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  • 特許-プリント配線板およびその製造方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-07
(45)【発行日】2024-10-16
(54)【発明の名称】プリント配線板およびその製造方法
(51)【国際特許分類】
   H05K 3/34 20060101AFI20241008BHJP
   H01L 21/60 20060101ALI20241008BHJP
【FI】
H05K3/34 505A
H01L21/92 602D
H01L21/92 604B
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021018338
(22)【出願日】2021-02-08
(65)【公開番号】P2022121152
(43)【公開日】2022-08-19
【審査請求日】2023-12-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000000158
【氏名又は名称】イビデン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001542
【氏名又は名称】弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】川合 悟
【審査官】内田 勝久
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-140174(JP,A)
【文献】特開2020-136652(JP,A)
【文献】特開2021-005609(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 3/32 - 3/34
H01L 21/60 - 21/607
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のめっきバンプを有するプリント配線板であって、
基部絶縁層と、
前記基部絶縁層上に形成された導体層と、
前記基部絶縁層上および前記導体層上に形成され、かつ、前記導体層の一部を導体パッドとして露出させる開口を有するソルダーレジスト層と、
前記ソルダーレジスト層の開口内に形成されたベースめっき層と、
前記ベースめっき層上に半球状に形成されたトップめっき層と、を含むめっきバンプと、を有し、
前記めっきバンプが、少なくとも第1バンプおよび第2バンプを有し、
前記第1バンプおよび前記第2バンプは前記ベースめっき層の上面中央に凹曲面を有し、互いの曲率が異なり、
前記第1バンプの径が前記第2バンプの径と略同じである。
【請求項2】
請求項1に記載のプリント配線板において、部品実装面の第1エリアに含まれるバンプはすべて前記第1バンプからなり、第2エリアに含まれるバンプはすべて前記第2バンプからなる。
【請求項3】
請求項2に記載のプリント配線板において、前記第1エリアの前記第1バンプの高さと前記第2エリアの前記第2バンプの高さとが異なる。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のプリント配線板において、前記第1バンプおよび前記第2バンプは、前記トップめっき層が前記ベースめっき層の上面のみ被覆する。
【請求項5】
基部絶縁層を形成することと、
前記基部絶縁層上に導体層を形成することと、
前記基部絶縁層上および前記導体層上にソルダーレジスト層を形成することと、
前記ソルダーレジスト層に、前記導体層の一部を導体パッドとして露出させる開口を形成することと、
前記開口内にベースめっき層を形成することと、
前記ベースめっき層上にトップめっき層を形成することと、
前記トップめっき層をリフローすることでめっきバンプを形成することと、を含む、複数のめっきバンプを有するプリント配線板の製造方法であって、
前記めっきバンプとして、少なくとも第1バンプおよび第2バンプを形成することと、
前記第1バンプおよび前記第2バンプでは、前記ベースめっき層を形成する際、前記ベースめっき層の上面中央に、互いの曲率が異なる凹曲面を形成することと、
前記第1バンプの径と前記第2バンプの径とが略同じとなるよう形成することと、
を含む。
【請求項6】
請求項5に記載のプリント配線板の製造方法において、前記互いの曲率が異なる凹曲面の形成は、抑制剤と促進剤を含むめっき液を用いて、該めっき液を攪拌させながら電解めっき処理をおこなうことを含む。
【請求項7】
請求項5に記載のプリント配線板の製造方法において、前記互いの曲率が異なる凹曲面の形成は、前記ソルダーレジスト層上に形成された、前記めっきバンプの形成予定部位に開口を有する所定のパターンのめっきレジストを介して電解めっき処理をおこなうことと、前記電解めっき処理の後、エッチング液を攪拌しながら前記めっきレジストを介してエッチング処理をおこなうことと、を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のめっきバンプを有するプリント配線板およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、複数のめっきバンプを有するプリント配線板の一例を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2010-129996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図6は、従来の複数のめっきバンプを有するプリント配線板のめっきバンプの一例を示す図である。図6において、プリント配線板51は、基部絶縁層61上にソルダーレジスト層62を形成し、ソルダーレジスト層62に形成された開口62a内の導体パッド63上にベースめっき層64を形成し、ベースめっき層64上にトップめっき層65を形成して、トップめっき層65をリフローしてめっきバンプ71を形成している。
【0005】
この場合、図7に示すように、例えばSnからなるトップめっき層65のリフローなどの熱処理時に、溶融Snがベースめっき層64の側面に垂れ下がり、トップめっき層65のSn量が減少しバンプ71の高さが低下することがあった。その結果、顧客での実装で、実装部品のターミナルとバンプ71との間の接触不良が発生していた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るプリント配線板は、複数のめっきバンプを有するプリント配線板であって、基部絶縁層と、前記基部絶縁層上に形成された導体層と、前記基部絶縁層上および前記導体層上に形成され、かつ、前記導体層の一部を導体パッドとして露出させる開口を有するソルダーレジスト層と、前記ソルダーレジスト層の開口内に形成されたベースめっき層と、前記ベースめっき層上に半球状に形成されたトップめっき層と、を含むめっきバンプと、を有し、前記めっきバンプが第、少なくとも第1バンプおよび第2バンプを有し、前記第1バンプおよび前記第2バンプは前記ベースめっき層の上面中央に凹曲面を有し、互いの曲率が異なり、前記第1バンプの径が前記第2バンプの径と略同じである。
【0007】
本発明に係るプリント配線板の製造方法は、基部絶縁層を形成することと、前記基部絶縁層上に導体層を形成することと、前記基部絶縁層上および前記導体層上にソルダーレジスト層を形成することと、前記ソルダーレジスト層に、前記導体層の一部を導体パッドとして露出させる開口を形成することと、前記開口内にベースめっき層を形成することと、
前記ベースめっき層上にトップめっき層を形成することと、前記トップめっき層をリフローすることでめっきバンプを形成することと、を含む、複数のめっきバンプを有するプリント配線板の製造方法であって、前記めっきバンプとして、少なくとも第1バンプおよび第2バンプを形成することと、前記第1バンプおよび前記第2バンプでは、前記ベースめっき層を形成する際、前記ベースめっき層の上面中央に、互いの曲率が異なる凹曲面を形成することと、前記第1バンプの径と前記第2バンプの径とが略同じとなるよう形成することと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施形態に係るプリント配線板におけるめっきバンプの構成を説明するための断面図である。
図2】本発明に係るプリント配線板の一実施形態を説明するための断面図である。
図3】本発明に係るプリント配線板の他の実施形態を説明するための断面図である。
図4】本発明に係るプリント配線板の一実施形態におけるエリアを説明するための図である。
図5】(a)~(d)は、それぞれ、本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態における各工程を説明するための図である。
図6】従来の複数のめっきバンプを有するプリント配線板の一例を示す図である。
図7】従来の複数のめっきバンプを有するプリント配線板の一例における問題を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本発明のプリント配線板について>
本発明のプリント配線板の一実施形態が、図面を参照して説明される。なお、図1図3に示す例において、各部材の寸法、特に高さ方向の寸法については、本発明の特徴をより良く理解できるようにするために、実際の寸法とは異なる寸法で記載している。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係るプリント配線板におけるめっきバンプの構成を説明するための断面図である。図1には、実施形態のプリント配線板10の一部が拡大して示されている。プリント配線板10は、コア基板(図示せず)の片面または両面に所定の回路パターンを有する導体層と樹脂絶縁層とを交互に積層してなるコア付き基板であってよい。コア基板の両面に導体層を形成する場合には、コア基板を介して対向する導体層同士は、スルーホール導体(図示せず)を介して接続されていてもよい。あるいは、プリント配線板10は、コア基板の代わりに支持板(図示せず)上で導体層と樹脂絶縁層とを交互に積層した後、支持板を除去してなるコアレス基板であってもよい。
【0011】
いずれにせよ、プリント配線板10は、図1に示すように、少なくとも1層の樹脂絶縁層のうち最外に配置されたものである基部絶縁層12と、基部絶縁層12上に形成された、所定の回路パターンを有する導体層14と、基部絶縁層12および導体層14上に形成されたソルダーレジスト層16とを備えている。基部絶縁層12の下層には他の複数の導体層および樹脂絶縁層が交互に設けられている場合が多いが、図では省略されている。しかし、プリント配線板10は、1層の基部絶縁層12と1層の導体層14とからなるものでもよい。
【0012】
基部絶縁層12は、例えばシリカやアルミナ等の無機フィラーとエポキシ系樹脂とを含む樹脂組成物等で構成することができる。導体層14は導電性金属、例えば銅を主成分とする金属で形成される。ソルダーレジスト層16は、導体層14の一部を導体パッド14aとして露出させる開口16aを有している。開口16aのアスペクト比、つまり底部の口径に対する深さの比は0.5以下とすることができる。導体パッド14a上には下地層(図示せず)が形成されていてもよい。下地層としては、導体パッド14aの表面に形成されたニッケル層とニッケル層上に形成されたパラジウム層とパラジウム層上に形成された金層とを例示することができる。その他、ニッケル層とニッケル層上に形成された金層とを例示することができる。
【0013】
プリント配線板10はさらに、導体パッド14a上に形成されためっきバンプ20を備えている。めっきバンプ20は電源もしくはグランド線との接続あるいは信号線との接続に用いることができる。めっきバンプ20は、開口16a内に形成されたベースめっき層24と、ベースめっき層24の上面は曲率Cの凹曲面となっており、その上に形成されたトップめっき層28とを有する。ベースめっき層24上に、例えばニッケルを主成分とする中間層(図示せず)を形成することもできる。中間層の厚みは7μm以下とすることが好ましい。
【0014】
ベースめっき層24は、導電性金属、好ましくは銅を主成分とする金属から形成されている。ベースめっき層24はソルダーレジスト層16の表面(基部絶縁層12とは反対側の面)を超える高さまで形成する。これによりめっきバンプ20が開口16a内に安定して保持される。ソルダーレジスト層16の表面からのベースめっき層24の厚みは3μm~20μmの範囲内とすることが好ましい。トップめっき層28は、ベースめっき層24よりも融点が低くリフロー処理により溶融して図1に示すような略半球状に整形される金属、例えばスズを主成分とする金属からなる。トップめっき層28の厚み(めっきバンプ20の外周面においてトップめっき層28の下端からトップめっき層28の頂部までの垂直方向の距離)は5μm~45μmの範囲とすることが好ましい。トップめっき層28の厚みをこの範囲とすることで、めっきバンプ20と、プリント配線板10に実装される半導体チップやメモリなど電子部品の接続パッド(図示せず)との間で良好な接続信頼性が得られる。
【0015】
図2は、上述した構成のめっきバンプを有するプリント配線板の一実施形態を説明するための断面図である。本発明のプリント配線板の一実施形態の特徴は、図2に示すように、めっきバンプ20が第1バンプ20-1および第2バンプ20-2を有し、第1バンプ20-1および第2バンプ20-2はベースめっき層24の上面中央にそれぞれ曲率C1およびC2を有する凹曲面を有し、互いの曲率C1およびC2が異なり、第1バンプ20-1の径が第2バンプの径20-2と略同じ点である。また、図2に示すプリント配線板の一実施形態では、第1バンプ20-1の高さと第2バンプ20-2の高さが略同じである。
【0016】
図2に示す本発明に係るプリント配線板の一実施形態では、ベースめっき層24の上面中央がそれぞれ曲率C1およびC2を有する凹曲面となっているため、リフロー後のトップめっき層28がそれぞれの凹曲面に止まることができ、第1バンプ20-1および第2バンプ20-2において、トップめっき層28がベースめっき層24の上面のみ被覆することができる。そのため、従来のプリント配線板で問題となっていた、図7に示すような、ベースめっき層の側面へのトップめっき層の垂れ下がりを防止できる。そのため、トップめっき層のSn量が減少せずバンプの高さの低下を防止することができる。その結果、顧客での実装で、実装部品のターミナルとバンプ71との間の接触不良の発生を防止することができる。なお、図2に示す本発明に係るプリント配線板の一実施形態では、第1バンプ20-1の高さと第2バンプ20-2の高さが略同じであるため、プリント配線板10に実装される半導体チップやメモリなど電子部品の接続パッド(図示せず)が同じ高さの場合に、好適に用いることができる。
【0017】
図3は、上述した構成のめっきバンプを有するプリント配線板の他の実施形態を説明するための断面図である。本発明のプリント配線板の他の実施形態の特徴は、図3に示すように、めっきバンプ20が第1バンプ20-1および第2バンプ20-2を有し、第1バンプ20-1および第2バンプ20-2はベースめっき層24の上面中央にそれぞれ曲率C1およびC2を有する凹曲面を有し、互いの曲率C1およびC2がC1<C2と異なり、第1バンプ20-1の径が第2バンプの径20-2と略同じ点である。また、図3に示すプリント配線板の一実施形態では、互いの曲率C1およびC2がC1<C2と異なるため、第1バンプ20-1の高さが第2バンプ20-2の高さよりHだけ高くなっている。
【0018】
図3に示す本発明に係るプリント配線板の一実施形態では、ベースめっき層24の上面中央がそれぞれ曲率C1およびC2を有する凹曲面となっているため、リフロー後のトップめっき層28がそれぞれの凹曲面に止まることができ、第1バンプ20-1および第2バンプ20-2においては、トップめっき層28がベースめっき層24の上面のみ被覆することができる。そのため、従来のプリント配線板で問題となっていた、図7に示すような、ベースめっき層の側面へのトップめっき層の垂れ下がりを防止できる。そのため、トップめっき層のSn量が減少せずバンプの高さの低下を防止することができる。その結果、顧客での実装で、実装部品のターミナルとバンプ71との間の接触不良の発生を防止することができる。なお、図3に示す本発明に係る他の実施形態では、第1バンプ20-1の高さが第2バンプ20-2の高さよりHだけ高くなっているため、プリント配線板10に実装される半導体チップやメモリなど電子部品の接続パッド(図示せず)がエリアごとに異なる高さの場合には、エリアごとに第1バンプ20-1および第2バンプ20-2を別個に配置することで、好適に用いることができる。
【0019】
図4は、本発明に係るプリント配線板の一実施形態におけるエリアを説明するための図である。図4に示すプリント配線板10(すべてが部品実装面)では、少なくとも、部品実装面の第1エリア10-1に含まれるバンプはすべて第1バンプ20-1からなり、第2エリア10-2に含まれるバンプはすべて第2バンプ20-2からなる。なお、ここではエリアを第1エリア10-1および第2エリア10-2の2つのエリアから構成する例を説明したが、エリアの数(バンプの種類に対応)はこれに限定されるものではない。本例の場合、第1エリア10-1の接続パッドの高さが、第2エリア10-2の接続パッドの高さよりHだけ低くなっている場合に、図3に示す本発明に係る他の実施形態のように、第1バンプ20-1の高さが第2バンプ20-2の高さよりHだけ高くなっているプリント配線板10を好適に用いることができる。
【0020】
<本発明のプリント配線板の製造方法について>
以下、本発明に係る図1図3に示すプリント配線板10の製造方法を、図5(a)~(d)を参照して説明する。
【0021】
図5(a)には、公知の方法を用いて、第1バンプ10-1および第2バンプ10-2のそれぞれにおいて、基部絶縁層12上に、所定の回路パターンを有する導体層14、ソルダーレジスト層16、めっきレジスト31を形成し、めっきレジスト31の開口にベースめっき層24が形成された中間体が示されている。基部絶縁層12の下層には他の複数の導体層および樹脂絶縁層が交互に形成されている場合が多いが、図では省略されている。複数の導体層および樹脂絶縁層はコア基板上もしくは後に除去可能な支持板上で積層することができる。しかし、プリント配線板10は、基部絶縁層12としての1層の樹脂絶縁層と1層の導体層14とからなるものでもよく、この場合この樹脂絶縁層が基部絶縁層12に相当する。
【0022】
基部絶縁層12には、シリカやアルミナ等の無機フィラーとエポキシ系樹脂とを含むビルドアップ用絶縁樹脂フィルムを用いることができる。ソルダーレジスト層16には、例えば炭酸ガスレーザまたはUV-YAGレーザ等により、導体層14の一部を導体パッド14aとして露出させる開口16aが形成される。開口16aのアスペクト比は0.5以下とするのが好ましい。導体パッド14a上には、めっきにより例えばニッケル層、パラジウム層、金層がこの順に積層されて下地層(図示せず)が形成されてもよい。ベースめっき層24は、ソルダーレジスト層16上に形成された、めっきバンプ20の形成予定部位に開口を有する所定パターンのめっきレジスト31を介して、例えば電解めっき処理を行うことで形成される。
【0023】
次に、図5(b)に示すように、第1バンプ20-1および第2バンプ20-2のぞれぞれのベースめっき層24の上面中央に、それぞれ曲率C1およびC2を有する凹曲面を形成する。凹曲面の形成は、めっきレジスト31中のベースめっき層24の上面に対し、強撹拌めっきを行い添加剤のレベリング作用で凹曲面を形成する方法、エッチングの液撹拌の作用により凹曲面を形成する方法、などを利用することができる。また、第1バンプ20-1と第2バンプ20-2との異なる曲率は、強撹拌めっきおよびエッチングの使用条件を変えることで得ることができる。
【0024】
凹曲面の形成の具体例として、抑制剤と促進剤を含むめっき液を用いて、該めっき液を攪拌させながら電解めっき処理をおこなう方法をとることができる。また、ソルダーレジスト層16上に形成された、めっきバンプ20の形成予定部位に開口を有する所定のパターンのめっきレジストを介して電解めっき処理をおこなうことと、電解めっき処理の後、エッチング液を攪拌しながらめっきレジストを介してエッチング処理をおこなうことと、とを含む方法をとることもできる。
【0025】
次に、図5(c)に示すように、第1バンプ20-1および第2バンプ20-2において、めっきレジスト31内に、例えばスズを用いた電気めっきを施した後めっきレジスト31を除去することで、ベースめっき層24上にスズからなるトップめっき層28を形成する。その後、図5(d)に示すように、トップめっき層28をリフローすることで、第1バンプ20-1および第2バンプ20-2を得ることができる。
【符号の説明】
【0026】
10 プリント配線板
10-1 第1エリア
10-2 第2エリア
12 基部絶縁層
14 導体層
14a 導体パッド
16 ソルダーレジスト層
16a 開口
20 めっきバンプ
20-1 第1バンプ
20-2 第2バンプ
24 ベースめっき層
28 トップめっき層
31 めっきレジスト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7