(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-07
(45)【発行日】2024-10-16
(54)【発明の名称】誘導システム
(51)【国際特許分類】
G05D 1/46 20240101AFI20241008BHJP
【FI】
G05D1/46
(21)【出願番号】P 2022177883
(22)【出願日】2022-11-07
【審査請求日】2024-01-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000232807
【氏名又は名称】三菱ロジスネクスト株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000475
【氏名又は名称】弁理士法人みのり特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】卯路 彰
【審査官】牧 初
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/230539(WO,A1)
【文献】特開2020-149497(JP,A)
【文献】特開2021-175042(JP,A)
【文献】特開2022-118330(JP,A)
【文献】特開2017-76084(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0186964(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05D 1/00- 1/87
G08G 1/00-99/00
G01C 21/00-21/36
G01C 23/00-25/00
B64U 10/00-80/86
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設内において、誘導対象者を目的地に誘導する誘導システムであって、
ホバリング可能な複数の無人飛行体と、
管理装置と、
各種案内を記憶する案内記憶部と、を備え、
前記無人飛行体は、
光もしくは画像またはその両方を投影する投影部を有し、
前記管理装置は、
施設マップを記憶するマップ記憶部と、
前記誘導対象者の位置と、前記目的地の位置と、前記施設マップとに基づいて、前記誘導対象者を前記目的地に誘導するためのルートを決定するルート決定部と、
決定された前記ルート上における各前記無人飛行体の配置位置を決定する配置決定部と、
前記誘導対象者の人物情報を取得する人物情報取得部と、
取得された前記人物情報に基づいて、前記人物情報に対応する案内を決定する案内決定部と、
投影制御部と、を有し、
前記複数の無人飛行体は、前記配置位置でホバリングしながら光もしくは画像またはその両方を投影して前記誘導対象者を誘導し、
前記投影制御部は、前記案内決定部によって決定された前記案内を、少なくとも1つの前記無人飛行体の前記投影部に投影させる、誘導システム。
【請求項2】
前記案内決定部は、さらに、前記決定されたルートに基づいて、前記ルートの各位置に対応する前記案内を決定し、
前記投影制御部は、前記誘導対象者の位置に基づいて、前記決定された案内を前記投影部に表示させる、請求項1に記載の誘導システム。
【請求項3】
前記管理装置は、発光制御部をさらに備え、
前記無人飛行体は、複数の色を発光可能な発光部をさらに有し、
前記発光制御部は、前記人物情報に基づいて、前記発光色を決定し、前記決定した発光色を前記発光部に発光させる、請求項1に記載の誘導システム。
【請求項4】
無人搬送車をさらに備え、
前記無人飛行体は、前記無人搬送車の走行を停止させる停止指令部をさらに有する、請求項1に記載の誘導システム。
【請求項5】
前記ルート決定部は、さらに、前記人物情報に基づいて、前記ルートを決定する、請求項1に記載の誘導システム。
【請求項6】
前記投影制御部は、前記人物情報に基づいて、光の色または画像の色をそれぞれ異ならせて前記投影部に投影させる、請求項1に記載の誘導システム。
【請求項7】
前記投影制御部は、前記ルート上における屈曲位置、前記目的地の位置および他の位置に応じて、光の色または画像の色をそれぞれ異ならせて前記投影部に投影させる、請求項1に記載の誘導システム。
【請求項8】
前記投影制御部は、前記誘導対象者と所定の距離内になった前記無人飛行体の投影を停止させる、請求項1に記載の誘導システム。
【請求項9】
前記無人飛行体は、スピーカをさらに有し、
前記管理装置は、さらに、音声制御部を有し、
前記音声制御部は、屈曲位置および前記目的地の位置のいずれかまたは両方を前記スピーカに報知させる、請求項1に記載の誘導システム。
【請求項10】
前記無人飛行体は、スピーカをさらに有し、
前記管理装置は、音声制御部をさらに有し、
前記音声制御部は、前記施設マップと、取得された前記人物情報とに基づいて、所定の音声を前記スピーカに出力させる、請求項1に記載の誘導システム。
【請求項11】
前記無人飛行体は、スピーカをさらに有し、
前記管理装置は、音声制御部をさらに有し、
前記音声制御部は、屈曲位置および前記目的地の位置のいずれかまたは両方を前記スピーカに報知させ、
前記投影制御部は、前記誘導対象者と所定の距離内の前記無人飛行体に投影させず、
前記音声制御部は、投影をしない前記無人飛行体の前記スピーカによって報知する、請求項1に記載の誘導システム。
【請求項12】
マイクをさらに備え、
前記無人飛行体は、スピーカをさらに有し、
前記管理装置は、音声制御部をさらに有し、
前記音声制御部は、前記マイクによって集音された声を前記スピーカによって前記誘導対象者に出力する、請求項1に記載の誘導システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無人飛行体によって誘導対象者を誘導する誘導システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示のように、地面に画像を投影する投影部を備えた無人飛行体が知られている。この無人飛行体は、複数のプロペラと、プロペラによる飛行を制御する制御部と、人感センサと、を備えており、人感センサによって人を検知すると、矢印や文字等の画像を地面に投影する。
【0003】
ところで、フォークリフトといった搬送車などが走行する施設内において、見学者などの外部の者を目的地に誘導する場合、この者と搬送車との衝突を回避するためには、複数の通路から所定の通路を選択して誘導する方が好ましい。しかしながら、上記無人飛行体は、単に、方向を示すだけであり、誘導される者と搬送車との衝突を回避することについては考慮されていない。また、上記無人飛行体は、所定の位置で情報を提示するだけであるので、誘導された者が提示された方向に進み、その後、目的地を見失うおそれがある。さらに、見学者といった外部の者を目的地に誘導する場合、施設内における注意事項などの情報を提供しながら誘導する方が好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、無人飛行体を使用して、誘導対象者を目的地まで適切に誘導することができ、しかも誘導対象者に情報を案内することができる誘導システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る誘導システムは、
施設内において、誘導対象者を目的地に誘導する誘導システムであって、
ホバリング可能な複数の無人飛行体と、
管理装置と、
各種案内を記憶する案内記憶部と、を備え、
無人飛行体は、光もしくは画像またはその両方を投影する投影部を有し、
管理装置は、
施設マップを記憶するマップ記憶部と、
誘導対象者の位置と、目的地の位置と、施設マップとに基づいて、誘導対象者を目的地に誘導するためのルートを決定するルート決定部と、
決定されたルート上における各無人飛行体の配置位置を決定する配置決定部と、
誘導対象者の人物情報を取得する人物情報取得部と、
取得された人物情報に基づいて、人物情報に対応する案内を決定する案内決定部と、
投影制御部と、を有し、
複数の無人飛行体は、配置位置でホバリングしながら光もしくは画像またはその両方を投影して誘導対象者を誘導し、
投影制御部は、案内決定部によって決定された案内を、少なくとも1つの無人飛行体の投影部に投影させる、ことを特徴とする。
【0007】
上記誘導システムは、好ましくは、
案内決定部が、さらに、決定されたルートに基づいて、ルートの各位置に対応する案内を決定し、
投影制御部が、誘導対象者の位置に基づいて、決定された案内を投影部に表示させる。
【0008】
上記誘導システムは、好ましくは、
管理装置が、発光制御部をさらに備え、
無人飛行体が、複数の色を発光可能な発光部をさらに有し、
発光制御部が、人物情報に基づいて発光色を決定し、決定した発光色を発光部に発光させる。
【0009】
上記誘導システムは、好ましくは、
無人搬送車をさらに備え、
無人飛行体が、無人搬送車の走行を停止させる停止指令部をさらに有する。
【0010】
上記誘導システムは、好ましくは、
ルート決定部が、さらに、人物情報に基づいて、ルートを決定する。
【0011】
上記誘導システムは、好ましくは、
投影制御部が、人物情報に基づいて、光の色または画像の色をそれぞれ異ならせて投影部に投影させる。
【0012】
上記誘導システムは、好ましくは、
投影制御部が、ルート上における屈曲位置、目的地の位置および他の位置に応じて、光の色または画像の色をそれぞれ異ならせて投影部に投影させる。
【0013】
上記誘導システムは、好ましくは、
投影制御部が、誘導対象者と所定の距離内になった無人飛行体の投影を停止させる。
【0014】
上記誘導システムは、好ましくは、
無人飛行体が、スピーカをさらに有し、
管理装置が、さらに、音声制御部を有し、
音声制御部が、屈曲位置および目的地の位置のいずれかまたは両方をスピーカに報知させる。
【0015】
上記誘導システムは、好ましくは、
無人飛行体が、スピーカをさらに有し、
管理装置が、音声制御部をさらに有し、
音声制御部が、施設マップと、取得された人物情報とに基づいて、所定の音声をスピーカに出力させる。
【0016】
上記誘導システムは、好ましくは、
無人飛行体が、スピーカをさらに有し、
管理装置が、音声制御部をさらに有し、
音声制御部が、屈曲位置および目的地の位置のいずれかまたは両方をスピーカに報知させ、
投影制御部が、誘導対象者と所定の距離内の無人飛行体に投影させず、
音声制御部が、投影をしない無人飛行体のスピーカによって報知する。
【0017】
上記誘導システムは、好ましくは、
マイクをさらに備え、
無人飛行体が、スピーカをさらに有し、
管理装置が、音声制御部をさらに有し、
音声制御部が、マイクによって集音された声をスピーカによって誘導対象者に出力する。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係る誘導システムは、誘導対象者を目的地まで適切に誘導することができ、しかも情報を案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の一実施形態に係る誘導システムの斜視図である。
【
図2】
図1に示された誘導システムを示し、Aは側面図であり、Bは平面図である。
【
図3】
図1に示された誘導システムのブロック図である。
【
図4】
図1に示された無人飛行体を示す拡大斜視図である。
【
図5】A~Fは、無人飛行体が投影する画像の例を示す図である。
【
図6】各エリアにおける無人飛行体の案内の様子を示す図である。
【
図7】Aは無人飛行体から投影された光の像の例を示し、Bは無人飛行体から投影された別の光の像の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係る誘導システムの一実施形態について説明する。本実施形態では、誘導対象者Pは、フォークリフトの製造工程およびフォークリフトの製品の案内をされる一般来客者3人としている。これら誘導対象者Pの最終目的地はフォークリフトの製造エリアE1を上から一望できる「見学エリア」としているが、誘導対象者Pの中間目的地としては、「製品紹介エリアE2」としている。そして、
図1および
図2における無人飛行体2が誘導する目的地は、中間目的地(製品紹介エリアE2)としている。ただし、これは単なる一例であって、例えば、目的地は、他のエリアや他の部屋であってもよい。また、誘導対象者Pは3人としているが、これも単なる一例であって、誘導対象者Pは、1人でも4人以上でもよく人数は特に限定されない。なお、本明細書では、誘導対象者Pは、3人のうち先頭の誘導対象者Pを対象として記載している。
【0021】
また、本実施形態では、誘導対象者Pは、セキュリティカードを所持しており、このセキュリティカードには、RFIDタグが貼付されている。RFIDタグには、誘導対象者Pの人物情報、目的地などの情報が予め記憶されている。
【0022】
図1および
図2は、本発明の一実施形態に係る誘導システムSを示し、
図1は斜視図であり、
図2Aは側面図であり、
図2Bは平面図である。各図において、X軸およびY軸は水平方向を示し、Z軸は上下方向を示しており、各軸は互いに直交している。また、
図3は、誘導システムSのブロック図である。
【0023】
図1~
図3に示すように、誘導システムSは、読取機1と、複数の無人飛行体2(2a、2b、2c、2d)と、無人搬送車3と、管理装置5と、第1マイク6と、を備えている。
図1において無人飛行体2は、9つ示されているが、本発明に係る無人飛行体の数はこれに限定されない。製造エリアE1では、フォークリフトが製造されており、製品紹介エリアE2では、フォークリフトが紹介されている。製造エリアE1、製品紹介エリアE2、見学エリア(
図6参照)において、ガイド者Gが配置されているがこれも単なる一例であって、ガイド者Gはいなくてもよい。以下では、目的地の手前の位置を「目的地の位置」という。また、ガイド者Gは、第1マイク6(
図3参照)を装着している。第1マイク6が集音した音声は、無人飛行体2に送信されるよう構成されている。
【0024】
<読取機>
図3に示すように、読取機1は、人物情報取得部10と、目的地取得部11と、位置検出部12と、を有する。
【0025】
読取機1は、施設内の複数の所定位置に配置されている。本実施形態では、読取機1は、RFIDリーダで構成されている。また、読取機1は、管理装置5と通信可能に構成されている。
【0026】
人物情報取得部10は、誘導対象者Pの人物情報を取得する。誘導対象者Pの人物情報としては、例えば、氏名、誘導対象者Pの所属部署、誘導対象者Pが施設内の者か否か、誘導対象者Pのセキュリティレベル等でもよい。本実施形態では、人物情報は、誘導対象者Pが社内関係者、業者、一般来客者または会社見学者であるかといった情報を含む。ここでいう業者とはフォークリフトの部品等の製造・納入に係るサプライヤであり、一般来客者とは製品の商談に係る客などであり、会社見学者とは市民、学生、就活生などであるが、単なる一例であって本発明の誘導対象者Pはこれに限定されない。なお、上述したように、本実施形態に係る誘導対象者Pは、一般来客者としている。
【0027】
人物情報取得部10は、RFIDタグを読み取ることにより、誘導対象者Pの人物情報を取得する。取得された誘導対象者Pの人物情報は、管理装置5に送信される。人物情報取得部10は、読取機1に含まれているが単なる一例であって、RFIDリーダとは別個に構成され、例えば、誘導対象者Pの入力を受ける入力部を有し、入力された情報によって誘導対象者Pの人物情報を取得してもよい。
【0028】
目的地取得部11は、誘導対象者PのRFIDタグを読み取ることにより、誘導対象者Pの目的地の情報を取得する。目的地の情報としては、目的地の座標といった位置情報でもよい。取得された目的地の情報は、管理装置5に送信される。目的地取得部11は、読取機1に含まれているが単なる一例であって、RFIDリーダとは別個に構成され、例えば、誘導対象者Pの入力を受ける入力部を有し、入力された情報によって目的地の情報を取得してもよい。
【0029】
位置検出部12は、誘導対象者PのRFIDタグを読み取ることにより、公知の技術によって誘導対象者Pの位置を検出する。なお、位置検出部12は、読取機1に含まれているが単なる一例であって、RFIDリーダとは別個に構成され、例えば、公知の技術によって誘導対象者Pが保持する携帯端末からの電波の強さや到達時間の違いから誘導対象者Pの位置を検出する機器として構成されてもよい。検出された誘導対象者Pの位置は、管理装置5に送信される。
【0030】
<無人飛行体>
図4に示すように、無人飛行体2は、いわゆるドローンと称される飛行体であって、本体20と、本体20の四方に配置された4つのプロペラ21と、プロペラ21を回転させる動力部(図示略)と、発光部22と、を有する。
【0031】
発光部22は、LEDを有する複数の発光部材から構成され、本体20の側面に配置されている。発光部22は、複数の色を発光可能に構成されている。なお、発光部22の本構成は単なる一例であって、本発明の発光部22はこれに限定されない。発光部22は、誘導対象者Pが離れた位置からでも発光部22の色を確認できるよう、十分に明るさを調整されている。
【0032】
図3に示すように、無人飛行体2は、さらに、飛行制御部23と、第1記憶部24と、投影部25と、スピーカ26と、停止指令部27と、を備えている。無人飛行体2は、管理装置5と通信可能に構成されている。
【0033】
飛行制御部23は、無人飛行体2の位置を公知技術によって検出するとともに、プロペラ21の回転を制御し、無人飛行体2を管理装置5から受信した配置位置まで飛行させたり、配置位置でホバリングさせたりする。
【0034】
第1記憶部24は、誘導対象者Pを誘導するための誘導画像を記憶している。誘導画像は、
図2Bに示すように、直進する方向を示す第1画像D1と、方向転換する位置(本発明の「屈曲位置」に相当)および進行方向を示す第2画像D2と、目的地を示す第3画像D3とを含む。以下では、第1、第2および第3画像D1、D2、D3をまとめて誘導画像Dということがある。
【0035】
第1および第2画像D1、D2の矢印は進行方向を示し、第3画像D3の矢印は目的地の方向を示している。第1、第2および第3画像D1、D2、D3の形状、大きさおよび色は、それぞれ異なっていることが好ましいが、例えば、形状、大きさおよび色のいずれかが異なっていてもよい。本実施形態に係る第1、第2および第3画像D1、D2、D3は、色違いの円と、円の中に配置された色違いの矢印とによって構成されている。
【0036】
第1記憶部24は、例えば、誘導画像Dの色をセキュリティレベルごとに複数記憶していてもよい。この場合、セキュリティレベルは、施設内の者か否かによって異ならせてもよい。これにより、誘導対象者P以外の施設内にいる者は、誘導画像Dを見れば、誘導されている者が施設内の者か否かを認識することができる。
【0037】
第1記憶部24は、さらに、誘導対象者Pを誘導するための第1音声V1を記憶している。第1音声V1は、「○m」、「先を左折です」、「先、目的地です」、「この先、障害物があります」、「ご注意ください」、「〇〇は立入禁止です」等を含む。また、第1記憶部24は、後で説明する無人搬送車3を停止させるための第2音声V2を記憶している。第2音声V2は、「停止してください」等を含む。
【0038】
投影部25は、本実施形態では、プロジェクタによって構成されている。投影部25は、本体20の下面に配置されており、
図1および
図2Aに示すように、誘導画像Dを下方に向かって投影する。投影された誘導画像Dは、
図2Bに示すように、床面に表示される。本実施形態では、投影部25は、無人飛行体2の直下に誘導画像Dを投影する。また、投影部25は、後で説明するように案内GIも投影する。
【0039】
スピーカ26は、本体20に配置されており、第1音声V1、第2音声V2を誘導対象者P、無人搬送車3それぞれに向かって出力する。
【0040】
停止指令部27は、後で説明する管理装置5から無人搬送車3の位置を受信し、無人飛行体2の所定の距離内に進入した無人搬送車3に停止指令を出力する。本実施形態では、停止指令部27は、「停止してください」の第2音声V2をスピーカ26に出力させる。ただし、停止指令部27の本構成は単なる一例であって、例えば、停止指令部27は、スピーカ26を介さずに無人搬送車3を停止させるための停止信号を無人搬送車3に直接送信するよう構成されていてもよい。
【0041】
<無人搬送車>
図2Aおよび
図2Bに示すように、無人搬送車3は、車輪と、車体と、車体の前方に配置されたフォークと、を有するフォークリフトの無人搬送車3で構成されている。ただし、本構成は、単なる一例であって、本発明の無人搬送車3は、これに限定されない。無人搬送車3は、管理装置5と通信可能に構成されている。無人搬送車3は、施設内で荷役作業を行うよう構成されている。
【0042】
図3に示すように、無人搬送車3は、さらに、車位置検出部30と、駆動部31と、駆動制御部32と、停止指令受信部33と、を有する。
【0043】
車位置検出部30は、無人搬送車3の位置を検出するとともに、検出した無人搬送車3の位置を管理装置5に送信する。
【0044】
駆動制御部32は、駆動部31を制御して車輪を回転させたり、停止させたりする。
【0045】
停止指令受信部33は、本実施形態では、第2マイク(図示略)を有し、スピーカ26から第2音声V2を受信すると、停止信号を駆動制御部32に送信する。駆動制御部32は、停止信号を受信すると、駆動部31を制御して車輪の回転を停止させて、無人搬送車3の走行を停止させる。停止指令部27がスピーカ26を介さずに停止信号を送信するよう構成されている場合、停止指令受信部33は、単なる受信機で構成され、受信した停止信号を駆動制御部32に送信する。
【0046】
無人搬送車3は、自律して動作する無人モードのみを備えたフォークリフトであるが、単なる一例であって、本発明に係る無人搬送車3はこのフォークリフトに限定されない。無人搬送車3は、例えば、有人無人兼用のフォークリフトであってもよく、この場合、無人搬送車3は、自律して動作する無人モードと、オペレータの操作によって動作する有人モードとを有する。
【0047】
<管理装置>
管理装置5は、例えば、サーバコンピュータであって、不図示の記憶手段および演算手段を有する。記憶手段には、サーバコンピュータを本実施形態に係る管理装置5として機能させるためのプログラムが記憶されている。
【0048】
図3に示すように、管理装置5は、第2記憶部50と、ルート決定部51と、配置決定部52と、案内決定部53と、投影制御部54と、音声制御部55と、発光制御部56と、を備えている。
【0049】
第2記憶部50は、施設マップと、各種案内と、無人搬送車3に係る荷役スケジュールと、を記憶している。第2記憶部50は、本発明の案内記憶部と、マップ記憶部と、を兼ねている。
【0050】
施設マップには、通行路の位置、障害物の位置、セキュリティレベルごとのエリア情報が含まれている。また、施設マップには、通行路の幅も記憶されている。本実施形態では、管理装置5は、複数の無人搬送車3を管理しており、第2記憶部50は、各無人搬送車3に係る荷役スケジュールを記憶している。さらに、第2記憶部50は、誘導対象者Pの氏名と、誘導対象者Pのセキュリティレベルとを対応付けて記憶していてもよい。
【0051】
各種案内には、例えば、「本日はご来社くださりありがとうございます」といった誘導対象者Pに対する挨拶や、施設における注意事項、製品ごとの説明、製品・部品ごとのこだわり、最新技術などが含まれている。第2記憶部50は、これら案内を文字データまたは画像データとして記憶している。本実施形態では、第2記憶部50は、案内を画像データとして記憶している。これら各種案内は、業者、一般来客者、会社見学者といった人物情報ごとに紐づけて記憶されている。この紐づけは、人物情報に基づく、製品に係る情報をどの程度開示すべきか否かの判断によって決定されていてもよい。
【0052】
ルート決定部51は、誘導対象者Pの位置と、目的地の位置と、施設マップとに基づいて、誘導対象者Pが目的地へと向かうルート(以下、単に「ルート」という)を決定する。
【0053】
ルート決定部51は、例えば、誘導対象者Pと目的地とを結ぶ最短のルートを決定したり、または、取得された人物情報に基づいて、誘導対象者Pが施設内の機密エリアを通らないようルートを決定したり、外部の者にとって危険なゾーンを回避するようルートを決定したりしてもよい。
【0054】
また、ルート決定部51は、誘導対象者Pのルートと、複数の無人搬送車3の通行ルートとが重ならないようにルートを決定する。ルート決定部51は、例えば、荷役スケジュールに基づく複数の無人搬送車3が走行する時刻を考慮してルートを決定したり、複数の無人搬送車3の現在位置に基づいて、リアルタイムでルートを更新したりしてもよい。
【0055】
配置決定部52は、決定されたルート上における各無人飛行体2の配置位置を決定する。より詳細には、配置決定部52は、ルート上における屈曲位置、目的地位置にそれぞれ無人飛行体2を配置するとともに、その他の位置にも無人飛行体2を配置する。また、配置決定部52は、複数の無人飛行体2間の水平距離およびホバリング高さH(以下、単に「高さH」という)が一定になるよう配置位置を決定する。無人飛行体2の高さHは、誘導対象者Pの前方の視界を遮らないよう、誘導対象者Pの頭部位置よりも高い方が好ましい。無人飛行体2間の水平距離は、例えば、1m~10mの間で固定されていてもよい。本実施形態では、当該水平距離Q1は、5mに構成されている。
【0056】
案内決定部53は、取得された人物情報および決定されたルートに基づいて、誘導対象者Pに対する案内を決定する。また、この案内は、ルートの各位置に対応するよう決定される。例えば、案内決定部53は、誘導対象者Pが社外の者である場合、誘導開始位置においては、注意事項に関する案内を決定したり、製造エリアE1の近傍では、製造に関する案内や部品に関する案内を決定したり、製品紹介エリアE2の近傍では、製品に関する案内を決定したりする。また、案内決定部53は、誘導対象者Pが社内の者である場合、注意事項や製品に関する案内をしないよう決定したり、異なる案内をするよう決定したりしてもよい。
【0057】
投影制御部54は、
図2Aに示すように、所定の距離Q1をおいて等間隔に配置された無人飛行体2に
図2Bに示された第1、第2および第3画像D1、D2、D3を投影させる。これにより、誘導システムSは、誘導画像Dを所定の距離Q2をおいて等間隔で床面に表示させることができる。また、誘導システムSは、当該距離Q2を所定の距離で固定しているので、誘導画像Dの数によって、屈曲位置、目的地までの距離を誘導対象者Pに直感的に認識させることができる。
【0058】
投影制御部54は、
図2Bに示すように、ルート上における直進位置、屈曲位置および目的地の位置に応じて、第1、第2および第3画像D1、D2、D3を投影部25に投影させる。第1、第2および第3画像D1、D2、D3の色は互いに異なっているので、誘導システムSは、各位置で表示された誘導画像Dの色によって、誘導対象者Pに直進位置、屈曲位置、目的地をそれぞれ認識させることができ、単に形状を異ならせた誘導画像Dよりも直感的に各位置を認識させることができる。本実施形態では、各位置に対応する第1、第2および第3画像D1、D2、D3が予め無人飛行体2の第1記憶部24に記憶されているので、投影制御部54は、直進位置、屈曲位置および目的地に配置された無人飛行体2の投影部25を制御して、各位置に対応する誘導画像Dを投影させる。
【0059】
また、投影制御部54は、第1、第2および第3画像D1、D2、D3を進行方向に流れるように周期的に点滅させて、その流れ点滅効果によって誘導対象者Pを誘導させてもよい。または、投影制御部54は、第1画像D1のみを流れ点滅させ第2画像D2および第3画像D3は、点灯させておいてもよい。さらに、投影制御部54は、第2および第3画像D2、D3のみを点滅させてもよい。投影制御部54は、このように、第1、第2および第3画像D1、D2、D3全体を特定のパターンで点滅させたり、第1、第2および第3画像D1、D2、D3をそれぞれ異なるパターンで点灯、点滅させたりすることにより、誘導対象者Pに直感的にルートの方向、各位置関係等を認識させることができる。
【0060】
さらに、投影制御部54は、誘導対象者Pの位置に基づいて、案内決定部53によって決定された案内GIを少なくとも1つの無人飛行体2に投影させる。具体的には、投影制御部54は、誘導対象者Pが案内GIを表示する位置(以下、「案内位置」という)よりも所定の距離以上離れたところにいる間は、
図5Aに示すように、誘導画像Dを投影部25に投影させておき、誘導対象者Pと案内位置との距離が所定の距離内になると、
図5B~
図5Fに示すように、ルートの各位置に対応する案内GIを投影部25に投影させる。例えば、投影制御部54は、
図5Bの案内GIを誘導開始位置で投影させ、
図5Cの案内GIを誘導開始位置や注意事項に関連する位置で投影させ、
図5Dの案内GIを製造エリアE1で投影させ、
図5E、
図5Fの案内GIを製品紹介エリアE2で投影させてもよい。また、例えば、投影制御部54は、誘導対象者Pと案内位置との距離が5m以内になると、案内GIを投影部25に投影させてもよい。
【0061】
また、投影制御部54は、誘導対象者Pの前方数メートルの位置において画像なしスペースQ3を設け、その画像なしスペースQ3上方の無人飛行体2aに誘導画像Dを投影させない。これは、誘導対象者Pの視線が下方に集中し、誘導対象者Pが前方を認識できなくなることを防止するためである。すなわち、投影制御部54は、画像なしスペースQ3を設けることにより、誘導対象者Pの視線を前方に向かせ、歩行中の安全性を向上させる。なお、誘導対象者Pが移動することにより画像なしスペースQ3もそれに伴って移動するので、投影制御部54は、画像なしスペースQ3上方内に位置することになった無人飛行体2の投影をさらに停止させる。ただし、投影制御部54は、画像なしスペースQ3上方であっても無人飛行体2に案内GIを投影させる。
【0062】
さらに、投影制御部54は、誘導対象者Pのセキュリティレベルに基づいて、誘導画像Dの色を異ならせたり、誘導画像Dの点滅パターンを変更してもよい。これにより、誘導対象者P以外の者に、施設外の者が来たことを間接的に報知することができる。
【0063】
音声制御部55は、画像なしスペースQ3の上方に配置された無人飛行体2のスピーカ26を制御して、屈曲位置および目的地のいずれかまたは両方ならびにその他の情報を、誘導対象者Pに報知させる。報知させる第1音声V1は、例えば、「15m先を左折です」、「30m先、目的地です」、「この先、障害物があります。ご注意ください」などでもよい。当該第1音声V1は、第1記憶部24に記憶されている「○m」、「先を左折です」、「先、目的地です」、「この先、障害物があります。」、「ご注意ください」などを適宜組み合わされ生成されてもよい。誘導システムSは、これら第1音声V1による報知によって、誘導対象者Pにさらに直感的に屈曲位置、目的地などを認識させることができる。
【0064】
また、音声制御部55は、施設マップと、取得された人物情報とに基づいて、所定の第1音声V1をスピーカ26に出力させる。例えば、音声制御部55は、誘導対象者Pが施設外部の者であり、ルートの左側が立ち入り禁止になっている場合、「左側は立入禁止です」との第1音声V1をスピーカ26に出力させてもよい。
【0065】
さらに音声制御部55は、第1マイク6によって集音された音声V3をスピーカ26によって誘導対象者Pに出力する。これにより、音声制御部55は、ガイド者Gの声を誘導対象者Pに届けることができる。その結果、誘導対象者Pは、ガイド者Gに近づかなくても部品の説明、製品の説明などを聞くことができるので、誘導システムSは、感染症対策としても有効であり、誘導対象者Pに安心感を与えることもできる。
【0066】
また、音声制御部55は、誘導対象者Pと案内位置との距離が所定の距離内になると、第1マイク6からの音声V3を少なくとも1つの無人飛行体2のスピーカ26によって誘導対象者Pに出力するよう構成されてもよい。
【0067】
さらに、例えば、管理装置5は、案内記憶部(第2記憶部50)に音声による案内(以下、「案内音声」という)を記憶しておき、その案内音声を無人飛行体2のスピーカ26によって出力するよう構成されていてもよい。案内音声は、例えば、部品に関する案内、製品に関する案内などに対応する音声であって、ガイド者Gの代わりに音声によって誘導対象者Pに案内するための音声である。この場合、音声制御部55は、誘導対象者Pの位置、施設マップ、人物情報に基づき、スピーカ26によって案内音声を誘導対象者Pに出力する。この場合、ガイド者Gはいなくてもよい。
【0068】
発光制御部56は、人物情報に基づいて、発光色を決定し、決定した発光色を発光部22に発光させる。発光制御部56は、誘導対象者Pのセキュリティレベルに基づいて、発光色を異ならせてもよい。これにより、誘導対象者P以外の者に、施設外の者が来たことを間接的に報知することができる。また、発光制御部56は、ルート上における直進位置、屈曲位置および目的地の位置に応じて、発光色を異ならせてもよい。これにより、誘導システムSは、誘導画像Dだけでなく発光色の色から直感的に屈曲位置、目的地などを誘導対象者に認識させることができる。
【0069】
図1および
図6を参照して、配置決定部52によって配置された各無人飛行体2の役割について改めて説明する。誘導対象者Pの前方2つの無人飛行体2aは、誘導画像Dを投影せず、第1音声V1によって誘導対象者Pを誘導する。無人飛行体2aと屈曲位置との間、および屈曲位置と目的地との間に配置された無人飛行体2bは、第1画像D1を投影し、誘導対象者Pを誘導する。そして、屈曲位置、目的地にそれぞれ配置された無人飛行体2c、2dは、第2および第3画像D2、D3を投影し屈曲位置および目的地をそれぞれ示して、誘導対象者Pを誘導する。
【0070】
これにより、誘導システムSは、誘導対象者Pを目的地まで適切に誘導することができ、しかも、目的地までの距離および方向等を誘導対象者Pに直感的に認識させることもできる。さらに、誘導システムSは、無人飛行体2を固定距離Q1ごとに配置し、それによって誘導画像Dを固定距離Q2ごとに床面に表示させるので、誘導対象者Pの視認性を向上させることができる。加えて、誘導システムSは、無人搬送車3の荷役スケジュールに基づいてルートを決定したり、無人搬送車3をルート手前で停止させたりすることにより、無人搬送車3と誘導対象者Pとが衝突することを防止することができる。
【0071】
また、
図6に示すように、無人飛行体2は、製造エリアE1では、各部品や製造方法に関するこだわりなどの案内GIを投影し、製品紹介エリアE2では、製品の概要、最新技術の案内GIなどを投影し、製造エリアE1を上から一望できる見学エリアでは、製造の工程についての案内GIを投影する。さらに、無人飛行体2は、ガイド者Gの声を集音して音声V3をスピーカ26によって出力することにより、ガイド者Gによる案内を誘導対象者Pに適切に伝えることもできる。
【0072】
また、誘導システムSによれば、目的地まで有人による案内が不要になるので、昨今の人材不足を補うとともに人件費を削減することもできる。さらに、誘導システムSによれば、有人による案内をしないことにより、感染症対策としても誘導対象者Pに安心感を与えることもできる。
【0073】
以上、本発明の一実施形態に係る誘導システムSについて説明してきたが、本発明に係る誘導システムSは、上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態は、以下のように変形されてもよく、また、以下変形例と組み合わせて実施されてもよい。
【0074】
<変形例>
(1)誘導システムSは、
図7Aおよび
図7Bに示すように、第1、第2および第3画像D1、D2、D3の代わりに単純な丸い光の像D4、D5、D6や矢印の光の像D7、D8、D9を誘導画像Dとして、無人飛行体2に投影させてもよい。この場合、誘導システムSは、
図7Aおよび
図7Bに示すように、ルート上における屈曲位置、目的地および他の位置に応じて、当該光の像の大きさ、色および形状をそれぞれ異ならせてもよい。光の像D4、D7は進行方向を示し、光の像D5、D8は屈曲位置と進行方向を示し、光の像D6、D9は目的地と載置位置とをそれぞれ示している。
【0075】
(2)誘導システムSは、誘導対象者Pの位置を施設内に設けられたカメラや無人飛行体2に設けたカメラによって認識してもよい。この場合、誘導システムSは、位置検出部12を備えなくてもよい。
【0076】
(3)誘導システムSは、誘導画像Dを、例えば、第1画像D1のみで構成し、屈曲位置および目的地に投影された第1画像D1を点滅させることにより誘導対象者Pに屈曲位置および目的地を認識させてもよい。さらに誘導システムSは、スピーカ26が出力する音声をブザー、チャイム等によって構成し、その音声によって屈曲位置および目的地を誘導対象者Pに報知してもよい。
【0077】
(4)投影制御部54は、画像なしスペースQ3を必ずしも設けなくてもよい。この場合、投影制御部54は、無人飛行体2が役割を終えて移動するとき、投影部25による投影を停止させる。これにより、誘導システムSは、無人飛行体2が役割を終えて移動するとき、他の無人飛行体2による誘導を阻害し誘導対象者Pを混乱させることを防止することができる。
【0078】
(5)無人飛行体2は、誘導対象者P以外の者を認識するためのカメラを有し、停止指令部27は、誘導対象者P以外の者が無人飛行体2の所定の距離内に進入したとき、「ご注意ください」の音声をスピーカ26に出力させてもよい。これにより、無人飛行体2の直下に人が進入することを防止し、事故により無人飛行体2が落下した際に、無人飛行体2が人の上に落下することを防止することができる。
【0079】
(6)無人搬送車3は、カメラを有し、床面に投影された誘導画像Dを認識することができるよう構成され、かつ、誘導画像Dを認識すると停止指令受信部33に停止信号が送信されるよう構成されていてもよい。これにより、搬送システムは、無人搬送車3がルートを横切ることを防止し、誘導対象者Pと無人搬送車3との衝突を防止することができる。
【0080】
(7)第1記憶部24は、案内記憶部を兼ねていてもよい。この場合、第2記憶部50は、案内記憶部を兼ねなくてもよい。
【符号の説明】
【0081】
1 読取機
10 人物情報取得部
11 目的地取得部
12 位置検出部
2 無人飛行体
20 本体
21 プロペラ
22 発光部
23 飛行制御部
24 第1記憶部
25 投影部
26 スピーカ
27 停止指令部
3 無人搬送車
30 車位置検出部
31 駆動部
32 駆動制御部
33 停止指令受信部
5 管理装置
50 第2記憶部(案内記憶部、マップ記憶部)
51 ルート決定部
52 配置決定部
53 案内決定部
54 投影制御部
55 音声制御部
56 発光制御部
6 第1マイク(マイク)
D1 第1画像
D2 第2画像
D3 第3画像
H ホバリング高さ
P 誘導対象者
G ガイド者
GI 案内
E 製造者
Q1 無人飛行体間の水平距離
Q2 誘導画像間の距離
Q3 画像なしスペース
E1 製造エリア
E2 製品紹介エリア
S 誘導システム
V1 第1音声
V2 第2音声