下方突出レールを有し、
前記
内障子は、上方に向けて開放すると共に前記下方突出レールの少なくとも一部を収容して前記
内障子の横方向へのスライド移動をガイドするレール収容ガイド部を有し、
前記
内障子のスライド移動の移動範囲の少なくとも一部において、前記上枠に取り付け可能に構成され
る障子外れ止め部材であって、
前記内障子よりも屋内側に配置され上下方向に延びる延長部材を有し、前記延長部材の下端部の位置が、前記下方突出レールの下端部の位置よりも下方に位置する障子外れ止め部材を備える、内窓。
【請求項2】
前記障子外れ止め部材は、前記上枠の長手方向に亘って配置される、請求項1に記載の内窓。
【請求項3】
前記障子外れ止め部材は、L字状に形成され、前記上枠の上部に配置される上部材と、前記上部材の屋内側の端部から下方に延びる
前記延長部材と、を有する、請求項1又は2に記載の内窓。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、内窓に関する。詳しくは、二重窓における外窓の屋内側に配置される内窓に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物の開口部に、内窓と外窓とが二重に設けられて構成される二重窓が知られている(例えば、特許文献1参照)。二重窓は、窓を二重にすることで、断熱性能を高めることができると共に、防音性を高くすることができる。二重窓は、新築時に外窓と内窓とを同時に設けることや、既設の窓の屋内側に、リフォームにより内窓を追加することで設けることもできる。
【0003】
屋内側に配置される内窓は、上枠を有する枠体と、枠体内に配置される障子と、を有する。上枠には、下方に突出する下方突出レールが形成されている。障子の上端部には、上枠の下方突出レールを収容するレール収容ガイドが形成されている。上枠の下方突出レールが、障子のレール収容ガイドに収容されてガイドされることで、障子は、枠体内を見付方向の左右方向にスライド移動可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
内窓は、リフォームにより、既存の窓の内側に追加で取り付ける場合がある。この場合、施工時の調整不足・経年劣化による取付面の変形等により、上枠の下方突出レールと障子のレール収容ガイドとの掛かりが少なくなり、障子が脱落し、内窓の障子が倒れてしまう可能性がある。そのため、内窓の障子の脱落に対する対策が望まれている。
【0006】
本開示は、障子の脱落を防止できる内窓を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、外窓の屋内側に配置される内窓であって、上枠を有する枠体と、前記枠体内に配置され、横方向にスライド移動可能な障子と、を備え、前記上枠は、下方に突出する下方突出レールを有し、前記障子は、上方に向けて開放すると共に前記下方突出レールの少なくとも一部を収容して前記障子の横方向へのスライド移動をガイドするレール収容ガイド部を有し、前記障子のスライド移動の移動範囲の少なくとも一部において、前記上枠に取り付け可能に構成され、下端部の位置が、前記下方突出レールの下端部の位置よりも下方に位置する障子外れ止め部材を備える、内窓に関する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施形態に係る内窓を屋内側から見た正面図である。
【
図3】障子外れ止め部材が上枠に取り付けられた状態を示す斜視図である。
【
図4】障子外れ止め部材を上枠に取り付ける場合を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物の壁に形成された開口部に納められた内窓1におけるガラスの面方向を意味し、「見込方向」とは、上記ガラスの厚さ方向(即ち、奥行き方向)を意味する。図面において、屋外側を「OUTSIDE」と記載し、屋内側を「INSIDE」と記載する。
【0010】
本実施形態の内窓1は、二重窓のうちの屋内側の窓を構成する。二重窓は、建物の壁に形成された開口部に納められる。二重窓は、建物の開口部に設けられた枠部に外窓(図示せず)を設置し、外窓の屋内側に内窓1を設置することで、二重の窓となる。
【0011】
外窓(図示せず)は、二重窓のうちの屋外側の窓を構成する。外窓は、内窓1よりも屋外側に配置される。外窓は、いわゆる引き違い窓であり、図示を省略するが、方形状に枠組みされた窓枠内に、内障子と外障子とを開閉可能に嵌め込んで構成される。
【0012】
内窓1は、外窓の屋内側に配置される。本実施形態においては、例えば、内窓1は、外窓が取り付けられた後において、リフォームにより、外窓の屋内側に設置される。なお、二重窓は、リフォームにより内窓を外窓の屋内側に追加して設ける場合に限られず、新築時に外窓と内窓とを同時に設けてもよい。
【0013】
内窓1は、いわゆる引き違い窓であり、
図1及び
図2に示すように、窓枠2(枠体)と、窓枠2内に開閉可能に配置された内障子3(障子)及び外障子4(障子)と、を備える。
【0014】
窓枠2の内側には、内障子3及び外障子4が組み付けられる。窓枠2は、いずれも長尺状の上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24により矩形に枠組みされている。窓枠2は、例えば、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の押出し成形品により形成された樹脂製の樹脂枠で構成される。上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24は、例えば額縁部材(図示省略)の内周面にそれぞれ固定される。上枠21の屋内側には、障子外れ止め部材7が取り付けられる。
【0015】
上枠21は、
図1に示すように、窓枠2の上部において、見付方向の左右方向(横方向)に延びる。上枠21は、
図2に示すように、上枠上面板部211と、内障子用上枠下方突出レール212(下方突出レール)と、外障子用上枠下方突出レール213(下方突出レール)と、上枠屋内側下方延出壁部214(下方延出板)と、を有する。
【0016】
上枠上面板部211は、上枠21の上部に配置され、見込方向に延びる板状に形成される。
【0017】
内障子用上枠下方突出レール212は、上枠上面板部211の屋内側の下面から下方に突出する。外障子用上枠下方突出レール213は、上枠上面板部211の外窓側(屋外側)の下面から下方に突出する。内障子用上枠下方突出レール212及び外障子用上枠下方突出レール213は、断面形状が縦長の長方形状に形成される。内障子用上枠下方突出レール212及び外障子用上枠下方突出レール213は、見付方向の左右方向(横方向)に延びて形成され、上枠21の長手方向の全域に亘って形成される。
【0018】
内障子3は、内障子用上枠下方突出レール212が、内障子3の上端部に形成された上部レールガイド312(レール収容ガイド部)(後述)にガイドされて移動することで、窓枠2内を見付方向の左右方向にスライド移動可能である。外障子4は、外障子用上枠下方突出レール213が、外障子4の上端部に形成された上部レールガイド412(レール収容ガイド部)(後述)にガイドされて移動することで、窓枠2内を見付方向の左右方向にスライド移動可能である。
【0019】
上枠屋内側下方延出壁部214は、内障子3の屋内側に配置され、上枠上面板部211における屋内側の見込方向の端部から、下方に所定長さ延出する。本実施形態においては、上枠屋内側下方延出壁部214の下端部214aは、内障子用上枠下方突出レール212の下端部212a及び外障子用上枠下方突出レール213の下端部213aよりも上方側に位置する。
【0020】
上枠21の屋内側には、障子外れ止め部材7が取り付けられる。障子外れ止め部材7は、内障子3のスライド移動の移動範囲の少なくとも一部において、上枠21に取り付け可能に構成される。障子外れ止め部材7は、内障子3及び外障子4を窓枠2に組み付けた後に、上枠21の屋内側に取り付けられる。
【0021】
障子外れ止め部材7は、内障子3及び外障子4の見付方向の左右方向に延びる。障子外れ止め部材7は、上枠21の長手方向に亘って配置される。障子外れ止め部材7は、L字状に形成され、上部材71と、延長部材72と、を有する。上部材71及び延長部材72は、外障子4及び内障子3の見付方向の左右方向に同じ長さで延びる。
【0022】
上部材71は、板状に形成され、上枠21の上部に配置される。延長部材72は、上部材71の屋内側の端部から下方に延びる板状に形成される。延長部材72の下端部721の位置は、内障子用上枠下方突出レール212の下端部212a及び外障子用上枠下方突出レール213の下端部213aの位置よりも所定高さ下方に位置する。延長部材72の下端部721の位置は、内障子3の上端の位置よりも下部側に位置する。
【0023】
延長部材72の下端部721の位置は、経年劣化などで、窓枠2の内障子用上枠下方突出レール212と内障子3との掛かりが少なくなったとしても、延長部材72の下端部721が、内障子3の上端に引っ掛かって、内障子3が窓枠2から外れることを防止できる位置が設定される。
【0024】
そのため、経年劣化などで、内障子3の掛かりが少なくなったとしても、延長部材72は、内障子3の上端に引っ掛かりやすく、内障子3が窓枠2から外れることを防止できる。
【0025】
下枠22は、
図1に示すように、窓枠2の下部において、見付方向の左右方向(横方向)に延びる。下枠22は、
図2に示すように、内障子用下部レール221と、外障子用下部レール222と、を有する。
【0026】
内障子用下部レール221は、下枠22の屋内側の上面において、上方に立設される。内障子用下部レール221には、内障子3の下框32の下端部に配置された戸車321が係合する。これにより、内障子3が窓枠2内を見付方向の左右方向にスライド移動可能となっている。
【0027】
外障子用下部レール222は、下枠22の外窓側(屋外側)の上面において、上方に立設される。外障子用下部レール222には、外障子4の下框42の下端部に配置された戸車421が係合する。これにより、外障子4が窓枠2内を見付方向の左右方向にスライド移動可能となっている。
【0028】
左右の縦枠23,24は、
図1に示すように、上枠21及び下枠22の見付方向の左右方向の両端部において上下方向に延びる。左右の縦枠23,24は、窓枠2の側部を構成する。
【0029】
内障子3及び外障子4は、いずれも引き戸であり、これらを見付方向の左右方向(横方向)にスライド移動可能に構成されることで、窓枠2の開口部が閉鎖又は開放される、いわゆる引き違い窓を構成する。
【0030】
内障子3は、
図1に示すように、いずれも長尺状の上框31、下框32および左右の縦框である召内框33,戸先框34により矩形に枠組みされた框体35と、框体35内に嵌め込まれて固定されたガラス36と、を含んで構成される。外障子4は、いずれも長尺状の上框41、下框42および左右の縦框である召外框43,戸先框44により矩形に枠組みされた框体45と、框体45内に嵌め込まれて固定されたガラス46と、を含んで構成される。
【0031】
框体35,45は、例えば、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の押出し成形品により形成された樹脂製の樹脂框体で構成される。ガラス36,46は、本実施形態においては、例えば、2層ガラスで構成される。内障子3の召内框33の見込面には、戸締り用のクレセント錠331が設けられている。
【0032】
下框32,42の内部の下部には、
図2に示すように、戸車321,421が設けられる。戸車321,421の見付方向の左右方向への移動は、内障子用下部レール221,外障子用下部レール222によりガイドされる。
【0033】
上框31,41は、
図2に示すように、下部に形成される下部ガラス溝311,411と、上部に形成される上部レールガイド312,412(レール収容ガイド部)と、を有する。下部ガラス溝311,411は、下方に開放する溝状に形成される。下部ガラス溝311,411には、ガラス36,46の上端部が配置される。
【0034】
上部レールガイド312,412は、上方に向けて開放する。上部レールガイド312,412には、内障子用上枠下方突出レール212の下部側及び外障子用上枠下方突出レール213の下部側が収容(配置)される。上部レールガイド312,412は、内障子用上枠下方突出レール212及び外障子用上枠下方突出レール213の少なくとも一部を収容して、内障子3,外障子4の左右方向(横方向)へのスライド移動をガイドする。
【0035】
上部レールガイド312,412の上端の開口縁には、見込方向に離間して配置される一対の気密材51が設けられている。気密材51は、上枠21の内障子用上枠下方突出レール212又は外障子用上枠下方突出レール213の側面に当接する。
【0036】
次に、内窓1の施工手順について説明する。内窓1の施工時において、内障子3及び外障子4を窓枠2に組み込む場合について説明する。内障子3及び外障子4を、窓枠2内に、いわゆるケンドン式にて組み込んで建て込む。
【0037】
外障子4をケンドン式で窓枠2に組み込む場合には、外障子4の上部を内窓1の窓枠2の内部側に傾けて、外障子4を徐々に立てながら、上方側に持ち上げて、外障子4の上部レールガイド412を上枠21の外障子用上枠下方突出レール213に挿入して、上方側に更に持ち上げた後に、下方側に下ろすことで、外障子4の戸車321を下枠22の外障子用下部レール222に挿入する。内障子3をケンドン式で窓枠2に組み込む場合には、内障子3の上部を内窓1の窓枠2の内部側に傾けて、内障子3を徐々に立てながら、上方側に持ち上げて、内障子3の上部レールガイド312を上枠21の内障子用上枠下方突出レール212に挿入して、上方側に更に持ち上げた後に、下方側に下ろすことで、内障子3の戸車321を下枠22の内障子用下部レール221に挿入する。
【0038】
その後、上枠21の屋内側において、障子外れ止め部材7を、ネジ73により、上枠21に固定する。これにより、障子外れ止め部材7の延長部材72は、上枠21の屋内側において下方に延びるように取り付けられる。そのため、延長部材72の下端部721の位置は、内障子用上枠下方突出レール212の下端部212a及び外障子用上枠下方突出レール213の下端部213aの位置よりも所定高さ下方に位置する。これにより、経年劣化などにより、内障子3の掛かりが少なくなったとしても、延長部材72は、内障子3の上端に引っ掛かりやすく、内障子3が窓枠2から外れることを防止できる。
【0039】
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。本実施形態の内窓1は、窓枠2内に配置され横方向にスライド移動可能な障子(内障子3,外障子4)と、を備え、上枠21は、下方に突出する下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)を有し、障子(内障子3,外障子4)は、上方に向けて開放すると共に下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)の少なくとも一部を収容して障子(内障子3,外障子4)の横方向へのスライド移動をガイドする上部レールガイド312,412を有し、障子(内障子3,外障子4)のスライド移動の移動範囲の少なくとも一部において、上枠21に取り付け可能に構成され、下端部212aの位置が、下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)の下端部212a,213aの位置よりも下方に位置する障子外れ止め部材7を備える。これにより、経年劣化などにより、内障子3の掛かりが少なくなったとしても、障子外れ止め部材7は、内障子3の上端に引っ掛かりやすく、内障子3が窓枠2から外れることを防止できる。
【0040】
本実施形態においては、障子外れ止め部材7は、上枠21の長手方向に亘って配置される。これにより、障子(内障子3,外障子4)のスライド移動の移動範囲のいずれの場所においても、安定的に、障子(内障子3、外障子4)が窓枠2から外れることを防止できる。
【0041】
本実施形態においては、障子外れ止め部材7は、L字状に形成され、上枠21の上部に配置される上部材71と、上部材71の屋内側の端部から下方に延びる延長部材72と、を有する。これにより、上枠21の上部に上部材71を配置した状態で障子外れ止め部材7を上枠21に固定できるため、障子外れ止め部材7を上枠21に容易に取り付けることができる。
【0042】
なお、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれる。
【0043】
例えば、前記実施形態においては、障子外れ止め部材7を、上枠21の長手方向の全域に亘って配置している。しかし、これに限定されない。障子外れ止め部材7を、上枠21の長手方向に一部に設けてもよい。
【0044】
前記実施形態においては、障子外れ止め部材7をL字状に形成した。しかし、これに限定されない。障子外れ止め部材7を前記実施形態の延長部材72のみで構成してもよい。この場合、前記実施形態の延長部材72の上下方向の長さも限定されない。例えば、上枠21の上枠屋内側下方延出壁部214の前面の全部を、延長部材で覆わなくてもよい。延長部材を上枠屋内側下方延出壁部214の下端部に取り付けることで、延長部材を上枠屋内側下方延出壁部214の下端部から下方に延長するように配置してもよい。
【0045】
前記実施形態においては、内窓1の窓枠2を樹脂製の枠で構成したが、これに限定されない。内窓1の窓枠を、例えば、金属製の枠で構成してもよい。
【符号の説明】
【0046】
1 内窓、2 窓枠(枠体)、3 内障子(障子)、4 外障子(障子)、7 障子外れ止め部材、21 上枠、71 上部材、72 延長部材、212 内障子用上枠下方突出レール(下方突出レール)、213 外障子用上枠下方突出レール(下方突出レール)、312,412 上部レールガイド(レール収容ガイド部)