(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-03
(45)【発行日】2024-10-11
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20241004BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2020205086
(22)【出願日】2020-12-10
(62)【分割の表示】P 2019154407の分割
【原出願日】2019-08-27
【審査請求日】2022-08-29
(31)【優先権主張番号】P 2018160058
(32)【優先日】2018-08-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】515201903
【氏名又は名称】株式会社アイドマ・ホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】100190621
【氏名又は名称】崎間 伸洋
(72)【発明者】
【氏名】三浦 陽平
【審査官】貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-117391(JP,A)
【文献】特開2002-334201(JP,A)
【文献】特開2017-091503(JP,A)
【文献】特開2005-322094(JP,A)
【文献】特開2015-075816(JP,A)
【文献】特開2018-109945(JP,A)
【文献】特開2014-085744(JP,A)
【文献】特開2018-081550(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプローチ元営業主体に対して営業対象である
アプローチ先の候補となる営業主体を推薦する情報処理装置であって、
前記アプローチ元営業主体を特定可能な特徴以外の特徴のうち、前記アプローチ元営業主体の特徴として該当すると所定者により判断されて入力された1以上の特徴を含む情報をアプローチ元営業主体情報として取得するアプローチ元営業主体情報取得手段と、
前記アプローチ元営業主体にとって、
前記アプローチ先の候補となる
前記営業主体に対する1以上の要望を含む情報を要望情報として取得する要望取得手段と、
前記アプローチ先の候補となる
前記営業主体に関する情報を、アプローチ候補営業主体情報として取得するアプローチ候補営業主体情報取得手段と、
前記アプローチ元営業主体にとっての過去の営業主体に対する営業活動に関する情報を、営業活動情報として取得する営業活動情報取得手段と、
前記アプローチ元営業主体情報、前記要望情報、及び、前記営業活動情報
を抽出条件として、前記アプローチ候補営業主体情報により特定される前記営業主体の中から、前記所定者により入力された前記1以上の特徴を有する前記アプローチ元営業主体にとって
前記アプローチ先として推薦すべき1以上の営業主体を
抽出し、前記アプローチ元営業主体に提示する提示手段と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
アプローチ元営業主体に対して営業対象である
アプローチ先の候補となる営業主体を推薦する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記アプローチ元営業主体を特定可能な特徴以外の特徴のうち、前記アプローチ元営業主体の特徴として該当すると所定者により判断されて入力された1以上の特徴を含む情報をアプローチ元営業主体情報として取得するアプローチ元営業主体情報取得ステップと、
前記アプローチ元営業主体にとって、
前記アプローチ先の候補となる
前記営業主体に対する1以上の要望を含む情報を要望情報として取得する要望取得ステップと、
前記アプローチ先の候補となる
前記営業主体に関する情報を、アプローチ候補営業主体情報として取得するアプローチ候補営業主体情報取得ステップと、
前記アプローチ元営業主体にとっての過去の営業主体に対する営業活動に関する情報を、営業活動情報として取得する営業活動情報取得ステップと、
前記アプローチ元営業主体情報、前記要望情報、及び、前記営業活動情報
を抽出条件として、前記アプローチ候補営業主体情報により特定される前記営業主体の中から、前記所定者により入力された前記1以上の特徴を有する前記アプローチ元営業主体にとって
前記アプローチ先として推薦すべき1以上の営業主体を
抽出し、前記アプローチ元営業主体に提示する提示ステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項3】
アプローチ元営業主体に対して営業対象である
アプローチ先の候補となる営業主体を推薦する情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記アプローチ元営業主体を特定可能な特徴以外の特徴のうち、前記アプローチ元営業主体の特徴として該当すると所定者により判断されて入力された1以上の特徴を含む情報をアプローチ元営業主体情報として取得するアプローチ元営業主体情報取得ステップと、
前記アプローチ元営業主体にとって、
前記アプローチ先の候補となる
前記営業主体に対する1以上の要望を含む情報を要望情報として取得する要望取得ステップと、
前記アプローチ先の候補となる
前記営業主体に関する情報を、アプローチ候補営業主体情報として取得するアプローチ候補営業主体情報取得ステップと、
前記アプローチ元営業主体にとっての過去の営業主体に対する営業活動に関する情報を、営業活動情報として取得する営業活動情報取得ステップと、
前記アプローチ元営業主体情報、前記要望情報、及び、前記営業活動情報
を抽出条件として、前記アプローチ候補営業主体情報により特定される前記営業主体の中から、前記所定者により入力された前記1以上の特徴を有する前記アプローチ元営業主体にとって
前記アプローチ先として推薦すべき1以上の営業主体を
抽出し、前記アプローチ元営業主体に提示する提示ステップと、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
営業戦略の分野において、顧客又は見込み顧客に関する情報を収集して分析することで、営業効率を高めようとする試みは、活発に行われている。そのため、顧客の傾向を分析した情報や、統計データや地図情報等の営業に関連する種々の情報を利用して、新規取引の見込先を発掘することで、営業活動を支援する発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術を含む従来技術によれば、イベント主導型マーケティングに関する情報、商品を購入した人の年齢や性別、履歴等の傾向等の情報、統計データ、住所若しくは位置を特定する地図情報等、顧客又は見込み顧客に関する情報しか利用することができない。また、例えば、営業活動を行った結果に関する情報は反映されない。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、過去の営業活動に関する情報を少なくとも含む情報に基づいて、営業活動を効率的に行うことを補助する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理システムは、
アプローチ元営業主体に対して営業対象であるアポイント先の候補となるアプローチ候補営業主体を推薦する情報処理装置であって、
前記アプローチ元営業主体の少なくとも業種、業界、又は事業内容のうち何れか1つに関する情報を含む情報を、アプローチ元営業主体情報として取得するアプローチ元営業主体情報取得手段と、
前記アプローチ候補営業主体に関する情報を、アプローチ候補営業主体情報として取得するアプローチ候補営業主体情報取得手段と、
前記アプローチ候補営業主体情報が取得された企業のうちの全部又は一部について、過去の営業活動に関する情報を、営業活動情報として取得する営業活動情報取得手段と、
前記アプローチ元営業主体情報、前記アプローチ候補営業主体情報及び前記営業活動情報に基づいて、営業先の候補となる営業主体を決定し、前記アプローチ元営業主体に推薦する推薦手段と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、過去の営業活動に関する情報を少なくとも含む情報に基づいて、営業活動を効率的に行うことを補助する技術を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す構成図である。
【
図2】
図1の情報処理システムのうち、サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】
図2のサーバ、アプローチ候補企業端末及びアプローチ元企業端末の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【
図4】
図3のサーバが実行するリスト生成処理の流れを説明するフローチャートである。
【
図5】アプローチ元企業の担当者が第1リスト作成条件に関する入力を行うにあたり、当該アプローチ元企業の担当者に対して表示される画面の一例を示す図である。
【
図6】アプローチ元企業の担当者に対して、表示される第2リストの画面の一例を示す図である。
【
図7】推薦企業の類似判断に関する一例を示す図である。
【
図8】アプローチ元企業の担当者が第1リスト作成条件に関する入力を行うにあたり、当該アプローチ元企業の担当者に対して表示される画面の一例として、
図5に示す画面とは異なる画面を示す図である。
【
図9】第2リストを作成する際に利用される「ソフト(情報)タグ」の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
【0010】
まず、本発明の実施形態を説明するに先立ち、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの適用対象となるサービス(以下、「本サービス」と呼ぶ)について簡単に説明する。
本サービスは、営業を希望する営業主体(以下、「アプローチ元企業」と呼ぶ)に対して、当該アプローチ元企業の営業活動に有益な情報を提供する営業活動のサポートサービスである。
つまり、本サービスの提供者は、アプローチ元企業が希望する所定の条件及びその他の各種情報に基づいて、アプローチ元企業に対して、営業先の候補となる企業のリスト等を提供する。
【0011】
ここで、本サービスの流れを具体的に説明する。本サービスの提供者が管理するサーバは、アプローチ元企業から上述のリスト作成のための所定の条件を取得する。サーバは、取得した所定の条件及び後述する各種情報に基づいて、アプローチ元企業の要望を踏まえた第1リストを作成し、アプローチ元企業に提示する。
なお、所定の条件(以下、「第1リスト作成条件」と呼ぶ)とは、具体的に例えば、アプローチ元企業が営業を行う地域、アプローチ元企業の業種等である。なお、この第1リスト作成条件の詳細については、
図5等を用いて後述する。
【0012】
次に、上述のサーバは、取得された条件とは別に、後述するアプローチ候補企業情報、アプローチ元企業情報、及び営業活動情報等の情報に基づいて、アプローチ元企業の営業先として有望な第2リストを作成し、アプローチ元企業に提示する。
つまり、アプローチ元企業には、少なくとも自身の指定した所定の条件を反映した有望な営業先の候補を示す第1リストと、それとは別に新たに有望な営業先の候補を示す第2リストの2つが提示され、アプローチ元企業は、これらを自身の営業活動に利用することができる。
そして、上述のサーバは、アプローチ元企業がこれらのリストに掲載された企業の夫々に対して、営業活動を行った結果を、さらに取得することで、次回以降のリスト作成に反映することもできる。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す構成図である。
図1に示す情報処理システムは、サーバ1と、m台(mは1以上の任意の整数値)のアプローチ元企業端末2-1乃至2-mと、n台(nは1以上の任意の整数値)のアプローチ候補企業端末3-1乃至3-nとを含むように構成される。
【0014】
サーバ1は、本サービスの提供者により管理される。
アプローチ元企業端末2-1乃至2-mの夫々は、m人のアプローチ元企業の従業員により使用される。
アプローチ候補企業端末3-1乃至3-nの夫々は、n人のアプローチ候補企業の従業員により使用される。
ここで、アプローチ候補企業とは、アプローチ元企業の営業先の候補となり得るあらゆる企業等の総称である。
【0015】
なお、以下、アプローチ元企業端末2-1乃至2-mの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「アプローチ元企業端末2」と呼ぶ。アプローチ候補企業端末3-1乃至3-nの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「アプローチ候補企業端末3」と呼ぶ。
また、サーバ1と、アプローチ元企業端末2と、アプローチ候補企業端末3とは、インターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されている。
【0016】
また、アプローチ候補企業情報とは、例えば、アプローチ候補企業に関する各種情報である。即ち、アプローチ候補企業情報とは、アプローチ候補企業の夫々についての、「会社名」、「郵便番号」、「住所」、「電話番号」、「URL」、「業種」、「メディアへの露出度」、「資本金」等の情報である。なお、これらの情報は、タグ付けされて利用されてもよい。
具体的に例えば、このようなアプローチ候補企業情報は、夫々の情報の性質等により、「エリアタグ」、「事業タグ」、「ソースタグ」、「ハード(概要)タグ」等によりタグ付けされる。以下、各タグの夫々について、簡単に説明する。
「エリアタグ」は、各アプローチ候補企業の夫々の所在に関するタグである。具体的に例えば、各アプローチ候補企業の「住所」、「郵便番号」に関する情報等が含まれる。
「事業タグ」は、各アプローチ候補企業の夫々の事業に関するタグである。具体的に例えば、各アプローチ候補企業の「業種(大分類)」、「業種(中分類)」、「業種(小分類)」、「事業内容(サービス)」に関する情報等が含まれる。
なお、業種(大分類)とは、具体的に例えば、「林業」、「農業」、「製造業」等の比較的広い分類である。同様に、「業種(中分類)」、「業種(小分類)」は、それと比較して比較的狭い分類であり、例えば、「業種(中分類)」の例としては「情報通信機械器具製造業」、「業種(小分類)」の例としては、「通信機械器具・同関連機械器具製造業」等が想定される。
「ソースタグ」は、各アプローチ候補企業の夫々の各種メディアへの露出に関するタグである。具体的に例えば、各アプローチ候補企業の「求人雑誌への掲載」、「就職」、「転職サイトへの掲載」に関する情報等が含まれる。
「ハード(概要)タグ」は、各アプローチ候補企業の夫々の一般的な情報に関するタグである。具体的に例えば、各アプローチ候補企業の「会社名」「売上高」、「資本金」、「従業員数」、「経常利益」、「上場区分」、「URL」に関する情報等である。
【0017】
また、アプローチ元企業情報とは、アプローチ元企業に関する各種情報である。アプローチ候補企業情報と、同様に、様々な情報を取得し得るが、本実施形態においては、例えば、少なくともアプローチ元企業の「業種」に関する情報のみを取得すれば足りるものとして説明する。
【0018】
また、営業活動情報とは、アプローチ元企業が営業活動を行った結果に関する情報である。即ち、営業活動情報とは、複数の各アプローチ企業の夫々が営業活動を行った結果を示す「架電」「商談」、「拒否」に関する情報等である。
【0019】
ここで、「架電」とは、例えば、アプローチ元企業がアプローチ候補企業に新規顧客開拓のための営業として電話をかけるというものであり、具体的な営業活動のプロセスの1つである。さらに、「架電」は、架電による営業活動の段階によって「アポイント」、「本人資料請求」、「受付資料請求」に分類される。
「アポイント」とは、例えば、アプローチ元企業の担当者が、営業先の企業の担当者と面談を行うことを言う。「本人資料請求」とは、上述の「アポイント」の前段階にあたり、営業先の企業の担当者から営業元企業の詳細な資料が請求された段階である。つまり、「本人資料請求」とは、具体的な面談の実現がある程度想定された状況における資料請求を意味する。「受付資料請求」とは、上述の「本人資料請求」のさらに前段階にあたり、営業先の企業の者から営業元の企業の一般的な資料が請求された段階である。つまり、「受付資料請求」とは、具体的な面談の実現はあまり想定されないものの、営業先の企業が営業元企業に対して一定程度興味を示していることを意味している。
【0020】
ここで、「拒否」とは、商談が拒否又は不能により成立しなかったことを意味する。なお、「架電」の場合と同様に、「拒否」は、「本人不在」、「本人拒否」、「受付拒否」の3つに分類されるものとする。
【0021】
なお、この営業活動情報は、以下のように規定される。例えば、上述の「商談」とは、商談が成立したか否かという意味であるが、これは必ずしも「Yes」か「No」の2者択一である必要はなく、例えば、アプローチ候補企業の反応に基づいて、商談成立の可能性を示す数値が設定されてもよい。本実施形態では、商談成立の可能性が高い場合には、高い数値が設定され、商談の可能性が低い場合には、低い数値が設定されるものとする。また、本実施形態では、この数値の高低に対応する分類、即ち、商談成立の可能性を示す指標として、例えば、「提案(Aヨミ)」、「提案(Bヨミ)」、「提案(Cヨミ)」、「フォロー」の4つの分類を採用するものとする。
また、具体的に例えば、ここで言う商談とは、商談の状況について、「興味レベル」、「先方ニーズ」、「先方予算」、「導入時期」、「決裁権」、「提案金額」等のように、より詳細に分類し、夫々の商談について詳細に数値設定することができる。
【0022】
また、上述の「アポイント」については、「とても興味がある」、「中程度興味」、「少し興味がある」、「ほとんど興味がない」、「挨拶だけ」、「別の担当者が対応」、「その他」の分類を採用するものとする。
また、「本人資料請求」、については、「非常に興味を持たれている」、「やや興味を持たれている」、「資料次第」、「競合の可能性あり」、「興味がないが、あしらい」、「時期改め」の分類を採用するものとする。
「受付資料請求」の分類については、「非常に興味を持たれている」、「やや興味を持たれている」、「資料次第」、「競合の可能性あり」、「興味がないが、あしらい」、の分類を採用するものとする。
なお、これらの分類は、あくまでも例示であり、アプローチ元企業又はサービスの提供者等が、分類の詳細を任意に設定してもよい。
【0023】
図2は、
図1の情報処理システムのうち、サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20とを備えている。
【0024】
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0025】
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
【0026】
出力部16は各種液晶ディスプレイ等で構成され、各種情報を出力する。
入力部17は、各種ハードウェア等で構成され、各種情報を入力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(
図1の例ではアプローチ元企業端末2、アプローチ候補企業端末3)との間で行う通信を制御する。
【0027】
ドライブ20は、必要に応じて設けられる。ドライブ20には磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア21が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア21から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。またリムーバブルメディア21は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
なお、アプローチ元企業端末2、アプローチ候補企業端末3の構成は、サーバ1の構成と基本的に同様であるので、説明を省略する。
【0028】
このように構成されたサーバ1、アプローチ元企業端末2、アプローチ候補企業端末3の各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、サーバ1のリスト生成処理の実行が可能になる。
ここで、リスト生成処理とは、サーバ1、アプローチ元企業端末2及びアプローチ候補企業端末3の各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの共働により実行が可能となる一連の処理であり、サーバ1においてアプローチ元企業が希望する所定の条件と、各種情報を基に第1リスト及び第2リストが生成、提示されるまでの一連の処理をいう。
このようなサーバ1のリスト生成処理を実行可能な、情報処理システムについて、その機能的構成及び処理の流れの一例について説明していく。
【0029】
図3は、
図2のサーバ、アプローチ候補企業端末及びアプローチ元企業端末の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、サーバ1のCPU11においては、第1リスト作成条件取得部51と、アプローチ候補企業情報取得部52と、アプローチ元企業情報取得部53と、営業活動情報取得部54と、第1リスト作成部55と、第1リスト提示部56と、第2リスト作成部57と、推薦部58と、が機能する。
また、記憶部18の一領域には、アプローチ候補企業情報DB100と、アプローチ元企業情報DB110と、営業活動情報DB120と、が設けられている。
【0030】
ここで、リスト生成処理の前提となるアプローチ候補企業情報DB100、アプローチ元企業情報DB110及び営業活動情報DB120について夫々説明する。
サーバ1は、リスト生成処理が行われる事前に各種情報を取得して、上述の各種DBを生成する。
具体的には例えば、アプローチ候補企業情報取得部52、アプローチ元企業情報取得部53及び営業活動情報取得部54の夫々は、各企業のウェブサイトや図示せぬ各企業の端末等からアプローチ候補企業情報、アプローチ元企業情報及び営業活動情報の夫々を取得して、それをアプローチ候補企業情報DB100、アプローチ元企業情報DB110及び営業活動情報DB120に格納する。なお、各種情報の取得方法については、後述する。
このような情報の取得及びその情報の各DBへの格納は、任意のタイミングに行われ、適宜、各DBが更新される。
【0031】
なお、このアプローチ候補企業情報は、例えば、以下の3つの方法により取得してもよい。
即ち、例えば、特定のポータルサイトから専用のクローラーを活用して、定期的にアプローチ候補企業情報を取得してもよい。また例えば、クローラーでは取得できない構造や複雑な検索手順でアプローチ候補企業情報を取得してもよい。また例えば、他社により販売されているアプローチ候補企業情報を取得してもよい。
なお、アプローチ候補企業情報取得部52は、取得したアプローチ候補企業情報をアプローチ候補企業情報DB100に格納するに際し、アプローチ候補企業ごとにレコードID等を付与してもよい。
以上をまとめると、サーバ1は、このようにして生成された各DBに格納された情報を利用して、上述のリスト生成処理を実行することが可能となる。以下、リスト生成処理に際して、機能する機能的構成の一例について、説明していく。
【0032】
第1リスト作成条件取得部51は、アプローチ元企業端末2から送信されてきた第1リスト作成条件に関する情報を取得する。
即ち、第1リスト作成条件取得部51は、後述するアプローチ元企業端末2から送信されてきた第1リスト作成条件に関するアプローチ元企業の希望条件を特定するための情報(以下「第1リスト作成条件情報」)を、通信部19を介して、取得する。なお、上述の通り、第1リスト作成条件の詳細については、
図5等を用いて後述する。
【0033】
アプローチ候補企業情報取得部52は、前記アプローチ候補営業主体に関する情報を、アプローチ候補営業主体情報として取得する。
即ち、アプローチ候補企業情報取得部52は、第1リスト作成条件取得部51で第1リスト作成条件情報が取得されると、アプローチ候補企業情報DB100に格納されたアプローチ候補企業情報のうち、必要な情報を適宜抽出する。
なお、上述の通り、アプローチ候補企業情報取得部52は、リスト生成処理の事前に、各企業のウェブサイト等からアプローチ候補企業情報を取得して、その情報をアプローチ候補企業情報DB100に格納する。
【0034】
アプローチ元企業情報取得部53は、前記アプローチ元営業主体の少なくとも業種に関する情報を含む情報を、アプローチ元営業主体情報として取得する。
即ち、アプローチ元企業情報取得部53は、第1リスト作成条件取得部51で第1リスト作成条件情報が取得されると、アプローチ元企業情報DB110に格納されたアプローチ元企業情報のうち、必要な情報を適宜抽出する。
なお、上述の通り、アプローチ元企業情報取得部53は、リスト生成処理の事前に、アプローチ元企業端末2から、アプローチ元企業情報を、通信部19を介して取得して、その情報をアプローチ候補企業情報DB100に格納する。
【0035】
営業活動情報取得部54は、前記アプローチ候補営業主体情報が取得された企業のうちの全部又は一部について、過去の営業活動に関する情報を、営業活動情報として取得する。
即ち、営業活動情報取得部54は、第1リスト作成条件取得部51で第1リスト作成条件情報が取得されると、営業活動情報DB120に格納された営業活動情報のうち、必要な情報を適宜取得する。
なお、上述の通り、営業活動情報取得部54は、リスト生成処理の事前に、アプローチ元企業端末2から営業活動情報を取得して、その情報を営業活動情報DB120に格納する。
【0036】
第1リスト作成部55は、アプローチ候補企業情報取得部52で取得されたアプローチ候補企業情報、アプローチ元企業情報取得部53で取得されたアプローチ元企業情報、営業活動情報取得部54で取得された営業活動情報及び第1リスト作成条件取得部51で取得された第1リスト作成条件情報に基づいて、第1リストを生成する。
即ち、この第1リストとは、アプローチ元企業からの要望に沿って作成された有望な営業先の候補となる企業が記載されたリストである。
【0037】
第1リスト提示部56は、第1リスト作成部55で作成された第1リストを、通信部19を介して、アプローチ元企業端末2へ提示する。
これにより、アプローチ元企業は、提示された第1リストを確認し、第1リストに記載されている企業の夫々に対して、実際に営業活動を行うことで、効率的に営業活動を実施することができる。
【0038】
第2リスト作成部57は、アプローチ候補企業情報取得部52で取得されたアプローチ候補企業情報、アプローチ元企業情報取得部53で取得されたアプローチ元企業情報、営業活動情報取得部54で取得された営業活動情報に基づいて、第2リストを作成する。
ここで、この第2リストとは、第1リストとは別途作成された、アプローチ元企業にとっての新しい有望な営業先の候補となる企業等が記載されたリストである。
つまり、上述の第1リストは、主として、アプローチ元企業の担当者のリスト作成についての要望(例えば、第1リスト作成情報)に基づいて、作成される。これに対して、第2リストは、第1リストに記載された企業等と類似する企業等をピックアップすることによって、作成される。具体的に例えば、第2リストは、第1リストに記載された企業と、アプローチ候補企業情報取得部52、アプローチ元企業情報取得部53及び営業活動情報取得部54の観点から類似する企業がピックアップされて、作成される。なお、第2リストを作成する方法の具体的な説明は、
図5乃至
図7を用いて後述する。
【0039】
推薦部58は、前記アプローチ元営業主体情報、前記アプローチ候補営業主体情報及び前記営業活動情報に基づいて、営業先の候補となる営業主体を決定し、前記アプローチ元営業主体に推薦する。
即ち、推薦部58は、第2リスト作成部57で作成された第2リストを、アプローチ元企業の営業先として最適なアプローチ候補企業として、通信部19を介して、アプローチ元企業端末2へ推薦する。
これにより、アプローチ元企業は、提示された第2リストを確認し、第2リストに記載されている企業の夫々雄に対して、実際に営業活動を行うことで、自身が当初想定しないような企業であっても有望な営業先の候補に対しても営業活動を行うことができるため、さらに効率的に営業活動を実施することができる。
【0040】
アプローチ元企業端末2のCPU31においては、第1リスト作成条件送信制御部81と、第1リスト取得部82と、推薦取得部83と、営業活動情報送信制御部84と、が機能する。
【0041】
第1リスト作成条件送信制御部81は、アプローチ元企業の担当者等により入力された第1リスト作成条件情報を、通信部39を介して、サーバ1へ送信する。
【0042】
第1リスト取得部82は、サーバ1から送信されてきた第1リストを、通信部39を介して、取得する。さらに、第1リスト取得部82は、取得した第1リストを、図示しない出力部36に表示させる。
上述の通り、アプローチ元企業の担当者等は、このようにして出力部36に表示された第1リストを確認し、そこに記載されている企業に営業活動を行うことで、効率的に営業活動を行うことができる。
【0043】
推薦取得部83は、サーバ1から送信されてきた第2リストを、通信部39を介して、取得する。さらに、第1リスト取得部82は、取得した第1リストを、図示しない出力部36に表示させる。
上述の通り、アプローチ元企業の担当者等は、このようにして出力部36に表示された第1リストを確認し、そこに記載されている企業に営業活動を行うことで、さらに効率的に営業活動を行うことができる。
【0044】
営業活動情報送信制御部84は、アプローチ元企業で取得された営業活動情報をサーバ1へ送信する制御を行う。
即ち、ここで送信される営業活動情報とは、アプローチ元企業の担当者等が、上述の第1リスト及び第2リストに基づいて、営業活動を行った経過や結果である。つまり、サーバ1は、作成された第1リスト及び第2リストに基づいて行われた営業活動の経過や結果を、さらに取得して、DB(例えば、営業活動情報DB120)を更新することができ、次回以降の第1リスト及び第2リストの作成に利用することができる。
これにより、サーバ1は、さらに営業効率の良い、第1リスト及び第2リストを作成することができる。なお、このようなアプローチ元企業端末2から送信される営業活動情報の詳細については、
図7等を用いて後述する。
【0045】
次に、リスト生成処理について、フローチャートを用いて説明する。
図4は、
図3のサーバが実行するリスト生成処理の流れを説明するフローチャートである。
【0046】
ステップS1において、第1リスト作成条件取得部51は、アプローチ元企業端末2から送信された第1リスト作成条件情報を取得する。
【0047】
ステップS2において、アプローチ候補企業情報取得部52は、ステップS1で第1リスト作成条件情報が取得されると、アプローチ候補企業情報DB100に格納されたアプローチ候補企業情報のうち、必要な情報を適宜抽出する。
【0048】
ステップS3において、アプローチ元企業情報取得部53は、ステップS1で第1リスト作成条件情報が取得されると、アプローチ元企業情報DB110に格納されたアプローチ元企業情報のうち、必要な情報を適宜抽出する。
【0049】
ステップS4において、営業活動情報取得部54は、ステップS1で第1リスト作成条件情報が取得されると、営業活動情報DB120に格納された営業活動情報のうち、必要な情報を適宜抽出する。
【0050】
ステップS5において、第1リスト作成部55は、第1リストを作成、提示する。
即ち、第1リスト作成部55は、ステップS1で取得された第1リスト作成条件情報、ステップS2で取得されたアプローチ候補企業情報、ステップS3で取得されたアプローチ元企業情報、ステップS4で取得された営業活動情報に基づいて、第1リストを作成する。また、第1リスト提示部56は、第1リスト作成部55で作成された第1リストを、アプローチ元企業端末2へ提示する。
【0051】
ステップS6において、第2リスト作成部57は、類似判断を実施する。
即ち、第2リスト作成部57は、アプローチ候補企業情報、アプローチ元企業情報及び営業活動情報を基に、類似判断を行う。
【0052】
ステップS7において、第2リスト作成部57は、ステップS2で取得されたアプローチ候補企業情報、ステップS3で取得されたアプローチ元企業情報、ステップS4で取得された営業活動情報に基づいて、第2リストを作成する。
そして、推薦部58は、第2リスト作成部57で作成された第2リストを、アプローチ元企業の営業先として最適なアプローチ候補企業として、通信部19を介して、アプローチ元企業端末2へ推薦する。
【0053】
ステップS8において、営業活動情報取得部54は、アプローチ元企業端末2から、営業活動情報を、通信部19を介して取得する。
即ち、アプローチ元企業が、上述の第1リスト、第2リストを利用して、アプローチ候補企業に営業を行った後に、営業活動情報取得部54は、アプローチ元企業端末2から営業活動情報を取得する。
【0054】
ステップS9において、営業活動情報取得部54は、ステップS8で取得した営業活動情報を、営業活動情報DB120に格納することで、営業活動情報DB120に格納した営業活動情報を更新する。
【0055】
ステップS10において、サーバ1は、処理の終了指示があったか否かを判断する。ここで、処理の終了指示は、特に限定されないが、本実施形態ではサーバ1のいわゆる電源等の遮断指示が採用されている。つまり、サーバ1において電源の遮断指示がなされない限り、ステップS10においてNOであると判断されて処理はステップS1に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、サーバ1においてスリープ状態等への移行指示がなされると、ステップS10においてYESであると判断されて、サーバ1の実行するアプローチ候補企業推薦処理は終了になる。
【0056】
図5は、アプローチ元企業の担当者が第1リスト作成条件に関する入力を行うにあたり、当該アプローチ元企業の担当者に対して表示される画面の一例を示す図である。
【0057】
図5の例では、第1リスト作成条件に関する項目として、「地域の選択」、「業種の選択」、「その他抽出条件」の3つの入力項目が設けられている。即ち、アプローチ元企業は、上記3つの入力項目に対して、任意の条件を入力することで、自身の要望に沿った第1リストを取得することができる。ここで、上述の入力を行うのは、例えば、アプローチ元企業の担当者であることが予想されるが、ここでは便宜上、アプローチ元企業が各種処理を行う者として説明する。
具体的に例えば、「地域の選択」の項目では、アプローチ元企業が第1リストに記載して欲しい企業の住所が入力される。なお、「地域の選択」の項目では、「東京都千代田区○○」といった、都道府県や市、区だけでなく、町等、より詳細な条件を入力することもできる。
また、「業種の選択」の項目では、アプローチ元企業がリストに記載して欲しい企業の業種が選択される。
また、「その他抽出条件」の項目では、アプローチ元企業の希望するその他の条件が入力される。ここで、その他の条件とは、例えば、「外資系」、「従業員100人以上」等である。
【0058】
図5の例では、「検索」のボタンが設けられており、アプローチ元企業の担当者が上述の「検索」のボタンを押下することで、サーバ1へ第1リスト作成条件情報が送信される。
このようにして第1リスト作成条件情報が送信されると、上述の通り、サーバ1では第1リストが生成され、その結果がアプローチ元企業端末2の出力部36に表示される。その一例が、
図5の例でも示されている。
具体的には、
図5に示すように、第1リストに含まれる20101社の企業に関する情報が、出力部36に表示される。
図5の例では出力部36に表示される情報として、例えば、「会社名」、「郵便番号」、「住所」、「電話番号」、「URL」、「E-mail」「ジャンル」が採用されている。
ここで、「ジャンル」の項目は、アプローチ候補企業が行っている事業のジャンルであり、例えば、第1リストの「会社名」(株)○○○○○では、「ジャンル」がサービス・インフラ、ソフトウェア・通信、となる。
【0059】
ここで、第1リストを利用した架電による営業活動とその営業活動情報の提示の方法について説明する。
第1リストに掲載されたアプローチ候補企業において、「電話番号」の項目がアプローチ元企業の担当者により選択される。すると、選択したアプローチ候補企業に電話がかかる。そして、アプローチ元企業の担当者により、アプローチ候補企業に対してアプローチ、即ち、新規顧客開拓のための営業が行われる。そのアプローチの結果は、営業活動情報として、アプローチ元企業端末2の営業活動情報送信制御部84から営業活動情報取得部54へ送信される。そして、営業活動情報取得部54は、取得した営業活動情報を、営業活動情報DB120へ格納する。
これにより、最新の営業活動情報が格納されるため、次回以降の第1リスト、第2リストの作成に反映することができる。
【0060】
次に、第2リストについて説明する。
図6は、アプローチ元企業の担当者に対して、表示される第2リストの画面の一例を示す図である。この画面には、第1リストで掲載されたアプローチ候補企業のほか、推薦されたアプローチ候補企業が掲載されている。
【0061】
図6の例では、第1リストに掲載されたアプローチ候補企業に関して、アプローチ元企業の担当者により「会社名」が選択されると、
図6が示す画面に遷移する。
そして、
図6に示すように、第1リストに掲載されたアプローチ候補企業の詳細な情報が表示される。
例えば、
図6の左側には、第1リストに掲載されたアプローチ候補企業の「企業名」、「電話番号」、「メール」、「代表者名」、「部署・拠点名」、「役職」、「個人・担当者名」、「個人担当者カナ」の項目が設けられている。
また、
図6に示すように、第2リスト、即ち、アプローチ元企業にとって、新たに有望な営業先の候補となるアプローチ候補企業(以下、「推薦企業」と呼ぶ)の詳細な情報が表示される。
例えば、
図6の右側には、推薦企業の「企業名」、「電話番号」、「メール」、「代表者名」、「部署・拠点名」、「役職」、「個人・担当者名」、「個人担当者カナ」等の項目が設けられている。
表示された推薦企業は、
図5で選択した第1リストに掲載されたアプローチ候補企業に類似する企業として、推薦される。
これにより、アプローチ元企業は、選択したアプローチ候補企業の会社概要について、一目で確認することが可能となる。
また、
図5と同様に、推薦企業の「電話番号」の項目がアプローチ元企業の担当者により選択される。すると、選択したアプローチ候補企業に電話がかかる。そして、アプローチ元企業の担当者により、アプローチ候補企業に対してアプローチ、即ち、新規顧客開拓のための営業が行われる。そのアプローチの結果は、営業活動情報として、アプローチ元企業端末2の営業活動情報送信制御部84から営業活動情報取得部54へ送信される。
なお、
図6では、右側に表示された推薦企業は、1つであるが、複数のアプローチ候補企業を表示してもよい。
【0062】
図7は、推薦企業の類似判断に関する一例を示す図である。
つまり、
図7は、上述の第1リスト及び第2リストを作成するにあたり考慮すべき要素を3軸に分類してまとめたものである。
即ち、上述の通り、第1リスト及び第2リストの作成に際しては、アプローチ候補業情報、アプローチ元企業情報及び営業活動情報が利用される。そして、アプローチ元企業情報は、「エリアタグ」、「事業タグ」、「ソースタグ」、「ハード(概要)タグ」等を利用することで、分類される。そして、アプローチ元企業情報は、最低限事業に関する情報が含まれていれば足りるため、「事業タグ」が利用される。そして、営業活動情報の分類には、「ソフト(情報)タグ」が利用される。
ここで、ソフト(情報)タグとは、営業活動情報に含まれる各種情報を分類するために用いられるタグであり、本サービスの提供者が自由に設定することができる。
【0063】
これらを前提として、
図7を参照しつつ、上述の第2リストを作成する方法について簡単に説明する。
即ち、第2リストとは、第1リストとは異なり、アプローチ元企業の要望(第1リスト作成条件情報)とは別途、アプローチ元企業が過去の営業活動に成功した企業や第1リストに記載された企業(以下、「対象企業」と呼ぶ)と類似する企業を、商談の成功の可能性が高い有望な企業として採用し、作成されるリストである。
ここで、類似する企業とは、例えば、上述の「ソフト(情報)タグ」の情報が、対象企業と類似する企業であってもよい。
つまり、対象企業、即ち営業活動に成功した若しくは成功の可能性が高い企業と、業種や事業規模といった一般的な情報が類似する企業であれば、商談が成功する可能性は、当然高いことが推測される。本実施形態では、このような一般的な情報のみならず、従前の営業活動に対する結果等を含む営業活動情報が類似するような企業であっても、商談が成功する可能性が高いであろうという点に着目して、営業活動を補助するための技術を提供するものである。
以上をまとめると、本発明の実施形態において、サーバ1は、
図7の示す3つの要素を組み合わせて、利用することで、より精度の高い第1リスト及び第2リストの作成を実現することができる。
【0064】
次に、
図7に示す3つの要素を組み合わせることでより精度の高い第1リスト及び第2リストの作成を実現させるUI(User Interface)の具体例について説明する。
図8は、アプローチ元企業の担当者が第1リスト作成条件に関する入力を行うにあたり、当該アプローチ元企業の担当者に対して表示される画面の一例として、
図5に示す画面とは異なる画面を示す図である。
【0065】
図8に示す画面は、アプローチ元企業情報を入力するエリア(破線左側)と、アプローチ先企業情報を入力するエリア(破線右側)とで構成されている。
アプローチ元企業情報を入力するエリア(破線左側)には、アプローチ元企業情報として、企業名、業種、商材単価、企業文化、企業方針、先進性、経営方針、上場区分、上場予定、経営承継代数、海外拠点の有無、創業年数、本社所在地、従業員数、資本金、及び売上の夫々に関する情報を入力する欄と、「登録」と表記されたボタンとが設けられている。
また、アプローチ先企業情報を入力するエリア(破線右側)には、アプローチ先企業情報として、大手企業、中堅企業、中小企業、零細企業、個人事業主、成長企業、多国籍企業の夫々を対象とするか否かを夫々選択するためのスイッチと、営業先業種を入力する欄とが設けられている。
【0066】
アプローチ元企業情報を入力するエリア(破線左側)に配置されている、「企業名」を入力する欄は、アプローチ元企業の名称を入力する欄である。この欄にアプローチ元企業の名称を入力し、「登録」と表記されたボタンを押下すると、
図4に示すリスト生成処理が開始されて、第1リスト及び第2リストが順次作成される。
上述したように、リスト生成処理では、各DBに格納された情報が利用される。具体的には例えば、クラスタ(属性)基づく分析や、ディープラーニング等の既存の機械学習に関する各種手法が利用され、第1リスト及び第2リストが順次作成される。
即ち、「企業名」を入力する欄にアプローチ元企業の名称を入力した場合には、アプローチ元企業情報DB110が参照されて、アプローチ元企業が特定される。この場合、特定されたアプローチ元企業のアプローチ元企業情報と、アプローチ先企業情報(破線右側)に入力された内容とに基づいて、第1リスト及び第2リストが順次作成される。
【0067】
一方、アプローチ元企業情報を入力するエリア(破線左側)の企業名を入力する欄に、アプローチ元企業の名称を入力することなく、業種、商材単価、企業文化、企業方針、先進性、経営方針、上場区分、上場予定、経営承継代数、海外拠点の有無、創業年数、本社所在地、従業員数、資本金、及び売上のうち何れかに関する情報を入力した場合には、アプローチ元企業は特定されない。
この場合、アプローチ元企業情報を入力するエリア(破線左側)の企業名以外の入力欄に入力された情報と、アプローチ先企業情報(破線右側)に入力された内容とに基づいて、第1リスト及び第2リストが順次作成される。
【0068】
具体的には例えば、アプローチ元企業情報を入力するエリア(破線左側)のうち、「企業文化」を入力する欄には、成果主義、やや成果主義、どちらでもない、やや年功主義、年功主義、のうち何れかが入力される。
また例えば、「企業方針」を入力する欄には、少数精鋭、やや少数精鋭、どちらでもない、ややみんなでわいわい、みんなでわいわい、のうち何れかが入力される。
また例えば、「先進性」を入力する欄には、既存サービスの品質を上げることが中心、やや既存サービスの品質を上げることが中心、どちらでもない、やや新規事業に頻繁に取り組む、新規事業に頻繁に取り組む、のうち何れかが入力される。
また例えば、「経営方針」を入力する欄には、規模の拡大、やや規模の拡大、どちらでもない、やや利益率の成長、利益率の成長、のうち何れかが入力される。
【0069】
図8に示す例では、アプローチ元企業情報を入力するエリア(破線左側)のうち「企業名」は入力されずに、業種が「人工知能」、商材単価が「50万円~1000万円未満」、企業文化が「成果主義」、企業方針が「少数精鋭」、先進性が「既存サービスの品質を上げることが中心」、経営方針が「規模の拡大」、上場区分が「未上場」、上場予定が「予定なし」、経営承継代数が「創業社長」、海外拠点の有無が「無」、創業年数が「1(年)」、本社所在地が「東京都」、従業員数が「3(人)」、資本金が「200000(円)」、及び売上が「13000000(円)」と夫々入力されている。
また、アプローチ先企業情報を入力するエリア(破線右側)では、大手企業、成長企業、及び多国籍企業が対象として選択され、営業先業種が「業界問わず」と入力されている。
このため、
図8に示す例では、アプローチ元企業が特定されることなく、アプローチ元企業情報を入力するエリア(破線左側)の各入力欄に入力された情報と、アプローチ先企業情報(破線右側)に入力された内容とに基づいて、第1リスト及び第2リストが順次作成される。
このように、
図8に示すUIによれば、アプローチ元企業の希望に沿った、より精度の高い第1リスト及び第2リストを作成することができるので、アプローチ元企業の営業の効率化を図ることができる。
【0070】
次に、第2リストを作成する際に利用される「ソフト(情報)タグ」の具体例について説明する。
図9は、第2リストを作成する際に利用される「ソフト(情報)タグ」の具体例を示す図である。
【0071】
上述したように、「ソフト(情報)タグ」は、営業活動情報に含まれる各種情報を分類するために用いられるタグであり、本サービスの提供者が自由に設定することができる。このため、例えばアプローチ先企業の「ソフト(情報)タグ」をまとめたものを、アプローチ元企業の担当者に提供することもできる。
図9には、その一例として、「訪問アポイントランキング ウィークリー7/8~7/12 ※週間100架電以上のクライアントのみ集計」した情報として、「アポ率」(アポイントがとれた確率)の高い業種ベスト5に関する「ソフト(情報)タグ」が示されている。
具体的には例えば、「No.1 業種:広告・制作・マーケティング > デザイン・制作 > 広告デザイン」、「商材:インバウンド」、「先週のアポ率:6.56%」、「先週の結果:架電122件/アポ8件」、「ターゲット:1907_展示会フォロー×東京×見込B×うごくデザコンアポ20.00%/展示会出展企業@中央区アポ7.14%/展示会出展企業@北区アポ5.56%/広告代理店@名古屋含む市に隣接する各市」、「※10名以上、1億以上アポ0.00%」、「デザイン力やコンテンツ力を強みにしたクリエイティブな会社。」、「全国5か所に拠点を持ち、HISなどの大手旅行代理店の実績を持つ、他に大学・専門学校の実績が多い。」といった「ソフト(情報)タグ」をアプローチ元企業の担当者に提供することができる。
なお、アプローチ先企業の「ソフト(情報)タグ」の他の具体例は、
図9に示すとおりである。
【0072】
また、上述の実施形態によれば、例えば以下のようなサービスを提供することもできる。
具体的には例えば、名刺交換した相手に、所定のURL(Uniform Resource Locator)を付したお礼メールを送り、当該URLがクリックされると、クッキー情報が自動的に保存されるようにする。これにより、自動的に保存されたクッキー情報に基づいたリード管理が可能となる。
また、上述の処理により作成された第1リスト及び第2リストに基づいて抽出したアプローチ先企業に対しアプローチを行うと、そのアプローチ先企業の担当者からホームページへの問合せ等がある場合がある。この場合も、クッキー情報が自動的に保存されるようにする。これにより、自動的に保存されたクッキー情報に基づいたリード管理が可能となる。
これにより、アポイントから商談までの一連の流れを全てオンラインで行うことも可能となる。その結果、アプローチ元企業は、積極的な営業活動を行うことなく、いわば「待っているだけ」で顧客を確保できるようなビジネス環境を手に入れることも可能となる。
【0073】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【0074】
また例えば、上述の実施形態において、特に言及していないが、アプローチ候補企業情報、アプローチ元企業情報、営業活動情報等の各種情報をデータベースに格納するに際し、サーバ1は、名寄せ機能を採用することができる。
具体的に例えば、サーバ1は、格納する情報を、「会社名」、「電話番号」、「住所」、「電話番号」等の夫々の情報に分けて保存してもよい。なお、その際、これらの各種情報は、整形されて保存されてもよい。
また、サーバ1は、格納する情報が電話番号の場合、電話番号のデータは、半角数字に統一されて、ハイフンとスペースを除いてもよい。
また、サーバ1は、格納する情報が企業名の場合、企業名のデータは、文字を全角に変換し、(株)等の略を削除して「○○株式会社」、「株式会社○○」等に統一してもよい。
【0075】
また例えば、上述の実施形態において、アプローチ候補企業情報、アプローチ元企業情報、営業活動情報ついて、各種情報を「エリアタグ」、「事業タグ」等の分類を行って、タグ付けするものとして説明したが、特にこれに限定されない。
即ち、例えば、「設立年数」、「コンプライアンス」等、任意の分類を行って、タグ付けを行ってもよい。
【0076】
また例えば、上述の実施形態において、営業活動情報は、「商談」、「架電」、「拒否」に関する情報である、と説明したが、特にこれに限定されない。
即ち、上述の「商談」、「架電」、「拒否」の他の情報を含めてもよい。具体的に例えば、「商談に係った時間」、「アポイントを取るまでの架電の回数」等の情報を営業活動情報に含めてもよい。
更に、営業活動情報の「架電」は、架電以外の方法、例えば、FAX、メール、郵送DM等の方法であってもよい。
【0077】
また例えば、上述の実施形態において、アプローチ元企業情報として、少なくともアプローチ元企業の「業種」に関する情報のみを取得するものとして説明したが、とくにこれに限定されない。
即ち、サーバ1は、アプローチ元企業情報として、業種、業界、事業内容のうち何れか一つに関する情報もしくは、これらの情報を組み合わせて取得してもよい。
さらに言えば、サーバ1は、業種、業界、事業内容以外の情報、例えば、「会社名」、「郵便番号」、「住所」、「電話番号」、「URL」、「メディアへの露出度」、「資本金」等のいかなる情報を取得してもよい。
【0078】
また例えば、上述の実施形態において、アプローチ元企業の担当者等は、第1リスト及び第2リストに基づいて営業活動を行うものとして説明を行ったが、特にこれに限定されない。
即ち、営業活動は、アプローチ元企業の担当者に限らず、誰が行ってもよい。具体的に例えば、本サービスの提供者が営業活動を代行してもよい。
【0079】
また例えば、上述の実施形態において、アプローチ元企業、アプローチ候補企業等は、企業であることを前提として説明を行ったが、特にこれに限定されない。
即ち、アプローチ元企業、アプローチ候補企業等は、必ずしも企業である必要はなく、例えば非営利団体、独立行政法人、学校法人等のあらゆる組織であればよい。
なお、これは第1リスト及び第2リストに記載される企業についても同様であり、第1リスト及び第2リストには、営業活動の対象となり得るあらゆる組織が記載され得る。
【0080】
また例えば、上述の実施形態において、第2リストは、対象企業の営業活動情報と営業活動情報が類似する企業が記載されている、と説明したが、特にこれに限定されない。
即ち、他の情報と組み合わせてもよいし、類似以外の手法であってもよい。
具体的に例えば、アプローチ元企業とアプローチ候補企業の「業種」が一致又は類似することで、類似する企業としてもよい。
【0081】
また例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、
図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に
図3の例に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、
図3に特に限定されず、任意でよい。例えば、サーバ1の機能ブロックをアプローチ元企業端末2等に移譲させてもよい。逆にアプローチ元企業端末2の機能ブロックをサーバ1等に移譲させてもよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0082】
また例えば、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
【0083】
また例えば、このようなプログラムを含む記録媒体は、アプローチ元企業の担当者にプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でアプローチ元企業の担当者に提供される記録媒体等で構成される。
【0084】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0085】
換言すると、本発明が適用される情報処理システムは、上述の
図1の実施形態としての情報処理システムを含め、次のような構成を有する各種各様の実施態様を取ることができる。
以上を換言すると、本発明が適用される情報処理システムは、次のような構成を有していれば足り、各種各様な実施の形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理装置は、
アプローチ元営業主体に対して営業対象であるアポイント先の候補となるアプローチ候補営業主体を推薦する情報処理装置(例えば
図1のサーバ1)であって、
前記アプローチ元営業主体の少なくとも業種、業界、又は事業内容のうち何れか1つに関する情報を含む情報を、アプローチ元営業主体情報として取得するアプローチ元営業主体情報取得手段(例えば、
図3のアプローチ元企業情報取得部53)と、
前記アプローチ候補営業主体に関する情報を、アプローチ候補営業主体情報として取得するアプローチ候補営業主体情報取得手段(例えば、
図3のアプローチ候補企業情報取得部52)と、
前記アプローチ候補営業主体情報が取得された企業のうちの全部又は一部について、過去の営業活動に関する情報を、営業活動情報として取得する営業活動情報取得手段(例えば、
図3の営業活動情報取得部54)と、
前記アプローチ元営業主体情報、前記アプローチ候補営業主体情報及び前記営業活動情報に基づいて、営業先の候補となる営業主体を決定し、前記アプローチ元営業主体に推薦する推薦手段(例えば、
図3の第2リスト作成部57)と、
を備える。
【0086】
これにより、過去の営業活動に関する情報を少なくとも含む情報に基づいて、営業活動を効率的に行うことを補助する技術を提供することができる。
【0087】
また、前記営業活動情報は、前記営業活動情報の対象となる営業活動について、数値化した指標に関する情報を少なくとも含むことができる。
【0088】
これにより、サーバ1は、営業活動情報を数値化した指標として、第2リストの作成に使用することができる。
【0089】
また、前記推薦手段は、前記アプローチ元営業主体と前記営業活動情報が類似する営業主体を、前記営業先の候補となる前記営業主体として決定し、前記アプローチ元営業主体に推薦することができる。
【0090】
これにより、アプローチ元営業主体と営業活動情報が類似する営業主体が、営業先の候補となる営業主体として推薦される。即ち、営業活動に成功した若しくは成功の可能性が高い企業と、業種や事業規模といった一般的な情報が類似する企業であれば、商談が成功する可能性は当然高いことが推測される。その結果、より精度の高い推薦が可能となる。
【符号の説明】
【0091】
1・・・サーバ、2・・・アプローチ元企業端末、3・・・アプローチ候補企業端末、11・・・CPU、18・・・記憶部、19・・・通信部、51・・・第1リスト作成条件取得部、52・・・アプローチ候補企業情報取得部、53・・・アプローチ元企業情報取得部、54・・・営業活動情報、55・・・第1リスト作成部、56・・・第1リスト提示部、57・・・第2リスト作成部、58・・・推薦部、81・・・第1リスト作成条件送信制御部、82・・・第1リスト取得部、83・・・推薦取得部、84・・・営業活動情報送信制御部、100・・・アプローチ候補企業情報DB、110・・・アプローチ元企業情報DB、120・・・営業活動情報DB