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特許7566335無線通信システムの物理チャネル及び信号送受信方法及びそれを利用する装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-04
(45)【発行日】2024-10-15
(54)【発明の名称】無線通信システムの物理チャネル及び信号送受信方法及びそれを利用する装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/0446 20230101AFI20241007BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20241007BHJP
   H04W 72/54 20230101ALI20241007BHJP
   H04W 16/14 20090101ALI20241007BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20241007BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20241007BHJP
【FI】
H04W72/0446
H04W72/23
H04W72/54 110
H04W16/14
H04W16/28
H04L27/26 114
H04L27/26 420
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021506989
(86)(22)【出願日】2019-08-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-09
(86)【国際出願番号】 KR2019010241
(87)【国際公開番号】W WO2020032781
(87)【国際公開日】2020-02-13
【審査請求日】2022-06-01
(31)【優先権主張番号】10-2018-0093884
(32)【優先日】2018-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2018-0094096
(32)【優先日】2018-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2019-0001993
(32)【優先日】2019-01-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】516079109
【氏名又は名称】ウィルス インスティテュート オブ スタンダーズ アンド テクノロジー インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ミンソク・ノ
(72)【発明者】
【氏名】キョンジュン・チェ
(72)【発明者】
【氏名】ジンサム・クァク
【審査官】三枝 保裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-175674(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0084432(US,A1)
【文献】ZTE, Sanechips,Considerations on RS/channel design and measurement for NR-U,3GPP TSG RAN WG1 #92b R1-1803951,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92b/Docs/R1-1803951.zip>,2018年04月20日
【文献】vivo,Discussion on physical layer channel design in NR unlicensed spectrum,3GPP TSG RAN WG1 #92b R1- 1803856,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92b/Docs/R1-1803856.zip>,2018年04月20日
【文献】Qualcomm Incorporated,DL signals and channels for NR-U,3GPP TSG RAN WG1 #93 R1-1807387,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_93/Docs/R1-1807387.zip>,2018年05月25日
【文献】LG Electronics,Initial access and mobility for NR unlicensed operation,3GPP TSG RAN WG1 #93 R1-1806646,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_93/Docs/R1-1806646.zip>,2018年05月25日
【文献】WILUS Inc.,Enhancement to initial access procedure for NR-unlicensed,3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1907382,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1907382.zip>,2019年05月17日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
H04L 27/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムの端末において、
通信モジュールと、
前記通信モジュールを制御するプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、
非免許帯域におけるDRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置内でSSB(synchronization signal and PBCH(physical broadcast channel)block)を受信し、
前記端末は、前記DRS伝送ウィンドウ内の第1SSB伝送候補位置で第1SSBを受信することに失敗した場合、前記DRS伝送ウィンドウ内で前記第1SSB伝送候補位置より遅い時点の、前記DRS伝送ウィンドウ内の第2SSB伝送候補位置で第2SSBを受信することを試み、前記第1SSBは、前記第2SSBと同じであり
前記端末が前記第1SSB伝送候補位置で前記第1SSBを受信することに成功した場合、前記DRS伝送ウィンドウ内で前記第2SSBを受信することを期待せず、
前記DRS伝送ウィンドウは、基地局が前記SSBを伝送可能な時間区間であり、
前記SSB伝送候補位置は、前記DRS伝送ウィンドウ内で前記端末が前記SSBの受信を開始可能な時点を示す
端末。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記第1SSB伝送候補位置において前記第1SSB受信することを開始し、前記第1SSB受信することを完了した後、前記DRS伝送ウィンドウ内で前記第2SSBを受信しない
請求項1に記載の端末。
【請求項3】
前記DRS伝送ウィンドウのデュレーションは固定された長さを有し、
前記DRS伝送ウィンドウは一定周期に繰り返されるように前記端末に設定される
請求項1に記載の端末。
【請求項4】
前記SSBを伝送するために使用されるサブキャリアスペーシングの値は、15kHz、または30kHzのうち一つである
請求項1に記載の端末。
【請求項5】
前記SSBの受信は、前記SSBの伝送が行われるスロットと前記SSBの伝送が行われるスロットの次のスロットとの間の境界から少なくとも一つのOFDMシンボルの前に行われる
請求項1に記載の端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムに関する。詳しくは、本発明は、無線通信システムの物理チャネル及び信号送受信方法及びそれを利用する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
4G(4th generation)通信システムの商用化後、増加する無線データトラフィック需要を充足するために、新たな5G(5th generation)通信システムを開発するための努力が行われている。5G通信システムは、4Gネットワーク以降(beyond 4G network)の通信システム、LTEシステム以降(post LTE)のシステム、またはNR(new radio)システムと称されている。高いデータ伝送率を達成するために、5G通信システムは、6GHz以上の超高周波(mmWave)帯域を使用して運用されるシステムを含み、また、カバレッジを確保し得る側面から6GHz以下の周波数帯域を使用して運用される通信システムを含んで、基地局と端末における具現が考慮されている。
【0003】
3GPP(3rd generation partnership project) NRシステムは、ネットワークスペクトルの効率を向上させて、通信事業者が与えられた帯域幅でより多くのデータ及び音声サービスを提供し得るようにする。よって、3GPP NRシステムは、大容量音声支援以外にも、高速データ及びメディア伝送に対する要求を充足するように設計される。NRシステムの長所は、同じプラットフォームで高い処理量、低い待機時間、FDD(frequency division duplex)、及びTDD(time division duplex)支援、向上された最終ユーザ環境、及び簡単なアーキテクチャで低い運営コストを有するという点である。
【0004】
より効率的なデータ処理のために、NRシステムのダイナミックTDDは、セルのユーザのデータトラフィック方向に応じて上りリンク及び下りリンクに使用し得るOFDM(orthogoal frequency division multiplexing)シンボルの数を可変する方式を使用する。例えば、セルの下りリンクトラフィックが上りリンクトラフィックより多ければ、基地局はスロット(またはサブフレーム)に多数の下りリンクOFDMシンボルを割り当てる。スロット構成に関する情報は端末に伝送されるべきである。
【0005】
超高周波帯域における電波の経路損失の緩和、及び電波の伝達距離の増加のために、5G通信システムではビームフォーミング(beamforming)、巨大配列体重入出力(massive MIMO)、全次元多重入出力(full dimension MIMO、FD-MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beam-forming)、アナログビームフォーミングとデジタルビームフォーミングを組み合わせるハイブリッドビームフォーミング、及び大規模アンテナ(large scale antenna)技術が論議されている。また、システムネットワークを改善するために、5G通信システムでは進化した小型セル、改善された小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network:cloud RAN)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、機器間通信(device to device communication:D2D)、車両を利用する通信(vehicle to everything communication:V2X)、無線バックホール(wireless backhaul)、非地上波ネットワーク通信(non-terrestrial network communication、NTN)、移動ネットワーク(moving network)、協力通信(cooperative communication)、CoMP(coordinated multi-points)、及び受信干渉除去(interference cancellation)などに関する技術開発が行われている。その他、5Gシステムでは進歩したコーディング変調(advanced coding modulation:ACM)方式のFQAM(hybrid FSK and QAM modulation)及びSWSC(sliding window superposition coding)と、進歩したアクセス技術であるFBMC(filter bank multi-carrier)、NOMA(non-orthogonal multiple access)、及びSCMA(sparse code multiple access)などが開発されている。
【0006】
一方、インターネットは人間が情報を生成し消費する人間中心の連結網において、物など分散された構成要素間に情報を交換し処理するIoT(Internet of Things、モノのインターネット)網に進化している。クラウドサーバなどとの連結を介したビックデータ(big data)処理技術などがIoT技術に結合されたIoE(Internet of Everything)技術も台頭している。IoTを具現するために、センシング技術、有無線通信及びネットワークインフラ、サービスインタフェース技術、及び保安技術などのような技術要素が要求されており、最近は物間の連結のためのセンサネットワーク、マシンツーマシン(machine to machine、M2M)、MTC(machine type communication)などの技術が研究されている。IoT環境では、連結された物から生成されたデータを収集、分析して、人間の生活に新たな価値を生み出す知能型IT(internet technology)サービスが提供される。IoTは、従来のIT技術と多様な産業間の融合及び複合を介し、スマートホーム、スマートビル、スマートシティ、スマートカーまたはコネクテッドカー、スマートグリッド、ヘルスケア、スマート家電、先端医療サービスなどの分野に応用される。
【0007】
そこで、5G通信システムをIoT網に適用するための様々な試みが行われている。例えば、センサネットワーク、マシンツーマシン、MTCなどの技術が、5G通信技術であるビームフォーミング、MIMO、及びアレイアンテナなどの技法によって具現されている。上述したビックデータ処理技術として、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN)の適用も5G技術とIoT技術の融合の一例といえる。一般に、移動通信システムは、ユーザの活動性を保障しながら音声サービスを提供するために開発された。
【0008】
しかし、移動通信システムは次第に音声だけでなくデータサービスまでサービス領域を拡張しており、現在は高速のデータサービスを提供する程度にまで発展している。しかし、現在サービス提供中の移動通信システムでは、資源不足現象及びユーザの高速サービスの要求のため、より発展した移動通信システムが要求されている。
【0009】
3GPP NRシステムでは、小型セルの上りリンク下りリンクトラフィックによってスロットを構成するOFDMシンボルの方向を自由に変えられる動的(Dynamic)TDD(Time division duplex)方式を使用する。基地局は、動的TDDを支援するためにスロット構成に関する情報を端末に伝達する。しかし、端末がスロット構成情報を受信できない問題が発生するか、端末の動作がスロット構成の変化のため行われられない問題が発生する恐れがあるため、それを改善する方法が求められている。
【0010】
最近、スマート機器の拡散によりモバイルトラフィックが爆増するにつれ、従来の免許(licensed)周波数スペクトル、またはLicensed周波数帯域のみではセルラー通信サービスを提供するために増加するデータの使用量に耐えることが難しくなっている。
【0011】
このような状況の中、セルラー通信サービスを提供するために非免許(unlicensed)周波数スペクトル、または非免許周波数帯域(例えば、2.4GHz帯域、5GHz帯域など)を使用する方案がスペクトルの不足問題に対する解決策として論議されている。
【0012】
通信事業者が競売などの手順を経て独占的な周波数使用権を確保する免許帯域とは異なって、非免許帯域では一定レベルの隣接帯域保護規定のみを遵守する条件で、多数の通信装置が制限なく同時に使用される。そのため、セルラー通信サービスに非免許帯域が使用されれば、免許帯域で提供されていたレベルの通信品質を保障することが難しく、従来に非免許帯域を利用していた無線通信装置(例えば、無線LAN装置)との干渉問題が発生する恐れがある。
【0013】
非免許帯域でもLTE及びNR技術を使用するためには、従来の非免許帯域装置との共存方案、及び効率的に無線チャネルを他の無線チャネルと共有する方案に関する研究が先行的に行われるべきである。つまり、非免許帯域において、LTE及びNR技術を使用する装置が従来の非免許帯域装置に対して影響を及ぼさないよう、ロバストな共存メカニズム(Robust Coexistence Mechanism、RCM)が開発される必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明の一実施例の目的は、無線通信システムにおいて、効率的に物理チャネル及び信号を送受信する方法及びそのための装置を提供することである。また、本発明の一実施例の目的は、無線通信システムの物理チャネル及び信号を送受信する方法及びそれを利用する装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の実施例による無線通信システムの無線通信システムの基地局は、通信モジュールと、前記通信モードを制御するプロセッサと、を含む。前記プロセッサは、DRS(Discovery reference signal)伝送ウィンドウ内のSSB(synchronization signal and PBCH block)伝送候補位置でSSB伝送を試み、第1DRS伝送ウィンドウ内の第1SSB伝送候補位置でSSB伝送に失敗したら、前記第1DRS伝送ウィンドウ内の第1SSB伝送候補位置より遅い時点の第2SSB伝送候補位置で前記SSB伝送を試みる。前記DRS伝送ウィンドウは、前記基地局がSSBを伝送可能な時間区間である。前記SSB伝送候補位置は、前記DRS伝送ウィンドウ内で前記基地局がSSB伝送を開始可能な時点を示す。
【0016】
前記基地局は、予め指定された前記DRS伝送ウィンドウ内で複数のSSBを含むSSBセットを伝送する。前記DRS伝送ウィンドウ内に含まれた複数のSSB伝送候補位置それぞれは、前記複数のSSBのうち一つのSSBにマッピングされる。この際、前記基地局が前記第1SSB伝送候補位置の前にチャネルアクセスに成功したら、前記プロセッサは、前記第1SSB伝送候補位置から前記DRS伝送ウィンドウ内の少なくとも一つのSSB伝送候補位置それぞれから前記少なくとも一つのSSB伝送候補位置それぞれにマッピングされたSSBを伝送する。前記基地局が前記第1DRS伝送ウィンドウで最大に伝送可能なSSBの個数は制限される。
【0017】
第2DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置と前記SSBとの間のマッピング関係は、前記第1DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置と前記SSBとの間のマッピング関係とは異なり得る。この際、前記第2DRS伝送ウィンドウは前記第1DRS伝送ウィンドウのすぐ次の周期のDRS伝送ウィンドウである。
【0018】
前記第2DRS伝送ウィンドウ内の複数のSSB伝送候補位置それぞれにマッピングされたSSBのインデックスは、前記第1DRS伝送ウィンドウ内の複数のSSB伝送候補位置それぞれにマッピングされたSSBのインデックスをサイクリックラップアラウンドしたものであり、前記複数のSSBそれぞれに前記SSBセット内で固有なインデックスが割り当てられる。
【0019】
前記第2DRS伝送ウィンドウ内の複数のSSB伝送候補位置それぞれにマッピングされたSSBのインデックスは、前記第1DRS伝送ウィンドウ内の複数のSSB伝送候補位置それぞれにマッピングされたSSBのインデックスを逆順に割り当てたものである。この際、前記複数のSSBそれぞれに前記SSBセット内で固有なインデックスが割り当てられる。
前記DRS伝送ウィンドウのデュレーションは固定された長さを有する。前記DRS伝送ウィンドウは一定周期に繰り返されるように端末に設定される。
前記SSBを伝送するために使用されるサブキャリアスペーシングは、15kHz、30kHz、或いは60kHzのうち一つである。この際、前記プロセッサは複数のSSBを時間的に連続して伝送する。
前記SSBを伝送するために使用されるサブキャリアスペーシングの値は、15kHz、30kHz、或いは60kHzのうち一つである。この際、前記プロセッサは、前記SSB伝送が行われるスロットと前記SSB伝送が行われるスロットの次のスロットとの間の境界から少なくとも一つ以上のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルの前に前記SSB伝送を終了する。
前記プロセッサは、n個の候補位置端末でチャネルアクセスを行う。この際、nは正の整数である。前記nは1である。
【0020】
本発明の実施例による無線通信システムの端末は、通信モジュールと、前記通信モードを制御するプロセッサと、を含む。前記プロセッサは、DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置でSSB受信を試み、第1DRS伝送ウィンドウ内の第1SSB伝送候補位置でSSB受信に失敗したら、前記第1DRS伝送ウィンドウ内で第1SSB伝送候補位置より遅い時点の第2SSB伝送候補位置でSSB受信を試みる。前記DRS伝送ウィンドウは、基地局がSSBを伝送可能な時間区間である。前記SSB伝送候補位置は、前記DRS伝送ウィンドウ内で前記端末がSSB受信を開始可能な時点を示す。
前記プロセッサは、前記第1SSB伝送候補位置からSSB伝送に対する受信を開始し、前記SSB伝送の受信を完了した後、前記第1DRS伝送ウィンドウ内で同じSSBの受信を試みない。
前記端末は、前記DRS伝送ウィンドウ内で複数のSSBを含むSSBセットを受信する。前記DRS伝送ウィンドウ内に含まれた複数のSSB伝送候補位置それぞれは、前記複数のSSBのうち一つのSSBにマッピングされる。この際、前記プロセッサは、前記第1SSB伝送候補位置から前記第1DRS伝送ウィンドウ内に位置する少なくとも一つのSSB伝送候補位置それぞれで前記少なくとも一つのSSB伝送候補位置それぞれにマッピングされたSSBを受信する。
【0021】
第2DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置と前記SSBとの間のマッピング関係は、前記第1DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置と前記SSBとの間のマッピング関係とは異なり得る。この際、前記第2DRS伝送ウィンドウは前記第1DRS伝送ウィンドウのすぐ次の周期のDRS伝送ウィンドウである。
前記第2DRS伝送ウィンドウ内の複数のSSB伝送候補位置それぞれにマッピングされたSSBのインデックスは、前記第1DRS伝送ウィンドウ内の複数のSSB伝送候補位置それぞれにマッピングされたSSBのインデックスをサイクリックラップアラウンドしたものである。この際、前記複数のSSBそれぞれに前記SSBセット内で固有なインデックスが割り当てられる。
前記第2DRS伝送ウィンドウ内の複数のSSB伝送候補位置それぞれにマッピングされたSSBのインデックスは、前記第1DRS伝送ウィンドウ内の複数のSSB伝送候補位置それぞれにマッピングされたSSBのインデックスを逆順に割り当てたものである。前記複数のSSBそれぞれに前記SSBセット内で固有なインデックスが割り当てられる。
前記DRS伝送ウィンドウのデュレーションは固定された長さを有する。また、前記DRS伝送ウィンドウは一定周期に繰り返されるように前記端末に設定される。
前記SSBを伝送するために使用されるサブキャリアスペーシングの値は、15kHz、30kHz、或いは60kHzのうち一つである。この際、前記プロセッサは複数のSSBを時間的に連続して受信する。
前記SSBを伝送するために使用されるサブキャリアスペーシングは、15kHz、30kHz、或いは60kHzのうち一つである。この際、前記プロセッサは、前記SSB受信が行われるスロットと前記SSB受信が行われるスロットの次のスロットとの間の境界から少なくとも一つ以上のOFDMシンボルの前に前記SSB受信を終了する。
【発明の効果】
【0022】
本発明の一実施例は、無線通信システムにおいて、効率的に物理チャンネル及び信号を送受信する方法及びそれを利用する装置を提供する。
本発明から得られる効果は以上で言及した効果に限らず、言及していない他の効果は、以下の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】無線通信システムで使用される無線フレーム構造の一例を示す図である。
図2】無線通信システムにおける下りリンク(downlink、DL)/上りリンク(uplink、UL)スロット構造の一例を示す図である。
図3】3GPPシステムに利用される物理チャネルと該当物理チャンネルを利用した一般的な信号伝送方法を説明する図である。
図4】3GPP NRシステムにおける初期セルアクセスのためのSS/PBCHブロックを示す図である。
図5】3GPP NRシステムにおける制御情報及び制御チャネル伝送のための手順を示す図である。
図6】3GPP NRシステムにおけるPDCCH(physical downlink control channel)が伝送されるCORESET(control resource set)を示す図である。
図7】3GPP NRシステムにおけるPDCCH探索空間を設定する方法を示す図である。
図8】キャリア集成(carrier aggregation)を説明する概念図である。
図9】単一キャリア通信と多重キャリア通信を説明するための図である。
図10】クロスキャリアスケジューリング技法が適用される例を示す図である。
図11】本発明の実施例によるコードブロックグループ(code block group、CBG)の構成及びそれの時間周波数資源マッピングを示す図である。
図12】本発明の実施例によって基地局がTB-基盤伝送またはCBG-基盤伝送を行い、端末がそれに対する応答としてHARQ-ACKの伝送を行う過程を示す図である。
図13】NR-U(NR-Unlicensed)サービス環境を示す図である。
図14】NR-Uサービス環境における端末と基地局の配置シナリオの一実施例を示す図である。
図15】従来の非免許帯域で動作する通信方式(例えば、無線LAN)を示す図である。
図16】本発明の一実施例によるカテゴリ4LBTに基づくチャネルアクセス過程を示す図である。
図17】HARQ-ACKフィードバックに基づいて競争ウィンドウのサイズCWSを調整する方法の一実施例を示す図である。
図18】本発明の一実施例による端末と基地局の構成をそれぞれ示すブロック図である。
図19】本発明の一実施例によるNRシステムの免許帯域の複数スロット内でSSBが占める(occupy)OFDMシンボルの位置を示す図である。
図20】本発明の一実施例によるNRシステムの免許帯域のハーフ(half)無線フレーム、つまり、5ms内でSSBが占めるスロットの位置を示す図である。
図21】本発明の一実施例によって60KHzサブキャリアスペーシングが使用され、SSBの最大個数が3である場合、1ms時間区間内でSSBが伝送されるOFDMシンボルの位置を示す図である。
図22】本発明の一実施例によって60KHzサブキャリアスペーシングが使用され、SSBの最大個数が4である場合、1ms時間区間内でSSBが伝送されるOFDMシンボルの位置を示す図である。
図23】本発明の一実施例によって60KHzサブキャリアスペーシングが使用され、SSBの最大個数が6である場合、1ms時間区間内でSSBが伝送されるOFDMシンボルの位置を示す図である。
図24】本発明の一実施例によってSSBを伝送するために60KHzサブキャリアスペーシングが使用され、SSBの最大個数が8である場合、1ms時間区間内でSSBが伝送されるOFDMシンボルの位置を示す図である。
図25】本発明の他の実施例によってSSBを伝送するために60KHzサブキャリアスペーシングが使用される場合、SSB伝送ウィンドウでSSBが伝送されるスロットの位置を示す図である。
図26】非免許帯域でSSBを伝送するために15KHzサブキャリアスペーシングが使用される際、本発明の実施例によって基地局がSSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数によって、SSBの伝送を開始可能なスロットの位置が複数である場合を示す図である。
図27】非免許帯域でSSBを伝送するために30KHzサブキャリアスペーシングが使用される際、本発明の実施例によって基地局がSSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数によって、SSBの伝送を開始可能なスロットの位置が複数であることを示す図である。
図28】非免許帯域でSSBを伝送するために60KHzサブキャリアスペーシングが使用される際、本発明の実施例によって基地局がSSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数によって、SSBの伝送を開始可能なスロットの位置が複数であることを示す図である。
図29】非免許帯域でSSBを伝送するために15kHzサブキャリアスペーシングが使用される際、本発明の実施例によって基地局がSSB伝送ウィンドウ内でスロットごとにSSB伝送開始機会を有することを示す図である。
図30】非免許帯域でSSBを伝送するために30KHzサブキャリアスペーシングが使用される際、本発明の実施例によって基地局がSSB伝送ウィンドウ内でスロットごとにSSB伝送開始機会を有することを示す図である。
図31】非免許帯域でSSBを伝送するために60KHzサブキャリアスペーシングが使用される際、本発明の実施例によって基地局がSSB伝送ウィンドウ内でスロットごとにSSB伝送開始機会を有することを示す図である。
図32】本発明の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスと候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されている場合を示す図である。
図33】本発明の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスと候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
図34】本発明の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスと候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
図35】本発明の他の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスと候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
図36】本発明の他の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスと候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
図37】本発明の他の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスと候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
図38】本発明のまた他の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスと候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
図39】本発明のまた他の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスと候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
図40】本発明のまた他の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスと候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
図41】本発明のまた他の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスと候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
図42】本発明のまた他の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスと候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
図43】LTE-LAAで使用されるPUSCHのデザインを示す図である。
図44】本発明の実施例による複数の端末が一つのインターレース内でOCCを使用してショート(short)PUCCHを伝送することを示す図である。
図45】本発明の実施例による複数の端末が一つのインターレース内でOCCを使用してPUCCHフォーマット1に当たるロング(long)PUCCHを伝送することを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本明細書で使用される用語は本発明における機能を考慮してできるだけ現在広く使用されている一般的な用語を選択しているが、これは当分野に携わる技術者の意図、慣例、または新たな技術の出現などによって異なり得る。また、特定の場合は出願人が任意に選択したものもあるが、この場合、該当する発明の説明部分でその意味を記載する。よって、本明細書で使用される用語は、単なる用語の名称ではなく、その用語の有する実質的意味と本明細書全般にわたる内容に基づいて解析すべきであることを明らかにする。
【0025】
明細書全体において、ある構成が他の構成を「連結」されているという際、これは「直接連結」されている場合だけでなく、その中間の他の構成要素を介在して「電気的に連結」されていることも含む。また、ある構成が特定構成要素を「含む」という際、これは特に反対する記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素を更に含むことを意味する。加えて、特定臨海を基準にする「以上」または「以下」という限定事項は、実施例によってそれぞれ「超過」または「未満」に適切に代替されてもよい。
【0026】
以下の技術はCDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような多様な無線接続システムに使用される。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)で具現される。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術で具現される。OFDMAは、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802-20、E-UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術で具現される。UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPP LTE(Long term evolution)はE-UTRAを使用するE-UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、LTE-A(Advanced)は3GPP LTEの進化したバージョンである。3GPP NRはLTE/LTE-Aとは別途に設計されたシステムであって、IMT-2020の要求条件であるeMBB(enhanced Mobile BroadBand)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)、及びmMTC(massive Machine Type Communication)サービスを支援するためのシステムである。説明を明確にするために3GPP NRを中心に説明するが、本発明の技術的思想はこれに限らない。
【0027】
本明細書で特別な説明がない限り、基地局は、3GPP NRで定義するgNB(next generation node B)を含むことができる。また、特別な説明がない限り、端末は、UE(user equipment)を含むことができる。
【0028】
図1は、無線通信システムで使用される無線フレーム構造の一例を示す図である。
図1を参照すると、3GPP NRシステムで使用される無線フレーム(またはラジオフレーム)は、10ms(ΔfmaxNf/100)*Tc)の長さを有する。また、無線フレームは10個の均等な大きさのサブフレーム(subfame、SF)からなる。ここで、Δfmax=480*103Hz、Nf=4096、Tc=1/(Δfref*Nf,ref)、Δfref=15*103Hz、Nf,ref=2048である。一つのフレーム内の10個のサブフレームにそれぞれ0から9までの番号が与えられる。それぞれのサブフレームは1msの長さを有し、サブキャリア間隔(subcarrier spacing)によって一つまたは複数のスロットからなる。より詳しくは、3GPP NRシステムで使用し得るサブキャリア間隔は15*2μkHzである。μはサブキャリア間隔構成因子(subcarrier spacing configuration)であって、μ=0~4の値を有する。つまり、15kHz、30kHz、60kHz、120kHz、または240kHzがサブキャリア間隔として使用される。1ms長さのサブフレームは2μ個のスロットからなる。この際、各スロットの長さは2-μmsである。一つのサブフレーム内の2μ個のスロットは、それぞれ0から2μ-1までの番号が与えられる。また、一つの無線フレーム内のスロットは、それぞれ0から10*2μ-1までの番号が与えられる。時間資源は、無線フレーム番号(または無線フレームインデックスともいう)、サブフレーム番号(またはサブフレームインデックスともいう)、スロット番号(またはスロットインデックス)のうち少なくともいずれか一つによって区分される。
【0029】
図2は、無線通信システムにおける下りリンク(DL)/上りリンク(UL)スロット構造の一例を示す図である。特に、図2は3GPP NRシステムの資源格子(resource grid)構造を示す。
アンテナポート当たり一つの資源格子がある。図2を参照すると、スロットは時間ドメインで複数のOFDMシンボルを含み、周波数ドメインで複数の資源ブロック(resource block、RB)を含む。OFDMシンボルは、一つのシンボル区間も意味する。特別な説明がない限り、OFDMシンボルは簡単にシンボルと称される。以下、本明細書において、シンボルはOFDMシンボル、SC-FDMAシンボル、DFTs-OFDMシンボルなどを含む。
【0030】
図2を参照すると、各スロットから伝送される信号はNsize、μgrid、x*NRBSC個のサブキャリア(subcarrier)とNslotsymb個のOFDMシンボルからなる資源格子で表現される。ここで、下りリンク資源格子であればx=DLであり、上りリンク資源格子であればx=ULである。Nsize、μgrid、xはサブキャリア間隔構成因子μによる資源ブロック(RB)の個数を示し(xはDLまたはUL)、Nslotsymbはスロット内のOFDMシンボルの個数を示す。NRBSCは一つのRBを構成するサブキャリアの個数であって、NRBSC=12である。OFDMシンボルは、多重アクセス方式によってCP-OFDM(cyclic prefix OFDM)シンボル、またはDFT-S-OFDM(discrete Fourier transform spread OFDM)シンボルと称される。
【0031】
一つのスロットに含まれるOFDMシンボルの数は、CP(cyclic prefix)の長さに応じて異なり得る。例えば、正規(normal)CPであれば一つのスロットが14個のOFDMシンボルを含むが、拡張(extended)CPであれば一つのスロットが12個のOFDMシンボルを含む。具体的な実施例において、拡張CPは60kHzのサブキャリア間隔でのみ使用される。図2では説明の便宜上、一つのスロットが14OFDMシンボルからなる場合を例示したが、本発明の実施例は他の個数のOFDMシンボルを有するスロットでも同じ方式で適用される。図2を参照すると、各OFDMシンボルは、周波数ドメインで、Nsize、μgrid、x*NRBSC個のサブキャリアを含む。サブキャリアの類型は、データを伝送するためのデータサブキャリア、参照信号(reference signal)を伝送するための参照信号サブキャリア、ガードバンド(guard band)に分けられる。キャリア周波数は中心周波数(center frequency、fc)ともいう。
【0032】
一つのRBは、周波数ドメインでNRBSC個(例えば、12個)の連続するサブキャリアによって定義される。ちなみに、一つのOFDMシンボルと一つのサブキャリアからなる資源を資源要素(resource element、RE)またはトーン(tone)と称する。よって、一つのRBはNslotsymb*NRBSC個の資源要素からなる。資源格子内の各資源要素は、一つのスロット内のインデックス対(k、l)によって固有に定義される。kは周波数ドメインで0からNsize、μgrid、x*NRBSC-1まで与えられるインデックスであり、lは時間ドメインで0からNslotsymb-1まで与えられるインデックスである。
【0033】
端末が基地局から信号を受信するか基地局信号を伝送するためには、端末の時間/周波数同期を基地局の時間/周波数同期と合わせるべきである。基地局と端末が同期化しなければ、端末がDL信号の復調及びUL信号の伝送を正確な時点に行うのに必要な時間及び周波数パラメータを決定できないためである。
【0034】
TDD(time division duplex)またはアンペアドスペクトル(unpaired spectrum)で動作する無線フレームの各シンボルは、下りリンクシンボル(DL symbol)、上りリンクシンボル(UL symbol)、またはフレキシブルシンボル(flexible symbol)のうち少なくともいずれか一つからなる。FDD(frequency division duplex)またはペアドスペクトル(paired spectrum)で下りリンクキャリアで動作する無線フレームは、下りリンクシンボルまたはフレキシブルシンボルからなり、上りリンクキャリアで動作する無線フレームは、上りリンクシンボルまたはフレキシブルシンボルからなる。下りリンクシンボルでは下りリンク伝送はできるが上りリンク伝送はできず、上りリンクシンボルでは上りリンク伝送はできるが下りリンク伝送はできない。フレキシブルシンボルは、信号に応じて下りリンクで使用されるか上りリンクで使用されるかが決定される。
【0035】
各シンボルのタイプ(type)に関する情報、つまり、下りリンクシンボル、上りリンクシンボル、及びフレキシブルシンボルのうちいずれか一つを示す情報は、セル特定(cell-specificまたはcommon)RRC信号からなる。また、各シンボルのタイプに関する情報は、追加に特定端末(UE-specificまたはdedicated)RRC信号からなる。基地局は、セル特定RRC信号を使用し、i)セル特定スロット構成の周期、ii)セル特定スロット構成の周期の最初から下りリンクシンボルのみを有するスロットの数、iii)下りリンクシンボルのみを有するスロットの直後のスロットの最初のシンボルから下りリンクシンボルの数、iv)セル特定スロット構成の周期の最後から上りリンクシンボルのみを有するスロットの数、v)上りリンクシンボルのみを有するスロットの直前のスロットの最後のシンボルから上りリンクシンボルの数を知らせる。ここで、上りリンクシンボルと下りリンクシンボルのいずれにも構成されていないシンボルはフレキシブルシンボルである。
【0036】
シンボルタイプに関する情報が端末特定RRC信号からなれば、基地局はフレキシブルシンボルが下りリンクシンボルなのかまたは上りリンクシンボルなのかを、セル特定RRC信号でシグナリングする。この際、端末特定RRC信号は、セル特定RRC信号からなる下りリンクシンボルまたは上りリンクシンボルを他のシンボルタイプに変更することができない。特定端末RRC信号は、各スロットごとに該当スロットのNslotsymbシンボルのうち下りリンクシンボルの数、該当スロットのNslotsymbシンボルのうち上りリンクシンボルの数をシグナリングする。この際、スロットの下りリンクシンボルはスロットの最初のシンボルからi番目のシンボルまで連続的に構成される。また、スロットの上りリンクシンボルはスロットのj番目のシンボルから最後のシンボルまで連続的に構成される(ここで、i<j)。スロットにおいて、上りリンクシンボルと下りリンクシンボルのいずれにも構成されていないシンボルはフレキシブルシンボルである。
【0037】
前記のようなRRC信号からなるシンボルのタイプをセミ-スタティック(semi-static)DL/UL構成と称する。上述したRRC信号からなるセミ-スタティックDL/UL構成において、フレキシブルシンボルは物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)で伝送されるダイナミックSFI(slot format information)を介して下りリンクシンボル、上りリンクシンボル、またはフレキシブルシンボルに指示される。この際、RRC信号からなる下りリンクシンボルまたは上りリンクシンボルは、他のシンボルタイプに変更されない。表1は、基地局が端末に指示するダイナミックSFIを例示する。
【0038】
【表1】
【0039】
表1において、Dは下りリンクシンボルを、Uは上りリンクシンボルを、Xはフレキシブルシンボルを示す。表1に示したように、一つのスロットで最大2回のDL/ULスイッチング(switching)が許容される。
【0040】
図3は、3GPPシステム(例えば、NR)に利用される物理チャネルと、該当物理チャンネルを利用した一般的な信号伝送方法を説明する図である。
端末の電源がつくか端末が新しくセルに進入すれば、端末は初期セル探索作業を行うS101。詳しくは、端末は初期セル探索で基地局と同期を合わせる。このために、端末は基地局から主同期信号(primary synchronization signal、PSS)及び副同期信号(secondary synchronization signal、SSS)を受信して基地局と同期を合わせ、セルIDなどの情報を獲得する。次に、端末は基地局から物理放送チャネルを受信し、セル内の放送情報を獲得する。
【0041】
初期セル探索を終えた端末は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)及び前記PDCCHに乗せられている情報によって物理下りリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)を受信することで、初期セル探索を介して獲得したシステム情報より詳しいシステム情報を獲得するS102。
【0042】
端末が基地局に最初にアクセスするか信号伝送のための無線資源がなければ 、端末は基地局に対して任意のアクセス過程を行うS103乃至S106。まず、端末は物理任意アクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)を介してプリアンブルを伝送しS103、基地局からPDCCH及び対応するPDSCHを介してプリアンブルに対する応答メッセージを受信するS104。端末に有効なランダムアクセス応答メッセージが受信されれば、端末は基地局からPDCCHを介して伝達された上りリンクグラントから指示した物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)を介して自らの識別子などを含むデータを基地局に伝送するS105。次に、端末は衝突を解決するために基地局の指示としてPDCCHの受信を待つ。端末が自らの識別子を介してPDCCHの受信に成功すればS106、ランダムアクセス過程は終了される。
【0043】
上述した手順後、端末は一般的な上り/下りリンク信号伝送手順としてPDCCH/PDSCH受信S107、及び物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)/物理上りリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)を伝送S108する。特に、端末は、PDCCHを介して下りリンク制御情報(downlink control information、DCI)を受信する。DCIは、端末に対する資源割当情報のような制御情報を含む。また、DCIは使用目的に応じてフォーマットが異なり得る。端末が上りリンクを介して基地局に伝送する上りリンク制御情報(uplink control information、UCI)は、下りリンク/上りリンクACK/NACK信号、CQI(channel quality indicator)、PMI(precoding matrix index)、RI(rank indicator)などを含む。ここで、CQI、PMI、及びRIは、CSI(channel state information)に含まれる。3GPP NRシステムの場合、端末はPUSCH及び/またはPUCCHを介して上述したHARQ-ACKとCSIなどの制御情報を伝送する。
【0044】
図4は、3GPP NRシステムにおける初期セルアクセスのためのSS/PBCHブロックを示す図である。
端末は、電源が入るか新しくセルにアクセスしようとする際、セルとの時間及び周波数同期を獲得し、初期セル探索過程を行う。端末は、セル探索過程でセルの物理セル識別子(physical cell identity)NcellIDを検出する。このために、端末は基地局から同期信号、例えば、主同期信号(PSS)及び副同期信号(SSS)を受信して基地局と同期を合わせる。この際、端末はセル識別子(identity、ID)などの情報を獲得する。
【0045】
図4(a)を参照して、同期信号(synchronization signal、SS)をより詳しく説明する。同期信号はPSSとSSSに分けられる。PSSは、OFDMシンボル同期、スロット同期のような時間ドメイン同期及び/または周波数ドメイン同期を得るために使用される。SSSは、フレーム同期、セルグループIDを得るために使用される。図4(a)と表2を参照すると、SS/PBCHブロックは周波数軸に連続した20RBs(=240サブキャリア)からなり、時間軸に連続した4OFDMシンボルからなる。この際、SS/PBCHブロックにおいて、PSSは最初のOFDMシンボル、SSSは3番目のOFDMシンボルで56~182番目のサブキャリアを介して伝送される。ここで、SS/PBCHブロックの最も低いサブキャリアインデックスを0から付ける。PSSが伝送される最初のOFDMシンボルにおいて、残りのサブキャリア、つまり、0~55、183~239番目のサブキャリアを介しては基地局が信号を伝送しない。また、SSSが伝送される3番目のOFDMシンボルにおいて、48~55、183~191番目のサブキャリアを介しては基地局が信号を伝送しない。基地局は、SS/PBCHブロックにおいて、前記信号を除いた残りのREを介してPBCH(physical broadcast channel)を伝送する。
【0046】
【表2】
【0047】
SSは3つのPSSとSSSの組み合わせを介して計1008個の固有の物理階層セル識別子(physical layer cell ID)を、詳しくは、それぞれの物理階層セルIDはたった一つの物理-階層セル-識別子グループの部分になるように、各グループが3つの固有の識別子を含む336個の物理-階層セル-識別子グループにグルーピングされる。よって、物理階層セルID NcellID=3N(1)ID+N(2)IDは、物理-階層セル-識別子グループを示す0から335までの範囲内のインデックスN(1)IDと、前記物理-階層セル-識別子グループ内の物理-階層識別子を示す0から2までのインデックスN(2)IDによって固有に定義される。端末はPSSを検出し、3つの固有の物理-階層識別子のうち一つを識別する。また、端末はSSSを検出し、前記物理-階層識別子に連関する336個の物理階層セルIDのうち一つを識別する。この際、PSSのシーケンスdPSS(n)は以下の数式1のようである。
【0048】
【数1】
ここで、0≦n<127であり、x(m)は、数学式2および3の通りである。
【0049】
【数2】
【0050】
【数3】
また、SSSのシーケンスdsss(n)は、式(4)と同じである。
【0051】
【数4】
ここで、0≦n<127であり、x0(m)、x1(m)は、式5および6と同じである。
【0052】
【数5】
【0053】
【数6】
【0054】
10ms長さの無線フレームは、5ms長さの2つの半フレームに分けられる。図4(b)を参照して、各半フレーム内でSS/PBCHブロックが伝送されるスロットについて説明する。SS/PBCHブロックが伝送されるスロットは、ケースA、B、C、D、Eのうちいずれか一つである。ケースAにおいて、サブキャリア間隔は15kHzであり、SS/PBCHブロックの開始時点は{2、8}+14*n番目のシンボルである。この際、3GHz以下のキャリア周波数において、n=0、1である。また、3GHz超過6GHz以下のキャリア周波数において、n=0、1、2、3である。ケースBにおいて、サブキャリア間隔は30kHzであり、SS/PBCHブロックの開始時点は{4、8、16、20}+28*n番目のシンボルである。この際、3GHz以下のキャリア周波数において、n=0である。また、3GHz超過6GHz以下のキャリア周波数において、n=0、1である。ケースCにおいて、サブキャリア間隔は30kHzであり、SS/PBCHブロックの開始時点は{2、8}+14*n番目のシンボルである。この際、3GHz以下のキャリア周波数において、n=0、1である。また、3GHz超過6GHz以下のキャリア周波数において、n=0、1、2、3である。ケースDにおいて、サブキャリア間隔は120kHzであり、SS/PBCHブロックの開始時点は{4、8、16、20}+28*n番目のシンボルである。この際、6GHz以上のキャリア周波数において、n=0、1、2、3、5、6、7、8、10、11、12、13、15、16、17、18である。ケースEにおいて、サブキャリア間隔は240kHzであり、SS/PBCHブロックの開始時点は{8、12、16、20、32、36、40、44}+56*n番目のシンボルである。この際、6GHz以上のキャリア周波数において、n=0、1、2、3、5、6、7、8である。
【0055】
図5は、3GPP NRシステムにおける制御情報及び制御チャネル伝送のための手順を示す図である。図5(a)を参照すると、基地局は制御情報(例えば、DCI)にRNTI(radio network temporary identifier)でマスク(例えば、XOR演算)されたCRC(cyclic redundancy check)を付加するS202。基地局は、各制御情報の目的/対象に応じて決定されるRNTI値でCRCをスクランブルする。一つ以上の端末が使用する共通RNTIは、SI-RNTI(system information RNTI)、P-RNTI(paging RNTI)、RA-RNTI(random access RNTI)、及びTPC-RNTI(transmit power control RNTI)のうち少なくともいずれか一つを含む。また、端末-特定RNTIはC-RNTI(cell temporary RNTI)、CS-RNTI、またはMCS-C-RNTIのうち少なくともいずれか一つを含む 次に、基地局はチャネルエンコーディング(例えば、polar coding)を行ったS204後、PDCCH伝送のために使用された資源(ら)の量に合わせてレート-マッチング(rate-matching)をするS206。次に、基地局はCCE(control channel element)基盤のPDCCH構造に基づいて、DCI(ら)を多重化するS208。また、基地局は、多重化されたDCI(ら)に対してスクランブリング、モジュレーション(例えば、QPSK)、インターリービングなどの追加過程S210を適用した後、伝送しようとする資源にマッピングする。CCEはPDCCHのための基本資源単位であり、一つのCCEは複数(例えば、6つ)のREG(resource element group)からなる。一つのREGは複数(例えば、12個)のREからなる。一つのPDCCHのために使用されたCCEの個数を集成レベル(aggregation level)と定義する。3GPP NRシステムでは、1、2、4、8、または16の集成レベルを使用する。図5(b)はCCE集成レベルとPDCCHの多重化に関する図であり、一つのPDCCHのために使用されたCCE集成レベルの種類とそれによる制御領域で伝送されるCCE(ら)を示す。
【0056】
図6は、3GPP NRシステムにおけるPDCCHが伝送されるCORESETを示す図である。
CORESETは、端末のための制御信号であるPDCCHが伝送される時間-周波数資源である。また、後述する探索空間(search space)は一つのCORESETにマッピングされる。よって、端末はPDCCHを受信するために全ての周波数帯域をモニタリングするのではなく、CORESETと指定された時間-周波数領域をモニタリングして、CORESETにマッピングされたPDCCHをデコーディングする。基地局は、端末にセル別に一つまたは複数のCORESETを構成する。CORESETは、時間軸に最大3つまでの連続したシンボルからなる。また、CORESETは周波数軸に連続した6つのPRBの単位からなる。図5の実施例において、CORESET#1は連続的なPRBからなり、CORESET#2とCORESET#3は不連続的なPRBからなる。CORESETは、スロット内のいかなるシンボルにも位置し得る。例えば、図5の実施例において、CORESET#1はスロットの最初のシンボルから始まり、CORESET#2はスロットの5番目のシンボルから始まり、CORESET#9はスロットの9番目のシンボルから始まる。
【0057】
図7は、3GPP NRシステムにおけるPDCCH探索空間を設定する方法を示す図である。
端末にPDCCHを伝送するために、各CORESETには少なくとも一つ以上の探索空間が存在する。本発明の実施例において、探索空間は端末のPDCCHが伝送される全ての時間-周波数資源(以下、PDCCH候補)の集合である。探索空間は、3GPP NRの端末が共通に探索すべき共通探索空間(common search space)と、特定端末が探索すべき端末-特定探索空間(terminal-specific or UE-specific search space)を含む。共通探索空間では、同一基地局に属するセルにおける全ての端末が共通に探すように設定されているPDCCHをモニタリングする。また、端末-特定探索空間は、端末に応じて互いに異なる探索空間の位置で、各端末に割り当てられたPDCCHをモニタリングするように端末別に設定される。端末-特定探索空間の場合、PDCCHが割り当てられる制限された制御領域のため、端末間の探索空間が部分的に重なって割り当てられている可能性がある。PDCCHをモニタリングすることは、探索空間内のPDCCH候補をブラインドデコーディングすることを含む。ブラインドデコーディングに成功した場合をPDCCHが(成功的に)検出/受信されたと表現し、ブラインドデコーディングに失敗した場合をPDCCHが未検出/未受信されたと表現か、成功的に検出/受信されていないと表現する。
【0058】
説明の便宜上、一つ以上の端末に下りリンク制御情報を伝送するために、一つ以上の端末が既に知っているグループ共通(group common、GC)RNTIでスクランブルされたPDCCHをグループ共通(GC)PDCCH、または共通PDCCHと称する。また、一つの特定端末に上りリンクスケジューリング情報または下りリンクスケジューリング情報を伝送するために、特定端末が既に知っている端末-特定RNTIでスクランブルされたPDCCHを端末-特定PDCCHと称する。前記共通PDCCHは共通探索空間に含まれ、端末-特定PDCCHは共通探索空間または端末-特定PDCCHに含まれる。
【0059】
基地局は、PDCCHを介して伝送チャネルであるPCH(paging channel)及びDL-SCH(downlink-shared channel)の資源割当に関する情報(つまり、DL Grant)、またはUL-SCH の資源割当とHARQ(hybrid automatic repeat request)に関する情報(つまり、UL Grant)を各端末または端末グループに知らせる。基地局は、PCH伝送ブロック、及びDL-SCH伝送ブロックをPDSCHを介して伝送する。基地局は、特定制御情報または特定サービスデータを除いたデータをPDSCHを介して伝送する。また、端末は、特定制御情報または特定サービスデータを除いたデータをPDSCHを介して受信する。
【0060】
基地局は、PDSCHのデータがいかなる端末(一つまたは複数の端末)に伝送されるのか、該当端末がいかにPDSCHデータを受信しデコーディングすべきなのかに関する情報をPDCCHに含ませて伝送する。例えば、特定PDCCHを介して伝送されるDCIが「A」というRNTIでCRCマスキングされており、そのDCIが「B」という無線資源(例えば、周波数位置)にPDSCHが割り当てられていることを指示し、「C」という伝送形式情報(例えば、伝送ブロックのサイズ、変調方式、コーディング情報など)を指示すると仮定する。端末は、自らが有するRNTI情報を利用してPDCCHをモニタリングする。この場合、「A」RNTIを使用してPDCCHをブラインドデコーディングする端末があれば、該当端末はPDCCHを受信し、受信したPDCCHの情報を介して「B」と「C」によって指示されるPDSCHを受信する。
【0061】
表3は、無線通信システムで使用されるPUCCHの一実施例を示す。
【0062】
【表3】
PUCCHは、以下の上りリンク制御情報(UCI)を伝送するのに使用される。
-SR(Scheduling Request):上りリンクUL-SCH資源を要請するのに使用される情報である。
【0063】
-HARQ-ACK:(DL SPS releaseを指示する)PDCCHに対する応答及び/またはPDSCH上の上りリンク伝送ブロック(transport block、TB)に対する応答である。HARQ-ACKは、PDCCHまたはPDSCHを介して伝送された情報の受信可否を示す。HARQ-ACK応答は、ポジティブACK(簡単に、ACK)、ネガティブACK(以下、NACK)、DTX(Discontinuous Transmission)、またはNACK/DTXを含む。ここで、HARQ-ACKという用語は、HARQ-ACK/NACK、ACK/NACKと混用される。一般に、ACKはビット値1で表され、NACKはビット値0で表される。
【0064】
-CSI:下りリンクチャネルに対するフィードバック情報である。基地局が伝送するCSI-RS(Reference Signal)に基づいて端末が生成する。MIMO(multiple input multiple output)-関連フィードバック情報は、RI及びPMIを含む。CSIは、CSIが示す情報に応じてCSIパート1とCSIパート2に分けられる。
【0065】
3GPP NRシステムでは、多様なサービスシナリオと多様なチャネル環境、及びフレーム構造を支援するために、5つのPUCCHフォーマットが使用される。
【0066】
PUCCHフォーマット0は、1ビットまたは2ビットHARQ-ACK情報またはSRを伝達するフォーマットである。PUCCHフォーマット0は、時間軸に1つまたは2つのOFDMシンボルと、周波数軸に1つのRBを介して伝送される。PUCCHフォーマット0が2つのOFDMシンボルで伝送されれば、2つのシンボルに同じシーケンスが互いに異なるRBで伝送される。これを介し、端末は周波数ダイバーシティゲイン(diversity gain)を得る。より詳しくは、端末はMbitビットUCI(Mbit=1or2)に応じてサイクリックシフト(cyclic shift)の値mcsを決定し、長さ12のベースシーケンス(base sequence)を決められた値mcsでサイクリックシフトしたシーケンスを、1つのOFDMシンボル及び1つのPRBの12個のREsにマッピングして伝送する。端末が使用可能なサイクリックシフトの個数が12個で、Mbit=1であれば、1bit UCI0と1は、サイクリックシフト値の差が6である2つのサイクリックシフトに当たるシーケンスで示される。また、Mbit=2であれば、2bit UCI00、01、11、10は、サイクリックシフト値の差が3である4つのサイクリックシフトに当たるシーケンスで示される。
【0067】
PUCCHフォーマット1は、1ビットまたは2ビットHARQ-ACK情報またはSRを伝達する。PUCCHフォーマット1は、時間軸に連続的なOFDMシンボルと、周波数軸に1つのPRBを介して伝送される。ここで、PUCCHフォーマット1が占めるOFDMシンボルの数は4~14のうち一つである。より詳しくは、Mbit=1であるUCIはBPSKでモジュレーションされる。端末は、Mbit=2であるUCIをQPSK(quadrature phase shift keying)でモジュレーションされる。モジュレーションされた複素数シンボル(complex valued symbol)d(0)に長さ12のシーケンスをかけて信号を得る。端末は、得られた信号をPUCCHフォーマット1が割り当てられた偶数番目のOFDMシンボルに、時間軸OCC(orthogonal cover code)でスプレッディング(spreading)して伝送する。PUCCHフォーマット1は、使用するOCCの長さに応じて同じRBで多重化される互いに異なる端末の最大個数が決めあれる。PUCCHフォーマット1の奇数番目OFDMシンボルには、DMRS(demodulation reference signal)がOCCでスプレッディングされてマッピングされる。
【0068】
PUCCHフォーマット2は、2ビットを超過するUCIを伝達する。PUCCHフォーマット2は、時間軸に1つまたは2つのOFDMシンボルと、周波数軸に1つまたは複数個のRBを介して伝送される。PUCCHフォーマット2が2つのOFDMシンボルで伝送されれば、2つのOFDMシンボルを介して同じシーケンスが互いに異なるRBで伝送される。これを介し、端末は周波数ダイバーシティゲインを得る。より詳しくは、MbitビットUCI(Mbit>2)はビット-レベルスクランブリングされ、QPSKモジュレーションされて1つまたは2つのOFDMシンボル(ら)のRB(ら)にマッピングされる。ここで、RBの数は1~16のうち一つである。
【0069】
PUCCHフォーマット3またはPUCCHフォーマット4は、2ビットを超過するUCIを伝達する。PUCCHフォーマット3またはPUCCHフォーマット4は、時間軸に連続的なOFDMシンボルと、周波数軸に1つのPRBを介して伝送される。PUCCHフォーマット3またはPUCCHフォーマット4が占めるOFDMシンボルの数は4~14のうち一つである。詳しくは、端末は、MbitビットUCI(Mbit>2)をπ/2-BPSK(Binary Phase Shift Keying)またはQPSKでモジュレーションし、複素数シンボルd(0)~d(Msymb-1)を生成する。ここで、π/2-BPSKを使用するとMsymb=Mbitであり、QPSKを使用するとMsymb=Mbit/2である。端末は、PUCCHフォーマット3にブロック-単位スプレディングを適用しない。但し、端末は、PUCCHフォーマット4が2つまたは4つの多重化容量(multiplexing capacity)を有するように、長さ-12のPreDFT-OCCを使用して1つのRB(つまり、12subcarriers)にブロック-単位スプレディングを適用してもよい。端末は、スプレディングされた信号を伝送プリコーディング(transmit precoding)(またはDFT-precoding)し、各REにマッピングして、スプレディングされた信号を伝送する。
【0070】
この際、PUCCHフォーマット2、PUCCHフォーマット3、またはPUCCHフォーマット4が占めるRBの数は、端末が伝送するUCIの長さと最大コードレート(code rate)に応じて決定される。端末がPUCCHフォーマット2を使用すれば、端末はPUCCHを介してHARQ-ACK情報及びCSI情報を共に伝送する。もし、端末が伝送し得るRBの数がPUCCHフォーマット2、PUCCHフォーマット3、またはPUCCHフォーマット4が使用し得る最大RBの数より大きければ、端末はUCI情報の優先順位に応じて一部のUCI情報は伝送せず、残りのUCI情報のみ伝送する。
【0071】
PUCCHフォーマット1、PUCCHフォーマット3、またはPUCCHフォーマット4がスロット内で周波数ホッピング(frequency hopping)を指示するように、RRC信号を介して構成される。周波数ホッピングが構成される際、周波数ホッピングするRBのインデックスはRRC信号からなる。PUCCHフォーマット1、PUCCHフォーマット3、またはPUCCHフォーマット4が時間軸でN個のOFDMシンボルにわたって伝送されれば、最初のホップ(hop)はfloor(N/2)個のOFDMシンボルを有し、2番目のホップはceil(N/2)個のOFDMシンボルを有する。
【0072】
PUCCHフォーマット1、PUCCHフォーマット3、またはPUCCHフォーマット4は、複数のスロットに繰り返し伝送さ得るように構成される。この際、PUCCHが繰り返し伝送されるスロットの個数KはRRC信号によって構成される。繰り返し伝送されるPUCCHは、各スロット内で同じ位置のOFDMシンボルから始まり、同じ長さを有するべきである。端末がPUCCHを伝送すべきスロットのOFDMシンボルのうちいずれか一つのOFDMシンボルでもRRC信号によってDLシンボルと指示されれば、端末はPUCCHを該当スロットから伝送せず、次のスロットに延期して伝送する。
【0073】
一方、3GPP NRシステムにおいて、端末はキャリア(またはセル)の帯域幅より小さいか同じ帯域幅を利用して送受信を行う。そのために、端末はキャリア帯域幅のうち一部の連続的な帯域幅からなるBWP(bandwidth part)を構成される。TDDに応じて動作するかまたはアンペアドスペクトルで動作する端末は、一つのキャリア(またはセル)に最大4つのDL/UL BWPペア(pairs)を構成される。また、端末は一つのDL/UL BWPペアを活性化する。FDDに応じて動作するかまたはペアドスペクトルで動作する端末は、下りリンクキャリア(またはセル)に最大4つのDL BWPを構成され、上りリンクキャリア(またはセル)に最大4つのUL BWPを構成される。端末は、各キャリア(またはセル)ごとに一つのDL BWPとUL BWPを活性化する。端末は、活性化されたBWP以外の時間-周波数資源から受信するか送信しなくてもよい。活性化されたBWPをアクティブBWPと称する。
【0074】
基地局は、端末が構成されたBWPのうち活性化されたBWPをDCIと称する。DCIで指示したBWPは活性化され、他の構成されたBWP(ら)は非活性化される。TDDで動作するキャリア(またはセル)において、基地局は端末のDL/UL BWPペアを変えるために、PDSCHまたはPUSCHをスケジューリングするDCIに活性化されるBWPを指示するBPI(bandwidth part indicator)を含ませる。 端末は、PDSCHまたはPUSCHをスケジューリングするDCIを受信し、BPIに基づいて活性化されるDL/UL BWPペアを識別する。FDDで動作する下りリンクキャリア(またはセル)の場合、基地局は端末のDL BWPを変えるために、PDSCHをスケジューリングするDCIに活性化されるBWPを知らせるBPIを含ませる。FDDで動作する上りリンクキャリア(またはセル)の場合、基地局は端末のUL BWPを変えるために、PUSCHをスケジューリングするDCIに活性化されるBWPを指示するBPIを含ませる。
【0075】
図8は、キャリア集成を説明する概念図である。キャリア集成とは、無線通信システムがより広い周波数帯域を使用するために、端末が上りリンク資源(またはコンポーネントキャリア)及び/または下りリンク資源(またはコンポーネントキャリア)からなる周波数ブロック、または(論理的意味の)セルを複数個使用して一つの大きい論理周波数帯域で使用する方法を意味する。以下では説明の便宜上、コンポーネントキャリアという用語に統一する。
【0076】
図8を参照すると、3GPP NRシステムの一例示として、全体システム帯域は最大16個のコンポーネントキャリアを含み、それぞれのコンポーネントキャリアは最大400MHzの帯域幅を有する。コンポーネントキャリアは、一つ以上の物理的に連続するサブキャリアを含む。図8ではそれぞれのコンポーネントキャリアがいずれも同じ帯域幅を有するように示したが、これは例示に過ぎず、それぞれのコンポーネントキャリアは互いに異なる帯域幅を有してもよい。また、それぞれのコンポーネントキャリアは周波数軸で互いに隣接しているように示したが、前記図面は論理的な概念で示したものであって、それぞれのコンポーネントキャリアは物理的に互いに隣接してもよく、離れていてもよい。
【0077】
それぞれのコンポーネントキャリアにおいて、互いに異なる中心周波数が使用される。また、物理的に隣接したコンポーネントキャリアにおいて、共通した一つの中心周波数が使用される。図8の実施例において、全てのコンポーネントキャリアが物理的に隣接していると仮定すれば、全てのコンポーネントキャリアで中心周波数Aが使用される。また、それぞれのコンポーネントキャリアが物理的に隣接していないと仮定すれば、コンポーネントキャリアそれぞれにおいて中心周波数A、中心周波数Bが使用される。
【0078】
キャリア集成で全体のシステム帯域が拡張されれば、各端末との通信に使用される周波数帯域はコンポーネントキャリア単位に定義される。端末Aは全体のシステム帯域である100MHzを使用し、5つのコンポーネントキャリアをいずれも使用して通信を行う。端末B1~B5は20MHzの帯域幅のみを使用し、一つのコンポーネントキャリアを使用して通信を行う。端末C1及びC2は40MHzの帯域幅のみを使用し、それぞれ2つのコンポーネントキャリアを利用して通信を行う。2つのコンポーネントキャリアは、論理/物理的に隣接するか隣接しない。図8の実施例では、端末C1が隣接していない2つのコンポーネントキャリアを使用し、端末C2が隣接した2つのコンポーネントキャリアを使用する場合を示す。
【0079】
図9は、端末キャリア通信と多重キャリア通信を説明するための図である。特に、図9(a)は単一キャリアのサブフレーム構造を示し、図9(b)は多重キャリアのサブフレーム構造を示す。
【0080】
図9(a)を参照すると、一般的な無線通信システムはFDDモードの場合一つのDL帯域とそれに対応する一つのUL帯域を介してデータ伝送または受信を行う。他の具体的な実施例において、無線通信システムはTDDモードの場合、無線フレームを時間ドメインで上りリンク時間ユニットと下りリンク時間ユニットに区分し、上り/下りリンク時間ユニットを介してデータ伝送または受信を行う。図9(b)を参照すると、UL及びDLにそれぞれ3つの20MHzコンポーネントキャリア(component carrier、CC)が集まって、60MHzの帯域幅が支援される。それぞれのCCは、周波数ドメインで互いに隣接するか非-隣接する。図9(b)は、便宜上UL CCの帯域幅とDL CCの帯域幅がいずれも同じで対称な場合を示したが、各CCの帯域幅は独立的に決められてもよい。また、UL CCの個数とDL CCの個数が異なる非対称のキャリア集成も可能である。RRCを介して特定端末に割当/構成されたDL/UL CCを特定端末のサービング(serving)DL/UL CCと称する。
【0081】
基地局は、端末のサービングCCのうち一部または全部と活性化(activate)するか一部のCCを非活性化(deactivate)して、端末と通信を行う。基地局は、活性化/非活性化されるCCを変更してもよく、活性化/非活性化されるCCの個数を変更してもよい。基地局が端末に利用可能なCCをセル-特定または端末-特定に割り当てると、端末に対するCC割当が全面的に再構成されるか端末がハンドオーバー(handover)しない限り、一旦割り当てられたCCのうち少なくとも一つは非活性化されなくてもよい。端末に非活性化されない一つのCを主CC(primary CC、PCC)またはPCell(primary cell)と称し、基地局が自由に活性化/非活性化されるCCを副CC(secondary CC、SCC)またはSCell(secondary cell)と称する。
【0082】
一方、3GPP NRは無線資源を管理するためにセル(cell)の概念を使用する。セルは、下りリンク資源と上りリンク資源の組み合わせ、つまり、DL CCとUL CCの組み合わせと定義される。セルは、DL資源単独、またはDL資源とUL資源の組み合わせからなる。キャリア集成が支援されれば、DL資源(または、DL CC)のキャリア周波数とUL資源(または、UL CC)のキャリア周波数との間のリンケージ(linkage)はシステム情報によって指示される。キャリア周波数とは、各セルまたはCCの中心周波数を意味する。PCCに対応するセルをPCellと称し、SCCに対応するセルをSCellと称する。下りリンクにおいてPCellに対応するキャリアはDL PCCであり、上りリンクにおいてPCellに対応するキャリアはUL PCCである。類似して、下りリンクにおいてSCellに対応するキャリアはDL SCCであり、上りリンクにおいてSCellに対応するキャリアはUL SCCである。端末性能(capacity)に応じて、サービングセル(ら)は一つのPCellと0以上のSCellからなる。RRC_CONNECTED状態にあるがキャリア集成が設定されていないか、キャリア集成を支援しないUEの場合、PCellのみからなるサービングセルがたった一つ存在する。
【0083】
上述したように、キャリア集成で使用されるセルという用語は、一つの基地局または一つのアンテナグループによって通信サービスが提供される一定の地理的領域を称するセルという用語とは区分される。但し、一定の地理的領域を称するセルとキャリア集成のセルを区分するために、本発明ではキャリア集成のセルをCCと称し、地理的領域のセルをセルと称する。
【0084】
図10は、クロスキャリアスケジューリング技法が適用される例を示す図である。クロスキャリアスケジューリングが設定されれば、第1CCを介して伝送される制御チャネルはキャリア指示子フィールド(carrier indicator field、CIF)を利用して、第1CCまたは第2CCを介して伝送されるデータチャネルをスケジューリングする。CIFはDCI内に含まれる。言い換えると、スケジューリングセル(scheduling cell)が設定され、スケジューリングセルのPDCCH領域から伝送されるDLグラント/ULグラントは、被スケジューリングセル(scheduled cell)のPDSCH/PUSCHをスケジューリングする。つまり、複数のコンポーネントキャリアに対する検索領域がスケジューリングセルのPDCCH領域が存在する。PCellは基本的にスケジューリングセルであり、特定SCellが上位階層によってスケジューリングセルと指定される。
【0085】
図10の実施例では、3つのDL CCが併合されていると仮定する。ここで、DLコンポーネントキャリア#0はDL PCC(または、PCell)と仮定し、DLコンポーネントキャリア#1及びDLコンポーネントキャリア#2はDL SCC(または、SCell)と仮定する。また、DL PCCがPDCCHモニタリングCCと設定されていると仮定する。端末-特定(または端末-グループ-特定、またはセル-特定)上位階層シグナリングによってクロスキャリアスケジューリングを構成しなければCIFがディスエーブル(disable)となり、それぞれのDL CCはNR PDCCH規則に従ってCIFなしに自らのPDSCHをスケジューリングするPDCCHのみを伝送する(ノン-クロス-キャリアスケジューリング、セルフ-キャリアスケジューリング)。それに対し、端末-特定(または端末-グループ-特定、またはセル-特定)上位階層シグナリングによってクロスキャリアスケジューリングを構成すればCIFがイネーブル(ensable)となり、特定のCC(例えば、DL PCC)はCIFを利用してDL CC AのPDSCHをスケジューリングするPDCCHのみならず、他のCCのPDSCHをスケジューリングするPDCCHも伝送する(クロス-キャリアスケジューリング)。それに対し、他のDL CCではPDCCHが伝送されない。よって、端末は端末にクロスキャリアスケジューリングが構成されているのか否かに応じて、CIFを含まないPDCCHをモニタリングしてセルフキャリアスケジューリングされたPDSCHを受信するか、CIFを含むPDCCHをモニタリングしてクロスキャリアスケジューリングされたPDSCHを受信する。
【0086】
一方、図9及び図10は、3GPP LTE-Aシステムのサブフレーム構造を例示しているが、これと同じまたは類似した構成が3GPP NRシステムにも適用可能である。但し、3GPP NRシステムにおいて、図9及び図10のサブフレームはスロットに切り替えられる。
【0087】
本発明において、一つのスロットに含まれたシンボルの数はnormal CP(cyclic prefix)からなるセルであれば14であり、extended CPからなるセルであれば12であるが、説明の便宜上、7つのシンボルと仮定して説明する。
【0088】
図11は、本発明の実施例によるコードブロックグループ(CBG)の構成及びそれの時間周波数資源マッピングを示す図である。より詳しくは、図11(a)は一つの伝送ブロック(TB)に含まれたCBG構成の一実施例を示し、図11(b)は該当CBG構成の時間周波数資源マッピングを示す。
【0089】
チャネル符号は、最大支援可能な長さが定義されている。例えば、3GPP LTE(-A)で使用されるターボコードの最大支援長さは6144ビットである。しかし、PDSCHで伝送される伝送ブロック(TB)の長さは6144ビットより長くてもよい。もしTBの長さが最大支援長さより長ければ、TBは最大6144ビット長さのコードブロック(CB)に分けられる。各CBはチャネル符号化が行われる単位である。更に、効率的な再伝送のために、いくつかのCBを束ねて一つのCBGを構成してもよい。端末と基地局は、CBGがいかに構成されているのかに関する情報を必要とする。
【0090】
TB内において、CBG及びCBは多様な実施例によって構成される。一実施例によると、使用可能なCBGの個数が固定された値に決められるか、基地局と端末との間にRRC構成情報として構成される。この際、TBの長さに応じてCBの個数が決定され、CBGは前記決められた個数情報に応じて設定される。他の実施例によると、一つのCBGに含まれるCBの個数が固定された値に決められるか、基地局と端末との間にRRC構成情報として構成されてもよい。この際、TBの長さに応じてCBの個数が決定されれば、CBGの個数は一つのCBG当たりCBの個数情報に応じて設定される。
【0091】
図11(a)にの実施例を参照すると、一つのTBは8つのCBに分けられる。8つのCBは、更に4つのCBGに束ねられる。このようなCBとCBGのマッピング関係(または、CBG構成)は、基地局と端末との間に静的(static)に設定されるか、RRC構成情報として半静的(semi-static)に設定される。他の実施例によると、前記マッピング関係は、ダイナミックシグナリングを介して設定される。基地局が伝送したPDCCHを端末が受信すれば、端末はCBとCBGのマッピング関係(または、CBG構成)を明示的情報及び/または黙示的情報を介して直間接的に識別する。一つのCBGは一つのCBのみを含んでもよく、一つのTBを構成する全てのCBを含んでもよい。ちなみに、本発明の実施例で提案する技法は、CBとCBGの構成に関係なく適用される。
【0092】
図11(b)を参照すると、一つのTBを構成するCBGは、PDSCHがスケジューリングされた時間-周波数資源にマッピングされる。一実施例によると、各CBGは周波数軸に先に割り当てられてから、時間軸に拡張される。4つのCBGを含む1つのTBからなるPDSCHが7つのODFMシンボルに割り当てられれば、CBG0は最初及び2番目のOFDMシンボルにわたって伝送され、CBG1は2番目、3番目、及び4番目のOFDMシンボルにわたって伝送され、CBG2は4番目、5番目、及び6番目のOFDMシンボルにわたって伝送され、CBG3は6番目及び7番目のOFDMシンボルにわたって伝送される。このようなCBGとPDSCHで割り当てられた時間-周波数マッピング関係は端末の間に決められている。但し、図11(b)に示したマッピング関係は本発明を説明するための一実施例であり、本発明の実施例で提案する技法は、CBGの時間-周波数マッピング関係とは関係なく適用されてもよい。
【0093】
図12は、基地局がTB-基盤伝送またはCBG-基盤伝送を行い、端末がそれに対する応答としてHARQ-ACKの伝送を行う過程を示す図である。図12を参照すると、基地局はTB-基盤伝送とCBG-基盤伝送のうち、端末に適合した伝送方式を構成する。端末は、基地局が構成した伝送方式によるHARQ-ACK情報ビット(ら)をPUCCHまたはPUSCHで伝送する。基地局は、端末に伝送されるPDSCHをスケジューリングするためにPDCCHを構成する。PDCCHは、TB-基盤伝送及び/またはCBG-基盤伝送をスケジューリングする。例えば、PDCCHでは1つのTBまたは2つのTBがスケジューリングされる。1つのTBがスケジューリングされれば、端末は1-bit HARQ-ACKをフィードバックすべきである。もし2つのTBがスケジューリングされれば、2つのTBそれぞれのための2-bit HARQ-ACKをフィードバックすべきである。基地局と端末との間の曖昧さ(ambiguity)をなくすために、2-bit HARQ-ACKの各情報ビットと2つのTBとの間には決められた順番が存在する。ちなみに、MIMO伝送ランクまたはレイヤが低ければ一つのPDSCHで1つのTBが伝送され、MIMO伝送ランクまたはレイヤが高ければ一つのPDSCHで2つのTBが伝送される。
【0094】
端末は、一つのTB当たり1-bit TB-基盤HARQ-ACKを伝送し、各TBの受信成功可否を基地局に知らせる。一つのTBに対するHARQ-ACKを生成するために、端末はTB-CRCを介して該当TBの受信エラー可否を確認する。TBに対するTB-CRCのチェックに成功したら、端末は該当TBのHARQ-ACKのためにACKを生成する。しかし、TBに対するTB-CRCエラーが発生すれば、端末は該当TBのHARQ-ACKのためにNACKを生成する。端末は、このように生成されたTB-基盤HARQ-ACK(ら)を基地局に伝送する。基地局は端末から受信したTB-基盤HARQ-ACK(ら)のうち、NACKが応答されたTBを再伝送する。
【0095】
また、端末は、一つのCBG当たり1-bit CBG-基盤HARQ-ACKを伝送し、各CBGの受信成功可否を基地局に知らせる。一つのCBGに対するHARQ-ACKを生成するために、端末はCBGに含まれた全てのCBをデコーディングし、CB-CRCを介して該当CBの受信エラー可否を確認する。端末が一つのCBGを構成する全てのCBの受信に成功したら(つまり、全てのCB-CRCのチェックに成功したら)、端末は該当CBGのHARQ-ACKのためにACKを生成する。しかし、端末が一つのCBGを構成するCBのうち少なくとも一つの受信に成功しなかったら(つまり、少なくとも一つのCB-CRCエラーが発生すれば)、端末は該当CBGのHARQ-ACKのためにNACKを生成する。端末は、このように生成されたCBG-基盤HARQ-ACK(ら)を基地局に伝送する。基地局は端末から受信したCBG-基盤HARQ-ACK(ら)のうち、NACKが応答されたCBGを再伝送する。一実施例によると、再伝送されるCBGのCB構成は従来に伝送されたCBGのCB構成と同じである。端末が基地局に伝送するCBG-基盤HARQ-ACK情報ビット(ら)の長さは、PDSCHを介して伝送されるCBGの個数、またはRRC信号からなるCBGの最大個数に基づいて決定される。
【0096】
一方、端末がTBに含まれた全てのCBGの受信に成功した場合にも、該当TBに対するTB-CRCエラーが発生する可能性がある。この際、端末は該当TBに対する再伝送を要請するためにCBG-基板HARQ-ACKのフリッピング(flipping)を行う。つまり、TBに含まれた全てのCBGの受信に成功したにもかかわらず、端末はCBG-基板HARQ-ACK情報ビットをいずれもNACKに生成する可能性がある。HARQ-ACK情報ビットがいずれもNACKであるCBG-基板HARQ-ACKフィードバックを受信した基地局は、該当TBの全てもCBGを再伝送する。
【0097】
本発明の実施例によると、TBの伝送に成功するために、CBG-基盤HARQ-ACKフィードバックが使用される。基地局は端末にCBG-基盤HARQ-ACK伝送を指示する。この際、CBG-基盤HARQ-ACKによる再伝送技法が使用される。CBG-基盤HARQ-ACKは、PUCCHを介して伝送される。また、PUSCHを介してUCIが伝送されるように設定されれば、CGB-基盤HARQ-ACKは該当PUSCHを介して伝送されてもよい。PUCCHにおいて、HARQ-ACK資源の設定はRRC信号を介して構成される。また、CBG-基盤で伝送されるPDSCHをスケジューリングするPDCCHを介して、実際に伝送されるHARQ-ACK資源が指示される。端末は、RRCからなるPUCCH資源のうちPDCCHを介して指示された一つ以上のPUCCH資源を介し、伝送されたCBGの受信成功可否に対するHARQ-ACK(ら)を伝送する。
【0098】
基地局は、端末に伝送されたCBG(ら)に対する端末の受信成功可否を該当端末のCBG-基盤HARQ-ACKフィードバックを介して識別する。つまり、端末から受信された各CBGに対するHARQ-ACKを介し、基地局は端末が受信に成功したCBG(ら)と端末が受信に失敗したCBG(ら)を認知する。基地局は、受信されたCBG-基盤HARQ-ACKに基づいてCBG再伝送を行う。より詳しくは、基地局は、一つのTBにおいて受信に失敗したHARQ-ACKが応答されたCBG(ら)のみを束ねて再伝送する。この際、受信に成功したHARQ-ACKが応答されたCBG(ら)を再伝送から除外する。基地局は、再伝送されるCBG(ら)を一つのPDSCHにスケジューリングして端末に伝送する。
【0099】
<非免許帯域における通信方法>
図13は、NR-Uサービス環境を例示する。
図13を参照すると、免許帯域におけるNR技術11及び非免許帯域におけるNR技術12であるNR-Uがつなぎ合わせたサービス環境がユーザに提供される。例えば、NR-U環境において、免許帯域におけるNR技術11と非免許帯域におけるNR技術12はキャリアアグリゲーションなどの技術を利用して統合されるが、これはネットワーク容量の拡張に寄与する。また、上りリンクデータより下りリンクデータの方がより多い非対称のトラフィック構造では、NR-Uは多様な要求や環境に合わせて最適化したNRサービスを提供する。便宜上、免許帯域におけるNR技術をNR-L(NR-Licensed)と称し、非免許帯域におけるNR技術をNR-Uと称する。
【0100】
図14は、NR-Uサービス環境における端末と基地局の配置シナリオの一実施例を示す図である。NR-Uサービス環境とターゲットとする周波数帯域は、高周波特性のため無線通信到達距離が長くない。これを考慮すると、従来のNR-LサービスとNR-Uサービスが共存する環境において、端末と基地局の配置シナリオはオーバーレイモデル(overlay model)またはコ-ロケーテッドモデル(co-located model)である。
【0101】
オーバレイモデルにおいて、マクロ基地局は免許帯域キャリアを利用してマクロ領域32内のX端末及びX’端末と無線通信を行い、多数のRRH(Radio Remote Head)とX2インタフェースを介して連結される。各RRHは、非免許帯域キャリアを利用して一定領域31内のX端末またはX’端末と無線通信を行う。マクロ基地局とRRH周波数帯域は互いに異なって相互干渉しないが、キャリアアグリゲーションを介してNR-UサービスをNR-Lサービスの補助的な下りリンクチャネルと使用するために、マクロ基地局とRRHとの間にはX2インタフェースを介して速いデータ交換が行われるべきである。
【0102】
コ-ロケーテッドモデルにおいて、ピコ/フェムト基地局は、免許帯域キャリアと非免許帯域キャリアを同時に利用してY端末と無線通信を行う。但し、ピコ/フェムト基地局がNR-LサービスとNR-Uサービスを共に使用することは下りリンク伝送の際と制限される。NR-Lサービスのカバレッジ33とNR-Uサービスのカバレッジ34は、周波数帯域、伝送パワーなどによって異なり得る。
【0103】
非免許帯域において、NR通信を行う場合、該当非免許帯域で通信する従来の装備(例えば、無線LAN(Wi-Fi装備)などはNR-Uメッセージまたはデータを復調することができない。よって、従来の装備はNR-Uメッセージまたはデータを一種のエネルギーと判断し、エネルギーディテクション(或いは検出)技法によって干渉回避動作を行う。つまり、NR-Uメッセージまたはデータに対応するエネルギーが-62dBm或いは特定ED(Energy Detection)の臨界値より小さければ、無線LAN装備は該当メッセージまたはデータを無視して通信する。それによって、非免許帯域でNR通信を行う端末の立場では、無線LAN装備によって頻繁に干渉を受ける可能性がある。
【0104】
よって、NR-U技術/サービスを効果的に具現するために、特定時間の間に特定周波数帯域を割り当てるか、または予約しておく必要がある。しかし、非免許帯域を介して通信する周辺装備がエネルギーディテクション技法に基づいてアクセスを試みるため、効率的なNR-Uサービスが難しいという問題点がある。よって、NR-U技術が根付くために従来の非免許帯域装置との共存方案、及び効率的に無線チャネルを共有する方案に関する研究が先行すべきである。つまり、NR-U装置が従来の非免許帯域装置に影響を及ぼさない強力なメカニズムが開発されるべきである。
【0105】
図15は、従来の非免許帯域で動作する通信方式(例えば、無線LAN)を示す図である。非免許帯域で動作する装置は殆どLBT(Listen-Before-Talk)基盤で動作するするため、データを伝送する前にチャネルをセンシングするクリアチャネル評価(Clear Channel Assessment、CCA)を行う。
【0106】
図15を参照すると、無線LAN装置(例えば、AP、STA)は、データを伝送する前にキャリアセンシングを行ってチャネルが使用中(busy)であるのかをチェックする。データを伝送しようとするチャネルで一定強度以上の無線信号が感知されれば該当チャネルは使用中であると判断され、無線LAN装置は該当チャネルに対するアクセスを遅延する。このような過程をクリアチャネル評価といい、信号感知有無を決定するレベルをCCA臨界値(CCA threshold)という。一方、該当チャネルで無線信号が感知されないかCCA臨界値より小さい強度の無線信号が感知されれば、前記チャネルは遊休(idle)状態であると判別される。
【0107】
チャネルが遊休状態と判別されれば、伝送するデータがある端末はディファー期間(defer duration)(例えば、AIFS(Arbitration InterFrame Space)、PIFS(PCF IFS)の後にバックオフ手順を行う。ディファー期間は、チャネルが遊休状態になった後、端末が待つべき最小時間を意味する。バックオフ手順は、端末をディファー期限の後任意の時間の間更に待たせるようにする。例えば、端末は競争ウィンドウ(Contention Window、CW)内で該当端末に割り当てられた乱数(random number)分のスロットタイムを前記チャネルが遊休状態の間に減少させながら待機し、スロットタイムをいずれも消尽した端末は該当チャネルに対するアクセスを試みる。
【0108】
チャネルのアクセスに成功したら、端末は前記チャネルを介してデータを伝送する。データの伝送に成功したら、競争ウィンドウサイズ(CWS)は初期値(CWmin)にリセットされる。逆に、データの伝送に失敗したらCWSは2倍に増加する。それによって、端末は以前の乱数範囲の2倍の範囲内で新たな乱数を割り当てられて、次のCWでバックオフ手順を行う。無線LANでは、データの伝送に対する受信応答情報としてACKのみ定義されている。よって、データの伝送に対してACKが受信されればCWSは初期値にリセットされ、データの伝送に対してフィードバック情報がが受信されなければCWSは2倍になる。
【0109】
上述したように、従来の非免許帯域における通信は殆どLBT基盤で動作するため、NR-Uシステムにおけるチャネルアクセスも従来装置と共存するためにLBTを行う。詳しくは、NRにおける非免許帯域上のチャネルアクセス方法は、LBTの有無/適用方式によって以下の4つのカテゴリに区分される。
●カテゴリ1:LBTなし
-Txエンティティ(entity)は伝送のためのLBT手順を行わない。
●カテゴリ2:ランダムバックオフがないLBT
【0110】
-Txエンティティは伝送を行うために、ランダムバックオフなしに第1インターバルの間チャネルが遊休状態であるのかをセンシングする。つまり、Txエンティティは第1インターバルの間チャネルが遊休状態にセンシングされた直後、該当チャネルを介して伝送を行う。前記第1インターバルは、Txエンティティが伝送を行う直前の予め設定された長さのインターバルである。一実施例によると、第1インターバルは25usの長さのインターバルであってもよいが、本発明はこれに限らない。
●カテゴリ3:固定サイズのCWを利用してランダムバックオフを行うLBT
【0111】
-Txエンティティは固定サイズのCW内で乱数を獲得してバックオフカウンター(または、バックオフタイマー)Nの初期値に設定し、設定されたバックオフカウンターNを利用してバックオフを行う。つまり、バックオフ手順において、Txエンティティはチャネルが予め設定されたスロット期間の間に遊休状態とセンシングされるたびにバックオフカウンターを1ずつ減少させる。ここで、前記予め設定されたスロット期間は9usであってもよいが、本発明はこれに限らない。バックオフカウンターNは初期値から1ずつ減少され、バックオフカウンターNの値が0に到達したら、Txエンティティは伝送を行う。一方、バックオフを行うために、Txエンティティは第2インターバル(つまり、ディファー期間T)の間チャネルが遊休状態であるのかを先にセンシングする。本発明の実施例によると、Txエンティティは第2インターバル内の少なくとも一部の期間(例えば、1つのスロット期間)の間チャネルが遊休状態であるのか否かに応じて、前記第2インターバルの間チャネルが遊休状態であるのか否かをセンシング(または決定)する。第2インターバルはTxエンティティのチャネルアクセス優先順位クラスに基づいて設定され、16usの期間と連続したm個のスロット期間で構成される。ここで、mはチャネルアクセス優先順位クラスによって設定された値である。Txエンティティは、第2インターバルの間チャネルが遊休状態とセンシングされれば、バックオフカウンターを減少させるためのチャネルセンシングを行う。一方、バックオフ手順の途中にチャネルが占有状態とセンシングされれば、バックオフ手順は中断される。バックオフ手順を中断した後、Txエンティティは追加の第2インターバルの間チャネルが遊休状態とセンシングされれば、バックオフを再開する。このように、Txエンティティは、第2インターバルに加えてバックオフカウンターNのスロット期間の間チャネルが遊休状態であれば伝送を行う。この際、バックオフカウンターNの初期値は固定サイズのCW内で獲得される。
●カテゴリ4:可変サイズのCWを利用してランダムバックオフを行うLBT
【0112】
-Txエンティティは可変サイズのCW内で乱数を獲得してバックオフカウンター(または、バックオフタイマー)Nの初期値に設定し、設定されたバックオフカウンターNを利用してバックオフを行う。より詳しくは、Txエンティティは以前の伝送に対するHARQ-ACK情報に基づいてCWのサイズを調整するが、バックオフカウンターNの初期値は調整されたサイズのCW内で獲得される。Txエンティティがバックオフを行う詳しい過程は、カテゴリ3で説明した通りである。Txエンティティは、第2インターバルに加えてバックオフカウンターNのスロット期間の間チャネルが遊休状態であれば伝送を行う。この際、バックオフカウンターNの初期値は可変サイズのCW内で獲得される。
【0113】
前記カテゴリ1乃至4において、Txエンティティは基地局または端末である。本発明の実施例によって、第1タイプのチャネルアクセスはカテゴリ4のチャネルアクセスを、第2タイプのチャネルアクセスはカテゴリ2のチャネルアクセスをそれぞれ称する。
【0114】
図16は、本発明の実施例によるカテゴリ4LBTに基づくチャネルアクセス過程を示す図である。
チャネルアクセスを行うために、まず、Txエンティティは、ディファー期間Tに対するチャネルセンシングを行うS302。本発明の実施例によると、S302におけるディファー期間Tに対するチャネルセンシングは、前記ディファー期間T内の少なくとも一部期間の間のチャネルセンシングを介して行われる。例えば、ディファー期間Tに対するチャネルセンシングは、前記ディファー期間T内の1つのスロット期間の間のチャネルセンシングを介して行われる。Txエンティティは、ディファー期間Tに対するチャネルセンシングを介してチャネルが遊休状態であるのかを確認するS304。チャネルがディファー期間Tに対して遊休状態とセンシングされれば、TxエンティティはS306に進む。チャネルがディファー期間Tに対して遊休状態とセンシングされなければ(つまり、占有状態とセンシングされれば)、TxエンティティはS302に戻る。Txエンティティは、チャネルがディファー期間Tに対して遊休状態とセンシングされるまで前記S302乃至S304の過程を繰り返す。ディファー期間TはTxエンティティのチャネルアクセス優先順位クラスに基づいて設定され、16usの期間と連続したm個のスロット期間で構成される。ここで、mはチャネルアクセス優先順位クラスによって設定された値である。
【0115】
次に、Txエンティティは予め決定されたCWないから乱数を獲得し、バックオフカウンター(またはバックオフタイマー)Nの初期値に設定してS306、S308に進む。バックオフカウンターNの初期値は、0乃至CWの間の値のうちからランダムに選択される。Txエンティティは、設定されたバックオフカウンターNを利用してバックオフ手順を行う。つまり、Txエンティティは、バックオフカウンターNの値が0に到達するまでS308乃至S316の過程を繰り返してバックオフ手順を行う。一方、図16ではチャネルがディファー期間Tに対して遊休状態とセンシングされた後でS306が行われると示されているが、本発明はこれに限らない。つまり、S306はS302乃至S304と独立して行われてもよく、S302乃至S304より先に行われてもよい。S306がS302乃至S304より先に行われる場合、S302乃至S304によってチャネルがディファー期間Tに対して遊休状態とセンシングされれば、TxエンティティはS308に進む。
【0116】
S308において、TxエンティティはバックオフカウンターNの値が0であるのか確認する。バックオフカウンターNの値が0であれば、TxエンティティはS320に進んで伝送を行う。バックオフカウンターNの値が0ではなければ、TxエンティティはS310に進む。S310において、TxエンティティはバックオフカウンターNの値を1だけ減少させる。一実施例によると、Txエンティティは各スロットに対するチャネルセンシング過程において、選択的にバックオフカウンターの値を1だけ減少させる。この際、Txエンティティの選択によってS10は少なくとも1回スキップされてもよい。次に、Txエンティティは追加のスロット期間に対するチャネルセンシングを行うS312。Txエンティティは、追加のスロット期間に対するチャネルセンシングを介してチャネルが遊休状態であるのかを確認するS314。チャネルが追加のスロット期間に対して遊休状態とセンシングされれば、TxエンティティはS308に戻る。このように、Txエンティティはチャネルが予め設定されたスロット期間の間に遊休状態とセンシングされるたびにバックオフカウンターを1ずつ減少させる。ここで、前記予め設定されたスロット期間は9usであってもよいが、本発明はこれに限らない。
【0117】
前記S314において、チャネルが追加のスロット期間に対して遊休状態とセンシングされなければ(つまり、占有状態とセンシングされれば)、TxエンティティはS316に進む。S316において、Txエンティティはチャネルが追加のディファー期間Tの間遊休状態であるのか確認する。本発明の実施例によると、S316のチャネルセンシングはスロット単位で行われる。つまり、Txエンティティは追加のディファー期間Tの全てのスロット期間の間チャネルが遊休状態とセンシングされるのか否かを確認する。追加のディファー期間T内で占有状態のスロットが検出されれば、Txエンティティは直ちにS316を再開始する。追加のディファー期間Tの全てのスロット期間の間チャネルが遊休状態とセンシングされれば、TxエンティティはS308に戻る。
【0118】
一方、S308において、バックオフカウンターNの値が0と確認されれば、Txエンティティは伝送を行うS320。Txエンティティは、前記伝送に対応するHARQ-ACKフィードバックを受信するS322。Txエンティティは、受信されたHARQ-ACKフィードバックを介して以前の伝送の成功可否を確認する。次に、Txエンティティは、受信されたHARQ-ACKフィードバックに基づいて次の伝送のためのCWサイズを調整するS324。
【0119】
このように、Txエンティティはディファー期間Tに対してチャネルを遊休状態とセンシングした後、N個の追加のスロット期間の間チャネルが遊休であれば伝送を行う。上述したように、Txエンティティは基地局或いは端末であってもよく、図16のチャネルアクセス過程は基地局の下りリンク伝送及び/または端末の上りリンク伝送に使用される。
【0120】
以下、非免許帯域におけるチャネルアクセスの際にCWSを適応的に調整する方法について提案する。CWSはUE(User Equipment)フィードバックに基づいて調整されるが、CWS調整に使用されるUEフィードバックはHARQ-ACKフィードバック、CQI/PMI/RIを含む。本発明では、HARQ-ACKフィードバックに基づいてCWSを適応的に調節する方法について提案する。HARQ-ACKフィードバックは、ACK、NACK、DTX、及びNACK/DTXのうち少なくとも一つを含む。
【0121】
上述したように、無線LANシステムにおいてもCWSはACKに基づいて調整される。ACKフィードバックが受信されれば、CWSは最小値(CWmin)にリセットされ、ACKフィードバックが受信されなければCWSは増加する。しかし、セルラーシステムでは多重アクセスを考慮したCWSの調整方法が必要である。
まず、本発明を説明するために、以下のように用語を定義する。
【0122】
-HARQ-ACKフィードバック値のセット(つまり、HARQ-ACKフィードバックセット):CWSのアップデート/調整に使用されるHARQ-ACKフィードバック値(ら)を意味する。HARQ-ACKフィードバックセットは、CWSが決定される時間にデコーディングされており、利用可能なHARQ-ACKフィードバック値に対応する。HARQ-ACKフィードバックセットは、非免許帯域キャリア(例えば、Scell、NR-Uセル)上の一つ以上のDL(チャネル)伝送(例えば、PDSCH)に対するHARQ-ACKフィードバック値(ら)を含む。HARQ-ACKフィードバックセットは、DL(チャネル)伝送(例えば、PDSCH)に対するHARQ-ACKフィードバック値(ら)、例えば、複数の端末からフィードバックされる複数のHARQ-ACKフィードバック値を含む。HARQ-ACKフィードバック値は、コードブロックグループ(CBG)または伝送ブロック(TB)に対する受信応答情報を示し、ACK、NACK、DTX、またはNACK/DTXのうちいずれか一つを示す。文脈によって、HARQ-ACKフィードバック値はHARQ-ACK値、HARQ-ACK情報ビット、及びHARQ-ACK応答などの用語と混用される。
【0123】
-基準ウィンドウ:非免許帯域キャリア(例えば、Scell、NR-Uセル)において、HARQ-ACKフィードバックセットに対応するDL伝送(例えば、PDSCH)が行われる時間区間を意味する。基準ウィンドウは、実施例によってスロットまたはサブフレーム単位で定義される。基準ウィンドウは、一つ以上の特定スロット(またはサブフレーム)を指す。本発明の実施例によると、特定スロット(または基準スロット)は、少なくとも一部のHARQ-ACKフィードバックを利用し得ると期待される最も最近のDL伝送バーストの開始スロットを含む。
【0124】
図17は、HARQ-ACKフィードバックに基づいて競争ウィンドウのサイズ(CWS)を調整する方法の一実施例を示す図である。図17の実施例において、Txエンティティは基地局でRxエンティティは端末であってもよいが、本発明はこれに限らない。また、図17の実施例は基地局のDL伝送のためのチャネルアクセス過程を仮定するが、少なくとも一部の構成は端末のUL伝送のためのチャネルアクセス過程に適用されてもよい。
【0125】
図17を参照すると、Txエンティティがn番目のDL伝送バーストを非免許帯域キャリア(例えば、Scell、NR-Uセル)で伝送した後S402、追加のDL伝送が必要であれば、LBTチャネルアクセスに基づいて(n+1)番目のDL伝送バーストを伝送するS412。ここで、伝送バーストは、一つ以上の隣接スロット(またはサブフレーム)を介した伝送を指す。図17は、上述した第1タイプのチャネルアクセス(つまり、カテゴリ4のチャネルアクセス)に基づいたチャネルアクセス手順及びCWS調整方法を例示している。
【0126】
まず、Txエンティティは非免許帯域キャリア(例えば、Scell、NR-Uセル)上のPDSCH伝送(ら)に対応するHARQ-ACKフィードバックを受信するS404。CWS調整に使用されるHARQ-ACKフィードバックは、非免許帯域キャリア上の最も最近のDL伝送バースト(つまり、n番目のDL伝送バースト)に対応するHARQ-ACKフィードバックを含む。より詳しくは、CWS調整に使用されるHARQ-ACKフィードバックは、最も最近のDL伝送バースト内で基準ウィンドウ上のPDSCH伝送に対応するHARQ-ACKフィードバックを含む。基準ウィンドウは、一つ以上の特定スロット(またはサブフレーム)を指す。本発明の実施例によると、特定スロット(または基準スロット)は、少なくとも一部のHARQ-ACKフィードバックを利用し得ると期待される最も最近のDL伝送バーストの開始スロットを含む。
【0127】
HARQ-ACKフィードバックが受信されれば、伝送ブロックTB別にHARQ-ACK値が獲得される。HARQ-ACKフィードバックは、TB-基盤のHARQ-ACKビットシーケンスとCBG-基板HARQ-ACKのうち少なくとも一つを含む。HARQ-ACKフィードバックがTB-基盤のHARQ-ACKビットシーケンスであれば、一つのTB当たり一つのHARQ-ACK情報ビットが獲得される。一方、HARQ-ACKフィードバックがCBG-基盤のHARQ-ACKビットシーケンスであれば、一つのTB当たりN個のHARQ-ACK情報ビット(ら)が獲得される。ここで、NはPDSCH伝送のRxエンティティに構成された一つのTB当たりCBGの最大個数である。本発明の実施例によると、CWSを決定するためにHARQ-ACKフィードバックの各TB別HARQ-ACK情報ビット(ら)によって、各TB別のHARQ-ACK値(ら)が決定される。より詳しくは、HARQ-ACKフィードバックがTB-基盤のHARQ-ACKビットシーケンスであれば、該当TBの一つのHARQ-ACK情報ビットがHARQ-ACK値に決定される。しかし、HARQ-ACKフィードバックがCBG-基盤のHARQ-ACKビットシーケンスであれば、該当TBに含まれたCBGに対応するN個のHARQ-ACK情報ビット(ら)に基づいて一つのHARQ-ACK値が決定される。
【0128】
次に、Txエンティティは、S404で決定されたHARQ-ACK値に基づいてCWSを調整するS406。つまり、TxエンティティはHARQ-ACKフィードバックの各TB別HARQ-ACK情報ビット(ら)によって決定されたHARQ-ACK値(ら)に基づいてCWSを決定する。より詳しくは、HARQ-ACK値(ら)のうちNACKの割合に基づいてCWSが調整される。まず、以下のように変数が定義される。
-p:優先順位クラス値
-CW_min_p:優先順位クラスpの予め設定されたCWS最小値
-CW_max_p:優先順位クラスpの予め設定されたCWS最大値
-CW_p:優先順位クラスpを伝送するためのCWS。CW_pは優先順位クラスpの許容されたCWSセットに含まれたCW_min_pとCW_max_pとの間の複数のCWS値のうちいずれか一つの値に設定される。
【0129】
本発明の実施例によると、CWSは以下のステップによって決定される。
ステップA-1)まず、優先順位クラスpに対し、CW_pはCW_min_pに設定される。この際、優先順位クラスpは{1、2、3、4}を含む。
ステップA-2)基準ウィンドウkのPDSCH伝送(ら)に対するHARQ-ACK値のうちNACKの割合がZ%以上であれば、全ての優先順位クラスpに対してCW_pは次に高い許容値に増加される(また、ステップA-2に留まる)。そうでなければ、ステップA-1に進む。ここで、Zは0≦Z≦100の範囲の予め設定された整数であり、一実施例によると、{30、50、70、80、100}のうち一つの値に設定される。
ここで、基準ウィンドウkはTxエンティティによる最も最近の伝送開始スロット(またはサブフレーム)を含む。また、基準ウィンドウkは、少なくとも一部のHARQ-ACKフィードバックが可能であると予想されるスロット(またはサブフレーム)である。もしCW_p=CW_max_pでれば、CW_pを調整するための次に高い許容値はCW_max_pである。
【0130】
次に、TxエンティティはS406で決定されたCWS内から乱数を選択し、バックオフカウンターNの初期値に設定するS408。Txエンティティは、設定されたバックオフカウンターNを利用してバックオフを行うS410。つまり、Txエンティティは、チャネルが遊休状態とセンシングされるスロット期間ごとにバックオフカウンターを1ずつ減少させる。バックオフカウンターの値が0に到達したら、Txエンティティは該当チャネルで(n+1)番目のDL伝送バーストを伝送するS412。
【0131】
一方、上述したCWS調整過程において、HARQ-ACKフィードバックのうちACK及びNACKだけでなくDTXまたはNACK/DTXが共に考慮されるのか否かが決定されるべきである。本発明の実施例によると、非免許帯域における伝送がセルフ-キャリアスケジューリングに基づくものであるのか、或いはクロス-キャリアスケジューリングに基づくものであるのかによって、CWSの調整過程でDTXまたはNACK/DTXが共に考慮されるのか否かが決定される。
【0132】
セルフ-キャリアスケジューリングの際、非免許帯域キャリア上のDL伝送(例えば、PDSCH)は同一非免許帯域キャリア上で伝送される制御チャネル(例えば、(E)PDCCH)を介してスケジューリングされる。ここで、DTXは非免許帯域キャリアで隠れノードなどによってDL伝送に失敗した場合であるため、NACKと共にCWS調整に使用される。また、DTXは基地局が端末にスケジューリング情報を含む制御チャネル(例えば、(E)PDCCH)を伝送したにもかかわらず、端末が該当制御チャネルをデコーディングできなかった場合を端末が基地局に知らせる方法のうち一つである。DTXはHARQ-ACKフィードバック値によってのみ判別されるか、HARQ-ACKフィードバック値と実際のスケジューリング状況を考慮して判別される。本発明の実施例によると、セルフ-キャリアスケジューリング状況において、CWSを調整するためにDTX及びNACK/DTXはNACKでカウントされる。つまり、基準ウィンドウkのPDSCH伝送(ら)に対するHARQ-ACK値のうちNACK、DTX、及びNACK/DTXを合算した割合がZ%以上であれば、CWSは次に高い許容値に増加される。そうでなければ、CWSは最小値にリセットされる。
【0133】
クロス-キャリアスケジューリングの際、非免許帯域キャリア上のDL伝送(例えば、PDSCH)は免許帯域キャリア上で伝送される制御チャネル(例えば、(E)PDCCH)を介してスケジューリングされる。この場合、DTXフィードバックは免許帯域キャリア上で伝送された制御チャネルに対する端末のデコーディング状況を判断するのに使用されるため、非免許帯域でチャネルアクセスのためにCWSを適応的に調節することには役に立たない。よって、本発明の実施例によると、免許帯域からのクロス-キャリアスケジューリング状況において、CWSを決定するためにDTXは無視されてもよい。つまり、CWSを調整するためにHARQ-ACK値(ら)のうちACK及びNACKのみを考慮してNACKの割合を算定するか、ACK、NACK、及びNACK/DTXのみを考慮してNACKの割合を算定してもよい。よって、前記NACKの割合を算定する際、DTXは除外される。
【0134】
図18は、本発明の一実施例による端末と基地局の構成をそれぞれ示すブロック図である。本発明の一実施例において、端末は携帯性と移動性が保障される多様な種類の無線通信装置、またはコンピューティング装置で具現される。端末はUE、STA(Station)、MS(Mobile Subscriber)などと称される。また、本発明の実施例において、基地局はサービス地域に当たるセル(例えば、マクロセル、フェムトセル、ピコセルなど)を制御及び管掌し、信号の送り出し、チャネルの指定、チャネルの監視、自己診断、中継などの機能を行う。基地局は、gNB(next Generation NodeB)またはAP(Access Point)などと称される。
【0135】
図示したように、本発明の一実施例による端末100は、プロセッサ110、通信モジュール120、メモリ130、ユーザインタフェース部140、及びディスプレイユニット150を含む。
【0136】
まず、プロセッサ110は多様な命令またはプログラムを実行し、端末100内部のデータをプロセッシングする。また、プロセッサ100は端末100の各ユニットを含む全体動作を制御し、ユニット間のデータの送受信の制御する。ここで、プロセッサ110は、本発明で説明した実施例による動作を行うように構成される。例えば、プロセッサ110はスロット構成情報を受信し、それに基づいてスロットの構成を判断して、判断したスロット構成に応じて通信を行ってもよい。
【0137】
次に、通信モジュール120は、無線通信網を利用した無線通信、及び無線LANを利用した無線LANアクセスを行う統合モジュールである。そのために、通信モジュール120は、セルラー通信インターフェースカード121、122、及び非免許帯域通信インターフェースカード123のような複数のネットワークインターフェースカード(network interface card、NIC)を内蔵または外装の形に備える。図面において、通信モジュール120は一体型統合モジュールと示されているが、それぞれのネットワークインターフェースカードは図面とは異なって、回路構成または用途に応じて独立して配置されてもよい。
【0138】
セルラー通信インターフェースカード121は、移動通信網を介して基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信し、プロセッサ110の命令に基づいて第1周波数帯域によるセルラー通信サービスを提供する。一実施例によると、セルラー通信インターフェースカード121は、6GHz未満の周波数帯域を利用する少なくとも一つのNICモジュールを含む。セルラー通信インターフェースカード121の少なくとも一つのNICモジュールは、該当NICモジュールが支援する6GHz未満の周波数帯域のセルラー通信規格またはプロトコールに応じて、独立して基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つとセルラー通信を行う。
【0139】
セルラー通信インターフェースカード122は、移動通信網を利用して基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信し、プロセッサ110の命令に基づいて第2周波数帯域によるセルラー通信サービスを提供する。一実施例によると、セルラー通信インターフェースカード122は、6GHz以上の周波数帯域を利用する少なくとも一つのNICモジュールを含む。セルラー通信インターフェースカード122の少なくとも一つのNICモジュールは、該当NICモジュールが支援する6GHz以上の周波数帯域のセルラー通信規格またはプロトコールに応じて、独立して基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つとセルラー通信を行う。
【0140】
非免許帯域通信インターフェースカード123は、非免許帯域である第3周波数帯域を介して基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信し、プロセッサ110の命令に基づいて非免許帯域の通信サービスを提供する。非免許帯域通信インターフェースカード123は、非免許帯域を利用する少なくとも一つのNICモジュールを含む。例えば、非免許帯域は2.4GHz、5GHz、6GHz、7GHz、または52.6GHz以上の帯域であってもよい。非免許帯域通信インターフェースカード123の少なくとも一つのNICモジュールは、該当NICモジュールが支援する周波数帯域の非免許帯域通信規格またはプロトコールに応じて、独立してまたは従属して基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つとセルラー通信を行う。
【0141】
次に、メモリ130は、端末100で使用される制御プログラム及びそれによる各種データを貯蔵する。このような制御プログラムには、端末100が基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線通信を行うのに必要な所定のプログラムが含まれる。
【0142】
次に、ユーザインタフェース140は、端末100に備えられた多様な形態の入/出力手段を含む。つまり、ユーザインタフェース部140は多様な入力手段を利用してユーザの入力を受信し、プロセッサ110は受信されたユーザ入力に基づいて端末100を制御する。また、ユーザインタフェース140は、多様な出力手段を利用してプロセッサ110の命令に基づく出力を行う。
【0143】
次に、ディスプレイユニット150は、ディスプレイ画面に多様なイメージを出力する。前記ディスプレイユニット150は、プロセッサ110によって行われるコンテンツ、またはプロセッサ110の制御命令に基づいたユーザインタフェースなどの多様なディスプレイオブジェクトを出力する。
また、本発明の実施例による基地局200は、プロセッサ210、通信モジュール220、及びメモリ230を含む。
【0144】
まず、プロセッサ210は多様な命令またはプログラムを実行し、基地局200内部のデータをプロセッシングする。また、プロセッサ210は基地局200の各ユニットを含む全体動作を制御し、ユニット間のデータの送受信を制御する。ここで、プロセッサ210は、本発明で説明した実施例による動作を行うように構成される。例えば、プロセッサ210はスロット構成情報をシグナリングし、シグナリングしたスロット構成に応じて通信を行ってもよい。
【0145】
次に、通信モジュール220は、無線通信網を利用した無線通信、及び無線LANを利用した無線LANアクセスを行う統合モジュールである。そのために、通信モジュール220は、セルラー通信インターフェースカード221、222、及び非免許帯域通信インターフェースカード223のような複数のネットワークインターフェースカードを内蔵または外装の形に備える。図面において、通信モジュール220は一体型統合モジュールと示されているが、それぞれのネットワークインターフェースカードは図面とはことなって、回路構成または用途に応じて独立して配置されてもよい。
【0146】
セルラー通信インターフェースカード221は、移動通信網を利用して上述した端末100、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信し、プロセッサ210の命令に基づいて第1周波数帯域によるセルラー通信サービスを提供する。一実施例によると、セルラー通信インターフェースカード221は、6GHz未満の周波数帯域を利用する少なくとも一つのNICモジュールを含む。セルラー通信インターフェースカード221の少なくとも一つのNICモジュールは、該当NICモジュールが支援する6GHz未満の周波数帯域のセルラー通信規格またはプロトコールに応じて、独立して端末100、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つとセルラー通信を行う。
【0147】
セルラー通信インターフェースカード222は、移動通信網を利用して端末100、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信し、プロセッサ210の命令に基づいて第2周波数帯域によるセルラー通信サービスを提供する。一実施例によると、セルラー通信インターフェースカード222は、6GHz以上の周波数帯域を利用する少なくとも一つのNICモジュールを含む。セルラー通信インターフェースカード222の少なくとも一つのNICモジュールは、該当NICモジュールが支援する6GHz以上の周波数帯域のセルラー通信規格またはプロトコールに応じて、独立して端末100、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つとセルラー通信を行う。
【0148】
非免許帯域通信インターフェースカード223は、非免許帯域である第3周波数帯域を利用して端末100、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信し、プロセッサ210の命令に基づいて非免許帯域の通信サービスを提供する。非免許帯域通信インターフェースカード223は、非免許帯域を利用する少なくとも一つのNICモジュールを含む。例えば、非免許帯域は2.4GHz、5GHz、6GHz、7GHz、または52.6GHz以上の帯域であってもよい。非免許帯域通信インターフェースカード223の少なくとも一つのNICモジュールは、該当NICモジュールが支援する周波数帯域の非免許帯域通信規格またはプロトコールに応じて、独立してまたは従属して端末100、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つとセルラー通信を行う。
【0149】
図18に示した端末100及び基地局200は本発明の一実施例によるブロック図であって、分離して示したブロックはディバイスのエレメントを論理的に区別して示したものである。よって、上述したディバイスのエレメントは、ディバイスの設計に応じて一つのチップまたは複数のチップに取り付けられる。また、端末100の一部の構成、例えば、ユーザインタフェース部150及びディスプレイユニット150などは端末100に選択的に備えられてもよい。また、ユーザインタフェース140及びディスプレイユニット150などは、必要によって基地局200に追加に備えられてもよい。
【0150】
NRシステムでは同期信号(synchronization signal、SS)とPBCH(physical broadcast channel)を受信し、同期信号とPBCHに基づいて初期セルアクセス、RRMの測定(measurement)、及び移動性管理(mobility management)のうち少なくともいずれか一つを行う。同期信号は上述したようにPSSとSSSを含む。また、同期信号とPBCHは、SS/PBCHブロックまたはSSBと称される。図19乃至図42を介して、SSBの伝送及び受信に関する実施例について説明する。
図19は、本発明の一実施例によるNRシステムの免許帯域の複数スロット内でSSBが占めるOFDMシンボルの位置を示す図である。
【0151】
SSBは4つのOFDMシンボルと20RBを含む。詳しくは、PSSは1つのOFDMシンボルを占め、SSSは1つのOFDMシンボルを占め、PBCHは2つのOFDMシンボルと、SSSとFDMでマルチプレキシングされた1つのOFDMシンボルを占める。サブキャリアスペーシング(SCS、subcarrier vspacing)によって、SSBが占めるスロット内のOFDMシンボルの位置が異なり得る。図19(a)は、SSBを伝送するためのサブキャリアスペーシングの値がそれぞれ15kHz、30kHzである際のSSBパターンを示す。また、図19(b)は、SSBを伝送するためのサブキャリアスペーシングの値がそれぞれ120kHz、240kHzである際のSSBパターンを示す。サブキャリアスペーシングが30kHzである際、eMBBを伝送するためのSSBパータンとURLLCを考慮したSSBパータンのうちいずれか一つが使用される。図19において、ハッチングが表示されたOFDMシンボルは、SSBが占めるスロット内のOFDMシンボルの位置を示す。また、ハッチングのパターンが異なるものは、互いに異なるSSBインデックスに当たることを示す。SSBインデックスについては再度後述する。
【0152】
図20は、本発明の一実施例によるNRシステムの免許帯域のハーフ無線フレーム、つまり、5ms内でSSBが占めるスロットの位置を示す図である。図20において、ハッチングで表示されたスロットはハーフ無線フレーム内でSSBを含んでいるスロットの位置を示す。一つのスロットは2つのSSBを含む。一つのスロット内の2つのSSBは、互いに異なるSSBインデックスを有する。また、互いに異なるスロットに位置するSSBも互いに異なるSSBインデックスを有する。SSBインデックスでは再度後述する。また、図20のLは、ハーフ無線フレームにおいて基地局が最大に伝送可能なSSBの個数を示す。
【0153】
NRシステムは各周波数帯域別に一つのサブキャリアスペーシングが定義されるように規定し、端末が初期セルアクセスのためにSSBを探索するための複雑度を減らす。特に、6GHz以下(below)の周波数帯域が使用されれば、NRシステムはSSBのために15kHzまたは30kHzのうちいずれか一つのサブキャリアスペーシングが使用されるように規定する。また、6GHz超過(above)の周波数帯域が使用されれば、NRシステムはSSBのために120kHzまたは240kHzのうちいずれか一つのサブキャリアスペーシングが使用されるように規定する。
【0154】
非免許帯域において、無線通信装置がチャネルアクセスを行う場合、LBT手順が使用される。よって、チャネルが遊休でなければ、無線通信装置はチャネルアクセスに失敗する可能性がある。基地局がSSBを伝送するためにチャネルアクセスを行う場合もチャネルアクセスに失敗する可能性があるため、基地局によって設定された位置でSSBの伝送が行われない恐れがある。結局、端末がSSBが伝送される位置を仮定し得るよう、基地局が端末にSSBが伝送される位置を設定(configure)した場合も、端末はSSBを受信できない可能性がある。SSBは周期的に伝送されるため、端末がいずれか一つの時点でSSBを受信できなかったとしても該当時点から1周期後にSSBを受信することができる。但し、このように端末がSSBを受信すれば、RRMの測定及び隣接した(neighbor)セルに対する測定の遅延が発生する。結局、システム全体にレイテンシが増加するようになる。
【0155】
また、SSBはビームリンクの設定及びビームの運営に使用される。詳しくは、基地局は互いに異なるSSBインデックスに当たる複数のSSBを互いに異なる時間領域で伝送する。端末は、複数のSSBを利用して複数のビームリンクを設定する。基地局はビームスイーピング(sweeping)を行う。端末は、互いに異なる時間領域で互いに異なるビームで伝送されたSSBを端末が受信したのかに応じてビームリンクを設定する。基地局がチャネルアクセスに失敗してSSBを伝送できなかった場合、ビームリンクを設定できない問題が発生する。結局、チャネルアクセスの失敗のためビームリングのためのレイテンシが増加するようになる。よって、SSBの伝送失敗を減らし、SSBの伝送機会を増やす方法が必要である。
【0156】
非免許帯域においてNRシステムが使用されれば、チャネルアクセス機会(opportunity)を増やすために、SSBを伝送するために60kHzサブキャリアスペーシングが使用される。6GHz以下の免許帯域では、SSBを伝送するために15kHzまたは30kHzのサブキャリアスペーシングが使用される。また、6GHz以下の免許帯域では、データを伝送するために15kHz、30kHz、または60kHzのサブキャリアスペーシングが使用される。また、6GHz超過の免許帯域では、SSBを伝送するために120kHzまたは240kHzのサブキャリアスペーシングが使用される。また、6GHz超過の免許帯域では、データを伝送するために60kHzまたは120kHzのサブキャリアスペーシングが使用される。NRシステムが使用される7GHz(例えば、7.125GHz未満)以下の非免許帯域で使用されれば、6GHz以下の免許帯域で使用していたサブキャリアスペーシングのように15kHzまたは30kHzのサブキャリアスペーシングを考慮してもよい。但し、非免許帯域でSSBを伝送するために60kHzのサブキャリアスペーシングが使用されれば、OFDMシンボル間の間隔が15kHzサブキャリアスペーシングが使用される際より1/4に減る。よって、非免許帯域でNRシステムに60KHzのサブキャリアスペーシングが使用されれば、SSB及びデータチャネルに対してチャネルアクセス以降のシンボル単位での伝送機会を増やすことができる。15kHz及び30kHzのサブキャリアスペーシングが使用されれば、基地局が一つのOFDMシンボル内でチャネルアクセスに成功する場合、リザベーション(reservation)信号を伝送するための時間に備えて60KHzサブキャリアスペーシングを使用する際、リザベーション信号を伝送するための時間が減る。以下では、非免許帯域で使用可能なSSBの伝送方法、特に60KHzのサブキャリアスペーシングが使用される場合のSSBの伝送方法について説明する。
【0157】
非免許帯域でSSBが伝送され、15kHzまたは30kHzのサブキャリアスペーシング(SCS)が使用されれば、図19乃至図20を介して説明したSSBパターンがそのまま使用れるか、一部修正されて使用される。非免許帯域において、SSBを伝送するためのサブキャリアスペーシングの値が60kHzである場合のSSBパターンについて図21乃至図23を介して説明する。
【0158】
一つのスロット内で時間的に連続伝送可能なSSBパターンが使用される。これを介し、基地局は伝送効率を上げることができる。このような実施例において、基地局がチャネルアクセスに成功した後連続して同じビームを伝送するか、互いに異なるビームを伝送すれば、基地局は該当チャネルを連続して占有する。これを介し、基地局は該当チャネルを使用しようとする他の無線通信装置が該当チャネルを占有することを防止する。結局、基地局は一度チャネルアクセスに成功することで複数のSSBを伝送し、SSB伝送以降の他の伝送を行い得る確率を上げることができる。基地局は一つのスロット内でSSBを連続して(consecutive)伝送する。また、基地局は一つのスロット内で複数のSSBを時間的に連続して伝送する。詳しくは、基地局はDLバースト伝送としてSSBを伝送する。連続伝送が可能なSSBパターンが使用されれば、基地局は特定チャネルを連続して使用して、他の無線通信装置が該当チャネルにアクセルすることを防止する。このような実施例において、非免許帯域でSSBを伝送するためのサブキャリアスペーシングの値は60kHzである。
【0159】
また、SSBが伝送されるスロットとSSBが伝送されるスロットの次のスロットの境界の以前に伝送が終了されるSSBパターンが使用される。つまり、SSB伝送の後、次のスロットを開始する前にLBT手順のためのギャップ(gap)が設定される。詳しくは、基地局は、SSBが伝送されるスロットとSSBが伝送されるスロットの次のスロットの間の境界から予め指定された時間だけ以前の時点の以前にSSBの伝送を終了する。詳しくは、基地局は、SSBが伝送されるスロットとSSBが伝送されるスロットの次のスロットの間の境界から少なくとも一つのOFDMシンボルの以前にSSBの伝送を終了する。このようなSSBパターンが使用されれば、基地局はSSBを伝送した後でLBT手順を開始し、SSBが伝送されるスロットの次のスロットの開始時点からPDCCHまたはPDSCHを伝送する可能性を上げる。このような実施例において、非免許帯域でSSBを伝送するためのサブキャリアスペーシングの値は60kHzである。
【0160】
図21は、本発明の一実施例によって60KHzサブキャリアスペーシングが使用され、SSBの最大個数が3である場合、1ms時間区間内でSSBが伝送されるOFDMシンボルの位置を示す図である。図22は、本発明の一実施例によって60KHzサブキャリアスペーシングが使用され、SSBの最大個数が4である場合、1ms時間区間内でSSBが伝送されるOFDMシンボルの位置を示す図である。図23は、本発明の一実施例によって60KHzサブキャリアスペーシングが使用され、SSBの最大個数が6である場合、1ms時間区間内でSSBが伝送されるOFDMシンボルの位置を示す図である。図21乃至図23において、ハッチングで表示されたOFDMシンボルはSSBが占めるOFDMシンボルを示す。また、ハッチングのパターンが異なるものは、互いに異なるSSBインデックスに当たることを示す。図21乃至図23において、基地局は一つのスロット内でSSBを連続して伝送する。これを介し、基地局は、一つのスロット内でSSBを伝送するためのチャネルアクセスに成功した後、次の無線通信装置が該当スロット内にチャネルにアクセスすることを防止する。また、図21乃至図23において、基地局は、SSBが伝送されるスロットとSSBが伝送されるスロットの次のスロットの間の境界の以前に終了される。これを介し、基地局はSSBを伝送した後、SSBが伝送されるスロットの次のスロットの開始時点からPDCCHまたはPDSCHを伝送する可能性を上げる。結局、基地局は図21乃至図23を介して説明した実施例を介して、LBTの失敗による初期セルアクセスの遅延、RRM(radio resource management)の測定、及びRLM(radio link monitoring)の測定が遅延されることを防止する。
【0161】
基地局は、予め指定されたSSBを伝送するための時間区間内でSSB伝送を介して複数のSSBを伝送する。この際、予め指定されたSSBを伝送するための時間区間のデュレーションは5msである。SSB伝送を介して伝送される複数のSSBはSSBセットと称される。SSBセットに含まれた複数のSSBそれぞれには、SSBセット内で固有の(unique)SSBインデックスが割り当てられる。SSBインデックスは0から始まって1ずつ増加する。図21乃至図23において、ハッチングが異なるSSBは互いに異なるSSBインデックスに当たる。図21(a)、図22(a)、及び図23は、SSBインデックス別にSSBが伝送されるスロット内におけるOFDMシンボルの位置が固定されている場合を示す。図20(b)及び図21(b)は、SSBインデックス別にSSBが伝送されるスロット内におけるOFDMシンボルの位置が固定されていない場合を示す。詳しくは、基地局は、SSBを伝送するたびにSSB伝送位置に当たるSSBインデックスを循環させる。このような実施例によって、SSBインデックス別のSSB伝送の成功確率を均一に設定することができる。それについては、図32乃至図42を介して詳しく説明する。
【0162】
図24は、本発明の一実施例によってSSBを伝送するために60KHzサブキャリアスペーシングが使用され、SSBの最大個数が8である場合、1ms時間区間内でSSBが伝送されるOFDMシンボルの位置を示す図である。図24において、ハッチングで表示されたOFDMシンボルはSSBが占めるOFDMシンボルを示す。また、ハッチングのパターンが異なるものは、互いに異なるSSBインデックスに当たることを示す。図24は、60KHzのサブキャリアスペーシングが使用される場合に適用可能な2つのSSBパターンの実施例を示す。第2SSBパターン(pattern #2)は、第1SSBパターン(pattern #1)より先のOFDMシンボルでSSB伝送を開始する。基地局は、第2SSBパターン(pattern #2)を使用して第1SSBパターン(pattern #1)が使用される際よりSSB伝送以降のPDSCH伝送またはPDCCH伝送のためのLBT手順の成功確率を上げる。第1SSBパターン(pattern #1)と第2SSBパターン(pattern #2)が利用されれば、SSBが伝送されるスロット以降のスロット境界でPDCCH或いはPDSCH伝送のためにスロット境界の前のLBTのためのギャップが確保される。データチャネル伝送が行われれば、Cat-4 LBT、つまり、ランダムバックオフが行われるチャネルアクセス手順が必要である。よって、図24のSSBパターンは、SSB伝送の後にデータチャネル伝送が行われれば、データチャネル伝送の可能性を上げることができる。このような観点から、基地局が第1SSBパターン(pattern #1)を使用すれば、第2SSBパターン(pattern #2)を使用する際より伝送効率を上げることができる。
【0163】
非免許帯域において、基地局は、SSBが伝送される時間区間の時間領域で最も先のスロットからSSBの伝送を試みる。これを介し、基地局は、LBT手順の失敗によってSSBの伝送機会を失うか、SSB伝送が遅れることを防止する。それについては、図25乃至図29を介して説明する。説明の便宜上、SSBが伝送される時間区間をSSB伝送ウィンドウと称する。
【0164】
図25は、本発明の他の実施例によってSSBを伝送するために60KHzサブキャリアスペーシングが使用される場合、SSB伝送ウィンドウでSSBが伝送されるスロットの位置を示す図である。詳しくは、図25(a)は、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が4である場合、SSB伝送ウィンドウでSSBが伝送されるスロットの位置を示す。また、図25(b)は、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が8である場合、SSB伝送ウィンドウでSSBが伝送されるスロットの位置を示す。一実施例として、SSB伝送ウィンドウは5msのデュレーションを有する。
【0165】
具体的な実施例において、基地局は、一度の伝送機会ごとにSSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数だけSSBを伝送する。例えば、基地局がLBT手順を介して伝送機会を獲得したら、基地局はSSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数だけSSBを伝送する。このような実施例において、SSBセットが伝送される時間区間は、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数に基づいて設定される。詳しくは、SSBセットが伝送される時間区間は、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数だけスロットで設定される。
【0166】
図26乃至図28は、非免許帯域において、SSB伝送のために基地局がSSB伝送ウィンドウ内で予め設定されたSSBの最大個数に応じてSSBの伝送を開始可能なスロットの位置が複数である場合を示す。基地局は、SSBの最大個数に応じてSSB伝送ウィンドウ内でSSB伝送を開始可能なスロットの位置を設定してSSB伝送を行い、端末は、SSB伝送ウィンドウ内で基地局が設定したSSB伝送が可能なスロットの位置からSSBの受信を行う。基地局は、SSB伝送を開始可能なスロットでLBTに失敗したら、次のSSB伝送を開始可能なスロットに伝送を開始するためのLBTを行って、該当スロットでSSB伝送を行う。
【0167】
図26は、非免許帯域でSSBを伝送するために15KHzサブキャリアスペーシングが使用される際、本発明の実施例によって基地局がSSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数によって、SSBの伝送を開始可能なスロットの位置が複数である場合を示す図である。図26(a)において、SSB伝送ウィンドウのデュレーションは5ms、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数は4に設定されれば、基地局は、SSB伝送を開始可能なスロットの位置としてSSB伝送ウィンドウ内で最初のスロット、3番目のスロット、5番目のスロットを設定する。端末は、基地局が設定したSSB伝送を開始可能なスロットの位置からSSBを受信する。図26(b)において、SSB伝送ウィンドウのデュレーションは5ms、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数は8に設定されれば、基地局は、SSB伝送を開始可能なスロットの位置としてSSB伝送ウィンドウ内で最初のスロット、5番目のスロットを設定する。端末は、基地局が設定したSSB伝送を開始可能なスロットの位置からSSBを受信する。
【0168】
図27は、非免許帯域でSSBを伝送するために30KHzサブキャリアスペーシングが使用される際、本発明の実施例によって基地局がSSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数によって、SSBの伝送を開始可能なスロットの位置が複数であることを示す図である。図27(a)は、SSB伝送ウィンドウのデュレーションが5ms、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が4である場合である。図27(b)は、SSB伝送ウィンドウのデュレーションが5ms、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が8である場合である。
【0169】
図28は、非免許帯域でSSBを伝送するために60KHzサブキャリアスペーシングが使用される際、本発明の実施例によって基地局がSSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数によって、SSBの伝送を開始可能なスロットの位置が複数であることを示す図である。図28(a)は、SSB伝送ウィンドウのデュレーションが5ms、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が4である場合である。図28(b)は、SSB伝送ウィンドウのデュレーションが5ms、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が8である場合である。
【0170】
他の具体的な実施例において、基地局はSSB伝送ウィンドウ内でスロットごとにSSBの伝送が開始されるように設定する。SSB伝送ウィンドウ内において、チャネルアクセスの結果によってSSBの伝送が開始されるスロットの位置がSSB伝送ウィンドウごとに異なり得る。よって、チャネルアクセスの失敗のため、互いに異なるSSBインデックスで互いに異なるビームを使用して伝送する複数のSSBの伝送機会の不均衡が発生する恐れがある。このような実施例を介し、基地局は各SSB別の伝送機会の不均衡を減らすことができる。この際、基地局は、スロットごとに含まれたSSB伝送可能位置ごとに異なるSSBインデックスに当たるSSBを伝送する。これを介し、互いに異なるSSBインデックスに当たるSSBは均一な伝送機会を有することができる。
【0171】
図29は、非免許帯域でSSBを伝送するために15kHzサブキャリアスペーシングが使用される際、本発明の実施例によって基地局がSSB伝送ウィンドウ内でスロットごとにSSB伝送開始機会を有することを示す図である。図29(a)において、SSB伝送ウィンドウのデュレーションが5ms、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が4に設定された場合である。図29(b)において、SSB伝送ウィンドウのデュレーションが5ms、そしてSSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が8に設定された場合である。
【0172】
図30は、非免許帯域でSSBを伝送するために30KHzサブキャリアスペーシングが使用される際、本発明の実施例によって基地局がSSB伝送ウィンドウ内でスロットごとにSSB伝送開始機会を有することを示す図である。図30(a)において、SSB伝送ウィンドウのデュレーションが5ms、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が4に設定された場合である。図30(b)において、SSB伝送ウィンドウのデュレーションが5ms、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が8に設定された場合である。
【0173】
図31は、非免許帯域でSSBを伝送するために60KHzサブキャリアスペーシングが使用される際、本発明の実施例によって基地局がSSB伝送ウィンドウ内でスロットごとにSSB伝送開始機会を有することを示す図である。図31(a)において、SSB伝送ウィンドウのデュレーションが5ms、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が4に設定された場合である。図31(b)において、SSB伝送ウィンドウのデュレーションが5ms、SSB伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が8に設定された場合である。
【0174】
他の具体的な実施例において、基地局は、SSB伝送ウィンドウ内で特定時間区間ごとにSSB伝送開始機会を設定してSSBを伝送する。詳しくは、特定時間区間ごとに基地局はSSB伝送を試みる。この際、特定時間区間はスロットの整数倍のデュレーションを有する。また、特定時間区間は予め設定された候補群(candidates)内で基地局のRRC設定(configuration)で設定される。また、特定時間区間は端末と基地局の合意によって固定された値である。
【0175】
チャネルアクセス(例えば、LBT)手順の失敗によって、基地局はSSBを伝送できない可能性がある。基地局が設定された(configured)位置でSSBを伝送できなければ、他の位置で伝送されるようにSSB伝送ウィンドウが定義される。SSB伝送ウィンドウは基地局がSSBを伝送可能な区間であって、複数のSSB伝送候補位置を含む。いずれか一つのSSB伝送候補位置で基地局がSSBの伝送を開始できなかったら、基地局はSSB伝送ウィンドウ内で該当SSB伝送候補位置より遅い時点のSSB伝送候補位置でSSB伝送を試みる。SSB伝送候補位置は、基地局がSSBの伝送を開始可能な時点である。SSB伝送ウィンドウ内のいずれか一つのSSB伝送候補位置で端末がSSBを受信できなかったら、端末は該当SSB伝送ウィンドウ内の該当SSB伝送候補位置より遅い時点のSSB伝送候補位置でSSBを受信する。この際、端末は、SSB伝送候補位置で基地局がSSBの伝送を開始できなかったか、基地局のSSB伝送が失敗したのかを判断する。具体的な実施例において、SSB伝送ウィンドウ内のいずれか一つのSSB伝送候補位置で端末がSSBを受信できなかったら、端末は該当SSB伝送ウィンドウ内の該当SSB伝送候補位置の次のSSB伝送候補位置でSSBの受信を試みる。端末がいずれか一つのSSB伝送候補位置でSSBの受信を開始しSSBの受信を完了した後、端末は該当SSB伝送ウィンドウ内で追加のSSBの受信を期待しない。詳しくは、端末がいずれか一つのSSB伝送候補位置でSSBの受信を開始しSSBの受信を完了した後、端末は該当SSB伝送ウィンドウ内で追加のSSBの受信を試みない。
【0176】
他の具体的な実施例において、SSB伝送ウィンドウ内のいずれか一つのSSB伝送候補位置で端末が特定SSBを受信できなかったら、端末は該当SSB伝送ウィンドウ内で該当SSB伝送候補位置の次のSSB伝送候補位置で特定SSBの受信を試みる。端末がいずれか一つのSSB伝送候補位置で特定SSBの受信を開始し特定SSBの受信を完了した後、端末は該当SSB伝送ウィンドウ内で特定SSBの受信を行わない。詳しくは、端末はいずれか一つのSSB伝送候補位置で特定SSBを受信した後、端末は該当SSB伝送ウィンドウ内で特定SSBの受信を追加に試みない。
【0177】
また他の具体的な実施例において、端末はいずれか一つのSSB伝送候補位置で特定SSBの受信を完了した後でも、端末は該当SSB伝送ウィンドウ内で特定SSBの受信を追加に試みてもよい。この際、端末は追加に特定SSBを受信し、追加に受信した特定SSBを介して合成ゲイン(combining gain)を得ることができるためである。このような実施例は、ビームオペレーションのために互いに異なるビームインデックスに当たる複数のSSBが伝送される場合だけでなく、オムニ-伝送(omni-TX)方式を利用する場合にも適用される。詳しくは、同じSSBが繰り返し伝送される場合にも適用される。基地局がLBT手順の後でSSBを伝送することがあり、LBT手順の失敗によってDRS伝送ウィンドウ内でSSBブロックセット内の全てのSSBを伝送できないことがある。よって、SSBの伝送順によってSSBインデックス別にSSBの伝送確率が異なり得る。互いに異なるSSBインデックスに当たるSSBの伝送確率を均一に確保する実施例が必要である。それについては、図32乃至図42を介して説明する。
【0178】
SSB伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置それぞれはSSBセットのうちいずれか一つのSSBにマッピングされ、基地局はSSB伝送候補位置とSSBとの間のマッピングに基づいてSSBを伝送する。この際、SSBセットの複数のSSBは、SSBセット内で固有の値であるSSBインデックスで識別される。また、SSB伝送ウィンドウ内において、複数のSSB伝送候補位置はSSB伝送候補位置インデックスで識別される。詳しくは、基地局が特定SSB伝送候補位置でチャネルアクセスに成功したら、基地局は該当SSB伝送候補位置からSSBの伝送を開始する。この際、基地局はそれぞれのSSB伝送候補位置にマッピングされたSSBを伝送する。具体的な実施例において、基地局は、チャネルアクセスに成功したSSB伝送候補位置からSSBセットの伝送を終了するまでの時間区間に位置する少なくとも一つのSSB伝送候補位置それぞれから、少なくとも一つのSSB伝送候補位置それぞれにマッピングされたSSBを伝送する。また、基地局はSSB伝送ウィンドウ内でSSBを伝送し、SSB伝送ウィンドウ内で最大に伝送可能なSSBの個数内でSSBを伝送する。
【0179】
基地局は、DRS伝送周期(periodicity)に基づいてSSBを伝送する。詳しくは、基地局のDRS伝送はSSB伝送を含む。この際、上述した説明において、SSBを伝送するためのウィンドウ或いはSSB伝送ウィンドウはDRS伝送ウィンドウに代替される。また、DRS伝送ウィンドウはDRSを伝送可能な時間区間を示す。また、DRS伝送ウィンドウのデュレーションのサイズは固定されている。また、DRS伝送ウィンドウは一定周期で繰り返されるように設定される。また、DRS伝送ウィンドウは端末別に設定される。
【0180】
図32は、本発明の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスとSSB伝送候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されている場合を示す図である。
【0181】
図32は、30kHzのサブキャリアスペーシングが使用され、DRS伝送ウィンドウのデュレーションが5msに設定されている場合、DRS伝送ウィンドウ内で20個のSSB伝送SSB伝送候補位置が存在し、20個のSSB伝送候補位置それぞれは一つのSSBインデックスに対応する。この際、20個のSSB伝送候補位置それぞれに対応するSSBインデックスは静的である。つまり、20個のSSB伝送候補位置それぞれに対応するSSBインデックスが設定された後、変更されずにそのまま維持される。例えば、伝送可能なSSBの最大個数が8であれば、SSB伝送候補位置インデックスとSSBインデックスは以下のようにマッピングされる。30kHzのサブキャリアスペーシングが使用されるため、5msデュレーションを有するDRS伝送ウィンドウは計20個のSSB伝送のためのSSB伝送候補位置を含む。説明の便宜上、それぞれのSSB伝送候補位置インデックスをiで表示し、SSB伝送候補位置iに当たるSSBインデックスをi_SSBと表示する。SSB伝送候補位置インデックスが0から7であれば、i_SSB=iである。また、SSB伝送候補位置インデックスが8から15であれば、i_SSB=(i-8)である。また、SSB伝送候補位置インデックスが16から19であれば、i_SSB=(i-16)である。このようなSSB伝送候補位置インデックスとSSBインデックスとの間のマッピングは、次の周期のDRS伝送ウィンドウでもそのまま維持される。図32は、このような実施例が適用された場合を示す。このような実施例において、各SSB伝送候補位置インデックスでLBTの成功確率がいずれも同じであると仮定すると、SSBインデックスの値が0から3に当たるSSBは伝送機会に対する確率が3/20であり、SSBインデックスの値が4から7に当たるSSBは伝送機会に対する確率が1/10である。互いに異なるSSBインデックスに当たるSSBの伝送確率を均一に確保するために、SSBの伝送候補位置インデックスでとSSBインデックスとの間のマッピングをDRS伝送ウィンドウ別に更に設定してもよい。詳しくは、第2DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置とSSBとの間のマッピング関係は、第1DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置とSSBとの間のマッピング関係とは異なり得る。
【0182】
図33乃至図34は、本発明の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスとSSB伝送候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
【0183】
基地局は、以前のDRS伝送ウィンドウでSSB伝送候補位置インデックスにマッピングされたSSBインデックスをサイクリックラップアラウンド(cyclically wrap around)し、SSB伝送候補位置インデックスにマッピングする。詳しくは、すぐ前のDRS伝送ウィンドウでSSB伝送候補位置インデックスにマッピングされたSSBインデックスの逆順に、DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスがマッピングされる。基地局は、すぐ前のDRS伝送ウィンドウにSSB伝送候補位置インデックスにマッピングされたSSBインデックスの逆順にDRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスをマッピングし、SSB伝送候補位置インデックスとSSBインデックスとの間のマッピングに基づいてSSBを伝送する。具体的な実施例において、偶数番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=i mod L
この際、x mod yはxをyで割った際の余りを意味する。また、LはDRS伝送ウィンドウ内で基地局が最大に伝送可能なSSBの個数である。
また、奇数番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(L-1)-(i mod L)
【0184】
例えば、DRS伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が8で、DRS伝送ウィンドウのデュレーションが5msで、SSB伝送のために30kHzのサブキャリアスペーシングが使用される場合、SSB伝送候補位置インデックスとSSBインデックスは以下のようにマッピングされる。30kHzのサブキャリアスペーシングが使用されるため、5msデュレーションを有するDRS伝送ウィンドウは計20個のSSB伝送のためのSSB伝送候補位置を含む。Xは偶数である。X番目のSSB伝送候補位置インデックスが0から7であれば、i_SSB=i mod 8である。また、SSB伝送候補位置インデックスが8から15であれば、i_SSB=i mod 8である。また、SSB伝送候補位置インデックスが16から19であれば、i_SSB=i mod 8である。X番目のDRS伝送ウィンドウの場合、SSB伝送候補位置インデックスが0から7であれば、i_SSB=7-(i mod 8)である。また、SSB伝送候補位置インデックスが8から15であれば、i_SSB=7-(i mod 8)である。また、SSB伝送候補位置インデックスが16から19であれば、i_SSB=7-(i mod 8)である。図33は、このような実施例が適用されたSSB伝送を示す。
【0185】
図33において、基地局はSSBを伝送するための一つのスロット、つまり、2つのSSB伝送候補位置単位(granuality)でLBT手順を行う。このように、基地局は一つのスロット、つまり、SSBを伝送するための2つのSSB伝送候補位置単位でチャネルアクセスを行う。詳しくは、基地局はSSBを伝送するための一つのスロット、つまり、2つのSSBを伝送するためのSSB伝送候補位置単位でLBT手順を行う。この際、基地局がインデックスがiであるSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順に失敗したら、基地局はインデックスがi+2のSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行い、基地局はインデックスがi+1のSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行うことができない。但し、本実施例はこれに限らず、基地局はSSB伝送をn個のSSB伝送候補位置単位でためのチャネルアクセスを行ってもよい。この際、nは正の整数である。詳しくは、基地局は、SSB伝送をn個のSSB伝送候補位置単位でためのLBT手順を行う。詳しくは、インデックスがiであるSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順に失敗したら、基地局はインデックスがi+nのSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行うことができ、インデックスがi+nのSSB伝送候補位置の以前のSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行うことができない。具体的な実施例において、nは1である。
【0186】
図34は、基地局がSSBを伝送するためのLBT手順を一つのSSB伝送候補位置単位で行うことを示す図である。
上述した説明において、DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置は20個であり、5ms内で最大に伝送可能な個数が8である場合を例に挙げているが、上述した実施例はこのような個数に限らない。DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置がP個であり、5ms内で最大に伝送可能な個数がQである場合にも適用される。この際、PはQより大きい自然数であり、Qは0より大きい自然数である。
【0187】
図33乃至図34を介して説明した実施例において、2種類のSSB伝送候補位置とSSBインデックスとの間のマッピングがDRS伝送ウィンドウに交互に適用されている。4種類のSSB伝送候補位置とSSBインデックスとの間のマッピングがDRS伝送ウィンドウに交互に適用されてもよい。それについては、図35乃至図36を介して説明する。
【0188】
図35乃至図37は、本発明の他の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスとSSB伝送候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
【0189】
具体的な実施例において、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが0であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=i mod L
この際、x mod yはxをyで割った際の余りを意味する。また、LはDRS伝送ウィンドウ内で基地局が最大に伝送可能なSSBの個数である。
【0190】
また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが1であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(L-1)-(i mod L)
【0191】
また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが2であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(i+2) mod L
【0192】
また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが3であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(L-1)-{(i+2) mod L}
【0193】
例えば、DRS伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が8で、DRS伝送ウィンドウのデュレーションが5msで、SSB伝送のために15kHzのサブキャリアスペーシングが使用される場合、SSB伝送候補位置インデックスとSSBインデックスは以下のようにマッピングされる。15kHzのサブキャリアスペーシングが使用されるため、5msデュレーションを有するDRS伝送ウィンドウは計10個のSSB伝送のためのSSB伝送候補位置を含む。Xは4の倍数である。X番目のSSB伝送候補位置インデックスが0から7であれば、i_SSB=i mod 8である。また、SSB伝送候補位置インデックスが8から9であれば、i_SSB=i mod 8である。X+1番目の伝送候補位置インデックスが0から7であれば、i_SSB=7-(i mod 8)である。また、SSB伝送候補位置インデックスが8から9であれば、i_SSB=7-(i mod 8)である。X+2番目の伝送候補位置インデックスが0から5であれば、i_SSB=(i+2) mod 8である。また、SSB伝送候補位置インデックスが6から9であれば、i_SSB=(i+2) mod 8である。X+3番目の伝送候補位置インデックスが0から5であれば、i_SSB=7-{(i+2) mod 8)}である。また、SSB伝送候補位置インデックスが6から9であれば、i_SSB=7-{(i+2) mod 8)}である。
【0194】
図35において、基地局はSSBを伝送するための一つのスロット、つまり、2つのSSB伝送候補位置単位でLBT手順を行う。このように、基地局は一つのスロット、つまり、SSBを伝送するための2つのSSB伝送候補位置単位でLBT手順を行う。この際、基地局がインデックスがiであるSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順に失敗したら、基地局はインデックスがi+2のSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行い、基地局はインデックスがi+1のSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行うことができない。但し、本実施例はこれに限らず、基地局はSSB伝送のためのLBT手順をn個のSSB伝送候補位置単位でを行ってもよい。この際、nは正の整数である。詳しくは、インデックスがiであるSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順に失敗したら、基地局はインデックスがi+nのSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行うことができ、インデックスがi+nのSSB伝送候補位置の以前のSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行うことができない。
【0195】
図36は、基地局がSSBを伝送するためのLBT手順を一つのSSB伝送候補位置単位で行うことを示す図である。
上述した説明において、DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置は10個であり、5ms内で最大に伝送可能な個数が8である場合を例に挙げているが、上述した実施例はこのような個数に限らない。DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置がP個であり、5ms内で最大に伝送可能な個数がQである場合にも適用される。この際、PはQより大きい自然数であり、Qは0より大きい自然数である。
【0196】
他の具体的な実施例において、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが0であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=i mod L
この際、x mod yはxをyで割った際の余りを意味する。また、Lはハーフ無線フレーム内で基地局が最大に伝送可能なSSBの個数である。
【0197】
また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが1であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
【0198】
i_SSB=(L-1)-{(i+2) mod L}また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが2であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(i+2) mod L
【0199】
また、(X+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが3であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(L-1)-(i mod L)
【0200】
図37は、図35を介して説明した実施例がDRS伝送ウィンドウ内で最大に伝送可能なSSBの個数が4である場合に適用されることを示す。
図38乃至図42は、本発明のまた他の実施例によってDRS伝送ウィンドウ内のSSBインデックスとSSB伝送候補位置インデックスとの間のマッピングが固定されていない場合を示す図である。
【0201】
基地局は、x番目のDRS伝送ウィンドウから(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウまで、伝送ウィンドウそれぞれでSSB伝送候補位置インデックスとSSBインデックスの間のマッピングを互いに異なるように設定する。詳しくは、DRS伝送ウィンドウが変更されるたびに、基地局はSSB伝送候補位置インデックスにマッピングされるSSBインデックスの値をサイクリックラップアラウンドして設定する。基地局がハーフ無線フレーム内で伝送可能なSSBの最大個数が8個であれば、基地局はSSB伝送候補位置とSSBインデックスマッピングに4、2、及び1のうちいずれか一つの単位でサイクリックラップアラウンドを適用する。また、基地局がハーフ無線フレーム内で伝送可能なSSBの最大個数が4個であれば、基地局はSSB伝送候補位置とSSBインデックスマッピングに2及び1のうちいずれか一つの単位でサイクリックラップアラウンドを適用する。
【0202】
基地局は、SSB伝送候補位置とSSBインデックスマッピングにDRS伝送ウィンドウ内で、基地局が最大に伝送可能なSSBの個数を4で割った値の単位でサイクリックラップアラウンドを適用する。図38乃至図39は、実施例によってSSB伝送候補位置とSSBインデックスマッピングにハーフ無線フレーム内で、基地局が最大に伝送可能なSSBの個数を4で割った値の単位でサイクリックエクステンションが適用されることを示す。
詳しくは、SSB伝送候補位置インデックスとSSBインデックスは以下のようにマッピングされる。
【0203】
(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを2で割った余りが0であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=i mod L
この際、x mod yはxをyで割った際の余りを意味する。また、LはDRS伝送ウィンドウ内で基地局が最大に伝送可能なSSBの個数である。
【0204】
また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを2で割った余りが1であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(i+L/2) mod L
【0205】
図38は、DRS伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が8で、SSBを伝送するために30kHzのサブキャリアスペーシングが使用される場合、SSB伝送候補位置インデックスとSSBインデックスのマッピングを示す。よって、DRS伝送ウィンドウは、20個のSSB伝送候補位置を含む。図38において、DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置は20個であり、DRS伝送ウィンドウ内で最大に伝送可能な個数が8で、DRS伝送ウィンドウのデュレーションが5msである場合を例に挙げているが、上述した実施例はこのような個数に限らない。DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置がP個であり、DRS伝送ウィンドウ内で最大に伝送可能な個数がQである場合にも適用される。この際、PはQより大きい自然数であり、Qは0より大きい自然数である。
【0206】
図38において、基地局はSSBを伝送するためのLBT手順を一つのスロット、つまり、2つのSSB伝送候補位置単位で行う。このように、基地局はSSBを伝送するためのLBT手順を一つのスロット、つまり、2つのSSBを伝送候補位置単位で行う。この際、基地局がインデックスがiであるSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順に失敗したら、基地局はインデックスがi+2のSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行い、基地局はインデックスがi+1のSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行うことができない。但し、本実施例はこれに限らず、基地局はSSB伝送のためのLBT手順をn個のSSB伝送候補位置単位でを行ってもよい。この際、nは正の整数である。詳しくは、インデックスがiであるSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順に失敗したら、基地局はインデックスがi+nのSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行うことができ、インデックスがi+nのSSB伝送候補位置の以前のSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行うことができない。
図39は、基地局がSSBを伝送するためのLBT手順を一つのSSB伝送候補位置単位で行うことを示す図である。
【0207】
基地局は、SSB伝送候補位置とSSBインデックスマッピングにハーフ無線フレーム内で、基地局が最大に伝送可能なSSBの個数を2で割った値の単位でサイクリックエクステンションを適用する。図40乃至図42は、実施例によってSSB伝送候補位置とSSBインデックスマッピングにハーフ無線フレーム内で、基地局が最大に伝送可能なSSBの個数を2で割った値の単位でサイクリックエクステンションが適用されることを示す。
【0208】
基地局は、ハーフ無線フレーム内で、基地局が最大に伝送可能なSSBの個数を2で割った値の単位でサイクリックエクステンションを適用する。詳しくは、SSB伝送候補位置インデックスとSSBインデックスは以下のようにマッピングされる。
【0209】
(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが0であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=i mod L
この際、x mod yはxをyで割った際の余りを意味する。また、Lはハーフ無線フレーム内で基地局が最大に伝送可能なSSBの個数である。
【0210】
また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが1であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(i+L/2) mod L
【0211】
また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが2であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(i+L/4) mod L
【0212】
また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが3であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(i+3*L/4) mod L
【0213】
図40は、DRS伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数が8で、SSBを伝送するために15kHzのサブキャリアスペーシングが使用される場合、SSB伝送候補位置インデックスとSSBインデックスのマッピングを示す。よって、DRS伝送ウィンドウは、10個のSSB伝送候補位置を含む。図40において、DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置は10個であり、DRS伝送ウィンドウ内で最大に伝送可能な個数が8で、DRS伝送ウィンドウのデュレーションが5msである場合を例に挙げているが、上述した実施例はこのような個数に限らない。DRS伝送ウィンドウ内のSSB伝送候補位置がP個であり、DRS伝送ウィンドウ内で最大に伝送可能な個数がQである場合にも適用される。この際、PはQより大きい自然数であり、Qは0より大きい自然数である。
【0214】
図40において、基地局はSSBを伝送するためのLBT手順を一つのスロット、つまり、2つのSSB伝送候補位置単位で行う。このように、基地局はSSBを伝送するためのLBT手順を一つのスロット、つまり、2つのSSBを伝送候補位置単位で行う。この際、基地局がインデックスがiであるSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順に失敗したら、基地局はインデックスがi+2のSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行い、基地局はインデックスがi+1のSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行うことができない。但し、本実施例はこれに限らず、基地局はSSB伝送のためのLBT手順をn個のSSB伝送候補位置単位でを行ってもよい。この際、nは正の整数である。詳しくは、インデックスがiであるSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順に失敗したら、基地局はインデックスがi+nのSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行うことができ、インデックスがi+nのSSB伝送候補位置の以前のSSB伝送候補位置でSSB伝送を開始するためのLBT手順を行うことができない。
【0215】
図41は、基地局がSSBを伝送するためのLBT手順を一つのSSB伝送候補位置単位で行うことを示す図である。
図42は、DRS伝送ウィンドウ内で基地局が最大に伝送可能なSSBの個数が4である場合を示す。つまり、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを2で割った余りが0であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=i mod L
【0216】
また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを2で割った余りが1であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(i+L/2) mod L
他の具体的な実施例において、SSB伝送候補位置インデックスとSSBインデックスは以下のようにマッピングされる。
【0217】
(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが0であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=i mod L
この際、x mod yはxをyで割った際の余りを意味する。また、Lはハーフ無線フレーム内で基地局が最大に伝送可能なSSBの個数である。
【0218】
また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが1であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(i+L/4) mod L
【0219】
また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが2であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(i+L/2) mod L
【0220】
また、(x+N)番目のDRS伝送ウィンドウにおいて、Nを4で割った余りが3であれば、SSB伝送候補位置インデックスにSSBインデックスは以下の数式のようにマッピングされる。
i_SSB=(i+3*L/4) mod L
【0221】
この際、SSB伝送候補位置インデックスとSSBインデックスマッピングを除いた残りの動作は、図40乃至図42を介して説明した実施例が同じく適用される。
【0222】
基地局は、図32乃至図42を介して説明した実施例が適用されたSSB伝送候補位置とSSBとの間のマッピングに基づいてSSBを伝送する。詳しくは、基地局が特定SSB伝送候補位置でチャネルアクセスに成功したら、基地局は該当SSB伝送候補位置からSSBの伝送を開始する。この際、基地局は、それぞれのSSB伝送候補位置でそれぞれのSSB伝送候補位置にマッピングされたSSBを伝送する。具体的な実施例において、基地局は、チャネルアクセスに成功したSSB伝送候補位置からSSBの伝送を終了するまでの時間区間に位置する少なくとも一つのSSB伝送候補位置それぞれで、少なくとも一つのSSB伝送候補位置それぞれにマッピングされたSSBを伝送する。また、基地局はDRS伝送ウィンドウ内でSSBを伝送し、DRS伝送ウィンドウのデュレーションが内で最大に伝送可能なSSBの個数内でSSBを伝送する。端末はDRSに含まれたSSBを受信し、DRSに基づいて初期アクセス(initial access)及びセル探索(cell detection)、RRM、RLM、及びRSSI測定のうち少なくともいずれか一つを行う。
【0223】
図33乃至図42を介して説明した実施例を介し、基地局は各SSBインデックスに当たるSSBが伝送される確率を最大限均一に保障することができる。
図33乃至図42を介して説明した実施例を介し、端末はSSBを受信した後、追加のタイミング情報(timing information)を受信する必要がある。つまり、一つのDRS伝送ウィンドウ内で同じSSBが複数のSSB伝送候補位置で伝送される。例えば、図33において、第1SSBインデックス(SSB index #0)を有するSSBの伝送が、x番目のDRS伝送ウィンドウ内にSSB伝送候補位置インデックスの値が0、8、及び16のうちいずれか一つに当たるSSB伝送候補位置で伝送される。端末が第1SSBインデックス(SSB index #0)を有するSSBを受信したら、端末は第1SSB伝送候補位置インデックス(#0)で受信したのか、第9SSB伝送候補位置インデックス(#8)で受信したのか、または第17SSB伝送候補位置インデックス(#16)で受信したのかを知ることができない。また、図42において、第1SSBインデックス(SSB index #0)を有するSSBが、x番目のDRS伝送ウィンドウ内に第1SSB伝送候補位置インデックス(#0)または第5SSB伝送候補位置インデックス(#4)で伝送される。端末が第1SSBインデックス(SSB index #0)を有するSSBを受信したら、端末は第1SSB伝送候補位置インデックス(#0)で受信したのか、または第5SSB伝送候補位置インデックス(#4)で受信したのかを知ることができない。よって、端末は、追加のタイミング情報を知らなければ、SSBをどのSSB伝送候補位置で受信したのかを知ることができない。結局、端末は追加のタイミング情報を知らなければ、SSB伝送候補位置によるSSBの受信タイミングを設定することができない。よって、基地局は初期アクセスの際、PBCHを介して端末に追加のタイミング情報を指示する。この際、基地局は、端末に同じSSBインデックスにマッピングされたSSB伝送候補位置に対するタイミングオフセットをPBCHを介して伝送する。詳しくは、基地局はoffset_SSB=floor (i/L)の値でタイミング情報を指示する。この際、iはSSB伝送候補位置のインデックスであり、LはDRS伝送ウィンドウ内で基地局が最大に伝送可能なSSBの個数である。DRS伝送ウィンドウが含むSSB伝送候補位置の個数とDRS伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数は、非免許帯域キャリア周波数及びサブキャリアスペーシングによって異なり得る。また、DRS伝送ウィンドウが含むSSB伝送候補位置の個数とDRS伝送ウィンドウ内で伝送可能なSSBの最大個数は、DRS伝送ウィンドウの長さ及びDRS伝送デュレーションによって異なり得る。前記でDRS伝送ウィンドウの長さがSSB伝送ウィンドウの長さと同じで、SSB伝送ウィンドウの長さが5msで、一つのスロットで最大2つのSSBが伝送可能であることを仮定して説明したが、本発明の実施例はこれに限らない。
【0224】
また、非免許帯域において、端末と基地局は20MHz単位でチャネルアクセスを行う。これは、非免許帯域を使用する他のRAT(radio access technologies)、例えば、Wi-Fiとの共存のためのものである。詳しくは、非免許帯域において、端末と基地局は20MHz単位のLBT手順を行い、LBT手順の結果に応じてチャネルでの伝送を行う。端末の場合、基地局との上りリンク同期化のためにランダムアクセスを行うべきである。詳しくは、端末が非免許帯域でスタンドアローンで動作する場合だけでなく、非免許帯域のキャリアと免許帯域のキャリアを共に使用する場合にもランダムアクセスを行う必要がある。端末は室内(indoor)またはカバレッジが大きくない屋外(outdoor)環境で基地局とコロケーテッドされないか(non-collocated)、非理想的なバックホール(non-ideal backhaul)を利用するが、このような場合、上りリンク同期を合わせるランダムアクセス手順が必要なためである。端末に上り伝送ための帯域幅として複数の20MHz帯域幅からなる帯域幅が設定されれば、端末が該当周波数帯域幅の一部である20MHz帯域幅を使用してランダムアクセスプリアンブル伝送を試みる。ランダムアクセスプリアンブル伝送を試みた周波数帯域幅に当たる周波数帯域が使用中(busy)であれば、端末に設定された帯域幅のうちランダムアクセスプリアンブルの伝送を試みた20MHz帯域幅以外の他の周波数帯域幅が遊休であっても、端末はランダムアクセスプリアンブルを伝送することができない。このような問題のため、スペクトル効率性(spectral efficiency)が落ちる恐れがある。よって、これを解決する方法が必要である。
【0225】
基地局は、非免許帯域のBWP(bandwidth part)が20MHz帯域幅を有するように設定する。詳しくは、基地局は、非免許帯域のBWPの帯域幅を20MHz以外の値に設定することが許容されない。20MHz以上の帯域幅をを有する周波数帯域幅が使用されれば、複数のBWPが端末に設定される。また、基地局は、BWP別にPRACH伝送オケージョン(occasion)を設定する。端末は、BWP別にPRACH伝送を試みる。この際、端末がいずれか一つのBWPでチャネルアクセスに成功したら、端末は該当BWPでPRACHを伝送する。よって、このような実施例において、端末はいずれか一つの20MHz帯域幅を有する周波数帯域幅でPRACH伝送を試みる場合より高いPRACH伝送確率を確保することができる。また、基地局は、端末に20MHz帯域幅別にPRACH伝送オケージョンを設定する。端末は、20MHz帯域幅別にPRACH伝送を試みる。この際、端末がいずれか一つの20MHz帯域幅でチャネルアクセスに成功したら、端末は該当20MHz帯域幅でPRACHを伝送する。よって、このような実施例において、端末はいずれか一つの20MHz帯域幅を有する周波数帯域幅でPRACH伝送を試みる場合より高いPRACH伝送確率を確保することができる。
【0226】
但し、端末が複数のBWP或いは複数の20MHz帯域幅でチャネルアクセスに成功したら、端末が複数のBWP或いは複数の20MHz帯域幅でいずれもPRACHを伝送可能であるのかが問題となる。端末が複数のBWP或いは複数の20MHz帯域幅でチャネルアクセスに成功し、複数のBWP或いは複数の20MHz帯域幅でPRACHを伝送する場合、PRACHオケージョンで端末間の伝送衝突が頻繁に発生する可能性がある。それによて、衝突解決(contention resolution)手順が行われてシステムレイテンシが増加する恐れがある。よって、端末は、チャネルアクセスに成功したBWP或いは複数の20MHz帯域幅が複数の場合であっても、いずれか一つのBWP或いは20MHz帯域幅でのみRRACHを伝送する。この際、PRACH伝送が行われるいずれか一つのBWP或いは20MHz帯域幅は、端末と基地局との間の合意によって設定される。詳しくは、端末と基地局はチャネルアクセスの後、伝送に使用するBWP或いは20MHz帯域幅の優先順位を協議する。端末がチャネルアクセスに成功したBWP或いは20MHz帯域幅が複数であれば、端末は優先順位に応じて複数のBWP或いは複数の20MHz帯域幅のうちからいずれか一つを選択する。端末は、選択したBWPを介してPRACHを伝送する。基地局は、優先順位に応じてPRACHの感知(detection)を行う。この際、基地局が優先順位に応じて一つ以上のBWP或いは一つ以上の20MHz帯域幅でPRACHの感知を完了したら、基地局は追加のPRACH感知を行わない。この際、一つ以上のBWPの個数或いは一つ以上の20MHz帯域幅は、端末と基地局の協議によって決定される。また、優先順位はサービングセルインデックスに基づいて設定される。詳しくは、優先順位は、サービングセルインデックスが大きいBWP或いはサービングセルインデックスが大きい20MHz帯域幅が高い優先順位を有するように設定される。他の具体的な実施例において、優先順位は、サービングセルインデックスが低いBWP或いはサービングセルインデックスが低い20MHz帯域幅が高い優先順位を有するように設定されてもよい。優先順位は、BWPのインデックス或いは20MHz帯域幅が占めるチャネルナンバーを基準に設定される。詳しくは、優先順位は、BWPインデックスが大きいBWPが高い優先順位を有するように設定される。他の具体的な実施例において、優先順位は、BWPインデックスが低いBWPが高い優先順位を有するように設定されてもよい。
【0227】
上りリンクを同期化するためのランダムアクセス手順において、端末と基地局は少なくとも4ステップの手順を行うべきである。詳しくは、端末は基地局にPRACHを伝送し、基地局は端末にPAR(RACH response)を伝送すべきである。端末はPARに対する応答としてPUSCH、つまり、メッセージ-3を伝送すべきである。また、基地局は端末にメッセージ-4を伝送すべきである。このような基地局と端末の伝送において、基地局と端末それぞれはチャネルアクセス手順を行うべきである。よって、ランダムアクセス手順において過度な遅延が発生する確率が高い。従って、ランダムアクセス手順における過度な遅延を防止するための方法が必要である。特に、RACH伝送に関して過度な遅延を防止するための方法が必要である。
【0228】
端末は、PRACH伝送ウィンドウ内でPRACH伝送を試みる。詳しくは、端末が基地局によって設定されたPRACHオケージョンでPRACHの伝送に失敗したら、端末はPRACH伝送ウィンドウ内でPRACH伝送を試みる。具体的な実施例において、端末が基地局によって設定されたPRACHオケージョンでPRACHの伝送に失敗したら、端末はPRACH伝送ウィンドウ内でチャネルアクセスを試みる。端末がチャネルアクセスに成功したら、端末は基地局にPRACHを伝送する。この際、PRACH伝送ウィンドウは基地局によって設定される。詳しくは、PRACH伝送ウィンドウはRRC設定を介して基地局によって設定される。また、RRCを設定する前に、基地局はRMSIを介してPRACH伝送ウィンドウに関する情報を指示する。端末がRMSIを介してPRACH伝送ウィンドウに関する情報を受信することができなければ、端末はRMSIを介して設定されたPRACH設定情報に基づいて、デフォルトパラメータをPRACH伝送ウィンドウに関する情報として使用する。
前記説明において、チャネルアクセスに成功したということは、LBT手順に成功したことで示される。
【0229】
端末が非免許帯域でスタンドアローンで動作する場合、端末は非免許帯域を介して基地局に上りリンク制御チャネル(PUCCH、physical uplink control channel)を伝送する必要がある。また、端末が室内またはカバレッジが大きくない屋外環境で基地局とコロケーテッドされないか、非理想的なバックホールを利用することがあるが、このような場合も端末がPUCCHを伝送する必要がある。よって、非免許帯域のためのPUCCH伝送方法とPUCCHデザインが必要である。それについては、図43乃至図45を介して説明する。
【0230】
非免許帯域の場合、免許帯域とは異なって複数の無線通信装置が使用するため、地域別または国家別に使用に関する規制が適用される。例えば、衡平性(fairness)、PSD(power spectral density)、及びOCB(occupired channel bandwidth)に関する規制が適用される。詳しくは、PSDは10dBM/MHz以下に制限されるべきであり、伝送するキャリアが名目帯域(nominal bandwidth)の80%以上を占めるべきであるという規制が適用されてもよい。下りリンク伝送の場合、基地局が多数の端末に伝送を行うため、名目上帯域の80%を占めることが問題にならない可能性がある。しかし、上りリンク伝送の場合、端末が基地局に伝送することであるため、名目上帯域の80%を使用することが問題になり得る。また、非免許帯域において、10dBm/MHz以下の伝送パワーが使用されるべきであるため、端末は分散方法(distributed manner)を使用して上りリンク伝送を行う必要がある。詳しくは、各周波数帯域別のPSDの制限は以下のように規定される。
【0231】
-5150-5350MHzにおいて、伝送電力制御(transmit powoer control、TPC)が適用される場合(with TPC):10dBM/MHz
-5250-5350MHzにおいて、伝送電力制御が適用されない場合(without TPC):7dBM/MHz
-5150-5350MHzにおいて、伝送電力制御が適用されない場合(without TPC):10dBM/MHz
-5150-5250MHzにおいて、伝送電力制御が適用される場合(with TPC):17dBM/MHz
-5470-5725MHzにおいて、伝送電力制御が適用される場合(with TPC):17dBM/MHz
-5470-5725MHzにおいて、伝送電力制御が適用されない場合(without TPC):14dBM/MHz
-60GHzにおいて、40dBM ERIP(effective isotropic radiated power)が使用される場合:13dBM/MHz ERIP
【0232】
図43は、LTE-LAAで使用されるPUSCHのデザインを示す図である。
LTE-LAAシステムでは、図43のようにRBがインタレースされた(interlaced)PUSCH構造が使用される。これを介し、端末はPSDとOCBに関する規律を満足しながらPUSCH伝送を行うことができる。NRシステムでも、図43のようなインタレースされたRB構造がPUSCH伝送とPUCCH伝送のために使用される。但し、上述した規制を満足するために、20MHz帯域幅を有するチャネルに15kHzサブキャリアスペーシングを適用する際、一つのインタレースは最小10個のRBを占める。一つのインタレースが最小10個のRBを占めるため、最大10個のインタレースが使用される。この際、インタレースは資源割当単位であって、複数のRBが周波数帯域で同じ間隔で位置することを示す。
【0233】
非免許帯域で使用されるPUCCH伝送は、PSDとOCB規律を満足するようにするために一つの端末が最小10個のRBを使用すべきであるため、一つのRBを使用して互いに異なる端末をマルチプレキシングする免許帯域のPUCCHと比べ、同時に伝送可能な端末の数が限定される。つまり、マルチプレキシングのキャパシティ(capacity)が不足する恐れがある。それを解決するためのPUCCH伝送方法及びPUCCHデザインが必要である。
【0234】
PUSCHが一つのRB単位で構成されたインタレース構造を使用すれば、周波数領域(domain)において、一つのインタレース内でN個の連続したRBに長さがNのOCC(orthogonal cover code)が適用される。PUCCHがRBグループ単位で構成されたインタレース構造を使用すれば、N個のRBグループ間に長さがNのOCCが適用される。この際、RBグループは周波数領域で連続した複数のRBを示す。このような実施例を介して、マルチプレキシングキャパシティがN倍増加される。基地局は、端末にPUCCH伝送に使用するインタレースのインデックスを指示(indication)する。この際、基地局は、端末に端末がPUCCH伝送に使用するOCCのインデックスを指示する。これを介し、複数の端末が一つのRB単位またはRBグループ単位のインタレース内で同時にPUCCH伝送を行うことができる。このような実施例は、シーケンス基盤で伝送するPUCCHフォーマットに適用される。詳しくは、NRシステムで定義されたPUCCHフォーマット0、PUCCHフォーマット1、PUCCHフォーマット3、及びPUCCHフォーマット4の伝送に適用される。但し、NRシステムで定義されたPUCCHフォーマット2の伝送には適用されない。
【0235】
図44は、本発明の実施例による複数の端末が一つのインターレース内でOCCを使用してPUCCHフォーマット0に当たるショートPUCCHを伝送することを示す図である。図44(a)において、2つの端末が、OCCの長さが2であるOCCを使用して一つのインタレース内の連続した2つのRBを介してPUCCHを伝送する。図44(b)において、4つの端末が、OCCの長さが4であるOCCを使用して一つのインタレース内の連続した4つのRBを介してPUCCHを伝送する。図44では一つのシンボルを介してショートPUCCHを伝送することを例示したが、2つのシンボルを介してショートPUCCHを伝送する場合にも本発明の実施例が同じく適用されてもよい。
【0236】
図45は、本発明の実施例による複数の端末が一つのインターレース内でOCCを使用してPUCCHフォーマット1に当たるロング(long)PUCCHを伝送することを示す図である。図45(a)において、2つの端末が、OCCの長さが2であるOCCを使用して一つのインタレース内の連続した2つのRBを介してPUCCHを伝送する。図45(b)において、4つの端末が、OCCの長さが4であるOCCを使用して一つのインタレース内の連続した4つのRBを介してPUCCHを伝送する。図45では一つのシンボルを介してロングPUCCHを伝送することを例示したが、5つのシンボルから14個のシンボルのうちいずれか一つを介してロングPUCCHを伝送する場合にも本発明の実施例が同じく適用されてもよい。
【0237】
端末がチャネルのディレイスプレッドが大きく形成されず、ライン・オブ・サイトが形成される伝送環境で動作する場合、周波数領域でチャネルフラクチュエーションが大きく発生しない可能性がある。この際、OCCの長さは増加される。よって、OCCの長さは伝送環境に応じて変更し得る。
【0238】
他の具体的な実施例において、一つ以上のRBグループ単位でインタレースされた場合、一つ以上のRBグループ単位で構成されたインタレースされたPUCCH内で端末間に互いに異なるパターンを使用してPUCCHを伝送する。一つのインタレースを構成する一つ以上のRBグループの個数だけ、複数の端末が互いに異なるパターンを使用してPUCCHを伝送する。この際、一つのインタレース内に各一つ以上のRBグループに使用されるシーケンスは、CGS(computer generated sequence)である。また、一つのインタレース内に各一つ以上のRBグループに使用されるシーケンス(sequence)は、ZC(Zadoff-Chu)シーケンスである。一つのインタレースが占めるRBグループ別に互いに異なるパターンが適用される。また、パターン別に互いに異なる端末が割り当てられる。基地局は、各一つ以上のRBグループに当たるパターンに基づいて一つ以上のRBグループに伝送されるPUCCHを受信し、一つのインタレース内に互いに異なるパターンでマルチプレキシングされた互いに異なる端末が伝送したPUCCHを区分して受信する。
【0239】
互いに異なるパターンで一つのインタレース内に一つ以上のRBグループに使用されるシーケンスの位相(phase)をローテーション(rotation)する方法が使用される。互いに異なるパターンで一つのインタレース内に一つ以上のRBグループに使用されるシーケンスの位相をローテーションする方法は多様である。一つのインタレース内に一つ以上のRBグループにマッピングされる各シーケンスに、端末別に互いに異なるサイクリックシフトが適用される。複数の端末は、端末別に互いに異なるスクランブリングシーケンス(scrambling sequence)を生成し、一つのインタレース内に一つ以上のRBグループに該当スクランブリングシーケンスを適用する。
【0240】
一つのインタレース内に一つ以上のRBグループにマッピングされる各シーケンスに端末別に互いに異なるサイクリックシフトを適用する方法の一例として、一つのインタレースが占めるRBの個数が5である場合を説明する。5つのRB別に互いに異なるパターンが適用される。5つのパターンに互いに異なる端末が割り当てられる。第1端末がCS(cyclic shift)間隔を1コマずつシフトする{0、1、2、3、4}のCSパターンを利用し、第2端末がCS間隔を2コマずつシフトする{0、2、4、6、8}のCSパターンを利用し、第3端末がCS間隔を3コマずつシフトする{0、3、6、9、12}のCSパターンを利用する。但し、一つのインタレース内に互いに異なるRBが同一パターンで設定されれば、RB及びRBグループ間の間隔が一定なインタレース構造において、PARP(peak-to-average power ratio)/CM(cubic matric)特性が悪くなる可能性がある。つまり、各RB及びRBグループ別の同一位相が繰り返し割り当てられるため、PARP/CMの値が大きくなり、伝送カバレッジが小さくなる恐れがある。よって、基本的には一つのインタレース内で互いに異なるRBの間には互いに異なるCS値が割り当てられる。
PUCCHとPUSCHがインタレース構造を有すれば、PUCCHまたはPUSCHとのFDM(frequency division multiplexing)のためにPRACHもインタレース構造を有する。特に、PRACH伝送の場合、複数の端末がPRACHを同時に伝送する必要が高い。よって、前記のPUCCHの伝送に関して実施例はPRACHの伝送にも適用される。
【0241】
本発明の方法及びシステムを特定実施例に関して説明したが、それらの構成要素または動作の一部または全部は、汎用ハードウェアアーキテクチャを有するコンピューティングシステムを使用して具現される。
【0242】
上述した本発明の説明は例示のためのものであって、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須的特徴を変更せずも他の具体的な形態に容易に変更可能であることを理解できるはずである。よって、上述した実施例は全ての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一形として説明されている各構成要素は分散されて実施されてもよく、同じく分散されていると説明されている構成要素も結合された形態で実施されてもよい。
【0243】
本発明の範囲は、上述した詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその均等概念から導き出される全ての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈すべきである。
【符号の説明】
【0244】
31 一定領域
32 マクロ領域
33 カバレッジ
34 カバレッジ
100 端末
110 プロセッサ
120 通信モジュール
121 セルラー通信インターフェースカード
122 セルラー通信インターフェースカード
123 非免許帯域通信インターフェースカード
130 メモリ
140 ユーザインタフェース
150 ディスプレイユニット
200 基地局
210 プロセッサ
220 通信モジュール
221 セルラー通信インターフェースカード
222 セルラー通信インターフェースカード
223 非免許帯域通信インターフェースカード
230 メモリ
図1
図2
図3
図4(a)】
図4(b)】
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11(a)】
図11(b)】
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19(a)】
図19(b)】
図20
図21(a)】
図21(b)】
図22(a)】
図22(b)】
図23
図24
図25(a)】
図25(b)】
図26(a)】
図26(b)】
図27(a)】
図27(b)】
図28(a)】
図28(b)】
図29(a)】
図29(b)】
図30(a)】
図30(b)】
図31(a)】
図31(b)】
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
図39
図40
図41
図42
図43
図44
図45