(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-07
(45)【発行日】2024-10-16
(54)【発明の名称】メッセージングサービス方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04L 51/04 20220101AFI20241008BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20241008BHJP
G06F 3/14 20060101ALI20241008BHJP
H04L 51/08 20220101ALI20241008BHJP
【FI】
H04L51/04
G06F3/0481
G06F3/14 340C
H04L51/08
(21)【出願番号】P 2023080289
(22)【出願日】2023-05-15
【審査請求日】2023-05-15
(31)【優先権主張番号】10-2022-0059034
(32)【優先日】2022-05-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】100108833
【氏名又は名称】早川 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100162156
【氏名又は名称】村雨 圭介
(72)【発明者】
【氏名】バン ドンヒュン
(72)【発明者】
【氏名】チャ ハンウル
(72)【発明者】
【氏名】ホン ドンヒ
(72)【発明者】
【氏名】キム フイス
(72)【発明者】
【氏名】キム ナヤン
【審査官】白井 亮
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0218085(US,A1)
【文献】特開2006-343834(JP,A)
【文献】特開2017-142653(JP,A)
【文献】特開2016-212860(JP,A)
【文献】特表2015-532753(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2016-0046060(KR,A)
【文献】藤井 薫和,異文化間コミュニケーション支援のためのアノテーション自動獲得システムの開発,社団法人 情報処理学会 研究報告,2008年01月24日,Vol.2008、No.7,p.141-146
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
G06F 3/0481
G06F 3/14
H04L 51/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末の動作方法であって、
チャットインターフェースに含まれたメッセージ入力ウィンドウを介して入力されたテキストからキーワードを検出するステップと、
前記チャットインターフェースに含まれたサジェスト領域に前記検出されたキーワードを累積表示するステップと、
前記サジェスト領域を介して受信された前記キーワードの選択入力に反応して、前記テキスト内の前記選択されたキーワードにリンクに関する情報を設定するステップと、
前記サジェスト領域内
で選択されたキーワードと選択されていないキーワードとを区分して表示するステップと、
を含む、端末の動作方法。
【請求項2】
前記サジェスト領域を介して受信された前記キーワードの選択入力に反応して、前記メッセージ入力ウィンドウで前記リンクに関する情報が設定されたキーワードを前記入力されたテキスト内の他の単語と区分して表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項3】
ユーザから受信されたメッセージ送信要求に反応して、前記リンクに関する情報及び前記テキストを含むメッセージを送信するステップと、
前記メッセージ内の前記選択されたキーワードに対応する単語と前記メッセージ内の他の単語とを区分して表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項4】
前記送信されたメッセージに対する第1タイプの伝達要求が受信された場合、前記リンクに関する情報及び前記テキストを伝達対象として決定するステップと、
前記送信されたメッセージに対する第2タイプの伝達要求が受信された場合、前記テキストを伝達対象として決定するステップと、
をさらに含む、請求項3に記載の端末の動作方法。
【請求項5】
前記メッセージ入力ウィンドウを通したユーザのメッセージ入力を検出するステップと、
前記メッセージ入力の検出及び前記検出されたキーワードに基づいて、前記サジェスト領域の表示を活性化するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項6】
前記検出されたキーワード及び前記テキスト内の前記キーワードの位置を格納するステップをさらに含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項7】
前記キーワードを検出するステップは、前記メッセージ入力ウィンドウのカーソル位置に基づいて、前記入力されたテキストの少なくとも一部から少なくとも1つのキーワードを検出するステップを含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項8】
前記キーワードを検出するステップは、前記入力されたテキストの分かち書き単位に基づいて前記キーワードを検出するステップを含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項9】
前記検出されたキーワードを累積表示するステップは、前記検出されたキーワード及び前記テキストに対応して既に格納されたキーワードの重複の有無に基づいて前記検出されたキーワードを累積表示するステップを含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項10】
前記サジェスト領域は、前記メッセージ入力ウィンドウに隣接して表示される、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項11】
ハードウェアと結合して請求項1~請求項10のいずれか1項に記載の方法を実行させるために媒体に格納されたコンピュータプログラム。
【請求項12】
メッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末であって、
チャットインターフェースに含まれたメッセージ入力ウィンドウを介して入力されたテキストからキーワードを検出し、
前記チャットインターフェースに含まれたサジェスト領域に前記検出されたキーワードを累積表示し、
前記サジェスト領域を介して受信された前記キーワードの選択入力に反応して、前記テキスト内の前記選択されたキーワードにリンクに関する情報を設定し、
前記サジェスト領域内
で選択されたキーワードと選択されていないキーワードとを区分して表示する少なくとも1つのプロセッサを含む、端末。
【請求項13】
前記プロセッサは、前記サジェスト領域を介して受信された前記キーワードの選択入力に反応して、前記メッセージ入力ウィンドウで前記リンクに関する情報が設定されたキーワードを前記入力されたテキスト内の他の単語と区分して表示する、請求項12に記載の端末。
【請求項14】
前記プロセッサは、
ユーザから受信されたメッセージ送信要求に反応して、前記リンクに関する情報及び前記テキストを含むメッセージを送信し、
前記メッセージ内の前記選択されたキーワードに対応する単語と前記メッセージ内の他の単語とを区分して表示する、請求項12に記載の端末。
【請求項15】
前記プロセッサは、
前記送信されたメッセージに対する第1タイプの伝達要求が受信された場合、前記リンクに関する情報及び前記テキストを伝達対象として決定し、
前記送信されたメッセージに対する第2タイプの伝達要求が受信された場合、前記テキストを伝達対象として決定する、請求項14に記載の端末。
【請求項16】
前記プロセッサは、
前記メッセージ入力ウィンドウを通したユーザのメッセージ入力を検出し、
前記メッセージ入力の検出及び前記検出されたキーワードに基づいて前記サジェスト領域の表示を活性化する、請求項12に記載の端末。
【請求項17】
前記プロセッサは、前記検出されたキーワード及び前記テキスト内の前記キーワードの位置を格納する、請求項12に記載の端末。
【請求項18】
前記プロセッサは、
前記キーワードの検出において、
前記メッセージ入力ウィンドウのカーソル位置に基づいて、前記入力されたテキストの少なくとも一部から少なくとも1つのキーワードを検出する、請求項12に記載の端末。
【請求項19】
前記プロセッサは、
前記キーワードの検出において、
前記入力されたテキストの分かち書き単位に基づいて前記キーワードを検出する、請求項12に記載の端末。
【請求項20】
前記プロセッサは、
前記検出されたキーワードの累積表示において、
前記検出されたキーワード及び前記テキストに対応して既に格納されたキーワードの重複の有無に基づいて前記検出されたキーワードを累積表示する、請求項12に記載の端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は、メッセージングサービス方法及び装置に関し、具体的に、メッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末及びその端末の動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、モバイルスマート機器の発達に伴い、ネットワークを介して他のユーザと交流のためのオンラインプラットフォームサービスの利用が増加している。他のユーザと交流するためのオンラインプラットフォームサービスの代表的な例として、ユーザ間のコミュニケーション、情報共有及び人脈拡大などを介して社会的な関係を生成して強化するオンラインプラットフォームであるソーシャルネットワーキングサービス(social networking service;SNS)、2以上のユーザ間のリアルタイムコンテンツ通信のためのオンラインプラットフォームであるインスタントメッセージングサービス(instant messaging service;IMS)などがある。
【0003】
このようなモバイル機器を通したコミュニケーションが増加しながら、オンラインプラットフォームサービスは他のユーザとテキスト形態の1:1コミュニケーションだけでなく、様々なタイプのデータを共有してコミュニケーションを補助するための機能を支援している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、以下の実施形態において、モバイル環境でチャット機能と結合してユーザの便宜を向上させるためのチャットインターフェース技術を提供することにある。
【0005】
特に本発明の目的は、以下の実施形態において、メッセージに検索結果の画面に接続されるリンクを設定してチャットのうち、ウェブブラウザの検索結果の画面に容易にアクセスして共有できる技術を提供することにある。
【0006】
但し、技術的な課題は、上述した技術的な課題に限定されず、更なる技術的な課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態に係るメッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末の動作方法は、チャットインターフェースに含まれたメッセージ入力ウィンドウを介して入力されたテキストからキーワードを検出するステップと、前記チャットインターフェースに含まれたサジェスト領域に前記検出されたキーワードを累積表示するステップと、前記サジェスト領域を介して受信された前記キーワードの選択入力に反応して、前記テキスト内の前記選択されたキーワードにリンクに関する情報を設定するステップと、前記サジェスト領域内選択されたキーワードと選択されていないキーワードとを区分して表示するステップとを含む。
【0008】
前記端末の動作方法は、前記サジェスト領域を介して受信された前記キーワードの選択入力に反応して、前記メッセージ入力ウィンドウで前記リンクに関する情報が設定されたキーワードを前記入力されたテキスト内の他の単語と区分して表示するステップをさらに含むことができる。
【0009】
前記端末の動作方法は、前記ユーザから受信されたメッセージ送信要求に反応して、前記リンクに関する情報及び前記テキストを含むメッセージを送信するステップと、前記メッセージ内の前記選択されたキーワードに対応する単語と前記メッセージ内の他の単語とを区分して表示するステップをさらに含むことができる。
【0010】
前記端末の動作方法は、前記送信されたメッセージに対する第1タイプの伝達要求が受信された場合、前記リンクに関する情報及び前記テキストを伝達対象として決定するステップと、前記送信されたメッセージに対する第2タイプの伝達要求が受信された場合、前記テキストを伝達対象として決定するステップとをさらに含むことができる。
【0011】
前記端末の動作方法は、前記メッセージ入力ウィンドウを通したユーザのメッセージ入力を検出するステップと、前記メッセージ入力の検出及び前記検出されたキーワードに基づいて、前記サジェスト領域の表示を活性化するステップとをさらに含むことができる。
【0012】
前記端末の動作方法は、前記検出されたキーワード及び前記テキスト内の前記キーワードの位置を格納するステップをさらに含むことができる。
【0013】
前記キーワードを検出するステップは、前記メッセージ入力ウィンドウのカーソル位置に基づいて、前記入力されたテキストの少なくとも一部から少なくとも1つのキーワードを検出するステップを含むことができる。
【0014】
前記キーワードを検出するステップは、前記入力されたテキストの分かち書き単位に基づいて前記キーワードを検出するステップを含むことができる。
【0015】
前記検出されたキーワードを累積表示するステップは、前記検出されたキーワード及び前記テキストに対応して既に格納されたキーワードの重複の有無に基づいて前記検出されたキーワードを累積表示するステップを含むことができる。
【0016】
前記サジェスト領域は、前記メッセージ入力ウィンドウに隣接して表示され得る。
【0017】
一実施形態に係るメッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末は、チャットインターフェースに含まれたメッセージ入力ウィンドウを介して入力されたテキストからキーワードを検出し、前記チャットインターフェースに含まれたサジェスト領域に前記検出されたキーワードを累積表示し、前記サジェスト領域を介して受信された前記キーワードの選択入力に反応して、前記テキスト内の前記選択されたキーワードにリンクに関する情報を設定し、前記サジェスト領域内選択されたキーワードと選択されていないキーワードとを区分して表示する少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0018】
前記プロセッサは、前記サジェスト領域を介して受信された前記キーワードの選択入力に反応して、前記メッセージ入力ウィンドウで前記リンクに関する情報が設定されたキーワードを前記入力されたテキスト内の他の単語と区分して表示することができる。
【0019】
前記プロセッサは、前記ユーザから受信されたメッセージ送信要求に反応して、前記リンクに関する情報及び前記テキストを含むメッセージを送信し、前記メッセージ内の前記選択されたキーワードに対応する単語と前記メッセージ内の他の単語とを区分して表示することができる。
【0020】
前記プロセッサは、前記送信されたメッセージに対する第1タイプの伝達要求が受信された場合、前記リンクに関する情報及び前記テキストを伝達対象として決定し、前記送信されたメッセージに対する第2タイプの伝達要求が受信された場合、前記テキストを伝達対象として決定することができる。
【0021】
前記プロセッサは、前記メッセージ入力ウィンドウを通したユーザのメッセージ入力を検出し、前記メッセージ入力の検出及び前記検出されたキーワードに基づいて前記サジェスト領域の表示を活性化することができる。
【0022】
前記プロセッサは、前記検出されたキーワード及び前記テキスト内の前記キーワードの位置を格納することができる。
【0023】
前記プロセッサは、前記キーワードの検出において、前記メッセージ入力ウィンドウのカーソル位置に基づいて、前記入力されたテキストの少なくとも一部から少なくとも1つのキーワードを検出することができる。
【0024】
前記プロセッサは、前記キーワードの検出において、前記入力されたテキストの分かち書き単位に基づいて前記キーワードを検出することができる。
【0025】
前記プロセッサは、前記検出されたキーワードの累積表示において、前記検出されたキーワード及び前記テキストに対応して既に格納されたキーワードの重複の有無に基づいて前記検出されたキーワードを累積表示することができる。
【発明の効果】
【0026】
以下の実施形態によると、チャットのうち検索のためにウェブブラウザを別途に呼び出す必要なく、送受信されたメッセージを介してウェブブラウザの検索結果の画面に容易にアクセスすることができる。
【0027】
以下の実施形態によると、入力されたテキストでキーワードを自動検出して別途の領域を介して検索結果の画面と連結できるチャットインターフェースを提供することで、チャットルームを介して検索結果の画面を容易に接続して共有できる機能を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】一実施形態に係る端末の動作方法のフローチャートである。
【
図2A】一実施形態に係るキーワード検出動作を説明するための図である。
【
図2B】一実施形態に係るキーワード検出動作を説明するための図である。
【
図3A】一実施形態に係るサジェスト領域を含むチャットインターフェースの例を示す図である。
【
図3B】一実施形態に係るサジェスト領域を含むチャットインターフェースの例を示す図である。
【
図4A】一実施形態に係るテキスト修正によってサジェスト領域でキーワードの表示が変更される例を説明するための図である。
【
図4B】一実施形態に係るテキスト修正によってサジェスト領域でキーワードの表示が変更される例を説明するための図である。
【
図4C】一実施形態に係るテキスト修正によってサジェスト領域でキーワードの表示が変更される例を説明するための図である。
【
図5A】一実施形態に係るチャットインターフェースを介してキーワードの選択入力が受信される例を説明するための図である。
【
図5B】一実施形態に係るチャットインターフェースを介してキーワードの選択入力が受信される例を説明するための図である。
【
図5C】一実施形態に係るチャットインターフェースを介してキーワードの選択入力が受信される例を説明するための図である。
【
図6A】一実施形態に係るチャットインターフェースを介してキーワードの選択が解除される例を説明するための図である。
【
図6B】一実施形態に係るチャットインターフェースを介してキーワードの選択が解除される例を説明するための図である。
【
図6C】一実施形態に係るチャットインターフェースを介してキーワードの選択が解除される例を説明するための図である。
【
図7A】一実施形態に係るメッセージが表示される発信者の端末のチャットインターフェースの例を示す図である。
【
図7B】一実施形態に係るメッセージが表示される受信者の端末のチャットインターフェースの例を示す図である。
【
図7C】一実施形態に係るリンクを介してメッセージと接続されるキーワードに関する検索結果の画面の例を示す図である。
【
図8】一実施形態に係るメッセージが共有タイプに伝達される例を説明するための図である。
【
図9】一実施形態に係るメッセージがコピータイプに伝達される例を説明するための図である。
【
図10】一実施形態に係る端末の構成の例示図である。
【
図11A】一実施形態に係るキーワードに関する検索結果の画面の例を示す図である。
【
図11B】一実施形態に係るキーワードに関する検索結果の画面の例を示す図である。
【
図11C】一実施形態に係るキーワードに関する検索結果の画面の例を示す図である。
【
図11D】一実施形態に係るキーワードに関する検索結果の画面の例を示す図である。
【
図12】一実施形態に係るサジェスト領域及びプレビュー領域の様々な表示方式を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下の実施形態に対する特定な構造的又は機能的な説明は、単なる例示のための目的として開示されたものであって、様々な形態に変更されることができる。したがって、実施形態は特定な開示形態に限定されるものではなく、本明細書の範囲は技術的な思想に含まれる変更、均等物ないし代替物を含む。
【0030】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に、第2構成要素は第1構成要素にも命名することができる。
【0031】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されているか「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。
【0032】
単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は、明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれを組み合わせたものが存在することを示すものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0033】
異なるように定義がされない限り、技術的又は科学的な用語を含む、ここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0034】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。図面を参照して説明する際に、図面符号に拘わらず同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0035】
図1は、一実施形態に係る端末動作方法のフローチャートである。
【0036】
図1を参照すると、一実施形態に係るメッセージング(messaging)サービスのためのアプリケーションがインストールされた端末の動作方法は、メッセージ入力ウィンドウを介して入力されたテキストからキーワードを検出するステップS110、サジェスト(suggest)領域から検出されたキーワードを累積表示するステップS120、及びテキスト内で選択されたキーワードにリンクに関する情報設定、及びサジェスト領域内で選択されたキーワードと選択されていないキーワードとを区分して表示するステップS130を含む。
【0037】
端末は、コンピュータ、ポータブル(portable)コンピュータ、無線電話機(wireless phone)、モバイルフォン(mobile phone)、スマートフォン(smart phone)、PDA(Personal Digital Assistants)、ウェブタブレット(web tablet)、ウェアラブルデバイスなどの電子装置のうちの1つアプリケーションのインストール及び実行可能な全ての装置を意味する。ここで、端末は、アプリケーションの制御下でサーバが提供するサービス及び/又はコンテンツが提供され得る。例えば、端末は、アプリケーションの制御下でサービス画面の構成、データ入力、データ送受信、データ格納などのサービス全般の動作を行ってもよい。例えば、端末は、ユーザインターフェース(user interface)又はユーザのインタラクション(user interaction)をプロセッサを介して処理することができ、処理結果を端末の出力装置を介して出力したりサーバに送信したりしてもよい。
【0038】
一実施形態によれば、端末にインストールされたアプリケーションはメッセンジャーアプリケーションを含むことができる。端末は、メッセンジャーアプリケーションの制御によりメッセージングサーバ又はサーバが提供するメッセージングサービスが提供されてもよい。
【0039】
一実施形態によれば、サーバは、サービスに加入したユーザ間のメッセージを送受信したり、加入したユーザに通知メッセージを送信するメッセージングサービスを提供したりすることができる。一例として、メッセージングサービスは、加入したユーザの端末にインストールされたメッセンジャーアプリケーションを介して送受信されるインスタントメッセージに基づいたインスタントメッセージングサービスを含んでもよい。
【0040】
一実施形態に係るサーバは、ユーザのメッセージングサービス加入要求に反応して、メッセージングサービスに関するユーザアカウントを生成することができる。ユーザアカウントは、サーバでサービスに加入したユーザを識別するための単位である。ユーザアカウントにログインされた端末は、サーバで提供するサービスを使用してもよい。以下、端末は、サービスの加入で生成されたユーザアカウントにログインされた端末を意味する。
【0041】
一実施形態によれば、メッセージングサービスは、チャットインターフェースを介して端末に提供されることができる。チャットインターフェースは、メッセージングサービスで提供するメッセージの送受信機能のためのインターフェースであって、例えば、少なくとも1つのユーザアカウントが参加するチャットルームを介してメッセージを送信し、受信されたメッセージを表示する機能を提供するインターフェースを含んでもよい。チャットインターフェースは、少なくとも1つのユーザアカウントが参加し、参加者間のチャットが行われる仮想空間であるチャットルームに対応する。
【0042】
一例として、チャットインターフェースは、チャットルームを通したメッセージの送信及び受信機能を支援するインターフェーシングオブジェクトを含んでもよい。インターフェーシングオブジェクトは、ユーザとインタラクションを介して特定機能を行うように実現されたオブジェクトであって、例えば、ボタン、入力フィールド、スイッチなどを含んでもよい。例えば、チャットインターフェースは、チャットルームを介して送受信されるメッセージを表示するチャットウィンドウ、メッセージに送信されるテキストが入力されるメッセージ入力ウィンドウ、テキストを入力するための仮想キーボード領域及び/又は特定機能あるいはサービスを要求するためのボタンのようなメッセージングサービスに関する機能を支援するインターフェーシングオブジェクトを含む。一実施形態によれば、チャットインターフェースは、リンク設定のためのキーワードが表示されるサジェスト領域を含んでもよい。サジェスト領域については以下で説明する。
【0043】
一実施形態に係るステップS110は、チャットインターフェースに含まれたメッセージ入力ウィンドウを介して入力されたテキストからキーワードを検出するステップを含む。
【0044】
一実施形態に係るキーワードは検索語として用いられる単語であって、例えば、地下鉄の駅の名前(例えば、江南駅、教大駅、新沙駅など)、場所の名前(例えば、a食堂、b映画館、ccモールなど)、場所カテゴリーの名前(例えば、レストラン、グルメ店、カフェ、映画館、公園など)、有名人の名前を含んでもよい。一例として、少なくとも1つの単語はキーワードとして予め指定されてもよい。例えば、ユーザ間の対話のためにメッセージをやり取りする過程で、検索が必要な確率が高いと判断される単語及び/又はメッセージをやり取りする過程で検索結果が頻繁に共有される検索語がキーワードとして指定される。
【0045】
一実施形態によれば、キーワードに指定された単語のセット(set)(以下、「キーワードセット」)は端末に格納されることができる。一例として、端末は、サーバに登録されたキーワードセットに基づいて端末に格納されたキーワードセットを更新してもよい。例えば、端末は、サーバに登録されたキーワードセットの更新が検出された場合あるいは一定周期で、サーバに登録されたキーワードセットに基づいて、端末に格納されているキーワードセットを更新してもよい。端末は、サーバに登録されたキーワードのうち端末に格納されていないキーワードをサーバから取得し、キーワードセットに追加してもよい。又は、サーバに登録されたキーワードセットに端末に格納されているキーワードセットを交替してもよい。一実施形態によれば、端末は、キーワードセットを別途に格納せず、サーバでアクセス可能なキーワードデータベースに格納されたキーワードセットを用いてもよい。
【0046】
一実施形態によれば、端末は、キーワードセットに基づいて入力されたテキストかたキーワードを検出することができる。一例として、端末は、メッセージ入力ウィンドウを介して入力されたテキストに含まれた単語がキーワードセットに含まれた単語であるか否かを判断し、入力されたテキストからキーワードを検出することができる。例えば、例えば、キーワードセットに地下鉄の駅の名前である「教大駅」、「江南駅」などの単語がキーワードとして含まれた場合、入力されたテキスト「後で江南駅で会おうね」からキーワードセットに含まれている単語である「江南駅」がキーワードとして検出されてもよい。
【0047】
一実施形態によれば、端末は、入力されたテキストの少なくとも一部から検出可能な単語をキーワードに該当するか否かの検査対象に設定することができる。端末は、検査対象として設定された単語がキーワードに指定された単語であるか否かを判断することができる。一例として、端末は、検査対象に設定された単語がキーワードセットに含まれている単語であるか否かを判断してもよい。端末は、検査対象に設定された単語がキーワードに指定された単語である場合、該当検査対象をキーワードとして検出することができる。
【0048】
一実施形態によれば、端末は、予め決定した臨界の長さ以上の単語を対象にキーワードであるか否かを検査することができる。言い換えれば、入力されたテキストの少なくとも一部から検出可能な単語のうち臨界の長さ以上の単語がキーワードに該当するか否かの検査対象に設定される。
【0049】
一実施形態に係るステップS110は、メッセージ入力ウィンドウ内のカーソル(cursor)(又は、文字カーソル)の位置に基づいて、入力されたテキストの少なくとも一部から少なくとも1つのキーワードを検出するステップを含む。一例として、端末は、メッセージ入力ウィンドウ内のカーソル位置以前に入力されたテキストから検出可能な単語を対象にキーワードであるか否かを検査してもよい。また、一例として、端末は、メッセージ入力ウィンドウ内のカーソル位置以前に入力されたテキストから検出可能な臨界の長さ以上の単語を対象にキーワードであるか否かを検査してもよい。また、一例として、端末は、メッセージ入力ウィンドウ内のカーソル位置直前に入力された語節から検出可能な臨界の長さ以上の単語を対象にキーワードであるか否かを検査してもよい。
【0050】
一実施形態に係るステップS110は、入力されたテキストの分かち書き単位に基づいて、キーワードを検出するステップを含んでもよい。分かち書き単位は空白文字に区分されるテキスト単位であって、語節を意味する。一例として、端末は、メッセージ入力ウィンドウ内のカーソル位置直前に入力された語節から検出可能な単語を対象にキーワードであるか否かを検査してもよい。
【0051】
一実施形態に係る端末は、カーソル位置に基づいてカーソル前に入力されたテキストから、閾値以上の字数を含む単語(例えば、3字以上の単語)がキーワードであるか否かを検査することができる。
【0052】
例えば、
図2Aを参照すると、メッセージ入力ウィンドウに「江南駅」が入力された状態201の場合、検査対象単語は「江南駅」を含む。「江南駅」がキーワードセットに含まれた単語である場合、入力されたテキストから「江南駅」のキーワードが検出される。
【0053】
また、例えば、メッセージ入力ウィンドウに「江南駅でなければ教大駅」が入力された状態202の場合、検査対象単語は「江南駅」、「江南駅でなけ」、「江南駅でなければ」、「江南駅でなければ教」、「江南駅でなければ教大」、「江南駅でなければ教大駅」、「南駅でな」、…、「ば教大駅」、「教大駅」を含んでもよい。検査対象単語のうち「江南駅」及び「教大駅」がキーワードセットに含まれた単語である場合、入力されたテキストから「江南駅」のキーワード及び「教大駅」のキーワードが検出されることができる。
【0054】
例えば、
図2Bを参照すると、カーソルが含まれた語節、即ち、一番最後に入力された空白文字の次の文字又は最初に入力された文字からカーソル位置直前の文字までのテキストで検査対象が決定されることができる。例えば、メッセージ入力ウィンドウに「週末に」が入力された状態203の場合、「週末に」から検査対象が決定される。「週末に」から検出可能な3字以上の単語は「週末に」しかないため、状態203でキーワードは検出されない。
【0055】
また、例えば、メッセージ入力ウィンドウに「週末に江南駅でなければ教大駅」が入力された状態204の場合、検査対象単語は分かち書き単位である「江南駅でなければ教大駅」から検出されてもよい。「週末に」が含まれた単語は「週末に」まで入力された状態203でキーワード検査が実行されたため、空白文字が入力された後には「江南駅でなければ教大駅」からキーワードが検査される。検査対象単語は、「江南駅」、「江南駅でなけ」、「江南駅でなければ」、「江南駅でなければ教」、「江南駅でなければ教大」、「江南駅でなければ教大駅」、「南駅でな」、…、「ば教大駅」、「教大駅」を含んでもよい。検査対象単語のうち「江南駅」及び「教大駅」がキーワードセットに含まれた単語である場合、入力されたテキストから「江南駅」のキーワード及び「教大駅」のキーワードが検出されることができる。
【0056】
一実施形態に係るステップS120は、チャットインターフェースに含まれたメッセージ入力ウィンドウを介して入力されたテキストからキーワードを検出するステップを含む。入力されたテキストから検出された少なくとも1つのキーワードは、サジェスト領域に累積表示されてもよい。累積表示されることは、キーワードが検出されるごとに既に検出されたキーワードが表示されたサジェスト領域に新しく検出されたキーワードの表示を追加することを意味する。
【0057】
一実施形態に係るサジェスト領域は、チャットインターフェース内に検出されたキーワードが表示され、リンク設定のための入力を受信できるインターフェーシングオブジェクトに該当する。一例として、サジェスト領域は、前記メッセージ入力ウィンドウに隣接して表示されてもよい。
【0058】
例えば、
図3A及び
図3Bは、メッセージ入力ウィンドウ310、330に隣接して表示されるサジェスト領域320、340を含むチャットインターフェースの例を示す。サジェスト領域320、340には、メッセージ入力ウィンドウ310、330を介して入力されたテキストから検出されたキーワードが表示されてもよい。サジェスト領域320、340に含まれたキーワードの表示321、341、342は、ユーザとインタラクション可能なインターフェーシングオブジェクトで実現されることができる。例えば、キーワードの表示321、341、342はユーザから選択入力を受信し、選択入力に反応してリンクに関する情報を設定する機能を行うインターフェーシングオブジェクトに実現されてもよい。一実施形態に係るリンクに関する情報を設定する機能については、以下で詳細に説明する。
【0059】
一実施形態に係る端末の動作方法は、メッセージ入力ウィンドウを通したユーザのメッセージ入力を検出するステップ及びメッセージ入力の検出及び検出されたキーワードに基づいて、サジェスト領域の表示を活性化するステップをさらに含んでもよい。サジェスト領域320、340の表示は、メッセージ入力ウィンドウ310、330を介してメッセージ入力が検出され、入力されたテキストからキーワードが検出された場合に活性化される。
【0060】
メッセージ入力でない他の入力が検出される場合、サジェスト領域320、340の表示は不活性化される。例えば、サイドメニューを選択する入力、顔文字入力及び/又は検索語の入力が検出される場合、サジェスト領域320、340の表示は不活性化される。この場合、既に検出されたキーワードは格納され、メッセージ入力が再び検出される場合に、サジェスト領域320、340が再び表示され、既に検出されたキーワードがサジェスト領域320、340に表示されてもよい。メッセージ入力が検出されたが、検出されたキーワードが存在しない場合、サジェスト領域320、340の表示は活性化されない。
【0061】
一実施形態によれば、テキストで複数のキーワードが検出された場合、複数のキーワードはサジェスト領域に累積的に表示されることができる。例えば、
図3Bを参照すると、「江南駅」のキーワードが先に検出された状態でテキストの追加入力によって「江南駅サムスンタウン」のキーワードがさらに検出された場合、サジェスト領域340に既に検出された「江南駅」のキーワードの表示341に加えて、新しく検出された「江南駅サムスンタウン」のキーワードの表示342が追加されてもよい。
【0062】
一実施形態に係る端末の動作方法は、検出されたキーワード及びテキスト内のキーワードの位置を格納するステップをさらに含んでもよい。言い換えれば、端末は、ステップS110により検出されたキーワードと該当キーワードのテキスト内の位置を、入力されたテキストに対応して格納することができる。格納されたキーワード及びキーワードのテキスト内の位置情報は、入力されたテキストがメッセージに送信された場合に初期化されてもよい。以下、テキストに対応して格納されたキーワード及びテキスト内のキーワードの位置は、テキストに対応するキーワード情報に称されてもよい。
【0063】
一実施形態によれば、ステップS110及びステップS120の動作は、メッセージ入力ウィンドウを介してテキストを変更する入力が受信されるごとに繰り返し実行されることができる。例えば、ステップS110及びステップS120は、メッセージ入力ウィンドウを介してテキストが新しく追加されたり、予め作成されたテキストが削除されたりするなど、入力されたテキストを変更する入力が受信されるごとに繰り返し実行され得る。言い換えれば、メッセージ入力ウィンドウを介して入力されたテキストが修正されることによりキーワードが変更され、サジェスト領域内のキーワードの表示が変更されてもよい。ステップS110及びステップS120が繰り返し実行されることで、入力されたテキストに対応して格納されたキーワード及びキーワードのテキスト内の位置情報は修正される。
【0064】
例えば、
図3Aを参照すると、メッセージ入力ウィンドウ310に「江南駅」が入力された状態である場合、「江南駅」がキーワードとして検出され、サジェスト領域320に「江南駅」のキーワードが表示される。入力されたテキストに対応して、「江南駅」のキーワード及びテキスト内の「江南駅」の位置が格納されることができる。
図3Aに示すように、入力ウィンドウ310に「江南駅」が入力された状態でテキストを追加する入力により、
図4Aに示すように「江南駅サムスンタウン」が入力された状態に変更される場合、変更されたテキスト「江南駅サムスンタウン」に対してキーワードを検出するステップS110が実行される。その結果、検出された「江南駅」のキーワードが「江南駅サムスンタウン」に修正されることができる。検出されたキーワードが修正されることで、サジェスト領域410に表示されているキーワードは「江南駅」から「江南駅サムスンタウン」に変更される。また、テキストに対応して格納されるキーワード情報は、「江南駅サムスンタウン」のキーワード及びテキスト内の「江南駅サムスンタウン」の位置を含んでもよい。
【0065】
一実施形態によれば、入力されたテキストの中間に新しい文字が追加される場合にも、検出されたキーワード及びサジェスト領域のキーワード表示が変更されることができる。例えば、
図4Bを参照すると、「江南駅でなければ教大駅」のテキストが入力された状態で、「でなければ」と「教大駅」との間に「新沙駅」のテキストが追加された場合、カーソル位置に基づいて「新沙駅」のキーワードが新しく検出されてもよい。キーワードが新しく検出されることによって、サジェスト領域420に新しく検出された「新沙駅」のキーワードの表示421が追加される。キーワードは、テキスト内のキーワードが位置する順にサジェスト領域420に表示されてもよい。また、一例として、
図4Bの図示とは異なり、複数のキーワードは、キーワードが検出された順にサジェスト領域420に表示されてもよい。この場合、
図4Bにおいて、最後に検出された「新沙駅」のキーワードの表示421がサジェスト領域420の最も右側に配置されてもよい。
【0066】
一実施形態によれば、メッセージ入力ウィンドウに入力されたテキストが削除される場合、検出されたキーワードが修正されることができる。例えば、
図4Cを参照すると、入力されたテキスト「江南駅でなければ新沙駅、教大駅」から「大駅」が削除されることで、入力されたテキストはこれ以上「教大駅」を含んでいないため、既に検出されたキーワードのうち「教大駅」のキーワードが削除される。サジェスト領域430で「教大駅」のキーワードに対応する表示も削除される。格納された「教大駅」に関するキーワード情報も削除される。
【0067】
一実施形態に係るステップS120は、検出されたキーワード及びテキストに対応して既に格納されたキーワードの重複の有無に基づいて、検出されたキーワードを累積表示するステップを含む。検出されたキーワードがテキストに対応して既に格納されたキーワードと重複する場合、検出されたキーワードはサジェスト領域に表示されない。これによって、サジェスト領域に同じキーワードが複数回に表示されことを防止することができる。一実施形態によれば、既に格納されたキーワードと重複する場合、検出されたキーワードに関するキーワード情報は格納されなくてもよい。
【0068】
一実施形態によれば、サジェスト領域にキーワードが累積的に表示されることにより、キーワードの表示がサジェスト領域の幅を超過することがある。サジェスト領域は、複数のキーワードを全て表示するために様々な方式で実現され得る。一例として、表示するキーワードが占めている領域に基づいて、サジェスト領域が拡張されてもよい。サジェスト領域が制限なく拡張される場合、チャットインターフェースの他の領域又は他の機能と衝突することがあるため、サジェスト領域が表示される領域の大きさは制限される。サジェスト領域は、制限された領域に複数のキーワードを表示するために様々な方式で実現できる。一例として、スクロールあるいはスワイプ入力によってサジェスト領域が動くように実現したり、ページネーションによって複数のページに分離してキーワードが表示されたりしてもよい。
【0069】
一実施形態に係るステップS130は、サジェスト領域を介して受信されたキーワードの選択入力に反応して、テキスト内選択されたキーワードにリンクに関する情報を設定するステップ、及びサジェスト領域を介して受信されたキーワードの選択入力に反応して、サジェスト領域内選択されたキーワードと選択されていないキーワードとを区分して表示するステップを含む。
【0070】
一実施形態によれば、サジェスト領域を介してユーザから表示されたキーワードを選択する入力が受信されることができる。例えば、サジェスト領域内のキーワードが表示された領域に対するタッチあるいはクリック入力は、該当キーワードを選択する入力として認識される。例えば、ユーザがサジェスト領域に表示されたキーワードを選択できるように、サジェスト領域はキーワードが表示された領域にキーワードを選択するためのボタンを含んでもよい。又は、サジェスト領域内のキーワードが表示された領域は、選択入力を受信できるボタンに実現されてもよい。
【0071】
一例として、
図5Aを参照すると、ユーザは、サジェスト領域でキーワードが表示された領域511、513又はキーワードの選択のためのボタン512、514の選択を入力することができる。ユーザからキーワードが表示された領域511又はキーワードの選択のためのボタン512の選択入力が受信された場合、端末は、「江南駅」のキーワードが選択されたことを認識する。ユーザからキーワードが表示された領域513又はキーワードの選択のためのボタン514の選択入力が受信された場合、端末は、「江南駅サムスンタウン」のキーワードが選択されたことを認識できる。
【0072】
一実施形態によれば、ユーザから特定キーワードの選択入力が検出された場合、メッセージ入力ウィンドウに入力されたテキストから選択されたキーワードに対応する単語にリンクに関する情報が設定されることができる。一例として、選択されたキーワードに対応する単語にリンクに関する情報を設定する動作は、該当単語にリンクを設定する動作及び/又は該当単語にリンクを設定するために必要な情報を付加する動作を含んでもよい。例えば、キーワードに対応する単語に設定されるリンクは、キーワードを検索語にしたウェブブラウザの検索結果の画面に接続する検索リンク、キーワードに対応するアプリケーションの実行リンクのような様々な形態のリンクを含んでもよい。
【0073】
一実施形態によれば、端末は、サジェスト領域で選択されたキーワードと選択されていないキーワードとを区分して表示することができる。言い換えれば、ユーザがチャットインターフェースでリンクに関する情報が設定されたキーワードを視覚的に区分できるよう、選択される以前と以後のキーワードの表示が変更されてもよい。例えば、
図5Bを参照すると、「江南駅」のキーワードが選択された場合、サジェスト領域520で「江南駅」のキーワードは、「江南駅サムスンタウン」のキーワードとは異なる色に表示されたり、キーワードの選択のためのボタン522の形が変更されたりしてもよい。
【0074】
一実施形態に係る端末の動作方法は、サジェスト領域を介して受信されたキーワードの選択入力に反応して、メッセージ入力ウィンドウでリンクに関する情報が設定されたキーワードを入力されたテキスト内の他の単語と区分して表示するステップをさらに含むことができる。例えば、
図5Bを参照すると、メッセージ入力ウィンドウ530でリンクに関する情報が設定されたキーワードにはアンダーラインを加えられ、残りのテキストはアンダーラインなしに表示する方式で、リンクに関する情報が設定されたキーワードとは異なる単語を区分できる。
【0075】
一実施形態によれば、ユーザによって複数のキーワードが選択され、選択された複数のキーワードそれぞれにリンクに関する情報が設定されることができる。一例として、選択された複数のキーワードそれぞれは、サジェスト領域で選択されていない他のキーワードの表示と区分されるように表示してもよい。一例として、選択された複数のキーワードそれぞれは、メッセージ入力ウィンドウで他の単語と区分されるように表示されてもよい。例えば、
図5Cを参照すると、ユーザによって「江南駅」のキーワード及び「江南駅サムスンタウン」のキーワードが選択された場合、サジェスト領域540において、「江南駅」のキーワード及び「江南駅サムスンタウン」のキーワードは、選択されたキーワードであることを指示するための表示に変更される。メッセージ入力ウィンドウ550で選択されたキーワードに対応する「江南駅」及び「江南駅サムスンタウン」は、テキスト内の他の単語と区分して表示されてもよい。
【0076】
一実施形態によれば、キーワードに対する選択は解除されてもよく、選択が解除される場合、リンクに関する情報の設定は解除される。一例として、キーワードに対する選択の解除は、サジェスト領域でキーワードの選択を解除する入力が受信された場合、及び/又はメッセージ入力ウィンドウで選択されたキーワードに対応するテキストの入力が削除された場合に発生する。選択の解除によりキーワードの表示も選択されない状態に変更される。例えば、
図6Aに示すように、「江南駅」のキーワードが選択された状態で、「江南駅」のキーワード選択の解除入力が受信される場合、「江南駅」に設定されたリンクに関する情報の設定が解除されてもよい。「江南駅」のキーワード選択の解除入力は、「江南駅」のキーワードが表示された領域611を選択する入力及び/又は「江南駅」のキーワードの選択のためのボタン612を選択する入力を含んでもよい。「江南駅」のキーワード選択の解除入力が受信される場合、
図6Bに示すように、サジェスト領域620及びメッセージ入力ウィンドウ630で「江南駅」のキーワードが選択されていない状態の表示に変更される。
【0077】
また、例えば、
図6Aに示すように、メッセージ入力ウィンドウ610に「江南駅でなければ江南駅サムスンタウン行こうか?」のテキストが入力された状態で、選択されたキーワードに対応するテキストの少なくとも一部を削除する入力により、
図6Cに示すように、メッセージ入力ウィンドウ650に「江でなければ江南駅サムスンタウン行こうか?」のテキストが入力された状態に変更されてもよい。「江南駅」のキーワードに対応するテキストの少なくとも一部(「南駅」)が削除された場合、「江南駅」のキーワード選択が解除される。また、メッセージ入力ウィンドウ650に入力されたテキストにおいて「江南駅」はこれ以上キーワードとして検出されないため、サジェスト領域640で「江南駅」のキーワードの表示は削除され、入力されたテキストに対応して格納された「江南駅」に関するキーワード情報も削除される。
【0078】
一実施形態に係る端末の動作方法は、ユーザから受信されたメッセージ送信要求に反応して、前記リンクに関する情報及び前記テキストを含むメッセージを送信するステップ、及びメッセージ内の選択されたキーワードに対応する単語と前記メッセージ内の他の単語とを区分して表示するステップをさらに含んでもよい。メッセージ内の選択されたキーワードに対応するテキスト(又は、単語)は、受信者の端末でリンクに関する情報に基づいたハイパーテキストとして生成され得る。言い換えれば、メッセージ入力ウィンドウに入力されたテキストは、メッセージ送信要求に反応して、メッセージを受信することにより指定されたユーザの端末に送信されることができる。メッセージの送信は、サーバを介して実行されてもよい。メッセージを受信した端末は、選択されたキーワードに設定されたリンクに関する情報に基づいて受信されたメッセージ内の選択されたキーワードに対応するテキストを、選択されたキーワードに対する様々な機能の実行画面又はページ(例えば、検索結果ページ、アプリの実行ページ)に接続されるハイパーテキストとして生成することができる。以下で、チャットインターフェースを介してテキストを入力したユーザは発信者に称し、メッセージを受信することにより指定されたユーザは受信者に称する。送信されたメッセージは、チャットインターフェースに表示されてもよい。
【0079】
例えば、
図7Aは、メッセージが表示される発信者の端末のチャットインターフェースの例を示す。
図7Aを参照すると、リンクが設定された「江南駅」のキーワードを含むメッセージが発信者の端末に提供されるチャットインターフェースを介して表示される。送信されたメッセージは、チャットウィンドウを介して対話形式に表示されてもよい。ここで、発信者の端末は、チャットインターフェースを介して入力されたテキストをメッセージの形態に受信できる。発信者の端末は、チャットルームを介して入力されたテキストに対応するメッセージを、送信されたメッセージに含まれたリンクに関する情報に基づいてメッセージ内の選択されたキーワードに対応するテキストをハイパーテキストとして生成できる。言い換えれば、発信者の端末は、メッセージに含まれたテキストのうちリンクに関する情報が設定されたキーワードに検索結果ページに接続されるリンクを設定してもよい。ハイパーテキストで生成された単語は、リンクの設定されていない他の単語と区分して表示されることができる。例えば、送信されたメッセージ内のリンクが設定された「江南駅」のキーワードは、他の単語とは異なってアンダーライン表示が加えられてもよい。
【0080】
例えば、
図7Bは、メッセージが表示される受信者の端末のチャットインターフェースの例を示す。
図7Bを参照すると、発信者の端末と同様に受信者の端末にもリンクが設定された「江南駅」のキーワードを含んでいるメッセージがチャットインターフェースを介して表示されてもよい。受信者の端末は、送信されたメッセージに含まれたリンクに関する情報に基づいて、メッセージ内の選択されたキーワードに対応するテキストをハイパーテキストとして生成することができる。言い換えれば、受信者の端末は、メッセージに含まれたテキストのうち、リンクに関する情報が設定されたキーワードに検索結果ページに接続されるリンクを設定してもよい。チャットインターフェースを介して表示されるメッセージでリンクの設定された「江南駅」のキーワードは、他の単語とは異なってアンダーライン表示が加えられてもよい。
【0081】
一実施形態によれば、メッセージ内のリンクが設定されたキーワードを選択する入力が受信される場合、リンクを介して該当キーワードに関する検索結果の画面に接続されることができる。例えば、
図7A~
図7Cを参照すると、メッセージ内のリンクが設定された「江南駅」を選択する入力が受信される場合、
図7A又は
図7Bに示されたチャットインターフェースにおいて、
図7Cに示された「江南駅」に関する検索結果の画面に接続されることができる。
【0082】
一実施形態によれば、リンクを介して接続される検索結果の画面は、検索結果の画面の駆動環境に基づいて相違に決定されてもよい。例えば、検索結果の画面がモバイル端末で駆動される場合と検索結果の画面がPCで駆動する場合、リンクを介して接続される検索結果の画面又は検索結果ページが相違に決定されてもよい。
【0083】
一実施形態に係る端末の動作方法は、送信されたメッセージに対する第1タイプの伝達要求が受信された場合、メッセージに含まれたリンクに関する情報及びメッセージに含まれたテキストを伝達対象として決定するステップ、及び送信されたメッセージに対する第2タイプの伝達要求が受信された場合、メッセージに含まれたテキストを伝達対象として決定するステップをさらに含んでもよい。言い換えれば、端末は、送信されたメッセージに対する伝達要求が受信された場合、伝達要求のタイプに基づいて伝達対象を決定することができる。
【0084】
実施形態によれば、伝達要求のタイプは、コピータイプ及び共有タイプを含むことができる。コピータイプは、メッセージに含まれるテキストをコピーしてクリップボードに格納し、クリップボードに格納されたテキストをメッセージ入力ウィンドウに貼り付けるメッセージの伝達タイプである。共有タイプは、既に送信されたメッセージを当該メッセージの発信者又は受信者に該当しない第3者であるユーザの端末にそのまま伝達するタイプである。
【0085】
一例として、伝達要求のタイプが第1タイプ(例えば、共有タイプ)である場合、メッセージに含まれたテキストだけでなく、キーワードに設定されたリンクに関する情報が伝達対象として決定されてもよい。また、一例として、伝達要求のタイプが第2タイプ(例えば、コピータイプ)の場合、リンクに関する情報は伝達対象から除外され、メッセージに含まれたテキストのみが伝達対象として決定されてもよい。
【0086】
例えば、
図8に示されたチャットインターフェース810を参照すると、ユーザから第1チャットルームを介して送信されたメッセージ811の共有を要求する第1タイプの伝達要求が入力されることができる。第1タイプの伝達要求に基づいて、メッセージに含まれたリンクに関する情報及びメッセージに含まれたテキストが伝達対象として決定されてもよい。チャットインターフェース820を参照すると、第1タイプの伝達要求が入力された場合、メッセージが共有されるチャットルームを選択するためのチャットルームのリスト821が提供される。チャットインターフェース830を参照すると、メッセージが共有される第2チャットルームにメッセージの伝達要求が入力された場合、該当メッセージが第2チャットルームに伝達される。第2チャットルームに対応するチャットインターフェース840を参照すると、「江南駅」のキーワードにリンクに関する情報が設定されたメッセージが送信されたことが確認される。第2チャットルームを介して共有されたメッセージを受信した端末は、メッセージに含まれた「江南駅」のキーワードにリンクに関する情報に基づいて、メッセージ内の「江南駅」にリンクを設定してもよい。第2チャットルームに対応するチャットインターフェース840で伝達されたメッセージ841内のリンクが設定された「江南駅」のキーワードに対する選択入力が受信される場合、設定されたリンクによって「江南駅」を検索語にする検索結果の画面(例えば、
図7C)に接続され得る。
【0087】
例えば、
図9に示されたチャットインターフェース910を参照すると、ユーザから第1チャットルームを介して送信されたメッセージ911のコピーを要求する第2タイプの伝達要求が入力されてもよい。第2タイプの伝達要求に基づいて、リンクに関する情報を除いたメッセージに含まれているテキストが伝達対象として決定されてもよい。ユーザは、メッセージが伝達される第2チャットルームに対応するチャットインターフェース920に接続し、メッセージ入力ウィンドウ921にコピーされたテキストを貼り付ける。コピーされたメッセージを貼り付けた場合、メッセージに含まれたテキストのみがコピーされ、設定されたリンクに関する情報はコピーされない。メッセージ入力ウィンドウ921にコピーされたメッセージを貼り付ける場合、メッセージ入力ウィンドウ921にコピーされたメッセージに含まれたテキストを入力するものと同一に動作することができる。チャットインターフェース930を参照すると、メッセージ入力ウィンドウにコピーされたテキストが入力され、入力されたテキストで「江南駅」及び「教大駅」のキーワードが検出されてもよい。キーワードが検出されることでサジェスト領域931が活性化し、「江南駅」及び「教大駅」のキーワードがサジェスト領域931に表示される。サジェスト領域931を介してキーワード選択入力が受信される場合、選択されたキーワードにリンクに関する情報が設定される。第2チャットルームに対応するチャットインターフェース940を参照すると、メッセージ入力ウィンドウにコピーされたテキストに対するメッセージ送信要求が受信される場合、第2チャットルームにコピーされたテキストに対応するメッセージ941が送信され得る。
【0088】
図10は、一実施形態に係る端末の構成の例示図である。
【0089】
図10を参照すると、端末1000は、プロセッサ1001、メモリ1003及び通信モジュール1005を含む。一実施形態に係る端末1000は、
図1~
図9を参照して前述したメッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末を含む。
【0090】
一実施形態に係るプロセッサ1001は、
図1~
図9を参照して前述した少なくとも1つの動作を行うことができる。例えば、プロセッサ1001は、メッセージ入力ウィンドウを介して入力されたテキストからキーワードを検出する動作、サジェスト(suggest)領域から検出されたキーワードを累積表示する動作、及びテキスト内の選択されたキーワードにリンクに関する情報設定及びサジェスト領域内の選択されたキーワードと選択されていないキーワードとを区分して表示する動作のうち少なくとも1つを行ってもよい。
【0091】
一実施形態に係るメモリ1003は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、
図1~
図9を参照して前述したメッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末の動作方法に関するデータを格納してもよい。一例として、メモリ1003は、キーワードセット及び検出されたキーワード情報を格納してもよい。
【0092】
一実施形態に係る通信モジュール1005は、ネットワークを介して端末1000が他の電子機器又はサーバと通信するための機能を提供することができる。言い換えれば、端末1000は、通信モジュール1005を介して外部装置(例えば、端末、サーバ又はネットワーク)に接続され、データを交換してもよい。端末1000は、通信モジュール1005を介してメッセージングサービスを提供するサーバとデータを送受信できる。
【0093】
一実施形態によれば、メモリ1003は、
図1~
図9を参照して前述した端末1000の動作方法が具現されたプログラムを格納することができる。プロセッサ1001は、メモリ1003に格納されたプログラムを実行し、端末1000を制御する。プロセッサ1001によって実行されるプログラムのコードは、メモリ1003に格納されてもよい。
【0094】
一実施形態に係る端末1000は、図示されていない異なる構成要素をさらに含んでもよい。例えば、端末1000は、通信モジュール1005とのインターフェースのための手段として、入力装置及び出力装置を含む入出力インターフェースをさらに含んでもよい。また、例えば、端末1000は、トランシーバー(transceiver)、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0095】
図11A~
図11Dは、一実施形態に係るキーワードに関する検索結果の画面の例を示す図である。
【0096】
一実施形態によれば、チャットインターフェースを介して入力されたテキストからキーワードが検出される場合、検出されたキーワードに関する検索結果の画面のプレビューが提供される。検索結果の画面は複数のページを含んでもよい。検索結果の画面のページはキーワードのカテゴリーに基づいて決定されてもよい。
【0097】
図11Aを参照すると、一実施形態に係るチャットインターフェースは、検索結果の画面に含まれた複数のページのプレビューを提供するためのプレビュー領域1110を含む。一例として、「教大駅」、「江南駅」のような場所の名前カテゴリーのキーワードの場合、検索結果の画面は「場所情報」、「グルメ店」、「カフェ」、「イベント」、「見どころ」のように該当場所に関連して提供される複数のページを含んでもよい。一例として、プレビュー領域1110に入力されたテキストから最初に検出されたキーワードに対する検索結果の画面が表示される。
【0098】
図11Bを参照すると、一実施形態に係るサジェスト領域1120内のキーワードの選択入力は、プレビュー領域1110に該当キーワードに関する検索結果の画面のプレビューを活性化する入力に該当する。例えば、サジェスト領域1120において、「教大駅」のキーワードが選択された場合、プレビュー領域1110に「教大駅」に関する検索結果の画面のプレビューが表示される。一方、
図11Cを参照すると、サジェスト領域1120において、「江南駅」のキーワードが選択された場合、プレビュー領域1110に「江南駅」に関する検索結果の画面のプレビューが表示される。
【0099】
一実施形態によれば、ユーザは、プレビュー領域1110を介して複数のページのうち少なくとも1つのページを選択することができる。一例として、ユーザによって選択されたページは、リンクを介して接続されるページに決定されてもよい。
【0100】
例えば、
図11Aを参照すると、ユーザは、検索結果の画面の「場所情報」ページに含まれたボタン1111を選択する入力により、該当ページを「教大駅」のキーワードに対する検索結果の画面に提供されるページに選択してもよい。端末は、「教大駅」のキーワードに対応する検索結果の画面の「場所情報」ページに含まれたボタン1111の選択入力が受信される場合、「教大駅」のキーワードに「場所情報」ページに接続されるためのリンクに関する情報を設定する。
図11Bを参照すると、「教大駅」のキーワードに「場所情報」ページのリンクに関する情報が設定された場合、プレビュー領域1110に該当ページのリンクに関する情報が設定されたことを指示するために、「場所情報」ページのボタン1111の表示が変更される。「教大駅」は、リンクに関する情報が設定されたキーワードであることを指示するために、メッセージ入力ウィンドウ1130内の「教大駅」の表示が変更される。
【0101】
また、例えば、
図11Dを参照すると、ユーザは「江南駅」のキーワードに対応する検索結果の画面の「グルメ店」ページに含まれたボタン1112を選択する入力によって、該当ページを「江南駅」のキーワードに対する検索結果の画面に提供されるページとして選択してもよい。端末は、「江南駅」のキーワードに対応する検索結果の画面の「グルメ店」ページに含まれたボタン1112の選択入力が受信される場合、「江南駅」のキーワードに「グルメ店」ページに接続されるためのリンクに関する情報を設定することができる。
【0102】
また、一例として、複数のページのうち、ユーザによって選択されたページが先に表示されるものと決定されてもよい。ユーザの入力によって複数のページの順序が決定される。順序の決定に関するユーザの入力がない場合、複数のページはキーワードのカテゴリーに対応して所定の順に応じて提供される。
【0103】
図11A~
図11Dに示された検索結果の画面に含まれたページは一実施形態に該当し、検索結果の画面のページを制限することはない。検索結果の画面のページは、キーワードのカテゴリーによりウェブブラウザに該当キーワードを検索することで、取得可能な様々な情報を含むページ、キーワードに関する広告を含むページ、キーワードに関する商品の購買転換を誘導するためのページなど、キーワードに関して多様に実現されたページを含むことができる。
【0104】
図12は、一実施形態に係るサジェスト領域及びプレビュー領域の様々な表示方式を説明するための図である。
【0105】
一実施形態によれば、メッセージ入力ウィンドウに入力されたテキストから検出されたキーワードが表示されるサジェスト領域1220及び/又はキーワードに関する検索結果の画面のプレビューが提供されるプレビュー領域1230は、ユーザのリンク設定を要求する入力が受信された場合に活性化される。
【0106】
一例として、
図12を参照すると、チャットインターフェースは、リンク設定を要求するためのボタン1210を含んでもよい。ユーザからリンク設定を要求するためのボタン1210の選択が入力される場合、サジェスト領域1220及び/又はプレビュー領域1230の表示が活性化される。
【0107】
一実施形態によれば、ユーザからリンク設定の要求が受信される場合、サジェスト領域1220及び/又はプレビュー領域1230の表示が活性化することで、様々な情報を提供するためのチャットインターフェースの限定された空間を効率よく使用できる。
【0108】
一実施形態によれば、上述したように活性化したサジェスト領域1220でキーワードの選択入力が受信され、サジェスト領域1220において「教大駅」が選択された場合、「教大駅」に対応する検索結果の画面を表示するプレビュー領域1230が提供される。サジェスト領域1220において「江南駅」が選択された場合、「江南駅」に対応する検索結果の画面を表示するプレビュー領域1240が提供される。
【0109】
以上で説明された実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合せで具現される。例えば、本実施形態で説明した装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー、又は命令(instruction)を実行して応答する異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的コンピュータを用いて具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行する。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理、及び生成する。理解の便宜のために、処理装置は1つが使用されるものとして説明する場合もあるが、当技術分野で通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び/又は複数類型の処理要素を含むことが把握する。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含む。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成も可能である。
【0110】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組合せを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令したりすることができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり、処理装置に命令又はデータを提供したりするために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化することができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行されたりし得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0111】
本実施形態による方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0112】
上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0113】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行され、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合わせられてもよく、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0114】
したがって、他の具現、他の実施形態および特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。