(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-07
(45)【発行日】2024-10-16
(54)【発明の名称】商品選択プログラム、商品選択方法、および商品選択装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/06 20240101AFI20241008BHJP
B67D 7/06 20100101ALI20241008BHJP
【FI】
G06Q50/06
B67D7/06 D
(21)【出願番号】P 2023196372
(22)【出願日】2023-11-20
(62)【分割の表示】P 2022022523の分割
【原出願日】2022-02-17
【審査請求日】2023-11-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】小澤 光
【審査官】田川 泰宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-210030(JP,A)
【文献】特開2009-282655(JP,A)
【文献】特開2020-135897(JP,A)
【文献】特開2010-186258(JP,A)
【文献】特開2020-135681(JP,A)
【文献】特開2005-153947(JP,A)
【文献】特開2013-077255(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
B67D 7/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
給油する油種区分と車の識別情報とが関連付けられた複数の組み合わせを記憶部に登録する登録処理と、
給油する給油所において販売される商品の油種区分を含む商品情報を取得する商品情報取得処理と、
前記商品の前記商品情報に含まれる油種区分が、ユーザにより選択された前記車の識別情報に関連付けられて前記記憶部に登録された油種区分と合致する商品を、給油する商品として選択する商品選択処理と、
をコンピュータに実行させる商品選択プログラム。
【請求項2】
車種を含む車の情報を受け付ける受付処理をさらに含み、
前記登録処理は、受け付けた車の情報に基づいて給油する油種区分を前記記憶部に登録する
請求項1に記載の商品選択プログラム。
【請求項3】
前記受付処理は、車の情報として、撮影された車の画像を受け付け、
前記登録処理は、受け付けた前記画像に基づいて給油する油種区分を前記記憶部に登録する
請求項2に記載の商品選択プログラム。
【請求項4】
前記登録処理は、前記組み合わせを前記ユーザの識別情報と関連付けて前記記憶部に登録する
請求項1に記載の商品選択プログラム。
【請求項5】
前記登録処理は、前記組み合わせを前記ユーザの携帯端末の記憶部に登録する
請求項1に記載の商品選択プログラム。
【請求項6】
前記登録処理は、給油する油種区分と車の識別情報との組み合わせの一つを、主たる組み合わせとして前記記憶部に登録する
請求項5に記載の商品選択プログラム。
【請求項7】
前記登録処理は、給油する油種区分と給油量に関する情報とを関連付けて前記記憶部に登録する
請求項1ないし6のいずれかに記載の商品選択プログラム。
【請求項8】
前記登録処理は、給油する油種区分と決済に関する情報とを関連付けて前記記憶部に登録する
請求項1ないし7のいずれかに記載の商品選択プログラム。
【請求項9】
給油する油種区分と車の識別情報とが関連付けられた複数の組み合わせを記憶部に記憶させ、
給油する給油所において販売される商品の油種区分を含む商品情報を取得し、
前記商品の前記商品情報に含まれる油種区分が、ユーザにより選択された前記車の識別情報に関連付けられて登録された油種区分と合致する商品を、給油する商品として選択する
商品選択方法。
【請求項10】
給油する油種区分と車の識別情報とが関連付けられた複数の組み合わせを記憶手段に登録する登録手段と、
給油する給油所において販売される商品の油種区分を含む商品情報を取得する商品情報取得手段と、
前記商品の前記商品情報に含まれる油種区分が、ユーザにより選択された前記車の識別情報に関連付けられて登録された油種区分と合致する商品を、給油する商品として選択する商品選択手段と、
を備える商品選択装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、給油する商品を選択する技術等に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、携帯端末を用いた給油所システムが開示されている。携帯端末は、油種、給油方法、精算方法などの、顧客が入力した給油情報を記憶する。そして、給油所において、携帯端末が給油所サーバに給油情報を送信することにより、給油所システムは、給油情報に基づいた給油を可能とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の給油所システムでは、顧客が商品の入力を誤った場合、車は誤った油種で給油されてしまうおそれがある。誤った油種での車への給油は車の故障を引き起こす恐れがあるため、誤った油種での給油を防ぐことが求められている。
【0005】
本開示の目的の一例は、誤った油種での給油を防止する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様における商品選択装置は、給油する油種区分と車の識別情報とが関連付けられた複数の組み合わせを記憶手段に登録する登録手段と、給油する給油所において販売される商品の油種区分を含む商品情報を取得する商品情報取得手段と、前記商品の前記商品情報に含まれる油種区分が、ユーザにより選択された前記車の識別情報に関連付けられて登録された油種区分と合致する商品を、給油する商品として選択する商品選択手と、を備える。
【0007】
本開示の一態様における商品選択方法は、給油する油種区分と車の識別情報とが関連付けられた複数の組み合わせを記憶部に記憶させ、給油する給油所において販売される商品の油種区分を含む商品情報を取得し、前記商品の前記商品情報に含まれる油種区分が、ユーザにより選択された前記車の識別情報に関連付けられて登録された油種区分と合致する商品を、給油する商品として選択する。
【0008】
本開示の一態様における商品選択プログラムは、給油する油種区分と車の識別情報とが関連付けられた複数の組み合わせを記憶部に登録する登録処理と、給油する給油所において販売される商品の油種区分を含む商品情報を取得する商品情報取得処理と、商品の商品情報に含まれる油種区分が、ユーザにより選択された前記車の識別情報に関連付けられてユーザにより選択された車の識別情報に関連付けられて記憶部に登録された油種区分と合致する商品を、給油する商品として選択する商品選択処理と、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示による効果の一例は、誤った油種での給油を防止できることである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】第一実施形態における商品選択装置の構成を示すブロック図である。
【
図2】第一実施形態における商品選択装置の動作を示すフローチャートである。
【
図3】第一実施形態における油種登録画面の一例を示す図である。
【
図4】第一実施形態における給油時の商品選択画面の一例を示す図である。
【
図5】第一実施形態における給油時の商品選択画面の一例を示す図である。
【
図6】第二実施形態における商品選択装置の構成を示すブロック図である。
【
図7】第二実施形態における商品選択装置の油種登録時の動作を示すフローチャートである。
【
図8】第二実施形態における油種登録画面の一例を示す図である。
【
図9】第二実施形態における油種登録画面の一例を示す図である。
【
図10】第二実施形態における油種登録画面の一例を示す図である。
【
図11】第二実施形態における商品選択装置が表示させる初期画面の一例を示す図である。
【
図12】第二実施形態における商品選択装置が表示させる初期画面の一例を示す図である。
【
図13】第二実施形態における給油後の油種登録画面の一例を示す図である。
【
図14】第二実施形態における給油後の油種登録画面の一例を示す図である。
【
図15】変形例2における初期画面の一例を示す図である。
【
図16】本開示における商品選択装置をコンピュータ装置とその周辺装置で実現したハードウェア構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
各実施形態において、ユーザは、給油所において給油しようとするユーザである。また、油種区分とは、給油所において販売される商品の種類を示す情報である。油種区分は、例えば、普通車向けのレギュラーガソリン、スポーツカー向けのハイオクガソリン、ディーゼル車向けの軽油、ストーブなどに用いられる灯油などである。なお、油種区分は、単に油種ともいう。
【0013】
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態における商品選択装置100を示すブロック図である。商品選択装置100は、端末装置またはサーバである。
図1において、商品選択装置100は、登録部101と、商品情報取得部102と、商品選択部103と、を備える。登録部101、商品情報取得部102、商品選択部103は、例えば、
図16におけるCPU1001およびRAM(Random Access Memory)1003を含む。
【0014】
登録部101は、給油する油種区分を図示しない記憶部に登録する登録手段の一例である。記憶部は、商品選択装置100の内部または外部にあってよい。記憶部は、例えば、RAM1003または記憶装置1005である。記憶部は、記憶手段の一例である。
【0015】
商品情報取得部102は、ユーザが給油する給油所において販売される商品の、油種区分を含む商品情報を取得する商品情報取得手段の一例である。
【0016】
商品選択部103は、商品の商品情報に含まれる油種区分が、記憶部に登録された油種区分と合致する商品を、給油する商品として選択する商品選択手段の一例である。
【0017】
図1に示す商品選択装置100は、後述する
図16に示すコンピュータによって実装されてよい。
図16に示すコンピュータは、商品を選択するための命令を含む商品選択プログラムによる処理を実行する。例えば、商品選択プログラムは、プロセッサの制御の下に
図16に示す記録媒体1006から記憶装置1005にロードされる。
図16においてプロセッサは、CPU(Central Processing Unit)1001である。または、コンピュータは、商品選択プログラムを、ネットワークを介して受信してもよい。すなわち、商品選択プログラムは、通信ネットワーク1009を介して通信I/F(Interface)1008で受信されてもよい。
【0018】
商品選択装置100は、例えば、ユーザの端末装置である。この場合、商品選択プログラムは、例えば、ユーザの端末装置のプロセッサによって実行されるアプリケーションプログラムである。または、商品選択装置100は、サーバであってもよい。この場合、商品選択プログラムによる処理は、サーバによって実行される。さらに、この場合、端末装置は、通信ネットワークを介して接続されるサーバへのデータの送信、サーバに対する処理の指示、処理結果の受信およびデータの出力を行う。
【0019】
図2は、商品選択プログラムに基づく処理を実行する商品選択装置100の動作を示すフローチャートである。商品選択プログラムは、
図2に示すフローチャートに示す処理を実行する命令を含む。
【0020】
まず、商品選択装置100が端末装置である場合の端末装置の動作を説明する。すなわち、商品選択プログラムに基づく処理は、端末装置によって実行される。
【0021】
登録部101は、まず、ユーザによる端末装置への操作入力により、給油する油種区分を記憶部に登録する登録処理を行う(ステップS101)。言い換えると、ステップS101において、ユーザは、端末装置を用いて給油する油種区分を登録する。
【0022】
ステップS101の具体的な動作の一例について説明する。例えば、端末装置は、ユーザが登録できる油種区分を表示部に表示させる。次に、端末装置は、登録する油種区分を選択するユーザの操作を受け付ける。言い換えると、端末装置は、登録する油種区分をユーザに選択させる。次に、ユーザによる油種区分の選択操作が端末装置のタッチパネルなどを通して行われることにより、ユーザが選択した油種区分は、端末装置に入力される。そして、登録部101は、入力された油種区分を記憶部に記憶する。
【0023】
なお、記憶部は、端末装置内にあってもよい。または、記憶部は、端末装置が通信するサーバ内にあってもよい。サーバ内の記憶部に登録する油種区分を記憶する場合、登録部101は、ユーザまたは端末装置を特定する情報に関連付けて油種区分を記憶部に登録する。
【0024】
図3は、端末装置に表示される油種登録画面の一例である。まず、端末装置は、油種登録画面において、ユーザが登録できる油種区分の選択肢を表示する。
図3の画面例は、ユーザの操作により、登録する油種区分としてレギュラーガソリンが選択されていることを強調表示により示している。油種登録の登録処理および表示画面は、この例に限定されない。
【0025】
次に、端末装置の商品情報取得部102と商品選択部103は、ステップS102およびステップS103において、給油前の処理を行う。ステップS101の登録処理とステップS102およびステップS103の給油前の処理は別々に行われてよい。
【0026】
商品情報取得部102は、給油所の商品情報を取得する商品情報取得処理を行う(ステップS102)。ここで、給油所は、ユーザが給油しようとする給油所である。ステップS102では、例えば、商品情報取得部102は、給油所を特定する。例えば、商品情報取得部102は、給油所を識別する情報を検出する。次に、商品情報取得部102は、特定された給油所の商品情報を取得する。
【0027】
ユーザが給油しようとする給油所を特定するための処理は、限定されない。例えば、商品情報取得部102は、無線通信によって給油所から発せられる、給油所を特定するための情報を受信する。給油所を特定するための情報は、例えば、給油所を識別する情報である。そして、商品情報取得部102は、受信した情報をもとに給油所を特定してもよい。または、商品情報取得部102は、端末装置の位置情報をもとに近くの給油所を検索することにより給油所を特定してもよい。または、商品情報取得部102は、タッチパネル等を用いたユーザによる操作によって入力された給油所を特定してもよい。
【0028】
次に、商品情報取得部102は、特定された給油所における商品情報を取得する。商品情報は、給油所において販売される商品の情報である。商品情報は、商品の油種区分を含む。また、商品情報は、商品の油種区分に加えて、商品名、商品の単価、商品の在庫情報を含んでもよい。
【0029】
例えば、商品情報は、端末装置が通信するサーバに、給油所を識別する情報と関連付けられて記憶される。この場合、商品情報取得部102は、特定された給油所を識別する情報をサーバに送信する。これにより、サーバは、給油所を識別する情報に関連付けられた商品情報を検索する。検索される商品情報は、給油所において販売される商品の情報である。サーバは、検索された商品情報を端末装置に送信する。そして、商品情報取得部102は、サーバから送信された商品情報を、給油する給油所において販売される商品情報として取得する。
【0030】
また、例えば、商品情報は、給油所の情報処理装置に記憶される。この場合、商品情報取得部102は、給油所の商品情報を取得する要求を、例えば近距離無線通信を用いて、給油所の情報処理装置に送信する。そして、商品情報取得部102は、給油所の情報処理装置から、近距離無線通信を用いて給油所において販売される商品情報を取得する。これらの処理は、端末装置が通信するサーバを介して行われてもよい。
【0031】
他にも、例えば、ステップS102の商品情報取得処理では、端末装置が給油所に二次元バーコードを読み取ることにより、その給油所において販売される商品の商品情報をサーバ等から取得してもよい。この場合、端末装置は、端末装置のカメラを用いて二次元バーコードを読み取る。そして、商品情報取得部102は、カメラで読み取った二次元バーコードに対応する接続情報を用いてサーバにアクセスすることにより、商品情報を取得する。ステップS102の商品情報取得処理は、これらの具体例に限られない。
【0032】
次に、商品選択部103は、ステップS102において取得した商品情報に含まれる油種区分が、ステップS101において記憶部に登録された油種区分と合致する商品を、給油する商品として選択する商品選択処理を行う(ステップS103)。例えば、記憶部に登録された油種区分がレギュラーガソリンである場合、商品選択部103は、レギュラーガソリンに合致する商品を、取得した商品情報から検索する。そして、商品選択部103は、商品情報に含まれる商品のうち、油種区分がレギュラーガソリンである商品を、給油する商品として選択する。
【0033】
ステップS103において、ステップS101で記憶部に登録された油種区分と合致する商品がなかった場合、商品選択部103は、登録された油種区分と合致する商品がなかったことを端末装置に表示させてもよい。または、記憶部に登録された油種区分と合致する商品がなかった場合、商品選択部103は、代替となる商品を選択してもよい。代替となる商品は、登録された油種の代替となる油種に合致する商品である。登録された油種の代替となる油種は、記憶部に記憶されていればよい。または、記憶部に登録された油種の代替となる油種は、ユーザにより登録されてもよい。さらに、記憶部に登録された油種区分と合致する商品がなかった場合、商品選択部103は、近隣の給油所を表示部に表示させてもよい。または、商品選択部103は、近隣の給油所のうち、記憶部に登録された油種区分と合致する商品がある給油所を、端末装置の表示部に表示させてもよい。記憶部に登録された油種区分と合致する商品がなかった場合とは、例えば、商品が欠品している場合である。または、記憶部に登録された油種区分と合致する商品がなかった場合とは、例えば、給油する給油所において、商品を取り扱っていない場合である。
【0034】
商品選択部103は、ステップS103において選択した商品を、例えば、
図4の画面例のように、表示部に表示させる。
図4の画面例では、登録された油種および登録された油種に合致する商品が表示されている。また、例えば、商品選択部103は、
図5の画面例のように、給油所において販売される商品を選択可能に表示させたうえで、ステップS103において選択した商品を選択済みの状態で表示させてもよい。登録された油種区分とは異なる商品も選択可能に表示させることにより、ユーザが普段とは異なる油種区分で給油されなければいけない車に給油する場合に、商品選択装置100は、給油したい油種区分の商品を選択可能にすることができる。
【0035】
または、例えば、登録済みの油種区分で給油するためのボタンがユーザにより選択操作された後、商品選択部103は、ステップS103において商品を選択し、
図4や
図5のような画面を表示させずに、すぐに給油するための処理に移行してもよい。
【0036】
図4または
図5の画面において次の処理に進むことを選択されると、または、商品選択がなされると、商品選択部103は、給油するための処理に移行する。給油するための処理とは、例えば、給油する商品、給油量を含む注文情報をサーバに送信することである。その後、例えば、サーバは給油所の情報処理装置や給油機に給油可能とするための注文情報や指示を送信することにより、ユーザの給油を可能とする。ステップS103において商品選択処理を行った後の給油するための処理は上述の処理に限られない。例えば、特許文献1に記載の方法で給油するための処理が行われてよい。本開示の商品選択プログラムは、給油するための処理を行うプログラムに含まれて、実行されてよい。
【0037】
以上、商品選択装置100が端末装置である、すなわち、商品選択プログラムが端末装置によって実行される場合について説明した。
【0038】
次に、商品選択装置100がサーバである、すなわち、商品選択プログラムがサーバによって実行される場合について、
図2を用いて説明する。サーバによって商品選択プログラムが実行される場合、端末装置は、サーバによって行われる処理に関する入出力を行う。
【0039】
登録部101は、ステップS101の登録処理において、登録する油種区分をユーザに入力させるための表示等の出力を、端末装置に行わせる。そして、ユーザは端末装置を用いて、登録する油種区分を入力する。油種区分の入力は、ユーザによる油種区分の選択でもよい。登録部101は、端末装置で入力および送信された油種区分を、端末装置またはユーザの識別情報と関連付けて記憶部に記憶する。記憶部は、サーバの内部またはサーバの外部に通信可能に接続される。
【0040】
次に、商品情報取得部102は、ステップS102の商品情報取得処理において、ユーザが給油しようとする給油所の商品情報を取得する。まず、商品情報取得部102は、給油所を特定する。給油所を特定する方法は、端末装置において商品選択プログラムが実行される場合と同様に、近距離無線通信、位置情報などを用いて行われてよい。例えば、商品情報取得部102は、端末装置から位置情報を取得する、そして、商品情報取得部102は、近くにある給油所を、給油しようとする給油所として特定する。そして、端末装置において商品選択プログラムが実行される場合と同様に、商品情報取得部102は、特定された給油所において販売される商品情報を取得する。
【0041】
次に、商品選択部103は、ステップS103の商品選択処理において、商品情報に含まれる油種区分が、端末装置またはユーザの識別情報と関連付けられて識別情報記憶部に登録された油種区分と合致する商品を、給油する商品として選択する。その後、商品情報取得部102は、
図4または
図5のように、選択した商品をユーザが確認するための画面を端末装置に表示させてもよい。
【0042】
ステップS103の後、端末装置において商品選択プログラムが実行される場合と同様に、サーバは、給油するための処理に移行する。
【0043】
以上、商品選択プログラムがサーバによって実行される場合について説明した。ステップS101~ステップS103の処理は、端末装置が処理の一部を行い、サーバが処理の残りの部分を行ってもよい。
【0044】
上述した本実施形態における商品選択プログラムを実行する商品選択装置は、登録処理において給油する油種区分を記憶部に記憶する。商品情報取得処理において、給油する給油所において販売される商品の油種区分を含む商品情報を取得する。そして、商品選択処理において、取得された商品情報に含まれる油種区分が、記憶部に登録された油種区分と合致する商品を、給油する商品として選択する。
【0045】
その結果、本実施形態における商品選択装置、商品選択プログラムおよび商品選択方法は、誤った油種での給油を防止する。特に、本実施形態における商品選択装置、商品選択プログラムおよび商品選択方法は、ユーザが正しい油種区分で給油しようとする場合に、ユーザが誤った商品を選択することを防ぐことにより、誤った油種での給油を防止する。
【0046】
[第二実施形態]
次に、本開示の第二実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。第二実施形態においても、商品選択プログラムは、端末装置、サーバ、または、端末装置およびサーバによって実行されてよい。すなわち、商品選択装置は、商品選択プログラムを実行するサーバまたは端末装置であってよい。
【0047】
図6は、第二実施形態における商品選択装置200を示すブロック図である。商品選択装置200は、端末装置またはサーバである。
図6において、商品選択装置200は、登録部201と、商品情報取得部102と、商品選択部103と、受付部204と、を備える。登録部201、商品情報取得部102、商品選択部103、受付部204は、例えば、
図16におけるCPU1001およびRAM(Random Access Memory)1003を含む。登録部201、商品情報取得部102、商品選択部103、受付部204は、それぞれ、登録手段、商品情報取得手段、商品選択手段、受付手段の一例である。
【0048】
図7は、本開示の第二実施形態における商品選択装置200の油種登録時の動作を示すフローチャートである。第二実施形態の商品選択プログラムを実行する商品選択装置200は、ユーザが油種を登録する登録処理を行うために、受付処理を行う。
【0049】
受付部204は、まず、車種を含む車の情報を受け付ける受付処理を実行する(ステップS201)。車種は、車に給油するガソリンの油種を特定するために用いられる情報である。車種を含む車の情報は、車種そのものを表す情報でもよい。
【0050】
次に、登録部201は、受け付けた車の情報に含まれる車種に基づいて、給油する油種区分を記憶部に登録する(ステップS202)。例えば、商品選択装置200は、車種とその車種に適合する油種区分が関連付けられて記憶された車種データベースから、受付処理において受け付けた車種を検索する。そして、商品選択装置200は、受け付けた車種に関連付けられた油種区分を特定する。登録部201は、特定した油種区分を給油する油種区分として、記憶部に登録する。第一実施形態のステップS101と同様に、油種区分を記憶する記憶部は限定されない。
【0051】
例えば、車種を表す情報は、ユーザによって端末装置に入力される。この場合、例えば、商品選択装置200は、
図8のような油種登録画面を端末装置の表示部に表示させる。
図8は、油種登録画面の一例である。
図8において、油種登録画面は、ユーザに車のメーカを選択させる表示部分と、ユーザに車種を選択させる表示部分と、を含む。ユーザが
図8の油種登録画面において車種を選択する操作を行うと、受付部204は、車種を含む車の情報を受け付ける受付処理を実行する。受付部204は、受け付けた車の情報に含まれる車種に基づいて、登録する油種を表示部に表示させる。そして、登録する油種が表示された画面においてユーザが確認する操作を行った場合、商品選択装置200の登録部201は、登録する油種区分を記憶部に記憶させてもよい。
【0052】
また、ステップS201において、受付部204は、車種を含む車の情報として、給油する車の画像を受け付けてもよい。
【0053】
例えば、受付部204は、給油する車の画像を受け付けるため、
図9のような画面例を端末装置の表示部に表示させる。
図9の画面例では、点線で車の正面を描くことにより、商品選択装置200は、ユーザが車の正面の画像を撮影、または、撮影済みの画像を選択することを促進させる。なお、受け付ける車の画像は、正面から撮影した画像に限られない。
【0054】
この場合、登録部201は、ステップS202において、受け付けた画像に基づいて給油する油種区分を、記憶部に登録する。例えば、商品選択装置200は、画像を解析することにより、車の外観から車種を特定する。または、商品選択装置200は、画像を解析することにより、車のナンバープレート(自動車登録番号標)からナンバー(自動車登録番号)を読み取る。商品選択装置200は、ナンバーと車種を関連付けたデータベースを検索することにより、車種を特定する。
【0055】
そして、車の情報として車種を受け付けた場合と同様に、商品選択装置200は、車種とその車種に適合する油種区分が関連付けられて記憶された車種データベースから、受け付けた車種を検索する。そして、商品選択装置200は、受け付けた車種に関連付けられた油種区分を特定する。商品選択装置200の登録部201は、特定した油種区分を給油する油種区分として記憶部に登録する。また、特定された車種に対して複数の油種区分での給油の可能性がある場合、例えば、商品選択装置200は、特定された複数の油種区分を選択候補として端末装置の表示部に表示させてもよい。この場合、商品選択装置200は、特定された複数の油種区分のうち一つの油種区分をユーザが選択する操作を受け付ける。そして、商品選択装置200は、ユーザが選択した油種区分を、給油する油種区分として記憶部に登録する。特定された車種に対して複数の油種区分での給油の可能性がある場合の動作はこれに限られない。
【0056】
例えば、商品選択装置200は、
図10のような画面例を端末装置の表示部に表示させることにより、給油する車の画像から特定した車種および登録する油種をユーザに確認させてもよい。
【0057】
車種を含む車の情報は、上述の例に限られない。また、登録処理において、商品選択装置200は、車種を含む車の情報以外にも、その車に適切な油種を特定できる情報を用いて登録する油種を決定してもよい。このように登録処理を行うことで、車に適切な油種区分をユーザが理解していない場合でも、誤った油種での給油を防止することができる。
【0058】
このような登録処理は、例えば、
図11のような商品選択装置200が端末装置の表示部に表示させる初期画面例において、油種区分の登録を始めるためのボタンをユーザが選択する操作をきっかけに開始する。商品選択装置200が端末装置の表示部に表示させる初期画面例において、
図11のように、商品選択装置200は、油種を登録せずに給油を始めることをユーザが選択できるようにしれてもよい。油種区分が未登録である場合における初期画面例は
図11の例に限られない。例えば、油種区分が未登録である場合、商品選択装置200は、商品選択プログラムを開始するとすぐに、油種区分を登録する処理を行う画面を表示部に表示させてもよい。
【0059】
また、油種区分が登録された、すなわち、油種区分を記憶部に登録する記憶処理が行われた端末装置またはユーザに対しては、
図12のような初期画面を表示してよい。
図12の初期画面例において、商品選択装置200は、登録済みの油種での給油、油種を選択しての給油、または、登録済みの油種区分の変更をユーザが選択できるようにしてもよい。油種区分が登録されている場合における初期画面例は
図12の例に限られない。例えば、油種区分が登録されている場合、商品選択装置200は、商品選択プログラムを開始するとすぐに商品情報取得処理を行う画面を表示部に表示させてもよい。
図12の初期画面例において、登録済みの油種区分を変更することが選択された場合、商品選択装置200は、油種区分を登録するための処理を開始する。また、
図12の初期画面例において、登録済みの油種区分での給油を選択された場合、商品選択装置200は、商品情報取得処理を開始してもよい。商品情報取得処理は、第一実施形態のステップS102と同様の商品情報取得処理である。また、その後、ステップS103の商品選択処理、給油するための処理が行われる。なお、商品選択装置200が車種を特定している場合、給油するための処理において、商品選択装置200は、車種に応じて給油する給油量の選択を制限してもよい。例えば、その車種の給油タンクの容量が30L(リットル)である場合、商品選択装置200は、給油するための処理において、30Lを超える量をユーザが選択できないようにしてもよい。
【0060】
上述した本実施形態における商品選択プログラムを実行する商品選択装置は、受付処理において車種を含む車の情報を受け付ける。車の情報に基づいて、登録処理において給油する油種区分を記憶部に登録する。商品情報取得処理において、給油する給油所において販売される商品の油種区分を含む商品情報を取得する。そして、商品選択処理において、取得された商品情報に含まれる油種区分が、記憶部に登録された油種区分と合致する商品を、給油する商品として選択する。
【0061】
その結果、本実施形態における商品選択装置、商品選択プログラムおよび商品選択方法は、誤った油種での給油を防止する。特に、本実施形態における商品選択装置、商品選択プログラムおよび商品選択方法は、ユーザが誤った油種を選択することを防ぐことにより、誤った油種での給油を防止する。
【0062】
[変形例1]
変形例1は、登録処理の変形例である。油種区分を登録する登録処理において、商品選択装置100または商品選択装置200は、油種区分が登録されずに給油された場合に、給油された油種を記憶部に登録する。例えば、給油が行われた後に給油内容が表示される画面において、商品選択装置100または商品選択装置200は、
図13のような画面例を端末装置の表示部に表示させる。
図13の画面例において、商品選択装置100または商品選択装置200は、今回給油した油種を登録するためのボタンを表示させる。このとき、商品選択装置100または商品選択装置200は、油種区分が未登録であることを表示させてもよい。ユーザが油種区分を登録することを選択した場合、商品選択装置100または商品選択装置200は、登録処理を実行してもよい。
【0063】
[変形例2]
また、変形例2の油種区分を登録する登録処理において、登録部101または登録部201は、油種区分に加えて給油量に関する情報を記憶部に記憶させてもよい。給油量に関する情報は、給油量を設定する情報である。給油量に関する情報は、給油所において給油する際に入力を求められる情報である。
【0064】
例えば、変形例1の場合に加えて、登録部101または登録部201は、油種区分が登録されずに給油された場合に、給油するための処理において選択された油種区分および給油量を記憶部に登録する。給油量は、体積に限らない。給油量は、値段によって選択および登録されてもよい。また、給油量は、タンクの上限までの給油を選択および登録されてもよい。例えば、給油が行われた後に給油内容が表示される画面において、商品選択装置100または商品選択装置200は、
図14のような画面例を端末装置に表示させる。
図14の画面例において、商品選択装置100または商品選択装置200は、今回給油した油種および給油量を登録するためのボタンを端末装置の表示部に表示させる。ユーザが油種区分と給油量とを登録することを選択した場合、商品選択装置100または商品選択装置200は、油種区分および給油量を登録する登録処理を実行してもよい。
【0065】
また、給油後以外のタイミングにおいても、油種区分に加えて給油量を登録する場合、油種区分と同様に給油量を登録してもよい。例えば、油種区分の登録と同様に、商品選択装置100または商品選択装置200は、ユーザによる給油量の選択操作を受け付ける。そして、商品選択装置100または商品選択装置200は、登録処理において、油種区分に加えて、給油量を記憶部に記憶させればよい。また、商品選択装置100または商品選択装置200は、油種区分と給油量とを関連付けて記憶部に記憶させてもよい。
【0066】
また、同様に、商品選択装置100または商品選択装置200は、給油する油種区分と決済に関する情報とを関連付けて登録してもよい。決済に関する情報は、決済を行うための情報である。例えば、決済に関する情報は、決済を行うクレジットカードの情報、引き落とす口座の情報、または、電子決済の情報である。
【0067】
このように、給油量に関する情報または決済に関する情報を登録する場合、商品選択装置100または商品選択装置200は、ユーザが給油する際の手間を減らすことができる。
【0068】
[変形例3]
油種区分を登録する登録処理において、登録部101または登録部201は、給油する油種区分と車の識別情報とを関連付けて記憶部に記憶させてもよい。車の識別情報は、車を識別する情報である。例えば、車の識別情報は、車種、ナンバー、または、車の画像でよい。また、車の識別情報は、第二実施形態で受け付けた車の情報でもよい。また、車の識別情報は、ユーザによって任意に設定されてよい。
【0069】
また、登録処理において、商品選択装置100または商品選択装置200は、給油する油種区分と車の識別情報との複数の組み合わせを記憶部に記憶させてもよい。この場合、商品選択装置100または商品選択装置200は、ユーザが給油する場合に、複数の車の識別情報から給油する車の識別情報を選択させる。そして、商品選択装置100または商品選択装置200は、選択された車の識別情報に関連付けられた油種区分に基づいて、商品選択処理を行う。複数の組み合わせが登録されることにより、ユーザが複数の種類の車を利用する場合に、ユーザがどの車に給油しようとしていても、商品選択装置100または商品選択装置200は、誤った油種での給油を防止することができる。
【0070】
さらに、給油する油種区分と車の識別情報との複数の組み合わせを記憶部に登録する場合、商品選択装置100または商品選択装置200は、給油する油種区分と車の識別情報との組み合わせの一つを、主たる組み合わせとして記憶部に記憶させてもよい。この場合、商品選択装置100または商品選択装置200は、ある組み合わせが主たる組み合わせ、すなわち、ユーザが頻繁に利用する組み合わせであることを記憶部に登録する。商品選択装置100または商品選択装置200は、ユーザの選択操作に基づいて、主たる組み合わせを記憶部に記憶させてもよい。また、商品選択装置100または商品選択装置200は、蓄積された給油履歴に基づいて、頻繁に利用されている組み合わせを、主たる組み合わせとして記憶部に記憶させてもよい。頻繁に利用されている組み合わせは、例えば、直近の定められた期間に応じて最も利用されている組み合わせであってよい。あるいは、頻繁に利用されている組み合わせは、直前に利用された組み合わせであってもよい。頻繁に利用されている組み合わせは、これらの例に限られない。
【0071】
主たる組み合わせが登録された状態でユーザが給油する場合、商品選択装置100または商品選択装置200は、主たる組み合わせを選択済みの状態、または、ユーザが選択しやすい状態で端末装置の表示部に表示させる。選択しやすい状態とは、例えば、その組み合わせが目立つように表示されている状態である。目立つような表示は、色を変える、点滅させる、一番上に表示させる、などの表示である。
【0072】
例えば、商品選択装置100または商品選択装置200は、
図15の画面例を端末装置表示部に表示させる。
図15の画面例は、主たる組み合わせで給油する(いつもの車に給油する)ボタン、登録した複数の車のうちから選択する(車を選択して給油する)ボタン、登録した油種を変更する(登録油種の変更)ボタンを表示している。ユーザにより、主たる組み合わせで給油するボタンを選択する操作が行われた場合、商品選択装置100または商品選択装置200は、主たる組み合わせとして登録された油種に基づいて、商品選択処理を行う。また、ユーザにより、登録した複数の車のうちから選択するためのボタンを選択する操作が行われた場合、商品選択装置100または商品選択装置200は、ユーザが給油する車を選択するための、複数の車の識別情報を端末装置の表示部に表示させる。そして、商品選択装置100または商品選択装置200は、選択された車と関連付けられた油種区分に基づいて、商品選択処理を行う。または、商品選択装置100または商品選択装置200は、車の画像を端末装置に撮影させ、撮影された車の画像と車の識別情報として記憶部に記憶された画像を照合してもよい。商品選択装置100または商品選択装置200は、照合した画像と関連付けられた油種区分に基づいて、商品選択処理を行う。
【0073】
このように、主たる組み合わせが登録されることにより、商品選択装置100または商品選択装置200は、ユーザが複数の種類の車を利用する場合に、ユーザによる選択の手間をかけずに、特定の車に給油させることができる。
【0074】
[変形例4]
また、本開示の商品選択装置は、車載装置であってもよい。商品選択装置100が車載装置である場合、登録部101は、車載装置が備えられた車に適切な油種区分を記憶部に登録する。商品選択装置が車載装置である場合、ユーザは端末装置を持ち歩かなくても簡単に給油ができる。そして、商品選択装置は、誤った給油を防止することができる。
【0075】
[ハードウェア構成]
上述した、本開示の各実施形態における各装置又はシステムの各構成要素の一部又は全部は、例えば
図16に示すような情報処理装置1000とプログラムとの任意の組み合わせにより実現される。情報処理装置1000は、一例として、以下のような構成を含む。
【0076】
・CPU(Central Processing Unit)1001
・ROM(Read Only Memory)1002
・RAM(Random Access Memory)1003
・RAM1003にロードされるプログラム1004
・プログラム1004を格納する記憶装置1005
・記録媒体1006の読み書きを行うドライブ装置1007
・通信ネットワーク1009と接続する通信I/F1008
・データの入出力を行う入出力I/F1010
・各構成要素を接続するバス1011
なお、I/Fは、Interfaceの略である。
【0077】
各実施形態における各装置又はシステムの各構成要素は、これらの機能を実現するプログラムをCPU1001が取得して実行することで実現される。各装置の各構成要素の機能を実現するプログラムは、例えば、あらかじめ記憶装置1005やRAM1003に格納されており、必要に応じてCPU1001が読み出す。なお、プログラム1004は、通信ネットワークを介してCPU1001に供給されてもよい。または、あらかじめ記録媒体1006に格納されたプログラム1004を、ドライブ装置1007が読み出してCPU1001に供給してもよい。
【0078】
各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、各装置又はシステムは、構成要素毎にそれぞれ別個の情報処理装置1000とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つの情報処理装置1000とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
【0079】
また、各装置またはシステムの各構成要素の一部または全部は、プロセッサ等を含む汎用または専用の回路(circuitry)や、これらの組み合わせによって実現される。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
【0080】
各装置又はシステムの各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントアンドサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。
【0081】
また、本開示において、複数の動作をフローチャートの形式で順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の動作を実行する順番を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の順番は、内容的に支障しない範囲で変更されてよい。
【0082】
なお、本開示において、本開示の商品選択装置、商品選択方法、および商品選択プログラムは、それぞれ、給油するための処理を行う装置、システム、方法またはプログラムに含まれて、実行されてよい。
【符号の説明】
【0083】
100 商品選択装置
101 登録部
102 商品情報取得部
103 商品選択部
200 商品選択装置
201 登録部
204 受付部
1000 情報処理装置
1001 CPU
1002 ROM
1003 RAM
1004 プログラム
1005 記憶装置
1006 記録媒体
1007 ドライブ装置
1008 通信I/F
1009 通信ネットワーク
1010 入出力I/F
1011 バス