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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-07
(45)【発行日】2024-10-16
(54)【発明の名称】和装ハンガー
(51)【国際特許分類】
   A47G 25/34 20060101AFI20241008BHJP
   A47G 25/28 20060101ALI20241008BHJP
   A47F 7/19 20060101ALI20241008BHJP
【FI】
A47G25/34
A47G25/28 Z
A47F7/19 A
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021015611
(22)【出願日】2021-02-03
(65)【公開番号】P2022118842
(43)【公開日】2022-08-16
【審査請求日】2024-01-22
(73)【特許権者】
【識別番号】521052322
【氏名又は名称】伊藤 肇
(74)【代理人】
【識別番号】100092727
【弁理士】
【氏名又は名称】岸本 忠昭
(74)【代理人】
【識別番号】100146891
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 ひろ美
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 肇
【審査官】渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-183008(JP,A)
【文献】実開昭62-098576(JP,U)
【文献】実開昭62-129964(JP,U)
【文献】実開昭55-000232(JP,U)
【文献】実開昭59-010747(JP,U)
【文献】特開2006-102484(JP,A)
【文献】特開2020-054566(JP,A)
【文献】登録実用新案第3174531(JP,U)
【文献】登録実用新案第3002489(JP,U)
【文献】登録実用新案第3122062(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G25/14-25/92
A47F 7/00- 7/30
D06F57/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体部と、
前記枠体部から第1方向へ向けて延びる一対の第1アーム部と、
前記枠体部から前記第1方向とは反対の第2方向へ向けて延びる第2アーム部,第3アーム部,及び第4アーム部と、を備え、
前記一対の第1アーム部は、前記第1及び前記第2方向に垂直な第3方向に隙間を空けて相互に平行に延び、
前記第2アーム部は前記一対の第1アーム部よりも下方に位置し、前記第3アーム部は前記第2アーム部よりも下方に位置し、前記第4アーム部は前記第3アーム部よりも下方に位置し、
前記枠体部は、上下方向に延びる支持部と、前記支持部の上端部から斜め上方に向かって延びる中間部と、を有し、
前記中間部は前記一対の第1アーム部を片持ち状に支持し、
前記支持部は前記第2~第4アーム部を片持ち状に支持し、
背縫い線及び左右の脇縫い線を折り目として畳まれた着物の両肩へ前記一対の第1アーム部がそれぞれ挿入され、前記着物の身頃が前記第4アーム部の下方に掛け回された後に前記第2アーム部又は前記第3アーム部に掛け回されて垂下する状態となるように前記着物が掛けられる和装ハンガー。
【請求項2】
前記第2アーム部及び前記第3アーム部は、平面視において前方に湾曲する円弧形状を有し、
前記第4アーム部は、前記枠体部から直線状に延びる請求項1に記載の和装ハンガー。
【請求項3】
前記第1~第3アーム部の長さ寸法は360mm~400mmであり、
前記第4アーム部は前記第3アーム部よりも長く、前記第4アーム部と前記第3アーム部の長さ寸法の差は38mm~42mmである請求項1又は2に記載の和装ハンガー
【請求項4】
前記第2アーム部よりも上方位置において前記枠体部に着脱可能に装着される帯掛け用の支持部材を更に備え
前記支持部材は平面視略L字形状であり、前記枠体部に着脱自在に装着される基部と、前記基部から前記第2方向に直線状に延びる第5アーム部と、を有し、
前記第2方向において、前記第1~3アーム部と前記第5アーム部は略同一寸法を有し、
上下方向において、前記一対の第1アーム部から前記第2アーム部までの距離は270mm~330mmであり、前記支持部材が前記枠体部に装着された状態における前記第2アーム部から前記第5アーム部までの距離は15mm~25mmである請求項1~3の何れかに記載の和装ハンガー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、着物を掛けるための和装ハンガーに関する。
【背景技術】
【0002】
店頭等に着物を並べる際には、和装ハンガーが備える棒状の腕部に両袖を広げた状態で着物を掛けて展示したり、本畳みされた状態の着物を床に並べたりしていた。また、着物をコンパクトに収納するための和装ハンガーが種々提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3174531号公報
【文献】特開2020-121191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、着物を着付ける際にはお端折りをすることから、着物の身丈はお端折り部分を考慮して長く設定されており、図柄も身頃の下方部分に多く施されている。よって、顧客が鏡に向かって着姿を確かめる際には、着物を身体に当ててお端折り部分をたくし上げる必要があり、着姿をイメージしにくかった。
【0005】
また、着物を本畳み状態で陳列するには広いスペースを確保する必要があり、一度広げた着物を畳み直すのに手間がかかるといった問題があった。上記特許文献に開示の和装ハンガーを用いれば、着物をコンパクトに陳列することは可能であるものの、これらは収納を目的とするものであり、これらの和装ハンガーに掛けられたままの状態では着物の着姿をイメージするのは困難であった。
【0006】
本発明は、着姿に似た状態で着物を掛けられる和装ハンガーの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に掛かる和装ハンガーは、枠体部と、前記枠体部から第1方向へ向けて延びる一対の第1アーム部と、前記枠体部から第2方向へ向けて延びる第2アーム部,第3アーム部,及び第4アーム部と、を備え、前記第2アーム部は前記一対の第1アーム部よりも下方に位置し、前記第3アーム部は前記第2アーム部よりも下方に位置し、前記第4アーム部は前記第3アーム部よりも下方に位置し、着物の両肩へ前記一対の第1アーム部がそれぞれ挿入され、前記着物の身頃が前記第4アーム部の下方に掛け回された後に前記第2アーム又は前記第3アーム部に掛け回されて垂下する状態となるように前記着物が掛けられる。
【0008】
なお、上記着物には、縫製済みの着物と、仮縫い状態の仮絵羽とよばれる着物が含まれる。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る和装ハンガーには、着物の両肩に一対の第1アーム部がそれぞれ挿入され、身頃が第4アーム部の下方に掛け回された後に第2アーム又は第3アーム部に掛け回されて垂下する状態となるように着物が掛けられる。これにより、縫製済みの着物であれば第3アーム部に掛け回されることでお端折り部分が、仮縫い状態の仮絵羽であれば第2アーム部に掛け回されることでお端折り部分と内揚げ部分がたくし上げられた状態で吊されることになり、着姿を再現した状態で着物を和装ハンガーに吊すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態にかかる和装ハンガーの正面図。
図2図1に示す和装ハンガーの斜視図。
図3図1に示す和装ハンガーに縫製済みの着物を吊す行程を説明する図。
図4図1に示す和装ハンガーに縫製済みの着物を吊す行程を説明する図であり、(a)は表側を示す図、(b)は裏側を示す図。
図5図1に示す和装ハンガーに縫製済みの着物を吊す行程を説明する図であり、(a)は表側を示す図、(b)は裏側を示す図、(c)は図5(a)のVc-Vc線断面を模式的に示す図。
図6図1に示す和装ハンガーの使用状態を示す図であって、(a)は帯を掛けた状態を示す図、(b)は図6(a)のVIb-VIb線断面を模式的に示す図。
図7】(a)は、図1に示す和装ハンガーに縫製済みの着物を身頃の柄を多く見せる方法で吊す方法を説明する模式図、(b)は、図1に示す和装ハンガーに仮絵羽を着姿を再現した状態で吊す方法を説明する模式図、(c)は、図1に示す和装ハンガーに仮絵羽を身頃の柄を多く見せる方法で吊す方法を説明する模式図。
図8】本発明の実施形態の変形形態に係る和装ハンガーを示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る和装ハンガーについて説明する。図1及び図2を参照して、本実施形態に係る和装ハンガー1は、枠体部2と、枠体部2から右方(幅方向D1における一側方(第1方向))へ片持ち状に延びる一対の第1アーム部3と、枠体部2から左方(幅方向D1における他側方(第2方向))へ片持ち状に延びる第2,第3,第4アーム部4,5,6と、枠体部2に着脱自在に装着される帯掛け用の支持部材7と、を備える。枠体部2は、正面視において円弧状に延びる掛止部21と、第2~第4アーム部4~6を支持する支持部22と、掛止部21と支持部22との間に位置し第1アーム部3を支持する中間部23と、を有する。
【0012】
支持部22は上下方向D2に棒状に延び、中間部23は掛止部21の基端部から支持部22の上端部まで斜め下方に向かって棒状に延びている。
【0013】
一対の第1アーム部3は厚み方向D3に隙間G1を空けて相互に平行に延び、その自由端3aは下方に向かって湾曲している。第2アーム部4は第1アーム部3よりも下方に位置し、第1アーム部3との間には所定の間隔が空いている。また、第2アーム部4は平面視において前方に湾曲する円弧形状を有し、その自由端4aは下方に向かって湾曲している。第3アーム部5は、第2アーム部4よりも下方に位置し、第2アーム部4との間には所定の隙間G2が空いている。また、第3アーム部5は第2アーム部4と同一形状を有している。即ち、第3アーム部5は平面視において前方に湾曲する円弧形状を有し、その自由端5aは下方に向かって湾曲している。第4アーム部6は、第3アーム部5よりも下方に位置し、第3アーム部5との間には所定の隙間G3が空いている。第4アーム部6は枠体部2から直線状に延びている。
【0014】
また、第1~第3アーム部3~5は幅方向D1において略同一寸法を有し、第1アーム部3の自由端3aは、支持部22と上下方向D2において実質一致し、第1アーム部3の基端部は第2,第3アーム部4,5の自由端4a,5aと上下方向D2において実質一致している。第4アーム部6は、第2,第3アーム部4,5よりも若干長く延びている。
【0015】
支持部材7は平面視略L字形状であり、枠体部2に着脱自在に装着される基部71と、基部71から略直角に直線状に延びる第5アーム部72と、を有する。第5アーム部72は幅方向D1において第1~第3アーム部3~5と略同一寸法を有し、支持部材7を枠体部21に所定の通りに装着すると、第5アーム部72は第2アーム部4の前上方に間隔を空けて位置する。なお、支持部材7を枠体部2に着脱自在に装着するための機構に制限はない。
【0016】
次に、このように構成された和装ハンガー1の使用方法について説明する。本実施形態の和装ハンガー1は着物を掛ける為のハンガーであり、この着物には、縫製済みの完成品としての着物に加え、仮縫い状態の仮絵羽と呼ばれる着物が含まれる。ここではまず、縫製済みの着物Kを着姿に似せて掛ける場合について説明する。
【0017】
まず、着物Kを図3に示すように背縫い線Ka及び左右の脇縫い線Kbを折り目として身頃K1が重なるように畳んで床に置く。支持部材7は枠体部21から外しておく。次に、図4に示すように、一対の第1アーム部3を着物Kの両肩部分に挿入し、中間部23以下の部位は着物Kの裏側(下側)に回しておく。図5に示すように、着物Kの身頃K1を第4アーム部6の下方に表側から裏側へ掛け回し、第3アーム部5と第4アーム部6の間の隙間G3へ裏側から表側へ通し、第2アーム部4と第3アーム部5の間の隙間G2へ表側から裏側へ通すようにして第3アーム部5の上側に掛け回して後側に垂らす。これにより、着物Kは、身頃K1のお端折りに相当する部分(腰部分)がたくし上げられた様になる。そして、この状態で掛止部21をラック等(図示せず)に掛止すれば良い。
【0018】
よって、顧客等は上述のようにして和装ハンガー1に着物Kが掛けられ状態のままで着姿を確認できる。また、このように和装ハンガー1に掛かったままの状態の着物Kを手に取り鏡の前で身体に当ててみることができ、従来の様にお端折り部分を手でたくし上げる必要がない。
【0019】
また、着物Kに帯を合わせた着姿を確認したい場合には、図6に示すように支持部材7を枠体部2に装着し、支持部材7の第5アーム部72に二つ折りにした帯Bを引っかければよい。帯Bは第5アーム部72に引っかけるだけで良いため、様々な帯Bと着物Kとの組み合わせを容易に試すことができる。
【0020】
以上、縫製済みの着物Kを着姿に似せて掛ける方法について説明したが、着物Kの身頃K1の柄を多く見せたい場合には、図7(a)に示すように、身頃K1を第2アーム部4と第3アーム部5の間の隙間G2へ表側から裏側へ通し、第4アーム部6の下方に裏側から前方へ掛け回し、第3アーム部5と第4アーム部6の隙間G3に表側から裏側へ通し、隙間G2に裏側から表側へ通す様にして第3アーム部5に上側に裏側から掛け回して前側へ垂らす。これにより、丈の長さは図5に示す方法で掛けた場合と変わらないものの、図5に示す方法と比較して身頃K1の下方部分がより多く前面に現れることから、身頃K1の柄をより多く見せることができる。
【0021】
次に、図7(b)、(c)を参照して和装ハンガー1に仮絵羽Eを掛ける場合について説明する。まず、仮絵羽Eを着姿に似せて掛ける場合には、図7(b)に示す様に掛ける。この場合は図5に示す掛け方と同様であるが、図5においては第3アーム部5に身頃K1を掛け回して裏側へ垂らしたのに対し、図7(b)においては仮絵羽Eの身頃E1を第3アーム部5に代えて第2アーム部4に掛け回して裏側へ垂らす。仮絵羽Eの身頃E1は、着物Kの身頃K1と比較して、内揚げが施されていない分だけ丈が長いことから、第3アーム部5に代えて第2アーム部4に身頃E1を掛け回すことで、お端折りと内揚げに相当する部分がたくし上げられた様になる。
【0022】
同様に、仮絵羽Eの身頃E1の柄を多く見せたい場合には、図7(c)に示す様に掛ける。即ち、仮絵羽Eの身頃E1を第4アーム部6の下方に裏側から前方へ掛け回し、第3アーム部5と第4アーム部6の間の隙間G3に表側から裏側へ通し、第2アーム部4の上側に裏側から掛け回して前側へ垂らす。これにより、丈の長さは図7(b)に示す方法で掛けた場合と変わらないものの、図7(b)に示す方法と比較して身頃E1の下方部分がより多く前面に現れることから、身頃E1の柄をより多く見せることができる。
【0023】
このように、本実施形態に係る和装ハンガー1によれば、お端折り部分を折り畳んだ状態で着物Kを吊すことができ、またお端折り部分と内揚げ部分を折り畳んだ状態で仮絵羽Eを吊すことができるので、着物(縫製済みの着物K及び仮縫い状態の仮絵羽E)の着姿をイメージしやすくできる。また、第2及び第3アーム部4,5は前方に湾曲する円弧形状を有しているため、胴回りの膨らみを再現できる。更に、第1~第3アーム部3~5の自由端3a,4a,5aは下方に向かって湾曲しているため、自由端3a,4a,5aによる着物へのダメージを抑制できる。
【0024】
また、中間部23は掛止部21の基端部から支持部22の上端部まで斜めに延びていることから、和装ハンガー1を斜めに傾けても着物(着物K、仮絵羽E)がずり落ちるのを防止できる。
【0025】
ここで、和装ハンガー1における好適な各種寸法は次の通りである。図1を参照して、掛止部21の幅方向D1中央部から第1アーム部3までの上下方向D2における距離L1は、85mm~95mm程度であるのが好ましく、90mm程度であるのがより好ましい。また、上下方向D2における第1アーム部3から第2アーム部4までの距離L2は270mm~330mm程度であるのが好ましく、300mm程度であるのがより好ましい。上下方向D2における第2アーム部4から第3アーム部5までの距離L3は85mm~95mm程度であるのが好ましく、90mm程度であるのがより好ましい。上下方向D2における第3アーム部5から第4アーム部6までのL4は135mm~145mm程度であるのが好ましく、140mm程度であるのがより好ましい。
【0026】
更に、上下方向D2における第2アーム部4から第5アーム部72までの距離L5は15mm~25mm程度であるのが好ましく、20mm程度であるのがより好ましい。幅方向D1における第1~第3アーム部3~5の長さ寸法L6は、360mm~400mm程度であるのが好ましく、380mm程度であるのが更に好ましい。幅方向D1における第3アーム部5と第4アーム部6の長さ寸法の差L7は38mm~42mm程度であるのが好ましく、40mm程度であるのが更に好ましい。
【0027】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る和装ハンガーについて図8を参照して説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態の和装ハンガー1と実質同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明は省略する。
【0028】
図8に示す様に、本実施形態に係る和装ハンガー101は上述の和装ハンガー1と類似であるが、中間部23に代えて中間部123を備える点で和装ハンガー1と異なる。中間部123は上下方向D2に直線状に延びており、中間部123と支持部22が連続した直線を構成している。よって、第1アーム部3と第2~第4アーム部6は枠体部2から同一方向に延びる。かかる構成を有する和装ハンガー101においても、上述した和装ハンガー1とほぼ同一の効果が得られる。
【0029】
以上、本発明の実施形態に係る和装ハンガーについて添付の図面を参照して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形、修正が可能である。
【0030】
例えば、掛止部21の形状は図1に示す形状に限定されず、ラック等にバランス良く掛止できるものであればどのような形状であっても構わない。
【0031】
また、中間部23,123は直線状である必要はなく、第1アーム部3の基端と支持部22の上端とを接続できればその形状に制限はなく、例えば湾曲状やクランク状のものであっても良い。
【0032】
上記実施形態において、第2及び第3アーム部4,5は平面視において前方に湾曲する円弧形状を有するが、第2及び第3アーム部4,5は必ずしもこのような円弧形状を有する必要はなく、平面視直線状であってもよい。また、第2及び第3アーム部4,5に加えて第4アーム部6も平面視において前方に湾曲する円弧形状としても良い。
【符号の説明】
【0033】
1,101 和装ハンガー
枠体部
3 第1アーム部
4 第2アーム部
5 第3アーム部
6 第4アーム部
21 掛止部
22 支持部
23,123 中間部
K 縫製済の着物

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8