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特許7568410抵抗性非金属ワイヤを使用した、燃料タンク内にあり燃料タンクの壁を越える電力及びデータ通信
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-07
(45)【発行日】2024-10-16
(54)【発明の名称】抵抗性非金属ワイヤを使用した、燃料タンク内にあり燃料タンクの壁を越える電力及びデータ通信
(51)【国際特許分類】
   F02M 37/00 20060101AFI20241008BHJP
   G08C 19/00 20060101ALI20241008BHJP
   G08C 15/00 20060101ALI20241008BHJP
   G01F 23/263 20220101ALI20241008BHJP
   B64D 37/02 20060101ALI20241008BHJP
   B64D 45/00 20060101ALI20241008BHJP
【FI】
F02M37/00 301R
F02M37/00 301Z
G08C19/00 G
G08C19/00 J
G08C15/00 K
G01F23/263
B64D37/02
B64D45/00 A
【請求項の数】 15
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020046122
(22)【出願日】2020-03-17
(65)【公開番号】P2020183751
(43)【公開日】2020-11-12
【審査請求日】2023-03-16
(31)【優先権主張番号】62/820,328
(32)【優先日】2019-03-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/670,229
(32)【優先日】2019-10-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500520743
【氏名又は名称】ザ・ボーイング・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】The Boeing Company
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ロブ, アンドリュー エム.
(72)【発明者】
【氏名】グロート, ジョン エバレット
【審査官】鶴江 陽介
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2007/0129902(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0331763(US,A1)
【文献】特開2016-136382(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02M 37/00
G08C 19/00
G08C 15/00
G01F 23/26-23/263
B64D 37/02
B64D 45/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プローブ電子回路パッケージ(104)及び燃料高さプローブ(106)を含む燃料高さセンサ(103)であって、前記プローブ電子回路パッケージ(104)と前記燃料高さプローブ(106)との間の接続が、抵抗性非金属ワイヤ(116)を含む、燃料高さセンサ(103)と
燃料タンク(102)の壁(115)を通って延びるシールドコネクタ(114)と、
前記燃料高さセンサ(103)と前記シールドコネクタ(114)との間の電力接続(117)と、
前記燃料高さセンサ(103)と前記シールドコネクタ(114)との間の内部データ通信接続(123)と
を含み、前記燃料高さセンサ(103)と前記シールドコネクタ(114)との間の少なくとも前記電力接続(117)が、抵抗性非金属ワイヤ(116)を含む、システム(100)。
【請求項2】
前記抵抗性非金属ワイヤ(116)が、炭素含有熱可塑性物質、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質、100オーム/メートルと1メガオーム/メートルとの間の抵抗を有するワイヤのうちの1つを含む、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項3】
前記内部データ通信接続(123)が抵抗性非金属ワイヤ(116)を含み、前記内部データ通信接続(123)が、信号hi抵抗性非金属ワイヤ(604a)及び信号lo抵抗性非金属ワイヤ(604b)、アナログ信号出力接続(1001)、デジタル信号出力接続(1102)、又は光信号出力接続(1206)のうちの少なくとも1を含む、請求項1又は2に記載のシステム(100)。
【請求項4】
前記シールドコネクタ(114)と光データコンバータ(168)又はデータ集線装置との間の前記燃料タンク(102)の外側に外部データ通信接続(125)を更に含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム(100)。
【請求項5】
前記シールドコネクタ(114)とプローブリーダー(504)、データ集線装置、又はコアコンピュータシステム(CCS)(130)のうちの1つとの間の前記燃料タンク(102)の外側に外部データ通信接続(125)を更に含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム(100)。
【請求項6】
前記燃料タンク(102)の外側の前記外部データ通信接続(125)が、デジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、又はコントローラエリアネットワーク(CAN)バス(1112)を含む、請求項5に記載のシステム(100)。
【請求項7】
前記燃料高さプローブ(106)が、ローカル電気接地接続(131)を含む第1の燃料高さプローブ又は電気接地接続を含まない浮遊燃料高さプローブのうちの1つを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム(100)。
【請求項8】
燃料タンク(102)と、
前記燃料タンク(102)内の電力及びデータ通信システム(100)と
を含み、前記電力及びデータ通信システム(100)が、
プローブ電子回路パッケージ(104)及び燃料高さプローブ(106)を含む燃料高さセンサ(103)であって、前記プローブ電子回路パッケージ(104)と前記燃料高さプローブ(106)との間の接続が、抵抗性非金属ワイヤ(116)を含む、燃料高さセンサ(103)と
前記燃料タンク(102)の壁(115)を通って延びるシールドコネクタ(114)と、
前記燃料高さセンサ(103)と前記シールドコネクタ(114)との間の電力接続(117)と、
前記燃料高さセンサ(103)と前記シールドコネクタ(114)との間の内部データ通信接続(123)と
を含み、前記燃料高さセンサ(103)と前記シールドコネクタ(114)との間の少なくとも前記電力接続(117)が、抵抗性非金属ワイヤ(116)を含む、輸送体(129)。
【請求項9】
前記シールドコネクタ(114)が、内部電子回路(302)を含む、請求項8に記載の輸送体(129)。
【請求項10】
前記シールドコネクタ(114)と、コアコンピュータシステム(130)、光学リーダー(504)、プローブリーダー(504)、増幅器、又はデジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、若しくは前記シールドコネクタ(114)に接続されたコントローラエリアネットワーク(CAN)バス(1112)のうちの少なくとも1つとの間に外部データ通信接続(125)
を更に含む、請求項8又は9に記載の輸送体(129)。
【請求項11】
データ集線装置(1410)であって、前記燃料高さセンサ(103)との間の通信リンク(1416)の少なくとも一部(1415)上の抵抗性非金属ワイヤ(116)を通して、前記燃料高さセンサ(103)に通信可能に接続されたデータ集線装置(1410)と、
前記データ集線装置(1410)と前記燃料高さセンサ(103)との間の前記通信リンク(1416)の前記少なくとも一部(1415)上の前記抵抗性非金属ワイヤ(116)を介して、前記燃料高さセンサ(103)からデータを受信するように構成された前記シールドコネクタ(114)の入力(1417)と
を更に含、請求項8から10のいずれか一項に記載の輸送体(129)。
【請求項12】
第1のワイヤ(1418)及び第2のワイヤ(1420)を通して前記燃料高さセンサ(103)に通信可能に接続されたデータ集線装置(1410)
を更に含み、前記第1のワイヤ(1418)及び前記第2のワイヤ(1420)は、異なる電気的特性を有している、又は各々が異なる環境にあるのうちの少なくとも1つであり、1つの環境が湿潤環境(1422)であり、別の環境が乾燥環境(1424)である、請求項8から10のいずれか一項に記載の輸送体(129)。
【請求項13】
2つ以上のセグメント(1419a及び1419b)を含む通信リンク(1416)を介して、前記燃料高さセンサ(103)に通信可能に接続されたデータ集線装置(1410)
を更に含み、第1のセグメント(1419a)が抵抗性非金属ワイヤ(116)を介するセグメントであり、前記データ集線装置(1410)が、前記燃料高さセンサ(103)から受信した燃料高さ(208)データに基づくデータをコアコンピュータシステム(130)で実施される燃料管理システム(134)に送信するように構成された出力を更に含み、前記コアコンピュータシステム(130)は、前記燃料高さプローブ(106)から受信された前記燃料高さ(208)データに基づいて燃料量表示を伝達するように構成されている、請求項8から10のいずれか一項に記載の輸送体(129)。
【請求項14】
1つ又は複数の燃料高さセンサ(103)を燃料タンク(102)に挿入すること(1502)であって、前記1つ又は複数の燃料高さセンサ(103)が、プローブ電子回路パッケージ(104)及び燃料高さプローブ(106)を含み、前記プローブ電子回路パッケージ(104)と前記燃料高さプローブ(106)との間の接続が、抵抗性非金属ワイヤ(116)を含む、1つ又は複数の燃料高さセンサ(103)を燃料タンク(102)に挿入すること(1502)と、
各燃料高さセンサ(103)と前記燃料タンク(102)の壁(115)を通って延びるシールドコネクタ(114)との間に電力接続(117)を提供すること(1504)と、
各燃料高さセンサ(103)と前記シールドコネクタ(114)との間に内部データ通信接続(123)を提供すること(1506)と
を含み、少なくとも前記電力接続(117)が、抵抗性非金属ワイヤ(116)を含む、方法(1500)。
【請求項15】
システムであって、
燃料タンクと、
前記燃料タンク内に配置されるとともに、プローブ電子回路パッケージ(104)及び燃料高さプローブ(106)を含む燃料高さセンサ(103)であって、前記プローブ電子回路パッケージ(104)と前記燃料高さプローブ(106)との間の接続が、抵抗性非金属ワイヤ(116)を含む、燃料高さセンサ(103)と、
前記燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタ(114)と、
前記燃料高さセンサと前記シールドコネクタとの間の電力接続(117)と、
前記燃料高さセンサと前記シールドコネクタとの間の内部データ通信接続(123)と、
前記燃料タンクの外側に配置されたデータ集線装置であって、前記シールドコネクタ(114)からデータを受信するように構成されたインターフェース(505)を含む、データ集線装置と
を含み、前記電力接続が、抵抗性非金属ワイヤを含む、システム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本主題の開示は、概して、航空機などの輸送体に関し、より詳細には、抵抗性非金属ワイヤ及び光学ハイブリッド燃料高さセンサを使用する、燃料タンク内にあり燃料タンクの壁を越える電力及びデータ通信に関する。
【背景技術】
【0002】
導電性材料を燃料タンクへ設置するには、燃料タンク内の放電の可能性を最小限に抑えるための重要な設計の詳細と考慮事項が必要となる。これまで、炭素含有プラスチックや発泡体などの非金属導体が、シールドや帯電防止の用途に広く使用されてきた。一時的な電場に曝露されると、これらの材料は、燃料に点火するであろう大電流と火花に耐性がある。更に、タンク内の燃料の量の正確で信頼できる測定が行われる必要がある。
【発明の概要】
【0003】
1つの実施例によれば、システムは、燃料高さセンサと、燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタとを含む。システムはまた、燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の電力接続を含む。システムは加えて、燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の内部データ通信接続を含み、電力接続は、抵抗性非金属ワイヤを含む。
【0004】
別の実施例によれば、輸送体は、燃料タンクと、燃料タンク内の電力及びデータ通信システムとを含む。電力及びデータ通信システムは、燃料高さセンサと、燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタとを含む。電力及びデータ通信システムはまた、燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の電力接続を含む。電力及びデータ通信システムは加えて、燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の内部データ通信接続を含み、電力接続は、抵抗性非金属ワイヤを含む。
【0005】
別の実施例によれば、燃料タンクの中の燃料の量をモニタリングするための方法は、1つ又は複数の燃料高さセンサを燃料タンクに挿入することを含む。方法はまた、各燃料高さセンサと燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタとの間に電力接続を供給することを含む。方法は加えて、各燃料高さセンサとシールドコネクタとの間に内部データ通信接続を提供することを含み、電力接続は、抵抗性非金属ワイヤを含む。
【0006】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、抵抗性非金属ワイヤは、炭素含有熱可塑性物質を含む。
【0007】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、抵抗性非金属ワイヤは、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む。
【0008】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、抵抗性非金属ワイヤは、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む。
【0009】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、内部データ通信接続は、別の抵抗性非金属ワイヤを含む。
【0010】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、内部データ通信接続は、信号hi抵抗性非金属ワイヤと、信号lo抵抗性非金属ワイヤとを含む。
【0011】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、内部データ通信接続は、アナログ信号出力接続を含む。
【0012】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、内部データ通信接続は、デジタル信号出力接続を含む。
【0013】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、内部データ通信接続は、光信号出力接続を含む。
【0014】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、シールドコネクタと光データコンバータ又はデータ集線装置との間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む。
【0015】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、シールドコネクタとプローブリーダー又はデータ集線装置のどちらかとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む。
【0016】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、シールドコネクタとコアコンピュータシステム(CCS)のデバイスとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む。
【0017】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、燃料タンクの外側の外部データ通信接続は、デジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、又はコントローラエリアネットワーク(CAN)バスを含む。
【0018】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、燃料高さセンサは燃料高さプローブを含み、燃料高さプローブはローカル電気接地接続を含む。
【0019】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、燃料高さセンサは、電気接地接続を含まない浮遊燃料高さプローブを含む。
【0020】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、データ集線装置、コアコンピュータシステム、光学リーダー、プローブリーダー、増幅器、又はシールドコネクタに接続されたデジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、若しくはコントローラエリアネットワーク(CAN)バスのうちの少なくとも1つを更に含む。
【0021】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、シールドコネクタは内部電子回路を含む。
【0022】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、シールドコネクタと、コアコンピュータシステムデバイス、光学リーダー、プローブリーダー、増幅器、又はデジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、若しくはコントローラエリアネットワーク(CAN)バスのうちの少なくとも1つとの間の外部データ通信接続を更に含む。
【0023】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、データ集線装置であって、燃料高さセンサとの間のリンクの少なくとも一部上の抵抗性非金属ワイヤを通して、燃料高さセンサに通信可能に接続されたデータ集線装置と、データ集線装置と燃料高さセンサとの間のリンクの少なくとも一部上の抵抗性非金属ワイヤを介して、燃料高さセンサからデータを受信するように構成されたシールドコネクタの入力とを更に含む。
【0024】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、抵抗性非金属ワイヤは、燃料タンクの内部にある。
【0025】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、第1のワイヤ及び第2のワイヤを通して燃料高さセンサに通信可能に接続されたデータ集線装置を更に含み、第1のワイヤ及び第2のワイヤは、異なる電気的特性を有する。
【0026】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、第1のワイヤ及び第2のワイヤは、各々異なる環境内にある。1つの環境は湿潤環境であり、別の環境は乾燥環境である。
【0027】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、2つ以上のセグメントを含む通信リンクを介して燃料高さセンサに通信可能に接続されたデータ集線装置を更に含み、第1のセグメントは、抵抗性非金属ワイヤ上にある。
【0028】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、データ集線装置は、燃料高さセンサから受信した燃料高さデータに基づくデータをコアコンピュータシステムで実施される燃料管理システムに送信するように構成された出力を更に含み、当該コアコンピュータシステムは、燃料高さプローブから受信された燃料高さデータに基いて燃料量表示を伝達するように構成されている
【0029】
前述の特徴、機能、及び利点は、様々な例において個別に実現可能であるか、又は更に別の例に組み込まれてもよく、かかる更に別の例の更なる詳細事項が、以下の説明及び図面を参照することで理解されうる。
【0030】
1つの実施例によれば、システムは、光学ハイブリッド燃料高さセンサと、燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタとを含む。システムはまた、光学ハイブリッド燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の電力接続を含み、電力接続は、抵抗性非金属ワイヤを含む。システムはまた、燃料タンクの壁を通って延びるシールド光コネクタを含む。システムは、光学ハイブリッド燃料高さセンサとシールド光コネクタとの間に内部データ通信接続を更に含む。内部データ通信接続は、光信号出力接続を含む。
【0031】
別の実施例によれば、輸送体は、燃料タンクと、燃料タンク内の電力及びデータ通信システムとを含む。電力及びデータ通信システムは、光学ハイブリッド燃料高さセンサと、燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタとを含む。電力及びデータ通信システムはまた、光学ハイブリッド燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の電力接続を含み、電力接続は、抵抗性非金属ワイヤを含む。電力及びデータ通信システムは加えて、燃料タンクの壁を通って延びるシールド光コネクタを含む。電力及びデータ通信システムは、光学ハイブリッド燃料高さセンサとシールド光コネクタとの間の内部データ通信接続を更に含む。内部データ通信接続は、光信号出力接続を含む。
【0032】
別の実施例によれば、方法は、1つ又は複数の光学ハイブリッド燃料高さセンサを燃料タンクに挿入することと、各光学ハイブリッド燃料高さセンサと燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタとの間に電力接続を提供することとを含む。方法はまた、燃料タンクの壁を通って延びるシールド光コネクタを提供することと、各光学ハイブリッド燃料高さセンサとシールド光コネクタとの間に内部データ通信接続を提供することとを含む。内部データ通信接続は、光信号出力接続を含む。
【0033】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、抵抗性非金属ワイヤは、炭素含有熱可塑性物質を含む。
【0034】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、抵抗性非金属ワイヤは、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む。
【0035】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、抵抗性非金属ワイヤは、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む。
【0036】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、光学ハイブリッド燃料高さセンサは、燃料高さ電気信号を燃料高さ光信号に変換するように構成された光送信器を含む。
【0037】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、内部データ通信接続は、光送信器とシールド光コネクタとを接続する光ファイバーを含む。
【0038】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、シールド光コネクタは、シールドコネクタ内に配置された光コネクタを含み、光コネクタは、内部データ通信接続を外部データ通信接続に接続する。
【0039】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、シールド光コネクタは、シールドコネクタから分離し、内部データ通信接続を外部データ通信接続に接続する専用シールド光コネクタを含む。
【0040】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、シールド光コネクタは、燃料タンクの外側で、燃料タンクの壁を通って、光送信器と光データコンバータ又はデータ集線装置との間を完全な状態で延びる光ファイバーを含む。
【0041】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、シールド光コネクタとコアコンピュータシステム(CCS)のデバイスとの間の燃料タンクの外側の外部データ通信接続を更に含む。
【0042】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、外部データ通信接続は、シールド光コネクタとCCSとの間で接続された光データコンバータを含み、光データコンバータは、光信号を、導電性金属ワイヤ上でCCSに送信するための電気信号に変換するように構成されている。
【0043】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、外部データ通信接続は、シールド光コネクタとCCSとの間で接続されたデータ集線装置を含み、データ集線装置は、多数の光ファイバー信号を読み取り、データの単一のストリームをCCSに送信するように構成されている。
【0044】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、電力接続は、2線式電力接続を含む。
【0045】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、電力接続は、1線式電力接続と、光学ハイブリッド燃料高さセンサのローカル接地接続を通る電流戻りとを含む。
【0046】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、光学ハイブリッド燃料高さセンサは燃料高さプローブを含み、燃料高さプローブはローカル電気接地接続を含む。
【0047】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、光学ハイブリッド燃料高さセンサは、電気接地接続を含まない浮遊燃料高さプローブを含む。
【0048】
1つの実施例によれば、システムは、燃料タンク内の複数の燃料高さセンサと、燃料タンクの壁を通って延びるシールドアクティブコネクタとを含む。シールドアクティブコネクタは、複数の燃料高さセンサからデータを受信するように構成された内部電子回路を含む。システムはまた、燃料高さセンサの各々とシールドアクティブコネクタとの間の電力接続を含む。システムは加えて、燃料高さセンサの各々とシールドアクティブコネクタとの間の内部データ通信接続を含む。少なくとも各燃料高さセンサとシールドアクティブコネクタとの間の電力接続は、抵抗性非金属ワイヤを含む。
【0049】
別の実施例によれば、輸送体は、燃料タンクと、燃料タンク内にあり燃料タンクの壁を越える電力及びデータ通信のためのシステムとを含む。システムは、複数の燃料高さセンサと、燃料タンクの壁を通って延びるシールドアクティブコネクタとを含む。シールドアクティブコネクタは、複数の燃料高さセンサからデータを受信するように構成された内部電子回路を含む。システムはまた、燃料高さセンサの各々とシールドアクティブコネクタとの間の電力接続を含む。システムは加えて、燃料高さセンサの各々とシールドアクティブコネクタとの間の内部データ通信接続を含む。少なくとも各燃料高さセンサとシールドアクティブコネクタとの間の電力接続は、抵抗性非金属ワイヤを含む。
【0050】
別の実施例によれば、方法は、1つ又は複数の燃料高さセンサを燃料タンクに挿入することを含む。方法はまた、各燃料高さセンサと、燃料タンクの壁を通って延びるシールドアクティブコネクタとの間に電力接続を提供することを含む。方法は加えて、各燃料高さセンサとシールドアクティブコネクタとの間に内部データ通信接続を提供することを含む。少なくとも電力接続は、抵抗性非金属ワイヤを含む。
【0051】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、内部電子回路は、データを、燃料高さセンサからAeronautical Radio,Incorporated(ARINC)データにフォーマットするように更に構成される。
【0052】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、シールドアクティブコネクタは、燃料タンクの外側の外部データ通信接続によって、コアコンピュータシステム(CCS)のデバイスに直接接続される。
【0053】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、外部データ通信接続は、デジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、又はコントローラエリアネットワーク(CAN)バスのうちの1つを含む。
【0054】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、シールドアクティブコネクタはコネクタシェルを含み、内部電子回路は、コネクタシェル内に取り外し可能に配置されたマイクロプロセッサを含む。
【0055】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、シールドアクティブコネクタは、燃料タンクの壁を通って延びるパッシブシールドコネクタに接続されたアクティブアダプタを含む。内部電子回路は、アクティブアダプタ内に配置され、アクティブアダプタは、燃料タンクの壁からパッシブシールドコネクタを取り外すことなく、パッシブシールドコネクタから除去することができる。
【0056】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、燃料タンクは、航空機の翼に装着され、複数の燃料高さセンサは、燃料タンク内の所定の異なる場所に分配され、燃料タンク内の燃料の量を正確に測定する。
【0057】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、抵抗性非金属ワイヤは、炭素含有熱可塑性物質を含む。
【0058】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、抵抗性非金属ワイヤは、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む。
【0059】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、抵抗性非金属ワイヤは、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む。
【0060】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、内部データ通信接続は、抵抗性非金属ワイヤを含む。
【0061】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、内部データ通信接続は、アナログ信号出力接続を含む。
【0062】
1つの実施例と前述の実施例のいずれかによると、内部データ通信接続は、デジタル信号出力接続を含む。
【0063】
前述の特徴、機能、及び利点は、様々な例において個別に実現可能であるか、又は更に別の例に組み込まれてもよく、かかる更に別の例の更なる詳細事項が、以下の説明及び図面を参照することで理解されうる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
図1A】主題の開示の実施例による、燃料タンク内にあり燃料タンクの壁を越える電力及びデータ通信のためのシステムの実施例のブロック概略図である。
図1B】主題の開示の別の実施例による、燃料タンク内にあり燃料タンクの壁を越える電力及びデータ通信のためのシステムの別の実施例のブロック概略図である。
図1C】主題の開示の更なる実施例による、燃料タンク内にあり燃料タンクの壁を越える電力及びデータ通信のためのシステムの別の実施例のブロック概略図である。
図1D】主題の開示の別の実施例による、燃料タンク内にあり燃料タンクの壁を越える電力及びデータ通信のためのシステムの実施例のブロック概略図である。
図2】A及びBは、主題の開示の実施例による、燃料高さ対静電容量プローブの例の図である。
図3A】主題の開示の実施例による、内部電子回路を含むシールドアクティブコネクタの実施例のブロック概略図である。
図3B】主題の開示の実施例による、内部電子回路を含むシールドアクティブコネクタの実施例の図である。
図3C】主題の開示の更なる実施例による、シールドアクティブコネクタの実施例のブロック概略図である。
図3D】主題の開示の実施例による、複数の燃料タンクを含む航空機の一部の図である。
図4】主題の開示の実施例による、燃料タンクのための電力及びデータ通信構成の実施例である。
図5】主題の開示の実施例による、燃料タンクのための電力及びデータ通信構成の実施例である。
図6】主題の開示の実施例による、燃料タンクのための電力及びデータ通信構成の実施例である。
図7】主題の開示の実施例による、燃料タンクのための電力及びデータ通信構成の実施例である。
図8】主題の開示の実施例による、燃料タンクのための電力及びデータ通信構成の実施例である。
図9】主題の開示の実施例による、燃料タンクのための電力及びデータ通信構成の実施例である。
図10】主題の開示の実施例による、燃料タンクのための電力及びデータ通信構成の実施例である。
図11】主題の開示の実施例による、燃料タンクのための電力及びデータ通信構成の実施例である。
図12】主題の開示の実施例による、光学ハイブリッド燃料高さセンサ及び光信号出力接続を含む燃料タンク内の電力及びデータ通信構成の実施例である。
図13A】主題の開示の異なる実施例による、光学ハイブリッド燃料高さセンサ及び光信号出力接続を含む燃料タンク内の電力及びデータ通信構成の実施例である。
図13B】主題の開示の異なる実施例による、光学ハイブリッド燃料高さセンサ及び光信号出力接続を含む燃料タンク内の電力及びデータ通信構成の実施例である。
図14】主題の開示の実施例による、燃料タンク内にあり燃料タンクの壁を越える電力及びデータ通信のためのシステムを含む輸送体の実施例である。
図15】主題の開示の実施例による、燃料タンクの中の燃料の量をモニタリングするための方法の実施例のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0065】
実施例についての下記の詳細な説明は、本開示の具体例を示す添付図面に言及している。異なる構造及び動作を有する他の実施例も、本開示の範囲から逸脱するものではない。類似の参照番号は、異なる図面において同一の要素又は構成要素を指すことがある。
【0066】
図1Aは、主題の開示の実施例による、燃料タンク102内にあり燃料タンク102の壁115を越える電力及びデータ通信システム100の実施例のブロック概略図である。図1Aの例では、システム100は、輸送体129、例えば、航空機に搭載されている。システム100は、燃料タンク102内にかつ燃料タンク内の異なる場所に配置された1つ又は複数の燃料高さセンサ103を含み、燃料タンク102の中の燃料の量を正確に測定する。各燃料高さセンサ103は、プローブ電子回路パッケージ104と、燃料高さプローブ106とを含む。1つの実施例によれば、燃料高さプローブ106は、静電容量プローブに対する燃料高さ、例えば、図2に示された静電容量プローブ200に対する燃料高さである。また図2を参照すると、図2は、主題の開示の実施例による、燃料高さ対静電容量プローブ200の例の図である。静電容量プローブ200に対する燃料高さは、2つの同心円のチューブ202及び204を含む。燃料高さ208は、燃料タンク102内に配置された同心円のチューブ202と204との間の静電容量206を測定することによって、測定される。チューブ202と204との間の間隔210が慎重に制御され、燃料の誘電率は空気の誘電率のおよそ約2倍であるため、燃料高さ208の変化は、チューブ202と204との間で測定された静電容量206の変化によって読み取ることができる。静電容量プローブ200に対する燃料高さによって与えられた燃料高さ208の読み取りから、燃料タンク102内の燃料の容積を決定することができ、最終的に、燃料212の重量は、デバイス406(図4)による燃料212の密度に基づいて計算される。1つの実施例、例えば図4の実施例、によれば、デバイス406の例は、必ずしも限定されないが、プローブリーダー、コンピュータ又は他のデバイスを含む。図1Aの例示的実施例では、燃料の重量は、コアコンピュータシステム(CCS)130によって計算される。CCS130は、多数の燃料高さセンサ103からデータを受信し、かつ燃料密度測定からデータを受信し、輸送体129の合計の燃料の重量を計算する。システム100が航空機に搭載されている例では、燃料の重量は、飛行乗務員及び/又は地上警備員に報告される。
【0067】
プローブ電子回路パッケージ104は、プローブ電力電子装置108を含む。プローブ電力電子装置108は、燃料タンク102の外側に位置する電力源112から電力110を受け取る。プローブ電力電子装置108は、フィルタを含み、安定した電力を、プローブ電子回路パッケージ104の発振器と他の構成要素を提供する。1つの実施例によれば、プローブ電力電子装置108はまた、蓄電器などの蓄電デバイス109を含み、燃料高さ測定中及び/又は通信中に増加した電力要求に対して任意の追加電力を供給する。別の実施例では、蓄電デバイス109は、プローブ電力電子装置108とは別個の構成要素である。
【0068】
シールドコネクタ114は、燃料タンク102の壁115を通って延びる。シールドコネクタ114と燃料高さセンサ103との間の電力接続117は、燃料タンク102の外側の電力源112から燃料高さセンサ103に電力110を供給する。電力接続117は、抵抗性非金属ワイヤ116を含む。シールドコネクタ114は、燃料タンク102内のプローブ電子回路パッケージ104の構成要素を、電力源112及び燃料タンク102内の燃料の量を決定するための他のデバイスといった、燃料タンク102の外側の要素に接続するように構成される。シールドコネクタ114は、抵抗性非金属ワイヤ116によって、燃料タンク102内でプローブ電力電子装置108に電気的に接続される。1つの実施例によれば、シールドコネクタ114で、電力及び通信信号が、燃料タンク102の外側の金属配線に移行する。1つの実施例によれば、抵抗性非金属ワイヤ116は炭素含有熱可塑性物質である。1つの実施例では、抵抗性非金属ワイヤ116は、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質である。抵抗性非金属ワイヤ116は、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む。燃料高さセンサ103及びプローブ電子回路パッケージ104の構成要素は、抵抗性非金属ワイヤ116によって、図1Aの実施例に示されるように、相互接続される。
【0069】
図1Dは、本発明の別の実施例による、燃料タンク102内にあり燃料タンク102の壁115を越える電力及びデータ通信システム150の実施例のブロック概略図である。システム150は、シールドコネクタ114がシールドアクティブコネクタ167に置き換えられていることを除き、図1Aのシステム100に類似する。シールドアクティブコネクタ167は、燃料高さセンサ103によって測定された燃料高さ208(図2)に対応するデータ176を受信するように構成された内部電子回路171を含む。また図3Aを参照すると、別の実施例によれば、内部電子回路171は、複数の燃料高さセンサ103a-103nから燃料タンク102の燃料高さ208に対応するデータ176を受信するように構成される。1つの実施例によれば、内部電子回路171は、燃料高さプローブからAeronautical Radio,Incorporated(ARINC)データ178にデータ176をフォーマットするように更に構成される。
【0070】
1つの実施例によれば、シールドアクティブコネクタ167は、コネクタシェル169(図3A)を含み、内部電子回路171は、コネクタシェル169内に取り外し可能に配置されるマイクロプロセッサ180を含む。
【0071】
システム150はまた、シールドアクティブコネクタ167と燃料高さセンサ103a-103nの各々との間の電力接続117を含む。システム150は加えて、燃料高さセンサ103a-103nの各々とシールドアクティブコネクタ167との間の内部データ通信接続123を含む。少なくとも各燃料高さセンサ103a-103nとシールドアクティブコネクタ167との間の電力接続117は、抵抗性非金属ワイヤ116を含む。図3Aの実施例によれば、燃料高さセンサ103a-103nの各々とシールドアクティブコネクタ167との間の内部データ通信接続123は、抵抗性非金属ワイヤ116を含む。
【0072】
シールドアクティブコネクタ167は、燃料タンク102の外側の外部データ通信接続125によって、コアコンピュータシステム(CCS)130に直接接続される。外部データ通信接続125は、デジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、又はコントローラエリアネットワーク(CAN)バス若しくはキャンバスのうちの1つを含む。前述のように、燃料管理システム134は、CCS130上で実施される。
【0073】
また図3Bを参照すると、図3Bは、主題の開示の実施例による、内部電子回路302を含むシールドコネクタ300の実施例の図である。図3の実施例によれば、シールドコネクタ300は、図1D及び図3Aのシールドアクティブコネクタ167に使用することができる。シールドコネクタ300は、燃料タンク102内の1つ又は複数のデジタルプローブ304に対する抵抗性非金属ワイヤ116を介して通信するアクティブシールドコネクタである。高抵抗ワイヤ上を伝播する信号は、ソースインピーダンスが高く、これらの信号を銅線で一般的に使用される信号に変換するには、高インピーダンスのアクティブレシーバを必要とする。1つの実施例によれば、各デジタルプローブ304は、図1D及び図3Aの燃料高さセンサ103を含む。図3Bの実施例では、シールドコネクタ300は、外部データ通信接続125によって、輸送体コアコンピュータシステム(CSS)306に接続される。1つの実施例によれば、外部データ通信接続125は、標準の銅線データバス308を使用する。シールドコネクタ300の内部電子回路302は、デジタルプローブ304から抵抗性非金属ワイヤ116を介して、デジタルデータを読み取る。シールドコネクタ300は、デジタルデータを、標準銅線Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、コントローラエリアネットワーク(CAN)バス若しくはキャンバス又はmil-std-1553データバスといった、航空機データバスなどのデータバス308に送信する。デジタルプローブ304で、変化する燃料レベルが、静電容量を変化させ、その後、例えば図1Aの容量‐デジタルコンバータ118といった容量‐デジタルコンバータによって読み取られ、マイクロコントローラ122に送られる。マイクロコントローラ122は、プローブID番号を追加し、データパケットをフォーマットし、次いでそのデータパケットを、図1D及び図3Aの燃料高さセンサ103とシールドアクティブコネクタ300又はシールドアクティブコネクタ167との間の内部データ通信接続123を介して送信する。内部データ通信接続123は、抵抗性非金属ワイヤ116を含む。
【0074】
1つの実施例によれば、アクティブシールドコネクタ300は、多数のデジタルプローブ304からプローブデータパケットを読み込む。例えば、約8から約12のデジタルプローブ304が、抵抗性非金属ワイヤ116を介して、単一のシールドコネクタ300に接続される。シールドコネクタ300は、多数のデジタルプローブ304からプローブデータを収集し、プローブデータを標準航空機データバスパケットにフォーマットし、プローブデータを輸送体CCS306に直接伝達する。輸送体CCS306で、データバスパケットが読み取られ、輸送体CCS306は、ここで各デジタルプローブ304における燃料高さを認識する。輸送体CCS306内にある、例えば図1Aの例示的燃料管理システム134といったソフトウェアプログラムは、次いで、例えば燃料プローブレベル対体積の曲線などの高さ/体積関係表を見て、燃料の合計体積を計算する。そのデータを燃料密度の測定値又は推定値と組み合わせることにより、輸送体129又は航空機の各計装燃料タンク102の燃料の合計重量が提供される。この情報は、例えば、航空機のコックピット、燃料補給パネル、診断といった、輸送体129又は航空機の1つ又は複数の様々な構成要素に提供され、及び/又はそれらの構成要素によってアクセスされる。CCS306ソフトウェアモジュールが合計の燃料の重量を計算してしまうと、合計の燃料の重量は、この情報を必要とする航空機のいかなるアプリケーションにも送信することができる。
【0075】
図3Cは、主題の開示の更なる実施例による、シールドアクティブコネクタ350の実施例のブロック概略図である。1つの実施例によれば、シールドアクティブコネクタ350は、図1B及び図3Aのシールドアクティブコネクタ167に使用される。シールドアクティブコネクタ350は、燃料タンク102の壁115を通って延びるパッシブシールドコネクタ354に接続されたアクティブアダプタ352を含む。本書で使用されるように、パッシブシールドコネクタ354又はダムコネクタは、単に2つの要素を相互接続させ、内部電子回路又はマイクロプロセッサなど、ある機能を実行するように構成された任意のアクティブな構成要素を含まないコネクタである。内部電子回路171は、アクティブアダプタ352内に配置され、アクティブアダプタ352は、燃料タンク102の壁115からパッシブシールドコネクタ354を取り外すことなく、パッシブシールドコネクタ354から取り外すことができる。
【0076】
図3D図3Dを参照すると、これらの図は、主題の開示の実施例による、複数の燃料タンク102a-10を含む航空機360の一部の図である。航空機360は、図1Aのシステム100又は図1Bのシステム150の1つを含む。図3Dの実施例では、複数の燃料タンク102a-102gは、航空機360の翼362に装着される。複数の燃料高さセンサ103は、各燃料タンク102a-102g内の所定の様々な場所に分配され、各燃料タンク102a-102g内の燃料の量を正確に測定する。
【0077】
再び図1Aを参照すると、プローブ電子回路パッケージ104はまた、容量‐デジタルコンバータ118を含む。燃料高さプローブ106は、容量‐デジタルコンバータ118を含むプローブ電子回路パッケージ104に直接接続される。抵抗性非金属ワイヤ116は、プローブ電子回路パッケージ104からシールドコネクタ114まで通る。容量‐デジタルコンバータ118の例は、Texas Instruments、Incorporatedにより提供されるFDC1004である。容量‐デジタルコンバータ118は、燃料高さプローブ106から静電容量データを受信し、静電容量データをデジタル信号120に変換する。図1Aの実施例では、プローブ電子回路パッケージ104はまた、マイクロコントローラ122と温度センサ124とを含む。マイクロコントローラ122は、温度センサ124から温度測定値を受信し、容量‐デジタルコンバータ118から、燃料高さ208(図2)に対応するデジタル信号120を受信する。温度センサ124は、デジタル又はアナログ温度センサである。温度センサ124及びデジタルコンバータ118に対する静電容量は、マイクロコントローラ122に接続される。容量‐デジタルコンバータ118、温度センサ124及びマイクロコントローラ122は、プローブ電力電子装置108から電力を受け取る。図1Aに図示される実施例によれば、プローブ電子回路パッケージ104のマイクロコントローラ122は、抵抗性非金属ワイヤ116によって、シールドコネクタ114に電気的に接続される。
【0078】
1つの実施例によれば、システム100はまた、燃料タンク102の外側の外部データ通信接続125を含む。図1Aの実施例によれば、外部データ通信接続125は、燃料タンク102の外側の信号リピーター/コンバータ126を含む。外部データ通信接続125はまた、信号リピーター/コンバータ126をシールドコネクタ114に電気的に接続する銅線128を含む。信号リピーター/コンバータ126は、燃料タンク102内の燃料212(図2)の量を示すデータを含むマイクロコントローラ122からデータ信号を受信する。
【0079】
別の実施例によれば、データ集線装置は、信号リピーター/コンバータ126に置き換えられ、マイクロコントローラ122からシールドコネクタ114を介してデータ信号を受信する。
【0080】
図1Aの実施例では、コアコンピュータシステム(CCS)130は、信号リピーター/コンバータ126から燃料高さデータを含むデジタル信号132を受信する。CCS130は、少なくとも燃料タンク102内の燃料212の量を決定するように構成された燃料管理システム134を含む。実施例によれば、信号リピーター/コンバータ126はデータ集線装置である。データ集線装置は、燃料高さセンサ103又はセンサから受信した燃料高さデータに基づき、コアコンピュータシステム130で実施される燃料管理システム134にデータを送信するように構成された出力を含む。コアコンピュータシステム130は、燃料高さセンサ103又はセンサから受信した燃料高さデータに基づいて、燃料量表示を伝達するように構成される。
【0081】
本主題の開示の別の実施例による、燃料タンク102内にあり燃料タンク102の壁115を越える電力及びデータ通信のための輸送体129に搭載された別のシステム100aの実施例のブロック概略図である。システム100aが、光学ハイブリッド燃料高さセンサ153、及び光学ハイブリッド燃料高さセンサ153とシールド光コネクタ156との間の光信号出力接続154を含む燃料タンク102内に、内部データ通信接続152を含むことを除き、他のシステム100aは、図1Aのシステム100と同じである。シールド光コネクタ156は、燃料タンク102の壁115を通って延びる。
【0082】
光学ハイブリッド燃料高さセンサ153がプローブ電子回路パッケージ104aに光送信器158を含むことを除き、光学ハイブリッド燃料高さセンサ153は、図1Aの燃料高さセンサ103に類似する。光送信器158は、マイクロコントローラ122からの燃料高さ電気信号160を、燃料高さ光信号162に変換するように構成される。内部データ通信接続152は、光送信器158とシールド光コネクタ156との間に光ファイバー164を含む。図1Bの実施例によれば、シールド光コネクタ156は、シールドコネクタ114から分離し、内部データ通信接続152を外部データ通信接続125に接続する専用シールド光コネクタ156である。
【0083】
システム100aはまた、シールド光コネクタ156又は光コネクタ166(図1C)とコアコンピュータシステム(CCS)130との間に、燃料タンク102の外側の外部データ通信接続125を含む。前述のように、CCS130は、少なくとも燃料タンク102内の燃料212の量を決定するように構成された燃料管理システム134を含む。外部データ通信接続125は、シールド光コネクタ156とCCS130との間で接続される光データコンバータ168を含む。光データコンバータ168は、光信号162を、導電性金属ワイヤ170をCCS130に送信するための電気デジタル信号132に変換するように構成される。
【0084】
別の実施例によれば、外部データ通信接続125は、光コネクタ156とCCS130との間で接続されたデータ集線装置シールドを含む。したがって、光データコンバータ168は、データ集線装置に置き換えられる。データ集線装置は、多数の光ファイバー信号172を読み取り、データの単一のストリーム133をCCS130に送信するように構成される。
【0085】
図1Cは、主題の開示の実施例による、燃料タンク102内にあり燃料タンク102の壁115を越える電力及びデータ通信のための別のシステム100bの実施例のブロック概略図である。シールド光コネクタ156がシールドコネクタ114内に配置された光コネクタ156aであることを除き、図1Cに示す例示的システム100bは、図1Bのシステム100aと同じである。光コネクタ156aは、内部データ通信接続152を外部データ通信接続125に接続する。更なる実施例によれば、シールド光コネクタ156は、燃料タンク102の壁115を通って、光送信器158と燃料タンク102の外側の光データコンバータ168との間を完全な状態で延びる光ファイバー164を含む。壁115を通る光ファイバー164の貫通は、タンクからのいかなる漏れをも防ぐために密封される。
【0086】
図4-11は、主題の開示の異なる実施例による、燃料タンク102のための異なる電力及びデータ通信構成の例である。種々の実施例によれば、図1のシールドコネクタ114、又は図1D又は図3A-3Cのシールドアクティブコネクタ167、300又は350は、図4-11の種々の電力及びデータ通信構成のいずれかとの組み合わせで使用可能である。図4は、電力接続117及び内部データ通信接続123を含む電力及びデータ通信構成400であり、シールドコネクタ114とプローブ電子回路パッケージ104との間で各々が接続される。電力接続117及び内部データ通信接続123の両方が、上記に類似した抵抗性非金属ワイヤ116を含む。燃料タンク102の外側のデバイス406、例えば、プローブリーダー、コンピュータなどは、外部データ通信接続125によって、シールドコネクタ114に電気的に接続される。図4に図示される実施例によれば、外部データ通信接続125は、銅線408を含む。
【0087】
図5は、燃料タンク102内に複数のプローブ502a-502nを含む電力及びデータ通信接続500の例を示す。1つの実施例によれば、複数のプローブ502a-502nの各々は、図1Aを参照して記載されたものに類似の燃料高さセンサ103である。プローブ502a及び502nの各々は、燃料タンク102内の電力及びデータ通信の両方のための抵抗性非金属ワイヤ116によって、シールドコネクタ114に接続される。1つの実施例によれば、プローブリーダー504は、プローブ502a-502nからシールドコネクタ114を介して、データ信号を受信する。別の実施例では、プローブリーダー504は、高いソースインピーダンス信号を受信するのに適したデータ集線装置に置き換えられる。データ集線装置は、燃料タンク102内にあり燃料タンク102の壁115を越える電力及びデータ通信のためのシステム100などのシステムから、データを受信するように構成されたインターフェース505を含む。プローブリーダー504又はデータ集線装置は、外部データ通信接続125によって、シールドコネクタ114に電気的に接続される。1つの実施例によれば、外部データ通信接続125は、銅線506を含む。
【0088】
図6は、ローカル電気接地接続131を備える燃料高さプローブ106を含む4線式アーキテクチャ600の例を示す。燃料タンク102内の電力接続117は、プローブ電子回路パッケージ104をシールドコネクタ114に接続する、電力抵抗性非金属ワイヤ602a及び戻り電力抵抗性非金属ワイヤ602bを含む。電力抵抗性非金属ワイヤ602a及び戻り電力抵抗性非金属ワイヤ602bは、2線式電力接続602a及び602bを画定する。燃料タンク102内の内部データ通信接続123は、プローブ電子回路パッケージ104をシールドコネクタ114に接続する、信号hi抵抗性非金属ワイヤ604a及び信号lo抵抗性非金属ワイヤ604bを含む。抵抗性非金属ワイヤ602a、602b、604a及び604bは、図1Aの抵抗性非金属ワイヤ116と同じである。シールドコネクタ114は、外部データ通信接続125によってプローブリーダー504に電気的に接続される。1つの実施例によれば、外部データ通信接続125は、銅バンドル608を含む。別の実施例では、プローブリーダー504は、データ集線装置に置き換えられる。
【0089】
図7は、ローカル電気接地接続131及びローカル電力戻りを含む燃料高さプローブ106を含む4線式アーキテクチャ700の例を示す。ローカル電気接地接続131は、図6の実施例で示されるように、ワイヤ戻り経路ではなく、構造的接地を介して、電流戻り経路を提供する。燃料タンク102内の電力接続117は、プローブ電子回路パッケージ104をシールドコネクタ114に接続する単一の電力抵抗性非金属ワイヤ702aを含む。燃料タンク102内の内部データ通信接続123は、プローブ電子回路パッケージ104をシールドコネクタ114に接続する信号hi抵抗性非金属ワイヤ604a及び信号lo抵抗性非金属ワイヤ604bを含む。抵抗性非金属ワイヤ702a、604a及び604bは、図1Aの抵抗性非金属ワイヤ116と同じである。シールドコネクタ114は、外部データ通信接続125によって燃料タンク102の外側のプローブリーダー504に電気的に接続される。1つの実施例によれば、外部データ通信接続125は、銅バンドル608を含む。別の実施例では、プローブリーダー504は、データ集線装置に置き換えられる。
【0090】
図8は、ローカル電気接地接続131、ローカル電力戻り及びローカルデータ信号戻りを含む燃料高さプローブ106を含む4線式アーキテクチャ800の例を示す。燃料タンク102内の電力接続117は、プローブ電子回路パッケージ104をシールドコネクタ114に接続する単一の電力抵抗性非金属ワイヤ702aを含む。燃料タンク102内の内部データ通信接続123は、プローブ電子回路パッケージ104をシールドコネクタ114に接続する単一の信号Hi抵抗性非金属ワイヤ804aを含む。抵抗性非金属ワイヤ702a及び804aは、図1Aの抵抗性非金属ワイヤ116と同じである。シールドコネクタ114は、外部データ通信接続125によって燃料タンク102の外側のプローブリーダー504に電気的に接続される。1つの実施例によれば、外部データ通信接続125は、銅バンドル608を含む。別の実施例では、プローブリーダー504は、データ集線装置に置き換えられる。
【0091】
図9は、浮遊燃料高さプローブ106を含む、即ち、燃料高さプローブ106が接地されていない、4線式アーキテクチャ900の例を示す。燃料タンク102内の電力接続117は、プローブ電子回路パッケージ104をシールドコネクタ114に接続する、電力抵抗性非金属ワイヤ602a及び戻り電力抵抗性非金属ワイヤ602bを含む。燃料タンク102内の内部データ通信接続123は、プローブ電子回路パッケージ104をシールドコネクタ114に接続する信号hi抵抗性非金属ワイヤ604a及び信号lo抵抗性非金属ワイヤ604bを含む。抵抗性非金属ワイヤ602a、602b、604a及び604bは、図1Aの抵抗性非金属ワイヤ116と同じである。シールドコネクタ114は、外部データ通信接続125によってプローブリーダー504に電気的に接続される。1つの実施例によれば、外部データ通信接続125は、銅バンドル608を含む。別の実施例では、プローブリーダー504は、データ集線装置に置き換えられる。
【0092】
図10は、アナログ信号出力接続1001及び浮遊燃料高さプローブ106を含む、即ち、プローブ106が接地されていない、4線式アーキテクチャ1000を示す。燃料タンク102内の電力接続117は、プローブ電子回路パッケージ104をシールドコネクタ114に接続する、励起電圧抵抗性非金属ワイヤ1002a及び戻り抵抗性非金属ワイヤ1002bを含む。燃燃料タンク102内の内部データ通信接続123は、プローブ電子回路パッケージ104をシールドコネクタ114に接続する、一対のアナログ信号出力抵抗性非金属ワイヤ1004a及び1004bを含む。抵抗性非金属ワイヤ1002a、1002b、1004a及び1004bは、図1Aの抵抗性非金属ワイヤ116と同じである。内部データ通信接続123は、アナログ信号出力接続1001を含む。シールドコネクタ114は、外部データ通信接続125によってプローブリーダー504に電気的に接続される。1つの実施例によれば、外部データ通信接続125は、銅バンドル608を含む。別の実施例では、プローブリーダー504は、データ集線装置に置き換えられる。
【0093】
図11は、プローブ電子回路パッケージ104及び浮遊燃料高さプローブ106(接地なし)からのデジタル信号出力接続1102を含む4線式アーキテクチャ1100の例を示す。図11に図示される実施例によれば、燃料タンク102内の電力接続117は、プローブ電子回路パッケージ104をシールドコネクタ114に接続する、励起電圧抵抗性非金属ワイヤ1104a及び戻り抵抗性非金属ワイヤ1104bを含む。燃料タンク102の外側の電力源112は、銅線1105によって、シールドコネクタ114に接続される。燃料タンク102内の内部データ通信接続123は、一対のデジタル信号出力抵抗性非金属ワイヤ1106a及び1106bを含む。抵抗性非金属ワイヤ1104a、1104b、1106a及び1106bは、図1Aの抵抗性非金属ワイヤ116と同じである。内部データ通信接続123は、デジタル信号出力接続1102を含む。外部データ通信接続125は、シールドコネクタ114をCCS130に電気的に接続する。図11に示される例では、外部データ通信接続125は、キャンバス1112、デジタルデータバス又はARINCバスを含む。シールドコネクタ114は、銅線1110を介して、燃料タンク102の外側の増幅器1108に、デジタル信号出力1102を送信する。別の実施例によれば、増幅器1108は、キャンバスバッファに置き換えられる。デジタル信号出力1102は、キャンバスバッファ又は増幅器1108から、キャンバス1112、デジタルデータバス又はARINCバスによって、CCS130に送信される。
【0094】
図12は、図1B及び図1Cを参照して説明された、光学ハイブリッド燃料高さセンサ153及び光信号出力接続154を含む燃料タンク102内の電力及びデータ通信構成1200の例である。電力及びデータ通信構成1200は、光及び抵抗性通信接続構成と浮遊燃料高さプローブ106との組み合わせ、即ち、図12に示すように、燃料高さプローブ106が接地に接続されていない、4線式アーキテクチャ1202を含む。例示的実施例によれば、図1Bのシステム100aは、図12の電力及びデータ通信構成1200を含む。別の実施例によれば、図1Cのシステム100bは、図12の電力及びデータ通信構成1200を含む。図12に図示される実施例によれば、燃料タンク102の電力接続117は、プローブ電子回路パッケージ104aをシールドコネクタ114に接続する抵抗性非金属ワイヤ1204a及び戻り電力抵抗性非金属ワイヤ1204bのプローブ電力を含む。燃料タンク102の外側の電力源112は、銅線1205によって、シールドコネクタ114に接続される。燃料タンク102内の内部データ通信接続152は、発光ダイオード(LED)信号1212を、シールドコネクタ114内の光コネクタ156aに又は図1Bの例示的実施例の専用シールド光コネクタ156に送信する、光信号出力接続154(ファイバー光ケーブル接続)を含む。シールドコネクタ114内の光コネクタ156a又はシールド光コネクタ156(図1B)は、外部データ通信接続125によって燃料タンク102の外側の光データコンバータ168に接続される。1つの実施例によれば、外部データ通信接続125は、ファイバー光ケーブル1210を含む。別の実施例によれば、光データコンバータ168は、データ集線装置に置き換えられる。
【0095】
図13Aは、主題の開示の実施例による、光学ハイブリッド燃料高さセンサ153及び光信号出力接続154を含む燃料タンク102内の電力及びデータ通信構成1300aの例である。電力及びデータ通信構成1300aは、抵抗性非金属電力接続117、光信号出力接続154、及びローカル電気接地接続131を有する燃料高さプローブ106の組み合わせを含む4線式アーキテクチャ1302を含む。例示的実施例によれば、図1Bのシステム100aは、図13Aの電力及びデータ通信構成1300aを含む。別の実施例によれば、図1Cのシステム100bは、図13Aの電力及びデータ通信構成1300aを含む。図13Aに図示される実施例によれば、燃料タンク102の電力接続117は、プローブ電子回路パッケージ104aをシールドコネクタ114に接続する抵抗性非金属ワイヤ1204a及び戻り電力抵抗性非金属ワイヤ1204bのプローブ電力を含む。燃料タンク102の外側の電力源112は、銅線1205によって、シールドコネクタ114に接続される。燃料タンク102内の内部データ通信接続152は、発光ダイオード(LED)信号1212を、シールドコネクタ114内の光コネクタ156aに又は専用シールド光コネクタ156(図1B)に送信する、光信号出力接続154(ファイバー光ケーブル接続)を含む。シールドコネクタ114内の光コネクタ156aは、外部データ通信接続125によって、燃料タンク102の外側の光データコンバータ168に接続される。外部データ通信接続125は、実施例によるファイバー光ケーブル1210を含む。別の実施例では、光データコンバータ168は、データ集線装置に置き換えられる。
【0096】
図13Bは、主題の開示の更なる実施例による、光学ハイブリッド燃料高さセンサ153及び光信号出力接続154を含む燃料タンク102内の電力及びデータ通信構成1300bの例である。電力及びデータ通信構成1300bは、抵抗性非金属電力接続117、光信号出力接続154、及びローカル電気接地接続131を有する燃料高さプローブ106の組み合わせを含む4線式アーキテクチャ1303を含む。ローカル電気接地接続131が、図13Aの実施例に示すワイヤ戻り経路ではなく、構造的接地を介して、電流戻り経路を提供することを除き、電力接続117及び光信号出力接続154は、図13Aに類似する。
【0097】
図14は、主題の開示の実施例による、燃料タンク102内にあり燃料タンク102の壁115を越える電力及びデータ通信のためのシステム1402を含む輸送体1400の実施例である。1つ又は複数の実施例によれば、電力及びデータ通信のためのシステム1402は、図1Aの例示的システム100、図1Bの例示的システム110a、図1Cの例示的システム110b、及び/又は図1Dの例示的システム150と同じであるか又はこれらに類似し、図1-13を参照して記載された様々な実施例のいずれかを含む。1つの実施例によれば、輸送体1400は航空機である。輸送体1400は、燃料タンク102を含む。燃料タンク102は、電力及びデータ通信システム1404を含む。電力及びデータ通信システム1404は、燃料高さプローブ106、及び燃料タンク102の壁115を通って延びるシールドコネクタ114を含む。シールドコネクタ114は、内部電子回路302(図3)を含む。電力及びデータ通信システム1404はまた、燃料高さプローブ106とシールドコネクタ114との間の電力接続117を含む。電力及びデータ通信システム1404は加えて、燃料高さセンサ103のプローブ電子回路パッケージ104とシールドコネクタ114との間の内部データ通信接続123を含む。プローブ電子回路パッケージ104とシールドコネクタ114との間の少なくとも電力接続117は、抵抗性非金属ワイヤ116を含む。
【0098】
輸送体1400はまた、燃料タンク102の外側のデバイス1410を含む。デバイス1410は、データ集線装置、コアコンピュータシステム、光学リーダー、プローブリーダー、増幅器、又はキャンバスのうちの少なくとも1つである。デバイス1410は、外部データ通信接続125によって、シールドコネクタ114に接続される。別の実施例によれば、デバイス1410は、シールドコネクタ114とデバイス1410との間のデータ接続1412を含む。
【0099】
デバイス1410又はデータ集線装置は、燃料高さセンサ103とシールドコネクタ114との通信リンク1416の少なくとも一部1415の上の抵抗性非金属ワイヤ116を通して、燃料高さセンサ103に通信可能に接続される。シールドコネクタ114の入力1417は、通信リンク1416の少なくとも一部1415の上の抵抗性非金属ワイヤ116を介して、燃料高さセンサ103からデータを受信するように構成される。抵抗性非金属ワイヤ116は、燃料タンク102の内部にある。
【0100】
1つの実施例によれば、デバイス1410又はタコネクタは、第1のワイヤ1418及び第2のワイヤ1420を通して、燃料高さプローブ106に通信可能に接続され、第1のワイヤ1418及び第2のワイヤ1420は、異なる電気的特性を有する。第1のワイヤ1418及び第2のワイヤ1420は、各々が異なる環境にある。1つの環境は湿潤環境1422であり、別の環境は乾燥環境1424である。
【0101】
1つの実施例によれば、デバイス1410又はデータ集線装置は、2つ以上のセグメント1419を含む通信リンク1416を介して、燃料高さプローブ106に通信可能に接続され、第1のセグメント1419aは抵抗性非金属ワイヤ上にあり、第2のセグメント1419bは金属ワイヤ上にある。1つの実施例によれば、デバイス1410又はデータ集線装置は、燃料高さセンサ103から受信したデータに基づくデータを図1A-1Dのコアコンピュータシステム(CCS)130などのコアコンピュータシステム上で実施される燃料管理システム134に、送信するように構成された出力を更に含み、当該コアコンピュータシステムは、燃料高さセンサ103から受信されたデータに基づいて燃料量表示を伝達するように構成されている
【0102】
図15は、主題の開示の実施例による、燃料タンク102の燃料の量をモニタリングするための方法1500の例のフローチャートである。ブロック1502では、1つ又は複数の燃料高さセンサが、燃料タンク102に挿入される。1つの実施例によれば、燃料高さセンサは、図1A及び1Dを参照して説明された燃料高さセンサ103に類似する。別の実施例によれば、燃料高さセンサ103は、図1B又は図1Cの光学ハイブリッド燃料高さセンサ153に置き換えられる。
【0103】
ブロック1504で、電力接続117は、各燃料高さセンサ103と燃料タンク102の壁115を通って延びるシールドコネクタ114との間に提供される。電力接続117は、前述の電力接続のいずれかを含み、シールドコネクタ114は、シールドコネクタ114に類似する。
【0104】
ブロック1506で、内部データ通信接続123は、各燃料高さセンサ103とシールドコネクタ114との間に提供される。内部データ通信接続123は、前述の内部データ通信接続123の例のいずれかを含む。
【0105】
ブロック1508で、燃料高さデータは、各燃料高さセンサ103から、各燃料高さセンサからの燃料高さデータに基づき、燃料タンクの燃料高さを決定するように構成されたデバイスに送信される。1つの実施例によれば、デバイスは、CCS130上で実施される燃料管理システム134を含む。
【0106】
ブロック1510で、燃料量表示は、燃料タンク102の燃料高さに基づき、燃料管理システム134によって生成される。ブロック1512で、燃料量表示は、例えば、ほとんどすべてのヒューマンマシンインターフェース(HMI)を介して、輸送体129又はシステムのオペレータに提示される。
【0107】
上記の例は航空機に関して説明されてきたが、本書で説明される実施例及び特徴は、航空機に限定されず、陸上輸送体及び船舶などの他の輸送体に実装することができる。
【0108】
更に、本開示は、以下の条項による実施例を含む。
条項A1. 燃料高さセンサと、
燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタと、
燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の電力接続と、
燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の内部データ通信接続と
を含み、電力接続が、抵抗性非金属ワイヤを含む、システム。
条項A2. 抵抗性非金属ワイヤが炭素含有熱可塑性物質を含む、条項A1に記載のシステム。
条項A3. 抵抗性非金属ワイヤが、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む、条項A1又はA2に記載のシステム。
条項A4. 抵抗性非金属ワイヤが、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む、条項A1からA3のいずれか一項に記載のシステム。
条項A5. 内部データ通信接続が、別の抵抗性非金属ワイヤを含む、条項A1からA4のいずれか一項に記載のシステム。
条項A6. 内部データ通信接続が、信号hi抵抗性非金属ワイヤと、信号lo抵抗性非金属ワイヤとを含む、条項A1からA5のいずれか一項に記載のシステム。
条項A7. 内部データ通信接続が、アナログ信号出力接続を含む、条項A1からA6のいずれか一項に記載のシステム。
条項A8. 内部データ通信接続が、デジタル信号出力接続を含む、条項A1からA7のいずれか一項に記載のシステム。
条項A9. 内部データ通信接続が、光信号出力接続を含む、条項A1からA8のいずれか一項に記載のシステム。
条項A10. シールドコネクタと光データコンバータ又はデータ集線装置との間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項A1からA9のいずれか一項に記載のシステム。
条項A11. シールドコネクタとプローブリーダー又はデータ集線装置のどちらかとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む条項A1からA10のいずれか一項に記載のシステム。
条項A12. シールドコネクタとコアコンピュータシステム(CCS)のデバイスとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項A1からA11のいずれか一項に記載のシステム。
条項A13. 燃料タンクの外側の外部データ通信接続が、デジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、又はコントローラエリアネットワーク(CAN)バスを含む、条項A1からA12のいずれか一項に記載のシステム。
条項A14. 燃料高さセンサが燃料高さプローブを含み、燃料高さプローブがローカル電気接地接続を含む、条項A1からA13のいずれか一項に記載のシステム。
条項A15. 燃料高さセンサが、電気接地接続を含まない浮遊燃料高さプローブを含む、条項A1からA14のいずれか一項に記載のシステム。
条項A16. 燃料タンクと、
燃料タンク内の電力及びデータ通信システムと
を含み、電力及びデータ通信システムが、
燃料高さセンサと、
燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタと、
燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の電力接続と、
燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の内部データ通信接続と
を含み、電力接続が、抵抗性非金属ワイヤを含む、輸送体。
条項A17. データ集線装置、コアコンピュータシステム、光学リーダー、プローブリーダー、増幅器、又はシールドコネクタに接続されたデジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、若しくはコントローラエリアネットワーク(CAN)バスのうちの少なくとも1つを更に含む、条項A16に記載の輸送体。
条項A18. シールドコネクタが内部電子回路を含む、条項A16又はA17に記載の輸送体。
条項A19. シールドコネクタと、コアコンピュータシステムデバイス、光学リーダー、プローブリーダー、増幅器、又はデジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、若しくはコントローラエリアネットワーク(CAN)バスのうちの少なくとも1つとの間の外部データ通信接続を更に含む、条項A16からA18のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A20. データ集線装置であって、燃料高さセンサとの間のリンクの少なくとも一部上の抵抗性非金属ワイヤを通して、燃料高さセンサに通信可能に接続されたデータ集線装置と、
データ集線装置と燃料高さセンサとの間のリンクの少なくとも一部上の抵抗性非金属ワイヤを介して、燃料高さセンサからデータを受信するように構成されたシールドコネクタの入力と
を含む、条項A16からA19のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A21. 抵抗性非金属ワイヤが燃料タンクの内部にある、条項A16からA20のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A22. 第1のワイヤ及び第2のワイヤを通して燃料高さセンサに通信可能に接続されたデータ集線装置を更に含み、第1のワイヤ及び第2のワイヤは、異なる電気的特性を有する、条項A16からA21のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A23. 第1のワイヤ及び第2のワイヤが各々異なる環境にあり、1つの環境が湿潤環境であり、別の環境が乾燥環境である、条項A16からA22のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A24. 2つ以上のセグメントを含む通信リンクを介して燃料高さセンサに通信可能に接続されたデータ集線装置を更に含み、第1のセグメントが、抵抗性非金属ワイヤ上にある、条項A16からA23のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A25. データ集線装置が、燃料高さセンサから受信した燃料高さデータに基づくデータをコアコンピュータシステムで実施される燃料管理システムに送信するように構成された出力を更に含み、当該コアコンピュータシステムは、燃料高さプローブから受信された燃料高さデータに基いて燃料量表示を伝達するように構成されている、条項A16からA24のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A26. 抵抗性非金属ワイヤが炭素含有熱可塑性物質を含む、条項A16からA25のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A27. 抵抗性非金属ワイヤが、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む、条項A16からA26のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A28. 抵抗性非金属ワイヤが、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む、条項A16からA27のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A29. 内部データ通信接続が、別の抵抗性非金属ワイヤを含む、条項A16からA28のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A30. 内部データ通信接続が、信号hi抵抗性非金属ワイヤと、信号lo抵抗性非金属ワイヤとを含む、条項A16からA29のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A31. 内部データ通信接続が、アナログ信号出力接続を含む、条項A16からA30のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A32. 内部データ通信接続が、デジタル信号出力接続を含む、条項A16からA31のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A33. 内部データ通信接続が、光信号出力接続を含む、条項A16からA32のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A34. シールドコネクタと光データコンバータ又はデータ集線装置との間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項A16からA33のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A35. シールドコネクタとプローブリーダー又はデータ集線装置のどちらかとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項A16からA34のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A36. シールドコネクタとコアコンピュータシステム(CCS)のデバイスとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項A16からA35のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A37. 燃料タンクの外側の外部データ通信接続が、デジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、又はコントローラエリアネットワーク(CAN)バスを含む、条項A16からA36のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A38. 燃料高さセンサが燃料高さプローブを含み、燃料高さプローブがローカル電気接地接続を含む、条項A16からA37のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A39. 燃料高さセンサが、電気接地接続を含まない浮遊燃料高さプローブを含む、条項A16からA38のいずれか一項に記載の輸送体。
条項A40. 燃料タンク内の燃料の量をモニタリングするための方法であって、
1つ又は複数の燃料高さセンサを燃料タンクに挿入することと、
各燃料高さセンサと燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタとの間に電力接続を供給することと、
各燃料高さセンサとシールドコネクタとの間に内部データ通信接続を提供することと
を含み、電力接続が、抵抗性非金属ワイヤを含む、方法。
条項A41. 抵抗性非金属ワイヤが炭素含有熱可塑性物質を含む、条項A40に記載の方法。
条項A42. 抵抗性非金属ワイヤが、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む、条項A40又はA41に記載の方法。
条項A43. 抵抗性非金属ワイヤが、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む、条項A40からA42のいずれか一項に記載の方法。
条項A44. 内部データ通信接続が、別の抵抗性非金属ワイヤを含む、条項A40からA43のいずれか一項に記載の方法。
条項A45. 内部データ通信接続が、信号hi抵抗性非金属ワイヤと、信号lo抵抗性非金属ワイヤとを含む、条項A40からA44のいずれか一項に記載の方法。
条項A46. 内部データ通信接続が、アナログ信号出力接続を含む、条項A40からA45のいずれか一項に記載の方法。
条項A47. 内部データ通信接続が、デジタル信号出力接続を含む、条項A40からA46のいずれか一項に記載の方法。
条項A48. 内部データ通信接続が、光信号出力接続を含む、条項A40からA47のいずれか一項に記載の方法。
条項A49. シールドコネクタと光データコンバータ又はデータ集線装置との間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項A40からA48のいずれか一項に記載の方法。
条項A50. シールドコネクタとプローブリーダー又はデータ集線装置のどちらかとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項A40からA49のいずれか一項に記載の方法。
条項A51. シールドコネクタとコアコンピュータシステム(CCS)のデバイスとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項A40からA50のいずれか一項に記載の方法。
条項A52. 燃料タンクの外側の外部データ通信接続が、デジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、又はコントローラエリアネットワーク(CAN)バスを含む、条項A40からA51のいずれか一項に記載の方法。
条項A53. 燃料高さセンサが燃料高さプローブを含み、燃料高さプローブがローカル電気接地接続を含む、条項A40からA52のいずれか一項に記載の方法。
条項A54. 燃料高さセンサが、電気接地接続を含まない浮遊燃料高さプローブを含む、条項A40からA53のいずれか一項に記載の方法。
条項55. 燃料タンク内にあり燃料タンクの壁を越える電力及びデータ通信のためのシステムからデータを受信するように構成されたインターフェース
を含み、システムが、
燃料高さセンサと、
燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタと、
燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の電力接続と、
燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の内部データ通信接続と
を含み、電力接続が、抵抗性非金属ワイヤを含む、データ集線装置。
条項A56. 抵抗性非金属ワイヤが炭素含有熱可塑性物質を含む、条項A55に記載のデータ集線装置。
条項A57. 抵抗性非金属ワイヤが、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む、条項A55又はA56に記載のデータ集線装置。
条項A58. 抵抗性非金属ワイヤが、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む、条項A55からA57のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項A59. 内部データ通信接続が、別の抵抗性非金属ワイヤを含む、条項A55からA58のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項A60. 内部データ通信接続が、信号hi抵抗性非金属ワイヤと、信号lo抵抗性非金属ワイヤとを含む、条項A55からA59のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項A61. 内部データ通信接続が、アナログ信号出力接続を含む、条項A55からA60のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項A62. 内部データ通信接続が、デジタル信号出力接続を含む、条項A55からA61のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項A63. 内部データ通信接続が、光信号出力接続を含む、条項A55からA62のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項A64. シールドコネクタと光データコンバータ又はデータ集線装置との間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項A55からA63のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項A65. シールドコネクタとプローブリーダー又はデータ集線装置のどちらかとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項A55からA64のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項A66. シールドコネクタとコアコンピュータシステム(CCS)のデバイスとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項A55からA65のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項A67. 燃料タンクの外側の外部データ通信接続が、デジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、又はコントローラエリアネットワーク(CAN)バスを含む、条項A55からA66のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項A68. 燃料高さセンサが燃料高さプローブを含み、燃料高さプローブがローカル電気接地接続を含む、条項A55からA67のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項A69. 燃料高さセンサが、電気接地接続を含まない浮遊燃料高さプローブを含む、条項A55からA68のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
【0109】
条項B1. 光学ハイブリッド燃料高さセンサと、
燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタと、
光学ハイブリッド燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の電力接続であって、抵抗性非金属ワイヤを含む電力接続と、
燃料タンクの壁を通って延びるシールド光コネクタと、
光学ハイブリッド燃料高さセンサとシールド光コネクタとの間の内部データ通信接続であって、光信号出力接続を含む内部データ通信接続と
を含むシステム。
条項B2. 抵抗性非金属ワイヤが炭素含有熱可塑性物質を含む、条項B1に記載のシステム。
条項B3. 抵抗性非金属ワイヤが、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む、条項B1又はB2に記載のシステム。
条項B4. 抵抗性非金属ワイヤが、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む、条項B1からB3のいずれか一項に記載のシステム。
条項B5. 光学ハイブリッド燃料高さセンサが、燃料高さ電気信号を燃料高さ光信号に変換するように構成された光送信器を含む、条項B1からB4のいずれか一項に記載のシステム。
条項B6. 内部データ通信接続が、光送信器とシールド光コネクタとを接続する光ファイバーを含む、条項B1からB5のいずれか一項に記載のシステム。
条項B7. シールド光コネクタが、シールドコネクタ内に配置された光コネクタを含み、光コネクタが、内部データ通信接続を外部データ通信接続に接続する、条項B1からB6のいずれか一項に記載のシステム。
条項B8. シールド光コネクタが、シールドコネクタから分離し、内部データ通信接続を外部データ通信接続に接続する専用シールド光コネクタを含む、条項B1からB7のいずれか一項に記載のシステム。
条項B9. シールド光コネクタが、燃料タンクの外側で、燃料タンクの壁を通って、光送信器と光データコンバータ又はデータ集線装置との間を完全な状態で延びる光ファイバーを含む、条項B1からB8のいずれか一項に記載のシステム。
条項B10. シールド光学コネクタとコアコンピュータシステム(CCS)のデバイスとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項B1からB9のいずれか一項に記載のシステム。
条項B11. 外部データ通信接続が、シールド光コネクタとCCSとの間で接続された光データコンバータであって、光信号を、導電性金属ワイヤ上でCCSに送信するための電気信号に変換するように構成されている光データコンバータを含む、条項B1からB10のいずれか一項に記載のシステム。
条項B12. 外部データ通信接続が、シールド光コネクタとCCSとの間で接続されたデータ集線装置であって、多数の光ファイバー信号を読み取り、データの単一のストリームをCCSに送信するように構成されているデータ集線装置を含む、条項B1からB11のいずれか一項に記載のシステム。
条項B13. 電力接続が2線式電力接続を含む、条項B1からB12のいずれか一項に記載のシステム。
条項B14. 電力接続が、1線式電力接続と、光学ハイブリッド燃料高さセンサのローカル接地接続を通る電流戻りとを含む、条項B1からB13のいずれか一項に記載のシステム。
条項B15. 光学ハイブリッド燃料高さセンサが燃料高さプローブを含み、燃料高さプローブがローカル電気接地接続を含む、条項B1からB14のいずれか一項に記載のシステム。
条項B16. 光学ハイブリッド燃料高さセンサが、電気接地接続を含まない浮遊燃料高さプローブを含む、条項B1からB15のいずれか一項に記載のシステム。
条項B17. 燃料タンクと、
燃料タンク内の電力及びデータ通信システムと
を含み、電力及びデータ通信システムが、
光学ハイブリッド燃料高さセンサと、
燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタと、
光学ハイブリッド燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の電力接続であって、抵抗性非金属ワイヤを含む電力接続と、
燃料タンクの壁を通って延びるシールド光コネクタと、
光学ハイブリッド燃料高さセンサとシールド光コネクタとの間の内部データ通信接続であって、光信号出力接続を含む内部データ通信接続と
を含む、輸送体。
条項B18. 抵抗性非金属ワイヤが炭素含有熱可塑性物質を含む、条項B17に記載の輸送体。
条項B19. 抵抗性非金属ワイヤが、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む、条項B17又はB18に記載の輸送体。
条項B20. 抵抗性非金属ワイヤが、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む、条項B17からB19のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B21. 光学ハイブリッド燃料高さセンサが、燃料高さ電気信号を燃料高さ光信号に変換するように構成された光送信器を含む、条項B17からB20のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B22. 内部データ通信接続が、光送信器とシールド光コネクタとを接続する光ファイバーを含む、条項B17からB21のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B23. シールド光コネクタが、シールドコネクタ内に配置された光コネクタを含み、光コネクタが、内部データ通信接続を外部データ通信接続に接続する、条項B17からB22のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B24. シールド光コネクタが、シールドコネクタから分離し、内部データ通信接続を外部データ通信接続に接続する専用シールド光コネクタを含む、条項B17からB23のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B25. シールド光コネクタが、燃料タンクの外側で、燃料タンクの壁を通って、光送信器と光データコンバータ又はデータ集線装置との間を完全な状態で延びる光ファイバーを含む、条項B17からB24のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B26. シールド光学コネクタとコアコンピュータシステム(CCS)のデバイスとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項B17からB25のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B27. 外部データ通信接続が、シールド光コネクタとCCSとの間で接続された光データコンバータであって、光信号を、導電性金属ワイヤ上でCCSに送信するための電気信号に変換するように構成されている光データコンバータを含む、条項B17からB26のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B28. 外部データ通信接続が、シールド光コネクタとCCSとの間で接続されたデータ集線装置であって、多数の光ファイバー信号を読み取り、データの単一のストリームをCCSに送信するように構成されているデータ集線装置を含む、条項B17からB27のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B29. 電力接続が2線式電力接続を含む、条項B17からB28のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B30. 電力接続が、1線式電力接続と、光学ハイブリッド燃料高さセンサのローカル接地接続を通る電流戻りとを含む、条項B17からB29のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B31. 光学ハイブリッド燃料高さセンサが燃料高さプローブを含み、燃料高さプローブがローカル電気接地接続を含む、条項B17からB30のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B32. 光学ハイブリッド燃料高さセンサが、電気接地接続を含まない浮遊燃料高さプローブを含む、条項B17からB31のいずれか一項に記載の輸送体。
条項B33. 1つ又は複数の光学ハイブリッド燃料高さセンサを燃料タンクに挿入することと、
各光学ハイブリッド燃料高さセンサと燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタとの間に電力接続を供給することと、
燃料タンクの壁を通って延びるシールド光コネクタを提供することと、
各光学ハイブリッド燃料高さセンサとシールド光コネクタとの間に、光信号出力接続を含む内部データ通信接続を提供することと
を含む方法。
条項B34. 電力接続が、抵抗性非金属ワイヤを含む、条項B33に記載の方法。
条項B35. 抵抗性非金属ワイヤが炭素含有熱可塑性物質を含む、条項B33又はB34に記載の方法。
条項B36. 抵抗性非金属ワイヤが、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む、条項B33からB35のいずれか一項に記載の方法。
条項B37. 抵抗性非金属ワイヤが、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む、条項B33からB36のいずれか一項に記載の方法。
条項B38. 光学ハイブリッド燃料高さセンサが、燃料高さ電気信号を燃料高さ光信号に変換するように構成された光送信器を含む、条項B33からB37のいずれか一項に記載の方法。
条項B39. 内部データ通信接続が、光送信器とシールド光コネクタとを接続する光ファイバーを含む、条項B33からB38のいずれか一項に記載の方法。
条項B40. シールド光コネクタが、シールドコネクタ内に配置された光コネクタを含み、光コネクタが、内部データ通信接続を外部データ通信接続に接続する、条項B33からB39のいずれか一項に記載の方法。
条項B41. シールド光コネクタが、シールドコネクタから分離し、内部データ通信接続を外部データ通信接続に接続する専用シールド光コネクタを含む、条項B33からB40のいずれか一項に記載の方法。
条項B42. シールド光コネクタが、燃料タンクの外側で、燃料タンクの壁を通って、光送信器と光データコンバータ又はデータ集線装置との間を完全な状態で延びる光ファイバーを含む、条項B33からB41のいずれか一項に記載の方法。
条項B43. シールド光学コネクタとコアコンピュータシステム(CCS)のデバイスとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項B33からB42のいずれか一項に記載の方法。
条項B44. 外部データ通信接続が、シールド光コネクタとCCSとの間で接続された光データコンバータであって、光信号を、導電性金属ワイヤ上でCCSに送信するための電気信号に変換するように構成されている光データコンバータを含む、条項B33からB43のいずれか一項に記載の方法。
条項B45. 外部データ通信接続が、シールド光コネクタとCCSとの間で接続されたデータ集線装置であって、多数の光ファイバー信号を読み取り、データの単一のストリームをCCSに送信するように構成されているデータ集線装置を含む、条項B33からB44のいずれか一項に記載の方法。
条項B46. 電力接続が2線式電力接続を含む、条項B33からB45のいずれか一項に記載の方法。
条項B47. 電力接続が、1線式電力接続と、光学ハイブリッド燃料高さセンサのローカル接地接続を通る電流戻りとを含む、条項B33からB46のいずれか一項に記載の方法。
条項B48. 光学ハイブリッド燃料高さセンサが燃料高さプローブを含み、燃料高さプローブがローカル電気接地接続を含む、条項B33からB47のいずれか一項に記載の方法。
条項B49. 光学ハイブリッド燃料高さセンサが、電気接地接続を含まない浮遊燃料高さプローブを含む、条項B33からB48のいずれか一項に記載の方法。
条項B50. 燃料タンク内にあり燃料タンクの壁を越える電力及びデータ通信のためのシステムからデータを受信するように構成されたインターフェース
を含み、システムが、
光学ハイブリッド燃料高さセンサと、
燃料タンクの壁を通って延びるシールドコネクタと、
光学ハイブリッド燃料高さセンサとシールドコネクタとの間の電力接続であって、抵抗性非金属ワイヤを含む電力接続と、
燃料タンクの壁を通って延びるシールド光コネクタと、
光学ハイブリッド燃料高さセンサとシールド光コネクタとの間の内部データ通信接続であって、光信号出力接続を含む内部データ通信接続と
を含む、データ集線装置。
条項B51. 抵抗性非金属ワイヤが炭素含有熱可塑性物質を含む、条項B50に記載のデータ集線装置。
条項B52. 抵抗性非金属ワイヤが、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む、条項B50又はB51に記載のデータ集線装置。
条項B53. 抵抗性非金属ワイヤが、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む、条項B50からB52のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項B54. 光学ハイブリッド燃料高さセンサが、燃料高さ電気信号を燃料高さ光信号に変換するように構成された光送信器を含む、条項B50からB53のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項B55. 内部データ通信接続が、光送信器とシールド光コネクタとを接続する光ファイバーを含む、条項B50からB54のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項B56. シールド光コネクタが、シールドコネクタ内に配置された光コネクタを含み、光コネクタが、内部データ通信接続を外部データ通信接続に接続する、条項B50からB55のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項B57. シールド光コネクタが、シールドコネクタから分離し、内部データ通信接続を外部データ通信接続に接続する専用シールド光コネクタを含む、条項B50からB56のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項B58. シールド光コネクタが、燃料タンクの外側で、燃料タンクの壁を通って、光送信器と光データコンバータ又はデータ集線装置との間を完全な状態で延びる光ファイバーを含む、条項B50からB57のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項B59. シールド光コネクタとコアコンピュータシステム(CCS)のデバイスとの間の燃料タンクの外側に外部データ通信接続を更に含む、条項B50からB58のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項B60. 外部データ通信接続が、シールド光コネクタとCCSとの間で接続された光データコンバータであって、光信号を、導電性金属ワイヤ上でCCSに送信するための電気信号に変換するように構成されている光データコンバータを含む、条項B50からB59のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項B61. 外部データ通信接続が、シールド光コネクタとCCSとの間で接続されたデータ集線装置であって、多数の光ファイバー信号を読み取り、データの単一のストリームをCCSに送信するように構成されているデータ集線装置を含む、条項B50からB60のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項B62. 電力接続が2線式電力接続を含む、条項B50からB61のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項B63. 電力接続が、1線式電力接続と、光学ハイブリッド燃料高さセンサのローカル接地接続を通る電流戻りとを含む、条項B50からB62のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項B64. 光学ハイブリッド燃料高さセンサが燃料高さプローブを含み、燃料高さプローブがローカル電気接地接続を含む、条項B50からB63のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
条項B65. 光学ハイブリッド燃料高さセンサが、電気接地接続を含まない浮遊燃料高さプローブを含む、条項B50からB64のいずれか一項に記載のデータ集線装置。
【0110】
条項C1. 燃料タンク内の複数の燃料高さセンサと、
燃料タンクの壁を通って延びるシールドアクティブコネクタであって、複数の燃料高さセンサからデータを受信するように構成された内部電子回路を含むシールドアクティブコネクタと、
燃料高さセンサの各々とシールドアクティブコネクタとの間の電力接続と、
燃料高さセンサの各々とシールドアクティブコネクタとの間の内部データ通信接続と
を含み、少なくとも各燃料高さセンサとシールドアクティブコネクタとの間の電力接続が抵抗性非金属ワイヤを含む、システム。
条項C2. 内部電子回路が、データを、燃料高さセンサからAeronautical Radio,Incorporated(ARINC)データにフォーマットするように更に構成される、条項C1に記載のシステム。
条項C3. シールドアクティブコネクタが、燃料タンクの外側の外部データ通信接続によって、コアコンピュータシステム(CCS)のデバイスに直接接続される、条項C1又はC2に記載のシステム。
条項C4. 外部データ通信接続が、デジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、又はコントローラエリアネットワーク(CAN)バスを含む、条項C1からC3のいずれか一項に記載のシステム。
条項C5. シールドアクティブコネクタが、コネクタシェルを含み、内部電子回路が、コネクタシェル内に取り外し可能に配置されたマイクロプロセッサを含む、条項C1からC4のいずれか一項に記載のシステム。
条項C6. シールドアクティブコネクタが、燃料タンクの壁を通って延びるパッシブシールドコネクタに接続されたアクティブアダプタを含み、内部電子回路がアクティブアダプタ内に配置され、アクティブアダプタが、燃料タンクの壁からパッシブシールドコネクタを取り外すことなく、パッシブシールドコネクタから取り外すことができる、条項C1からC5のいずれか一項に記載のシステム。
条項C7. 燃料タンクが、航空機の翼に装着され、複数の燃料高さセンサが、燃料タンク内の所定の異なる場所に分配され、燃料タンク内の燃料の量を正確に測定する、条項C1からC6のいずれか一項に記載のシステム。
条項C8. 抵抗性非金属ワイヤが炭素含有熱可塑性物質を含む、条項C1からC7のいずれか一項に記載のシステム。
条項C9. 抵抗性非金属ワイヤが、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む、条項C1からC8のいずれか一項に記載のシステム。
条項C10. 抵抗性非金属ワイヤが、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む、条項C1からC9のいずれか一項に記載のシステム。
条項C11. 内部データ通信接続が、抵抗性非金属ワイヤを含む、条項C1からC10のいずれか一項に記載のシステム。
条項C12. 内部データ通信接続が、アナログ信号出力接続を含む、条項C1からC11のいずれか一項に記載のシステム。
条項C13. 内部データ通信接続が、デジタル信号出力接続を含む、条項C1からC12のいずれか一項に記載のシステム。
条項C14. 燃料タンクと、
燃料タンク内にあり燃料タンクの壁を越える電力及びデータ通信のためのシステムであって、当該システムが、
複数の燃料高さセンサと、
燃料タンクの壁を通って延びるシールドアクティブコネクタであって、複数の燃料高さセンサからデータを受信するように構成された内部電子回路を含むシールドアクティブコネクタと、
燃料高さセンサの各々とシールドアクティブコネクタとの間の電力接続と、
燃料高さセンサの各々とシールドアクティブコネクタとの間の内部データ通信接続と
を含み、少なくとも各燃料高さセンサとシールドアクティブコネクタとの間の電力接続が抵抗性非金属ワイヤを含む、輸送体。
条項C15. 内部電子回路が、燃料高さセンサからのデータをARINCデータにフォーマットするように更に構成される、条項C14に記載の輸送体。
条項C16. シールドアクティブコネクタが、燃料タンクの外側の外部データ通信接続によって、コアコンピュータシステム(CCS)のデバイスに直接接続される、条項C14又はC15に記載の輸送体。
条項C17. 外部データ通信接続が、デジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、又はコントローラエリアネットワーク(CAN)バスを含む、条項C14からC16のいずれか一項に記載の輸送体。
条項C18. シールドアクティブコネクタが、コネクタシェルを含み、内部電子回路が、コネクタシェル内に取り外し可能に配置されたマイクロプロセッサを含む、条項C14からC17のいずれか一項に記載の輸送体。
条項C19. シールドアクティブコネクタが、燃料タンクの壁を通って延びるパッシブシールドコネクタに接続されたアクティブアダプタを含み、内部電子回路がアクティブアダプタ内に配置され、アクティブアダプタが、燃料タンクの壁からパッシブシールドコネクタを取り外すことなく、パッシブシールドコネクタから取り外すことができる、条項C14からC18のいずれか一項に記載の輸送体。
条項C20. 燃料タンクが、航空機の翼に装着され、複数の燃料高さセンサが、燃料タンク内の所定の異なる場所に分配され、燃料タンク内の燃料の量を正確に測定する、条項C14からC19のいずれか一項に記載の輸送体。
条項C21. 抵抗性非金属ワイヤが炭素含有熱可塑性物質を含む、条項C14からC20のいずれか一項に記載の輸送体。
条項C22. 抵抗性非金属ワイヤが、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む、条項C14からC21のいずれか一項に記載の輸送体。
条項C23. 抵抗性非金属ワイヤが、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む、条項C14からC22のいずれか一項に記載の輸送体。
条項C24. 内部データ通信接続が、抵抗性非金属ワイヤを含む、条項C14からC23のいずれか一項に記載の輸送体。
条項C25. 内部データ通信接続が、アナログ信号出力接続を含む、条項C14からC24のいずれか一項に記載の輸送体。
条項C26. 内部データ通信接続が、デジタル信号出力接続を含む、条項C14からC25のいずれか一項に記載の輸送体。
条項27. 1つ又は複数の燃料高さセンサを燃料タンクに挿入することと、
各燃料高さセンサと燃料タンクの壁を通って延びるシールドアクティブコネクタとの間に電力接続を供給することと、
各燃料高さセンサとシールドアクティブコネクタとの間に内部データ通信接続を提供することと
を含み、少なくとも電力接続が、抵抗性非金属ワイヤを含む、方法。
条項C28. 内部電子回路が、燃料高さセンサからのデータをARINCデータにフォーマットするように更に構成される、条項C27に記載の方法。
条項C29. シールドアクティブコネクタが、燃料タンクの外側の外部データ通信接続によって、コアコンピュータシステム(CCS)のデバイスに直接接続される、条項C27又はC28に記載の方法。
条項C30. 外部データ通信接続が、デジタルデータバス、Aeronautical Radio,Incorporated(ARINC)バス、又はコントローラエリアネットワーク(CAN)バスのうちの1つを含む、条項C27からC29のいずれか一項に記載の方法。
条項C31. シールドアクティブコネクタが、コネクタシェルを含み、内部電子回路が、コネクタシェル内に取り外し可能に配置されたマイクロプロセッサを含む、条項C27からC30のいずれか一項に記載の方法。
条項C32. シールドアクティブコネクタが、燃料タンクの壁を通って延びるパッシブシールドコネクタに接続されたアクティブアダプタを含み、内部電子回路がアクティブアダプタ内に配置され、アクティブアダプタが、燃料タンクの壁からパッシブシールドコネクタを取り外すことなく、パッシブシールドコネクタから取り外すことができる、条項C27からC31のいずれか一項に記載の方法。
条項C33. 燃料タンクが、航空機の翼に装着され、複数の燃料高さセンサが、燃料タンク内の所定の異なる場所に分配され、燃料タンク内の燃料の量を正確に測定する、条項C27からC32のいずれか一項に記載の方法。
条項C34. 抵抗性非金属ワイヤが炭素含有熱可塑性物質を含む、条項C27からC33のいずれか一項に記載の方法。
条項C35. 抵抗性非金属ワイヤが、炭素含有ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)熱可塑性物質を含む、条項C27からC34のいずれか一項に記載の方法。
条項C36. 抵抗性非金属ワイヤが、約100オーム/メートルと約1メガオーム/メートルとの間の抵抗を含む、条項C27からC35のいずれか一項に記載の方法。
条項C37. 内部データ通信接続が、抵抗性非金属ワイヤを含む、条項C27からC36のいずれか一項に記載の方法。
条項C38. 内部データ通信接続が、アナログ信号出力接続を含む、条項C27からC37のいずれか一項に記載の方法。
条項C39. 内部データ通信接続が、デジタル信号出力接続を含む、条項C27からC38のいずれか一項に記載の方法。
【0111】
図中のフロー図及びブロック図は、本主題の開示の様々な例によるシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品の、実現可能な実行形態のアーキテクチャ、機能、及び動作を示している。そのため、フロー図及びブロック図における各ブロックは、特定の論理機能(複数可)を実装するための1つ又は複数の実行可能な命令を含む、命令のモジュール、命令のセグメント、又は命令の一部分を表わしうる。いくつかの代替的な実施態様では、ブロックに記載された機能は図面に記載された順序を逸脱して現われることがある。例えば、連続して示されている2つのブロックは、実際には、関連機能に応じて、実質的に同時に実行されても、又は時には逆順に実行されてもよい。ブロック図及び/又はフロー図の各ブロック、並びに、ブロック図及び/又はフロー図におけるブロックの組み合わせは、特定の機能又は作用を実施する特殊用途のハードウェアベースのシステムによって実装されうるか、或いは、特殊用途ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実行されうることにも、留意されたい。
【0112】
本書で使用している用語は、単に特定の例を説明することを目的としており、本開示の例を限定することを意図していない。本書において、単数形「1つの(a、an)」及び「この、その、前記(the)」は、複数形も含むことを(文脈が明らかにそうでないことを示さない限り)意図している。更に、「含む(include、includes、comprises及び/又はcomprising)」という語は、本書で使用される場合、記載されている特徴、実体、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を特定するが、それら以外の1つ又は複数の特徴、実体、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はこれらの群の、存在又は追加を排除するものではないことが理解されよう。
【0113】
全ての手段又はステップの対応している構造、材料、作用、及び均等物、それに加えて、以下の特許請求の範囲における機能要素は、具体的に請求されている、その他の請求されている要素と組み合わされて機能を実施するための、いかなる構造、材料、又は作用をも含むことが、意図されている。本書の例についての説明は、例示及び説明を目的として提示されており、網羅的であること、又は、例を開示されている形態に限定することを、意図するものではない。当業者には、例の範囲及び本質から逸脱することなく、多くの修正例及び変更例が自明となろう。
【0114】
本書では具体例を例示し、説明しているが、当業者は、示されている具体例が、同じ目的を果たすよう計算されているいかなる構成をも代替しうること、及び、これらの例が、他の環境における他の応用を有することを、認識しよう。この出願は、いかなる適応例又は変形例をも対象とすることが、意図されている。以下の特許請求の範囲は、本開示の例の範囲を本書に記載の具体例に限定することを、全く意図するものではない。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13A
図13B
図14
図15