特許 7566036 メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法、電子機器、ユーザー端末、ネットワークノード、システム及びコンピュータプログラム

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2024-10-03

(45)【発行日】2024-10-11

(54)【発明の名称】メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法、電子機器、ユーザー端末、ネットワークノード、システム及びコンピュータプログラム

(51)【国際特許分類】

   H04W 28/24 20090101AFI20241004BHJP

   H04W 76/12 20180101ALI20241004BHJP

   H04W 80/10 20090101ALI20241004BHJP

   H04W 88/18 20090101ALI20241004BHJP

【ＦＩ】

H04W28/24

H04W76/12

H04W80/10

H04W88/18

【請求項の数】 19

(21)【出願番号】P 2022560966

(86)(22)【出願日】2021-09-18

(65)【公表番号】

(43)【公表日】2023-05-19

(86)【国際出願番号】 CN2021119206

(87)【国際公開番号】W WO2022068619

(87)【国際公開日】2022-04-07

【審査請求日】2022-10-05

(31)【優先権主張番号】202011064131.8

(32)【優先日】2020-09-30

(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN

(73)【特許権者】

【識別番号】517392436

【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技（深▲セン▼）有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＴＥＮＣＥＮＴ ＴＥＣＨＮＯＬＯＧＹ （ＳＨＥＮＺＨＥＮ） ＣＯＭＰＡＮＹ ＬＩＭＩＴＥＤ

【住所又は居所原語表記】３５／Ｆ，Ｔｅｎｃｅｎｔ Ｂｕｉｌｄｉｎｇ，Ｋｅｊｉｚｈｏｎｇｙｉ Ｒｏａｄ，Ｍｉｄｗｅｓｔ Ｄｉｓｔｒｉｃｔ ｏｆ Ｈｉ－ｔｅｃｈ Ｐａｒｋ，Ｎａｎｓｈａｎ Ｄｉｓｔｒｉｃｔ， Ｓｈｅｎｚｈｅｎ，Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ ５１８０５７，ＣＨＩＮＡ

(74)【代理人】

【識別番号】100110364

【弁理士】

【氏名又は名称】実広 信哉

(74)【代理人】

【識別番号】100150197

【弁理士】

【氏名又は名称】松尾 直樹

(72)【発明者】

【氏名】▲張▼ 卓▲ユン▼

【審査官】谷岡 佳彦

(56)【参考文献】

【文献】欧州特許出願公開第０３７０３３３９（ＥＰ，Ａ１）

【文献】特表２０２２－５０６６２４（ＪＰ，Ａ）

【文献】Qualcomm Inc.，Network Assistance for Traffic Handling in Downlink Streaming[online]，3GPP TSG SA WG4 #106 S4-19，Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG4_CODEC/TSGS4_106_Busan/Docs/S4-191124.zip>，2019年

【文献】BBC, Tencent, Sony, Ericsson LM, Qualcomm Incorporated, Enensys，Consolidated changes from SA4#108-e and SA4#109-e[online]，3GPP TSG SA WG4 #109-e S4-200882，Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG4_CODEC/TSGS4_109-e/Docs/S4-200882.zip>，2020年06月，p.11,28-32,40-44,48-50

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｈ０４Ｂ ７／２４－ ７／２６

Ｈ０４Ｗ ４／００－９９／００

３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１－４

ＳＡ ＷＧ１－４

ＣＴ ＷＧ１、４

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

ユーザー端末により実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
データネットワークにおけるネットワークノードから、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を受信するステップであって、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む、ステップと、
開始対象のメディアストリーミングタスク及び前記ポリシーテンプレート情報に基づいて、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、
前記開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができるプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションが存在するか否かを決定するステップであって、前記ＰＤＵセッションは前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備える、ステップと、
前記ＰＤＵセッションが存在する場合に、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを前記ＰＤＵセッションにバインディングするステップと、
前記ＰＤＵセッションが存在しない場合に、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを確立するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴はセッション及びタスク連続性（ＳＳＣ）モードであり、且つ
前記ＳＳＣモードはポリシーテンプレートリソースのプロパティーの形式で、前記ポリシーテンプレート情報に伴って前記データネットワークにおけるネットワークノードからユーザー端末に送信される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法。

【請求項2】

ユーザー端末により実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
データネットワークにおけるネットワークノードから、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を受信するステップであって、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む、ステップと、
開始対象のメディアストリーミングタスク及び前記ポリシーテンプレート情報に基づいて、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、
前記開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができるプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションが存在するか否かを決定するステップであって、前記ＰＤＵセッションは前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備える、ステップと、
前記ＰＤＵセッションが存在する場合に、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを前記ＰＤＵセッションにバインディングするステップと、
前記ＰＤＵセッションが存在しない場合に、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを確立するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴はセッション及びタスク連続性（ＳＳＣ）モードであり、且つ
前記ＳＳＣモードはポリシーテンプレートリソースにおけるアプリケーションセッションコンテキストにおけるパラメータの形式で、前記ポリシーテンプレート情報に伴って前記データネットワークにおけるネットワークノードからユーザー端末に送信される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法。

【請求項3】

ユーザー端末により実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
データネットワークにおけるネットワークノードから、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を受信するステップであって、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む、ステップと、
開始対象のメディアストリーミングタスク及び前記ポリシーテンプレート情報に基づいて、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、
前記開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができるプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションが存在するか否かを決定するステップであって、前記ＰＤＵセッションは前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備える、ステップと、
前記ＰＤＵセッションが存在する場合に、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを前記ＰＤＵセッションにバインディングするステップと、
前記ＰＤＵセッションが存在しない場合に、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを確立するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクは少なくとも一種のタスクタイプのメディアストリーミングタスクを含み、前記方法は、
前記データネットワークにおけるネットワークノードから、前記ポリシーテンプレート情報に対応する少なくとも１つのタスク区分子を受信するステップであって、前記タスク区分子は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なるタスクタイプのメディアストリーミングタスクを区別することに用いられる、ステップと、
前記ポリシーテンプレート情報に対応する少なくとも１つのタスク区分子に基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける一種のタスクタイプのメディアストリーミングタスクに対応するタスク区分子を決定するステップと、
前記タスク区分子に基づいて、該タスクタイプのメディアストリーミングタスクを前記ＰＤＵセッションにおける前記タスク区分子と対応するサービス品質（ＱｏＳ）ストリーミングにバインディングするステップと、をさらに含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法。

【請求項4】

データネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
コアネットワークにおけるネットワークノードに少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信するステップと、
前記コアネットワークにおけるネットワークノードから前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を受信するステップと、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定するステップであって、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む、ステップと、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報をユーザー端末に送信するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
前記コアネットワークにおけるネットワークノードに前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクに対応する少なくとも１つのタスク区分子を送信するステップであって、前記タスク区分子は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なるタスクタイプのメディアストリーミングタスクを区別することに用いられる、ステップをさらに含み、
前記タスク区分子は、第４バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ４）に対するサービスタイプ情報（ＴＯＳ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対する通信分類情報（Ｔｒａｆｆｉｃ ｃｌａｓｓ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対するフローラベル情報、及びデータパケットフィルタ方向情報のうちの少なくとも１つを含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法。

【請求項5】

データネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
コアネットワークにおけるネットワークノードに少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信するステップと、
前記コアネットワークにおけるネットワークノードから前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を受信するステップと、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定するステップであって、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む、ステップと、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報をユーザー端末に送信するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
前記コアネットワークにおけるネットワークノードに前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクに対応するタスクストリーミングタイプ指定子を送信するステップであって、前記タスクストリーミングタイプ指定子は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なる機能のメディアストリーミングタスクを記述することに用いられる、ステップをさらに含み、
前記コアネットワークにおけるネットワークノードから前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を受信する前記ステップは、
前記コアネットワークにおけるネットワークノードから前記タスクストリーミングタイプ指定子に対応するメディアストリーミングタスクの連続性特徴を受信するステップを含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法。

【請求項6】

データネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
コアネットワークにおけるネットワークノードに少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信するステップと、
前記コアネットワークにおけるネットワークノードから前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を受信するステップと、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定するステップであって、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む、ステップと、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報をユーザー端末に送信するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
前記コアネットワークにおけるネットワークノードから少なくとも１つのタスク区分子を受信するステップであって、前記タスク区分子は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なるタスクタイプのメディアストリーミングタスクを区別することに用いられる、ステップをさらに含み、
前記タスク区分子は、第４バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ４）に対するサービスタイプ情報（ＴＯＳ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対する通信分類情報（Ｔｒａｆｆｉｃ ｃｌａｓｓ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対するフローラベル情報、及びデータパケットフィルタ方向情報のうちの少なくとも１つを含み、
前記タスク区分子は前記コアネットワークにおけるネットワークノードによって該ネットワークノードのネットワークポリシー、又はローカル構成情報に基づいて決定される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法。

【請求項7】

コアネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
データネットワークにおけるネットワークノードから少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを受信するステップと、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、
前記データネットワークにおけるネットワークノードに前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を送信するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定する前記ステップは、
前記データネットワークにおけるネットワークノードから前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクに対応する少なくとも１つのタスク区分子を受信するステップであって、前記タスク区分子は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なるタスクタイプのメディアストリーミングタスクを区別することに用いられ、
前記タスク区分子は、第４バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ４）に対するサービスタイプ情報（ＴＯＳ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対する通信分類情報（Ｔｒａｆｆｉｃ ｃｌａｓｓ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対するフローラベル情報、及びデータパケットフィルタ方向情報のうちの少なくとも１つを含む、ステップと、
前記少なくとも１つのタスク区分子及び前記連続性ニーズに基づいて、少なくとも一種のタスクタイプのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法。

【請求項8】

コアネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
データネットワークにおけるネットワークノードから少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを受信するステップと、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、
前記データネットワークにおけるネットワークノードに前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を送信するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定する前記ステップは、
ネットワークポリシー、又はローカル構成情報に基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクに対応する少なくとも１つのタスク区分子を決定するステップであって、前記タスク区分子は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なるタスクタイプのメディアストリーミングタスクを区別することに用いられ、前記タスク区分子は、第４バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ４）に対するサービスタイプ情報（ＴＯＳ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対する通信分類情報（Ｔｒａｆｆｉｃ ｃｌａｓｓ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対するフローラベル情報、及びデータパケットフィルタ方向情報のうちの少なくとも１つを含む、ステップと、
前記少なくとも１つのタスク区分子及び前記連続性ニーズに基づいて、少なくとも一種のタスクタイプのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法。

【請求項9】

コアネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
データネットワークにおけるネットワークノードから少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを受信するステップと、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、
前記データネットワークにおけるネットワークノードに前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を送信するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定する前記ステップは、
前記データネットワークにおけるネットワークノードから前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの機能に対応するタスクストリーミングタイプ指定子を受信するステップであって、前記タスクストリーミングタイプ指定子は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なる機能のメディアストリーミングタスクを記述することに用いられる、ステップと、
前記タスクストリーミングタイプ指定子及び前記連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの機能に対応するタスク区分子及び前記タスク区分子に対応する連続性特徴を決定するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法。

【請求項10】

コアネットワークにおけるネットワークノードは、ネットワーク公開機能を制御することに用いられるネットワークノードと、ネットワークポリシー及び課金ルール機能を制御することに用いられるネットワークノードと、を含む、請求項７～９のいずれか一項に記載の方法。

【請求項11】

データネットワークにおけるネットワークノードと、コアネットワークにおけるネットワークノードと、ユーザー端末と、を含むシステムにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
前記データネットワークにおけるネットワークノードにより、前記コアネットワークにおけるネットワークノードに少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信するステップと、
前記コアネットワークにおけるネットワークノードにより、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、
前記コアネットワークにおけるネットワークノードにより、前記データネットワークにおけるネットワークノードに前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を送信するステップと、
前記データネットワークにおけるネットワークノードにより、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定するステップであって、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む、ステップと、
前記データネットワークにおけるネットワークノードにより、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を前記ユーザー端末に送信するステップと、
ユーザー端末により、開始対象のメディアストリーミングタスク及び前記ポリシーテンプレート情報に基づいて、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、
前記ユーザー端末により、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができるプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションが存在するか否かを決定するステップであって、前記ＰＤＵセッションは前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備える、ステップと、
前記ＰＤＵセッションが存在する場合に、前記ユーザー端末により、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを前記ＰＤＵセッションにバインディングするステップと、
前記ＰＤＵセッションが存在しない場合に、前記ユーザー端末により、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを確立するステップと、を含む、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法であって、
前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴はセッション及びタスク連続性（ＳＳＣ）モードであり、且つ
前記ＳＳＣモードはポリシーテンプレートリソースのプロパティーの形式で、前記ポリシーテンプレート情報に伴って前記データネットワークにおけるネットワークノードからユーザー端末に送信される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法。

【請求項12】

電子機器であって、
プロセッサと、
メモリと、を含み、前記メモリにおいてコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサにより前記コンピュータプログラムを実行するときに、請求項１～３のいずれか一項に記載の方法を実行する、電子機器。

【請求項13】

電子機器であって、
プロセッサと、
メモリと、を含み、前記メモリにおいてコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサにより前記コンピュータプログラムを実行するときに、請求項４～６のいずれか一項に記載の方法を実行する、電子機器。

【請求項14】

電子機器であって、
プロセッサと、
メモリと、を含み、前記メモリにおいてコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサにより前記コンピュータプログラムを実行するときに、請求項７～１０のいずれか一項に記載の方法を実行する、電子機器。

【請求項15】

メディアストリーミングタスクの伝送を制御するシステムであって、ユーザー端末と、データネットワークにおけるネットワークノードと、コアネットワークにおけるネットワークノードとを含み、
請求項１１に記載の方法を実行する、ように構成される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御するシステム。

【請求項16】

コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されるときに、請求項１～３のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成される、コンピュータプログラム。

【請求項17】

コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されるときに、請求項４～６のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成される、コンピュータプログラム。

【請求項18】

コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されるときに、請求項７～１０いずれか一項に記載の方法を実施するように構成される、コンピュータプログラム。

【請求項19】

コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されるときに、請求項１１に記載の方法を実施するように構成される、コンピュータプログラム。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本願は無線通信分野に関し、より具体的には、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法、電子機器、メディアストリーミングタスクの伝送を制御するユーザー端末、データネットワークにおけるネットワークノード及びコアネットワークにおけるネットワークノード、メディアストリーミングタスクの伝送を制御するシステム、並びに不揮発性コンピュータ可読記憶媒体に関する。

【0002】

本願は、２０２０年９月３０日に中国特許局に提出された、出願番号が２０２０１１０６４１３１．８であり、出願の名称が「メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法及び電子機器」である中国特許出願の優先権を主張する。

【背景技術】

【0003】

従来の通信システムと比較して、５Ｇシステムは多くの新しい特性を提供しており、例えば、高ビットレート及び低遅延を有する移動広帯域接続、ネットワークスライス、分散型及びモバイルエッジコンピューティング等があり、オーディオ及びビデオストリーミングサービス品質及び効率を向上させることができる。また、従来の２Ｄビデオ以外の新型サービス（例えば、仮想現実及び複合現実）を提供することができ、これは技術的にも商業的にも新しい機会を提供する。

【0004】

現状では、５Ｇメディアストリーミングアーキテクチャ（５ＧＭＳＡ）はより簡単でモジュール化された設計を提供し、それにより第３者のコンテンツサービスプロバイダ、放送局及び移動ネットワークオペレータは様々な程度において協力することができる。そのポイントは、能力公開（ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ ｅｘｐｏｓｕｒｅ）の概念を利用して、外部サービスプロバイダに５Ｇネットワーク及び機器機能と対話する簡単な方式を提供し、且つ５Ｇにより提供された機能を使用してより優れたメディアサービスを提供するものである。

【0005】

現状の第３世代パートナーシッププロジェクト技術仕様（Ｔｈｉｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ Ｔｅｃｈｎｉｃａｌ Ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎ、３ＧＰＰ ＴＳ）において、メディアストリーミングの伝送のために５Ｇメディアストリーミングシステム（５ＧＭＳ）を提供している。５ＧＭＳシステムは、５Ｇメディアストリーミングアーキテクチャのアプリケーション機能、アプリケーションサーバ、端末機器及びインタフェースの集合であり、それは下りメディアストリーミングサービス又は上りメディアストリーミングサービス又は両方をサポートする。プロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションのために異なる連続性モードを設定することにより、異なるＰＤＵセッションに異なる連続性を提供する。

【0006】

しかしながら、現在の５ＧＭＳシステムによるメディアストリーミングやデータストリーミングの伝送に対する制御はまだ十分に精細ではない。例えば、現在の５ＧＭＳシステムのネットワーク側機器は、同じＩＰアドレス及びポート番号を備える複数のメディアストリーミングタスクデータを区別することができない。且つ現在の５ＧＭＳシステムのネットワーク側機器とアプリケーションサーバとの対話過程において、異なるタイプのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを考慮しておらず、従って、タスク連続性ニーズの対話及びネゴシエーションを実現することができない。

【発明の概要】

【課題を解決するための手段】

【0007】

従来技術において存在している問題点を解消するために、本願は、ユーザー端末により実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法、データネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法、コアネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法、並びに相応な電子機器、ユーザー端末、ネットワークノード、システム及び不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を提案する。

【0008】

本願の実施例はメディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法を提供している。該方法は、データネットワークにおけるネットワークノードから、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を受信するステップであって、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む、ステップと、開始対象のメディアストリーミングタスク及び前記ポリシーテンプレート情報に基づいて、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができるプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションが存在するか否かを決定するステップであって、前記ＰＤＵセッションは前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備える、ステップと、前記ＰＤＵセッションが存在する場合に、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを前記ＰＤＵセッションにバインディングするステップと、前記ＰＤＵセッションが存在しない場合に、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを確立するステップと、を含む。

【0009】

本願の実施例はメディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法を提供している。該方法は、コアネットワークにおけるネットワークノードに少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信するステップと、前記コアネットワークにおけるネットワークノードから前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を受信するステップと、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定するステップであって、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む、ステップと、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報をユーザー端末に送信するステップと、を含む。

【0010】

本願の実施例はコアネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法を提供している。該方法は、データネットワークにおけるネットワークノードから少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを受信するステップと、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、前記データネットワークにおけるネットワークノードに前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を送信するステップと、を含む。

【0011】

本願の実施例はメディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法を提供している。該方法は、データネットワークにおけるネットワークノードにより、コアネットワークにおけるネットワークノードに少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信するステップと、前記コアネットワークにおけるネットワークノードにより、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、前記コアネットワークにおけるネットワークノードにより、前記データネットワークにおけるネットワークノードに前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を送信するステップと、前記データネットワークにおけるネットワークノードにより、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定するステップであって、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む、ステップと、前記データネットワークにおけるネットワークノードにより、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報をユーザー端末に送信するステップと、ユーザー端末により、開始対象のメディアストリーミングタスク及び前記ポリシーテンプレート情報に基づいて、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するステップと、前記ユーザー端末により、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができるプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションが存在するか否かを決定するステップであって、前記ＰＤＵセッションは前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備える、ステップと、前記ＰＤＵセッションが存在する場合に、前記ユーザー端末により、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを前記ＰＤＵセッションにバインディングするステップと、前記ＰＤＵセッションが存在しない場合に、前記ユーザー端末により、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを確立するステップと、を含む。

【0012】

本願の実施例は不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を提供しており、それにおいてコンピュータコマンドが記憶され、該コンピュータコマンドがプロセッサにより実行されるときに、上記方法は実現される。

【0013】

本願の別の態様に従って、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供しており、該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータコマンドを含み、該コンピュータコマンドは不揮発性コンピュータ可読記憶媒体において記憶されている。コンピュータ機器のプロセッサはコンピュータ可読媒体から該コンピュータコマンドを読み取り、プロセッサは該コンピュータコマンドを実行し、該コンピュータ機器に上記各態様又は上記各態様のさまざまな選択可能な実現方式において提供された方法を実行させる。

【0014】

本願の実施例は電子機器を提供しており、プロセッサと、メモリとを含み、前記メモリにおいてコンピュータ実行可能プログラムが記憶されており、前記プロセッサにより前記コンピュータ実行可能プログラムを実行するときに、上記方法を実行する。

【0015】

本願の実施例はメディアストリーミングタスクの伝送を制御するユーザー端末を提供している。前記ユーザー端末は、メモリと、前記メモリに操作可能に結合される１つ又は複数のプロセッサとを含み、前記メモリ及び前記１つ又は複数のプロセッサは、データネットワークにおけるネットワークノードから、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を受信し、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含み、開始対象のメディアストリーミングタスク及び前記ポリシーテンプレート情報に基づいて、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定し、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができるプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションが存在するか否かを決定し、ここで、前記ＰＤＵセッションは前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備え、前記ＰＤＵセッションが存在する場合に、前記開始対象のメディアフロータスクを前記ＰＤＵセッションにバインディングし、前記ＰＤＵセッションが存在しない場合に、前記開始対象のメディアフロータスクの連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを確立する、ように構成される。

【0016】

本願の実施例はメディアストリーミングタスクの伝送を制御するユーザー端末を提供している。前記ユーザー端末は、受信ユニットと、第１決定ユニットと、第２決定ユニットと、セッションユニットと、を含み、前記受信ユニットは、データネットワークにおけるネットワークノードから、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を受信するように構成され、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含み、前記第１決定ユニットは、開始対象のメディアストリーミングタスク及び前記ポリシーテンプレート情報に基づいて、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するように構成され、前記第２決定ユニットは、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができるプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションが存在するか否かを決定するように構成され、ここで、前記ＰＤＵセッションは前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備え、前記セッションユニットは、前記ＰＤＵセッションが存在する場合に、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを前記ＰＤＵセッションにバインディングし、前記ＰＤＵセッションが存在しない場合に、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを確立するように構成される。

【0017】

本願の実施例はメディアストリーミングタスクの伝送を制御するデータネットワークにおけるネットワークノードを提供している。前記データネットワークにおけるネットワークノードは、メモリと、前記メモリに操作可能に結合される１つ又は複数のプロセッサとを含み、前記メモリ及び前記１つ又は複数のプロセッサは、コアネットワークにおけるネットワークノードに少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信し、前記コアネットワークにおけるネットワークノードから前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を受信し、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定し、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含み、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報をユーザー端末に送信する、ように構成される。

【0018】

本願の実施例はメディアストリーミングタスクの伝送を制御するデータネットワークにおけるネットワークノードを提供している。前記データネットワークにおけるネットワークノードは、第１送信ユニットと、受信ユニットと、決定ユニットと、第２送信ユニットと、を含み、前記第１送信ユニットは、コアネットワークにおけるネットワークノードに少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信するように構成され、前記受信ユニットは、前記コアネットワークにおけるネットワークノードから前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を受信するように構成され、前記決定ユニットは、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定するように構成され、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含み、前記第２送信ユニットは、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報をユーザー端末に送信するように構成される。

【0019】

本願の実施例はメディアストリーミングタスクの伝送を制御するコアネットワークにおけるネットワークノードを提供しており、メモリと、前記メモリに操作可能に結合される１つ又は複数のプロセッサとを含み、前記メモリ及び前記１つ又は複数のプロセッサは、データネットワークにおけるネットワークノードから少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを受信し、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定し、前記データネットワークにおけるネットワークノードに前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を送信する、ように構成される。

【0020】

本願の実施例はメディアストリーミングタスクの伝送を制御するコアネットワークにおけるネットワークノードを提供しており、受信ユニットと、決定ユニットと、送信ユニットと、を含み、前記受信ユニットは、データネットワークにおけるネットワークノードから少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを受信するように構成され、前記決定ユニットは、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定するように構成され、前記送信ユニットは、前記データネットワークにおけるネットワークノードに前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を送信するように構成される。

【0021】

本願の実施例はメディアストリーミングタスクの伝送を制御するシステムを提供しており、ユーザー端末と、データネットワークにおけるネットワークノードと、コアネットワークにおけるネットワークノードとを含み、ここで、前記データネットワークにおけるネットワークノードは、前記コアネットワークにおけるネットワークノードに少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信し、前記コアネットワークにおけるネットワークノードから前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を受信し、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定し、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含み、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を前記ユーザー端末に送信する、ように構成され、前記コアネットワークにおけるネットワークノードは、前記データネットワークにおけるネットワークノードから少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを受信し、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定し、前記データネットワークにおけるネットワークノードに前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を送信する、ように構成され、前記ユーザー端末は、前記データネットワークにおけるネットワークノードから、前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を受信し、前記ポリシーテンプレート情報は前記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含み、開始対象のメディアストリーミングタスク及び前記ポリシーテンプレート情報に基づいて、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定し、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができるプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションが存在するか否かを決定し、前記ＰＤＵセッションは前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備え、前記ＰＤＵセッションが存在する状況下で、前記開始対象のメディアストリーミングタスクを前記ＰＤＵセッションにバインディングし、前記ＰＤＵセッションが存在しない場合に、前記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを確立する、ように構成される。

【0022】

本願の実施例において、ネットワーク側の機器から連続性特徴付きのポリシーテンプレートを受信することによって、ユーザー端末はメディアストリーミングのタスクを開始又は変更するときに、適切な連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを使用して該メディアストリーミングのタスクを搭載することができる。これにより、ユーザー端末は移動が発生するときに該メディアストリーミングタスクの連続性制御を実現することができる。これにより、従来技術において、移動ネットワーク側機器がタスクの実際のニーズに従ってユーザー端末の特定のタイプのメディアストリーミングタスクのために対応するタスク連続性を構成できないという問題を解決する。

【0023】

図面と組み合わせて本願の実施例をより詳細に記述することによって、本願の上記及び他の目的、特徴及び長所がより明らかになる。図面は本願の実施例に対する更なる理解を提供することに用いられ、且つ明細書の一部を構成し、本願の実施例とともに本願を解釈することに用いられ、本願に対する制限を構成しない。図面において、同じ参照番号は通常、同じ部材又はステップを表す。

【図面の簡単な説明】

【0024】

【図1】それに本願の実施例が適用できる通信システムの一種のアーキテクチャを示す。

【図2A】本願の実施例に係る、それに本願の実施例が適用できる、ユーザー端末により実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法のフローチャートを示す。

【図2B】本願の実施例に係る、それに本願の実施例が適用できる、ユーザー端末により実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法の模式図を示す。

【図3A】本願の実施例に係る、データネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法のフローチャートを示す。

【図3B】本願の実施例に係る、それに本願の実施例が適用できる、データネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法の模式図を示す。

【図4】本願の実施例に係る、データネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法のフローチャートを示す。

【図5】本願の実施例に係る、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法のフローチャートを示す。

【図6】本願の実施例に係る電子機器のアーキテクチャを示す。

【発明を実施するための形態】

【0025】

本願の目的、技術的手段及び利点をより明らかにするために、以下、図面を参照して本願に従う例示的な実施例を詳細に記述する。図面において、同じ参照番号は常に同じ素子を表す。理解すべきであるように、ここで記述される実施例は単に説明するためのものであり、本願の範囲を制限するものとして解釈すべきではない。

【0026】

現在の５ＧＭＳシステムにおいて、ネットワーク側機器がユーザー端末に送信するメディアストリーミングタスクの制御ポリシーはメディアストリーミングのタスクの連続性問題を考慮していない。同時に、ネットワーク側がユーザー端末に送信した、メディアストリーミングの制御ポリシーに関連するフロー記述子においては、ＩＰストリーミングの方向情報（例えば、ＩＰストリーミングはアップリンクに属するか、ダウンリンクに属するか）、送信元ＩＰアドレス、宛先ＩＰアドレス、ＩＰプロトコル、送信元ＩＰポート、及び宛先ＩＰポートという情報のみが含まれる。メディアストリーミングタスクはさらに広義のインターネットデータタスクに拡張することもできる。

【0027】

従って、現在の５ＧＭＳシステムのネットワーク側機器は同じＩＰアドレス及びポート番号を備える複数のメディアストリーミングタスクタイプのデータを区別することができない。且つ現在の５ＧＭＳシステムのネットワーク側機器とユーザー端末との対話過程において、５ＧＭＳシステムのネットワーク側機器はマルチメディアタスクの実際のタスク連続性ニーズに従ってメディアストリーミングタスクのために対応可能なタスク連続性を構成していない。

【0028】

従来技術において存在している問題点を解消するために、本願は、ユーザー端末により実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法、データネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法、コアネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法、並びに相応な電子機器、ユーザー端末、ネットワークノード、システム及び不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を提案する。

【0029】

本願の実施例において、ネットワーク側の機器から連続性特徴付きのポリシーテンプレートを受信することによって、ユーザー端末はメディアストリーミングのタスクを開始又は変更するときに、適切な連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを使用して該メディアストリーミングのタスクを搭載することができる。これにより、ユーザー端末は移動が発生するときに該メディアストリーミングタスクの連続性制御を実現することができる。これにより、従来技術において、ネットワーク側機器がマルチメディアタスクの実際のタスク連続性ニーズに従ってユーザー端末の特定のタイプのメディアストリーミングタスクに相応なタスク連続性を構成できないという問題を解決する。

【0030】

本願の実施例において、ネットワーク側の機器からタスク区分子を受信することによって、ユーザー端末はメディアストリーミングのタスクを開始又は変更するときに、あるメディアストリーミングタスクを異なるタイプのタスクストリーミングに分け、且つそれらのタスクストリーミングを同一ＰＤＵセッションにおける異なるＱｏＳ（サービス品質）ストリーミングを利用して搭載することができ、これによって、現在の５ＧＭＳシステムによるメディアストリーミングやデータストリーミングに対する伝送をより精細に制御する。

【0031】

本願の実施例において、データネットワーク（ＤＮ）のネットワークノードは、コアネットワーク（ＣＮ）のネットワークノードと少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴をネゴシエーションすることができ、それによりネットワーク側がメディアストリーミングタスクを伝送するときにタスク連続性を制御できることを実現する。

【0032】

本願の実施例において、ネットワーク側の機器及びユーザー端末はタスク区分子を利用してメディアストリーミングタスクの細分化タイプを識別し、且つタスクストリーミングタイプ指定子を使用して同じタスク区分子を備えるメディアストリーミングタスクをさらに分割することができ、それによりメディアストリーミングタスクに対するより精細なＱｏＳ制御及びタスク連続性制御を実現する。

【0033】

図１を参照しながら、それに本願の実施例が適用できる通信システムのアーキテクチャを記述する。該通信システムは５Ｇシステムを含んでもよく、何らのその他のタイプの無線通信システム、例えば、６Ｇ通信システム等を含んでもよい。以下では、５Ｇシステムを例として本願の実施例を記述するが、理解されるように、以下の記述はその他のタイプの無線通信システムにも適用できる。

【0034】

図１は、本願の実施例の方法が適用できる通信システムのアーキテクチャを示す。

【0035】

以下、図１における各エンティティを簡単に記述する。

【0036】

ＵＥ１０１（すなわちユーザー端末）は、ユーザー機器（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）と呼ばれてもよく、それはユーザーに音声及び／又はデータ連通性を提供する機器であってもよい。ＵＥ１０１は無線アクセスネットワーク（Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＲＡＮ）を経由して１つ又は複数のタスクサーバと通信できる。ＵＥ１０１は移動端末、例えば、携帯電話（又は「セルラー」電話と呼ばれる）、又は移動端末を有するコンピュータであってもよく、例えば、ＵＥ１０１はポータブル型、ポケット型、手持ち型、コンピュータ内蔵型又は車載型の移動装置であってもよく、例えば、加入者ユニット（Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｕｎｉｔ）、加入者ステーション（Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ）、移動ステーション（Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）、移動局（Ｍｏｂｉｌｅ）、リモートステーション（Ｒｅｍｏｔｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）、アクセスポイント（Ａｃｃｅｓｓ Ｐｏｉｎｔ）、リモート端末（Ｒｅｍｏｔｅ Ｔｅｒｍｉｎａｌ）、アクセス端末（Ａｃｃｅｓｓ Ｔｅｒｍｉｎａｌ）、ユーザー装置（Ｕｓｅｒ Ｔｅｒｍｉｎａｌ）、ユーザーエージェント（Ｕｓｅｒ Ａｇｅｎｔ）又はユーザー機器（Ｕｓｅｒ Ｄｅｖｉｃｅ）である。

【0037】

ＵＥ１０１と（無線）アクセスネットワーク（（Ｒａｄｉｏ） Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ、（Ｒ）ＡＮ）１０２（以下、（Ｒ）ＡＮ１０２と記す）とは無線エアインタフェースによって無線接続を確立する。選択可能に、該無線エアインタフェースは５Ｇ標準に基づく無線エアインタフェースであり、例えば、該無線エアインタフェースはＮＲであり、又は、該無線エアインタフェースは５Ｇの次世代移動通信ネットワーク技術標準（例えば、６Ｇ）に基づく無線エアインタフェースであってもよい。アクセスネットワークは、無線アクセスネットワークに加えて、Ｗｉｆｉ、ブルートゥース（登録商標）、衛星等のアクセス技術を含んでもよい。

【0038】

図１に示すように、ＵＥ１０１においては、複数のモジュール又は回路を含んで５Ｇ通信システムにおけるさまざまな機能を実現する。ＵＥ１０１においては、５ＧＭＳクライアント端末（５ＧＭＳ Ｃｌｉｅｎｔ）１０１１と、５ＧＭＳ感知アプリケーション（５ＧＭＳ Ａｗａｒｅ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ）１０１２とが含まれる。

【0039】

ここで、５ＧＭＳ感知アプリケーション１０１２は、５ＧＭＳアプリケーションプログラムプロバイダにより提供され、ＵＥ側にインストールされた一種の機能エンティティであり、主に５ＧＭＳクライアント端末１０１１以外の他の機能（例えば、信頼できないデータの伝送又は非メディア関連機能）を実現することに用いられる。５ＧＭＳ感知アプリケーション１０１２は５ＧＭＳ体系構造において定義されたインタフェース（例えば、図１におけるＭ８インタフェース）によってネットワーク側の５ＧＭＳアプリケーション提供者１０２３と対話し、又はアプリケーションプログラムインタフェース（例えば、図１におけるＭ６及びＭ７インタフェース）によって５ＧＭＳクライアント端末と対話することができる。

【0040】

５ＧＭＳクライアント端末１０１１は、ＵＥ１０１における、５Ｇメディアストリーミングの伝送を制御することに用いられる別の機能エンティティであり、それはダウンリンク、アップリンク、又はそれら両方に用いることができる。５ＧＭＳクライアント端末は、内部又は外部メディアアプリケーションプログラム、例えばアプリケーションプログラムにより制御可能であり、アプリケーションプログラム又はコンテンツサービスプロバイダの特定のロジックを実現し、且つメディアセッションの確立を許可する。５ＧＭＳクライアント端末１０１１は、５Ｇメディアストリーミング処理装置１０１１２と、５Ｇメディアセッション処理装置１０１１１とを含んでもよい。

【0041】

５Ｇメディアセッション処理装置１０１１１は、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１と通信でき、それによってメディアセッションの転送を確立、制御及びサポートする。メディアセッション処理装置１０１１１は５ＧＭＳ感知アプリケーション１０１２及びメディアストリーミング処理装置１０１１２により使用可能なアプリケーションプログラムインタフェースＭ６を提供（ｅｘｐｏｓｅ）することができる。メディアセッション処理装置１０１１１の主な機能は、ストリーミングメディア通信のセッションレベルの制御、性能指標の収集及び報告、使用量の報告、ネットワーク補助機能の提供、異なるＵＥメディア機能と対話するメディア制御インタフェースの構成、メディアセッション管理に用いられるメディア制御インタフェースの構成、及び性能指標の収集及び報告に用いられる制御インタフェースの構成等を含む。

【0042】

５Ｇメディアストリーミング処理装置１０１１２は、メディアストリーミングコンテンツを伝送することができ、且つ５ＧＭＳ感知アプリケーション１０１２にメディア再生に用いられるアプリケーションプログラムインタフェースＭ７を提供し、且つメディアセッション処理装置１０１１１にメディアストリーミングセッション制御に用いられるアプリケーションプログラムインタフェースＭ７を提供することができる。すなわち、アプリケーションプログラムインタフェースＭ７は５ＧＭＳ感知アプリケーション１０１２との対話を実現することができるだけでなく、メディアセッション処理装置１０１１１との対話を実現することができる。

【0043】

５ＧＭＳシステムのネットワーク側は図１におけるデータネットワーク（Ｄａｔａ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＤＮ）１０２と、コアネットワーク（Ｃｏｒｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＣＮ）１０３とを含んでもよい。

【0044】

ＣＮ１０３は５Ｇ通信に用いることができるコアネットワークである。ＣＮ１０３はＮＥＦ（ネットワーク公開機能に用いられるネットワークノード）１０３１と、ＰＣＦ（ポリシー及び課金ルール機能に用いられるネットワークノード）１０３２とを含む。当業者が理解すべきであるように、ＣＮ１０３はさらに後の世代の通信ネットワーク、例えば６Ｇをサポートすることができる。

【0045】

ＤＮ１０２は端末のためにデータサービスを提供するためのネットワークである。例えば、ＤＮ１０２におけるいくつかのネットワークノードはＵＥ１０１のためにインターネットアクセス機能を提供するタスクサーバであり、ＤＮ１０２における別のいくつかのネットワークノードはＵＥ１０１のためにショートメッセージ機能を提供するタスクサーバ等である。ＤＮ１０２において主に５ＧＭＳ ＡＦ（メディアストリーミングタスク機能を制御することに用いられる５Ｇネットワークノード）１０２１、５ＧＭＳ ＡＳ（５Ｇストリーミングメディア専用のアプリケーションサーバ）１０２２、及び５Ｇアプリケーション提供者１０２３が含まれる。

【0046】

５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はＤＮ１０２におけるメディアストリーミング機能を制御するための専用のネットワークノードである。図１に示すように、５Ｇメディアストリーミングタスクについて言えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はインタフェースＭ５によってメディアセッション処理装置１０１１１にメディアストリーミングセッション構成情報を提供することができ、それによりメディアストリーミングセッションの処理及び制御を実現し、且つメディアストリーミングコンテンツの伝送を補助する。例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はサーバアドレス、発行トラフィックレポートポリシー、性能指標報告ポリシー、及びネットワーク補助情報に関連する構成等を提供することができる。

【0047】

５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はインタフェースＭ５によって、メディアセッション処置装置１０１１１にメディアストリーミングタスク機能を制御するポリシーテンプレート等の情報を発行することにより、メディアストリーミング機能の実現を制御することができる。

【0048】

５ＧＭＳ ＡＳ１０２２はインタフェースＭ４によってメディアストリーミングタスクの関連データをメディアストリーミング処理装置１０１１２に送信し、又はメディアストリーミング処理装置１０１１２から受信することができる。

【0049】

５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はそれぞれインタフェースＮ５及びＮ３３によってＣＮ１０３のＮＥＦ（ネットワーク公開機能）１０３１及びＰＣＦ（ポリシー及び課金ルール機能）１０３２と直接連結して、ネットワーク能力公開、ポリシー及び課金ルールの関連機能をサポートすることができる。

【0050】

ＮＥＦ１０３１は５Ｇコアネットワークにおける、ネットワーク能力公開に関連するフレーム、認証及びインタフェースを提供し、５Ｇシステムネットワーク機能とその他のネットワーク機能との間に情報を伝達することに用いられるネットワークノードである。５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はインタフェースＮ３３によってアプリケーションの配備位置、分配ルール、及びルーティングルール等の情報をＮＥＦに送信し、それらの情報はポリシー制御機能（Ｐｏｌｉｃｙ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＰＣＦ）等のネットワーク機能を経て最終的にＳＭＦ（セッション管理機能に用いられるネットワークノード、図示せず）に送信される。ＳＭＦはそれらの情報を利用してデータネットワークアクセス識別子（ＤＮ Ａｃｃｅｓｓ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ、ＤＮＡＩ）及びユーザープレーン機能（Ｕｓｅｒ Ｐｌａｎｅ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＵＰＦ）を選択し、分配ルール及びルーティングルール等を設定する。

【0051】

ＰＣＦ１０３２はインタフェースＮ５によって５ＧＭＳ ＡＦ１０２１と対話し、その主な機能は５Ｇコアネットワークにおけるポリシー制御を実行することであり、ＬＴＥにおけるポリシー及び課金ルール機能（ｐｏｌｉｃｙ ａｎｄ ｃｈａｒｇｉｎｇ ｒｕｌｅｓ ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＰＣＲＦ）ネットワークノードに類似する。ＰＣＦ１０３２は主にポリシー承認、サービス品質及び課金ルールの生成を担い、且つ相応なルールをＳＭＦネットワークエレメントによってＵＰＦ（ユーザープレーン機能）ネットワークノードに発行し、相応なポリシー及びルールのインストールを完了する。

【0052】

ＮＥＦ１０３１、ＰＣＦ１０３２、又は両者の組み合わせ、又は両者とその他の任意の１つのネットワークノードとの組み合わせは本明細書ではコアネットワークにおけるネットワークノードとも呼ばれる。

【0053】

図２Ａはそれに本願の実施例が適用できる、ユーザー端末により実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法２００のフローチャートを示す。図２Ｂはそれに本願の実施例が適用できる、ユーザー端末により実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法２００の模式図を示す。

【0054】

図２Ａ及び図２Ｂに記述される方法は図１におけるＵＥ１０１により実行することができる。以下、ＵＥ１０１が方法２００を実行することを例として説明する。

【0055】

ステップＳ２０１において、ＵＥ１０１はデータネットワークにおけるネットワークノードから、少なくとも１つのメディアストリーミングの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を受信し、ここで、上記ポリシーテンプレート情報は上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む。

【0056】

選択可能に、図２Ｂに示すように、データネットワークにおけるネットワークノードは図１における５ＧＭＳ ＡＦ１０１１であってもよい。ＵＥ１０１におけるポリシーテンプレート情報を受信することに用いられるモジュール／回路は５Ｇメディアセッション処理装置１０１１１である。もちろん、当業者がさらに理解できるように、ＵＥ１０１はポリシーテンプレート情報を受信するために、その他の内蔵モジュール又は外付けモジュールを使用してもよい。

【0057】

ポリシーテンプレート（Ｐｏｌｉｃｙ Ｔｅｍｐｌａｔｅ）情報はコアネットワークにおけるネットワークノード（ＮＥＦ１０３１、ＰＣＦ１０３２、又は両者の組み合わせ）及び５ＧＭＳ ＡＦ１０１１によりネゴシエーションする一組のパラメータ（さらにプロパティーと呼ばれてもよい）を含み、それらのパラメータはメディアストリーミングタスクのサービス品質（ＱＯＳ）及び関連する課金ポリシーを定義する。５ＧＭＳ ＡＦ１０１１はポリシーテンプレートのデータモデルを作成することによって、コアネットワークにおけるネットワークノードとのネゴシエーション過程において関連するポリシーテンプレートリソース（Ｐｏｌｉｃｙ Ｔｅｍｐｌａｔｅ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ）を作成、取得、更新及び削除することができる。これによりポリシーテンプレート情報はさらにポリシーテンプレート、ポリシーテンプレートリソース、ポリシーテンプレートリソース情報、又はポリシーテンプレートデータ等と呼ばれてもよい。本願において、ポリシーテンプレート情報の命名方式を挙げて説明するが、ポリシーテンプレート情報の名称を限定しない。

【0058】

特に、該ポリシーテンプレートを受信した後に、ＵＥ１０１は該ポリシーテンプレートをＵＥ１０１のローカル構成情報とすることができる。ＵＥ１０１がルーティング選択ポリシー（ｕｓｅｒ ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ ｒｏｕｔｉｎｇ ｓｅｌｅｃｔｉｏｎ ｐｏｌｉｃｙ、ＵＲＳＰ）をサポートせず、又はＵＲＳＰが提供されておらず、又はＵＲＳＰにおいてタスク連続性に対する要求が含まれていないときに、該ポリシーテンプレートにおける情報によって該メディアストリーミングタスクを特定のＰＤＵセッションにバインディングし、又は新しいＰＤＵセッションを開始するか否かを決める。ＵＲＳＰはタスクレベルの構成及び管理ポリシーを定義し、コアネットワークにおけるネットワークノードにより生成され且つネットワーク制御プレーンによってユーザー端末に送信される。

【0059】

通常の場合に、ＵＥ１０１はＵＲＳＰをサポートし且つＵＲＳＰが提供されるときに、ＵＥ１０１はＵＲＳＰに従ってメディアストリーミングタスクを特定のＰＤＵセッションにバインディングし、又は新しいＰＤＵセッションを開始するか否かを決めることができる。多くの場合に、ＵＥ１０１はＵＲＳＰをサポートせず、又はＵＲＳＰが提供されていない可能性もある。このときに、ＵＥ１０１はローカル構成に従って該メディアストリーミングタスクを特定のＰＤＵセッションにバインディングし、又は新しいＰＤＵセッションを開始するか否かを決めることができる。

【0060】

選択可能に、上記メディアストリーミングタスクは少なくとも一種のタスクタイプのメディアストリーミングタスクを含む。例えば、１つのアプリケーションプログラムは多くの特性を有する異なるトラヒックを提供する可能性が有り、各種の特性のトラヒックは一種のタスクタイプに対応できる。例えば、インスタント通信ソフトウェアについては、それは音声通話に用いられるメディアストリーミングタスク、及びワード伝送に用いられるメディアストリーミングタスク等を含んでもよい。又は、インスタント通信ソフトウェアについては、それは、高サービス品質の伝送を使用する必要があるメディアストリーミングタスク、一般的なサービス品質伝送のメディアストリーミングタスク、タスク連続性に対する要求が高いメディアストリーミングタスク、及びタスク連続性に対して要求がないメディアストリーミングタスクをさらに含んでもよい。メディアストリーミングタスクはさらに広義のインターネットデータタスクに拡張することもできる。

【0061】

選択可能に、タスク区分子、又はサービス区分子（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉａｔｏｒ）を使用してメディアストリーミングタスクのタスクタイプ及びマッチング特徴を指示することができる。選択可能に、メディアストリーミングのタスクタイプはタスク区分子と一対一で対応する。タスク区分子は数字、文字及び記号のうちの少なくとも一種を採用してタスクタイプを記述する情報である。該タスク区分子はさらに、タスク差分コード、タスク識別子、又はタスクタイプ等の他の名称と呼ばれてもよく、本願では、タスク区分子の命名方式を挙げて説明するが、タスク区分子の名称を限定しない。該タスク区分子はアプリケーションプログラムにおけるトラヒックのタスクタイプを識別することに用いられる。すなわち、タスク区分子はアプリケーションプログラムのデータパケットのカテゴリを識別することに用いられる。タスク区分子は５ＧＭＳ ＡＦ１０２１又はコアネットワークにおけるネットワークノード（ＮＥＦ１０３１、ＰＣＦ１０３２、又は両者の組み合わせ）によりネゴシエーションして決定されてもよい。異なるアプリケーションプログラムの間に、通常、タスク区分子は異なる。もちろん、当業者が理解できるように、異なるアプリケーションプログラムは同じタスク区分子を有してもよい。

【0062】

選択可能に、ＵＥ１０１はデータネットワークにおけるネットワークノードから、上記ポリシーテンプレート情報に対応する少なくとも１つのタスク区分子を受信することができ、上記タスク区分子は上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なるタスクタイプのメディアストリーミングタスクを区別することに用いられ、上記ポリシーテンプレート情報に対応する少なくとも１つのタスク区分子に基づいて、上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける一種のタスクタイプのメディアストリーミングタスクに対応するタスク区分子を決定し、上記タスク区分子に基づいて、該タスクタイプのメディアストリーミングタスクを上記ＰＤＵセッションにおける上記タスク区分子と対応するサービス品質（ＱｏＳ）ストリーミングにバインディングする。

【0063】

選択可能に、ＵＥ１０１は５ＧＭＳ ＡＦ１０２１から動的ポリシーリソース（Ｄｙｎａｍｉｃ Ｐｏｌｉｃｙ ｒｅｓｏｕｒｃｅ）を受信することができる。上記動的ポリシーリソースにおけるフロー記述子においてタスク区分子が含まれる。

【0064】

例えば、本願の実施例における改良された動的ポリシーリソースは以下の［表１］に示されてもよい。

【0065】

【表1】

【0066】

例えば、タスク区分子はフロー記述子の部分集合として動的ポリシーリソース制限に加えられてもよい。

【0067】

これにより、ポリシーテンプレート情報は動的ポリシーリソースによってタスク区分子と関連付けることができ、さらに少なくとも一種のメディアストリーミングタスクタイプのメディアストリーミングタスクのセッション特徴を指示し、それはタスク連続性特徴を含む。

【0068】

例えば、あるポリシーテンプレート情報はポリシーテンプレート識別子（ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ）：ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－１を有すると仮定する。動的ポリシーリソースにおいて、ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－１に対応するフロー記述子に含まれるタスク区分子はＳＤ－１である。該ポリシーテンプレート情報においてメディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１が含まれる。タスク区分子ＳＤ－１とメディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１とがポリシーテンプレート識別子ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－１によって関連付けられるため、ＵＥ１０１はタスク区分子ＳＤ－１とメディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１とが関連性を備えると推定することができる。すなわち、該タスク区分子ＳＤ－１を含むフロー記述子に対応するメディアストリーミングタスクはメディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１を備えるべきである。

【0069】

又は、動的ポリシーリソースにおいてさらにキー値ペアの方式でタスク区分子とポリシーテンプレート識別子とを記憶することでタスク区分子とポリシーテンプレート識別子との関連関係を確立するようにしてもよく、且つ該関連関係によってタスク区分子とメディアストリーミングタスクの連続性特徴との関連性をさらに決定する。例えば、タスク区分子のフロー記述子をキーとし、ポリシーテンプレート識別子を値として、＜タスク区分子ＳＤ－１に対応するフロー記述子、ポリシーテンプレート識別子ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－１＞、＜タスク区分子ＳＤ－２に対応するフロー記述子、ポリシーテンプレート識別子ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－２＞、及び＜タスク区分子ＳＤ－３に対応するフロー記述子、ポリシーテンプレート識別子ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－３＞等のキー値ペアを構築する。例えば、動的ポリシーリソースはさらにポリシーテンプレート識別子をキーとし、タスク区分子のフロー記述子を値としてキー値ペアを構築してもよい。例えば、動的ポリシーリソースはさらにポリシーテンプレート識別子をキーとし、タスク区分子を値としてキー値ペアを構築してもよい。本願はタスク区分子とポリシーテンプレート識別子とを関連付ける方式をさらに限定しない。

【0070】

選択可能に、複数のタスク区分子は１つのポリシーテンプレート識別子に対応してもよく、複数のポリシーテンプレート識別子は１つのタスク区分子に対応してもよく、複数のタスク区分子は複数のポリシーテンプレート識別子に対応してもよい。本願はこれを制限しない。

【0071】

選択可能に、上記ポリシーテンプレート情報もタスク区分子を含んでもよい。ここで、上記ポリシーテンプレート情報は上記タスク区分子と上記連続性特徴とを関連付けることによって少なくとも一種のメディアストリーミングタスクタイプの連続性特徴を指示する。選択可能に、上記タスク区分子はポリシーテンプレートリソースのプロパティーの形式で、ポリシーテンプレート情報に伴ってデータネットワークにおけるネットワークノードから上記ユーザー端末に送信される。

【0072】

例えば、あるポリシーテンプレート情報はポリシーテンプレート識別子（ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ）：ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－１を有すると仮定する。該ポリシーテンプレート情報においてタスク区分子ＳＤ－１及びメディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１が含まれる。タスク区分子ＳＤ－１及びメディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１はいずれもポリシーテンプレート識別子ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－１を有するポリシーテンプレート情報において位置するため、ＵＥ１０１はタスク区分子ＳＤ－１とメディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１とが関連性を備えると推定することができる。すなわち、タスク区分子ＳＤ－１に対応するメディアストリーミングタスクはメディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１を備えるべきである。

【0073】

又は、ポリシーテンプレート情報においてさらにキー値ペアの方式でタスク区分子とメディアストリーミングタスクの連続性特徴とを記憶することでタスク区分子とメディアストリーミングタスクの連続性特徴との関連関係を確立するようにしてもよい。例えば、タスク区分子をキーとし、メディアストリーミングタスクの連続性特徴を値として、＜タスク区分子ＳＤ－１、メディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１＞、＜タスク区分子ＳＤ－２、メディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ２＞、及び＜タスク区分子ＳＤ－３、メディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１＞等のキー値ペアを構築する。本願はタスク区分子とメディアストリーミングタスクの連続性特徴とを関連付ける方式をさらに限定しない。

【0074】

選択可能に、上記のタスク区分子は、第４バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ４）に対するサービスタイプ情報（ＴＯＳ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対する通信分類情報（Ｔｒａｆｆｉｃ ｃｌａｓｓ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対するフローラベル情報、及びデータパケットフィルタ方向情報のうちの少なくとも１つを含む。

【0075】

ＴＯＳはＩＰｖ４プロトコルを採用するＩＰヘッダにおける１つのフィールドであり、それは該メッセージのサービスレベルを定義する。選択可能に、ＴＯＳはＤＳＣＰ（ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉａｔｅｄ ｓｅｒｖｉｃｅｓ ｃｏｄｅ ｐｏｉｎｔ、差別化サービスコードポイント）をさらに含み、それは該メッセージのために、ネットワーク制御、ネットワーク間制御、重要、エクストリーム、フラッシュ、高速、優先、及び一般等の異なる優先度を定義する。異なるＤＳＣＰ値は通常、異なるタイプのタスクに対応し、例えばフラッシュは、通常、音声のメディアストリーミングデータの伝送に対応し、高速は、通常、ビデオのメディアストリーミングデータの伝送に対応する。

【0076】

ＩＰｖ６のＩＰアドレスの長さは１２８ビットであるが、ＩＰｖ４のＩＰアドレスの長さは３２ビットであり、従って、ＩＰｖ６に対して、より多くのフィールドを使用してメディアストリーミングタスクのタイプを特徴付けることができる。

【0077】

通信分類情報（Ｔｒａｆｆｉｃ ｃｌａｓｓ）はＩＰｖ６プロトコルを採用するＩＰヘッダにおける１つのフィールドであり、ＩＰｖ６に対応する通信ストリーミングのカテゴリ、又は優先レベルを識別することに用いられ、その機能はＩＰｖ４におけるＴｏＳ（サービスタイプ）フィールドに類似する。

【0078】

フローラベル情報（Ｆｌｏｗ Ｌａｂｅｌ）はＩＰｖ６プロトコルを採用するＩＰヘッダにおける別のフィールドである。それはメッセージのデータストリーミングタイプをマークすることに用いることができ、それによってネットワーク層で異なるメッセージを区別し、それによって特定のタスクストリーミングに対してＱｏＳ（品質サービス）処理を行う。

【0079】

データパケットフィルタ方向情報（Ｐａｃｋｅｔ Ｆｉｌｔｅｒ ｄｉｒｅｃｔｉｏｎ）は該データパケットがアップリンクに属するか、ダウンリンクに属するかを指示する。これにより、データパケットの伝送方向に対して異なる連続性サービスを設定することができる。

【0080】

選択可能に、フロー記述子情報はタスク区分子を含むことができるだけでなく、ＩＰファイブタプルを含むことができる。ＩＰファイブタプルは送信元ＩＰアドレス、送信元ポート、宛先ＩＰアドレス、宛先ポート及びトランスポート層プロトコルを含む。

【0081】

選択可能に、上記メディアストリーミングタスクの連続性特徴はセッション及びタスク連続性モード、又はセッション及びサービス連続性モード（ＳＳＣモード）であり、且つ上記セッション及びタスク連続性モードはポリシーテンプレートリソースのプロパティーの形式で、ポリシーテンプレート情報に伴ってデータネットワークにおけるネットワークノードから上記ユーザー端末に送信される。

【0082】

本願の実施例において、ＳＳＣモードを使用してメディアストリーミングのセッション及びタスク連続性の特徴を特徴付けることができる。当業者が理解すべきであるように、さらにその他のパラメータを使用してメディアストリーミングの連続性特徴を特徴付けてもよい。

【0083】

具体的に、ＳＳＣモードはプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションに関連し、且つＰＤＵセッション存続期間には変化しないように維持される。５Ｇネットワークは以下の三種のＳＳＣモードを定義する。

【0084】

－ＳＳＣモード１：ネットワークは該端末が該タスクにアクセスするＰＤＵセッションアンカーを変更することはなく、且つＵＥが該タスクにアクセスするときにＩＰアドレスが変化しないように維持することを確実にする。

【0085】

－ＳＳＣモード２：ネットワークは該ＵＥが該タスクにアクセスする新しいＰＤＵセッションアンカーを確立する可能性があり、且つ新しいＰＤＵセッションアンカーを確立する前に、ネットワークは該ＵＥが該タスクにアクセスする古いＰＤＵセッションアンカーをリリースし得る。

【0086】

－ＳＳＣモード３：ネットワークは新しいＰＤＵセッションアンカーが確立される後にその前のＰＤＵセッションアンカーをリリースし得ることにより、タスクの連続性を確実にすることができる。

【0087】

概略的に、［表２］はポリシーテンプレート情報の１つの例を与えるものであり、ポリシーテンプレートの一部のパラメータを例示的に示す。［表２］において、ＳＳＣモードはポリシーテンプレートリソースのプロパティーの形式で、ポリシーテンプレート情報に伴って５ＧＭＳ ＡＦ１０２１からＵＥ１０１に送信される。

【0088】

【表2】

【0089】

選択可能に、上記セッション及びタスク連続性モードはポリシーテンプレートリソースにおけるアプリケーションセッションコンテキストにおけるパラメータの形式で、ポリシーテンプレート情報に伴ってデータネットワークにおけるネットワークノードから上記ユーザー端末に送信される。

【0090】

概略的に、［表３］はポリシーテンプレート情報の別の例を与え、それはポリシーテンプレートの一部のパラメータを例示的に示す。［表３］において、タスク区分子はポリシーテンプレートリソースのプロパティーの形式で、ポリシーテンプレート情報に伴って５ＧＭＳ ＡＦ１０２１からＵＥ１０１に送信される。ＳＳＣモードはポリシーテンプレートリソースにおけるアプリケーションセッションコンテキストにおけるパラメータの形式で、ポリシーテンプレート情報に伴ってデータネットワークにおけるネットワークノードから上記ユーザー端末に送信される。

【0091】

【表3】

【0092】

当業者が理解すべきであるように、ＳＳＣモード及びタスク区分子はさらにその他の方式でデータネットワークにおけるネットワークノード（例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０１２）から上記ユーザー端末に送信されてもよい。例えば、ＳＳＣモード及びタスク区分子をともにポリシーテンプレートリソースにおけるアプリケーションセッションコンテキストにおけるパラメータの形式で、ポリシーテンプレート情報に伴って５ＧＭＳ ＡＦ１０１２からＵＥ１０１に送信することができる。本願はＳＳＣモード及びタスク区分子の取得方式を限定しない。

【0093】

ステップＳ２０２において、ＵＥ１０１は開始対象のメディアストリーミングタスク及び上記ポリシーテンプレート情報に基づいて、上記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定する。

【0094】

例えば、ポリシーテンプレート情報が、アプリケーションＡのメディアストリーミングタスクはいずれもＳＳＣモード１を備えるＰＤＵセッションを使用して搭載する必要があることを指示すると仮定する。そうすると、ＵＥ１０１は、アプリケーションＡのメディアストリーミングタスクを開始するときに、アプリケーションＡのメディアストリーミングタスクにより要求された連続性特徴がＳＳＣモード１であると決定することができる。

【0095】

例えば、ポリシーテンプレート情報、及びフロー記述子が、アプリケーションＡのメディアストリーミングタスクにおけるＴＯＳ値がｘであるデータパケットを、ＳＳＣモード１を備えるＰＤＵセッションを使用して搭載する必要があり、アプリケーションＡのメディアストリーミングタスクにおけるＴＯＳ値がｘであるデータパケットを、ＳＳＣモード２を備えるＰＤＵセッションを使用して搭載する必要があることを共に指示すると仮定する。そうすると、ＵＥ１０１はアプリケーションＡのＴＯＳ値がｘであるメディアストリーミングタスクを開始するときに、アプリケーションＡのＴＯＳ値がｘであるメディアストリーミングタスクの連続性特徴がＳＳＣモード１であると決定することができる。そうすると、ＵＥ１０１はアプリケーションＡのＴＯＳ値がｙであるメディアストリーミングタスクを開始するときに、アプリケーションＡのＴＯＳ値がｙであるメディアストリーミングタスクの連続性特徴がＳＳＣモード２であると決定することができる。

【0096】

また、もしポリシーテンプレート情報においてタスク区分子が含まれるとすれば、ＵＥ１０１はポリシーテンプレート情報において開始対象のメディアストリーミングのタスクタイプとマッチングするＳＳＣモードを検索することができ、それにより上記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定する。

【0097】

ステップＳ２０３において、ＵＥ１０１は上記開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができるプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションが存在するか否かを決定し、ここで、上記ＰＤＵセッションは上記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備える。

【0098】

ステップＳ２０４において、上記ＰＤＵセッションが存在する場合に、ＵＥ１０１は上記開始対象のメディアストリーミングタスクを上記ＰＤＵセッションにバインディングし、上記ＰＤＵセッションが存在しない場合に、上記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを確立する。

【0099】

１つのＰＤＵセッションのＳＳＣモードがその存続期間に変化しないために、開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴とマッチングするＰＤＵセッションが存在する場合に、ＵＥ１０１は開始対象のメディアストリーミングタスクを該ＰＤＵセッションにバインディングすることができ、それにより該ＰＤＵセッションは該開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができる。もちろん、もし開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴とマッチングするＰＤＵセッションが存在しない場合に、ＵＥ１０１は開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性要求に合致するＰＤＵセッション（すなわち特定のＳＳＣモードを備えるＰＤＵセッション）を確立する必要がある。

【0100】

５ＧＭＳ ＡＦ１０２１からＳＳＣモード付きのポリシーテンプレートを受信することによって、ＵＥ１０１はメディアストリーミングのタスクを開始又は変更するときに、適切なＳＳＣモードを備えるＰＤＵセッションを使用して該メディアストリーミングのタスクを搭載することができる。これにより、ＵＥ１０１は移動が発生するときに該メディアストリーミングタスクに対する連続性制御を実現することができる。これにより、従来技術において、データネットワークがユーザー端末にメディアストリーミングタスクに対応するタスク連続性を構成できないという問題を解決する。

【0101】

１つのＰＤＵセッションは異なるＱｏＳストリーミングを含んでもよい。選択可能に、ＵＥ１０１はさらに、タスク区分子に基づいて、ある特定のタスクタイプのメディアストリーミングタスクをＰＤＵセッションにおけるタスク区分子と対応するサービス品質（ＱｏＳ）ストリーミングにバインディングしてもよい。例えば、アプリケーションＡのメディアストリーミングタスクにおける支払い用のメディアストリーミングタスクは、ＰＤＵセッションにおけるより高いＱｏＳレベルを有するタスクストリーミングを使用して搭載することができるが、アプリケーションＡのメディアストリーミングタスクにおけるトラフィックレポート用のメディアストリーミングタスクは、ＰＤＵセッションにおける一般的なＱｏＳレベルを有するタスクストリーミングを使用して搭載することができる。又は、アプリケーションＡのメディアストリーミングタスクにおけるＴＯＳ値としてｘを使用するメディアストリーミングタスクは、ＰＤＵセッションにおけるより高いＱｏＳレベルを有するタスクストリーミングを使用して搭載することができるが、アプリケーションＡのメディアストリーミングタスクにおけるｙであるＴＯＳ値を有するメディアストリーミングタスクは、ＰＤＵセッションにおける一般的なＱｏＳレベルを有するタスクストリーミングを使用して搭載することができる。

【0102】

従って、本願の実施例はユーザー端末により実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法をさらに提供している。該方法は、データネットワークにおけるネットワークノードから、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報、及び上記ポリシーテンプレート情報に対応する少なくとも１つのタスク区分子を受信するステップであって、上記タスク区分子は上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なるタスクタイプのメディアストリーミングタスクを区別することに用いられる、ステップと、上記ポリシーテンプレート情報、及び上記少なくとも１つのタスク区分子に基づいて、開始対象のメディアストリーミングタスクにおける一種のタスクタイプのメディアストリーミングタスクに対応するタスク区分子を決定するステップと、上記タスク区分子に基づいて、該タスクタイプのメディアストリーミングタスクを上記ＰＤＵセッションにおける上記タスク区分子と対応するサービス品質（ＱｏＳ）ストリーミングにバインディングするステップと、を含む。該ポリシーテンプレート情報はユーザー端末の一種のローカルポリシーと見なされてもよい。

【0103】

それにより、特定のタスクタイプのメディアストリーミングタスクを同一ＰＤＵセッションの異なるＱｏＳストリーミングによって伝送できることを実現し、又は特定のタスクストリーミングを異なるＰＤＵセッションによって伝送できることを実現する。それらの異なるＰＤＵセッションは、タスク連続性、ネットワークスライス、及びＤＮＮの３つのパラメータのうちの少なくとも１つのパラメータが異なるものであってもよい。

【0104】

選択可能に、ユーザー端末１０１がＵＲＳＰをサポートする場合に、ユーザー端末はさらに、コアネットワークにおけるネットワークノードから、少なくとも１つのタスク区分子を受信してもよい。上記タスク区分子は上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なるタスクタイプのメディアストリーミングタスクを区別することに用いられる。その後、ユーザー端末は上記少なくとも１つのタスク区分子に基づいて、開始対象のメディアストリーミングタスクにおける一種のタスクタイプのメディアストリーミングタスクに対応するタスク区分子を決定し、且つ上記タスク区分子に基づいて、該タスクタイプのメディアストリーミングタスクを上記ＰＤＵセッションにおける上記タスク区分子と対応するサービス品質（ＱｏＳ）ストリーミングにバインディングする。

【0105】

例えば、該タスク区分子はＵＲＳＰによってＰＣＦ１０３２からユーザー端末１０１に発行されてもよい。５ＧＭＳ ＡＦ１０２１とＮＥＦ／ＰＣＦとのネゴシエーションを経てタスク区分子を決定することができる。ＰＣＦで生成されたＵＲＳＰは５ＧＭＳ ＡＦ１０２１とＮＥＦ／ＰＣＦとがネゴシエーションして決定したタスク区分子を含む。

【0106】

選択可能に、ユーザー端末がＵＲＳＰをサポートする場合に、ユーザー端末はさらに、コアネットワークにおけるネットワークノードから、上記メディアストリーミングタスクの連続性特徴を受信し、上記連続性特徴に基づいて、開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定し、上記連続性特徴に基づいて、上記メディアストリーミングタスクを、該連続性特徴を有する上記ＰＤＵセッション上にバインディングするようにしてもよい。

【0107】

例えば、タスク連続性特徴がＳＳＣモードであるときに、ＳＳＣモードはＵＲＳＰによってＰＣＦ１０３２からユーザー端末１０１に発行されてもよい。５ＧＭＳ ＡＦ１０２１とＮＥＦ／ＰＣＦとのネゴシエーションを経てＳＳＣモードを決定することができる。ＰＣＦで生成されたＵＲＳＰは５ＧＭＳ ＡＦ１０２１とＮＥＦ／ＰＣＦとがネゴシエーションして決定したＳＳＣモードを含む。

【0108】

もちろん、ユーザー端末１０１がＵＲＳＰをサポートする場合に、ユーザー端末はさらに、コアネットワークにおけるネットワークノードから、タスク区分子及びＳＳＣモードの両方を受信してもよい。

【0109】

もし５ＧＭＳ ＡＦ１０２１からＳＳＣモード付きのポリシーテンプレートを受信するだけでなく、該ポリシーテンプレートと対応するタスク区分子を受信するとすれば、ＵＥ１０１は適切なＳＳＣモードを備えるＰＤＵセッションを使用してある特定のタスクタイプのメディアストリーミングタスクを搭載することができる。これにより、ＵＥ１０１は移動が発生するときに、あるタイプのメディアストリーミングタスクに対する連続性制御を実現することができる。これにより、従来技術において、データネットワークがユーザー端末にあるタイプのメディアストリーミングタスクに対応するタスク連続性を構成できないという問題を解決する。

【0110】

図３Ａは、データネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法３００のフローチャートを示す。図３Ｂは、本願の実施例が適用できる、データネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法３００の模式図を示す。

【0111】

図３Ａ及び図３Ｂに記述される方法は、図１における５ＧＭＳ ＡＦ１０２１により実行することができる。以下、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１が方法３００を実行することを例として説明する。

【0112】

図３Ａ及び図３Ｂに示すように、ステップＳ３０１において、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はコアネットワークにおけるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１又はＰＣＦ１０３２、又は両方の組み合わせ）に、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信する。

【0113】

選択可能に、上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクは、少なくとも一種のメディアストリーミングのタスクタイプに対応する。従って、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はコアネットワークにおけるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１又はＰＣＦ１０３２、又は両方の組み合わせ）に少なくとも一種のメディアストリーミングのタスクタイプの連続性ニーズを送信する。

【0114】

例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はコアネットワークにおけるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１又はＰＣＦ１０３２、又は両方の組み合わせ）にアプリケーションＡ及びアプリケーションＢのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信する。ここで、アプリケーションＡのメディアストリーミングタスクはＴＯＳ値がｘである第１メディアストリーミングタスクと、ＴＯＳ値がｙである第２メディアストリーミングタスクとを含んでもよい。アプリケーションＢのメディアストリーミングタスクは第１フローラベル情報を有する第３メディアストリーミングタスクと、第２フローラベル情報を有する第４メディアストリーミングタスクとを含んでもよい。第１メディアストリーミングタスク、第２メディアストリーミングタスク、第３メディアストリーミングタスク及び第４メディアストリーミングタスクは異なる連続性ニーズ又は同じ連続性ニーズを有してもよい。

【0115】

従って、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１は、コアネットワークにおけるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１又はＰＣＦ１０３２、又は両方の組み合わせ）にアプリケーションＡ及び／又はアプリケーションＢのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信する。５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はコアネットワークにおけるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１又はＰＣＦ１０３２、又は両方の組み合わせ）にフローラベル情報で識別されるメディアストリーミングタスクの連続性ニーズのみを送信してもよい。例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はコアネットワークにおけるネットワークノードにリクエストを送信することにより、第１フローラベル情報を備えるすべてのメディアストリーミングタスクのためにある連続性特徴を設定することをコアネットワークのネットワークノードにリクエストする。本願はこれを制限しない。

【0116】

選択可能に、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズは複数種の方式で記述することができる。例えば、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズは、「本タスクはＵＥのＩＰアドレスが変化しないタスク連続性を確保する必要がある」、及び「本タスクの実行過程においてＵＥのＩＰアドレスが変化できるがタスクが中断しない」等のテキストで記述してもよい。少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズはさらにＳＳＣモードのインジケータ（例えば、もしＳＳＣモード１を採用するとすれば、インジケータ「１」を直接使用することができる）で直接記述してもよく、それは該メディアストリーミングタスクがあるＳＳＣモードを必要とすることを指示する。本願は連続性ニーズの形式を制限しない。

【0117】

上記コアネットワークにおけるネットワークノードはネットワーク公開機能を制御することに用いられるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１）又はネットワークポリシー及び課金ルール機能を制御することに用いられるネットワークノード（例えば、ＰＣＦ１０３２）又は両方の組み合わせを含む。

【0118】

例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１は、ＵＥ１０１との間に５Ｇメディアストリーミングネットワークを使用してあるメディアストリーミングセッションのタスクの伝送（例えばビデオ会議）を確立する必要がある可能性がある。該メディアストリーミングタスクは一定の連続性ニーズを有し、例えば、それはセッション存続期間にＩＰアドレスが変化しないように維持することを要求することにより、該メディアストリーミングセッションタスクの連続性を確実にする。このため、５Ｇコアネットワークのネットワークノード（例えばＮＥＦ１０３１又はＰＣＦ１０３２、又は両方の組み合わせ）は、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１により提案されたニーズに従って、この部分のタスクのために相応なタスク連続性特徴（例えばＳＳＣモード）を決定し、且つ決定されたタスク連続性特徴に従って該メディアストリーミングタスクのために相応なレートを設定することができる。

【0119】

選択可能に、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はローカルで該メディアストリーミングタスクに対応する少なくとも１つのメディアストリーミングのタスクタイプを検索し、且つコアネットワークにおけるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１、又はＰＣＦ１０３２、又は両方の組み合わせ）に該メディアストリーミングタスクに対応する少なくとも１つのメディアストリーミングのタスクタイプを送信することができる。コアネットワークにおけるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１、又はＰＣＦ１０３２、又は両方の組み合わせ）も該メディアストリーミングタスクに関連するネットワークプロトコル又は約束に従って、該メディアストリーミングタスクに対応する少なくとも１つのメディアストリーミングのタスクタイプのタスク区分子を決定することができる。

【0120】

選択可能に、コアネットワークにおけるネットワークノードにメディアストリーミングタスクのためにタスク連続性特徴（例えば、ＳＳＣモード）をより正確でより精細に設定させることができるようにするために、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はさらに、コアネットワークにおけるネットワークノードに上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクに対応するタスク区分子を送信して、該メディアストリーミングタスクに対応する少なくとも１つのタスクタイプを指示するようにしてもよい。

【0121】

上記のタスク区分子は、第４バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ４）に対するサービスタイプ情報（ＴＯＳ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対する通信分類情報（Ｔｒａｆｆｉｃ ｃｌａｓｓ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対するフローラベル情報、及びデータパケットフィルタ方向情報のうちの少なくとも１つを含む。

【0122】

本明細書に記載の異なるタスク区分子とは、タスク区分子に含まれた第４バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ４）に対するサービスタイプ情報（ＴＯＳ）、又は第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対する通信分類情報（Ｔｒａｆｆｉｃ ｃｌａｓｓ）、又は第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対するフローラベル情報、又はデータパケットフィルタ方向情報のうちの任意の１つが異なることを指す。当業者が理解すべきであるように、タスク区分子においてその他のさまざまなフィールドがさらに含まれる可能性があり、それはタスク区分子が異なることになる可能性があるが、本願はこれを限定しない。

【0123】

これに基づいて、コアネットワークにおけるネットワークノード（例えばＮＥＦ、ＰＣＦ、又は両方）は、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１により提案されたニーズに従って、該メディアストリーミングタスクのためにタスク連続性特徴（例えばＳＳＣモード）を設定することができる。選択可能に、コアネットワークにおけるネットワークノードはさらに、該メディアストリーミングタスクにおける異なるメディアストリーミングタスクタイプのために、対応する異なるタスク連続性特徴（例えばＳＳＣモード）を決定することができる。

【0124】

選択可能に、ある特定のメディアストリーミングタスク（例えばアプリケーションＡのメディアストリーミングタスク）は、複数種のタスクストリーミングタイプ（例えば、異なる機能のメディアストリーミングタスク）に対応する可能性がある。例えば、ビデオメディアストリーミングセッションにとって、それは上りビデオメディアストリーミングタスクのデータ伝送、下りビデオメディアストリーミングのデータ伝送、上りビデオメディアストリーミングタスクの制御データ伝送、及び下りビデオメディアストリーミングの制御データ伝送等を含む。異なるタスクストリーミングタイプは異なるタスク連続性特徴に対応してもよい。

【0125】

例えば、選択可能に、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はさらにコアネットワークにおけるネットワークノードにタスクストリーミングタイプ指定子を送信することができ、上記タスクストリーミングタイプ指定子は少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なる機能のメディアストリーミングタスクを記述することに用いられる。又は、上記タスクストリーミングタイプ指定子はメディアストリーミングタスクタイプの特徴を指示してもよい。例えば、タスクストリーミングタイプ指定子は、あるメディアストリーミングタスクが、メディアプレーンデータ、ネットワーク補助情報、及び使用量報告情報等のうちの１つであることを指示することができる。これにより、異なる機能のメディアストリーミングのタスクストリーミングをタスクストリーミングタイプ指定子によって区別できることを実現する。異なるタスクストリーミングタイプのメディアストリーミングタスクを異なるＱｏＳ（サービス品質）を備えるタスクストリーミングを使用して搭載することができるため、５Ｇコアネットワークのネットワークノードによって、タスクストリーミングタイプ指定子に従って、異なるメディアストリーミングタスクタイプが備える必要があるタスク区分子を５ＧＭＳ ＡＦ１０２１に指示することができる。それにより、特定のタスクタイプのタスクストリーミングを、ネットワークネゴシエーションを経たタスク区分子を設定することによって、同一ＰＤＵセッションの異なるＱｏＳストリーミングにより伝送できることを実現し、又は特定のタスクストリーミングを、備えた異なるＰＤＵセッションによって伝送できることを実現する。

【0126】

選択可能に、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はさらに、コアネットワーク（例えば、ＣＮ１０３）におけるネットワークノード（例えばＮＥＦ１０３１、ＰＣＦ１０３２、又は両方）にメディアストリーミングタスクに関連する他のタスクニーズ及び相関情報を送信することにより、コアネットワークＣＮ１０３におけるネットワークノードが５ＧＭＳ ＡＦ１０２１により提案されたニーズに従って、該メディアストリーミングタスクのためにより正確で、ユーザーとコアネットワークとが締結したネットワークプロトコルにより合致するネットワークポリシー（すなわち、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はその後にＵＥ１０１に発行したポリシーテンプレート）を設定できることを補助することができる。例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はさらにコアネットワークにおけるネットワークノードに５ＧＭＳ ＡＦ１０２１の識別情報、５ＧＭＳアプリケーション提供者１０２３の識別情報、ＱｏＳ（サービス品質）ニーズ情報、及びネットワークスライスニーズ情報等を送信することができる。本願は５ＧＭＳ ＡＦ１０２１がコアネットワークにおけるネットワークノードに送信する情報を制限せず、それはコアネットワークと５ＧＭＳ ＡＦとがタスク伝送のポリシーのネゴシエーションを行うことを助けることができればよい。

【0127】

ステップＳ３０２において、上記コアネットワークにおけるネットワークノードから上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を受信する。

【0128】

選択可能に、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１がコアネットワークＣＮ１０３におけるネットワークノードに上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクタイプに対応するタスク区分子を送信しない場合に、コアネットワークにおけるネットワークノードが、そのネットワークポリシー又はローカル構成情報に基づいて、該メディアストリーミングタスクタイプのために、それに対応するタスク区分子を決定する。それにより、タスク区分子のタスクサーバ端末（例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１）での構成と、ＣＮ１０３においてユーザープレーン及びＵＲＳＰでの構成とが一致することを確実にすることができる。

【0129】

選択可能に、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１がコアネットワークＣＮ１０３におけるネットワークノードに上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクに対応するタスク区分子を送信する場合に、コアネットワークＣＮ１０３におけるネットワークノードはタスク区分子がそのネットワークポリシー、又はローカル構成情報と合致するか否かを検査する。もし合致するとすれば、コアネットワークにおけるネットワークノードは上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクタイプに対応するタスク区分子を確認し、且つそれを５ＧＭＳ ＡＦ１０２１に戻すことができる。もし合致しないとすれば、コアネットワークにおけるネットワークノードはネットワークポリシー、又はローカル構成情報に基づいて５ＧＭＳ ＡＦ１０２１から送信されたタスク区分子を修正又は更新し、且つそれを５ＧＭＳ ＡＦ１０２１に戻すことができる。

【0130】

選択可能に、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１がステップＳ３０２においてコアネットワークにおけるネットワークノードにタスクストリーミングタイプ指定子を送信する場合に、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はさらに、上記コアネットワークにおけるネットワークノードから上記タスクストリーミングタイプ指定子に対応するメディアストリーミングタスクタイプの連続性特徴を受信することができる。又は、コアネットワークにおけるネットワークノードは、ローカル構成及びネットワークポリシーに基づいて上記タスクストリーミングタイプ指定子に対応するタスク区分子を決定する。その後、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１にタスク区分子及びタスク区分子と対応する連続性特徴を戻す。

【0131】

ステップＳ３０３において、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定し、上記ポリシーテンプレート情報は上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む。

【0132】

５ＧＭＳ ＡＦ１０２１は、コアネットワークにおけるネットワークノードから受信した情報に従って、上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定することができる。

【0133】

例えば、コアネットワークにおけるネットワークノードは、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１に以下の［表４］のタスク区分子、ＳＳＣモード及びタスクストリーミングタイプ指定子を送信し、同一行の情報は一組の関連関係を表すと仮定する。

【0134】

【表4】

【0135】

例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１は上記情報に従ってポリシーテンプレート情報を充填することができる。例えば、使用量報告データのポリシーテンプレート情報、及び／又は動的ポリシーリソースの情報に対して、例えば、５ＧＭＳ ＡＦは以下の［表５］に示すポリシーテンプレート情報を決定することができる。

【0136】

【表5】

【0137】

例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１は、さらに上記情報に従ってポリシーテンプレート情報を充填することができる。例えば、メディアプレーンデータのポリシーテンプレート情報に対して、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１は以下の［表６］に示すポリシーテンプレート情報を決定することができる。

【0138】

【表6】

【0139】

［表５］及び［表６］における「…」は図示されていないプロパティー及びそれに対応する値を表し、本願はポリシーテンプレート情報におけるその他のフィールドのコンテンツ及び形式を制限しない。

【0140】

ステップＳ３０４において、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１は、少なくとも１つのメディアストリーミングの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報をユーザー端末に送信する。

【0141】

方法３００によって、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はコアネットワークのネットワークノードと少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴をネゴシエーションすることができ、それによりネットワーク側がタスクのニーズに従ってメディアストリーミングタスクを伝送するときにタスクの連続性を制御できることを実現する。５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はコアネットワークのネットワークノードと少なくとも１つのメディアストリーミングタスクのタスク区分子をネゴシエーションすることができ、それによりメディアストリーミングタスクに対するより精細なＱｏＳ制御を実現する。

【0142】

５ＧＭＳ ＡＦ１０２１からＳＳＣモード付きのポリシーテンプレートを受信することによって、ＵＥ１０１はメディアストリーミングのタスクを開始又は変更するときに、適切なＳＳＣモードを備えるＰＤＵセッションを使用して該メディアストリーミングのタスクを搭載することができる。これにより、ＵＥ１０１はメディアストリーミングタスクを開始又は変更するときに該メディアストリーミングタスクの連続性制御を実現することができる。

【0143】

特に、該ポリシーテンプレートはＵＥのローカル構成情報としてもよく、ＵＥがＵＲＳＰルールをサポートしないときに、該ポリシーテンプレートにおける情報を根拠として該メディアストリーミングタスクを特定のＰＤＵセッションにバインディングし、又は新しいＰＤＵセッションを開始するか否かを決める。これにより、従来技術において、ネットワーク側機器がタスクプロバイダのタスク連続性ニーズに従ってタスクのタスク連続性を決定できないという問題、及びデータネットワークにおける機器がＵＥのために特定のタスク連続性を有するポリシーテンプレートを構成できないという問題を解決する。

【0144】

本願の実施例は、データネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法をさらに提供している。該方法は、コアネットワークにおけるネットワークノードに上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子を送信するステップであって、上記タスク区分子は上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なるタスクタイプのメディアストリーミングタスクを区別することに用いられる、ステップと、上記コアネットワークにおけるネットワークノードから、上記コアネットワークにおけるネットワークノードにより確認されたタスク区分子を受信するステップと、上記確認されたタスク区分子と対応する、メディアストリーミングの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定するステップと、上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報、及び上記確認されたタスク区分子をユーザー端末に送信するステップと、を含む。

【0145】

これにより、本願の実施例は異なる機能及びタイプのメディアストリーミングのタスクストリーミングをタスク区分子によって区別できることを実現する。異なるタスク区分子のメディアストリーミングタスクを異なるＱｏＳ（サービス品質）を備えるタスクストリーミングを使用して搭載することができるため、５Ｇコアネットワークのネットワークノードによって、異なるメディアストリーミングタスクタイプが備える必要がある異なるタスク区分子を５ＧＭＳ ＡＦ１０２１に指示することができる。それにより、特定のタスクタイプのタスクストリーミングを、ネットワークネゴシエーションを経たタスク区分子を設定することによって、同一ＰＤＵセッションの異なるＱｏＳストリーミングにより伝送できることを実現し、又は特定のタスクストリーミングを、備えた異なるＰＤＵセッションによって伝送できることを実現する。

【0146】

本願の実施例はデータネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法をさらに提供している。該方法は、コアネットワークにおけるネットワークノードに上記メディアストリーミングタスクのタスクストリーミングタイプ指定子を送信するステップであって、上記タスクストリーミングタイプ指定子は上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なる機能のメディアストリーミングタスクを記述することに用いられる、ステップと、上記コアネットワークにおけるネットワークノードから上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子を受信するステップであって、上記タスク区分子は上記タスクストリーミングタイプ指定子と対応する、ステップと、上記確認されたタスク区分子と対応する、メディアストリーミングの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定するステップと、上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報、及び上記確認されたタスク区分子をユーザー端末に送信するステップと、を含む。

【0147】

これにより、本願の実施例は異なる機能のメディアストリーミングのタスクストリーミングをタスク区分子によって区別できることを実現する。異なるタスクストリーミングタイプのメディアストリーミングタスクを異なるＱｏＳ（サービス品質）を備えるタスクストリーミングを使用して搭載することができるため、５Ｇコアネットワークのネットワークノードは異なるタスクストリーミングタイプ指定子に対応するメディアストリーミングタスクタイプが備える必要があるタスク区分子を５ＧＭＳ ＡＦ１０２１に指示することができる。それにより、特定のタスクタイプのタスクストリーミングを、ネットワークネゴシエーションを経たタスク区分子を設定することによって、同一ＰＤＵセッションの異なるＱｏＳストリーミングにより伝送できることを実現し、又は特定のタスクストリーミングを、備えた異なるＰＤＵセッションによって伝送できることを実現する。

【0148】

図４は、データネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法４００のフローチャートを示す。

【0149】

図４に記述される方法は、図１におけるＮＥＦ１０３１、ＰＣＦ１０３２又は両者の組み合わせにより実行することができる。ＮＥＦ１０３１、ＰＣＦ１０３２、又は両者の組み合わせはコアネットワークにおけるネットワークノードと呼ばれてもよい。

【0150】

図４に示すように、ステップＳ４０１において、コアネットワークＣＮ１０３におけるネットワークノードはデータネットワークにおけるネットワークノードから少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを受信する。

【0151】

選択可能に、上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクは少なくとも一種のメディアストリーミングのタスクタイプに対応してもよい。

【0152】

コアネットワークＣＮ１０３におけるネットワークノードは、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１により提案されたメディアストリーミングタスクに関連するタスク連続性ニーズに従って、メディアストリーミングタスクのために相応なタスク連続性特徴（例えばＳＳＣモード）を設定し、且つ設定されたタスク連続性特徴に従って該メディアストリーミングタスクのために相応なレートを設定することができる。

【0153】

選択可能に、メディアストリーミングタスクは複数種のタスクタイプに対応する可能性がある。例えば、ビデオメディアストリーミングセッションにとって、それは上りビデオメディアストリーミングタスクのデータ伝送、下りビデオメディアストリーミングのデータ伝送、上りビデオメディアストリーミングタスクの制御データ伝送、及び下りビデオメディアストリーミングの制御データ伝送等を含む。異なるメディアストリーミングタスクタイプは異なるＱｏＳニーズに対応してもよい。

【0154】

ステップＳ４０２において、コアネットワークにおけるネットワークノードは上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定する。

【0155】

５ＧＭＳ ＡＦ１０２１は、ローカルで該メディアストリーミングタスクに対応する少なくとも１つのタスクタイプを検索し、且つコアネットワークＣＮ１０３におけるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１、又はＰＣＦ１０３２、又は両者の組み合わせ）に該メディアストリーミングタスクに対応する少なくとも１つのタスクタイプを送信することができる（例えば、タスク区分子を送信する）。

【0156】

コアネットワークＣＮ１０３におけるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１、又はＰＣＦ１０３２、又は両者の組み合わせ）は、ユーザーと締結した該メディアストリーミングタスクに関連するネットワークプロトコルに従って、該メディアストリーミングタスクに対応する少なくとも１つのタスクタイプ（例えば、タスク区分子）を決定することもできる。

【0157】

例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１は、該メディアストリーミングタスクが特定のタスク連続性を備えることを要求する可能性がある。コアネットワークＣＮ１０３におけるネットワークノードはそれがユーザーと締結したプロトコルを検索し、もし該ユーザーが特定の連続性のタスクに対して料金を支払っていないと発見するとすれば、コアネットワークＣＮ１０３は５ＧＭＳ ＡＦ１０２１のニーズを拒否し、該メディアストリーミングのタスクのために基本的なタスク連続性のみを設定する。

【0158】

選択可能に、コアネットワークにおけるネットワークノードにメディアストリーミングタスクのためにＱｏＳをより正確でより精細に設定させることができるようにするために、コアネットワークＣＮ１０３におけるネットワークノードはさらに、データネットワークＤＮ１０２におけるネットワークノードから上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクに対応するタスク区分子を受信してもよい。ここで、上記タスク区分子は、上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なるタスクタイプのメディアストリーミングタスクを区別することに用いられる。

【0159】

上記のタスク区分子は、第４バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ４）に対するサービスタイプ情報（ＴＯＳ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対する通信分類情報（Ｔｒａｆｆｉｃ ｃｌａｓｓ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対するフローラベル情報、及びデータパケットフィルタ方向情報のうちの少なくとも１つを含む。

【0160】

本明細書に記載の異なるタスク区分子とは、タスク区分子に含まれた第４バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ４）に対するサービスタイプ情報（ＴＯＳ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対する通信分類情報（Ｔｒａｆｆｉｃ ｃｌａｓｓ）、第６バージョンのネットワークプロトコル（ＩＰｖ６）に対するフローラベル情報、及びデータパケットフィルタ方向情報のうちの任意の１つが異なることを指す。当業者が理解すべきであるように、タスク区分子においてはその他のさまざまなフィールドがさらに含まれる可能性があり、それはタスク区分子が異なることになる可能性があるが、本願はこれを限定しない。

【0161】

コアネットワークにおけるネットワークノードは、上記メディアストリーミングタスク（又は１つの特定のメディアストリーミングタスクタイプに少なくとも対応するタスク区分子）及び連続性ニーズに基づいて、上記メディアストリーミングタスクの（又は一種のメディアストリーミングタスクタイプに少なくとも対応する）連続性特徴を決定することができる。すなわち、コアネットワークにおけるネットワークノードは上記タスク区分子と上記連続性特徴とを関連付けることによって少なくとも一種のメディアストリーミングタスクタイプの連続性特徴を指示することができる。

【0162】

選択可能に、コアネットワークにおけるネットワークノードは５ＧＭＳ ＡＦ１０２１から上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクに対応するタスク区分子を受信する場合に、コアネットワークにおけるネットワークノードはタスク区分子がそのネットワークポリシー、又はローカル構成情報と合致するか否かを検査する。もし合致するとすれば、コアネットワークにおけるネットワークノードはネットワークポリシーに従って該メディアストリーミングタスクのために対応するタスク区分子を決定し、且つそれを５ＧＭＳ ＡＦ１０２１に戻すことができる。もし合致しないとすれば、コアネットワークにおけるネットワークノードはネットワークポリシー、又はローカル構成情報に従って５ＧＭＳ ＡＦ１０２１から送信されたタスク区分子を修正又は更新し、且つそれを５ＧＭＳ ＡＦ１０２１に戻すことができる。

【0163】

選択可能に、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１は、コアネットワークにおけるネットワークノードに上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクに対応するタスク区分子を送信しない場合に、コアネットワークにおけるネットワークノードはそのネットワークポリシー、又はローカル構成情報に基づいて該メディアストリーミングタスクタイプのためにそれに対応する少なくとも１つのタスク区分子を決定する。それにより、タスク区分子のタスクサーバ端末（例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１）での構成、ネットワーク側でＵＥに送信されたＵＲＳＰルール、及びコアネットワークＣＮ１０３においてユーザープレーンの構成の一致を維持することを確実にすることができる。

【0164】

選択可能に、コアネットワークにおけるネットワークノードは、さらに５ＧＭＳ ＡＦ１０２１からタスクストリーミングタイプ指定子を受信することができ、上記タスクストリーミングタイプ指定子は上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクタイプの特徴又はメディアストリーミングタスクの機能特徴を指示する。例えば、タスクストリーミングタイプ指定子は、あるメディアストリーミングタスクが、メディアプレーンデータ、ネットワーク補助情報、及び使用量報告情報等のうちの１つであることを指示することができる。５Ｇコアネットワークのネットワークノードは、タスクストリーミングタイプ指定子に従って該タスクタイプのデータストリーミングのために特定のタスク区分子を割り当てて、異なるタスクストリーミングタイプ指定子に対応するタスク区分子を５ＧＭＳ ＡＦ１０２１に指示することができる。それにより、タスクサーバが特定のタスクタイプのタスクストリーミングのために特定のタスク区分子を設定することを実現し、特定のタスクタイプのタスクストリーミングを同一ＰＤＵセッションの異なるＱｏＳストリーミングによって伝送できることを実現し、又は特定のタスクタイプのタスクストリーミングを異なるＰＤＵセッションによって伝送できることを実現し、精細なＱｏＳ確保及びタスク連続性確保を行う。

【0165】

例えば、コアネットワークにおけるネットワークノードは、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１から送信された少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズ及びタスクストリーミングタイプ指定子に従って、且つそのローカルのネットワークポリシー又は構成情報に従って、以下の［表７］に示すＳＳＣモード、タスク区分子、及びタスクストリーミングタイプ指定子の対応関係を設定することができる。［表７］における同一行の情報は一組の関連関係を表す。

【0166】

【表7】

【0167】

ステップＳ４０３において、コアネットワークにおけるネットワークノードは、上記データネットワークにおけるネットワークノードに上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を送信する。

【0168】

例えば、コアネットワークにおけるネットワークノードは、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１に［表６］における関連関係をフィードバックすることができる。

【0169】

方法４００によって、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１は、コアネットワークのネットワークノードと少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴をネゴシエーションすることができ、それによりネットワーク側がタスクのニーズに従ってメディアストリーミングタスクを伝送するときにタスクの連続性を制御できることを実現する。５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はコアネットワークのネットワークノードと少なくとも１つのメディアストリーミングタスクのタスク区分子をネゴシエーションすることもでき、それによりメディアストリーミングタスクに対するより精細なＱｏＳ制御を実現する。

【0170】

５ＧＭＳ ＡＦ１０２１からＳＳＣモード及び／又はタスク区分子付きのポリシーテンプレートを受信することによって、ＵＥ１０１はメディアストリーミングのタスクを開始又は変更するときに、適切なＳＳＣモードを備えるＰＤＵセッションを使用して該メディアストリーミングのタスクを搭載することができる。これにより、ＵＥ１０１はメディアストリーミングタスクを開始又は変更するときに該メディアストリーミングタスクの連続性制御を実現することができる。

【0171】

特に、該ポリシーテンプレートはＵＥのローカル構成情報としてもよく、ＵＥがＵＲＳＰルールをサポートしないときに、該ポリシーテンプレートにおける情報を根拠として該メディアストリーミングタスクを特定のＰＤＵセッションにバインディングし、又は新しいＰＤＵセッションを開始するか否かを決める。これにより、従来技術において、ネットワーク側機器がタスクプロバイダのニーズに従ってタスクのタスク連続性を決定できないという問題を解決する。

【0172】

本願の実施例はコアネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法をさらに提供している。該方法は、データネットワークにおけるネットワークノードから上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子を受信するステップと、上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子及びローカル構成に基づいて、上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子を決定するステップと、上記データネットワークにおけるネットワークノードに上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子を送信するステップと、を含む。

【0173】

選択可能に、コアネットワークにおけるネットワークノードはさらに、データネットワークにおけるネットワークノードから上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子を受信し、上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子及びローカル構成に基づいて、上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子を決定し、ユーザー端末に上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子を送信するようにしてもよい。例えば、該タスク区分子はＵＲＳＰによってＰＣＦ１０３２からユーザー端末１０１に発行されてもよい。ＰＣＦで生成されたＵＲＳＰは５ＧＭＳ ＡＦ１０２１とＮＥＦ／ＰＣＦとがネゴシエーションして決定したタスク区分子を含む。

【0174】

本願の実施例はコアネットワークにおけるネットワークノードにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法をさらに提供している。該方法は、データネットワークにおけるネットワークノードから上記メディアストリーミングタスクのタスクストリーミングタイプ指定子を受信するステップと、上記メディアストリーミングタスクのタスクストリーミングタイプ指定子及びローカル構成に基づいて、上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子を決定するステップと、上記データネットワークにおけるネットワークノードに上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子を送信するステップと、を含む。

【0175】

選択可能に、コアネットワークにおけるネットワークノードはさらに、データネットワークにおけるネットワークノードから上記メディアストリーミングタスクのタスクストリーミングタイプ指定子を受信し、上記メディアストリーミングタスクのタスクストリーミングタイプ指定子及びローカル構成に基づいて、上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子を決定し、ユーザー端末に上記メディアストリーミングタスクのタスク区分子を送信するようにしてもよい。

【0176】

例えば、該タスク区分子は、ＵＲＳＰによってＰＣＦ１０３２からユーザー端末１０１に発行されてもよい。ＰＣＦで生成されたＵＲＳＰは５ＧＭＳ ＡＦ１０２１とＮＥＦ／ＰＣＦとがネゴシエーションして決定したタスク区分子を含む。

【0177】

選択可能に、コアネットワークにおけるネットワークノードはさらに、データネットワークにおけるネットワークノードから少なくとも１つのメディアストリーミングタスクのタスク連続性ニーズを受信し、上記メディアストリーミングタスクのタスク連続性ニーズに基づいて、上記メディアストリーミングタスクのタスク連続性特徴を決定し、ユーザー端末に上記タスク連続性特徴を送信するようにしてもよい。

【0178】

例えば、該タスク連続性特徴は、ＵＲＳＰによってＰＣＦ１０３２からユーザー端末１０１に発行されてもよい。例えば、タスク連続性特徴はＳＳＣモードである。ＰＣＦで生成されたＵＲＳＰは５ＧＭＳ ＡＦ１０２１とＮＥＦ／ＰＣＦとがネゴシエーションして決定したＳＳＣモードを含む。

【0179】

図５は、図１における通信システムにより実行される、メディアストリーミングタスクの伝送を制御する方法５００のフローチャートを示す。

【0180】

図５に記述される方法における各ステップは、図１におけるＵＥ１０１、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１、ＮＥＦ１０３１、又はＰＣＦ１０３２（又はＮＥＦ１０３１とＰＣＦ１０３２との組み合わせ）によりそれぞれ実行することができる。ＮＥＦ１０３１、ＰＣＦ１０３２、又は両者の組み合わせはコアネットワークにおけるネットワークノードと呼ばれてもよい。

【0181】

ステップＳ５０１において、データネットワークにおけるネットワークノード（例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１）により、コアネットワークにおけるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１、ＰＣＦ１０３２又はＮＥＦ１０３１とＰＣＦ１０３２との組み合わせ）に少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信する。

【0182】

選択可能に、上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクは、少なくとも一種のメディアストリーミングタスクタイプに対応する。従って、データネットワークにおけるネットワークノード（例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１）により、コアネットワークにおけるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１、ＰＣＦ１０３２又はＮＥＦ１０３１とＰＣＦ１０３２との組み合わせ）に、少なくとも一種のタスクタイプのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信してもよい。これにより、データネットワークにおけるネットワークノード（例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１）によりコアネットワークにおけるネットワークノード（例えば、ＮＥＦ１０３１、ＰＣＦ１０３２又はＮＥＦ１０３１とＰＣＦ１０３２との組み合わせ）に、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズを送信することを代替的に実現する。

【0183】

例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１はＵＥ１０１との間に５Ｇメディアストリーミングネットワークを使用してあるメディアストリーミングセッションのタスクの伝送（例えばビデオ会議）を確立する必要がある可能性がある。該メディアストリーミングタスクは一定の連続性ニーズを有し、例えば、それはＵＥのＩＰアドレスが変化しないように維持することを要求し、それにより該メディアストリーミングセッションタスクの連続性を確実にする。このため、この部分のメディアストリーミングタスクを搭載する５Ｇコアネットワークのネットワークノード（例えばコアネットワークにおけるネットワークノード、また例えばＮＥＦ及びＰＣＦ）は、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１により提案されたニーズに従って、この部分のタスクのために相応なタスク連続性特徴（例えばＳＳＣモード）を設定し、且つ設定されたタスク連続性特徴に従って該メディアストリーミングタスクのために相応なレートを設定する可能性がある。

【0184】

選択可能に、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズは複数種の方式で記述することができる。例えば、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズは、「本タスクはＵＥのＩＰアドレスが変化しないように維持する必要がある」等のテキストで記述してもよい。少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズは、さらにＳＳＣモードのインジケータ（例えば、もしＳＳＣモード１を採用するとすれば、インジケータ「１」を直接使用することができる）で直接記述してもよく、それは該メディアストリーミングタスクがあるＳＳＣモードを必要とすることを指示する。本願は連続性ニーズの形式を制限しない。

【0185】

ステップＳ５０２において、コアネットワークにおけるネットワークノードにより、上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性ニーズに基づいて、上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定する。

【0186】

例えば、ＳＳＣモードを使用してメディアストリーミングのセッション及びタスク連続性の特徴を特徴付けることができる。当業者が理解すべきであるように、さらにその他のパラメータを使用してメディアストリーミングの連続性特徴を特徴付けてもよい。

【0187】

１つのメディアストリーミングタスクは、複数種のメディアストリーミングのタスクタイプを含む可能性がある。例えば、ビデオメディアストリーミングセッションにとって、それは上りビデオメディアストリーミングタスクのデータ伝送、下りビデオメディアストリーミングのデータ伝送、上りビデオメディアストリーミングタスクの制御データ伝送、及び下りビデオメディアストリーミングの制御データ伝送等を含む。異なるメディアストリーミングタスクのタスクタイプは異なるタスク連続性特徴に対応してもよい。

【0188】

コアネットワークにおけるネットワークノードは、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける各異なるメディアストリーミングタスクタイプのタスクストリーミングのために異なるＱｏＳを設定することができ、従って、異なるタスクタイプを区別する必要がある。

【0189】

ステップＳ５０３において、コアネットワークにおけるネットワークノード（例えばＮＥＦ１０３１、又はＰＣＦ１０３２又はＮＥＦ１０３１とＰＣＦ１０３２との組み合わせ）により、上記データネットワークにおけるネットワークノード（例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１）に、上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を送信する。

【0190】

ステップＳ５０４において、データネットワークにおけるネットワークノード（例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１）により、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を決定し、上記ポリシーテンプレート情報は上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴を含む。

【0191】

ポリシーテンプレート（Ｐｏｌｉｃｙ Ｔｅｍｐｌａｔｅ）情報は、コアネットワークＣＮ１０３におけるネットワークノード及び５ＧＭＳ ＡＦ１０１１によりネゴシエーションする一組のパラメータを含む。５ＧＭＳ ＡＦ１０１１はポリシーテンプレートのデータモデルを作成することによって、コアネットワークにおけるネットワークノードとのネゴシエーション過程において関連するポリシーテンプレートリソース（Ｐｏｌｉｃｙ Ｔｅｍｐｌａｔｅ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ）を作成、取得、更新及び削除することができる。これによりポリシーテンプレート情報はさらにポリシーテンプレート、ポリシーテンプレートリソース、ポリシーテンプレートリソース情報、又はポリシーテンプレートデータ等と呼ばれてもよい。本願において、ポリシーテンプレート情報の命名方式を挙げて説明するが、ポリシーテンプレート情報の名称を限定しない。

【0192】

選択可能に、上記ポリシーテンプレート情報はタスク区分子（Ｓｅｒｖｉｃｅ ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉａｔｏｒ）をさらに含み、上記タスク区分子は上記少なくとも１つのメディアストリーミングタスクにおける異なるタスクタイプのメディアストリーミングタスクを区別することに用いられる。ここで、上記ポリシーテンプレート情報は、上記タスク区分子と上記ポリシーテンプレートにおけるポリシーとを関連付けることによって少なくとも一種のメディアストリーミングタスクタイプのセッションポリシーを指示する。選択可能に、上記ポリシーテンプレート情報は上記タスク区分子と従来のネットワーク特徴とを関連付けることによって、少なくとも一種のメディアストリーミングタスクタイプのＰＤＵセッションの属性を指示する。

【0193】

例えば、あるポリシーテンプレート情報はポリシーテンプレート識別子（ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ）：ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－１を有すると仮定する。該ポリシーテンプレート情報において、タスク区分子ＳＤ－１及びメディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１が含まれる。タスク区分子ＳＤ－１及びメディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１はいずれもポリシーテンプレート識別子ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－１を有するポリシーテンプレート情報において位置するため、ＵＥ１０１はタスク区分子ＳＤ－１とメディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１とが関連性を備えると推定することができる。

【0194】

すなわち、該タスク区分子ＳＤ－１を含むフロー記述子に対応するメディアストリーミングタスクは、メディアストリーミングタスクの連続性特徴ＣＦ１を備えるべきである。

【0195】

又は、動的ポリシーリソースにおいて、さらに、キー値ペアの方式でタスク区分子とポリシーテンプレート識別子とを記憶することでタスク区分子とポリシーテンプレート識別子との関連関係を確立するようにしてもよく、且つ該関連関係によってタスク区分子とメディアストリーミングタスクの連続性特徴との関連性をさらに決定するようにしてもよい。例えば、タスク区分子のフロー記述子をキーとし、ポリシーテンプレート識別子を値として、＜タスク区分子ＳＤ－１のフロー記述子、ポリシーテンプレート識別子ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－１＞、＜タスク区分子ＳＤ－２のフロー記述子、ポリシーテンプレート識別子ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－２＞、及び＜タスク区分子ＳＤ－３のフロー記述子、ポリシーテンプレート識別子ｐｏｌｉｃｙＴｅｍｐｌａｔｅＩｄ－３＞等のキー値ペアを構築する。例えば、動的ポリシーリソースはさらにポリシーテンプレート識別子をキーとし、タスク区分子のフロー記述子を値としてキー値ペアを構築してもよい。例えば、動的ポリシーリソースはさらにポリシーテンプレート識別子をキーとし、タスク区分子を値としてキー値ペアを構築してもよい。本願はタスク区分子とポリシーテンプレート識別子とを関連付ける方式をさらに限定しない。本願の実施例において、ＳＳＣモードを使用してメディアストリーミングのセッション及びタスク連続性の特徴を特徴付けることができる。当業者が理解すべきであるように、さらにその他のパラメータを使用してメディアストリーミングの連続性特徴を特徴付けてもよい。具体的には、ＳＳＣモードはプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）セッションに関連し、且つＰＤＵセッション存続期間には変化しないように維持する。

【0196】

ステップＳ５０５において、データネットワークにおけるネットワークノード（例えば、５ＧＭＳ ＡＦ１０２１）により、ユーザー端末（例えば、ＵＥ１０１）に、少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの伝送を制御することに用いられるポリシーテンプレート情報を送信する。

【0197】

ステップＳ５０６において、ユーザー端末（例えば、ＵＥ１０１）により、開始対象のメディアストリーミングタスク及び上記ポリシーテンプレート情報に基づいて、上記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を決定する。

【0198】

ステップＳ５０７において、ユーザー端末（例えば、ＵＥ１０１）により、開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができるＰＤＵセッションが存在するか否かを決定し、ここで、上記ＰＤＵセッションは上記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備える。

【0199】

ステップＳ５０８において、上記ＰＤＵセッションが存在する場合に、ユーザー端末により、上記開始対象のメディアストリーミングタスクを上記ＰＤＵセッションにバインディングし、上記ＰＤＵセッションが存在しない場合に、ユーザー端末により、上記開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを確立する。

【0200】

１つのＰＤＵセッションのＳＳＣモードがその存続期間に変化しないため、開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴とマッチングするＰＤＵセッションが存在する場合に、ＵＥ１０１は開始対象のメディアストリーミングタスクを該ＰＤＵセッションにバインディングすることができ、それにより該ＰＤＵセッションは該開始対象のメディアストリーミングタスクを搭載することができる。もちろん、もし開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性特徴とマッチングするＰＤＵセッションが存在しないとする場合に、ＵＥ１０１は開始対象のメディアストリーミングタスクの連続性要求に合致するＰＤＵセッション（すなわち特定のＳＳＣモードを備えるＰＤＵセッション）を確立する必要がある。

【0201】

方法５００において、ネットワーク側の機器から連続性特徴付きのポリシーテンプレートを受信することによって、ユーザー端末は移動するときに、適切な連続性特徴を備えるＰＤＵセッションを使用して該メディアストリーミングのタスクを搭載することができる。これにより、ユーザー端末は移動するときに該メディアストリーミングタスクの連続性制御を実現することができる。これにより、従来技術において、ネットワーク側機器がユーザー端末にメディアストリーミングタスクに対応するタスク連続性を構成できないという問題を解決する。

【0202】

方法５００において、データネットワーク（ＤＮ）のネットワークノードはコアネットワーク（ＣＮ）のネットワークノードと少なくとも１つのメディアストリーミングタスクの連続性特徴をネゴシエーションすることができ、それによりネットワーク側はタスクプロバイダのニーズに従ってメディアストリーミングタスクを伝送するときにタスク連続性を制御できることを実現する。

【0203】

方法５００において、ネットワーク側の機器及びユーザー端末はさらにタスク区分子を利用してメディアストリーミングタスクの細分化タイプを識別し、且つタスクストリーミングタイプ指定子を使用して同じタスク区分子を備えるメディアストリーミングタスクをさらに分割することができ、それによりメディアストリーミングタスクに対するより精細なＱｏＳ制御及びタスク連続性制御を実現する。

【0204】

図６は、本願の実施例に係る電子機器６００のアーキテクチャを示す。

【0205】

本願の実施例に係る機器（例えば、ユーザー端末、コアネットワークにおけるネットワークノード、及びデータネットワークにおけるネットワークノード等）は図６に示す電子機器のアーキテクチャを介して実現されてもよい。図６は該コンピューティング機器のアーキテクチャを示す。図６に示すように、コンピューティング機器６００はバス６１０、１つ又は複数のＣＰＵ６２０、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）６３０、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）６４０、ネットワークに接続された通信ポート６５０、入力／出力コンポーネント６６０、及びハードディスク６７０等を含んでもよい。コンピューティング機器６００における記憶機器、例えばＲＯＭ６３０又はハードディスク６６０はコンピュータ処理及び／又は通信に使用されるさまざまなデータ又はファイル及びＣＰＵにより実行されるプログラムコマンドを記憶することができる。コンピューティング機器６００は、ユーザーインターフェース６８０をさらに含んでもよい。もちろん、図６に示すアーキテクチャは例示的なものに過ぎず、異なる機器を実現するときに、実際の必要に従って、図６に示すコンピューティング機器における１つ又は複数のコンポーネントを省略することができる。

【0206】

本願の実施例は不揮発性コンピュータ可読記憶媒体として実現されてもよい。本願の実施例に係る不揮発性コンピュータ可読記憶媒体においてコンピュータ可読コマンドが記憶されている。上記コンピュータ可読コマンドはプロセッサにより作動されるときに、以上の図面を参照しながら記述した本願の実施例に係る方法を実行することができる。上記不揮発性コンピュータ可読記憶媒体は、例えば揮発性メモリ及び／又は不揮発性メモリを含むが、それらに制限されない。上記揮発性メモリは、例えばランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）及び／又はキャッシュメモリ（ｃａｃｈｅ）等を含んでもよい。上記不揮発性メモリは、例えば読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、ハードディスク、及びフラッシュメモリ等を含んでもよい。

【0207】

本願の実施例はコンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムとして実現されてもよく、該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータコマンドを含み、該コンピュータコマンドは不揮発性コンピュータ可読記憶媒体に記憶されている。コンピュータ機器のプロセッサはコンピュータ可読媒体から該コンピュータコマンドを読み取り、プロセッサは該コンピュータコマンドを実行することにより、該コンピュータ機器は上記各態様又は上記各態様のさまざまな選択可能な実現方式に提供された方法を実行する。

【0208】

当業者が理解できるように、本願に開示されているコンテンツは複数種の変形及び改良を行うことができる。例えば、以上に記述されたさまざまな機器又はコンポーネントはハードウェアによって実現されてもよく、ソフトウェア、ファームウェア、又は三者におけるいくつか又は全部の組み合わせによって実現されてもよい。

【0209】

また、本願及び特許請求の範囲に示すように、コンテキストが例外とする事情を明確に提示しない限り、「一」、「１つ」、「一種」及び／又は「該」等の用語は単数形であることを意味しておらず、複数形を含んでもよい。本願において使用される「第１」、「第２」及び類似する用語は、何らの順序、数量又は重要性を表さず、異なる構成部分を区別するためのものに過ぎない。同様に、「含む」又は「含有」等の類似する用語は該用語の前に現れる素子、又は要素が該用語の後に挙げられた素子、又は要素及びその同等物をカバーするが、その他の素子、又は要素を排除しないことを意味する。「接続」又は「連結」等の類似する用語は物理的又は機械的接続に限定されず、直接又は間接的な接続に関わらず、電気的接続を含んでもよい。

【0210】

また、本願においてフローチャートを使用して本願の実施例に係るシステムにより実行される操作を説明する。理解すべきであるように、前後の操作は必ずしも順序に応じて正確に実行されるものではない。逆に、さまざまなステップを逆の順序で又は同時に処理してもよい。同時に、その他の操作をそれらの過程に加え、又はそれらの過程からあるステップ又は複数のステップの操作を除去するようにしてもよい。

【0211】

特に定義されていない限り、ここで使用されるすべての用語（技術及び科学用語を含む）は当業者が共に理解する意味と同じ意味を有する。さらに理解すべきであるように、例えば、通常の辞書で定義されているそれらの用語は、ここで明確に定義されていない限り、それらの関連技術のコンテキストにおける意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであるが、理想化、又は高度形式化の意味で解釈されるべきではない。

【0212】

以上は本願を詳細に説明したが、当業者にとって、明らかなように、本願は本明細書において説明される実施形態に限定されない。本願は特許請求の範囲の記載により確定された本願の主旨及び範囲から逸脱しない前提下で、修正及び変更方式として実施されてもよい。従って、本明細書の記載は例示的に説明することを目的とし、本願にとって何らの制限的な意味を有しない。

【符号の説明】

【0213】

１０１ ユーザー端末
１０２ データネットワーク（Ｄａｔａ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＤＮ）
１０３ コアネットワーク（Ｃｏｒｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＣＮ）
６００ 電子機器
６１０ バス
６３０ 専用メモリ（ＲＯＭ）
６４０ ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）
６５０ 通信ポート
６７０ ハードディスク
６８０ ユーザーインターフェース
１０１１１ Ｇメディアセッション処理装置
１０１１１ メディアセッション処置装置
１０１１１ メディアセッション処理装置
１０１１２ Ｇメディアストリーミング処理装置
１０１１２ メディアストリーミング処理装置

【図1】

【図2A】

【図2B】

【図3A】

【図3B】

【図4】

【図5】

【図6】