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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-04
(45)【発行日】2024-10-15
(54)【発明の名称】シグナリングの最適化
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/24 20090101AFI20241007BHJP
   H04W 88/10 20090101ALI20241007BHJP
   H04W 92/14 20090101ALI20241007BHJP
【FI】
H04W8/24
H04W88/10
H04W92/14
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2022548969
(86)(22)【出願日】2020-02-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-05
(86)【国際出願番号】 CN2020075154
(87)【国際公開番号】W WO2021159420
(87)【国際公開日】2021-08-19
【審査請求日】2022-10-12
(73)【特許権者】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100141162
【弁理士】
【氏名又は名称】森 啓
(72)【発明者】
【氏名】シュイ シアン
(72)【発明者】
【氏名】ベノア セビレ
(72)【発明者】
【氏名】アマーナト アリ
(72)【発明者】
【氏名】フィリップ ゴダン
(72)【発明者】
【氏名】アレッシオ カサーティ
【審査官】篠田 享佑
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/195456(WO,A1)
【文献】Samsung,Discussion on different radio capability octet values across RATs[online],3GPP TSG SA WG2 #136AH S2-2000839,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_136AH_Incheon/Docs/S2-2000839.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4、6
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサと、プログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、前記少なくとも1つのメモリと、コンピュータプログラムコードとは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、
ユーザ機器から第1無線能力情報を受信するステップであって、該第1無線能力情報は第1無線アクセス技術のフォーマットである、ステップと、
前記第1無線能力情報に基づいて前記ユーザ機器の第2無線能力情報を生成するステップであって、該第2無線能力情報は、第2無線アクセス技術のフォーマットで生成される、ステップと、
前記第1無線アクセス技術の前記フォーマットである前記第1無線能力情報と前記第2無線アクセス技術の前記フォーマットである前記第2無線能力情報とをコアネットワークノードに送信するステップと、を実行させるように構成される、
装置。
【請求項2】
前記コアネットワークノードは、モビリティ管理エンティティ、または、アクセスおよびモビリティ管理機能を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記装置は前記ユーザ機器のソース無線アクセスノードを備え、前記装置は前記第1無線アクセス技術にしたがって動作する、請求項1または請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記第1無線アクセス技術は、ロング・ターム・エボリューション・アクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、
前記第2無線アクセス技術は、前記ロング・ターム・エボリューション・アクセス技術および前記新無線アクセス技術のうちの他方である、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つのメモリと、コンピュータプログラムコードとは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、
前記コアネットワークノードから前記ユーザ機器の無線能力識別子を受信することを実行させるように構成され、
該無線能力識別子は、前記第1無線能力情報および前記第2無線能力情報の両方に関連付けられている、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
装置が実行する、
ユーザ機器から第1無線能力情報を受信するステップであって、該第1無線能力情報は第1無線アクセス技術のフォーマットである、ステップと、
前記第1無線能力情報に基づいて前記ユーザ機器の第2無線能力情報を生成するステップであって、前記第2無線能力情報は第2無線アクセス技術のフォーマットで生成される、ステップと、
前記第1無線アクセス技術の前記フォーマットである前記第1無線能力情報と前記第2無線アクセス技術の前記フォーマットである前記第2無線能力情報とをコアネットワークノードに送信するステップと、
を含む方法。
【請求項7】
前記コアネットワークノードは、モビリティ管理エンティティ、または、アクセスおよびモビリティ管理機能を備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記装置は前記ユーザ機器のソース無線アクセスノードを備え、前記装置は前記第1無線アクセス技術にしたがって動作する、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第1無線アクセス技術は、ロング・ターム・エボリューション・アクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、
前記第2無線アクセス技術は、前記ロング・ターム・エボリューション・アクセス技術および前記新無線アクセス技術のうちの他方である、
請求項6に記載の方法。
【請求項10】
さらに、前記コアネットワークノードから、前記ユーザ機器の無線能力識別子を受信するステップであって、該無線能力識別子は、前記第1無線能力情報および前記第2無線能力情報の両方に関連付けられている、ステップを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
装置によって実行されたときに、該装置に、少なくとも、
ユーザ機器から第1無線能力情報を受信するステップであって、該第1無線能力情報は第1無線アクセス技術のフォーマットである、ステップと、
前記第1無線能力情報に基づいて前記ユーザ機器の第2無線能力情報を生成するステップであって、前記第2無線能力情報は第2無線アクセス技術のフォーマットで、生成されるステップと、
前記第1無線アクセス技術の前記フォーマットである前記第1無線能力情報と前記第2無線アクセス技術の前記フォーマットである前記第2無線能力情報とをコアネットワークノードに送信するステップと、
を実行させるためのプログラム命令を含む、コンピュータプログラム。
【請求項12】
前記コアネットワークノードは、モビリティ管理エンティティ、または、アクセスおよびモビリティ管理機能請求項11に記載のコンピュータプログラム。
【請求項13】
前記装置は、前記ユーザ機器のソース無線アクセスノードを備え、
前記装置は前記第1無線アクセス技術にしたがって動作する、
請求項11に記載のコンピュータプログラム。
【請求項14】
前記第1無線アクセス技術は、ロング・ターム・エボリューション・アクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、
前記第2無線アクセス技術は、前記ロング・ターム・エボリューション・アクセス技術および前記新無線アクセス技術のうちの他方である、
請求項11に記載のコンピュータプログラム。
【請求項15】
コンピュータプログラムは、さらに、前記コアネットワークノードから前記ユーザ機器の無線能力識別子を受信するステップを実行する命令を含み、
該無線能力識別子は、前記第1無線能力情報および前記第2無線能力情報の両方に関連付けられている、
請求項11に記載のコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は通信に関する。より詳細には、本開示が通信システムにおいてシグナリングの最適化をするための装置、方法、およびコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
通信システムは、通信装置間で情報を搬送するための通信チャネルを提供することによって、ユーザ端末、機械のような端末、基地局、および/または他のノードなどの2つ以上の装置間の通信を可能にする設備として見ることができる。通信システムは例えば、通信ネットワークと1つ以上の互換性のある通信装置との手段によって提供することができる。通信は、例えば、音声、電子メール、テキストメッセージ、マルチメディアおよび/またはコンテンツデータ通信等のためのデータを運ぶためのデータの通信を含むことができる。提供されるサービスの非限定的な例には、双方向通話または多方向通話、データ通信またはマルチメディアサービス、およびインターネットのようなデータネットワークシステムへのアクセスが含まれる。
【0003】
無線システムでは、少なくとも通信の一部が無線インターフェイス上で発生する。無線システムの例は、公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)、衛星ベースの通信システム、および異なる無線ローカルネットワーク、例えば無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含む。デバイスがデータネットワークに接続できるローカルエリアワイヤレスネットワークテクノロジは、WiFi(またはWi-Fi)という商号で認識されている。WiFiは、WLANと同義で使用されることがよくある。ワイヤレスシステムはセルに分割することができ、したがって、セルラーシステムと呼ばれることが多い。基地局は、少なくとも1つのセルを提供する。
【0004】
ユーザは、基地局と通信可能な適切な通信装置または端末の手段によって、通信システムにアクセスすることができる。したがって、基地局のようなノードは、しばしばアクセスポイントと呼ばれる。ユーザの通信装置は、しばしばユーザ装置(UE)と呼ばれる。通信デバイスは通信を可能にするための適切な信号受信および送信装置を備え、例えば、基地局との通信および/または他のユーザデバイスとの直接的な通信を可能にする。通信装置は適切なチャネル上で通信することができ、たとえば、局、たとえば、セルの基地局が送信するチャネルをリッスンすることができる。
【0005】
通信システムおよび関連する装置は、典型的にはシステムに関連する様々なエンティティが何を行うことを許可されるか、およびそれをどのように達成すべきかを定める所与の規格または仕様にしたがって動作する。接続のために使用されるべき通信プロトコルおよび/またはパラメータも、典型的には定義される。標準化された無線アクセス技術の非限定的な例には、GSM(登録商標)(Global System for Mobile)、EDGE(Enhanced Data for GSM Evolution)、無線アクセスネットワーク(radio Access Networks:GERAN)、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(Universal Terrestrial radio Access Networks:UTRAN)、発展型UTRANが含まれる。例示的な通信システムアーキテクチャは、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)無線アクセス技術のロングタームエボリューション(LTE)である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって標準化されている。LTEは、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)アクセスと、LTE-A(LTE Advanced)と呼ばれることもあるそのさらなる発展とを利用する。
【0006】
第4世代(4G)サービスの導入以来、次世代、すなわち第5世代(5G)標準に関心が高まっている。5Gは、新たなラジオ(NR)ネットワークと呼ばれることもある。
【0007】
E-UTRAおよびNR UEの無線能力の増大に伴い、本開示は、無線インターフェイスを介してUE能力情報をシグナリングするための効率的なアプローチが必要であることを特定した。
【発明の概要】
【0008】
第1の態様によれば、ユーザ機器から第1無線能力情報を受信することと、第1無線アクセス技術のフォーマットで第1無線能力情報を受信することと、第1無線能力情報に基づいてユーザ機器の第2無線能力情報を生成することであって、第2無線能力情報は第2無線アクセス技術のフォーマットで生成される、ことと、第1無線能力情報および第2無線能力情報をコアネットワークノードに送信することとを実行する手段を備える装置が提供される。
【0009】
いくつかの例によると、コアネットワークノードは、モビリティ管理エンティティまたはアクセスおよびモビリティ管理機能で構成される。
【0010】
いくつかの例によれば、装置はユーザ機器のソース無線アクセスノードを備え、装置は第1無線アクセス技術にしたがって動作する。
【0011】
いくつかの例によれば、第1無線アクセス技術はロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、第2無線アクセス技術は、ロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの他方である。
【0012】
いくつかの実施例によれば、手段はさらに、コアネットワークノードからユーザ機器の無線能力識別子、第1無線能力情報および第2無線能力情報の両方に関連する無線能力識別子を受信することを実行するように構成される。
【0013】
いくつかの実施例によれば、本手段は、少なくとも1つのプロセッサと、プログラムコードを含む前記少なくともメモリと、を備え、前記少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置の実行をさせるように構成される。
【0014】
第2の態様によれば、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備える装置が提供され、前記少なくとも1つのメモリと、前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記装置に、少なくとも、ユーザ機器から、前記第1無線アクセス技術のフォーマットで第1無線能力情報を受信するステップと、前記第1無線能力情報に基づいて前記ユーザ機器の第2無線能力情報を生成するステップであって、第2無線能力情報は第2無線アクセル技術のフォーマットにおいて生成される、ステップと、前記第2無線能力情報および前記第2無線能力情報をコアネットワークノードに送信するステップと、を実行させるように構成される。
【0015】
第3の態様によれば、第1無線アクセスネットワークノードからユーザ機器の第1無線能力情報および第2無線能力情報を受信するステップと、第1無線アクセス技術のフォーマットで第1無線能力情報および第2無線能力情報を第2無線アクセス技術のフォーマットで受信するステップと、第1無線能力情報および第2無線能力情報をユーザ機器無線能力管理機能に提供するステップと、それに応じて、ユーザ機器の無線能力管理機能からユーザ機器の無線能力識別子を受信するステップであって、無線能力管理機能は、第1無線能力情報および第2無線能力情報の両方に関連するステップと、前記ユーザ機器の無線能力識別子を前記第1の無線アクセスネットワークノードに送信するステップと、を実行する手段を備える装置が提供される。
【0016】
いくつかの例によれば、第1無線アクセスネットワークノードは、ユーザ機器のソース無線アクセスネットワークノードを含む。
【0017】
いくつかの例によれば、装置は、モビリティ管理エンティティまたはアクセスおよびモビリティ管理機能を備える。
【0018】
いくつかの例によれば、第1無線アクセス技術はロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、第2無線アクセス技術は、ロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの他方である。
【0019】
いくつかの実施例によれば、前記手段は、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置の実行をさせるように構成される。
【0020】
第4の態様によれば、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備える装置が提供され、該少なくとも1つのメモリおよび該コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、少なくとも、第1無線アクセスネットワークノードから第1無線能力情報と第2無線能力情報とを受信するステップであって、該第1無線能力情報は第1無線アクセス技術のフォーマットであり、該第2無線能力情報は第2無線アクセス技術のフォーマットである、ステップと、前記第1無線能力情報と第2無線能力情報とをユーザ機器無線能力管理機能に提供するステップと、応答して、前記ユーザ機器の無線能力識別子を前記ユーザ機器無線能力管理機能から受信するステップと、前記第1無線能力情報と第2無線能力情報の両方に関連付けられた前記無線能力識別子とを受信するステップと、前記ユーザ機器の無線能力識別子を第1無線アクセスネットワークノードに送信するステップと、を実行させるように構成される。
【0021】
第5の態様によれば、ユーザ機器無線能力識別のためのユーザ機器無線能力情報検索手順を開始するステップと、無線能力検索手順に応答して、ユーザ機器の第1無線能力情報およびユーザ機器の第2無線能力情報の一方または両方を受信するステップと、第1無線アクセス技術の形式の第1無線能力情報および第2無線能力情報の形式の第2無線能力情報を第2無線アクセス技術の形式で受信するステップとを実行するための手段を備える装置が提供される。
【0022】
いくつかの事例によれば、手段はさらに、コアネットワークノードにリクエストを送ることによって無線能力検索手順を開始するように構成される。
【0023】
いくつかの例によれば、装置は、第2無線アクセス技術の無線アクセスノードを含むか、または第1無線アクセス技術の無線アクセスノードとの二重接続をサポートする第1無線アクセス技術の無線アクセスノードを含む。
【0024】
いくつかの例によれば、第1無線アクセス技術はロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、第2無線アクセス技術は、ロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの他方である。
【0025】
いくつかの実施例によれば、本手段は、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサと、前記装置の実行をさせるように構成された前記少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードと、を含む少なくとも1つのメモリと、を備える。
【0026】
第6の態様によれば、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータ・プログラム・コードを含む少なくとも1つのメモリと、を備える装置が提供され、該少なくとも1つのメモリおよび該コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、少なくとも、ユーザ機器無線能力<識別>{識別?}のためのユーザ機器無線能力情報検索手順を開始するステップと、前記無線能力検索手順に応じて、前記ユーザ機器の第1無線能力情報と、前記ユーザ機器の第2無線能力情報とを受信するステップであって、該第1無線能力情報は、前記第1無線アクセス技術のフォーマットであり、該第2無線能力情報は、前記第2無線アクセス技術のフォーマットである、ステップと、を実行させるように構成される。
【0027】
第7の態様によれば、ユーザ機器の無線能力情報のためのユーザ機器無線能力管理機能に要求を送信することと、前記要求に応答して、前記ユーザ機器無線能力管理機能から前記ユーザ機器の第1無線能力情報および第2無線能力情報の一方または両方を受信することであって、前記第1無線能力情報が第1無線アクセス技術のフォーマットであり、前記第2無線能力情報が第2無線アクセス技術のフォーマットである、ことと、前記受信した第1無線能力情報および第2無線能力情報の一方または両方を前記ユーザ機器のターゲット無線アクセスノードに送信することとを実行するための手段を備える装置が提供される。
【0028】
いくつかの例によれば、装置は、モビリティ管理エンティティまたはアクセスおよびモビリティ管理機能を備える。
【0029】
いくつかの例によれば、第1無線アクセス技術はロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、第2無線アクセス技術は、ロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの他方である。
【0030】
いくつかの実施例によれば、本手段は、少なくとも1つのプロセッサと、前記装置の実行をさせるように構成された前記少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードと、を含む少なくとも1つのメモリと、を備える。
【0031】
第8の態様によれば、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードと、を含む少なくとも1つのメモリと、前記少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのメモリと、前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記装置がユーザ機器の無線能力情報のためのユーザ機器無線能力管理機能への要求を送信することと、前記要求に応じて、前記ユーザ機器の第1無線能力情報と第2無線能力情報とを前記ユーザ機器無線能力管理機能から受信することであって、前記第1無線能力情報が第1無線アクセス技術のフォーマットであり、前記第2無線能力情報が第2無線アクセス技術のフォーマットである、ことと、前記受信した第1無線能力情報と第2無線能力情報の一方または両方を前記ユーザ機器のターゲット無線アクセスノードに送信することと、を実行するように構成された、コンピュータプログラムコードと、を備える装置が提供される。
【0032】
第9の態様によれば、第1のコアネットワークノードからユーザ機器の第1無線能力情報および第2無線能力情報を受信することであって、第1無線能力情報が第1無線アクセス技術にしたがってフォーマットされ、第2無線能力情報が第2無線アクセス技術にしたがってフォーマットされる、受信することと、無線能力識別子とユーザ機器の第1および第2無線能力情報との間で装置において関連付けを行わせることと、装置において関連付けを記憶することと、第2コアネットワークノードから無線能力識別子を備えるリクエストを受信することに応答して、第1および第2無線能力情報の一方または両方を第2コアネットワークノードに送信することとを実行するための手段を備える装置が提供される。
【0033】
いくつかの実施形態によれば、手段は、ユーザ機器の第1無線能力に関連付けられた無線能力識別子を第1のコアネットワークノードに送信するようにさらに構成される。
【0034】
いくつかの実施例によれば、手段は、第1および第2無線能力情報の一方または両方を第2コアネットワークノードに選択的に送信を実行するようにさらに構成される。
【0035】
いくつかの例によれば、装置は、ユーザ機器無線能力管理機能を備える。
【0036】
いくつかの例によれば、第1無線アクセス技術はロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、第2無線アクセス技術は、ロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの他方である。
【0037】
いくつかの例によれば、第1のコアネットワークノードはモビリティ管理エンティティと、アクセスおよびモビリティ管理機能とのうちの一方を備え、第2コアネットワークノードはモビリティ管理エンティティと、アクセスおよびモビリティ管理機能とのうちの他方を備える。
【0038】
いくつかの実施例によれば、本手段は、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサと前記装置の実行をさせるように構成された前記少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードと、を含む少なくとも1つのメモリと、を備える。
【0039】
第10の態様によれば、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、前記少なくとも1つのメモリと、前記少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記装置が第1のコアネットワークノードからユーザ機器の第1無線能力情報と第2無線能力情報を受信することであって、前記第1無線能力情報は前記第1無線アクセス技術にしたがってフォーマットされ、前記第2無線能力情報は前記第2無線アクセス技術にしたがってフォーマットされる、ことと、前記第2無線能力情報が前記装置で無線能力識別子と前記ユーザ機器の第1および第2無線能力情報との間の関連付けを作成することと、前記関連付けを前記装置に保存することと、前記第2コアネットワークノードから前記無線能力識別子を含む要求を受信することに対応して、前記第1および第2無線能力情報の一方または両方を前記第2の装置に送信することと、を実行するように構成された、コンピュータプログラムコードと、を備える装置が提供される。
【0040】
第11の態様によれば、装置の第1無線能力情報および第2無線能力情報を無線アクセスノードに送信することを実行するための手段を備える装置が提供され、第1無線能力情報は第1無線アクセス技術のフォーマットであり、第2無線能力情報は、第2無線アクセス技術のフォーマットである。
【0041】
いくつかの例によれば、送信は、無線アクセスノードから受信された要求に応答している。
【0042】
いくつかの例によれば、装置はユーザ機器を備える。
【0043】
いくつかの例によれば、第1無線アクセス技術はロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、第2無線アクセス技術は、ロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの他方である。
【0044】
いくつかの実施例によれば、本手段は、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置の実行をさせるように構成された前記少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードと、を含む少なくとも1つのメモリと、を備える。
【0045】
第12の態様によれば、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、前記少なくとも1つのメモリと、コンピュータプログラムコードとは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、少なくとも1つの無線アクセスノードに前記装置の第1無線能力情報と第2無線能力情報とを送信させるように構成された、装置が提供され、前記第1無線能力情報は第1無線アクセス技術のフォーマットであり、前記第2無線能力情報は第2無線アクセス技術のフォーマットである。
【0046】
第13の態様によれば、ユーザ機器から第1無線能力情報を受信することであって、第1無線アクセス技術のフォーマットで第1無線能力情報を受信する、ことと、第1無線能力情報に基づいてユーザ機器の第2無線能力情報を生成することであって、第2無線能力情報は第2無線アクセス技術のフォーマットで生成される、ことと、第1無線能力情報および第2無線能力情報をコアネットワークノードに送信することとを含む方法が提供される。
【0047】
いくつかの例によると、コアネットワークノードは、モビリティ管理エンティティまたはアクセスおよびモビリティ管理機能で構成される。
【0048】
いくつかの例によれば、方法はユーザ機器のソース無線アクセスノードを備える装置によって実行され、装置は第1無線アクセス技術にしたがって動作する。
【0049】
いくつかの例によれば、第1無線アクセス技術はロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、第2無線アクセス技術は、ロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの他方である。
【0050】
いくつかの例によれば、方法はコアネットワークノードからユーザ機器の無線能力識別子を受信することを備え、無線能力識別子は第1無線能力情報と第2無線能力情報との両方に関連付けられる。
【0051】
第14の態様によれば、第1無線アクセスネットワークノードからユーザ機器の第1無線能力情報および第2無線能力情報を受信することであって、第1無線能力情報は、第1無線アクセス技術のフォーマットであり、および第2無線能力情報を第2無線アクセス技術のフォーマットである、ことと、第1無線能力情報および第2無線能力情報をユーザ機器無線能力管理機能に提供することと、それに応答して、ユーザ機器無線能力管理機能からユーザ機器の無線能力識別子を受信することと、第1無線能力情報および第2無線能力情報の両方に関連付けられた無線能力識別子を受信することと、ユーザ機器の無線能力識別子を第1無線アクセスネットワークノードに送信することとを含む方法が提供される。
【0052】
いくつかの例によれば、第1無線アクセスネットワークノードは、ユーザ機器のソース無線アクセスネットワークノードを含む。
【0053】
いくつかの例によれば、方法は、モビリティ管理エンティティまたはアクセスおよびモビリティ管理機能を備える装置によって実行される。
【0054】
いくつかの例によれば、第1無線能力情報はロングタームエボリューションフォーマットおよび新無線フォーマットのうちの一方で符号化され、第2無線能力情報はロングタームエボリューションフォーマットおよび新無線フォーマットのうちの他方で符号化される。
【0055】
第15の態様によれば、装置において、ユーザ機器無線能力識別のためのユーザ機器無線能力情報取得手順を開始することと、無線能力取得手順に応答して、ユーザ機器の第1無線能力情報およびユーザ機器の第2無線能力情報の一方または両方を受信することと、第1無線アクセス技術のフォーマットで第1無線能力情報および第2無線アクセス技術のフォーマットで第2無線能力情報を受信することとを含む方法が提供される。
【0056】
いくつかの例によれば、この方法は、コアネットワークノードに要求を送ることによって無線能力検索手順を開始することを含む。
【0057】
いくつかの例によれば、装置は、第1無線アクセス技術の無線アクセスノードを備える。
【0058】
いくつかの例によれば、第1無線アクセス技術はロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、第2無線アクセス技術は、ロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの他方である。
【0059】
第16の態様によれば、ユーザ機器の無線能力情報のためのユーザ機器無線能力管理機能に要求を送信することと、前記要求に応答して、前記ユーザ機器無線能力管理機能から前記ユーザ機器の第1無線能力情報および第2無線能力情報の一方または両方を受信することであって、前記第1無線能力情報が第1無線アクセス技術のフォーマットであり、前記第2無線能力情報が第2無線アクセス技術のフォーマットである、ことと、前記受信した第1無線能力情報および第2無線能力情報の一方または両方を前記ユーザ機器のターゲット無線アクセスノードに送信することとを含む方法が提供される。
【0060】
いくつかの例によれば、この方法は、モビリティ管理エンティティまたはアクセスおよびモビリティ管理機能を備える装置によって実行される。
【0061】
いくつかの例によれば、第1無線アクセス技術はロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、第2無線アクセス技術は、ロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの他方である。
【0062】
第17の態様によれば、装置において、第1のコアネットワークノードからユーザ機器の第1無線能力情報および第2無線能力情報を受信することであって、第1無線能力情報が第1無線アクセス技術にしたがってフォーマットされ、第2無線能力情報が第2無線アクセス技術にしたがってフォーマットされる、ことと、無線能力識別子とユーザ機器の第1および第2無線能力情報との間で装置において関連付けを行わせることと、装置において関連付けを記憶することと、第2コアネットワークノードから無線能力識別子を備える要求を受信することに応答して、第1および第2無線能力情報の一方または両方を第2の他の装置に送信することとを含む方法が提供される。
【0063】
いくつかの例によれば、本願方法は、ユーザ機器の第1および第2無線能力情報に関連付けられた無線能力識別子を第1のコアネットワークノードに送信することを含む。
【0064】
いくつかの例によれば、この方法は、第1および第2無線能力情報の一方または両方を第2コアネットワークノードに選択的に送信することを含む。
【0065】
いくつかの例によれば、方法は、ユーザ機器無線能力管理機能を備える装置によって実行される。
【0066】
いくつかの例によれば、第1無線アクセス技術はロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、第2無線アクセス技術は、ロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの他方である。
【0067】
いくつかの例によれば、第1のコアネットワークノードおよび第2コアネットワークノードは、モビリティ管理エンティティと、アクセスおよびモビリティ管理機能とのうちの1つを備える。
【0068】
第18の態様によれば、装置において、装置の第1無線能力情報および第2無線能力情報を無線アクセスノードに送信することを含む方法が提供され、第1無線能力情報は第1無線アクセス技術のフォーマットであり、第2無線能力情報は、第2無線アクセス技術のフォーマットである。
【0069】
いくつかの例によれば、送信は、無線アクセスノードから受信された要求に応答している。
【0070】
いくつかの例によれば、装置はユーザ機器を備える。
【0071】
いくつかの例によれば、第1無線アクセス技術は、ロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの一方であり、第2無線アクセス技術は、ロングタームエボリューションアクセス技術および新無線アクセス技術のうちの他方である。
【0072】
第19の態様によれば、装置に、少なくとも、ユーザ機器から第1無線能力情報を受信することであって、第1無線アクセス技術のフォーマットで第1無線能力情報を受信する、ことと、第1無線能力情報に基づいてユーザ機器の第2無線能力情報を生成ことであって、第2無線能力情報は、第2無線アクセス技術のフォーマットで生成される、ことと、第1無線能力情報および第2無線能力情報をコアネットワークノードに送信することと、を実行させるための命令を備えるコンピュータプログラムが提供される。
【0073】
第20の態様によれば、装置に、少なくとも以下を実行させるためのプログラム命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体が提供され、プログラム命令は、第1無線アクセス技術のフォーマットでユーザ機器から第1無線能力情報を受信することと、第1無線能力情報に基づいてユーザ機器の第2無線能力情報を生成することであって、第2無線能力情報は第2無線アクセス技術のフォーマットで生成される、ことと、第1無線能力情報および第2無線能力情報をコアネットワークノードに送信することと、を備える。
【0074】
第21の態様によれば、装置に、第1無線アクセスネットワークノードからユーザ機器の第1無線能力情報および第2無線能力情報を受信することであって、第1無線能力情報は第1無線アクセス技術のフォーマットであり、第2無線能力情報は第2無線アクセス技術のフォーマットである、ことと、第1無線能力情報および第2無線能力情報をユーザ機器無線能力管理機能に提供することと、それに応答して、ユーザ機器無線能力管理機能からユーザ機器の無線能力識別子を受信することであって、無線能力識別子は、第1無線能力情報および第2無線能力情報の両方に関連付けられている、ことと、ユーザ機器の無線能力識別子を第1無線アクセスネットワークノードに送信することとを少なくとも実行させるための命令を備えるコンピュータプログラムが提供される。
【0075】
第22の態様によれば、装置に、第1無線アクセスネットワークノードからユーザ機器の第1無線能力情報および第2無線能力情報を受信することと、第1無線アクセス技術のフォーマットで第1無線能力情報および第2無線能力情報を第2無線アクセス技術のフォーマットで受信することと、第1無線能力情報および第2無線能力情報をユーザ機器無線能力管理機能に提供することと、それに応答して、ユーザ機器無線能力管理機能からユーザ機器の無線能力識別子を受信することであって、第1無線能力情報および第2無線能力情報の両方に関連付けられた無線能力識別子を受信する、ことと、ユーザ機器の無線能力識別子を第1無線アクセスネットワークノードに送信することとを少なくとも実行させるためのプログラム命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。
【0076】
第23の態様によれば、装置に、少なくとも、装置に登録するユーザ機器のためのユーザ機器無線能力情報取得手順を開始することと、無線能力取得手順に応答して、ユーザ機器の第1無線能力情報およびユーザ機器の第2無線能力情報の一方または両方を受信することであって、第1無線能力情報は、第1無線アクセス技術のフォーマットであり、第2無線能力情報は、第2無線アクセス技術のフォーマットである、ことと、を実行させるための命令を備えるコンピュータプログラムが提供される。
【0077】
第24の態様によれば、装置に、登録するユーザ機器のためのユーザ機器無線能力情報取得手順を開始することと、無線能力取得手順に応答して、ユーザ機器の第1無線能力情報およびユーザ機器の第2無線能力情報の一方または両方を受信することであって、第1無線能力情報は、第1無線アクセス技術のフォーマットであり、第2無線能力情報は、第2無線アクセス技術のフォーマットである、ことと、を少なくとも実行するために記憶された命令を備えるコンピュータプログラムが提供される。
【0078】
第25の態様によれば、装置に、少なくとも以下を実行させるためのプログラム命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体が提供され、このプログラム命令は、装置に登録するユーザ機器のためのユーザ機器無線能力情報取得手順を開始することと、無線能力取得手順に応答して、ユーザ機器の第1無線能力情報およびユーザ機器の第2無線能力情報の一方または両方を受信することであって、第1無線能力情報は、第1無線アクセス技術のフォーマットであり、第2無線能力情報は、第2無線アクセス技術のフォーマットである、ことと、を含む。
【0079】
第26の態様によれば、装置に、登録するユーザ機器のためのユーザ機器無線能力情報取得手順を開始することと、無線能力取得手順に応答して、ユーザ機器の第1無線能力情報およびユーザ機器の第2無線能力情報の一方または両方を受信することであって、第1無線能力情報は、第1無線アクセス技術のフォーマットであり、第2無線能力情報は、第2無線アクセス技術のフォーマットである、ことと、を少なくとも実行するために記憶されたプログラム命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。
【0080】
第27の態様によれば、装置に、ユーザ機器の無線能力情報のためにユーザ機器無線能力管理機能に要求を送信することと、前記要求に応答して、前記ユーザ機器無線能力管理機能から前記ユーザ機器の第1無線能力情報および第2無線能力情報の一方または両方を受信することであって、前記第1無線能力情報は第1無線アクセス技術のフォーマットであり、前記第2無線能力情報は第2無線アクセス技術のフォーマットである、ことと、前記受信した第1無線能力情報および第2無線能力情報の一方または両方を前記ユーザ機器のターゲット無線アクセスノードに送信することと、を少なくとも実行させるための命令を備えるコンピュータプログラムが提供される。
【0081】
第28の態様によれば、装置に、ユーザ機器の無線能力情報のためにユーザ機器無線能力管理機能に要求を送信することと、前記要求に応答して、前記ユーザ機器無線能力管理機能から前記ユーザ機器の第1無線能力情報および第2無線能力情報の一方または両方を受信することであって、前記第1無線能力情報は第1無線アクセス技術のフォーマットであり、前記第2無線能力情報は第2無線アクセス技術のフォーマットである、ことと、前記受信した第1無線能力情報および第2無線能力情報の一方または両方を前記ユーザ機器のターゲット無線アクセスノードに送信することと、を少なくとも実行させるためのプログラム命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。
【0082】
第29の態様によれば、少なくとも、第1のコア・ネットワーク・ノードからユーザ機器の第1無線能力情報および第2無線能力情報を受信するステップであって、前記第1無線能力情報は第1無線アクセス技術にしたがってフォーマットされ、前記第2無線能力情報は第2無線アクセス技術にしたがってフォーマットされる、ステップと、前記ユーザ機器の無線能力識別子と前記第1および第2無線能力情報との間の前記装置で関連付けを行うステップと、前記関連付けを前記装置に格納するステップと、前記無線能力識別子を含む要求を前記第2のコア・ネットワーク・ノードから受信することに応答して、前記第1および第2無線能力情報の一方または両方を前記第2の他の装置に送信するステップと、を実行させるための命令を含む、コンピュータ・プログラムが提供される。
【0083】
第30の態様によれば、装置に、第1のコアネットワークノードからユーザ機器の第1無線能力情報および第2無線能力情報を受信することであって、第1無線アクセス技術にしたがって第1無線能力情報をフォーマットされ、第2無線アクセス技術にしたがって第2無線能力情報をフォーマットされる、ことと、無線能力識別子とユーザ機器の第1および第2無線能力情報との間の装置で関連付けを作成することと、関連付けを記憶することと、第2コアネットワークノードから無線能力識別子を含む要求を受信したことに応じて、第1および第2無線能力情報の一方または両方を第2の装置に送信することと、を実行させるためのプログラム命令を含む、一時的でないコンピュータ読み取り可能な媒体が提供される。
【0084】
第31の態様によれば、装置に、少なくとも、ユーザ機器から第1無線能力情報を受信することであって、第1無線能力情報は、第1無線アクセス技術のフォーマットである、ことと、第1無線能力情報に基づいてユーザ機器の第2無線能力情報を生成することであって、第2無線能力情報は第2無線アクセス技術のフォーマットで生成される、ことと、第1無線能力情報および第2無線能力情報をコアネットワークノードに送信することと、を実行させるための命令を備えるコンピュータプログラムが提供される。
【0085】
第32の態様によれば、装置に、少なくとも、第1無線アクセス技術のフォーマットでユーザ機器から第1無線能力情報を受信することと、第1無線能力情報に基づいてユーザ機器の第2無線能力情報を生成することであって、第2無線能力情報は第2無線アクセス技術のフォーマットで生成される、ことと、第1無線能力情報および第2無線能力情報をコアネットワークノードに送ることと、を実行させるためのプログラム命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0086】
本発明を、以下の実施例および添付の図面を参照して、単なる例として、さらに詳細に説明する。
図1図1は、本発明を実施することができる無線通信システムの概略的な例を示す。
図2A図2A~2Cは、いくつかの例によるRACアーキテクチャを示す。
図2B図2A~2Cは、いくつかの例によるRACアーキテクチャを示す。
図2C図2A~2Cは、いくつかの例によるRACアーキテクチャを示す。
図3図3は、一例によるシグナリング図を示す。
図4図4は、一例によるシグナリング図を示す。
図5図5は、一例によるシグナリング図を示す。
図6図6は、一例によるシグナリング図を示す。
図7図7は、一例による情報要素の構造を示す。
図8図8は、一例によるフローチャートを示す。
図9図9は、一例によるフローチャートを示す。
図10図10は、一例によるフローチャートを示す。
図11図11は、一例によるフローチャートを示す。
図12図12は、一例による通信装置を示す。
図13図13は、一例に係る制御装置を示す。
【発明を実施するための形態】
【0087】
例を詳細に説明する前に、無線通信システムの一定の一般的な原理を、図1を参照して簡潔に説明し、説明する例の基礎をなす技術を理解するのを助ける。
【0088】
図1に示すような無線通信システム100では、無線通信装置、例えばユーザ機器(UE)またはMTC装置102、104、105が、少なくとも1つの基地局または同様の無線送信および/または受信無線インフラストラクチャノードまたはポイントを介して無線アクセスを提供される。このようなノードは例えば、基地局またはeNodeB(eNB)、または5Gシステムにおいて次世代ノードB(gNB)、または他の無線インフラストラクチャノードとすることができる。これらのノードは一般に、基地局と呼ばれる。基地局は典型的には少なくとも1つの適切なコントローラ装置によって制御され、それにより、基地局の動作および基地局と通信する移動通信デバイスの管理を可能にする。コントローラ装置は無線アクセスネットワーク(例えば、無線通信システム100)またはコアネットワーク(CN)(例えば、ネットワーク113)に配置されてもよく、1つの中央装置として実装されてもよく、またはその機能は、いくつかの装置にわたって分散されてもよい。コントローラ装置は、基地局の一部であってもよく、および/または無線ネットワークコントローラなどの別個のエンティティによって提供されてもよい。図1において、制御装置108および109は、それぞれのマクロレベル基地局106および107を制御するために示されている。いくつかのシステムでは、制御装置が追加または代替として、無線ネットワークコントローラ内に提供され得る。無線アクセスシステムの他の例は、5Gまたは新無線、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)および/またはWiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などの技術に基づくシステムの基地局によって提供されるものを含む。基地局は、セル全体または同様の無線サービスエリアにカバレッジを提供することができる。
【0089】
図1では、基地局106および107がゲートウェイ112を介して有線通信ネットワーク113に接続されているものとして示されている。別のネットワークに接続するために、さらなるゲートウェイ機能が提供されてもよい。
【0090】
より小さい基地局116、118、および120はまた、たとえば、別個のゲートウェイ機能によって、および/またはマクロレベル局のコントローラを介して、ネットワーク113に接続され得る。基地局116、118および120は、ピコまたはフェムトレベルの基地局などであってもよい。この例では、ステーション116および118はゲートウェイ111を介して接続され、ステーション120はコントローラ装置108を介して接続される。いくつかの実施形態では、より小さいステーションは提供されなくてもよい。
【0091】
いくつかの例では、ネットワーク113はコアネットワーク(CN)であってもよい。CNは例えば、132で概略的に示されるCNノードを含み得る。たとえば、CNノード132は、MMEまたはAMFを備え得る。
【0092】
上記で簡単に説明したように、(例えば、E-UTRAおよびNRのための追加の周波数帯域およびそれらの組み合わせによって駆動される)UE無線能力の範囲の増大に伴って、UEが無線インターフェイスおよび他のネットワークインタフェースを介してUE無線アクセス能力情報をシグナリングするための効率的なアプローチが存在することが有益である。現在、UEがその無線能力を信号化する方法は、RAC(UE無線能力シグナリング最適化)で定義されている。
【0093】
EPS(進化パケットシステム)のためのRACアーキテクチャ200の例を図2Aに示す。RAC200は、LTE-Uuインターフェイスを介してE-UTRAN230に接続されたUE2Uを示す。
【0094】
いくつかの例において、UEはUEのネットワークへの「アタッチ」または「登録」手順の間に、UE無線能力ID(UEが有する場合)をRAN/CNに提供する。ハンドオーバ中、UE無線能力IDはソースRANノードからターゲットRANノードに転送される。
【0095】
図2Bは、5GC(5Gコア)のためのRACアーキテクチャ200’の例を示す。この例では、UE24が(R)AN236に接続される。AMF238はN1インターフェイスを介してUE2bに接続され、AMF238はN2インターフェイスを介して(R)AN236に接続される。UCMF234はN56インターフェイスを介してネットワーク露出機能(NEF)240に接続され、UCMF2bはN57インターフェイスを介してアプリケーション機能(AF)242に接続される。NEF 240とAF 242とは、N58インターフェイスを介して接続されている。
【0096】
図2Cは、ローミングシナリオにおける、5GCのためのRACアーキテクチャ200の例を示す。ホームPLMNは250で示され、ビジテッドPLMN(Visited PLMN)は252で示される。VPLMN252では、UEは204で示され、RANは236で示される。UE24およびRAN236の両方は、VPLMN252内のAMF238に接続される。UCMFは234で示され、NEFは240で示され、AFは246で示される。
【0097】
無線アクセス技術(RAT)にわたる異なる無線能力オクテット値に関する議論は、サムソン(Samsung)による3GPP(登録商標)ドキュメントS2-2000839において議論されている(S2-2000839の第2ポイントにおける議論のセクションを参照)。S2-2000839において行われた観測では、ターゲットRANノードがCNから受信されたときにUE無線能力のコーディングスタイルのアイデアを有さないので、それは手順の失敗につながり得ることであった。これに照らして、S2-2000839は、UCMFがデータベース内にエントリを作成するときはいつでも、UE無線能力が符号化されるRATタイプ(E-UTRAまたはNG-RAN)も含むべきであることを提案した。したがって、RAC-IDが(ネットワーク内の任意のノードから)照会されると、UE無線能力摸みではなく、UE無線能力とRATタイプ(UE無線能力がエンコードされている)の組み合わせが使用可能になる。ターゲットRANノードは、UE無線能力を、それを使用する前にそれが理解できるフォーマットに変換する責任がある。
【0098】
本開示は、S2-2000839における提案のいくつかの欠点を特定した。より詳細には、以下の問題が特定されている。
【0099】
・S2-2000839プロポーザルでは、ターゲットRANノードがソースRANノードにしたがって従・した無線能力IEをデコードする必要がある。これは、RAT間HO中にソースRANノードがターゲットRANノードに適応するという原理に反する。現在、ソースRANノードは、ターゲットノードのRATタイプに基づいて、ソースからターゲットへの透過コンテナを生成する。
【0100】
・S2-2000839プロポーザルでは、3GPP(登録商標) TS36.331フォーマットのUE無線能力無薪をデコードするためにgNBが必要である。UEがeNBを介して最初に接続されたときに、3GPP(登録商標) TS36.331フォーマットのUE無線能力無線Nに提供される。これは、4Gと5Gとの間のハンドオーバをサポートしないgNBに対しては機能しない。したがって、このようなgNBは、TS 36.331フォーマットIEをデコードする能力を持たない。
【0101】
・eNBの場合も同様に、eNBは3GPP(登録商標) TS38.331形式のUE無線能力無線をデコードする必要がある。TS38.331フォーマットのUE無線能力模UEがgNBを介して最初に登録されるときに、CNに提供される。これは、4Gと5Gとの間のハンドオーバをサポートしないeNBに対しては機能しない。したがって、このようなeNBは、TS38.331フォーマットIEをデコードする能力を持たない。
【0102】
以下でより詳細に説明するように、本開示は「ソース適応対ターゲット(source adapt to target)」原理を維持しながら、UE無線能力を転送し、維持するための方法を提案する。図3に、提案プロセスの概要を示す。
【0103】
図3は、UE302、第1のRANノードコ06またはRANノード1306(いくつかの例ではソースRANノードであり得る)、第2のRANノード307またはRANノード2307(いくつかの例ではターゲットRANノードであり得る)、UCMF334、ならびにコアネットワーク(CN)360およびCN362の間のシグナリングを示すシグナリング図である。CN 360は第1のRANノードコ06に接続し、CN 362は、第2のRANノード307に接続する。第1のRANノード306は第1のRATにしたがって動作し、第2のRANノード307は、第2のRATにしたがって動作する。第1のRATは、第2のRATとは異なる。例えば、第1のRATはE-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)であり、第2のRATはNR Radio Access、またはその逆である。図3の例は、UE302が第1のRANノードコ06から第2のRANノード307にハンドオーバされているハンドオーバの文脈にある。
【0104】
S1において、UE302は、UE無線能力情報を第1のRANノードコ06に提供する。いくつかの例では、エアインターフェース上では「UE無線アクセス能力情報」という用語が使用され得、他のインターフェイス上では「UE無線能力情報」という用語が使用され得る。いずれの場合も、それは、ユーザ機器の無線能力に関する情報を参照していることが理解される。S1はいくつかの例によれば、添付または登録手順の一部としてあり得る。S1において送信される無線能力情報は、第1無線能力情報と見なされ得る。第1のUE無線能力情報は、第1のRATにしたがって符号化される。たとえば、第1のRATがE-UTRAであるとき、第1無線能力情報は、E-UTRAエアインターフェース仕様TS36.331にしたがって符号化される。あるいは、UE 302は、第1のRATにしたがって符号化された第1のUE無線能力情報と、第2のRATにしたがって符号化された第2のUE無線能力情報との両方を提供する。UE 302は、また、いくつかの例では、第1のRANノードコ06からの要求ごとに、第1のRATにしたがって符号化された第1のUE無線能力情報と、第2のRATにしたがって符号化された第2のUE無線能力情報との両方を与え得る。たとえば、第1無線能力情報はE-UTRAエアインターフェース仕様TS36.331にしたがって符号化され、第2無線能力情報はNRエアインターフェース仕様TS38.331にしたがって符号化される。
【0105】
S1において受信されたUE能力情報に基づいて、S2において、第1のRANノード306は、(UE302のための)第2のUE無線能力情報を生成する。第2のUE無線能力情報は(すなわち、第2のRANノード307によって理解/復号され得るように)第2のRATにしたがって符号化される。たとえば、第2のRATがNRアクセスであるとき、第2無線能力情報は、NRエアインターフェース仕様TS38.331にしたがって符号化される。あるいは、S1において、UE302が第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を提供する場合、S2は実行されない。
【0106】
S3において、第1のRANノード306は、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報をコアネットワーク360に提供する。
【0107】
次いで、S4において、コアネットワーク360は、受信された第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報をUCMF334に転送する。
【0108】
S5において、UCMF334は、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報を、UE302のための単一のUE無線能力ID(RAC-ID)に関連付ける。この関連付けは、UCMF334に記憶される。
【0109】
S6において、UCMF334は、単一のUE無線能力ID(RAC-ID)をコアネットワーク360に提供する。コアネットワーク360は、このRAC-IDと、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報との関連付けを記憶する。
【0110】
S7において、コアネットワーク360は、単一のUE無線能力ID(RAC-ID)を第1のRANノード306に提供する。第1のRANノード306は、このRAC-IDと、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報との関連付けを記憶する。第1のRANノード306は、例えば、後のハンドオーバのために、UEのさらなる動作のために記憶されたRAC-IDを使用する。コアネットワーク360はまた、単一のUE無線能力ID(RAC-ID)をUE302(図には示されていない)に提供する。
【0111】
S8で概略的に示されるように、RANノード1 306からRANノード2 307へのUE302のハンドオーバが存在する。
【0112】
ハンドオーバは、X2/Xnベースのハンドオーバ、またはS1/N2ベースのハンドオーバであり得る。RANノード1306は、ハンドオーバシグナリング、例えば、S1/N2ハンドオーバ準備手順およびハンドオーバリソース割り当てを介して、UE無線能力IDをRANノード2307に提供する。
【0113】
S9において、RANノード2 307は、UE無線能力IDと対応するUE無線能力情報との間のマッピングを持たない。RANノード2 307は、コアネットワークからマッピングを検索するための検索手順を開始する。この手順は、コアネットワークがMME の場合にS1インターフェイスを介して実行される。この手順は、コアネットワークがAMFの場合にN2インターフェイスを介して実行される。
【0114】
別の例では、RANノード2307がUE無線能力IDと対応するUE無線能力情報との間のマッピングを有する場合、以下のステップは実行されない。
【0115】
S10において、CN362は、UE無線能力RIDのUE無線能力情報をUCMF334に要求する。要求には、UE無線能力ID(RAC-ID)が含まれる。これはコアネットワークノードの再割り当て中に実行される可能性があり、新しいコアネットワークノードはUE無線能力IDと対応するUE 無線能力情報との間のマッピングを持たない。コアネットワークの再割り当ては、たとえば、UEが電流コアネットワークのサービスエリア外に移動し、新しいコアネットワークのサービスエリアに移動したとき、UEが最初のRANノードから2番目のRANノードにハンドオーバされたとき、UEがIDLEで、2番目のRANノードに接続したとき、のいずれか1つ以上の状況で発生する可能性がある。
【0116】
別の例では、CN362がUE無線能力IDと対応するUE無線能力情報との間のマッピングを有するとき、S10およびS11は実行されない。
【0117】
これに応答して、S11において、UCMF334は、UE無線能力IDのUE無線能力情報をCN362に提供する。CN362はUE無線能力RIDを記憶し、UE無線能力IDを第1および第2のUE無線能力情報に関連付ける。
【0118】
いくつかの例では、UCMF334がUE無線能力情報をCN362に提供する方法が1つまたは複数の状況に依存する。一例では、1つまたは複数の状況がS10において、CN内のエンティティがUE無線能力情報を要求したことを含む。例えば、UE無線能力情報がCN362内のAMF(アクセスおよびモビリティ管理機能)によって要求され、RAN(AMFによって制御される)が少なくとも1つのgNBと少なくとも1つのng-eNB(E-UTRA-NRデュアルコネクティビティの下で動作するeNB、またはNR-E-UTRAデュアルコネクティビティ)を含む場合、UCMF334は、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方をCN362(例えばAMF)に提供する。別の例では、S10での要求がMMEから発信され、RANノードが1つ以上のeNBと少なくとも1つのen-gNB(E-UTRA-NRデュアルコネクティビティの下で動作するgNB)を含む場合、UCMF334はCN362内のMMEに第1および第2のUE無線能力無報の両方を提供する。別の例では、S10における要求がAMFから発信され、RANが1つまたは複数のgNBのみを含む場合、UCMF334は第1および第2のUE無線能力情報のうちの1つのみをCN362内のAMFに提供する。たとえば、UCMF334は、NRエアインターフェース仕様TS38.331にしたがって従号化されたUE無線能力情報のみを提供する。別の例では、S10における要求がMMEから発信され、RANが1つまたは複数のeNBのみを含む場合、UCMF334は第1および第2のUE無線能力情報のうちの1つのみをCN362内のMMEに提供する。たとえば、UCMF334は、E-UTRAエアインターフェース仕様TS36.331にしたがって従号化されたUE無線能力情報のみを提供する。別の例では、UCMF334が常に、第1および第2のUE無線能力情報の両方をCN362内のAMFまたはMMEに提供することができる。これは、UCMF334における構成および実装までであり得る。
【0119】
いくつかの例では、UCMF334がRATタイプのRANノード2にしたがって彰整を実行するように構成され得る。UCMF334が第1および第2のUE無線能力情報の両方をCN362内のAMFまたはMMEに提供するとき、UCMFは、UE無線能力情報の順序を調整して、RANノード2のRATタイプと整合させることができる。たとえば、UCMF334では、記憶された第1のUE無線能力情報はTS36.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報はTS38.331にしたがって符号化される。いくつかの例では、第2のRANノード307がgNBであるとき、UCMF334はS11でAMFに送信されたメッセージ内の第1のUE無線能力情報に、記憶された第2のUE無線能力情報のコンテンツをコピーする。UCMF334はS11においてAMFに送信されたメッセージ内の第2のUE無線能力情報に、記憶されている第1のUE無線能力情報のコンテンツをコピーする。
【0120】
別の例では、UCMF334において、記憶された第1のUE無線能力情報はTS38.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報はTS36.331にしたがって符号化される。第2のRANノード307がeNBまたはng-eNBである場合、UCMF334はS11においてMMEに送信されたメッセージ内の第1のUE無線能力情報に、記憶されている第2のUE無線能力情報のコンテンツをコピーする。UCMF334はS11においてMMEに送信されたメッセージ内の第2のUE無線能力情報に、記憶されている第1のUE無線能力情報のコンテンツをコピーする。
【0121】
S12において、CN362は、UE無線能力IDのUE無線能力情報を第2のRANノードコ07に提供する。第2のRANノード307はUE無線能力IDを記憶し、UE無線能力IDを第1および第2のUE無線能力情報に関連付ける。
【0122】
いくつかの例では、CN362がRANノードコ07にUE無線能力情報を提供する方法が1つ以上の状況に依存する。一例では、1つ以上の状況がRAN内のどのエンティティがS9でUE無線能力情報を要求したかを含む。たとえば、CN362は、RANノード2のRATタイプに基づいて、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報のうちの1つのみをRANノード2307に提供する。たとえば、RANノード2がgNBである場合、CN362は、NRアクセスエアインターフェース仕様TS38.331にしたがって符号化された無線能力情報のみを提供する。別の例では、CN362が第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方をRANノード2 307に提供することができる。例えば、RANノード2 307は、後に異なるRATタイプを有する別のRANノードが関与するデュアル接続を開始することができる。RANノード2 307はマスターノードとして機能し、異なるRATタイプの別のRANノードをセカンダリノードとして追加することができる。別の例では、CN362が第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方をRANノード2 307に常に与え得る。これは、RANノード2 307における構成および実装次第である可能性がある。
【0123】
いくつかの例では、CN362がたとえば、UCMF334が調整を実行しないとき、RANノード2のRATタイプにしたがって従整を実行するように構成され得る。CN362が第1および第2のUE無線能力情報の両方をRANノード2 307に提供するとき、CN362は、UE無線能力情報の順序を調整して、RANノード2 307のRATタイプと整合させることができる。たとえば、CN362では、記憶または受信された第1のUE無線能力情報はTS36.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報はTS38.331にしたがって符号化される。RANノード2 307がgNBである場合、CN362はS12でRANノード2307に送信されたメッセージ内の第1のUE無線能力情報に、記憶された第2のUE無線能力情報のコンテンツをコピーする。CN362はS12でRANノード2307に送信されたメッセージ内の第2のUE無線能力情報に、記憶されている第1のUE無線能力情報のコンテンツをコピーする。
【0124】
別の例では、CN362において、記憶された第1のUE無線能力情報はTS38.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報はTS36.331にしたがって符号化される。RANノード2 307がeNBまたはng-eNBである場合、CN362はS12でRANノード2307に送信されたメッセージ内の第1のUE無線能力情報に、記憶された第2のUE無線能力情報のコンテンツをコピーする。CN362はS12でRANノード2307に送信されたメッセージ内の第2のUE無線能力情報に、記憶されている第1のUE無線能力情報のコンテンツをコピーする。
【0125】
図3の方法は、RAT間ハンドオーバ(HO)状況に関する。ここで、RAT間再選択(すなわち、セル再選択)に関連する代替例を図4に関して説明する。図4の例では、RANノード1 406がたとえば、LTE eNBであり得、RANノード2 407はたとえば、NR gNBであり得る(またはその逆)。S1~S7およびS9~S12は、図3と同じであるので、簡潔にするために繰り返さない。
【0126】
図4ではS8において、UE402はセル再選択の一部として、第2のRANノード407に登録する。登録またはアタッチ手順の一部として、UE402はUE無線能力IDをコアネットワークCN2462に提供し、CN2462は、UE無線能力IDをRANノード2407に提供する。
【0127】
ここで、図5に関して一例をより詳細に説明するが、この例は現在の「ソース適応対ターゲット」原理を維持することに留意されたい。図5に示されるエンティティは、UE502、eNB506、gNB507、MME532、AMF538、およびUCMF534である。図5の例は、eNB506/MME532(ソース)からgNB507/AMF538(対象)へのハンドオーバの文脈におけるものである。
【0128】
S1において、UE502は、UE無線能力情報をeNB506に提供する。S1で提供されるUE無線能力情報は、TS36.331フォーマットで提供される。説明のために、S1において提供されるUE無線能力情報は、第1のUE無線能力情報と見なされ得る。あるいは、UE502が、TS36.331にしたがって符号化された第1のUE無線能力情報と、TS38.331にしたがって符号化された第2のUE無線能力情報との両方を提供する(またはその逆)。UE502はまた、eNB506からの要求に応じて、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報との両方を提供し得る。たとえば、TS38.331フォーマットで符号化された第2のUE無線能力情報を搬送するTS36.331RRCコンテナである。
【0129】
S2において、eNB506は、受信した第1のUE無線能力情報に基づいて、第2のUE無線能力情報を生成する。第2のUE無線能力情報はS1においてTS36.331にしたがって符号化された第1の能力情報のみをeNB506が受信した場合に、TS38.331フォーマットで符号化される。あるいは、S1において、UE502が第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を提供する場合、S2は実行されない。
【0130】
S3において、eNB506は、第1無線能力情報および第2無線能力情報をMME532に提供する。一例では、eNB506がS1AP UE能力情報インジケーションプロシージャを介してMME532に第1および第2のUE無線能力情報を提供する。例では、S1AP UE CAPABILITY INFO INDICATIONメッセージが第2のUE無線能力情報(たとえば、第2のUE無線能力IE)を含むように強化される。
【0131】
S4において、MMEは、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報をUCMF 534に提供する。いくつかの例では、MMEが、S17リファレンスポイント、例えば、作成辞書エントリ(Create Dictionary Entry)手順を介して、UCMF534に第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報を提供する。例では、作成辞書エントリ要求メッセージが第2のUE無線能力情報要素を含むように拡張されている。例では、UCMF534がピアノードがMME(この場合はMME532)であることを知っている。いくつかの例では、これはUCMF534が実装を通して、ピアノード情報(たとえば、AMFではなくMME)を記憶するためである。したがって、UCMF 534は、第1のUE無線能力情報がTS36.331フォーマットで符号化され、第2のUE無線能力情報がTS38.331フォーマットで符号化されることを知っている。
【0132】
S5に示されるように、UCMF534は次いで、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報を記憶し、それらを記憶し、1つの単一のRAC-IDに関連付ける。一例では、UCMF534が第1のUE無線能力情報がTS36.331フォーマットであり、第2のUE無線能力情報がTS38.331フォーマットであるという情報を記憶する。
【0133】
S6において、UCMF534はRAC-ID(すなわち、第1および第2のUE無線能力情報に関連付けて記憶されたRAC-ID)をMME532に返信する。図示のように、RAC-IDはまた、MME532からeNB506に、およびMME532からUE502にeNB506を介して渡され得る。MME532および球NB506はUE 無線能力ID(RAC-ID)を記憶し、UE無線能力IDを第1および第2のUE無線能力情報に関連付ける。
【0134】
S7において、UE502がgNB507にハンドオーバされると、eNB506(すなわち、ソースRANノード)は、例えば、RAC-IDをソース-ターゲット透過コンテナに含めることによって、ハンドオーバシグナリングにおいてUE無線能力IDをターゲットgNB507に提供する。図5において、簡潔さのために、RAC-IDがS7においてeNB506からgNB507に送信されることが示される。これは、破線の矢印によって概略的に示される。実際の例では、RAC-IDはeNB506からMME532へ、AMF538からgNB507へ送信されることが理解される。言い換えれば、ソース-ターゲット透過コンテナは、MME532およびAMF538を介して、eNB506からgNB507に送信されると考えることができる。
【0135】
S8で、gNB507でRAC-IDを受信し、gNB507が受信したRAC-IDのためのキャッシュされた無線能力情報を持たないとき、gNB507はUE無線能力取得手順を開始し、RAC-IDを提供する。
【0136】
S9で、AMF538は、UCMF534からUE無線能力情報を検索または要求する手順を開始する。たとえば、AMF538は、S8で受信したRAC IDに対してNucmf_UECapabilityManagement Resolveサービス操作を開始する。
【0137】
例では、S9がUE無線能力要求をUCMF534に送信することを含む。要求がAMFから開始されたことを知ると、UCMF534は、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報をAMF538に返信する。これはS10に示されている。UCMF534は、UCMF534がNG-RANノードリgNBであるかng-eNBであるかを知らないとき、第1および第2のUE無線能力情報の両方を提供し得ることに留意されたい。例では、UCMF534が記憶された第2のUE無線能力情報をDicEntryDataのueRadioCapability(TS38.331フォーマット)属性にコピーする。例では、UCMF534はまた、記憶された第1のUE無線能力情報をDicEntryDataの2ndueRadioCapability(TS36.331フォーマット)属性にコピーする。一例では、UCMF534が、例えば、UCMF534がAMF538に接続されたRANノードのタイプを知っているときに、第1および第2のUE無線能力情報のうちの1つのみをAMF538に提供してもよい。別の例では、UCMF534が常に、第1および第2のUE無線能力情報の両方をAMF538に提供し得る。これは、UCMF534における構成および実装までであり得る。
【0138】
この例では、AMF538はピアRANノードがgNBであることを認識している。したがって、この例では、AMF538が第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報のうちの1つのみをgNB507に転送することができる。例えば、gNB507に転送されるUE無線能力情報は、TS38.331フォーマットされる。これはS11に示されている。別の例では、ピアRANノードがng-eNBであるとき、AMF538は(TS36.331フォーマットされた)UE無線能力情報をng-eNBに転送するだけである。一例では、AMF538が、例えば、AMF538がAMF538に接続されたRANノードのタイプを知っているときに、第1および第2のUE無線能力矢報のうちの1つのみをRANノード507に提供してもよい。別の例では、AMF538が常に、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方をRANノードサ07に転送することができる。これは、AMF538における構成および実装次第である。
【0139】
ここで、さらなる例を図6に関してより詳細に説明する。図6に示すエンティティは、UE602、eNB606、gNB607、MME632、AMF638、およびUCMF634である。図6の例は、gNB607/AMF638(ソース)からeNB606/MME632(対象)へのハンドオーバの文脈におけるものである。
【0140】
S1において、UE602は、第1のUE無線能力情報をUE602からgNB607に送信する。S2において提供される第1のUE無線能力情報は、TS38.331フォーマットで提供される。あるいは、UE602が、TS38.331にしたがって符号化された第1のUE無線能力情報と、TS36.331にしたがって符号化された第2のUE無線能力情報との両方を提供する(またはその逆)。UE602はまた、gNB607からの要求に応じて、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を提供し得る。たとえば、TS36.331フォーマットで符号化された第2のUE無線能力情報を搬送するTS38.331RRCコンテナである。
【0141】
S2において、gNB607は、受信された第1のUE無線能力情報に基づいて、第2のUE無線能力情報を生成する。第2のUE無線能力情報は、S1においてgNB607がTS38.331にしたがって従号化された第1の能力情報のみを受信した場合、TS36.331フォーマットで符号化される。あるいは、S1において、UE602が第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を提供する場合、S2は実行されない。
【0142】
S3において、gNB 607は、第1無線曾力情報および第2無線能力情報をAMF 638に提供する。一例では、gNB607がNGAP UE無線能力情報インジケーションプロシージャを介して、第1および第2のUE無線能力情報をAMF638に提供する。例では、NGAP UE無線能力INFO INDICATIONメッセージが第2のUE無線能力情報(例えば、第2のUE無線能力IE)を含むように強化される。
【0143】
S4において、AMF638は、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報をUCMF634に提供する。いくつかの例では、AMF638は、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報を、例えばNucmf_UECapabilityManagement_AssignサービスオペレーションなどのN55参照ポイントを介してUCMF634に提供する。例では、Nucmf_UECapabilityManagement_Assignサービス操作が拡張され、2番目のUE無線能力無栴要素が含まれるようになった。例では、UCMF634はピアノードがAMF(この場合はAMF 638)であることを認識している。いくつかの例では、これはUCMF 634が実装を通して、ピアノード情報(たとえば、MMEではなくAMF)を記憶するためである。したがって、UCMF634は、第1のUE無線能力情報がTS38.331フォーマットで符号化され、第2のUE無線能力情報がTS36.331フォーマットで符号化されることを知っている。あるいは、同じフォーマットがS17基準点(MMEとUCMFとの間)およびN55基準点(AMFとUCMFとの間)の両方において使用されることが定義され得る。例えば、第1のUE無線能力情報はTS38.331フォーマットで符号化され、第2のUE無線能力情報はTS36.331フォーマットで符号化される、またはその逆である。
【0144】
S5に示されるように、UCMF634は次いで、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報を記憶し、それらを記憶し、1つの単一のRAC-IDに関連付ける。一例では、UCMF634が第1のUE無線能力情報がTS38.331フォーマットであり、第2のUE無線能力情報がTS36.331フォーマットであるという情報を記憶する。
【0145】
S6において、UCMF634はRAC-ID(すなわち、第1および第2のUE無線能力情報に関連付けて記憶されたRAC-ID)をAMF638に返信する。図示のように、RAC-IDはまた、AMF638からgNB607に、およびAMF638からUE602に、gNB607を介して渡され得る。AMF638およびgNB607はUE無線能力ID(RAC-ID)を記憶し、UE無線能力IDを第1および第2のUE無線能力情報に関連付ける。
【0146】
S7において、UE602がeNB606にハンドオーバされると、gNB607(すなわち、ソースRANノード)は、例えば、RAC-IDをソースツーターゲットトランスペアレントコンテナに含めることによって、ハンドオーバシグナリングにおいてUE無線能力IDをターゲットgNB606に提供する。図6では、簡潔さのために、RAC-IDがS7においてgNB607からeNB606に送信されることが示されている。これは、破線の矢印によって概略的に示される。実際の例では、RAC-IDがgNB607からAMF638へ、MME632からeNB606へ送信されることが理解される。言い換えれば、ソース-ターゲット透過コンテナは、AMF638およびMME632を介して、gNB607からeNB606に送信されると考えることができる。
【0147】
S8において、eNB606でRAC-IDを受信し、eNB606がUE602のキャッシュされた無線能力情報を持たないとき、eNB606はUE無線能力検索手順を開始し、RAC-IDをMME632に提供する。
【0148】
S9で、MME632は、UCMF634からUE無線能力情報を取得する手順を開始する。たとえば、MME632は、S8で受信したRAC IDに対してクエリ辞書エントリ手順(Query Dictionary Entry)を開始する。
【0149】
例では、クエリ辞書エントリ手順がS9に示すように、UE無線能力IDのUE無線能力情報の要求をUCMF634に送信するMME632を含む。
【0150】
この例では、S9での要求がMMEから開始されたことを知ると、UCMF634は第2のUE無線能力情報(すなわち、TS36.331フォーマット)のみを用いてMME632に応答する。これはS10に示されている。別の例では、UCMF634が第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報との両方をMME632に常に与え得る。これは、UCMF634における構成および実装次第であり得る。
【0151】
S11に示すように、MME632は、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報のうちの1つのみをeNB606に転送することができる。例えば、eNB606に転送されるUE無線能力情報は、TS36.331フォーマットである。別の例では、MME632が第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方をRANノードザ06に常に転送し得る。これは、MME632における構成および実装次第である。
【0152】
ここでは、メッセージと情報要素に対するいくつかの変化について説明する。
【0153】
以下の表1は、S1AP UE CAPABILITY INFO INDICATIONメッセージに第2のUE無線能力情報を追加する例を示す。この表示は、eNBによってMMEに送信され、最初と2番目のUE無線能力無線がMMEに提供される(図5のS3などを参照)。
【表1】
表1において注目すべきは、第2のUE無線能力IE(最後の行)の存在である。
【0154】
表2に第2UE無線能力IEのコンテンツを示す。
【表2】
表2に示すように、2番目のUE無線能力IEはオクテット文字列であり、TS 38.331で定義されているUERadioAccessCapabilityInformationメッセージで構成される。
【0155】
表3にS1AP INITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージのコンテンツを示す。このメッセージはUE 文脈のセットアップを要求するために、MME によってeNB に送信される。同様の変更は、NGAP INITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージにも適用可能である。
【表3】
表3において注目すべきは、第2のUE無線能力情報IEの存在である。
【0156】
表4は、NGAP UE無線能力INFO INDICATIONメッセージのコンテンツを示す。このメッセージは、NG-RANノードによってAMFに送信され、UEに第1および第2の無線能力無線駒報を提供する(図6のS4の例を参照)。
【表4】
表4において注目すべきは、第2のUE無線能力情報IE(最後の行)の存在である。
【0157】
NGAP無線能力CHECK REQUESTメッセージのコンテンツを表5に示す。このメッセージは、AMFによってNG-RANノードリ送信され、UE無線能力無辛MS音声上のネットワーク設定との相溶性を確認する。
【表5】
表5において注目すべきは、第2のUE無線能力情報IE(最後の行)の存在である。
【0158】
NGAP手順において、例えば、NGAP UE能力IDマッピング応答など、新たな第2のUE無線能力IEを追加することが提案される。例では、このメッセージが、UE Capability ID MAPPING REQUESTメッセージの中のNG-RANノードによって示されるUE無線能力IDに関連する第1および第2のUE 無線能力情報を提供するために、AMFによって送信される。このメッセージは、AMF からNG-RANノードに送信される。このメッセージを下の表6に示す。
【表6】
【0159】
上記の表6において参照される第2のUE無線能力IEは、以下の表7においてより詳細に示される。
【表7】
表7の第2のUE無線能力IEはオクテット文字列を含み、TS36.331で定義されるUERadioAccessCapabilityInformationメッセージを含むことに留意されたい。
【0160】
同様の変更は、S1AP手順(S1AP UEケーパビリティIDマッピング応答など) にも適用される。MMEは、例えばUE Capability ID MAPPING REQUESTメッセージにおいて、eNBによって示されるUE無線能力IDに関連する第1および第2のUE 無線能力情報をeNBに提供する手順を開始する。
【0161】
次に、S17インターフェイス(MME-UCMF)メッセージおよびTS 29.674のIEに対する提案された変更について説明する。
【0162】
作成辞書エントリ要求 - 作成辞書エントリ要求は、MMEによってS17インターフェイス経由で送信され、UCMFにディクショナリエントリを作成してから、PLMNによって割り当てられたUE無線能力IDを取得する。作成辞書エントリ要求のIEを以下の表8に示す。メッセージが拡張され、2番目のUE無線能力無報が追加される。
【表8】
表8において注目すべきは、第2のUE無線能力IEの存在である。
【0163】
クエリ辞書エントリ応答は、クエリ辞書エントリ要求への応答としてUCMFによってMMEにS17インターフェイス経由で送信される。メッセージが拡張され、2番目のUE無線能力無報が追加される。
【表9】
表8および表9において参照される第2のUE無線能力IEは、添付の図の図7に示されるように符号化される。第2のUE無線能力IEは、UE無線能力IEのオクテット文字列を含むオクテット文字列として符号化される。図7に示すように、第2のUE無線能力IEは、オクテット5~(n+4)IEで構成される。オクテット1~2は、(xxとして概略的に示される)タイプの情報を与える。オクテット3~4は、長さの情報を与える(この例では長さはnとして概略的に示される)。
【0164】
次に、Nucmf TS29.673の変化について説明する。ディクショナリ登録データ(DicEntryData)の定義を表10に示す。
【表10】
表10において注目すべきは、第2のUE無線能力IEの存在である。
【0165】
ディクショナリエントリ作成データ(DicEntryCreateData)の定義を表11に示す。
【表11】
表11において注目すべきは、第2のUE無線能力IEの存在である。表1~11に関して、存在(またはP)列はIEの各々が必須(M)または任意(O)であり、IEタイプおよび参照列は、TS29.673、TS29.674、TS36.413、TS38.413、TS38.331および/またはTS36.331などの対応する標準文書の対応するIEおよび参照セクションのIEタイプを表す。
【0166】
ここで、UE、RANノード、CNノード、およびUCMFのそれぞれの観点から、説明される方法を見るフローチャートが続く。
【0167】
次に、図8図11のフローチャートによるいくつかの方法について説明する。これらのフローチャートでは、文脈のために、図1のシステムを参照する。それにもかかわらず、図1のエンティティへの言及は、後続の図のいずれかにおける当量エンティティに等しく適用可能であり得ることが理解される。たとえば、UE102への参照は、図3のUE302、図4のUE402、図5のUE502、図6のUE602などにも適用可能であり得る。同様に、RANノード106(例えば、図1のRANノード106への参照は、図3のRANノード306等に等しく適用可能である)、RANノード107等の他のエンティティについても、他のエンティティについて同様に適用可能である。
【0168】
[UE]
図8は、本開示のいくつかの例示的な実施形態によるUEにおいて実装される方法のフローチャートである。本方法はたとえば、図1に示されるようにUE 102において実装され得る。説明のために、方法800は、図1を参照して説明される。
【0169】
ブロック810で、UE102は、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を提供する要求をRANノード106から受信する。
【0170】
ブロック820において、UE102は、第1のRATにしたがって符号化された第1のUE無線能力情報と、第2のRATにしたがって符号化された第2のUE無線能力情報との両方をRANノードケ06に送信する。一例では、第1のUE無線能力情報はTS36.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報はTS38.331にしたがって符号化される。別の例では、第1のUE無線能力情報はTS38.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報はTS36.331にしたがって符号化される。
【0171】
別の例ではUE102が提案されたUE方法を実装しないレガシーUEである場合、UEは第1のRATにしたがって乗1のUE無線能力情報を提供するだけである。
【0172】
[RANノード]
図9は、本開示のいくつかの例示的な実施形態による、RANノードにおいて実装される方法のフローチャートである。本方法はたとえば、図1に示されるように、RANノード106において実装され得る。説明のために、方法900は、図1を参照して説明される。
【0173】
ブロック910で、RANノード106は、UE102に第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を提供するように要求する。これは、RRCシグナリングによって実装され得る。一例では、RRC UECapabilityEnquiryメッセージは、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を提供するようにUEに要求するフラグによって強化することができる。
【0174】
ブロック920において、UE102は、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を提供する。一例では、第1のUE無線能力情報が、第1のRAT、たとえば、LTE TS36.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報は第2のRAT、たとえば、NR TS38.331にしたがって符号化される。別の例では、第1のUE無線能力情報は、第1のRAT、たとえば、NR TS38.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報は第2のRAT、たとえば、LTE TS36.331にしたがって符号化される。
【0175】
別の例では、UE102が提案されたUE方法を実装しないレガシーUEである場合、UEは第1のRATにしたがって第1のUE無線能力情報を提供するだけである。RANノード106は、第2のUE無線能力情報(UE102用)を生成する。第2のUE無線能力情報は、第2のRATにしたがって符号化される。一例では、第1のRATはE-UTRAアクセスであり、第2のRATはNRアクセスである。別の例では、第1のRATはNRアクセスであり、第2のRATはE-UTRAアクセスである。
【0176】
ブロック930において、RANノード106は、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方をコアネットワークノードに提供する。一例では、コアネットワークノードはMMEであり、RANノードはS1インターフェイスを介して、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方をコアネットワークノードMMEに提供する。例えば、S1AP UE CAPABILITY INFO INDICATIONメッセージは、第2のUE無線能力情報を含むように拡張される。
【0177】
別の例では、コアネットワークノードはAMFであり、RANノード106は第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を、N2インターフェイスを介してコアネットワークノードAMFに提供する。例えば、NGAP UE無線能力INFO INDICATIONメッセージは、第2のUE無線能力情報を含むように強化される。
【0178】
RANノード106は、コアネットワークからUE無線能力IDを受信する。RANノード106は、UE無線能力IDと、コアネットワークノードに対する第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報の両方との間の関連付けを記憶する。
【0179】
ブロック940において、別のRANノード107は、UE無線能力IDとUE無線能力情報との間のマッピングの欠如に起因して、UE無線能力取得手順を開始する。これは、UE102がマッピング情報を有しないターゲットRANノードωのハンドオーバ中であるか、またはUEがセル再選択を実行したときに起こり得る。取得手順の結果として、RANノード107は、コアネットワークノードから第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報の一方または両方を受信する。一例では、第1のUE無線能力情報は、第1のRAT、たとえば、LTE TS36.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報は第2のRAT、たとえば、NR TS38.331にしたがって符号化される。別の例では、第1のUE無線能力情報は、第1のRAT、たとえば、NR TS38.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報は第2のRAT、たとえば、LTE TS36.331にしたがって符号化される。別の例では、第1のUE無線能力情報がRATタイプのRANノード107と整合する。
【0180】
図10は本開示のいくつかの例示的な実施形態による、CNノード(たとえば、AMFまたはMME)において実装される方法のフローチャートである。この方法は図1に示すように、CNノード132において実施することができる。たとえば、CNノード132は、AMFまたはMMEを備え得る。説明のために、方法1000は、図1を参照して説明される。
【0181】
ブロック1010において、CNノード132は、RANノード106から第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を受信する。一例では、コア・ネットワーク・ノードはMMEであり、RANノード106はS1インターフェイスを介して、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方をコア・ネットワーク・ノードMMEに提供する。例えば、S1AP UE CAPABILITY INFO INDICATIONメッセージは、第2のUE無線能力情報を含むように拡張される。
【0182】
別の例ではコアネットワークノードはAMFであり、RANノードは第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を、N2インターフェイスを介してコアネットワークノードAMFに提供する。例えば、NGAP UE 無線能力 INFO INDICATIONメッセージは、第2のUE無線能力情報を含むように強化される。
【0183】
コアネットワークノード132は、受信した第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報をUCMFに転送する。
【0184】
ブロック1020で、CNノード132は、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方に関連付けられたUE無線能力IDを受信する。CNノード132は、受信したUE無線能力IDと、第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報の両方との間のマッピングを保存する。CNノード132は、UE無線能力IDをRANノード106に送信する。
【0185】
ブロック1030で、UE無線能力IDとUE無線能力情報との間のマッピングの欠如により、CNノード132はUE能力検索手順を開始する。これは、UE102がハンドオーバ中であるとき、またはUE102がマッピング情報を有さないターゲットCNノードへのセル再選択を実行したときに起こり得る。検索手順の結果として、CNノードは、UCMFから第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の一方または両方を受信する。一例では、第1のUE無線能力情報が第1のRAT、たとえば、LTE TS36.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報は第2のRAT、たとえば、NR TS38.331にしたがって符号化される。別の例では、第1のUE無線能力情報が第1のRAT、たとえば、NR TS 38.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報は第2のRAT、たとえば、LTE TS36.331にしたがって符号化される。
【0186】
ブロック1040で、CNノード132は、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の一方または両方をRANノードに提供する。一例では、第1のUE無線能力情報が第1のRAT、たとえば、LTE TS36.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報は第2のRAT、たとえば、NR TS38.331にしたがって符号化される。別の例では、第1のUE無線能力情報が第1のRAT、たとえば、NR TS 38.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報は第2のRAT、たとえば、LTE TS36.331にしたがって符号化される。別の例では、第1のUE無線能力情報がRATタイプのRANノードと整合する。
【0187】
別の例では、CNノード132が、例えば、RANノードのRATタイプにしたがって、第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報のうちの1つのみをRANノードに提供してもよい。提供されるUE無線能力情報は、RATタイプのRANノードと整合する。
【0188】
図11は、本開示のいくつかの例示的な実施形態による、UCMFにおいて実装される方法のフローチャートである。この方法は図1に概略的に示されるようにUCMF 134において実施することができる。説明のために、方法1100は、図1を参照して説明される。
【0189】
ブロック1110で、UCMFノード134は、CNノード132から第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を受信する。一例では、コアネットワークノードはMMEであり、UCMF134はS17インターフェイスを介して、コアネットワークノードMMEから第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を受信する。たとえば、S17作成辞書エントリCRequestメッセージは、2番目のUE無線能力無報を含むように拡張されている。
【0190】
別の例では、コアネットワークノード132はAMFであり、UCMF 134はN55インターフェイスを介してコアネットワークノードAMFから第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の両方を受信する。例えば、DicEntryDataは、第2のUE無線能力情報を含むように強化される。
【0191】
UCMF134は、UE 無線能力RIDを第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報の両方に関連付ける。UE無線能力IDは、コアネットワークノード132、RANノード106およびUE102に提供される。
【0192】
ブロック1120で、UCMF134は、コアネットワークノードケ32からUE能力検索要求を受信する。検索手順の結果として、UCMFは、UCMFから第1のUE無線能力情報と第2のUE無線能力情報の一方または両方を提供する。一例では、第1のUE無線能力情報が第1のRAT、たとえば、LTE TS 36.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報は第2のRAT、たとえば、NR TS 38.331にしたがって符号化される。別の例では、第1のUE無線能力情報が第1のRAT、たとえば、NR TS38.331にしたがって符号化され、第2のUE無線能力情報は第2のRAT、たとえば、LTE TS36.331にしたがって符号化される。
【0193】
別の例では、UCMFノード134が第1のUE無線能力情報および第2のUE無線能力情報のうちの1つのみをコアネットワークノード132(AMFまたはMME)に提供してもよい。
【0194】
いくつかの例で使用され得る可能な無線通信デバイスが、通信デバイス1200の概略部分断面図を示す図12を参照して、ここでより詳細に説明される。そのような通信装置はしばしば、ユーザ機器(UE)または端末と呼ばれる。適切なモバイル通信デバイスは、無線信号を送受信することが可能な任意の装置によって提供され得る。非限定的な例は、移動局(MS)または携帯電話または「スマートフォン」として知られるもののような移動装置、無線インタフェースカードまたは他の無線インターフェイス設備(例えば、USBドングル)を備えたコンピュータ、個人データアシスタント(PDA)または無線通信機能を備えたタブレット、またはこれらのいずれかの組合せを含む。移動通信装置は、例えば、音声、電子メール、テキストメッセージ、マルチメディアなどの通信を運ぶためのデータの通信を提供することができる。したがって、ユーザは、自分の通信装置を介して多数のサービスを提供され、提供されることがある。これらのサービスの非限定的な例は、双方向通話または多方向通話、データ通信またはマルチメディアサービス、あるいは単にインターネットのようなデータ通信ネットワークシステムへのアクセスを含む。また、ブロードキャストまたはマルチキャストデータをユーザに提供することもできる。コンテンツの非限定的な例は、ダウンロード、テレビおよびラジオ番組、ビデオ、広告、様々な警告、および他の情報を含む。
【0195】
無線通信デバイスはたとえば、モバイルデバイス、すなわち、特定のロケーションに固定されていないデバイスであり得るか、または静止デバイスであり得る。ワイヤレスデバイスは通信のために人間の対話を必要とすることがあり、または通信のために人間の対話を必要としないことがある。本教示では、UEまたは「ユーザ」という用語が任意のタイプの無線通信デバイスを指すために使用される。
【0196】
ワイヤレスデバイス1200は、受信するための適切な装置を介して空気または無線インターフェイス1207を介して信号を受信し得、無線信号を送信するための適切な装置を介して信号を送信し得る。図12において、トランシーバ装置は、ブロック1206によって概略的に示される。送受信機1206は例えば、無線部および関連するアンテナ配置の手段によって提供されてもよい。アンテナ構成は、無線装置に内部または外部に配置することができる。
【0197】
無線装置は、典型的には、少なくとも1つのデータ処理エンティティ1201、少なくとも1つのメモリ1202、および、ハードウェア支援実行で使用するための他の可能なコンポーネント1203を提供される。これは、アクセスシステムおよび他の通信装置へのアクセスおよび通信の制御を含み、実行するように設計される。データ処理、記憶、および他の関連する制御装置は、適切な回路基板上および/またはチップセット内に設けることができる。この特徴は、参照番号1204で示される。ユーザは、画面1205、ボイスコマンド、タッチ感知もしくはパッド、またはそれらの組合せなどの好適なユーザインターフェースの手段によって、ワイヤレス装置の動作を制御することができる。表示装置1208、スピーカおよびマイクロホンも設けることができる。さらに、無線通信デバイスは、他の装置への、および/または外部アクセサリ、たとえばハンズフリー機器をそれに接続するための適切なコネクタ(有線またはワイヤレスのいずれか)を備え得る。
【0198】
図13は、例えば、RANノード、例えば、eNBまたはgNBなどの基地局、クラウドアーキテクチャの中央ユニット、またはMMEまたはAMFまたはS-GWなどのコアネットワークのノード、スペクトル管理エンティティなどのスケジューリングエンティティ、またはサーバまたはホストなど、アクセスシステムの局に結合され、および/または局を制御するための、通信システムのための制御装置の例を示す。また、制御装置は例えば、UCMFを備えてもよい。制御装置は、コアネットワークまたはRANのノードまたはモジュールと一体化されてもよく、またはその外部にあってもよい。いくつかの例では、基地局が別個の制御装置ユニットまたはモジュールを備える。他の例では、制御装置が無線ネットワークコントローラまたはスペクトルコントローラなどの別のネットワーク要素であり得る。いくつかの例では、各基地局が無線ネットワークコントローラ内に提供される制御装置と同様に、そのような制御装置を有し得る。制御装置1300は、システムのサービスエリア内の通信に関する制御を提供するように構成することができる。制御装置1300は、少なくとも1つのメモリ1301と、少なくとも1つのデータ処理ユニット1302、1303と、入出力インターフェイス1304とを備える。インターフェイスを介して、制御装置は、基地局の受信機および送信機に結合することができる。受信器および/または送信機は、無線フロントエンドまたは遠隔無線ヘッドとして実装され得る。例えば、制御装置1300またはプロセッサ1301は、制御機能を提供する適切なソフトウェアコードを実行するように構成することができる。
【0199】
一般に、様々な態様は、ハードウェアまたは専用回路、ソフトウェア、ロジック、またはそれらの任意の組合せで実装されることができ、本発明のいくつかの態様は、ハードウェアで実装され得るが、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、または他の計算装置によって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実装され得るが、本発明はそれらに限定されない。本発明の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして、または何らかの他の図表現を使用して図示および目的され得るが、本明細書で目的するこれらのブロック、装置、システム、技術または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路または論理、汎用ハードウェアもしくはコントローラ、または他の計算装置、あるいはそれらの何らかの組合せで実装され得ることが十分に理解される。
【0200】
本出願で使用される場合、「回路」という用語は以下のうちの1つまたは複数またはすべてを指し得る。
(a)ハードウェア専用回路実装(アナログおよび/またはデジタル回路のみにおける実装など)および
(b)ハードウェア回路およびソフトウェアの組合せ、例えば(適用可能な)、
(i)ソフトウェア/ファームウェアとのアナログおよび/またはデジタルハードウェア回路の組合せ、および
(ii)ソフトウェア(デジタル信号プロセッサを含む)とのハードウェアプロセッサの任意の部分、ソフトウェア、およびメモリの組合せであって、携帯電話またはサーバなどの装置に様々な機能を実行させるように協働するもの、ならびに
(c)動作のためにソフトウェア(例えば、ファームウェア)を必要とするマイクロプロセッサ(複数可)または、マイクロプロセッサ(複数可)の一部などのハードウェア回路およびプロセッサ(複数可)を指すが、ソフトウェアは動作のために必要でないときには存在しない場合がある。回路のこの定義は、任意の特許請求の範囲を含む、本出願におけるこの用語の全ての使用に適用される。さらなる例として、本出願で使用されるように、回路という用語は、単にハードウェア回路もしくはプロセッサ(または複数のプロセッサ)、またはハードウェア回路もしくはプロセッサの一部、およびそれ(またはそれらの)付随するソフトウェアおよび/またはファームウェアの実装も包含する。回路という用語は。例えば、特定の請求項要素に適用可能な場合、サーバ、セルラーネットワークデバイス、または他のコンピューティングもしくはネットワークデバイスにおけるモバイルデバイスまたは同様の集積回路のためのベースバンド集積回路またはプロセッサ集積回路も包含する。
【0201】
本発明の実施形態は、プロセッサエンティティ内などのモバイル装置のデータプロセッサによって実行可能なコンピュータソフトウェアによって、またはハードウェアによって、あるいはソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実行可能なコンピュータソフトウェアによって実現することができる。ソフトウェアルーチン、アプレットおよび/またはマクロを含む、プログラム製品とも呼ばれるコンピュータソフトウェアまたはプログラムは、装置読み取り可能な任意のデータ記憶媒体に記憶することができ、特定のタスクを実行するためのプログラム命令を含む。コンピュータプログラム製品はプログラムが実行されるとき、実施形態を実行するように構成される、1つ以上のコンピュータ実行可能構成要素を含むことができる。1つ以上のコンピュータ実行可能コンポーネントは、少なくとも1つのソフトウェアコードまたはその一部であってもよい。
【0202】
さらに、この点に関して、図のような論理フローの任意のブロックは、プログラムステップ、または相互接続された論理回路、ブロックおよび機能、またはプログラムステップと論理回路、ブロックおよび機能の組合せを表し得ることに留意されたい。このソフトウェアは、メモリチップなどの物理媒体、またはプロセッサ内に実装されたメモリブロック、ハードディスクまたはフロッピー(登録商標)ディスクなどの磁気媒体、およびたとえばDVDやそのデータ変異体などの光学媒体に格納することができる。物理媒体は、非一時的媒体である。
【0203】
メモリはローカル技術環境に適した任意のタイプのものとすることができ、半導体ベースのメモリ、磁気メモリおよびシステム、光メモリおよびシステム、固定メモリおよび取り外し可能メモリなどの任意の適切なデータ記憶技術を使用して実装することができる。データプロセッサは、ローカル技術環境に適した任意のタイプであってもよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGA、ゲートレベル回路、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つまたは複数を備えてもよい。
【0204】
本発明の実施形態は、集積回路モジュールなどの様々な部品において実施することができる。集積回路の設計は高度に自動化された処理によるものであり、大規模である。論理レベルの設計を、エッチングされ、半導体基板上に形成される準備ができている整った半導体回路設計に変換するための、複雑で強力なソフトウェアツールが利用可能である。
【0205】
前述の説明は、非限定的な例として、本発明の例示的な実施形態の完全かつ有益な説明を提供してきた。しかしながら、添付の図面および付随の請求項を熟読する際に、前述の説明を考慮して、種々の修正および適合が、当業者に明白になるのであろう。しかしながら、本発明の教示の全てのそのような同様の修正は、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲内に依然として含まれる。実際、1つ以上の実施形態と、先に論じた他の実施形態のいずれかとの組み合わせを含むさらなる実施形態が存在する。
図1
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13