(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-03
(45)【発行日】2024-10-11
(54)【発明の名称】高周波照射装置及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
A61M 37/00 20060101AFI20241004BHJP
A61M 5/42 20060101ALI20241004BHJP
A61N 1/06 20060101ALI20241004BHJP
【FI】
A61M37/00 510
A61M5/42 510
A61N1/06
(21)【出願番号】P 2023149151
(22)【出願日】2023-09-14
【審査請求日】2023-09-14
(31)【優先権主張番号】10-2022-0177818
(32)【優先日】2022-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】510327194
【氏名又は名称】ウォンテック カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】WONTECH Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】64 Techno 8-ro,Yuseong-gu,Daejeon 34028 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム ジョンウォン
(72)【発明者】
【氏名】キム ジョンヒョン
(72)【発明者】
【氏名】ソ ヨンソク
【審査官】星名 真幸
(56)【参考文献】
【文献】特表2021-530278(JP,A)
【文献】韓国公開特許第2013-0137409(KR,A)
【文献】国際公開第2014/151104(WO,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2015-0128457(KR,A)
【文献】特表2021-533847(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2017-0014482(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 37/00
A61M 5/42
A61N 1/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
全般的な動作制御を行う本体と、
前記本体に連結されており、前記本体の電力を受けて作動するハンドピースと、
前記ハンドピースの一側面に結着されるチップと、を含んでなり、
前記本体は、前記本体の内部に結合されたものであって、電源を供給する第1電源部と、前記本体の内部に結合されており、前記第1電源部の電力を受けて動作制御を実行する第1制御部と、前記本体の内部の前記第1制御部に結合されており、前記第1電源部の電力を受けて
動作する空気吸引部と、前記本体の内部の前記第1制御部に結合されており、前記第1電源部の電力を受けて
動作する空気注入部と、を含んで構成され、
前記ハンドピースは、前記ハンドピースの内側面の上部に結合され、前記第1電源部から電力を受けて前記ハンドピースの動作を可能にする第2電源部と、前記ハンドピースの内側面に固定されており、前記第2電源部の電力を受けて動作する第2制御部と、前記ハンドピースの内側面に固定されており、前記本体の前記空気吸引部と前記空気注入部で動作する空気が伝達されるエアホースと、前記ハンドピースの内部の前記第2制御部に固定されており、前記本体の前記第1制御部の制御によって動作
し、ユーザーの皮膚に塗布すべき薬物を保管する第1チャンバーと、を含んで構成され、
前記チップは、外部の衝撃から保護するハウジングと、前記ハウジングの内部一側に固定され、前記ハンドピースの前記第2電源部から電力を受ける第3電源部と、前記第3電源部を固定し、前記ハウジングの一側に対して脱着される固定ブラケットと、前記固定ブラケットの一側に固定されており、前記ハウジングの内側に固定されており、前記ハンドピースの前記第2制御部の制御によって作動し、複数の針を含む針部と、前記固定ブラケットと前記針部との間の前記ハウジングに備えられており、前記ハンドピースの前記第1チャンバーの一側に結着され、前記第1チャンバーの薬物の伝達を受けて保管する第2チャンバーと、前記ハウジングの一側面に固定され、前記ハンドピースの前記第2制御部の制御と前記第3電源部から受けた電力で動作し、前記本体のエネルギー発生部から発生した高周波エネルギーが前記ハンドピースの第1エネルギー印加部に伝達され、そのエネルギーを前記針に伝達するエネルギー出力部と、前記ハウジングの表面のうち、ユーザーの皮膚に当接する一側面に構成されており、ユーザーの皮膚に接触したか否かを感知する感知センサーと、を含んで構成され
、
前記チップがユーザーの皮膚に密着したときに、前記空気吸引部が、内部空気を吸引して皮膚を引き付けるとともに、前記第2チャンバーが圧縮されながら皮膚に薬物を塗布し、皮膚に薬物が塗布されると、前記針部の針が、引き付けられた皮膚の下に挿入され、この後、前記エネルギー出力部が、前記針の一側に備えられた非絶縁部へ高周波エネルギーを出力し、挿入された針が皮膚から脱落したとき、前記空気注入部が、皮膚に向かって前記エアホースで空気を注入する
ことを特徴とする、高周波照射装置。
【請求項2】
前記第1チャンバーは、ユーザーの皮膚に塗布する薬物を保管し、固まったり特性が変わったりしないように回転し、一定温度を維持することを特徴とする、請求項1に記載の高周波照射装置。
【請求項3】
前記針部は、皮膚に接触し、内部を保護している針ハウジング、前記針ハウジングに取り付けられており、針が往復運動しながら通過する打孔板、針が取り付けられており、前記ハンドピースの制御部に連結されている針固定部、前記針固定部の一側に結合されている針と、前記ハンドピースのエアホースの一側が連結されており、ユーザーの皮膚にエアを照射させるためのエア照射部と、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の高周波照射装置。
【請求項4】
前記針部は、針部ユニットが2つ以上で構成される場合には、それぞれ前記針部ユニットにそれぞれ1つずつエアホースが備えられることを特徴とする、請求項1に記載の高周波照射装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高周波照射装置に関し、さらに詳細には、針が皮膚に侵襲されて針を介して高周波を皮膚の下に伝達し、薬物を皮膚の下に伝達する高周波照射装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
様々なエネルギー源を利用して皮膚を改善させる技術が広く適用されている。
【0003】
その中でも、針を用いて皮膚の下に最小侵襲し、針を介してエネルギーを皮膚の下に直接伝達すると、皮膚内部の温度を上昇させてコラーゲン層を再組織することにより、皮膚弾力、シワ改善、毛穴縮小、皮膚障壁強化などの効果を得ることができる。
【0004】
従来のRF針装備の場合、皮膚の下に針を挿入し、RFを照射する方法がある。
【0005】
真皮層や表皮層などの皮膚の下にRFを照射すると、弾力、シワ改善などの様々な効果を得ることができるが、皮膚に再生又はコラーゲン生成を促進させる栄養分が含有された薬物、すなわちスキンブースターを用いてその溶液を皮膚の下に伝達することにより、さらに効果を得ることができる方法がある。
【0006】
このような効果により、前記スキンブースターを皮膚の下に直接注入するか或いは薬物を皮膚の下に伝達するための様々な方法がある。
【0007】
その中でも、最近になって広く使用されている方法の一つは、皮膚にスキンブースターを一定量塗布し、塗布された皮膚の上にRF針を密着させて皮膚の下に往復運動をしながらスキンブースターを皮膚の下に伝達する方法が用いられている。
【0008】
しかしながら、この種の方法に使用される針は、ユーザーの皮膚に対して針穴を最小限に抑えるために、一般的に微細な太さのマイクロニードルを使用するため、マイクロニードルによって生成された皮膚穴へのスキンブースターの吸収がスムーズではないという問題点が生じる。
【0009】
かかる問題点を解決するために、別途の空気圧を入れる装置を追加してスキンブースターを外力で皮膚の下に吸収させるか、或いはマイクロニードルチップの構造を変更してチップ内の空気圧を用いてスキンブースターを吸収させる方法がある。
【0010】
ところが、顔の骨格は人によって異なり、眉骨、頬骨、顎骨などの屈曲部分に対して施術し難いという問題点が発生する。さらに、屈曲部分に施術を施す場合、二重侵襲がなされて傷を誘発するおそれがあるという問題点が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【文献】韓国公開特許第10-2017-0014482号(2017年2月8日)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、かかる問題点を解決するためのもので、その目的は、人の顔の輪郭、骨格に合わせて施術することができ、眉骨、頬骨、顎骨及び鼻柱などの施術し難い部位に施術を容易に施すことができるように、針部をN個のユニットに分けて、皮膚に接触した部分のみ針の侵襲がなされるようにする高周波照射装置及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するための本発明の高周波照射装置は、全般的な動作制御を行う本体と、前記本体に連結されたものであって、本体の電力を受けて作動するハンドピースと、前記ハンドピースの一側面に結着されるチップと、を含んでなることを特徴とし、前記本体は、本体の内部に結合されており、電源を供給する第1電源部と、前記本体の内部に結合されており、前記第1電源部の電力を受けて動作制御を実行する第1制御部と、前記本体の内部の第1制御部に結合されており、前記第1電源部の電力を受けて前記チップがユーザーの皮膚に密着したときに内部空気を吸引して皮膚を引き付ける空気吸引部と、前記本体の内部の第1制御部に結合されており、前記第1電源部の電力を受けて前記チップを介してユーザーの皮膚に空気を注入する空気注入部と、を含んで構成されることを特徴とし、前記ハンドピースは、ハンドピースの内側面の上部に結合され、前記第1電源部から電力を受けてハンドピースの動作を可能にする第2電源部と、ハンドピースの内側面に固定されており、前記第2電源部の電力を受けて動作する第2制御部と、前記ハンドピースの内側面に固定されており、前記本体の空気吸引部と空気注入部で動作する空気が伝達されるエアホースと、前記ハンドピースの内部の第2制御部に固定されており、前記本体の第1制御部の制御によって動作する第1チャンバーと、を含んで構成され、前記チップは、外部の衝撃から保護するハウジングと、ハウジングの内部一側に固定され、前記ハンドピースの第2電源部から電力を受ける第3電源部と、前記第3電源部を固定し、ハウジングの一側に対して脱着される固定ブラケットと、前記固定ブラケットの一側に固定されており、ハウジングの内側に固定されており、前記ハンドピースの第2制御部の制御によって作動し、皮膚の下に侵襲する複数の針を含む針部と、前記固定ブラケットと針部との間のハウジングに備えられており、前記ハンドピースの第1チャンバーの一側に結着され、第1チャンバーの薬物の伝達を受けて保管する第2チャンバーと、前記ハウジングの一側面に固定され、前記ハンドピースの第2制御部の制御と第3電源部から受けた電力で動作し、前記本体のエネルギー発生部から発生した高周波エネルギーが前記ハンドピースの第1エネルギー印加部に伝達され、そのエネルギーを前記針に伝達するエネルギー出力部と、前記ハウジングの表面のうち、ユーザーの皮膚に当接する一側面に構成されており、ユーザーの皮膚に接触したか否かを感知する感知センサーと、を含んで構成できる。
【0014】
第1チャンバーは、ユーザーの皮膚に塗布すべき薬物を保管し、固まったり特性が変わったりしないように回転し、一定温度を維持することができる。
【0015】
前記針部は、皮膚に接触し、内部を保護している針ハウジング、前記針ハウジングに取り付けられており、針が往復運動しONながら通過する打孔板、針が取り付けられており、ハンドピースの制御部に連結されている針固定部、前記針固定部の一側に結合されている針と、前記ハンドピースのエアホースの一側が連結されており、ユーザーの皮膚にエアを照射させるエア照射部と、をさらに含んでもよい。
【0016】
前記針部は、針部ユニットが2つ以上で構成される場合には、それぞれ針部ユニットにそれぞれ1つずつエアホースが備えられてもよい。
【0017】
本体の第1電源部の電源をONし、本体とハンドピースに電力を供給するステップと、前記本体の電源がONされ、電源の印加を受けた第1制御部がユーザーに本体の第1ディスプレイ部を介して制御UIを提供するステップと、前記ユーザーに制御UIを提供し、第1制御部から制御詳細内容が入力されたか否かを判断するステップと、前記制御詳細内容が入力されたか否かを判断するステップで、前記制御詳細内容が入力されたと判断される場合、皮膚塗布薬物をハンドピースの第1チャンバーに充填し、第1制御部で所定の設定値通りに第1チャンバーの回転及び温度を維持させるステップと、前記制御詳細内容が入力されたか否かを判断するステップで、詳細内容が入力されていないと判断される場合、第1制御部がユーザーに本体の第1ディスプレイ部を介して制御UIを提供するステップを実行し続けるステップと、前記第1チャンバーの回転及び温度を維持させた後、ハンドピースが分離されたか否かを判断するステップと、前記ハンドピースが分離されたと判断するステップで分離されたと判断される場合、チップの感知センサーの感知如何に応じて、ハンドピースにチップが結合されたか否かを判断するステップと、前記感知センサーの感知如何に応じて、ハンドピースにチップが結合されたか否かを判断するステップで、ハンドピースにチップが結合されたと判断される場合、第1制御部でチップの固有番号を、第1記憶部に記憶されている固有番号データとマッチングさせるステップと、前記第1制御部でチップの固有番号を第1記憶部に記憶されている固有番号データとマッチングさせるステップで、正品チップであるか否かを判断するステップと、前記正品チップであるか否かを判断するステップで、正品チップであると判断される場合、ハンドピースの第1チャンバーの薬物をチップの第2チャンバーに伝達するステップと、前記ハンドピースの第1チャンバーに保管された薬物をチップの第2チャンバーに伝達した後、感知センサーが備えられたチップの末端を皮膚に密着させ、チップの感知センサーで感知された感知値を本体の第1制御部で確認するステップと、前記感知センサーで感知された結果に応じて、針部ユニットの動作如何を第1制御部で決定するステップと、前記針部ユニットがそれぞれ1つの針部ユニットと感知センサーとの組み合わせからなり、それぞれの針部ユニットの感知センサーのいずれか一つのみが感知しても、感知されたセンサーに結合されている針部ユニットは動作すると決定されるステップと、前記針部ユニットが動作すると決定され、動作することにした針部ユニットは皮膚表面に下降して密着するステップと、前記針部ユニットが皮膚表面に密着すると、空気吸引部で皮膚とチップとの間の空気をエアホースを介して吸引しながら皮膚表面を引き付けるステップと、前記吸引部で皮膚とチップとの間の空気を吸引するとともに、チップの第2チャンバーが圧縮されながら皮膚に薬物を塗布するステップと、皮膚に薬物が塗布されると、第2制御部のエネルギー出力実行制御によって動作すると判断された針部ユニットがチップの末端に下降しながら、引き付けられた皮膚の下に針が挿入されるステップと、前記引き付けられた皮膚の下に針が挿入された後、本体のエネルギー発生部で高周波エネルギーを生成し、ハンドピースの第1エネルギー印加部からエネルギーの伝達を受けてチップのエネルギー出力部にエネルギーが印加されると、エネルギー出力部のエネルギーの伝達を受けた針の一側に備えられた非絶縁部へ高周波エネルギーを出力するステップと、前記針が挿入され、挿入された針が皮膚から脱落し、この時、同時に本体の空気注入部から皮膚に向かってエアホースを介して空気を注入し、このときの圧力で上記のように皮膚に塗布された薬物が皮膚の下に伝達されるステップと、前記空気注入部から皮膚に向かって空気を注入した後、針部の挿入回数が消尽したか否かを第1制御部で判断するステップと、前記針部の挿入回数が消尽したか否かを第1制御部で判断するステップで、前記針部の挿入回数が消尽していない場合、前記ハンドピースの第1チャンバーの薬物をチップの第2チャンバーに伝達するステップから、針部の挿入回数が消尽したか否かを判断するステップまでを繰り返し行うステップと、を含んでなることができる。
【0018】
前記ユーザーに提供される制御UIの内容は、エネルギー出力量、エネルギー出力回数、エネルギー出力時間、第1チャンバーの温度、第1チャンバーの回転速度、施術時間、施術ポイント、ユーザーデータ入力、ユーザーの皮膚撮影写真、及びチップの固有番号確認ウィンドウの少なくとも一つであってもよい。
【0019】
前記ハンドピースが分離されたと判断するステップで、分離されていないと判断される場合、第1制御部で、ユーザーに本体の第1ディスプレイ部を介して制御UIを提供するステップを実行し続けることができる。
【0020】
前記正品チップであるか否かを判断するステップで、正品チップではないと判断される場合、作動を直ちに終了することができる。
【0021】
前記正品チップであるか否かを判断するステップは、本体の第1記憶部に記憶されている固有番号データとチップの第2記憶部に記憶されているチップ固有番号とをマッチングさせたとき、同じ番号があれば正品と判断し、同じ番号がなければ偽物と判断することができる。
【0022】
前記第1制御部で針部の挿入回数が消尽したか否かを判断するステップで、チップの第2記憶部における動作回数と、第2記憶部に記憶された最大動作回数と比較して判断され、残余動作回数は本体の第1ディスプレイ部に出力してユーザーに知らせることができる。
【0023】
前記針部の挿入回数が消尽したか否かを第1制御部で判断するステップで、針部の挿入回数が消尽した場合、第1ディスプレイ部と第2ディスプレイ部に案内フレーズがユーザーに表出されながら、それ以上作動せずに終了することができる。
【発明の効果】
【0024】
このような特徴によれば、本発明は、個々人の顔の輪郭に合うように針ユニットが侵襲されることにより、針の二重侵襲を防止するという効果がある。
【0025】
また、眉骨、鼻柱、顎骨、頬骨などの屈曲骨が位置する箇所においても、チップ内部の空気圧を用いて薬物の吸収を助けるという効果がある。
【0026】
また、屈曲した骨が位置する箇所においても、より小さなチップを交換することなく使用可能であるため、ユーザーのコストをダウンさせるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明の一実施形態による高周波照射装置の構成図である。
【
図2】本発明の一実施形態による高周波照射装置の一部を図式化した例示図である。
【
図3】本発明の一実施形態による高周波照射装置の針部ユニットを図式化した例示図である。
【
図4】本発明の一実施形態による高周波照射装置の制御方法に関するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施し得るように詳細に説明する。ところが、本発明は、多様な形態で実現でき、ここで説明する実施形態に限定されない。そして、図面において本発明を明確に説明するために、説明と関係のない部分は省略し、明細書全体にわたって、同様の部分については同様の図面符号を付した。
【0029】
明細書全体において、ある部分が他の部分に「連結(接続、接触、結合)」されているとするとき、これは、「直接に連結」されている場合だけでなく、それらの間に別の部材を介在して「間接に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに備えることができることを意味する。
【0030】
本明細書で使用した用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたもので、本発明を限定するものではない。単数の表現は、文脈上明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするもので、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらの組み合わせの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0031】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による高周波照射装置及びその制御方法について説明する。
【0032】
図1は、本発明の一実施形態による高周波照射装置の構成図であり、
図2は、本発明の一実施形態による高周波照射装置の一部を図式化した例示図である。
【0033】
図1及び
図2を参照すると、高周波照射装置は、 全般的な動作制御を行う本体10と、前記本体10に接続されており、本体の電力を受けて作動するハンドピース20と、前記ハンドピース20の一側面に結着され、ユーザーの皮膚に密着するチップ30と、を含んで構成される。
【0034】
前記本体10は、本体10の内部に結合されており、電源が作動し、作動に必要な電源を供給する第1電源部11と、前記本体10の内部に結合されており、前記第1電源部11の電力を受けて動作制御を実行する第1制御部12と、前記本体10の上端部の一側に結合されており、前記制御部12で動作制御を行うために施術者とユーザーに提供される第1ディスプレイ部13と、前記本体10の内部の第1制御部12に取り付けられており、前記第1制御部12で動作制御に必要なデータを含んでいる第1記憶部14と、前記本体10の内部に取り付けられており、前記電源部11の電力を受けて高周波エネルギーを発生するエネルギー発生部15と、前記本体10内の第1制御部12に結合されており、前記第1電源部11の電力を受けて前記チップ30がユーザーの皮膚に密着したときに内部空気を吸引して皮膚を引き付ける空気吸引部16と、前記本体10内の第1制御部12に結合されており、前記第1電源部11の電力を受けて前記チップ30を用いてユーザーの皮膚に空気を注入する空気注入部17と、前記本体10の外部の一側面に結合されており、前記ハンドピース20の脱着が可能な据置台(図示せず)と、前記第1電源部11から据置台まで内部及び外部に結合されている本体カバー(図示せず)と、を含んで構成される。
【0035】
前記ハンドピース20は、ハンドピース20の内側面の上部に結合され、前記本体10の第1電源部11から電力を有線で受けてハンドピース20の動作を可能にする第2電源部21と、ハンドピース20の内側面に固定されており、一部はハンドピース20の外側面に複数のボタン形状に突出しており、前記第2電源部21の電力を受けて動作し、前記本体10の第1制御部12と連動しており、ユーザーの直接的な制御が可能な第2制御部22と、ハンドピース20の内側面に結合されており、一部が外側面に露出しており、前記第2電源部21の電力を受けて動作し、前記第2制御部22の詳細内容をユーザーに提供する第2ディスプレイ部23と、ハンドピース20の内側面に固定されており、前記本体10の空気吸引部16と空気注入部17で動作する空気が伝達されるエアホース24と、前記ハンドピース20の第2制御部22に結合されており、前記本体10のエネルギー発生部15で発生した高周波エネルギーが伝達されてチップ30まで伝達する第1エネルギー印加部25と、ハンドピース20内の第2制御部22に固定されており、前記本体10の第1制御部12の制御によって動作し、ユーザーの皮膚に塗布すべき薬物を保管し、固まったり性質が変わったりしないように回転し、一定温度を維持する第1チャンバー26と、第2電源部21から第1チャンバー26を内部に結着しているハンドピースカバー(図示せず)と、ハンドピース20の末端の一側に前記チップ30の結合有無を感知することができるチップ感知センサー(図示せず)と、を含んで構成される。
【0036】
前記チップ30は、チップ30の構成を内包しており、外部の衝撃から保護するハウジング36と、ハウジング36の内部の一側に固定され、前記ハンドピース20の第2電源部21から電力を受ける第3電源部31と、前記第3電源部31を固定し、ハウジング36の一側に対して脱着される固定ブラケット(図示せず)と、前記第3電源部31に連結されており、固定ブラケットの一側に結合され、前記第3電源部31の電力を受けて動作し、チップの詳細情報が記憶されている第2記憶部32と、前記固定ブラケットの一側に固定されており、ハウジング36の内側に固定されており、前記ハンドピース20の第2制御部22の制御によって作動し、皮膚の下に侵襲する複数の針33-3を含む針部33と、前記固定ブラケットと針部との間のハウジング36に設けられ、前記ハンドピース20の第1チャンバー26の一側に結着され、第1チャンバー26の薬物の伝達を受けて保管する第2チャンバー34と、前記ハウジング36の一側面に固定され、前記ハンドピース20の第2制御部22の制御と第3電源部31から受けた電力で動作し、前記本体10のエネルギー発生部15から発生した高周波エネルギーが前記ハンドピース20の第1エネルギー印加部25に伝達され、そのエネルギーを前記針33-3に伝達するエネルギー出力部35と、前記ハウジング36の表面のうち、ユーザーの皮膚に当接する一側面に設けられ、ユーザーの皮膚に接触したか否かを感知する感知センサー37と、を含んで構成される。
【0037】
前記本体10の据置台は、感知センサーを備えており、ハンドピース20の脱着如何を感知して第1ディスプレイ部13にお知らせで知らせる。
【0038】
前記第1ディスプレイ部13は、施術者に制御UIを提供し、施術者の詳細制御によって第1制御部12が作動する。この時、施術者及びユーザーに提供される制御詳細内容は、エネルギー出力量、エネルギー出力回数、エネルギー出力時間、第1チャンバーの温度、第1チャンバーの回転速度、施術時間、施術ポイント、ユーザーデータ入力、ユーザーの皮膚撮影写真、及びチップ30の固有番号確認ウィンドウなどを提供し、これに限定されない。
【0039】
前記第1記憶部14は、第1制御部12で動作制御に必要なデータを含んでおり、チップ30の固有番号データをさらに含んでおり、チップ30の固有番号と第1記憶部14の固有番号データを第1制御部12でマッチングさせることができる。
【0040】
前記第2制御部22は、ハンドピース20の内側面に固定されており、一部はハンドピース20のカバーの一側面に複数のボタン形状に突出している。
【0041】
前記第2ディスプレイ部23は、前記第2制御部22の制御内容をユーザーに表出し、一側面がハンドピース20のカバーの外部に露出している。
【0042】
前記第2制御部22の制御内容は、エネルギー出力実行、エネルギー出力停止、エネルギー出力量、エネルギー出力回数、エネルギー出力時間、及びチップ残余回数のいずれか一つであり、これに限定されない。
【0043】
前記本体10の第1チャンバー26は、ユーザーの皮膚に塗布すべき薬物を保管し、固まったり性質が変わったりしないように回転し、一定温度を設定して維持するが、このとき、設定温度は1℃~45℃であり、これに限定されない。また、第1チャンバー26は、本体10の据置台にハンドピース20が据え置かれていると感知されると、予め設定された回転速度で回転し続けることにより、薬物の凝固を防止する。
【0044】
前記予め設定された回転速度は、前記第1ディスプレイ部13を介して施術者に制御UIを提供し、施術者の詳細制御による設定値であり、提供される制御設定範囲は、第1チャンバー26が一周することを基準として0.2秒~3秒のいずれか一つの秒単位を選択したものであり、これに限定されない。
【0045】
前記チップ30の第2記憶部32には、チップ30の詳細情報が記憶されているが、このとき、チップ30の詳細情報は、動作回数、最大動作回数及びチップ30のチップ固有番号を記憶しており、これに限定されない。
【0046】
前記チップ30は、
図2に示すように、複数の針部33で構成でき、このとき、針部33は、1つ~6つのうちのいずれかで構成できるが、これに限定されない。
【0047】
針部33は、針ハウジング33-1、打孔板33-2、針固定部(図示せず)、針33-3及びエア照射部(図示せず)で構成されているが、これらの針部33が複数である場合、針部ユニットと称し、針部ユニットの集合体を針部と称する。
【0048】
針部33は、皮膚に接触し、内部を保護している針ハウジング33-1と、前記針ハウジング33-1に取り付けられており、針が往復運動しながら通過する打孔板33-2と、針が取り付けられており、ハンドピースの制御部に連結されている針固定部(図示せず)と、前記針固定部の一側に結合されている複数の針33-3と、前記ハンドピース20のエアホース24の一側が連結されており、ユーザーの皮膚にエアを照射させるエア照射部(図示せず)と、を含んで構成される。
【0049】
前記針33-3は、絶縁部と非絶縁部に分けられ、非絶縁部を介して高周波エネルギーが皮膚の下に伝達される。
【0050】
また、前記針部33が1つである場合、エアホース24が1つ備えられるが、針部ユニットが2つ以上で構成される場合は、それぞれ針部ユニットにそれぞれ1つずつエアホースが備えられる。
【0051】
図3は、本発明の一実施形態による高周波照射装置の針部ユニットを図式化した例示図であり、
図4は、本発明の一実施形態による高周波照射装置の制御方法に関するフローチャートである。
【0052】
図3及び
図4を参照して、高周波照射装置の制御方法について詳細に説明する。説明する前に、前記針部33は、複数で構成できるが、一実施形態として、針部33が4つである場合、すなわち、第1針部ユニット33a、第2針部ユニット33b、第3針部ユニット33c、第4針部ユニット33dからなる針部ユニット33a、33b、33c、33dが4つである場合を仮定して、高周波照射装置の制御方法について詳細に説明する。
【0053】
まず、本体10の第1電源部11の電源をONして本体10とハンドピース20に電力を供給する(S10)。
【0054】
本体10の電源がONされ、電源の印加を受けた第1制御部12がユーザーに本体10の第1ディスプレイ部13を介して制御UIを提供する(S11)。
【0055】
前記ユーザーに提供される制御UIの内容は、エネルギー出力量、エネルギー出力回数、エネルギー出力時間、第1チャンバーの温度、第1チャンバーの回転速度、施術時間、施術ポイント、ユーザーデータ入力、ユーザーの皮膚撮影写真、及びチップ30の固有番号確認ウィンドウなどを提供し、これに限定されない。
【0056】
前記ユーザーに制御UIを提供し、第1制御部12から制御詳細内容が入力されたか否かを判断する(S12)。
【0057】
前記制御詳細内容が入力されたか否かを判断するステップ(S12)で、詳細内容が入力されたと判断される場合、皮膚塗布薬物をハンドピース20の第1チャンバー26に充填し、第1制御部12で、予め設定された設定値通りに第1チャンバー26の回転及び温度を維持させる(S13)。
【0058】
このとき、前記予め設定された設定値は、前記制御詳細内容が入力されたか否かを判断するステップで入力された値である。
【0059】
前記制御詳細内容が入力されたか否かを判断するステップ(S12)で、詳細内容が入力されていないと判断される場合、第1制御部12がユーザーに本体10の第1ディスプレイ部13を介して制御UIを提供するステップを実行し続ける(S14)。
【0060】
前記第1チャンバー26の回転及び温度を維持した後、ハンドピース20が分離されたか否かを判断する(S15)。
【0061】
前記ハンドピース20が分離されたと判断するステップ(S15)で、分離されたと判断される場合、チップ感知センサーの感知如何に応じて、ハンドピース20にチップ30が結合されたか否かを判断する(S30)。
【0062】
前記ハンドピース20が分離されたと判断するステップ(S15)で、分離されていないと判断される場合、第1制御部12からユーザーに本体10の第1ディスプレイ部13を介して制御UIを提供するステップを実行し続ける(S17)。
【0063】
前記チップ感知センサーの感知如何に応じて、ハンドピース20にチップ30が結合されたか否かを判断するステップで(S30)、ハンドピース20にチップ30が結合されたと判断される場合、第1制御部12で、チップ30の固有番号を第1記憶部14に記憶されている固有番号データとマッチングさせる(S31)。
【0064】
前記第1制御部12で、チップ30の固有番号を第1記憶部14に記憶されている固有番号データとマッチングさせるステップ(S31)で、正品チップであるか否かを判断する(S32)。
【0065】
前記正品チップであるか否かを判断するステップ(S32)で、正品チップであると判断される場合、ハンドピース20の第1チャンバー26の薬物をチップ30の第2チャンバー34に伝達する(S16)。
【0066】
前記正品チップであるか否かを判断するステップ(S32)で、正品チップではないと判断される場合、作動を直ちに終了する(S100)。
【0067】
前記正品チップであるか否かを判断するステップ(S32)は、本体10の第1記憶部14に記憶されている固有番号データと、チップ30の第2記憶部32に記憶されているチップ固有番号とをマッチングさせたとき、同じ番号があれば正品と判断し、同じ番号がなければ偽物と判断する。
【0068】
前記ハンドピース20の第1チャンバー26に保管された薬物をチップ30の第2チャンバー34に伝達した後、感知センサー37が備えられたチップ30のチップを皮膚に密着させ、チップ30の感知センサー37で感知された感知値を本体10の第1制御部12で確認する(S18)。
【0069】
前記感知センサー37で感知された結果に応じて、針部ユニット33a、33b、33c、33dが動作するか否かを第1制御部12で決定する(S19)。
【0070】
前記針部ユニットは、それぞれ1つの針部ユニットと感知センサーとの組み合わせからなり、このとき、感知センサーは1つ~4つであり、これに限定されない。
【0071】
前記第1針部ユニット33aは感知センサー37-1、37-2、第2針部ユニット33bは感知センサー37-3、37-4、第3針部ユニット33cは感知センサー37-5、37-6、第4針部ユニット33dは37-7、37-8にそれぞれ相応する。
【0072】
もう少し詳細に説明すると、一実施形態として、チップ30を皮膚に密着させ、感知された感知センサー37の位置が37-7、37-6である場合、33-7に相応する第4針部ユニット33d及び37-6に相応する第3針部ユニット33cが動作することと第1制御部12で決定される。
【0073】
また、それぞれの針部ユニットの感知センサーのいずれか一つのみが感知しても、感知されたセンサーに結合されている針部ユニットが作動すると判断される。すなわち、第1針部ユニット33aの感知センサー37-1、37-2のいずれか一つのみが感知しても、第1針部ユニット33aが作動すると判断され、第2針部ユニット33bの感知センサー37-3、37-4のいずれか一つのみが感知しても、第2針部ユニット33bが作動すると判断され、第3針部ユニット33cの感知センサー37-5、37-6のいずれかのみが感知しても、第3針部ユニット33cが作動すると判断され、第4針部ユニット33dの感知センサー37-3、37-4のいずれか一つのみが感知しても、第4針部ユニット33dが作動すると判断される。
【0074】
各針部ユニット33a、33b、33c、33dは、それぞれ1つ~6つの感知センサーで構成でき、これに限定されない。また、それぞれ1つ以上の感知センサーが感知される場合に作動すると判断される。
【0075】
前記針部ユニットが動作すると決定され、動作することにした針部ユニットは、皮膚表面に下降して密着する。すなわち、前記第3針部ユニット33cと第4針部ユニット33dが動作することと決定される場合、第3針部ユニット33cと第4針部ユニット33dのみが皮膚表面に下降して密着する。
【0076】
また、針部33が1つで構成される場合、一つのエアホース24が備えられるが、針部ユニットが2つ以上で構成される場合は、それぞれ針部ユニットにそれぞれ1つずつエアホースが備えられる。
【0077】
前記針部ユニットが皮膚表面に密着すると、空気吸引部で皮膚とチップとの間の空気をエアホースを介して吸引しながら、皮膚表面を引き付ける。すなわち、前記第3針部ユニット33cと第4針部ユニット33dが皮膚表面に密着すると、空気吸引部16で皮膚とチップ30との間の空気をエアホース24を介して吸引しながら、皮膚表面を引き付ける(S20)。
【0078】
前記空気吸引部16で皮膚とチップ30との間の空気を吸引するとともに、チップ30の第2チャンバー34が圧縮されながら皮膚に薬物を塗布する(S21)。
【0079】
このように皮膚に薬物が塗布されると(S21)、第2制御部22のエネルギー出力実行制御によって動作すると判断された第3針部ユニット33cと第4針部ユニット33dがチップ30の末端に下降しながら、上述のように引き付けられた皮膚の下に針33-3が挿入される(S22)。このとき、1つの針部ユニットに針33-3が1~10個で構成でき、これに限定されない。
【0080】
前記引き付けられた皮膚の下に針33-3が挿入された後、本体10のエネルギー発生部15で高周波エネルギーを生成し、ハンドピース20の第1エネルギー印加部25からエネルギーの伝達を受けてチップ30のエネルギー出力部35にエネルギーが印加されると、エネルギー出力部35のエネルギーの伝達を受けた針33-3の一側に備えられた非絶縁部へ高周波エネルギーを出力する(S23)。
【0081】
上述のように引き付けられた皮膚の下に針33-3が挿入され(S22)、挿入された針が皮膚から脱落し、このとき、同時に本体10の空気注入部17から皮膚に向かってエアホース24で空気を注入し、このときの圧力で、上述のように皮膚に塗布された薬物が皮膚の下に伝達される(S24)。
【0082】
前記空気注入部17で、皮膚に向かって空気を注入した後(S24)、針部の挿入回数が消尽したか否かを第1制御部12で判断する(S25)。
【0083】
前記第1制御部12で針部の挿入回数が消尽したか否かを判断するステップで、チップ30の第2記憶部32における動作回数と、第2記憶部32に記憶された最大動作回数とを比較して判断され、残余動作回数は、本体10の第1ディスプレイ部13へ出力してユーザーに知らせる。
【0084】
前記針部の挿入回数が消尽したか否かを第1制御部12で判断するステップ(S25)で、針部の挿入回数が消尽していない場合、前記ハンドピース20の第1チャンバー26の薬物をチップ30の第2チャンバー34に伝達するステップ(S16)から、針部の挿入回数が消尽したか否かを判断するステップ(S25)までを繰り返し行い続ける。このとき、ハンドピース20の第2制御部22でエネルギー出力装置の制御があるか、或いは本体10の第1電源部11に電力が供給されない場合には、終了(S100)する。
【0085】
前記針部の挿入回数が消尽したか否かを第1制御部12で判断するステップ(S25)で、針部の挿入回数が消尽した場合、第1ディスプレイ部13及び第2ディスプレイ部23に案内フレーズがユーザーに表出されながら、それ以上作動せずに終了する(S100)。このとき、新しいチップ30をハンドピース20に結合する場合、前記本体10の電源がONされ、電源の印加を受けた第1制御部12がユーザーに本体10の第1ディスプレイ部13を介して制御UIを提供するステップ(S11)から再開始する。
【0086】
前記本体10の第1ディスプレイ部13とハンドピース20の第2ディスプレイ部23とで作動する針部ユニットを表出してユーザーと施術者に案内する。
【0087】
以上で本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲は、これに限定されるものではなく、次の請求の範囲で定義している本発明の基本概念を用いた当業者の様々な変形及び改良形態も本発明の権利範囲に属する。
【符号の説明】
【0088】
33 針部
33-1 針ハウジング
33-2 打孔板
33-3 針
36 ハウジング
37 感知センサー