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特許7568643プロジェクションシステムおよびその制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-07
(45)【発行日】2024-10-16
(54)【発明の名称】プロジェクションシステムおよびその制御方法
(51)【国際特許分類】
   G03B 21/14 20060101AFI20241008BHJP
   H04N 5/74 20060101ALI20241008BHJP
【FI】
G03B21/14 Z
H04N5/74 Z
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2021561305
(86)(22)【出願日】2020-11-13
(86)【国際出願番号】 JP2020042384
(87)【国際公開番号】W WO2021106617
(87)【国際公開日】2021-06-03
【審査請求日】2023-09-21
(31)【優先権主張番号】P 2019215376
(32)【優先日】2019-11-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】316005926
【氏名又は名称】ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】木本 太陽
【審査官】中村 直行
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-165224(JP,A)
【文献】特開2010-113009(JP,A)
【文献】特開2004-226631(JP,A)
【文献】特開2014-154673(JP,A)
【文献】特開2011-158845(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0242392(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2009/0009723(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 21/00 ー 21/64
H04N 5/74
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像光を形成する画像形成装置と、
前記画像光を投射する投射レンズと、
前記画像光を測定する測定装置と、
前記測定装置の出力に基づいて前記画像形成装置を制御する制御装置と、
前記画像形成装置と前記投射レンズとの間に配置され、前記画像光を前記投射レンズへ入射させる第1の状態と、前記画像光を前記測定装置へ入射させる第2の状態とを選択的に切り替え可能に構成された測定補助装置と
筐体に配置され、前記投射レンズによる投影像を撮影する撮像装置と
を具備し、
前記制御装置は、前記測定装置により取得された前記投射レンズのレンズ特性に依らない前記画像光と、前記撮像装置により取得された前記レンズ特性及び前記筐体の設置環境に依存した前記投影像の撮影データとに基づいて、前記画像形成装置を制御する
プロジェクションシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のプロジェクションシステムであって、
前記測定補助装置は、前記第2の状態において前記画像光を前記測定装置へ向けて反射させる光反射素子を有する
プロジェクションシステム。
【請求項3】
請求項2に記載のプロジェクションシステムであって、
前記光反射素子は、透光モードと遮光モードとを切り替え可能な調光素子である
プロジェクションシステム。
【請求項4】
請求項2に記載のプロジェクションシステムであって、
前記光反射素子は、前記画像形成装置の光軸から離間した位置である第1の位置と、前記光軸上の位置である第2の位置との間で移動または回動可能に構成される
プロジェクションシステム。
【請求項5】
請求項4に記載のプロジェクションシステムであって、
前記光反射素子は、前記画像光を前記投射レンズへ向けて反射する第1の姿勢と、前記画像光を前記測定装置へ向けて反射する第2の姿勢とを切り替え可能に構成される
プロジェクションシステム。
【請求項6】
請求項1に記載のプロジェクションシステムであって、
前記測定装置は、撮像素子を含む
プロジェクションシステム。
【請求項7】
請求項6に記載のプロジェクションシステムであって、
前記撮像素子は、前記画像形成装置に配置される
プロジェクションシステム。
【請求項8】
請求項1に記載のプロジェクションシステムであって、
前記制御装置は、前記測定装置の出力に基づいて、前記画像光を評価する評価部を有する
プロジェクションシステム。
【請求項9】
請求項1に記載のプロジェクションシステムであって、
前記画像形成装置は、3板式の画像表示素子を含む
プロジェクションシステム。
【請求項10】
請求項1に記載のプロジェクションシステムであって、
前記画像形成装置は、単板式の画像表示素子を含む
プロジェクションシステム。
【請求項11】
請求項に記載のプロジェクションシステムであって、
前記画像表示素子は、自発光型表示素子である
プロジェクションシステム。
【請求項12】
画像形成装置によって画像光を形成し、
前記画像光を投射するときは、前記画像光を投射レンズへ入射させ、
前記画像光を評価するときは、前記画像形成装置と前記投射レンズとの間に光反射素子を配置し、前記光反射素子で反射された前記画像光を測定装置へ入射させる
プロジェクションシステムの制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、プロジェクションシステムおよびその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プロジェクタ等の画像投射装置は、光源からの光を光変調素子により変調することで画像光を形成し、投射レンズを介して画像をスクリーン等へ表示させる。この種のプロジェクタには、投射された画像光を検出して、光変調素子の位置ずれや画像の明るさ等を調整する技術が知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、合成光学系から射出される合成画像光の偏光成分のうち投射に不要な不要偏光成分を分離する偏光分離手段と、分離された不要偏光成分に対応する画像データを出力するイメージセンサと、イメージセンサから出力される画像データに基づき、異なる色成分に対応した複数の光変調素子の位置を調整する位置調整制御装置とを備えたプロジェクタが開示されている。
【0004】
また、特許文献2,3には、色合成光学系により合成された光の一部を光量センサへ導き、光量センサの計測値に基づいて投影画像の明るさを一定に保つ画像表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2010-14924号公報
【文献】特開2017-204799号公報
【文献】特開2015-18051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように従来のプロジェクタにあっては、光変調素子の位置ずれや画像光の明るさを測定するために、画像光の出射光軸上に偏光分離手段を配置して画像光の一部をイメージセンサや光量センサで受光するように構成されている。このため、スクリーンへ投射される画像光は常に上記偏光分離手段を通過するので輝度が落ちてしまう。同様に、上記偏光分離手段を介してイメージセンサや光量センサが受光する画像も明るさが不足し、投影画を正確に測定することができないという問題がある。
【0007】
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、投影画像の輝度低下を防ぎつつ、投影画を正確に測定することができるプロジェクションシステムおよびその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本技術の一形態に係るプロジェクションシステムは、画像形成装置と、投射レンズと、測定装置と、制御装置と、測定補助装置とを具備する。
前記画像形成装置は、画像光を形成する。
前記投射レンズは、前記画像光を投射する。
前記測定装置は、前記画像光を測定する。
前記制御装置は、前記測定装置の出力に基づいて前記画像形成装置を制御する。
前記測定補助装置は、前記画像形成装置と前記投射レンズとの間に配置され、前記画像光を前記投射レンズへ入射させる第1の状態と、前記画像光を前記測定装置へ入射させる第2の状態とを選択的に切り替え可能に構成される。
【0009】
前記測定補助装置は、前記第2の状態において前記画像光を前記測定装置へ向けて反射させる光反射素子を有してもよい。
【0010】
前記光反射素子は、透光モードと遮光モードとを切り替え可能な調光素子であってもよい。
【0011】
前記光反射素子は、前記画像形成装置の光軸から離間した位置である第1の位置と、前記光軸上の位置である第2の位置との間で移動または回動可能に構成されてもよい。
【0012】
前記光反射素子は、前記画像光を前記投射レンズへ向けて反射する第1の姿勢と、前記画像光を前記測定装置へ向けて反射する第2の姿勢とを切り替え可能に構成されてもよい。
【0013】
前記測定装置は、撮像素子を含んでもよい。
【0014】
前記撮像素子は、前記画像形成装置に配置されてもよい。
【0015】
前記プロジェクションシステムは、前記投射レンズによる投影像を撮影する撮像装置をさらに具備してもよい。この場合、前記制御装置は、前記測定装置の出力と前記撮像装置の出力とに基づいて、前記画像形成装置を制御する。
【0016】
前記制御装置は、前記測定装置の出力に基づいて、前記画像光を評価する評価部を有してもよい。
【0017】
前記画像形成装置は、3板式の画像表示素子を含んでもよい。
【0018】
前記画像形成装置は、単板式の画像表示素子を含んでもよい。
【0019】
前記画像表示素子は、自発光型表示素子であってもよい。
【0020】
本技術の一形態に係るプロジェクションシステムの制御方法は、画像形成装置によって画像光を形成することを含む。
前記画像光を投射するときは、前記画像光が投射レンズへ入射する。
前記画像光を評価するときは、前記画像形成装置と前記投射レンズとの間に光反射素子が配置され、前記光反射素子で反射された前記画像光が測定装置へ入射する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本技術の第1の実施形態に係るプロジェクションシステムの概略構成図である。
図2】本技術の第2の実施形態に係るプロジェクションシステムの概略構成図である。
図3】本技術の第3の実施形態に係るプロジェクションシステムの概略構成図である。
図4】本技術の第4の実施形態に係るプロジェクションシステムの概略構成図である。
図5】本技術の第5の実施形態に係るプロジェクションシステムの概略構成図である。
図6図5のプロジェクションシステムの一作用を説明する概略構成図である。
図7】本技術の第6の実施形態に係るプロジェクションシステムの概略構成図である。
図8】本技術の第7の実施形態に係るプロジェクションシステムの概略構成図である。
図9】本技術の第8の実施形態に係るプロジェクションシステムの概略構成図である。
図10】第1の実施形態に係るプロジェクションシステムの構成の変形例を示す概略図である。
図11】第1の実施形態に係るプロジェクションシステムの構成の他の変形例を示す概略図である。
図12】第1の実施形態に係るプロジェクションシステムの構成のさらに他の変形例を示す概略図である。
図13】第1の実施形態に係るプロジェクションシステムにおける測定装置の設置例を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0023】
<第1の実施形態>
図1は、本技術の第1の実施形態に係るプロジェクションシステム100の概略構成図である。本実施形態のプロジェクションシステム100は、スクリーンSなどの投射面に画像を投影する画像投影装置として構成される。
【0024】
プロジェクションシステム100は、画像形成装置10と、投射レンズ20と、測定装置30と、コントローラ40と、測定補助装置50とを備える。
【0025】
画像形成装置10は、スクリーンSに投射される画像光Lを形成する。本実施形態において画像形成装置10は、光源11と、第1ダイクロイックミラー12と、第2ダイクロイックミラー13と、第1反射ミラー14と、第2反射ミラー15と、第3反射ミラー16と、3板式の画像表示素子として液晶パネル17R,17G,17Bと、合成プリズム18と、駆動回路19とを有する。
【0026】
光源11は、例えば、超高圧水銀ランプであり、白色光を出射する。光源11は、図示せずとも、UVカットフィルタ、フライアイレンズ、コンデンサレンズ等の光学素子を含んでいてもよい。
【0027】
第1ダイクロイックミラー12は、光源11から出射される白色光のうち、例えば赤色光を反射し、青色光および緑色光を透過する。第1ダイクロイックミラー12で反射した赤色光は、第1反射ミラー14で反射して液晶パネル17Rへ入射する。
【0028】
第2ダイクロイックミラー13は、第1ダイクロイックミラー12を透過した青色光および緑色光のうち、例えば青色光を透過し、緑色光を反射する。第2ダイクロイックミラー13で反射した緑色光は、液晶パネル17Gへ入射する。第2ダイクロイックミラー13を透過した青色光は、第2反射ミラー15および第3反射ミラー16で反射して液晶パネル17Bへ入射する。
【0029】
合成プリズム18は、液晶パネル17Rから出射する赤色光と、液晶パネル17Gから出射する緑色光と、液晶パネル17Bから出射する青色光とを同一光路上に合成する。合成プリズム18での合成光である画像光Lは、投射レンズ20によってスクリーンS上に拡大投射される。
【0030】
駆動回路19は、光源11の出力を制御する。また、駆動回路19は、画像情報を含む入力信号に基づいて、液晶パネル17R,17G,17Bにそれぞれ、赤色光、緑色光および青色光の信号電圧を印加し、各液晶パネル17R,17G,17Bの各画素を駆動する。各液晶パネル17R,17G,17Bによって形成された赤色画像、緑色画像および青色画像は、上述のように合成プリズム18によって合成され、スクリーンS上に投影される。
【0031】
なお、画像形成装置10は、上記以外にも、偏光フィルムや1/2波長板などの種々の光学要素が適宜の位置に配置されてもよい。また、光源11にレーザー光源を用いてもよく、この場合、液晶パネル17R,17G,17Bに代えて、各色に分離されたレーザー光を空間変調するMEMS(Micro Electro Mechanical System)デバイスが用いられてもよい。
【0032】
投射レンズ20は、画像形成装置10、測定装置30、コントローラ40および測定補助装置50を収容する筐体1に設置される。投射レンズ20は、合成プリズム18の光軸上に配置され、合成プリズム18から出射する画像光LをスクリーンS上へ投射する。投射レンズ20は、典型的には、ユーザの操作に応じて画像光Lの焦点位置などを調整可能なレンズユニットで構成される。
【0033】
測定装置30は、画像形成装置10によって形成された画像光を測定するためのセンサヘッドである。本実施形態において、測定装置30は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、CCD(Charge Coupled Device)等の固体撮像素子を含む。測定装置30は、後述する測定補助装置50を介して画像光を受光し、その検出信号(画像信号)をコントローラ40へ出力する。
【0034】
コントローラ40は、制御装置41と、メモリ42とを有する。制御装置41は、CPU等の演算素子を含むコンピュータで構成される。制御装置41は、測定装置30の出力に基づいて画像形成装置10の駆動を制御する。
【0035】
制御装置41は、機能ブロックとして、測定装置30から出力される検出信号を処理する画像処理部と、画像処理した画像に基づいて画像光を評価する評価部とを有する。画像光の評価内容は特に限定されず、典型的には、画像光の輝度(明るさ)、液晶パネル17R,17G,17Bの劣化やレジずれ等による画不良の有無、画像形成装置10を構成する各光学要素の劣化の有無等が挙げられる。制御装置41は、測定装置30の出力とメモリ42から読みだした各種参照データとを比較して、目的とする画像光が得られるように駆動回路19を制御することで、画像光のキャリブレーション処理を実行する。
【0036】
メモリ42は、半導体記憶素子やハードディスク等の記憶デバイスであり、制御装置41による画像光の評価結果や、入力信号に基づく投影画像データ、駆動回路19による各液晶パネル17R,17G,17Bの制御パラメータなどを含む各種参照データを格納する。
【0037】
測定補助装置50は、筐体1の内部に配置され、画像光を投射レンズ20へ入射させる第1の状態と、画像光を測定装置30へ入射させる第2の状態とを選択的に切り替え可能に構成される。測定補助装置50は、典型的には、スクリーンSへ画像を投影するときは上記第1の状態に切り替えられ、画像光のキャリブレーション処理を実行するときは上記第2の状態に切り替えられる。測定補助装置50の上記第1および第2の状態の切り替えは、コントローラ40において実行される。
【0038】
本実施形態において測定補助装置50は、画像形成装置10と投射レンズ20との間に配置された調光素子で構成される。このような調光素子としては、例えば、透光モードと遮光モードとを有する液晶シャッタあるいは高コントラスト調光フィルム等の調光素子が挙げられる。上記透光モードは、上記第1の状態に相当し、上記遮光モードは、上記第2の状態に相当する。
【0039】
測定補助装置50は、合成プリズム18から出射される画像光Lの光軸上に配置される。上記透光モードにおいては、測定補助装置50は透明スクリーンとして機能する。上記透光モードにおける画像光Lの透過率は、高いほど好ましく、典型的には、90%以上である。一方、上記遮光モードにおいては、測定補助装置50は、画像光Lを測定装置30へ向けて反射する光反射素子として機能する。
【0040】
以上のように構成される本実施形態のプロジェクションシステム100は、スクリーンSへ画像を投影するときは、測定補助装置50は第1の状態(透光モード)に切り替えられる。これにより、合成プリズム18から出射される画像光Lは、透明状態にある測定補助装置50を透過して投射レンズ20へ入射し、スクリーンS上へ投射される。
【0041】
一方、画像光のキャリブレーション処理(画像光Lの測定)を実行するときは、測定補助装置50は第2の状態(遮光モード)に切り替えられる。これにより、合成プリズム18から出射される画像光Lは投射レンズ20へ到達せず、測定補助装置50において反射して測定装置30へ入射する。測定装置30は、入射した画像光Lに対応する画像信号を生成し、これを検出信号としてコントローラ40へ出力する。制御装置41は、測定装置30の出力が画像処理し、目的とする画質の画像であるか否かを評価する。この際、制御装置41は、画像形成装置10がキャリブレーション用パターンの画像光を形成するように駆動回路19を制御してもよい。
【0042】
例えば、画像光Lが目的とする輝度に達していない場合、駆動回路19を制御して光源11の出力を増加させる。また、測定装置30で取得された画像信号に基づき、任意の色画像のずれが生じていると評価されたときは、駆動回路19により対応する液晶パネルの画像表示位置を調整する。キャリブレーション処理の実行タイミングは特に限定されず、プロジェクションシステム100のスタンバイモードにおいて実行されてもよいし、画像投影の直前に実行されてもよいし、画像投影終了後の所定期間に実行されてもよい。
【0043】
以上のように本実施形態によれば、測定補助装置50が透光モードと遮光(反射)モードの2つの状態を選択的に切り替え可能な調光素子で構成されているため、従来のように偏光分離手段で画像光を分離する方式と比較して、画像形成装置10において形成された画像光Lをその輝度あるいは明るさを低下させることなく、投射レンズ20または測定装置30へ入射させることができる。これにより、スクリーンSへ高輝度の画像を投影することができるとともに、測定装置30において高輝度の撮影画像を取得することができるので正確な画像測定が可能となる。
【0044】
また、測定装置30が筐体1の内部において画像光を撮影するように構成されているため、スクリーンS等の投影面の影響、投射レンズ20のレンズ特性、そして筐体1の外部の周辺光などの外部要因のないデータが取得可能である。これにより、画像光のキャリブレーションを高精度に行うことができる。また、キャリブレーション用の画像をユーザに見せることなくキャリブレーション処理を実行することができる。
【0045】
さらに、測定補助装置50の位置が固定されているため、構成の簡素化を図ることができるとともに、測定補助装置50の位置ずれに起因する測定不良の発生を防ぐことができる。
【0046】
<第2の実施形態>
図2は、本技術の第2の実施形態に係るプロジェクションシステム200の概略構成図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
【0047】
本実施形態のプロジェクションシステム200は、投射レンズ20による投影像を撮影する撮像装置60をさらに備える点で、第1の実施形態と相違する。撮像装置60は、CMOS、CCD等の固体撮像素子で構成され、スクリーンSに投影された画像を撮影可能に構成される。
【0048】
撮像装置60は、筐体1の外部に配置され、典型的には、筐体1の外面に設置される。筐体1への設置場所は特に限定されず、典型的には、投射レンズ20が設置される筐体1の正面に配置される。なお、撮像装置60は、筐体1に設置される例に限られず、筐体1とは別の位置に設置されてもよい。
【0049】
撮像装置60により撮影された画像データは、コントローラ40へ入力される。コントローラ40の制御装置41は、測定装置30の出力と撮像装置60の出力とに基づいて、画像形成装置10を制御する。
【0050】
例えば、制御装置41は、入力信号より、(駆動回路19を介して)投影したい画像データを取得する。また、制御装置41は、測定装置30より、投射レンズ20のレンズ特性がのらず、投影画の歪みがない、光軸上の画像光Lを取得する。さらに、制御装置41は、撮像装置60より、ユーザが見る投影画、すなわち、投射レンズ20のレンズ特性がのり、筐体1の姿勢等の設置環境に依存した台形等の歪みを有する画像の撮影データを取得する。
【0051】
本実施形態においても上述の第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。特に本実施形態によれば、上述の各種データを利用して、以下のような作用効果を得ることができる。
【0052】
例えば、入力信号と測定装置30の出力信号とに基づいて、液晶パネル17R,17G,17Bの劣化やレジずれによる画不良を高精度に補正することができる。また、測定装置30の出力と撮像装置60の出力とに基づいて、投射レンズ20のレンズ特性がのる前後の投影画を取得し、投射レンズ20の歪み補正を高精度に行うことができる。さらに、入力信号と撮像装置60の出力とに基づいて、投影画の形を検出し、台形補正などを適切に行うことができる。
【0053】
なお、上述した撮像装置60の設置例およびこれに伴う制御装置41の動作例については、後述する各実施形態についても同様に適用可能である。
【0054】
<第3の実施形態>
図3は、本技術の第3の実施形態に係るプロジェクションシステム300の概略構成図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
【0055】
本実施形態のプロジェクションシステム300は、測定補助装置の構成が第1の実施形態と異なる。本実施形態において測定補助装置51は、反射ミラー等の光反射素子51aと、光反射素子51aを筐体1の内部において移動可能に支持する駆動シリンダ51bとを有する。駆動シリンダ51bの動作は、コントローラ40により制御される。
【0056】
本実施形態において光反射素子51aは、画像光Lの出射光軸である画像形成装置10(合成プリズム18)の光軸から離間した位置である第1の位置(図3において実線で示す位置)と、上記光軸上の位置である第2の位置(図3において二点鎖線で示す位置)との間を直線的に移動可能に構成される。上記第2の位置は、光反射素子51aによって画像形成装置10からの画像光Lが測定装置30へ向けて反射される位置に設定される。
【0057】
以上のように構成される本実施形態のプロジェクションシステム300において、測定補助装置51は、光反射素子51aが上記第1の位置にあるとき、画像形成装置10からの画像光Lを投射レンズ20へ入射させる第1の状態をとる。一方、測定補助装置51は、光反射素子51aが上記第2の位置にあるとき、画像形成装置10からの画像光Lを反射し測定装置30へ入射させる第2の状態をとる。これにより、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0058】
<第4の実施形態>
図4は、本技術の第4の実施形態に係るプロジェクションシステム400の概略構成図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
【0059】
本実施形態のプロジェクションシステム400は、測定補助装置の構成が第1の実施形態と異なる。本実施形態において測定補助装置52は、反射ミラー等の光反射素子52aと、光反射素子52aを筐体1の内部において回動可能に支持する回動軸52bとを有する。回動軸52bの動作は、コントローラ40により制御される。
【0060】
本実施形態において光反射素子52aは、画像光Lの出射光軸である画像形成装置10(合成プリズム18)の光軸から離間した位置である第1の位置(図4において実線で示す位置)と、上記光軸上の位置である第2の位置(図4において二点鎖線で示す位置)との間を回動軸52bのまわりに回動可能に構成される。上記第2の位置は、光反射素子52aによって画像形成装置10からの画像光Lが測定装置30へ向けて反射される位置に設定される。
【0061】
以上のように構成される本実施形態のプロジェクションシステム400において、測定補助装置52は、光反射素子52aが上記第1の位置にあるとき、画像形成装置10からの画像光Lを投射レンズ20へ入射させる第1の状態をとる。一方、測定補助装置52は、光反射素子52aが上記第2の位置にあるとき、画像形成装置10からの画像光Lを反射し測定装置30へ入射させる第2の状態をとる。これにより、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0062】
<第5の実施形態>
図5および図6は、本技術の第5の実施形態に係るプロジェクションシステム500の概略構成図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
【0063】
本実施形態のプロジェクションシステム500は、測定補助装置の構成が第1の実施形態と異なる。本実施形態において測定補助装置53は、反射ミラー等の第1光反射素子53aと、同じく反射ミラー等の第2光反射素子52bとを有する。第1光反射素子53aおよび第2光反射素子53bは、筐体1の内部の所定位置にそれぞれ配置され、第1光反射素子53aは、図示しない回動軸のまわりに回動可能に構成される。
【0064】
第1光反射素子53aは、図5に示す第1の姿勢と、図6に実線で示す第2の姿勢を選択的にとるように構成される。第1光反射素子53aは、上記第1の姿勢において、画像形成装置10からの画像光Lを第2光反射素子53bに向けて反射する。第2光反射素子53bは、上記第1の姿勢にある第1光反射素子53aからの反射光を投射レンズ20に向けて反射する。一方、第1光反射素子53aは、上記第2の姿勢において、画像形成装置10からの画像光Lを測定装置30へ向けて反射する。第1光反射素子53aの姿勢は、コントローラ40により制御される。
【0065】
以上のように構成される本実施形態のプロジェクションシステム500において、測定補助装置53は、第1光反射素子53aが上記第1の姿勢にあるとき、画像形成装置10からの画像光Lを投射レンズ20へ入射させる第1の状態をとる。一方、測定補助装置53は、第1光反射素子53aが上記第2の姿勢にあるとき、画像形成装置10からの画像光Lを反射し測定装置30へ入射させる第2の状態をとる。これにより、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0066】
<第6の実施形態>
図7は、本技術の第6の実施形態に係るプロジェクションシステム600の概略構成図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
【0067】
本実施形態のプロジェクションシステム600は、画像形成装置の構成が第1の実施形態と異なる。本実施形態において画像形成装置610は、青色光源611と、蛍光体612と、カラーホイール613と、単板式の画像表示素子としての液晶パネル614と、駆動回路615とを有する。
【0068】
青色光源611は、蛍光体612へ青色光を出射する。蛍光体612は、青色光の照射を受けて励起され、カラーホイール613へ向けて白色光を出射する。カラーホイール613は、典型的には、赤色、緑色および青色のカラーフィルタが周方向に順次配列された回転体を有し、所定回転数で回転することで赤色光、緑色光および青色光を時分割して液晶パネル614へ照射する。液晶パネル614は、駆動回路615からの制御指令に基づき入力信号に対応した画像を形成し、投射レンズ20へ向けて画像光Lを出射する。
【0069】
測定補助装置50は、液晶パネル614と投射レンズ20との間であって、画像光Lの光軸上に配置される。測定補助装置50は、第1の実施形態と同様に、画像光Lを投射レンズ20へ入射させる透光モード(第1の状態)と、画像光Lを測定装置30へ向けて反射する遮光モード(第2の状態)とを選択的に切り替え可能な調光素子である。
なおこれに限られず、測定補助装置には、第3~第5の実施形態で説明した測定補助装置51~53(図3図6参照)が用いられてもよい。
【0070】
以上のように構成される本実施形態のプロジェクションシステム600においても上述の第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。本実施形態によれば画像形成装置110を構成する液晶パネル614が1つ(単板)であるため、第1の実施形態のような3板式の場合と比較して、画像形成装置を小型化することができる。なお、液晶パネル614に代えて、デジタルミラーデバイス(DMD)等のMEMSデバイスが用いられてもよい。
【0071】
<第7の実施形態>
図8は、本技術の第7の実施形態に係るプロジェクションシステム700の概略構成図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
【0072】
本実施形態のプロジェクションシステム700は、画像形成装置の構成が第1の実施形態と異なる。本実施形態において画像形成装置710は、赤色自発光表示パネル711Rと、緑色自発光表示パネル711Gと、青色自発光表示パネル711Bと、合成プリズム712と、駆動回路713とを有する。
【0073】
赤色自発光表示パネル711R、緑色自発光表示パネル711Gおよび青色自発光表示パネル711Bは、典型的には、有機EL表示素子で構成され、駆動回路713からの制御指令に基づき入力信号に対応した画像を形成する。合成プリズム712は、各色の自発光表示パネル711R,711G,711Bの画像を合成し、投射レンズ20へ向けて画像光Lを出射する。
【0074】
測定補助装置50は、合成プリズム712と投射レンズ20との間であって、画像光Lの光軸上に配置される。測定補助装置50は、第1の実施形態と同様に、画像光Lを投射レンズ20へ入射させる透光モード(第1の状態)と、画像光Lを測定装置30へ向けて反射する遮光モード(第2の状態)とを選択的に切り替え可能な調光素子である。
なおこれに限られず、測定補助装置には、第3~第5の実施形態で説明した測定補助装置51~53(図3図6参照)が用いられてもよい。
【0075】
以上のように構成される本実施形態のプロジェクションシステム700においても上述の第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、各色の自発光表示パネルのうち、青色自発光表示パネル711Bは、赤色や緑色の自発光表示パネル711R,711Gと比較して発光強度が弱く、赤色および緑色の光量に合わせて発光させると、青色自発光表示パネル711Bの劣化が早くなる。こういった劣化に関しても、測定装置30の出力に基づいて検出することができる。
【0076】
<第8の実施形態>
図9は、本技術の第8の実施形態に係るプロジェクションシステム700の概略構成図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
【0077】
本実施形態のプロジェクションシステム800は、画像形成装置の構成が第1の実施形態と異なる。本実施形態において画像形成装置810は、自発光表示パネル811と、駆動回路812とを有する。
【0078】
自発光表示パネル811は、典型的には、フルカラーの有機EL表示素子で構成され、駆動回路813からの制御指令に基づき入力信号に対応した画像を形成し、投射レンズ20へ向けて画像光Lを出射する。
【0079】
測定補助装置50は、自発光表示パネル811と投射レンズ20との間であって、画像光Lの光軸上に配置される。測定補助装置50は、第1の実施形態と同様に、画像光Lを投射レンズ20へ入射させる透光モード(第1の状態)と、画像光Lを測定装置30へ向けて反射する遮光モード(第2の状態)とを選択的に切り替え可能な調光素子である。
なおこれに限られず、測定補助装置には、第3~第5の実施形態で説明した測定補助装置51~53(図3図6参照)が用いられてもよい。
【0080】
以上のように構成される本実施形態のプロジェクションシステム800においても上述の第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。特に本実施形態のプロジェクションシステム800によれば、画像形成装置の小型化、薄型化を図ることができるため、ビューファインダやヘッドマウントディスプレイ等の直視型画像表示装置として構成することができる。
【0081】
<その他の実施形態>
上述の各実施形態において、画像光Lを測定する測定装置30の位置は、画像光Lの投射を阻害しない位置であれば特に限定されない。例えば、図1に示した第1の実施形態に係るプロジェクションシステム100において、測定装置30は、画像光Lの光軸に関して、図中右側に配置されたが、その反対側(図中左側)に配置されてもよい。
また、図10(A),(B)に示すように、測定装置30は、画像光Lの光軸に関して、図中上方または下方に配置されてもよい。
【0082】
また、図10(C)および図11に示すように、測定補助装置50は、画像光Lの光軸に関して所定方向に所定角度傾斜して配置されてもよい。この場合、測定装置30も同様に、測定補助装置50から反射する画像光Lを受光可能に適宜の角度で傾斜して配置されてもよい。
【0083】
さらに、図12に示すように、測定装置30は、画像形成装置10(図示の例では合成プリズム18)の近傍あるいはそれと一体的に設置されてもよい。この場合、測定装置30が画像光Lを遮光して投影を阻害したり、画像形成装置10の発熱温度を受けたりする不具合が生じる可能性がある。このような問題を回避するため、測定装置30は、画像光の光軸上を避けた位置に配置される必要がある。
【0084】
一方、熱対策としては、図13に示すように、測定装置30と光学系(例えば合成プリズム18)の上に放熱板71を介在させることができる。放熱板71に代えて、断熱板が用いられてもよい。さらに、測定補助装置から反射される画像光以外の光を受光しないように、測定装置30の周囲の適宜の位置に遮光板72が設置されてもよい。
【0085】
なお、画像表示素子が自発光表示パネルで構成されるプロジェクションシステム(例えば図8参照)においては、光学系の発熱量が比較的低いため、合成プリズム712(図8参照)等に測定装置30の設置を容易に行うことができる。
【0086】
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1) 画像光を形成する画像形成装置と、
前記画像光を投射する投射レンズと、
前記画像光を測定する測定装置と、
前記測定装置の出力に基づいて前記画像形成装置を制御する制御装置と、
前記画像形成装置と前記投射レンズとの間に配置され、前記画像光を前記投射レンズへ入射させる第1の状態と、前記画像光を前記測定装置へ入射させる第2の状態とを選択的に切り替え可能に構成された測定補助装置と
を具備するプロジェクションシステム。
(2)上記(1)に記載のプロジェクションシステムであって、
前記測定補助装置は、前記第2の状態において前記画像光を前記測定装置へ向けて反射させる光反射素子を有する
プロジェクションシステム。
(3)上記(2)に記載のプロジェクションシステムであって、
前記光反射素子は、透光モードと遮光モードとを切り替え可能な調光素子である
プロジェクションシステム。
(4)上記(2)または(3)に記載のプロジェクションシステムであって、
前記光反射素子は、前記画像形成装置の光軸から離間した位置である第1の位置と、前記光軸上の位置である第2の位置との間で移動または回動可能に構成される
プロジェクションシステム。
(5)上記(4)に記載のプロジェクションシステムであって、
前記光反射素子は、前記画像光を前記投射レンズへ向けて反射する第1の姿勢と、前記画像光を前記測定装置へ向けて反射する第2の姿勢とを切り替え可能に構成される
プロジェクションシステム。
(6)上記(1)~(5)のいずれか1つに記載のプロジェクションシステムであって、
前記測定装置は、撮像素子を含む
プロジェクションシステム。
(7)上記(6)に記載のプロジェクションシステムであって、
前記撮像素子は、前記画像形成装置に配置される
プロジェクションシステム。
(8)上記(1)~(7)のいずれか1つに記載のプロジェクションシステムであって、
前記投射レンズによる投影像を撮影する撮像装置をさらに具備し、
前記制御装置は、前記測定装置の出力と前記撮像装置の出力とに基づいて、前記画像形成装置を制御する
プロジェクションシステム。
(9)上記(1)~(8)のいずれか1つに記載のプロジェクションシステムであって、
前記制御装置は、前記測定装置の出力に基づいて、前記画像光を評価する評価部を有する
プロジェクションシステム。
(10)上記(1)~(9)のいずれか1つに記載のプロジェクションシステムであって、
前記画像形成装置は、3板式の画像表示素子を含む
プロジェクションシステム。
(11)上記(1)~(9)のいずれか1つに記載のプロジェクションシステムであって、
前記画像形成装置は、単板式の画像表示素子を含む
プロジェクションシステム。
(12)上記(10)または(11)に記載のプロジェクションシステムであって、
前記画像表示素子は、自発光型表示素子である
プロジェクションシステム。
(13) 画像形成装置によって画像光を形成し、
前記画像光を投射するときは、前記画像光を投射レンズへ入射させ、
前記画像光を評価するときは、前記画像形成装置と前記投射レンズとの間に光反射素子を配置し、前記光反射素子で反射された前記画像光を測定装置へ入射させる
プロジェクションシステムの制御方法。
【符号の説明】
【0087】
1…筐体
10,610,710,810…画像形成装置
20…投射レンズ
30…測定装置
41…制御装置
50,51,52,53…測定補助装置
60…撮像装置
100,200,300,400、500,600,700,800…プロジェクションシステム
L…画像光
S…スクリーン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13